夏の時雨


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私は眠っている・・・



否 起きてはいるが

まだ羽ばたく羽を持たず

ただ空の夢を見ている・・・



私は目を閉じている・・・



否 開いてはいるが

まだ世界には何も見えず

ただ母の声を聴いている・・・



時を照らす灯火は短く

一瞬で身を焦がす陽射しに

灼かれることを識りながら

それでも空に憧れ続ける・・・



一瞬で身を焦がす陽射しに

灼かれることを識りながら

それでも空に憧れ続ける・・・



時を照らす灯火は短く

生の意味は檻の中

最期の瞬間を夢見て・・・



昏い地で泣くは幾歳

蒼い空で鳴くは刹那

それでも彼は強く生きた・・・



この背中の羽は飾りじゃない

次は私の番だ・・・


夏の時雨
詠うは蝉の夢・・・