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<p><strong>忍道 戒</strong>(しのびどう いましめ)</p>
<p>part46-165~169,174~179</p>
<p>隠しED:当サイト連絡用掲示板内「差し替え・追加スレッド」-343</p>
<hr /><dl><dt>165 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 02:15:36
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>【はじめに】<br />
室町時代末期。<br />
応仁の乱により幕府の支配力は衰え、小国・宇高多(ウタカタ)にも戦の気配が迫っていた。<br />
大名・一条家と共にウタカタを守ってきた飛鳥忍軍が一夜にして壊滅したのである。<br />
その機を逃さず隣国の大名・赤目が動き出す。<br /><br /><br />
【本編】<br />
谷間を流れる川、その河原で一人の男が目覚める。<br />
河原に突き刺さる刀、忍装束・・・だが自分の名前すら思い出せない。<br />
猫の鳴き声に振り返れば竹林の向こうに小さな小屋があるではないか。<br />
そして縁側の光る石に惹かれて手にとると目眩と共に幻影が・・・<br /><br />
―村を襲う大筒を抱えた男達<br />
―館の中、頭巾の男の手が怪しく光る<br />
―輝く玉石が砕け散る<br />
―逃げてと叫ぶ女の声<br />
―爆発する館<br />
―飛び散る石の欠片<br /><br />
今のはいったい?<br />
そこへ一本の矢が飛んできて小屋に突き刺さる。矢には文が括りつけられてあり、<br />
それよると男は魂を抜かれているという。光る石はその欠片、中に見えるは男の過去。<br />
男の身に何が起こったのか?<br />
それを知るためにも欠片を集めよと書かれ、最後に父である一条家当主を頼りウタカタの<br />
城へ行ってみてはどうかと結ばれていた。<br />
一条家の嫡男であると知った男は考えていても始まらないと城を目指す。<br /><br /></dd>
<dt>166 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 02:16:38
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>ウタカタ城-未だ築城途中のその城に入ろうとすると門番にとがめられる。<br />
一条家の嫡男だと告げるも鼻で笑い曲者だと人を呼ばれる始末。故に強行突破することに。<br /><br />
一条家当主・一条信輝、天守にてアムリタ教教祖・貞女(サダメ)と会談中。<br />
何かを断られている様子。そこへ記憶喪失の男が乱入してくる。<br />
生きていたのか鴉!と信輝。<br />
その名は飛鳥の鬼忍者として貞女も知るところであった。<br />
記憶のないことが伝わると信輝は貞女に一時席を外してもらおうとするがアムリタは<br />
大名には従わないとそのまま帰ってしまう。去り際に赤目にも言っときなと窓の外に向かって<br />
叫ぶと慌てて逃げていく赤目の間者。<br />
この一件で優れた忍びが記憶を無くしたこと、その忍びが欲するものがあることが<br />
ウタカタの地を狙う赤目家・アムリタ教にも知れ渡り、鴉を懐柔しようと以後何度も接触してくる。<br />
#アムリタ教は仏教です。本尊は阿無璃他仏。一向一揆で有名な一向宗の本尊アミダ仏の<br />
#もじりっぽいし似たような役割かと。<br /><br />
ワシが呼んだ時以外ここへは来るなと追い返された鴉はとりあえず林の小屋に居着くことに。<br />
もちろん一条家の嫡男では全然なかった。<br />
むしろ矢文の主、自称通りすがりの名も無きオンジ(おじいさん的な意味合?)<br />
が焦り、父のような存在だったかもという意味で書いたと訂正の矢文を飛ばす。<br />
言葉が足らなかったとは言えそもそも嫡男なんて一言も書いてなかったし。<br />
とまれこのオンジ、鴉を見捨てては置けぬとその後もいろいろ助言してくれる。<br />
ただし詮索無用と矢文での一方的な接触のみ。<br />
その後、光る石を探すのは大名達の情報網を利用するが吉とのオンジの助言に従い、<br />
大名達からの諜報・謀略・破壊工作etcの依頼をこなしていくことに。<br />
#ちなみにオンジや大名達から来る矢文はこの地区担当の矢文屋さんが一人で届けてます。<br /><br />
依頼をコツコツやってると光る石の目撃情報が入る。<br />
(どこにあるかはランダムなので入手経緯は省略して)石を覗き込むと・・・<br /><br />
―次々と浮かぶ顔・顔・顔<br />
―誰かが叫ぶ。お前のせいだぞっ!!<br /><br /></dd>
<dt>167 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 02:17:22
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>オンジからの矢文によると光る石は全部で8つ有る模様。だが既に誰かに拾われウタカタ中に<br />
散ったという。<br />
さらには飛鳥忍軍の後釜を狙い各地から忍びの集団が続々と入ってきているとのこと。<br />
一つは戦を重んじ武具で身を固めた鋼の集団、タラバ忍軍。<br />
一つは奥州の一大勢力、ケノビ忍軍。<br />
一つは女だらけの美しき暗殺者、モス忍軍。<br />
ほどなくして鴉もそれら忍軍と対峙することとなる。<br /><br />
とある任務でタラバ忍軍と邂逅する鴉。<br />
重厚な鎧をまとい大筒を背負ったその姿は光る石の中で垣間見た村を襲った者たちではないか!?<br />
なにゆえ里を襲ったか問うも我らは雇われただけと返ってくるのみ。<br />
また別の任務ではモス忍軍の首領、双子のくの一と戦う。<br />
戦いには勝利するも殺す理由は無いと止めを刺さずにいると、理由も無しにうちらの妹を<br />
殺したのはあんたやとなじられ、次はこうはいかへんでと去っていく。<br />
そのころ町では飛鳥忍軍は祟りで滅んだとか、飛鳥攻めには内通者の手引きがあったとか<br />
噂になっていた。噂を流したのは誰だ?<br /><br />
第3の光る石の情報が入る(ランダム)<br />
入手して石を覗き込むと・・・<br /><br />
―顔・顔・顔<br />
―血まみれのモスの双子首領<br />
―頭巾の男と立ち並ぶ飛鳥忍び<br />
