アリス イン ナイトメア

「アリス イン ナイトメア」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

アリス イン ナイトメア」(2020/02/23 (日) 22:02:38) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

<p><strong>アリス イン ナイトメア</strong></p> <p>part41-302~306,308~316,318~322,324~327,329,330</p> <hr /><dl><dt>302 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/18(木) 05:12:24 ID:G/kBHcn60</dt> <dd>アリスインナイトメア投下します。<br /> 不思議の国のアリスをベースに作られたアクションホラーゲーで、メンタルの弱い方はご遠慮ください系。<br /> 世界観やステージ、音楽の尋常でない素晴らしさと、それを台無しにする操作性。<br /> アリスが超男前。こんなアリスはSASUKEに出ろ。<br /><br /> かなり長いので、大事なイベントだけ詳しく、おつかい マラソン 殺戮等はなるたけ省きます。<br /><br /></dd> <dt>303 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/18(木) 05:18:29 ID:G/kBHcn60</dt> <dd>&lt;プロローグ&gt;<br /><br /> 幼いアリスはベッドで眠っている。傍には白うさぎのぬいぐるみと黒い猫、不思議な国のアリスの本。<br /> 夢の中では、不思議の国の友人達と楽しいお茶会が開かれている。<br /> 不意に、火の爆ぜる音が夢の中に割り込んできた。<br /><br /> 「大変だ!アリスを助けなきゃ!」<br /> 「起きろ!アリス起きろ!」<br /><br /> 飛び起きたアリスの目の前には火の海。<br /> 「ママ?パパ!?」<br /> 両親の部屋は炎の向こう。<br /> 「逃げるんだアリス!!」<br /> 炎と声に追い立てられ、アリスはウサギのぬいぐるみを抱えて飛び出した。<br /><br /><br /> 時は立ち、アリスは18歳になった。<br /> 両親は火事で死に、アリスは心を閉ざしてラトレッジ精神病院に収容されている。<br /> 「かわいそうに、あのウサギがアリスを元気にしてくれないかしら?」<br /> 夜も、ベッドに横たわるアリスは、隈の浮かぶ目をぱっちりと開けている。<br /> 虚空を睨みながら、ウサギのぬいぐるみを抱き寄せて…不意にウサギが動いた。<br /><br /> 「助けてアリス」<br /><br /> 驚いて身を引いたアリスは、奈落の底へと落ちていく。<br /><br /></dd> <dt>304 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/18(木) 05:30:28 ID:G/kBHcn60</dt> <dd>&lt;忘却への入り口&gt;~&lt;扉の要塞&gt;~&lt;けだるい学校&gt;<br /><br /><br /> 落ちた先は、幼いアリスが親しんだ、不思議の国だった。<br /> 今は見る影もなく病み果て、殺伐とした風景が広がっている。<br /> そこでアリスは、かつての友達、白ウサギとチェシャ猫と再会した。<br /><br /> 白ウサギは歪んで筋張り、チェシャ猫は痩せこけていたが、中身は昔のままだった。<br /> 再会を喜ぶ暇もなく、アリスを急かして、白ウサギは走り去った。<br /> 残されたアリスは、チェシャ猫に尋ねる。<br /> 「不思議の国はすっかり変わってしまったわ。一体どっちに行ったらいいの?」<br /><br /><br /> ここから、病んだ不思議の国を救うアリスの冒険が始まる。<br /> ガッツリ戦闘があり、初期武器はナイフ。<br /> 武器は基本的に玩具。どれも二通り攻撃法があって、呼び方がかっちょいい。プライマリとセカンダリ。<br /><br /> チェシャ猫は常にアリスを見守り、要所要所で現れて、謎めいたヒントをくれる。いつでも呼び出せる。<br /> 余談だけど、チェシャ猫はめちゃめちゃ渋かっこよい。どこかの歪みと同じく人気キャラ。<br /><br /> この国は女王の横暴な支配で病み、住人はひどい目に合っているらしい。<br /> そして、皆アリスを救世主だという。アリスはあっさり否定するが、とりあえず白ウサギを追って進んでいく。<br /> 白ウサギが縮んで小さな穴の向こうに行ってしまったので、アリスも小さくなる方法を探す。<br /> 奴隷達に、まだ知恵と勇気を持ち続けているじいさんがいる と教わり、鉱山を目指す。<br /><br /> 鉱山で小人のじいさんに会う。じいさんは知恵と勇気を否定するが、小さくなる手助けをしてくれることに。<br /> トランプ兵を殺戮して鍵をゲット。じいさんの飛空挺で学校へ向かう。<br /><br /> 黒い虚空に浮かぶ要塞、その中に組み込まれた学校に、じいさんと別行動で潜入する。<br /> 学校とは名ばかりで、内部にはトランプ兵と怪物ブージャム、改造を施され知性を失った狂気の子供達がうろつく。トランプ入手。威力は弱いが、ナイフよりやりやすい遠距離攻撃が売り。<br /> クロッケーの杖入手。撲殺天使&球飛ばし。序盤は結構お世話になる武器。<br /> 悪魔のサイコロ一個目入手。小さな悪魔召喚。敵が居ないのに喚ぶとアリスが喰われる。<br /><br /> 図書室で小さくなる薬の作り方を調べるが、強情な本が開かない。<br /> 「どこかを軽くたたけば開くかもしれない」というチェシャ猫の助言に、<br /> 高度数十メートルから本を蹴り落とす男前なアリス。<br /> 「軽くと言っただろう。もし強くと言っていたら、今頃どうなっていたことやら。」<br /><br /> たまらず開いた本をめくり、アリスは薬のレシピを読む。<br /> 「『キノコにポピー、甘いスパイス どれもすてきなものばかり。<br /> うまく合わせてミックスすれば、縮む薬のできあがり』…ううん↑甘いものは苦手なのに。」<br /> 駆けずり回って全部集め、じいさんに渡せば薬を作ってくれる。<br /> 飲んで小さくなり、ウサギを追いかける。<br /><br /></dd> <dt>305 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/18(木) 20:03:47 ID:G/kBHcn60</dt> <dd>&lt;天文台&gt;~&lt;涙の池&gt;~&lt;公爵夫人戦&gt;~&lt;賢者の思惑&gt;<br /><br /> びっくり箱ボム入手。爆弾と火炎放射が使える投げ武器。割と使える。<br /> アイスワンド入手。かなりの範囲で相手を凍らせられる強力武器。<br /><br /> 涙の池でウミガメに出会う。<br /> ウミガメは公爵夫人に甲羅を取られて泣いていた。<br /> 公爵夫人は何でも食べつくしてしまう暴食漢。<br /> アリスは、小ささを活かして葉っぱ等に乗って水流を攻略。<br /> 小さくとも、女王に寝返った虫たちを殺戮しながら公爵夫人の館へ。<br /><br /> 公爵夫人に甲羅を返せと要求するアリス。<br /> 「生きてるうちは返さないよ!」<br /> 「じゃ、死んでもらうわ」<br /> 公爵夫人をヌッ殺し、ウミガメに甲羅をやって名誉爬虫類に任命される。<br /> 亀の甲羅の力で水中宮殿を泳ぎきる。<br /><br /> アリスは白ウサギにやっと追いついた。<br /> 白ウサギは、はやくアリスをイモムシに会わせたいらしい。<br /> イモムシは何でも知っているから、アリスが何をしたらいいのかも知っているはずだと。<br /> 時間が無いと焦る白ウサギは、菌糸類の森を突っ切ってイモムシの所へ急ごうとする。<br /> そこに、地響きと共に大きな足が現れて、白ウサギを踏み潰した。<br /><br /> 革靴を履いた足は、白ウサギをぐちぐちと踏みにじり、歩き去った。<br /> 白ウサギは、車に轢かれたように平らにひしゃげて、絶命していた。<br /> 「愛する人が次々と死んでいく。私のせいなの?」<br /> ウサギの遺骸の傍らで泣くアリスの隣りで、チェシャ猫が静かに告げる。<br /> アリス、君に泣いている暇はない。<br /><br /> アリスは立ち上がり、イモムシの元を目指す。<br /> 妨害してくる虫達を退けながら、森を進んでいく。<br /> 上で、あの大きな足が地面を揺らして妨害している。その足の持ち主は、帽子屋だった。<br /> すっごいすべるよ!な 難関ステージを制してイモムシの元へ。<br /> イモムシは変わらず、昔のようにパイプをふかしていた。<br /> そして、この国はめちゃくちゃだと、アリスに何とかしてもらわなければ困るとアリスを責めた。<br /><br /> 「愛するものを失って、君は我々を消そうとしたが、今また作り始めた。<br /> しかし、君の使命も苦しみもまだ終わってはいない。」<br /> 「何故苦しまなきゃいけないの?」