ファイナルファンタジーXI、ファイナルファンタジーXI ジラートの幻影

「ファイナルファンタジーXI、ファイナルファンタジーXI ジラートの幻影」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ファイナルファンタジーXI、ファイナルファンタジーXI ジラートの幻影」(2012/01/09 (月) 20:17:16) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

<p><strong>ファイナルファンタジーXI、ファイナルファンタジーXI ジラートの幻影</strong></p> <p>part1-261:「闇の王」に関する話から「ジラートの幻影」の冒頭までの要約</p> <p>part1-371,384,433:「ジラートの幻影」(途中まで)の要約</p> <p>part3-627~629:「闇の王」「ジラートの幻影」の要約</p> <p>part12-89~100,125~133:「前史と世界観」「闇の王」「ジラートの幻影」の詳細なまとめ</p> <p>part59-412~433:ウィンダス連邦に関するミッション</p> <hr /><dl><dt><a>261</a>名前:<b><a href="mailto:sage"><font size="+0">名無しさん@お腹いっぱい。</font></a></b>投稿日:03/11/19 01:17 ID:GL9BL9Ay</dt> <dd>かつて、神々の楽園に入ろうと試み神の怒りにより滅んだ古代人、ジラート。<br /> そしてその荒廃した世界に悲しんだ女神アルタナがこぼした5つの涙より5つの種族が生まれた。<br /> しかし、男神プロマシアの呪いにより、5つの種族は互いに争いあうようになってしまった。<br /> またプロマシアは人々に敵対する新たな種族を創造する。「獣人」である。<br /><br /> そして現在、ヴァナディールには4つの国が存在していた。<br /> 魔道の力に優れるタルタル族と南の大陸エルシモ島に住むミスラ族のウィンダス連邦。<br /> 誇り高きエルヴァーン族のサンドリア王国。<br /> 「人間」と共通点の多いヒューム族と巨大な体躯を力を誇るガルカ族のバストゥーク共和国<br /> そして謎の多いジュノ大公が興した国、ジュノ大公国。<br /><br /> そんな中、極寒の地バルトニアに「闇の王」と名乗るものが現れた。<br /> 闇の王は各地の獣人たちをまとめ上げ、襲いかかってきた。<br /> 対する各国は当初、苦戦を強いられたものの、ジュノ大公の提唱により「アルタナ連合軍」を結成、<br /> 闇の王の軍勢を北方のズヴァール城にて討ち取る事に成功する。<br /> 後に「クリスタル戦争」と呼ばれる戦いである。<br /><br /> その後、各国の交流は活発となり、世界中を旅する「冒険者」と呼ばれる者たちが多数現れる。<br /> 冒険者達は冒険の中で本来あまり知能に優れていない獣人達が組織的な行動を起こしている事や<br /> 獣人達が自らでは開発しえない兵器を用いている事など、黒幕的存在がいる事に気づき始める。<br /><br /> そしてその正体は北のズヴァール城にて復活を遂げた「闇の王」であった。<br /> 冒険者達は死闘の末、闇の王を打ち破ることに成功する。<br /> 闇の王の正体はかつてミスリル銃子隊としてズヴァール探索に赴いたガルカの戦士、ラオグリム。<br /> ラオグリムは語る「俺は仲間に裏切られ、憎しみの化身、闇の王となった」と…<br /><br /> そんな中、ジュノ大公であるカムラナートが突如姿を消す。<br /> 探索を続ける冒険者は古代の民の意識体であるというグラビトン・ベリサーチ(トンべリ)なる人物より<br /> 「ジュノ大公達は古代ジラート人の王子であり、神の扉を再び開こうとしている」なる情報を得る。<br /><br /> ここまでやって引退した… 続きが知りたい(´д`)<br /><br /><a name="a262"></a></dd> </dl><hr /><dl><dt><a>371</a>名前:<b><a href="mailto:sage"><font size="+0">攻略さん ◆TMvq.rbHAM</font></a></b>投稿日:03/11/20 18:03 ID:FZvdpNuQ</dt> <dd>FF11ジラードの幻影編<br /><br /> 冒険者(プレイヤー)たちは、くギルガメッシュとカザム族長に会い、ジラードの謎を解明するよう頼まれる(たしか)。<br /> かつてギルガメッシュが出会ったという不思議な老人を求めてウガレピ寺院と怨念洞を訪れる冒険者たち。<br /> そこで待ち受けていたのは、3匹のトンベリだった。なんとか倒すことに成功すると、不思議な老人が出現する。<br /><br /> 老人の口から開かされる真実。このトンベリたちは、怨念によって姿変わり果てたかつてのジラードの民。<br /> そして、ジラードの民の王子であるカムラナートとエルドナージュ兄弟がクリスタルの力を使って、<br /> 人間たちを新らしい世界へと導く「神の扉計画」を再び実行しようとしていることを。<br /><br /> 計画を阻止すべく古代碑を巡礼し、古代神殿の廃墟へと向った。<br /> そこで出会ったジラードの民の亡霊(?)から更なる真実を聞かされる。それは、<br /> ①ゲートクリスタルのある遺跡(ホラ・デム・メア)がクリスタルエネルギーを集めるためのものであること(記憶曖昧です)。<br /> ②さらに、各地に存在する遺跡と同じ材質(サーメット)で出来た白い建築物(通称骨山)が、<br />  遺跡で集めたエネルギーをデルクフの塔へと送るためのクリスタルラインであること。<br /> ③それらは、神の扉計画のためにジラードの民が過去に建築したということ。<br /> ④そして、神の扉計画がデルクフの塔に集めたエネルギーで神の扉があるトゥーリアを浮上させる必要があること。<br /> ⑤すでにジラード兄弟の手により浮上は始まっていること(ここも曖昧です)。<br /> だった。早速、トゥーリアの浮上を阻止すべくデルクフの塔へ向かう冒険者たち。<br /><br /> そこで待ち受けていたのはジラード兄弟のカムラナートだった。<br /> 辛くもカムラナートを倒すことに成功したが、そこでエルドナージュが登場。<br /> エルドナージュは実の弟であるカムラナートに用済み宣言。<br /> シモベであるアークエンジェル(クリスタルの戦士)の5人によりトドメをささせてしまった。<br /> そしてエルドナージュの手により浮上するトゥーリア。<br /><br /> 冒険者一行は、エルドナージュの野望を阻止すべくトゥーリアへの行き方を探した。<br /> ギルガメッシュの助言を経て、青水晶を入手、神の間を通ってトゥーリアへと向かった。<br /> トゥーリアで待ち受けていたのは、エルドナージュのシモベ、アークエンジェルの5人。<br /> これも撃破することに成功した主人公たちはエルドナージュの元へと向かうのだが・・・。<br /><br /><br /> この後、宿命の座でエルドナージュを倒すとジラード編完了なのですが、<br /> 私はここまでしかプレイしてませんので分かりません(´・ω・`)<br /> 分かる人いたら補完お願いします。<br /><br /><a name="a372"></a></dd> <dt><a>384</a>名前:<b><a href="mailto:sage"><font size="+0">名無しさん@お腹いっぱい。</font></a></b>投稿日:03/11/20 20:20 ID:YE97pRx2</dt> <dd><a href="http://www.geocities.co.jp/Playtown-Knight/9303/menu.htm">http://www.geocities.co.jp/Playtown-Knight/9303/menu.htm</a><br /> FF11なら一応まとめ(?)サイトとかあった気がする。<br /> 登場キャラと世界観掴めば楽しめなくもないんじゃない?<br /><br /><br /><a name="a385"></a></dd> <dt><a>433</a>名前:<b><font size="+0">名無しさん@お腹いっぱい。</font></b>投稿日:03/11/21 15:53 ID:vBA43fo6</dt> <dd>&gt;384<br /> そのページは更新が止まってるので、こっちの方がいいと思う。<br /> FF11の世界設定を語ろう<br /><a href="http://tamtamtam.hp.infoseek.co.jp/">ttp://tamtamtam.hp.infoseek.co.jp/</a><br /><br /><hr /></dd> <dt>627 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font>:04/02/22 10:03 ID:3JLmoxaY</dt> <dd>FF11全ストーリー要約(含ジラート以前)<br /><br /> かつてジラートと呼ばれる古代文明がヴァナ・ディールの地を席巻していた。<br /> ある時ジラートの兄弟王子の兄がクリスタルの力に触れ<br /> 神々の住まう地「真世界」のヴィジョンを見た。<br /> 魔力の強かった兄王子をアンテナにしてそのヴィジョンを共有したジラート人たちは<br /> 大地深くに眠るといわれる5つの巨大クリスタルの力を汲み上げ、<br /> 「神の扉」浮島トゥー・リアに収束し「真世界」への道を開く計画を実行に移す。<br /> しかし、ジラート人の一部、クリュー人はその計画がもたらすだろう<br /> ヴァナ・ディールの崩壊を防ぐため、クリスタルの力を暴走させ阻止する。<br /> だが、その結果ジラートは滅亡し兄弟王子は生き残ったものの<br /> トゥー・リア制御装置の役割を帯びたデルクフの塔深くに眠ることとなった。<br /><br /><br /> 一万年の時が過ぎた。<br /> 5つの巨大クリスタルの暴走は生き残ったジラートの民に影響を与え<br /> 各々のクリスタルが有する特性を基に5つの種族にその姿をかえさせていった。<br /> またそれと共に5種族は心の内面に抱えた闇を増幅させることとなった。<br /> 現在ではエルヴァーン族の「サンドリア王国」<br /> ヒューム族とガルカ族の「バストゥーク共和国」<br /> タルタル族とミスラ族の「ウィンダス連邦」<br /> の三国と三者の中間に位置する「ジュノ大公国」でヴァナ・ディールの地は成り立っていた<br /><br /></dd> <dt>628 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font>:04/02/22 10:05 ID:3JLmoxaY</dt> <dd>30年前、北方の地ザルカバードの地下に眠る巨大な力の調査が3カ国合同で行われた。<br /> その際、種族の確執に端を欲した事件が発生する。<br /> 調査隊のガルカ族、その種族の記憶を語り継ぐラオグリムがヒューム族に殺害されたのだ。<br /> だが、死に際し巨大なクレバスに落ちたことで地下に眠る力…<br /> ジラート人が利用したクリスタルの力に触れ、その憎しみを触媒として<br /> 彼は新たな命を手に入れた。即ちヴァナ・ディールにおける恐怖の象徴、「闇の王」の誕生である。<br /> 「闇の王」は獣人たちを恐怖によって取り込み、後に「クリスタル戦争」と呼ばれる<br /> 凄惨な戦争を四カ国を相手取り起こすが、<br /> 結局20年前にガルカ族の暗黒騎士、ヒューム族の戦士をはじめとする混成部隊に敗れた。<br /> (小競り合いを続けていた三カ国をまとめたのはジュノ大公国によるところが大きかった。)<br /> しかし、これこそがヴァナディールの真の危機の始まりであった。<br /> ラオグリムが闇の王となった時、クリスタルのエネルギーにノイズが生じ<br /> ジラートの兄弟王子が一万年の眠りより目覚めたのである。<br /><br /><br /></dd> <dt>629 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font>:04/02/22 10:07 ID:3JLmoxaY</dt> <dd>そして現在…世は冒険者の時代。<br /> 三国のうち一国に所属する主人公は、所属国のさまざまな依頼にこたえていく最中<br /> 闇の王の復活を察知し、復活の場に赴きクリスタルの力から開放しラオグリムを正気に戻す。<br /> だが、それが結局はクリスタルのノイズを消失せしめる結果を生じさせ<br /> 既に蘇っていたジラートの兄弟王子にして現ジュノ大公とその兄弟による<br /> 真世界に至る計画を復活させることとなる。<br /> 真相を知った主人公は制御装置たるデルクフの塔で、兄弟王子の弟「カムラナート」を葬るが<br /> 兄王子「エルドナーシュ」によって神の扉、トゥー・リアは再び蘇ってしまう。<br /> 計画を阻止するためトゥー・リアに乗り込み、<br /> エルドナーシュの放った、現行人類より遥かに強いクリスタルの影響を受けた5種族の戦士こと、<br /> 「クリスタルの戦士」を撃破し、エルドナーシュに挑む主人公達。<br /> 激闘の末エルドナーシュを倒したものの、彼は最期にこのヴァナ・ディールを道連れにしようと<br /> 一万年前と同様クリスタルの力を収束、暴走させようと試みる。<br /> しかしそこに志を同じくする女冒険者ライオンが自らの身体をノイズとして投げ出し<br /> すんでのところで暴走は回避される。<br /> なおも諦めないエルドナーシュだったが、<br /> そこに現れたヴァナ・ディールの女神を信奉する古の巫女イブノイルの言葉に諭され消滅していく。<br /><br /><br /> ヴァナ・ディールの地はこうして歴史には現れない、一握りの冒険者達によって救われた。<br /> しかし楽園を求めるものがいる限り、運命の歯車は回り続ける…<br /><br /><br /><hr /></dd> <dt>89 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 冒険の前史と基本的な世界観</a></b></font>:05/02/05 22:41:15 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>暁の女神アルタナの造りし世界、ヴァナ・ディール。<br /> その中央に位置する2つの大陸に住まう人間たちは、大別して5種族。<br /> 長身痩躯の森の民エルヴァーン。子供のような外見の知の民タルタル。<br /> 南方からやってきた猫のような狩りの民ミスラ。頑健で武骨な力の民ガルカ。<br /> そして地球の人間に一番近い容姿をした、好奇心旺盛なヒューム。<br /> 彼らは3国に分かれ、覇を競っていた。<br /> クォン大陸北方に位置するエルヴァーン騎士たちの王国、サンドリア。<br /> 鉱山開発を基盤に新興したヒュームの工業国、バストゥーク共和国。<br /> ミンダルシア南方のステップ地帯に位置するタルタルたちの連邦、ウィンダス。<br /><br /> また、彼ら人間と対になる存在が「獣人」だ。<br /> サンドリアと長らく対立している、力のみを信奉する戦の民・オーク帝国。<br /> 鉱山を巡りバストゥークと宿敵関係にある、亀のようなクゥダフ軍団。<br /> ウィンダスといびつな「友好」関係にある、狡猾な烏天狗ヤグード教団。<br /> 定住を嫌い行商や野盗、傭兵業で生計を立てる異色の獣人、ゴブリン族。<br /> 彼らは人間と衝突を繰り返してきたが、人間の優勢は疑いようもなかった。<br /> その勢力図を一変させたのが、「闇の王」の出現である。<br /> 闇の血族デーモンを従え突如ヴァナ・ディールに現れた闇の王は、<br /> それまでいがみ合っていた獣人たちを力と恐怖で糾合、人間根絶ののろしを上げた。<br /> まとまりを欠く人間3国は獣人連合の大軍に各個蹂躙され、窮地に追い込まれる。<br /> そこに登場したのが中立の新興国家、ジュノ大公国だった。<br /> 大公カムラナートによる仲介で3国は手を結び、アルタナ連合を立ち上げ<br /> 総反撃に出た。後に言う大戦=「クリスタル戦争」である。<br /><br /></dd> <dt>90 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 前史と世界観~オープニングムービー</a></b></font>:05/02/05 22:42:50 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>大戦末期。タブナジア侯国の侯都に向かう隊列の中に、少年と姉は居た。<br /> 兵士達に護られる、民間人達が列をなして堅牢な侯都の城壁の中へと入っていく。<br /> だが、夜の訪れとともに不安が忍び寄る。飛来する火矢。火を吹く攻城兵器。<br /> 獣人の軍勢が大挙して押し寄せたのだ。果敢に反撃する侯都の連合軍。<br /> 幼子のようなタルタルたちが詠唱した大魔法が敵陣のさなかに炸裂し、<br /> エルヴァーン弓兵の矢がオークの雑兵を薙ぐ。だが、所詮は多勢に無勢。<br /> 防衛戦は突破され、城壁の中で惨劇が繰り広げられる。<br /> 少年アルドと姉の元にもオークの魔の手が迫るが、姉の機転で少年は逃される。<br /><br /> そして20年後……。タブナジアの丘からかつての侯都を見下ろす<br /> 諸種族の冒険者達の中に、精悍に成長した青年アルドの姿があった。<br /> あの惨劇の直後、北の地ザルカバードで闇の王が連合軍に討ち滅ぼされ、<br /> クリスタル戦争は終結した。そして今、ヴァナ・ディールの世界は<br /> 国の利害に縛られない冒険者達が活躍する新しい時代を迎えていた。<br /> あなた(プレイヤー)は、そうした冒険者のひとりとして歩み始める。<br /><br /></dd> <dt>91 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編あらすじ(各国ランク1~2)</a></b></font>:05/02/05 22:47:00 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>つーわけで未解決リストに入りっパのFF11、闇の王編をとりあえずやってみる。<br /><br /> 三大国は、冒険者に仕事を発給する任務(ミッション)制度を開始していた。<br /> あなたは自国にミッション登録し、冒険者としての一歩を踏み出す。<br /> 下積みを重ね、自国の抱える問題に直面しながら着実に実力をつけてた<br /> あなたは、他の2国の情勢を視察するミッションを任され初の長旅に出る。<br /> 友好国の依頼をこなす中、他国もそれぞれ獣人勢力の拡大に苦慮している<br /> らしいことを知るあなた。また旅の途中で、獣人の動向を調べているらしい<br /> 女冒険者ライオンと知り合う。そして視察の最後に訪れた獣人拠点の最奥部で<br /> あなたとライオンは、獣人たちを裏で指導する黒幕の存在を知る。<br /> それは、20年前の戦いに敗れ北の地に封印されたはずの闇の血族だった。<br /> 召喚された邪竜を退けなんとか撃破に成功するが、「闇の王の復活は近い」<br /> という言葉がライオンとあなた、そして報告を受けた各国首脳部に波紋を広げる。<br /><br /></dd> <dt>92 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編あらすじ(各国ランク3)</a></b></font>:05/02/05 22:48:41 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>視察行を終え各国公認の冒険者となったあなたに本国から新たな指令が下る。<br /> 三国協調の要である中立国・ジュノ大公国の大使館に赴任せよというのだ。<br /> クォン・ミンダルシア両大陸間に架かる巨大な橋上にそびえる立層都市ジュノ。<br /> 大使館を訪れると、あいにく大使は「デルクフの塔」に調査に行っているという。<br /> 様子を見てくるよう頼まれたあなたは、ジュノの真下にある孤島クフィムを目指す。<br /> 荒涼とした島の随所を走る、白骨状の奇怪なライン。バストゥークの工房長シドが<br /> 「クリスタルライン」と呼んでいた3国近隣地域のものと同じだろう。<br /> それらが集約する先に、巨大な白陶(サーメット)の塔がそびえていた。<br /> 内部はこれまで挑んだどのダンジョンより巨大。なにしろクリスタル戦争に負けて<br /> 帰れなくなった巨人(ギガース)達が多数徘徊しているのだ。が、実際に入ってみると<br /> それだけではなく、異文明の遺物と思われる機械人形やマジックポットまで蠢いている。<br /> ワープやエレベータを乗り継いでいくと、基層中心部の部屋に大使が閉じ込められていた。<br /> 単身調査中、油断して後ろから殴られ、閉じ込められてしまったのだという。<br /> 単なる魔物の巣窟などではないこんな施設が、何故大国ジュノの直下にあるのか。<br /> キナ臭さを感じつつ、深入りは危険と判断した大使とあなたはデルクフを後にした。<br /><br /></dd> <dt>93 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編「魔晶石を奪え」(各国ランク4)</a></b></font>:05/02/05 22:50:59 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>ジュノ公邸から大使館に呼び出しがあった。ジュノ最上層<br /> 「ル・ルデの庭」にある大公宮に向かったあなたを出迎えたのは<br /> 大公カムラナートとその弟、金髪碧眼の美少年エルドナーシュだった。<br /> ヒュームの美男子だが、年齢にそぐわぬ若々しさと不思議な雰囲気を持つ大公。<br /> 彼が言うには、獣人達は闇の王復活のために「魔晶石」という石を利用するつもりらしい。<br /> 世界を獣人達の手に渡してはならない。オーク、クゥダフ、ヤグードが築いた拠点から<br /> 魔晶石を奪ってくるよう依頼される。また、密貿易組織「天晶堂」への密書も預かる。<br /> ジュノ下層にある天晶堂に書状を届けにいったあなたは、獣人と心通わせる不思議な<br /> 女性フェレーナと、その義兄で天晶堂リーダーを勤める青年アルドに出会う。<br /><br /></dd> <dt>94 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編「魔晶石を奪え」ダボイ</a></b></font>:05/02/05 22:52:28 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>サンドリア領ジャグナー森林の奥にあった美しい村は、野蛮なオーク達に滅ぼされ<br /> 一大本拠地「ダボイ」となっていた。奥地、禍々しい紋様で封印された<br /> 石壁の中に潜入すると、不可思議な液体が滴る中、魔晶石が結晶していた。<br /> それに触れた途端、過去の何者かの記憶があなたに流れ込む。<br /><br /> …30年前。バストゥーク共和国が提唱した北方調査計画。サンドリア王国は<br /> 実利に駆られるヒュームたちを軽蔑しつつも、偵察・牽制のため調査隊に<br /> 王立騎士フランマージュを参加させた。吹雪の荒れ狂う呪われた地ザルカバードで<br /> 立ち往生する調査隊の面々。そこへヒュームの隊員ウルリッヒが駆け込んでくる。<br /> ガルカのラオグリムとヒュームの女子隊員コーネリアがモンスターに襲われ<br /> 地表の裂け目に落ちたというのだ。本当に事故だったのか? ヒュームとガルカの<br /> 対立が噂される共和国の内情をあげつらいウルリッヒを冷笑するフランマージュ。<br /> 捜索虚しく2人は見つからず、調査隊は帰投を決める。帰国後、王城の地下で<br /> 一人思索に耽るフランマージュに突如襲いかかる黒い闇。<br /> 「お、お前は!?ラオグリムの…!?知らぬ、ラオグリムは事故で死んだのだ!!」<br /> 恐怖に駆られ狂乱するフランマージュ…<br /><br /></dd> <dt>95 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編「魔晶石を奪え」オズトロヤ</a></b></font>:05/02/05 22:54:27 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>ヤグード教団の総本山オズトロヤ城に潜入するには特殊な松明が要るらしい。<br /> ジュノ下層でジャンク屋を営むゴブリンのマック爺を訪ねたあなたは、<br /> フェレーナを慕い人間と親しくなりたがるゴブリンの少年フィックと知り合う。<br /> 松明を受け取ると、フィックもオズトロヤへ行くところだと言う。獣人と人間の<br /> 諍いに心を痛めるフェレーナを気づかい、ヤグードを諭しにいくというのだ。<br /> ジュノ大公府の奨励により巷では冒険者の獣人狩りが活発化している。<br /> 不安を隠せないフェレーナとマック爺。案の定、あなたと追ってきたフェレーナは、<br /> オズトロヤ内部で瀕死のフィックを見つける。慟哭するフェレーナに<br /> 「誰も憎んではいけない」と言いおいて、天に召されるフィック。<br /> 最後まで獣人と人との和解を信じつづけたフィックの思いを受け取ったフェレーナは、<br /> 獣人すべてが悪ではない、大きな流れに気づいて欲しいと告げて帰っていく。<br /> フィックの死に複雑な思いを抱えつつ祭壇の間の奥の魔晶石に触れようとすると、<br /> 再び過去の光景が……それは大戦末期のウィンダス、召喚魔法をめぐるやりとり。<br /> そしてつい先日、オズトロヤ中枢を突如襲ったウィンダス魔道院長の姿だった。<br />  *この回想はウィンダス編と関わるのでここではあまり関係ない。<br /><br /></dd> <dt>96 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編「魔晶石を奪え」ベドー</a></b></font>:05/02/05 22:55:43 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>雨煙るパシュハウ沼の奥、クゥダフ軍団の本拠地ベドー。その一角に<br /> 秘匿されていた魔晶石に触れると、またも過去の光景が流れ込む。<br /> ……火薬でクゥダフを駆逐し新鉱山を入手した喜びに沸き立つヒューム達。<br /> 鉱山にクゥダフの神殿があったことを知るガルカは複雑な思いでその様子を眺める。<br /> 数十年後、パルブロ鉱山で掃討作戦を行う銃士隊。その中にはウルリッヒ、<br /> コーネリア、そしてラオグリムの姿が。最後まで卵を護ろうとしたクゥダフたちの心を<br /> 全く理解しないウルリッヒ。それを咎めるコーネリア。他者の事情を知ろうともしない<br /> ヒュームの姿に、諦めにも似たつぶやきを繰り返すラオグリム。<br /> そして舞台は変わり北の地ザルカバード。虹色の妖光が溢れるクレヴァスの前、<br /> ラオグリムに襲いかかるウルリッヒ。「前からおまえは、気にくわなかったんだよ!」<br /> とどめを刺そうと繰り出したウルリッヒの剣が、割って入ったコーネリアを貫く。<br /> 自分の犯した愚挙に愕然とし、その場を逃げ出すウルリッヒ。<br /> 「あなたは、死んではいけない人……。」ラオグリムの腕の中で息を引き取る<br /> コーネリア。慟哭するラオグリムは、クレヴァスの奥へと落ちていった。<br /><br /> ……我に返りまだ呆然としているあなたを心配する女冒険者ライオン。<br /> その時2人の前に巨大な闇の王の幻影が出現する。<br /> 「もうすでに目覚めている、世界の終わりに来る者は……。」<br /> 「憎しみ、おそれ、ねたみ、傲慢、無知……災いが、あまねくヴァナ・ディールをおおう。」<br /> 幻影は憎悪を漲らせ、自分を目覚めさせたのは人間だと語った。