―双子と同じ顔のくの一が倒れている<br />
―止めろとうめく声<br />
―くの一に刃が迫る<br />
―立ち去る頭巾の男。残った飛鳥忍びの顔が大きく迫る<br /><br />
この男のせいで何かに巻き込まれたのだと直感的に悟る鴉。<br /><br /></dd>
<dt>168 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 02:18:50
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>遂に戦が始まる中、もくもくと依頼をこなす鴉。<br />
そんなある日任務の帰りに一人の忍びに襲われる。<br />
その顔、眼帯を付けてはいるものの石の中に現われたあの飛鳥忍びではないか!?<br />
その体術のキレは凄まじくかろうじて一太刀入れるとなにも言わず消え去ってしまう。<br /><br />
第4の光る石の情報が入る。ウタカタの外れ、荒れ果てた村落に有るという。<br />
その村で鴉は一人のくの一と出会う。<br />
くの一の名はキヌ。鴉と同じ飛鳥忍び。そしてこの村こそ飛鳥忍びの里だという。<br />
鴉の記憶喪失も既に知っている模様。<br />
里を滅ぼしたのは誰の仕業かと問う鴉にガムランの名を挙げるキヌ。<br />
ガムランとは一体?<br />
あの時あなたが・・・とキヌが何かを言いかけたときタラバ忍軍首領の奇襲を受ける。<br />
が、キヌと協力しタラバ首領に手傷を負わせると抜け殻に用はないと毒づき去っていく。<br />
ふと辺りを見渡せば光る石。首領の狙いもこの石だったか?<br />
覗き込むと・・・<br /><br />
―飛鳥の里、そこにはキヌの姿が。<br />
視線がズレ、祠が視界に入る。すると祠には近づくなと白髭の男が現われる。<br />
言い伝えは聞くものよとキヌが続き、頭上からも真面目に薬草を探せと声が降ってくる。<br />
見れば木の上に一人の男。<br />
白髭の男、無闇に木を傷つけるなと木の上の男=ザジをたしなめる。つぼみが薬になると<br />
言い訳するザジに忍びたるものわずかな痕跡も残すなと足場に使ったのであろう幹に<br />
刺さったクナイを指差す。<br />
修行が足らんなとからかう鴉の声に貴様も同じことをしただろとザジの指差した先には<br />
クナイの傷跡が。<br />
見つからねば勝ち、それが忍びだと鴉・・・<br /><br />
振り向けば背後に件の木が。鴉、仲間のことを思い出す。だが無情にも生き残ったのは<br />
鴉とザジだけと告げられる。<br />
それでも一人じゃなかったと喜ぶ鴉は飛鳥を再興させようとキヌの手を取る。<br />
が、ここで一つの疑問が浮かぶ。なぜザジは鴉を襲ったのか?<br />
キヌ、あなたにはまだ思い出さなければいけないことがあると去ってゆく。<br /><br /></dd>
<dt>169 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 02:19:53
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>第5の光る石の情報が入る(ランダム)<br />
入手して石を覗き込むと・・・<br /><br />
―山と崖に囲まれた飛鳥の里<br />
崖下から頭領の屋敷を見上げる頭巾の男と鴉。鴉はあんなボロ屋敷半刻で落とせると豪語する。<br />
頭巾の男には難攻不落の地形に見えたが鴉の考えは違っていた。現在の火器を使えば<br />
あの地形が仇になると。<br />
里の奴らは甘い、平和ボケした烏合の衆だと不満をあらわにする鴉・・・<br /><br />
―とある町<br />
血まみれのモスの双子首領。さらに双子と同じ顔のくの一も倒れている。<br />
ザジの制止を無視してくの一に刃を振り下ろす鴉。<br />
忍びの道を何だと思ってるとなじるザジに強くなるための道具、それ以外なにがあると<br />
嘲るかのように返し頭巾の男と共に去っていく鴉・・・<br /><br />
―燃え上がる飛鳥の里<br />
頭巾の男=ガムランが鴉の前に現われる。<br />
なぜここに?<br />
鴉の問いに半刻で落とせるというからやってみたまでとガムラン。<br />
ザジが叫ぶ。これはどういうことだ鴉!!<br />
ガムランの投げた槍がザジの目をえぐる・・・<br /><br />
鴉の身に起きたこと、それは全て鴉自身が招いたことだった。<br />
「なんてことだ・・・・・・許してくれ・・・・・・」<br /><br /></dd>
<dt>174 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 23:20:29
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>その頃、とある宿場町でケノビ忍軍が牛車を取り囲んでいた。いずこからか商人の娘の<br />
誘拐を請け負っていたのだ。牛車の扉を上げると飛鳥くの一キヌ。扉閉める。<br />
任務失敗を悟るケノビ忍び達だったが幹部Aが逆転の発想でがキヌを誘拐しようと言い出す。<br />
そして脅迫状は鴉の元へ届く。<br />
#書きそびれてたけどケノビ忍軍は首領は来てなくて幹部2人に率いられてます。<br />
#短気な幹部Aと鈍い幹部B・・・幹部というか小頭とかそんな感じ?<br /><br />
有り金を持って指定の場所へ急ぐ鴉。そこには捕らわれのキヌとケノビ幹部二人が。<br />
近づく鴉。ドンドン、ドンドン近づいてそのまま斬りかかる。<br />
なんの迷いも無いその太刀筋にこれは敵わぬと逃げ出すケノビ幹部。<br />
だが戦いのダメージで足元のおぼつかない幹部Aは水車に巻き込まれ溺死してしまう。<br />
それはさて置き解放されたキヌの懐から光る石が落ちる。<br />
石を覗き込むと・・・<br /><br />
―キヌが止めるのも聞かず祠の封印を解く鴉。<br />
闇の中浮かび上がる一振りの剣。<br />
闇が凝り固まり人の手の様に鴉へと伸びる。鴉を庇いとっさに祠を閉じるキヌと<br />
キヌの腕を這い上がるように侵していく闇。<br />
助けてと叫ぶキヌ。びゅるりと鈍い音と共に暗転・・・<br /><br />
祠から現われたもの、それがガムランだとキヌは考えていた。<br />
ガムランと出会ってからの鴉の良くない部分はどんどん強くなっていったという。<br />
ガムランを封印から解き放ち飛鳥に攻め込む手助けをする・・・<br />
全ての現況は鴉だった。思い出さなかった方が良かったんじゃないとキヌ。<br />
だが過去に向き合わなければ飛鳥を取り戻せないとキヌの協力を得てガムランの謎を追う。<br />
なぜ鴉を殺さず記憶を奪ったのか? 鴉は一体なにを見たというのか?<br /><br /></dd>
<dt>175 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 23:21:37
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>ガムラン、一向に光る石を見つけ出せないタラバ忍軍と揉める。<br />
なら自分で探せと立ち去ろうとするタラバ首領を指も触れずに持ち上げ、叩き落す。<br />
体を操るは易し、されど心を操るは至難・・・それも魂の欠片に秘められた呪文があれば<br />
全て意のまま・・・<br />
そう呟くガムランに暗い目を向けるタラバ首領。<br /><br />
モスの双子首領、キヌに化けて鴉を不意打ちしようと企む。<br />
ケノビ幹部B、幹部Aの墓を前に仇討ちを誓う。<br />
飛鳥忍びザジ、再び鴉を襲うも失敗に終わり説得の声を振り切り闇へ消える。<br />
そして第7の光る石の情報が入る(ランダム)<br />
入手して石を覗き込むと・・・<br /><br />
―飛鳥の里を襲うタラバ忍軍<br />
―瀕死の飛鳥頭領、禁術を守れと鴉に言い残す<br />
―火の手の上がった屋敷の中、書を開き巻き物を解く鴉。<br />
―禁術を見つけ出した鴉の背後にガムランが立つ<br />
―追い詰められる鴉、貴様に渡すくらいならと炎の中に巻き物を投じる<br />
―愚か、と呪文を唱え出すガムラン。その手は鴉に向けられ・・・<br /><br />
鴉、遂にガムランの狙いを突き止める。<br /><br /></dd>
<dt>176 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 23:22:18
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>ウタカタ城完成間近。<br />
だが天守に飾る黄金のシャチホコを何者かが狙っているという。噂ではシャチホコの目が<br />
夜な夜な怪しい光りを放つとか。<br />
最後の欠片では?とウタカタ城を目指す鴉だったが道中の森にガムランが待ち伏せていた。<br />
とっさに手裏剣を投げるも素通りしてしまう。<br />
お前と遊んでる暇は無いとガムランのかざした手が呪文と共に鴉に迫る。<br /><br />
ウタカタ城落成式。<br />
祝いの宴をひらく一条信輝。そこへ領民から祝いの巨大な熊の生け捕りが届く。<br />
だがこの晴れの日に城へやってきたのは民達だけではなかった。<br />
それぞれの思惑により飛鳥・モス・ケノビ・タラバの4忍びが結集しようとしていた。<br />
#プレイ方針にもよるが落成式までには一条・赤目・貞女のうち一人は暗殺済みと思われ。<br />
#一条家が滅んでても別勢力が城を完成させるけど暗殺されたのは貞女ってことでよろ。<br /><br />
モスのニセキヌとその妹、鴉を求め城にやってくるも本物のキヌとばったり出会ってしまう。<br />
そこへ檻を破って逃げ出した巨熊が現われる。<br />
妙に人間臭いその熊は華麗な体術を見せてモス首領の妹を投げ飛ばしてしまうではないか。<br />
その技のキレにキヌ'sは鴉を思い浮かべる。<br />
鴉なの?とつい洩らしたその言葉に激しくうなずく熊。ガムランの魔手により鴉の魂は<br />
熊の中に押し込められていたのだった。<br />
熊を前にあたしが本物と言い争うキヌ'sだったがその争いはすぐに決着がつく。なぜなら<br />
キヌの右手は義手なのだから。<br />
これで分かったでしょと外した右手を見せ付けるキヌ。だがそれを見ていたのは鴉だけではなかった。<br />
分かったぞと叫び頭上から降ってくるケノビ幹部B。彼もまた飛鳥忍びへの復讐の機会を<br />
狙っていたのだ。そしてその巨体は右手を「外さなかった」方のキヌをプチリと押しつぶす・・・<br />
妹ブチ切れ。<br />
「お前らみんな、死んどけーーーーーっ!!」<br /><br />
タラバ首領、その騒ぎを他所に天守に飾られたシャチホコから光る石を抜き取る。<br />
禁呪の秘密を手に入れた興奮のあまり高笑いをする首領に当然鴉も気付くが、ここは<br />
あたしに任せてとキヌが追うことに。モス妹も逃げるケノビ幹部Bを追って去ってゆく。<br />
仕方なく小屋に帰る鴉だったが、今すぐ元の肉体を見つければ戻れるかもとのオンジの<br />
助言に従い森へと走る。<br /><br /></dd>
<dt>177 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 23:23:00
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>タラバ首領、ガムランを裏切り人を意のままに操るという禁術の実験台にしようとする。<br />
だが、禁術はその効果が大きいだけにいつでもどこでも使えるという類のものではなかった。<br />
焦るタラバ首領。ならばと配下の忍び達と共に大筒を撃ちまくるが、その弾はガムランの<br />
眼前でピタリと止まったかと思うとタラバ忍びへと弾き返される。<br />
その圧倒的な力の前に屈服するタラバ忍軍。<br />
ガムラン、月を見上げるといよいよ次の満月がそのときと吠える。<br />
一部始終を見ていたキヌ、長居は無用と立ち去る。<br /><br />
森の中、無事体を見つける鴉。そのまま気が遠くなり倒れてしまうが目覚めた時には<br />
体は元通りに。そして目の前には一匹の猫。なんとこの猫、人語を話すではないか。<br />
もののけかと跳び退く鴉だったが、この猫こそ鴉に数々の助言を与えた矢文の主オンジだった。<br />
彼もまたガムランの手により魂を抜かれた者。<br />
修験者として旅をする中ガムランと出会い、深入りしすぎたためか抜魂術の餌食となったのだ。<br />
肉体は既に灰になったものの、それでもガムランの謎を追い続けたオンジに彼の知る<br />
全てを教えられる。<br />
900年前、修験者達の戦いがあったという。<br />
屍を蘇らせる反魂術を巡って良き修験者達と悪しき修験者が争ったのだ。<br />
戦いは良き修験者達が悪しき修験者をかろうじて封印するという形で幕を閉じた。<br />
以来、封印の祠と反魂術を守り続けた修験者達。そう、彼らこそが飛鳥忍びの祖先なのである。<br />
一方、悪しき修験者は自らの魂を抜き出して祠の中で生き続けていた。<br />