<br /> 「なぜなら、自分の心をあざむいて蓋をしているからだよ。<br /> おかげで、君の空想まで捻じ曲げられてバラバラになってしまった。<br /> 君は生き残った事に罪を感じている。孤独な人生に恐れも抱いている。」<br /><br /> どうすればいいの…と呟くアリスに、イモムシは女王を倒せと言う。<br /> 不思議の国を立て直すには、それしかないらしい。<br /> 「大きくなりなさい。そして真実を受け入れるんだ。」<br /><br /></dd> <dt>306 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/18(木) 20:07:03 ID:G/kBHcn60</dt> <dd>&lt;賢者の思惑&gt;~&lt;蒼白の領域&gt;<br /><br /> イモムシに言われた通り、ムカデの守る生命のキノコを手に入れる。<br /> それを食べて、元の大きさに戻り、次のステージへ<br /><br /> イモムシの助言が聞こえる。<br /> 女王と戦うには、女王の見張り番を倒さねばならない。<br /> 下劣で、獰猛で、執念深いジャバウォック。倒しうるのは、その目玉を冠した杖のみ。<br /> チェシャ猫いわく<br /> 「ジャバウォックの目玉の杖はとてつもなく強力だ。<br /> しかし一つ一つの部品は蚊の死骸ほどの価値もない。」<br /> これから、パーツを一つ一つ集めていくことになる。<br /> 「全て集めれば王手をかけられる。白の王様が助けてくれよう」<br /> ということで、白のキングの城へ向かう。<br /><br /> 余談だけど、ここのステージはめちゃくちゃかっこいい。<br /> チェス盤をモチーフにした城で、チェスのルールにのっとって進んだりする。<br /><br /> そこではチェスの駒同士、赤と白に別れて戦争が起きていた。<br /> 白の城は赤の軍に攻め入られ、苦戦している。<br /> アリスは、王へ謁見しに行く道で、白のクイーンが捕らえられ拉致されるのを目撃する。<br /> 赤駒をデストロイしながらキングの元へ。<br /><br /> キングに、クイーンの事を話すと、救出を依頼される。<br /> キングが味方につけてくれたのは、ちっちゃなポーンが一匹だけ。<br /> 不平を言いつつも、アリスはポーンをポケットに入れ、赤の城に単騎特攻する。<br /><br /> セガールばりの戦闘スキルで、赤の駒を蹴散らして進むアリス。<br /> 白のクイーンを救おうとするが間に合わず、クイーンは断頭台へ。<br /> 仰向けにギロチンにかけられ、妃の首は地に落ちた。<br /> クイーン無しでチェスに勝つ事はできない。しかしアリスは奥へ進む。<br /><br /></dd> <dt>308 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/18(木) 20:54:31 ID:qTf4upZTO</dt> <dd>アリスの人乙<br /><br /> ホラー苦手だから出来ないけど凄い面白そうだ<br /> 素晴らしいと言われる世界観とステージ…どんなんだろう<br /><br /></dd> <dt>309 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/18(木) 22:18:56 ID:LucDyRqa0</dt> <dd><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1219404967/308" target="_blank">&gt;&gt;308</a><br /> キャラは不気味だけど、世界観は音楽も合わさって幻想的な雰囲気で思ったより怖くない<br /> (ゲーム開始前のモード選択時の背景のアリスは怖いかも)<br /><br /> 書いてあるようにチェシャ猫は渋い上にアドバイスの言い回しが秀逸なので、一見の価値あり<br /> 廉価版出てるし、興味があるなら買って損は無いと思うよ<br /><br /></dd> <dt>310 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/18(木) 23:02:36 ID:L8JcSF4n0</dt> <dd>アリス乙。好きなゲームなんで書いてくれる人がいるのはうれしい。<br /> しかしそんなに操作性悪かったかな。TPSならあんなもんじゃないかと思うが…。<br /><br /><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1219404967/308" target="_blank">&gt;&gt;308</a><br /> さすがに8年前のゲームだからグラフィックなんかは最近のとは比べ物にならないけど、<br /> 今やっても楽しめるゲームだと思う。<br /> 元の作りがいいし、日本語翻訳と吹き替えもよく出来てて雰囲気をまったく損なってない。<br /><br /></dd> <dt>311 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/18(木) 23:05:55 ID:G/kBHcn60</dt> <dd><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1219404967/308" target="_blank">&gt;&gt;308</a><br /> こんなん<br /><a href="http://ime.nu/thumb.imgup.org/file/iup691418.jpg" target="_blank">http://thumb.imgup.org/file/iup691418.jpg</a><br /><a href="http://ime.nu/thumb.imgup.org/file/iup691428.jpg" target="_blank">http://thumb.imgup.org/file/iup691428.jpg</a><br /><br /> 8年前のPCゲーです。<br /> アリスの格好をシムピみたいにスキンで変えられるのもよかった。<br /> アリスキン作ってるサイトってまだあんのかな?<br /><br /></dd> <dt>312 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/18(木) 23:17:38 ID:G/kBHcn60</dt> <dd><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1219404967/310" target="_blank">&gt;&gt;310</a><br /> ジャンプ感に悪戦苦闘した記憶が。自分がパソゲー苦手なだけかも。<br /> 是非コントローラーとテレビ画面でやりたい。<br /><br /> 今なら¥1,980!お買い得。<br /><br /></dd> <dt>313 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/19(金) 00:29:12 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd>&lt;赤の王城&gt;~&lt;鏡影&gt;~&lt;ラトレッジ精神病院&gt;<br /><br /><br /> 赤のキングを辛くも退け、赤の城の最奥へ。<br /> 広間の奥へ進んだアリスは、ポケットから白のポーンを出し、床に置いた。<br /> プロモートというルールにおいて、ポーンは一番奥のマスまで進むと、キングとポーン以外の駒に変身できる。<br /> ここに、白のクイーンが復活した。<br /><br /> 赤の軍と対峙するクイーンとアリス。その後ろから帽子屋が現れ、アリスを殴りつけた。<br /> 失神したアリスを、帽子屋がお持ち帰り。<br /><br /> どこか館の一室で目を覚ますアリス。<br /> 歪み、捻じ曲がり、時計に支配された鏡張りのステージ。酔う。<br /> 時計仕掛けの兵士と、狂気の子供たちが至るところに徘徊している。<br /> 子供たちが帽子屋に改造されたのが兵士という説有り。<br /><br /> ジャック入手。スーパーボールとマキビシを投げ、ボールがはずんでる間にマキビシを全部拾う…みたいなおもちゃらしい。スーパーボールがはずんでる間中、マキビシが敵<br /><br /> を追尾攻撃し続ける強力な武器。<br /><br /> ラトレッジ精神病院のステージへ。<br /> ここを管理してる、トゥイードル・ディー&ダムとご対面。<br /> 「精神科病棟のアリスなんとかさん。看護婦のお気に入りの患者さん~」<br /> 「こいつが?ガリガリじゃん。誰が外に出したんだ?俺たちが叱られる~」<br /> アリスをメンヘラ扱いしてからかう二人に、珍しく激昂するアリス。<br /> 「このいやらしいグロテスクなやつらめ!思い知らせてやる!」<br /> 戦闘に突入。 粉砕、玉砕、大喝采。<br /><br /><br /> 双子を倒したアリスの前に、帽子屋が現れた。<br /> 「こっちへ来たまえ。ちょうどお茶の時間だ。」