<br /><br /></dd> <dt>97 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編「魔晶石を奪え」結末</a></b></font>:05/02/05 22:57:06 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>不吉な予感に駆られつつも、大公に3種の魔晶石を届けるあなた。<br /> 魔晶石はクリスタルと同種のエネルギーを不純だが多く含んでいるという。<br />  *ヴァナディールにおいてクリスタルは炎土水風氷雷光闇の各属性エネルギーを<br />  封入した持ち運び可能なエネルギーコアのような存在。その力を利用した<br />  エネルギー合成が、職人や冒険者たちを中心に広く普及している。<br /> 獣人排斥に本腰をいれなければなるまいと嘯く大公からの報酬は飛空艇パスだった。<br />  *ジュノと3国とを結ぶ飛空艇公社の技術はジュノ大公国が独占している。<br /> 獣人たちが石の力を用いて闇の王復活を目指すとすれば、ズヴァール城最奥を封じ<br /> 3国が分割管理しているはずの封印護符の存在が、獣人達にはジャマになる。<br /> 大公側近がそう語ったまさにその時、ジュノ親衛隊が急を告げる。<br /> 3大国首脳が、一斉に獣人に襲撃を受けたというのだ。慌てて本国に急ごうと<br /> 謁見の間を辞すあなたを、弟公エルドナーシュが呼び止め問い正す。<br /> オズトロヤでフェレーナが示した獣人との交感・読心能力に興味があるのだという。<br /> 「一緒に遊びたい」と、親衛隊長にフェレーナを呼びに行かせるエルドナーシュ。<br /> 報告していないはずのフィックとフェレーナの悲劇を、何故彼が知っているのか。<br /> 本国に急がねばならないあなたが彼の真意を知ることになるのは、まだ先の話である。<br /><br /></dd> <dt>98 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編あらすじ(各国ランク5)</a></b></font>:05/02/05 22:58:30 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>急ぎ帰国した本国では、国民の不安を煽らぬよう箝口令が敷かれていた。<br /> 幸い首脳は無事だったが、襲撃の混乱に乗じて封印護符が盗まれている。<br /> 闇の王復活の企みが明らかになった今、封印を失う訳にはいかない。<br /> 北の地・ボスディン氷河にある古代ジラート人の都市「フェ・イン」。<br /> その廃墟奥に設置してある4つ目の護符の無事を確かめにいくことになる。<br /> デルクフの塔に酷似した素材・様式の遺跡フェ・インに辿り着くと、<br /> ガルカの暗黒騎士ザイドを伴ったライオンが既に到着していた。<br /> 30年前の3国共同調査隊の話を始めるザイド。あなたが目にしたあの光景だ。<br /> 彼らがこの地に眠っていた力を目覚めさせてしまったのかも知れない……。<br /> 目的地ク・ビアの闘技場に辿り着くと、肝心の封印はとうの昔に破られていた。<br /><br /> 封印破棄の報告を受け、本国指導者たちに緊張が走る。闇の王復活は目前。<br /> 事態は急を要するが、国家のシステムはそれに追いつかない。<br /> 政治的問題や体面を気にし、出兵に躊躇するサンドリアの騎士団。<br /> 目先の利害に関わらない難事への関与を嫌うバストゥーク共和国議会。<br /> ヤグードとの不可侵条約を理由に魔道軍を動かせないウィンダス。<br /> サンドリア第一王子トリオン、共和国大統領カルスト、そして星の神子は、<br /> これまでミッションをこなしてきた信頼に足る力を持った冒険者、<br /> 国のしがらみから自由な冒険者に、闇の王復活阻止の最終ミッションを下す。<br /> そのひとりは、もちろんあなただった。<br /><br /></dd> <dt>99 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編あらすじ(各国ランク5)</a></b></font>:05/02/05 23:00:13 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>ザルカバードの最果て、異形の城郭ズヴァール城。駐屯している獣人諸族の<br /> 戦士や王直属の配下である闇の血族たちを退け、最奥・王の間に辿り着くと、<br /> そこにはかつて闇の王を討った暗黒騎士ザイドも既に到着していた。<br /> 2人の目の前でクリスタルの妖光が瞬き、黒い棺から闇の王の巨体が復活する。<br /> ……闇の王は、ガルカだ。20年前の決戦で浮かんだ疑念を確信に変えるザイド。<br /> 30年前北の地で裏切りにより最愛のひとを失い、人間に絶望したラオグリムの<br /> 変わり果てた姿。それが闇の王の正体だった。クレヴァスに落ちて死んだ彼は、<br /> 地下に眠る大いなる力に触れて死を超越し、人であることをやめた。<br /> 憎しみの炎を一身に纏い、圧倒的な力で襲いかかる闇の王。<br />  *実際、実装当時のプレイヤーでは8割方勝ち目がない強さでした(;´Д`)<br /> 死闘の末あなたたちの前に膝を折る闇の王だが、その憎しみは尽きない。<br /> 再び立ち上がろうとする闇の王に、真の名で繰り返し呼び掛けるザイド。<br /> 苦悶の末、闇の王=ラオグリムは正気を取り戻し、訥々と語る。<br /> 自分がガルカ種の記憶を引き継ぐ役割を背負った「語り部」だったこと。<br /> 背負った哀しみや憎しみの大きさゆえに、「力」と触れた反動も大きかったこと。<br />  *「語り部」についてはバストゥーク編で明らかにされます。<br /> 巨大な力に揺れはじめる王の間。駆け付けたライオンに急かされ脱出する<br /> あなたたちの背後に、ラオグリムは独り残る。30年前に一度失った命、<br /> 今さら惜しくはないと。最後に愛するひとの名を呟き、彼は消えていった。<br /><br /></dd> <dt>100 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編エピローグ</a></b></font>:05/02/05 23:02:19 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>「だが、この地に満ちた災いが、すべて<br />  消え去ったわけではない……。<br />  伝説はこう続く。<br />  かくして、深く暗き眠りの底より<br />  クリスタルの戦士達は、<br />  しずかに浮かび上がった……。」<br /><br /> 闇の王の再来という最大の危難は去った。<br /> しかし自国内部の問題はまだまだ片付いてはいない。<br /> 「辺境行き飛空艇が開通したらノーグにきてね」というライオンの言葉も気になる。<br /> あなたの冒険はまだ終わらないのだ。<br /><br /> 「ジラートの幻影」編につづく。<br /><br /></dd> <dt>125 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI「ジラートの幻影」プロローグ</a></b></font>:05/02/07 00:56:25 ID:qGiEIHfv</dt> <dd>(「闇の王編」<a target="_blank">&gt;&gt;100</a>から続いてます)<br /> 長らく運行停止になっていたジュノ~カザム間の辺境飛空艇航路が再開した。<br /> 未知の冒険に胸を躍らせ南国エルシモ島へ旅立ったあなたは、<br /> 「ノーグへ来てね」というライオンの言葉をふと思い出す。<br /> ユタンガ大森林を抜けてノーグにつくと、そこは海賊達のアジトだった。<br /> 出迎えたライオンは再会を祝うのもそこそこに、カムラナート達のこともあるし<br /> 何とかしなくちゃね、と深刻な表情。……カムラナート?<br /> ジュノ大公がどうしたというのか。怪訝に思うあなたをフラッシュバックが襲う。<br /><br /> ズヴァール城での決戦。闇の王があなたに敗れ、ザイドの呼び掛けで<br /> 正気を取り戻し自らを語りはじめた、あの時。……不意に拍手が聞こえる。<br /> 面白いショーだった、そううそぶきながらジュノ大公カムラナートと<br /> 弟エルドナーシュがあなたたちの前に現れた。我が目を疑うその光景に、<br /> 暗黒騎士ザイドが問う。お前達は何者なのかと。カムラナート達は、<br /> 亡んだはずの古代の民「ジラート」を名乗った。<br /> クリスタルラインを復活させ神の扉を開けば、「真世界」がよみがえる。<br /> それこそがジラート1万年の宿願なのだと語る大公兄弟。あなたの活躍で闇の王<br /> ラオグリムがこの地のクリスタルの力から解放されたことで、ノイズが消え<br /> 彼らの計画が遂行可能な状態になったというのだ。今のこの世界は神の墓場であり、<br /> 人間も獣人もその屍に蠢く虫ケラに過ぎぬ。そう言い放った大公は、<br /> 人間5種族の姿を模した黒衣の闘士たちを喚び覚まし、禍々しいオーラを放つ<br /> それを「クリスタルの戦士」と呼んであなたたちの始末を任せる。圧倒的な力で<br /> 襲いかかるクリスタルの戦士達を、再び闇の王と化したラオグリムが、命を賭した<br /> 最後の力で食い止める。間一髪、ライオンとザイドはあなたを連れ脱出した。<br /><br /></dd> <dt>126 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI「ジラートの幻影」</a></b></font>:05/02/07 00:58:02 ID:qGiEIHfv</dt> <dd>凄まじい力の衝突から記憶喪失を起こしていた(;´Д`)らしいあなたは、<br /> 今すべてを思い出し、愕然とする。伝説に謳われるクリスタルの戦士とは<br /> 自分達のことではなかった。それどころか大公達は、討ち払われるべき<br /> 「おおいなる災い」こそが今を生きる人間だというのだ。衝撃さめやらぬまま、<br /> ライオンに導かれ、ノーグの頭領ギルガメッシュと引き合わされるあなた。<br /> ジュノを前々から怪んでいた彼は、娘のライオンに情勢を探らせていたのだ。<br /> 伝説だか何だかしらねえがおとなしくやられる気はない、そう啖呵を切る彼は、<br /> あなたに「ウガレピ寺院」行きを促す。かつて財宝を求めて忍び込んだ際<br /> そこで出会った不思議な老人なら、何か知っているに違いないと言うのだ。<br /> 人間諸国の中心・冒険者の本拠であるジュノ。そのジュノの大公が人類根絶の<br /> 陰謀を企む古代人だなどとは、誰も信じないだろう。自分達の力のみを頼りに<br /> 動き出すしかないあなたたちの所へ、天晶堂の主アルドが現れ協力を申し出る。<br /> ……彼の妹フェレーナもまた行方不明だというのだ。<br /><br /></dd> <dt>127 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI「ジラートの幻影」</a></b></font>:05/02/07 00:59:47 ID:qGiEIHfv</dt> <dd>エルシモ島の熱帯雨林の奥にあるウガレピ寺院には、女神アルタナの民を<br /> 深く恨む異形の邪宗徒トンベリが住んでいた。ミスラの集落カザムの部族長から<br /> 許可をもらって寺院に侵入したあなたたちを、「みんなのうらみ」が襲う。<br /> 寺院の地下、怨念洞の奥にある「生贄の間」でトンベリたちを撃退すると、<br /> グラビトンという古代人らしき老人の幻影が現れる。古代の民クリューの<br /> 集合無意識の代弁者を名乗る老賢者は、1万年前の記憶を語りはじめる。<br /> ヴァナ・ディールの地下に眠る5つの強大なクリスタルの力を利用して<br /> 繁栄を極めたジラートたち。クリスタルの力を汲み出すための「アーク」、<br /> それらを結ぶクリスタルライン、そして全てのエネルギーを制御する塔。<br /> これらを利用して巨大なエネルギーを集め、彼らは真世界への道を開こうとした。<br /> 世界各地に見られる謎の白色遺跡は、ジラートが建造した施設だったのだ。<br /> クリューと「明星の巫女」は計画に反対したがジラート達は聞く耳持たず、<br /> 神の扉となるべきエネルギー集束施設=浮島トゥー・リアがついに完成する。<br /> 計画を阻止するため後がないクリューたちは、北の地のアークを破壊した。<br /> その結果クリスタルの力は暴走。ジラートの神都は海中に没し、文明は滅びた。<br /> 力の暴走「メルトブロー」の爆心地である北の大地は不毛の地となり、南方に<br /> 落ち延びたクリューの民もまた力をじかに浴びた影響で退化しトンベリと化した。<br /> ……それほどの犠牲を払って阻止されたジラートの計画が、今また動き始めている。<br /><br /></dd> <dt>128 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI「ジラートの幻影」</a></b></font>:05/02/07 01:01:50 ID:qGiEIHfv</dt> <dd><br /> 賢者グラビトンの導きどおり各地の古代石碑を巡って光のかけらを集め、<br /> バストゥーク南西の島にある大砂漠の神殿廃墟「宣託の間」を訪れたあなた。<br /> 同じ目的で廃墟を訪れたザイドとあなたの前に、明星の巫女たちの幻影が現れ、<br /> クリスタルの子たちと呼び掛ける。クリスタルの子とは例の戦士たちではないのか?<br /> クリスタルの戦士は、アークを護るためジラートが5大クリスタルから生み出した<br /> 人工生命「アークガーディアン」。一方いまの人間5種族も、メルトブローを<br /> 生き延びた人々が長い年月の間に力を浴び、5大クリスタルそれぞれの影響を<br /> 受けて変化した姿なのだという。由来が違えど原理は同じ、というわけだ。<br /> 1万年前の計画が再び語られる。端緒はデルクフを訪れたジラートの兄王子。<br /> クリスタルと同調した彼は、はるか太古に失われたはずの「真世界」を垣間見た。<br /> 完全なる世界。国民たちは共鳴能力でそのビジョンを共有し、楽園の予感に熱狂して<br /> 次元の扉を開くため盲進したというのだ。世界が神の国と化したとき、<br /> 人はどうなるのか。ビジョンを共有できなかったクリューの民と女神アルタナを<br /> 祭る明星の巫女たちは、計画に反対した。そしてクリューの謀反の結果、<br /> 古代人は滅びたが、ヴァナ・ディールは救われた。すべての発端である<br /> デルクフの塔こそがジラートの王子の計画のかなめ。デルクフへ急がねばならない。<br /><br /></dd> <dt>129 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI「ジラートの幻影」</a></b></font>:05/02/07 01:03:24 ID:qGiEIHfv</dt> <dd>巫女達の啓示を受けたあなたと暗黒騎士ザイドはデルクフへと急いだ。<br /> ライオンの情報によると、フェレーナもジュノ親衛隊に連れられて<br /> デルクフの塔に向かったらしい。妹を巻き込まれ怒るアルドも、ライオンと<br /> 共にその後を追う。最上層のコントロール施設「天輪の場」に集結する一同。<br /> そこでは大公カムラナートが制御システムを起動し、計画の要である浮遊島<br /> 「トゥー・リア」を復活させようとしていた。デルクフもトゥー・リアも、<br /> 滅びた訳ではなく眠っていただけ。大公達もまたデルクフで眠っていたが、<br /> 30年前の事件で北の地のクリスタルに生じたノイズの伝播で目覚めたと言う。<br /> 神の力で世界を支配したいだけではないのかと問うアルドの言葉を、否定しない大公。<br /> 動き始めた制御システムの真下で、光輪剣を振るうカムラナートとの死闘がはじまる。<br /><br /> 苦闘の末、カムラナートが膝を折る。クリスタルの意志たる自分がただの人間に<br /> 敗北するはずがない……愕然とし、クリスタルの戦士たちに助けを請う彼を、<br /> エルドナーシュが冷笑する。クリスタルはおまえなど必要ないと言っている、と。<br /> デルクフの制御には自分が必要なはず、兄に見捨てられるはずはない…焦る大公。<br /> カムラナートが弟で、エルドナーシュが兄。兄王子はクリスタルに触れた日から<br /> 成長が止まっていたのだった。弟の哀れな姿を嘲笑うエルドナーシュの傍らには、<br /> フェレーナがいた。彼女の共鳴能力を利用し、「語り部」ラオグリムの生首から<br /> 太古の記憶を引きずり出すエルドナーシュ。デルクフの制御システムが完全復活し、<br /> ついに神の扉=浮遊島トゥー・リアが現れる。あなたたちを誘う言葉を残し、<br /> エルドナーシュはトゥー・リアに転移していった。<br /><br /></dd> <dt>130 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI「ジラートの幻影」</a></b></font>:05/02/07 01:04:42 ID:qGiEIHfv</dt> <dd>去り際にエルドナーシュが残した「ロ・メーヴ」という言葉。<br /> ノーグで調べるとそれはミンダルシア北端、聖地ジ・タの針葉樹林の奥にある<br /> 神殿の名前だった。ミスラの冒険家から譲り受けた青水晶を使ってその奥へと進む<br /> あなたとザイド、アルドの前に、明星の巫女イブノイルのビジョンが現れ、語る。<br /> 無数に存在する小クリスタルの由来、人間の由来。現在の人間たちが抱える心の闇は<br /> 伝説で云われるような呪いなどではない。時と共に昂進しつつあった古代人の<br /> コミュニケーション能力不全が、メルトブロー被爆の影響で急激に特化・顕在化した、<br /> 言わば後遺症が現在の5種族の心の闇なのだと。<br />  *この辺はプロマシアの呪縛編で全貌が明かされる。<br /> そしてエルドナーシュや自分たちジラートもまた、不完全だからこそ<br /> 完全なる存在、失われた真世界を求めつづけたのだと。クリスタルの力、<br /> 古の呪縛から自分達を解き放って欲しいという彼女の洗礼を受けたあなたたちは、<br /> 天空に浮かぶトゥー・リアに転移する。色鮮やかなフラミンゴと、ロボットの園丁。<br /> 緑溢れる空中庭園は一見平穏そのものだが、庭園に点在する円形劇場には<br /> クリスタルの戦士たちが待ち構えていた。タルタルの怯懦、ミスラの嫉妬、<br /> ガルカの憎悪、エルヴァーンの驕慢、そしてヒュームの無知。<br /> 人の抱える内なる「心の闇」を呼び覚まし、彼らが襲いかかる。<br /><br /></dd> <dt>131 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI「ジラートの幻影」</a></b></font>:05/02/07 01:06:27 ID:qGiEIHfv</dt> <dd>クリスタルの戦士たちとの死闘に勝利し、浮島中央にあるル・アビタウ神殿<br /> へと侵入すると、ライオンが現れる。父に黙って独断でついて来たのだ。<br /> 「無事にすべてが終わったら、一緒に世界を旅して回らない?」<br /> 彼女と約束を交わし、あなたは最後の戦いに臨む。<br /> 神殿の最深部「宿星の座」では、既にアルドとザイドがエルドナーシュに<br /> 圧倒され動きを封じられていた。共に神の扉をくぐり、高次元の生命に<br /> 生まれ変わりたくはないか? 甘い誘惑を拒絶したあなたを<br /> どうしようもないバカだとなじり、オーバーテクノロジーの防衛ユニットを<br /> 従えたエルドナーシュが襲いかかる。主を護るように自律機動する<br /> 防衛システムの波状攻撃に耐えながらも、エルドナーシュを追い詰める。<br /> …?彼の眼帯が外れあらわになった片目は、クリスタルと同化していた。<br /> 光の投槍を操り、生身の王子が凄絶な攻撃を開始する。<br /><br /></dd> <dt>132 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI「ジラートの幻影」</a></b></font>:05/02/07 01:08:44 ID:qGiEIHfv</dt> <dd>人間離れした圧倒的な力を誇る相手との激戦に、ついにあなたは勝利する。<br /> だがエルドナーシュは、クリスタルラインを不完全なまま稼動させてしまう。<br /> 力の暴走ですべてを道連れにしようというのだ。宿星の座に集束していく<br /> 膨大なエネルギーに、絶望するアルドたち。エルドナーシュの夢とともに<br /> 世界が終わろうとするその刹那、エネルギーの奔流にライオンが飛び込む。<br /> 「ごめん! あの約束、守れないかもしれない。」<br /> 突如発生したノイズにより集束していた力が消滅し、愕然とするエルドナーシュ。<br /> それでも諦めない彼に、イブノイルの声が語りかける。これ以上世界を傷つけるな、<br /> ヴァナ・ディールが傷つけばあなたの夢見る真世界も傷つくのだ、と。<br /> 彼女の言葉を受け入れ、エルドナーシュは光の中へと消えていく。<br /><br /> こうして歴史の表舞台では決して語られることのない戦いが終わった。<br /> あなたの活躍を讃え、ねぎらうギルガメッシュ。謎めいた力を発揮して<br /> 消えたライオンは、彼の実子ではなく、幼い頃拾い育てた義娘だったという。<br /> 世界の裏で動いていたジラート1万年の夢は終わったが、表舞台は何も変わっていない。<br /> 大公を失ったはずのジュノも、表向きは何の変化もない。<br /> 各国国内では問題が山積、獣人たちも健在。あなたの冒険は終わらないのだ。<br /><br /></dd> <dt>133 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font>:05/02/07 01:10:47 ID:qGiEIHfv</dt> <dd>以上『Final Fantasy XI』でした。<a target="_blank">&gt;&gt;89-100</a>闇の王編が古典王道系なら<br /><a target="_blank">&gt;&gt;125-132</a>ジラート編は少年ジャ○プってとこか。<br /> ジラート編、まとめの都合上タネ明かし中心になってますが、実際の展開は<br /> わりとバトル多め、前のめりなつくりになってます。<br /> この他にまだ、「サンドリア編」「ウィンダス編」「バストゥーク編」、そして<br /> 「プロマシアの幻影」があるんですが、ボリュームと伏線の量がごっつくて<br /> コンパクトにまとまらないので、今回はパスっつーことでひとつ(;´Д`)<br /><br /></dd> </dl><hr /><dl><dt>412 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11</b></a>:2011/12/29(木) 03:51:28.74 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>FF11 三国ミッション ウィンダス編から行きます。<br /> wikiのジラートミッションの項目でランク3~5が説明されてしまっているので、その部分は省略します。<br /> 1~2の中盤を前半 ランク6からを後半ってことでとりあえずやってみます。<br /><br /> ウィンダスミッション用語解説<br /><br /> ウィンダス連邦……現人神「星の神子」を中心として、タルタル族の諸部族が連合し成立させた連邦国家。<br /> 20年前の大戦時、活躍したミスラ族の傭兵達に国の一部を期限付きで譲渡しており、国の住人はその二種族が中心。<br /> 魔法に長けたタルタル族中心の国家らしく、学術国家として繁栄している。<br /><br /> ヤグード教団……現人神を頂点に擁く、獣人ヤグード達の宗教集団。そのあり方から、同じく現人神を頂点に擁くウィンダスとは<br /> 相容れぬ存在であり、大戦時にはウィンダスと戦い双方に大きな傷跡を残すこととなった。<br /> 大戦終了時に疲弊しきっていたウィンダス連邦と優位な不可侵条約を結び、供物献上と首都近郊にあるギデアス割譲を約束させた。<br /> この不可侵条約はいつ破棄されてもおかしくなく、国の上層部が割れる原因となっている。<br /><br /> 五院……ウィンダス連邦の5つの公的機関、連邦図書館『目の院』、国軍である戦闘魔道団の魔法練習場『口の院』、<br /> 国立魔法学校『耳の院』、生物化学研究所『鼻の院』、防衛兵器開発機関『手の院』の総称。<br /> だが、噂では人知れず存在する『第六の院』がウィンダスのどこかにあるという・・・。<br /><br /> カーディアン……ウィンダス軍の前衛不足を解消するために手の院開発された魔道兵。<br /> トランプになぞらえた識別ナンバーが割り振られている。会話能力を持っていたり、ある程度の思考能力はある模様。<br /><br /> 野良カーディアン……20年前の大戦時に活躍したカーディアンが、戦後なぜか反乱を起こし野に下ったもの。<br /> 現在採用されているカーディアンと異なり、タロットの小アルカナになぞらえた識別ナンバーを持つ。<br /> 嘘を見抜く力があるらしいが、同時に自身が嘘をつくことも出来ない。</dd> </dl><dl><dd>星の神子……ウィンダスの人々の信仰の対象であり、最高指導者である女性。</dd> <dd>女神アルタナの生まれ変わりだとされており、代々女性が襲名する。<br /> 現在の星の神子は、20年前の大戦のころからの在位である。</dd> </dl><dl><dd>天の塔……ウィンダスの中心に存在する『星の大樹』内に存在する建物。国の政治に関する施設が集約しており、最上階には星の神子が住まう部屋がある。</dd> <dd><br /> 守護戦士……ミスラで構成される、星の神子の近衛兵。大戦で孤児となった子供のミスラ達の中で、適正があるものを育て鍛え上げたもの。、<br /> 実力は折り紙つきだが、タルタルに育てられた彼女たちを快く思わないミスラ族も少なからず存在する。<br /><br /> 星読み……星の神子が天の塔最上階にある『天文泉』にて。予言を読み取る儀式。ウィンダスの政治はそれを元に取り行われる。<br /> その実態は、初代星の神子が月詠みで残した予言を読み取る事である。<br /><br /> 月詠み……ウィンダスの初代星の神子が、フェンリルの力を借り遥か先までの未来を読み、<br /> 予言として残したとされる儀式。しかし・・・?<br /><br /></dd> <dt>413 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 03:52:26.50 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>人物紹介<br /> アジドマルジド……現口の院院長。ウィンダスの軍事最高司令官であり、急進的なタカ派。<br /> 比類なき才を弛まぬ努力により磨き上げた最強クラスの魔道士でもある。<br /> ウィンダスの平和を第一に考えているものの、そのためには手段を選ばない面があり危険視されている。<br /> 五院の一つである手の院現院長アプルルは妹。<br /><br /> アプルル……現手の院院長でアジドマルジドの妹。心やさしい性格だが、父ゾンパジッパの汚名を雪ぐべく、<br /> 努力して院長になるなどの心の強さを持つ。現在は経営の苦しい手の院の運営と、暴走気味な兄に心悩ませている。<br /><br /> 星の神子……現在の星の神子その人。アジドマルジドやミスラ達がヤグード討伐を叫ぶ中、彼女は戦争回避の姿勢を見せており、<br /> 弱腰外交と批判されている。その影には、彼女しか知らない何かの事情があるようだが?</dd> <dd> セミ・ラフィーナ……白い髪と白い服が特徴的な、守護戦士達のリーダー。卓越した弓の腕と、星の神子への忠誠心から皆に信頼されている。