ふぁみこんむかし話 遊遊記

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<dl><dd><strong>ふぁみこんむかし話 遊遊記</strong><br /> part43-418~423<br /><br /></dd> <dd> <hr /></dd> <dt>418 :<a href="mailto:sage"><strong><font size="+0">ふぁみこんむかし話 遊遊記</font></strong></a>:2009/01/24(土) 23:48:32 ID:2he1wdl20</dt> <dd>【一章】<br /> 昔々の中国に、チャオという名の少女が暮らしていた。<br /> ある晩、裏の森に落ちて来た隕石から飛び出て来た一匹のサルを拾った彼女は<br /> そのサルに悟空と名前を付け、言葉を教えながら楽しく暮らしていた。<br /><br /> しかし悟空の正体は、遥か昔に牛魔王という怪物と手を組んで<br /> 天界を征服しようとしたため、隕石に閉じ込められて追放されていた大罪人であった。<br /> お釈迦様は舞い戻って来た悟空を捕らえ、遠い砂漠の牢獄に幽閉してしまう。<br /><br /> 悪人を改心させる力を持つという秘宝「光の小槌」を手に入れ<br /> 悟空を大人しくさせることができれば、もう一度悟空と暮らせることを知ったチャオは<br /> 光の小槌があるという「おんな村」を目指して旅立つ。<br /><br /> 【二章】<br /> 数年後、復活した牛魔王とその配下によって世界は再び脅威にさらされていた。<br /> そんな事とも露知らず、お釈迦様が書いたありがたいお経を取りに<br /> 愛用のスクーターに跨って天竺へと旅立つ僧がいた。三蔵法師である。<br /><br /> 道中の砂漠で三蔵は、岩の牢獄に閉じ込められていた悟空をうっかり脱獄させてしまった。<br /> その罰として、悟空を天竺までの供とし更生させることをお釈迦様に命じられた三蔵は<br /> 呪文を唱えると頭を締め付ける金の輪っか、禁固呪(きんこじゅ)を悟空にはめて<br /> 無理矢理お供に加えることに成功した。<br /><br /> 砂漠を抜けて街にたどり着いた二人は中華料理店で空腹と喉の乾きを癒す。<br /> 三蔵が求める天竺のお経は「一生楽して暮らす法」といい、<br /> 読めばどんな願いも叶えられるという人生の必勝法が書かれたものであった。<br /> それを知った料理屋の店主は、ブタの妖怪の正体を現して二人に襲いかかる。<br /><br /> 手強い変身の術を使う妖怪を何とか悟空がこらしめると、<br /> 妖怪・八戒は、道案内役として半ば強引に旅に加わってきた。<br /><br /></dd> <dt>419 :<a href="mailto:sage"><strong><font size="+0">ふぁみこんむかし話 遊遊記</font></strong></a>:2009/01/24(土) 23:48:49 ID:2he1wdl20</dt> <dd>【三章】<br /> 霧の深い山を越え、女性だけが住むというおんな村にたどり着いた一行。<br /> 若くて綺麗な女性に目のない三蔵は村の銭湯へ向かい、女湯を覗こうとするが<br /> 中にいるのがお婆さんばかりなことにショックを受けてしまった。<br /> 番台にいたカッパの男によると、村の娘は金角・銀角という妖怪に<br /> 皆さらわれてしまい、戻ってこないのだという。<br /> さらわれた娘たちの中にチャオがいるかも知れないと聞いた悟空は、<br /> 尻込みする三蔵と八戒、カッパ男の悟浄を連れて妖怪の城へ乗り込む。<br /><br /> 向かった城は何故かクイズ番組会場で、司会の金角・銀角がクイズ勝負を挑んできた。<br /> 心を読む能力を使ってスペシャルクイズに正解した悟浄のおかげで、<br /> 金角と銀角が仲間割れしている隙に二匹を撃退し、娘たちを助け出したものの<br /> その中にチャオの姿はなかった。彼女は既に村を発ってしまったらしい。<br /> 仲間入りを申し出て来た悟浄を新たに加え、一行はさらに西を目指す。<br /><br /> 一方、おんな村で光の小槌を入手したチャオはお釈迦様に悟空の解放を願うが、<br /> 悟空が既に解放されて天竺行きの旅をしていることを知り、彼の後を追う。<br /><br /> 【四章】<br /> 川岸に停泊していた豪華客船が天竺への直行便だと知った一行は<br /> 乗船券を購入するため、三蔵愛用のスクーター・竜吉を売り払う必要に迫られる。<br /> このスクーターはいたずらの罰として姿を変えられてしまった本物の竜なのだというが、<br /> 間もなく出航する船を前に背に腹は代えられず、三蔵は泣く泣く竜吉を手放す。<br /><br /></dd> <dt>420 :<a href="mailto:sage"><strong><font size="+0">ふぁみこんむかし話 遊遊記</font></strong></a>:2009/01/24(土) 23:49:07 ID:2he1wdl20</dt> <dd>【五章】<br /> 客船内でピアノ弾きとして乗船していたチャオに再会する悟空。<br /> 念願の再会も束の間、船内でイタズラを繰り返していた牛魔王の息子、<br /> 紅孩子(こうがいじ)を考えなしに叩きのめした悟空は<br /> その勢いで船に大穴を開けて沈没させてしまった。<br /><br /> 息子の呼び声を聞きつけた牛魔王は、竜巻を起こして一行をバラバラに吹き飛ばす。<br /> 離ればなれになる寸前、持っていた光の小槌をチャオは辛うじて悟空に託すが<br /> 小槌の輝きにもがき苦しむ牛魔王の力になすすべもなく、二人は引き離されてしまう。<br /><br /> 【六章】<br /> シベリアの凍土に飛ばされた悟空は、雲じじいと名乗る奇妙な老人に出会った。<br /> 雲じじいは三蔵がハワイに飛ばされたと語り、行きたければ自分と戦って勝てという。<br /> 全く歯が立たずに敗北したうえ、光の小槌を奪われてしまった悟空は<br /> 吹雪の中で行き倒れていたところを、偶然通りがかった老夫婦に助けられた。<br /><br /> 回復した悟空は、なぜか道端で雪だるまにされていた悟浄と再会を果たす。<br /> 奪われた光の小槌を取り戻すため雲じじいに再び挑むが、やはり力ではかなわない。<br /> しかし、悟浄が偶然拾っていたブレスレットを見て雲じじいは態度を和らげた。<br /> そのブレスレットの持ち主はカチューシャという彼の恋人であった。<br /> 彼女が牛魔王にそそのかされて去ってしまった悲しみのあまり、彼は心を閉ざしていたのである。<br /><br /> 思い出の品を取り戻してくれた礼として、雲じじいは悟空に光の小槌を返し<br /> 千里の道をひとっ飛びにできる雲、?斗雲(きんとうん)を授けてくれた。<br /><br /></dd> <dt>421 :<a href="mailto:sage"><strong><font size="+0">ふぁみこんむかし話 遊遊記</font></strong></a>:2009/01/24(土) 23:49:29 ID:2he1wdl20</dt> <dd>【七章】<br /> ?斗雲に乗ってハワイへとやってきた悟空と悟浄。<br /> ビーチで三蔵と八戒に再会するが、三蔵は船の沈没のショックで記憶を全て失っていた。<br /> 八戒は、こんな目にあったのは全部お前のせいだと悟空をなじり<br /> 三蔵を連れてハワイを治める牛魔王の妻、羅刹女に寝返ってしまう。<br /><br /> 三蔵が捕われたホテル牛魔王に単身忍び込んだ悟空は、<br /> 自分のこともわからない三蔵の変わり果てた姿を見て「ごめんなさい」と言葉を漏らす。<br /> その素直な気持ちが奇跡を起こし、三蔵は記憶を取り戻した。<br /> 突如その場に現れた謎の仙人、砂じじいによって心の素直さを認められた悟空は<br /> 砂じじいから自由に伸び縮みする如意棒を授けられ、<br /> その力で羅刹女と八戒の追っ手を振り切り、ホテルを脱出する。<br /><br /> 【八章】<br /> 光の小槌に引っ張られてたどり着いたのは、雲のバリアに囲まれた島国・日本だった。<br /> 三蔵と八戒を残して島への強行突入に成功した悟空だが、<br /> その勢いで?斗雲がバラバラに壊れてしまった。<br /><br /> 悟空が潜入した街のビルの地下には、チャオが捕虜として捕らえられていた。<br /> 悟空を待ち伏せていた八戒と羅刹女から光の小槌を守ることはできたが、<br /> かわりにやっと見つけ出したチャオを天竺へ連れ去られてしまった。<br /> 羅刹女が持つ芭蕉扇によって大雨が降らされ、島は沈没の危機にさらされる。<br /><br /></dd> <dt>422 :<a href="mailto:sage"><strong><font size="+0">ふぁみこんむかし話 遊遊記</font></strong></a>:2009/01/24(土) 23:49:50 ID:2he1wdl20</dt> <dd>【九章】<br /> 異変を感じて島に上陸していた三蔵・悟浄と合流した悟空。<br /> そこへ、なんと空から巨大なオートバイが飛んで来る。<br /> その正体は富豪に引き取られて最新メカに改造されたスクーターの竜吉だった。<br /><br /> 竜吉に乗って空を駆け抜け、あっという間に天竺に到着する一行。<br /> しかし牛魔王の城は炎の壁に覆われ、立ち入ることができそうにない。<br /> 一行は城の中にいた羅刹女をおびき寄せ、奪った芭蕉扇で雨を降らせて炎を消す。<br /> 羅刹女の正体は、魔力で醜い姿に変えられていた雲じじいの元恋人カチューシャだった。<br /> 光の小槌によって元の美しい姿を取り戻した彼女は一行に礼を述べて去って行く。<br /><br /> 【十章】<br /> 城への潜入を果たした一行は、三手に別れて城内を探索するが<br /> 敵の罠にかかって三蔵と悟浄は捕らえられてしまった。<br /><br /> 現れた牛魔王に光の小槌を振りかざしてダメージを与える悟空だが、<br /> 牛魔王の唱えた呪文によって頭の禁固呪をしめつけられ、一方的にいたぶられてしまう。<br /> その様子を見ていた八戒は、囚われていたチャオの懇願に心を打たれて改心し<br /> 彼女を解放して牛魔王に戦いを挑んだ。<br /><br /> 牛魔王の注意が逸れた隙を見て悟空に駆け寄り、怪我をした彼を介抱するチャオ。<br /> 悟空は彼女に、三蔵の時と同じように心からの素直な気持ちを告げる。<br /> すると、悟空の頭を締め付けていた金の輪がついに外れた。<br /> 力を取り戻した悟空は光の小槌によって牛魔王を倒す。<br /> 天竺で奪った「一生楽して暮らす法」を読んで強大な力を得ていた牛魔王は、<br /> ただの牛の姿に戻り、どこかへ逃げ出して行った。<br /><br /> 三蔵と悟浄も無事竜吉によって救い出され、真の力を発揮した光の小槌によって<br /> 牛魔王やその手下によって荒らされた世界は元の美しい姿を取り戻した。<br /><br /></dd> <dt>423 :<a href="mailto:sage"><strong><font size="+0">ふぁみこんむかし話 遊遊記</font></strong></a>:2009/01/24(土) 23:51:58 ID:2he1wdl20</dt> <dd>【十一章】<br /> 脱出に乗じて、牛魔王の城からお経を持ち出して来たという八戒。<br /> しかしお経はお釈迦様によって取り上げられてしまった。<br /> 「一生楽して暮らそうなどと考えてはいけない、地道に生きるのが人の道である」と<br /> 書いた自分を棚に上げてお釈迦様は語る。<br /> 世界を救った活躍を認め、悟空を天界の役人に任ずると告げると<br /> お釈迦様は悟空を連れて一行の前から消え去ってしまった。<br /><br /> 一年後、下っ端の役人として天界でお釈迦様の顔掃除に励む悟空に<br /> お釈迦様は悟空と共に旅をして来た仲間たちの現在の姿を見せる。<br /> 元の家でひとり暮らすチャオの姿に見入る悟空の心中を案じたお釈迦様は、<br /> わざと悟空に粗相をさせ、彼を地上へと追放した。<br /><br /> 悟空はお釈迦様に感謝し、一心に走った。その行き先は言うまでもない。<br /><br /> 【超あらすじ】<br /> DQNが女の子の愛情と苦難の旅によって更生し、かつてのDQN仲間をこらしめる話。<br /></dd> </dl>
<div><strong>ふぁみこんむかし話 遊遊記</strong><br /> part43-418~423<br />  </div> <hr /> <dl> <dt>418 :<a href="mailto:sage"><strong><font size="+0">ふぁみこんむかし話 遊遊記</font></strong></a>:2009/01/24(土) 23:48:32 ID:2he1wdl20</dt> <dd>【一章】<br /> 昔々の中国に、チャオという名の少女が暮らしていた。<br /> ある晩、裏の森に落ちて来た隕石から飛び出て来た一匹のサルを拾った彼女は<br /> そのサルに悟空と名前を付け、言葉を教えながら楽しく暮らしていた。<br /> <br /> しかし悟空の正体は、遥か昔に牛魔王という怪物と手を組んで<br /> 天界を征服しようとしたため、隕石に閉じ込められて追放されていた大罪人であった。<br /> お釈迦様は舞い戻って来た悟空を捕らえ、遠い砂漠の牢獄に幽閉してしまう。<br /> <br /> 悪人を改心させる力を持つという秘宝「光の小槌」を手に入れ<br /> 悟空を大人しくさせることができれば、もう一度悟空と暮らせることを知ったチャオは<br /> 光の小槌があるという「おんな村」を目指して旅立つ。<br /> <br /> 【二章】<br /> 数年後、復活した牛魔王とその配下によって世界は再び脅威にさらされていた。<br /> そんな事とも露知らず、お釈迦様が書いたありがたいお経を取りに<br /> 愛用のスクーターに跨って天竺へと旅立つ僧がいた。三蔵法師である。<br /> <br /> 道中の砂漠で三蔵は、岩の牢獄に閉じ込められていた悟空をうっかり脱獄させてしまった。<br /> その罰として、悟空を天竺までの供とし更生させることをお釈迦様に命じられた三蔵は<br /> 呪文を唱えると頭を締め付ける金の輪っか、禁固呪(きんこじゅ)を悟空にはめて<br /> 無理矢理お供に加えることに成功した。<br /> <br /> 砂漠を抜けて街にたどり着いた二人は中華料理店で空腹と喉の乾きを癒す。<br /> 三蔵が求める天竺のお経は「一生楽して暮らす法」といい、<br /> 読めばどんな願いも叶えられるという人生の必勝法が書かれたものであった。<br /> それを知った料理屋の店主は、ブタの妖怪の正体を現して二人に襲いかかる。<br /> <br /> 手強い変身の術を使う妖怪を何とか悟空がこらしめると、<br /> 妖怪・八戒は、道案内役として半ば強引に旅に加わってきた。<br />  </dd> <dt>419 :<a href="mailto:sage"><strong><font size="+0">ふぁみこんむかし話 遊遊記</font></strong></a>:2009/01/24(土) 23:48:49 ID:2he1wdl20</dt> <dd>【三章】<br /> 霧の深い山を越え、女性だけが住むというおんな村にたどり着いた一行。<br /> 若くて綺麗な女性に目のない三蔵は村の銭湯へ向かい、女湯を覗こうとするが<br /> 中にいるのがお婆さんばかりなことにショックを受けてしまった。<br /> 番台にいたカッパの男によると、村の娘は金角・銀角という妖怪に<br /> 皆さらわれてしまい、戻ってこないのだという。<br /> さらわれた娘たちの中にチャオがいるかも知れないと聞いた悟空は、<br /> 尻込みする三蔵と八戒、カッパ男の悟浄を連れて妖怪の城へ乗り込む。<br /> <br /> 向かった城は何故かクイズ番組会場で、司会の金角・銀角がクイズ勝負を挑んできた。<br /> 心を読む能力を使ってスペシャルクイズに正解した悟浄のおかげで、<br /> 金角と銀角が仲間割れしている隙に二匹を撃退し、娘たちを助け出したものの<br /> その中にチャオの姿はなかった。彼女は既に村を発ってしまったらしい。<br /> 仲間入りを申し出て来た悟浄を新たに加え、一行はさらに西を目指す。<br /> <br /> 一方、おんな村で光の小槌を入手したチャオはお釈迦様に悟空の解放を願うが、<br /> 悟空が既に解放されて天竺行きの旅をしていることを知り、彼の後を追う。<br /> <br /> 【四章】<br /> 川岸に停泊していた豪華客船が天竺への直行便だと知った一行は<br /> 乗船券を購入するため、三蔵愛用のスクーター・竜吉を売り払う必要に迫られる。<br /> このスクーターはいたずらの罰として姿を変えられてしまった本物の竜なのだというが、<br /> 間もなく出航する船を前に背に腹は代えられず、三蔵は泣く泣く竜吉を手放す。<br />  </dd> <dt>420 :<a href="mailto:sage"><strong><font size="+0">ふぁみこんむかし話 遊遊記</font></strong></a>:2009/01/24(土) 23:49:07 ID:2he1wdl20</dt> <dd>【五章】<br /> 客船内でピアノ弾きとして乗船していたチャオに再会する悟空。<br /> 念願の再会も束の間、船内でイタズラを繰り返していた牛魔王の息子、<br /> 紅孩子(こうがいじ)を考えなしに叩きのめした悟空は<br /> その勢いで船に大穴を開けて沈没させてしまった。<br /> <br /> 息子の呼び声を聞きつけた牛魔王は、竜巻を起こして一行をバラバラに吹き飛ばす。<br /> 離ればなれになる寸前、持っていた光の小槌をチャオは辛うじて悟空に託すが<br /> 小槌の輝きにもがき苦しむ牛魔王の力になすすべもなく、二人は引き離されてしまう。<br /> <br /> 【六章】<br /> シベリアの凍土に飛ばされた悟空は、雲じじいと名乗る奇妙な老人に出会った。<br /> 雲じじいは三蔵がハワイに飛ばされたと語り、行きたければ自分と戦って勝てという。<br /> 全く歯が立たずに敗北したうえ、光の小槌を奪われてしまった悟空は<br /> 吹雪の中で行き倒れていたところを、偶然通りがかった老夫婦に助けられた。<br /> <br /> 回復した悟空は、なぜか道端で雪だるまにされていた悟浄と再会を果たす。<br /> 奪われた光の小槌を取り戻すため雲じじいに再び挑むが、やはり力ではかなわない。<br /> しかし、悟浄が偶然拾っていたブレスレットを見て雲じじいは態度を和らげた。<br /> そのブレスレットの持ち主はカチューシャという彼の恋人であった。<br /> 彼女が牛魔王にそそのかされて去ってしまった悲しみのあまり、彼は心を閉ざしていたのである。<br /> <br /> 思い出の品を取り戻してくれた礼として、雲じじいは悟空に光の小槌を返し<br /> 千里の道をひとっ飛びにできる雲、?斗雲(きんとうん)を授けてくれた。<br />  </dd> <dt>421 :<a href="mailto:sage"><strong><font size="+0">ふぁみこんむかし話 遊遊記</font></strong></a>:2009/01/24(土) 23:49:29 ID:2he1wdl20</dt> <dd>【七章】<br /> ?斗雲に乗ってハワイへとやってきた悟空と悟浄。<br /> ビーチで三蔵と八戒に再会するが、三蔵は船の沈没のショックで記憶を全て失っていた。<br /> 八戒は、こんな目にあったのは全部お前のせいだと悟空をなじり<br /> 三蔵を連れてハワイを治める牛魔王の妻、羅刹女に寝返ってしまう。<br /> <br /> 三蔵が捕われたホテル牛魔王に単身忍び込んだ悟空は、<br /> 自分のこともわからない三蔵の変わり果てた姿を見て「ごめんなさい」と言葉を漏らす。<br /> その素直な気持ちが奇跡を起こし、三蔵は記憶を取り戻した。<br /> 突如その場に現れた謎の仙人、砂じじいによって心の素直さを認められた悟空は<br /> 砂じじいから自由に伸び縮みする如意棒を授けられ、<br /> その力で羅刹女と八戒の追っ手を振り切り、ホテルを脱出する。<br /> <br /> 【八章】<br /> 光の小槌に引っ張られてたどり着いたのは、雲のバリアに囲まれた島国・日本だった。<br /> 三蔵と八戒を残して島への強行突入に成功した悟空だが、<br /> その勢いで?斗雲がバラバラに壊れてしまった。<br /> <br /> 悟空が潜入した街のビルの地下には、チャオが捕虜として捕らえられていた。<br /> 悟空を待ち伏せていた八戒と羅刹女から光の小槌を守ることはできたが、<br /> かわりにやっと見つけ出したチャオを天竺へ連れ去られてしまった。<br /> 羅刹女が持つ芭蕉扇によって大雨が降らされ、島は沈没の危機にさらされる。<br />  </dd> <dt>422 :<a href="mailto:sage"><strong><font size="+0">ふぁみこんむかし話 遊遊記</font></strong></a>:2009/01/24(土) 23:49:50 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遊遊記</font></strong></a>:2009/01/24(土) 23:51:58 ID:2he1wdl20</dt> <dd>【十一章】<br /> 脱出に乗じて、牛魔王の城からお経を持ち出して来たという八戒。<br /> しかしお経はお釈迦様によって取り上げられてしまった。<br /> 「一生楽して暮らそうなどと考えてはいけない、地道に生きるのが人の道である」と<br /> 書いた自分を棚に上げてお釈迦様は語る。<br /> 世界を救った活躍を認め、悟空を天界の役人に任ずると告げると<br /> お釈迦様は悟空を連れて一行の前から消え去ってしまった。<br /> <br /> 一年後、下っ端の役人として天界でお釈迦様の顔掃除に励む悟空に<br /> お釈迦様は悟空と共に旅をして来た仲間たちの現在の姿を見せる。<br /> 元の家でひとり暮らすチャオの姿に見入る悟空の心中を案じたお釈迦様は、<br /> わざと悟空に粗相をさせ、彼を地上へと追放した。<br /> <br /> 悟空はお釈迦様に感謝し、一心に走った。その行き先は言うまでもない。<br /> <br /> 【超あらすじ】<br /> DQNが女の子の愛情と苦難の旅によって更生し、かつてのDQN仲間をこらしめる話。</dd> </dl>

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