<br /> 「お茶は友達としか飲まないの。」<br /> 「俺も友達になりたいね、正確に。違った、本当に。これ真実!<br /> おっと忘れてた、あんた真実とやらと仲良くやれてないんだっけねぇ。」<br /> 「…そんなことないわ」<br /> 「真実はそれを怖れるものには辛すぎる。」<br /><br /> 何も怖れちゃいない、というアリスを帽子屋は嘲る。<br /> 「ブーッ嘘だね怖れてる。たとえば病院に戻されるかもしれないってこと。<br /> あそこに送られる前の記憶。<br /> 施設での管理された生活がまた何年も続いたらどうしよう? ああそうさ、色々怖れてる。<br /> もちろん、怖れないですむ手はあるけどね。」<br /> 「なに?おしえて!どういうこと?」<br /><br /> 思わず問いかけたアリスの足元が崩れ、闇へ飲み込まれていった。<br /><br /></dd> <dt>314 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/19(金) 00:34:07 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd>&lt;病みたる時計仕掛け&gt;~&lt;帽子屋戦&gt;~&lt;燃え立つ好奇心&gt;<br /><br /> 落ちた先は、時計仕掛けの帽子屋の館。<br /> アリスはそこで懐かしい友達、三月ウサギと眠りネズミに再会した。<br /> 二人は、帽子屋に監禁、拘束された上、体を半機械仕掛けに改造されて、終わらない拷問を受けていた。<br /> チェシャ猫いわく、<br /> 「時間にばかり追われているうちに、帽子屋はおかしくなった。<br /> 奴を倒せ。でないと君の時間が足りなくなる。」<br /><br /> 同じく監禁されたグリフォンの元へ。<br /> 最強の仲間グリフォン。彼は病んだ世界でも以前と変わらず、気高く聡明で、勇敢なままだった。<br /> 「帽子屋は、ぜんまいとレバー、機械の内臓で、正確なロボットを作ろうとしているんだ。<br /> 手術で死んだっておかまいなしさ。」<br /> 帽子屋はきっかり六時に来る、と忠告するグリフォン。<br /> 「ふぅん、今日は六時が早く来るかもね。」<br /><br /> 帽子屋との対決へ。<br /> 帽子屋はかつての友だったが、病んだ国に狂い、多くの友達を苦しめた。<br /> 時計仕掛けの決戦場で、どうにか勝利。帽子屋は頭がパーンで死ぬ。<br /><br /> ジャバウォックの杖の材料があらかた揃う。<br /> あとは、ジャバウォックの目玉だけ。<br /> 囚われていたグリフォンを開放すると、彼は反乱軍を集めようと言ってくれた。<br /> ジャバウォックの杖があれば、女王の城のゲートを開けられる。<br /> アリスが開けたら、皆で突撃しようという作戦。<br /> 「みんなで、この歪んだ国を元通りにしよう。」 グリフォンはアリスを乗せて飛び立った。<br /><br /> グリフォンに乗りやってきたのは、炎と硫黄の大地。<br /> 援軍を集めにグリフォンは飛び去り、アリスは燃え盛る戦場を再びセガール。<br /> ひたすら進むと、丘の上に見覚えのある家が見えてきた。<br /> それは、焼け落ちたアリスの家だった。<br /><br /></dd> <dt>315 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/19(金) 00:46:47 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd>&lt;ジャバウォック戦&gt;~&lt;堂々たる迷宮&gt;<br /><br /> 家の中には、ジャバウォックが待ち受けていた。<br /> 華奢で大きな、醜い竜のような外観。人の心の弱みを引きずり出し、いたぶる怪物。<br /> 「遅かったじゃないかアリス。時間はちゃんと守るべきだと聞いたことはないか?」<br /> 「あなた、私の歯医者にすごくよく似てるわ。」<br /> 「お前は遅れてばかりいるんだろう。<br /> 愚かな空想にふけり、うぬぼれて得意になっているうちに、時間はどんどん過ぎていく。<br /> ほかの事をする暇はほとんど無い。」<br /><br /> 「それで全部?つまらない侮辱の言葉を浴びせておしまい?」<br /> 余裕を見せるアリスだったが、ジャバウォックの次の言葉に動揺し、錯乱し始める。<br /><br /> 「家族はお前が来てくれると思ったんだろうなぁ。<br /> きっと危険を知らせに来てくれると。お前が一番火の近くにいたんだもんなぁ。<br /> しかしムダだった。いくら待ってもお前は来なかった。そしてみんな死んでいった。」<br /> 「あれは事故よ!私達寝てたの…!!」<br /><br /> 苦しむアリスをジャバウォックが罵倒する。<br /> 「この自分勝手な、はみ出し者のできそこないめが!<br /> あの時お前は夢の世界で友達とお茶を飲んでいた。それこそ「夢中」だった訳だ。<br /> 幸い、お前の部屋は頑丈だった。<br /> 家族はその頃恐怖に震え、真っ赤な炎に身を焼かれていたというのになぁ…」<br /> 「やめてぇーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」<br /> アリスは泣き叫び、ジャバウォックに襲い掛かる。<br /><br /> ジャバウォックは強すぎる。必死で戦うが、防戦一方。<br /> その時、焼け落ちた屋根の間からグリフォンが舞い降りて、ジャバウォックの目玉を鋭いカギ爪でもぎとった。<br /> たまらずジャバウォックは退散し、杖を完成させたアリスは、ハートの女王への切り札を手に入れた。<br /> グリフォンはジャバウォックを追って飛び立つ。<br /> アリスに、<br /> 「君は英雄だ。みんなを勝利に導いてくれ」と言い残して。<br /><br /></dd> <dt>316 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/19(金) 00:49:05 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd>とりあえずここまでです。<br /> ジャバウォックは、アリスの罪の意識から生まれた怪物のようです。<br /> サイレントヒル2でいうと、三角様。<br /><br /></dd> <dt>318 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/19(金) 18:52:10 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd>&lt;狂気に至る幻惑&gt;~&lt;ジャバウォック戦&gt;~&lt;崇高たる怒り&gt;<br /><br /> ジャバウォックの杖は反則的強さなので、まさに快進撃。<br /> 女王の領地を突き進むアリス。。<br /> 忘れてたけど、確かここらへんで武器全部揃ってるので一気に紹介<br /><br /> 悪魔のサイコロ2~3個目。2個目で悪魔が増え、3個目で上位悪魔召喚。<br /> らっぱ銃 実は最強武器。勇気(MP)を全消費して、広範囲の敵を全滅させる。<br /> 不思議な時計 要するにタンマウォッチ。<br /><br /> 様々な難関ステージを抜け、ゲートを開く。<br /> 隻眼のジャバウォックと、グリフォンの一騎打ちの末に、グリフォンが敗れ倒れる。<br /> 涙を流すアリスだったが、杖を握り締め、ジャバウォックに立ち向かう。<br /> ジャバウォックの罵倒に耐え、なんとか撃破。<br /><br /> 瀕死のグリフォンに寄り添い、最期を看取るアリス。<br /> もう戦いたくないと弱音を吐くアリスを、グリフォンが励ます。<br /> 「ベストを尽くすんだアリス。<br /> 誰だって、全力を尽くすしかないんだよ…」<br /> それがグリフォンの最後の言葉だった。<br /> また一人、友達を失って泣くアリスに、チェシャ猫が声をかける。<br /> 「われわれを救うか、さもなくばいっそ殺してくれ。」<br /><br /> ゲートは開かれ、反乱軍と女王軍の戦いは始まっていた。<br /> アリスは戦火の中を駆け抜け、ハートの女王を討ちに急ぐ。<br /> ステージが生々しくなっていき、人の内部のような様相を呈する。<br /> 奥へ奥へ入り込み、とうとう、アリスは女王の城へ辿り着く。<br /> 全ての仕掛けを解き、女王の部屋の前へ。<br /><br /> 扉の前に、行く手を遮るようにチェシャ猫が現れた。<br /> いつになく真摯な面持ちで、アリスへ語りかける。<br /><br /> 「俺は、常に大胆さとは距離を置いている。<br /> あふれる好奇心を用心深さで抑え込んでいる。だから長生きできた…。<br /> しかし、今ウソを言って逃げてしまいたいのを我慢して、真実を話そう。<br /> 君の勇気に敬意を表してだ。<br /><br /> 君は苦しみを味わうと同時に苦しみを生み出し、悲しみと罪の意識に耐えてきた。<br /> しかしこの先、さらに苦しい試練が君を待っている。<br /> そう、これからもだ。君かハートの女王どちらかが死ぬしかない。