【シカゴ=毛利靖子】製薬世界最大手の米ファイザーは26日、米同業のワイスを買収すると発表した。現金と株式交換の組み合わせによる買収総額は680億ドル(約6兆1000億円)。統合により規模を拡大し経費を節減するのが狙いだ。米金融危機で世界のM&A(合併・買収)は縮小傾向にあるが、潤沢な現金を保有する企業が弱体化したライバルを傘下に収める動きは今後も広がりそうだ。