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「しょうがないなー、じゃあ、カーテン閉めてやろう」
あきとは窓際に歩み寄ると、カーテンに手をかける。
「やっぱり、もうやめよう」
「いやだ、もっとやる」
りくはわずかに哀願をこめて止めるよう言ってみたが、
あきとはそのままカーテンを閉め、戻ってくる。
いつも共働きの両親の代わりに弟の面倒をみているりくは、
自身の淋しさも相まって、弟には甘かった。
宿題をやれ、早く着替えろ、と兄貴面をしていても、
弟に強く言われると大抵のことはきいてしまうのだ。
それを理解しているあきとは、言い出したらきかな癖があった。
結局、しぶしぶとシャツを脱ぎ、ベッドに横になった。
裸の上半身に触れる空気が、妙に粘っこい気がした。

あきとは、さっそく兄の腹に触れる。
ふと、目に入ったおへそをつついてみた。
「ちょ、ちょっと!…っ!」
りくはわき腹をヒクつかせて派手に身をよじる。
「あきと、くすぐったい!」
もっとくすぐったがらせようと、あきとはやわやわと指を動かしてみたが、
りくはそれ以上派手なリアクションを起こしてくれなかった。
胃の辺りを少し押し、尋ねる。
「痛いのはここですか?」
「いいえ」
次々と触れたり、押したりしてみる。
よく見ると、兄の身体が、たまにピクッと引きつっていることに気付く。
あきとは、先程の野望を叶えようと、攻撃の手を広げることにした。
まず鎖骨をなぞる。
窪みの部分の感触が心地よくて何度も撫でると、兄は身体を強張らせて顔を背けた。
白い喉がさらされ、あそこも後で診察しなくちゃ、とあきとは思った。