<br /> 元を正せば同じ…」<br /> そこまで言い進めた時、轟音とともにチェシャ猫の頭が砕け散った。<br /> 気付けば扉が細く開いていた。女王に殺されたのだ。<br /><br /> 崩れ落ち、すすり泣くアリス。<br /> もっとも親しく、アリスをここまで導いてくれた友は、アリスの為に死んでしまった。<br /><br /></dd> <dt>319 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/19(金) 21:05:32 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd>省いてましたが、チェシャ猫は頻繁に出てきてヒントくれました。何故殺たし。<br /> 次で最後です。<br /><br /></dd> <dt>320 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/19(金) 21:08:34 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd>&lt;昇華への戦い&gt;~&lt;暗闇の中にあるもの&gt;~END<br /><br /> 女王の間へと踏み入れたアリス。<br /> そこには、仮面を付け、触手にかこまれた女王が鎮座していた。<br /> 「首をはねておしまい。」<br /> 女王が言い放ち、戦いが始まる。<br /> 激戦の末に女王が倒れ、アリスの体に何かが入って輝く。<br /> それは、アリスが封じ込め蓋をしていた真実だった。<br /><br /> 女王の死骸が触手に引き込まれて、玉座に消えていき<br /> 玉座が変形して醜い顔になった。<br /> その口が開き、中から帽子屋の顔が、その口が開いて中からアリスと同じ顔が現れた。<br /><br /> 「不思議の国はこの私のもの。お前如きに決して邪魔はさせぬ。<br /> ここは大人の世界。冷酷で生々しい現実という刃の上に立っている世界。<br /> 夢ばかり見ている子供などここでは無用じゃ。どうせ生きてはおれぬ。<br /> すぐに立ち去れ、さすれば命だけは助けよう。<br /> さもなくば私はお前を破壊する!お前は永遠に自分というものを失うのだ!」<br /><br /> 女王は自分。この国は自分の心。病ませ、苦しみを振り撒いたのもまた自分自身だった。<br /> アリスは、自分と戦う事を決意する。<br /> 真の女王は泣くほど強いが、死闘の末、アリスは勝利する。<br /><br /> 女王は砕け散り、アリスを中心に、不思議の国に緑が溢れ出した。<br /> 淀んだ水は澄み、空は晴れて、グリフォンが風を切り飛んで来る。<br /> 涙のやんだ池では白ウサギが微笑み、解放された奴隷たちの間でチェシャ猫が笑っている。<br /><br /> 白ウサギ、グリフォン、チェシャ猫、帽子屋、イモムシに海亀、トランプ兵、他全ての友達と共に記念撮影。<br /> それはそのまま本の挿絵に変化して、HAPPILY EVER AFTER  THE END の文字が輝く。<br /> その本をパタンと閉じたアリスは、本を小脇に抱え、右手に黒猫を、左手に鞄を持ち、笑顔を浮かべる。<br /> くぐって出た門には、ラトレッジ精神病院の文字。アリスは振り返らず、外へと歩いていった。<br /><br /> THE END<br /><br /></dd> <dt>321 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/19(金) 21:12:20 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd>長文失礼しました。<br /> アリスが夢の中で自分の心と戦って、精神病治す話。<br /> ハッピーエンドですが、アリスの医師の日記を読むと、台無しになる件。<br /> 自分は本編だけを信じたいと思います。<br /><br /></dd> <dt>322 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/19(金) 21:18:50 ID:Lu2G3Iw80</dt> <dd>台無しになる件kwsk<br /><br /></dd> <dt>324 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/19(金) 22:47:53 ID:qY5Oyiy/0</dt> <dd><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1219404967/321" target="_blank">&gt;&gt;321</a><br /> ああ、やっぱりあの日記が真実なのかな<br /> 本編終わった後に日記見たのだけど、結末が違ってたから今までモヤモヤしてた<br /><br /></dd> <dt>325 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/19(金) 22:58:37 ID:qY5Oyiy/0</dt> <dd><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1219404967/322" target="_blank">&gt;&gt;322</a><br /> PCアクション板のスレから引用<br /><br /> 主治医の手帳<br /><a href="http://ime.nu/sound.jp/marsmj/dalice.htm" target="_blank">http://sound.jp/marsmj/dalice.htm</a><br /><br /> 日本語キャラ・武器etc解説サイト<br /><a href="http://ime.nu/www.terra.dti.ne.jp/~god/alice/" target="_blank">http://www.terra.dti.ne.jp/~god/alice/</a><br /><br /> チシャ猫台詞集<br /><a href="http://ime.nu/www.ceres.dti.ne.jp/~hassy01/cheshire_cat.html" target="_blank">http://www.ceres.dti.ne.jp/~hassy01/cheshire_cat.html</a><br /><br /></dd> <dt>326 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/19(金) 23:15:03 ID:55jbbNV70</dt> <dd><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1219404967/322" target="_blank">&gt;&gt;322</a><br /> 最後の一節がどちらかというとバッドエンドを連想させる内容になってる。<br /> 全文翻訳されたものが載っているんで自分で判断してみてほしい。<br /> ttp://sound.jp/marsmj/dalice.htm<br /><br /> 合間に入っている追記には<br /> 日誌の最終日より後に書かれたものがあるのも意味深だね。<br /> 個人的には、治療が終わったので記録の見直しをしたのだと思いたいな。<br /><br /></dd> <dt>327 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/19(金) 23:15:33 ID:55jbbNV70</dt> <dd>おっとかぶった。<br /><br /></dd> <dt>329 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/19(金) 23:57:42 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1219404967/322" target="_blank">&gt;&gt;322</a><br /><br /><br /><br /></dd> <dt>330 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/19(金) 23:59:58 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd>誤爆失礼しました↑<br /><br /><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1219404967/325" target="_blank">&gt;&gt;325</a><br /> チェシャ猫台詞集超ありがとう!<br /> アリス愛されてますね。<br /><br /><br /></dd> </dl>
