ガレリアンズ

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<p><strong>ガレリアンズ</strong></p> <p>part47-249~253,281~284</p> <hr /><dl><dt>249 :<a href="mailto:sage"><b>ガレリアンズ1/5</b></a>:2009/10/02(金) 10:30:08 ID:mMISWj2I0</dt> <dd>PS作品のガレリアンズ投下します。<br /> キャッチコピーは「ボクは、初めて出会った男を破壊した」<br /> キャラデザ・声優陣が豪華なわりにあんまり話題にならなかった気がする。でも小説・OVA化もされてます。<br /> とりあえず世界観と人物の説明から。資料はゲーム本編と購入特典のヴィジュアルブックです。<br /><br /> ■舞台→西暦2522年のミケランジェロシティ。<br /> マザーコンピュータ「ドロシー」が君臨する都市。なんとなくスチームパンクを思わせる風景。<br /> ドロシーの活動は人間のサポートというより支配に近いが、人々はそれを自覚していないという設定。<br /><br /> ■登場人物(主人公サイド)<br /> キャラクターデザインは田島昭宇。<br /><br /> リオン(声:石田彰)→主人公。14歳。名前以外の記憶が無く、失った記憶とテレパシーを送ってきた少女を探してさまよう。<br /> 記憶喪失の原因は、他の実験体の10倍ものドラッグを投与されて昏睡状態になったため、という資料を最初のステージで見られる。<br /><br /> リリア(声:菊池志穂)→ヒロイン。14歳。テレパシーと人の心を読む超能力を持つ。<br /> 命を狙われているのが戦う手段を持たないため、リオンにテレパシーで助けを求めてくる。この子を見つけるのが当面の目的。<br /><br /> ■ドロシーとガレリアン→ガレリアンはドロシーがクローニング技術を利用して作り出した存在。<br /> ドロシーを「ママ」と呼び、彼女の命令に忠実に従う。<br /><br /> ドロシー(声:来宮良子)→シュタイナー博士・パスカーレ博士が共同開発した超世代コンピュータ。機械でありながら自ら成長する機能を持っている。<br /> 他のコンピュータを退けてミケランジェロシティのマザーコンピュータとなった。<br /><br /> バードマン(声:子安武人)→ガレリアンの一人、18歳。裸オーバーオールのロン毛男。<br /> 重度のドラッグジャンキーで事あるごとに「頭が痛ぇんだよ」と口にする。瞬間移動と衝撃波の能力を持つ。<br /><br /> レインハート(声:鈴村健一)→15歳。小柄で小太りな少年。臆病な性格。ある理由から時計にこだわる。幻覚と発火能力を持つ。<br /><br /> リタ(声:今井由香)→17歳。露出の高いバーテンダーのような服を着た少女。感情の起伏が激しいが上の2人に比べるとかなりまとも。<br /> サイコキネシスで椅子やテーブルを投げつけて攻撃してくる。<br /><br /> ラビット→個人名じゃなくて、ザコ敵の一種。ガレリアンズのプロトタイプらしい。ナイフで戦うタイプと超能力を使うタイプがいる。どっちもすごく気持ち悪い。<br /><br /> ■超能力とドラッグ→超能力は一部の例外を除いて、ドラッグを注射しないと使えない。回復や能力強化ができる物(こっちはカプセルとか錠剤)もあるが、基本的に前者のこと。<br /> アンプルも注射器も馬鹿デカイ&首筋に撃つのでとても痛々しい。超能力用ドラッグは超能力を使うか歩き回ることで中毒度が上がり、最大になるとショートしてしまう。<br /><br /> ■スキャン→リオンの超能力の一つ。物質に干渉できる能力。サイコメトリーで攻略ヒントを得るのが基本で、たまに鍵を開けられたりもする。<br /> リオンはドラッグなしで使えるが、それはこの能力を使うためのドラッグ「メラトロピン」をすでに大量投与されているかららしい。<br /> 大人ひどい。<br /><br /> ■ショート→中毒度が最大のときに超能力を使うと、ショートと呼ばれる暴走状態に入る。近づくだけでザコ敵を倒せる(頭が吹っ飛ぶ)が、移動が遅くなる上にすごい勢いで体力が減る。<br /> ドラッグで治せるが、中毒度を上げるドラッグも存在する。<br /><br /> 長文ごめんなさいorz<br /> 次から本編。やっぱり長文注意です。<br /><br /></dd> <dt>250 :<a href="mailto:sage"><b>ガレリアンズ2/5</b></a>:2009/10/02(金) 10:33:27 ID:mMISWj2I0</dt> <dd>STAGE-A ミケランジェロ記念病院<br /><br /> 「ボクは時々、恐ろしい夢を見る…」<br /><br /> ミケランジェロ記念病院の一室。<br /> 映し出されているのはベッドに拘束されているリオンと、それをモニターで見ている研究員。夢の中で夫婦らしき男女、少女の顔を見る。その映像に少女の声が重なる。<br /> (リオン…リオン…)<br /> 「君は誰だ?なぜボクを呼ぶんだ?」<br /> (彼らが来るわ…私を探しているの)<br /> うなされる彼の首にドラッグが打ち込まれる。痙攣を起こすが、モニターに背を向けた研究員は気づかない。<br /> 手首の拘束具のネジが緩んでいく…。<br /><br /> 起き上がっててはみたものの、彼は記憶を失っていた。何故こんな場所にいるのか、これから何をすればいいのか、何一つ分からない。<br /> 覚えているのは自分の名前が「リオン」だということだけ。<br /> とりあえず扉に手をかざしてみたら、鍵が開いてしまった。<br /> 「ボクに何を注射した?ボクは何故こんなことが出来るんだ?」<br /> と隣室に居た研究員を問い詰めるが、自分は何も知らない、レム医院長の指示で「薬」を投与しただけだと言われる。奇妙な力を持たされた怒りのまま、リオンは研究員を破壊する。<br /><br /> この病院で実験をされていたのはリオンだけではないようだ。<br /> 実験台などをスキャンすると、頭に器具を付けられ白目を剥いている子供、手を使わずに人形を動かす子供などが見られる。<br /><br /> 院内をさまよううちに気になる新聞記事を見つける。<br /> 2522年10月10日ごろから、ドロシーの開発者であるシュタイナー博士とその妻エルザ、息子リオンの行方が分からないというもの。<br /> これより少し前から同じくドロシーの開発者であるカスパーレ博士と娘リリアが失踪しており、何か関連があるのではと警察は睨んでいるらしい。(ちなみにこの新聞の日付は2522年の10月20日。院内には同年の10月27日0時20分を指している時計がある)<br /> この後リオン・シュタイナーと書かれた写真・シュタイナー夫妻の写真を発見する。リオン・シュタイナーの写真の顔は、鏡に映ったボクの顔と同じだ。ボクはシュタイナー家からここに連れて来られたのだろうか?<br /><br /> Gプロジェクトなる資料も発見できる。まとめるとこんな感じ。<br /><br /> 2519年10月1日 プロジェクト開始。クローニング技術と遺伝子融合を利用し、労働力の確保と環境汚染に耐えうる遺伝子を模索するのが目的。<br /> 2519年10月15日 ラビットの生産開始。翌年5月29日より量産開始。<br /> 2520年6月29日 GALERIAN/TYPE-G001を本部へ移送。<br /> 2520年7月31日 新技術を投入した第二世代、GALERIAN-G005を生産。本部へ移送。 <br /><br /> Gプロジェクトの片鱗は、病院内の至る所で見ることが出来る。胎児の入ったシリンダー。液体の中に浮かぶ無数の目玉。化け物じみた生命体まで作られている。<br /><br /> そうこうしているうちに脱走が医院長にバレたり、例の女の子からからテレパシーが送られてきたりする。<br /> リオンからも呼びかけてみるが、「私を助けて」と言うだけで会話にならない。<br /> ラビットやら攻○機○隊に出てきそうなアームスーツやらを撃退しつつ院長室に到着するがレム医院長にビージェクト(ドラッグ注入用の銃型注射器)を突きつけられる。<br /> このレム医院長がGプロジェクトの中心人物。ドロシーの崇拝し、ドロシーの望みを叶えようとする彼にとっては、リオンも他の子供たちも実験動物に過ぎない。<br /> このクスリを撃てば確実にショートする、嫌ならもとの部屋に帰れと言われるがもちろん拒否。<br /> 超能力でビージェクトを弾き飛ばし、レム医院長も倒す。<br /> 医院長室のエレベータから脱出するが、それを監視カメラで見ている男が居た。<br /><br /> 「ボクはミケランジェロ記念病院を脱出した。自分の名前以外、何一つ知らずに。手には家族の写真があった。<br /> 懐かしい気持ちでいっぱいになったが、次の瞬間にはまるで見知らぬ人達のようにも見えた。<br /> ボクはなぜここに居るのだろう?頭にモヤがかかったように何も思い出せない。<br /> ボクは一人ぼっちだった」<br /><br /></dd> <dt>251 :<a href="mailto:sage"><b>ガレリアンズ3</b></a>:2009/10/02(金) 10:52:12 ID:mMISWj2I0</dt> <dd>STAGE-B 生まれた家<br /><br /> シュタイナー邸にやってきたリオン。家の規模は一般住宅というよりは豪邸だ。<br /> 玄関には鍵がかかっているので裏口に回ってみることにする。<br /> 裏口には車2台が停められる車庫と池がある。中には1台だけ車があり、隣のスペースから池に向かってタイヤの跡が続いている。<br /> まるで、車で池に飛び込んだみたいだ…。<br /> 車庫にあった車から鍵を見つけ、裏口から中に入る。<br /> ラビットの集団が家を取り囲んでいるとは気づかずに。<br /><br /> 屋敷の中に人の気配は無く、代わりにラビットが闊歩している。<br /> このステージのラビットは二階の床(=一階の天井)突き破って出てきたり、扉開けたら待ち伏せしていたりとビックリ演出が多い。<br /> とくに前者は、床ブチ破ってくれたせいで通るたびに穴を飛び越えるハメになるのですごく迷惑。<br /> リビングルームにて家族の写真を発見。シュタイナー博士と妻のエルザ。真中にボクが写っている。<br /> やはりボクはリオン・シュタイナーなのだ!<br /> ここでリオンは記憶の一部を取り戻す。<br /><br /> ソファに座るシュタイナー夫妻と、夜中なのかパジャマ姿のリオン。<br /> 「どうした、リオン。眠れないのか?」<br /> 「なんだか胸騒ぎがして…何か良くないことが起こるような気がする」<br /> 何か思い当たったように顔を伏せるエルザ。<br /><br /> この後もいくつか記憶を取り戻す。<br /><br /> キッチンの冷蔵庫に近づくと、過去の光景がフラッシュバックする。<br /> 冷蔵庫を開くと、中からエルザが倒れ出る。口には懐中時計が詰め込まれている。悲鳴を上げるリオン。<br /> 物置では父が血を吐いて倒れている。やはり腕には時計をしている。両親は殺されたのだ…。<br /> 洗面所をスキャンするとエルザが殺される瞬間の映像。小柄な少年が犯人らしい。<br /><br /> 書斎では父とパスカーレ博士の会話を思い出す。<br /> 「パスカーレ…。最近黒いコートを来た不気味な奴らが家の周りをうろついている」<br /> 「このまま2人を一つのところに置いておくのは危険だ。私はリリアをつれてここを出て行くよ」<br /> 「長い間ありがとう」<br /> 「リリアを安全なところに隠したら、一度連絡する」<br /> 床で遊んでいる幼いリオンと、人形を抱えた少女。<br /><br /> リオンの部屋のベッドをスキャンすると、両親の会話が見られる。<br /> 頭に包帯を巻いた幼いリオンがベッドに寝ている。どうやら高熱を出したまま下がらないらしい。不安がるエルザを、シュタイナー博士が朝には下がるとなだめる。<br /> 他に安全な隠し場所が見つからなかったのだ、赦してくれと意識の無いリオンに語りかける。<br /> そして成長したリオンの記憶。<br /> ベッドで眠っていたリオンは、何かに気づいて目覚める。<br /> 黒いコートを着た男(超能力タイプのラビット)が部屋に入ってくるが、リオンの姿は消えている。(ベッドの傍にリビングに降りる梯子が隠されているので、多分ここから逃げた。その後キッチンと物置で両親の遺体を発見したと思われます)<br /><br /> その後、書庫の隠し部屋を発見。シュタイナー博士からリオンに宛てたメッセージが残されている。<br /><br /></dd> <dt>252 :<a href="mailto:sage"><b>ガレリアンズ4</b></a>:2009/10/02(金) 10:54:26 ID:mMISWj2I0</dt> <dd>七年前、シュタイナー博士とパスカーレ博士は画期的な新世代コンピュータを完成させた。<br /> ドロシーと名づけられたこのコンピュータは優れた判断力と自己修復機能を備え、新しい細胞回路を増設して古いシステム核を廃棄することにより成長していく。<br /> 彼女はミケランジェロシティのマザーコンピュータとなるが、やがて人間にとっては危険な考えを持つようになる。<br /><br /> なぜ人間という劣悪なシステムを廃棄してはならないのか?<br /> なぜ人間同士は殺し合いをするのに、自分は人間を殺してはならないのか?<br /><br /> シュタイナー博士は神の存在によって、この思想を押さえ込もうとした。<br /> 人間は神に逆らうことが出来ない。誰しも神の定めた運命に従って生きている。<br /> 神とはすなわち創造主のことであり、ドロシーにとって人間こそが神なのだから、人間に逆らってはならないと教えたのだ。<br /> ドロシーは納得したと見せかけ、密かに神の存在のシュミレートを始めた。<br /> 幾度もシュミレートした結果、彼女は「ファミリープログラム」を実行に移す。<br /> その内容は、ミケランジェロ記念病院を利用して超能力を持った新人類「ガレリアン」、決して自分に逆らわない存在を創造すること。<br /> レム医院長のGプロジェクトは、このガレリアンを作るためのものだった。<br /> ドロシーは自分が神になろうとしているのだ。<br /> いずれ人間にも危機が及ぶだろうと考えたシュタイナーとパスカーレは、ドロシーの暴走に備えて2つのプログラムを用意した。<br /> そして何より安全な隠し場所として、ドロシーを破壊するウイルスプログラムをリリアの脳に、その起動プラグラムをリオンの脳に書き込んだ。<br /> これが5年前の出来事だという。<br /> 『愛する息子よ。人を救ってくれ…』<br /><br /> 子供に尻拭いさせるなよ……というプレイヤーのツッコミは置いておいて、リオンは裏口の池へ向かう。