スーパーロボット大戦 Scramble Commander

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スーパーロボット大戦 Scramble Commander - (2007/12/20 (木) 19:29:08) のソース

<p><strong>スーパーロボット大戦 Scramble Commander</strong><br>
&gt;&gt;6-264~265・277~282・286~288<br></p>
<hr>
<strong>264 すくらんぶるこまんだー
sage04/04/1119:11ID:S/TGtANB<br></strong>戦乱続く地球。ある日、太平洋上に謎の建造物が出現したことから事態は急変することになる。<br>

<br>
第一話 機械神、出撃!<br>
地球連邦は謎の建造物をその剣に似た形状からソーディアンと呼称し調査を開始した。<br>
調査協力を求められた光子研究所の弓博士は娘の弓さやかを派遣する。<br>
一方、研究所にいつもどおり攻めてきた機械獣を撃破したマジンガー、グレートマジンガー。<br>
海底要塞ブードに乗り込んだあしゅら男爵との戦いが始まろうとしていた。<br>
<br>
ソーディアンに飛ばした調査ポッドが次々と故障。何らかの障壁が存在している模様…<br>
そこまで考察したところ衝撃波とともにソーディアンは突然目の前から消えてしまう。<br>
ソーディアン消滅の連絡と同時にさやかとの通信が不能になったことを聞き<br>
救出に向かおうとする甲児と鉄也。しかし、突如2機の上空にソーディアン構造物が出現する。<br>
エネルギー切れでもないのに行動不能に陥る2機のマジンガー。通信も不能になる。<br>
これを好機とみたあしゅら男爵はミサイルを放つが命中前に推力を失い落下。<br>
ブードもソーディアンに近づくほどエネルギーが低下するため退却していくのだった。<br>
再び消滅するソーディアン。同時にマジンガーは再起動する。<br>
さやかの乗った飛行機を無事救出した後、弓博士はソーディアンについて考察する。<br>
あらゆるエネルギーを遮断するフィールドと瞬間移動、もしくは次元移動能力を持つ存在。<br>
異星人の船という考え方はあながち間違いではないのかもしれない。謎は深まるばかりだった。<br>
<br>
第二話 ガンダム集結!<br>
シベリア・ヤクーツク上空。飛行を続けるカラバ(レジスタンス支援組織)のアウドムラ。<br>
艦長のハヤトの下に弓教授からソーディアンについての情報があった直後。<br>
進行方向にソーディアンが出現。回避はしたものの出力低下を受け高度が落ちてしまう。<br>
そこにソーディアンを狙うティターンズ(連邦政府の特殊部隊)が襲撃。<br>
エンジンを大破したアウドムラを守るためデータ収集用にレストアしたガンダムで出撃する<br>
アムロ。偵察に出ていたカミーユとジュドーも駆けつけ艦を守ることになった。<br>
ティターンズのモビルスーツと共にOZのモビルスーツがいることに驚きながらも撃破。<br>
彼らの前にもソーディアンがあらわれるがすぐに消えてしまう。<br>
異星人に対抗する前にソーディアン奪取を目論むティターンズを前に<br>
ハヤトは各勢力がソーディアン争奪戦に乗り出すことを予見。<br>
機動力のあるアウドムラに日本の特機(スーパーロボット)を集めることを提案するのだった。<br>
<br>
第三話 恐竜達の歓喜の時<br>
恐竜帝国・マシーンランドではソーディアン構造物について会議が行われていた。<br>
ガレリィ長官は機体が不調になっても操縦者には影響がなかったことから<br>
「生体エネルギー」は遮断されない、反生体兵器のメカザウルスならば接近可能と提案する。<br>
爬虫類人の弱点であるゲッター線を遮断する技術。その奪取を命じる帝王ゴール。<br>
人の目を逸らすため浅間山の新早乙女研究所に攻撃をしかけるのだった。<br>
<br>
ゲッターチームがソーディアン探索の任についている間、護衛任務につくシロー・アマダ少尉。<br>
襲来するメカザウルス。「必ず生き残れ!」と命令した直後破壊される部下のジム。<br>
メカザウルス・ザイの突進をビームサーベルで迎撃するも隙を突いてもう一体襲い掛かる。<br>
そこに現れたのは各地でティターンズの基地を破壊している謎の翼を持ったガンダムだった。<br>
爆弾をもって突撃するバドを止めようとするウイングゼロカスタム。そこにゲッター参上。<br>
第2波に備え、シローが囮となり2機が必殺技をチャージする時間を稼ぐ作戦を提案する。<br>
作戦は成功し研究所を守り抜いた彼ら。防衛任務を果たせなかったことを恥じるシローだが<br>
早乙女博士はその腕を高く評価し、これからも共に戦うよう言うのだった。<br>
一方、謎の少年ヒイロはゼロの見せる未来のまま彼らと共に戦うことを選ぶ。<br>
<br>
<br>
<b>265 すくらんぶるこまんだー sage 04/04/11 19:13ID:S/TGtANB</b><br>
第四話 異星人共闘<br>
南原コネクション。作戦会議を行うコンバトラーチームと獣戦機隊の面々だが仲間割れを始める。<br>
以前、使徒戦で協力したさいダンクーガーの断空砲の巻き添えを食らうところだったと豹馬。<br>
忍はパイロットがへぼだからだと日に油を注ぐ。<br>
「君達には共通点がある」という葉月博士。「リーダーが熱血バカで血がのぼりやすい…とか」<br>
それは異星人戦のプロという点。前者はキャンベル星人、後者はムゲ・ゾルバトス帝国。<br>
これまで独自に戦ってきた自分達が何故、今になって共同戦線を張るのかという疑問に対し<br>
ソーディアンを狙う各勢力からソーディアンを守る構想を語る。<br>
ソーディアンのこれまでの行動から次元航行に問題が発生していると思われることなどから<br>
侵略ではなく避難を目的とした可能性を考慮、中の知的生命が死んでいるとしても技術は危険。<br>
破壊するにしてもエネルギー遮断能力によって現時点では不可能だという結論が出されたのだ。<br>
<br>
そこに襲来したのはムゲ帝国の戦闘メカとキャンベル星人のマグマ獣。<br>
共に地球侵略を掲げる彼らが手を組んだことからソーディアンが彼らの船でないこと<br>
ワープ技術を持つ彼らが狙う以上次元航行以外にも何らかの秘密があると予測。<br>
豹馬と忍がこの件の片がつくまで一時休戦だと認め合う中。<br>
四ッ谷博士は特務機関ネルフに協力を要請することを考えていた。<br>
以前の使徒迎撃において協力要請を受けたことから互いに交渉の余地があるというのだ。<br>
ネルフの誇るスーパーコンピューターMAGIによるデータ解析が目的らしい。<br>
<br>
第五話 4つの巨人<br>
科学要塞ムトロポリス。東山所長はひびき博士の残したムー帝国の資料に<br>
空に浮かぶ巨大な剣の絵を発見する。1万2千年前にソーディアンが現れた可能性があるという。<br>
そこにネルフから作戦部長の葛城ミサト一尉が来訪したとの知らせが入る。<br>
ネルフ指揮のもと特機を集中させた部隊の結成にライディーンを加えるとともに<br>
特殊エネルギーの専門家である東山所長を迎えに来たのだ。<br>
使徒迎撃の為に利用されるのではないかという意見に内心舌を巻くミサトだった。<br>
<br>
ネルフ本部・ジオフロントに来たひびき光はエヴァンゲリオンのパイロット達と出会う。<br>
「君は、何故戦うの?」そう問いかける初号機パイロット碇シンジに<br>
謎の声に呼ばれライディーンに乗り込んだことを話し、これが宿命だったという光<br>
「宿命…君も僕と同じなんだね」<br>
一方、妖魔帝国バラオ神殿ではプリンス・シャーキンが人間の動きを察知し<br>
剣の秘密気付かれては1万2千年前の繰り返しになると侵攻を決意する。<br>
妖魔帝国の襲来に、あるとは思わなかったエヴァ出撃の許可がでる。<br>
内部電源と予備電池のみのため時間制限がありつつもライディーンと共に戦う3機のエヴァ<br>
去り際にシャーキンに「光は父さんを返せっ」と声を上げシンジは驚く。<br>
(お父さんを助けようと戦う光君は僕と違う、父さんは僕を利用しているだけなんだ…)<br>
<br>
第六話 剣の鞘<br>
極東軍基地に集結した各パイロット達。彼らはアウドムラを中心に各地を転戦することになる。<br>
名目上はネルフ管轄下だが基本的には自由に戦えるというミサト。<br>
部隊名は剣の鞘を意味する「シース」と決まった。<br>
エネルギー遮断能力が人間には影響していないことからメカザウルスを警戒する案がでたり<br>
ネルフの指揮系統に対し不安の声がささやかれたりもするが、そのときがきたならば自分達が<br>
動くとアムロは告げるのだった。<br>
襲来するミケーネ軍団。相変わらず指揮官はあしゅら男爵だが今回は戦闘獣を投入してくる。<br>
やはり目的はソーディアンだったが戦闘が長引いた為ソーディアンは再び移動。<br>
敵は撤退する。ソーディアンの出現位置が少しずつ西に向かっていることがわかるが<br>
それ以外の謎は多い。ムー帝国の壁画がソーディアン解明の鍵につながるかもしれない…<br>
<br>
<b>277 すくらんぶるこまんだー sage 04/04/12 08:18ID:q3uCxwAD</b><br>
第七話 赤い彗星の帰還<br>
小惑星アクシズ。地球の動向を見守るネオジオン総帥ハマーンの元にシャアからの通信が届く<br>
反政府組織エゥーゴの中心人物クワトロ・バジーナとして活動するシャアは<br>
ティターンズとOZの同盟を牽制するべく同盟案を持ちかける。<br>
だが、ハマーンは言葉ではなく行動で示せと連邦のあの「プロジェクト」を潰せというのだった。<br>
<br>
シャアが向かったのはジオン残存軍によるアジアキャンプ。ギニアス・サハリンの部隊<br>
陽動として活用されているという赤ザクを前に「まるで道化だな(今の私のように」と呟くシャア<br>
ギニアスの妹、アイナ・サハリンは兵達のエゥーゴ参加を条件に協力する。<br>
しかし、モビルアーマー「アプサラス」の狂気に取り付かれたギニアスは協力を拒否。<br>
「出て行きたければ勝手にしろ(私のために時間を稼ぐがいい)」とニヤニヤしていた。<br>
立場の違いを超えて地球のために協力する…これでいいんですシローと乙女なアイナだった。<br>
<br>
一方、サースではアジア方面の調査を行っていた。基地襲撃の件についてジオン残党によるものと<br>
語るシロー。過去にアジア方面で戦ったさい、アプサラスを撃墜後一時行方不明となり<br>
敵パイロット(アイナ)と共にいるところを発見されスパイ容疑をかけられた過去があるのだ。<br>
「戦うためではなく生き延びるために力を合わせた」<br>
「敵と味方に別れていても、いい人間はいる…分かり合える相手はいる」<br>
真っ正直に答える熱い男シロー・アマダ。前線送りになったのもそれが原因だとか。<br>
「疑われるのは当然だ。しかし、俺の信念はこれからの行動で証明する」というシロー。<br>
シースはネルフだけの組織ではないことを証明するため今回の鎮圧作戦を実行することになる。<br>
<br>
戦場で出会うアムロとシャア、そしてシローとアイナ。<br>
仲間達はあの赤い彗星は本物なのかーなどと話しているが<br>
アムロ達は単独任務について連絡が取れないクワトロを疑っている。<br>
(これまではシャア=クワトロは暗黙の了解だったんですが、今回は直で語っています。)<br>
獣戦機隊の指揮官ジャピロ・キーツがムゲ帝国に寝返ったという話も出る。<br>
あとジオン残党軍が破壊した施設はティターンズの特機開発計画の関連施設だったらしく<br>
ほんとにクワトロ大尉だったのかもね…と呟く葛城ミサトだった。<br>
<br>
<br>
第八話 光子力研究所の危機<br>
ネルフのジオフロントを見て基地らしくないというスパロボメンバー<br>
U字磁石をくっつけた南原コネクションや巨大アンテナをつけた光子力研究所の方が変だと<br>
アスカは反論する。あれは電磁バリアーにスーパーバリアー発生装置らしい。<br>
そんな中、機械獣による光子力研究所襲撃の連絡が入る。いそいで駆けつけるシース。<br>
基地防衛と迎撃の2部隊編成で光子力研究所を守り抜くことに成功した…と思いきや<br>
ジャピロ・キーツからの通信が入る。「裏切り者ー!」<br>
「勝ち目のない戦いはしない。それが軍人としての冷静な判断ですが何か?」<br>
今回は様子見だというがキャンベルの将軍ダンゲルが突っ込んでくるので撃破。<br>
特機を集中させた以上シース自身を狙って攻めてくる一方、今回のように裏をかいてくるもの<br>
特に地球の軍拠点や重要施設を知るジャピロを警戒しなければならないのであり<br>
頭を悩ませる葛城ミサトだった。<br>
<br>
一方キャンベル星人の本拠地では女王ジャネラとジャピロが腹の探り合いをしていました。<br>
ムゲ帝王はソーディアン出現に地球侵攻軍の大半を引いており2人ともチャンスと考えています<br>
ダンクーガーの紅一点である沙羅はジャピロと恋仲でしたが置いてかれたので殺る気十分<br>
シロー・アイナ組とは随分違います。<br>
<br>
<br>
<b>278 すくらんぶるこまんだー sage 04/04/12 09:16ID:q3uCxwAD</b><br>
第九話 操り人形<br>
OZ総帥トレーズ・クシュリナーダと仮面の男、ライトニングバロンのゼクス・マーキス<br>
トレーズはソーディアンは人類にとって諸刃の刃であること、<br>
人は支配されることを是とするほどの弱さを持つが、その力は人知を超えたものではならない<br>
戦争は人間同士が戦ってこそ美しく、次の段階へ進む為の悲惨さを知ることができるとして<br>
それを手に入れようとするティターンズと決別することを告げる。<br>
トレーズはゼクスことミリアルド・ピースクラフトに一枚の命令書を渡したあと<br>
ティターンズとロームフェラ財団の一部が計画している「プロジェクト」を潰すことを頼み<br>
トレーズは連邦に対する時間稼ぎに向かう。<br>
<br>
アメリカ大陸。西部砂漠OZ基地には多くのモビル・ドール(無人機)が配備されていた。<br>
そこに忍び込むあしゅら男爵配下の鉄仮面達。彼らはドールに細工をほどこす。<br>
ティターンズの特機が遅れていると報告を受けるゼクスの前にソーディアンが出現。<br>
当然、シースが駆けつけてくるがゼクスは全員待機を命じる。<br>
(直属の部下でこの混乱、果たして彼らが私を信用してくれるか…)<br>
みんな疑っていました。時間稼ぎか騙まし討ちのどちらかだと決め付けてます。<br>
とりあえず様子見ということでゼクスとの通信に入りましたが停戦を申し込まれた途端<br>
モビルドールが攻撃を仕掛けてきました。<br>
ライバルのヒイロは、これがゼクスの意思によるものではないと見抜きましたが<br>
追撃を振り切れずやむなく戦闘に突入することになりました。<br>
全ての責任は自分が取るといって基地の廃棄、部下の脱出を命じるゼクス。<br>
無人機の中、一人時間稼ぎの役を買います。「言い訳はせんっ!」<br>
シースの攻撃に倒れるトールギス。「これでゼクスは戦死したことになった…」<br>
<br>
モビルドール撃破後、あしゅら男爵があらわれ各地のモビルドールに今回の処置を施せば<br>
労せずして世界は我らのものだと自慢気にネタばらし<br>
弱った貴様らに止めをさしてくれると襲ってきますが、あっさり撃破。<br>
パイロット達は意思の存在しない兵器、モビルドールに機械獣に通じるものを感じる。<br>
モビルドールを総帥トレーズが否定することに驚くがティターンズに流出したことが不安を呼ぶ<br>
<br>
機体を失ったゼクスが命令書を開くとそこにはあるモビルスーツのデータが記されていた。<br>
「なるほど、私の考えは全てお見通しだったというのだな…」崩壊した基地の地下に眠る<br>