<p><strong>アリス イン ナイトメア</strong></p> <p>part41-302~306,308~316,318~322,324~327,329,330</p> <hr /> <dl> <dt>302 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/18(木) 05:12:24 ID:G/kBHcn60</dt> <dd>アリスインナイトメア投下します。<br /> 不思議の国のアリスをベースに作られたアクションホラーゲーで、メンタルの弱い方はご遠慮ください系。<br /> 世界観やステージ、音楽の尋常でない素晴らしさと、それを台無しにする操作性。<br /> アリスが超男前。こんなアリスはSASUKEに出ろ。<br /> <br /> かなり長いので、大事なイベントだけ詳しく、おつかい マラソン 殺戮等はなるたけ省きます。<br />  </dd> <dt>303 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/18(木) 05:18:29 ID:G/kBHcn60</dt> <dd>&lt;プロローグ&gt;<br /> <br /> 幼いアリスはベッドで眠っている。傍には白うさぎのぬいぐるみと黒い猫、不思議な国のアリスの本。<br /> 夢の中では、不思議の国の友人達と楽しいお茶会が開かれている。<br /> 不意に、火の爆ぜる音が夢の中に割り込んできた。<br /> <br /> 「大変だ!アリスを助けなきゃ!」<br /> 「起きろ!アリス起きろ!」<br /> <br /> 飛び起きたアリスの目の前には火の海。<br /> 「ママ?パパ!?」<br /> 両親の部屋は炎の向こう。<br /> 「逃げるんだアリス!!」<br /> 炎と声に追い立てられ、アリスはウサギのぬいぐるみを抱えて飛び出した。<br /> <br /> <br /> 時は立ち、アリスは18歳になった。<br /> 両親は火事で死に、アリスは心を閉ざしてラトレッジ精神病院に収容されている。<br /> 「かわいそうに、あのウサギがアリスを元気にしてくれないかしら?」<br /> 夜も、ベッドに横たわるアリスは、隈の浮かぶ目をぱっちりと開けている。<br /> 虚空を睨みながら、ウサギのぬいぐるみを抱き寄せて…不意にウサギが動いた。<br /> <br /> 「助けてアリス」<br /> <br /> 驚いて身を引いたアリスは、奈落の底へと落ちていく。<br />  </dd> <dt>304 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/18(木) 05:30:28 ID:G/kBHcn60</dt> <dd>&lt;忘却への入り口&gt;~&lt;扉の要塞&gt;~&lt;けだるい学校&gt;<br /> <br /> <br /> 落ちた先は、幼いアリスが親しんだ、不思議の国だった。<br /> 今は見る影もなく病み果て、殺伐とした風景が広がっている。<br /> そこでアリスは、かつての友達、白ウサギとチェシャ猫と再会した。<br /> <br /> 白ウサギは歪んで筋張り、チェシャ猫は痩せこけていたが、中身は昔のままだった。<br /> 再会を喜ぶ暇もなく、アリスを急かして、白ウサギは走り去った。<br /> 残されたアリスは、チェシャ猫に尋ねる。<br /> 「不思議の国はすっかり変わってしまったわ。一体どっちに行ったらいいの?」<br /> <br /> <br /> ここから、病んだ不思議の国を救うアリスの冒険が始まる。<br /> ガッツリ戦闘があり、初期武器はナイフ。<br /> 武器は基本的に玩具。どれも二通り攻撃法があって、呼び方がかっちょいい。プライマリとセカンダリ。<br /> <br /> チェシャ猫は常にアリスを見守り、要所要所で現れて、謎めいたヒントをくれる。いつでも呼び出せる。<br /> 余談だけど、チェシャ猫はめちゃめちゃ渋かっこよい。どこかの歪みと同じく人気キャラ。<br /> <br /> この国は女王の横暴な支配で病み、住人はひどい目に合っているらしい。<br /> そして、皆アリスを救世主だという。アリスはあっさり否定するが、とりあえず白ウサギを追って進んでいく。<br /> 白ウサギが縮んで小さな穴の向こうに行ってしまったので、アリスも小さくなる方法を探す。<br /> 奴隷達に、まだ知恵と勇気を持ち続けているじいさんがいる と教わり、鉱山を目指す。<br /> <br /> 鉱山で小人のじいさんに会う。じいさんは知恵と勇気を否定するが、小さくなる手助けをしてくれることに。<br /> トランプ兵を殺戮して鍵をゲット。じいさんの飛空挺で学校へ向かう。<br /> <br /> 黒い虚空に浮かぶ要塞、その中に組み込まれた学校に、じいさんと別行動で潜入する。<br /> 学校とは名ばかりで、内部にはトランプ兵と怪物ブージャム、改造を施され知性を失った狂気の子供達がうろつく。トランプ入手。威力は弱いが、ナイフよりやりやすい遠距離攻撃が売り。<br /> クロッケーの杖入手。撲殺天使&球飛ばし。序盤は結構お世話になる武器。<br /> 悪魔のサイコロ一個目入手。小さな悪魔召喚。敵が居ないのに喚ぶとアリスが喰われる。<br /> <br /> 図書室で小さくなる薬の作り方を調べるが、強情な本が開かない。<br /> 「どこかを軽くたたけば開くかもしれない」というチェシャ猫の助言に、<br /> 高度数十メートルから本を蹴り落とす男前なアリス。<br /> 「軽くと言っただろう。もし強くと言っていたら、今頃どうなっていたことやら。」<br /> <br /> たまらず開いた本をめくり、アリスは薬のレシピを読む。<br /> 「『キノコにポピー、甘いスパイス どれもすてきなものばかり。<br /> うまく合わせてミックスすれば、縮む薬のできあがり』…ううん↑甘いものは苦手なのに。」<br /> 駆けずり回って全部集め、じいさんに渡せば薬を作ってくれる。<br /> 飲んで小さくなり、ウサギを追いかける。<br />  </dd> <dt>305 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/18(木) 20:03:47 ID:G/kBHcn60</dt> <dd>&lt;天文台&gt;~&lt;涙の池&gt;~&lt;公爵夫人戦&gt;~&lt;賢者の思惑&gt;<br /> <br /> びっくり箱ボム入手。爆弾と火炎放射が使える投げ武器。割と使える。<br /> アイスワンド入手。かなりの範囲で相手を凍らせられる強力武器。<br /> <br /> 涙の池でウミガメに出会う。<br /> ウミガメは公爵夫人に甲羅を取られて泣いていた。<br /> 公爵夫人は何でも食べつくしてしまう暴食漢。<br /> アリスは、小ささを活かして葉っぱ等に乗って水流を攻略。<br /> 小さくとも、女王に寝返った虫たちを殺戮しながら公爵夫人の館へ。<br /> <br /> 公爵夫人に甲羅を返せと要求するアリス。<br /> 「生きてるうちは返さないよ!」<br /> 「じゃ、死んでもらうわ」<br /> 公爵夫人をヌッ殺し、ウミガメに甲羅をやって名誉爬虫類に任命される。<br /> 亀の甲羅の力で水中宮殿を泳ぎきる。<br /> <br /> アリスは白ウサギにやっと追いついた。<br /> 白ウサギは、はやくアリスをイモムシに会わせたいらしい。<br /> イモムシは何でも知っているから、アリスが何をしたらいいのかも知っているはずだと。<br /> 時間が無いと焦る白ウサギは、菌糸類の森を突っ切ってイモムシの所へ急ごうとする。<br /> そこに、地響きと共に大きな足が現れて、白ウサギを踏み潰した。<br /> <br /> 革靴を履いた足は、白ウサギをぐちぐちと踏みにじり、歩き去った。<br /> 白ウサギは、車に轢かれたように平らにひしゃげて、絶命していた。<br /> 「愛する人が次々と死んでいく。私のせいなの?」<br /> ウサギの遺骸の傍らで泣くアリスの隣りで、チェシャ猫が静かに告げる。<br /> アリス、君に泣いている暇はない。<br /> <br /> アリスは立ち上がり、イモムシの元を目指す。<br /> 妨害してくる虫達を退けながら、森を進んでいく。<br /> 上で、あの大きな足が地面を揺らして妨害している。その足の持ち主は、帽子屋だった。<br /> すっごいすべるよ!な 難関ステージを制してイモムシの元へ。<br /> イモムシは変わらず、昔のようにパイプをふかしていた。<br /> そして、この国はめちゃくちゃだと、アリスに何とかしてもらわなければ困るとアリスを責めた。<br /> <br /> 「愛するものを失って、君は我々を消そうとしたが、今また作り始めた。<br /> しかし、君の使命も苦しみもまだ終わってはいない。」<br /> 「何故苦しまなきゃいけないの?」<br /> 「なぜなら、自分の心をあざむいて蓋をしているからだよ。<br /> おかげで、君の空想まで捻じ曲げられてバラバラになってしまった。<br /> 君は生き残った事に罪を感じている。孤独な人生に恐れも抱いている。」<br /> <br /> どうすればいいの…と呟くアリスに、イモムシは女王を倒せと言う。<br /> 不思議の国を立て直すには、それしかないらしい。<br /> 「大きくなりなさい。そして真実を受け入れるんだ。」<br />  </dd> <dt>306 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/18(木) 20:07:03 ID:G/kBHcn60</dt> <dd>&lt;賢者の思惑&gt;~&lt;蒼白の領域&gt;<br /> <br /> イモムシに言われた通り、ムカデの守る生命のキノコを手に入れる。<br /> それを食べて、元の大きさに戻り、次のステージへ<br /> <br /> イモムシの助言が聞こえる。<br /> 女王と戦うには、女王の見張り番を倒さねばならない。<br /> 下劣で、獰猛で、執念深いジャバウォック。倒しうるのは、その目玉を冠した杖のみ。<br /> チェシャ猫いわく<br /> 「ジャバウォックの目玉の杖はとてつもなく強力だ。<br /> しかし一つ一つの部品は蚊の死骸ほどの価値もない。」<br /> これから、パーツを一つ一つ集めていくことになる。<br /> 「全て集めれば王手をかけられる。白の王様が助けてくれよう」<br /> ということで、白のキングの城へ向かう。<br /> <br /> 余談だけど、ここのステージはめちゃくちゃかっこいい。<br /> チェス盤をモチーフにした城で、チェスのルールにのっとって進んだりする。<br /> <br /> そこではチェスの駒同士、赤と白に別れて戦争が起きていた。<br /> 白の城は赤の軍に攻め入られ、苦戦している。<br /> アリスは、王へ謁見しに行く道で、白のクイーンが捕らえられ拉致されるのを目撃する。<br /> 赤駒をデストロイしながらキングの元へ。<br /> <br /> キングに、クイーンの事を話すと、救出を依頼される。<br /> キングが味方につけてくれたのは、ちっちゃなポーンが一匹だけ。<br /> 不平を言いつつも、アリスはポーンをポケットに入れ、赤の城に単騎特攻する。<br /> <br /> セガールばりの戦闘スキルで、赤の駒を蹴散らして進むアリス。<br /> 白のクイーンを救おうとするが間に合わず、クイーンは断頭台へ。<br /> 仰向けにギロチンにかけられ、妃の首は地に落ちた。<br /> クイーン無しでチェスに勝つ事はできない。しかしアリスは奥へ進む。<br />  </dd> <dt>308 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/18(木) 20:54:31 ID:qTf4upZTO</dt> <dd>アリスの人乙<br /> <br /> ホラー苦手だから出来ないけど凄い面白そうだ<br /> 素晴らしいと言われる世界観とステージ…どんなんだろう<br />  </dd> <dt>309 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/18(木) 22:18:56 ID:LucDyRqa0</dt> <dd><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1219404967/308" target="_blank" rel="noreferrer noopener">&gt;&gt;308</a><br /> キャラは不気味だけど、世界観は音楽も合わさって幻想的な雰囲気で思ったより怖くない<br /> (ゲーム開始前のモード選択時の背景のアリスは怖いかも)<br /> <br /> 書いてあるようにチェシャ猫は渋い上にアドバイスの言い回しが秀逸なので、一見の価値あり<br /> 廉価版出てるし、興味があるなら買って損は無いと思うよ<br />  </dd> <dt>310 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/18(木) 23:02:36 ID:L8JcSF4n0</dt> <dd>アリス乙。好きなゲームなんで書いてくれる人がいるのはうれしい。<br /> しかしそんなに操作性悪かったかな。TPSならあんなもんじゃないかと思うが…。<br /> <br /> <a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1219404967/308" target="_blank" rel="noreferrer noopener">&gt;&gt;308</a><br /> さすがに8年前のゲームだからグラフィックなんかは最近のとは比べ物にならないけど、<br /> 今やっても楽しめるゲームだと思う。<br /> 元の作りがいいし、日本語翻訳と吹き替えもよく出来てて雰囲気をまったく損なってない。<br />  </dd> <dt>311 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/18(木) 23:05:55 ID:G/kBHcn60</dt> <dd><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1219404967/308" target="_blank" rel="noreferrer noopener">&gt;&gt;308</a><br /> こんなん<br /> <a href="http://ime.nu/thumb.imgup.org/file/iup691418.jpg" target="_blank" rel="noreferrer noopener">http://thumb.imgup.org/file/iup691418.jpg</a><br /> <a href="http://ime.nu/thumb.imgup.org/file/iup691428.jpg" target="_blank" rel="noreferrer noopener">http://thumb.imgup.org/file/iup691428.jpg</a><br /> <br /> 8年前のPCゲーです。<br /> アリスの格好をシムピみたいにスキンで変えられるのもよかった。<br /> アリスキン作ってるサイトってまだあんのかな?<br />  </dd> <dt>312 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/18(木) 23:17:38 ID:G/kBHcn60</dt> <dd><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1219404967/310" target="_blank" rel="noreferrer noopener">&gt;&gt;310</a><br /> ジャンプ感に悪戦苦闘した記憶が。自分がパソゲー苦手なだけかも。<br /> 是非コントローラーとテレビ画面でやりたい。<br /> <br /> 今なら¥1,980!お買い得。<br />  </dd> <dt>313 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/19(金) 00:29:12 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd>&lt;赤の王城&gt;~&lt;鏡影&gt;~&lt;ラトレッジ精神病院&gt;<br /> <br /> <br /> 赤のキングを辛くも退け、赤の城の最奥へ。<br /> 広間の奥へ進んだアリスは、ポケットから白のポーンを出し、床に置いた。<br /> プロモートというルールにおいて、ポーンは一番奥のマスまで進むと、キングとポーン以外の駒に変身できる。<br /> ここに、白のクイーンが復活した。<br /> <br /> 赤の軍と対峙するクイーンとアリス。その後ろから帽子屋が現れ、アリスを殴りつけた。<br /> 失神したアリスを、帽子屋がお持ち帰り。<br /> <br /> どこか館の一室で目を覚ますアリス。<br /> 歪み、捻じ曲がり、時計に支配された鏡張りのステージ。酔う。<br /> 時計仕掛けの兵士と、狂気の子供たちが至るところに徘徊している。<br /> 子供たちが帽子屋に改造されたのが兵士という説有り。<br /> <br /> ジャック入手。スーパーボールとマキビシを投げ、ボールがはずんでる間にマキビシを全部拾う…みたいなおもちゃらしい。スーパーボールがはずんでる間中、マキビシが敵<br /> <br /> を追尾攻撃し続ける強力な武器。<br /> <br /> ラトレッジ精神病院のステージへ。<br /> ここを管理してる、トゥイードル・ディー&ダムとご対面。<br /> 「精神科病棟のアリスなんとかさん。看護婦のお気に入りの患者さん~」<br /> 「こいつが?ガリガリじゃん。誰が外に出したんだ?俺たちが叱られる~」<br /> アリスをメンヘラ扱いしてからかう二人に、珍しく激昂するアリス。<br /> 「このいやらしいグロテスクなやつらめ!思い知らせてやる!」<br /> 戦闘に突入。 粉砕、玉砕、大喝采。<br /> <br /> <br /> 双子を倒したアリスの前に、帽子屋が現れた。<br /> 「こっちへ来たまえ。ちょうどお茶の時間だ。」<br /> 「お茶は友達としか飲まないの。」<br /> 「俺も友達になりたいね、正確に。違った、本当に。これ真実!<br /> おっと忘れてた、あんた真実とやらと仲良くやれてないんだっけねぇ。」<br /> 「…そんなことないわ」<br /> 「真実はそれを怖れるものには辛すぎる。」