<br /> 池に超能力を使うと、車が浮かび上がってきて、運転席からパスカーレ博士の遺体を発見する。<br /><br /> もう一つの隠し部屋で、今度はパスカーレ博士の日記を見つける。<br /> 6月9日、リリアからある秘密を打ち明けられた。5年前のウイルスプログラムを書き込まれて以来テレパシーが使えるようになったのだという。<br /> 8月に入ってから黒いコートの男たちの監視を受けるようになり、同月末にリリアを非難させた。彼女とテレパシーで連絡を取るには、彼女が心を開く物を手に取るしかない、と書かれている。どうやら今までのテレパシーは一方通行だった模様。<br /> そして9月、屋敷の近くで黒コートの男たちを引き連れた子供に出会ったというところで日記は途切れている。<br /> 突然、背後で笑い声が上がった。いつ入ってきたのか長髪の男が座っている。バードマンと名乗る男に、両親を殺したのはお前かと尋ねるが、違うという。<br /> 「頭が痛ぇんだ…お前も同じだろ?おとなしくリリアって娘とコンタクトを取る方法を教えろ」<br /> それに衝撃波で答えると、「強情な奴だ」と言ってテレポートしまう。その後は庭の物置に向かうが、途中で何回かバードマンに襲われる。<br /><br /> 物置には見覚えのある人形が置かれている。思い出した記憶の中で、幼いリリアが持っていたものだ。<br /> 人形を持って外へ出るとテレパシーが送られてくる。<br /> (リオン、彼らが来る…私を探しているの。怖いわ)<br /> (心配しないで。僕が行く。奴らより先にボクが行く)<br /> 人形を持っているおかげでリリアにリオンの声が届き、リリアは泣き出してしまう。<br /> (ごめん、君のことよく思い出せないんだ。でも君はボクが守る。守らなくちゃいけないんだ)<br /> (パパが言った通りだわ。リオンは必ず会いに来るって。それまで諦めないで、置いてきた私の人形にテレパシーを送り続けなさいって)<br /> リリアはミケランジェロシティのバビロンホテルに居ると教えられるが、バードマンが邪魔しに来る。リオンが病院を抜け出してから今までずっと監視していたらしい。<br /> リリアの居場所を教えろと言われ、戦うことになる。<br /> バードマンは「自分に気をつけろ」と言って事切れる。<br /><br /> 「いつ逢えるかも知らずに汚れた人形に向かって、来る日も来る日もボクを呼び続けていた少女が居た。<br /> 彼女の頭の中には狂ったコンピュータを破壊するウイルスプログラムがあり、ボクの頭の中にはそれを取り出すプログラムが書き込まれているという。<br /> 両親は死に、今日はじめて出会った男をボクは殺した。<br /> 僕の心は恐怖でいっぱいだ…」<br /><br /></dd> <dt>281 :<a href="mailto:sage"><b>ガレリアンズ5</b></a>:2009/10/04(日) 10:39:56 ID:cDam3PZv0</dt> <dd>ガレリアンズの続きです。<br /><br /> STAGE-C バビロンホテル<br /><br /> バビロンホテルはいかにもスラムの安ホテルといった風情だった。<br /> フロントマンの脇にはボーイが控えているが、小柄で小太りと見覚えのある風貌をしている。<br /> フロントマンにリリアという女の子が泊まっていないか尋ねてみる。しかしそんな客は居ないらしい。<br /> とりあえずリリアを探して格部屋を廻ってみる。<br /><br /> このホテルの客はみんなイカレている。<br /> 泣き続ける女。マシンガンを横に酒に浸る男。爆弾を作り続ける男。どこから手に入れてきたのか、ドラッグや回復薬を提供してくれる男。<br /> 宗教家風の男に至っては「君の欲しいモノをあげるよ」と迫ってくる始末だ。鍵のかかった部屋をスキャンしてもリリアの泊まっている様子は無い。<br /> リオンが途方に暮れていたその時、ガレリアンの一人・リタがラビットと共にホテルに来る。<br /><br /> リリアを探しているうちにフロントマンの死体を発見する。さらにはボーイと、ルームキーと宿泊名簿が消えている。<br /> 以降は鍵のかかっていた部屋に入れるようになり、そのうち一箇所でリリアの手紙を見つける。<br /> 奴ら(ガレリアン?)の気配が近づいている。今までこの部屋でリオンを待っていたけどもう限界。テレパシーを送りたいがそれをスキャンされたら居場所を知られてしまうというようなこ<br /><br /> とが書いてある。<br /><br /> その後もマシンガン男のパシリに使われたり、宗教家に「君カワイイ顔してるね~」と抱き付かれたり、ラビットに待ち伏せされたりとロクな目にあわない。<br /> そんな彼らも一人ずつ殺されていく。いずれもボーイとラビットにやられたことがスキャンから分かる。<br /> 廊下でボーイに会うが、その姿を見たリオンは両親の死体を思い出す。そうだ、両親の死んだ場所をスキャンした時に見た少年だ!<br /> 少年はレインハートと名乗り、リオンに幻覚の炎を放ってくる。(やめて!)とリリアの声が響いてくるがレインハートは止まらない。<br /> 「人を殺したから何だって言うんだい?僕のママはとっても怖いんだ。ママの言うことは守らなくちゃいけないんだ!」<br /> しかしドロシーの(やめなさい!薬の時間です)というテレパシーを受け、途端に怯えだす。<br /> 「いやだ!薬はいやだ!だってまだ2時50分だよ!」と叫んで消えてしまう。<br /> その時リリアには彼の「悲しい心」が見えたらしい。<br /><br /> レインハートを追いかけて倒すと、死に際に記憶の一部を見せられる。<br /> レム医院長らしき人物に薬は嫌だと訴えているのだが、無視されてしまうという内容。<br /> 『僕が失敗したって、ママに言わないで!酷く叱られて、苦しい薬を飲まされるんだ。僕の中に獣が生まれて、本当の僕が食べられちゃうんだ!<br /> イヤだ、だってまだ2時50分だよ!薬の時間はまだだ!!』<br /> 「信じて…僕が殺したんじゃないんだ…僕の中の獣がやったんだ。僕が失敗したこと、ママには内緒だよ…」<br /><br /><br /></dd> <dt>282 :<a href="mailto:sage"><b>ガレリアンズ6</b></a>:2009/10/04(日) 10:42:33 ID:cDam3PZv0</dt> <dd>両親の仇を取ったのに、苦い気持ちになるリオン。それにしてもリリアはどこに行ってしまったんだろう?<br /> フロントでは住み込みの配管工(ホテル内で唯一生き残っている人)がホテルの図面を見ている。なんでも隣のレストランとボイラー室を共有しているせいで、配管がややこしくなっているとか。<br /> そのレストランはとっくに潰れているが、ボイラー室を通れば入れるらしい。もしやと思い向かってみる。<br /> はたしてリリアはそこに居た。彼女は父パスカーレの死を悟っていた。何度テレパシーで呼びかけても、返事を返してくれなくなったという。<br /> しかし喜びもつかの間、リタが現れる。<br /> 彼女はレインハートを弟として可愛がっていた。大事な弟だった、私の誇りだったのにと怒りをあらわに襲ってくる。<br /> リリアはリタの超能力をスキャンして妨害を試みるものの返り討ちにされて気絶、そのままリオンとリタの戦闘になる。<br /> 勝利するとリタは「あたしのための特別なクスリ」を使おうとする。自分からショートするつもりなのだ。<br /> 「ショートする瞬間はとっても気持ちイイってママが言ってたわ」<br /> リオンは君は狂っていると呟くが、「私達はみんなイカレてんのよ。