ロックマン ゼロ4

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<p>11 ロクゼロ4 sage 2005/06/08(水) 22:30:25 ID:0+XTU7CN<br> Ωをぶっ壊しダークエルフも浄化され、バイルの手の内が尽きたその後、堂々と表を歩けるようになったシエルは<br> ゼロをトレーラーで連れ回して正義の味方をやっていた。</p> <p> ある時、彼らはレプリロイドの大群に襲われているキャラバンに遭遇する。<br> 雑魚を散らし、敵の地上戦艦を退けキャラバンを助ける。<br> いつもの事だが、今回は少し訳が違う。<br> ゼロが助けたのはレジスタンスでは無く、生身の人間だったのだ。</p> <p>何故ネオ・アルカディアを抜け出すのか? 何故レプリロイドが人間を襲うのか?<br> ジャーナリストだと言う女性、ネージュが言うにはX無き後バイルの暴政によりアルカディアは今や無法地帯なのだという。<br> 人間だろうとレプリロイドだろうとバイルの気まぐれ一つでイレギュラー指定され、処分されてしまう。<br> いつ殺されるかわからない、そんな恐怖に耐えられる訳がなく、アルカディアを抜け出す人々が後を絶たない。<br> レジスタンスの活動はレプリロイドに希望を与える一方、人間には絶望を与えてしまっていたのだ。</p> <p><br> 12 ロクゼロ4 sage 2005/06/08(水) 22:32:40 ID:0+XTU7CN<br> ネージュは人々を集めてはキャラバンを組み、エリア・ゼロと呼ばれる場所の人間の集落に招いていた。<br> 今回の目的地も当然エリア・ゼロである。<br> シエルがエリア・ゼロまでの護衛を申し出るが、ネージュは拒否。<br> 集落の人々の大多数がレプリロイドに襲われた事があり、いい印象を持っていないのである。<br> ましてやゼロ達はレジスタンス。アルカディアのメディアではテロリスト。歓迎される筈もない。<br> 仕方なくキャラバンと別れ、暫し休憩。</p> <br> <p>OPステージ終わり。<br> 手元にあったんで書き殴ってみた。<br> 文才も根気も無いが、俺ガンガル。</p> <p>122 ロックマンゼロ4 sage 2005/08/30(火) 17:08:09 ID:xVjIIcSU<br> ゼロ「‥‥人間‥‥か」<br> シエル達はトレーラーに戻り、エリア・ゼロについて調べた。そこはイレギュラー戦争時代にスペースコロニー「ユーラシア」<br> が落ちた場所だった。コロニーの環境維持システムが生きており、徐々に緑が回復しつつあった。<br> シエルは、やはり放っておけないとキャラバンを手助けする事を決めるが<br> その矢先にエリア・ゼロにバイル軍の反応が現れる。</p> <p> ゼロは現場に向かい、雑魚を蹴散らしながらコロニーに侵入した本隊を追撃する。<br> コロニーの奥で破壊活動を行う小さいレプリロイドと遭遇。戦闘になりかけた時、更に七体のレプリロイドが現れる。<br> こうなるとさすがのゼロも分が悪い。そこにもう一体リーダー格が現れ、八体を制止する。<br> 「やはりエリア・ゼロを‥ これだけの自然を破壊するにはラグナロクの力が必要だ。ラグナロク作戦が<br>  始まってしまえばたかが一体のレプリロイドに止める事など出来はしない。相手にするだけ時間の無駄だ」<br> ゼロ「‥エリア・ゼロの‥ 自然の破壊だと‥!? お前達は一体‥!?」<br> 彼らは隊長のクラフト率いるアインヘルヤル八闘士。エリア・ゼロを中心とした世界中の自然を破壊して<br> ネオ・アルカディア以外では人間が生きていけない世界を作るつもりだ。<br> クラフト「分かるか?ゼロ‥ お前一人ではもう、どうにもならん事を‥ ‥‥最早‥‥ 一人の力では<br>    世界は変えられない‥ ‥正義など‥‥ 物語の中くらいにしか存在しないという事をな‥‥」<br> クラフト達はラグナロク作戦を開始すると告げ、去って行った。</p> <p> まだアインヘルヤル達はキャラバンの事に気づいていない。キャラバンを見つけ出し、ラグナロク作戦の事を<br> 伝えに行くが、人間達のレプリロイド嫌いは思ったより根深くて話を聞き入れてくれない。<br> 一応情報は伝えたという事でゼロ達はトレーラーに戻った。いつかきっと人間達も分かってくれると信じて、<br> ラグナロク作戦の阻止に専念する。</p> <p> 八闘士との戦いを繰り広げる中で、遂に人間の集落が見つかってしまう。