<br /> <br /> 何も怖れちゃいない、というアリスを帽子屋は嘲る。<br /> 「ブーッ嘘だね怖れてる。たとえば病院に戻されるかもしれないってこと。<br /> あそこに送られる前の記憶。<br /> 施設での管理された生活がまた何年も続いたらどうしよう? ああそうさ、色々怖れてる。<br /> もちろん、怖れないですむ手はあるけどね。」<br /> 「なに?おしえて!どういうこと?」<br /> <br /> 思わず問いかけたアリスの足元が崩れ、闇へ飲み込まれていった。<br />  </dd> <dt>314 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/19(金) 00:34:07 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd>&lt;病みたる時計仕掛け&gt;~&lt;帽子屋戦&gt;~&lt;燃え立つ好奇心&gt;<br /> <br /> 落ちた先は、時計仕掛けの帽子屋の館。<br /> アリスはそこで懐かしい友達、三月ウサギと眠りネズミに再会した。<br /> 二人は、帽子屋に監禁、拘束された上、体を半機械仕掛けに改造されて、終わらない拷問を受けていた。<br /> チェシャ猫いわく、<br /> 「時間にばかり追われているうちに、帽子屋はおかしくなった。<br /> 奴を倒せ。でないと君の時間が足りなくなる。」<br /> <br /> 同じく監禁されたグリフォンの元へ。<br /> 最強の仲間グリフォン。彼は病んだ世界でも以前と変わらず、気高く聡明で、勇敢なままだった。<br /> 「帽子屋は、ぜんまいとレバー、機械の内臓で、正確なロボットを作ろうとしているんだ。<br /> 手術で死んだっておかまいなしさ。」<br /> 帽子屋はきっかり六時に来る、と忠告するグリフォン。<br /> 「ふぅん、今日は六時が早く来るかもね。」<br /> <br /> 帽子屋との対決へ。<br /> 帽子屋はかつての友だったが、病んだ国に狂い、多くの友達を苦しめた。<br /> 時計仕掛けの決戦場で、どうにか勝利。帽子屋は頭がパーンで死ぬ。<br /> <br /> ジャバウォックの杖の材料があらかた揃う。<br /> あとは、ジャバウォックの目玉だけ。<br /> 囚われていたグリフォンを開放すると、彼は反乱軍を集めようと言ってくれた。<br /> ジャバウォックの杖があれば、女王の城のゲートを開けられる。<br /> アリスが開けたら、皆で突撃しようという作戦。<br /> 「みんなで、この歪んだ国を元通りにしよう。」 グリフォンはアリスを乗せて飛び立った。<br /> <br /> グリフォンに乗りやってきたのは、炎と硫黄の大地。<br /> 援軍を集めにグリフォンは飛び去り、アリスは燃え盛る戦場を再びセガール。<br /> ひたすら進むと、丘の上に見覚えのある家が見えてきた。<br /> それは、焼け落ちたアリスの家だった。<br />  </dd> <dt>315 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/19(金) 00:46:47 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd>&lt;ジャバウォック戦&gt;~&lt;堂々たる迷宮&gt;<br /> <br /> 家の中には、ジャバウォックが待ち受けていた。<br /> 華奢で大きな、醜い竜のような外観。人の心の弱みを引きずり出し、いたぶる怪物。<br /> 「遅かったじゃないかアリス。時間はちゃんと守るべきだと聞いたことはないか?」<br /> 「あなた、私の歯医者にすごくよく似てるわ。」<br /> 「お前は遅れてばかりいるんだろう。<br /> 愚かな空想にふけり、うぬぼれて得意になっているうちに、時間はどんどん過ぎていく。<br /> ほかの事をする暇はほとんど無い。」<br /> <br /> 「それで全部?つまらない侮辱の言葉を浴びせておしまい?」<br /> 余裕を見せるアリスだったが、ジャバウォックの次の言葉に動揺し、錯乱し始める。<br /> <br /> 「家族はお前が来てくれると思ったんだろうなぁ。<br /> きっと危険を知らせに来てくれると。お前が一番火の近くにいたんだもんなぁ。<br /> しかしムダだった。いくら待ってもお前は来なかった。そしてみんな死んでいった。」<br /> 「あれは事故よ!私達寝てたの…!!」<br /> <br /> 苦しむアリスをジャバウォックが罵倒する。<br /> 「この自分勝手な、はみ出し者のできそこないめが!<br /> あの時お前は夢の世界で友達とお茶を飲んでいた。それこそ「夢中」だった訳だ。<br /> 幸い、お前の部屋は頑丈だった。<br /> 家族はその頃恐怖に震え、真っ赤な炎に身を焼かれていたというのになぁ…」<br /> 「やめてぇーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」<br /> アリスは泣き叫び、ジャバウォックに襲い掛かる。<br /> <br /> ジャバウォックは強すぎる。必死で戦うが、防戦一方。<br /> その時、焼け落ちた屋根の間からグリフォンが舞い降りて、ジャバウォックの目玉を鋭いカギ爪でもぎとった。<br /> たまらずジャバウォックは退散し、杖を完成させたアリスは、ハートの女王への切り札を手に入れた。<br /> グリフォンはジャバウォックを追って飛び立つ。<br /> アリスに、<br /> 「君は英雄だ。みんなを勝利に導いてくれ」と言い残して。<br />  </dd> <dt>316 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/19(金) 00:49:05 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd>とりあえずここまでです。<br /> ジャバウォックは、アリスの罪の意識から生まれた怪物のようです。<br /> サイレントヒル2でいうと、三角様。<br />  </dd> <dt>318 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/19(金) 18:52:10 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd>&lt;狂気に至る幻惑&gt;~&lt;ジャバウォック戦&gt;~&lt;崇高たる怒り&gt;<br /> <br /> ジャバウォックの杖は反則的強さなので、まさに快進撃。<br /> 女王の領地を突き進むアリス。。<br /> 忘れてたけど、確かここらへんで武器全部揃ってるので一気に紹介<br /> <br /> 悪魔のサイコロ2~3個目。2個目で悪魔が増え、3個目で上位悪魔召喚。<br /> らっぱ銃 実は最強武器。勇気(MP)を全消費して、広範囲の敵を全滅させる。<br /> 不思議な時計 要するにタンマウォッチ。<br /> <br /> 様々な難関ステージを抜け、ゲートを開く。<br /> 隻眼のジャバウォックと、グリフォンの一騎打ちの末に、グリフォンが敗れ倒れる。<br /> 涙を流すアリスだったが、杖を握り締め、ジャバウォックに立ち向かう。<br /> ジャバウォックの罵倒に耐え、なんとか撃破。<br /> <br /> 瀕死のグリフォンに寄り添い、最期を看取るアリス。<br /> もう戦いたくないと弱音を吐くアリスを、グリフォンが励ます。<br /> 「ベストを尽くすんだアリス。<br /> 誰だって、全力を尽くすしかないんだよ…」<br /> それがグリフォンの最後の言葉だった。<br /> また一人、友達を失って泣くアリスに、チェシャ猫が声をかける。<br /> 「われわれを救うか、さもなくばいっそ殺してくれ。」<br /> <br /> ゲートは開かれ、反乱軍と女王軍の戦いは始まっていた。<br /> アリスは戦火の中を駆け抜け、ハートの女王を討ちに急ぐ。<br /> ステージが生々しくなっていき、人の内部のような様相を呈する。<br /> 奥へ奥へ入り込み、とうとう、アリスは女王の城へ辿り着く。<br /> 全ての仕掛けを解き、女王の部屋の前へ。<br /> <br /> 扉の前に、行く手を遮るようにチェシャ猫が現れた。<br /> いつになく真摯な面持ちで、アリスへ語りかける。<br /> <br /> 「俺は、常に大胆さとは距離を置いている。<br /> あふれる好奇心を用心深さで抑え込んでいる。だから長生きできた…。<br /> しかし、今ウソを言って逃げてしまいたいのを我慢して、真実を話そう。<br /> 君の勇気に敬意を表してだ。<br /> <br /> 君は苦しみを味わうと同時に苦しみを生み出し、悲しみと罪の意識に耐えてきた。<br /> しかしこの先、さらに苦しい試練が君を待っている。<br /> そう、これからもだ。君かハートの女王どちらかが死ぬしかない。<br /> 元を正せば同じ…」<br /> そこまで言い進めた時、轟音とともにチェシャ猫の頭が砕け散った。<br /> 気付けば扉が細く開いていた。女王に殺されたのだ。<br /> <br /> 崩れ落ち、すすり泣くアリス。