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 服をすべて脱がされて、アルフレドが床に転がされる。
 身体の自由が利かないので、怒りの目でハンターを睨むことしかできない。
「まずはこれを舐めてもらおうか」
 でろん、とアルフレドの顔の前に男の一物が差し出される。
「イヤ…だ…ッ!」
 アルフレドが顔を背けると、男はがっと頭をわしづかみにしてきた。
「ふざけたこと言ってると、今すぐ心臓ぶち抜いてやるぞ、ああん?」
「うう……」
 目の端に涙を浮かべながら、アルフレドは舌でぎこちなく男のものを舐め始めた。
「ちっ、十字架が効いてるから対してよくねぇな。もういい」
 男はアルフレドの股を開き、肛門を指で押し広げる。
「おうおう、吸血鬼もガキのアナルはいい色してるな」
 男のペニスが肛門に押しあてられる。
「ひ…やめ……」
「へっへっへ、銀の杭の前にまずはこっちの杭を刺してやるぜ」
 恐怖に震えるアルフレドを嗜虐的な目で見て、ハンターは一気に貫こうとした。

「待てぇぇぇぇい!」
 廃屋にどこからかの声が響き渡る。
「いたいけな子供の吸血鬼を殺そうとするばかりでなく、あまつさえ強姦とは!
 地獄のサタン様もあきれるくらいの悪党だな!」
「だ、だれだっ」
 ハンターが一物を放り出したまま辺りを見回す。
 ぼわんと煙が上がり、突如としてサーベルを構えた少年が出現した。
「ヴェス!」
「すみませんマスター、遅れてしまって。でももうご安心ください」
 言って、ヴェスは剣の切っ先をハンターに向ける。
「貴様の鮮血をもって、この罪、贖ってもらうぞ」
「く、これでも喰らえッ!」
 ハンターは銀の十字架をヴェスに向ける。しかし、ヴェスは顔色一つ変えない。
「またちゃっちい聖具だな。こんなものを持ってハンター気取りか。そのようなもの、俺には効かない」
「ち、ちくしょう!」
 十字架を投げ捨て、ハンターが銀のナイフを抜く。
「来いッ!このアルフレド様一のしもべ、ヴェスペルティリオ。
 貴様なぞに遅れを取ることなど万に一つも無いッ!」
「うおおおおおお!」
 ナイフを大振りに構え、ハンターがヴェスに切りかかる。
 次の瞬間、閃光が走ったかと思うと、ナイフの刃が中心で断ち切られていた。

「ひいいいい」
 男が床にへたり込む。
「お、思い出した。『禍津翼(まがつつばさ)』ヴェスペルティリオ!深淵王の最強の使い魔!」
「その二つ名を知っているなら、俺がハンターどもをどう思っているかも知ってるだろう?」
 ヴェスの剣の刃が男の首筋に当てられた。
 その剣よりも鋭い視線が、男に突き刺さる。
「去れ。貴様などを斬ったら名が穢れる。それと、俺たちに会ったことは口外無用だ」
 冷たく言い放ち、剣を引いた。ハンターの男が泡を食って逃げ出す。
「最後に言っておく。マスターの尻は俺のもんだ」
 さらっと爆弾発言をするあたりが、いまいちしまらないヴェスであった。

「いやあ、無事でよかった。心配したよ」
「ヴェス……ごめん、勝手に家を出たから……」
 マントを着せられたアルフレドが、うつむいて謝る。
「もういい。いいんですよ」
 ヴェスがアルフレドの頭に手を置いた。
「さ、潰れちゃったケーキ、買い直しに行きましょう」
 そう言って、にっこり笑う。
「ひっく、ぐすっ、う…うわぁぁぁぁぁぁぁん」
 緊張の糸が解けたのか、アルフレドがヴェスの胸に顔をうずめて泣き出す。
 ヴェスはアルフレドが泣き止むまで、その髪を優しくなでて続けていた。



おまけ

「チョコケーキ残ってて良かったですね」
「うん……ところで、さっき、ぼくの尻がどうとか言ってたけど、どういう意味?」
「え?あ、あはははははははは」
 本当に危険なのは、こいつなのかもしれない。