その悪しき修験者こそがガムランであり、封印からは解き放たれたものの所詮は魂だけの存在。<br />
その不安定さゆえガムランにはそう多くの時間は残されていなかった。<br />
鴉は朽ちた肉体を取り戻すため利用されていただけなのか?<br />
そしてオンジの魂もまた、猫本来の魂へ溶け去ろうとしていた。<br />
鴉、改めてガムランを倒すと誓う。だが同時にガムランに勝てるのかと不安が首をもたげる。<br /><br />
ザジ、三度鴉の前に姿を現す。<br />
密かにザジと繋がっていたキヌによりガムランの謎は全て筒抜けだった。<br />
ザジ、ガムランの屍を焼き払おうと祠に行ってみたもののは既にもぬけの殻だったことを告げる。<br />
鴉、許せとは言わないが今の俺を見てくれと懇願するがどうしても納得できないザジは<br />
去ってしまう。ザジもまたガムランと一人戦う決意をしていた。<br /><br />
一条信輝、ガムランが赤目と手を組んだとの情報を得る。<br />
死人の軍団を造り上げんとするガムランの存在を危惧し、遂に赤目・ガムランの抹殺を決意。<br />
そして赤目の死を持ってウタカタの戦は終結する。<br />
だがガムランはとうとう現われなかった。<br /><br /></dd>
<dt>178 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 23:23:42
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>反魂術には大量の影の力が必要。すなわち時は満月、そして場所は封印の地飛鳥。<br />
ガムランはそこへ現われると予見するオンジ。キヌの執拗な説得によりザジも鴉との<br />
共闘を承諾する。<br /><br />
飛鳥の里。そこにはタラバ忍軍の影が。<br />
タラバの守りを突破し封印の祠へ近づく鴉とザジ。先行する鴉の合図を受け飛び出す<br />
ザジだったが、そこへ陰に潜んでいたタラバ首領の凶弾が襲いかかる。<br />
ザジ死す。<br />
先の合図は鴉の罠だったのかと絶望の中その命は散っていった。<br />
怒りの鴉、タラバ首領を切り伏せる。<br />
一足遅れてキヌ。ザジの無惨な姿を見てガクリと膝を付く。<br />
そして里に響き渡るガムランの笑い声。ガムランの肉体は既に復活していたのだ。<br />
襲いくるガムランの念動術をかいくぐり何度も斬りかかる鴉だったが如何なる秘術か<br />
その身は刃をまったく受け付けない。だがそこへキヌの背後からの一撃が。<br />
苦痛の呻きを洩らすガムラン。<br />
キヌの手に光る一振りの剣、それは祠に封じられていたあの剣ではないか。<br />
これならばと思ったのも束の間、念動術により吹き飛ばされ剣を落としてしまうキヌ。<br />
止めの一撃と手を振りかざすガムランだったがそこへオンジが飛び掛る。とはいえ非力な<br />
猫の身、容易く吹き飛ばされてしまうがその一瞬の隙を突き、封印の剣を手にした鴉が<br />
遂にガムランを討ち果たす。<br />
この戦いでオンジもまた命を落とす。そして鴉は最後の魂の欠片を砕き反魂術を永遠に葬り去る。<br /><br />
飛鳥の里に朝が来る。<br />
飛鳥の再興-それが残された者の務めと鴉は考えていたが、キヌはザジの死に深く心を痛めていた。<br />
「この業は背負って行かねばならない・・・別々にね」<br />
そう言ってキヌは鴉を拒絶し何処へともなく去っていくのだった。<br /><br /><br />
おわり<br /><br /></dd>
<dt>179 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 23:24:38
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>鴉の物語はこんな感じ。<br /><br />
これに絡んで、一条・赤目・貞女が生き残る3つのエンディングがあり<br />
一条の場合、勢力一つ潰した辺りで自分は戦乱の世を生き抜く器じゃないと弱音を吐き、<br />
出家しようと考えてるのを鴉に打ち明けてラストは鴉みたいのが戦乱の世を生きるに<br />
相応しいとか言って一人旅立っていく。<br />
赤目の場合、勢力一つ潰した辺りで不治の病を患ってると打ち明けられる。<br />
(そのためか、資金潤沢なのに戦の準備整わないまま無理にウタカタに攻め入ってきてる)<br />
ラストでも全然元気だったけどね。そんで鴉は行方不明。<br />
貞女の場合・・・なんか愚痴聞かされる。これも鴉は行方不明。<br />
も一つ3勢力とも残ってる隠しエンドがあるけどこれはガムランを警戒して一時休戦するも<br />
ガムラン死ぬからまた戦が始まるって終わり方。詳しくはPART31の214あたりにあった。<br /><br />
あとモス首領の妹とケノビ幹部Bは最後の方で決闘申し込んでくる(ランダム?)<br />
受ければ殺せて残党撤退ってなるけど受けない/申し込まれない場合は<br />
モス妹>生き残ったのは運が良かったんだと前向きに考えて残りの人生を姉妹の供養に捧げる。<br />
ケノビ幹部>鴉が熊に変身したことにビビって故郷に帰る。そこから呪いを掛けてくるらしい。<br /><br />
以上です。<br /><br /></dd>
</dl><dl><dt><a href="http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/16156/1091442098/343">343</a>:<a href="mailto:sage"><b>忍道
戒</b></a>:2011/09/24(土) 10:58:49 ID:???</dt>
<dd>隠しED<br />
ザジがプレーヤーの行動で命運を大きく左右される理由が発覚<br /><br />
8章までに大名の信頼を全員41以上にすることで発生するED<br />
誰も暗殺しなくてよい<br />
それが和平EDである<br /><br />
ザジが串刺しにされた後が変わり、三勢力の部下がザジを救助する<br /><br />
最後にキヌの肩を借りて背を向けたザジを斬り付けなかったため、ザジ、キヌとともに飛鳥再興を匂わせるEDとなる</dd>
</dl><dl><dd>ちなみに、続編の忍道2では一条が勝利、貞女は死去、影虎は勢力を失い落ち武者になっている。また、鴉とキヌは出稼ぎをして飛鳥を支えている。</dd>
</dl><dl><dd>他にも、ケノビは渦虫が頭領となりモス妹は活動再開、タラバは頭領不在状態を維持し任務を続行する。</dd>