すぐにゼロが駆けつける。<br> 逃げ遅れた人達を助けながらバイル軍を倒していくが、ネージュが見当たらない。そしてクラフトと遭遇。<br> 「‥お前も元はネオ・アルカディアのレプリロイドだったのだろう。<br>  人間の為に戦ってきたお前がバイルの命令とは言え人間の集落を襲うというのか」<br> 「‥‥そうだ。 今や、バイル様は全てのエネルギーと資源をその手に握っている。<br>  人間も‥レプリロイドも‥ 最早バイル様の下でしか生きることは出来ない」<br> キャラバンやゼロが抵抗を続ける限り争いは無くならないと言うクラフトととの戦闘に勝つ。</p> <p><br> 123 ロックマンゼロ4 sage 2005/08/30(火) 17:09:44 ID:xVjIIcSU<br> ゼロはクラフトの攻撃に迷いを感じる。集落の破壊とは別の目的があるように思える。<br> 「そんなものはない‥ 今も昔も‥俺は人間の為に戦ってきた! エリア・ゼロとこの集落は平和の為の生贄となってもらう」<br> 隠れていたネージュがたまらずに出てくる。ネージュとクラフトは知り合いだった。<br> ネージュ「何が平和の為!? 何が人間の為!? このボロボロになった自然や集落を見ても、まだそんな事が言えるの!?<br>     人間が生きられる世界を踏みにじってるのは貴方達でしょう!」<br> 「‥‥‥ネージュ‥‥ やはり、ここにいたのか‥」<br> 「クラフト‥‥ どうしてバイルなんかに従ってるの‥? 初めて取材した時の貴方は‥もっと誇り高い戦士だった‥<br>  ネオ・アルカディアの戦士として‥ 世界を平和にしてみせるって‥ 私に約束したでしょう‥?」<br> 「‥ああ、確かに約束した。 だからこうして君を守りに来たんだ」<br> 一瞬の内にネージュがさらわれてしまう。</p> <p> 今の騒動でゼロの名前がばれてしまう。人間達は嫌悪の表情を隠せない。集落の人間達が今も慕っている<br> 唯一のレプリロイド、コピーエックスを倒したのがゼロなのだから。そしてネオ・アルカディアのレプリロイドと知り合いだった<br> ネージュに対しても信用できなくなっているようだ。誰もネージュの事を助けようとしない。<br> ゼロ「仲間を助けようともせずにただのうのうと集落の中で生きるだけなら、ネオ・アルカディアに残った人間達と<br>   何も変わりないと思うがな‥‥」<br> 「な、なんだと!」<br> ゼロ「‥‥なら、お前達は何の為に危険を冒してまでネオ・アルカディアを抜け出してこの集落を作ったんだ?」<br> 言葉をつまらせる人間達を尻目に、ネージュがさらわれた場所を解析したと言うシエルの所に戻る。</p> <p> 西の方にラグナロク作戦の前線基地と思われる場所があった。そこにネージュがいるらしい。<br> もしネージュを助け出しても集落の人達が変わらなければ意味のない事ではないのか、自分達のやり方で本当に平和な<br> 世界が作れるのか、シエルは悩んでいた。そこへ集落からの通信が入った。やはりネージュを放っておけないようだ。<br> 「‥‥こんな事を言えた義理じゃないが‥ ‥頼む 仲間を‥ネージュを助けてくれ <br>  あんた達がバイル軍の連中と違うと言うのなら俺達に‥ 人間に力を貸してくれ!」<br> ゼロは必ず助け出すと約束して出撃する。</p> <p><br> 124 ロックマンゼロ4 sage 2005/08/30(火) 17:11:00 ID:xVjIIcSU<br> 巨大レプリロイドを倒し、ネージュを発見。<br> ネージュ「‥ありがとう。でも‥できる事ならクラフトともっと話をしたかった‥」<br> ゼロ「‥‥知り合いだったようだな」<br> 「まだ駆け出しの頃‥‥戦場でイレギュラーに襲われた私をクラフトが助けてくれたの。<br>  人間を守る事に誇りを持って戦うクラフトの姿に私は惹かれていった‥<br>  ‥フフッ、可笑しいよね。人間がレプリロイドを好きになるなんて」<br> ゼロ「‥‥‥」<br> クラフト「‥そして俺も、真実を人々に伝えようと戦う一人の人間を好きになっていった‥」<br> クラフトが現れる。<br> 「ネージュ‥君はあの時から変わらないな。自分がやると決めた事はどんなに危険でもやり抜こうとする」<br> 「貴方は変わってしまったけどね。貴方は自分の考えで人間の為に戦っていたのに‥<br>  今はバイルの言いなりなのね」<br> 「ネオ・アルカディア跡地に残っている人間やレプリロイド‥ 俺達が生きていく為には僅かなエネルギーや居場所を<br>  守るしかない。 ‥例えそれが‥ バイルのような奴の下でも‥」<br> 悪口を聞きつけたのかバイルもやって来る。<br> 「さあ、そこの女‥ お前はどうする? お前の言う自由とやらと共にエリア・ゼロで死を待つか!?<br>  それともクラフトの様にワシの様な奴の下で生き長らえるか!? ワシはどっちでも構わんのだがねぇ!?」<br> 「‥‥くっ!バイル‥!」<br> 「クーックックッ‥ そうだ‥その顔だ‥ 苦しみと屈辱と怒りに満ちた表情‥<br>  それがワシの喜びとなるのだよ‥ この喜びこそが‥ 支配者にだけ許された快楽なのだ‥!」<br> クラフト「解ったろう‥ 今、この世界に正義など無いという事が‥ あるのは生き残る者と死に逝く者だけだ。<br>    ‥ネージュ ‥俺は君を死なせたくない‥」<br> バイル「ゼロ‥ ワシを斬れるのか‥? 人間であるこのワシを‥?<br>    その女の目の前で自らイレギュラーとなってみせるかね‥? さあ‥どうする?ゼロ‥!女‥!」<br> 「私は‥誰かに支配されて死んだ様に生きるくらいなら‥ 今を精一杯生き抜いて! 笑いながら死ぬ方を選ぶわ!」<br> ネージュの目くらましで隙を作り逃げる。</p> <p>「ゼロ‥ありがとう‥」<br> 「俺は集落の人間達に頼まれただけだ。礼なら奴らに言ってやれ‥」<br> 二人とも何とか無事に戻ってこれた。この事件で集落の人の不信感は薄まっていった。<br> <br></p>
<p><strong>ロックマン ゼロ4</strong></p> <p>part16-11~12、part18-122~124、part28-594~597、part29-21~24</p> <hr> <dl> <dt><a href="menu:11">11</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ロクゼロ4</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/06/08(水) 22:30:25 ID:0+XTU7CN</font></dt> <dd> Ωをぶっ壊しダークエルフも浄化され、バイルの手の内が尽きたその後、堂々と表を歩けるようになったシエルは<br> ゼロをトレーラーで連れ回して正義の味方をやっていた。<br> <br> ある時、彼らはレプリロイドの大群に襲われているキャラバンに遭遇する。<br> 雑魚を散らし、敵の地上戦艦を退けキャラバンを助ける。<br> いつもの事だが、今回は少し訳が違う。<br> ゼロが助けたのはレジスタンスでは無く、生身の人間だったのだ。<br> <br> 何故ネオ・アルカディアを抜け出すのか? 何故レプリロイドが人間を襲うのか?<br> ジャーナリストだと言う女性、ネージュが言うにはX無き後バイルの暴政によりアルカディアは今や無法地帯なのだという。<br> 人間だろうとレプリロイドだろうとバイルの気まぐれ一つでイレギュラー指定され、処分されてしまう。<br> いつ殺されるかわからない、そんな恐怖に耐えられる訳がなく、アルカディアを抜け出す人々が後を絶たない。<br> レジスタンスの活動はレプリロイドに希望を与える一方、人間には絶望を与えてしまっていたのだ。<br> <br> <a name="a12"></a></dd> <dt><a href="menu:12">12</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ロクゼロ4</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> 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これだけの自然を破壊するにはラグナロクの力が必要だ。ラグナロク作戦が<br>  始まってしまえばたかが一体のレプリロイドに止める事など出来はしない。相手にするだけ時間の無駄だ」<br> ゼロ「‥エリア・ゼロの‥ 自然の破壊だと‥!? お前達は一体‥!?」<br> 彼らは隊長のクラフト率いるアインヘルヤル八闘士。エリア・ゼロを中心とした世界中の自然を破壊して<br> ネオ・アルカディア以外では人間が生きていけない世界を作るつもりだ。<br> クラフト「分かるか?ゼロ‥ お前一人ではもう、どうにもならん事を‥ ‥‥最早‥‥ 一人の力では<br>    世界は変えられない‥ ‥正義など‥‥ 物語の中くらいにしか存在しないという事をな‥‥」<br> クラフト達はラグナロク作戦を開始すると告げ、去って行った。