・・・いる!

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<p><strong>・・・いる!</strong></p> <p>part39-113~123</p> <hr /><dl><dt>113 :<a href="mailto:sage"><strong>・・・いる!</strong></a>:2008/05/18(日) 21:22:35 ID:HcFPIH9r0</dt> <dd>■登場人物<br /> ・稲葉達也……主人公。学園祭の実行委員。<br /> ・一ノ宮由麻……稲葉の彼女らしい。生徒会役員。<br /> ・北条冴子……美術教師。氷川と手を組んでいる。黒幕。<br /> ・氷川一樹……美咲の彼氏。北条と手を組んでいる。魔法を使えるヤンキー。黒幕。<br /> ・相川かおり……校長の孫。夢のなかで稲葉に危険を知らせる。<br /> ・村辺幸三……校長。学園地下の封印を守る一族の末裔。<br /> ・望月哲雄……学園祭の実行委員。三年前に失踪した兄の行方を探している。<br /> ・望月博志……望月哲雄の兄。行方不明になっている。<br /> ・神山貴彦……霧ヶ丘高校の元教師。<br /> ・理恵、京子、美咲、中西、広瀬……学園祭の準備のために校舎に残っていた生徒。<br /><br /></dd> <dt>114 :<a href="mailto:sage"><strong>・・・いる!</strong></a>:2008/05/18(日) 21:24:02 ID:HcFPIH9r0</dt> <dd>■本編<br />  文化祭の準備中。うたた寝をしていた稲葉はかおりが何者かに殺されている夢を見る。<br />  由麻の声で目が覚めるたころには、もう外が真っ暗になっていた。<br />  由麻と一緒に帰ろうとすると北条先生が由麻を呼びにくる。氷川という生徒が由麻を呼んでいるらしい。<br />  由麻の用事が終わるまで校舎をうろうろする稲葉。<br />  近くの教室に美咲が残っていて、氷川を知らないかと尋ねられる。<br />  氷川は由麻と待ち合わせしていると教えると、美咲は嫉妬を露わに。<br />  その場から逃げるように立ち去り、校舎内を進む稲葉。<br />  廊下の突き当りには中西がいて、防火シャッターが下りていて階段を使えないとぼやいている。<br />  他に通れる道はないのかと他の校舎を探索すると、渡り廊下で広瀬に会う。広瀬も学園祭の用意のために残っていたようだ。<br />  広瀬と会話後、また探索を再開。途中青い小玉を拾う。<br />  人の声が聞こえたので美術室に入ると、望月と北条先生が言い争いをしていた。<br />  稲葉が来たことに気がついた北条先生はどこかへ去っていく。<br />  後を追いかけ、事情を聞く稲葉。<br />  どうも3年前に行方不明になった望月兄の話をしていたらしい。望月兄は北条先生を慕っていたようだ。<br />  望月に北条先生を責めてもしょうがないと言う稲葉。<br />  しかし、望月は兄が持っていたとても貴重な本を持っている先生は絶対に兄の行方を知っているはずだと言い張り、美術室を出て行く。<br />  追いかけると望月が氷川に絡まれている場面に出くわす。<br />  氷川は稲葉の姿をみつけるとばつが悪そうに去る。望月が言うには氷川は望月が兄を探すのが気に入らないらしい。<br />  廊下を歩いていると3-5から何か物音がする。3-5は廊下にいても分かるほど強烈な生臭い臭いを発している。<br />  3-5を調べようとすると校長先生に呼び止められたので探索は諦めることに。<br />  美術室に戻ると美術部員の理恵と京子がいた。理恵は具合が悪そうで、それを京子が心配している。<br />  美術準備室の先生に相談しに行く。<br />  先生は校長に何か命令をしているようだったが、稲葉の姿を見ると校長のほうが命令口調になり、部屋から追い出される。<br />  もうそろそろ由麻の用事が終わったのかと思い、由麻のいる進路指導室に向かうと、そこで由麻が氷川に襲われている。<br />  突然やってきた稲葉に氷川が気をとられている間に逃げ出す由麻。 <br />  氷川は由麻が自分のものであると宣言し教室を出て行ったので、追う。<br />  廊下で美咲と口論している氷川を発見。そのまま後をつけると今度は広瀬に何かの協力を依頼しているのを目撃する。<br />  更に追おうとする稲葉。