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OZ-オズ- - (2006/12/15 (金) 02:36:59) のソース
<p>
<strong>OZ-オズ-<br></strong>>>23-88~89・91・93~97・124~136・203~211</p>
<hr>
<dl>
<dt>88 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ</b></a>：2006/06/06(火)21:17:47ID:MOwH1ni1</dt>
<dd>ではOZいきます。<br>
まずはキャラと用語から。<br>
途中わからなくなったら参照してください。<br>
<br>
登場人物紹介<br>
【フィール】主人公。心優しいシスコン青年<br>
【アルミラ】旧OZの女性。冷静沈着姉御肌。<br>
【レオン】旧OZの一人。猪突猛進兄貴。<br>
【ドロシー】素直で芯の強い主人公の妹。兄とトトが大好き。<br>
【トト】ドロシーをご主人と思ってる正体不明な猫。<br>
【ヴィティス】現OZのリーダー。実は結構苦労人。<br>
【ジュジュ】現OZの女性。ツンデレ娘。<br>
【ガルム】現OZの頑固で謹厳実直兄貴。でも見た目がわんこ。<br>
【カイン】旧OZのリーダー。15年前に失踪。<br>
<br>
OZ用語集<br>
【OZ】<br>
「頂点を越えし者」。神々に最も信頼されている御使いの3人のこと。<br>
終盤では後者の意味はなくなってくる。<br>
<br>
【カテナ】<br>
昔、人族と共に暮らしていた有翼人種で、神々が光臨した際に御使いにさせられた。<br>
<br>
【御使い】<br>
言ってみれば神の使いっ走り。人攫いしてみたりと、人には嫌われ傾向。<br>
神の命令に従う事こそ最大の幸福と考えてる。<br>
<br>
【エテリア】<br>
万物の命の源。FF7のマテリアやライフストリーム、自然界の精霊みたいなもの。<br>
<br>
【レクス】<br>
エテリアが実体化して、武器や装甲となったもの。<br>
カテナ（御使い）のみがつかえる神々の能力の一つ。<br>
<br></dd>
<dt>89 ：<a href=
"mailto:sage"><b>名無しさん＠お腹いっぱい。</b></a>：2006/06/06(火)21:18:54ID:MOwH1ni1</dt>
<dd>【序章】<br>
本編より15年前の話から始まる。<br>
エテリアを従え集めるモノを、神々の命令により<br>
OZの3人（旧OZ）は討伐するために向かっていた。<br>
エテリアは本来レクスなしでは実体化することはない。<br>
また、神々とカテナ以外はエテリアと交感し、従えることはできない。<br>
だがこの地では、エテリアがモンスターのような姿で実体化していた。<br>
<br>
目的地直前、激しいエテリアの波動により、アルミラ、レオンはレクスが暴走し、<br>
自分の意志とは無関係にレクスが解除（武装解除と思ってください）されてしまう。<br>
しかし、カインだけは無事だった（彼はそういう風にできている）ので、<br>
武装無しの状態で、この先に進むのは危険だと判断し、<br>
命令を遂行するために発生源である物体へ一人で近づく。<br>
その物体は幼児を繭で守っているような物だった。<br>
その繭から優しい歌が聞こえる。<br>
カインは破壊しようとするが激しい波動により失踪してしまう…。<br>
<br></dd>
<dt>91 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ</b></a>：2006/06/06(火)21:20:53ID:MOwH1ni1</dt>
<dd>【1話】<br>
フィール、ドロシーの住む辺境の村へ、神々の御使いが襲撃に来る。<br>
（両親はフィールが物心つく頃には、既に亡くなっている）<br>
フィールはドロシーを村の子供たちと共に安全な裏山へと逃げるように言い、<br>
村の中心部へ様子を見に行くと、そこは見るも無残な姿と変わり果てていた。<br>
<br>
そこに居たのは、噂に聞いたことのあるOZの一人であるアルミラ。<br>
彼女はフィールがエテリアに守られ、交感していることを聞き、<br>
神々が探しているのは彼ではないかと感じ、彼の力を試そうと襲い掛かるが、<br>
ドロシーとフィールの飼い猫であるトトが二人の間へ割り入り、アルミラを吹っ飛ばす。<br>
トトはフィールへ「エテリアの声を聞け。為すべき事を教えてくれる」<br>
と、人語を話した。それまで話したことなどないトトを不思議に思いながらも、<br>
トトの言ったとおりにするフィール。<br>
すると、エテリアがフィールへと集まり、トトはフィールのレクスとなった。<br>
なぜ人間がレクスを扱えるのか訝り、襲い掛かってきた。<br>
<br>
倒すとアルミラは神々の支配から解放され、<br>
夢から覚めたかのようにカテナとしての自分を取り戻す。<br>
フィールはエテリアが、アルミラは神々に操られていると聞いたという。<br>
目覚めさせてくれたフィールに礼を言い、今までの所業を恥じながらも神々の命令を話した。<br>
それは彼くらいの年齢の子供を全て拉致してくるようにというものだ。<br>
裏山へ逃がしたドロシーの身が心配になり、アルミラへそのことを告げると、<br>
彼女は他の部隊もこの村周辺を襲っていると言う。<br>
ドロシーを助けるため、フィールは裏山へと走り去った…。<br>
<br></dd>
<dt>93 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ</b></a>：2006/06/06(火)21:24:50ID:MOwH1ni1</dt>
<dd>【2話】<br>
アルミラの援護を受けながら裏山へと続く道を進むと、<br>
丁度ドロシーや村の子供たちがどこか別の場所へと連れ去られるところに遭遇するが、<br>
助けようとすると、阻むように獅子の装甲を着た御使いの男立ちふさがる。<br>
フィールは彼に踊りかかるが、獅子の男は簡単に防いでしまう。<br>
