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<p><strong>DARKSIDERS ～審判の時～</strong></p>
<p>part51-25～28</p>
<hr /><p> </p>
<dl><dt>25 ：<a href="mailto:sage"><strong>ダークサイダーズ1 </strong>◆l1l6Ur354A</a>：2010/04/19(月) 13:33:07
ID:OKXAL1Y50</dt>
<dd>需要は不明だけど洋ゲーDarksiders、一応新作だと思うから鳥つけときます<br /><br /><br />
ダークサイダーズ 審判の時 ＜Darksiders Wrath of War＞<br /><br />
創生より続く天界と地獄の闘争、いつ果てるとも知れぬ戦いのさ中<br />
焦炎評議会が生まれる、どちらか片方が宇宙の調和を乱すほどの力をつけたとき<br />
評議会は四騎士を送り込み迅速かつ、苛烈な審判を下す。<br />
評議会の前に天も魔も頭をたれる掟がここに生まれた<br /><br />
やがて人類が生まれる、ぜい弱だが狡猾なこの種族が地上に第三の王国を築き<br />
調和の一員になると見た評議会は七つの封印を施し、それを天界と地獄の休戦の証とした。<br />
人類が天と魔と対等に渡り合える力をつけたとき全ての封印が解かれ最終戦争が始まる。<br />
そこには新たな調和が生まれるだろう、またそれに異を唱える者は四騎士によりことごとく誅されるのだ<br /><br /><br />
地球に流星群が降り注いだその日、人類は滅びた。封印が解かれ天軍と魔軍の戦いが第三の王国で始まったのだ<br />
四騎士の一人である戦争＜ウォー＞が地上に降り立ったことが何よりの証拠だった<br />
だが審判の時においてもまだ人間はぜい弱すぎた、人類にとってあまりにも早いハルマゲドンが始まってしまった。<br /><br />
ウォーは混乱していた、他の兄弟たちの姿は見えず天使や悪魔と対等に戦うはずの人間は惨めに逃げ惑うばかり<br />
さらに裁定者としての無敵の力が次々と失われていく、天使長アバドンを戦いの中に見たウォーは<br />
この異常事態について問いただす、しかしアバドンが騎士を見て発した言葉はさらに奇妙なものだった。<br /><br />
『ありえん！七つ目の封印は解かれておらんぞ！』<br />
全ての封印が解かれたからこそ最終戦争が始まり四騎士が召喚されたのではないのか・・・？<br />
戸惑いをみせたアバドンはその隙を突かれ大悪魔ストラーガに握りつぶされてしまう<br />
さらに力を全て失ったウォーもまた同じ運命をたどった。<br /><br /><br />
『誰もおぬしを召喚してはいない！封印は一つとして解かれてはおらぬわ！』<br />
焦炎評議会に厳粛な声がこだまする、評議会によって呼び戻されたウォーは叱責を受け<br />
それどころか無断で地上に降り立ち魔軍を先導することで調和を乱し、焦炎評議会の名を<br />
貶めたのではないかとの疑いさえかけられる。<br /><br />
何者かに召喚されたことは事実であり、地上に降り立った時すでに戦争は始まっていた<br />
自分の存在が引きがねになったはずは無い、アバドンなら事情を知ってるはずだとの弁明も<br />
当のアバドンが滅した今は無意味だった。<br /><br />
いま地上は破壊者という異名のみ知られている謎の悪魔が率いる軍に占領されつつある<br />
ウォーが名誉を回復するためには破壊者を抹殺し地上を奪還する以外に無い<br />
もし失敗すれば悪魔が評議会に代わり裏切り者の騎士に裁き下す結果になるまで<br />
ウォーは目付役のウォッチャーと共に今一度第三の王国に降り立つ<br />
あの日からおよそ一世紀、人類の世界は完全に廃墟と化していた。<br /><br /><br /></dd>
