犬神家の一族

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犬神家の一族 - (2012/08/30 (木) 12:33:55) のソース

<p><strong>犬神家の一族</strong><br />
part62-140~143,148,150</p>
<hr /><dl class="thread"><dt>140 :<a href="mailto:sage"><b>犬神家の一族</b></a>:2012/08/07(火) 21:47:49.77
ID:j53/V0tK0</dt>
<dd>
信州一の大富豪・犬神佐兵衛が他界。彼は親族と大変仲が悪く、恩人の孫である野々宮珠世に全財産を譲るという遺言状を残した。ただし、それには「珠世が、佐兵衛の三人の男孫のうち一人と結婚する」という条件がついていた。<br />
また、もしも珠世が死んだ場合は、佐兵衛が妾に産ませた子である青沼静馬に遺産が譲られることに。<br />
犬神家の人々は遺言状の内容に激怒。そして佐兵衛の孫たちが次々と殺されていく。<br /><br />
犯人は佐兵衛の長女・松子。動機は息子の佐清と珠世を結婚させ、遺産を継がせること。<br />
珠世は以前から佐清に惚れており、松子もそれを知っていた。だが佐清が戦争で負傷し二目と見られない顔で帰って来ると、珠世は一転して彼に冷たくなった。だから松子は甥たちを殺せば、珠世は佐清を選ぶしかなくなると考えたのだ。<br />
だが、戦争から帰って来た「佐清」は本物ではなく、青沼静馬がなりすましたもの。静馬は母が松子たちに苛められた復讐を果たすため、戦争で顔に重傷を負ったことを利用し、ゴムマスクをつけて佐清のふりをしていた。<br />
偶然にも松子が人を殺すところを目撃した静馬は、人知れず帰って来ていた本物の佐清を脅迫し、彼を利用して松子の殺人を外部の犯行に見せかける。そして彼は佐清になりかわって珠世と結婚し、犬神家を乗っ取ろうと企んでいた。<br />
だが、松子が甥たちを全て殺した後で、珠世が実は佐兵衛の実の孫であることが発覚。姪と結婚するわけにもいかず、進退窮まった静馬は松子に自分の正体を明かす。逆上した松子は静馬をも殺してしまった。<br />
佐清は母を庇うために自分が犯人だと言い張るが、金田一の推理と松子の説得によって真相を告白する。<br /><br />
珠世は佐清に結婚を申し込む。彼女は最初から佐清が偽物ではないかと疑っており、だからこそ偽佐清に冷たかったのだ。<br />
佐清は事後共犯の罪で逮捕されることになったが、情状酌量の余地があると聞いた松子は、ほっと安堵の息をついた。<br /><br />
(以下エンディング分岐)<br /><br /></dd>
<dt>141 :<a href="mailto:sage"><b>犬神家の一族</b></a>:2012/08/07(火) 21:49:59.72
ID:j53/V0tK0</dt>
<dd>END01<br />
松子はせめてもの償いとして、自分が佐清から受ける財産分与を妹たちに譲ると宣言。<br />
そして、毒煙草を吸って自殺してしまった。<br /><br />
END02(※原作と同じエンディング)<br />
佐兵衛の孫の佐智は、従妹の小夜子を妊娠させていた。だが佐智は松子に殺され、小夜子はそのショックで発狂。<br />
松子は珠世に小夜子のことを頼むと、毒煙草を吸って自殺した。<br /><br />
END03<br />
松子は珠世に、小夜子のことを頼む(※END02と同じ)。<br />
佐清と静馬がビルマにいた頃、静馬は<br />
「生みの母には感謝してもし足りない。いつか昔のことなんて忘れるくらい、いい思いをさせなくては」<br />
と語っていた。その頃の彼はきっと、こんな恐ろしい復讐など考えていなかったのだろう。負傷して顔に深い傷を負ったとき、彼の中で何かが変わってしまったのだ。<br />
松子は静馬の母に詫びの言葉を述べると、毒煙草を吸って自殺した。<br /><br /></dd>
<dt>142 :<a href="mailto:sage"><b>犬神家の一族</b></a>:2012/08/07(火) 21:54:00.87
ID:j53/V0tK0</dt>
<dd>(各バッドエンド)<br /><br />
BADEND01<br />
的外れな推理を繰り返した結果、推理に行き詰まった金田一は失意のうちに事件から手を引く。<br /><br />
BADEND02<br />
物語序盤で佐清が偽物であると分かり、逮捕される。<br />
やがて本物の佐清が帰ってくるが、肝心の殺人事件の犯人は不明なまま。<br /><br />
BADEND03<br />
静馬と佐清の入れ替わりが発覚。佐清は、母を庇っていた事を自白する。<br />
計画に失敗した静馬は、犬神家の人々を惨殺して復讐を遂げた。<br /><br />
BADEND04<br />
佐智は遺産目当てに珠世を犯して結婚しようとする。<br />
佐智の不実を知った小夜子は、嫉妬に狂って珠世を刺し殺してしまった。<br /><br />
BADEND05<br />
息子を殺され、逆上した松子の妹たちが松子を殺害し逮捕される。<br />
事件後、珠世は佐清(※偽物)と結婚したが、金田一の胸中はなぜか晴れなかった。<br /><br />
BADEND06<br />
警察に追い詰められた佐清は、自ら犯人と名乗って自殺。その三日後、松子は湖に身を投げて死んだ。<br />
珠世は遺産を全て寄付し、消息を断つ。<br /><br />
BADEND07・BADEND08<br />
佐清から自白を引き出せないまま、彼は舌を噛んで自殺する。<br /><br />
BADEND09<br />
あくまで口を割らない佐清を見かねた松子は、自分が犯人だと自白して自殺。<br />
真犯人の死で事件は終わったものの、謎は残されたままだった。<br /><br /></dd>
<dt>143 :<a href="mailto:sage"><b>犬神家の一族</b></a>:2012/08/07(火) 22:02:15.69
ID:j53/V0tK0</dt>
<dd>以上です。<br />
だいたい原作通りですが映画版の影響を受けているところもあるので、比べてみると面白いかも。</dd>
</dl><dl class="thread"><dt>148 :<a href="mailto:sage"><b>ゲーム好き名無しさん</b></a>:2012/08/08(水) 08:45:37.32
ID:FLnj3SHPO</dt>
<dd>犬神家では「ヨキ」(クワみたいな道具)「琴」「菊」が家宝みたいに扱われてて、<br />
一連の殺人はそれに見立てた殺人(菊人形の首を本人の生首に変えるとか)なんだ<br /><br />
ところがスケキヨ(偽)だけ、乱雑というかコジツケめいた犯行で、<br />
スケキヨを逆さにしてヨキケス<br />
上半身を湖に沈めて消して「ヨキ」<br />
……これだけなんかテキトーじゃね?となって金田一先生の推理がはじまる<br /><br /></dd>
<dt>150 :<a href="mailto:sage"><b>ゲーム好き名無しさん</b></a>:2012/08/09(木) 21:22:39.08
ID:Vxn1IvrL0</dt>
<dd>「よき」は斧(おの)のこと<br />
「斧」「琴」「菊」で「よき」「こと」「きく」=「善き事聞く」っていう語呂合わせ<br />
これは犬神家オリジナルじゃなくて江戸の昔からあった言葉遊びの一種<br /><br />
映画版では斧の見立て殺人が、単に斧で頭をカチ割って湖に捨てる、で<br />
見立てにしてはテキトーじゃね?っていう方向になってるはず</dd>
</dl>