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「こうすけー!んー!んー!!」
一気に寂しくなった冷蔵庫の中身の補充に出ようとする俺の前に今
小さな怪獣が立ちはだかる。
「連れて行ってはどうですか?服装に問題は無いと思いますが」
確かに、多少コスプレ感は拭えないがそこまで問題にするような服装ではない。
見た目が子供なので周りもこの格好を気にする事はないだろう。
「兎に角ダメだ。色々と事情があるんだからリオと一緒に留守番してな…」
「あら天津さん、こんにちは。あら?そちらのお子さんは?」
扉を開けると俺の決意は0.5秒で無駄になった。目の前のお隣さんに2人が丸見えだ。
「この子達はですね…えー…知り合い…そう!知り合いの子で暫く面倒頼まれてるんですよ」
「そうなの?男手1人で大変ねぇ」
「ええまあ…それでは少し急ぎますので。二人とも行くぞー」
ここで時間を取られるわけにはいかない。
となると駄々こねるロアを置いていくのは不可能。かといってリオ1人残すのも不自然だ…
結局2人を買い物に連れて行った。
適当についた嘘でなんとか世間体は保てたようだ、人生何とかなる。
隣の人がのほほんとした人で本当に良かったと思う。

目的地に着くと怪獣が再び暴れだす。迷子にならないよう追いかけるのが大変だ。
「こうすけー!!」
「それが欲しいのか?」
「なんだかゲベファルメル星人に似てますね」
ゲベ…何たら星人は置いといてロアは人形が欲しそうにこっちを見ていた。
「ほし…?」
リオのお陰で直に意味を理解する。やはりリオも連れて来たのは正解だ。
「ほしい!こうすけほしい!!」
「はいはい。えーと値段は…」
3500円、人形って結構高いのな…ん?買ってやるから引っ張る…!
ロアは引っ張った手をおもむろに股間に持っていった。
そっちかよ!!
「こうすけ…ほしい…」
「…こういうのは人前ではしないんだ。ついでに朝や昼にするもんでもない
 はい、リオ伝える!」
暫くすると手が離れる。
「わかった、夜まで待つ。との事です」
その返答で視界がぼやける…これは約束をしたことになるのだろうか。
全く…大変な事まで気に入られてしまったと、また昨日の事を後悔していた。