琥珀色の遺言

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琥珀色の遺言 - (2011/05/02 (月) 22:07:29) のソース

<p><strong>琥珀色の遺言</strong></p>
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<p>・要約版:要約スレpart3-15</p>
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<p>・詳細版:part26-92</p>
<hr /><dl><dt>15 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">ゲーム好き名無しさん</a></b></font>:2008/12/17(水) 15:06:42
ID:xqQpC3ifO</dt>
<dd>琥珀色の遺言<br /><br />
巨大な洋館の主人が庭で死んでいた。犯人を探せ。<br />
実は主人は末期の麻薬ジャンキーで自分が狂いつつあることを悟り妻に頼んでトリカブトを煎じて飲んだ。<br />
それを知った義兄が奥さんを脅迫して執事に殺された。<br />
それを見ていた弟が執事に口封じされた。<br />
それを見ていた出戻り娘を奥さんが殺した。<br /><br /></dd>
<dd>
<hr /></dd>
<dt>92 :<a href="mailto:sage"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></a>:2006/10/08(日) 20:41:01
ID:HHPKe6S/0</dt>
<dd>藤堂龍之介シリーズの1作目、琥珀色の遺言。<br /><br />
大富豪の影谷恍太郎が毒殺され、執事の辰野によって探偵の藤堂龍之介が<br />
恍太郎の住んでいた豪邸、琥珀館へと招かれる。<br />
そこには友人の影谷芳明、長男の影谷利明夫妻、後妻のルイら、いろいろな親族が集まっていた。<br />
辰野から恍太郎を殺した犯人を探すよう依頼され、作家と身分を偽って捜査開始。<br /><br />
やはり遺産をめぐる争いなのだろうか。館を調べていくうち、ルイの兄である一馬が館にやってくるが<br />
あっという間に毒殺されてしまう。さらに家出していた敦夫も帰ってきて、借金を返済するために<br />
恍太郎の遺産を狙っているらしいが、これもすぐに浴室で溺死体となって発見される。<br />
どうやら恍太郎は長男である利明との間にいさかいがあって、遺産は四男の林太郎に譲ろうと<br />
していたらしい。そのせいか、利明は何かを隠しているらしかった。<br />
また龍之介を招いた辰野、未亡人のルイも殺人現場で目撃されていたりと、なにかと怪しい。<br />
その他にも数多くの容疑者が現れるが、彼らはいずれも事件とは直接の関係はないようだ。<br />
また事件を複雑にしているのが西洋骨牌(タロットカード)の存在。<br />
何者かによって館の住人にタロットカードが配られていたのだが、その暗示するところと<br />
受け取った相手が隠している秘密にはいずれも関連性があった。<br />
誰が何の目的で、タロットカードを配っていたのか…。<br /><br />
最終的に容疑者はルイ、辰野、利明、恍太郎の娘の綾に絞られ、龍之介は彼らを自室に呼び集める。<br />
まずタロットカードを配り歩いていたのは綾だった。彼女は恍太郎の依頼でこれを行っていた。<br />
恍太郎はこの館で行われている陰謀や、隠し事の全てを知っていたのだ。<br />
そして次に利明が重い口を開く。彼は遺産が自分のものにならないことを知り、毒を館に持ち込んだが<br />
使う前に紛失してしまった。そしてその毒は一馬の殺害に使われることとなる。<br />
そして最後にルイ、辰野が自供を始めた。<br /><br />
恍太郎は厳格で、聡明な人物だったが、影谷家の当主である重圧からか、いつのまにか薬物(モルヒネ)に<br />
手を出すようになっていた。その中毒により、彼はいつしか狂気におかされるようになっていた。<br />
タロットカードを配り歩かせたのもその狂気からである。<br />
恍太郎を深く愛していたルイは、常軌を逸した行動を取るようになってきた恍太郎が見ていられなくなった。<br />
まずルイが恍太郎を殺害、それを知った辰野も彼女と同じような思いを抱いており、力を貸すことにした。<br />
犯人役として一馬を呼び寄せ、これも毒殺。龍之介に一馬が犯人と言わせることにより<br />
事件を闇に葬ろうとしていた。しかしそこを敦夫に目撃され、やむなく敦夫も殺害した。<br />
(あと1人殺されてるけど、それは割とどうでもいい話なので割愛)<br /><br />
全てを明らかにした龍之介は館を後にした。<br /><br />
タイトルの由来はルイの自白の中で明かされる。<br />
恍太郎は何故琥珀館を建てたのか、それは自分の生きてきた人生を、この琥珀館の中に全てとどめて<br />
置きたかったからなのだ。それこそ彼の遺した、本当の遺言だったのだろう…と。<br /><br /></dd>
</dl>