</dl>
<p><strong>忍道 戒</strong>(しのびどう いましめ)</p>
<p>part46-165~169,174~179</p>
<p>隠しED:当サイト連絡用掲示板内「差し替え・追加スレッド」-343</p>
<hr />
<dl>
<dt>165 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 02:15:36
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>【はじめに】<br />
室町時代末期。<br />
応仁の乱により幕府の支配力は衰え、小国・宇高多(ウタカタ)にも戦の気配が迫っていた。<br />
大名・一条家と共にウタカタを守ってきた飛鳥忍軍が一夜にして壊滅したのである。<br />
その機を逃さず隣国の大名・赤目が動き出す。<br />
<br />
<br />
【本編】<br />
谷間を流れる川、その河原で一人の男が目覚める。<br />
河原に突き刺さる刀、忍装束・・・だが自分の名前すら思い出せない。<br />
猫の鳴き声に振り返れば竹林の向こうに小さな小屋があるではないか。<br />
そして縁側の光る石に惹かれて手にとると目眩と共に幻影が・・・<br />
<br />
―村を襲う大筒を抱えた男達<br />
―館の中、頭巾の男の手が怪しく光る<br />
―輝く玉石が砕け散る<br />
―逃げてと叫ぶ女の声<br />
―爆発する館<br />
―飛び散る石の欠片<br />
<br />
今のはいったい?<br />
そこへ一本の矢が飛んできて小屋に突き刺さる。矢には文が括りつけられてあり、<br />
それよると男は魂を抜かれているという。光る石はその欠片、中に見えるは男の過去。<br />
男の身に何が起こったのか?<br />
それを知るためにも欠片を集めよと書かれ、最後に父である一条家当主を頼りウタカタの<br />
城へ行ってみてはどうかと結ばれていた。<br />
一条家の嫡男であると知った男は考えていても始まらないと城を目指す。<br />
<br /></dd>
<dt>166 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 02:16:38
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>ウタカタ城-未だ築城途中のその城に入ろうとすると門番にとがめられる。<br />
一条家の嫡男だと告げるも鼻で笑い曲者だと人を呼ばれる始末。故に強行突破することに。<br />
<br />
一条家当主・一条信輝、天守にてアムリタ教教祖・貞女(サダメ)と会談中。<br />
何かを断られている様子。そこへ記憶喪失の男が乱入してくる。<br />
生きていたのか鴉!と信輝。<br />
その名は飛鳥の鬼忍者として貞女も知るところであった。<br />
記憶のないことが伝わると信輝は貞女に一時席を外してもらおうとするがアムリタは<br />
大名には従わないとそのまま帰ってしまう。去り際に赤目にも言っときなと窓の外に向かって<br />
叫ぶと慌てて逃げていく赤目の間者。<br />
この一件で優れた忍びが記憶を無くしたこと、その忍びが欲するものがあることが<br />
ウタカタの地を狙う赤目家・アムリタ教にも知れ渡り、鴉を懐柔しようと以後何度も接触してくる。<br />
#アムリタ教は仏教です。本尊は阿無璃他仏。一向一揆で有名な一向宗の本尊アミダ仏の<br />
#もじりっぽいし似たような役割かと。<br />
<br />
ワシが呼んだ時以外ここへは来るなと追い返された鴉はとりあえず林の小屋に居着くことに。<br />
もちろん一条家の嫡男では全然なかった。<br />
むしろ矢文の主、自称通りすがりの名も無きオンジ(おじいさん的な意味合?)<br />
が焦り、父のような存在だったかもという意味で書いたと訂正の矢文を飛ばす。<br />
言葉が足らなかったとは言えそもそも嫡男なんて一言も書いてなかったし。<br />
とまれこのオンジ、鴉を見捨てては置けぬとその後もいろいろ助言してくれる。<br />
ただし詮索無用と矢文での一方的な接触のみ。<br />
その後、光る石を探すのは大名達の情報網を利用するが吉とのオンジの助言に従い、<br />
大名達からの諜報・謀略・破壊工作etcの依頼をこなしていくことに。<br />
#ちなみにオンジや大名達から来る矢文はこの地区担当の矢文屋さんが一人で届けてます。<br />
<br />
依頼をコツコツやってると光る石の目撃情報が入る。<br />
(どこにあるかはランダムなので入手経緯は省略して)石を覗き込むと・・・<br />
<br />
―次々と浮かぶ顔・顔・顔<br />
―誰かが叫ぶ。お前のせいだぞっ!!<br />
<br /></dd>
<dt>167 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 02:17:22
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>オンジからの矢文によると光る石は全部で8つ有る模様。だが既に誰かに拾われウタカタ中に<br />
散ったという。<br />
さらには飛鳥忍軍の後釜を狙い各地から忍びの集団が続々と入ってきているとのこと。<br />
一つは戦を重んじ武具で身を固めた鋼の集団、タラバ忍軍。<br />
一つは奥州の一大勢力、ケノビ忍軍。<br />
一つは女だらけの美しき暗殺者、モス忍軍。<br />
ほどなくして鴉もそれら忍軍と対峙することとなる。<br />
<br />
とある任務でタラバ忍軍と邂逅する鴉。<br />
重厚な鎧をまとい大筒を背負ったその姿は光る石の中で垣間見た村を襲った者たちではないか!?<br />
なにゆえ里を襲ったか問うも我らは雇われただけと返ってくるのみ。<br />
また別の任務ではモス忍軍の首領、双子のくの一と戦う。<br />
戦いには勝利するも殺す理由は無いと止めを刺さずにいると、理由も無しにうちらの妹を<br />
殺したのはあんたやとなじられ、次はこうはいかへんでと去っていく。<br />
そのころ町では飛鳥忍軍は祟りで滅んだとか、飛鳥攻めには内通者の手引きがあったとか<br />
噂になっていた。噂を流したのは誰だ?<br />
<br />
第3の光る石の情報が入る(ランダム)<br />
入手して石を覗き込むと・・・<br />
<br />
―顔・顔・顔<br />
―血まみれのモスの双子首領<br />
―頭巾の男と立ち並ぶ飛鳥忍び<br />
―双子と同じ顔のくの一が倒れている<br />