しかし途中で校長とぶつかっている間に見失ってしまう。<br />  仕方がないので今度は逃げ出した由麻を探すため先生の元へ向かう。<br />  由麻は先生に用事を頼まれて職員室に行っているらしい。<br />  稲葉が教室を出ようとすると突然停電に。<br /><br /></dd> <dt>115 :<a href="mailto:sage"><strong>・・・いる!</strong></a>:2008/05/18(日) 21:25:31 ID:HcFPIH9r0</dt> <dd> 何があったのかと校舎内をうろついていると、女子トイレの前にいる京子を見つける。<br />  理恵が何か訳の分からないことを言いはじめたかと思うと、そのままトイレに閉じこもってしまったらしい。<br />  先生に指示をもらいに行き、トイレに戻ると、京子は女子トイレの中に入って個室にいる理恵に呼びかけをしている。<br />  理恵の返事はない。<br />  稲葉が京子に先生の指示を伝えようとすると、いきなり個室のドアが開いて京子が中に引きずり込まれる。<br />  夜の校舎に響く悲鳴。ドアの影から時折血に染まった京子がもがく姿が見える。<br />  理恵は無表情で理恵の首の骨を折り、死体を投げ捨てると、そのまま稲葉に迫ってくる。<br />  稲葉は大急ぎで近くの教室に逃げ込み、そこにあったダンボール箱に身を隠す。<br />  教室に入ってきた理恵はしばらくダンボール箱の傍をうろうろするがやがてどこかへ行ってしまう。<br />  稲葉は恐る恐る教室を出て女子トイレに向かう。<br />  しかし、女子トイレにはあるはずの京子の死体どころか血の跡すらない。<br />  少し混乱しつつも廊下へ。すると、資料室に入っていく望月を発見。稲葉も資料室へ向かう。<br />  望月は頭を押さえながら苦しんだかと思うと、まるで別人のように振る舞い、稲葉を突き飛ばして去る。<br />  更に混乱しながら、どうしたらいいか聞くために先生の元に向かう。<br />  途中、ルルイエ神聖文字を読めるようになる青い石について書かれた紙切れを拾う。さっきの青い小玉のことのようだ。<br />  先生に理恵たちを探すよういわれたので、教室を回って行くと、3-4の教室に広瀬が。<br />  広瀬は氷川に望月を会議室に呼ぶよう頼まれていて、稲葉に望月がどこにいるのかと尋ねる。<br />  知らないと答えると、広瀬は氷川に望月はいなかったと伝えてもう帰るといい去っていく。<br />  稲葉はとりあえず自分も会議室へ向かうことにした。<br />  会議室の扉を開けるとちょうど広瀬が怪物に襲われているところに出くわす。<br />  怪物は広瀬の体を舌で突き刺して体中の水分を吸い取ると消えていった。<br />  稲葉が呆然としていると、そこへ望月がやってくる。<br />  望月がいうにはさっきの怪物は『ティンダロス』という時間の角にすむ血に飢えた凶獣らしい。<br />  広瀬は教室に落ちている『ノートランの鏡』という特殊な鏡を覗いてしまったからその怪物に襲われてしまったようだ。<br />  望月は「鏡にかけられている呪文がまだ生きているから不用意に鏡に近づくな」と稲葉に警告すると、資料室へ行くと言い、去っていった。<br />  資料室で望月にさっきのことを尋ねると、望月は「化け物?何のことだ?くだらないことで話しかけるな」と一蹴。追い出される。<br /><br /></dd> <dt>116 :<a href="mailto:sage"><strong>・・・いる!</strong></a>:2008/05/18(日) 21:27:32 ID:HcFPIH9r0</dt> <dd> 途方にくれて、先生に広瀬のことを報告しに行くが先生の姿がない。<br />  そこへ何者かがこちらへ近づく足音が。もしや理恵か?<br />  稲葉は急いで近くのロッカーに身を隠す。<br />  部屋にやってきたのは氷川。あとは女性らしき人物もいるが稲葉からは姿までは見えない。<br />  女性は氷川に儀式をするから用意をしておけと命令すると部屋から出ていく。<br />  氷川は女性がいなくなったのを確認すると「せいぜい俺のために頑張れよ」とつぶやき、その場から立ち去った。<br />  稲葉は誰もいなくなったのを確認すると、美術準備室から出て、先生を探しに廊下を進む。<br />  すると、向こうから先生がやってくる。稲葉は会議室であったことの一部始終を報告。<br />  先生は「パニックになると困るから鏡の化け物の話はしないこと。騒ぎを大きくしないでね」とだけ言い、美術準備室へ入っていた。<br />  稲葉も準備室に入ろうとすると、望月兄の名を呼び「あなたが悪いのよ…」と言う先生の声が聞こえる。<br />  やはり先生と望月兄の失踪は何か関係がありそうだと思った稲葉は資料室の望月に会いに行く。<br />  望月は「実は頭が痛くなってからさっき稲葉が来た時までの記憶がない。何があったのか教えてくれ」と稲葉に頼む。<br />  広瀬のことや氷川が望月を呼び出していたを話すと、望月は「一人で考えさせてくれ…」と言って、稲葉を追い出す。<br />  行く当てもないので校舎内を歩き回ると途中の教室で美咲の死体を発見。<br />  どうにかして逃げられないかと、階段へ向かうと中西に出会う。<br />  中西はさっきまで階段に続く廊下を塞いでいた机がなくなったことを喜んでいるようだ。<br />  だがその場所には怪しげな魔法陣が描かれていた。<br />  中西が稲葉に近づこうとした瞬間、魔法陣から怪物が出現。中西は抵抗するまもなく食べられてしまった。<br />  中西を食い殺した後も怪物は消えずに廊下を塞いでいる。<br />  どうすればいいか望月に相談をするために資料室に戻ると、望月の様子がおかしい。<br />  望月は稲葉にさっきの怪物こと『ショゴス』の幼生をどうにかして欲しいと頼んだ。<br />  『ショゴス』は低級な魔物だから餌さえあたえればさっさと帰るという。<br />  生臭い3-5が怪しい。3-5にいくと教室の後ろのほうに見慣れない木箱が。これが臭いの原因らしい。<br />  木箱から得体の知れない肉塊を手に入れると、さっそく『ショゴス』に食べさせることに。<br />  『ショゴス』は肉塊を食べると煙のように消えていった。これで階段を使えるようになった。<br />  2階を探索していると魔法陣を発見。恐る恐る近づくと怪物が出現。1階を探索することに。<br /><br /></dd> <dt>117 :<a href="mailto:sage"><strong>・・・いる!</strong></a>:2008/05/18(日) 21:29:24 ID:HcFPIH9r0</dt> <dd> 1階の廊下で男子生徒の死体の前にいる望月を発見。<br />  望月は「また頭痛に襲われて意識を失って、気がついたらここにいた。これは、俺がやったのか…また頭が」と走り去っていった。<br />  望月を追うのも怖いので探索を続けると、保健室で怯えている保険の先生に会う。<br />  保険医がいうには校舎の外にも魚の化け物がいるらしい。玄関に鍵もかかっているうえに頑張って出たとしても外にも化け物。<br />  稲葉はどうすれば助かることが出来るのかと思い、とりあえず今現在いける範囲から役に立ちそうなものを集めた。<br />  職員室に生存者がいたが恐怖で震えていて動けないようだ。<br />  1階を探索し終えて、2階に戻ると廊下の向こうから怪物に追われる由麻がやってくる。<br />  怪物は獲物を由麻から稲葉に切り替え、こちらのほうを襲ってきた。<br />  稲葉は理科室に逃げ込み、教壇の下に隠れてやり過ごす。<br />  怪物が去ったのを確認すると、安全な3階の資料室へ避難することに。<br />  資料室には望月が。<br />  望月は2階の怪物『無形の落とし子』は呼び出した呪文さえわかれば追い返せるとだけ言うと、いきなり苦しみだし、倒れる。<br />  呪文の書を探す稲葉。美術準備室では「われらの神が世界を浄化する…フフ…」と不気味につぶやく先生が。<br />  見なかったことにして、他の場所を探索。職員室ではさっきまで生きていた生徒が死体となって横たわっていた。<br />  技術室に入ろうとすると、部屋にいた怪物がこちらに向かってやってくる。<br />  万事休すかと思いきや、氷川が謎の魔法で怪物を撃退。<br />  氷川は「ぼさぼさしてないでさっさと消えろ!」と言って何処かへ行ってしまった。<br />  図書準備室に行くと、望月がいた。<br />  望月には今、別の人間の人格が中に入っていて、そいつとメモを使って筆談できたとのこと。<br />  別人格が言うには今学校を襲っている自体は下手すると世界中を巻き込むようなもののようだ。<br />  ただ、自分の言うとおりに従えば助かるかもしれないらしい。<br />  怪しいことこの上ないが、他に当てもないのでおとなしく従うことに。<br />  呪文の書は図書室にあるらしいので、行くとそれらしい書物が見つかる。<br />  しかし、その近くには生徒の死体を食らっている怪物がいる。怪物に気づかれないよう『エイボンの書』を入手。<br />  だが、青い小玉こと『ルルイエの子珠』を使って解読。これで、廊下の怪物を追い払える、<br />  ついでにあらから探索し終えたのでまだ探してない美術準備室に向かう。先生はいないようだ。<br />  先生がいた場所には一枚の写真が落ちていた。それは3年前の写真で先生と望月兄、そして神山という男性が写っていた。<br />  本棚には『妖虫の秘密』という本が。これが望月兄の持っていた本だろう。何かに使えるかもしれないから持ち出すことに。<br /><br /></dd> <dt>118 :<a href="mailto:sage"><strong>・・・いる!</strong></a>:2008/05/18(日) 21:31:50 ID:HcFPIH9r0</dt> <dd> 呪文の力で『無形の落とし子』を撃退、今まで通れなかった2階の先を進む稲葉。<br />  2階の倉庫からジャッキを入手。隣の2-4教室では深紅の宝石を手に入れる。<br />  1階に開きかけたシャッターがあったのでそこにジャッキを差し入れて開く。<br />  その先には礼拝堂がある。ここは夢の中でかおりが殺されていた場所だ。<br />  礼拝堂の奥の壁に妙なくぼみがあったのでそこに深紅の宝石を嵌めてみる。<br />  すると隠し部屋の扉が開く。隠し部屋は誰かが生活していた様な痕跡があった。<br />  適当に物色したあとで、部屋の三皿の天秤を天秤がおいてあるのを発見。後で何かに使えそうだ。<br />  資料室に戻ると望月がいた。<br />  望月はメモを稲葉に見せ、興奮気味に「兄さんが生きているかもしれない!」と語る。<br />  どうやら、美術準備室で先生のメモを拾ったらしい。<br />  それによると望月兄は先生を裏切った罰で学校の地下の洞窟に落とされたようだ。<br />  ただ洞窟には腐肉を食らう怪物がいるらしいんだが…<br />  望月は兄が生存している可能性があることに喜ぶと稲葉を突き飛ばして走り去っていった。<br />  稲葉も手がかりを探すため美術準備室に行くと、先生と望月が話をしていた。今出ているのは別人格のほうらしい。<br />  別人格は神山というらしい。神山は3年前の写真に写っていた人物だ。<br />  次元の旅から帰ってきた神山は先生に「お前は最愛の裏切り者へ、いや世界への復讐するつもりだろう」と言い放つ。<br />  そして「俺はお前の邪魔をするつもりはない。世界の終わり、いやこの星の正当な支配者の復活を見届けさせてもらう」と宣言。<br />  この事件の黒幕は先生なのだろうか。二人がこちらに気がつく前にこっそり部屋から抜け出す稲葉。<br />  しばらく学校の中をさまよった稲葉の前に現れる望月。<br />  望月がいうには兄の『妖虫の秘密』さえあれば神山が兄の行方や学校から逃げる方法を教えてくれるらしい。<br />  『妖虫の秘密』を渡すと望月が苦しみだす。<br />  「意識が、混ざりだし過去の時代の…円錐状の生物が…クッ…稲葉、兄さんを…」<br />  望月と神山の意識が混ざっているらしい。望月は稲葉に兄を頼むといって兄の写真が入ったロケットを手渡すと気を失った。<br /><br /></dd> <dt>119 :<a href="mailto:sage"><strong>・・・いる!</strong></a>:2008/05/18(日) 21:33:58 ID:HcFPIH9r0</dt> <dd> 気を取り直して探索を再開。<br />  2階渡り廊下の吹き抜けから由麻の声が聞こえる。どうやら、由麻は3階にいるらしい。<br />  由麻は突然悲鳴を上げると誰かに連れ去られてしまう。<br />  3階を探索すると3-4で由麻を発見。<br />  さっき由麻をさらおうしたのは氷川らしい。由麻は逃げ出すときに足を怪我してしまったようだ。<br />  稲葉は薬を取りに保健室へ向かった。<br />  保健室では校長が保険の先生をナイフで殺害していた。帰り血で体中真っ赤な校長。<br />  稲葉が来たことに気がついた校長は、ついでに稲葉も殺してしまおうとこちらへ近づいてくる。<br />  稲葉は必死で保健室から逃げ出し、隣の職員室のロッカーに隠れる。<br />  校長は職員室に入ってきたが稲葉を見つけられずに何処かへ行ってしまう。安堵する稲葉。<br />  3-4へ帰るが由麻の姿がない。氷川にまたさらわれてしまったのだろうか。<br />  渡り廊下に行くと氷川が魔法陣の前にいる。何か強力な物を召還するために由麻の血が必要らしい。<br />  氷川は稲葉が通れないように怪物を召還して道を塞ぐ。<br />  このままでは由麻が危ない。<br />  手に持っているメモに透明な怪物は『イブン=グハジの粉』をかければ倒せるとある。<br />  『イブン=グハジの粉』の調合方法が書いた『悪魔崇拝の書』を読んでみると、材料は手持ちにあるもので間に合いそうだ。<br />  稲葉は礼拝堂の隠し部屋の天秤を使って『イブン=グハジの粉』を調合すると、大急ぎで戻ってきた。<br />  粉をかけられた怪物はあっという間に消滅。稲葉は氷川が消えた方向へ向かう。<br />  4階テラスに行くと由麻の姿が。<br />  しかし稲葉の目の前で、由麻が空から飛んできた怪物に連れ去られてしまう。<br />  由麻に気をとられている稲葉を背後から何者かが殴打。<br />  稲葉は気を失ってしまう…<br /><br /></dd> <dt>120 :<a href="mailto:sage"><strong>・・・いる!</strong></a>:2008/05/18(日) 21:36:38 ID:HcFPIH9r0</dt> <dd> 気がつくと稲葉は学校地下の神殿にいた。<br />  神殿の上の穴から氷川が顔を覗かせる。<br />  氷川はそこから出して欲しければ、地下道を通って古き印『エルダーサイン』を動かして来いと言う。<br />  他に助かる方法がないのでしぶしぶ言うことを聞く稲葉。<br />  地下神殿に仕掛けられた罠を回避しつつ、神殿の奥に進む。<br />  最深部には紋章が刻まれた青い石が置いてあった。これが『エルダーサイン』らしい。<br />  青い石を台座から動かすと、怪しげな光が空に向かって解き放たれた。<br />  氷川に報告しに戻ると、氷川は「誰が助けると約束した?」と言って笑い出す。<br />  何処かから出れないかと神殿を探索すると、奥の石碑の裏に隠し通路を見つける。<br />  隠し通路は地下の洞窟につながっていた。<br />  どうやらここは代々邪神を封印をみまもる守人たちの墓場のようだ。<br />  奥に進むと怪物が近寄ってくる。<br />  襲われると思い身構えると、怪物はロケットを指差し「お前、そのロケットは…哲雄、か?」と話しかけてきた。<br />  稲葉が望月の友人だと答えると、怪物は自分は哲雄の兄だったものだと名乗る。<br />  望月兄は先生にここに落とされてからグールと生活しているうちに自分もグールになってしまったと語る。<br />  そしてまだ人間だったころに書いておいた手紙があるから弟に届けて欲しいと頼んだ。<br />  稲葉が承諾すると望月兄は先生と自分の関係について語り始めた。<br />  どうやらここの生徒だった望月兄と先生は恋人同士で、二人は神山という学者と考古学に没頭していた。<br />  先生はインスマスという地方の名家の出身で、魚の怪物の血筋らしい。<br />  インスマス人は年をとると『深きもの』に姿を変えてしまうらしく、先生はそのことに悩んでいた。<br />  しかし勇気を出して望月兄にそのことを告白。だが、望月兄はその告白を受け止めることが出来なかった。<br />  裏切られたと思った先生は望月兄を地下に閉じ込め、やがて皮肉にも兄のほうが怪物の姿になってしまう。<br />  望月兄は稲葉に地上への道を教えると何処かへ消えていった。<br /><br /></dd> <dt>121 :<a href="mailto:sage"><strong>・・・いる!</strong></a>:2008/05/18(日) 21:38:45 ID:HcFPIH9r0</dt> <dd> 地上への道を進むとグールたちが追ってくる。稲葉は大急ぎで扉の向こうに飛び込む、かんぬきを閉めた。<br />  部屋は牢屋のようで、一人の老人が捕まっていた。彼が本物の校長でさっき学校にいたのは泥人形らしい。<br />  稲葉が青い石を動かしたことを語ると校長は動揺。<br />  普段はあの石を動かすことが出来ないが月の力が弱くなる月蝕である今日は誰にでも動かせてしまうらしい。<br />  あの石は邪神『クトゥルフの落とし子』を封印するために置いてあるもので、氷川たちはそれを復活させようとしているようだ。