ファイアーエムブレム 覚醒

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ファイアーエムブレム 覚醒 - (2022/10/13 (木) 16:01:24) のソース

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568ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/12(水) 19:19:48.48ID:tBJeD51b0
ファイアーエムブレム 覚醒投下します 
まだクリアできてないので少しずつですが 
ところどころ日本語おかしいかもしれないけどそこは愛嬌で 

ファイアーエムブレム覚醒 

断章 
夢とも現実とも分からない。 
クロムとファウダーが戦っている。激しい剣と魔法の応酬。応戦する主人公・ルフレ(デフォ名)。ついにファウダーを倒すが、倒れがけのファウダーが放った魔法からルフレはクロムを庇う。 
倒れるルフレに駆け寄るクロムだったが、そのクロムの腹を魔法が貫く。 
クロムを貫いた魔法を放ったのはルフレ自身だった。震える手を見つめるルフレ。「お前のせいじゃない…」と言い倒れるクロム。 
広間には邪悪な笑い声が響き渡るのだった。 

序章 
知らない男女の声に起こされ目を覚ましたルフレ。一人は夢の中で一緒に戦った男・クロム。そしてその妹・リズ、従者のフレデリクだった。3人はここ、イーリス聖王国の自警団らしい。 
クロムに礼を言うルフレだったが、クロムはルフレのことを知らない。素性を問われるが、ルフレは記憶喪失になっていた。不審がるフレデリク。賊の疑いをかけられ町に連行されるルフレだった。 
しかし、町には賊の放った炎が上がっていた。自警団の3人はルフレをおいて走り出す。ルフレは一瞬躊躇したが、すぐに3人を追うのだった。 
町では賊の頭・ゲリバが中心となり強奪の限りを尽くしていた。駆けつける3人とルフレ。ルフレは彼らをサポートしつつ賊を打ち取るのであった。 
町のために戦ったルフレへの嫌疑は概ね晴れ、クロムの信頼を勝ち取ったルフレは軍師として自警団へ誘われる。快諾するルフレ。フレデリクはまだ疑っているようだ。 
賊は西方の隣国ペレジアから流れてきたらしい。よくイーリスに流れてきては悪事を働いているようだった。町人が宿泊を勧めてきたがこれを固辞し、4人は王都を目指すのだった。 

569ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/12(水) 19:23:05.52ID:tBJeD51b0
1章 
王都を目指していた4人だったが、途中で夜になってしまう。毒づくリズだったが野営をすることに。 
妙な気配を感じ目を覚ますクロム。クロムとリズが周辺を見にいくことになるが、虫の音ひとつ聞こえないことを不審がる。突如地震が二人を襲う。 
地割れが起き、マグマが吹き出し、火の玉が空を舞う。逃げるクロムとリズだったが、空に魔法陣が描かれ屍兵たちが召喚された。見たこともない魔物のような兵に、囲まれるクロムたち。 
応戦するクロムだったが、リズが屍兵の凶刃にかかろうという瞬間、仮面の騎士がリズをすんでのところで救う。 
「お前は一体、何者だ…?」戦いの最中、クロムは仮面の騎士に問うのだった。 
クロムたちを探していたルフレとフレデリクと合流すると、いつのまにか仮面の騎士は姿を消していた。どうやら他の屍兵たちを倒しに行ったらしい。 
戦うクロムたちに自警団員・ソワレが加勢に現れる。気が流行るソワレの傍らに現れる貴族・ヴィオール。 
気取ったヴィオールの求婚に本気で気持ち悪がるソワレだが、本当は一人でいるのが怖かったというヴィオールの本音を聞き一緒に戦うことに。 
屍兵たちを倒しきったルフレたち。仮面の騎士の方もあらかた倒しきったらしい。 
マルス、といにしえの英雄王と同名を名乗った仮面の騎士は、世界に災いが訪れようとしている、と不穏なことを言い残し立ち去る。 
リズが引き止めようとするが、王都が心配だとフレデリクに諭され、一行は王都への道を急ぐのだった。 

570ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/12(水) 19:25:28.41ID:tBJeD51b0
2章 
町外れの北の街道に自警団の拠点はあった。 
リズに案内されて中に入ると、マリアベル、ヴェイク、スミアといった自警団の面々がリズを迎い入れる。 
ルフレも自己紹介すると、ちょうど会議が終わったクロムが入ってきた。屍兵殲滅の助力を打診しに、北方のフェリア連合王国に向かうというのだ。 
自警団からも数名連れていくという。リズとヴェイク、スミアが名乗りを上げた。のちに出発の報を聞きつけたソール、ミリエルもついてくる事に。 
出発してすぐに屍兵に出くわす一行。街道近くにも屍兵が出現している事に対し、危機感を覚えるクロムだった。 

街道を進むと、怪我をしたペガサスに出くわす。クロムが近づこうとするが、興奮していて近づくことができない。するとペガサスナイトのスミアがペガサスを落ち着かせる。 
怪我の手当てをしてから追いかけるというスミアを残し、一行は先を進む事にした。 

3章 
雪吹雪く中、イーリスとフェリアの国境にあたる長城に着いた一行。二国間は敵対関係にはないが、フェリアは他国への警戒を強めているようだ。 
イーリスの特使として慎重に行動しようとするが、フェリア国境兵たちは臨戦態勢に入る。 
国境沿いではイーリスを騙る賊が度々出没し、怪しいものは現場判断で戦闘を開始しろとお達しが出ているらしい。クロムたちが本物の特使であると話すも聞き入れてもらえない。 
戦いで全てを決するフェリア式流儀で、クロムたちが本物かどうかを見極めるという国境兵長ライミ。問答無用で戦いを仕掛けるフェリア国境兵がクロムへ槍の雨を降らせる。 
槍が突き刺さるすんでのところでペガサスに乗ったスミアに助け出された。 
クロムを追いかけてきた存在感のないカラムも加わり、フェリア国境兵を黙らせるルフレたち。 
ライミはクロムの来訪を王都に伝え、案内することを確約した。 

571ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/12(水) 19:31:00.47ID:tBJeD51b0
4章 
ライミの案内でフェリア城に着いた一行。国王は訓練場に行っていて留守らしい。 
筋骨隆々な大男を想像するルフレだったが、出てきたのは肉付きの良いさっぱりとした性格の東の王フラヴィアだった。 
国境兵の非礼を詫びるフラヴィア。国境近くの賊はペレジアが二国を対立させようとしてるのではと述べる。 
フラヴィアは現在実権がないため屍兵討伐に兵を出せないという。フェリアでは、数年に一度開催される闘技大会で東西の王の選んだ戦士が争い、勝利した方が東西両方の王になるというしきたりがあった。 
近々その闘技大会が開かれるらしく、その大会でクロムが勝てばイーリスと同盟を組むという。 
イーリスで待つ国民のためにも同盟を早めに結びたいクロムは参加を承諾した。 
闘技大会が開催される。西軍の大将はなんと、仮面の騎士マルスであった。 
マルスと対峙するクロムはマルスの抜いた剣を見て驚いた。自分の持つ封剣ファルシオンと瓜二つだったからだ。 
激しい打ち合いの中「その剣、誰にならった…?!」とクロムがマルスに問う。マルスはクロムの剣を受けながら「父上に」と短く答え間合いを取った。 
「お前の父とは何者だ」 
「すまない、これ以上は言えない」 
「ならばもう聞くまい。悪いが勝たせてもらうぞ」 
息巻くクロムにマルスは小さく「若い頃は随分血気盛んなんだな」と呟いた。 

戦いを制したクロムに駆け寄るフラヴィア。同盟は無事結べそうだ。 
今夜は宴だと盛り上がるフラヴィアを横目に西の王バジーリオがクロムに声をかけた。マルスの正体を問うがバジーリオもわからないという。 
スッキリしない一同だったが同盟締結の報告にイーリスへ戻ることに。バジーリオから将来の後継に考えているというロンクーを戦力として借り受けることになった。 

イーリス王都に戻りエメリナと謁見していると、自警団にも参加しているマリアベルがペレジアに連れ去られたとの一報が入る。ペレジア王ギャンレルは、マリアベルが不法侵入をしてきたと主張し賠償を要求してきたのだ。 
またあいつらか、と怒るクロムを制するエメリナは、ギャンレルとの会談を望む。クロムは会談への護衛を申し出、自警団は護衛へと向かうのであった。 

5章 
国境の峠ではペレジア王ギャンレルと従者インバースが待っていた。 
マリアベルは拘束されていたが無事らしい。不法侵入とペレジア兵を負傷させた罪とインバースが言うが、マリアベルはそれを否定。 
それどころかペレジア側がマリアベルの治める領内に侵入し村を焼き払ったと言う。 
エメリナは話し合いを求めるが、ギャンレルはイーリスの至宝【炎の台座】を渡せと要求し、それを飲まないとマリアベルを処刑すると言い出す。 
【炎の台座】は望みがなんでも叶えられるものであり、ギャンレルはそれを手に入れてイーリスを滅ぼすと言う。 
先代イーリス王、エメリナたちの父親はペレジアを邪教の国と見なし、聖戦と称して戦争を仕掛けていた。そのためギャンレルはイーリスを深く憎んでいる。 
拒否するエメリナとマリアベル。力づくで奪い取ろうと襲いかかるペレジア兵をクロムが叩き斬ると、それを皮切りに戦争が始まってしまった。 
自分のせいで、と落ち込むマリアベルだったが、マリアベルをイーリスの魔導師リヒトが助け出す。戦場で本隊に合流できずに叩き潰されろ、とインバースは不敵に笑うのだった。 

無事敵を殲滅し、合流したマリアベルとリヒト。リズがマリアベルに駆け寄り無事を喜んだ。 
ペレジアとの戦争は始まってしまった。ギャンレルが速攻を仕掛けてくることを考え、急いで王都に戻るのであった。 

572ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/12(水) 19:32:03.51ID:tBJeD51b0
6章 
イーリス城に戻ってきたルフレたち。明日はフェリアに援軍を求めに行くが、クロムは浮かない顔をしていた。 
声をかけてきたルフレにクロムはいう。 
イーリスがペレジアにした蛮行やそれによって受けたイーリス国内の惨状を。 
戦いの最中急逝した父親に変わって王となった年端もいかないエメリナに他国自国問わず怒りが向けられたことを。 
エメリナが国民に向き合い、少しずつ信頼を取り戻していったことを。 
クロムはエメリナの理想を守りたいとルフレに訴えた。 
「その通りだよ」と突如出現したマルスに驚く二人。マルスはエメリナに暗殺の危機が迫ると言う。にわかには信じがたい話に訝しむ二人。 
信じてもらうために、とマルスは突然剣を抜き、背後から襲いかかってきた賊を切る。賊の剣の切っ先がマルスの仮面に届き、素顔が晒される。なんとマルスは女であった。 
侵入者を迎撃するため、エメリナを守るために三人は走り出した。 
侵入者の中に見知った顔がいた。ファウダー…夢でクロムとともに戦ったあの魔術師だ。ファウダーはルフレを見つけると「こんなところにいたとは…」と驚いた。 
ファウダーがエメリナの首を、と命令すると、盗賊ガイアが「そんな話は聞いてない、厄介な仕事だ」と毒づく。 
戦いの火蓋が切ろうとしている時、マルスのファルシオンが突然輝き出したのだった。 