そうしている間に上空へともう手の届かないところへ連れ去られていってしまった。<br>
「彼はOZの一人レオンだ。彼も私のように神々の呪いから解放してやってくれ」とアルミラは言う。<br>
なぜアルミラが攫うべきターゲットであるフィールの肩を持つのか、<br>
なぜフィールがレクスを操っているのか訝りながらも二人へと襲い掛かってきた。<br>
<br>
彼を倒すと、レオンもアルミラ同様神々の支配から解放され、自分自身を取り戻す。<br>
レオンは今まで自分を支配していた神々の居城であるテオロギアへ行き復讐してやると荒れるが、<br>
フィールはドロシーもそこに囚われているのだろうと聞いたので、三人で向かうこととなった。<br>
<br>
<br>
【3話】<br>
ストーリーとは直接関係ないので省略。<br>
<br>
<br>
【4話】<br>
神々の制圧圏へと近づき、奥へとたどり着くと<br>
OZの一人であるヴィティスが行く手を塞いだ。<br>
神々は、反逆者である三人を処分するよう命令されていた。<br>
彼も神々に操られていて、何を言ってもムダだ！と<br>
レオンはヴィティスに襲い掛かるが、<br>
レクスが突然暴走し、動けなくなってしまう。<br>
<br>
フィールはレオンに「大丈夫か？」と手を差し伸べると、<br>
なぜかレオンは暴走が癒され、元に戻る。<br>
フィールの力を見たヴィティスは「きみは…神々の子なのか？」と問うが、<br>
その意味がわからないフィールに、ヴィティスは神命を執行すべく襲い掛かってきた。<br>
ヴィティスを阻止すると、彼は奥へと消えていった…。<br>
<br>
フィールは噂で、OZはアルミラ、レオン、カインの三人だと聞いていた。<br>
しかし、15年前の失態で降格され、現在はヴィティスと他2名が<br>
現在OZの称号を持っているのだという。<br>
レオンがレクスの出力を上げ、襲いかかろうとしたとき暴走した理由は、<br>
レクスが神々と何らかの形で繋がっており、その影響を受けるから。<br>
フィールが平気なのは、影響を受けるのはカテナだけで、<br>
人間は平気だから。（だからカテナだけが御使いになった。）<br>
だが、フィールには「神々の子」が一体何を指しているのか、<br>
疑問を持ちながら、もやもやとしていた…。<br>
<br></dd>
<dt>94 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ</b></a>：2006/06/06(火)21:26:43ID:MOwH1ni1</dt>
<dd>【5話】<br>
神々が降臨した当時建立した神殿にたどり着いた。<br>
現在ここは神々の手下が村々からさらって来た子供を幽閉する場所として使われている。<br>
建物をくまなく探し、子供たちを助けるが、ドロシーはいない。<br>
さらに先へと昇ることにした。<br>
<br>
<br>
【6話】<br>
神殿最上部まで来ると、OZの二人であるジュジュとガルム、ヴィティスが待っていた。<br>
そこには村の子供たちやドロシーが牢へ幽閉されていた。<br>
ドロシーが「お兄ちゃん！頑張れ！！」と声をかけると、<br>
その声に呼応するかのようにフィール達のレクスへとエテリアが集まってくる。<br>
しかしその直後、子供たちは、空を飛ぶ神々の手下たちに攫われ、消えてしまう。<br>
フィールが助けようと走り出すと、ジュジュ、ガルムが立ちふさがった。<br>
ヴィティスはその二人へ「その少年は神々の子かもしれない。できれば捕獲しろ」<br>
と言い、その場を去った。<br>
<br>
ジュジュはフィールに「できそこないのつくりモノ」と言うが、<br>
フィールには一体何を指しているのかわからない。<br>
その様子に更に付け加え、言った。<br>
「ただの人間がレクスを使えるわけないでしょ。あんた、神々に造られた人形なのよ！」<br>
フィールはショックを受けるが、アルミラ、レオンに激を飛ばされ、<br>
目の前のOZ二人を倒すことにした。<br>
<br>
ジュジュを瀕死においやると、ガルムはジュジュ罵倒しながらも二人はその場を去った。<br>
フィールはまだ「神々の子、造られた人形」という言葉が気になる様子を示しながらも、<br>
ここから子供たちが連れ去られたとなると、<br>
後は神々の居城であるテオロギアにいるだろうと言われ、三人はその場を後にした。<br>
<br></dd>
<dt>95 ：<a href=
"mailto:sage"><b>名無しさん＠お腹いっぱい。</b></a>：2006/06/06(火)21:28:17ID:MOwH1ni1</dt>
<dd>【7話】<br>
ついに神の居城、テオロギアの灼熱の炎が覆う階層へとたどり着く3人。<br>
奥へと進むとガルムが行く手を塞いだ。<br>
<br>
倒すと、神々の支配から解放され、人を傷つけ、エテリアを苦しめていたことを悔い、<br>
その感情に耐えきれずにその場を走り去った。<br>
現状を受け入れるには時間が必要だ、今はそっとしておこうと、<br>
既に自分を取り戻しているアルミラ、レオンに言われ、<br>
後を追うことを止め、先へと進むことだけを目指した…。<br>
<br>
（6話でガルムを瀕死にするとここで行く手を塞ぐのがジュジュになるけど、<br>
ぬっちゃけ本 筋 と 関 係 な い し、変わっても大差ない）<br>
<br>
<br>
【8話】<br>
先に進むと炎を司る神光臨。<br>
フィールは自分が「神々に造られた人形」だというジュジュの言葉を否定するには、<br>
神を倒すしかないという激しい感情をもって止めを刺そうとフィールが飛びかかると、<br>
武器が粉々に砕け、地面へ叩きつけられてしまった。<br>
神は咆哮を発し、激しい波動を放つ。<br>
それに呼応するかのように、アルミラ、レオンのレクスが暴走し、身動きがとれなくなってしまった。<br>
神と三人の間へヴィティスが現れ、「神々御自らの御手を煩わせるまでもない！」<br>
と、波動の砲撃を三人の足元へと降り注ぐ。<br>
地面が割れ、地が崩れ落ち、フィールは地の底へと落とされてしまった…。<br>
<br></dd>
<dt>96 ：<a href=