国を乱しかねないアジドマルジドの行動を警戒している。<br /><br /> カラハバルハ……20年前の大戦での首都防衛戦にて、ウィンダスを滅亡の危機から救った偉大なる魔道士にして大英雄。<br /> 現在冒険者が使用する召喚魔法とは異なる、『完全召喚』なるものを0から完成させた天才でもある。<br /> しかし、彼は完全召喚の使用により、ウィンダスを救った後命を落としたという。<br /> 彼が引退後住むはずだった家は空家となっており、今はだれも住んでいないはずだが・・・?<br /><br /> スターオニオンズ団……『正義の一味』を自称する子供たちの集団。日夜悪い大人たちに正義の鉄槌を下すべく、<br /> あれこれ作戦を練ってはいろいろやらかすお騒がせ集団。<br /> ミッションに直接関係するわけではないが、彼らのとある行動が、ウィンダスを大きく動かすことになる。<br /><br /> フェンリル……多いなる月の獣。ウィンダスの初代星の神子と契約し、ウィンダスを星月の加護により守護していたと言われている。<br /> カラハバルハが完全召喚を行った事により降臨、ウィンダスを襲うヤグード軍を殲滅したが、その後ウィンダスから星月の加護が失われてしまったらしい。<br /><br /> ゾンパジッパ……前手の院院長でアジドマルジド、アプルル兄妹の実父。カーディアンを発案し完成させた人物だが、天才と変人は紙一重というか、<br /> なんというかいろいろあくが強い人物である。<br /> 野良カーディアンの反乱の際行方不明になっており、生死不明。反乱事件は彼の責任であるのというのが通説であるようだが?<br /><br /> ジョーカー……カラハバルハの家に眠っていた謎のカーディアン。最初のうちは記憶を失っていたが、記憶を取り戻した後は野良カーディアン達の『王』<br /> として君臨するようになる。その真意は不明。彼が言うには自分には特別な使命があるということだが。<br /><br /> 黒き使者……突如星の神子の前に姿を現した黒き影。すさまじき魔力を持つこと以外は目的、素性一切不明。<br /> 神出鬼没に世界各地に現れては何かを探しているようだが?<br /><br /><br /></dd> <dt>414 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 03:53:32.44 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>ウィンダスミッション前半<br /><br /> ウィンダスを訪れた新人冒険者であるあなた(プレイヤー)は、ウィンダス連邦の発給するミッションをこなしていった。<br /> その中で、『口の院』院長アジドマルジドの不穏な動きや、国の防衛を司るカーディアンの存在。<br /> ヤグード達との歪な不可侵条約などの国の問題点を少しずつ見ていくことになる。<br /> そんな中、あなたは『目の院』院長トスカポリカから、泥棒ミスラ、ナナ・ミーゴに盗まれたと言われる神々の書を奪還してほしいというミッションを受けた。<br /> 彼女の隠れ家で盗賊一味と相対しているとき、隠れ家に野良カーディアン達が乱入してきた。曰く、彼らの『王』の持ち物をナナ・ミーゴが盗んだらしい。<br /> 数で上回られたナナ・ミーゴは、カーディアン達に持ち物の隠し場所を白状した。ウィンダスのカラハバルハの家に隠してあるという。<br /> しかし、カーディアン達は口封じのためにあなたを含め彼女たちを皆殺しにするつもりらしい。<br /> 万事休すと思われたその時、魔法でカーディアンの一体を消滅させつつアジドマルジドが現れた。<br /> 彼はカーディアン達に問いかける。「まさか、おまえたちも禁じられた魔法を狙っているわけじゃないだろうな?」<br /> カーディアン達は沈黙し、そのまま立ち去った。<br /> 「嘘はつけないが、沈黙はアリか。読めないやつらだな……」そういうとアジドマルジドはナナ・ミーゴからカラハバルハの家の鍵を受け取り、その場を後にした。<br /><br /> アジドマルジドを追ってカラハバルハの家を訪れたあなたは、家の中を物色し、何かの本を手にしたアジドマルジドと鉢合わせた。<br /> 話を聞くに、彼が手にする書物が神々の書のようだ。どうやらこの家の中にあったらしい。<br /> 本を開くアルドマルジド。しかし・・・。<br /> 「なぜだ?なぜ、これが白紙なんだ……?」<br /> 開いた本はのページはまっさらだった。他のページも全て白紙であり、あらゆる部分から文字という文字が失われていた。<br /> 「神々の書は文字を失った。そう、トスカポリカに伝えろ。これはもう神々の書じゃない。白き書だ!」<br /> そうあなたに言い残し、彼はその場を後にした。<br /><br /> トスカポリカは言う。「神々の書、その魔力を失い白き書となるとき、闇の滅びが訪れん……」<br /> しかし彼はそれをありえるはずがないと否定、アジドマルジドの虚言と断ずると、あなたに今回のミッションで見た事を忘れるよう命じたのだった。<br /> しかしあなたは確かに白の書と化した神々の書を見た。ウィンダスに何かが起ころうとしているのは確かだった・・・。<br /><br /></dd> <dt>415 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 04:24:16.65 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>ウィンダスミッション前半 続き 正しくはランク1~3中盤まででした すいません;<br /><br /> サンドリア、そしてバストゥークを回り、あなたは不吉な何かが起ころうとしているのだと感じていた。<br /> そんな時、新たなミッションが入る。守護戦士長セミ・ラフィーナから、アジドマルジドの真意を確かめろとの指令だった。<br /> 呼び出しに従い、ウィンダスの中心、星の神子が住む天の塔を登るあなた。<br /> 星の神子の部屋の前で待っていると、部屋の中からセミ・ラフィーナが現れた。<br /> 闇の王の復活については口外しないように告げられる。<br /> するとそこに、アジドマルジドが神々の書を持ってあらわれた。セミ・ラフィーナに書を渡し、星の神子に渡すように告げる。<br /> 「神々の書が文字を失い、壊れたカーディアン兵がなにやら企んでいる。しかし、我らにあるのは、壊れた遺跡と疲れた軍。<br /> これでも、おまえたちは何もしようとはしないのか? 何も感じないのか?」<br /> そういい、自分一人でも国を救ってみせると言い残し、去っていくアジドマルジド。<br /> その背をにらみつつ、セミ・ラフィーナはあなたに正式にミッションを依頼した。<br /> アジドマルジドが何をしようとしているか調べよ、その真意を探れと。<br /> 「ウィンダスの平和を壊すものは、誰であろうと許さない……」<br /><br /> 口の院での情報を元に、あなたはアジドマルジドが向かったと思われる場所へと向かった。<br /> そこはオズトロヤ城。ヤグード教団の本拠地である。敵陣のど真ん中に一人で突っ込んだというのか、彼は。<br /> 敵から隠れ、よけ、時には打倒し、オズトロヤ城を走り回り、ようやくあなたはアジドマルジドを探し出した。<br /> 「どうせ守護戦士のセミ・ラフィーナに、俺のあとをつけてこいとでも命じられたのだろう?」<br /> ・・・どうやら来た理由はそうそうにばれていたようである。<br /> 彼は語る。神々の書は、初代の星の神子が後の子孫たちのために残した、予言による先出しの歴史書なのだと。<br /> つまりそれが白紙になったということは・・・?<br /> 星の神子が何も語らない事に業を煮やした彼は、よりにもよってヤグード達の王から情報を聞き出そうと一人乗りこんできたという。<br /> ・・・すさまじい勢いで魔法を飛ばしまくり、ヤグードの兵を蹴散らしながら王の前まで行ったらしい。よく処刑されなかったものだ。<br /> セミ・ラフィーナに「アジドマルジドは確実に真実に迫りつつある」と伝えるように言い残して、彼はウィンダスへ帰っていった。<br /><br /> ウィンダスに戻ったあなたは、セミ・ラフィーナに事の顛末を報告した。<br /> ウィンダスの法を乱すアジドマルジドに怒りを燃やすセミ・ラフィーナ。しかし、彼が迫りつつある真実とは何なのか。<br /> 答えはいまだ見えない。<br /><br /> そんな中、星の神子が星読みの儀式の最中に倒れた。どうやら何か恐ろしいことが起きようとしているらしい。<br /> やはり闇の王が復活すると言うことだろうか?冒険者は一路、ジュノへ向かうこととなる。<br /><br /> 以降、闇の王関連のストーリーが続きますが、wikiのジラートの幻影の項目に詳しく乗ってるので省略させていただきます。<br /><br /></dd> <dt>416 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 05:35:16.15 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>ウィンダスミッション後半いきます<br /><br /> 闇の王を打倒し、ウィンダスに戻ってきたあなたを新たなミッションが待っていた。<br /> 依頼主はアジドマルジド。なんでもウィンダス周辺にあるホルトト遺跡の魔法塔を起動させたいらしい。<br /> 依頼通り、魔法塔を起動させたあなたは、口の院の人々からアジドマルジドがトライマライ水路の奥に向かった事、<br /> そしてそれにより守護戦士たちが動き出したことを聞き、不安なものを感じてあなたはアジドマルジドを追った。<br /><br /> ウィンダスの地下をはしるトライマライ水路。その奥にアジドマルジドはいた。<br /> 「……しょうがないやつだな。いいさ、俺と行こう。……真実を見に……!」<br /> そうして二人が訪れたのは満月の泉。ウィンダスの魔法力の源と言われている星月の光をたたえている聖なる泉である。<br /> しかし…聖なる光を放つはずの泉は、光を失いただの泉と化していた。<br /> 「本来ならば、星月の光たたえるこの『満月の泉』が、その光を失ったから……」<br /> アジドマルジドは一人納得している。どうやらあなたがジュノへ出発する前に、セミ・ラフィーナから受けた依頼。<br /> あの時にヤグード王から聞き出した情報が満月の泉についてのことだったようだ。<br /><br /> 「そこまでよ!」<br /> 突如、あなた達は守護戦士たちに取り囲まれてしまった。セミ・ラフィーナは言う。アジドマルジドはやりすぎたのだと。<br /> 天の塔の禁を破った罪で、アジドマルジドは魔術師用の牢獄『闇牢』へとつながれてしまうこととなり、<br /> あなたはアジドマルジドの魔法によりその場から退避させられるのだった・・・。<br /><br /> しかし、その場を逃れたとはいえあなたがあの場に居たことには変わりなく、天の塔への出頭を命じられてしまった。<br /> 星の神子の元へ向かうと、『手の院』院長のアプルルがそこに居た。どうやらアジドマルジドの処罰について納得がいっていないようだ。<br /> 召喚魔法をもし使いこなせれば国防の大きな力になるのではと星の神子に訴えるアプルル。<br /> しかし、星の神子は過ぎたる力は身を滅ぼすのだとそれを一蹴した。<br /> 立ち去るアプルルと入れ替わりに星の神子の元へ向かうあなた。<br /><br /> 星の神子が言うには、闇王討伐という功績を省みて牢につなぐ事はしないものの、罪の償いとしてヤグードの聖者の招待を受けろという。<br /> ウィンダス連邦とヤグード教団、お互いに最強の戦士同士がぶつかりあうことにより、信頼を確認し合うためという武闘会。<br /> しかしそれは、負ければヤグードへの献上品を増やさねばならぬというどう考えても信頼確認とは程遠い戦いであった。<br /> 「私を恨んでいるでしょう。けれど、ただ一言、言わせてください。…どうか、お気をつけて……」<br /><br /> 武闘会において、ヤグード代表の剣闘士「血化粧のブゥ・ショロ」を打倒したあなたは、オズトロヤ城にて聖者の宣誓書を受け取ることとなった。<br /> ひと悶着あるのではないか?と警戒したが、受け渡しを担当した公正なるカー・トルは、何より公平であることを重視する人物であった。<br /> 敵でも味方でも公平に扱おうとする彼から宣誓書を受け取り、あなたはウィンダスへと帰国した。<br /> 戦いよりあなたの罪は許されたが、それは決して言論の自由が許されたわけではない。満月の泉で見たものについては、固く口を閉ざすように命じられた。<br /> しかし、本当にそれでいいのだろうか。黙っていれば解決するような問題とも思えないのだが・・・。<br /><br /></dd> <dt>417 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 05:35:44.60 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>アジドマルジドや光を失った満月の泉のことが気にかかりながらも、冒険者として活動を続けるあなたに新たなミッションが届いた。<br /> ガードからミッションを受け取るとき、守護戦士がミッション内容を検閲しているという話を聞いた。どうやら以前のアジドマルジドの件で警戒しているようだ。<br /> 話を聞くと、今回の依頼主はトスカポリカ。以前の神々の書がらみのミッションの依頼者だ。なんでも書庫掃除を手伝ってほしいらしい。<br /> それは冒険者の仕事なのだろうか?疑問に思いつつあなたは目の院に向かった。<br /> しかし、あなたを待っていたトスカポリカの口から出てきたのは、思いもよらない言葉だった。<br /> 「ウインダス第6の院。……「心の院」へ向かってくれ。」<br /> 書庫掃除とは、守護戦士の目を欺くための真っ赤なウソ偽りだったのである。<br /> なんでも心の院とは、院と名の付いているものの公共機関ではなく、英雄カラハバルハの個人的な研究室だったらしい。<br /> 星の神子から神々の書を預けられ、封印するようにと命じられたトスカポリカだったが、実物を見て神々の書が白紙になっていることを実際に目にした彼は<br /> 真実に目をそむけることが出来ず、あなたに依頼をしたのだという。<br /> 白紙になる前の神々の書は、その秘めた魔力ゆえに星の神子にしか開く事が出来なかったという。<br /> しかしカラハバルハはそれを開き、研究していたという。彼の研究室なら、何か手掛かりが残っているのではないか?それが今回の依頼の理由であった。<br /> 部屋の鍵であるという目の院の指輪を受け取ったあなたは、トライマライ水路から入れるという心の院へと向かった。<br /><br /> トライマライ水路から心の院へ辿りついたあなたは、そこで星の神子と出くわした。<br /> 何故ここに星の神子が?混乱するあなたと同様に、星の神子も戸惑っていた。なんでも心の院と星の神子の部屋はつながっているのだという。<br /> 扉から入るための鍵である目の院の指輪は、なんでも20年前に失われたという。トスカポリカ院長はどこでそんなものを見つけたのだろうか。<br /> これも星の導きかもしれないと、星の神子はあなたに心の院について話し始めた。<br /> 心の院は、召喚魔法を研究する場所であった。「自然に宿る魔法力」ではなく、「生き物の命」から力を引き出す魔法。<br /> 生き物から力を引き出し呼び寄せ、その生き物と同種の力を行使させる魔法。すなわち『召喚』魔法である、と。<br /><br /> 目の院に戻ったあなたから話を聞いたトスカポリカは、自身が牢につながれる事になったときに、これを使って星の神子様に「おねがい」をしてほしい<br /> と神々の書を押しつけてきた。…それ、お願いじゃなくて脅迫とか言いませんか?<br /><br /></dd> <dt>418 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 05:36:41.21 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>押しつけられた神々の書を持て余しているあなたの元に、新たなミッションが与えられた。<br /> なんでも『鼻の院』院長ルクススが30年前の鼻の院研究員イルクイルの消息を追ってエルシモ大陸にわたってしまったから、<br /> 追いかけて呼び戻してほしいという。イルクイルといえば、闇の王ラオグリムと同じ調査隊に所属していた(詳細はジラートミッションにて)<br /> 人物である。彼とルクスス院長の関係は分からないが、受けた以上あなたはとにかく彼女を追いかけることにした。<br /><br /> カザムで情報を得て、ウガレピ寺院へと向かったあなたは、とある部屋でルクスス院長を発見した。<br /> 彼女が言うには、イルクイルはタルタル族の伝説を追っていたのだという。<br /> 遥か昔、生まれた地を追われたタルタルは、約束の地としてウィンダスに辿りついたという。ではその時導となったのはだれなのか?<br /> 伝承では「大いなる星」に導かれたというが、実際にはどうだったのだろうか?<br /> 他の研究者は、タルタルを導いたのは「大いなる星」でいいのだと、星に守られた民でいたいのだとそれを研究することはなかったという。<br /> ならばこのウガレピ寺院にその答えがあるというのだろうか?<br /> そのとき、あなた達の目の前の一人の人間が現れた。彼女の名はグラビトン・べリサーチ。彼女は古代人であるクリュー人だという。<br /> しかし彼女は記憶であり、思念がここにとどまってるだけであった。<br /> 彼女は言う。自分たちクリュー人がタルタル達と共にサルタバルタに辿りついたのだと。<br /> そしてその際、ホルトトの遺跡を作ったのだという。降り注ぐ星月の光をエネルギーの変える塔こそがホルトト遺跡であるという。<br /> 「まがつみの玉」と共に、真実は伝えられているのではないか?とルクスス院長に問うグラビトン。どうやら彼女の事を星の神子と勘違いしているようだ。<br /> そしてその理由はあなたが持っていた、白紙となった神々の書。<br /> グラビトンは少しでも助けになればいいがと、神々の書に自身の力を注いでくれた。わずかな力ではあるものの、ここの神々の書がよみがえったのである。<br /> グラビトンが姿を消した後、ルクスス院長は神々の書をアジドマルジドに見せるようにあなたに言った。<br /> これを読むことを出来るのは彼しかいないからと。<br /> そしてここで見たことは今だ秘密にしてほしいと。まだ、タルタル族がそれを知るには早過ぎる内容だからと彼女は言って去っていった。<br /> 確かに国家の起こりの伝承をひっくり返すような出来事だ。簡単に発表していい内容ではないだろう。<br /> それに、今は他にやることがある。神々の書をアジドマルジドに見せなければならない。しかし今アジドマルジドは牢につながれている。<br /> 何か、いい手段はないのだろうか?事態はこうして手をこまねいている間にも確実に進んでいるというのに・・・。<br /><br /> とりあえずここまでで。続きは後で投下しますm(__)m<br /><br /></dd> <dt>419 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 16:36:18.18 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>ミッション本筋からちょっとそれて、関連クエ スターオニオンズ団連続クエいっときます。<br /><br /> 「正義と勇気とタマネギと!愛と夢のあるカギシッポ!」<br /> ウィンダスの港の一角、倉庫裏であなたは子供たちが集まっているのを見つけた。<br /> 彼らは『スターオニオンズ団』、「悪い大人をこらしめる」事を目的とした、自称『正義の集団』である。<br /> あなたは、そんな彼らの活動に巻き込まれる羽目になる。<br /><br /> ある日、「悪い大人」の一人である泥棒ミスラ、ナナ・ミーゴを追いかけていたスターオニオンズ団。<br /> 彼女をとっちめるために彼らが向かったのは「オバケの家」。今は空き家となっている英雄カラハバルハの家だった。<br /> オバケの家から出てきたナナ・ミーゴに「タマネギ爆弾」を投げつける子供たち。悶絶する泥棒ミスラ。<br /> ブチ切れた彼女から逃げ出すスターオニオンズ団だったが、その際ピチチという少女が一つの玉を見つけた。<br /> それは、カーディアンを作成する際、心臓部に用いるマジックアイテム『魔導球』であった。<br /> きっと泥棒ミスラが『手の院』あたりから盗んだのだろうと当たりをつけたあなたとスターオニオンズ団は、<br /> ナナ・ミーゴをとらえるべく「オバケの家」で張り込む事にした。しかし、泥棒ミスラには結局逃げられ、あなたたちは家の中に閉じ込められてしまった。<br /> 出口を探すスターオニオンズ団。その時、彼らの一人が棺のようなものを見つけた。<br /> 「し……、し、しししし……シタイがぁ……」<br /> 混乱する子供たち。その時、ピチチが棺の方へ歩みよった。<br /> 「死んだ人なら、危なくないよ?」「オバケなら、死んでないもん」<br /> いろいろとすごい理屈である。それはともかく、彼女が棺の傍にきたその時、彼女が持っていた『魔導球』が反応を示した。<br /> 同時に、棺の中から一体のカーディアンが現れたのだった。長らく眠っていた彼は『魔導球』を取り込む事で今、よみがえったのである。<br /> 「あなたは……。 えーとえーと……。 オバケさん!」<br /> 「……ワタシ★ハ…… オバケ デハ アリマ★セン。 ジョーカー……。 カーディアン★ジョーカー……デス。」<br /> どうやら彼の名はジョーカーというらしい。しかし、カーディアンの名はタロットの小アルカナかトランプのマーク。それに1~Aまでのナンバーが<br /> 割り振られているはず。彼はそのどれとも命名法則が異なっているようだが・・・。<br /><br /> ジョーカーのおかげで家から脱出出来たあなたたちは、ジョーカーを連れて港の倉庫へ戻ることにした。<br /> 目覚めたばかりで記憶があいまいなジョーカーだったが、あっという間に子供達に懐かれたようだ。<br /> ジョーカーと子供たちは、出会ってわずかな時間ではあるが、すでに『友達』になっていた。<br /> 子供たちは彼を港の倉庫へ隠す。それはジョーカーが、『友達』が手の院につれて行かれるのを防ぐためであった。<br /><br /> ジョーカーの記憶を取り戻そうとしているある日、悪徳商人ホノイゴモイが彼らの元を訪れた。<br /> なんでもジョーカーが取り込んだ『魔導球』は彼がナナ・ミーゴに依頼した品であり、それを落としたものをピチチが拾ったらしい。<br /> 私の物なのだから返せ!と子供相手でも容赦ないホノイゴモイ。困った彼らはジョーカーを一旦は隠そうとするものの、<br /> 結局「嘘はよくない」と真実を全て話すのだった。とりあえずカラハバルハの家に戻されることになったジョーカー。<br /> その時、不意に彼の記憶がよみがえった。彼はあなたに「今解体されるわけにはいかない」とだけ告げ、立ち去る。<br /><br /> そのころ、港ではスターオニオンズ団が、急に現れた野良カーディアン達に襲われていた。<br /> そこに駆け付けたジョーカーと、それを追ってきたあなた。彼らはジョーカーの事を『王』と呼んだ。<br /> 野良カーディアンの目的は、ジョーカーであったのだ。ジョーカーは彼らに子供達を解放するように命ずると、<br /> 彼らとともに去ろうとする。記憶を取り戻したジョーカーは、口調も雰囲気も以前とはまったく異なっていた。<br /> 「ジョーカーの仲間は俺達なんだよ!いっちゃやだよ!」必死に食い止めようとする子供たち。<br /> ジョーカーは、子供たちの事を変わらず友と呼び、「いつか再び、君達のそばに戻る」とヤクソクし、<br /> 「約束は絶対に破らない」とスターオニオンズ団の鉄則に加えるよう告げると、今度こそ去って行った。<br /><br /> 彼の約束が果たされるには、これから少し長い時間が必要となる。<br /><br /></dd> <dt>420 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 17:11:56.29 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>あー勘違いしてました;上の記憶戻ったのは不意にではなく、ジョーカーの僅かな記憶を<br /> 頼りにプレイヤーが見つけてきた、ジョーカーのカードを手にしたからです。<br /> 記憶のバックアップみたいなものだった模様。<br /><br /></dd> <dt>421 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 17:48:18.92 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>ウィンダスミッション 後半 残りの部分行きます。<br /><br /> 闇牢に捕らわれたアジドマルジドに神々の書を渡さなければならない。<br /> しかし、その手段が一冒険者であるあなたに浮かぶわけもなく、あなたは発給されるミッションを黙々とこなしていた。<br /> 性別を偽って文通していたら、正体がばれそうになったというなさけない理由で姿をくらませた耳の院院長捜索の指令をこなし、<br /> ウィンダスに戻ってきたあなたを待っていたのは、手の院院長アプルルからの指令であった。<br /> 『闇牢を破る時がきた。5つの院長の指輪を集めよ』<br /> アジドマルジドを救出すると言うことか。しかし、このような内容の指令書、守護戦士たちに検閲されなかったのであろうか?<br /> ミッションを発給したガードはいう。これは守護戦士の検閲を受けていないものだと。<br /> どうやらガード達の総意で、この指令書は直接あなたの元へ届けられたらしい。それに感謝しつつ、あなたは手の院へと向かった。<br /> 闇牢とは、魔力を吸収し続ける牢獄。大魔道士であるアジドマルジドでも長くは持たないだろうとアプルルは言う。<br /> その前に彼を救出するために、必要な物を集めてほしいというのがアプルルの依頼であった。<br /><br /> 必要な物とは、五院の院長が持つ指輪であった。院長の証明書のようなものであるその指輪は星月の力が込められており、<br /> 同じく星月の力で閉ざされている闇牢の鍵の変わりになるのだという。<br /><br /> 最初は指輪を手に、一人闇牢をで開けにいった彼女だったが、彼女の前にウィンダス連邦政府元老院議員首席であるシャントット博士が現れた。<br /> 博士はアジドマルジドの師でもあり、彼の事を気にかけて様子を見にきたのだった。彼女がいうには、<br /> アジドマルジド(とあなた)が魔道塔を復活させたことにより、一つの指輪では扉を開くには力が足りなくなってしまったのだという。<br /> 五つの指輪をそろえ、私の元に持ってくれば後は何とかすると言い残し、彼女は去っていったという。<br /><br /></dd> <dt>422 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 17:48:42.62 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>アプルルの願いにこたえ、あなたは指輪を集め始めた。</dd> <dd>アプルルの手の院の指輪を除き、残るは後4つ。</dd> <dd><br /> 目の院院長トスカポリカは最初は断ったものの、アジドマルジドだけが復活した神々の書を読めると知り、<br /> アジドマルジドが呼んだ内容を後で教えることを条件に指輪を貸してくれた。<br /> 耳の院院長は、以前発見された際にその原因となったのが耳の院の指輪のせいだと知ると、ぱぱっとあなたに指輪を押しつけてきた。そんなんでいいんだろうか。</dd> <dd>鼻の院院長ルクススは、アプルルの助けになってやってくれと快く指輪を貸してくれた。<br /> これで指輪は4つそろった。これで残るは口の院の指輪のみ。しかし口の院院長アジドマルジドは今闇牢の中に・・・。<br /> 彼の指輪はセミ・ラフィーナが回収したとアプルルから聞いたあなたは、彼女を追ってホルトト遺跡へと訪れた。<br /> そこに居たのは、6体のエースの名を冠した上級野良カーディアンに囲まれているセミ・ラフィーナだった。<br /> カーディアン達はいう。われらは「王」を抱いたのだと。セミ・ラフィーナは前手の院長ゾンパジッパが王か?と問うが、<br /> カーディアン達は、奴は愚かな、罪深い道化師だと否定した。<br /> そして、あなたに気づいたカーディアン達は、セミ・ラフィーナとあなたを力場でとらえると、処分しようと武器を構えた。<br /> 「……待て」<br /> そこに、彼らの「王」が姿を現した。スターオニオンズ団と親しかったあなたは彼を知っていた。<br /> あの時、野良カーディアンとともに去っていったジョーカー本人であったのだ。<br /> 彼はセミ・ラフィーナに、持っている指輪をあなたに渡すよう告げた。逆らえる状況でもなく、しぶしぶ指輪を差し出すセミ・ラフィーナ。<br /> そして、彼女に「星の神子を黒き者から守れ」と告げた。黒き者、それは神出鬼没に現れるなぞの存在「黒き使者」のことであった。<br /> 過去に一度星の神子の前に姿を現したかれは、その後各国に現れては何かを探しているらしかった。わかっているのは、圧倒的な魔力を持つことだけである。<br /> そしてジョーカーは、あなたこそが最も強き「導きの星」であるとつげるのだった。<br /> 「すべてが集えば、すべてが分かる。ただ、その「時」がくるかは、おまえたち人の力次第。「時」を作るのだ。」<br /> ジョーカーが残したこの言葉の意味は一体なんなのであろうか・・・。<br /><br /> ついに5つの指輪がそろった。シャントット博士に指輪を見せると、彼女は、<br /> 「……よくやりましたわね。けれども、冒険者ごときが、5つの院長の指輪をこのように揃えるなんて。恐ろしいことですわ。<br /> それに今回のことは、ウィンダスの歴史に残るような、かなりの事件になるでしょう。」<br /> などとさも他人事のようにおっしゃってくださいました。いろいろ危険な気もするのだが・・・。<br /> アプルルの罪を軽くさせるために、他の院長を巻き込んだなど、嘘か本当かわからないような事をいいながら、<br /> 彼女は一つの手袋を作り上げた。その名は常夜の手袋。人一人の身に余る、5院の指輪全てを束ねた星月の力を御すためのものである。<br /><br /> アプルル院長と闇牢の前で落ち合い、常夜の手袋の力で扉を破ると、中で意識を失っているアジドマルジドを発見した。<br /> どうやらまだ命に別状はないようだった。<br /> 目を覚ましたアジドマルジドは、黒い生き物が来たと、何かを探しているらしかったと言った。<br /> 黒き使者がここにも訪れたのだろうか?<br /> その時、アルドマルジドはあなたが持っていた神々の書を見つけた。<br /> 文字がよみがえったと聞き、思わず書を開くアルドマルジド。しかし、書からの魔力によって昏倒してしまった。<br /> あなたはあわてて、アプルルとアルドマルジドを担ぎ出すのだった。<br /><br /> シャントット博士が診察したところ、何も手だてはなく、アルドマルジドが自力で目を覚ますのを待つしかないという。<br /> 今はあなたに出来ることは何もないようだ。アプルルから報酬を受け取り、あなたは手の院を後にした。全ては、彼が目覚めてからになるだろう。<br /><br /> なお、常夜の手袋はシャントット博士預かりとなった。なんでも指輪が抜けなくなってしまったらしい。・・・大丈夫なんだろうか。<br /></dd> <dt>425 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 19:48:13.89 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>あれからしばらくして、アジドマルジドが目を覚ましたらしい。<br /> あなたは、アプルルに呼びだされて手の院へと向かった。<br /> 結構元気そうなアジドマルジド。彼がいうには、あの時神々の書に書かれていた全てが見えたという。<br /> どうやらこのままではウィンダスは滅んでしまうというが果たして・・・。<br /> 詳細を聞こうとしたその時、部屋にセミ・ラフィーナが乱入してきた。<br /> しかし様子がおかしい。アジドマルジドを捕まえに来たわけではないようだ。<br /> 「黒き使者が現れた!一緒に来てくれ!」<br /> なんと黒き使者が神子の部屋に現れ、魔力によってセミ・ラフィーナは締め出されてしまったらしい。<br /> 封印を破るために彼女と共に天の塔へと向かうあなたとアジドマルジド。<br /> 星の神子の部屋に駆け付けると、今まさに黒き使者が星の神子に迫っているところだった。<br /> アジドマルジドとセミ・ラフィーナの攻撃を意にも介さず、黒き使者は神子を見つめると、そのまま去っていった。<br /><br /> アジドマルジドは言う。奴の力は星月の力だと。大いなる獣、フェンリルと同質の力を奴は行使していたと。<br /> 満月の泉に住まうという神獣フェンリル。しかしあなたが以前満月の泉を訪れたときには、フェンリルはどこにもいなかった。<br /> これは一体どういうことなのだろうか?<br /> 神々の書の全てを知った。だから、真実を語ってほしいというアジドマルジドに折れ、星の神子はついに全てを語り始めた。<br /> 歴代の星の神子が行ってきた予言『星読み』とは、ウィンダスの始まりの星の神子が満月の泉で行った予言『月詠み』の結果を読み取るということ。<br /> 歴代の神子はそれを元にウィンダスを導いてきたのだ。しかし、今代の星の神子の時、異変は起こった。<br /> 彼女が読み取った未来は『滅び』。ウィンダスという国の滅亡であった。<br /> 彼女はフェンリルに何か手だてはないか尋ねに赴いた。しかし、彼の返答は一つ。「滅びを回避しようとしても無駄である」と。<br /> そして大戦がはじまり、ウィンダスという国は滅亡の危機に瀕した。本来ならば、この国はそこで滅びていたのだという。<br /> しかしその運命を変えたのが、英雄カラハバルハであった。彼は星月の意思を捻じ曲げる業として、神獣の意思と力を操る召喚魔法を完成させた。<br /> そして、首都防衛の決戦において、フェンリルを召喚した。ところが、首都を守り抜くことには成功したものの、<br /> 神獣を支配するという荒技に耐えきれなかったカラハバルハ、そして召喚によって彼とリンクしていたフェンリルは、そこで命を落としたのだという。<br /> そしてウィンダスから星月の加護は失われ、ホルトト遺跡は止まり、ウィンダスの土地は少しずつ衰退していった。<br /> 同時に、初代星の神子の月詠みの予言は失われ、現星の神子は星読みの儀式で、失われた月詠みの予言を読むふりをし続けてきたのだと告げた。<br /> 「映る未来など、何もないのだから・・・」彼女はそう言って全てをあきらめた様子だった。しかし、アジドマルジドは言う。<br /> 「平和が約束されていないということは、滅びも約束されていないということだ!俺達は自分で光をつかまないと・・・!」<br /> その言葉に、星の神子ははっとし、そしてカラハバルハの叡智を求めるアジドマルジドに、カラハバルハの残した全てを託したのだった。<br /><br /> カラハバルハの残したものはアジドマルジドに任せるしかない。天の塔を後にしたあなたを待っていたのは、アプルルの新たな依頼だった。<br /> 「お父さんが生きているかもしれない・・・」<br /> 20年前、カーディアンの反乱の際行方不明になったという前手の院長にして二人の父、ゾンパジッパ。<br /> 世間では反乱の首謀者では?などと言われていたが、真実は謎のままであった。<br /> しかし最近、鼻の院元院長でマンドラゴラの研究をしているヨランオラン博士が、ある物を冒険者から手に入れたという。<br /> それは手紙であった。そしてそれは、ゾンパジッパが書いたと思われるものだった。<br /> 発見された場所はボヤーダ樹。樹齢数万年とも言われる、聖地ジ・タ最大の樹木の内部である。<br /> もし父が生きているなら、探し出してほしいというアプルルの依頼で、あなたはボヤーダ樹の内部へと向かった。<br /> マンドラゴラの群れをかき分け、ようやく見つけた牢獄に、ゾンパジッパは居た。<br /> なんでも監禁された振りをして、自主的にここで研究を行っていたらしい。・・・どう見ても強がりにしか見えない。<br /> それはそれとしてあなたは、彼にカーディアンの反乱理由などを聞いてみることにした。<br /><br /></dd> <dt>426 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 19:50:32.23 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>なんでも、初期型のカーディアンは戦時中であったらめ、軍隊として運用する必要があった。<br /> それ故、本来ならばマスターをゾンパジッパと登録するはずだったところを、<br /> 製作者ゾンパジッパ>統率用のエースナンバーのカーディアン>上位のナンバーのカーディアン>下位のナンバーのカーディアン<br /> と段階的な指揮系統を作成し、それを彼らに登録したのだという。<br /> ところが、当時ホルトト遺跡を研究していたカラハバルハがカーディアンを何体か借りうけたいと申し出てきた。<br /> ゾンパジッパは、彼のためにエースナンバーのカーディアンのマスターとして追加でカラハバルハを登録した。<br /> ところが、カラハバルハはその技術を元にカーディアン「ジョーカー」を作り、エースカーディアンの上位指揮権を与えた。<br /> そしてジョーカーにホルトト遺跡の全てを任せたのだという。<br /> しかし、カラハバルハは20年前の戦いでフェンリルと共に命を落とした。<br /> 問題はその後である。カーディアン作成とは、命を吹きこむ技術を元としている。<br /> 命を「作り出す」のではなく「吹きこむ」。ようはカーディアン達は生命として独立しているわけではなく、作成者とリンクしているのだ。<br /> 故に作成者が死亡すれば、作成されたカーディアンも機能を停止する。そのため、当然ジョーカーも機能を停止したのだった。<br /> これで混乱したのはエースナンバーのカーディアン達である。<br /> 自身の上位の指揮権を持つジョーカーが停止したが、自分たちは停止していない。本来ならば、旧カーディアン達はゾンパジッパが作成したため、<br /> 上位ナンバーが作成者死亡で停止する=自分たちも停止する。となるはずなのである。<br /> しかし、自分たちはいまだ稼働している。この矛盾を解決するために、カーディアン達が取った行動が、「ジョーカーの復活を目指す」ことなのである。<br /> その結果が反乱であり、ゾンパジッパの監禁の理由だったのだという。<br /><br /></dd> <dt>427 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 19:50:51.28 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>カーディアンの反乱の理由は判明した。ではジョーカーが復活した今カーディアン達はどうするのだろうか?<br /> 「死んだカーディアンが生き返ったというならば、大変なことが起きているはずだぞ!」<br /> あなたから、ジョーカー復活の顛末を聞いていたゾンパジッパは急に声を荒げた。<br /> 彼は真剣な表情で話し始めた。<br /> 「いいか?理解する頭がなくとも、一度言ったら二度と言わぬからよく聞けよ。無機物に「命」と「意思」を与える魔法には重大なる決まりがある。」<br /> 一つは、さっきも言った通り、術者が死ねばその手で命を吹き込まれた無機物もまた停止するということ。そして・・・。<br /> 「死んだ無機物を生き返らせてはならない。生き返らせたならば死した術者も「死の虚無」から呼び戻される。」<br /> ジョーカーが生き返ったならば「カラハバルハも生き返っている」はずだというのだ。<br /> ならば、その生きかえったカラハバルハは一体いずこに?<br /> ゾンパジッパから、反乱理由やカラハバルハの復活などについて詳細につづられた手紙を受け取ったあなたは、アプルルの元へと戻った。<br /> ・・・どうやらゾンパジッパはこのまま残るようだ。・・・いいんだろうか。<br /><br /> アプルルに手紙を渡すと、ちょうどアジドマルジドも心の院から戻ってきていた。<br /> 彼らは手紙を読み、ジョーカーの正体を知った。<br /> 「カラハバルハが復活したなら、何故神子様の前に姿を現さない・・・?」<br /> 「俺たちの前に、姿を現すことができない理由があるのか、それともなにか企んでいるのか……?」<br /> ふとアジドマルジドは思い出した。<br /> 「召喚・・・そうだ。召喚だ。」<br /> カラハバルハが目指したのは完全召喚だった。それは、力を借りるのではなく、完全に支配する召喚魔法。<br /> もしそれが成功していたというのなら、カラハバルハが死んだとき、たしか・・・<br /> 「だとしたら、よみがえったのかカラハバルハだけではなく・・・?」<br /> どうやら少しずつ全貌が見えてきたようだ。あなたはアジドマルジドと満月の泉の星の神子の元へ急いだ。<br /><br /> 星の神子は満月の泉に居た。自分はカラハバルハの死と、光を失った満月の泉を見て希望を失ってしまっていたのだと、<br /> 未来を見ることをやめてしまっていたのだと、傍に控えるセミ・ラフィーナに悔いていた。<br /> セミ・ラフィーナは星の神子に言う。自分を責めないようにと。ウィンダスの人々はあなたのおかげで平穏に暮らせていたのだと。<br /> その言葉を受け、星の神子は今こそ真に自分たちが進む先を見極める決意を固めた。その時・・・。<br /> 「……そう、それこそがそなたたち人に必要な「意志」……。」<br /> 「!?」<br /> 突如現れたジョーカーに魔法を受けるセミ・ラフィーナ。彼女の姿はその場から掻き消えた。<br /> 「まさか、あなたは・・・!」<br /> 星の神子は、ジョーカーの正体を察したようだった。ジョーカーは、セミ・ラフィーナは他の場所に飛ばしただけだといい、<br /> 星の神子にここに来た理由を話し始めた。<br /> 彼が言うには、カラハバルハが死んだとき、神子が願った彼への救い。わずかに残っていた星月の力がそれを聞き届けた。<br /> その小さき願いの星が、ウィンダスに再び星月の加護を取り戻させようとしているのだと。その「時」を導こうとしているのだと。<br /> しかしそのためには、分かたれた己と、今一度、強い星の神子の願いが必要なのだと。<br /> 「神子さま・・・!」<br /> そこに駆け付けたあなたとアジドマルジドにジョーカーは告げた。<br /> 「さぁ、願いの星よ。我は、そなたの最後の導きをここで待つ……。「黒き使者」を再び、この星月の地へと導け……!奇跡の「時」を起こすのだ……!」<br /><br /></dd> <dt>428 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 20:22:58.68 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>一度ウィンダスに戻ったあなたは、天の塔に呼びだされた。<br /> そこで待っていたセミ・ラフィーナは、ヤグード達がホルトト遺跡をよこせと言ってきてることを教えてくれた。<br /> なんでも不可侵条約には、中央塔を動かさないという取り決めがあったのだが、それをアジドマルジドが動かしてしまったため、<br /> そこをつっついてきているらしい。しかし、首都の喉元を明け渡すわけには当然いかない。今はまず、星の神子を救出するのが先だと、<br /> あなたとセミ・ラフィーナはアジドマルジドの元へ向かった。<br /><br /> カラハバルハの研究室には、アジドマルジドとアプルルがいた。<br /> アジドマルジドが語るには、黒き使者はカラハバルハであるということだった。<br /> それと同時に彼は、フェンリルでもあるという。死の瞬間、完全召喚でリンクしていたカラハバルハとフェンリルは、<br /> ほぼ同一の存在と化しており、それが混ざり合っているのだという。<br /> 今まで出そろった情報をまとめるに、ジョーカーこそがフェンリルであり、そこにはカラハバルハも混じり合っている。<br /> また、黒き使者はカラハバルハであり、同時にフェンリルも混ざり合っているのだろう。<br /> 故に、彼らは一つに戻る事を望んでいるのではないだろうか。しかし、何のために?<br /> 「自分を死に追いやった神子様を恨んでいるとか?」<br /> 理由はまだ分からない。しかし、彼はそういった怨みや怒りの感情を見せてはいなかったようだが・・・。<br /> 黒き使者を満月の泉に呼びよせるための手段として、アジドマルジドが示したのは、古の民が残した歌だった。<br /> クリュー人がフェンリルを導くのに使った歌。黒き使者がフェンリルでもあるのならば、これに導かれるに違いないという。<br /> あなたは、三つに分割されて三つの遺跡に残された曲を全て回収しに向かった。<br /><br /> それを見送った後、アジドマルジドはセミ・ラフィーナにヤグードの急襲に備えるように伝えた。今、せめてこられたら星の神子不在の<br /> ウィンダスはひとたまりもないだろうと。<br /> そうならないように頼む、とセミ・ラフィーナは防衛の準備に向かった。今、ここにようやくウィンダスの守護者二人が手を取り合った。<br /><br /> アプルルは、強い星月の力をながせば、少しならばカーディアン達の動きを止められるかもしれないとアジドマルジドに伝えた。<br /> 無茶するなよとアジドマルジドはいうものの、アプルルは絶対についていく気のようだ。<br /> 研究室から走り去るアプルルを見送りながら、アジドマルジドは一つの疑問を抱いていた。<br /> (天才であるカラハバルハが、完全召喚の末に自身が死ぬ事を予測できなかったのか・・・?)<br /><br /></dd> <dt>429 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 21:02:03.23 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>曲を集め、戻ってきたあなたを待っていたのは、ヤグード達が不可侵条約破棄の予告をしてきたという知らせだった。<br /> それはすなわち、ヤグード達による戦線布告が近いということだった。もう猶予はないだろう。<br /> そしてアジドマルジドが言うには、それはジョーカーの命の期限ともイコールであるのだという。<br /> 死者の人形。死んだ術者が作り上げた人形を強制的によみがえらせることによる反魂の法は、決して万能な死者蘇生術ではないのだという。<br /> よみがえった人形が生きられるのは、生前に人形に術者が込めた命の分だけ。人形による死者蘇生とは、<br /> 正しくは人形に寿命を切り取って保存しておくというのに近いのだという。<br /> そしてジョーカーがスターオニオンズ団に復活させられた日から計算すると、命のストックはもうすぐ尽きようとしているのだという。<br /> 当然ジョーカーやカーディアン達もそれに気づいているはず。<br /> おそらく、ジョーカーとヤグードは何らかの取引をしていたのだろう。もしかしたら、カーディアン達が発破をかけるためにヤグードを<br /> けしかけたのかもしれない。そして、ヤグードはジョーカーが死ぬのを待っているのだろう。<br /> どっちにしろもう時間はあまりのこされていないようだ。<br /> そこへアプルルがやってきた。シャントット博士らに協力してもらい、カーディアンの動きを封じる道具を作ってきたのだという。<br /> 準備は整った。あなたは決着をつけるため、みんなと共に満月の泉へと向かった。<br /><br /> 満月の泉には、多くの野良カーディアン達がいた。そしてその奥にジョーカーと星の神子がいた。<br /> あなたはジョーカーに促され、古の歌を奏で始めた。満月の泉に曲が響き渡り、それにみちびかれ黒き使者が現れた。<br /> 「分かたれた我よ……今こそ一つに…」<br /> 一つに戻ろうとするジョーカーと黒き使者。しかし、黒き使者が放つ力に影響されたのかカーディアン達が暴れだした。<br /> あなたは、暴れる彼らから神子を守るために武器を構えた。<br /><br /><br /> 暴れるカーディアン達をとりあえずは退かせたものの、カーディアン達の暴走は止まらない。<br /> 「静まれ、静まるのだ……!」<br /> 暴走している彼らには、ジョーカーの制止も届かないようだ。その時、<br /> 「止まって、子供たちよ!」<br /> アプルルが、持ってきた道具を空中に放りなげた。瞬間、放たれる星月の力。<br /> カーディアン達はその力に影響されて、次々に一時機能停止に追い込まれていった。<br /><br /> 黒き使者には、自我と呼べるものがほとんど残っていないらしく、そのあふれるだす魔力でひたすらに暴れているようだった。<br /> 今度はワイバーンとマンティコアを召喚しだす黒き使者。どちらも強大な力を持つモンスターだったが、<br /> あなたとアジドマルジドの手によって打倒された。<br /> その時、カーディアン達の束縛がとけ再び動き始めた。また戦わなくてはならないのか!?<br /> 「心配はいらぬ」<br /> ジョーカーはそう言った。もう黒き使者に魔力は残っていないのだと。<br /> そしてジョーカーは星の神子に後の事を託すと、今度こそ本当に黒き使者と一つになるのだった。<br /> 純粋な星月の力と化すジョーカー。そして・・・<br /> 「星月よ、私の願いを聞いて・・・。この約束の地に、神獣フェンリル様の息吹を!」<br /> 神子の願いにこたえるように星月の力は形を持って行き・・・。<br /><br /> 「人よ、そう、それこそが未来を創る力なのだ。」<br /><br /> 大いなる月の獣。神獣フェンリルが今、満月の泉に復活したのだった。<br /><br /></dd> <dt>430 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 21:02:31.79 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd><br /> 天の塔に戻ってきたあなたにアジドマルジドは語り始めた。<br /> あの場に居たカーディアンやジョーカーはただの人形に戻ってしまったこと。<br /> 星の神子が、星月の力とまがつみの玉の力を全て使って神獣フェンリルをよみがえらせたことを。<br /> すなわち、それこそが月詠みだったのだと。<br /><br /> セミ・ラフィーナはヤグード達に書状を突き付けてきたという。神獣フェンリルが復活した以上、彼らがホルトト遺跡に口出しをすることは<br /> させないと。上位の野良カーディアン達が機能停止した今、ヤグードたちもそう簡単には不可侵条約破棄には動かないだろう。<br /><br /><br /> 星の神子は、神獣フェンリルの心があなたにも聞こえただろうという。フェンリルは、ウィンダスの未来を、ウィンダスの始まりを約束してくれたと。<br /> だがそれは始まりだけ。星月の加護は取り戻したものの、まがつみの玉は力を失い、月詠みも星読みも行うことは出来なくなってしまったという。<br /> しかし星の神子は、今までとは違った明るい表情でこういった。<br /> 「この先何が起こるのか、私は知ることが出来なくなった。星の導きを失ってしまった。だけど・・・。」<br /> 「私はウィンダスの民達に導かれる。何よりも、ウィンダスの民が幸せであるように道を探して進むのが私の役目」だと。<br /> もう、ウィンダスは大丈夫だろう。遥か昔に定められた未来をなぞるのではなく、自分たちの手で、進むべき未来を切り開いて行ける。<br /><br /> 「さぁ、共に行きましょう。すべてが終わり、すべてが始まった・・・」<br /> 未来を導く星。それすなわち、一人ひとりの意思である。<br /><br /></dd> <dt>431 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 21:12:40.32 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>以上でウィンミッション終了ですが、実際のストーリーはもう少し続きます。<br /> サブイベント 月の導き<br /><br /> カーバンクルの紅玉に導かれ、あなたは6体の召喚獣の息吹を集めることになった。<br /> 六つの息吹を集めたその時、紅玉は月の呼び玉へと変じた。<br /> カーバンクルは訴える。息吹をフェンリルの元へと。<br /> 満月の泉。黒き使者との戦い以来、久しく訪れてなかったそこへあなたはやってきた。<br /> カーバンクルの呼びかけと六つの息吹の力によって神獣フェンリルが姿をあらわす。<br /> フェンリルは、あなたの力を試すというと襲いかかってきた。<br /> 辛くもフェンリルを退けると、彼は「あの子らに、これを頼む。約束を待つ、小さななあの子らに……」<br /> そういってあなたに力を失い、からっぽになった魔導球を渡して姿を消した。<br /><br /></dd> <dt>432 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 21:46:15.49 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>ウィンダスミッション+スターオニオンズ団エピローグ<br /><br /> からっぽになった魔導球をあなたは子供たちに届けた。<br /> 子供たちは、それを見て、ジョーカーは死んだと、壊されてしまったと嘆き悲しんだ。<br /> そんななか、団長のコーロラコロは叫んだ。<br /> 「ジョーカー、死んだりなんかしてないよ!」<br /> なぜなら彼は戻ってくるのだと“ヤクソク”したのだからと・・・。<br /> そこにピチチが言う。「オバケさん、戻ってきたね。」と<br /> 次の瞬間、からっぽの魔導球が光を放ち、空に無数の流星が瞬いた。<br /> 声が響き渡る・・・。<br /> 「子供たちよ…お前たちの生きる時、生きる街、すべてを。見ているよ・・・。我はこの地に戻ってきたのだから・・・」<br /> それは、フェンリルとなったジョーカーの、大切な友達への言葉だった。<br /><br /> 空を仰ぎ見ることもたち。彼らはジョーカーに誓った。自分たちも空を、街を、みんなを全部全部見ていくよと。<br /> 自分たちは正義のスターオニオンズ団だってことを、ずっと忘れないでと。<br /> 子供たちとジョーカーの約束は、今ここに果たされたのだった。<br /><br /> (fin)<br /><br /></dd> <dt>433 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 21:49:05.58 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>以上でウィンダスミッションと関連クエ終了です。<br /><br /></dd> </dl>
