小公子セディ

「小公子セディ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

小公子セディ」(2011/05/07 (土) 10:15:57) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

<p><strong><span class="Apple-style-span" style="font-weight:normal;"><b>小公子セディ</b></span><br /></strong>part56 &gt;&gt;332-333</p> <hr /><dl><dd><br /></dd> <dt>332 :<b>小公子セディ</b>:2011/05/07(土) 02:23:13.28 ID:qkAH+W5T0</dt> <dd>セディはアメリカ育ちの優しい男の子。父親が亡くなった後、絶縁していた祖父ドリンコート伯爵が現れて <br /> セディを跡取りとしてイギリスに連れ帰る。しかし外国人嫌いの祖父はセディと母親を引き離してしまう。 <br /> セディは母を捜してお屋敷を抜け出す。方々でトラブルに巻き込まれるが、セディの優しさと勇気が人々を幸せにしていく…。 <br /><br /> 屋敷を首尾よく脱出したセディはレストランのタダ券をゲットし、母親を探してまずは隣町に移動する。 <br /> 隣町は時計台が壊れているわ、町中にねずみがうろちょろしているわでトラブルだらけの模様。ここでセディは持ち前の優しさを発揮し、 <br /> レストランでお土産に貰ったミルクを偏食の猫にあげたり、パン屋の配達を手伝ったり、行方不明の代官の奥さんにお見舞いの花を届けたりと町中を駆けずり回る。 <br /> するとパン屋が知り合いの馬車屋を紹介してくれ、馬車屋は駅員が母親の居場所を知っているはずだと教えてくれる。 <br /> だがこの駅員がケチな男で、落し物の笛を届けても「行方不明の代官を見つけたら」と更なる条件を付けて来る。 <br /> 手がかりを探していると、薬屋のおばあさんが情報と交換条件で肩もみを要求してくるので仕方なく…もとい、愛情をこめて長々と肩もみする。 <br /> そこから更に耳の遠いボケ老人やら何やらを伝って、ようやく時計台の鍵をゲット。中で壊れた時計台の音に合わせてフルートを吹くと、何と代官が現れる。 <br /> いわく、この時計台はドリンコート伯爵に贈られたものなので、壊れたまま放置しているとお叱りを受けるという。だがネズミが邪魔をして修理が進まない。 <br /> ビビリの代官は伯爵を恐れてずっと時計台に隠れていたらしい。 <br /> セディは情けない代官のために、前述のミルクをあげた猫を借りてくる。セディが猫を放すとネズミは大騒ぎしてすっかりいなくなってしまった。 <br /> これで時計台も元通り、代官も見つかって町の問題はすっかり解決する。ジジイの小言を防いだだけなのに、代官はセディを町の救世主と言って <br /> 永遠の忠誠を誓ってくる。真相を町の住民が知ったら、リコール確実ではなかろうか。 <br /><br /></dd> <dt>333 :<b>小公子セディ</b>:2011/05/07(土) 02:27:51.49 ID:qkAH+W5T0</dt> <dd>セディは駅員の言葉を頼りに、更に東の町へ向かう。そこで怪我した少女の代わりにレストランで働いて欲しいと頼まれ手伝うことに。 <br /> ようやく仕事を上がって出てくると「レストランに入ったのだから税金を払え」と無茶な要求をしてくる税官に会ってしまう。 <br /> ここは袖の下を使うのがお約束と思われるが、セディは天使の笑顔(0円)で無事に乗り切り許してもらう。 <br /> どうやらこの町は重税に苦しんでいるらしい。以前はこんな酷い事をする代官ではなかったのに…と嘆く住民たち。 <br /> 代官に直談判をするが「税金は必要なものです」とお役所対応しかされない。町に古い牢屋があるらしいという噂を聞いて <br /> 地下牢に下りていくと、本物の代官がいた。重税を課していたのは、仮面屋と結託して代官に成りすました偽者だった。 <br /> セディは危うく始末されそうになるが、すんでの所で町の住民が駆けつけ、偽代官と仮面屋は逮捕された。またまた大感謝されるセディ。 <br /> 肝心のドリンコート伯爵と母親はというと、今度は西に向かったという。 <br /> 一体どこへ行きたいのか不明の祖父であるが、そんなボヤキも吹き飛ぶ鬱展開が次の町で待ち構えていた。 <br /><br /> 活気のない寂れた町で、住民はセディが話しかけようとするとみんな逃げてしまう。裏山にはカラスの群れ。夜になり、怯えるセディの前に <br /> 少年が現れ、自分は亡霊だと言う。セディがフルートを吹いてあげると、その音色に癒されて少年は姿を消した。 <br /> 少年だけでなく、この町の住民は全て亡霊である。流行り病で水を求めながら死んでいく中、 <br /> 悪霊から「手先になれば、かりそめの命を与える」と持ちかけられ契約してしまった。だが余りにも長い生に住民は疲れ切っていた。 <br /> 彼らが永遠の眠りに就くためには、裏山に生る黒い実が必要だった。セディは裏山のカラスに邪魔されながらも、黒い実を取ってくる。 <br /> セディが触れると実は金色になってしまったが、それを食べた住民達は癒されて永遠の眠りに就く。 <br /> セディは母が悪霊に捕まっているかも知れないと考え、悪霊の棲家に行く。悪霊に食われそうになり、母親に助けを求めて泣き叫ぶセディ。 <br /> 悪霊はせせら笑うが、セディがフルートを奏でると母子の思いが通じ合うのを感じ、セディを食べるのを止めて元いた地底に帰っていく。 <br /> 町は消えて辺りは住民の墓地に変わり、悪霊に呪われていたカラスも元の鳩の姿に戻る。 <br /><br /> セディは更に西へ向かう。そこでは川上と川下の町が争い合っていた。2つの町の代官は兄弟だが仲が悪く、 <br /> 水門を閉めたり柵を設けたり互いに嫌がらせをしていたため町同士の戦争になりそうになっている。 <br /> 代官の子供同士はロミオとジュリエット状態で愛し合っているのだが、親が許してくれないので <br /> ジュリエットは心労のあまり病気になっている。セディがロミオの愛のメッセージを伝えると、 <br /> 2人は駆け落ちしようとするが「大事な家族がバラバラになるのは間違っている」とセディが止める。 <br /> この説得に心を動かされてようやく代官達は争いを止め、町は平和になる。 <br /><br /> 最後にそこへドリンコート伯爵と母親の馬車が通りかかる。再会を喜ぶセディ母子。セディは大好きな母と <br /> 一緒に暮らしたいと伯爵に訴える。伯爵は、かつては自分にも家族がいたが、今は誰もいない、と自嘲する。 <br /> セディが「自分達は家族だ」と言うと、伯爵は自分が間違っていたと認め、 <br /> セディは晴れて母親と伯爵と3人で暮らせるようになった。<おしまい> </dd> </dl>

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: