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自然と指が重なり合い、絡まる。餌をねだる子犬の様な目で見上げてくる弟の頬には、鮮やかな朱が注していた。
「ねえ、兄ちゃん…いつもの……」
下唇を噛んで呟く弟の声が、上気している。

俺は空いているもう片方の手を伸ばし、音もなく部屋に鍵を掛けた。
返す手で弟の体を抱き起こし、小さく窄んだその唇に喰らい付いた。

(餌をねだる子犬は、どっちだ?)
そんな無粋な思考を排除。さあ、二人っきりの饗宴を始めよう。

挨拶代わりの優しい口付けは、待つまでもなく熱を帯びてゆく。
弟の、仄かにアイスクリームの残り香を孕んだ口腔は、酷く艶かしい。
衝動のままに舌を摺り合わせ、次に前歯から順に丹念に味わってゆく。
生えかけの親知らずに舌が触れた時、俺達は唇を合わせたまま微笑んだ。
微笑みも束の間、今度は弟の舌が俺の口腔に侵入してくる。
臆病だけど好奇心旺盛なでも不器用でもどかしい蹂躙。

どちらからともなく離した唇を伝い、互いに繋がる唾液の銀糸。
小さな唇の周りを唾液でべとべとに濡らし、嬉しそうに微笑む弟を見ただけで、俺の欲望が天を仰いでそそり立つのを感じた。

荒く息を吐く弟はしきりに下半身をもぞもぞと動かしている。
ああ、わかってる。もちろん気付いてるさ。だけど兄ちゃん意地悪なんだ。
「どうした?トイレに行きたいんなら、止めにするけど?」
うう、とだけ呻いて眉根を寄せる弟が、たまらなく愛しい。
「…意地悪、バカ兄貴。僕が…その、キ、キス弱いの、しってるくせに……」
「ああ、そうだったな。お前はあんな優しい事で下着を汚しちまう、淫乱のド変態だもんなぁ?」
考えるまでもなく、嗜虐的な言葉が口を吐く。反応して、顔を真っ赤にして俯く弟。
機を見て、俺は大げさに毛布を取り払った。
股間が、焦げそうに熱い。それは弟も同じようだった。
呼吸にあわせて上下するそれは弟のズボンにテントを張り、そのテントの頂点は歪に濡れていた。
「……何だお前、寝小便か?」
「ば、バカ、そんなわけないだろ!」
「じゃあ、それは何だよ?どうしてここはこんなに濡れてるんだ?」
言いながら、その頂点を指先で弄ぶ。
「これ・・・は、その・・・ッ・・・あ・・・ッく・・・」
電気を流されたように小さく痙攣する弟。その反応が俺の嗜虐心を助長するのを知っているのだろうか。
「ホラ、言えよ。お前は誰に何をされて、どうしてこんなに濡らしちまったんだ?」
指の腹で円を描くように撫で、なぞる。時折爪を立てると、桃色の吐息を侍らせてそこが反応する。
「だ、から・・・これ、は・・・はぅ・・・に、兄ちゃん、の・・・」
それでも尚快楽に耐え、俺の質問に答えようとする。
興奮の係数曲線が重なり合って上昇してゆくのを感じる。