<br> <br> まだアインヘルヤル達はキャラバンの事に気づいていない。キャラバンを見つけ出し、ラグナロク作戦の事を<br> 伝えに行くが、人間達のレプリロイド嫌いは思ったより根深くて話を聞き入れてくれない。<br> 一応情報は伝えたという事でゼロ達はトレーラーに戻った。いつかきっと人間達も分かってくれると信じて、<br> ラグナロク作戦の阻止に専念する。<br> <br> 八闘士との戦いを繰り広げる中で、遂に人間の集落が見つかってしまう。すぐにゼロが駆けつける。<br> 逃げ遅れた人達を助けながらバイル軍を倒していくが、ネージュが見当たらない。そしてクラフトと遭遇。<br> 「‥お前も元はネオ・アルカディアのレプリロイドだったのだろう。<br>  人間の為に戦ってきたお前がバイルの命令とは言え人間の集落を襲うというのか」<br> 「‥‥そうだ。 今や、バイル様は全てのエネルギーと資源をその手に握っている。<br>  人間も‥レプリロイドも‥ 最早バイル様の下でしか生きることは出来ない」<br> キャラバンやゼロが抵抗を続ける限り争いは無くならないと言うクラフトととの戦闘に勝つ。<br> <br> <a name="a123"></a></dd> <dt><a href="menu:123">123</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ロックマンゼロ4</a></b></font> <font 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もしネージュを助け出しても集落の人達が変わらなければ意味のない事ではないのか、自分達のやり方で本当に平和な<br> 世界が作れるのか、シエルは悩んでいた。そこへ集落からの通信が入った。やはりネージュを放っておけないようだ。<br> 「‥‥こんな事を言えた義理じゃないが‥ ‥頼む 仲間を‥ネージュを助けてくれ <br>  あんた達がバイル軍の連中と違うと言うのなら俺達に‥ 人間に力を貸してくれ!」<br> ゼロは必ず助け出すと約束して出撃する。<br> <br> <a name="a124"></a></dd> <dt><a href="menu:124">124</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ロックマンゼロ4</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/08/30(火) 17:11:00 ID:xVjIIcSU</font></dt> <dd>巨大レプリロイドを倒し、ネージュを発見。<br> ネージュ「‥ありがとう。でも‥できる事ならクラフトともっと話をしたかった‥」<br> ゼロ「‥‥知り合いだったようだな」<br> 「まだ駆け出しの頃‥‥戦場でイレギュラーに襲われた私をクラフトが助けてくれたの。<br>  人間を守る事に誇りを持って戦うクラフトの姿に私は惹かれていった‥<br>  ‥フフッ、可笑しいよね。人間がレプリロイドを好きになるなんて」<br> ゼロ「‥‥‥」<br> クラフト「‥そして俺も、真実を人々に伝えようと戦う一人の人間を好きになっていった‥」<br> クラフトが現れる。<br> 「ネージュ‥君はあの時から変わらないな。自分がやると決めた事はどんなに危険でもやり抜こうとする」<br> 「貴方は変わってしまったけどね。貴方は自分の考えで人間の為に戦っていたのに‥<br>  今はバイルの言いなりなのね」<br> 「ネオ・アルカディア跡地に残っている人間やレプリロイド‥ 俺達が生きていく為には僅かなエネルギーや居場所を<br>  守るしかない。 ‥例えそれが‥ バイルのような奴の下でも‥」<br> 悪口を聞きつけたのかバイルもやって来る。<br> 「さあ、そこの女‥ お前はどうする? お前の言う自由とやらと共にエリア・ゼロで死を待つか!?<br>  それともクラフトの様にワシの様な奴の下で生き長らえるか!? ワシはどっちでも構わんのだがねぇ!?」<br> 「‥‥くっ!バイル‥!」<br> 「クーックックッ‥ そうだ‥その顔だ‥ 苦しみと屈辱と怒りに満ちた表情‥<br>  それがワシの喜びとなるのだよ‥ この喜びこそが‥ 支配者にだけ許された快楽なのだ‥!」<br> クラフト「解ったろう‥ 今、この世界に正義など無いという事が‥ あるのは生き残る者と死に逝く者だけだ。