"mailto:sage%C3%A3%C2%80%C2%80%C3%A3%C2%81%C2%BE%C3%A3%C2%81%C2%9F%C3%A5%C2%90%C2%8D%C3%A5%C2%89%C2%8D%C3%A5%C2%85%C2%A5%C3%A3%C2%82%C2%8C%C3%A5%C2%BF%C2%98%C3%A3%C2%82%C2%8C%C3%A3%C2%81%C2%A6%C3%A3%C2%81%C2%9F%C3%A2%C2%80%C2%A6"><b>OZ</b></a>：2006/06/06(火)21:31:13ID:MOwH1ni1</dt>
<dd>【9話】<br>
フィールは目が覚めるとトトだけが目の前にいた。<br>
フィールは自分の愚かしい行動に反省しながらも仲間を探す。<br>
暗鬱とした道を進むと、アルミラと再会する。彼女もレオンの行方を知らないでいた。<br>
レオンとここから出る方法を探しながら先へと進むと、<br>
7話で自分を取り戻したガルムがいた。<br>
まだ吹っ切れてはいないようだが、力を貸してくれることとなり、<br>
さらに奥へと進むこととした。<br>
<br>
（会話の進め方によって再会するのがレオンの場合もあるけど、<br>
ぬっちゃけ本 筋 と 関 ｋ（ry ）<br>
<br>
<br>
【10話】<br>
奥へ進むとレオンがいた…と思ったが、何かが違う。<br>
降臨以来神々へ初めての脅威となった、フィールたちと同じ能力を持った<br>
神々の造った三人の偽物だった。<br>
<br>
この階層にいるしもべは、人間やカテナを原型にして造り変えたものであり、<br>
ここは神々が実験で失敗した者達を捨てていた場所だという。<br>
今まで戦ってきた者達は全て元人間やカテナだったのかとショックを受けるフィール。<br>
だが、同時に「神々の子」の真実を知る。<br>
<br>
15年前、ここで造られた最初の実験体は、凄い力を持っていたが、<br>
神々の支配を受け入れなかった。そのため深い谷底へ捨てられたが、<br>
エテリアたちに守られ、生き延びていた。<br>
カイン、アルミラ、レオンの三人は、実験体の処分を命じられたものの、任務失敗し、<br>
カインは失踪、実験体は行方不明となった。<br>
3年後、カインは粛正を受けるが実験体は見つからなかったという。<br>
その行方不明の実験体が、フィールかもしれない。<br>
<br>
フィールはわからないまま不安でいるよりはいいと言った。<br>
<br></dd>
<dt>97 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ</b></a>：2006/06/06(火)21:32:58ID:MOwH1ni1</dt>
<dd>【11話】<br>
4つの装置があるエリアへとたどりつく。<br>
これを作動させると上層へ戻れるというので、<br>
作動させるが、阻止しようと雑魚ども襲来。なんとか守り抜いて上部へと到達。<br>
<br>
そこには巨大な、実験体の失敗作が壁に手を巨大な釘で刺され、貼付けにされていた。<br>
と同時にそれは人間であった自己をまだ失っておらず、叫び続けていた。<br>
「もうイヤだあぁ！…助けてくれえぇぇ！いっそ、殺して…殺してくれえぇぇ！！」と。<br>
彼を救う術はない。解放するには命を絶ってやることだけだ。<br>
そして三人は、元人間の苦しみを解放し、アリガトウ…という最期の言葉を聞いた。<br>
<br>
フィールは心を決めた。<br>
たとえ自分が神々の子であったとしても、目的は変わらない。<br>
ドロシー達を助け、レオンを見つけ、そして…こんな酷いことを許さないと…。<br>
<br>
<br>
【12話】<br>
炎に包まれた階層へ戻ると、再び炎の神と対峙した。<br>
咆哮と同時に激しい波動を放つがアルミラ、フィール共に耐えた。<br>
が、ここまで同行してくれたガルムはそれに耐え切れずレクスが暴走する。<br>
このままでは二人の負担になると考え、<br>
この場の後ろの崖から炎を巻き上げる溶岩へと身を投げた。<br>
とそのとき、背後からレオンが神への一撃を見舞い、隙を作り、神への反撃を開始する。<br>
<br>
三人は神を倒した。<br>
もう以前のようにただ倒すことだけを考えたりなどしない。<br>
気持ちの切り替えができていた。更に上部へと目指すために…。<br>
<br></dd>
<dt>124 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ</b></a>：2006/06/07(水)18:36:43ID:d+XARucz</dt>
<dd><a href="http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1148657895/102" target=
"_blank">>>102</a><br>
知名度低いからね。TVCMもやってなかったし<br>
つか、アクションゲームなのにこのスレでいいんだろうかｗ<br>
<br>
ちなみにこれ、元ネタがオズの魔法使いなんで、<br>
・フィール→ブリキのきこり→優しい心を持ってる<br>
・アルミラ→かかし→知恵を強化されている<br>
・レオン→臆病なライオン→怖いもの知らずにされてる<br>
だったりする。<br>
<br>
<br>
では前回の続き「OZ」投下します<br>
キャラや用語は<a href=
"http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1148657895/88" target=
"_blank">>>88</a>参照<br>
<br></dd>
<dt>125 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ</b></a>：2006/06/07(水)18:38:02ID:d+XARucz</dt>
<dd>【13話】<br>
廃墟となった遺跡のような階層へとたどりついたが、<br>
そこにはジュジュが待ち構えていた。<br>
だが、彼女は神が不滅のものではないと知り、心の安定が揺らいでいた。<br>
<br>
解放されたジュジュは、村の子供たちはこの階層の奥にいると告げ、<br>
真実を知ったショックから走り去った。<br>
フィールたちはただ見守ることしかできなかった。<br>
<br>
<br>
<br>
【14話】<br>
村の子供たちが囚われていた。<br>
三人の傍らへと歩み寄ると、背後から気配を感じる。<br>
この階層を司る神だ。子供たちから遠ざけ、神を打ち倒した。<br>
<br>
子供たちにドロシーの居場所を聞くと、別の場所に連れて行かれたと答えた。<br>
約束を果たすため、ドロシーを助けに行くと告げると、一人の子が言った。<br>
「ドロシーちゃんはフィール兄ちゃんの本当の妹じゃないのにっ！」<br>
フィールはどうしてそれを知っているんだと聞くと、子供は親に聞いたままを答える。<br>
「フィール兄ちゃんの母ちゃんはフィール兄ちゃんを産んだあとすぐ死んじゃったって…」<br>
<br>
自分が神の子だと考えていた彼に、血の繋がった母がいた事が判明した。<br>
その事実に驚く三人の前に、己を取り戻したジュジュが歩み寄る。<br>
子供たちをテオロギアの外へ連れ出すことぐらいしか、自分にはできないからと。<br>
彼女に子供たちを預け、その場に三人とトトだけが残された。<br>
<br>
アルミラはフィールに、「おまえはカインによく似ている」という。<br>
神々の子がカインのそばにいるうちに、彼の姿を写した存在になったと考えていたが、<br>
子供の話した内容が本当だとすると神の子は…。<br>
<br>
フィールはアルミラの話を切り、今はとにかくドロシーを助けることを優先した。<br>
<br></dd>
<dt>126 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ</b></a>：2006/06/07(水)18:39:05ID:d+XARucz</dt>
<dd>【15話】<br>
この階層は水の回廊だった。<br>
奥へと進むその先に、最後のOZ、ヴィティスと対峙する。<br>
<br>
ガルム、ジュジュを覚醒させたときのように取り乱すことはなかった。<br>
打ち破ったその力を「神をも倒す力」と認め、<br>
神を二体討った今、妹を連れてテオロギアを去ったとしても、<br>
神は狩り出すだろう言う。が、人やカテナやエテリアの苦しみを<br>
解放するために神を討つというフィールの決意を聞き、<br>
冷静に情報をもたらした。<br>
ドロシーは次の階層におり、そこへ行くには結界の核を破らねばならない。<br>
その核の中には神々の記憶が封じられた領域もあるということだった。<br>
<br>
なぜドロシーだけ上層に連れてこられたかという疑問には口を閉ざし、<br>
その場を去っていった。<br>
<br>
<br>
<br>
【16話】<br>
最深部までたどりつくと、神々の記憶が三人へと魅せかける。<br>
それは、ここではないどこかから追い出されるように見えた。<br>
思考をめぐらしていると、水の波動がフィールたちに襲い掛かってきた。<br>
寸でのところでかわすと、巨大な水球が、水を司る神へと姿を変えた。<br>
<br>
神を討ち、案外あっさりしていたと思った瞬間、水の神は再び現れた。<br>
そこへヴィティスが現れる。ここは自分に任せて先へ行け！という。<br>
アルミラもレオンもヴィティスの気持ちを理解し、上層へと向かった。<br>
<br>
「この程度で罪を償えたとは思わないが他にしてやれる事がなくてな…<br>
私は最後まで君を裏切ってばかりだよ。…カイン…」<br>
<br>
そうつぶやくと、ヴィティスは一人で神に立ち向かった。<br>
<br></dd>
<dt>127 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ</b></a>：2006/06/07(水)18:40:09ID:d+XARucz</dt>
<dd>【断章 カイン】<br>
序章より3年後の話。<br>
神々の子とカインを討伐するよう神命が下っていた。<br>
現OZ3人は、エテリアが集まる方向へと向かい、進んでいくと、<br>
エテリアの結界に阻まれ、ガルム、ジュジュの二人は空間に消えた。<br>
残されたヴィティスは、カインと再会。<br>
神命を執行する。<br>
<br>
二人は波動を放ち、二人の中央で炸裂する。<br>
と同時に、ヴィティスは神々の呪縛から解放され、<br>
カインは「我々がここで守って来た希望を君に…」と言い、息を引き取った。<br>
目の前にある金色の球体。神々の子だ。<br>
だがその前に立ちふさがる幼い子供。<br>
<br>
3年前カインは、解放されたとき、神々の子は神を討つ力を持った希望だとわかり、<br>
神に楯突く者達が住んでいる辺境の村で守ってきた。<br>
そのころ、村の一人の女性と出会い、生まれた子供がフィール。<br>
それを悟ったヴィティスは、今はまだ脆いそれらが成長するまで、<br>
神のしもべとして生きていこうと決意し、村人たちがこの場へ来る前に去った。<br>
<br></dd>
<dt>128 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ</b></a>：2006/06/07(水)18:41:10ID:d+XARucz</dt>
<dd>【17話】<br>
空が開けた。<br>
が、背後から全てを飲み込む漆黒の空間が迫り来る。<br>
ただその虚無から逃げ、上部へと目指し続けるが、<br>
巨大なしもべに阻まれる。突然黒い煙がしもべにとりつき、<br>
神ではない、もっと良くない何かに侵蝕され、姿を変えた。<br>
ちいさなしもべ達も巨大な何かを敵とみなし、襲っている。<br>
なんとかそれを討ち、先へと進む。<br>
<br>
<br>
【18話】<br>
クモのような生物が無数にいた。生物は神のしもべと戦っている。<br>
が、決して三人を手助けするためではなかった。<br>
頂上へとたどり着くと、そこには風を操る神が生物を吹き飛ばしながら現れた。<br>
生物は神へと襲い掛かり、神はそれに抵抗し、双方ともに三人へと襲い掛かってきた。<br>
<br>
神を打ち破ったとき、フィールに声をかける人影があった。ドロシーだ。<br>
フィールはドロシーと再会できたことを心から喜び、<br>
ドロシーも最愛の兄にもう一度会えた事を喜んだ。<br>
突然背後からクモのような生物がフィールへと襲い掛かる。<br>
その時、15年前に聞いた、あの繭から発せられた歌が聞こえてきた。<br>
歌っていたのは…ドロシーだった。<br>
そのまま気を失い倒れてしまうドロシー。<br>
神々の子に関しては、彼女には黙っておこう。<br>
三人がそう決めたとき、ドロシーは目がさめた。<br>
<br>
兄と再会できたことは夢ではなかったと気づいたドロシーは、<br>
とても喜び、やがて村へ帰ろうと言うが、フィールは答えた。<br>
「やらなきゃいけない事がある。<br>
それが終わるまで…安全な所に隠れて待っててくれるかい？」<br>
その言葉に心配するも、アルミラ、レオンにすぐ終わらせると言われ、<br>
ドロシーは「がんばってね、お兄ちゃん」と健気に答えた。<br>
<br></dd>
<dt>129 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ</b></a>：2006/06/07(水)18:42:03ID:d+XARucz</dt>
<dd>【19話＆20話】<br>
このゲームはマルチエンドなんで、エンディングが4種類あります<br>
<br>
ハッピーエンド→20話まであり、最もストーリーがしっくりくる<br>
トゥルーエンド→一応意味が繋がる<br>
通常エンド→17話18話がストーリー上関係なくなる<br>
バッドエンド→全て台無しｗ<br>
<br>
ではまずハッピーエンドから<br>
<br></dd>
<dt>130 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ</b></a>：2006/06/07(水)18:43:05ID:d+XARucz</dt>
<dd>『ハッピーエンド』<br>
神々の居城テオロギアの上空、輝く球体の中へたどり着いた。<br>
そこには、神々の王「至高神」が鎮座していた。<br>
今までとは比べ物にならないほど激しい波動。<br>
ここまでたどり着いた3人の前には無力だった。<br>
しかし、彼らの背後に隠れていたドロシーに変化をもたらした。<br>
15年前に聴いたあの歌が流れ、彼女は神々の子として覚醒、変形した。<br>
<br>
フィールは覚醒したドロシーへと歩み寄り、<br>
「迎えに来たよ…ドロシーさあ、帰ろう」と手を差し伸べると、<br>
彼女は姿を戻し、我に返って兄に抱きつき泣きじゃくった。<br>
そのとき背後から、姿を消していた至高神が再び現れた。<br>
フィールはドロシーへ、すぐ済ませるからと、<br>
アルミラ、レオンと共に、神との決着をつけに向かった。<br>
<br>
戦いの末、勝敗がついたとき、下層へ侵略していた<br>
クモのような生命体が至高神へと群がり、黒い煙に覆われ、<br>
神を喰い殺し、その体を乗っ取った。<br>
（イメージとしては、もののけ姫の祟り神みたいな感じ。全てを破壊しつくすまで止まらない）<br>
この生命体は別の世界から追って来た、憎しみの塊でできたものだった。<br>
変わり果てた神は、咆哮をあげ、虚無を呼び寄せた。<br>
レオンは戦いをしかけようとするが、神を滅ぼした今、レクスは動かない。<br>
<br>
ドロシーが両手を広げ、三人のレクスへエテリアを集め、力を貸した。<br>
再び神が咆哮をあげると、クモのような生命体を呼び寄せ、ドロシーに向かわせる。<br>
そのとき、ドロシーのもとへヴィティス、ジュジュ、ガルムの三人が現れ、生命体を一掃し、<br>
ドロシーは守る。神々が残した亡霊を打ち倒せ！とフィール達に告げた。<br>
フィールは「OZの名において！僕たちは…僕たちの未来を守るっ！！」<br>
そう言うと、変わり果てた神へと立ち向かっていった。<br>
<br>
撃破すると、変わり果てた神の姿は、憎しみの根源、翼を持つ魔神のような姿へと変えた。<br>
呼び寄せられる無数の生命体、虚無。<br>
苦戦の末、神々への憎しみの根源を断ち切った。<br>
<br>
主を失ったテオロギアは崩壊。<br>
7人と1匹は救うことのできた世界へと帰っていった…。<br>
<br></dd>
<dt>131 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ</b></a>：2006/06/07(水)18:44:00ID:d+XARucz</dt>
<dd>『トゥルーエンド』<br>
至高神と戦って、レクスが動かなくなるところまでは<br>
ハッピーエンドと同じ。<br>
<br>
侵蝕され、別の生命体になった至高神の手の中で<br>
虚無が消えていった。<br>
フィールたちの後方にいたドロシーが、<br>
生命体へと近づき、彼女の体から光りを放ち、そして言う。<br>
「神様は、この子たちが追いかけてくるのを知ってた。<br>
それを、すごく怖がってたの。だから わたしを造ったんだよ……」<br>
神々の子である自分がこの世界へ留まると、また呼び寄せてしまう。<br>
だから、誰も知らない別の世界へ、この生命体を連れて行くと話す。<br>
<br>
フィールは悲しみながらもドロシーの覚悟を受け入れた。<br>
彼女の体がさらに輝きを増し、あたりを光で包み込み、<br>
ありがとう、私とっても幸せだったよ！と告げると、光はやがて消えた。<br>
<br>
そこに残されたのは、フィール、アルミラ、レオンの三人だけだった。<br>
神の居城、テオロギアは崩壊した…。<br>
<br></dd>
<dt>132 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ</b></a>：2006/06/07(水)18:44:50ID:d+XARucz</dt>
<dd>『通常エンド』<br>
ドロシーが覚醒するところまでは同じ。<br>
<br>
覚醒したドロシーからさらに発せられる波動は、<br>
至高神のものより激しくなった。<br>