<dt>26 ：<a href="mailto:sage"><strong>ダークサイダーズ2 </strong>◆l1l6Ur354A</a>：2010/04/19(月) 13:39:37
ID:OKXAL1Y50</dt>
<dd><br />
破壊者が魔軍の全権を握って以来、それに従わない悪魔は皆追放され、力を持つものは幽閉された<br />
悪魔の商人ヴァルグリムと魔界の支配者の座を逃したサマエルは利害の一致した数少ないウォーの味方と言えた。<br />
そしてサマエルを幽閉から解くウォー、この自由を得た異端の大悪魔は告げる<br />
破壊者が鎮座する塔は四人の選ばれし者が心臓に蓄えた魔力で結界を張り、さらに塔の内部では<br />
あのストラーガが破壊者を守っている、まずは選ばれし者たちの心臓を俺にささげろ、お前では使い道もわかるまいと。<br /><br />
サマエルにうながされ選ばれし者たち、即ち<br /><br />
ティアマット、グリーヴァー、スティジアン、シリサ<br /><br />
これらの心臓をえぐり出す旅を始めるウォー<br />
途中エルダーの一人であるブラック・ハンマーこと鍛冶師ウルセインと出会い<br />
アバドンの仇と付け狙う天使ウリエルと一戦を交え、はぐれていた愛馬ルインと再開する<br />
そして四つの心臓がサマエルの手に渡った。<br />
※「エルダー」という種族についてゲーム中ほとんど解説されませんが、精霊や妖精のたぐいのようです。<br /><br /><br />
心臓を喰らいサマエルは力を全て取り戻す、心臓が守っていたのは結界ではなくサマエルの魔力だったのだ<br />
憤慨するウォーだが復讐には敬意を払うぞとサマエルは塔の封印をたやすく破り転移門を開く<br />
そう、ウォーの目的はもはや騎士としての名誉の回復ではなく、自分を侮辱した者たちへの制裁となっていた。<br /><br />
ストラーガが守る塔、「黒の玉座」に転移したウォーは意外な人物と出会う。死の天使アズラエルがそこに幽閉されていた<br />
アズラエルは信じ難い真相を語る、あの偽りの最終戦争を引き起こしたのはアバドンだったのだ。<br /><br />
天軍の威信を不動のものにせんと画策したアバドンは封印を破壊する力を秘めた武器</dd>
<dd>ハルマゲドンの剣をウルセインに作らせた。<br />
この剣で7つの封印のうち6つまでを破壊し、新世界の覇者を決める最終戦争が始まったように見せかければ</dd>
<dd>魔界の実力者たちは地上におびき出される<br />
それらを抹殺し混乱を収拾することでアバドンは人類に天使の威光を知らしめようとしたが<br />
最後の封印が手中にあるにもかかわらず何故か終末の四騎士ウォーが現れ</dd>
<dd>さらにストラーガに不意を突かれたことでその計画は頓挫してしまった。<br /><br />
アズラエルを開放しストラーガに雪辱を果たしたウォーは崩壊する塔からアズラエルと共にエデンへ脱出する<br />
始祖が追放されてより時の止まったこの聖地には知恵の樹があった<br />
この樹の前に立つ者はあらゆる困難を乗り越える知識と未来を授かる。<br />
破壊者との対決を目前に控えたウォーがその前に立つのは当然のことだった。<br /><br /></dd>
<dt>27 ：<a href="mailto:sage"><strong>ダークサイダーズ3 </strong>◆l1l6Ur354A</a>：2010/04/19(月) 13:43:10
ID:OKXAL1Y50</dt>
<dd><br />
ウォーは樹の前で過去を見た<br /><br />
ストラーガに重傷を負わされながらも息の有ったアバドンはかつて同じように樹に力を求めた<br />
しかし野心を見透かされたアバドンは謎の声にとらわれ新たな破壊者へと変貌していた<br /><br />
-暗殺を評議会が行うわけにはゆかぬ、掟を逸脱してでも復讐を果たそうとする者が必要だ-<br />
アバドンの手に封印が渡ったことで既に焦炎評議会の名誉は失われていた<br />
だが奪還と抹殺は暗に済ませねば傷口はさらに広がってしまう<br />
自分の意思でアバドン、つまりに破壊者に復讐を果たそうとする手駒が必要なのだ<br />
そのためには手駒を貶める必要がある、評議会に忠実だが屈辱と憎悪に満ちた処刑人に仕立てなければ・・・<br /><br />
そして未来を見た<br />
「まさに、片道切符だなぁ！」<br />
這いつくばる自分の目の前でウォッチャーが勝ち誇っている<br /><br />
「死の宣誓はこれで果たされた」<br />
ウリエルが自分を剣で刺し貫いていた<br /><br />
最後に残された第七の封印を飲み込んでいる破壊者アバドンにはウォーの剣でも歯が立つはずは無い<br />
特別な武器が必要だ、封印をものともしない武器が。<br />
ウォーは砕かれたハルマゲドンの剣を再生する旅を始めた<br />
そしてウリエルと最後の決闘を済ませる、お互いの命を相手にゆだねる死の宣誓を行った正当なものだったが<br />
勝利したウォーはウリエルへのとどめを無視する、今の目的は別にあるのだ。<br />
ウリエルもまた破壊者との決戦に向け飛び去っていった<br /><br />
ウルセインの手により再生したハルマゲドンの剣を手に、ウォーはアズラエルの助力でふたたび塔に戻る<br />
最上階で破壊者アバドンがウリエルらを蹴散らしている場面に割って入ったウォーはアバドンと最後の決戦を始めた、復讐のために<br />
そしてハルマゲドンの剣により封印の障壁は中和されアバドンは滅した、裏切り者に評議会の騎士が審判を下したのだ<br /><br /></dd>
<dt>28 ：<a href="mailto:sage"><strong>ダークサイダーズ4 </strong>◆l1l6Ur354A</a>：2010/04/19(月) 13:48:27
ID:OKXAL1Y50</dt>
<dd>アバドンの手から零れ落ちる封印、ウォーがそれに手を伸ばした瞬間ウォッチャーが本性を現し拘束の闇を放つ<br />
「まさに、片道切符だなぁ！」<br />
番犬は檻に押し込められるのが定め、手駒にされた恨みを晴らそうなどと思うことも焦炎評議会は許さない<br />
自由を封じられたウォーはなす術も無く這いつくばってしまう。<br /><br />
その瞬間ハルマゲドンの剣がウォーを貫いた<br />
「死の宣誓はこれで果たされた」、宣誓を行った以上ウリエルがウォーを背後から襲うことは決して不名誉なことではなかった<br />
だがウリエルは間髪いれず封印をウォッチャーの右手ごと破壊する、それは四つの馬の彫刻が施された第七の封印<br />
評議会の場に呼び戻されつつあったウォーは死ぬことで一時的に拘束から逃れ、封印の破壊により自由の身となって復活を遂げたのだ。<br /><br />
こんなことをしてタダで済むかと這いつくばりながらも虚勢を張るウォッチャーの頭を紅蓮の騎士は無造作に握りつぶした<br />
「この場は退くが我々がお前に情けをかけることは無い、これからどうするのだ?たった一人で全てを敵に回してしまったぞ」</dd>
</dl><dl><dd>そう、封印は全て破壊され、サマエルもまた魔王としての力を取り戻している。本当のハルマゲドンが今より始まるのだ</dd>
<dd>ウリエルの問いにウォーは彼方を見つめながら呟いた</dd>
<dt> 「一人じゃないさ」<br /><br /><br /></dt>
<dd>空の彼方で三つの流星が光を放っていた</dd>
<dd>一つは死＜デス＞を象徴するかのように</dd>
<dd>一つは騒乱＜ストライフ＞を象徴するかのように</dd>
<dd>一つは憤怒＜フューリー＞を象徴するかのように</dd>
<dd>それぞれの光を放ち、三つの流星は地上に落ちていった<br /><br />
END<br /><br /></dd>
</dl>
<p><strong>DARKSIDERS ～審判の時～</strong></p>
<p>part51-25～28</p>
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<dt>25 ：<a href="mailto:sage"><strong>ダークサイダーズ1 </strong>◆l1l6Ur354A</a>：2010/04/19(月) 13:33:07
ID:OKXAL1Y50</dt>
<dd>需要は不明だけど洋ゲーDarksiders、一応新作だと思うから鳥つけときます<br />
<br />
<br />
ダークサイダーズ 審判の時 ＜Darksiders Wrath of War＞<br />
<br />
創生より続く天界と地獄の闘争、いつ果てるとも知れぬ戦いのさ中<br />
焦炎評議会が生まれる、どちらか片方が宇宙の調和を乱すほどの力をつけたとき<br />
評議会は四騎士を送り込み迅速かつ、苛烈な審判を下す。<br />
評議会の前に天も魔も頭をたれる掟がここに生まれた<br />
<br />
やがて人類が生まれる、ぜい弱だが狡猾なこの種族が地上に第三の王国を築き<br />
調和の一員になると見た評議会は七つの封印を施し、それを天界と地獄の休戦の証とした。<br />
人類が天と魔と対等に渡り合える力をつけたとき全ての封印が解かれ最終戦争が始まる。<br />
そこには新たな調和が生まれるだろう、またそれに異を唱える者は四騎士によりことごとく誅されるのだ<br />
<br />
<br />
地球に流星群が降り注いだその日、人類は滅びた。封印が解かれ天軍と魔軍の戦いが第三の王国で始まったのだ<br />
四騎士の一人である戦争＜ウォー＞が地上に降り立ったことが何よりの証拠だった<br />
だが審判の時においてもまだ人間はぜい弱すぎた、人類にとってあまりにも早いハルマゲドンが始まってしまった。<br />
<br />
ウォーは混乱していた、他の兄弟たちの姿は見えず天使や悪魔と対等に戦うはずの人間は惨めに逃げ惑うばかり<br />
さらに裁定者としての無敵の力が次々と失われていく、天使長アバドンを戦いの中に見たウォーは<br />
この異常事態について問いただす、しかしアバドンが騎士を見て発した言葉はさらに奇妙なものだった。<br />
<br />
『ありえん！七つ目の封印は解かれておらんぞ！』<br />
全ての封印が解かれたからこそ最終戦争が始まり四騎士が召喚されたのではないのか・・・？<br />
戸惑いをみせたアバドンはその隙を突かれ大悪魔ストラーガに握りつぶされてしまう<br />
さらに力を全て失ったウォーもまた同じ運命をたどった。<br />
<br />
<br />
『誰もおぬしを召喚してはいない！封印は一つとして解かれてはおらぬわ！』<br />
焦炎評議会に厳粛な声がこだまする、評議会によって呼び戻されたウォーは叱責を受け<br />
それどころか無断で地上に降り立ち魔軍を先導することで調和を乱し、焦炎評議会の名を<br />
貶めたのではないかとの疑いさえかけられる。<br />
<br />
何者かに召喚されたことは事実であり、地上に降り立った時すでに戦争は始まっていた<br />
自分の存在が引きがねになったはずは無い、アバドンなら事情を知ってるはずだとの弁明も<br />
当のアバドンが滅した今は無意味だった。<br />
<br />
いま地上は破壊者という異名のみ知られている謎の悪魔が率いる軍に占領されつつある<br />
ウォーが名誉を回復するためには破壊者を抹殺し地上を奪還する以外に無い<br />
もし失敗すれば悪魔が評議会に代わり裏切り者の騎士に裁き下す結果になるまで<br />
ウォーは目付役のウォッチャーと共に今一度第三の王国に降り立つ<br />
あの日からおよそ一世紀、人類の世界は完全に廃墟と化していた。<br />
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<dt>26 ：<a href="mailto:sage"><strong>ダークサイダーズ2 </strong>◆l1l6Ur354A</a>：2010/04/19(月) 13:39:37
ID:OKXAL1Y50</dt>
<dd><br />
破壊者が魔軍の全権を握って以来、それに従わない悪魔は皆追放され、力を持つものは幽閉された<br />
悪魔の商人ヴァルグリムと魔界の支配者の座を逃したサマエルは利害の一致した数少ないウォーの味方と言えた。<br />
そしてサマエルを幽閉から解くウォー、この自由を得た異端の大悪魔は告げる<br />
破壊者が鎮座する塔は四人の選ばれし者が心臓に蓄えた魔力で結界を張り、さらに塔の内部では<br />
あのストラーガが破壊者を守っている、まずは選ばれし者たちの心臓を俺にささげろ、お前では使い道もわかるまいと。<br />
<br />
サマエルにうながされ選ばれし者たち、即ち<br />
<br />
ティアマット、グリーヴァー、スティジアン、シリサ<br />
<br />
これらの心臓をえぐり出す旅を始めるウォー<br />
途中エルダーの一人であるブラック・ハンマーこと鍛冶師ウルセインと出会い<br />
アバドンの仇と付け狙う天使ウリエルと一戦を交え、はぐれていた愛馬ルインと再開する<br />
そして四つの心臓がサマエルの手に渡った。<br />
※「エルダー」という種族についてゲーム中ほとんど解説されませんが、精霊や妖精のたぐいのようです。<br />
<br />
<br />
心臓を喰らいサマエルは力を全て取り戻す、心臓が守っていたのは結界ではなくサマエルの魔力だったのだ<br />
憤慨するウォーだが復讐には敬意を払うぞとサマエルは塔の封印をたやすく破り転移門を開く<br />
そう、ウォーの目的はもはや騎士としての名誉の回復ではなく、自分を侮辱した者たちへの制裁となっていた。<br />
<br />
ストラーガが守る塔、「黒の玉座」に転移したウォーは意外な人物と出会う。死の天使アズラエルがそこに幽閉されていた<br />
アズラエルは信じ難い真相を語る、あの偽りの最終戦争を引き起こしたのはアバドンだったのだ。<br />
<br />
天軍の威信を不動のものにせんと画策したアバドンは封印を破壊する力を秘めた武器</dd>
<dd>ハルマゲドンの剣をウルセインに作らせた。<br />
この剣で7つの封印のうち6つまでを破壊し、新世界の覇者を決める最終戦争が始まったように見せかければ</dd>
<dd>魔界の実力者たちは地上におびき出される<br />
それらを抹殺し混乱を収拾することでアバドンは人類に天使の威光を知らしめようとしたが<br />
最後の封印が手中にあるにもかかわらず何故か終末の四騎士ウォーが現れ</dd>
<dd>さらにストラーガに不意を突かれたことでその計画は頓挫してしまった。<br />
<br />
アズラエルを開放しストラーガに雪辱を果たしたウォーは崩壊する塔からアズラエルと共にエデンへ脱出する<br />
始祖が追放されてより時の止まったこの聖地には知恵の樹があった<br />
この樹の前に立つ者はあらゆる困難を乗り越える知識と未来を授かる。<br />
破壊者との対決を目前に控えたウォーがその前に立つのは当然のことだった。<br />
</dd>
<dt>27 ：<a href="mailto:sage"><strong>ダークサイダーズ3 </strong>◆l1l6Ur354A</a>：2010/04/19(月) 13:43:10
ID:OKXAL1Y50</dt>
<dd><br />
ウォーは樹の前で過去を見た<br />
<br />
ストラーガに重傷を負わされながらも息の有ったアバドンはかつて同じように樹に力を求めた<br />
しかし野心を見透かされたアバドンは謎の声にとらわれ新たな破壊者へと変貌していた<br />
<br />
-暗殺を評議会が行うわけにはゆかぬ、掟を逸脱してでも復讐を果たそうとする者が必要だ-<br />
アバドンの手に封印が渡ったことで既に焦炎評議会の名誉は失われていた<br />
だが奪還と抹殺は暗に済ませねば傷口はさらに広がってしまう<br />
自分の意思でアバドン、つまりに破壊者に復讐を果たそうとする手駒が必要なのだ<br />
そのためには手駒を貶める必要がある、評議会に忠実だが屈辱と憎悪に満ちた処刑人に仕立てなければ・・・<br />
<br />
そして未来を見た<br />
「まさに、片道切符だなぁ！」<br />
這いつくばる自分の目の前でウォッチャーが勝ち誇っている<br />
<br />
「死の宣誓はこれで果たされた」<br />
ウリエルが自分を剣で刺し貫いていた<br />
<br />
最後に残された第七の封印を飲み込んでいる破壊者アバドンにはウォーの剣でも歯が立つはずは無い<br />
特別な武器が必要だ、封印をものともしない武器が。<br />
ウォーは砕かれたハルマゲドンの剣を再生する旅を始めた<br />
そしてウリエルと最後の決闘を済ませる、お互いの命を相手にゆだねる死の宣誓を行った正当なものだったが<br />
勝利したウォーはウリエルへのとどめを無視する、今の目的は別にあるのだ。<br />
ウリエルもまた破壊者との決戦に向け飛び去っていった<br />
<br />
ウルセインの手により再生したハルマゲドンの剣を手に、ウォーはアズラエルの助力でふたたび塔に戻る<br />
最上階で破壊者アバドンがウリエルらを蹴散らしている場面に割って入ったウォーはアバドンと最後の決戦を始めた、復讐のために<br />
そしてハルマゲドンの剣により封印の障壁は中和されアバドンは滅した、裏切り者に評議会の騎士が審判を下したのだ<br />
</dd>
<dt>28 ：<a href="mailto:sage"><strong>ダークサイダーズ4 </strong>◆l1l6Ur354A</a>：2010/04/19(月) 13:48:27
ID:OKXAL1Y50</dt>
<dd>アバドンの手から零れ落ちる封印、ウォーがそれに手を伸ばした瞬間ウォッチャーが本性を現し拘束の闇を放つ<br />
「まさに、片道切符だなぁ！」<br />
番犬は檻に押し込められるのが定め、手駒にされた恨みを晴らそうなどと思うことも焦炎評議会は許さない<br />
自由を封じられたウォーはなす術も無く這いつくばってしまう。<br />
<br />
その瞬間ハルマゲドンの剣がウォーを貫いた<br />
「死の宣誓はこれで果たされた」、宣誓を行った以上ウリエルがウォーを背後から襲うことは決して不名誉なことではなかった<br />
だがウリエルは間髪いれず封印をウォッチャーの右手ごと破壊する、それは四つの馬の彫刻が施された第七の封印<br />
評議会の場に呼び戻されつつあったウォーは死ぬことで一時的に拘束から逃れ、封印の破壊により自由の身となって復活を遂げたのだ。<br />
<br />
こんなことをしてタダで済むかと這いつくばりながらも虚勢を張るウォッチャーの頭を紅蓮の騎士は無造作に握りつぶした<br />
「この場は退くが我々がお前に情けをかけることは無い、これからどうするのだ?たった一人で全てを敵に回してしまったぞ」</dd>
</dl>
<dl>
<dd>そう、封印は全て破壊され、サマエルもまた魔王としての力を取り戻している。本当のハルマゲドンが今より始まるのだ</dd>
<dd>ウリエルの問いにウォーは彼方を見つめながら呟いた</dd>
<dt> 「一人じゃないさ」<br />
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</dt>
<dd>空の彼方で三つの流星が光を放っていた</dd>
<dd>一つは死＜デス＞を象徴するかのように</dd>
<dd>一つは騒乱＜ストライフ＞を象徴するかのように</dd>
<dd>一つは憤怒＜フューリー＞を象徴するかのように</dd>
<dd>それぞれの光を放ち、三つの流星は地上に落ちていった<br />
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END<br />
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</dl>