<br /> もっとも親しく、アリスをここまで導いてくれた友は、アリスの為に死んでしまった。<br />  </dd> <dt>319 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/19(金) 21:05:32 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd>省いてましたが、チェシャ猫は頻繁に出てきてヒントくれました。何故殺たし。<br /> 次で最後です。<br />  </dd> <dt>320 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/19(金) 21:08:34 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd>&lt;昇華への戦い&gt;~&lt;暗闇の中にあるもの&gt;~END<br /> <br /> 女王の間へと踏み入れたアリス。<br /> そこには、仮面を付け、触手にかこまれた女王が鎮座していた。<br /> 「首をはねておしまい。」<br /> 女王が言い放ち、戦いが始まる。<br /> 激戦の末に女王が倒れ、アリスの体に何かが入って輝く。<br /> それは、アリスが封じ込め蓋をしていた真実だった。<br /> <br /> 女王の死骸が触手に引き込まれて、玉座に消えていき<br /> 玉座が変形して醜い顔になった。<br /> その口が開き、中から帽子屋の顔が、その口が開いて中からアリスと同じ顔が現れた。<br /> <br /> 「不思議の国はこの私のもの。お前如きに決して邪魔はさせぬ。<br /> ここは大人の世界。冷酷で生々しい現実という刃の上に立っている世界。<br /> 夢ばかり見ている子供などここでは無用じゃ。どうせ生きてはおれぬ。<br /> すぐに立ち去れ、さすれば命だけは助けよう。<br /> さもなくば私はお前を破壊する!お前は永遠に自分というものを失うのだ!」<br /> <br /> 女王は自分。この国は自分の心。病ませ、苦しみを振り撒いたのもまた自分自身だった。<br /> アリスは、自分と戦う事を決意する。<br /> 真の女王は泣くほど強いが、死闘の末、アリスは勝利する。<br /> <br /> 女王は砕け散り、アリスを中心に、不思議の国に緑が溢れ出した。<br /> 淀んだ水は澄み、空は晴れて、グリフォンが風を切り飛んで来る。<br /> 涙のやんだ池では白ウサギが微笑み、解放された奴隷たちの間でチェシャ猫が笑っている。<br /> <br /> 白ウサギ、グリフォン、チェシャ猫、帽子屋、イモムシに海亀、トランプ兵、他全ての友達と共に記念撮影。<br /> それはそのまま本の挿絵に変化して、HAPPILY EVER AFTER  THE END の文字が輝く。<br /> その本をパタンと閉じたアリスは、本を小脇に抱え、右手に黒猫を、左手に鞄を持ち、笑顔を浮かべる。<br /> くぐって出た門には、ラトレッジ精神病院の文字。アリスは振り返らず、外へと歩いていった。<br /> <br /> THE END<br />  </dd> <dt>321 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/19(金) 21:12:20 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd>長文失礼しました。<br /> アリスが夢の中で自分の心と戦って、精神病治す話。<br /> ハッピーエンドですが、アリスの医師の日記を読むと、台無しになる件。<br /> 自分は本編だけを信じたいと思います。<br />  </dd> <dt>322 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/19(金) 21:18:50 ID:Lu2G3Iw80</dt> <dd>台無しになる件kwsk<br />  </dd> <dt>324 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/19(金) 22:47:53 ID:qY5Oyiy/0</dt> <dd><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1219404967/321" target="_blank" rel="noreferrer noopener">&gt;&gt;321</a><br /> ああ、やっぱりあの日記が真実なのかな<br /> 本編終わった後に日記見たのだけど、結末が違ってたから今までモヤモヤしてた<br />  </dd> <dt>325 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/19(金) 22:58:37 ID:qY5Oyiy/0</dt> <dd><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1219404967/322" target="_blank" rel="noreferrer noopener">&gt;&gt;322</a><br /> PCアクション板のスレから引用<br /> <br /> 主治医の手帳<br /> <a href="http://ime.nu/sound.jp/marsmj/dalice.htm" target="_blank" rel="noreferrer noopener">http://sound.jp/marsmj/dalice.htm</a><br /> <br /> 日本語キャラ・武器etc解説サイト<br /> <a href="http://ime.nu/www.terra.dti.ne.jp/~god/alice/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">http://www.terra.dti.ne.jp/~god/alice/</a><br /> <br /> チシャ猫台詞集<br /> <a href="http://ime.nu/www.ceres.dti.ne.jp/~hassy01/cheshire_cat.html" target="_blank" rel="noreferrer noopener">http://www.ceres.dti.ne.jp/~hassy01/cheshire_cat.html</a><br />  </dd> <dt>326 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/19(金) 23:15:03 ID:55jbbNV70</dt> <dd><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1219404967/322" target="_blank" rel="noreferrer noopener">&gt;&gt;322</a><br /> 最後の一節がどちらかというとバッドエンドを連想させる内容になってる。<br /> 全文翻訳されたものが載っているんで自分で判断してみてほしい。<br /> ttp://sound.jp/marsmj/dalice.htm<br /> <br /> 合間に入っている追記には<br /> 日誌の最終日より後に書かれたものがあるのも意味深だね。<br /> 個人的には、治療が終わったので記録の見直しをしたのだと思いたいな。<br />  </dd> <dt>327 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/19(金) 23:15:33 ID:55jbbNV70</dt> <dd>おっとかぶった。<br />  </dd> <dt>329 :<a href="mailto:sage"><strong>アリス・イン・ナイトメア</strong></a>:2008/09/19(金) 23:57:42 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1219404967/322" target="_blank" rel="noreferrer noopener">&gt;&gt;322</a><br /> <br /> <br />  </dd> <dt>330 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/09/19(金) 23:59:58 ID:E8uAiTHM0</dt> <dd>誤爆失礼しました↑<br /> <br /> <a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1219404967/325" target="_blank" rel="noreferrer noopener">&gt;&gt;325</a><br /> チェシャ猫台詞集超ありがとう!<br /> アリス愛されてますね。<br /> <br />  </dd> </dl>

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: