かえるの絵本

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かえるの絵本 - (2020/02/23 (日) 20:10:22) のソース

''かえるの絵本''
>>20-302~306・334~345・347
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302 :かえるの絵本 共通パート:2006/01/11(水) 23:28:09 ID:86bijw10
プロローグ 

コロナという街の近くにある小さな森に、一匹のかえるがいた。 
かえるには名前も記憶もなく、他のかえると離れていつもひとりぼっち。 
そんなかえるの前に、賢者ラドゥが現れ 
かえるには何らかの呪いがかけられてると告げる。 

ラドゥの力によって、一時的に人間に姿へと変わることのできたかえる。しかしそれは1年だけ。 
その間に呪いを解かなければ、二度と本来の姿には戻れない… 
こうして呪いをかけられた元かえるの記憶探しが始まった 

1章 運命の水晶をたずねて 

コロナにやってきて1ヶ月。 
段々この街にも慣れてきた主人公のもとへラドゥが訪ねてくる。 

「東の神殿に人の運命を映す水晶がある。お前もそこで自分の運命を見るといい。」 

ラドゥに連れられ神殿の入り口までやってきた主人公。 
そこでラドゥと別れた主人公は、仲間と共に次々現れる魔物を倒しながら 
水晶の間へと向かう。 

そんな中、どこからか助けを呼ぶ声を耳にする主人公。 
声のした方向へ行ってみると一人の男が倒れていた。 
主人公に介抱された男はお礼を言い、自分も水晶の間へ連れて行って欲しいと頼む。 

男と共に水晶の間を目指す主人公の前に立ち塞る魔物。 
まだ冒険者として未熟な主人公には強敵だったが 
なんとか勝ち、ついに水晶の前に立つことができた。 
すると水晶はたちまち輝き出し、水晶の中に竜の影が浮かび上がる。 

「お前にかけられた呪いが、恐ろしき竜の呪いじゃったとは…!」 

いつのまにか、男はラドゥの姿へ変わっていた。 
ラドゥは姿を変え、主人公を試していたのだ。 

男を助けた主人公の優しさを褒め、これからも自分を磨きながら 
竜を探し出すようにとラドゥは助言する。 

303 :かえるの絵本 赤竜編 :2006/01/11(水) 23:28:47 ID:86bijw10
2章 カナ山の洞くつ 

自分を鍛え続ける日々を送る主人公の所に、ある人物を探している女剣士レティルから 
ここから西にあるカナ山に竜が現れたと教えられる。 

さっそくレティルと一緒にカナ山へと向かい、 
カナ山の洞窟の奥にいるだろう竜を目指し奥へと進む主人公たち。 
しかし、洞窟の奥に到着したときには既に竜は去っていた。 

いつくもの折れた武器や骨などが散乱し、ロキの岩と呼ばれるとても硬く大きい岩に 
竜らしき爪あとがくっきり残っていた光景は竜の恐ろしさを物語っていた。 

するとそこに一人の黒髪の男が現れ、主人公たちが竜を探してると知るとロキの岩に剣を振り下ろし 
剣は真っ二つに折れたのに、岩の方には少しも傷がつかないことを見せ付ける。 
そのことで男は竜の恐ろしさを証明しようとしたのだが、 
同じように主人公がロキの岩に剣を振り下ろすと、不思議なことにわずかながらも岩に傷がつく。 

「君は一体何者なんだ?」 

男は主人公の不思議な力を驚きつつも、竜には関わるなと忠告するとどこかへ去ってしまう。 

コロナの街に戻った主人公に、レティルは自分の故郷バレンシアで起こった 
竜に関する出来事を話す。 

それは恐ろしい爪を持った赤い竜がバレンシアを襲撃し 
二人の勇者が竜退治に行ったまま戻らなかったということ。 
そしてそのうちの一人はレオンという名前の黒髪の男で、レティルが探し続けている相手であり 
先程会った黒髪の男とよく似ているということ。 

ロキの山に現れた竜はバレンシアを襲った赤い竜と同じなのか、 
レティルの探しているレオンと黒髪の男とは同一人物なのか… 

まだまだ分からないことが多い現状ながらも、 
主人公は竜との戦いを予感せずにはいられなかった。 

304 :かえるの絵本 赤竜編 :2006/01/11(水) 23:30:28 ID:86bijw10
3章 バレンシアに勇者ありき 

主人公はレティルの薦めもあり、図書館で竜退治に関する資料を調べることに。 
そこで司書のシャルルから、かつての英雄たちは竜退治の際に 
聖なる力を持つロンダキオンというお守りを持っていたという情報と 
そのロンダキオンについては 
バレンシアの街で何か手がかりが得られるかもしれないということを聞き出す。 

自分の故郷ということで道案内を買って出たレティルと共に 
パレンシアの街へと急ぐ主人公。 

バレンシアの街の広場でジムという老人に出会い、 
彼がかつて竜の寝床を突き止めた人物だと知った主人公たちは 
老人の案内で竜の寝床へ向かう。 

山道を登り、魔物を倒しながら、ようやく竜の寝床があるという山頂へたどり着くが 
そこにはこれまで出会ったことのない強大な敵が、山頂へ続く道を塞いでいた。 

魔物との戦いに何とか勝利し、竜の寝床へやってきた主人公だが 
そこで待っていたのはあの男だった。 

男はさっき主人公が倒したと思い込んでいた魔物が再び現れると一撃で仕留め 
その場を去ろうとするが、突如輝きだした地面に驚く。 

「さっきまでは、そんな光などなかったのに…。まさか、君が選ばれし者だというのか?」 

主人公が光の中にそっと手を入れ持ち上げると、天から光が降り注ぎ、いっそう強く輝きを放つ。 
主人公の手の中にあったのはロンダキオンだったのだ。 

「ロンダキオンは私ではなく、君を選んだ。ロンダキオンを頼む。」 

そう言い残して立ち去った男の後を追いかけると、ジムと言い合う男の姿があった。 
二人の言い合いの内容から、男はレオンなのだと判明する。 

コロナの街に戻った主人公は、シャルルにロンダキオンを預け 
詳しく調べてもらうことに。 

その夜、主人公はある夢を見る。 
バレンシアを出て行く昔のレオンともうひとりの人物。 
竜の寝床で、ロンダキオンを掲げ、赤い竜に立ち向かう二人…。 
それは失われた記憶のかけらだった。 

305 :かえるの絵本 赤竜編 :2006/01/11(水) 23:31:12 ID:86bijw10
4章 ロンダキオンの名のもとに 

ロンダキオンについて調べていたシャルルが主人公のもとを訪ねてきた。 

ロンダキオンの中心にある月長石はドワーフのみが知る石。 
ドワーフの長老なら、ロンダキオンのことを何か知っているかもしれない。 
だから、ドワーフの洞窟に行って見たらどうだろう 

シャルルから、そのようなことを教えられた主人公たちは 
さっそくロンダキオンを持って、ドワーフの住む洞窟へ出かける。 

ドワーフの村へ着くと、またもやレオンがいた。 

ドワーフの長老から、なぜそこまで竜を倒すことに拘るのか問われたレオンは 
親友でもあった勇者が自分のために犠牲になったことを打ち明ける。 
そのとき、ひとりのドワーフが長老のもとへ駆け込んできた。 

「月長石の洞窟に魔物が攻めてきて、仲間が逃げ遅れた! 助けてくれ!」 

その言葉を聞いた主人公たちは、急いで月長石の洞窟へと向かう。 
魔物を倒しながら、逃げ遅れたドワーフを助ける一行。 
そして洞窟の奥にいた魔物たちのボスも倒す。すると 
月長石がいっせいに光りだし、自ら主人公の手の中へ収まるという 
不思議なことが起こった。 

ドワーフの長老は、命の恩人である主人公たちにお礼を言い 
洞窟での不思議な出来事を聞かされるとロンダキオンの秘密を話し始める。 

「月長石に選ばれた者だけがロンダキオンを持つことが許される。 
あなたが持ち帰った月長石の結晶を 
ロンダキオンの中心に埋めかえれば、その力は蘇える」 

コロナの街に帰ってきた主人公は顔見知りの鍛冶屋のロッドにすべてを話し、 
竜との決戦の日までに、月長石の結晶をロンダキオンに入れ直してもらうことを約束する。 

その夜、主人公は前に見た夢の続きを見る。 
レオンと共に、ロンダキオンを持って赤い竜を倒しに出かけたもう一人の勇者は自分だったこと。 
竜との戦いで傷ついたレオンをかばい、竜から呪いをかけられて 
かえるになってしまったこと。 

こうして主人公はすべての記憶を取り戻した。 

306 :かえるの絵本 赤竜編 :2006/01/11(水) 23:32:10 ID:86bijw10
最終章 最後のたたかい 

主人公が呪いを解かなければならない最後の日が明日に迫ったとき 
カナ山に竜が降り立ったという噂が囁かれる。 
遂に最終決戦の日がやってきたのだ。 

そこへ、ロッドがロンダキオンを完成させたという吉報をレティルが持ってくる。 
ところが、主人公がロンダキオンを取りにロッドのいる鍛冶屋へ向かうと 
ロンダキオンは盗まれ、かわりに手紙が置かれていた。 

「竜と戦い、友の仇を討つためにどうしてもロンダキオンが必要なのだ。 
私のわがままを許してくれ。 レオン」 

レオンからの手紙を読んだ主人公は慌てて山頂を目指す。 

ようやくたどり着いた山頂で主人公が見たものは 
赤い竜と、その竜と一人だけで戦うレオンの姿。 
ボロボロになったレオンに赤い竜が止めを刺そうとしたとき、主人公はレオンをかばう。 

「なぜ私をかばう?」 

主人公は取り戻した記憶を話し、今度こそ赤い竜を倒すと誓い 
ロンダキオンを手にして竜に立ち向かっていく。 

ロンダキオンの守護を受けながら、長く激しい戦いを続ける主人公。 
そしてようやく、主人公の勝利で戦いに幕が閉じる。 

竜を倒した主人公を待っていたのは、仲間たちの祝福、 
呪いが解けた自分の体だった。 

そしてレオンは、レティルと二人で故郷であるバレンシアに帰ることに。 

その後、主人公はコロナの街を出て信頼のおけるパートナーと一緒に冒険を重ね 
そんな二人の活躍は物語として語り継がれ、人々に夢や希望を与えた。 赤竜編END 

334 :かえるの絵本 神竜編 :2006/01/13(金) 01:45:44 ID:QaMn66Cx
2章 カナ山の洞くつ 

竜に会うために努力を続ける主人公のもとへ、竜について研究しているレラが訪ねて来る。 
彼女によるとカナ山に竜が現れたというのだ。 
さっそく主人公はレラと共にカナ山の洞窟へ向かうことに。 

洞窟の奥へ着くと、まだ幼さが残る白い動物が3人組に襲われていた。 
3人組を追い払い白い動物を助けた主人公たち。 
白い動物は妙に主人公になつき、岩陰に隠していた何かのカケラを主人公に渡すと 
不思議な城へと案内する。 

城にはなぜか人の姿は全くなく、かえるだけしか見当たらなかった。 
不可解に思いながらも奥へと進んでいく主人公たち。 
すると、祭壇らしき広間に当たる。 
白い動物から受け取ったカケラを祭壇の中央にはめてみた途端、広間は光に包まれ 
祭壇に映像が映し出されてたのだった。 

その映像は、城に迷い込んだ少年がお城に住むお姫様と思われる少女と 
城内を歩き回るというものだった。 

謎の映像が終わるとレラは自分の考えを述べる。 

「ここは神竜を祭っていたフロスティという城だと思うわ。 
光るカケラは神竜の鏡で、その白い生き物は神竜の子供に違いない。」 

自分の呪いには神竜が関係してると感じた主人公は 
残りの鏡のカケラを集めることを決意する。そして 
広間で見つけた古代文字の解読をレラに頼むと、チビドラと名づけられた神竜の子供を預かりながら 
鍛練を続けるのだった。 

335 :かえるの絵本 神竜編 :2006/01/13(金) 01:47:36 ID:QaMn66Cx
3章 神竜の国フロスティ 

古代文字の解読が終わったレラが主人公を訪ねて来る。その内容は 
割れた神竜の鏡のカケラは流れ星として地上に落ちてくるというもの。 

ある洞窟に流れ星が落ちたという情報を得た主人公は 
すぐさまチビドラを連れてそこへ向かう。 

洞窟に入り、二つ目のカケラを見つけることに成功する主人公。 
しかし喜びもつかの間、カナ山でチビドラを襲っていた3人組 
全身鎧に包まれた剣士リザリア、ダークエルフの男女ゾーラとジェスが現れ 
主人公から鏡のカケラを奪い取ろうとする。 

結局、彼らは主人公に負けて立ち去り 
主人公はカケラを祭壇の中央にはめるため、再びかえるだらけの城を訪れる。 

カケラをはめると案の定映像が映し出された。 
今度の内容は前の映像の続きらしく、大臣の策略を偶然知ってしまった少年と姫が 
城にある神竜の鏡を守るために奮闘するというものだった。 

今回の映像で映像の舞台となっている城は 
フロスティ城であり、過去の出来事だということが分かる。 

残りのカケラを探せば、もっと詳しいことが判明するに違いない。 
主人公は残りのカケラも頑張って探そうと心に誓った。 

336 :かえるの絵本 神竜編 :2006/01/13(金) 01:48:18 ID:QaMn66Cx
4章 神竜の鏡をねらう者 

盗賊ギルドのアッシュから、ケボラ砂漠に流れ星が落ちたという情報を教えられた主人公は 
カケラを手に入れるためにそこへ向かう。 

ケボラの村へ行くと、村人を乱暴に押しのけて 
ほこらの祭壇に入っていくリザリアたちの姿が。 
慌てて彼らの後を追いかけると、リザリアが祭壇に置かれたカケラを取ろうとしている所だった。 

主人公の存在に気づいたゾーラは、神竜の鏡の力で 
世界を我が物にしようと企むリザリアの野望を話し出す。 

リザリアは魔物を呼び出し、主人公を始末しようとするが 
主人公はそれを退け、カケラをリザリアの手から守ることに成功する。 
そして村人に事情を話して3つ目の鏡のカケラを手に入れた。 

フロスティの祭壇を訪れた主人公は、カケラを祭壇にはめる。 

今度もまた前回の続きから始まっており、 
大人たちに大臣の策略を信じてもらえなかった少年と姫が、自分たちで鏡を守ろうと 
鏡の間へ忍び込み、こっそり鏡を隠そうとする映像だった。 

いよいよ残るカケラはひとつ。 
次こそ主人公の呪いの原因となる出来事が映し出されるに違いない。 
主人公は一刻も早く、最後のカケラを手に入れたいと思うのだった。 

337 :かえるの絵本 神竜編 :2006/01/13(金) 01:49:39 ID:QaMn66Cx
最終章 神竜の復活 

なかなか流れ星の情報が得られず、不安を募らせる主人公の所にレラがやってきた。 
聖なる森という場所に流れ星が落ちたのだという。 
そのことを知ったラドゥは、主人公を心配し、聖なる森まで送ってくれる。 

森の湖でカケラを見つけた主人公だが、またもやリザリアたち3人が現れる。 
そしてリザリア自身が戦いを挑んでくるが 
ゾーラたちに止められ、その場を部下の二人に任せて立ち去る。 

ゾーラとジェスを倒した主人公は、フロスティに向かい 
いつものようにカケラを祭壇にはめ込む。 
そしていよいよ最後の映像が映し出された。 

映像で、少年は主人公であったことや 
リザリアによって騙された大臣が鏡を割ってしまったことで 
この国が神竜の呪いにかかり、フロスティにいた全ての人々が 
皆かえるの姿になってしまったことが判明する。 

最後の映像が終わり、いよいよ神竜が復活する時がやってきた。 
ところが森から去ったリザリアが主人公の前に姿を見せる。 
リザリアは主人公が鏡を完成する瞬間を隠れて待っていたのだった。 

襲い掛かってきたリザリアに打ち勝つ主人公。すると神竜がついに姿を現した。 
神竜はリザリアに情けをかけるが、リザリアはそれを拒んで自ら命を絶つ。 

その後、神竜はフロスティの呪いを解き 
元凶となった大臣も心を入れ、王と和解。 
主人公はどこかの国の王子であるということも分かる。 

フロスティの国王は主人公の人格の高さを賞賛。新たな鏡と次代の神竜であるチビドラを授ける。 
また、美しく成長した姫とも再会を果たし彼女と結ばると 
新しい国を築いて、いつまでもその名を歴史に残した。 神竜編END 

※女主人公だと、少年(過去の主人公)部分は少女、フロスティの姫については王子になります。 

338 :かえるの絵本 青竜編 :2006/01/13(金) 01:50:11 ID:QaMn66Cx
2章 カナ山の洞くつ 

竜に会うため、日々努力を重ねる主人公。 
ある日、竜についての情報を持っているという男から依頼を受ける。 
その依頼内容は、カナ山にいるフェニックスのヒナを捕まえてくるというものだった。 

カナ山でフェニックスの巣を見つけた主人公は 
一羽だけ残っていたヒナを連れて行こうとするが、そこにヒナの親が降り立ち 
主人公にヒナを連れて行かないでと懇願する。 

その言葉を聞き、ヒナを連れてくのをやめる主人公。 
親フェニックスは主人公にお礼を言うと、カナ山から去っていく。 
当然、依頼を果たさなかった主人公に依頼人は怒り心頭。 
しかし捨て台詞の際にアトランティーナという単語を残していく。 

男が帰った後、商人のロベルトから 
酒場を経営するマノンがアトランティーナのことを知っていると聞かされる主人公。 
マノンにそのことを尋ねると、アトランティーナに住んでいたことがある知り合いがいて 
その知り合いに竜について聞いておくと約束してくれる。 

自分の部屋に戻った主人公は、アトランティーナの竜の情報が分かるまで 
自分を鍛えることを続けることにした。 

339 :かえるの絵本 青竜編 :2006/01/13(金) 01:50:41 ID:QaMn66Cx
3章 カガレスの村へ 

約束をしてからしばらく経った後、 
マノンは知り合いから聞いた竜の話を教えてくれた。 

「アトランティーナの湖の底の青の神殿に、水竜が住んでるらしいぞ。 
詳しいことはカガレスの村に住んでるそいつに聞いてみな」 

マノンから話を聞いた主人公はカガレスの村を目指す。 
ところが橋を渡っている最中、地震が起き橋から落ちそうになる。 
そこへ通りすがりの女性冒険者が助けてくれ、何とか命拾いする。 

女性と別れ、先を急ぐと主人公の目の前には二つの橋があった。 
カガレスの村へと続く橋は左のようだったが、右の橋の先で 
さっき主人公を助けてくれた女性が倒れているのを目にする。 

慌てて助けようとした主人公に向かって 
さっきの地震で脆くなった橋が崩れてしまうから 
早く左の橋を渡れと言う女性。 

だが主人公は、女性を助けるために右の橋を渡った。 
女性を助けた途端、ガラガラと崩れていく橋。 

女性は自分の名前はリンだと自己紹介し、自分の住む町が酷い水不足にみまわれた為 
近くの山の洞窟にある水源の地図を取りに来ていたところだと語る。 

怪我をしたリンの代わりに、地図を手に入れてきた主人公。 
主人公がアトランティーナについて調べていると知ったリンは 
自分がアトランティーナの住人だったことや、なぜアトランティーナから出たか説明する。 

「アトランティーナは水竜に見守られた、とても平和な村だった。 
けれど、突然湖の水が濁り、水竜は湖の神殿に取り残されてしまった。 
私たち村人は、村から去るしかなかった……」 

コロナの街に戻ってきた主人公は 
神殿に取り残された水竜に会うため、湖の水を綺麗にする方法を探す決意をする。 

340 :かえるの絵本 青竜編 :2006/01/13(金) 01:51:14 ID:QaMn66Cx
4章 シェスナ地方に水源を求めて 

アトランティーナの湖に流れる川は 
シェスナ地方に水源があるらしいと知った主人公。 
草原を抜け、シェスナの町を訪れると、そこでリンと再会した。 

「町を治めるリュウベンという男が、川の水をせき止め、村人はみんな苦しめられている。 
この前の水源の地図も奪われてしまった。 
これからリュウベンの所へ行って話をしにいく」 

そう主人公に告げた後去っていったリンを追いかけ 
主人公もリュウベンの館へ向かうことにした。 

魔物がうろついているリュウベンの館を不思議に思いながら 
主人公が奥へと進んでいくと、水門への道を塞いでいたのは魔物になったリュウベンだった。 

「この水門はアトランティーナの水源なのだ。開けるわけにはいかない!」 

リュウベンは、慕っていた女性が水竜と結ばれた後に死んでしまったことから 
水竜を逆恨みし、アトランティーナの水をせき止めて、湖に毒を流しこんだのだった。 

襲ってきたリュウベンのしもべたちを倒し、隠されていた水門の鍵を手に入れた主人公。 
そして湖の水源にたどり着く。だが、主人公を待っていたのは 
アトランティーナとシェスナ、それぞれに続く二つの水門だった。 

二つの水門にひとつだけの鍵…主人公は悩んだ末、シェスナに続く水門を開けた。 

水門から水が流れ出したときリンが現れ、 
アトランティーナではなくシェスナを選んだ主人公に心からのお礼を言うと 
水竜の伝説を語りだす。それは、ひとりの村娘が水竜を愛して奇跡を起こし 
村娘は神殿に呼ばれ、水竜の妻になったというものだった。 

湖を元には戻せなかったものの、主人公は 
ラドゥの魔法がとけてしまうまでの残りの時間を大切にしようと心に決める。 

341 :かえるの絵本 青竜編 :2006/01/13(金) 01:52:23 ID:QaMn66Cx
最終章 アトランティーナ 

人間でいられるまでの期限が残りわずかとなった頃、リンからの手紙が届く。 
その手紙には、すぐにアトランティーナに来てほしいとだけ書かれていた。 

とりあえずアトランティーナへ行くことにした主人公だったが 
リュウベンが行く手を阻む。 

リュウベンを倒した主人公だが、彼は不敵に笑い 
湖は元には戻らないと言い残して息絶えた。 

主人公がアトランティーナに着くと 
恩人のためにと、リンを始めとしたシェスナの人々が、シェスナから水を引いてくれていた。 
けれど、それでも一箇所だけ黒く濁っているところが… 
その下に神殿があると聞かされた主人公は、ついに神殿へ向かうことにする。 

リンの後ろにいた人から、水の中でも息ができるという不思議な帽子をもらい 
湖の中へ入ろうとしたときだった。 
湖上に人の影が浮かび、どこか懐かしい声で主人公に呼びかけたのだ。 
影はすぐに消えてしまったが、リンはその影を見てこう言った。 

「あの姿は…かつての水竜の妻に似ている……」 

湖に入った主人公を親しい仲間が追いかけてきた。 
主人公はその仲間に、先ほど貰った水中でも息ができる帽子を渡す。 
主人公はなぜか水中でも息ができたため、自身に帽子は必要なかったのだ。 

神殿に向かう二人だったが、入り口では恐ろしい魔物が待ち受けていた。 
すると、カナ山で会ったフェニックスが舞い降り 
ヒナを見逃してくれたお礼にと、助太刀してくれる。 

フェニックスと仲間の三人で魔物を倒し、ようやく神殿に入ることの出来た主人公。 
そこへ再び、人影が現れた。 

「あなたは私と水竜の子。毒で正気を失ったあなたの父を 
どうか、あなたの手で倒してください。」 

父である水竜は、母の言葉通り正気を失い 
自分の子である主人公に襲い掛かってきた。 

342 :かえるの絵本 青竜編 :2006/01/13(金) 01:53:07 ID:QaMn66Cx
激しい戦いが続き、水竜は倒れた。 
そして一時的に正気に返ると、主人公に真相を語った。 

「湖の毒からお前を守るため、とっさにかえるに変えたのだ…。 
毒に侵された私の体はもう元には戻らん。さあ、わが子よ 
その手で止めを刺し、私を苦しみから救ってくれ!」 

葛藤する主人公だが、父を苦しみから解放するために、その願いをきくことにする。 
隣にいた仲間は、自分も主人公の苦しみを背負うと励ます。 

二人が同時に水竜に向かったとき、水竜の体を大きな光が包み込む。 
それは主人公と仲間が互いを思う気持ちが奇跡を起こして 
水竜の体が元に戻ったのだった。 

夫と子を見守っていた母は、静かに天に召され 
主人公は水竜に呪いを解いてもらい、仲間と共に村に戻った。 

それからというと、昔の住人がアトランティーナにひとり、またひとりと戻ってきた。 

シェスナの人々、そして大切なパートナーと一緒に 
アトランティーナの村を蘇らせていく主人公。 
水竜はそんな人々をずっと見守っていた。 青竜編END 

343 :かえるの絵本 キノコ編 :2006/01/13(金) 01:53:40 ID:QaMn66Cx
※この話のみ一章の前の出来事であり、プロローグの続きです 

最終章 運命の赤いキノコ 

主人公がコロナの街に来てから4,5日くらい経った頃 
酒場のマスターが、この街のはずれにあるレーシィ山で 
キノコをとってきて欲しいという仕事を頼みに来た。 
快く引き受けた主人公はさっそくレーシィ山へ向かう。 

レーシィ山を登っていくと、突然魔物が襲い掛かってくる。 
冒険者としては素人同然の主人公である。 
勝てるはずがない…と思いきや 
この4,5日間、毎日鍛えた成果か、意外にも勝ってしまった。 
そして魔物が倒れたすぐ先に、珍しい色のキノコが生えているのを見つけると 
我慢できなくなり、そのまま食べてしまった。 

キノコを食べどんどん体が熱くなっていく主人公の前に 
ラドゥの幻が現れ、驚きながらこう告げる。 

「なんということじゃ、おまえの呪いはもうすっかり解けている! 
おまえの食べたキノコは、おそらく呪いを封じるキノコだったのじゃ」 

呪いの解けた主人公は、それからもコロナの街で暮らし 
のちに冒険者として人々の英雄になりましたとさ。 キノコ編END 

344 :かえるの絵本:2006/01/13(金) 02:00:27 ID:QaMn66Cx
これで一応メインシナリオすべて終わりです 
マルチシナリオ・エンドですがベストと思われる行動を書きました 

345 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/13(金) 02:23:19 ID:stFlCOAN
かえるの絵本、乙です。 
きのこ編ってなんかミもフタもない話ですねw 

347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/13(金) 02:55:26 ID:QaMn66Cx
>>345 
隠し要素のおまけみたいなものだからではないかと。 
基本的には必ず負けるイベント戦なんで>キノコの前にいる魔物