<p><strong>ファイナルファンタジーXI、ファイナルファンタジーXI ジラートの幻影</strong></p> <p>part1-261:「闇の王」に関する話から「ジラートの幻影」の冒頭までの要約</p> <p>part1-371,384,433:「ジラートの幻影」(途中まで)の要約</p> <p>part3-627~629:「闇の王」「ジラートの幻影」の要約</p> <p>part12-89~100,125~133:「前史と世界観」「闇の王」「ジラートの幻影」の詳細なまとめ</p> <p>part59-412~433,444:ウィンダス連邦に関するミッション</p> <hr /><dl><dt><a>261</a>名前:<b><a href="mailto:sage"><font size="+0">名無しさん@お腹いっぱい。</font></a></b>投稿日:03/11/19 01:17 ID:GL9BL9Ay</dt> <dd>かつて、神々の楽園に入ろうと試み神の怒りにより滅んだ古代人、ジラート。<br /> そしてその荒廃した世界に悲しんだ女神アルタナがこぼした5つの涙より5つの種族が生まれた。<br /> しかし、男神プロマシアの呪いにより、5つの種族は互いに争いあうようになってしまった。<br /> またプロマシアは人々に敵対する新たな種族を創造する。「獣人」である。<br /><br /> そして現在、ヴァナディールには4つの国が存在していた。<br /> 魔道の力に優れるタルタル族と南の大陸エルシモ島に住むミスラ族のウィンダス連邦。<br /> 誇り高きエルヴァーン族のサンドリア王国。<br /> 「人間」と共通点の多いヒューム族と巨大な体躯を力を誇るガルカ族のバストゥーク共和国<br /> そして謎の多いジュノ大公が興した国、ジュノ大公国。<br /><br /> そんな中、極寒の地バルトニアに「闇の王」と名乗るものが現れた。<br /> 闇の王は各地の獣人たちをまとめ上げ、襲いかかってきた。<br /> 対する各国は当初、苦戦を強いられたものの、ジュノ大公の提唱により「アルタナ連合軍」を結成、<br /> 闇の王の軍勢を北方のズヴァール城にて討ち取る事に成功する。<br /> 後に「クリスタル戦争」と呼ばれる戦いである。<br /><br /> その後、各国の交流は活発となり、世界中を旅する「冒険者」と呼ばれる者たちが多数現れる。<br /> 冒険者達は冒険の中で本来あまり知能に優れていない獣人達が組織的な行動を起こしている事や<br /> 獣人達が自らでは開発しえない兵器を用いている事など、黒幕的存在がいる事に気づき始める。<br /><br /> そしてその正体は北のズヴァール城にて復活を遂げた「闇の王」であった。<br /> 冒険者達は死闘の末、闇の王を打ち破ることに成功する。<br /> 闇の王の正体はかつてミスリル銃子隊としてズヴァール探索に赴いたガルカの戦士、ラオグリム。<br /> ラオグリムは語る「俺は仲間に裏切られ、憎しみの化身、闇の王となった」と…<br /><br /> そんな中、ジュノ大公であるカムラナートが突如姿を消す。<br /> 探索を続ける冒険者は古代の民の意識体であるというグラビトン・ベリサーチ(トンべリ)なる人物より<br /> 「ジュノ大公達は古代ジラート人の王子であり、神の扉を再び開こうとしている」なる情報を得る。<br /><br /> ここまでやって引退した… 続きが知りたい(´д`)<br /><br /><a name="a262"></a></dd> </dl><hr /><dl><dt><a>371</a>名前:<b><a href="mailto:sage"><font size="+0">攻略さん ◆TMvq.rbHAM</font></a></b>投稿日:03/11/20 18:03 ID:FZvdpNuQ</dt> <dd>FF11ジラードの幻影編<br /><br /> 冒険者(プレイヤー)たちは、くギルガメッシュとカザム族長に会い、ジラードの謎を解明するよう頼まれる(たしか)。<br /> かつてギルガメッシュが出会ったという不思議な老人を求めてウガレピ寺院と怨念洞を訪れる冒険者たち。<br /> そこで待ち受けていたのは、3匹のトンベリだった。なんとか倒すことに成功すると、不思議な老人が出現する。<br /><br /> 老人の口から開かされる真実。このトンベリたちは、怨念によって姿変わり果てたかつてのジラードの民。<br /> そして、ジラードの民の王子であるカムラナートとエルドナージュ兄弟がクリスタルの力を使って、<br /> 人間たちを新らしい世界へと導く「神の扉計画」を再び実行しようとしていることを。<br /><br /> 計画を阻止すべく古代碑を巡礼し、古代神殿の廃墟へと向った。<br /> そこで出会ったジラードの民の亡霊(?)から更なる真実を聞かされる。それは、<br /> ①ゲートクリスタルのある遺跡(ホラ・デム・メア)がクリスタルエネルギーを集めるためのものであること(記憶曖昧です)。<br /> ②さらに、各地に存在する遺跡と同じ材質(サーメット)で出来た白い建築物(通称骨山)が、<br />  遺跡で集めたエネルギーをデルクフの塔へと送るためのクリスタルラインであること。<br /> ③それらは、神の扉計画のためにジラードの民が過去に建築したということ。<br /> ④そして、神の扉計画がデルクフの塔に集めたエネルギーで神の扉があるトゥーリアを浮上させる必要があること。<br /> ⑤すでにジラード兄弟の手により浮上は始まっていること(ここも曖昧です)。<br /> だった。早速、トゥーリアの浮上を阻止すべくデルクフの塔へ向かう冒険者たち。<br /><br /> そこで待ち受けていたのはジラード兄弟のカムラナートだった。<br /> 辛くもカムラナートを倒すことに成功したが、そこでエルドナージュが登場。<br /> エルドナージュは実の弟であるカムラナートに用済み宣言。<br /> シモベであるアークエンジェル(クリスタルの戦士)の5人によりトドメをささせてしまった。<br /> そしてエルドナージュの手により浮上するトゥーリア。<br /><br /> 冒険者一行は、エルドナージュの野望を阻止すべくトゥーリアへの行き方を探した。<br /> ギルガメッシュの助言を経て、青水晶を入手、神の間を通ってトゥーリアへと向かった。<br /> トゥーリアで待ち受けていたのは、エルドナージュのシモベ、アークエンジェルの5人。<br /> これも撃破することに成功した主人公たちはエルドナージュの元へと向かうのだが・・・。<br /><br /><br /> この後、宿命の座でエルドナージュを倒すとジラード編完了なのですが、<br /> 私はここまでしかプレイしてませんので分かりません(´・ω・`)<br /> 分かる人いたら補完お願いします。<br /><br /><a name="a372"></a></dd> <dt><a>384</a>名前:<b><a href="mailto:sage"><font size="+0">名無しさん@お腹いっぱい。</font></a></b>投稿日:03/11/20 20:20 ID:YE97pRx2</dt> <dd><a href="http://www.geocities.co.jp/Playtown-Knight/9303/menu.htm">http://www.geocities.co.jp/Playtown-Knight/9303/menu.htm</a><br /> FF11なら一応まとめ(?)サイトとかあった気がする。<br /> 登場キャラと世界観掴めば楽しめなくもないんじゃない?<br /><br /><br /><a name="a385"></a></dd> <dt><a>433</a>名前:<b><font size="+0">名無しさん@お腹いっぱい。</font></b>投稿日:03/11/21 15:53 ID:vBA43fo6</dt> <dd>&gt;384<br /> そのページは更新が止まってるので、こっちの方がいいと思う。<br /> FF11の世界設定を語ろう<br /><a href="http://tamtamtam.hp.infoseek.co.jp/">ttp://tamtamtam.hp.infoseek.co.jp/</a><br /><br /><hr /></dd> <dt>627 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font>:04/02/22 10:03 ID:3JLmoxaY</dt> <dd>FF11全ストーリー要約(含ジラート以前)<br /><br /> かつてジラートと呼ばれる古代文明がヴァナ・ディールの地を席巻していた。<br /> ある時ジラートの兄弟王子の兄がクリスタルの力に触れ<br /> 神々の住まう地「真世界」のヴィジョンを見た。<br /> 魔力の強かった兄王子をアンテナにしてそのヴィジョンを共有したジラート人たちは<br /> 大地深くに眠るといわれる5つの巨大クリスタルの力を汲み上げ、<br /> 「神の扉」浮島トゥー・リアに収束し「真世界」への道を開く計画を実行に移す。<br /> しかし、ジラート人の一部、クリュー人はその計画がもたらすだろう<br /> ヴァナ・ディールの崩壊を防ぐため、クリスタルの力を暴走させ阻止する。<br /> だが、その結果ジラートは滅亡し兄弟王子は生き残ったものの<br /> トゥー・リア制御装置の役割を帯びたデルクフの塔深くに眠ることとなった。<br /><br /><br /> 一万年の時が過ぎた。<br /> 5つの巨大クリスタルの暴走は生き残ったジラートの民に影響を与え<br /> 各々のクリスタルが有する特性を基に5つの種族にその姿をかえさせていった。<br /> またそれと共に5種族は心の内面に抱えた闇を増幅させることとなった。<br /> 現在ではエルヴァーン族の「サンドリア王国」<br /> ヒューム族とガルカ族の「バストゥーク共和国」<br /> タルタル族とミスラ族の「ウィンダス連邦」<br /> の三国と三者の中間に位置する「ジュノ大公国」でヴァナ・ディールの地は成り立っていた<br /><br /></dd> <dt>628 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font>:04/02/22 10:05 ID:3JLmoxaY</dt> <dd>30年前、北方の地ザルカバードの地下に眠る巨大な力の調査が3カ国合同で行われた。<br /> その際、種族の確執に端を欲した事件が発生する。<br /> 調査隊のガルカ族、その種族の記憶を語り継ぐラオグリムがヒューム族に殺害されたのだ。<br /> だが、死に際し巨大なクレバスに落ちたことで地下に眠る力…<br /> ジラート人が利用したクリスタルの力に触れ、その憎しみを触媒として<br /> 彼は新たな命を手に入れた。即ちヴァナ・ディールにおける恐怖の象徴、「闇の王」の誕生である。<br /> 「闇の王」は獣人たちを恐怖によって取り込み、後に「クリスタル戦争」と呼ばれる<br /> 凄惨な戦争を四カ国を相手取り起こすが、<br /> 結局20年前にガルカ族の暗黒騎士、ヒューム族の戦士をはじめとする混成部隊に敗れた。<br /> (小競り合いを続けていた三カ国をまとめたのはジュノ大公国によるところが大きかった。)<br /> しかし、これこそがヴァナディールの真の危機の始まりであった。<br /> ラオグリムが闇の王となった時、クリスタルのエネルギーにノイズが生じ<br /> ジラートの兄弟王子が一万年の眠りより目覚めたのである。<br /><br /><br /></dd> <dt>629 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font>:04/02/22 10:07 ID:3JLmoxaY</dt> <dd>そして現在…世は冒険者の時代。<br /> 三国のうち一国に所属する主人公は、所属国のさまざまな依頼にこたえていく最中<br /> 闇の王の復活を察知し、復活の場に赴きクリスタルの力から開放しラオグリムを正気に戻す。<br /> だが、それが結局はクリスタルのノイズを消失せしめる結果を生じさせ<br /> 既に蘇っていたジラートの兄弟王子にして現ジュノ大公とその兄弟による<br /> 真世界に至る計画を復活させることとなる。<br /> 真相を知った主人公は制御装置たるデルクフの塔で、兄弟王子の弟「カムラナート」を葬るが<br /> 兄王子「エルドナーシュ」によって神の扉、トゥー・リアは再び蘇ってしまう。<br /> 計画を阻止するためトゥー・リアに乗り込み、<br /> エルドナーシュの放った、現行人類より遥かに強いクリスタルの影響を受けた5種族の戦士こと、<br /> 「クリスタルの戦士」を撃破し、エルドナーシュに挑む主人公達。<br /> 激闘の末エルドナーシュを倒したものの、彼は最期にこのヴァナ・ディールを道連れにしようと<br /> 一万年前と同様クリスタルの力を収束、暴走させようと試みる。<br /> しかしそこに志を同じくする女冒険者ライオンが自らの身体をノイズとして投げ出し<br /> すんでのところで暴走は回避される。<br /> なおも諦めないエルドナーシュだったが、<br /> そこに現れたヴァナ・ディールの女神を信奉する古の巫女イブノイルの言葉に諭され消滅していく。<br /><br /><br /> ヴァナ・ディールの地はこうして歴史には現れない、一握りの冒険者達によって救われた。<br /> しかし楽園を求めるものがいる限り、運命の歯車は回り続ける…<br /><br /><br /><hr /></dd> <dt>89 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 冒険の前史と基本的な世界観</a></b></font>:05/02/05 22:41:15 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>暁の女神アルタナの造りし世界、ヴァナ・ディール。<br /> その中央に位置する2つの大陸に住まう人間たちは、大別して5種族。<br /> 長身痩躯の森の民エルヴァーン。子供のような外見の知の民タルタル。<br /> 南方からやってきた猫のような狩りの民ミスラ。頑健で武骨な力の民ガルカ。<br /> そして地球の人間に一番近い容姿をした、好奇心旺盛なヒューム。<br /> 彼らは3国に分かれ、覇を競っていた。<br /> クォン大陸北方に位置するエルヴァーン騎士たちの王国、サンドリア。<br /> 鉱山開発を基盤に新興したヒュームの工業国、バストゥーク共和国。<br /> ミンダルシア南方のステップ地帯に位置するタルタルたちの連邦、ウィンダス。<br /><br /> また、彼ら人間と対になる存在が「獣人」だ。<br /> サンドリアと長らく対立している、力のみを信奉する戦の民・オーク帝国。<br /> 鉱山を巡りバストゥークと宿敵関係にある、亀のようなクゥダフ軍団。<br /> ウィンダスといびつな「友好」関係にある、狡猾な烏天狗ヤグード教団。<br /> 定住を嫌い行商や野盗、傭兵業で生計を立てる異色の獣人、ゴブリン族。<br /> 彼らは人間と衝突を繰り返してきたが、人間の優勢は疑いようもなかった。<br /> その勢力図を一変させたのが、「闇の王」の出現である。<br /> 闇の血族デーモンを従え突如ヴァナ・ディールに現れた闇の王は、<br /> それまでいがみ合っていた獣人たちを力と恐怖で糾合、人間根絶ののろしを上げた。<br /> まとまりを欠く人間3国は獣人連合の大軍に各個蹂躙され、窮地に追い込まれる。<br /> そこに登場したのが中立の新興国家、ジュノ大公国だった。<br /> 大公カムラナートによる仲介で3国は手を結び、アルタナ連合を立ち上げ<br /> 総反撃に出た。後に言う大戦=「クリスタル戦争」である。<br /><br /></dd> <dt>90 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 前史と世界観~オープニングムービー</a></b></font>:05/02/05 22:42:50 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>大戦末期。タブナジア侯国の侯都に向かう隊列の中に、少年と姉は居た。<br /> 兵士達に護られる、民間人達が列をなして堅牢な侯都の城壁の中へと入っていく。<br /> だが、夜の訪れとともに不安が忍び寄る。飛来する火矢。火を吹く攻城兵器。<br /> 獣人の軍勢が大挙して押し寄せたのだ。果敢に反撃する侯都の連合軍。<br /> 幼子のようなタルタルたちが詠唱した大魔法が敵陣のさなかに炸裂し、<br /> エルヴァーン弓兵の矢がオークの雑兵を薙ぐ。だが、所詮は多勢に無勢。<br /> 防衛戦は突破され、城壁の中で惨劇が繰り広げられる。<br /> 少年アルドと姉の元にもオークの魔の手が迫るが、姉の機転で少年は逃される。<br /><br /> そして20年後……。タブナジアの丘からかつての侯都を見下ろす<br /> 諸種族の冒険者達の中に、精悍に成長した青年アルドの姿があった。<br /> あの惨劇の直後、北の地ザルカバードで闇の王が連合軍に討ち滅ぼされ、<br /> クリスタル戦争は終結した。そして今、ヴァナ・ディールの世界は<br /> 国の利害に縛られない冒険者達が活躍する新しい時代を迎えていた。<br /> あなた(プレイヤー)は、そうした冒険者のひとりとして歩み始める。<br /><br /></dd> <dt>91 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編あらすじ(各国ランク1~2)</a></b></font>:05/02/05 22:47:00 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>つーわけで未解決リストに入りっパのFF11、闇の王編をとりあえずやってみる。<br /><br /> 三大国は、冒険者に仕事を発給する任務(ミッション)制度を開始していた。<br /> あなたは自国にミッション登録し、冒険者としての一歩を踏み出す。<br /> 下積みを重ね、自国の抱える問題に直面しながら着実に実力をつけてた<br /> あなたは、他の2国の情勢を視察するミッションを任され初の長旅に出る。<br /> 友好国の依頼をこなす中、他国もそれぞれ獣人勢力の拡大に苦慮している<br /> らしいことを知るあなた。また旅の途中で、獣人の動向を調べているらしい<br /> 女冒険者ライオンと知り合う。そして視察の最後に訪れた獣人拠点の最奥部で<br /> あなたとライオンは、獣人たちを裏で指導する黒幕の存在を知る。<br /> それは、20年前の戦いに敗れ北の地に封印されたはずの闇の血族だった。<br /> 召喚された邪竜を退けなんとか撃破に成功するが、「闇の王の復活は近い」<br /> という言葉がライオンとあなた、そして報告を受けた各国首脳部に波紋を広げる。<br /><br /></dd> <dt>92 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編あらすじ(各国ランク3)</a></b></font>:05/02/05 22:48:41 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>視察行を終え各国公認の冒険者となったあなたに本国から新たな指令が下る。<br /> 三国協調の要である中立国・ジュノ大公国の大使館に赴任せよというのだ。<br /> クォン・ミンダルシア両大陸間に架かる巨大な橋上にそびえる立層都市ジュノ。<br /> 大使館を訪れると、あいにく大使は「デルクフの塔」に調査に行っているという。<br /> 様子を見てくるよう頼まれたあなたは、ジュノの真下にある孤島クフィムを目指す。<br /> 荒涼とした島の随所を走る、白骨状の奇怪なライン。バストゥークの工房長シドが<br /> 「クリスタルライン」と呼んでいた3国近隣地域のものと同じだろう。<br /> それらが集約する先に、巨大な白陶(サーメット)の塔がそびえていた。<br /> 内部はこれまで挑んだどのダンジョンより巨大。なにしろクリスタル戦争に負けて<br /> 帰れなくなった巨人(ギガース)達が多数徘徊しているのだ。が、実際に入ってみると<br /> それだけではなく、異文明の遺物と思われる機械人形やマジックポットまで蠢いている。<br /> ワープやエレベータを乗り継いでいくと、基層中心部の部屋に大使が閉じ込められていた。<br /> 単身調査中、油断して後ろから殴られ、閉じ込められてしまったのだという。<br /> 単なる魔物の巣窟などではないこんな施設が、何故大国ジュノの直下にあるのか。<br /> キナ臭さを感じつつ、深入りは危険と判断した大使とあなたはデルクフを後にした。<br /><br /></dd> <dt>93 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編「魔晶石を奪え」(各国ランク4)</a></b></font>:05/02/05 22:50:59 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>ジュノ公邸から大使館に呼び出しがあった。ジュノ最上層<br /> 「ル・ルデの庭」にある大公宮に向かったあなたを出迎えたのは<br /> 大公カムラナートとその弟、金髪碧眼の美少年エルドナーシュだった。<br /> ヒュームの美男子だが、年齢にそぐわぬ若々しさと不思議な雰囲気を持つ大公。<br /> 彼が言うには、獣人達は闇の王復活のために「魔晶石」という石を利用するつもりらしい。<br /> 世界を獣人達の手に渡してはならない。オーク、クゥダフ、ヤグードが築いた拠点から<br /> 魔晶石を奪ってくるよう依頼される。また、密貿易組織「天晶堂」への密書も預かる。<br /> ジュノ下層にある天晶堂に書状を届けにいったあなたは、獣人と心通わせる不思議な<br /> 女性フェレーナと、その義兄で天晶堂リーダーを勤める青年アルドに出会う。<br /><br /></dd> <dt>94 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編「魔晶石を奪え」ダボイ</a></b></font>:05/02/05 22:52:28 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>サンドリア領ジャグナー森林の奥にあった美しい村は、野蛮なオーク達に滅ぼされ<br /> 一大本拠地「ダボイ」となっていた。奥地、禍々しい紋様で封印された<br /> 石壁の中に潜入すると、不可思議な液体が滴る中、魔晶石が結晶していた。<br /> それに触れた途端、過去の何者かの記憶があなたに流れ込む。<br /><br /> …30年前。バストゥーク共和国が提唱した北方調査計画。サンドリア王国は<br /> 実利に駆られるヒュームたちを軽蔑しつつも、偵察・牽制のため調査隊に<br /> 王立騎士フランマージュを参加させた。吹雪の荒れ狂う呪われた地ザルカバードで<br /> 立ち往生する調査隊の面々。そこへヒュームの隊員ウルリッヒが駆け込んでくる。<br /> ガルカのラオグリムとヒュームの女子隊員コーネリアがモンスターに襲われ<br /> 地表の裂け目に落ちたというのだ。本当に事故だったのか? ヒュームとガルカの<br /> 対立が噂される共和国の内情をあげつらいウルリッヒを冷笑するフランマージュ。<br /> 捜索虚しく2人は見つからず、調査隊は帰投を決める。帰国後、王城の地下で<br /> 一人思索に耽るフランマージュに突如襲いかかる黒い闇。<br /> 「お、お前は!?ラオグリムの…!?知らぬ、ラオグリムは事故で死んだのだ!!」<br /> 恐怖に駆られ狂乱するフランマージュ…<br /><br /></dd> <dt>95 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編「魔晶石を奪え」オズトロヤ</a></b></font>:05/02/05 22:54:27 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>ヤグード教団の総本山オズトロヤ城に潜入するには特殊な松明が要るらしい。<br /> ジュノ下層でジャンク屋を営むゴブリンのマック爺を訪ねたあなたは、<br /> フェレーナを慕い人間と親しくなりたがるゴブリンの少年フィックと知り合う。<br /> 松明を受け取ると、フィックもオズトロヤへ行くところだと言う。獣人と人間の<br /> 諍いに心を痛めるフェレーナを気づかい、ヤグードを諭しにいくというのだ。<br /> ジュノ大公府の奨励により巷では冒険者の獣人狩りが活発化している。<br /> 不安を隠せないフェレーナとマック爺。案の定、あなたと追ってきたフェレーナは、<br /> オズトロヤ内部で瀕死のフィックを見つける。慟哭するフェレーナに<br /> 「誰も憎んではいけない」と言いおいて、天に召されるフィック。<br /> 最後まで獣人と人との和解を信じつづけたフィックの思いを受け取ったフェレーナは、<br /> 獣人すべてが悪ではない、大きな流れに気づいて欲しいと告げて帰っていく。<br /> フィックの死に複雑な思いを抱えつつ祭壇の間の奥の魔晶石に触れようとすると、<br /> 再び過去の光景が……それは大戦末期のウィンダス、召喚魔法をめぐるやりとり。<br /> そしてつい先日、オズトロヤ中枢を突如襲ったウィンダス魔道院長の姿だった。<br />  *この回想はウィンダス編と関わるのでここではあまり関係ない。<br /><br /></dd> <dt>96 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編「魔晶石を奪え」ベドー</a></b></font>:05/02/05 22:55:43 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>雨煙るパシュハウ沼の奥、クゥダフ軍団の本拠地ベドー。その一角に<br /> 秘匿されていた魔晶石に触れると、またも過去の光景が流れ込む。<br /> ……火薬でクゥダフを駆逐し新鉱山を入手した喜びに沸き立つヒューム達。<br /> 鉱山にクゥダフの神殿があったことを知るガルカは複雑な思いでその様子を眺める。<br /> 数十年後、パルブロ鉱山で掃討作戦を行う銃士隊。その中にはウルリッヒ、<br /> コーネリア、そしてラオグリムの姿が。最後まで卵を護ろうとしたクゥダフたちの心を<br /> 全く理解しないウルリッヒ。それを咎めるコーネリア。他者の事情を知ろうともしない<br /> ヒュームの姿に、諦めにも似たつぶやきを繰り返すラオグリム。<br /> そして舞台は変わり北の地ザルカバード。虹色の妖光が溢れるクレヴァスの前、<br /> ラオグリムに襲いかかるウルリッヒ。「前からおまえは、気にくわなかったんだよ!」<br /> とどめを刺そうと繰り出したウルリッヒの剣が、割って入ったコーネリアを貫く。<br /> 自分の犯した愚挙に愕然とし、その場を逃げ出すウルリッヒ。<br /> 「あなたは、死んではいけない人……。」ラオグリムの腕の中で息を引き取る<br /> コーネリア。慟哭するラオグリムは、クレヴァスの奥へと落ちていった。<br /><br /> ……我に返りまだ呆然としているあなたを心配する女冒険者ライオン。<br /> その時2人の前に巨大な闇の王の幻影が出現する。<br /> 「もうすでに目覚めている、世界の終わりに来る者は……。」<br /> 「憎しみ、おそれ、ねたみ、傲慢、無知……災いが、あまねくヴァナ・ディールをおおう。」<br /> 幻影は憎悪を漲らせ、自分を目覚めさせたのは人間だと語った。<br /><br /></dd> <dt>97 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編「魔晶石を奪え」結末</a></b></font>:05/02/05 22:57:06 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>不吉な予感に駆られつつも、大公に3種の魔晶石を届けるあなた。<br /> 魔晶石はクリスタルと同種のエネルギーを不純だが多く含んでいるという。<br />  *ヴァナディールにおいてクリスタルは炎土水風氷雷光闇の各属性エネルギーを<br />  封入した持ち運び可能なエネルギーコアのような存在。その力を利用した<br />  エネルギー合成が、職人や冒険者たちを中心に広く普及している。<br /> 獣人排斥に本腰をいれなければなるまいと嘯く大公からの報酬は飛空艇パスだった。<br />  *ジュノと3国とを結ぶ飛空艇公社の技術はジュノ大公国が独占している。<br /> 獣人たちが石の力を用いて闇の王復活を目指すとすれば、ズヴァール城最奥を封じ<br /> 3国が分割管理しているはずの封印護符の存在が、獣人達にはジャマになる。<br /> 大公側近がそう語ったまさにその時、ジュノ親衛隊が急を告げる。<br /> 3大国首脳が、一斉に獣人に襲撃を受けたというのだ。慌てて本国に急ごうと<br /> 謁見の間を辞すあなたを、弟公エルドナーシュが呼び止め問い正す。<br /> オズトロヤでフェレーナが示した獣人との交感・読心能力に興味があるのだという。