<br>    ‥ネージュ ‥俺は君を死なせたくない‥」<br> バイル「ゼロ‥ ワシを斬れるのか‥? 人間であるこのワシを‥?<br>    その女の目の前で自らイレギュラーとなってみせるかね‥? さあ‥どうする?ゼロ‥!女‥!」<br> 「私は‥誰かに支配されて死んだ様に生きるくらいなら‥ 今を精一杯生き抜いて! 笑いながら死ぬ方を選ぶわ!」<br> ネージュの目くらましで隙を作り逃げる。<br> <br> 「ゼロ‥ありがとう‥」<br> 「俺は集落の人間達に頼まれただけだ。礼なら奴らに言ってやれ‥」<br> 二人とも何とか無事に戻ってこれた。この事件で集落の人の不信感は薄まっていった。<br> <br></dd> <dt>594 :<a href= "mailto:sage"><b>ロックマンゼロ4</b></a>:2007/02/24(土) 13:16:44 ID:TExbOeTM0</dt> <dd>ロックマンゼロ4<br> (既出部分のあらすじ)<br> 冒頭。ネージュによるナレーションが入る。フルボイス!<br> <br> 前3作で、主人公ゼロ(身体部分はコピー品であることが判明)により結果として<br> 犯罪者バイルによる独裁政治が敷かれた人類最後の楽園「ネオ・アルカディア」<br> しかしその圧制から逃れるために脱走を試みるものが後をたたなかった。<br> <br> <br> <br> そのネオ・アルカディアによる追撃を受ける、ネージュ指揮下の脱走キャラバン。<br> 彼女らは自然環境が回復しつつある「エリア・ゼロ(当初はグラウンド・ゼロでした)」にて<br> ひっそりと生活をしているという。<br> エリア・ゼロに向かおうとする一行だが、その人間の集落付近にバイル軍が侵攻、迎撃に出るゼロ。<br> <br> 巨大なレプリロイド「カルネージ・フォースO」を撃破すると、元傭兵レプリロイド、クラフト率いる<br> バイル軍、アインヘリヤル八闘士が出現。<br> 彼らによると、人間どもが逃げ出してしょうがないから、逃げ出せる場所をことごとく壊滅させてしまえば<br> バイルのもとに戻るしかなくなるだろう、という環境破壊作戦「ラグナロク作戦」を実行中だという。<br> ここで9人がかりでゼロを倒しておけばよかったものを、ラグナロク作戦をたった一体に阻止できるわけがない<br> という余裕か、はたまたハードの機能的な制限かあっさりと撤退する八闘士。<br> <br> とりあえず無事バイル軍も撃退したのでラグナロク作戦を伝えに集落へ向かうゼロたち。<br> しかし、人間たちはすっかりレプリロイド嫌いになってるうえ、ゼロたちはテロリスト認定されてるので<br> 当然歓迎されずしょぼくれて移動基地のトレーラーに帰還。<br> <br> もちろん我らが教主ラクs シエルとしてはラグナロク作戦なぞ認められないので、<br> 作戦阻止のために頑張ります。主にゼロ一人が。<br> <br> <br> <br> ゼ ロ 頑 張 り 中 ハァハァ<br> <br> <br> <br> 窓際族のためやたら短気なチビ鶏、プープラ・コカペトリ<br> 百年も前の戦争のときに実験作として作り出され、バイルの手によって復活させられたフェンリー・ルナエッジ<br> かつて尊敬していた上司をゼロに殺され、復讐のためだけにバイルの傘下に入ったテック・クラーケン<br> とにかくセリフがノロいミノ・マグナス<br> なんか死に際までキザでちょっと本気でカッコよく見えたりする騎士シグマ……じゃないペガソルタ・エクレール<br> 片割れが死んだことで制御がきかなくなり、一昔前の女子高生のような喋り方で破壊を楽しむソル・ティターニャン<br> 世界中の植物をナノマシン化する夢を持つ貴婦人ノービル・マンドラゴ<br> クラフトを尊敬し彼に付き従うホモ亀ヒート・ゲンブレム<br> <br> 彼らはある者はバイルに改造・洗脳されある者は自ら志願しこの作戦を実行する。<br> <br> <br></dd> <dt>595 :<a href= "mailto:sage"><b>ロックマンゼロ4</b></a>:2007/02/24(土) 13:17:22 ID:TExbOeTM0</dt> <dd> とりあえず我らがゼロは、たまった鬱憤を人間の集落の貴重な貯水タンクを破壊したりして晴らします。<br> そりゃ嫌われもします。<br> <br> そんなこんなでラグナロク作戦を半分ほど潰すと人間の集落がバイル軍によって襲撃される。<br> 正直むかつく奴らばかりなので助けるのも面倒なのですが、素直ないい娘とかもいるので仕方なく<br> 迎撃に出るゼロ。<br> 敵の指揮官クラフトを打ち倒すと、実はネージュとクラフトがかつて取材をしたときに恋仲になっていたこ<br> とが発覚。今回の人間の集落襲撃は実はクラフトが彼女を「本当のラグナロク作戦」の前に保護するのが目<br> 的であった。<br> はた迷惑なことはなはだしいが、とにかく一瞬の隙をついてネージュをさらい撤退するクラフト。<br> 今の話を思いっきり聞いてた集落の人間は、彼女をスパイと疑い救出にいくことをためらう。<br> そんな集落の人間に辛らつな言葉を吐きかけてその場を後にするゼロ。<br> 常に苦労してるのは彼一人です。言葉の重みが違います。<br> <br> <br> その言葉に彼女がいなければそもそも脱走も出来なかったヘタレな自分たちを恥じたのか、ゼロにネージュ<br> の救出を依頼する集落の人間。基本他力本願です。<br> とにかく彼女が収監されてる監獄に潜入し「ヘル・ザ・ジャイアント」を撃破。ネージュを見つけ出すゼロ。<br> ネージュとクラフトのポエミィな議論や、それにあてられたか百年一人身のバイル爺さんの乱入等もありま<br> したが、ネージュの隠し持ってた発光弾によりその場を脱するゼロたち。<br> <br> (ここまで前回のあらすじ)<br> <br></dd> <dt>596 :<a href= "mailto:sage"><b>ロックマンゼロ4</b></a>:2007/02/24(土) 13:18:14 ID:TExbOeTM0</dt> <dd>(ココから続き)<br> 集落の人間との溝もうまり、意気揚揚と人間の集落の貯水タンクを破壊し続けるゼロ。<br> いやそうでなくて、残りのラグナロク作戦を潰していきます。<br> <br> <br> そして遂に主にゼロ一人の頑張りによってラグナロク作戦は壊滅。<br> 昔はシエルさんも頑張ってたんですが、レジスタンスの指揮系統を一手に握ってからはふんぞり返るばか<br> りです。まぁ13~5歳の娘なんで何か求めるほうが酷なんですけど。<br> <br> <br> エリア・ゼロを守り通したと安堵しているゼロたちの元に彼らの本拠地、レジスタンスベースから連絡が。<br> 衛星軌道上に巨大なエネルギー反応が発生、その位置はちょうどエリア・ゼロの直上。<br> そこに突然、Dr.バイルが回線に割り込んでくる。<br> 彼がいうに、今までの8つの作戦は全て「真のラグナロク作戦」のカモフラージュに過ぎず、その実体は衛星<br> 軌道上にある衛星砲台「ラグナロク」の完成(実際には旧大戦時に作られたものを修復したらしいが)までの<br> 時間稼ぎでしかなかった。<br> <br> <br> 移動基地であるトレーラーにはゼロを敵地に送り込むための転送装置があるのだが、目標の正確な位置がわか<br> らないことには転送できない。打つ手なし、とおもわれたその時、さらに別の回線から割り込みが。<br> <br> <br> 衛星砲台を占拠したクラフトからのものであった。<br> 彼は、前回監獄でネージュと会話した時に、己の存在意義――バイルに従うべきか、従わざるべきかに苦悩を<br> 抱いていたらしい。ついにぷち切れた彼はラグナロクを使用してバイルのいる、ネオアルカディアごと焼き払<br> うことを決意。兵装端末を管理するためにカスタム化された彼のボディの前に、遠隔操作装置を破壊されたラ<br> グナロクは完全に掌握されている。<br> ネオアルカディアには他の人間やレプリロイドもいる、というバイルの脅しにも<br> 「おまえのような人間に従うのが、何もせず何も考えずただ支配されているだけの一握りの人間のためだけに、<br>  必死に生きようとする自然をキズつけるのが、レプリロイドの、人間の正しい姿なのか。<br>  オレは……そんなヤツらのために戦ってきたんじゃない!!」<br> と意志を曲げないクラフト。<br> <br> <br> 皮肉にもクラフトが通信を送ってきたことで、おおまかではあるがラグナロクの位置をつかんだレジスタンス。<br> コントロール塔からは離れた位置にはなるが転送可能になり、ゼロはラグナロクへ乗り込む。<br> だが。<br> <br> <br> <br> 午後3時31分。遂に衛星砲台ラグナロクが火を吹く。<br> その主砲はネオアルカディア中央部を貫き、中枢エリアを跡形もなく破壊。その際、一切の勧告は行われなかった。<br> 地上とは連絡のつかぬまま、制御室に踏み込むゼロ。<br> そこにクラフトは待っていた。<br> (続く)<br> <br></dd> <dt>597 :<a href= "mailto:sage"><b>ロックマンゼロ4</b></a>:2007/02/24(土) 13:19:24 ID:TExbOeTM0</dt> <dd> クラフトは、己のしていることがバイルとなんら変わらぬと、わかっていた。<br> しかし誰かがあやまった道を変えなければ世界は変わらない。ならばイレギュラーと呼ばれようとも、オレがそれを<br> しようと決意するクラフト。<br> 「はじめるか」<br> <br> <br> <br> 激戦の末、崩れ落ちるクラフト<br> 彼に、世界を変えていくのは戦うことしか知らない俺たちではなく、今この世界で生きる人間たちだ、俺たちはその信<br> じられる者に力を貸すだけでいいはずだと諭すゼロ。<br> それにたいし愚かな人間たちに振り回されるレプリロイド、キズつけられていく大地や自然、俺は何を信じればよかっ<br> たのだ、お前は何を信じたと応えるクラフト。<br> ゼロはそれに、かつて人間とレプリロイドとの共存を信じた友との約束を守っただけだとかえす。<br> <br> <br> ネージュの言葉すら信じられなかった自分は彼女と顔をあわせたくない、これ以上彼女を苦しませたくないから自分の<br> ボディはこのままラグナロクに置き去りにしてくれと言う彼の願いをかなえ、帰投するゼロ。<br> <br> <br> <br> シエルの命によりネオアルカディアへ救援に向かっていたレジスタンス隊がみたものは、崩れ落ち赤く焼け爛れたビル<br> の群れ、惨めに逃げ惑う人間やレプリロイドたち、かつての理想郷の無残な最期の姿だった。<br> 2千万人以上の犠牲者はだしたものの、レジスタンスたちの救助により救われたものたちも多かった。<br> クラフトを止めてくれたことをゼロに感謝するネージュ。これで全てが終わったと誰もが思った。<br> 同日、ラグナロク副砲発射。<br> (続く)<br> <br></dd> <dt>21 :<a href= "mailto:sage"><b>ロックマンゼロ4</b></a>:2007/02/24(土) 13:24:20 ID:TExbOeTM0</dt> <dd> 制御するもののないはずのラグナロクが、副砲を発射した。<br> さらに本体が移動を開始。ラグナロクはエリア・ゼロへと落下する軌道へと向かう。<br> 転送しようとするが、強力な妨害によりアクセスすらできない。<br> 無人のはずのラグナロクに乗り込むため、ネージュはネオアルカディア軍が使用していた大型転送装置の占拠を提案。<br> ゼロは基地の防衛装置「ランダム・バンダム」を破壊、転送装置を占拠。<br> さらにラグナロクのプロテクトを解除するために、ゼロを転送回線プログラムの中でも自由に動けるようプログラムを<br> 改造、転送装置とラグナロク間をつなぎ、直接ラグナロクのプロテクト・プログラム「サイボール」を破壊する。<br> <br> <br> <br> 全ての準備は整った。ラグナロク・コアへ向かい、突如動き出した原因を探り、ただちに軌道を修正しなければならない。<br> ラグナロク、その中心部へと転送されるゼロ。そこでみたものは剣のカタチをしたラグナロク・コアと、ラグナロクの<br> 攻撃に巻き込まれ死んだはずのDr.バイルだった。<br> 生きていたのではなく、あのラグナロクの攻撃の中ですら死ねなかったのだと言うバイル。<br> 百年前、ダークエルフと呼ばれる存在でレプリロイドを支配し、妖精戦争を引き起こしたバイルは当時の人間たちにより、<br> その記憶、人格全てをプログラムに変換し、年老いた体とともに再生機能を持ったアーマーへと押し込められ、たった一人<br> 衛星軌道をさまよわせさせ続けられたのだ。<br> 歳をとり、身体が傷つくとアーマーがすぐに再生させ、光も自然も何もない世界で永劫の苦しみを与えられ続けたバイルの<br> 本当の目的は、レプリロイド、人間の支配などではなく、生かさず、殺さず、永遠に、自らとともに果てることのない苦し<br> みの歴史を歩ませ続けることであった。<br> ラグナロク・コアをアーマーの強化パーツとして使用し、バイルはゼロに戦いを挑む。ブタどもには自分の元で行き続ける<br> しか道はないと言うことを示すために。<br> 「理想だと? 戯言だ!」<br> (続く)<br> <br></dd> <dt>22 :<a href= "mailto:sage"><b>ロックマンゼロ4</b></a>:2007/02/24(土) 13:26:01 ID:TExbOeTM0</dt> <dd>「さすがだな! 英雄!」<br> バイルを倒したゼロだが、すでにラグナロクは落下軌道に乗っていた。止まらないラグナロク。<br> だがそれでなおバイルは死んでいなかった。<br> 「死ねん! この程度では死ねんのだぁーッ!」<br> このままではゼロも帰還できなくなる、と勧告するシエルだが、ゼロはバイルごとラグナロク・コアを破壊すればラグナロ<br> クは自壊し、その破片は大気圏で全て燃え尽きるはずだと言う。だが、それは彼自身の死も意味していた。<br> レプリロイドの英雄である貴様が、そんなことをできる。人間を守る正義の味方が、人間を守るために人間を殺せるのかと<br> 嘲け笑うバイルは、完全にラグナロク・コアと融合。異形の姿となってゼロの前に立ちふさがる。<br> 「どうだ、この痛みは! 貴様にわかるか!」<br> <br> 「……オレは、正義の味方でもなければ……自分を英雄と名乗った覚えもない……」<br> 「オレはただ、自分が信じる者のために戦ってきた」<br> 「……オレは、悩まない。目の前に敵が現われたなら……」<br> 「叩き斬る……までだ!」<br> 「ゼロ……!ゼロ……!」<br> 「……シエル……オレを信じろ!」<br> 「ゼロ――――!!」<br> 絶叫するシエルの声をかき消すように、バイルの嘲笑が響く。<br> 「終わらぬ悪夢だ!」<br> <br> <br> 強固なシールドを持つバイルのアーマーだったが、レーザーを放つ、防御壁が解放されたその一瞬にバイル自身の武器であっ<br> たデスピアスを叩き込むゼロ。<br> 「この、ワシが、人形如きに? 滅べ! 滅んでしまええぇぇぇぇ……」<br> (続く)<br> <br></dd> <dt>23 :<a href= "mailto:sage"><b>ロックマンゼロ4</b></a>:2007/02/24(土) 13:27:06 ID:TExbOeTM0</dt> <dd> かくして、ラグナロクは崩壊。ミッションは完遂された。<br> 呼びかけるシエルの声に、通信は無情にノイズを送るばかり。<br> たまらず駆け出すシエル。<br> <br> <br> シエルがたどり着いた場所は、人間の集落だった。<br> 空一面に降りしきるラグナロクの破片に無邪気にはしゃぐ子供たち。<br> その光景を見て、自分たちが助かったことを実感する大人たち。<br> しかし、ゼロ帰らずの報に絶望するレプリロイドと人間たち。<br> シエルはゼロはきっと生きて帰ると、再び走り出す。<br> 一人星降る丘で、泣き崩れるシエル。<br> <br> <br> <br> いつも胸にあふれてる あなたへの思い<br> 永遠はないから 今はそばに いてほしいの<br> <br> <br> <br> やがて星とともに涙も途切れ、シエルは立ち上がる。<br> ゼロがシエルを、人間を信じてくれたように、今度は私たちが信じよう。<br> 彼は必ず、私たちのために、私たちのもとへ帰ってきてくれると――<br> <br> <br> <br> <br> それから2年。<br> かつての、偽りの理想郷ネオ・アルカディアは人々の心からも消えた。<br> 出生率の倍増したベビーブームに、かつて武器を持ったレプリロイドすらおしめを持ち、子供たちの<br> 世話を焼いている。<br> エリア・ゼロで、人間と、レプリロイドたちは力をあわせ新しい風車を作っていた。<br> かつて一人の英雄が信じ、それを支え続けた友が求め続けた光景を、今はネージュやシエルたちが見守っていくのだ<br> <br> <br> <br> <br> <br> ――ゼロは死んでしまったのだろうか?<br> ラグナロクの破片が散らばる大地に転がる彼のメット、そして――――(ロックマンゼクスへと続く)<br> <br></dd> <dt>24 :<a href= "mailto:sage"><b>ロックマンゼロ4</b></a>:2007/02/24(土) 13:27:55 ID:TExbOeTM0</dt> <dd>以上でロックマンゼロ4は終わりです。<br> 最後、ロックマンゼクスに続くとか書きましたが、実を言うとゼクスはもってないんで<br> よく知りません。続いてはいるらしいんですが。<br> <br></dd> </dl>

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