戦いの最中、クロムから事情を聞いた盗賊ガイアと祖先の恩を返しにきたダグエル(半獣)のベルベットが仲間になった。 
マルスは戦いが終わり黙って姿を消そうとする。クロムが呼び止め、マルスはエメリナが死んだ場合の終末を迎えた未来を語り出す。 
クロムはそれを信じ力を貸すと約束し、マルスは立ち去った。 
先の賊はペレジアからの暗殺者だろうと、フェリアに避難することを勧めるクロムだが、王が国外に早々に避難すると民が不安になるとエメリナは拒否した。 
そこで、他国にはまだ知られてない東の離宮に避難することになる。 

一方その頃 
敗れたファウダーの前に「破滅と絶望の竜ギムレー」と名乗る者が現れ、ファウダーに力を与えるのだった… 


今日のところはここまで。また明日あたりに 

574ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/13(木) 18:04:35.59ID:A9Ur/qTB0
7章 
裏街道を進む一行。一人落ち着かない様子の神官を見て怪しむルフレたちの前に、突然ペレジア兵が襲いかかった。どうやら神官の裏切りにあったようだ。 
応戦するルフレたちだったが、王都に残してきたはずの天馬騎士団員ティアモが飛来する。 
曰く、王都にペレジア兵が攻めてきた、王都の天馬騎士団はティアモ以外は討ち死にし、命からがら逃げてきた、と。 
追っ手が迫る中「戻る」とエメリナは決断する。自分が戻っている間にフェリアに援軍を要請してほしいとクロムに頼むエメリナ。 
【炎の台座】をクロムに託し、エメリナとフィレインはペレジア兵が跋扈する王都に向かうのであった。 

急ぎフェリアに着いた一行だったが、クロムはエメリナのことを思い気が気でない。上の空なクロムを鉄拳を食らわせるスミア。 
そうこうしてるうちにフラヴィアがやってきた。援軍の準備ができたらしい。フラヴィアとバジーリオも付いてきてくれることになったが、「イーリス王都陥落」の報が入る。 
エメリナはペレジアに連れ去られ、公開処刑にされるらしい。明らかな罠だとフラヴィアたちは止めるが、激昂しペレジアに向かうと言い出すクロム。 
ルフレはその思いに応えようとエメリナ救出の策を講じるのだった。 

8章 
ペレジアとの国境の砂漠に侵攻したルフレたち。国境兵が少ないことからも罠だということが伺えたが、それでも進むしかなかった。 
前方で争う音が聞こえると報告が入った。少女ノノとそれを追うグレゴ、さらに邪竜ギムレーを崇めるギムレー教徒たちが争っている。 
どうやらグレゴは邪教徒に雇われた傭兵だったが、マクムート(竜に変身できる)であるノノが迫害されるのを見て、いてもたってもいられず邪教徒をのしてしまったらしい。 
金で雇えば仲間になるというグレゴを即決で仲間にするクロム。フレデリクの進言でノノも仲間になった。 

575ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/13(木) 18:07:30.45ID:A9Ur/qTB0
9章 
闇の中でファウダーはギムレーに言う。 
エメリナは処刑される運命だと。ギムレーの言った通りに事が進んでいる、と… 
ルフレは飛び起きた。どうやら夢だったらしい。エメリナの処刑が行われるのは今日だ。 
呼びに来たリズとともに処刑が行われるペレジア城へ向かった。 
ペレジア城内の一番目立つ石上の先端、処刑台にエメリナはいた。処刑人が斧を振り下ろす直前、ルフレの号令でフラヴィアが斧を投げ、処刑人を倒す。 
それを皮切りにペレジア兵との戦闘が始まる。 
エメリナを助けようと単身乗り込んできた僧侶リベラと、ペレジア兵だったが国の恨みを自分の恨みとするギャンレルが気に入らないため寝返った呪術師サーリャが戦列に加わる。 
ペレジア側のドラゴンナイトを倒し終え、ルフレが合図を出すとエメリナとともに捕まったフィレインが天馬騎士団を率いてやってきた。密偵により助けられたらしい。 
フィレインがエメリナを助け出そうとペガサスを操る。 
完全に出し抜かれた形のギャンレルとインバースだったが、突然周囲に弓を持った屍兵たちが召喚された。ギャンレルは偶然だと笑ったが偶然にしてはできすぎている。 
ペガサスの弱点、弓矢で貫かれたフィレインたち天馬騎士団は次々に撃ち落とされ、命を落としていく。 
エメリナを助け出すまで戦い続けるというクロムだが、動いたらエメリナを処刑するというギャンレル。【炎の台座】を渡せば全員生きて帰すと言うが屍兵が周囲にいる中、ギャンレルの言葉は信用ならない。 
武器を置けというギャンレルの言葉に従おうとしたがエメリナがそれを止める。エメリナはペレジア国民に語りかける。 
戦争はなにも生まない、憎しみに支配されてはならない、たったひとかけらの思いやりが世界を平和に導く、と。 
姉の様子に不穏な気配を察知したクロムは走り出した。 
「私は無力で愚かでした。クロム、リズ、みんな愛しています」 
そう呟きながらエメリナは自ら身を投じるのであった。 

せめてエメリナの亡骸だけでも、とクロムは駆け寄ろうとするがバジーリオに今は逃げるべきだと叱咤され、一行は逃走する。 
影ながら見守っていたマルスもまた、変えたはずの未来がまた滅びの未来へ変わってしまったことに愕然とするのであった。 

576ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/13(木) 18:18:49.47ID:A9Ur/qTB0
10章 
押し黙ったままのクロムを半ば引きずり中央砂漠まで逃げてきたクロムたち。その前にペレジア兵が立ちふさがった。 
ペレジア兵たちも先ほどのエメリナの最期の演説を聞いて感じるところがあったようで、戦いの最中武器を置いて逃げようとする者もいた。 
敵将ムスタファーもまた、イーリスと戦うことに疑問を抱きつつも、ここで自分が逃げれば故郷に残した妻子が罰せられるのではないかと考え戦う覚悟を決めていた。 
ムスタファーは生き残った兵の助命をと言い、戦場に散った。 
戦いが終わるとバジーリオの部下、踊り子オリヴィエが馬車を引いて現れた。バジーリオが逃走の手助けを頼んでいたらしい。 
一行が乗り込むと馬車はフェリアへと走り出したのだった。 

フェリアに戻ってきたルフレたちだったが、失意の中にいた。 
自分の無力さを責めるクロムを見てルフレは「自分の手を取ってほしい。エメリナ様とは違うあなたのやり方で全ての人に希望を見せてください」という。 
クロムを信じていると口々に言う仲間たちに姉の敵討ちとイーリスの守護のために戦うことを誓う。 
フェリアも全面的にバックアップするといい、オリヴィエが仲間になった。 

577ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/13(木) 18:20:03.38ID:A9Ur/qTB0
11章 
フェリアとペレジアの国境にある荒野。 
ギャンレルとインバース率いるペレジア軍はここまで攻め込んできていた。 
悠々と構えるギャンレルの元に一部の兵が撤退を始めているとの報が入る。 
エメリナの最後の言葉を聞いた兵たちが戦いを放棄して逃げ始めているらしい。ペレジア軍は混乱していた。 
その隙をつき、ルフレたちはペレジア軍に戦いを仕掛けた。 
ギャンレルは戦いを選んだクロムを自分と同類だと言うが、クロムは姉の思いを引き継いでギャンレルを止めるために戦うと言う。 
戦いの末、ギャンレルは討ち取られ「結局オレは一人だった」と言い残し死んでいった。 
戦争は終わり、クロムは結婚(相手は支援レベルによって変化)。復興を果たした2年後に物語は進んでいく…。 

聖王代理となったクロムの元にフェリアからの使者ライミが訪れる。 
西の海を越えたヴァルム帝国が侵攻してくるという情報があり、フェリアで緊急の会議を開きたいということだった。 
すぐに向かうというクロムについていくという王妃。 
二人の間には子供ルキナが生まれており、クロムはルキナについてて欲しいというが、王妃は乳母に預けてクロムに付き添うと言う。ルキナの左目にはクロムから引き継いだ聖痕が浮かんでいる。 
王妃の懇願もあり王妃の動向を認めるクロム。 
急ぎフェリアに向かうと、フラヴィアが待っていた。詳しい話はヴィオールと従者セルジュから聞くことに。 
実はヴィオールはヴァルム大陸のロザンヌを治める公爵だった。ヴァルム帝国は大陸の一小国であったが、急に周辺国を軍事力で侵略し拡大。その波を受けてヴィオールは領民とともにイーリスまで逃げてきていた。 
セルジュはひとり、ヴァルム帝国内に残り動向を伺っていたが、帝国がついにロザンヌを占領したため保護を求めて海を渡ってきたそうだ。 
そして数日内にはフェリアやイーリスのある大陸にヴァルムの軍艦がつくらしい。一行はフェリア港へと向かうことになった。 

578ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/13(木) 18:22:10.97ID:A9Ur/qTB0
12章 
ヴァルム帝国の船から敵兵が降りてくる。どうやら主力は騎馬兵のようだ。 
フェリア国民に資材と【炎の台座】を要求し、それを拒否すると殺される。 
虐殺の限りを尽くすヴァルム兵に立ち向かうクロムたち。なんとか勝利するが、フェリア兵も多くの被害が出てしまった。 
敵主力が騎兵で陸上で迎え撃つには不利だと考えたルフレは、海戦を提案する。しかし、イーリスもフェリアも海戦が展開できるような船を所持していない。 
そこで商船を多数保持するペレジアに助力を求めることに。悩むクロムだが、ギャンレルが死んで新王が即位したというペレジアに早速使者を送ることにした。 
使者が戻り、ペレジアとの会談が開かれることになった。会談場所はペレジアが指定する屍島。何か裏がありそうだというフレデリクの進言もあり、クロムたちは慎重に会談場所に向かうのだった。 

続きはまた明日あたりに 

580ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/14(金) 20:06:17.61ID:QJ/jd5oA0
13章 
屍島につくとインバースが出迎えにきた。次いでペレジアの新王となったファウダーが姿を現す。ファウダーは過去、エメリナを暗殺しにきた者だ。 
警戒するクロムとルフレだが、ファウダーは二人とは初対面の様子。戸惑う二人だが会談は始まった。 
ペレジアからは出兵はしないが軍船と輸送船、行軍資金の提供を提案され、クロムはこれを了承した。 
すぐに立ち去ろうとするルフレたちをファウダーは引き止める。ギムレー教の最高司祭を紹介したいらしい。 
フードを目深にかぶった者が現れ、ルフレは値踏みするような視線を感じた。「奥底に眠る血は残っているようだ」とその人物は呟く。 
フレデリクが王の前で顔を表さない無礼を指摘するとフードを取る最高司祭。 
なんとその顔はルフレと瓜二つだった。名前もまたルフレという。 
動揺するルフレたちに「帰り道は気をつけなさい」とインバースは不敵に笑うのだった。 

野営をすることになったルフレたちだったが、ルフレはなかなか寝付けない。夜風にあたりに一人外に出ると、誰かの呼ぶ声が聞こえた。 
辺りを見回しても誰もいない。すると突然頭痛とともにファウダーが眼前に現れた。 
ファウダーはルフレと親子であるようなことを匂わせ、ギムレーを奉ずる自分の元に来いと言う。 
間一髪のところでクロムが助けに入るとファウダーは消えた。 
屍兵が野営地を包囲していると報告が入る。戦争大好きなペレジアの呪術師ヘンリーも戦列に加わり屍兵を迎え撃つ。 
統率のとれた動きの屍兵たちにファウダーの関与を疑わずにはいられなかった。 
あらかた屍兵を倒しきったクロムが息をつく。しかしその後ろに新たな屍兵が召喚された。間に合わない、とルフレが思った瞬間 
「危ない!お父様!」とマルスが駆け寄りすんでのところで攻撃を受け流した。 
お父様呼ばわりに狼狽するクロムにマルスは左目を見せる。左目にはクロムと、そして赤子のルキナにある聖痕と、涙が浮かんでいた。 
驚くクロムだがこの世に二つと無いファルシオンを見て全てを察し、涙するマルス…ルキナを抱きしめるのだった。 
落ち着いたルキナは、自分は邪竜ギムレーが復活した十数年後の滅びの未来からきたルキナだと言う。その未来ではクロムを始め今の仲間たちは全滅し、人間は滅びつつあった。 
その人間たちを憂いた神龍ナーガの儀式によってルキナは未来の仲間たちと過去に戻り、未来を変えようとしたという。 
束の間の再開を喜ぶ親子。 
ルキナを仲間に加え、改めてヴァルム帝国に向かうルフレたちだった。 

14章 
ペレジアの軍船でヴァルム大陸へ向かう途中、クロムはルキナになぜエメリナ暗殺を防いだ後いなくなったのかと聞いた。 
ルキナは必要以上の過去への干渉を避けたかったらしい。絶望の未来ではエメリナは死にクロムもまた仲間の一人に裏切られて死亡している。 
そうなることを避けたかったルキナは正体を明かすことを覚悟しクロムを助けに来たという。 
その告白を聞いた瞬間ルフレの頭に激痛が起こるも、すぐにおさまった。 
ヴァルム帝国の戦力はこちらの倍はある。船は同数でもそれに乗る兵がこちらよりも多いのだ。苦しい戦いになることが予想される。 
奇策を思いついたルフレとクロムは改めてお互いへの感謝を示し、絆を強くするのであった。 
ヴァルムの船から船へ渡り、ついに敵将を討ち取った。クロムの合図でイーリスの軍船は残ったヴァルムの船に向かって突き進む。ヴァルムもそれに応えるようにこちらに向かってくる。 
あわや激突、というところでクロムたちは海へと飛び込み、船同士は激突した。 
激突した船には油を大量に載せていた。その溢れ出た油に火をつけるとたちまち海上は文字通り火の海に曝された。 
ヴァルム船団に打ち勝った勢いのまま、一行は港を抑えるためヴァルム帝国へと進むのであった。

25ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/14(金) 20:11:03.77ID:QJ/jd5oA0
前スレが埋まったので続きをこちらに 


15章 
ヴァルム港に着くと一人の女性が追われていた。助けに入るルフレたち。女性はサイリと名乗り、ヴァルム帝国に立ち向かう解放軍の一員であるという。 

皇帝ヴァルハルトに反抗する勢力をまとめあげようとしているが、兄が皇帝に組するなどなかなかうまくいかない中、イーリス軍が帝国軍を破った一報を聞きつけ協力を仰ぎに来たらしい。 

サイリの話を受け入れ、彼女に手を貸すことになった。 

ヴァルム大陸には古くから神龍信仰が盛んで、神龍の声を聞くという巫女がいる。しかし、帝国により巫女はミラの大樹と言われる場所に幽閉されている。 
彼女がいれば解放軍もまとまるはず、とのサイリの言葉に一行はミラの大樹へと向かうのだった。 

16章 
ミラの大樹に着いたが、ヴァルム兵が封鎖していた。この中に巫女がいるというサイリにクロムは正面突破を提案するのだった。 
ヴァルム兵を蹴散らし大樹の神殿へと登る。やっとの事でたどり着いた先にいたのは神龍の巫女でありマクムートのチキだった。 
チキは一目でクロムたちが聖王の血を引いていることを見破り、【炎の台座】について語り出す。 

【炎の台座】はかつて【炎の紋章】と呼ばれていた。台座に【白炎】【黒炎】【緋炎】【蒼炎】【碧炎】の5つの【宝玉】がはめ込まれてはじめて【覚醒の儀】を行えるようになる。力

初代聖王はこれにより神龍ナーガの力を授かり邪竜ギムレーを倒すことができた。 

今台座にはめ込まれているのは【白炎】のみ。チキが【蒼炎】を持ち、サイリの郷里に【碧炎】、フェリアの西の王に【緋炎】、そして最後の【黒炎】は行方知れずということだった。c

チキはクロムに邪竜ギムレーの復活が近いこと、【覚醒の儀】を行なってギムレーから世界を守って欲しいことを告げる。 

【蒼炎】を手に入れ、ルフレがチキに礼を言うとチキはルフレから自分と同じ力を感じる、と返す。どういうことか問い詰めようにも「疲れた」と話を切り上げられてしまうのだった。/

26ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/15(土) 11:04:21.31ID:b+CAOFGw0

17章 
チキのおかげで解放軍がまとまりつつあるとサイリは言う。しかし、解放軍がまとまる前に叩こうと、ヴァルハルトは全軍を率いてこちらにやってきていた。 
ヴァルハルトやサイリの兄レンハが率いる軍が到着する前に、主力の一部がいるシュヴァイン要塞へとクロムたちは向かう。 
無事、シュヴァイン要塞を制圧したクロムたちだが、要塞を取り囲んだのはヴァルハルトに屈した元解放軍だった。 
さらに悪いことに、ヴァルハルトとレンハの軍の牽制に向かった軍は壊滅し、生き残った兵は敵方に寝返ってしまった。 
完全敗北か…というムードに包まれたが、ルフレが妙案を出す。シュヴァイン要塞を今すぐ捨て、兵を二つに割りヴァルハルト側を抑えつつ主力でレンハ軍を叩くというのだ。 
ヴァルハルトと戦いながら逃げる役目をバジーリオが請け負うという。 
が、それをルキナは「未来ではバジーリオはヴァルハルトと戦い死んだ」と言い止める。それを聞いてフラヴィアもバジーリオを守るために一緒に行くことになった。 

戦場で矢継ぎ早に指示を出すバジーリオだが、ヴァルハルト1人になぎ倒される。 
圧倒的な力の前に倒れそうになるバジーリオだが、フラヴィアの援護でなんとか一太刀、ヴァルハルトに浴びせる。 
しかし劣勢に変わりなく、バジーリオは隠し持っていた【緋炎】をフラヴィアに託し、フラヴィアを逃がすために1人ヴァルハルトに立ち向かうのだった。 

18章 
敵の援軍を断ち切るため、ルフレは活火山での決戦を提案する。 
レンハ軍はそれを追って活火山に進軍。レンハを討つクロムとサイリだが、なぜレンハほどの剣聖がヴァルハルトについたのかが理解できない。 
するとヴァルハルト配下の軍師エクセライが姿をあらわし、レンハは従属しないと妹サイリを殺すと脅されて従わされていたと言い消える。 
レンハの真意を聞かされないまま討ってしまったサイリは自己嫌悪に陥るが、仲間たちに励まされ、兄に助けられた命を無駄にしない、と再びヴァルハルトに立ち向かうことを決意する。守


そんな中、バジーリオが戦死したと一報が入る。フラヴィアも全身傷だらけで帰ってきた。 
【緋炎】を手に入れたが、バジーリオを失ったこともまた大きかった。 
ヴァルハルトの軍は帝都へ引き上げたらしく、一同は次の戦いが運命を分ける決戦だと気を引き締めるのだった。 

27ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/15(土) 11:09:00.28ID:b+CAOFGw0
19章 
ヴァルム城を取り囲むルフレたちだが、ヴァルム兵は全く中から出てこない。 
城の中から出なければ戦局を伺っていた周辺の有力者たちがこちらに絶対つくとエクセライは見越して、籠城作戦を決め込もうとしていた。 
しかし、ヴァルハルトはそれを一蹴。解放軍を完膚なきまでに叩き潰そうと、城から出て戦いを挑む。 
しかしクロムたちの攻撃にヴァルハルトは敗走。 
城内に侵攻しようとした時、クロムたちの背後に何者かの大軍が押し寄せていた。 

そのころ、ヴァルハルト敗走の報を受けたエクセライはヴァルハルトと共に城外脱出を画策していた。 
しかし、城の周囲は既に大陸南部の有力者の兵が取り囲んでいた。先ほどの、クロムたちに押し寄せた大軍だった。 
レンハの死亡により力の均衡が崩れ、エクセライの脅迫などの真実が明らかになったために挙兵してきたのだ。 
自分のしたことは無駄じゃなかった、とサイリは安堵し、仲間に促されヴァルム城に入城したのだった。 

20章 
ヴァルム城内。 
ヴァルハルト、エクセライが逃亡か戦闘か言い争う。エクセライのレンハへの仕打ちやペレジアのインバースと通じ【炎の台座】を手に入れようとしていることなどをヴァルハルトは知っていた。浴

全て知った上でヴァルハルトは全てをなぎ倒し人の王、覇王になろうとしていたのだ。 
城を囲まれ攻められても多くの兵が投降せず戦う。 
クロムはかつて争いをなくすため命をかけた姉のように、全ての争いに力で勝利してきたヴァルハルトにも人を導く信念を感じた。 
戦いの末ヴァルハルトは散る。クロムに何かを託したかのように、ルキナは感じた…。 
戦いは終わりソンシンから奪われた【碧炎】を手渡すサイリ。 
こうしてヴァルム帝国での戦いは終わり、クロムたちはイーリスへの帰路につくのであった。 

クロムはフレデリクに【黒炎】の在り処を調べさせる。するとペレジアから【黒炎】を返還したいとの報せが入る。 
ファウダーは信用ならない、というクロムだが、姉の志を継ぐ者が話し合いに応じないわけにいかない。 
戦闘の準備もしつつペレジアに向かうのであった。 

29ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/16(日) 08:20:09.54ID:gCb+eeTV0
21章 
ペレジア城についた一行。ルキナが、エメリナ処刑の行われた大岩が邪竜ギムレーに似ていると言いだす。 
ギムレーを復活させてはならない、という決意を新たに場内を進む。部屋のいたるところに伏兵が潜んでいるらしい。 
一同に緊張が走るが、ファウダーとインバースがゆっくりと姿をあらわす。彼らは邪竜ギムレーをかつて倒した【炎の台座】を排除しようと台座と宝玉を要求してきた。 
クロムが拒否すると実力行使とばかりにペレジア兵たちが襲ってきた。 
それらを片付けあと少しで脱出、というところでファウダーが現れ、クロムに一撃を与える。 
【炎の台座】を要求するファウダーに断るクロムだが、ファウダーがルフレを操り【炎の台座】と宝玉を奪いとってしまう。 
父親ファウダーに操られたことで自己嫌悪に陥るルフレだが、仲間に励まされファウダーの後を追うことになった。 
しかし、ルキナはこのことで「未来でクロムを殺した裏切り者はルフレだ」と確信し、ルフレを殺そうと刃を向ける。 
ルキナの思いを知り抵抗をしないルフレだが、クロムがそれを止めに入る。クロムは運命よりもルフレと歩んできた絆を信じるという。 
その言葉でルキナもまた、クロムとルフレを信じることにしたのだった。 

22章 
城から出ると人々の波に圧倒されるクロム。彼らはギムレー教徒らしく、みな口々に「竜の祭壇へ…ギムレー様に祈りを…」と言う。 
絶望の未来が変わっていない状況に、クロムたちはファウダーがいるという竜の祭壇へ急ぐ。そこに立ちふさがるインバース。 
エメリナの死、ギャンレルやヴァルハルトとの戦、全てがファウダーの書いた筋書き通りで、お陰でギムレー教徒が命を捧げることが増えた、とあざ笑う。 
 
竜の祭壇は生贄から命の力を溜めておくものであり、ギムレー教徒の間では生贄を捧げることでギムレーが蘇ると信じられていた。その命の力もギムレーの復活に足るほど貯められている。の


実はヴァルハルトはペレジアのギムレー復活に向けた動きに気付いていた。ヴァルハルトはギムレーが復活したら討ち亡ぼすつもりでいたが、クロムによって討ち取られたためそれは叶わなかった。 

そして戦争により消耗した両国。 
ペレジアが先の戦争で兵を出さなかったのはイーリスとヴァルムの兵力を削ぐためだったのだ。 
戦いは始まり、インバースに深手を負わせたがトドメを刺すまでに至らず、逃してしまった。復活の儀式の時間稼ぎだったのだ。 
焦るルキナにクロムは、必ずファウダーを止めると言い落ち着かせる。 

30ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/16(日) 08:27:27.64ID:gCb+eeTV0
23章 
竜の祭壇。 
いよいよ最後の戦いに挑もうという時、ルフレはクロムに声をかける。 
もしもファウダーの支配に負けてしまったらその時はクロムの手で殺してくれ、と。 
クロムは拒否するがクロムだからこそ頼んでいるとルフレはいう。その真剣さに、クロムは「わかった、ただ絶対負けるなよ」とルフレにいうのだった。 
ファウダーは竜の祭壇でクロムたちが着くのを待っていた。 
竜の祭壇と【炎の台座】でギムレーを器から復活させる。その器とはルフレであった。 
ルフレの中にギムレーの血と魂が眠っている。その事実にルフレは激しく動揺する。 
それと同時にルフレの中には仲間たちとの歩みが蘇ってきた。ルフレはファウダーに言い放つ。 
仲間たちとの絆で必ず勝つと。 

いつかの夢の光景が広がる。 
クロムとファウダーが戦っている。激しい剣と魔法の応酬。応戦するルフレ。ついにファウダーを倒すが、倒れがけのファウダーが放った魔法からルフレはクロムを庇う。 
倒れるルフレに駆け寄るクロムだったが、そのクロムの腹を魔法が貫く。 
クロムを貫いた魔法を放ったのはルフレ自身だった。震える手を見つめるルフレ。「お前のせいじゃない…」と言い倒れるクロム。 
広間には邪悪な笑い声が響き渡るのだった。 

絶望の未来を変えられなかった、ルキナは呆然と目の前の光景を見つめるしかできなかった。 
「大丈夫だルキナ」 
よく知った声がルキナに声をかける。それはヴァルハルトに倒されたと思われたバジーリオだった。 
バジーリオはルキナの「戦ったら死ぬ運命」という忠告を聞き、戦うより逃げることを選択して助かることができたという。 
たかだかバジーリオ1人がいたところで何になる、というファウダー。しかしルフレは自分が操られることも見越していた。 
いや、昔見た夢が予知夢だということに夢の中の【炎の台座】を思い出して気づいたのだ。 
そのためファウダーを警戒し、【宝玉】の偽物を作らせてそれを持ってペレジアとの会談に臨んだ。 
そして【炎の台座】の力で完全に支配されたと演技をし、弱めの魔法をクロムに打ち込んだのだ。 
全てを読まれていたファウダーは崩れ落ちる。怒り狂ったファウダーをルフレの放った魔法が飲み込んだ。 
こうしてギムレー復活を防いだのだった。と、一同が喜んだ背後に1人の影が忍び寄る。 
もう1人のルフレだった。 
もう1人のルフレの正体はクロムを殺し、絶望の未来を作った未来のギムレーだった。 
ギムレーはナーガの儀で過去に遡ってきたルキナたちを追ってきていた。 
ギムレーが現代に現れた瞬間、ルフレはその衝撃に耐えられず記憶を失い、同時に経験し得ない未来の出来事を夢としてみるようになったのだ。 
時を遡ってきた未来のギムレーは竜としての力を一部失っていた。失った力を取り戻すために竜の祭壇の力を奪うギムレー。 
力を取り込んだギムレーは邪竜として復活してしまう。 
巨大な力を持つギムレーを前に「未来は、変えられないの…!?」とルキナは呆然と呟くのであった。 

31ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/17(月) 15:18:46.82ID:rhJHftuD0
24章 
復活したギムレーを前に一行はたじろぐ。正面から戦いを挑んでも敵わない…【炎の台座】さえあれば…とクロムが呟く。 
「ありますよ」とルフレが言う。ギムレーが復活する前にファウダーから奪い取っていたのだ。 
ナーガの覚醒の儀は虹の降る山の祭壇で行われる。一行はギムレーに追いつかれる前に虹の降る山へ急ぐ。 
やっとのところでたどり着いたがギムレーの差し向けた屍兵たちが襲ってきた。 
ナーガの祭壇の近くまでギムレーの支配が及んでいることから、ギムレーの力の強さを改めて実感するクロムたちだったが、なんとか退ける。 
祭壇で、神龍ナーガの覚醒の儀を執り行うクロム。儀式には危険が伴い、命を落とすこともあるそうだ。 
 
見事儀式を成功させ、ファルシオンにナーガの力を宿らせたクロムだが、ナーガは「ギムレーと自分は神ではない、自分たちは同じ存在で自分にギムレーを滅ぼす力はない。ギムレーが滅ぶとしたらそれは自身の力、自殺によってのみ」と言う。自

ファルシオンに宿った力はギムレーが再び蘇るまで千年の猶予を与えるものであり、滅ぼすことはできない。 
クロムたちはナーガの話を心に留めつつ、ギムレーを止めるため始まりの山へと向かうのであった。 

32ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/17(月) 22:11:43.57ID:rhJHftuD0
25章 
始まりの山にやってきたルフレたち。やはりギムレーはここにいる、とファルシオンに宿ったナーガが言う。 
ナーガの力をもってしても倒せないが、クロムは子孫たちに問題を押し付けたくないと言う。 
ルフレは思いつめた顔で言う。「自分とギムレーは同じ存在だから自分がギムレーを倒せばいい」と。 
しかし、そうするとルフレもまた死んでしまうかもしれないとナーガが警告する。 
仲間たちと育んだ絆やルフレの心がギムレーの心に勝てばもしかしたら生き残れるかもしれない、とも言うが可能性はごくわずからしい。 
クロムはルフレに自分を犠牲にしないでほしいと言うが(はい/いいえ選択肢あり)、ギムレーに気づかれてしまい屍兵がこちらへ向かってきた。 
屍兵たちを倒し切るとギムレーの声が響き渡る。 
山のように大きな邪竜のどこを攻撃すれば…と攻めあぐねていると、ナーガが首の後ろならば自分の力で転移できるし攻撃が通ると言う。 
いよいよ最後の戦いだとクロムは皆を鼓舞するのであった。 

33ファイアーエムブレム 覚醒2018/12/18(火) 22:04:32.45ID:b7gdpo110
終章 
ナーガの術で海上を悠然と飛ぶギムレーの首元付近に転移してきたルフレたち。 
そこでは未来のギムレーが待ち構えていた。強大な力でルフレたちを圧倒する。仲間たちは心が折れかかっていた。 
諦めないというルフレにギムレーは「自分と同化すれば仲間は助ける」という。 
(はい/いいえ、いずれの選択肢も同じ結果)ギムレーは否応なしにルフレを飲み込んだ。 
目覚めたルフレ。周りは闇に閉ざされている。神の意志の内部で自分と同化したのだとギムレーはいう。 
それでもルフレは抗おうとするがギムレーの力の前に倒れる。 
何も感じず、何も聞こえず、何もない闇の中で、もう諦めてしまおうか…とルフレが思ったその時だった。 
「諦めるな!俺との約束はどうなる?!」 
クロムの声だ。 
クロムだけではない。これまで一緒に戦い絆を結んだ仲間たちの声がルフレの耳に届く。 
その声の持つ希望に苛立つギムレー。ルフレは人としての自身の心の力でギムレーの血の支配に勝つ。 
再び邪竜の首に戻ってきたルフレ。傷ついた仲間たちをナーガの力が癒す。 
そして最後の戦いが幕を開けた。 
ナーガは言う。クロムが倒せばギムレーは千年の眠りにつく、ルフレが倒せば消滅する、と。 
際限なく沸く屍兵たちやギムレーの激しい攻撃を耐え、ついにギムレーを倒す時が来た。 
「俺に任せろ!」とクロム。(クロムに任せるか?はい/いいえ) 

→はいの場合 
神剣ファルシオンでギムレーにとどめを刺す。断末魔と共に眠りにつくギムレー。 
これでいい。自分たちの意志を継いだものが何度でも奴を倒す。 
こうして平和を取り戻したクロムたち。 
それでもルフレは「ギムレーを自分が倒していればよかったのでは?」と思い悩んでいた。 
そんなルフレにクロムは声をかける。「ルフレに生きていて欲しい、これからもそばにいて欲しい」と。 
終わり 

→いいえの場合 
ルフレは戸惑うギムレーに魔法を叩き込む。 
大好きな人たちに、皆に感謝しながらルフレはギムレーと共に消滅した。 
ルフレの犠牲で戦いは終わり、過去から未来へと続く絶望の運命もこれで終わる。 
ルフレの消滅に泣き出すリズ。しかしクロムは、人の思いが強ければ生き残れるというナーガの言葉を信じていた。仲間たちもまた、ルフレとの再会を信じようとする。 
「何年かかろうとルフレを探し出す、そしてすべての国を復興させる」とクロムは誓う。 
終わり 


以上でファイアーエムブレム 覚醒は終了です。