<br />  校長の一族は遠い先祖がこの地に旧印をしるしてからずっと、邪神の封印を護ってきたらしい。<br />  生贄には校長の孫のかおりが使われるはずだったが、かおりはすでに泥人形に殺されてしまっている。<br />  そこで校長の家系の分家筋の由麻が代理で生贄に使われることになったのだ。<br />  稲葉は儀式を止めるべく急いだ。<br />  牢屋の出口は学校敷地内の時計台につながっていた。<br />  時計台1階の部屋に望月が倒れていた。<br />  「暗黒の魔法が…四次元の闇…氷川お前アザ=トース…誰か止めてく…」<br />  望月は氷川を止めようとして返り討ちにあってしまったらしい。<br />  稲葉が望月兄からの手紙を渡すと、「もう一度兄さんに会いたかった…」と息も絶え絶えにつぶやく。<br />  望月は最後の力を振り絞って、外傷さえなければ魂を呼び戻すことができる『喚魂の秘薬』を稲葉に手渡し、息を引き取った。<br />  望月の近くには『ノートランの鏡』との鏡の力を解放する呪文のメモが落ちていた。これももらっておこう。<br />  時計台の階段を上っていくと途中に扉を見つける。<br />  立ち寄ってみると、そこには氷川が。ただどうも様子がおかしい。<br />  氷川はまるで発狂したように笑い出すと、頭を抑えよろめきながら階段に向かい、そして足を踏み外して絶命する。<br />  氷川がいた場所には漆黒の瘴気を帯びた魔道書が落ちていた。表紙には『THE NECRONOMICON』と書いていた。<br />  近くの日記には氷川の友人がこの本を手に入れた後、読みふけっているうちに発狂。階段から落ちて死んだと書いてあった。<br />  氷川も好奇心の勝てずに読んでしまったのだろうか。<br /><br /></dd> <dt>122 :<a href="mailto:sage"><strong>・・・いる!</strong></a>:2008/05/18(日) 21:41:50 ID:HcFPIH9r0</dt> <dd> 氷川の部屋から出た稲葉は機械室の向こうから時計台の屋上に辿り着いた。<br />  屋上では先生が儀式を始めているようだった。<br />  稲葉が近づこうとするが結界に阻まれてできない。<br />  稲葉はノートランの呪文を使って鏡の力を解放。<br />  鏡を先生に向けながら、先生を呼ぶ。<br />  声に反応した先生は思わず稲葉のほうを向いてしまう。<br />  鏡を見てしまった先生を『ティンダロス』が襲う。先生は広瀬のようにその命を落とした。<br />  儀式を止めることに成功したが由麻の意識が戻らない。<br />  稲葉は望月が残した『喚魂の秘薬』を由麻に飲ませた。<br />  目を覚ます由麻。<br />  こうして全ては終わった…<br /><br />  翌日、学校は生徒や学校関係者の惨殺遺体と、何者かに監禁された校長が発見されたことで騒然となった。<br />  この事件はTVや新聞で大々的に報じられ、日本中を嵐のように吹き抜けた。<br />  惨劇の生存者である稲葉と由麻は精神的なダメージが酷くそのまま入院生活を送る。<br />  時おり蘇る惨劇の記憶で錯乱状態になる二人。<br />  二人は事件の記憶を振り切るかのように別々の学校に転校して行った。<br />  そして、真実は明かされるまま時が事件の記憶を人々の記憶から洗い流していった。<br />  だが、稲葉は今も夢に見ることがある。<br />  何者かが再び… <br /><br /><br />      ・・・終わり<br /><br /></dd> <dt>123 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/05/18(日) 21:44:17 ID:HcFPIH9r0</dt> <dd>以上が「・・・いる!」のトゥルーエンドです。<br /><br /> これは先生黒幕ルートでもうひとつ氷川黒幕ルートがあります<br /> そっちだと途中で先生が稲葉を怪物から助けるために死にます。<br /> 『喚魂の秘薬』を入手できないと由麻が死んでノーマルエンド。<br /> 最後の儀式を止める時に、鏡を使わないと邪神復活でバッドエンドになります。<br /><br /></dd> </dl>

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