—彼の過去には何もない。
全て持っていかれてしまったから。

カナデ

登場作品:世界樹の迷宮
職業:アルケミスト
年齢:19歳
性別:男性
誕生日:火鳥ノ月9日
出身:ハイ・ラガード


…知らない。
おれ、昔のことは何も覚えてないから…。

人物

奇妙なまでに無口で無表情だが、時折年不相応な幼い面も垣間見せたり、何とも不思議な少年。
ただ、あまり後先を考えずに良く言えばやりたいことをやる、悪く言えば無鉄砲な気質を持っている。

5年前より以前の記憶が欠落しており、その理由も「『事件』に巻き込まれたから」としか
教えられていないが、思い出そうとすると異常な頭痛と恐怖感に見舞われるために敢えて無視しながら過ごしていた。
ツグミはこれを「過去の強烈な物理的・精神的ショックと、それによるトラウマによるもの」ではないかと考え
何とか治してあげたいと考えている。カナデの方も最初こそ何故見ず知らずの人間にそこまでするのかと
疑問に思っていたが、彼女の献身さに少しずつ心を開いていく。
仲間と冒険を共にする内、僅かずつではあるが人間らしい感情を取り戻していった。

略歴

厄介な魔物に襲われていたソウヤ達を助けたのがきっかけでギルドに誘われ、そのまま加入。
しかし、探索でもなく何故1人で迷宮を歩いていたのかは不明。というか、本人も理由など良く考えていなかったらしい。

幼い頃に両親が死亡し、年の離れた姉と2人孤児院で暮らしていたが、姉とは
別の家庭に引き取られた。しかし、そこでの生活は幸せとはほど遠いものであり、その上
その家の養父が原因となり、とある残酷な『事件』に巻き込まれる。
彼の性格もその時起こった事件に起因する様だが…?

事件はひとまず解決し、再会した姉と一緒に養生しながら何とか日常生活を送れるまでに回復。
…したと思ったら突然1人で家を飛び出し、西方にあるエトリアまで旅をしてきたとんでも野郎だったりする。
残していたのは簡素すぎる書き置きだけであり、ツグミに聞かれるまで無事の連絡をするのも忘れていた模様。


『事件』の詳細についてはヒビキの項を参照。


+ 並行世界
『新』において
エトリアへは行かずに、「事件」以降はずっと姉とハイ・ラガードで暮らしている。
現在もとある医院で怪我と後遺症の治療を受けているが、良き腕を持った医師とその助手のお陰で
身体も心も年相応に普通の生活…迷宮の冒険までも出来るほどに回復してきている。
と言ってもまだ精神的に少し幼く、怯えたがりな面もあるが
これは共にいる姉の影響の方が大きいと言えるかもしれない。
最近は定期通院時、担当医師の助手であるツグミに冒険の思い出を話す事を楽しみにしている。

『新2』の鋼の勅魚亭に時折出没する錬金術師姉弟の弟。





関連キャラ

  • ツグミ …カナデの治療をするうち、惹かれあっていく
  • ヒビキ …姉
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最終更新:2018年07月06日 00:22