アルミラ、レオンは盾となり、フィールを守る。<br>
今のうちにドロシーを自分の妹だと気づかせろ！！叫ぶ二人の声にフィールは後押しされ、<br>
覚醒したドロシーへと踊りかかる。ドロシーは解放された…。<br>
<br>
盾として支え続けたアルミラとレオンはその場に倒れた。<br>
二人のレクスはこれまでの戦いで限界に達し、崩壊し始めていた。<br>
しかしドロシーはそれを癒し、二人を救う。<br>
直後、至高神は変形し、三人に襲い掛かった。<br>
<br>
激しい攻防の末、打ち破り、全てが終わった。<br>
そう思ったフィールの背後で、アルミラ、レオンは力尽き、倒れ付した。<br>
フィールに出会い、神への復讐より、ただフィールと、フィールの助けたかったドロシーを<br>
助けることに全力を尽くせたことに満足していると語った。<br>
大切なモノに気づかせてくれた事に感謝を言い、二人は静かにエテリアへと還っていった…。<br>
<br></dd>
<dt>133 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ</b></a>：2006/06/07(水)18:46:19ID:d+XARucz</dt>
<dd>
で、ネガティブプレイの末に見られる割に苦労が報われないエンディング。<br>
あまりのショックに記憶があやふやだが、これであってるはず<br>
間違いあったら修正しておくれ<br>
<br>
<br>
『BAD END』<br>
覚醒したドロシーを止めることができなかった。<br>
そして何もできずにドロシーを殺してしまった。<br>
フィールは無力な自分とそしてなによりも最愛の妹を奪った神への憎悪を止めることができず、<br>
自らの体を憎悪の色へと変身させ、翼を持つ悪魔のような姿へと変貌させていく…。<br>
<br></dd>
<dt>134 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ</b></a>：2006/06/07(水)18:47:54ID:d+XARucz</dt>
<dd>-- 補足解説 --<br>
結局ドロシーが「神々の子」で、神々による擬似生命体だったと。<br>
初めは人型幼児じゃなかったんだけど、<br>
人間に触れるにしたがい、人の形になったわけです<br>
ま、影響与えてる張本人の神がいなくなったから、<br>
晴れて一人の人間として兄ちゃんと幸せに暮らすんでしょう。<br>
<br>
本編の他に、おまけ要素で<br>
戦隊ヒーローになる夢だとか、神のしもべが活躍(?)する話だとか、<br>
ドロシーがトトと一緒に兄を探す冒険の話とかあるけど割愛しました。<br>
<br>
<br>
最後に、OZのキャッチコピーだった下記の言葉<br>
<br>
「 な ぜ 、 O Z は 3 人 な の か 。」<br>
<br>
ぬっちゃけわかりません。<br>
公式サイトにも解説載ってるけど、上手く解答回避されてる感たっぷり<br>
<br>
以上、すげー長くなったがOZでした。<br>
<br></dd>
<dt>135 ：<a href=
"mailto:sage"><b>名無しさん＠お腹いっぱい。</b></a>：2006/06/07(水)19:33:27ID:lcB+LHkN</dt>
<dd>OZの人乙！<br>
実際に見てみたいから、今度友達から貸してもらいます<br>
あと、BAD END見る条件は何？<br>
<br></dd>
<dt>136 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ</b></a>：2006/06/07(水)19:56:14ID:d+XARucz</dt>
<dd><a href="http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1148657895/135" target=
"_blank">>>135</a><br>
興味もってくれて嬉しいかぎり。<br>
それぞれのステージに、S～Dまでのクリアランクというのがあって、<br>
BAD ENDの条件は、全ステージC以下にすれば見られる。<br>
<br>
実際やったらわかるけど、どんだけ下手でも<br>
全ステージは正直きつい。<br>
絶対Bが一つは付く。<br>
<br>
詳しくは総合スレへどうぞ。スレ違いｽﾏﾝｶｯﾀ<br>
ttp://game10.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1146793548/<br>
<br></dd>
<dt>203 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ「ドロシーの大冒険」</b></a>：2006/06/17(土)09:59:14ID:n0AxhPQF</dt>
<dd>
OZの本ストーリー以外に、ある条件を満たせばできるステージがあって<br>
その一つが「ドロシーの大冒険」という外伝<br>
で、進行が童話調なので、イメージ崩さないようにあえて童話風に書く<br>
ぬっちゃけパロディなわけだが、気長にお付き合いください<br>
<br>
ではOZ「ドロシーの大冒険」をはじめます<br>
登場人物の基本は<a href=
"http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1148657895/88" target=
"_blank">>>88</a>参照<br>
<br></dd>
<dt>204 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ「ドロシーの大冒険」</b></a>：2006/06/17(土)10:00:15ID:n0AxhPQF</dt>
<dd>むかしむかし…<br>
<br>
ある村にとてもとても仲の良い兄妹が住んでいました。<br>
妹の名はドロシー。兄の名はフィール。<br>
二人は飼い猫のトトと一緒に慎ましくも幸せな日々を過していました。<br>
<br>
そんなある日のこと、隣村までドロシーがトトと一緒にお使いに行こうとしていたとき、<br>
突然東の空に大きな竜巻がすごい勢いでドロシーたちの方へ向かってきました。<br>
迫る竜巻から妹を守るためフィールは身を挺して妹を庇い、竜巻に飲み込まれてしまいました。<br>
<br>
竜巻はフィールを飲み込んだままに西の空のかなたに消えてしまいました。<br>
残されたドロシーは出来事に呆然としたまま悲しみの涙に暮れるばかりでした。<br>
<br>
「お兄ちゃんは私が危ない目に遭ってるとき、いつだって助けに来てくれた<br>
だから今度は私がお兄ちゃんを助ける番なの！」<br>
そう言うと、ドロシーはトトを連れて、竜巻が去っていった西へと向かっていきました。<br>
<br>
<br>
【第1話】<br>
ドロシーたちが村はずれに差し掛かったときです。<br>
彼女の前にカカシ（アルミラ）が行く手をさえぎりました。<br>
少し前からこの先の森に凶暴なライオンが住み着いて、村人を襲っているというのです。<br>
どうして邪魔をするのだと言うトトへ、カカシは言います。<br>
畑は耕す者があってこそ守る価値がある。その村人を危険に晒すわけにはいかない。<br>
<br>
それでもお兄ちゃんを助けたいドロシーは、カカシに通してくれるように言いますが、<br>
カカシは「私を倒すことができれば通るが良い」と言いました。<br>
ドロシーは仕方なく、トトの助けを借りながらカカシと戦うことにしました。<br>
<br>
カカシに勝つと、無事に帰る事を祈りながら道を譲ってくれました。<br>
こうしてドロシーは村を出て、冒険へと旅立ちました。<br>
<br></dd>
<dt>205 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ「ドロシーの大冒険」</b></a>：2006/06/17(土)10:01:08ID:n0AxhPQF</dt>
<dd>【第2話】<br>
ドロシーとトトは村はずれにある森の奥へと足を踏み入れました。<br>
すると、突然近くの木の上から凶暴そうなライオン（レオン）が<br>
雄たけびを上げながら飛び降りてきました。<br>
ドロシーは一生懸命事情を説明して通してもらおうとすると、<br>
ライオンは彼女が子供なので、相手にする事が面倒になりました。<br>
<br>
ドロシーはここを通る大人の村人をライオンが襲うことは許さないと言うと、<br>
ライオンは弱いヤツに指図は受けねぇ！と言います。<br>
ドロシーはライオンを懲らしめました。<br>
もう人を襲わないと約束し、ライオンは、竜巻が北の火山に向かったと教えてくれました。<br>
でもそこは山賊が出るといいます。<br>
<br>
希望と不安を胸に秘め、二人の旅は続きます。<br>
<br></dd>
<dt>206 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ「ドロシーの大冒険」</b></a>：2006/06/17(土)10:01:54ID:n0AxhPQF</dt>
<dd>【第3話】<br>
火山地帯を奥へと進むと、少女（ジュジュ）が二人へ近づいてきました。<br>
「ねえあんた！マッチ買わない？」と言いますが、<br>
この暑さでは必要ありませんし、お金も持っていません。<br>
トトは気の利かん低脳娘の押し売りにかまうほど暇ではないと突っぱねます。<br>
<br>
「小遣い巻き上げるだけにしてやろうと思ったけど気が変わったわ！<br>
たっぷり痛めつけて身包み剥がして溶岩池に叩き込んでやるっ！」<br>
少女はキレてしまい、正体を現しました。彼女は山賊だったのです。<br>
<br>
懲らしめると、山賊は母さんの薬が買えないと言いました。<br>
ドロシーは彼女がかわいそうになり、ポケットの中のブローチを差し出しました。<br>
それはドロシーの母の形見ですが、お金がないのでこれを薬代の足しにしてと言いました。<br>
少女はそれを受け取れないと言います。<br>
山賊家業はもうやめ、地道に働くと決め、竜巻が南の遺跡へ向かったと教えてくれました。<br>
でもそこには知り合いに化けて旅人を襲うお化けが出るといいます。<br>
<br>
少女は家に帰って宝くじ買いに行こうと言い、その場を去っていきました。<br>
さて、次は二人にどんな運命が待ち受けているのでしょう。<br>
<br></dd>
<dt>207 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ「ドロシーの大冒険」</b></a>：2006/06/17(土)10:03:01ID:n0AxhPQF</dt>
<dd>【第4話】<br>
遺跡にたどり着きました。<br>
そこには体の透き通ったお化けがたくさんいますが、勇気を振り絞って奥へと進んでいきました。<br>
<br>
すると、奥からドロシーを呼ぶ声が聞こえてきます。<br>
お兄ちゃん？と声をかけると、声は「フィールだよー…」と帰ってきました。<br>
声のするほうへと近づき、声の具合が良くないみたいだけど大丈夫？と言うと、<br>
声は「風邪気味で…」と答えます。<br>
ドロシーは「肩幅が広くなったね」というと、声は「成長期だから…」と答えます。<br>
ドロシーは「どうしてそんなにお口が大きいの？」と聞くと<br>
声の主は明るい所へ姿を表し、雄たけびをあげました。<br>
その姿は狼（ガルム）でしたが、少女を騙し通すなんてできないといいました。<br>
狼は、お腹が空いて仕方がないから俺に喰われてくれ！と言いますが、<br>
当然そんなことはできません。訳の分からないまま狼を懲らしめました。<br>
<br>
かわいそうになったドロシーは、お弁当のサンドイッチをあげました。<br>
ひと心地ついた狼は、命の恩人に事情を話します。<br>
別の森に住んでいた所を竜巻に攫われてここへ着いてしまった。<br>
餓死寸前の所へ魔法使いと名乗る者が魔法の首輪を渡して<br>
「人の心が読める首輪だ。遺跡に迷い込んだ人間を騙して餌にしろ」と。<br>
そして「数日後に訪れるドロシーを仕留めろ」というと東の空へ去っていったといいます。<br>
<br>