―止めろとうめく声<br />
―くの一に刃が迫る<br />
―立ち去る頭巾の男。残った飛鳥忍びの顔が大きく迫る<br />
<br />
この男のせいで何かに巻き込まれたのだと直感的に悟る鴉。<br />
<br /></dd>
<dt>168 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 02:18:50
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>遂に戦が始まる中、もくもくと依頼をこなす鴉。<br />
そんなある日任務の帰りに一人の忍びに襲われる。<br />
その顔、眼帯を付けてはいるものの石の中に現われたあの飛鳥忍びではないか!?<br />
その体術のキレは凄まじくかろうじて一太刀入れるとなにも言わず消え去ってしまう。<br />
<br />
第4の光る石の情報が入る。ウタカタの外れ、荒れ果てた村落に有るという。<br />
その村で鴉は一人のくの一と出会う。<br />
くの一の名はキヌ。鴉と同じ飛鳥忍び。そしてこの村こそ飛鳥忍びの里だという。<br />
鴉の記憶喪失も既に知っている模様。<br />
里を滅ぼしたのは誰の仕業かと問う鴉にガムランの名を挙げるキヌ。<br />
ガムランとは一体?<br />
あの時あなたが・・・とキヌが何かを言いかけたときタラバ忍軍首領の奇襲を受ける。<br />
が、キヌと協力しタラバ首領に手傷を負わせると抜け殻に用はないと毒づき去っていく。<br />
ふと辺りを見渡せば光る石。首領の狙いもこの石だったか?<br />
覗き込むと・・・<br />
<br />
―飛鳥の里、そこにはキヌの姿が。<br />
視線がズレ、祠が視界に入る。すると祠には近づくなと白髭の男が現われる。<br />
言い伝えは聞くものよとキヌが続き、頭上からも真面目に薬草を探せと声が降ってくる。<br />
見れば木の上に一人の男。<br />
白髭の男、無闇に木を傷つけるなと木の上の男=ザジをたしなめる。つぼみが薬になると<br />
言い訳するザジに忍びたるものわずかな痕跡も残すなと足場に使ったのであろう幹に<br />
刺さったクナイを指差す。<br />
修行が足らんなとからかう鴉の声に貴様も同じことをしただろとザジの指差した先には<br />
クナイの傷跡が。<br />
見つからねば勝ち、それが忍びだと鴉・・・<br />
<br />
振り向けば背後に件の木が。鴉、仲間のことを思い出す。だが無情にも生き残ったのは<br />
鴉とザジだけと告げられる。<br />
それでも一人じゃなかったと喜ぶ鴉は飛鳥を再興させようとキヌの手を取る。<br />
が、ここで一つの疑問が浮かぶ。なぜザジは鴉を襲ったのか?<br />
キヌ、あなたにはまだ思い出さなければいけないことがあると去ってゆく。<br />
<br /></dd>
<dt>169 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 02:19:53
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>第5の光る石の情報が入る(ランダム)<br />
入手して石を覗き込むと・・・<br />
<br />
―山と崖に囲まれた飛鳥の里<br />
崖下から頭領の屋敷を見上げる頭巾の男と鴉。鴉はあんなボロ屋敷半刻で落とせると豪語する。<br />
頭巾の男には難攻不落の地形に見えたが鴉の考えは違っていた。現在の火器を使えば<br />
あの地形が仇になると。<br />
里の奴らは甘い、平和ボケした烏合の衆だと不満をあらわにする鴉・・・<br />
<br />
―とある町<br />
血まみれのモスの双子首領。さらに双子と同じ顔のくの一も倒れている。<br />
ザジの制止を無視してくの一に刃を振り下ろす鴉。<br />
忍びの道を何だと思ってるとなじるザジに強くなるための道具、それ以外なにがあると<br />
嘲るかのように返し頭巾の男と共に去っていく鴉・・・<br />
<br />
―燃え上がる飛鳥の里<br />
頭巾の男=ガムランが鴉の前に現われる。<br />
なぜここに?<br />
鴉の問いに半刻で落とせるというからやってみたまでとガムラン。<br />
ザジが叫ぶ。これはどういうことだ鴉!!<br />
ガムランの投げた槍がザジの目をえぐる・・・<br />
<br />
鴉の身に起きたこと、それは全て鴉自身が招いたことだった。<br />
「なんてことだ・・・・・・許してくれ・・・・・・」<br />
<br /></dd>
<dt>174 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 23:20:29
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>その頃、とある宿場町でケノビ忍軍が牛車を取り囲んでいた。いずこからか商人の娘の<br />
誘拐を請け負っていたのだ。牛車の扉を上げると飛鳥くの一キヌ。扉閉める。<br />
任務失敗を悟るケノビ忍び達だったが幹部Aが逆転の発想でがキヌを誘拐しようと言い出す。<br />
そして脅迫状は鴉の元へ届く。<br />
#書きそびれてたけどケノビ忍軍は首領は来てなくて幹部2人に率いられてます。<br />
#短気な幹部Aと鈍い幹部B・・・幹部というか小頭とかそんな感じ?<br />
<br />
有り金を持って指定の場所へ急ぐ鴉。そこには捕らわれのキヌとケノビ幹部二人が。<br />
近づく鴉。ドンドン、ドンドン近づいてそのまま斬りかかる。<br />
なんの迷いも無いその太刀筋にこれは敵わぬと逃げ出すケノビ幹部。<br />
だが戦いのダメージで足元のおぼつかない幹部Aは水車に巻き込まれ溺死してしまう。<br />
それはさて置き解放されたキヌの懐から光る石が落ちる。<br />
石を覗き込むと・・・<br />
<br />
―キヌが止めるのも聞かず祠の封印を解く鴉。<br />
闇の中浮かび上がる一振りの剣。<br />
闇が凝り固まり人の手の様に鴉へと伸びる。鴉を庇いとっさに祠を閉じるキヌと<br />
キヌの腕を這い上がるように侵していく闇。<br />
助けてと叫ぶキヌ。びゅるりと鈍い音と共に暗転・・・<br />
<br />
祠から現われたもの、それがガムランだとキヌは考えていた。<br />
ガムランと出会ってからの鴉の良くない部分はどんどん強くなっていったという。<br />
ガムランを封印から解き放ち飛鳥に攻め込む手助けをする・・・<br />
全ての現況は鴉だった。思い出さなかった方が良かったんじゃないとキヌ。<br />
だが過去に向き合わなければ飛鳥を取り戻せないとキヌの協力を得てガムランの謎を追う。<br />
なぜ鴉を殺さず記憶を奪ったのか? 鴉は一体なにを見たというのか?<br />
<br /></dd>
<dt>175 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 23:21:37
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>ガムラン、一向に光る石を見つけ出せないタラバ忍軍と揉める。<br />
なら自分で探せと立ち去ろうとするタラバ首領を指も触れずに持ち上げ、叩き落す。<br />
体を操るは易し、されど心を操るは至難・・・それも魂の欠片に秘められた呪文があれば<br />
全て意のまま・・・<br />
そう呟くガムランに暗い目を向けるタラバ首領。<br />
<br />
モスの双子首領、キヌに化けて鴉を不意打ちしようと企む。<br />
ケノビ幹部B、幹部Aの墓を前に仇討ちを誓う。<br />
飛鳥忍びザジ、再び鴉を襲うも失敗に終わり説得の声を振り切り闇へ消える。<br />
そして第7の光る石の情報が入る(ランダム)<br />
入手して石を覗き込むと・・・<br />
<br />
―飛鳥の里を襲うタラバ忍軍<br />
―瀕死の飛鳥頭領、禁術を守れと鴉に言い残す<br />
―火の手の上がった屋敷の中、書を開き巻き物を解く鴉。<br />
―禁術を見つけ出した鴉の背後にガムランが立つ<br />
―追い詰められる鴉、貴様に渡すくらいならと炎の中に巻き物を投じる<br />
―愚か、と呪文を唱え出すガムラン。その手は鴉に向けられ・・・<br />
<br />
鴉、遂にガムランの狙いを突き止める。<br />
<br /></dd>
<dt>176 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 23:22:18
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>ウタカタ城完成間近。<br />
だが天守に飾る黄金のシャチホコを何者かが狙っているという。噂ではシャチホコの目が<br />
夜な夜な怪しい光りを放つとか。<br />
最後の欠片では?とウタカタ城を目指す鴉だったが道中の森にガムランが待ち伏せていた。<br />
とっさに手裏剣を投げるも素通りしてしまう。<br />
お前と遊んでる暇は無いとガムランのかざした手が呪文と共に鴉に迫る。<br />
<br />
ウタカタ城落成式。<br />
祝いの宴をひらく一条信輝。そこへ領民から祝いの巨大な熊の生け捕りが届く。<br />
だがこの晴れの日に城へやってきたのは民達だけではなかった。<br />
それぞれの思惑により飛鳥・モス・ケノビ・タラバの4忍びが結集しようとしていた。<br />
#プレイ方針にもよるが落成式までには一条・赤目・貞女のうち一人は暗殺済みと思われ。<br />
#一条家が滅んでても別勢力が城を完成させるけど暗殺されたのは貞女ってことでよろ。<br />
<br />
モスのニセキヌとその妹、鴉を求め城にやってくるも本物のキヌとばったり出会ってしまう。<br />
そこへ檻を破って逃げ出した巨熊が現われる。<br />
妙に人間臭いその熊は華麗な体術を見せてモス首領の妹を投げ飛ばしてしまうではないか。<br />
その技のキレにキヌ'sは鴉を思い浮かべる。<br />
鴉なの?とつい洩らしたその言葉に激しくうなずく熊。ガムランの魔手により鴉の魂は<br />
熊の中に押し込められていたのだった。<br />
熊を前にあたしが本物と言い争うキヌ'sだったがその争いはすぐに決着がつく。なぜなら<br />
キヌの右手は義手なのだから。<br />
これで分かったでしょと外した右手を見せ付けるキヌ。だがそれを見ていたのは鴉だけではなかった。<br />
分かったぞと叫び頭上から降ってくるケノビ幹部B。彼もまた飛鳥忍びへの復讐の機会を<br />
狙っていたのだ。そしてその巨体は右手を「外さなかった」方のキヌをプチリと押しつぶす・・・<br />
妹ブチ切れ。<br />
「お前らみんな、死んどけーーーーーっ!!」<br />
<br />
タラバ首領、その騒ぎを他所に天守に飾られたシャチホコから光る石を抜き取る。<br />
禁呪の秘密を手に入れた興奮のあまり高笑いをする首領に当然鴉も気付くが、ここは<br />
あたしに任せてとキヌが追うことに。モス妹も逃げるケノビ幹部Bを追って去ってゆく。<br />
仕方なく小屋に帰る鴉だったが、今すぐ元の肉体を見つければ戻れるかもとのオンジの<br />
助言に従い森へと走る。<br />
<br /></dd>
<dt>177 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 23:23:00
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>タラバ首領、ガムランを裏切り人を意のままに操るという禁術の実験台にしようとする。<br />
だが、禁術はその効果が大きいだけにいつでもどこでも使えるという類のものではなかった。<br />
焦るタラバ首領。ならばと配下の忍び達と共に大筒を撃ちまくるが、その弾はガムランの<br />
眼前でピタリと止まったかと思うとタラバ忍びへと弾き返される。<br />
その圧倒的な力の前に屈服するタラバ忍軍。<br />
ガムラン、月を見上げるといよいよ次の満月がそのときと吠える。<br />
一部始終を見ていたキヌ、長居は無用と立ち去る。<br />
<br />
森の中、無事体を見つける鴉。そのまま気が遠くなり倒れてしまうが目覚めた時には<br />
体は元通りに。そして目の前には一匹の猫。なんとこの猫、人語を話すではないか。<br />
もののけかと跳び退く鴉だったが、この猫こそ鴉に数々の助言を与えた矢文の主オンジだった。<br />
彼もまたガムランの手により魂を抜かれた者。<br />
修験者として旅をする中ガムランと出会い、深入りしすぎたためか抜魂術の餌食となったのだ。<br />
肉体は既に灰になったものの、それでもガムランの謎を追い続けたオンジに彼の知る<br />
全てを教えられる。<br />
900年前、修験者達の戦いがあったという。<br />
屍を蘇らせる反魂術を巡って良き修験者達と悪しき修験者が争ったのだ。<br />
戦いは良き修験者達が悪しき修験者をかろうじて封印するという形で幕を閉じた。<br />
以来、封印の祠と反魂術を守り続けた修験者達。そう、彼らこそが飛鳥忍びの祖先なのである。<br />
一方、悪しき修験者は自らの魂を抜き出して祠の中で生き続けていた。<br />
その悪しき修験者こそがガムランであり、封印からは解き放たれたものの所詮は魂だけの存在。<br />
その不安定さゆえガムランにはそう多くの時間は残されていなかった。<br />
鴉は朽ちた肉体を取り戻すため利用されていただけなのか?<br />
そしてオンジの魂もまた、猫本来の魂へ溶け去ろうとしていた。<br />
鴉、改めてガムランを倒すと誓う。だが同時にガムランに勝てるのかと不安が首をもたげる。<br />
<br />
ザジ、三度鴉の前に姿を現す。<br />
密かにザジと繋がっていたキヌによりガムランの謎は全て筒抜けだった。<br />
ザジ、ガムランの屍を焼き払おうと祠に行ってみたもののは既にもぬけの殻だったことを告げる。<br />
鴉、許せとは言わないが今の俺を見てくれと懇願するがどうしても納得できないザジは<br />
去ってしまう。ザジもまたガムランと一人戦う決意をしていた。<br />
<br />
一条信輝、ガムランが赤目と手を組んだとの情報を得る。<br />
死人の軍団を造り上げんとするガムランの存在を危惧し、遂に赤目・ガムランの抹殺を決意。<br />
そして赤目の死を持ってウタカタの戦は終結する。<br />
だがガムランはとうとう現われなかった。<br />
<br /></dd>
<dt>178 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 23:23:42
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>反魂術には大量の影の力が必要。すなわち時は満月、そして場所は封印の地飛鳥。<br />
ガムランはそこへ現われると予見するオンジ。キヌの執拗な説得によりザジも鴉との<br />
共闘を承諾する。<br />
<br />
飛鳥の里。そこにはタラバ忍軍の影が。<br />
タラバの守りを突破し封印の祠へ近づく鴉とザジ。先行する鴉の合図を受け飛び出す<br />
ザジだったが、そこへ陰に潜んでいたタラバ首領の凶弾が襲いかかる。<br />
ザジ死す。<br />
先の合図は鴉の罠だったのかと絶望の中その命は散っていった。<br />
怒りの鴉、タラバ首領を切り伏せる。<br />
一足遅れてキヌ。ザジの無惨な姿を見てガクリと膝を付く。<br />
そして里に響き渡るガムランの笑い声。ガムランの肉体は既に復活していたのだ。<br />
襲いくるガムランの念動術をかいくぐり何度も斬りかかる鴉だったが如何なる秘術か<br />
その身は刃をまったく受け付けない。だがそこへキヌの背後からの一撃が。<br />
苦痛の呻きを洩らすガムラン。<br />
キヌの手に光る一振りの剣、それは祠に封じられていたあの剣ではないか。<br />
これならばと思ったのも束の間、念動術により吹き飛ばされ剣を落としてしまうキヌ。<br />
止めの一撃と手を振りかざすガムランだったがそこへオンジが飛び掛る。とはいえ非力な<br />
猫の身、容易く吹き飛ばされてしまうがその一瞬の隙を突き、封印の剣を手にした鴉が<br />
遂にガムランを討ち果たす。<br />
この戦いでオンジもまた命を落とす。そして鴉は最後の魂の欠片を砕き反魂術を永遠に葬り去る。<br />
<br />
飛鳥の里に朝が来る。<br />
飛鳥の再興-それが残された者の務めと鴉は考えていたが、キヌはザジの死に深く心を痛めていた。<br />
「この業は背負って行かねばならない・・・別々にね」<br />
そう言ってキヌは鴉を拒絶し何処へともなく去っていくのだった。<br />
<br />
<br />
おわり<br />
<br /></dd>
<dt>179 :<a href="mailto:sage"><b>忍道 戒</b></a>:2009/06/07(日) 23:24:38
ID:+vnzzpaUP</dt>
<dd>鴉の物語はこんな感じ。<br />
<br />
これに絡んで、一条・赤目・貞女が生き残る3つのエンディングがあり<br />
一条の場合、勢力一つ潰した辺りで自分は戦乱の世を生き抜く器じゃないと弱音を吐き、<br />
出家しようと考えてるのを鴉に打ち明けてラストは鴉みたいのが戦乱の世を生きるに<br />
相応しいとか言って一人旅立っていく。<br />
赤目の場合、勢力一つ潰した辺りで不治の病を患ってると打ち明けられる。<br />
(そのためか、資金潤沢なのに戦の準備整わないまま無理にウタカタに攻め入ってきてる)<br />
ラストでも全然元気だったけどね。そんで鴉は行方不明。<br />
貞女の場合・・・なんか愚痴聞かされる。これも鴉は行方不明。<br />
も一つ3勢力とも残ってる隠しエンドがあるけどこれはガムランを警戒して一時休戦するも<br />
ガムラン死ぬからまた戦が始まるって終わり方。詳しくはPART31の214あたりにあった。<br />
<br />
あとモス首領の妹とケノビ幹部Bは最後の方で決闘申し込んでくる(ランダム?)<br />
受ければ殺せて残党撤退ってなるけど受けない/申し込まれない場合は<br />
モス妹>生き残ったのは運が良かったんだと前向きに考えて残りの人生を姉妹の供養に捧げる。<br />
ケノビ幹部>鴉が熊に変身したことにビビって故郷に帰る。そこから呪いを掛けてくるらしい。<br />
<br />
以上です。<br />
<br /></dd>
</dl>
<dl>
<dt><a href="http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/16156/1091442098/343">343</a>:<a href="mailto:sage"><b>忍道
戒</b></a>:2011/09/24(土) 10:58:49 ID:???</dt>
<dd>隠しED<br />
ザジがプレーヤーの行動で命運を大きく左右される理由が発覚<br />
<br />
8章までに大名の信頼を全員41以上にすることで発生するED<br />
誰も暗殺しなくてよい<br />
それが和平EDである<br />
<br />
ザジが串刺しにされた後が変わり、三勢力の部下がザジを救助する<br />
<br />
最後にキヌの肩を借りて背を向けたザジを斬り付けなかったため、ザジ、キヌとともに飛鳥再興を匂わせるEDとなる</dd>
</dl>
<dl>
<dd>
ちなみに、続編の忍道2では一条が勝利、貞女は旅に出て失踪、影虎は勢力を失い落ち武者になっている。また、鴉とキヌは出稼ぎをして飛鳥を支えている。</dd>
</dl>
<dl>
<dd>他にも、ケノビは渦虫が頭領となりモス妹は活動再開、タラバは頭領不在状態を維持し任務を続行する。</dd>
</dl>