自分で気づかないだけ」と言って注射を打ってしまう。<br /> 目覚めたリリアが叫ぶ中、リオンもショートに巻き込まれる。<br /><br /> 気が付くとリタと2人で雪の降る世界にいる。(リタの精神世界のようにも思えるが真相は不明)<br /> 私は自分の能力が大嫌い。だから終わりを望んでいたのに、いつも死に切れなかった。ママが神なら、神はなぜリオンにこんな過酷な運命を背負わせるのか…。<br /> 最初はリオンに嘆くように、最後は独り言のように語るリタ。そして頭がとても痛い、自分を壊してくれと懇願する。<br /> その願いを叶えるためにリオンはリタの頭に手をかざす。リリアはリタを殺さないでと叫ぶが、彼女を救うにはこうするしかない。それに、このままではリオンも危険なのだ。<br /><br /> 現実に戻ると泣いているリリアになぜそんな力を?と聞かれる。<br /> 病院で実験をされたからだと答えるが、リリアの頭だけに「信じちゃダメ」と死んだはずのリタの声が響く。<br /> もちろん遺体がしゃべるはずもなく、その場を後にしてドロシーの破壊に向かう。<br /><br /> 「笑いながらバードマンは死んだ。怯えながらレインハートは死んだ。そして、誰よりも自分を憎みながらリタは死んだ。<br /> 孤独と恐怖に苛まれながらクスリを打つ子供達。<br /> ガレリアンを産んだマザーコンピューター・ドロシーは、ウイルスプログラムの存在に怯えながら、全てのネットの集積するあの場所にいる。<br /> ミケランジェロシティにそびえる、冷たいマッシュルームタワーの中に…ボクはドロシーを破壊するだろう。<br /> シティの夜の影がどんな恐怖で心を満たしても、もうボクを止められるモノは何もない」<br /><br /></dd> <dt>283 :<a href="mailto:sage"><b>ガレリアンズ7</b></a>:2009/10/04(日) 10:46:26 ID:cDam3PZv0</dt> <dd>STAGE-D マッシュルームタワー<br /><br /> ドロシーはマッシュルームタワーの頂上・ゴッドハンドエリアと呼ばれる場所に置かれている。<br /> 内部のワープ装置を調べていると、リリアだけがどこかへ転送されてしまう。<br /> 合流するため、2人を交互に操作して仕掛けを解いていると死んだはずのガレリアン達に妨害される。<br /> まずはリリアがバードマンに羽交い絞めにされる。リリアは見知らぬ人物に戸惑うが、彼は実体ではなくテレパシーを利用した幻影だと看破。<br /> 心を閉ざすことで逃れる。こんなものが現れるということは、この塔にもガレリアンが居るということだ。<br /> 一方、リオンの許にもレインハートが現れる。レインハートはリオン自身が倒したので、あっさり幻影と見抜く。スキャンで術者を調べると見えたのはなぜかリオンの顔だった。<br /> 続いてリタの幻影。リオンを気遣うかのような言葉で揺さぶりをかけてくるが、ここまで来て惑わされるはずもない。別れを告げて彼女を消し去る。<br /><br /> 仕掛けを解いたら、リリアと合流してゴッドハンドエリアに入れる。<br /> 転送先でガレリアンが誕生したと思しきカプセルを発見。5つあるカプセルにはそれぞれガレリアンの名前が書かれている。<br /> シリウスファミリー:リタ、レインハート プロキオンファミリー:バードマン ペガサスファミリー:カイン<br /> ただし5つ目はペガサスファミリーと書かれているだけで名前が無い。<br /> 「それは君だよ、リオン」<br /> 振り返ると、リオンと瓜二つの少年が立っている。違うのは瞳の色くらい。<br /> カインと名乗る少年は、自分とリオンは兄弟だと告げる。<br /> 本物のリオンはミケランジェロ記念病院で死んだおり、ここにいるリオンはガレリアンの一人で、リオン・シュタイナーの記憶とウイルスの起動プログラムをコピーされた。<br /> そしてリリアを探させるために放たれたと言うのだ。<br /> ショックを受ける2人にカインは追い討ちをかける。<br /> 「本当に自分ひとりの力で病院を抜け出したと思っているのかい?どうして僕達と同じ力が備わっているのか、考えたことはないのかい?<br /> 君はリリアを探すために産まれ、僕は君を殺すために産まれた。僕達はママのために生きる。それが、ママの決めたファミリープログラムさ」<br /> リオンは動揺したままカインと戦う。倒れたカインはこれからどうするんだと聞いてくるが、すぐにそれを取り消す。<br /> 「僕の考えることじゃないね。子供は考え事をしちゃあいけないって、いつもママに叱られるんだ…」<br /><br /> リリアはこんなのは嘘だ、小さい頃一緒に遊んだことを覚えていると言うが、リオンの不安は拭えない。<br /> それでもリオンはドロシーの元に向かうことを決意する。<br /> 「行こう、リリア。ドロシーのところへ。ボクはママに会いに行く」<br /><br /> 「おかえり、リオン」<br /> 2人を出迎えたのは、真暗な部屋に浮かぶ女の顔。<br /> リリアを殺せと言う命令をリオンは拒絶する。ドロシーはメデューサのような禍々しい姿を晒して憤る。<br /> 私がリオンを作ったのに、なぜ神たる私に逆らうのか!<br /> 「誰がボクを産んだとしても、誰がボクを作ったとしても、ボクはボクだ!貴女の人形じゃない!」<br /> 貴方なんか産むんじゃなかったと怒るドロシー(パーツだけ)とラストバトル。<br /> 目玉みたいなラスボスを倒すとウイルスプログラムが発動。ドロシーはついに破壊され、マッシュルームタワーの天井ごと爆発する。<br /> 目的を果たしたリオンは崩れ落ちる。<br /> リリアはここから脱出しようと促すが、リオンは一人で逃げてくれ、自分はここで死ぬほうが良いといって動かない。<br /> 「もう疲れたんだ、リリア。そっとしておいてほしい…<br /> でもボクは、自分のことを『リオン』だと思うよ…」<br /> 「そうよ!あなたは世界でたった一人のリオンよ!だから、だから一緒に、…リオン?」<br /> 「ありがとうリリア。君に逢えて良かった…」<br /><br /> 目を閉じたリオンを抱えて呆然と空を見上げるリリア、天井に穴の開いたマッシュルームタワー、ミケランジェロシティの全景とカメラが引いていって、スタッフロール。<br /> ED分岐などは無し。<br /><br /></dd> <dt>284 :<a href="mailto:sage"><b>ガレリアンズ 蛇足</b></a>:2009/10/04(日) 10:48:33 ID:cDam3PZv0</dt> <dd>本編はこれでおしまい。読んでると分かると思いますが、けっこう謎な部分もあります。<br /> カプセルの「○○ファミリー」の意味とか。リタ&レインハート、カイン&リオンの関係から考えて、血縁関係とかそんな感じなんだろうけど…。<br /> あとこのカプセルによると全員に染色体異常がある模様。<br /> リオンの記憶をコピーしたのは、リリアの人の心を覘く能力で正体がバレるのを防ぐためかと。プログラムまで移した理由は不明。<br /> どうでもいいけどカイン君の服は体が夏になる人そっくり。<br /><br /> 他にも操作がバイオ式な上、ドラッグの入手数が少ないなど難易度高いゲームです。<br /> ただBGMは秀逸だし、世界設定など個人的には良作だと思います。<br /><br /><br /></dd> </dl>
