—犠牲にした過去は取り戻せない。
ならばせめて、と彼女は現在を生き続ける。

ヒビキ

登場作品:世界樹の迷宮Ⅱ
職業:アルケミスト
年齢:27歳
性別:女性
誕生日:怒猪ノ月14日
出身:ハイ・ラガード


私だってそこまで鬼じゃないわよ?
あんた達を見てると楽しくって、ちょっと昔を思い出すだけ。

人物

数年前までラガード自警隊に所属していた錬金術師で、カンタービレにいた錬金術師カナデの実姉。
主にギルメンを諭したりからかったりするのが仕事の大人のお姉さん。
普段は温和だが、怒ると恐い。

略歴

元々、自警隊にいたのは幼い頃生き別れた弟を捜す為であり、その弟・カナデは
当時ハイ・ラガードを震撼させたある『事件』の当事者であり、被害者だった。
カナデを取り戻して事件を解決した彼女は、ショックで記憶と精神が退行していた弟を支える為に自警隊を抜ける。

そして、どうにか弟が回復したと思ったら突然の「家出」をする始末。大昔の無鉄砲気質まで蘇ったか、野垂れ死になどしていないか、
そもそもどこに消えたのか!とやきもきしていたら、唐突に届けられた手紙では「冒険者になった」ことと「好きな人が出来た」などと供述しており…

彼女が冒険者になったのは弟を再び探し出す力を付ける為…ではあったのだが、とりあえず無事は確認できたことと
エトリアで楽しくやれていることは分かったので連れ戻そうとはせず、そのままハイ・ラガードで待ち続けると決めていた。
そんな折にカナデと共に冒険していたという人物がいるギルドを見つけ、これも縁だとアクエリアスに加入したのである。
…まあ色々あったものの、現在は時折届く弟からの連絡と成長に安堵しつつ、かわいい彼女が出来たらしい事に喜んでいる。



+ 『事件』について
かつてハイ・ラガードで起こった「血塗られた篭手」事件。
冒険者が術式によって次々と襲われ、その後に奇妙な篭手を装備した錬金術師の変死体が見つかった。
しかし、篭手は誰も知らぬ間に行方知れずになり、再び冒険者が襲われ、またその篭手と共に
術師の死体が見つかる…そんな奇怪な事件が繰り返されていた。

その篭手は邪悪な意志を持ち、身につけた者の精神を乗っ取り、
数多の血を吸いながら装備者の魂をも喰らうという呪われた遺物だった。
それは数多の犠牲者を生み、持ち主を変え、そしてとある資産家の元へと辿り着く。
その資産家には「息子」がいた。実の子ではない、自身の欲を満たす為だけにたった一人の家族からも引き離され、弄ばれていた少年。
少年に積もり積もった負の念は、その篭手にとっては「最高の餌」だった。
篭手に取り憑かれた少年は資産家を殺害し、篭手もまた少年の命を喰らおうとしたその時。
現れたのは、事件の調査をしながら「弟」の行方を掴み、資産家の元へ駆けつけたヒビキだった。

「血塗られた篭手」事件を解決したのは、ラガード自警隊・第8駐屯隊長ヒビキ。
彼女の弟、カナデはこの事件最後の「被害者」である。



+ 『並行世界』
『新2』において
事件を解決し自警団を抜けた後は、一介の冒険者として弟とリハビリを兼ねた迷宮探索をしている。
鋼の勅魚亭がお気に入りスポットで、時々2人一緒に食事をしながら
弟をからかいつつ日々を取り戻すように生きているようだ。

『新2』の鋼の勅魚亭に時折出没する錬金術師姉弟の姉。




関連キャラ

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最終更新:2018年07月08日 16:04