みずいろブラッド

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<p><strong>みずいろブラッド</strong></p> <p>part49-271~272</p> <hr /><dl><dt>271 :<a href="mailto:sage"><strong>みずいろブラッド</strong></a>:2010/02/05(金) 05:53:43 ID:BlKDI9bP0</dt> <dd>第一部 恋はみずいろ<br /><br /> わたし、みずいろ。<br /> 水色の体液の、かわいい(?)ロボットの女の子だよ。<br /> この春から「ブラッド学園」に通ってる。<br /> クラスメイトのラブネリちゃんは蒲鉾型の生き物。<br /> 担任のウシキング先生は牛。<br /> ロボットのわたしが言うのもナンだけど、周りは変な奴らばっか。<br /> でも、あこがれの加藤くんだけは別。<br /> 加藤くんは、四角いところがキリッとしててカッコいいロボットなんだ。<br /> 入学式のとき、初めて見たときから、加藤くんのことが好き。<br /> この想いを伝えたいけど、でも・・・。<br /> 加藤くんとは何の進展もないまま、毎日が過ぎていく。<br /><br /><br /><br /></dd> <dt>272 :<a href="mailto:sage"><strong>みずいろブラッド</strong></a>:2010/02/05(金) 05:57:23 ID:BlKDI9bP0</dt> <dd>第二部 守るべきモノ<br /><br /> 3月、もう少しで学園を卒業するという夜、みずいろは加藤くんに向けてラブレターを書いた。<br /> 次の日、加藤くんと一緒に帰ることになったみずいろだったが、ついにラブレターを渡すことはできなかった。<br /> そして、卒業式。<br /> 「加藤くん、第二ボルトちょうだい」<br /> 「うん、いいよ」<br /> 他愛の無い話で盛り上がるみずいろやラブネリ、そして加藤くん、その他のクラスメイトたち。<br /> 彼らを見下ろす青空を真っ二つに切り裂いて、何かが落ちてきた――。<br /><br /> 「え?ここ、どこ?」<br /> みずいろは目を覚ました。ここは、見知らぬ暗い部屋。<br /> 目の前のモニターにウシキング先生の姿が映り、話し始めた。<br /> 『みずいろよ、よく聞け。この星は襲撃された。ここは学園の地下シェルターだ。<br /> 宇宙生命体ギャラクシアン(※1)、それが我々の敵だ』<br /> 「なんで、学園の地下にシェルターが?」<br /> 『この学園は兵士を育てる訓練校だったのだ。優秀な成績を修めたお前なら出来る。<br /> 我がUIMS(※2)が誇る、最新鋭機FAKER2に乗って、ギャラクシアンを倒してくれ』<br /> 「急にそんなこと言われても・・・。そうだ、加藤くんはどうなったの?」<br /> 『彼は一命をとりとめて、病院へ搬送された。頼む、この星を救ってくれ』<br /> しばらくの沈黙の後、みずいろは言った。<br /> 「わかりました。わたし、戦います」<br /><br /> みずいろは戦闘機に乗り込み、宇宙に飛び立った。<br /> 何千、何万という敵を撃ち落していく。(※3)<br /> 最後に、敵のボスらしき球型の巨大な兵器(※4)が現れた。<br /> みずいろは、そいつに突っ込んでいって自爆するという方法を取ることにした。<br /> 自爆装置を起動するパスコードを1文字ずつ入力する。<br /> ”か・と・う・く・ん・だ・い・す・き”<br /> それは、あのとき渡せなかったラブレターの文句だった。<br /> 「サヨナラ、加藤くん・・・」<br /><br /> かくしてギャラクシアンは全滅し、平和が戻ってきた。<br /> 足に包帯を巻いた加藤くんが、松葉杖をつきながら道を歩いていると、<br /> 青空を真っ二つに切り裂いて、何かが落ちてきた――。<br /> それは、満身創痍ながら生きていた、みずいろだった。<br /><br /> おしまい。<br /><br /><br /> ※公式HPやWikipediaを見ることをオススメします。特に公式ブログはいろんな意味で必見。<br /><br /> 解説<br /> ※1・・・ギャラクシアンというナムコのゲームがありますが、ギャラクシアンとは敵キャラのことではない、らしい。<br />      見た目はギャラガの敵そのもの。トンボとハチの2種類が出てきます。<br /> ※2・・・UIMS(ウイムス)。ギャラクシアン3及びスターイクシオンの敵勢力。機械生命体軍団。<br /> ※3・・・この部分はシューティングゲームです。コックピットの様子などはスターラスターに酷似しています。<br /> ※4・・・スターラスターのディスラプター、または暗黒惑星のような外見。<br /><br /></dd> </dl>
<p><strong>みずいろブラッド</strong></p> <p>part49-271~272</p> <hr /><dl><dt>271 :<a href="mailto:sage"><strong>みずいろブラッド</strong></a>:2010/02/05(金) 05:53:43 ID:BlKDI9bP0</dt> <dd>第一部 恋はみずいろ<br /><br /> わたし、みずいろ。<br /> 水色の体液の、かわいい(?)ロボットの女の子だよ。<br /> この春から「ブラッド学園」に通ってる。<br /> クラスメイトのラブネリちゃんは蒲鉾型の生き物。<br /> 担任のウシキング先生は牛。<br /> ロボットのわたしが言うのもナンだけど、周りは変な奴らばっか。<br /> でも、あこがれの加藤くんだけは別。<br /> 加藤くんは、四角いところがキリッとしててカッコいいロボットなんだ。<br /> 入学式のとき、初めて見たときから、加藤くんのことが好き。<br /> この想いを伝えたいけど、でも・・・。<br /> 加藤くんとは何の進展もないまま、毎日が過ぎていく。<br /><br /><br /><br /></dd> <dt>272 :<a href="mailto:sage"><strong>みずいろブラッド</strong></a>:2010/02/05(金) 05:57:23 ID:BlKDI9bP0</dt> <dd>第二部 守るべきモノ<br /><br /> 3月、もう少しで学園を卒業するという夜、みずいろは加藤くんに向けてラブレターを書いた。<br /> 次の日、加藤くんと一緒に帰ることになったみずいろだったが、ついにラブレターを渡すことはできなかった。<br /> そして、卒業式。<br /> 「加藤くん、第二ボルトちょうだい」<br /> 「うん、いいよ」<br /> 他愛の無い話で盛り上がるみずいろやラブネリ、そして加藤くん、その他のクラスメイトたち。<br /> 彼らを見下ろす青空を真っ二つに切り裂いて、何かが落ちてきた――。<br /><br /> 「え?ここ、どこ?」<br /> みずいろは目を覚ました。ここは、見知らぬ暗い部屋。<br /> 目の前のモニターにウシキング先生の姿が映り、話し始めた。<br /> 『みずいろよ、よく聞け。この星は襲撃された。ここは学園の地下シェルターだ。<br /> 宇宙生命体ギャラクシアン(※1)、それが我々の敵だ』<br /> 「なんで、学園の地下にシェルターが?」<br /> 『この学園は兵士を育てる訓練校だったのだ。優秀な成績を修めたお前なら出来る。<br /> 我がUIMS(※2)が誇る、最新鋭機FAKER2に乗って、ギャラクシアンを倒してくれ』<br /> 「急にそんなこと言われても・・・。そうだ、加藤くんはどうなったの?」<br /> 『彼は一命をとりとめて、病院へ搬送された。頼む、この星を救ってくれ』<br /> しばらくの沈黙の後、みずいろは言った。<br /> 「わかりました。わたし、戦います」<br /><br /> みずいろは戦闘機に乗り込み、宇宙に飛び立った。<br /> 何千、何万という敵を撃ち落していく。(※3)<br /> 最後に、敵のボスらしき球型の巨大な兵器(※4)が現れた。<br /> みずいろは、そいつに突っ込んでいって自爆するという方法を取ることにした。<br /> 自爆装置を起動するパスコードを1文字ずつ入力する。<br /> ”か・と・う・く・ん・だ・い・す・き”<br /> それは、あのとき渡せなかったラブレターの文句だった。<br /> 「サヨナラ、加藤くん・・・」<br /><br /> かくしてギャラクシアンは全滅し、平和が戻ってきた。<br /> 足に包帯を巻いた加藤くんが、松葉杖をつきながら道を歩いていると、<br /> 青空を真っ二つに切り裂いて、何かが落ちてきた――。<br /> それは、満身創痍ながら生きていた、みずいろだった。<br /><br /> おしまい。<br /><br /><br /> ※公式HPやWikipediaを見ることをオススメします。特に公式ブログはいろんな意味で必見。<br />  キャラゲーでもないしどっちかというとnamcoっぽいゲームなのにバンダイレーベルとして出ているのは、<br />  UIMSの立場から見た話だから。納得。<br /><br /> 解説<br /> ※1・・・ギャラクシアンというナムコのゲームがありますが、ギャラクシアンとは敵キャラのことではない、らしい。<br />      見た目はギャラガの敵そのもの。トンボとハチの2種類が出てきます。<br /> ※2・・・UIMS(ウイムス)。ギャラクシアン3及びスターイクシオンの敵勢力。機械生命体軍団。<br /> ※3・・・この部分はシューティングゲームです。コックピットの様子などはスターラスターに酷似しています。<br /> ※4・・・スターラスターのディスラプター、または暗黒惑星のような外見。<br /><br /></dd> </dl>

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