<p><strong>ガレリアンズ</strong></p> <p>part47-249~253,281~284</p> <hr /> <dl> <dt>249 :<a href="mailto:sage"><b>ガレリアンズ1/5</b></a>:2009/10/02(金) 10:30:08 ID:mMISWj2I0</dt> <dd>PS作品のガレリアンズ投下します。<br /> キャッチコピーは「ボクは、初めて出会った男を破壊した」<br /> キャラデザ・声優陣が豪華なわりにあんまり話題にならなかった気がする。でも小説・OVA化もされてます。<br /> とりあえず世界観と人物の説明から。資料はゲーム本編と購入特典のヴィジュアルブックです。<br /> <br /> ■舞台→西暦2522年のミケランジェロシティ。<br /> マザーコンピュータ「ドロシー」が君臨する都市。なんとなくスチームパンクを思わせる風景。<br /> ドロシーの活動は人間のサポートというより支配に近いが、人々はそれを自覚していないという設定。<br /> <br /> ■登場人物(主人公サイド)<br /> キャラクターデザインは田島昭宇。<br /> <br /> リオン(声:石田彰)→主人公。14歳。名前以外の記憶が無く、失った記憶とテレパシーを送ってきた少女を探してさまよう。<br /> 記憶喪失の原因は、他の実験体の10倍ものドラッグを投与されて昏睡状態になったため、という資料を最初のステージで見られる。<br /> <br /> リリア(声:菊池志穂)→ヒロイン。14歳。テレパシーと人の心を読む超能力を持つ。<br /> 命を狙われているのが戦う手段を持たないため、リオンにテレパシーで助けを求めてくる。この子を見つけるのが当面の目的。<br /> <br /> ■ドロシーとガレリアン→ガレリアンはドロシーがクローニング技術を利用して作り出した存在。<br /> ドロシーを「ママ」と呼び、彼女の命令に忠実に従う。<br /> <br /> ドロシー(声:来宮良子)→シュタイナー博士・パスカーレ博士が共同開発した超世代コンピュータ。機械でありながら自ら成長する機能を持っている。<br /> 他のコンピュータを退けてミケランジェロシティのマザーコンピュータとなった。<br /> <br /> バードマン(声:子安武人)→ガレリアンの一人、18歳。裸オーバーオールのロン毛男。<br /> 重度のドラッグジャンキーで事あるごとに「頭が痛ぇんだよ」と口にする。瞬間移動と衝撃波の能力を持つ。<br /> <br /> レインハート(声:鈴村健一)→15歳。小柄で小太りな少年。臆病な性格。ある理由から時計にこだわる。幻覚と発火能力を持つ。<br /> <br /> リタ(声:今井由香)→17歳。露出の高いバーテンダーのような服を着た少女。感情の起伏が激しいが上の2人に比べるとかなりまとも。<br /> サイコキネシスで椅子やテーブルを投げつけて攻撃してくる。<br /> <br /> ラビット→個人名じゃなくて、ザコ敵の一種。ガレリアンズのプロトタイプらしい。ナイフで戦うタイプと超能力を使うタイプがいる。どっちもすごく気持ち悪い。<br /> <br /> ■超能力とドラッグ→超能力は一部の例外を除いて、ドラッグを注射しないと使えない。回復や能力強化ができる物(こっちはカプセルとか錠剤)もあるが、基本的に前者のこと。<br /> アンプルも注射器も馬鹿デカイ&首筋に撃つのでとても痛々しい。超能力用ドラッグは超能力を使うか歩き回ることで中毒度が上がり、最大になるとショートしてしまう。<br /> <br /> ■スキャン→リオンの超能力の一つ。物質に干渉できる能力。サイコメトリーで攻略ヒントを得るのが基本で、たまに鍵を開けられたりもする。<br /> リオンはドラッグなしで使えるが、それはこの能力を使うためのドラッグ「メラトロピン」をすでに大量投与されているかららしい。<br /> 大人ひどい。<br /> <br /> ■ショート→中毒度が最大のときに超能力を使うと、ショートと呼ばれる暴走状態に入る。近づくだけでザコ敵を倒せる(頭が吹っ飛ぶ)が、移動が遅くなる上にすごい勢いで体力が減る。<br /> ドラッグで治せるが、中毒度を上げるドラッグも存在する。<br /> <br /> 長文ごめんなさいorz<br /> 次から本編。やっぱり長文注意です。<br />  </dd> <dt>250 :<a href="mailto:sage"><b>ガレリアンズ2/5</b></a>:2009/10/02(金) 10:33:27 ID:mMISWj2I0</dt> <dd>STAGE-A ミケランジェロ記念病院<br /> <br /> 「ボクは時々、恐ろしい夢を見る…」<br /> <br /> ミケランジェロ記念病院の一室。<br /> 映し出されているのはベッドに拘束されているリオンと、それをモニターで見ている研究員。夢の中で夫婦らしき男女、少女の顔を見る。その映像に少女の声が重なる。<br /> (リオン…リオン…)<br /> 「君は誰だ?なぜボクを呼ぶんだ?」<br /> (彼らが来るわ…私を探しているの)<br /> うなされる彼の首にドラッグが打ち込まれる。痙攣を起こすが、モニターに背を向けた研究員は気づかない。<br /> 手首の拘束具のネジが緩んでいく…。<br /> <br /> 起き上がっててはみたものの、彼は記憶を失っていた。何故こんな場所にいるのか、これから何をすればいいのか、何一つ分からない。<br /> 覚えているのは自分の名前が「リオン」だということだけ。<br /> とりあえず扉に手をかざしてみたら、鍵が開いてしまった。<br /> 「ボクに何を注射した?ボクは何故こんなことが出来るんだ?」<br /> と隣室に居た研究員を問い詰めるが、自分は何も知らない、レム医院長の指示で「薬」を投与しただけだと言われる。奇妙な力を持たされた怒りのまま、リオンは研究員を破壊する。<br /> <br /> この病院で実験をされていたのはリオンだけではないようだ。<br /> 実験台などをスキャンすると、頭に器具を付けられ白目を剥いている子供、手を使わずに人形を動かす子供などが見られる。<br /> <br /> 院内をさまよううちに気になる新聞記事を見つける。<br /> 2522年10月10日ごろから、ドロシーの開発者であるシュタイナー博士とその妻エルザ、息子リオンの行方が分からないというもの。<br /> これより少し前から同じくドロシーの開発者であるカスパーレ博士と娘リリアが失踪しており、何か関連があるのではと警察は睨んでいるらしい。(ちなみにこの新聞の日付は2522年の10月20日。院内には同年の10月27日0時20分を指している時計がある)<br /> この後リオン・シュタイナーと書かれた写真・シュタイナー夫妻の写真を発見する。リオン・シュタイナーの写真の顔は、鏡に映ったボクの顔と同じだ。ボクはシュタイナー家からここに連れて来られたのだろうか?<br /> <br /> Gプロジェクトなる資料も発見できる。まとめるとこんな感じ。<br /> <br /> 2519年10月1日 プロジェクト開始。クローニング技術と遺伝子融合を利用し、労働力の確保と環境汚染に耐えうる遺伝子を模索するのが目的。<br /> 2519年10月15日 ラビットの生産開始。翌年5月29日より量産開始。<br /> 2520年6月29日 GALERIAN/TYPE-G001を本部へ移送。<br /> 2520年7月31日 新技術を投入した第二世代、GALERIAN-G005を生産。本部へ移送。 <br /> <br /> Gプロジェクトの片鱗は、病院内の至る所で見ることが出来る。胎児の入ったシリンダー。液体の中に浮かぶ無数の目玉。化け物じみた生命体まで作られている。<br /> <br /> そうこうしているうちに脱走が医院長にバレたり、例の女の子からからテレパシーが送られてきたりする。<br /> リオンからも呼びかけてみるが、「私を助けて」と言うだけで会話にならない。<br /> ラビットやら攻○機○隊に出てきそうなアームスーツやらを撃退しつつ院長室に到着するがレム医院長にビージェクト(ドラッグ注入用の銃型注射器)を突きつけられる。<br /> このレム医院長がGプロジェクトの中心人物。ドロシーの崇拝し、ドロシーの望みを叶えようとする彼にとっては、リオンも他の子供たちも実験動物に過ぎない。<br /> このクスリを撃てば確実にショートする、嫌ならもとの部屋に帰れと言われるがもちろん拒否。<br /> 超能力でビージェクトを弾き飛ばし、レム医院長も倒す。<br /> 医院長室のエレベータから脱出するが、それを監視カメラで見ている男が居た。<br /> <br /> 「ボクはミケランジェロ記念病院を脱出した。自分の名前以外、何一つ知らずに。手には家族の写真があった。<br /> 懐かしい気持ちでいっぱいになったが、次の瞬間にはまるで見知らぬ人達のようにも見えた。<br /> ボクはなぜここに居るのだろう?頭にモヤがかかったように何も思い出せない。<br /> ボクは一人ぼっちだった」<br />  </dd> <dt>251 :<a href="mailto:sage"><b>ガレリアンズ3</b></a>:2009/10/02(金) 10:52:12 ID:mMISWj2I0</dt> <dd>STAGE-B 生まれた家<br /> <br /> シュタイナー邸にやってきたリオン。家の規模は一般住宅というよりは豪邸だ。<br /> 玄関には鍵がかかっているので裏口に回ってみることにする。<br /> 裏口には車2台が停められる車庫と池がある。中には1台だけ車があり、隣のスペースから池に向かってタイヤの跡が続いている。<br /> まるで、車で池に飛び込んだみたいだ…。<br /> 車庫にあった車から鍵を見つけ、裏口から中に入る。<br /> ラビットの集団が家を取り囲んでいるとは気づかずに。<br /> <br /> 屋敷の中に人の気配は無く、代わりにラビットが闊歩している。<br /> このステージのラビットは二階の床(=一階の天井)突き破って出てきたり、扉開けたら待ち伏せしていたりとビックリ演出が多い。<br /> とくに前者は、床ブチ破ってくれたせいで通るたびに穴を飛び越えるハメになるのですごく迷惑。<br /> リビングルームにて家族の写真を発見。シュタイナー博士と妻のエルザ。真中にボクが写っている。<br /> やはりボクはリオン・シュタイナーなのだ!<br /> ここでリオンは記憶の一部を取り戻す。<br /> <br /> ソファに座るシュタイナー夫妻と、夜中なのかパジャマ姿のリオン。<br /> 「どうした、リオン。眠れないのか?」<br /> 「なんだか胸騒ぎがして…何か良くないことが起こるような気がする」<br /> 何か思い当たったように顔を伏せるエルザ。<br /> <br /> この後もいくつか記憶を取り戻す。<br /> <br /> キッチンの冷蔵庫に近づくと、過去の光景がフラッシュバックする。<br /> 冷蔵庫を開くと、中からエルザが倒れ出る。口には懐中時計が詰め込まれている。悲鳴を上げるリオン。<br /> 物置では父が血を吐いて倒れている。やはり腕には時計をしている。両親は殺されたのだ…。<br /> 洗面所をスキャンするとエルザが殺される瞬間の映像。小柄な少年が犯人らしい。<br /> <br /> 書斎では父とパスカーレ博士の会話を思い出す。<br /> 「パスカーレ…。最近黒いコートを来た不気味な奴らが家の周りをうろついている」<br /> 「このまま2人を一つのところに置いておくのは危険だ。私はリリアをつれてここを出て行くよ」<br /> 「長い間ありがとう」<br /> 「リリアを安全なところに隠したら、一度連絡する」<br /> 床で遊んでいる幼いリオンと、人形を抱えた少女。<br /> <br /> リオンの部屋のベッドをスキャンすると、両親の会話が見られる。<br /> 頭に包帯を巻いた幼いリオンがベッドに寝ている。どうやら高熱を出したまま下がらないらしい。不安がるエルザを、シュタイナー博士が朝には下がるとなだめる。<br /> 他に安全な隠し場所が見つからなかったのだ、赦してくれと意識の無いリオンに語りかける。<br /> そして成長したリオンの記憶。<br /> ベッドで眠っていたリオンは、何かに気づいて目覚める。<br /> 黒いコートを着た男(超能力タイプのラビット)が部屋に入ってくるが、リオンの姿は消えている。(ベッドの傍にリビングに降りる梯子が隠されているので、多分ここから逃げた。その後キッチンと物置で両親の遺体を発見したと思われます)<br /> <br /> その後、書庫の隠し部屋を発見。シュタイナー博士からリオンに宛てたメッセージが残されている。<br />  </dd> <dt>252 :<a href="mailto:sage"><b>ガレリアンズ4</b></a>:2009/10/02(金) 10:54:26 ID:mMISWj2I0</dt> <dd>七年前、シュタイナー博士とパスカーレ博士は画期的な新世代コンピュータを完成させた。<br /> ドロシーと名づけられたこのコンピュータは優れた判断力と自己修復機能を備え、新しい細胞回路を増設して古いシステム核を廃棄することにより成長していく。<br /> 彼女はミケランジェロシティのマザーコンピュータとなるが、やがて人間にとっては危険な考えを持つようになる。<br /> <br /> なぜ人間という劣悪なシステムを廃棄してはならないのか?<br /> なぜ人間同士は殺し合いをするのに、自分は人間を殺してはならないのか?<br /> <br /> シュタイナー博士は神の存在によって、この思想を押さえ込もうとした。<br /> 人間は神に逆らうことが出来ない。誰しも神の定めた運命に従って生きている。<br /> 神とはすなわち創造主のことであり、ドロシーにとって人間こそが神なのだから、人間に逆らってはならないと教えたのだ。<br /> ドロシーは納得したと見せかけ、密かに神の存在のシュミレートを始めた。<br /> 幾度もシュミレートした結果、彼女は「ファミリープログラム」を実行に移す。<br /> その内容は、ミケランジェロ記念病院を利用して超能力を持った新人類「ガレリアン」、決して自分に逆らわない存在を創造すること。<br /> レム医院長のGプロジェクトは、このガレリアンを作るためのものだった。<br /> ドロシーは自分が神になろうとしているのだ。<br /> いずれ人間にも危機が及ぶだろうと考えたシュタイナーとパスカーレは、ドロシーの暴走に備えて2つのプログラムを用意した。<br /> そして何より安全な隠し場所として、ドロシーを破壊するウイルスプログラムをリリアの脳に、その起動プラグラムをリオンの脳に書き込んだ。<br /> これが5年前の出来事だという。<br /> 『愛する息子よ。人を救ってくれ…』<br /> <br /> 子供に尻拭いさせるなよ……というプレイヤーのツッコミは置いておいて、リオンは裏口の池へ向かう。<br /> 池に超能力を使うと、車が浮かび上がってきて、運転席からパスカーレ博士の遺体を発見する。<br /> <br /> もう一つの隠し部屋で、今度はパスカーレ博士の日記を見つける。<br /> 6月9日、リリアからある秘密を打ち明けられた。5年前のウイルスプログラムを書き込まれて以来テレパシーが使えるようになったのだという。<br /> 8月に入ってから黒いコートの男たちの監視を受けるようになり、同月末にリリアを非難させた。彼女とテレパシーで連絡を取るには、彼女が心を開く物を手に取るしかない、と書かれている。どうやら今までのテレパシーは一方通行だった模様。<br /> そして9月、屋敷の近くで黒コートの男たちを引き連れた子供に出会ったというところで日記は途切れている。<br /> 突然、背後で笑い声が上がった。いつ入ってきたのか長髪の男が座っている。バードマンと名乗る男に、両親を殺したのはお前かと尋ねるが、違うという。<br /> 「頭が痛ぇんだ…お前も同じだろ?おとなしくリリアって娘とコンタクトを取る方法を教えろ」<br /> それに衝撃波で答えると、「強情な奴だ」と言ってテレポートしまう。その後は庭の物置に向かうが、途中で何回かバードマンに襲われる。<br /> <br /> 物置には見覚えのある人形が置かれている。思い出した記憶の中で、幼いリリアが持っていたものだ。<br /> 人形を持って外へ出るとテレパシーが送られてくる。<br /> (リオン、彼らが来る…私を探しているの。怖いわ)<br /> (心配しないで。僕が行く。奴らより先にボクが行く)<br /> 人形を持っているおかげでリリアにリオンの声が届き、リリアは泣き出してしまう。<br /> (ごめん、君のことよく思い出せないんだ。でも君はボクが守る。守らなくちゃいけないんだ)<br /> (パパが言った通りだわ。リオンは必ず会いに来るって。それまで諦めないで、置いてきた私の人形にテレパシーを送り続けなさいって)<br /> リリアはミケランジェロシティのバビロンホテルに居ると教えられるが、バードマンが邪魔しに来る。リオンが病院を抜け出してから今までずっと監視していたらしい。<br /> リリアの居場所を教えろと言われ、戦うことになる。<br /> バードマンは「自分に気をつけろ」と言って事切れる。<br /> <br /> 「いつ逢えるかも知らずに汚れた人形に向かって、来る日も来る日もボクを呼び続けていた少女が居た。<br /> 彼女の頭の中には狂ったコンピュータを破壊するウイルスプログラムがあり、ボクの頭の中にはそれを取り出すプログラムが書き込まれているという。<br /> 両親は死に、今日はじめて出会った男をボクは殺した。<br /> 僕の心は恐怖でいっぱいだ…」<br />  </dd> <dt>281 :<a href="mailto:sage"><b>ガレリアンズ5</b></a>:2009/10/04(日) 10:39:56 ID:cDam3PZv0</dt> <dd>ガレリアンズの続きです。<br /> <br /> STAGE-C バビロンホテル<br /> <br /> バビロンホテルはいかにもスラムの安ホテルといった風情だった。<br /> フロントマンの脇にはボーイが控えているが、小柄で小太りと見覚えのある風貌をしている。<br /> フロントマンにリリアという女の子が泊まっていないか尋ねてみる。しかしそんな客は居ないらしい。<br /> とりあえずリリアを探して格部屋を廻ってみる。<br /> <br /> このホテルの客はみんなイカレている。<br /> 泣き続ける女。マシンガンを横に酒に浸る男。爆弾を作り続ける男。どこから手に入れてきたのか、ドラッグや回復薬を提供してくれる男。<br /> 宗教家風の男に至っては「君の欲しいモノをあげるよ」と迫ってくる始末だ。鍵のかかった部屋をスキャンしてもリリアの泊まっている様子は無い。<br /> リオンが途方に暮れていたその時、ガレリアンの一人・リタがラビットと共にホテルに来る。<br /> <br /> リリアを探しているうちにフロントマンの死体を発見する。さらにはボーイと、ルームキーと宿泊名簿が消えている。<br /> 以降は鍵のかかっていた部屋に入れるようになり、そのうち一箇所でリリアの手紙を見つける。<br /> 奴ら(ガレリアン?)の気配が近づいている。今までこの部屋でリオンを待っていたけどもう限界。テレパシーを送りたいがそれをスキャンされたら居場所を知られてしまうというようなこ<br /> <br /> とが書いてある。<br /> <br /> その後もマシンガン男のパシリに使われたり、宗教家に「君カワイイ顔してるね~」と抱き付かれたり、ラビットに待ち伏せされたりとロクな目にあわない。<br /> そんな彼らも一人ずつ殺されていく。いずれもボーイとラビットにやられたことがスキャンから分かる。<br /> 廊下でボーイに会うが、その姿を見たリオンは両親の死体を思い出す。そうだ、両親の死んだ場所をスキャンした時に見た少年だ!<br /> 少年はレインハートと名乗り、リオンに幻覚の炎を放ってくる。(やめて!)とリリアの声が響いてくるがレインハートは止まらない。<br /> 「人を殺したから何だって言うんだい?僕のママはとっても怖いんだ。ママの言うことは守らなくちゃいけないんだ!」<br /> しかしドロシーの(やめなさい!薬の時間です)というテレパシーを受け、途端に怯えだす。<br /> 「いやだ!薬はいやだ!だってまだ2時50分だよ!」と叫んで消えてしまう。<br /> その時リリアには彼の「悲しい心」が見えたらしい。<br /> <br /> レインハートを追いかけて倒すと、死に際に記憶の一部を見せられる。<br /> レム医院長らしき人物に薬は嫌だと訴えているのだが、無視されてしまうという内容。<br /> 『僕が失敗したって、ママに言わないで!酷く叱られて、苦しい薬を飲まされるんだ。僕の中に獣が生まれて、本当の僕が食べられちゃうんだ!<br /> イヤだ、だってまだ2時50分だよ!薬の時間はまだだ!!』<br /> 「信じて…僕が殺したんじゃないんだ…僕の中の獣がやったんだ。僕が失敗したこと、ママには内緒だよ…」<br /> <br />  </dd> <dt>282 :<a href="mailto:sage"><b>ガレリアンズ6</b></a>:2009/10/04(日) 10:42:33 ID:cDam3PZv0</dt> <dd>両親の仇を取ったのに、苦い気持ちになるリオン。それにしてもリリアはどこに行ってしまったんだろう?<br /> フロントでは住み込みの配管工(ホテル内で唯一生き残っている人)がホテルの図面を見ている。なんでも隣のレストランとボイラー室を共有しているせいで、配管がややこしくなっているとか。<br /> そのレストランはとっくに潰れているが、ボイラー室を通れば入れるらしい。もしやと思い向かってみる。<br /> はたしてリリアはそこに居た。彼女は父パスカーレの死を悟っていた。何度テレパシーで呼びかけても、返事を返してくれなくなったという。<br /> しかし喜びもつかの間、リタが現れる。<br /> 彼女はレインハートを弟として可愛がっていた。大事な弟だった、私の誇りだったのにと怒りをあらわに襲ってくる。<br /> リリアはリタの超能力をスキャンして妨害を試みるものの返り討ちにされて気絶、そのままリオンとリタの戦闘になる。<br /> 勝利するとリタは「あたしのための特別なクスリ」を使おうとする。自分からショートするつもりなのだ。<br /> 「ショートする瞬間はとっても気持ちイイってママが言ってたわ」<br /> リオンは君は狂っていると呟くが、「私達はみんなイカレてんのよ。自分で気づかないだけ」と言って注射を打ってしまう。<br /> 目覚めたリリアが叫ぶ中、リオンもショートに巻き込まれる。<br /> <br /> 気が付くとリタと2人で雪の降る世界にいる。(リタの精神世界のようにも思えるが真相は不明)<br /> 私は自分の能力が大嫌い。だから終わりを望んでいたのに、いつも死に切れなかった。ママが神なら、神はなぜリオンにこんな過酷な運命を背負わせるのか…。<br /> 最初はリオンに嘆くように、最後は独り言のように語るリタ。そして頭がとても痛い、自分を壊してくれと懇願する。<br /> その願いを叶えるためにリオンはリタの頭に手をかざす。リリアはリタを殺さないでと叫ぶが、彼女を救うにはこうするしかない。それに、このままではリオンも危険なのだ。<br /> <br /> 現実に戻ると泣いているリリアになぜそんな力を?と聞かれる。<br /> 病院で実験をされたからだと答えるが、リリアの頭だけに「信じちゃダメ」と死んだはずのリタの声が響く。<br /> もちろん遺体がしゃべるはずもなく、その場を後にしてドロシーの破壊に向かう。<br /> <br /> 「笑いながらバードマンは死んだ。怯えながらレインハートは死んだ。そして、誰よりも自分を憎みながらリタは死んだ。<br /> 孤独と恐怖に苛まれながらクスリを打つ子供達。<br /> ガレリアンを産んだマザーコンピューター・ドロシーは、ウイルスプログラムの存在に怯えながら、全てのネットの集積するあの場所にいる。<br /> ミケランジェロシティにそびえる、冷たいマッシュルームタワーの中に…ボクはドロシーを破壊するだろう。<br /> シティの夜の影がどんな恐怖で心を満たしても、もうボクを止められるモノは何もない」<br />  </dd> <dt>283 :<a href="mailto:sage"><b>ガレリアンズ7</b></a>:2009/10/04(日) 10:46:26 ID:cDam3PZv0</dt> <dd>STAGE-D マッシュルームタワー<br /> <br /> ドロシーはマッシュルームタワーの頂上・ゴッドハンドエリアと呼ばれる場所に置かれている。<br /> 内部のワープ装置を調べていると、リリアだけがどこかへ転送されてしまう。<br /> 合流するため、2人を交互に操作して仕掛けを解いていると死んだはずのガレリアン達に妨害される。<br /> まずはリリアがバードマンに羽交い絞めにされる。リリアは見知らぬ人物に戸惑うが、彼は実体ではなくテレパシーを利用した幻影だと看破。<br /> 心を閉ざすことで逃れる。こんなものが現れるということは、この塔にもガレリアンが居るということだ。<br /> 一方、リオンの許にもレインハートが現れる。レインハートはリオン自身が倒したので、あっさり幻影と見抜く。スキャンで術者を調べると見えたのはなぜかリオンの顔だった。<br /> 続いてリタの幻影。リオンを気遣うかのような言葉で揺さぶりをかけてくるが、ここまで来て惑わされるはずもない。別れを告げて彼女を消し去る。<br /> <br /> 仕掛けを解いたら、リリアと合流してゴッドハンドエリアに入れる。<br /> 転送先でガレリアンが誕生したと思しきカプセルを発見。5つあるカプセルにはそれぞれガレリアンの名前が書かれている。<br /> シリウスファミリー:リタ、レインハート プロキオンファミリー:バードマン ペガサスファミリー:カイン<br /> ただし5つ目はペガサスファミリーと書かれているだけで名前が無い。<br /> 「それは君だよ、リオン」<br /> 振り返ると、リオンと瓜二つの少年が立っている。違うのは瞳の色くらい。<br /> カインと名乗る少年は、自分とリオンは兄弟だと告げる。<br /> 本物のリオンはミケランジェロ記念病院で死んだおり、ここにいるリオンはガレリアンの一人で、リオン・シュタイナーの記憶とウイルスの起動プログラムをコピーされた。<br /> そしてリリアを探させるために放たれたと言うのだ。<br /> ショックを受ける2人にカインは追い討ちをかける。<br /> 「本当に自分ひとりの力で病院を抜け出したと思っているのかい?どうして僕達と同じ力が備わっているのか、考えたことはないのかい?<br /> 君はリリアを探すために産まれ、僕は君を殺すために産まれた。僕達はママのために生きる。それが、ママの決めたファミリープログラムさ」<br /> リオンは動揺したままカインと戦う。倒れたカインはこれからどうするんだと聞いてくるが、すぐにそれを取り消す。<br /> 「僕の考えることじゃないね。子供は考え事をしちゃあいけないって、いつもママに叱られるんだ…」<br /> <br /> リリアはこんなのは嘘だ、小さい頃一緒に遊んだことを覚えていると言うが、リオンの不安は拭えない。<br /> それでもリオンはドロシーの元に向かうことを決意する。<br /> 「行こう、リリア。ドロシーのところへ。ボクはママに会いに行く」<br /> <br /> 「おかえり、リオン」<br /> 2人を出迎えたのは、真暗な部屋に浮かぶ女の顔。<br /> リリアを殺せと言う命令をリオンは拒絶する。ドロシーはメデューサのような禍々しい姿を晒して憤る。<br /> 私がリオンを作ったのに、なぜ神たる私に逆らうのか!<br /> 「誰がボクを産んだとしても、誰がボクを作ったとしても、ボクはボクだ!貴女の人形じゃない!」<br /> 貴方なんか産むんじゃなかったと怒るドロシー(パーツだけ)とラストバトル。<br /> 目玉みたいなラスボスを倒すとウイルスプログラムが発動。ドロシーはついに破壊され、マッシュルームタワーの天井ごと爆発する。<br /> 目的を果たしたリオンは崩れ落ちる。<br /> リリアはここから脱出しようと促すが、リオンは一人で逃げてくれ、自分はここで死ぬほうが良いといって動かない。<br /> 「もう疲れたんだ、リリア。そっとしておいてほしい…<br /> でもボクは、自分のことを『リオン』だと思うよ…」<br /> 「そうよ!あなたは世界でたった一人のリオンよ!だから、だから一緒に、…リオン?」<br /> 「ありがとうリリア。君に逢えて良かった…」<br /> <br /> 目を閉じたリオンを抱えて呆然と空を見上げるリリア、天井に穴の開いたマッシュルームタワー、ミケランジェロシティの全景とカメラが引いていって、スタッフロール。<br /> ED分岐などは無し。<br />  </dd> <dt>284 :<a href="mailto:sage"><b>ガレリアンズ 蛇足</b></a>:2009/10/04(日) 10:48:33 ID:cDam3PZv0</dt> <dd>本編はこれでおしまい。読んでると分かると思いますが、けっこう謎な部分もあります。<br /> カプセルの「○○ファミリー」の意味とか。リタ&レインハート、カイン&リオンの関係から考えて、血縁関係とかそんな感じなんだろうけど…。<br /> あとこのカプセルによると全員に染色体異常がある模様。<br /> リオンの記憶をコピーしたのは、リリアの人の心を覘く能力で正体がバレるのを防ぐためかと。プログラムまで移した理由は不明。<br /> どうでもいいけどカイン君の服は体が夏になる人そっくり。<br /> <br /> 他にも操作がバイオ式な上、ドラッグの入手数が少ないなど難易度高いゲームです。<br /> ただBGMは秀逸だし、世界設定など個人的には良作だと思います。<br /> <br />  </dd> </dl>

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