<br /> 「一緒に遊びたい」と、親衛隊長にフェレーナを呼びに行かせるエルドナーシュ。<br /> 報告していないはずのフィックとフェレーナの悲劇を、何故彼が知っているのか。<br /> 本国に急がねばならないあなたが彼の真意を知ることになるのは、まだ先の話である。<br /><br /></dd> <dt>98 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編あらすじ(各国ランク5)</a></b></font>:05/02/05 22:58:30 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>急ぎ帰国した本国では、国民の不安を煽らぬよう箝口令が敷かれていた。<br /> 幸い首脳は無事だったが、襲撃の混乱に乗じて封印護符が盗まれている。<br /> 闇の王復活の企みが明らかになった今、封印を失う訳にはいかない。<br /> 北の地・ボスディン氷河にある古代ジラート人の都市「フェ・イン」。<br /> その廃墟奥に設置してある4つ目の護符の無事を確かめにいくことになる。<br /> デルクフの塔に酷似した素材・様式の遺跡フェ・インに辿り着くと、<br /> ガルカの暗黒騎士ザイドを伴ったライオンが既に到着していた。<br /> 30年前の3国共同調査隊の話を始めるザイド。あなたが目にしたあの光景だ。<br /> 彼らがこの地に眠っていた力を目覚めさせてしまったのかも知れない……。<br /> 目的地ク・ビアの闘技場に辿り着くと、肝心の封印はとうの昔に破られていた。<br /><br /> 封印破棄の報告を受け、本国指導者たちに緊張が走る。闇の王復活は目前。<br /> 事態は急を要するが、国家のシステムはそれに追いつかない。<br /> 政治的問題や体面を気にし、出兵に躊躇するサンドリアの騎士団。<br /> 目先の利害に関わらない難事への関与を嫌うバストゥーク共和国議会。<br /> ヤグードとの不可侵条約を理由に魔道軍を動かせないウィンダス。<br /> サンドリア第一王子トリオン、共和国大統領カルスト、そして星の神子は、<br /> これまでミッションをこなしてきた信頼に足る力を持った冒険者、<br /> 国のしがらみから自由な冒険者に、闇の王復活阻止の最終ミッションを下す。<br /> そのひとりは、もちろんあなただった。<br /><br /></dd> <dt>99 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編あらすじ(各国ランク5)</a></b></font>:05/02/05 23:00:13 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>ザルカバードの最果て、異形の城郭ズヴァール城。駐屯している獣人諸族の<br /> 戦士や王直属の配下である闇の血族たちを退け、最奥・王の間に辿り着くと、<br /> そこにはかつて闇の王を討った暗黒騎士ザイドも既に到着していた。<br /> 2人の目の前でクリスタルの妖光が瞬き、黒い棺から闇の王の巨体が復活する。<br /> ……闇の王は、ガルカだ。20年前の決戦で浮かんだ疑念を確信に変えるザイド。<br /> 30年前北の地で裏切りにより最愛のひとを失い、人間に絶望したラオグリムの<br /> 変わり果てた姿。それが闇の王の正体だった。クレヴァスに落ちて死んだ彼は、<br /> 地下に眠る大いなる力に触れて死を超越し、人であることをやめた。<br /> 憎しみの炎を一身に纏い、圧倒的な力で襲いかかる闇の王。<br />  *実際、実装当時のプレイヤーでは8割方勝ち目がない強さでした(;´Д`)<br /> 死闘の末あなたたちの前に膝を折る闇の王だが、その憎しみは尽きない。<br /> 再び立ち上がろうとする闇の王に、真の名で繰り返し呼び掛けるザイド。<br /> 苦悶の末、闇の王=ラオグリムは正気を取り戻し、訥々と語る。<br /> 自分がガルカ種の記憶を引き継ぐ役割を背負った「語り部」だったこと。<br /> 背負った哀しみや憎しみの大きさゆえに、「力」と触れた反動も大きかったこと。<br />  *「語り部」についてはバストゥーク編で明らかにされます。<br /> 巨大な力に揺れはじめる王の間。駆け付けたライオンに急かされ脱出する<br /> あなたたちの背後に、ラオグリムは独り残る。30年前に一度失った命、<br /> 今さら惜しくはないと。最後に愛するひとの名を呟き、彼は消えていった。<br /><br /></dd> <dt>100 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI 闇の王編エピローグ</a></b></font>:05/02/05 23:02:19 ID:3CxMVEcO</dt> <dd>「だが、この地に満ちた災いが、すべて<br />  消え去ったわけではない……。<br />  伝説はこう続く。<br />  かくして、深く暗き眠りの底より<br />  クリスタルの戦士達は、<br />  しずかに浮かび上がった……。」<br /><br /> 闇の王の再来という最大の危難は去った。<br /> しかし自国内部の問題はまだまだ片付いてはいない。<br /> 「辺境行き飛空艇が開通したらノーグにきてね」というライオンの言葉も気になる。<br /> あなたの冒険はまだ終わらないのだ。<br /><br /> 「ジラートの幻影」編につづく。<br /><br /></dd> <dt>125 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI「ジラートの幻影」プロローグ</a></b></font>:05/02/07 00:56:25 ID:qGiEIHfv</dt> <dd>(「闇の王編」<a target="_blank">&gt;&gt;100</a>から続いてます)<br /> 長らく運行停止になっていたジュノ~カザム間の辺境飛空艇航路が再開した。<br /> 未知の冒険に胸を躍らせ南国エルシモ島へ旅立ったあなたは、<br /> 「ノーグへ来てね」というライオンの言葉をふと思い出す。<br /> ユタンガ大森林を抜けてノーグにつくと、そこは海賊達のアジトだった。<br /> 出迎えたライオンは再会を祝うのもそこそこに、カムラナート達のこともあるし<br /> 何とかしなくちゃね、と深刻な表情。……カムラナート?<br /> ジュノ大公がどうしたというのか。怪訝に思うあなたをフラッシュバックが襲う。<br /><br /> ズヴァール城での決戦。闇の王があなたに敗れ、ザイドの呼び掛けで<br /> 正気を取り戻し自らを語りはじめた、あの時。……不意に拍手が聞こえる。<br /> 面白いショーだった、そううそぶきながらジュノ大公カムラナートと<br /> 弟エルドナーシュがあなたたちの前に現れた。我が目を疑うその光景に、<br /> 暗黒騎士ザイドが問う。お前達は何者なのかと。カムラナート達は、<br /> 亡んだはずの古代の民「ジラート」を名乗った。<br /> クリスタルラインを復活させ神の扉を開けば、「真世界」がよみがえる。<br /> それこそがジラート1万年の宿願なのだと語る大公兄弟。あなたの活躍で闇の王<br /> ラオグリムがこの地のクリスタルの力から解放されたことで、ノイズが消え<br /> 彼らの計画が遂行可能な状態になったというのだ。今のこの世界は神の墓場であり、<br /> 人間も獣人もその屍に蠢く虫ケラに過ぎぬ。そう言い放った大公は、<br /> 人間5種族の姿を模した黒衣の闘士たちを喚び覚まし、禍々しいオーラを放つ<br /> それを「クリスタルの戦士」と呼んであなたたちの始末を任せる。圧倒的な力で<br /> 襲いかかるクリスタルの戦士達を、再び闇の王と化したラオグリムが、命を賭した<br /> 最後の力で食い止める。間一髪、ライオンとザイドはあなたを連れ脱出した。<br /><br /></dd> <dt>126 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI「ジラートの幻影」</a></b></font>:05/02/07 00:58:02 ID:qGiEIHfv</dt> <dd>凄まじい力の衝突から記憶喪失を起こしていた(;´Д`)らしいあなたは、<br /> 今すべてを思い出し、愕然とする。伝説に謳われるクリスタルの戦士とは<br /> 自分達のことではなかった。それどころか大公達は、討ち払われるべき<br /> 「おおいなる災い」こそが今を生きる人間だというのだ。衝撃さめやらぬまま、<br /> ライオンに導かれ、ノーグの頭領ギルガメッシュと引き合わされるあなた。<br /> ジュノを前々から怪んでいた彼は、娘のライオンに情勢を探らせていたのだ。<br /> 伝説だか何だかしらねえがおとなしくやられる気はない、そう啖呵を切る彼は、<br /> あなたに「ウガレピ寺院」行きを促す。かつて財宝を求めて忍び込んだ際<br /> そこで出会った不思議な老人なら、何か知っているに違いないと言うのだ。<br /> 人間諸国の中心・冒険者の本拠であるジュノ。そのジュノの大公が人類根絶の<br /> 陰謀を企む古代人だなどとは、誰も信じないだろう。自分達の力のみを頼りに<br /> 動き出すしかないあなたたちの所へ、天晶堂の主アルドが現れ協力を申し出る。<br /> ……彼の妹フェレーナもまた行方不明だというのだ。<br /><br /></dd> <dt>127 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI「ジラートの幻影」</a></b></font>:05/02/07 00:59:47 ID:qGiEIHfv</dt> <dd>エルシモ島の熱帯雨林の奥にあるウガレピ寺院には、女神アルタナの民を<br /> 深く恨む異形の邪宗徒トンベリが住んでいた。ミスラの集落カザムの部族長から<br /> 許可をもらって寺院に侵入したあなたたちを、「みんなのうらみ」が襲う。<br /> 寺院の地下、怨念洞の奥にある「生贄の間」でトンベリたちを撃退すると、<br /> グラビトンという古代人らしき老人の幻影が現れる。古代の民クリューの<br /> 集合無意識の代弁者を名乗る老賢者は、1万年前の記憶を語りはじめる。<br /> ヴァナ・ディールの地下に眠る5つの強大なクリスタルの力を利用して<br /> 繁栄を極めたジラートたち。クリスタルの力を汲み出すための「アーク」、<br /> それらを結ぶクリスタルライン、そして全てのエネルギーを制御する塔。<br /> これらを利用して巨大なエネルギーを集め、彼らは真世界への道を開こうとした。<br /> 世界各地に見られる謎の白色遺跡は、ジラートが建造した施設だったのだ。<br /> クリューと「明星の巫女」は計画に反対したがジラート達は聞く耳持たず、<br /> 神の扉となるべきエネルギー集束施設=浮島トゥー・リアがついに完成する。<br /> 計画を阻止するため後がないクリューたちは、北の地のアークを破壊した。<br /> その結果クリスタルの力は暴走。ジラートの神都は海中に没し、文明は滅びた。<br /> 力の暴走「メルトブロー」の爆心地である北の大地は不毛の地となり、南方に<br /> 落ち延びたクリューの民もまた力をじかに浴びた影響で退化しトンベリと化した。<br /> ……それほどの犠牲を払って阻止されたジラートの計画が、今また動き始めている。<br /><br /></dd> <dt>128 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI「ジラートの幻影」</a></b></font>:05/02/07 01:01:50 ID:qGiEIHfv</dt> <dd><br /> 賢者グラビトンの導きどおり各地の古代石碑を巡って光のかけらを集め、<br /> バストゥーク南西の島にある大砂漠の神殿廃墟「宣託の間」を訪れたあなた。<br /> 同じ目的で廃墟を訪れたザイドとあなたの前に、明星の巫女たちの幻影が現れ、<br /> クリスタルの子たちと呼び掛ける。クリスタルの子とは例の戦士たちではないのか?<br /> クリスタルの戦士は、アークを護るためジラートが5大クリスタルから生み出した<br /> 人工生命「アークガーディアン」。一方いまの人間5種族も、メルトブローを<br /> 生き延びた人々が長い年月の間に力を浴び、5大クリスタルそれぞれの影響を<br /> 受けて変化した姿なのだという。由来が違えど原理は同じ、というわけだ。<br /> 1万年前の計画が再び語られる。端緒はデルクフを訪れたジラートの兄王子。<br /> クリスタルと同調した彼は、はるか太古に失われたはずの「真世界」を垣間見た。<br /> 完全なる世界。国民たちは共鳴能力でそのビジョンを共有し、楽園の予感に熱狂して<br /> 次元の扉を開くため盲進したというのだ。世界が神の国と化したとき、<br /> 人はどうなるのか。ビジョンを共有できなかったクリューの民と女神アルタナを<br /> 祭る明星の巫女たちは、計画に反対した。そしてクリューの謀反の結果、<br /> 古代人は滅びたが、ヴァナ・ディールは救われた。すべての発端である<br /> デルクフの塔こそがジラートの王子の計画のかなめ。デルクフへ急がねばならない。<br /><br /></dd> <dt>129 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI「ジラートの幻影」</a></b></font>:05/02/07 01:03:24 ID:qGiEIHfv</dt> <dd>巫女達の啓示を受けたあなたと暗黒騎士ザイドはデルクフへと急いだ。<br /> ライオンの情報によると、フェレーナもジュノ親衛隊に連れられて<br /> デルクフの塔に向かったらしい。妹を巻き込まれ怒るアルドも、ライオンと<br /> 共にその後を追う。最上層のコントロール施設「天輪の場」に集結する一同。<br /> そこでは大公カムラナートが制御システムを起動し、計画の要である浮遊島<br /> 「トゥー・リア」を復活させようとしていた。デルクフもトゥー・リアも、<br /> 滅びた訳ではなく眠っていただけ。大公達もまたデルクフで眠っていたが、<br /> 30年前の事件で北の地のクリスタルに生じたノイズの伝播で目覚めたと言う。<br /> 神の力で世界を支配したいだけではないのかと問うアルドの言葉を、否定しない大公。<br /> 動き始めた制御システムの真下で、光輪剣を振るうカムラナートとの死闘がはじまる。<br /><br /> 苦闘の末、カムラナートが膝を折る。クリスタルの意志たる自分がただの人間に<br /> 敗北するはずがない……愕然とし、クリスタルの戦士たちに助けを請う彼を、<br /> エルドナーシュが冷笑する。クリスタルはおまえなど必要ないと言っている、と。<br /> デルクフの制御には自分が必要なはず、兄に見捨てられるはずはない…焦る大公。<br /> カムラナートが弟で、エルドナーシュが兄。兄王子はクリスタルに触れた日から<br /> 成長が止まっていたのだった。弟の哀れな姿を嘲笑うエルドナーシュの傍らには、<br /> フェレーナがいた。彼女の共鳴能力を利用し、「語り部」ラオグリムの生首から<br /> 太古の記憶を引きずり出すエルドナーシュ。デルクフの制御システムが完全復活し、<br /> ついに神の扉=浮遊島トゥー・リアが現れる。あなたたちを誘う言葉を残し、<br /> エルドナーシュはトゥー・リアに転移していった。<br /><br /></dd> <dt>130 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI「ジラートの幻影」</a></b></font>:05/02/07 01:04:42 ID:qGiEIHfv</dt> <dd>去り際にエルドナーシュが残した「ロ・メーヴ」という言葉。<br /> ノーグで調べるとそれはミンダルシア北端、聖地ジ・タの針葉樹林の奥にある<br /> 神殿の名前だった。ミスラの冒険家から譲り受けた青水晶を使ってその奥へと進む<br /> あなたとザイド、アルドの前に、明星の巫女イブノイルのビジョンが現れ、語る。<br /> 無数に存在する小クリスタルの由来、人間の由来。現在の人間たちが抱える心の闇は<br /> 伝説で云われるような呪いなどではない。時と共に昂進しつつあった古代人の<br /> コミュニケーション能力不全が、メルトブロー被爆の影響で急激に特化・顕在化した、<br /> 言わば後遺症が現在の5種族の心の闇なのだと。<br />  *この辺はプロマシアの呪縛編で全貌が明かされる。<br /> そしてエルドナーシュや自分たちジラートもまた、不完全だからこそ<br /> 完全なる存在、失われた真世界を求めつづけたのだと。クリスタルの力、<br /> 古の呪縛から自分達を解き放って欲しいという彼女の洗礼を受けたあなたたちは、<br /> 天空に浮かぶトゥー・リアに転移する。色鮮やかなフラミンゴと、ロボットの園丁。<br /> 緑溢れる空中庭園は一見平穏そのものだが、庭園に点在する円形劇場には<br /> クリスタルの戦士たちが待ち構えていた。タルタルの怯懦、ミスラの嫉妬、<br /> ガルカの憎悪、エルヴァーンの驕慢、そしてヒュームの無知。<br /> 人の抱える内なる「心の闇」を呼び覚まし、彼らが襲いかかる。<br /><br /></dd> <dt>131 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI「ジラートの幻影」</a></b></font>:05/02/07 01:06:27 ID:qGiEIHfv</dt> <dd>クリスタルの戦士たちとの死闘に勝利し、浮島中央にあるル・アビタウ神殿<br /> へと侵入すると、ライオンが現れる。父に黙って独断でついて来たのだ。<br /> 「無事にすべてが終わったら、一緒に世界を旅して回らない?」<br /> 彼女と約束を交わし、あなたは最後の戦いに臨む。<br /> 神殿の最深部「宿星の座」では、既にアルドとザイドがエルドナーシュに<br /> 圧倒され動きを封じられていた。共に神の扉をくぐり、高次元の生命に<br /> 生まれ変わりたくはないか? 甘い誘惑を拒絶したあなたを<br /> どうしようもないバカだとなじり、オーバーテクノロジーの防衛ユニットを<br /> 従えたエルドナーシュが襲いかかる。主を護るように自律機動する<br /> 防衛システムの波状攻撃に耐えながらも、エルドナーシュを追い詰める。<br /> …?彼の眼帯が外れあらわになった片目は、クリスタルと同化していた。<br /> 光の投槍を操り、生身の王子が凄絶な攻撃を開始する。<br /><br /></dd> <dt>132 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">■FFXI「ジラートの幻影」</a></b></font>:05/02/07 01:08:44 ID:qGiEIHfv</dt> <dd>人間離れした圧倒的な力を誇る相手との激戦に、ついにあなたは勝利する。<br /> だがエルドナーシュは、クリスタルラインを不完全なまま稼動させてしまう。<br /> 力の暴走ですべてを道連れにしようというのだ。宿星の座に集束していく<br /> 膨大なエネルギーに、絶望するアルドたち。エルドナーシュの夢とともに<br /> 世界が終わろうとするその刹那、エネルギーの奔流にライオンが飛び込む。<br /> 「ごめん! あの約束、守れないかもしれない。」<br /> 突如発生したノイズにより集束していた力が消滅し、愕然とするエルドナーシュ。<br /> それでも諦めない彼に、イブノイルの声が語りかける。これ以上世界を傷つけるな、<br /> ヴァナ・ディールが傷つけばあなたの夢見る真世界も傷つくのだ、と。<br /> 彼女の言葉を受け入れ、エルドナーシュは光の中へと消えていく。<br /><br /> こうして歴史の表舞台では決して語られることのない戦いが終わった。<br /> あなたの活躍を讃え、ねぎらうギルガメッシュ。謎めいた力を発揮して<br /> 消えたライオンは、彼の実子ではなく、幼い頃拾い育てた義娘だったという。<br /> 世界の裏で動いていたジラート1万年の夢は終わったが、表舞台は何も変わっていない。<br /> 大公を失ったはずのジュノも、表向きは何の変化もない。<br /> 各国国内では問題が山積、獣人たちも健在。あなたの冒険は終わらないのだ。<br /><br /></dd> <dt>133 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font>:05/02/07 01:10:47 ID:qGiEIHfv</dt> <dd>以上『Final Fantasy XI』でした。<a target="_blank">&gt;&gt;89-100</a>闇の王編が古典王道系なら<br /><a target="_blank">&gt;&gt;125-132</a>ジラート編は少年ジャ○プってとこか。<br /> ジラート編、まとめの都合上タネ明かし中心になってますが、実際の展開は<br /> わりとバトル多め、前のめりなつくりになってます。<br /> この他にまだ、「サンドリア編」「ウィンダス編」「バストゥーク編」、そして<br /> 「プロマシアの幻影」があるんですが、ボリュームと伏線の量がごっつくて<br /> コンパクトにまとまらないので、今回はパスっつーことでひとつ(;´Д`)<br /><br /></dd> </dl><hr /><dl><dt>412 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11</b></a>:2011/12/29(木) 03:51:28.74 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>FF11 三国ミッション ウィンダス編から行きます。<br /> wikiのジラートミッションの項目でランク3~5が説明されてしまっているので、その部分は省略します。<br /> 1~2の中盤を前半 ランク6からを後半ってことでとりあえずやってみます。<br /><br /> ウィンダスミッション用語解説<br /><br /> ウィンダス連邦……現人神「星の神子」を中心として、タルタル族の諸部族が連合し成立させた連邦国家。<br /> 20年前の大戦時、活躍したミスラ族の傭兵達に国の一部を期限付きで譲渡しており、国の住人はその二種族が中心。<br /> 魔法に長けたタルタル族中心の国家らしく、学術国家として繁栄している。<br /><br /> ヤグード教団……現人神を頂点に擁く、獣人ヤグード達の宗教集団。そのあり方から、同じく現人神を頂点に擁くウィンダスとは<br /> 相容れぬ存在であり、大戦時にはウィンダスと戦い双方に大きな傷跡を残すこととなった。<br /> 大戦終了時に疲弊しきっていたウィンダス連邦と優位な不可侵条約を結び、供物献上と首都近郊にあるギデアス割譲を約束させた。<br /> この不可侵条約はいつ破棄されてもおかしくなく、国の上層部が割れる原因となっている。<br /><br /> 五院……ウィンダス連邦の5つの公的機関、連邦図書館『目の院』、国軍である戦闘魔道団の魔法練習場『口の院』、<br /> 国立魔法学校『耳の院』、生物化学研究所『鼻の院』、防衛兵器開発機関『手の院』の総称。<br /> だが、噂では人知れず存在する『第六の院』がウィンダスのどこかにあるという・・・。<br /><br /> カーディアン……ウィンダス軍の前衛不足を解消するために手の院開発された魔道兵。<br /> トランプになぞらえた識別ナンバーが割り振られている。会話能力を持っていたり、ある程度の思考能力はある模様。<br /><br /> 野良カーディアン……20年前の大戦時に活躍したカーディアンが、戦後なぜか反乱を起こし野に下ったもの。<br /> 現在採用されているカーディアンと異なり、タロットの小アルカナになぞらえた識別ナンバーを持つ。<br /> 嘘を見抜く力があるらしいが、同時に自身が嘘をつくことも出来ない。</dd> </dl><dl><dd>星の神子……ウィンダスの人々の信仰の対象であり、最高指導者である女性。</dd> <dd>女神アルタナの生まれ変わりだとされており、代々女性が襲名する。<br /> 現在の星の神子は、20年前の大戦のころからの在位である。</dd> </dl><dl><dd>天の塔……ウィンダスの中心に存在する『星の大樹』内に存在する建物。国の政治に関する施設が集約しており、最上階には星の神子が住まう部屋がある。</dd> <dd><br /> 守護戦士……ミスラで構成される、星の神子の近衛兵。大戦で孤児となった子供のミスラ達の中で、適正があるものを育て鍛え上げたもの。、<br /> 実力は折り紙つきだが、タルタルに育てられた彼女たちを快く思わないミスラ族も少なからず存在する。<br /><br /> 星読み……星の神子が天の塔最上階にある『天文泉』にて。予言を読み取る儀式。ウィンダスの政治はそれを元に取り行われる。<br /> その実態は、初代星の神子が月詠みで残した予言を読み取る事である。<br /><br /> 月詠み……ウィンダスの初代星の神子が、フェンリルの力を借り遥か先までの未来を読み、<br /> 予言として残したとされる儀式。しかし・・・?<br /><br /></dd> <dt>413 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 03:52:26.50 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>人物紹介<br /> アジドマルジド……現口の院院長。ウィンダスの軍事最高司令官であり、急進的なタカ派。<br /> 比類なき才を弛まぬ努力により磨き上げた最強クラスの魔道士でもある。<br /> ウィンダスの平和を第一に考えているものの、そのためには手段を選ばない面があり危険視されている。<br /> 五院の一つである手の院現院長アプルルは妹。<br /><br /> アプルル……現手の院院長でアジドマルジドの妹。心やさしい性格だが、父ゾンパジッパの汚名を雪ぐべく、<br /> 努力して院長になるなどの心の強さを持つ。現在は経営の苦しい手の院の運営と、暴走気味な兄に心悩ませている。<br /><br /> 星の神子……現在の星の神子その人。アジドマルジドやミスラ達がヤグード討伐を叫ぶ中、彼女は戦争回避の姿勢を見せており、<br /> 弱腰外交と批判されている。その影には、彼女しか知らない何かの事情があるようだが?</dd> <dd> セミ・ラフィーナ……白い髪と白い服が特徴的な、守護戦士達のリーダー。卓越した弓の腕と、星の神子への忠誠心から皆に信頼されている。国を乱しかねないアジドマルジドの行動を警戒している。<br /><br /> カラハバルハ……20年前の大戦での首都防衛戦にて、ウィンダスを滅亡の危機から救った偉大なる魔道士にして大英雄。<br /> 現在冒険者が使用する召喚魔法とは異なる、『完全召喚』なるものを0から完成させた天才でもある。<br /> しかし、彼は完全召喚の使用により、ウィンダスを救った後命を落としたという。<br /> 彼が引退後住むはずだった家は空家となっており、今はだれも住んでいないはずだが・・・?<br /><br /> スターオニオンズ団……『正義の一味』を自称する子供たちの集団。日夜悪い大人たちに正義の鉄槌を下すべく、<br /> あれこれ作戦を練ってはいろいろやらかすお騒がせ集団。<br /> ミッションに直接関係するわけではないが、彼らのとある行動が、ウィンダスを大きく動かすことになる。<br /><br /> フェンリル……多いなる月の獣。ウィンダスの初代星の神子と契約し、ウィンダスを星月の加護により守護していたと言われている。<br /> カラハバルハが完全召喚を行った事により降臨、ウィンダスを襲うヤグード軍を殲滅したが、その後ウィンダスから星月の加護が失われてしまったらしい。<br /><br /> ゾンパジッパ……前手の院院長でアジドマルジド、アプルル兄妹の実父。カーディアンを発案し完成させた人物だが、天才と変人は紙一重というか、<br /> なんというかいろいろあくが強い人物である。<br /> 野良カーディアンの反乱の際行方不明になっており、生死不明。反乱事件は彼の責任であるのというのが通説であるようだが?