龍神池の主【3】
written by 妖怪布団かぶり
正宗が家を出ようとしたとき、玄関先で近所の農家の人たちが集まっていた。
正宗の祖父の武宗が難しい顔で相談を聞いている。
「梅雨だというのに、もう3週間も雨が降っていないんだ」
「木野さん、また雨乞いやってくれないか?」
「うむ、雨乞いはかまわないんじゃが……おや、正宗、出かけるのか?」
武宗が気づいて声をかけてくる。
「うん、山に行ってくる」
「あまり遅くなるなよ。それと、龍神池には行ってないじゃろうな?」
「い、行ってないよ」
「ならいいが……今の時期は…の可能性が…」
ぶつぶつつぶやく武宗を尻目に、正宗は家を飛び出した。
正宗の祖父の武宗が難しい顔で相談を聞いている。
「梅雨だというのに、もう3週間も雨が降っていないんだ」
「木野さん、また雨乞いやってくれないか?」
「うむ、雨乞いはかまわないんじゃが……おや、正宗、出かけるのか?」
武宗が気づいて声をかけてくる。
「うん、山に行ってくる」
「あまり遅くなるなよ。それと、龍神池には行ってないじゃろうな?」
「い、行ってないよ」
「ならいいが……今の時期は…の可能性が…」
ぶつぶつつぶやく武宗を尻目に、正宗は家を飛び出した。
「来たか正宗」
池のほとりに立っていたリュウが、正宗の来訪に微笑む。
「ここも水位が下がっちゃってるね」
正宗は竜神池を見て言った。
「ああ、雨が降らぬ……降らせられぬからな」
「リュウちゃん、雨降らせるの?」
「昔は、雨が足りぬときは我が神通力で雨を呼んでいた。しかし……」
リュウの端正な顔が曇る。
「今はもう力がないのだ。神は人の信仰の心を糧とする。だが、いまや困ったときのみ神頼み。願いがかなっても感謝すらせぬ」
「で、でも爺ちゃんや農家のおじさんたちはちゃんと……」
「そうだな。今やそれだけが頼りで生きているようなものだ」
落ち込むリュウをみて、正宗は何とかしてあげられないかと思った。
「僕に何か出来ない?これでも爺ちゃんの孫なんだし」
「……出来ないこともない」
リュウは正宗の頬に手を当てる。
「巫の力を受け継ぐ者の穢れなき精を受ければ、一時的にかつての力を取り戻せるやもしれぬ」
「せ、せい?」
「正宗、我とまぐわってくれぬか」
「え、ええーっ!?」
池のほとりに立っていたリュウが、正宗の来訪に微笑む。
「ここも水位が下がっちゃってるね」
正宗は竜神池を見て言った。
「ああ、雨が降らぬ……降らせられぬからな」
「リュウちゃん、雨降らせるの?」
「昔は、雨が足りぬときは我が神通力で雨を呼んでいた。しかし……」
リュウの端正な顔が曇る。
「今はもう力がないのだ。神は人の信仰の心を糧とする。だが、いまや困ったときのみ神頼み。願いがかなっても感謝すらせぬ」
「で、でも爺ちゃんや農家のおじさんたちはちゃんと……」
「そうだな。今やそれだけが頼りで生きているようなものだ」
落ち込むリュウをみて、正宗は何とかしてあげられないかと思った。
「僕に何か出来ない?これでも爺ちゃんの孫なんだし」
「……出来ないこともない」
リュウは正宗の頬に手を当てる。
「巫の力を受け継ぐ者の穢れなき精を受ければ、一時的にかつての力を取り戻せるやもしれぬ」
「せ、せい?」
「正宗、我とまぐわってくれぬか」
「え、ええーっ!?」
着物を脱いだリュウの肢体は、うら若い少女のようだった。
ただ一点、股間に男である証がついている。
「正宗……」
しなだれかかってくるリュウを抱きとめたものの、正宗はどうしていいか分からない。
リュウの色気にどぎまぎするばかりだ。
「心配するでない。我が、導いてやろう」
「あっ……」
しなやかな指が正宗の股間に伸びる。
「ふふ、まだ皮かむりか。可愛らしいの」
リュウの言葉と、股間への刺激で正宗は真っ赤になる。
「ういやつ、ういやつ……ほうら、大きくなってきた」
勃起した正宗に笑いかけると、リュウは正宗の乳首に舌を這わせた。
「んっ、あっ」
つつーっと、舌は胸からお腹へ。へそに潜り込ませたあと、下腹部へ向かう。
「よく濡らさぬと、心地よくないからな」
「うああ……リュウちゃんが、チンチン、舐めてる……ひゃぁっ」
竿に絡む舌に、正宗は溜まらずあえぎ声を上げた。
包皮が唇で剥かれ、粘膜を刺激される。唾液が擦り付けられる粘着質な音が、正宗をますます興奮させた。
「ん、んふぅ、ねぶっておるだけで、我も、んちゅ、感じる……」
リュウの性器も立ち上がり、鈴口にら雫の玉ができていた。
ただ一点、股間に男である証がついている。
「正宗……」
しなだれかかってくるリュウを抱きとめたものの、正宗はどうしていいか分からない。
リュウの色気にどぎまぎするばかりだ。
「心配するでない。我が、導いてやろう」
「あっ……」
しなやかな指が正宗の股間に伸びる。
「ふふ、まだ皮かむりか。可愛らしいの」
リュウの言葉と、股間への刺激で正宗は真っ赤になる。
「ういやつ、ういやつ……ほうら、大きくなってきた」
勃起した正宗に笑いかけると、リュウは正宗の乳首に舌を這わせた。
「んっ、あっ」
つつーっと、舌は胸からお腹へ。へそに潜り込ませたあと、下腹部へ向かう。
「よく濡らさぬと、心地よくないからな」
「うああ……リュウちゃんが、チンチン、舐めてる……ひゃぁっ」
竿に絡む舌に、正宗は溜まらずあえぎ声を上げた。
包皮が唇で剥かれ、粘膜を刺激される。唾液が擦り付けられる粘着質な音が、正宗をますます興奮させた。
「ん、んふぅ、ねぶっておるだけで、我も、んちゅ、感じる……」
リュウの性器も立ち上がり、鈴口にら雫の玉ができていた。