ゼロシステムを積んだもう一機のガンダム、エピオンにゼクスは乗り込むのだった。<br>
<br>
<br>
第十話 静止する街<br>
ミケーネ帝国と小競り合いがあったとの報告を受ける帝王ゴール<br>
一刻も早いソーディアン奪取を望む中、ガレリィ長官からメカザウルス改良の知らせが入る<br>
<br>
ソーディアン出現の報が入るが、進行方向には恐れていた都市「大阪」が存在していた。<br>
地上がエネルギー遮断圏内に入りにくいといっても都市機能麻痺に変わりなく避難が行われる。<br>
そんななか、メカザウルスがあらわれ都市部・ソーディアンに別れ攻めてくる。<br>
下手をすると自分達は動きを封じられメカザウルスの餌食になるのではと恐れるシンジ。<br>
何故戦うのかと問う甲児にシンジは周りの人に言われたから…とへたれる。<br>
<br>
エネルギー遮断エリア外で敵を食い止めるシースだが突如ソーディアンが方向転換<br>
こちらは全機行動不能に陥るがメカザウルスは攻撃を続けてくる。<br>
2度の方向転換のあと、再び姿を消すソーディアン。<br>
爬虫類人に先手を打たれた形になったが、ソーディアンに近づいた飛行型メカザウルスが<br>
文字通り生体エネルギーまで遮断…息の根を止められたことに愕然とする一同だった。<br>
<br>
ミサトから報告を受けたネルフ司令・碇ゲンドウと副指令・冬月コウゾウ<br>
ソーディアンの存在と能力が死海文書に記されていることについて話している。<br>
「奴の作り出すものは所詮イミテーションに過ぎん」<br>
「イレギュラーは彼らに始末させるつもりか」<br>
「そのためのシースです」謎は深まるばかりだった。<br>
<br>
<br>
<b>279 すくらんぶるこまんだー sage 04/04/12 09:21ID:q3uCxwAD</b><br>
文章長すぎるって怒られた。<br>
<br>
第十一話 使徒、出現<br>
前回、メカザウルスとの戦闘の際エネルギー遮断領域にいて無事だったパイロットがいたらしい<br>
距離にして500メートル、もしかして人間なら無事なのかしらと口に出すミサト。<br>
ネルフ技術部長の赤木リツコはJAの時みたいに無茶をするなと釘を刺す。<br>
「わかっているわ…あの時みたいにシナリオはないんですからね」<br>
<br>
ソーディアン出現の報告を受け現場に向かうシース。すると突然光の柱が発生する。<br>
そこから現れたのはシンジがはじめて倒したという使徒、サキエルだった。<br>
「奴は自己修復能力は持っていたけど完全に消滅したはず!」というミサトを尻目に<br>
ソーディアンへと近づいていくサキエル。エネルギー遮断を受けた様子はみられず<br>
その右手から放たれた光のパイルはソーディアンの外壁に傷をつける。<br>
しかし外壁が光り始めたかと思うとサキエルは方向を転換しアウドムラに仕掛けてくる。<br>
あれは使徒とは似て非なるものだと告げる綾波レイ。MAGIも96,87パーセント同一だが<br>
フェイクであるという判断を下す。<br>
<br>
エヴァだけでサキエルと戦えといわれてびびるシンジ。周りの人に言われたから戦うとへたれる<br>
怒った甲児は自分だって好き好んで戦う訳ではないが大切な者を守りたいから戦えると言う。<br>
アムロも自分の意思というものについて考えてみるように説得。<br>
自分が何故ここまで来たのか、その意味を確かめるため戦いを覚悟するシンジ。<br>
仲間達の協力もありATフィールドを持つサキエルを撃退するのもつかの間<br>
今度は、やはり倒したはずの使徒シャムシエルが現れる。そして次にあらわれたのは<br>
未だ出現もしていない第14使徒、ゼルエルだった。<br>
ゼルエルの撃破後、再び姿を消失させるソーディアン。<br>
フェイクを作り出した…つまり自分達に敵対行動を見せたと考えるミサト。<br>
シンジは戦う理由を見つけることはなかったが戦いから逃げちゃ駄目だという結論を出した。<br>
<br>
再びネルフ司令室、剣によって未来と過去を垣間見たこと<br>
ソーディアンが使徒を操ったことから心理攻撃を用いてくることにに懸念を示す冬月。<br>
しかし、ゲンドウは抑止力があると、剣が鞘におさまれば我々の時が動き出すと告げ静観する<br>
<br>
<br>
<b>280 すくらんぶるこまんだー sage 04/04/12 09:22ID:q3uCxwAD</b><br>
第十二話 魔界の王子<br>
「ついに剣の守護者が現れたか…」あせる妖魔帝国のプリンス・シャーキンは早い決着を望む。<br>
一方、エピオンを駆るゼクスは計画の一時停止に漕ぎつけたもののトレーズ拘束、OZ分裂に<br>
個人で行動することの限界を感じつつあった。そこにトレーズ派の兵士達が現れる。<br>
ここでガンテに乗ったシャーキンが出現。洗脳光線で兵士達を同士討ちさせる。<br>
強い精神力を持つゼクスだが、これに対抗するためゼロシステムを起動させるのだった。<br>
<br>
前回の使徒出現について話し合うシース。サキエルの最初の行動は再現率が高すぎた為<br>
予想外の自立活動を行ったのではと推測された。まだ見ぬ使徒をコピーしたという事実に<br>
ネルフ首脳部は何かを隠しているのではないかという疑念もあがる。<br>
そんな時、ムトロポリスへの妖魔帝国襲来の報が入る。出撃するシース。<br>
敵は化石獣と鹵獲されたモビルスーツの混合軍。しかし、その中に敵味方問わず攻撃する<br>
一機の高機動モビルスーツ・エピオンの姿があった。<br>
その動きがゼロシステムの暴走と気付いたヒイロは機体にダメージを与え停止させる。<br>
正気に戻ったゼクスは「ゼロが私の進むべき道を示した」といって戦線離脱。<br>
お返しとばかりにガンテに必殺の一撃を叩き込んでいった。<br>
<br>
「決着をつけるぞシャーキン!」ひびき洸の声に答え出撃するシャーキン。<br>
「バラオオオォォォ!」それは生身のまま巨大化した巨大シャーキン(まんま)だった。<br>
戦いに敗れたシャーキンはあの剣がある以上お前達もいずれ自分達と同じ道を歩む…<br>
あれは境界を切り裂く剣だ、その気があるなら叩き折るんだなといって切腹。<br>
「敵ながら見事な戦士だったぜ…シャーキン」と言わしめた。<br>
<br>
そのころ東山所長はあらたな事実に驚きを隠せずにいた。<br>
前回、サキエルがソーディアンに与えた傷が第一回調査時には既に存在していたのだ<br>
時間移動の事実が確認されたことによって1万2千年前に姿をあらわしたのもうなずける。<br>
ということはその気になれば奴は人類を滅ぼすことも可能なはずだ…<br>
シャーキンの残した「境界を切り裂く剣」という言葉にシースは不安を感ていた<br>
(境界が世界をあらわすならば使徒の説明はつく…このことを司令やリツコは知っていたの…?)<br>
妖魔帝国にさらわれ石に変えられたひびき博士は結局見つかりませんでしたが<br>
ムトロポリスの仲間達が捜索を続けてくれ、ライディーンはこれからも共に戦ってくれるそうです<br>
<br>
<br>
<b>281 すくらんぶるこまんだー sage 04/04/12 09:59ID:q3uCxwAD</b><br>
第十三話 形なす悪夢<br>
兄の妄執を止めるため一度帰ると告げるアイナ。シャアは事が済んだらシースに合流するよう言う。<br>
ギニアスはやはりアプサラスを完成させていた。シースを倒し、ソーディアンの洗礼によって<br>
地球連邦を滅ぼすと狂気の計画を話す兄を必死で止めようとするも薬を打たれてしまう。<br>
虚ろな瞳で倒れるアイナ「シロー…」「私の手となり足となる…その約束果たしてもらうぞ」<br>
<br>
襲来するアプサラス。メガ粒子砲の攻撃を受けたさいゲッター3のパイロット・ムサシが負傷する。<br>
シローがアイナを説得したいといい、アムロは俺と同じ目にあわせたくないと許可<br>
「俺だっ、シローだっ。返事をしてくれっ、アイナーーー!」<br>
「シ…ロー…」「馬鹿な!薬の効果はまだきれないはず…認めないぞ、そのような絆など!」<br>
「お前とは言葉が通じないようだな」「あなたとはっ…昔から!でも、シローは違った!」<br>
「愛など粘膜の作り出す妄想にすぎん…だから母は私達を捨てたのだ!」<br>
「かわいそうなお兄様、だからこんな鉄の子宮を作ったのね。…投降しましょう」<br>
切れたギニアスはアイナを射撃。コックピットから落下する。<br>
「貴様のせいで妹は死ななければならなかった。せめてもの手向けだ共に送ってやろう!」<br>
「お前の野望は一年戦争と一緒に終わっているんだ!」<br>
戦闘終了後、アイナを助けたシロー。以降同士として共に戦ってくれることになった。<br>
ティターンズのモビルドール計画に懸念の声があがるがアムロはシャアが動くなら大丈夫という<br>
その言葉どおり、火の海に立つゼクスのエピオンとシャアの百式。<br>
二人はティターンズ計画の特機、モビルドールシステム搭載のサイコ・ガンダムを破壊していた。<br>
「共にシースへ向かうか?」「それが私に与えられた本来の役割ならば」<br>
<br>
<br>
第十四話 集結する力<br>
シャアがアムロの為にνガンダムを持ってきてくれました。<br>
ゲッタードラゴン完成にさいし、前回怪我をした武蔵が離脱。新パイロット弁慶が参加します。<br>
アイナ、シャア、ゼクスも加わり戦力増強…あれ?ゼクスはエピオンじゃなくてトールギス?<br>
<br>
一方、キャンベルのジャミラ女王は恐竜帝国のように2面攻撃ではなく<br>
シースに戦力集中させることによって活路が見出せるだろうと判断。<br>
将軍ダンゲルにマグマ獣グレートマグマを与えるが失敗は死あるのみと念を押す。<br>
強大な力を示すものの敗れたダンゲルは、脱出ポッドで特攻をかける。<br>
「俺は戦える!戦わせてくれぇっ!」しかし、命中前にポッドは爆発。<br>
「ふん、時間切れか」「なるほどダンゲル将軍の機体の自爆装置は時限式でしたか」<br>
「まさか命をかけて特攻するとは思わなんだな…お前は失敗するなよ」<br>
敵とはいえ戦士としての誇りを踏みにじるやり方に怒りを燃やす豹馬だった。<br>
そこに、ソーディアンが箱根地区にあらわれたと連絡が入り、彼らは出撃する。<br>
<br>
<br>
<b>282 すくらんぶるこまんだー sage 04/04/12 11:44ID:q3uCxwAD</b><br>
第十五話 暴走<br>
いつもより低い高度に出現したソーディアン。ミサトは今回エヴァによる接触を提案する。<br>
サキエルの例に従いエヴァならばATフィールドで障壁を中和、突入できるというのだ。<br>
成功したらステーキをおごるというミサト。やる気を見せるシンジ<br>
「これは僕達にしかできないことなんだ。そして後ろにはみんながついてくれている。」<br>
「こいつ、言うようになりやがったな。ハハ」と和やかムードで進む中、作戦開始。<br>
直前まで接近し、作戦成功と思いきや壁面が輝きだし3機とも活動を停止。<br>
次の瞬間暴走状態となり、こちらへ突撃してくる。内部電源が切れても停止しないエヴァに<br>
葛城ミサトは攻撃命令を出す。動きを止めてエントリープラグ(コックピット)を切り離すのだ。<br>
「…ンジ!シンジ!しっかりしろ」甲児の声に目を覚ますシンジ<br>
フェイクを出すこともなく消えたソーディアンの行動から、人間以外の接触に警告を<br>
発したのではないかと言う結論が出される。<br>
<br>
一方、ネルフ本部。今回の件といい4号機の件といいと頭が痛いという冬月に対し<br>
ゲンドウは奴はダミーシステムの存在を「知って」いたのだろう。予想範囲内だと答える。<br>
S2機関なしに稼動したことについては遮断できるのだから与えることもできるだろうといい<br>
エヴァを支配しなかったことについては別の結果を知っていたからだろうと述べる。<br>
我等はサースという人身御供を捧げ、剣が消えるを待てばいいのだ<br>
あの剣は、時を止めるだけの存在に過ぎないのだから…<br>
<br>
<br>
第十六話 確執の行方<br>
シャアがティターンズの計画を潰したこと、ソーディアン出現によって各勢力のバランスが<br>
拮抗、秩序を生み出したことを皮肉に思いながらも、連邦の腐敗までは正すことができない。<br>
人の手によって粛清が行われなければとハマーンは動き出す。<br>
<br>
前回の約束どおりミサトがクルー全員にステーキをおごり、当然経費で落ちなかったという<br>
話をしているとネオジオン軍襲来の報が届く。<br>
対エゥーゴ、対ティターンズ、そしてダカールにある連邦議会へ向かう地球降下部隊。<br>
本命のハマーンはダカールへと向かう隊だと考えたシースは緊急出撃。<br>
先陣を切って現れたのはハマーンの乗るキュベレイだった。<br>
「全ての勢力を排除したとしてお前達は何を為すというのだ」と問いかけるハマーン<br>
「ミケーネや恐竜帝国は人類そのものを抹殺しようとしているんだ!人間同士で戦う場合か」と甲児<br>
「あんたは人の可能性を信じちゃいない、そんなあんたに時代を切り開けるか!」とジュドー<br>
「急ぎすぎる革新は失敗を繰り返すだけだ。人はやがてニュータイプになる時がくる」とシャア<br>
しかし「所詮、お前達は目先のことしか考えていないのだ!」と戦闘が開始される。<br>
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「お前達が第三勢力やソーディアンを排除し、地球圏に平穏を取り戻したとしても<br>
連邦に対するスパースノイド(宇宙住民)の憎悪が払拭されるわけではない!<br>
その感情がネオジオンの新たな力となるだろう!」<br>
時は来ていなかったと去るハマーン。<br>
「ハマーンを始末できなかったとはシースも役に立たんな」そう告げるティターンズのバスク大佐<br>
当面の敵はシースが相手すると考え、ソーディアンは自分達が頂くと息巻いている。<br>
それを冷ややかに見つめるパプテマス・シロッコ。「まだ力を見極めてからでも遅くはない…」<br>
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ダカールからの退去を命じられるシース、自己保身しか考えない連邦の体制に<br>
そりゃハマーンも怒るさとあきれるみんな。宇宙も地球も手を取りあう道はきっとみつかる。<br>
希望はきっとあると信じて彼らは今日も戦い続けるのだった。<br>
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<b>286 すくらんぶるこまんだー sage 04/04/12 15:40ID:q3uCxwAD</b><br>
第十七話 剣の破片<br>
海底を探索するあしゅら男爵は、ついにソーディアンの欠片を発見・回収する。<br>
破片もエネルギー遮断特性をもっていることから、防御装置として戦闘獣に組み込むことを提案する。<br>
そのころティターンズはソーディアンが日本に連続出現することを怪しみつつもシロッコを派遣した。<br>
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対シース用兵器「フラグメント」の完成を待って攻撃を仕掛けるミケーネの暗黒代将軍。<br>
ソーディアンには目もくれず、一路アウドムラを目指し攻めてくる。<br>
暗黒代将軍はなんとか撃破したもののフラグメントには一切の攻撃が通用しない。<br>
苦戦するシースに赤木博士からの解析が届く。防御力を上回る攻撃を繰り返せば勝てるという<br>
必殺技を数回ぶつけバリア発生装置に過負荷をかけ破壊に成功。<br>
あしゅら男爵に止めを刺すことにも成功した。しかし、次の瞬間ティターンズがあらわれ<br>
フラグメントを回収されてしまう。<br>
(この手際、木星帰りのシロッコか…奴が動いたということはティターンズが動く日も近い!)<br>
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第十八話 地球破壊命令<br>
ムゲ帝国がこれ以上援軍を出さないことを聞いた女王ジャネラは地球破壊爆弾を用意する。<br>
自分も地球には興味を失った、ソーディアンさえ手に入るならば地球が滅んでもかまわんという。<br>
それが嫌ならシースを倒してみろといわれジャピロは出撃する(この雌狐め!)<br>
俺は宇宙を支配する男だーという野望の男ジャピロはシースに立ち向かうのだった。<br>
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俺は神だぁーと叫びながら死ぬジャピロ。「あんた…馬鹿だよ…」<br>
急いで、その奥にあるキャンベルの移動要塞へと向かう。<br>
しかし、既にジャネラは地球破壊爆弾を地中にむけて発射していた。緊急離脱していく要塞。<br>
「ゲッター2に変形だ!間に合うか!」その時、地中から爆弾を抱えたメカザウルスが現れ<br>
要塞へ突っ込んでいく。「馬鹿な!この私が…」<br>
消滅するキャンベル要塞。「俺達は恐竜帝国に救われたのか?」<br>
「奴らにとっても地球が破壊されるのは迷惑だった…それだけだろう」<br>
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こんな形でキャンベル星人との決着がつくとはな…豹馬は呟く。それでも戦いは続くのだった。<br>
ジャピロの亡骸を埋める沙羅。「この十字架は、あたしの過去との決別の証…」<br>
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<b>287 すくらんぶるこまんだー sage 04/04/12 15:40ID:q3uCxwAD</b><br>
第十九話 堕ちる巨人<br>
次々と各勢力が脱落していく様子を見るシロッコ。時勢を見極めることこそが重要だと呟く。<br>
しかし、バスクは今こそがソーディアン奪取の機会なのだと東京上空にあらわれた<br>
ソーディアンに大軍を投入する。シロッコはバスクを内心侮蔑しつつ<br>
そろそろ「扉」が開くかもしれないと事態の見極めに入る。<br>
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モビルスーツの大軍に立ち向かうシースの面々、降下部隊を遠距離攻撃で打ち落とし<br>
しとめ損ねた分を地上部隊が受け持つ、50機以上を撃破して第一波を防いだものの<br>
宇宙にはティターンズ主力艦隊が控えていた。「このままでは…」苦戦するシース<br>
その時、地下から高エネルギー反応がでる。退避するアウドムラ<br>
それは恐竜帝国の新兵器「超マグマ弾」だった。<br>
「フッ…やはりあの男も他の勢力と同じように消え去る運命だったようだな<br>
バスク=オムよ。人ならざるものの手にかかって消えるがいい」<br>
消滅するティターンズ艦隊。そのあまりの威力に驚くシース。<br>
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その時、ソーディアンからエネルギー遮断領域が消滅する。<br>
「扉が開いたか…ただの偶然か…私が選ばれたのか…全ての答えを知る時が来たようだ」<br>
ジ・Oに乗り込んだシロッコはソーディアン内部に向かうのだった。<br>
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第二十話 地球の光と影<br>
勝利を確信した恐竜帝国は超マグマ弾をアウドムラに向け発射する。<br>
しかし、ソーディアンがまるで庇うかのように攻撃を受け地に墜落するのだった。<br>
決着は自らの手でつけると姿をあらわす帝王ゴール。<br>
人類と恐竜帝国との決戦が始まるのだった。<br>
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激戦の末倒れる無敵戦艦ダイ。帝王ゴールは人類もまたいずれ淘汰されるに違いないといって爆死<br>
何故マグマ弾を使ってこなかったのだろうという弁慶に隼人はそれが帝王としての<br>
プライドだったのだろうと答えた。<br>
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第二十一話 死の翼<br>
ソーディアン内部に侵入したシースの前に広がるのは、まるで都市。<br>
しかし、そこには全く生命が存在していなかった。<br>
調査を開始した彼らの上空に現れる影、それは建造途中のはずのエヴァシリーズだった。<br>
その白いエヴァ達を率いて現れたのはパプテマス・シロッコ。<br>
「この巨大な箱舟は永き放浪の末、その力を失いつつあり機能制御さえ困難となっている。<br>
そのため、幾多の世界・時代を越えて自らを任せられるものを探していたのだ<br>
そして、この世界、この時代にいる我々がもっともふさわしいと判断されたわけだ」<br>
地球の重力から人間の魂を開放する=地球に住む人々全殺し計画を唱えるシロッコ。<br>
「これからはじまるのはソーディアンの真の主を決める儀式であり、<br>
お前達は私に与えられた最後の試練なのだエヴァシリーズが私に従うのが何よりの証」<br>
といって戦いを挑んでくる。<br>
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「そうか、ソーディアンは私を選んだのではなく公平な条件を整えるために…<br>
そして、奴のいう適正とは力や意思の強さではなく…生存率の…高さ…か…?」<br>
シロッコは散る。その言葉の真意を知るため彼らは中枢へと進んでいった…<br>
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<b>288 すくらんぶるこまんだー sage 04/04/12 15:46ID:q3uCxwAD</b><br>
最終話 最後に立つ者<br>
ソーディアン中枢部、剣の化け物でも出るんじゃないかと話していると<br>
本当に剣の形をしたロボが姿を現した。<br>
「ケース1・小惑星アクシズの落下による地球環境の壊滅…」シャア「!?」<br>
「ケース2・アースボムによる地球の破壊…」豹馬「そんなこと起きてないぞ!」<br>
「ケース3・ムゲ・ゾルバトス帝国による地球の制圧…」忍「ムゲ野朗が征服だと!」<br>
「ケース4・百鬼帝国による人類の改造」竜馬「百鬼帝国!?なんだそれは」<br>
「ケース5・リーブラの落下による地球環境の破壊…」ヒイロ「!」<br>
「ケース6・ミケーネ帝国による世界征服」鉄也「世界征服!?」<br>
「ケース7・ムートロンエネルギー暴走による地球の壊滅」洸「ば、馬鹿な!」<br>
「ケース8・人類補完計画発動による世界の終結」ミサト「!!」<br>
これらはソーディアンの力を持ってしても回避できなかった並列世界の運命であり<br>
度重なる戦闘の末、なかの人類の大半が死亡。機能不全に陥りこのケース9へと「漂着」した<br>
適格者よ、この船の力を使い世界を統べ、残った乗員のために働いてくれ…<br>
ソーディアンの存在自体が新たな戦いの火種になると、それを否定するシースの面々。<br>
跳躍機能故障の為、もはや失敗は許されない。新たな適格者を見つけるだけだと排除にかかる。<br>
守護者ソーディアンズ・ガードとの決戦。<br>
ライディーンの未だ目覚めぬ必殺技ゴッドボイスに酷似した技を繰り出し苦戦を強いられる。<br>
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巨人を倒し、先に進むとカプセルに浮かぶ2人の赤ん坊がいた。<br>
「彼らは、この箱舟の乗員だ…」<br>
その声は自らを船の中枢(環境整備・生命維持)、生体コンピューターのようなものだと名乗る。<br>
ソーディアンの中枢はあと2つあり、一つはこの世界に来た時点で大破(箱舟の航行)<br>
もう一つは先ほど倒した巨人(箱舟の防衛)だったと告げる。<br>
「箱舟に乗り込んだ乗員は87645人。内乱や度重なる戦闘によって86214人が死亡した。<br>
残った者達も種の保存の為2りの娶児を私に託し死んでいった…<br>
この2人の赤ん坊こそが君達のいうアダムとイヴなのだ。」<br>
彼らは高度な文明を誇っていたが戦争によって自滅、それを予測した一部が箱舟に乗って脱出したの<br>
だという。しかし、これまで訪れた世界もやはり創造主と同じように滅びの道を歩んでいったのだ。<br>
跳躍は自由に行えるものではなく、次元交錯線が不安定で割り込みしやすい世界。<br>
この星、この時代の前後20年しかなかったのだ。<br>
その狭い範囲で破滅を避ける世界を見つけるのはことのほか困難だった。<br>
8度目の跳躍の後、原因不明の事故により1万2千年前に移動した彼らはムーの民を適格者に<br>
選ぼうとした矢先、妖魔帝国が襲来。迎撃しようとしたことが地殻変動につながり<br>
ムー帝国を破滅させてしまったというのだ。<br>
(さっき戦った巨人はムーの技術を取り入れたためにライディーンと似ていたらしい。)<br>
その一万2千年の跳躍によりシステムに以上が発生。この世界の行く末を知ることは出来なくなった。<br>
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超マグマ弾の直撃を受け、自己修復機能にも限界が近づく中、2人の娶児の保護者を求める。<br>
「君達の戦いを見て分かったことがある。人が人である限り戦いから逃れることはできない<br>
完全平和な世界を求めて旅立った彼らは現実逃避以外の何者でもなかったのだ<br>
彼らは自分達の世界で、その未来を作り出すべきだった…そうだろ」<br>
うなずくシースのメンバー。たとえ滅亡の未来が待っていても黙って受け入れたりはしない。<br>
自分達の、人間の可能性を信じる強さ。それがシースを勝利へと導いてきたのだ。<br>
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未来の定まらないこの世界に、未来を作り出す力を持った彼らに赤ん坊を託すシステム。<br>
彼は自己消去プログラムを使い、箱舟ごとその姿を消すことを選択する。<br>
様々な思いを託されたシースは、未来のため、そして自分達の為に今この世界を存続させるため<br>
これからも戦い続けていくのだった…<br>
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スーパーロボット大戦 スクランブル・コマンダー完