<br /><br /> ジョーカー……カラハバルハの家に眠っていた謎のカーディアン。最初のうちは記憶を失っていたが、記憶を取り戻した後は野良カーディアン達の『王』<br /> として君臨するようになる。その真意は不明。彼が言うには自分には特別な使命があるということだが。<br /><br /> 黒き使者……突如星の神子の前に姿を現した黒き影。すさまじき魔力を持つこと以外は目的、素性一切不明。<br /> 神出鬼没に世界各地に現れては何かを探しているようだが?<br /><br /><br /></dd> <dt>414 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 03:53:32.44 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>ウィンダスミッション前半<br /><br /> ウィンダスを訪れた新人冒険者であるあなた(プレイヤー)は、ウィンダス連邦の発給するミッションをこなしていった。<br /> その中で、『口の院』院長アジドマルジドの不穏な動きや、国の防衛を司るカーディアンの存在。<br /> ヤグード達との歪な不可侵条約などの国の問題点を少しずつ見ていくことになる。<br /> そんな中、あなたは『目の院』院長トスカポリカから、泥棒ミスラ、ナナ・ミーゴに盗まれたと言われる神々の書を奪還してほしいというミッションを受けた。<br /> 彼女の隠れ家で盗賊一味と相対しているとき、隠れ家に野良カーディアン達が乱入してきた。曰く、彼らの『王』の持ち物をナナ・ミーゴが盗んだらしい。<br /> 数で上回られたナナ・ミーゴは、カーディアン達に持ち物の隠し場所を白状した。ウィンダスのカラハバルハの家に隠してあるという。<br /> しかし、カーディアン達は口封じのためにあなたを含め彼女たちを皆殺しにするつもりらしい。<br /> 万事休すと思われたその時、魔法でカーディアンの一体を消滅させつつアジドマルジドが現れた。<br /> 彼はカーディアン達に問いかける。「まさか、おまえたちも禁じられた魔法を狙っているわけじゃないだろうな?」<br /> カーディアン達は沈黙し、そのまま立ち去った。<br /> 「嘘はつけないが、沈黙はアリか。読めないやつらだな……」そういうとアジドマルジドはナナ・ミーゴからカラハバルハの家の鍵を受け取り、その場を後にした。<br /><br /> アジドマルジドを追ってカラハバルハの家を訪れたあなたは、家の中を物色し、何かの本を手にしたアジドマルジドと鉢合わせた。<br /> 話を聞くに、彼が手にする書物が神々の書のようだ。どうやらこの家の中にあったらしい。<br /> 本を開くアルドマルジド。しかし・・・。<br /> 「なぜだ?なぜ、これが白紙なんだ……?」<br /> 開いた本はのページはまっさらだった。他のページも全て白紙であり、あらゆる部分から文字という文字が失われていた。<br /> 「神々の書は文字を失った。そう、トスカポリカに伝えろ。これはもう神々の書じゃない。白き書だ!」<br /> そうあなたに言い残し、彼はその場を後にした。<br /><br /> トスカポリカは言う。「神々の書、その魔力を失い白き書となるとき、闇の滅びが訪れん……」<br /> しかし彼はそれをありえるはずがないと否定、アジドマルジドの虚言と断ずると、あなたに今回のミッションで見た事を忘れるよう命じたのだった。<br /> しかしあなたは確かに白の書と化した神々の書を見た。ウィンダスに何かが起ころうとしているのは確かだった・・・。<br /><br /></dd> <dt>415 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 04:24:16.65 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>ウィンダスミッション前半 続き 正しくはランク1~3中盤まででした すいません;<br /><br /> サンドリア、そしてバストゥークを回り、あなたは不吉な何かが起ころうとしているのだと感じていた。<br /> そんな時、新たなミッションが入る。守護戦士長セミ・ラフィーナから、アジドマルジドの真意を確かめろとの指令だった。<br /> 呼び出しに従い、ウィンダスの中心、星の神子が住む天の塔を登るあなた。<br /> 星の神子の部屋の前で待っていると、部屋の中からセミ・ラフィーナが現れた。<br /> 闇の王の復活については口外しないように告げられる。<br /> するとそこに、アジドマルジドが神々の書を持ってあらわれた。セミ・ラフィーナに書を渡し、星の神子に渡すように告げる。<br /> 「神々の書が文字を失い、壊れたカーディアン兵がなにやら企んでいる。しかし、我らにあるのは、壊れた遺跡と疲れた軍。<br /> これでも、おまえたちは何もしようとはしないのか? 何も感じないのか?」<br /> そういい、自分一人でも国を救ってみせると言い残し、去っていくアジドマルジド。<br /> その背をにらみつつ、セミ・ラフィーナはあなたに正式にミッションを依頼した。<br /> アジドマルジドが何をしようとしているか調べよ、その真意を探れと。<br /> 「ウィンダスの平和を壊すものは、誰であろうと許さない……」<br /><br /> 口の院での情報を元に、あなたはアジドマルジドが向かったと思われる場所へと向かった。<br /> そこはオズトロヤ城。ヤグード教団の本拠地である。敵陣のど真ん中に一人で突っ込んだというのか、彼は。<br /> 敵から隠れ、よけ、時には打倒し、オズトロヤ城を走り回り、ようやくあなたはアジドマルジドを探し出した。<br /> 「どうせ守護戦士のセミ・ラフィーナに、俺のあとをつけてこいとでも命じられたのだろう?」<br /> ・・・どうやら来た理由はそうそうにばれていたようである。<br /> 彼は語る。神々の書は、初代の星の神子が後の子孫たちのために残した、予言による先出しの歴史書なのだと。<br /> つまりそれが白紙になったということは・・・?<br /> 星の神子が何も語らない事に業を煮やした彼は、よりにもよってヤグード達の王から情報を聞き出そうと一人乗りこんできたという。<br /> ・・・すさまじい勢いで魔法を飛ばしまくり、ヤグードの兵を蹴散らしながら王の前まで行ったらしい。よく処刑されなかったものだ。<br /> セミ・ラフィーナに「アジドマルジドは確実に真実に迫りつつある」と伝えるように言い残して、彼はウィンダスへ帰っていった。<br /><br /> ウィンダスに戻ったあなたは、セミ・ラフィーナに事の顛末を報告した。<br /> ウィンダスの法を乱すアジドマルジドに怒りを燃やすセミ・ラフィーナ。しかし、彼が迫りつつある真実とは何なのか。<br /> 答えはいまだ見えない。<br /><br /> そんな中、星の神子が星読みの儀式の最中に倒れた。どうやら何か恐ろしいことが起きようとしているらしい。<br /> やはり闇の王が復活すると言うことだろうか?冒険者は一路、ジュノへ向かうこととなる。<br /><br /> 以降、闇の王関連のストーリーが続きますが、wikiのジラートの幻影の項目に詳しく乗ってるので省略させていただきます。<br /><br /></dd> <dt>416 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 05:35:16.15 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>ウィンダスミッション後半いきます<br /><br /> 闇の王を打倒し、ウィンダスに戻ってきたあなたを新たなミッションが待っていた。<br /> 依頼主はアジドマルジド。なんでもウィンダス周辺にあるホルトト遺跡の魔法塔を起動させたいらしい。<br /> 依頼通り、魔法塔を起動させたあなたは、口の院の人々からアジドマルジドがトライマライ水路の奥に向かった事、<br /> そしてそれにより守護戦士たちが動き出したことを聞き、不安なものを感じてあなたはアジドマルジドを追った。<br /><br /> ウィンダスの地下をはしるトライマライ水路。その奥にアジドマルジドはいた。<br /> 「……しょうがないやつだな。いいさ、俺と行こう。……真実を見に……!」<br /> そうして二人が訪れたのは満月の泉。ウィンダスの魔法力の源と言われている星月の光をたたえている聖なる泉である。<br /> しかし…聖なる光を放つはずの泉は、光を失いただの泉と化していた。<br /> 「本来ならば、星月の光たたえるこの『満月の泉』が、その光を失ったから……」<br /> アジドマルジドは一人納得している。どうやらあなたがジュノへ出発する前に、セミ・ラフィーナから受けた依頼。<br /> あの時にヤグード王から聞き出した情報が満月の泉についてのことだったようだ。<br /><br /> 「そこまでよ!」<br /> 突如、あなた達は守護戦士たちに取り囲まれてしまった。セミ・ラフィーナは言う。アジドマルジドはやりすぎたのだと。<br /> 天の塔の禁を破った罪で、アジドマルジドは魔術師用の牢獄『闇牢』へとつながれてしまうこととなり、<br /> あなたはアジドマルジドの魔法によりその場から退避させられるのだった・・・。<br /><br /> しかし、その場を逃れたとはいえあなたがあの場に居たことには変わりなく、天の塔への出頭を命じられてしまった。<br /> 星の神子の元へ向かうと、『手の院』院長のアプルルがそこに居た。どうやらアジドマルジドの処罰について納得がいっていないようだ。<br /> 召喚魔法をもし使いこなせれば国防の大きな力になるのではと星の神子に訴えるアプルル。<br /> しかし、星の神子は過ぎたる力は身を滅ぼすのだとそれを一蹴した。<br /> 立ち去るアプルルと入れ替わりに星の神子の元へ向かうあなた。<br /><br /> 星の神子が言うには、闇王討伐という功績を省みて牢につなぐ事はしないものの、罪の償いとしてヤグードの聖者の招待を受けろという。<br /> ウィンダス連邦とヤグード教団、お互いに最強の戦士同士がぶつかりあうことにより、信頼を確認し合うためという武闘会。<br /> しかしそれは、負ければヤグードへの献上品を増やさねばならぬというどう考えても信頼確認とは程遠い戦いであった。<br /> 「私を恨んでいるでしょう。けれど、ただ一言、言わせてください。…どうか、お気をつけて……」<br /><br /> 武闘会において、ヤグード代表の剣闘士「血化粧のブゥ・ショロ」を打倒したあなたは、オズトロヤ城にて聖者の宣誓書を受け取ることとなった。<br /> ひと悶着あるのではないか?と警戒したが、受け渡しを担当した公正なるカー・トルは、何より公平であることを重視する人物であった。<br /> 敵でも味方でも公平に扱おうとする彼から宣誓書を受け取り、あなたはウィンダスへと帰国した。<br /> 戦いよりあなたの罪は許されたが、それは決して言論の自由が許されたわけではない。満月の泉で見たものについては、固く口を閉ざすように命じられた。<br /> しかし、本当にそれでいいのだろうか。黙っていれば解決するような問題とも思えないのだが・・・。<br /><br /></dd> <dt>417 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 05:35:44.60 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>アジドマルジドや光を失った満月の泉のことが気にかかりながらも、冒険者として活動を続けるあなたに新たなミッションが届いた。<br /> ガードからミッションを受け取るとき、守護戦士がミッション内容を検閲しているという話を聞いた。どうやら以前のアジドマルジドの件で警戒しているようだ。<br /> 話を聞くと、今回の依頼主はトスカポリカ。以前の神々の書がらみのミッションの依頼者だ。なんでも書庫掃除を手伝ってほしいらしい。<br /> それは冒険者の仕事なのだろうか?疑問に思いつつあなたは目の院に向かった。<br /> しかし、あなたを待っていたトスカポリカの口から出てきたのは、思いもよらない言葉だった。<br /> 「ウインダス第6の院。……「心の院」へ向かってくれ。」<br /> 書庫掃除とは、守護戦士の目を欺くための真っ赤なウソ偽りだったのである。<br /> なんでも心の院とは、院と名の付いているものの公共機関ではなく、英雄カラハバルハの個人的な研究室だったらしい。<br /> 星の神子から神々の書を預けられ、封印するようにと命じられたトスカポリカだったが、実物を見て神々の書が白紙になっていることを実際に目にした彼は<br /> 真実に目をそむけることが出来ず、あなたに依頼をしたのだという。<br /> 白紙になる前の神々の書は、その秘めた魔力ゆえに星の神子にしか開く事が出来なかったという。<br /> しかしカラハバルハはそれを開き、研究していたという。彼の研究室なら、何か手掛かりが残っているのではないか?それが今回の依頼の理由であった。<br /> 部屋の鍵であるという目の院の指輪を受け取ったあなたは、トライマライ水路から入れるという心の院へと向かった。<br /><br /> トライマライ水路から心の院へ辿りついたあなたは、そこで星の神子と出くわした。<br /> 何故ここに星の神子が?混乱するあなたと同様に、星の神子も戸惑っていた。なんでも心の院と星の神子の部屋はつながっているのだという。<br /> 扉から入るための鍵である目の院の指輪は、なんでも20年前に失われたという。トスカポリカ院長はどこでそんなものを見つけたのだろうか。<br /> これも星の導きかもしれないと、星の神子はあなたに心の院について話し始めた。<br /> 心の院は、召喚魔法を研究する場所であった。「自然に宿る魔法力」ではなく、「生き物の命」から力を引き出す魔法。<br /> 生き物から力を引き出し呼び寄せ、その生き物と同種の力を行使させる魔法。すなわち『召喚』魔法である、と。<br /><br /> 目の院に戻ったあなたから話を聞いたトスカポリカは、自身が牢につながれる事になったときに、これを使って星の神子様に「おねがい」をしてほしい<br /> と神々の書を押しつけてきた。…それ、お願いじゃなくて脅迫とか言いませんか?<br /><br /></dd> <dt>418 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 05:36:41.21 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>押しつけられた神々の書を持て余しているあなたの元に、新たなミッションが与えられた。<br /> なんでも『鼻の院』院長ルクススが30年前の鼻の院研究員イルクイルの消息を追ってエルシモ大陸にわたってしまったから、<br /> 追いかけて呼び戻してほしいという。イルクイルといえば、闇の王ラオグリムと同じ調査隊に所属していた(詳細はジラートミッションにて)<br /> 人物である。彼とルクスス院長の関係は分からないが、受けた以上あなたはとにかく彼女を追いかけることにした。<br /><br /> カザムで情報を得て、ウガレピ寺院へと向かったあなたは、とある部屋でルクスス院長を発見した。<br /> 彼女が言うには、イルクイルはタルタル族の伝説を追っていたのだという。<br /> 遥か昔、生まれた地を追われたタルタルは、約束の地としてウィンダスに辿りついたという。ではその時導となったのはだれなのか?<br /> 伝承では「大いなる星」に導かれたというが、実際にはどうだったのだろうか?<br /> 他の研究者は、タルタルを導いたのは「大いなる星」でいいのだと、星に守られた民でいたいのだとそれを研究することはなかったという。<br /> ならばこのウガレピ寺院にその答えがあるというのだろうか?<br /> そのとき、あなた達の目の前の一人の人間が現れた。彼女の名はグラビトン・べリサーチ。彼女は古代人であるクリュー人だという。<br /> しかし彼女は記憶であり、思念がここにとどまってるだけであった。<br /> 彼女は言う。自分たちクリュー人がタルタル達と共にサルタバルタに辿りついたのだと。<br /> そしてその際、ホルトトの遺跡を作ったのだという。降り注ぐ星月の光をエネルギーの変える塔こそがホルトト遺跡であるという。<br /> 「まがつみの玉」と共に、真実は伝えられているのではないか?とルクスス院長に問うグラビトン。どうやら彼女の事を星の神子と勘違いしているようだ。<br /> そしてその理由はあなたが持っていた、白紙となった神々の書。<br /> グラビトンは少しでも助けになればいいがと、神々の書に自身の力を注いでくれた。わずかな力ではあるものの、ここの神々の書がよみがえったのである。<br /> グラビトンが姿を消した後、ルクスス院長は神々の書をアジドマルジドに見せるようにあなたに言った。<br /> これを読むことを出来るのは彼しかいないからと。<br /> そしてここで見たことは今だ秘密にしてほしいと。まだ、タルタル族がそれを知るには早過ぎる内容だからと彼女は言って去っていった。<br /> 確かに国家の起こりの伝承をひっくり返すような出来事だ。簡単に発表していい内容ではないだろう。<br /> それに、今は他にやることがある。神々の書をアジドマルジドに見せなければならない。しかし今アジドマルジドは牢につながれている。<br /> 何か、いい手段はないのだろうか?事態はこうして手をこまねいている間にも確実に進んでいるというのに・・・。<br /><br /> とりあえずここまでで。続きは後で投下しますm(__)m<br /><br /></dd> <dt>419 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 16:36:18.18 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>ミッション本筋からちょっとそれて、関連クエ スターオニオンズ団連続クエいっときます。<br /><br /> 「正義と勇気とタマネギと!愛と夢のあるカギシッポ!」<br /> ウィンダスの港の一角、倉庫裏であなたは子供たちが集まっているのを見つけた。<br /> 彼らは『スターオニオンズ団』、「悪い大人をこらしめる」事を目的とした、自称『正義の集団』である。<br /> あなたは、そんな彼らの活動に巻き込まれる羽目になる。<br /><br /> ある日、「悪い大人」の一人である泥棒ミスラ、ナナ・ミーゴを追いかけていたスターオニオンズ団。<br /> 彼女をとっちめるために彼らが向かったのは「オバケの家」。今は空き家となっている英雄カラハバルハの家だった。<br /> オバケの家から出てきたナナ・ミーゴに「タマネギ爆弾」を投げつける子供たち。悶絶する泥棒ミスラ。<br /> ブチ切れた彼女から逃げ出すスターオニオンズ団だったが、その際ピチチという少女が一つの玉を見つけた。<br /> それは、カーディアンを作成する際、心臓部に用いるマジックアイテム『魔導球』であった。<br /> きっと泥棒ミスラが『手の院』あたりから盗んだのだろうと当たりをつけたあなたとスターオニオンズ団は、<br /> ナナ・ミーゴをとらえるべく「オバケの家」で張り込む事にした。しかし、泥棒ミスラには結局逃げられ、あなたたちは家の中に閉じ込められてしまった。<br /> 出口を探すスターオニオンズ団。その時、彼らの一人が棺のようなものを見つけた。<br /> 「し……、し、しししし……シタイがぁ……」<br /> 混乱する子供たち。その時、ピチチが棺の方へ歩みよった。<br /> 「死んだ人なら、危なくないよ?」「オバケなら、死んでないもん」<br /> いろいろとすごい理屈である。それはともかく、彼女が棺の傍にきたその時、彼女が持っていた『魔導球』が反応を示した。<br /> 同時に、棺の中から一体のカーディアンが現れたのだった。長らく眠っていた彼は『魔導球』を取り込む事で今、よみがえったのである。<br /> 「あなたは……。 えーとえーと……。 オバケさん!」<br /> 「……ワタシ★ハ…… オバケ デハ アリマ★セン。 ジョーカー……。 カーディアン★ジョーカー……デス。」<br /> どうやら彼の名はジョーカーというらしい。しかし、カーディアンの名はタロットの小アルカナかトランプのマーク。それに1~Aまでのナンバーが<br /> 割り振られているはず。彼はそのどれとも命名法則が異なっているようだが・・・。<br /><br /> ジョーカーのおかげで家から脱出出来たあなたたちは、ジョーカーを連れて港の倉庫へ戻ることにした。<br /> 目覚めたばかりで記憶があいまいなジョーカーだったが、あっという間に子供達に懐かれたようだ。<br /> ジョーカーと子供たちは、出会ってわずかな時間ではあるが、すでに『友達』になっていた。<br /> 子供たちは彼を港の倉庫へ隠す。それはジョーカーが、『友達』が手の院につれて行かれるのを防ぐためであった。<br /><br /> ジョーカーの記憶を取り戻そうとしているある日、悪徳商人ホノイゴモイが彼らの元を訪れた。<br /> なんでもジョーカーが取り込んだ『魔導球』は彼がナナ・ミーゴに依頼した品であり、それを落としたものをピチチが拾ったらしい。<br /> 私の物なのだから返せ!と子供相手でも容赦ないホノイゴモイ。困った彼らはジョーカーを一旦は隠そうとするものの、<br /> 結局「嘘はよくない」と真実を全て話すのだった。とりあえずカラハバルハの家に戻されることになったジョーカー。<br /> その時、不意に彼の記憶がよみがえった。彼はあなたに「今解体されるわけにはいかない」とだけ告げ、立ち去る。<br /><br /> そのころ、港ではスターオニオンズ団が、急に現れた野良カーディアン達に襲われていた。<br /> そこに駆け付けたジョーカーと、それを追ってきたあなた。彼らはジョーカーの事を『王』と呼んだ。<br /> 野良カーディアンの目的は、ジョーカーであったのだ。ジョーカーは彼らに子供達を解放するように命ずると、<br /> 彼らとともに去ろうとする。記憶を取り戻したジョーカーは、口調も雰囲気も以前とはまったく異なっていた。<br /> 「ジョーカーの仲間は俺達なんだよ!いっちゃやだよ!」必死に食い止めようとする子供たち。<br /> ジョーカーは、子供たちの事を変わらず友と呼び、「いつか再び、君達のそばに戻る」とヤクソクし、<br /> 「約束は絶対に破らない」とスターオニオンズ団の鉄則に加えるよう告げると、今度こそ去って行った。<br /><br /> 彼の約束が果たされるには、これから少し長い時間が必要となる。<br /><br /></dd> <dt>420 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 17:11:56.29 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>あー勘違いしてました;上の記憶戻ったのは不意にではなく、ジョーカーの僅かな記憶を<br /> 頼りにプレイヤーが見つけてきた、ジョーカーのカードを手にしたからです。<br /> 記憶のバックアップみたいなものだった模様。<br /><br /></dd> <dt>421 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 17:48:18.92 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>ウィンダスミッション 後半 残りの部分行きます。<br /><br /> 闇牢に捕らわれたアジドマルジドに神々の書を渡さなければならない。<br /> しかし、その手段が一冒険者であるあなたに浮かぶわけもなく、あなたは発給されるミッションを黙々とこなしていた。<br /> 性別を偽って文通していたら、正体がばれそうになったというなさけない理由で姿をくらませた耳の院院長捜索の指令をこなし、<br /> ウィンダスに戻ってきたあなたを待っていたのは、手の院院長アプルルからの指令であった。<br /> 『闇牢を破る時がきた。5つの院長の指輪を集めよ』<br /> アジドマルジドを救出すると言うことか。しかし、このような内容の指令書、守護戦士たちに検閲されなかったのであろうか?<br /> ミッションを発給したガードはいう。これは守護戦士の検閲を受けていないものだと。<br /> どうやらガード達の総意で、この指令書は直接あなたの元へ届けられたらしい。それに感謝しつつ、あなたは手の院へと向かった。<br /> 闇牢とは、魔力を吸収し続ける牢獄。大魔道士であるアジドマルジドでも長くは持たないだろうとアプルルは言う。<br /> その前に彼を救出するために、必要な物を集めてほしいというのがアプルルの依頼であった。<br /><br /> 必要な物とは、五院の院長が持つ指輪であった。院長の証明書のようなものであるその指輪は星月の力が込められており、<br /> 同じく星月の力で閉ざされている闇牢の鍵の変わりになるのだという。<br /><br /> 最初は指輪を手に、一人闇牢をで開けにいった彼女だったが、彼女の前にウィンダス連邦政府元老院議員首席であるシャントット博士が現れた。<br /> 博士はアジドマルジドの師でもあり、彼の事を気にかけて様子を見にきたのだった。彼女がいうには、<br /> アジドマルジド(とあなた)が魔道塔を復活させたことにより、一つの指輪では扉を開くには力が足りなくなってしまったのだという。<br /> 五つの指輪をそろえ、私の元に持ってくれば後は何とかすると言い残し、彼女は去っていったという。<br /><br /></dd> <dt>422 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 17:48:42.62 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>アプルルの願いにこたえ、あなたは指輪を集め始めた。</dd> <dd>アプルルの手の院の指輪を除き、残るは後4つ。</dd> <dd><br /> 目の院院長トスカポリカは最初は断ったものの、アジドマルジドだけが復活した神々の書を読めると知り、<br /> アジドマルジドが呼んだ内容を後で教えることを条件に指輪を貸してくれた。<br /> 耳の院院長は、以前発見された際にその原因となったのが耳の院の指輪のせいだと知ると、ぱぱっとあなたに指輪を押しつけてきた。そんなんでいいんだろうか。</dd> <dd>鼻の院院長ルクススは、アプルルの助けになってやってくれと快く指輪を貸してくれた。<br /> これで指輪は4つそろった。これで残るは口の院の指輪のみ。しかし口の院院長アジドマルジドは今闇牢の中に・・・。<br /> 彼の指輪はセミ・ラフィーナが回収したとアプルルから聞いたあなたは、彼女を追ってホルトト遺跡へと訪れた。<br /> そこに居たのは、6体のエースの名を冠した上級野良カーディアンに囲まれているセミ・ラフィーナだった。<br /> カーディアン達はいう。われらは「王」を抱いたのだと。セミ・ラフィーナは前手の院長ゾンパジッパが王か?と問うが、<br /> カーディアン達は、奴は愚かな、罪深い道化師だと否定した。<br /> そして、あなたに気づいたカーディアン達は、セミ・ラフィーナとあなたを力場でとらえると、処分しようと武器を構えた。<br /> 「……待て」<br /> そこに、彼らの「王」が姿を現した。スターオニオンズ団と親しかったあなたは彼を知っていた。<br /> あの時、野良カーディアンとともに去っていったジョーカー本人であったのだ。<br /> 彼はセミ・ラフィーナに、持っている指輪をあなたに渡すよう告げた。逆らえる状況でもなく、しぶしぶ指輪を差し出すセミ・ラフィーナ。<br /> そして、彼女に「星の神子を黒き者から守れ」と告げた。黒き者、それは神出鬼没に現れるなぞの存在「黒き使者」のことであった。<br /> 過去に一度星の神子の前に姿を現したかれは、その後各国に現れては何かを探しているらしかった。わかっているのは、圧倒的な魔力を持つことだけである。<br /> そしてジョーカーは、あなたこそが最も強き「導きの星」であるとつげるのだった。<br /> 「すべてが集えば、すべてが分かる。ただ、その「時」がくるかは、おまえたち人の力次第。「時」を作るのだ。」<br /> ジョーカーが残したこの言葉の意味は一体なんなのであろうか・・・。<br /><br /> ついに5つの指輪がそろった。