その魔法使いがフィールの居場所を知っている可能性が大きいと、<br>
東にある魔法使いの居城へと向かいました。<br>
<br></dd>
<dt>208 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ「ドロシーの大冒険」</b></a>：2006/06/17(土)10:03:59ID:n0AxhPQF</dt>
<dd>【第5話】<br>
魔法使いの居城へ着いたドロシーは、必ず3人で帰ると心に決め、<br>
奥へと進んでいきました。<br>
<br>
するとそこには魔法使（ヴィティス）いがいました。<br>
あの竜巻は魔法使いが作ったもので、フィールの居場所も知っていると言います。<br>
さらにはドロシーへフィールを返そうと言い、魔法使いが手を振ると、<br>
二人のフィールに似ているがちょっと違う人影が現れました。<br>
魔法使いは「強化型フィールか量産型フィール、どちらも本物に負けない一品だ<br>
好きな方を選びたまえ」と言いますが、ドロシーは本物を返してと言うと、<br>
両方あげようと言われ、ついに怒りが爆発しました。<br>
<br>
魔法使いを懲らしめると、我に返ったように魔法使いは言いました。<br>
「邪心の呪縛を解いてくれたのは君か」<br>
古代の魔道書に封印された邪神に意識を乗っ取られ、<br>
完全な復活のために心の澄んだ若い人間の肉体を手に入れろと命令されたのです。<br>
邪神の復活を阻止できなければ世界が滅びてしまいます。<br>
兄を助けるためにも、邪神を阻止するためにも、この城の最上階「儀式の間」へと駆け出しました。<br>
<br></dd>
<dt>209 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ「ドロシーの大冒険」</b></a>：2006/06/17(土)10:04:50ID:n0AxhPQF</dt>
<dd>【第6話】<br>
（長くなったので2レス分割。許せ。）<br>
<br>
長い螺旋階段をやっとの思いで上りきると、異様な雰囲気を漂わせる、<br>
城の儀式の間へたどり着きました。<br>
そこにはぼんやりと佇むフィールがいましたが、少し様子が変です。<br>
既に邪神に乗っ取られていたのでした。<br>
この世の滅亡を阻止するためとはいえ、兄を倒すなんてできません。<br>
そのときでした。邪神の中に微かに残るフィールの意識が<br>
邪神を抑えられる今のうちに倒せと答えたのです。<br>
ドロシーや世界の人々を救うためならぼくの命なんて取るに足らないからと。<br>
邪神の声が戻って来ましたが、兄の託してくれた思いは無駄にしないと戦いに挑みました。<br>
<br>
断末魔を残し、邪神は消え去り、世界の滅亡は防がれましたが、<br>
犠牲はとても大きいものとなってしまいました。<br>
フィールは最期にトトへドロシーを託し、思い残すことはないとドロシーの腕の中で息を引き取りました。<br>
<br>
泣き叫ぶドロシーの頭上に眩い光がはじけ、一人の人影が現れました。<br>
神がこの世に使わした御使い（カイン）でした。<br>
望みを叶えてあげましょうと言うので、ドロシーは迷うことなくフィールの復活と言いましたが、<br>
死者を蘇生するには、代わりとなる命が必要だと言います。<br>
ドロシーは自分の命を差し出すといいますが、三人で村へ帰ることはできなくなってしまいます。<br>
<br></dd>
<dt>210 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ「ドロシーの大冒険」</b></a>：2006/06/17(土)10:05:47ID:n0AxhPQF</dt>
<dd>そのとき、下の階層に居た魔法使いがやってきて、<br>
「今こそ借りを返そう。私の命を与えるがいい」と言います。<br>
すると別の二人の声がやってきました。<br>
ライオンとカカシです。ドロシーの力になる為に来たと言いました。<br>
さらに山賊の少女もやってきました。<br>
宝くじが当たったから、薬も買えたしお礼しに来たと言いました。<br>
狼もやってきて、命の恩人の助けになることこそが第一だと心の声が命じたと言いました。<br>
みんな命を捨てる覚悟はできていると言いますが、そんなことはさせられません。<br>
<br>
すると、御使いは「全員の心を一つに合わせる事ができれば、<br>
全員から少しずつ命をもらいうけ、一人分の命に代られる」と言うので、<br>
みんなは目を閉じ、祈りを捧げました。<br>
奇跡は起こりました。<br>
フィールが目を覚ましたのです。<br>
広間にはみんなの歓声と感極まったドロシーの泣き声が響き渡りました。<br>
<br>
そして家に戻った三人は、それからも末永く暮らしましたとさ。<br>
めでたしめでたし。<br>
<br>
……<br>
…<br>
・<br>
<br>
「…というお話なんだけどどうかな？」<br>
ドロシーがトトに語ると、トトは素晴らしい文才だと褒め称えた。<br>
するとフィールのご飯ができたとの声が聞こえ、食卓へ向かう。<br>
そこにはアルミラ、レオンも同席しており、<br>
ドロシーがお話を後で見せてあげると言うと、一同は楽しみだと言い、<br>
笑い声がその場に響いた…。<br>
<br></dd>
<dt>211 ：<a href=
"mailto:sage"><b>OZ「ドロシーの大冒険」</b></a>：2006/06/17(土)10:06:59ID:n0AxhPQF</dt>
<dd> -- 短くまとめると --<br>
竜巻に攫われた兄を追っているうちに<br>
邪神復活を知って居城最上部へとたどり着くと、<br>
兄に取り付いていたので、ぬっ殺し、みんなの協力で兄復活万歳！<br>
<br>
ドロシーの書いたお話だったというオチですが、<br>
あまりにもいろんな童話が混ざってるわけです<br>
<br>
これでいいのかドロシー…<br>
<br>
以上。要約すれば短いのが長くなって正直ｽﾏﾝｶｯﾀ<br>
童話風になってるのか怪しいが<br>
OZ「ドロシーの大冒険」ですた<br>
<br></dd>
</dl>