シャントット博士に指輪を見せると、彼女は、<br /> 「……よくやりましたわね。けれども、冒険者ごときが、5つの院長の指輪をこのように揃えるなんて。恐ろしいことですわ。<br /> それに今回のことは、ウィンダスの歴史に残るような、かなりの事件になるでしょう。」<br /> などとさも他人事のようにおっしゃってくださいました。いろいろ危険な気もするのだが・・・。<br /> アプルルの罪を軽くさせるために、他の院長を巻き込んだなど、嘘か本当かわからないような事をいいながら、<br /> 彼女は一つの手袋を作り上げた。その名は常夜の手袋。人一人の身に余る、5院の指輪全てを束ねた星月の力を御すためのものである。<br /><br /> アプルル院長と闇牢の前で落ち合い、常夜の手袋の力で扉を破ると、中で意識を失っているアジドマルジドを発見した。<br /> どうやらまだ命に別状はないようだった。<br /> 目を覚ましたアジドマルジドは、黒い生き物が来たと、何かを探しているらしかったと言った。<br /> 黒き使者がここにも訪れたのだろうか?<br /> その時、アルドマルジドはあなたが持っていた神々の書を見つけた。<br /> 文字がよみがえったと聞き、思わず書を開くアルドマルジド。しかし、書からの魔力によって昏倒してしまった。<br /> あなたはあわてて、アプルルとアルドマルジドを担ぎ出すのだった。<br /><br /> シャントット博士が診察したところ、何も手だてはなく、アルドマルジドが自力で目を覚ますのを待つしかないという。<br /> 今はあなたに出来ることは何もないようだ。アプルルから報酬を受け取り、あなたは手の院を後にした。全ては、彼が目覚めてからになるだろう。<br /><br /> なお、常夜の手袋はシャントット博士預かりとなった。なんでも指輪が抜けなくなってしまったらしい。・・・大丈夫なんだろうか。<br /></dd> <dt>425 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 19:48:13.89 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>あれからしばらくして、アジドマルジドが目を覚ましたらしい。<br /> あなたは、アプルルに呼びだされて手の院へと向かった。<br /> 結構元気そうなアジドマルジド。彼がいうには、あの時神々の書に書かれていた全てが見えたという。<br /> どうやらこのままではウィンダスは滅んでしまうというが果たして・・・。<br /> 詳細を聞こうとしたその時、部屋にセミ・ラフィーナが乱入してきた。<br /> しかし様子がおかしい。アジドマルジドを捕まえに来たわけではないようだ。<br /> 「黒き使者が現れた!一緒に来てくれ!」<br /> なんと黒き使者が神子の部屋に現れ、魔力によってセミ・ラフィーナは締め出されてしまったらしい。<br /> 封印を破るために彼女と共に天の塔へと向かうあなたとアジドマルジド。<br /> 星の神子の部屋に駆け付けると、今まさに黒き使者が星の神子に迫っているところだった。<br /> アジドマルジドとセミ・ラフィーナの攻撃を意にも介さず、黒き使者は神子を見つめると、そのまま去っていった。<br /><br /> アジドマルジドは言う。奴の力は星月の力だと。大いなる獣、フェンリルと同質の力を奴は行使していたと。<br /> 満月の泉に住まうという神獣フェンリル。しかしあなたが以前満月の泉を訪れたときには、フェンリルはどこにもいなかった。<br /> これは一体どういうことなのだろうか?<br /> 神々の書の全てを知った。だから、真実を語ってほしいというアジドマルジドに折れ、星の神子はついに全てを語り始めた。<br /> 歴代の星の神子が行ってきた予言『星読み』とは、ウィンダスの始まりの星の神子が満月の泉で行った予言『月詠み』の結果を読み取るということ。<br /> 歴代の神子はそれを元にウィンダスを導いてきたのだ。しかし、今代の星の神子の時、異変は起こった。<br /> 彼女が読み取った未来は『滅び』。ウィンダスという国の滅亡であった。<br /> 彼女はフェンリルに何か手だてはないか尋ねに赴いた。しかし、彼の返答は一つ。「滅びを回避しようとしても無駄である」と。<br /> そして大戦がはじまり、ウィンダスという国は滅亡の危機に瀕した。本来ならば、この国はそこで滅びていたのだという。<br /> しかしその運命を変えたのが、英雄カラハバルハであった。彼は星月の意思を捻じ曲げる業として、神獣の意思と力を操る召喚魔法を完成させた。<br /> そして、首都防衛の決戦において、フェンリルを召喚した。ところが、首都を守り抜くことには成功したものの、<br /> 神獣を支配するという荒技に耐えきれなかったカラハバルハ、そして召喚によって彼とリンクしていたフェンリルは、そこで命を落としたのだという。<br /> そしてウィンダスから星月の加護は失われ、ホルトト遺跡は止まり、ウィンダスの土地は少しずつ衰退していった。<br /> 同時に、初代星の神子の月詠みの予言は失われ、現星の神子は星読みの儀式で、失われた月詠みの予言を読むふりをし続けてきたのだと告げた。<br /> 「映る未来など、何もないのだから・・・」彼女はそう言って全てをあきらめた様子だった。しかし、アジドマルジドは言う。<br /> 「平和が約束されていないということは、滅びも約束されていないということだ!俺達は自分で光をつかまないと・・・!」<br /> その言葉に、星の神子ははっとし、そしてカラハバルハの叡智を求めるアジドマルジドに、カラハバルハの残した全てを託したのだった。<br /><br /> カラハバルハの残したものはアジドマルジドに任せるしかない。天の塔を後にしたあなたを待っていたのは、アプルルの新たな依頼だった。<br /> 「お父さんが生きているかもしれない・・・」<br /> 20年前、カーディアンの反乱の際行方不明になったという前手の院長にして二人の父、ゾンパジッパ。<br /> 世間では反乱の首謀者では?などと言われていたが、真実は謎のままであった。<br /> しかし最近、鼻の院元院長でマンドラゴラの研究をしているヨランオラン博士が、ある物を冒険者から手に入れたという。<br /> それは手紙であった。そしてそれは、ゾンパジッパが書いたと思われるものだった。<br /> 発見された場所はボヤーダ樹。樹齢数万年とも言われる、聖地ジ・タ最大の樹木の内部である。<br /> もし父が生きているなら、探し出してほしいというアプルルの依頼で、あなたはボヤーダ樹の内部へと向かった。<br /> マンドラゴラの群れをかき分け、ようやく見つけた牢獄に、ゾンパジッパは居た。<br /> なんでも監禁された振りをして、自主的にここで研究を行っていたらしい。・・・どう見ても強がりにしか見えない。<br /> それはそれとしてあなたは、彼にカーディアンの反乱理由などを聞いてみることにした。<br /><br /></dd> <dt>426 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 19:50:32.23 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>なんでも、初期型のカーディアンは戦時中であったらめ、軍隊として運用する必要があった。<br /> それ故、本来ならばマスターをゾンパジッパと登録するはずだったところを、<br /> 製作者ゾンパジッパ>統率用のエースナンバーのカーディアン>上位のナンバーのカーディアン>下位のナンバーのカーディアン<br /> と段階的な指揮系統を作成し、それを彼らに登録したのだという。<br /> ところが、当時ホルトト遺跡を研究していたカラハバルハがカーディアンを何体か借りうけたいと申し出てきた。<br /> ゾンパジッパは、彼のためにエースナンバーのカーディアンのマスターとして追加でカラハバルハを登録した。<br /> ところが、カラハバルハはその技術を元にカーディアン「ジョーカー」を作り、エースカーディアンの上位指揮権を与えた。<br /> そしてジョーカーにホルトト遺跡の全てを任せたのだという。<br /> しかし、カラハバルハは20年前の戦いでフェンリルと共に命を落とした。<br /> 問題はその後である。カーディアン作成とは、命を吹きこむ技術を元としている。<br /> 命を「作り出す」のではなく「吹きこむ」。ようはカーディアン達は生命として独立しているわけではなく、作成者とリンクしているのだ。<br /> 故に作成者が死亡すれば、作成されたカーディアンも機能を停止する。そのため、当然ジョーカーも機能を停止したのだった。<br /> これで混乱したのはエースナンバーのカーディアン達である。<br /> 自身の上位の指揮権を持つジョーカーが停止したが、自分たちは停止していない。本来ならば、旧カーディアン達はゾンパジッパが作成したため、<br /> 上位ナンバーが作成者死亡で停止する=自分たちも停止する。となるはずなのである。<br /> しかし、自分たちはいまだ稼働している。この矛盾を解決するために、カーディアン達が取った行動が、「ジョーカーの復活を目指す」ことなのである。<br /> その結果が反乱であり、ゾンパジッパの監禁の理由だったのだという。<br /><br /></dd> <dt>427 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 19:50:51.28 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>カーディアンの反乱の理由は判明した。ではジョーカーが復活した今カーディアン達はどうするのだろうか?<br /> 「死んだカーディアンが生き返ったというならば、大変なことが起きているはずだぞ!」<br /> あなたから、ジョーカー復活の顛末を聞いていたゾンパジッパは急に声を荒げた。<br /> 彼は真剣な表情で話し始めた。<br /> 「いいか?理解する頭がなくとも、一度言ったら二度と言わぬからよく聞けよ。無機物に「命」と「意思」を与える魔法には重大なる決まりがある。」<br /> 一つは、さっきも言った通り、術者が死ねばその手で命を吹き込まれた無機物もまた停止するということ。そして・・・。<br /> 「死んだ無機物を生き返らせてはならない。生き返らせたならば死した術者も「死の虚無」から呼び戻される。」<br /> ジョーカーが生き返ったならば「カラハバルハも生き返っている」はずだというのだ。<br /> ならば、その生きかえったカラハバルハは一体いずこに?<br /> ゾンパジッパから、反乱理由やカラハバルハの復活などについて詳細につづられた手紙を受け取ったあなたは、アプルルの元へと戻った。<br /> ・・・どうやらゾンパジッパはこのまま残るようだ。・・・いいんだろうか。<br /><br /> アプルルに手紙を渡すと、ちょうどアジドマルジドも心の院から戻ってきていた。<br /> 彼らは手紙を読み、ジョーカーの正体を知った。<br /> 「カラハバルハが復活したなら、何故神子様の前に姿を現さない・・・?」<br /> 「俺たちの前に、姿を現すことができない理由があるのか、それともなにか企んでいるのか……?」<br /> ふとアジドマルジドは思い出した。<br /> 「召喚・・・そうだ。召喚だ。」<br /> カラハバルハが目指したのは完全召喚だった。それは、力を借りるのではなく、完全に支配する召喚魔法。<br /> もしそれが成功していたというのなら、カラハバルハが死んだとき、たしか・・・<br /> 「だとしたら、よみがえったのかカラハバルハだけではなく・・・?」<br /> どうやら少しずつ全貌が見えてきたようだ。あなたはアジドマルジドと満月の泉の星の神子の元へ急いだ。<br /><br /> 星の神子は満月の泉に居た。自分はカラハバルハの死と、光を失った満月の泉を見て希望を失ってしまっていたのだと、<br /> 未来を見ることをやめてしまっていたのだと、傍に控えるセミ・ラフィーナに悔いていた。<br /> セミ・ラフィーナは星の神子に言う。自分を責めないようにと。ウィンダスの人々はあなたのおかげで平穏に暮らせていたのだと。<br /> その言葉を受け、星の神子は今こそ真に自分たちが進む先を見極める決意を固めた。その時・・・。<br /> 「……そう、それこそがそなたたち人に必要な「意志」……。」<br /> 「!?」<br /> 突如現れたジョーカーに魔法を受けるセミ・ラフィーナ。彼女の姿はその場から掻き消えた。<br /> 「まさか、あなたは・・・!」<br /> 星の神子は、ジョーカーの正体を察したようだった。ジョーカーは、セミ・ラフィーナは他の場所に飛ばしただけだといい、<br /> 星の神子にここに来た理由を話し始めた。<br /> 彼が言うには、カラハバルハが死んだとき、神子が願った彼への救い。わずかに残っていた星月の力がそれを聞き届けた。<br /> その小さき願いの星が、ウィンダスに再び星月の加護を取り戻させようとしているのだと。その「時」を導こうとしているのだと。<br /> しかしそのためには、分かたれた己と、今一度、強い星の神子の願いが必要なのだと。<br /> 「神子さま・・・!」<br /> そこに駆け付けたあなたとアジドマルジドにジョーカーは告げた。<br /> 「さぁ、願いの星よ。我は、そなたの最後の導きをここで待つ……。「黒き使者」を再び、この星月の地へと導け……!奇跡の「時」を起こすのだ……!」<br /><br /></dd> <dt>428 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 20:22:58.68 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>一度ウィンダスに戻ったあなたは、天の塔に呼びだされた。<br /> そこで待っていたセミ・ラフィーナは、ヤグード達がホルトト遺跡をよこせと言ってきてることを教えてくれた。<br /> なんでも不可侵条約には、中央塔を動かさないという取り決めがあったのだが、それをアジドマルジドが動かしてしまったため、<br /> そこをつっついてきているらしい。しかし、首都の喉元を明け渡すわけには当然いかない。今はまず、星の神子を救出するのが先だと、<br /> あなたとセミ・ラフィーナはアジドマルジドの元へ向かった。<br /><br /> カラハバルハの研究室には、アジドマルジドとアプルルがいた。<br /> アジドマルジドが語るには、黒き使者はカラハバルハであるということだった。<br /> それと同時に彼は、フェンリルでもあるという。死の瞬間、完全召喚でリンクしていたカラハバルハとフェンリルは、<br /> ほぼ同一の存在と化しており、それが混ざり合っているのだという。<br /> 今まで出そろった情報をまとめるに、ジョーカーこそがフェンリルであり、そこにはカラハバルハも混じり合っている。<br /> また、黒き使者はカラハバルハであり、同時にフェンリルも混ざり合っているのだろう。<br /> 故に、彼らは一つに戻る事を望んでいるのではないだろうか。しかし、何のために?<br /> 「自分を死に追いやった神子様を恨んでいるとか?」<br /> 理由はまだ分からない。しかし、彼はそういった怨みや怒りの感情を見せてはいなかったようだが・・・。<br /> 黒き使者を満月の泉に呼びよせるための手段として、アジドマルジドが示したのは、古の民が残した歌だった。<br /> クリュー人がフェンリルを導くのに使った歌。黒き使者がフェンリルでもあるのならば、これに導かれるに違いないという。<br /> あなたは、三つに分割されて三つの遺跡に残された曲を全て回収しに向かった。<br /><br /> それを見送った後、アジドマルジドはセミ・ラフィーナにヤグードの急襲に備えるように伝えた。今、せめてこられたら星の神子不在の<br /> ウィンダスはひとたまりもないだろうと。<br /> そうならないように頼む、とセミ・ラフィーナは防衛の準備に向かった。今、ここにようやくウィンダスの守護者二人が手を取り合った。<br /><br /> アプルルは、強い星月の力をながせば、少しならばカーディアン達の動きを止められるかもしれないとアジドマルジドに伝えた。<br /> 無茶するなよとアジドマルジドはいうものの、アプルルは絶対についていく気のようだ。<br /> 研究室から走り去るアプルルを見送りながら、アジドマルジドは一つの疑問を抱いていた。<br /> (天才であるカラハバルハが、完全召喚の末に自身が死ぬ事を予測できなかったのか・・・?)<br /><br /></dd> <dt>429 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 21:02:03.23 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>曲を集め、戻ってきたあなたを待っていたのは、ヤグード達が不可侵条約破棄の予告をしてきたという知らせだった。<br /> それはすなわち、ヤグード達による戦線布告が近いということだった。もう猶予はないだろう。<br /> そしてアジドマルジドが言うには、それはジョーカーの命の期限ともイコールであるのだという。<br /> 死者の人形。死んだ術者が作り上げた人形を強制的によみがえらせることによる反魂の法は、決して万能な死者蘇生術ではないのだという。<br /> よみがえった人形が生きられるのは、生前に人形に術者が込めた命の分だけ。人形による死者蘇生とは、<br /> 正しくは人形に寿命を切り取って保存しておくというのに近いのだという。<br /> そしてジョーカーがスターオニオンズ団に復活させられた日から計算すると、命のストックはもうすぐ尽きようとしているのだという。<br /> 当然ジョーカーやカーディアン達もそれに気づいているはず。<br /> おそらく、ジョーカーとヤグードは何らかの取引をしていたのだろう。もしかしたら、カーディアン達が発破をかけるためにヤグードを<br /> けしかけたのかもしれない。そして、ヤグードはジョーカーが死ぬのを待っているのだろう。<br /> どっちにしろもう時間はあまりのこされていないようだ。<br /> そこへアプルルがやってきた。シャントット博士らに協力してもらい、カーディアンの動きを封じる道具を作ってきたのだという。<br /> 準備は整った。あなたは決着をつけるため、みんなと共に満月の泉へと向かった。<br /><br /> 満月の泉には、多くの野良カーディアン達がいた。そしてその奥にジョーカーと星の神子がいた。<br /> あなたはジョーカーに促され、古の歌を奏で始めた。満月の泉に曲が響き渡り、それにみちびかれ黒き使者が現れた。<br /> 「分かたれた我よ……今こそ一つに…」<br /> 一つに戻ろうとするジョーカーと黒き使者。しかし、黒き使者が放つ力に影響されたのかカーディアン達が暴れだした。<br /> あなたは、暴れる彼らから神子を守るために武器を構えた。<br /><br /><br /> 暴れるカーディアン達をとりあえずは退かせたものの、カーディアン達の暴走は止まらない。<br /> 「静まれ、静まるのだ……!」<br /> 暴走している彼らには、ジョーカーの制止も届かないようだ。その時、<br /> 「止まって、子供たちよ!」<br /> アプルルが、持ってきた道具を空中に放りなげた。瞬間、放たれる星月の力。<br /> カーディアン達はその力に影響されて、次々に一時機能停止に追い込まれていった。<br /><br /> 黒き使者には、自我と呼べるものがほとんど残っていないらしく、そのあふれるだす魔力でひたすらに暴れているようだった。<br /> 今度はワイバーンとマンティコアを召喚しだす黒き使者。どちらも強大な力を持つモンスターだったが、<br /> あなたとアジドマルジドの手によって打倒された。<br /> その時、カーディアン達の束縛がとけ再び動き始めた。また戦わなくてはならないのか!?<br /> 「心配はいらぬ」<br /> ジョーカーはそう言った。もう黒き使者に魔力は残っていないのだと。<br /> そしてジョーカーは星の神子に後の事を託すと、今度こそ本当に黒き使者と一つになるのだった。<br /> 純粋な星月の力と化すジョーカー。そして・・・<br /> 「星月よ、私の願いを聞いて・・・。この約束の地に、神獣フェンリル様の息吹を!」<br /> 神子の願いにこたえるように星月の力は形を持って行き・・・。<br /><br /> 「人よ、そう、それこそが未来を創る力なのだ。」<br /><br /> 大いなる月の獣。神獣フェンリルが今、満月の泉に復活したのだった。<br /><br /></dd> <dt>430 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 21:02:31.79 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd><br /> 天の塔に戻ってきたあなたにアジドマルジドは語り始めた。<br /> あの場に居たカーディアンやジョーカーはただの人形に戻ってしまったこと。<br /> 星の神子が、星月の力とまがつみの玉の力を全て使って神獣フェンリルをよみがえらせたことを。<br /> すなわち、それこそが月詠みだったのだと。<br /><br /> セミ・ラフィーナはヤグード達に書状を突き付けてきたという。神獣フェンリルが復活した以上、彼らがホルトト遺跡に口出しをすることは<br /> させないと。上位の野良カーディアン達が機能停止した今、ヤグードたちもそう簡単には不可侵条約破棄には動かないだろう。<br /><br /><br /> 星の神子は、神獣フェンリルの心があなたにも聞こえただろうという。フェンリルは、ウィンダスの未来を、ウィンダスの始まりを約束してくれたと。<br /> だがそれは始まりだけ。星月の加護は取り戻したものの、まがつみの玉は力を失い、月詠みも星読みも行うことは出来なくなってしまったという。<br /> しかし星の神子は、今までとは違った明るい表情でこういった。<br /> 「この先何が起こるのか、私は知ることが出来なくなった。星の導きを失ってしまった。だけど・・・。」<br /> 「私はウィンダスの民達に導かれる。何よりも、ウィンダスの民が幸せであるように道を探して進むのが私の役目」だと。<br /> もう、ウィンダスは大丈夫だろう。遥か昔に定められた未来をなぞるのではなく、自分たちの手で、進むべき未来を切り開いて行ける。<br /><br /> 「さぁ、共に行きましょう。すべてが終わり、すべてが始まった・・・」<br /> 未来を導く星。それすなわち、一人ひとりの意思である。<br /><br /></dd> <dt>431 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 21:12:40.32 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>以上でウィンミッション終了ですが、実際のストーリーはもう少し続きます。<br /> サブイベント 月の導き<br /><br /> カーバンクルの紅玉に導かれ、あなたは6体の召喚獣の息吹を集めることになった。<br /> 六つの息吹を集めたその時、紅玉は月の呼び玉へと変じた。<br /> カーバンクルは訴える。息吹をフェンリルの元へと。<br /> 満月の泉。黒き使者との戦い以来、久しく訪れてなかったそこへあなたはやってきた。<br /> カーバンクルの呼びかけと六つの息吹の力によって神獣フェンリルが姿をあらわす。<br /> フェンリルは、あなたの力を試すというと襲いかかってきた。<br /> 辛くもフェンリルを退けると、彼は「あの子らに、これを頼む。約束を待つ、小さななあの子らに……」<br /> そういってあなたに力を失い、からっぽになった魔導球を渡して姿を消した。<br /><br /></dd> <dt>432 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 21:46:15.49 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>ウィンダスミッション+スターオニオンズ団エピローグ<br /><br /> からっぽになった魔導球をあなたは子供たちに届けた。<br /> 子供たちは、それを見て、ジョーカーは死んだと、壊されてしまったと嘆き悲しんだ。<br /> そんななか、団長のコーロラコロは叫んだ。<br /> 「ジョーカー、死んだりなんかしてないよ!」<br /> なぜなら彼は戻ってくるのだと“ヤクソク”したのだからと・・・。<br /> そこにピチチが言う。「オバケさん、戻ってきたね。」と<br /> 次の瞬間、からっぽの魔導球が光を放ち、空に無数の流星が瞬いた。<br /> 声が響き渡る・・・。<br /> 「子供たちよ…お前たちの生きる時、生きる街、すべてを。見ているよ・・・。我はこの地に戻ってきたのだから・・・」<br /> それは、フェンリルとなったジョーカーの、大切な友達への言葉だった。<br /><br /> 空を仰ぎ見ることもたち。彼らはジョーカーに誓った。自分たちも空を、街を、みんなを全部全部見ていくよと。<br /> 自分たちは正義のスターオニオンズ団だってことを、ずっと忘れないでと。<br /> 子供たちとジョーカーの約束は、今ここに果たされたのだった。<br /><br /> (fin)<br /><br /></dd> <dt>433 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/29(木) 21:49:05.58 ID:HKHuEKFo0</dt> <dd>以上でウィンダスミッションと関連クエ終了です。<br /><br /></dd> </dl><dl><dt>444 :<a href="mailto:sage"><b>ファイナルファンタジー11 ウィンダス編</b></a>:2011/12/31(土) 17:18:24.15 ID:N/3Ok3sz0</dt> <dd>忘れていたのでウィンミッション補足を;<br /> 結局、一連の騒動とは何だったのかというと<br /><br /> 初代ウィンダスの神子、月詠みの儀式でウィンダスの未来を予言し定める。<br /> (フェンリルの星月の加護により、この予言は『願い』として成就される確実なものと<br /> なる。この願いをかなえる儀式が『月詠み』)<br /> で、その時に滅びを恐れた神子はウィンダスの滅亡を予言してしまい、それまでも『願い』として確定<br /><br /> 現星の神子はそれを読み取って絶望し、当時恋愛関係にあったと思われるカラハバルハに相談。<br /> 彼はフェンリルが生きている以上、月詠みによる『願い』の成就の破棄は不可能と知る。<br /> かといってフェンリルを殺すことは神を殺すということであり、難しいなんてものではなく、<br /> 更にフェンリルが死ねば加護の消滅によりウィンダスは結局滅びるというどうしようもない状況。<br /><br /> それを覆すための一手がフェンリルの完全召喚。フェンリルを召喚し、その力を持って<br /> 予言された戦争によるウィンダスの滅亡を回避、更に自身が耐えきれなくなってフェンリルとともに死亡する<br /> ことにより神殺しを為し、『願い』を破棄。<br /><br /> そのままでは加護を失ったウィンダスは滅びるので、今度は魔法人形のルールによって<br /> 自身=フェンリルを蘇生。そのままでは寿命の問題で消滅するので、星月の力と<br /> によってフェンリルが加護を与え続けることを神子が『願い』それをかなえさせた。<br /> 人形の蘇生はカラハバルハが作ったカーディアンにジョーカーを関連づけることによって<br /> 彼らに行わせる(実際は子供たちが行ったが)。<br /><br /> という英雄カラハバルハが自分の命をかけて国を救うために行った、一世一代の大博打。それが<br /> 成就される流れがウィンダスミッション。<br /> 当然カラハバルハ本人は死ぬこと前提で、更に生き返った後もフェンリルの巨大な自我に飲み込まれて<br /> ほとんど残らない(黒き使者に自我がほとんどなかったのはそのためかと)<br /> という完全に自分を犠牲にした策であった模様。<br /><br /></dd> </dl>

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: