ワイルドアームズ ザ・4thデトネイター

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ワイルドアームズ ザ・4thデトネイター」(2006/03/13 (月) 19:36:47) の最新版変更点

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<dl> <dt><a href="menu:296">296</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/10(日) 14:16:18 ID:bR/AfJyQ</font></dt> <dd> その昔、惑星ファルガイアは2つの勢力の間で争いが絶えなかった。<br> 君主制を採用する「汎国家統合星府」と民主主義を掲げる「議会騎士団」<br> 何十年と続いた戦争によりファルガイアの環境は激しく劣化していった。<br> <br> この泥沼の戦いに終止符を打つべく、汎国家統合星府は決戦兵器ARMを開発、投入する。<br> ARMと、それを扱う英雄ハウザーの登場により戦況は一気に変わると思われたが、<br> 汎国家統合星府内部でクーデターが発生。<br> 統合星府は消滅し、議会騎士団の不戦勝という形で戦争は終わった。<br> <br> しかし、議会騎士団の時代も長くは続かなかった。<br> 各地で民衆に選出された騎士たちは、あるものは政治に疎く、またあるものは<br> 地盤への利益誘導を優先するなどして、議会の無力を露呈する結果となった。<br> この事態を受けて当時の騎士団長は議会の一時解散を宣言するが、直後に暗殺される。<br> こうして議会騎士団も事実上瓦解し、ファルガイアは無政府状態となった。<br> <br> <a name="a297"></a></dd> <dt><a href="menu:297">297</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/10(日) 14:19:10 ID:bR/AfJyQ</font></dt> <dd>ARM(Ambient Reorganization Material)は当初、兵器として開発されたのではなかった。<br> 元は異端技術者(ブラックアーティスト)と呼ばれる研究者グループの提唱した技術で、<br> ナノマシン群体を使い、戦火に傷ついた惑星環境を修繕することが目的だった。<br> だが、研究は資金不足で行き詰まり、やがて出資者となった汎国家統合星府軍が<br> 兵器に転用、試作型も含めて計4機のARMが完成した。<br> この兵器を扱うためには、使用者の遺伝子内にARMと適合する因子が必要になる。<br> そこで遺伝子調整によって、後天的な因子適合者(ジーンドライバー)をも作り出した。<br> <br> 惑星修復の研究が環境を破壊する戦争の道具に使われるのを憂えた異端技術者たちは、<br> 終戦間際に研究資料とARMの試作機、3号機を持って空に浮かぶシェルターに隠れ住む<br> ことを決意する。<br> ステルス機能で守られたシェルター内に集落を作った研究者たちは、そこをシエル村と<br> 名付け、定住を始めた。<br> しかし、異端技術者の一員であるアウグストは本来の目的を放棄することに疑問を感じ、<br> 試作型ARMを手に議会騎士団に亡命した。<br> <br> その後、村で唯一の赤子が誕生した。名前はジュ-ド。<br> 男の子は自然豊かなシエル村で育ち、何も事情を知らないまま13歳を迎えた。<br> 大戦終結から10余年。<br> 戦争の傷跡はいまだ深く、シェルター外の世界は荒野と化していくばかりだった。<br> <br> <a name="a298"></a></dd> <dt><a href="menu:298">298</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/10(日) 14:21:59 ID:bR/AfJyQ</font></dt> <dd> アンリ師範の剣術稽古をサボったジュ-ドは、母エセルダの怒りが収まるまで<br> 村の外に避難することにした。<br> 彼はそこで、空を突き破って侵入してくる2隻の飛空戦艦を目撃する。<br> 近づいてみると、武器を持ったたくさんの兵士達が…<br> 戦艦内に忍び込むと、同年代の少女が部屋の中に監禁されているのを発見した。<br> 口ずさんでいた歌を途中で切り上げて窓の外のジュ-ドを見つめる少女。<br> 「誰か、いるんですか?」<br> 「ごめん、女の子を見るの、初めてなんだ」<br> ユウリィと名乗った少女を助け出すとジュ-ドは約束した。<br> 扉を開ける鍵を探す途中で、雇い主に口答えをして一室に閉じ込められていた<br> 渡り鳥(冒険者のようなもの)の魔術師アルノーを救い出し、行動を共にすることに。<br> 鍵を手に入れ戻ってみると、そこにユウリィの姿は無かった。<br> 村まで戻ってみると、村人たちは侵入者に捕まっており、2人も捕らえられる。<br> 砂粒状の物質を前にユウリィを脅かす武装集団。<br> そのとき、砂粒状だったモノは一瞬で銃の形になりジュ-ドの手の中に収まったッ!<br> <br> 未起動状態で保管されていた第3世代のARM、コード名SS(シェイプシフター)。<br> ジュ-ドは初めて扱うARMの力で侵入者たちを撃退したが、直後に「抗衝動」を<br> 起こして力が暴走してしまう。<br> ユウリィの能力でなんとか抑えたが、ダメージを受けたシェルターは地上へ落下を始めた。<br> ここで始めてシエル村の正体を知ったジュ-ドは、エセルダ達と脱出ポッドへ向かう。<br> 無事脱出はしたがジュ-ドとユウリィ、アルノーの3人は村人たちとはぐれてしまった。<br> <br> <a name="a299"></a></dd> <dt><a href="menu:299">299</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/10(日) 14:25:50 ID:bR/AfJyQ</font></dt> <dd>[ジュ-ドのARM]<br> ARMはナノマシンの集合体のようなものであり、使用者の意思によって瞬時に武器と<br> なるが、シェイプシフターは銃や剣、シールドなど、多様な変形が可能。<br> おまけの能力として超加速能力(アクセラレイター)も身につけた(009?)。<br> ジュ-ドは遺伝子調整を行っていないにもかかわらずARMを扱うことができるが、<br> これは彼が生まれながらの(先天的)因子適合者だから。理由は後述。<br> <br> [ユウリィのARM]<br> 彼女も因子適合者だが後天的な適合者であること、ARMの精製ではなく調整、制御に<br> 特化した能力者であるという2点がジュ-ドとは異なる。<br> 彼女の武器はガーディアンプログラムによるマテリアルドライブ。<br> ファルガイア中に散布された極小サイズのARMデバイスを使ってガーディアンを構築し、<br> 局所的な気象変化を起こして攻撃するというもの(ぶっちゃけ召喚魔法)。<br> デバイス制御を補助するため、左手にはめたブレスレットを介して人工衛星マルドゥーク<br> にコマンドを送信している。<br> この気象制御法もかつての環境修復計画の一環であり、アウグストの研究であったらしい。<br> <br> [抗衝動]<br> 簡単に言えばARMに対する拒絶反応。<br> ジュ-ドは1度だけだったが、適合係数が低い場合はARMを使う度に発生する。<br> <br> <a name="a300"></a></dd> <dt><a href="menu:300">300</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/10(日) 14:28:27 ID:bR/AfJyQ</font></dt> <dd> なにはともあれ、まずは人里を目指して3人は歩き出した。<br> 辿り着いた港町ポートロザリアで、美しい風景を求めて旅をしている女剣士ラクウェルと<br> 出会い、彼女の依頼で女神像を見る旅に同行することに。<br> (絵も描いてまわっているのだが見せてはもらえない。その腕前はエンディングで判明)<br> そこでユウリィを狙う例の集団とばったり再会し、これを退けた。<br> <br> ARMのことを、そして何故ユウリィを狙うのかを知りたいと訴えるジュ-ドに、<br> 彼らを巻き込みたくないユウリィは当惑するが、最後はその熱意に負けて自分が<br> 幼少時代を過ごした孤児院に行こうと提案した。<br> (本当はある程度口でも説明できたが、百聞は一見にしかずということらしい)<br> 事情を聞いたラクウェルも彼らの旅に加わりたいと申し出て、4人に増えた一行は<br> 一路「白い孤児院」を目指して出発した。<br> <br> 一方、ユウリィを求める組織もARMの反応から彼女の居場所を見つけ出し<br> 行動を開始していた。<br> かつて議会騎士団の影の中枢であった枢密院。<br> 少女を付け狙う集団の背後にいるのはこの5人の老人たちである。<br> 彼らは「未来受胎計画」なるものを進めていて、その目的のためにユウリィを<br> 必要としているらしい。<br> 枢密院直属の特務局ブリューナク(貫くもの)にユウリィ確保の特務が下される。<br> ファルガイアの未来のため、民衆による新たな世界のために、局長ラムダは<br> 参事官アウグストの立てた作戦を実行に移し始めた。<br> <br> [ブリューナク]<br> 枢密院の懐刀である精鋭部隊。<br> 元は諜報機関であったが、今の局長により特務局として新生された。<br> 局長ラムダの元に「槍」と「盾」を司る副長が2人、補佐役の参事官、<br> そして異能のコマンダー達が所属している。<br> 総勢11名(+イレギュラーが3名)で、それぞれに能力に合った二つ名がついている。<br> <br> 参事官アウグスト:「左道玩笑(トライフラー)」<br> 元異端技術者で作戦立案を担当する常識人。戦闘力とジョークの才能は皆無。<br> <br> <a name="a301"></a></dd> <dt><a href="menu:301">301</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/10(日) 14:31:11 ID:bR/AfJyQ</font></dt> <dd> 子供らしさ全開のジュ-ド(13)、大人を信用していないユウリィ(15)<br> 自分は大人だと言い張るアルノー(18)と大人になれないとつぶやくラクウェル(19)。<br> 孤児院を目指す4人パーティの前にコマンダー、ジェレミィが立ち塞がった。<br> しかし、手加減をしたためか結局ユウリィ達に逃げられてしまう。<br> 当初の目的を忘れて暴走寸前となるが、お目付け役として密かに見張っていた<br> 副長クルースニクに押し留められ、悪態をつきながら去っていった<br> 手に持っていたオルゴールの音を聞きながら佇むクルースニク。<br> そのメロディーはユウリィが部屋で歌っていた曲と全く同じであった。<br> <br> ようやく目的の施設についた4人は、そこが孤児院ではなく引き取った子供たちを<br> 実験台として使っていた議会騎士団運営の「人工進化研究所」であったことを知る。<br> DNAにナノマシンでアクセスすることで人類を進化させるというお題目だったが、<br> 端的に言うとARMを扱える超人兵器(アルターネイティブ)の生産を目的としていた。<br> 実験は困難を極めたらしく、子供たちの少なくない数は実験によって(おそらく)死亡、<br> もしくは進化変異体という名の化け物に変わり果ててしまった。<br> 因子適合者となったのはわずか19人で、ユウリィが一番の成功例だったが、<br> その彼女でも研究者達が求めたレベルに達することは出来ずに計画は頓挫。<br> 3年前に施設は閉鎖され、生き残った子供たちは里子に出されバラバラになり、<br> ユウリィも元職員の男が養父となり引き取られていった。<br> 施設には彼女の9歳年上の兄がいたが、ARMとの適合係数は低く、閉鎖前に<br> どこかへ連れて行かれてしまい、その消息を知ることはできなかったという。<br> <br> [今回登場したブリューナクメンバー]<br> ジェレミィ:「抑えられない砲火衝動(イナ-シャルキャンセラー)」<br> カルシウム不足の人。運動エネルギーをゼロにすることで連続攻撃が可能とのこと。<br> <br> 副長クルースニク:「蒼の騎士(ペイルライダー)」<br> 理想を貫く「槍」とも呼ばれる真面目青年。水上走行も可能なバイクを駆る。<br> <br> <a name="a302"></a></dd> <dt><a href="menu:302">302</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/10(日) 14:33:55 ID:bR/AfJyQ</font></dt> <dd> 施設を探索中、追いかけてきたジェレミィが現れて再び戦闘に。<br> 思わぬ苦戦にまたもやキレたらしく、ジュ-ドを庇うユウリィに引き金を引こうとする。<br> このピンチを救ったのは、こちらも再登場のクルースニクだった。<br> 「兄さん!」<br> 兄との意外な再会に戸惑うユウリィを引っ張るようにこの場から逃げ出すジュ-ド達<br> だったが、その行動は遥か遠くにいる局長ラムダの能力により予測されたものだった。<br> 一行が逃げ込んだ先は空中空母エウラリア。<br> ユウリィ達を収納した後、空母は枢密院の本拠地カラ・デ・レオンへ向けて出航を始めた。<br> <br> この状況のなか、空母に搭載されている艦載機をぶん捕って脱出するという打開策を<br> 考え出したのは、自称「首から上には自信がある」アルノーだった。<br> 甲板までたどり着いた4人を待っていたのはブリューナク・コマンダー、サイスと<br> イレギュラーとして常に彼の傍にいるベリエール。<br> サイスは空間を制御する能力者で、その正体はノーブルレッド(吸血鬼)だという。<br> その実力にアルノーはすっかりビビってしまい、逃げ出してしまう。<br> うずくまって震えているアルノーを庇ったのはジュ-ドだった。<br> 「臆病者ではなく仲間だ」と言い切ってくれたジュ-ドを見て奮起したアルノーは、<br> 艦載機をサイスめがけてぶつけることで見事サイスを倒した。<br> いまだ震える彼の手をラクウェルが優しく握る。<br> 「繋いでいれば震えも収まろう」<br> その手の冷たさに驚くアルノー。そのことを指摘するとラクウェルは軽く目をそむけた。<br> <br> [今回登場したブリューナクメンバー]<br> 局長ラムダ:「涙に浮かぶ未来(ブルーディスティニー)」<br> 民主主義を信奉する涙もろい男。未来を視ることができる。<br> (枢密院の老人たちは他者の干渉を防ぐ「GOL」を着けているので予知は不可能)<br> <br> <a name="a303"></a></dd> <dt><a href="menu:303">303</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/10(日) 14:36:37 ID:bR/AfJyQ</font></dt> <dd> サイスが死んだことでベリエールはキレてしまい、エウラリアもろとも4人を異空間に<br> 閉じこめてしまった。彼女はサイス以上の能力者だった。<br> なんとかベリエールを撃破して異空間から帰還したものの、そこは見知らぬ森の中。<br> 一行はとりあえず休憩をとることにした。ここでラクウェルの料理の腕前が明らかにッ!<br> <br> 男2人が見回りに出ている間、味付けに挑戦するラクウェル。<br> ラクウェル「どうだ?」<br> ユウリィ「………」<br> ラクウェル「…勝ったも同然か?」<br> 手を加えようとしたユウリィの前に、腹巻を着けた熊のようなオッサンが突然現れた。<br> 5日間何も食べてなかったらしく執拗に料理を狙う男と、(味を調えるまでは)絶対にダメ<br> と言い張るユウリィの掛け合いを聞きながら、ラクウェルは一人肩を落としていた。<br> <br> こうして一行は、どこか飄々とした熊おじさん(?)のガウンと知り合った。<br> 彼は戦後に行方不明となった知人を捜す仕事の途中だという<br> ユウリィをどこか遠くの地に逃がしたいジュ-ド達は、ガウンの助言をもとに<br> 鉄道の駅があるバックライに向かうことを決めた。<br> (ガウンは以後も度々登場して、ジュ-ド達を助けることになる)<br> <br> [今回(?)登場したブリューナクメンバー]<br> サイス:「真紅なる貴人(ノーブルレッド)」<br> 勘違いオカマ。吸血鬼というのは本人の単なる思い込みでした、というオチ。<br> 実際はそういう病気の人だったらしく正体は普通の人間。<br> <br> ベリエール:員数外(イレギュラー)<br> こっちは本物の魔族。サイスは彼女の血を吸うことで能力を一部受け継いでいた。<br> 当然、実力も彼女のほうが数段上。サイスを盲愛していた。<br> <br></dd> <dt><a href="menu:382">382</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/17(日) 14:06:41 ID:kqh8SSOZ</font></dt> <dd> 特務局ブリューナクの副長にしてユウリィの実兄、クルースニク。<br> バックライへの途上、炎渦巻く回廊で彼は妹を待っていた。<br> 世界の未来のため特務を果たそうとする彼は、一緒に来るよう妹に言った。<br> 「俺はお前を守る。その誓いは今も失われていない」<br> しかし、どこか煮え切らないクルースニクの前に、ARMを手にしたジュ-ドが立ち塞がる。<br> それに対してクルースニクも武器を、ARMを、手に取ったッ!<br> 新たな因子適合者の出現に驚くアルノー達をよそに、激突する2人、<br> 幼い日に妹を守ると誓った兄と、初めて会ったとき少女を守ると約束した少年。<br> 一進一退の勝負は、突然クルースニクが膝を折り、苦しみだしたことで終わりを告げた。<br> 彼はある薬を服用しなければARMを扱うことができない体だったのだ。<br> 「…私、行けません」ユウリィは迷った末、兄に告げた。<br> さらなる追手から逃げるため、その場を後にする一行を振り返ることもせず、<br> クルースニクはその場に立ち尽くしていた。<br> <br> その間、枢密院、ブリューナクの側にも様々な動きがあった。<br> イルズベイル監獄島で進む第4のARM「神剣(ディバインウェポン)」の発掘作業、<br> シエル村から脱出した後に確保された異端技術者たちの列車による本拠地への護送、<br> そして、枢密院いわく「鍵たる少女」、ユウリィの確保作戦も再開された。<br> 当初、参事官アウグストはコマンダーたちを一斉に投入し戦力を集中させることを<br> 具申したが、枢密院の指示によりコマンダーは個別に出撃することが決まった。<br> はたして参事官の懸念どおり、各コマンダーは次々とパーティーに撃破されていくことに。<br> <br> <a name="a383"></a></dd> <dt><a href="menu:383">383</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/17(日) 14:08:25 ID:kqh8SSOZ</font></dt> <dd>[クルースニクのARM]<br> クルースニクが使用するのは、アウグストがシエル村から持ち出した試作型。<br> 本来、適合係数が低い実験体であった彼にはARMを精製することは不可能だが、<br> アウグスト作の補助薬「LiNKER」の作用により、それを為しえている。<br> ただ、ジュ-ドとの戦闘中に抗衝動を起こしていることから、補助薬の力をもってしても<br> 完全な適合は果たしていないと思われる。<br> <br> [神剣(ディバインウェポン)]<br> その実態は膨大な数のナノマシン群体の塊、いわばARMの巨大な「卵」である。<br> 異端技術者たちの極小デバイスを使った環境修復計画の肝になるはずだったものだが<br> 夢叶わず、中立自治領だったイルズベイルの地下に隠された。<br> その後、議会騎士団が島を制圧。囚人による発掘作業が続けられている。<br> アルノーはARMの完全適合者であるジュ-ドではなく、満足のいく結果を出せなかった<br> ユウリィを狙っていることに違和感を抱いていたが、枢密院のご老体方はユウリィのARM<br> 制御能力を用いて「神剣」をコントロールする腹積もりのようだ。用途は後ほど明らかに。<br> <br> [次々とパーティーに撃破された人々(1)]<br> ヒューゴ:「絶対の彼方(システム・クロノス)」<br> 髭武人。時を止めることができるが、攻撃の瞬間に時は動き出してしまう(劣化DIO)。<br> <br> ヒース:「姿無き徘徊(インビジブルストーカー)」<br> 姿が見えないのをいいことに色々やった挙句、数年前に粛清されたので出番無し。<br> 代わりに彼がかわいがっていた人形、フィオレ&アーシアが登場。<br> <br> フィオレ&アーシア:員数外(イレギュラー)<br> 2体セットの夢見る人形。今ならオプションとして楽しい自爆機能を搭載。<br> <br> <a name="a384"></a></dd> <dt><a href="menu:384">384</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/17(日) 14:10:41 ID:kqh8SSOZ</font></dt> <dd> 鉄道の町バックライを目指す旅を続けるなか、女性陣はそれぞれ問題を抱えていた。<br> 自分のせいで仲間を危険に巻き込んでいると悩み、逃げることに疑問を感じるユウリィ。<br> ブリューナクの追撃をしのぎながらの移動であったためか、時々体調を崩すラクウェル。<br> そんなパーティーを、時に茶化しながらも助けてきたのがガウンだった。<br> 「お前たち子供にとって、大人は敵ばかりだなんて寂しいこと思われたくないからな」<br> しかし、その彼とも別れるときがやってきた。<br> <br> とある川のほとりで、ダンボール箱に捨てられた子犬が流されているのを見つけた<br> ジュ-ドは、アクセラレイターを使って救い出すものの、バランスを崩してしまう。<br> その彼の腕をつかんで引き寄せたのは、黒い衣装に身を包んだ精悍な顔つきの男だった。<br> 自分も助けるつもりだったが先を越されたようだ、と言いながら手を差し出す男。<br> その手を握ったジュ-ドの頭の中に、瓦礫だらけの場所で独り、空に向かって吼える<br> 若き日の男の姿が流れてきた。突然の出来事に驚くジュ-ド。<br> ガウンたちが追いついたとき、黒装束の男は子犬と共にその場を去っていくところだった。<br> その男の後ろ姿をみたガウンは、いつになく厳しい表情をしていた。<br> 汎国家統合星府の英雄、今は戦争犯罪人となった「黒衣の死神」と呼ばれるARMの使い手。<br> 彼は捜していた人物を見つけたのだ。<br> 「俺は、俺の道を行かなければならない」そう言ってガウンは去っていった。<br> <br> [黒衣の死神]<br> その正体は汎国家統合星府が創り出した超人兵器、ハウザー・ブラックウェル。<br> 異端技術者によって遺伝子調整を受けた因子適合者で、ARM2号機を操る。<br> 終戦とともに姿を消していた。<br> (ちなみにユウリィのいた孤児院では、第2のハウザーを創り出すことが目標だった)<br> <br> <a name="a385"></a></dd> <dt><a href="menu:385">385</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/17(日) 14:13:30 ID:kqh8SSOZ</font></dt> <dd> ついにバックライに到着した4人。しかし、町の人々の話を聞いてみると、戦後の混乱<br> により、何年も前から事実上の廃線となっていることがわかった。<br> 落胆の色を隠せない一行。そんな折、ユウリィはクルースニクを見かけた。<br> 町の東にある塔で待つ、との言葉を残していなくなったクルースニクに会うため、<br> 言われたとおりの場所までやってきたユウリィ達は、彼女が操るガーディアンに<br> よく似た怪物と遭遇する。<br> その姿を見て、ユウリィは研究所での生活を思い出していた。<br> つらい実験の日々。自分の能力に対する不安が、ガーディアンの形となって発現する様子。<br> 他の孤児たちを実験から解放するため、頑張って適合係数を上げる少女。<br> しかし、数値の上昇に伴って周りの子たちの姿は1人、また1人と消えていき…<br> <br> ガーディアンもどきを退けた一行は、塔の最上階近くでやっとクルースニクを発見。<br> 自分についてくれば何の不安に怯えることもなくなる、とユウリィに手を差し伸べてきた。<br> 言葉で妹を惑わすようなことはしなかった、と断言するジュ-ドの言葉で目が醒めた<br> 彼女は、兄の幻影を退ける。すべてはコマンダー・エニルの仕業だった。<br> 「不安がそこにあるのなら、前に進んで乗り越えようって決めたんです」<br> その決意、不安ではなく希望をカタチにする力で、見事エニルに打ち勝つ。<br> 今までは不安から逃げて、みんなから守られるばかりだったユウリィ。<br> これからは守られるだけじゃなく、未来を拓くために戦いたいと言う彼女を<br> 支えていくとジュ-ド達は約束した。<br> <br> [次々とパーティーに撃破された人々(2)]<br> エニル:「闇に囁く声(ダークウィスパー)」<br> クールビューティー。他者の心の不安を実体化させる異能者。<br> <br> <a name="a386"></a></dd> <dt><a href="menu:386">386</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/17(日) 14:16:19 ID:kqh8SSOZ</font></dt> <dd> ひとまずバックライに戻った4人。駅にはブリューナクの軍用列車が停まっていた。<br> その列車に母エセルダが捕らえられているのを見つけたジュ-ド達は、なりふりかまわず<br> 動き始めた列車内に入り込んだ。<br> なぜか乗車していたガウンから母親の居場所を教えられ、途中の戦車やらコマンダーやら<br> を倒しながら先頭車両を目指して突き進む。<br> アルノー「俺がこんな目にあうなんて、去年の今頃は、想像もしてなかったぞッ!」<br> ついにエセルダを発見したジュ-ド達。母のもとに駆け寄ろうとした少年を、<br> 異端技術者を護送する任務についていた局長ラムダが押し留める。<br> その間に4人(+ガウン)がいる車両は切り離され、崖下に転落してしまった。<br> <br> 断崖の下に広がっていたのは廃墟と化した大都市だった。<br> アルノーが目覚めたとき、傍にはラクウェルがいた。他の仲間は見当たらない。<br> これからのことを話しあう最中、またもラクウェルが激しく咳き込みはじめた。<br> その只ならぬ様子に、今までの体調不良を思い出してアルノーは尋ねた。病気なのか?<br> その問いに対して彼女はこう答えた。<br> 「この地で、私は壊れたのだ。決して癒されぬキズを刻まれてな」<br> <br> …時は10余年前、終戦直前。<br> 議会騎士団領フェルクレルングでは大規模破壊兵器グラウスヴァイン(核兵器)が<br> 開発されていたが、ある日、炉心溶解によって暴走が始まってしまう。<br> フェルクレルングのみならず、世界が危機に瀕した中、渦中の街に汎国家統合星府の英雄、<br> 「黒衣の死神」ハウザーが現れた。<br> 彼は一人、炉心の解体を試みる。そして全てが終わったとき、世界は救われたが、<br> 都市は一瞬で壊滅し、現場にはハウザーだけが立っていた。<br> 当時フェルクレルングに住んでいたラクウェルは、この事件で両親と妹を失った。<br> そして、奇跡的に生き残った彼女の体も、このときに蝕まれて…<br> <br> [次々とパーティーに撃破された人々(3)]<br> バルガイン:「決闘男爵(バロンゴーリィ)」<br> 非常識チェーンソー親父。機械化された体を持ち、魔法が無効化される。<br> <br> <a name="a387"></a></dd> <dt><a href="menu:387">387</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/17(日) 14:18:27 ID:kqh8SSOZ</font></dt> <dd> 「この余命は幾許もない。私は大人にはなれぬ身なのだ」<br> アルノーは、美しいものを見たいと世界を歩いてまわったラクウェルの心境を、このとき<br> はじめて理解し、自分だけが何の理由も背負わず旅をしていることを恥じた。<br> そんな彼に、ラクウェルは優しく、諭すように声をかける。<br> 旅の中で見つける旅の目的があってもいい、と。<br> そして、休憩の合間に作っていた食事をアルノーに差し出した。<br> 「美味いな」「―そうか? そうか…。こういうのも悪くないな」<br> (アルノーは極度の味オンチという設定です)<br> <br> その後、ジュ-ドやユウリィと合流。ユウリィはなんとハウザーと一緒だった。<br> 彼女はハウザーから、この地にさまよう霊魂たちを鎮めるよう頼まれたのだ。<br> (彼女はパラディエンヌの修行を積んでいて除霊もできる。いわゆるシスター)<br> ユウリィを助けてくれたことに礼を述べて再び握手するジュ-ドとハウザー。<br> その瞬間、またもやジュ-ドの頭の中に映像が流れてきた。<br> 必死になって暴走する炉心を解体していく10数年前のハウザーが映し出される。<br> この映像がハウザーの記憶であることをおぼろげに理解したジュ-ドだったが、<br> 次に流れてきたのはシエル村と、そこで暮らす若き日の異端技術者達だった。<br> なぜハウザーがシエル村のことを知っているのか。<br> 問い質そうとしたジュ-ドの言葉は、見覚えある男の登場にかき消された。<br> <br> <a name="a388"></a></dd> <dt><a href="menu:388">388</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/17(日) 14:20:46 ID:kqh8SSOZ</font></dt> <dd> ジャイロ(ヘリコプターもどき)の光に照らされるジュ-ド達を見下ろしていたのは、<br> 一緒に崖から落ちたはずのガウンだった。<br> 彼はハウザーと、そしてユウリィの身柄を求めてきた。<br> 唯一味方してくれた大人の豹変ぶりに困惑する一行。そこにガウンの言葉が突き刺さる。<br> 特務局ブリューナクがひとり、ガウン・ブラウディア。それが彼の正体だった。<br> ジュ-ド達を気に入っていたと話すガウン。しかし、<br> 「こっちも大人の仕事なんでな。簡単には退けないんだ」<br> おびただしい数の兵士と兵器が銃口を突きつけるなか、ハウザーが吼える。<br> 戦争を憎んでいる彼にとって、武器を持って要求を通そうとする、その思い上がりが<br> 我慢ならなかったのだ。<br> ARMを構え、今にも口火を切りそうなハウザーを止めるユウリィ。<br> もう逃げないと胸に誓った彼女は仲間の命を救うため、彼らのもとに赴く決意を<br> 既に固めていた。<br> 2人を収容してこの場から立ち去ろうとするガウンにアルノーが言葉をかけた。<br> 「おっさんだけは、何か違うと信じていたんだがな」<br> 「見たまんまだよ。見たものをどう感じるかは、お前次第だ」<br> 大人になるんだな、そう言い残して彼は姿を消した。<br> <br> [今回登場したブリューナクメンバー]<br> ガウン:「双載銃騎(ダブルドラグナー)」<br> 同僚のコマンダー達にも存在を知られていなかった11人目の切り札。<br> 対英雄を想定した、2丁拳銃による怒涛の12発連続攻撃はまさに圧巻。<br> ラムダとは士官学校時代からの親友。<br> <br></dd> <dt><a href="menu:390">390</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/17(日) 14:47:48 ID:MPmBfk5U</font></dt> <dd> あれ?ハウザーのARMが2号機とか、ディバインウェポンが4号機とかって設定なんてあったっけ?<br> 1・・・クルースニク、2・・・ハウザー、3・・・ジュード、4・・・神剣ってこと?<br> 年代とか合わない気もするけど。。。もう1周やって確かめる気にはなれないな<br> <br> <a name="a391"></a></dd> <dt><a href="menu:391">391</a> <font color="forestgreen">◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/17(日) 15:00:17 ID:kqh8SSOZ</font></dt> <dd><a href="http://jumpres/390">&gt;&gt;390</a><br> 昔のシエル村で2、4号機の話が聞けたと記憶してるけど…<br> もし間違ってたらごめんなさい<br> <br> <a name="a392"></a></dd> <dt><a href="menu:392">392</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/17(日) 15:04:55 ID:FtSu9Xkk</font></dt> <dd>ARMは3機しか作られてないっていってるしな<br> 1号機が肉で3号機がジュードなら自動的に2はハウザー<br> <br> 4号機はロストナンバーあつかいだが<br> <br> <a name="a393"></a></dd> <dt><a href="menu:393">393</a> <font color="forestgreen">◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/17(日) 15:34:45 ID:kqh8SSOZ</font></dt> <dd> 近場でセーブしたやつが残ってたんで調べなおしてきました<br> <br> 白衣姿のアレックの会話によると<br> ・兵器として完成したARMは4基<br> ・シエル村に試作型と3号機<br> ・2号機はハウザーが使っている<br> ・4号機は未実験<br> 同じくレイモンド<br> ・4号機は登録抹消<br> ソロン<br> ・巨大な4号機は解体されずに孤島の地下深くに封印された<br> ・その上に戦犯を収容する刑務所を造る計画あり<br> <br> 囚人がいるイルズベイル監獄島の地下に神剣が隠されていたことを考慮して<br> 4号機が神剣だと書いたけど、直接の記載は無し<br> <br> <a name="a394"></a></dd> <dt><a href="menu:394">394</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/17(日) 17:38:50 ID:MPmBfk5U</font></dt> <dd><a href="http://jumpres/393">&gt;&gt;393</a><br> なるほど、調べてくれて㌧クス。<br> だらだらプレイしてたからどれが何号機とか気にしてなかった。。。<br> <br> <a name="a395"></a></dd> <dt><a href="menu:395">395</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/17(日) 19:40:45 ID:PL9XMUw/</font></dt> <dd>続きガンバです<br> 補足で列車に乗り込む時<br> ジュードはアクセラ+自転車→ガウンに掴んでもらう<br> 3人は自動車で追いついてアルノーのジャンプ?<br> ガウンの台詞良かったら詳しくヨロです<br> <br> <a name="a396"></a></dd> <dt><a href="menu:396">396</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/17(日) 22:40:17 ID:zKbgBT67</font></dt> <dd><a href="http://jumpres/395">&gt;&gt;395</a><br> 3人は三輪自動車に乗るようなシーンがあるだけで<br> どうやってきたか説明はない<br> <br></dd> <dt><a href="menu:442">442</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/24(日) 06:18:12 ID:ZNzFzBAy</font></dt> <dd> ブリューナクの手に落ちたユウリィを助け出そうと、行動を開始したジュ-ド達3人。<br> バックライでの聞き込みから、彼らの本拠地が西の砂海(デューン)に浮かぶ<br> 砂上戦艦ガラ・デ・レオンであることを突き止めた。<br> 苦労の末、戦艦を発見するが、警戒が厳重で入り込むことができない。<br> ここで頭脳プレイ担当、アルノーの出番である。<br> ことある毎に「剃刀のように鋭い思考」を誇示する彼の、その冴え渡る作戦とはッ!<br> <br> 「捕虜が逃げたぞおおおおおお!!」夜空にアルノーの声だけが響く。<br> 戦後、兵士の質が下がったのか、こんなミエミエの釣りに華麗に引っかかる見張りたち。<br> 捜索隊を出すために空けたエアボートの搬入口から、まんまと潜入に成功した…<br> <br> その頃、ガラ・デ・レオン内では、局長ラムダが枢密院に報告を行っていた。<br> ユウリィ及び、異端技術者達の確保と、「神剣」の発掘完了。<br> そして、ハウザーをイルズベイル監獄島に収監したことなど。<br> 全てが計画通りにいって気を良くした老人方は、未だ知らせていなかった<br> 「未来受胎計画」の全容を話し始めた。<br> ユウリィの脳を弄って「神剣」を操る端末にした後、環境をも修復し得るその力で<br> 彼らの体を再生し続ける、つまり永遠の命を手に入れようという計画だったのだ。<br> 民衆の手による社会を創るため、特務に邁進してきたラムダはこれに反発し、<br> 局長権限の一時凍結を宣告される。<br> ラムダから事の次第を聞いた副長クルースニクは、ある決意を固めていた。<br> <br> <a name="a443"></a></dd> <dt><a href="menu:443">443</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/24(日) 06:20:28 ID:ZNzFzBAy</font></dt> <dd>[枢密院]<br> 議会騎士団の中枢組織。議会が事実上消滅した後も密かに活動を続けていた。<br> クリフォード枢機卿と4人の騎士から成る。全員かなりの高齢。<br> 議会騎士団の統治能力の欠如を目の当たりにした彼らは、民衆が参加する政治の<br> 限界を感じ、優れた少数の統治者によってファルガイアの未来を拓こうという<br> 戦時中とは180度転換した思想を持つに至った。<br> 「未来受胎計画」は、永遠に世界を導こうとする彼らの夢を叶えるものである。<br> コマンダーを1人ずつ出撃させたのも、ブリューナクが各個撃破され、弱まることで<br> より文民統制がとれることを期待してのことらしい。<br> <br> <a name="a444"></a></dd> <dt><a href="menu:444">444</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/24(日) 06:22:38 ID:ZNzFzBAy</font></dt> <dd> ジュ-ド達はユウリィのもとに向かう途中、クルースニクと出会った。<br> 妹を助けるため、共同戦線を提案する彼にアルノー達は驚くものの、ジュ-ドは<br> ためらうことなく申し出を受ける。<br> だが、ジュ-ドが差し出してきた手を、クルースニクは握らなかった。<br> その後、警備兵たちを蹴散らし、無事ユウリィを助けることに成功する。<br> 一行に脱出路を教えた後、クルースニクは去っていった。<br> 局長に、自らが犯した罪を裁いてもらうために…<br> 枢密院のいる黒瑪瑙の間。ラムダはそこにいた。<br> 部屋に入ったクルースニクは、ラムダが老人達を殺害している現場に遭遇する。<br> 弱き存在に未来は創れない、と言い張る枢機卿に止めを刺しながらラムダは答えた。<br> 「それでも私は、ファルガイアの未来は民衆に託したいと思います。<br>  民衆が弱き存在ならば、強く変わっていけばいいのです」<br> <br> 事の成り行きを呆然と見ていたクルースニク。<br> そこに甲板を目指していたはずのジュ-ド達が乱入してきた。<br> 母親を連れ去ったラムダを見て、怒りのままに突撃していったジュ-ドだったが、<br> クルースニク、ファルメルの両副長に阻まれ、あっけなく倒されてしまう。<br> こうして一行は再び捕まってしまった。<br> <br> 一夜が明け、砂上戦艦に姿を現したガウンは、ラムダに詰め寄っていた。<br> 枢密院への反逆、そして老人達とは別の目的で「神剣」の起動準備を進める<br> ラムダに、お前が考えていることを全て話せ、と迫るガウン。<br> それに対しラムダは、この世界に生きているすべての人間が主役となれる未来を<br> 求めている、それは今も変わりないと語った。<br> 「俺はお前を、まだ…親友と呼んでもいいんだな?」<br> 性急に事を運ぼうとするラムダを危惧しながらも、ガウンは協力することを決めた。<br> <br> <a name="a445"></a></dd> <dt><a href="menu:445">445</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/24(日) 06:26:21 ID:ZNzFzBAy</font></dt> <dd> 牢で一晩を過ごした4人。そんな彼らを助け出したのはクルースニクだった。<br> 彼は艦を降り、ブリューナクと袂を分かつという。<br> 世界の未来のために行ってきた特務が、実は妹を危険に晒すものであったことや、<br> その後の状況の変化により、貫く理想を失くしてしまったクルースニク。<br> 折れた心ではARMを扱うこともできず、失意のまま彼は1人去っていった。<br> <br> 牢の中で再会したシエル村の人たちや母エセルダと共に、エアボートのある甲板を<br> 目指すジュ-ド達。そんな彼らの前に、アウグストが立ち塞がった。<br> ラムダ達をイルズベイル監獄島へ安全に向かわせるため、障害となるジュ-ド達の<br> 足止めを自ら買って出たのだ(ラムダ達はジャイロで脱出)。<br> 戦闘能力の無い彼の切り札は、「神剣」のサンプルセルだった。<br> その作用により、アウグストの体はグロテスクなARM暴走体に変化し、襲い掛かる。<br> どうにかARM暴走体を退けた一行だったが、直後、砂上戦艦は爆発を始めた。<br> 急ぎ甲板で脱出作業を進めるなか、母は子に言った。<br> ARMを生み出し、戦争に加担してしまった過去を償うため、「神剣」を止めるため戦うと。<br> 「少し先の未来では、このジャケットも、きっとあなたにピッタリのサイズだわ。<br>  それが見たいから、お母さんは、自分のできることをしたいのよ」<br> 脱出を開始する2隻のエアボート。<br> しかし、母親たち異端技術者が乗った方は、突如起こった爆発に巻き込まれてしまい…<br> なんとか砂海を抜けることができたのはジュ-ド達4人のみであった。<br> (その間にもう1度、アウグストとのバトルあり)<br> 膝を突いて号泣するジュ-ドを、誰もなぐさめることはできなかった。<br> <br> [アウグストとクルースニク]<br> 孤児院に残された記録から、クルースニクを施設の外に連れ出したのはアウグストである<br> 可能性が高い。では、なんのためにアウグストは彼に目をつけたのか?<br> ユウリィの兄である彼のDNAから「限定的自殺因子(リミテッドアポトーシス)」を<br> 開発することが目的だったようだ(試作型ARMの使い手も捜していたとは思う)。<br> 「限定的自殺因子」について本編での説明はないが、クルースニクが使う技のなかに、<br> ARM暴走体に大ダメージを与える「アポトーシス」というのがある。<br> <br></dd> <dt><a href="menu:447">447</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/24(日) 06:31:24 ID:ZNzFzBAy</font></dt> <dd> 意気消沈するジュ-ド達は、開拓者たちが住む村、フロンティア・ハリムに流れ着いた。<br> そこにはシエル村の村人達(エセルダ達とは別のポッドで脱出した人々)と、村を襲った<br> 軍人達が暮らしていた。<br> 軍人達は上層部の強引なやり方についていけず、捕まっていた村人と共に逃亡。<br> 今ではこの村で、互いに力をあわせて生活をしているという。<br> ところが、フロンティア・ハリムでは現在、厄介な問題が持ち上がっていた。<br> 戦後、放置されたままの毒ガス弾が見つかり、1個は軍人達によって解体されたが、<br> もう1つから毒素が流出し、村人を苦しめているというのだ。<br> 過去の経緯から軍人達には好意的になれないジュ-ドだったが、苦しむ村人や、<br> かつての剣の師匠、アンリ師範に頼まれ、どんな毒にも効く「仙草アルニム」を採取しに<br> 近くの渓谷へ出発することになった。<br> 途中、群がる魔獣を退治しながら進むうちに、ジュ-ドは少しずつ元気を取り戻していく。<br> 自分たちの村を襲ったのと同じ兵隊が、不発弾の処理で活躍したことを聞いて、<br> 力には、戦う力、守る力以外にもあることに気付いたジュ-ド。<br> 「きっと、戦争を終わらせる力だってあるんだ。それが、僕のARMなんだよ」<br> 調子を取り戻した一行は、きれいな緑と共に咲いていた仙草アルニムを手に入れる。<br> 喜びあうジュ-ド達のなかでラクウェルだけは少し複雑な表情を浮かべていた。<br> <br> 一方、イルズベイル監獄島では、全身を拘束されたハウザーとラムダが面会していた。<br> 戦争をなくすために戦場を駆け巡った英雄に、ラムダは冷たく言い放つ。<br> 「人が、人である限り、人の世から戦争は消えぬ」<br> 一緒についてきていた子犬の首輪を彼の足元に放り投げながら、<br> 人は何に対しても残酷になれるとも言い、去って行った。<br> 怒りに燃えるハウザー。それに呼応するかのように地下にある「神剣」が活動を始めた。<br> <br> [ラムダの狙い]<br> 因子適合者ハウザーを挑発することで、「神剣」を起動させることが彼の狙い。<br> 枢密院とは違う目的に使用するため、制御能力を持つユウリィには拘らなかったようだ。<br> <br> <a name="a448"></a></dd> <dt><a href="menu:448">448</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/24(日) 06:34:10 ID:ZNzFzBAy</font></dt> <dd> 村まで戻ってきた4人。ラクウェルは側にいた子供に、一瞬ためらった後、仙草を渡した。<br> 歓喜に沸く村人達の輪から1人外れるラクウェル。<br> 後を追いかけたアルノーに沈んだ口調で語りかけた。<br> どんな毒素をも消し去る仙草アルニムの力にすがってみたくなったこと。<br> この身かわいさから、手渡すのを逡巡してしまったこと。<br> 彼女も自分と同じ、弱さを抱えた人間だったことを知ったアルノーはある決心をした。<br> 「俺はお前を支えたいんだ…」<br> 「アルノー…」<br> 静かに寄り添ってくるラクウェルをアルノーはそっと抱きしめる。<br> 「私は怖い…恐怖に押し潰されそうなんだ…」<br> 「俺がずっと傍にいるから…俺と一緒にいる時は、もう、震えないでくれ…<br>  お前と一緒に、いつまでも一緒にいたい…それが俺の見つけた旅の目的だから―」<br> アルノーの暖かさにふれながら、ラクウェルは誓った。<br> 「だいじょうぶだ。お前が傍にいてくれるから、私はもう震えない―」<br> <br> 「僕は母さんの遺志を受け継ごうと思う」<br> 「神剣」を止めるため、イルズベイル監獄島に行くことを決めたジュ-ド達は<br> 船を手に入れるため、4人が初めて出会った港町、ポートロザリアへ向かうことにした。<br> <br> <a name="a449"></a></dd> <dt><a href="menu:449">449</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/24(日) 06:36:27 ID:ZNzFzBAy</font></dt> <dd> 一行はポートロザリアで、未だ立ち直っていないクルースニクと再会した。<br> 心配するものの、時間が無いため、船の入手を先決しようするジュ-ド達。<br> そこに、「神剣」に汚染され、ARM暴走体と化したジェレミィが現れて港を破壊する。<br> 「昔みたいにARMを持たない手でしてくれることが、今でも私、大好きだから」<br> ユウリィは、意地が折れたという兄に思いの丈を述べた後、現場に向かった。<br> 彼女の言葉で目が醒めたクルースニク。<br> 妹を、ARMを持たぬ手で出来ることを守るため、この手にARMを取ると誓った。<br> 「これが世界に貫く意地…俺がブリューナク(貫くもの)である証だッ!」<br> <br> そのころジュ-ド達は、ジェレミィの罠に嵌り身動きが取れなくなっていた。<br> 勝ち誇るジェレミィの前に現れるクルースニク。<br> 薬の助けがないお前になにができると高を括るジェレミィだったが、<br> 次の瞬間、クルースニクは再び手にしたARMで見事に罠を撃ち貫いたッ!<br> 「ジュ-ド…ファルガイアの未来は、どっちにあるんだ」<br> 「ジェレミィをブッ倒した向こうに決まってらぁッ!」<br> こうして、クルースニクの引き立て役である彼の役目は終わった(合掌)。<br> しかし、町は救われたものの、船は既に破壊されてしまっていた。<br> そんな彼らに、飛空機械がある軍の空港の存在を教え、クルースニクは旅立っていった。<br> <br> [クルースニクが再びARMを扱えた理由]<br> 一言で言えば気合。ARMを使うには「心を繋げる」必要があり、その心が折れていたので<br> 今までは薬の有無に関わらずARMを精製できなかった。<br> といっても補助薬は無いので、ARMを使用する度に抗衝動に襲われることになる。<br> <br> <a name="a450"></a></dd> <dt><a href="menu:450">450</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/24(日) 06:42:22 ID:ZNzFzBAy</font></dt> <dd>空港では、ガウンが一行を待っていた。<br> 行き先を遮る高い壁として、2丁の拳銃による12発の連続攻撃が容赦なく浴びせられる。<br> しかし、それでも彼らの意思を止めることはできなかった。<br> 遠くへ逃げて欲しいと本音を漏らすガウン。<br> 「でも、お前たちの意思は、俺の言葉なんかじゃ止まらねぇよな…だったら俺は…」<br> <br> ついに格納庫に到着した一行は、4人乗りの飛空機械で空へ舞い上がった。<br> そこに、イルズベイル監獄島が誇る10基の迎撃ミサイル「ガングニール」が襲い掛かる。<br> この絶体絶命のピンチを救ったのは、なんとガウンだった。<br> 「世界の未来に生きる人々を、守りたかったんだろッ!ラムダッ!」<br> ガウンの乗った飛空機械はミサイル群に一直線に突っ込んでいき、2丁拳銃を駆使して<br> ミサイルを次々と落としていく。<br> 「お前が守りたかったものを、お前の手にかけさせはしないために、<br> 俺はお前に銃爪を引くッ!」<br> 獅子奮迅の活躍で全てを打ち落としたが、ラムダは11発目の切り札を用意していた。<br> 弾丸を使いきっていたガウンは、その身を犠牲にして最後の一発を受け止める…<br> 「まぁ、あれだ…細かいことを気にするんじゃねぇぞ」<br> 爆発する直前、ガウンはジュ-ド達に向かって言った。<br> 「子供ってのはみんな、大人を越えて行くもんだ。<br> この場は俺が前に出る。だから、とっとと越えていけッ!<br> 行って…世界の未来ってやつを、頼むわ…」<br> <br> 「振り返ってる場合じゃない。ここはまだ、道の途中なんだ…」<br> ガウンの遺志を受け継いだ4人は、右拳を胸に当て、黙祷を捧げた。<br> <br> (完全にお涙頂戴な場面ですが、ガウンの動きがあまりにもニュートンを無視している<br> ため、実際にはかなり笑えるシーンです)<br> <br> <a name="a451"></a></dd> <dt><a href="menu:451">451</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/24(日) 06:43:56 ID:ZNzFzBAy</font></dt> <dd> 次で終わります。リクがあったんで、ガウンの台詞は少し多めに入れてみました<br> <br></dd> <dt><a href="menu:452">452</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/24(日) 08:07:41 ID:ELLdVPfS</font></dt> <dd>ガウンいいよな。若本だし<br> 「右手に6発!左手6発!合計12発の豪砲が行く手を塞ぐたかぁーい壁だぁ」<br> とか言って一撃で9999ダメージ。こちらの攻撃も全部防ぐ(弾丸消費あり)<br> ガウンが弾丸使いきったところで戦闘終了という流れが良かった。<br> <br></dd> <dt><a href="menu:492">492</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/27(水) 01:52:13 ID:GpnXD+FK</font></dt> <dd> イルズベイル監獄島に降り立った4人を、副長ファルメルが待ち受けていた。<br> ジュ-ド達の攻撃を次々と受け返すファルメルだったが、4人の連係プレイの前に<br> 崩れ落ちる。<br> ラムダの居場所を教えてくれたファルメルに礼を言って、ジュ-ド達は先へと<br> 進んでいった。<br> 「『お姉さん』なんて呼んでくれたお礼に、ちょっとだけお節介してあげちゃおうかしら?」<br> 彼女は傷ついた体を押して、イルズベイルの防衛システムを爆破した。<br> <br> 「神剣」がある最深部へ急ぐ一行。<br> 既に島中が汚染されており、ARM暴走体が次々と行く手に立ち塞がる。<br> 発掘現場の入り口付近まで来たとき、かつて無い大きさのARM暴走体に出会い、苦戦を<br> 強いられるが、クルースニクの登場で難を逃れた。<br> 「全員集合だ」ジュ-ドの差し出した手を、今度は握り返そうとするクルースニク。<br> そのとき、先ほどの戦闘の衝撃で通路が分断されてしまい、2人のARM使いは<br> 他の3人と別行動を取ることに。心配する妹に兄ははっきりと答えた。<br> 「お前に渡したいものがある。それを渡さずに、もう遠くへ行くものか」<br> 何か予感があったのか、ユウリィは別れ際にある約束をした。<br> 「それは、兄さんの手で渡してください。でないと私、受け取れません。約束して」<br> <br> [今回登場したブリューナクメンバー]<br> 副長ファルメル:「神々の砦(アースガルズ)」<br> ラムダに心酔し、彼を護る「盾」。鉄壁のカウンターを誇るメガネ美女。<br> 言わずもがなだが、対消滅バリアは使えない。<br> <br> <a name="a493"></a></dd> <dt><a href="menu:493">493</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/27(水) 01:53:28 ID:GpnXD+FK</font></dt> <dd> 二手に分かれて、「神剣」を目指す5人。ジュ-ド&クルースニクチームは互いに<br> 憎まれ口を叩きながらも、妙なチームワークで奥に進んでいく。<br> そんな中、突然地割れが起き、クルースニクが崖にしがみつくような格好になった。<br> ARM暴走体の汚染により地下洞窟全体がもろくなっていたのだ。<br> ジュ-ドが手を伸ばすものの、後一歩のところで届かない。<br> 諦めかけたクルースニクの脳裏に、ユウリィとの「約束」が思い出される。<br> 彼は渾身の力でARMを造り出し、ジュ-ドはそれを掴んだ。<br> しかし、それで力尽きたのか、手を離して先へ進むようジュ-ドを諭す。<br> 「ユウリィを守って欲しい。大事な妹なんだ」<br> クルースニクを見捨てることを頑なに拒否し、一緒にユウリィを守ろうと言うジュ-ド。<br> 「そうか…そうだな。お前と…俺のARMで―」<br> そう言い残し、手を離したクルースニク……ジュ-ドの手には彼のARMだけが残された。<br> 「やっぱり僕はお前が嫌いだ…ユウリィを悲しませるお前が嫌いだ…でも―」<br> ジュ-ドはゆっくりと立ち上がった。<br> 「約束するよ。ユウリィは守ってみせる。僕と、クルースニクのARMで」<br> <br> 他の3人と合流したジュ-ドは、クルースニクのことを切り出せずにいた。<br> その様子を見てすべてを察したユウリィ。<br> 「兄さんを心配させないように…わたし、しっかりしているところを見せないと」<br> <br> [渡したかったもの]<br> クルースニクはユウリィに、昔2人でよく聞いた曲が流れるオルゴールを<br> 渡そうと思っていた(初登場時に彼が聞いていたものと同じ)。<br> 彼にとっては、妹との絆を確かめられる唯一のものだったのだろう。<br> <br> <a name="a494"></a></dd> <dt><a href="menu:494">494</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ワイルドアームズ4</a></b> ◆l1l6Ur354A</font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2005/04/27(水) 01:55:08 ID:GpnXD+FK</font></dt> <dd>ラムダは洞窟の最深部でジュ-ド達を待っていた。<br> 彼が「神剣」を使って創ろうとする未来の姿を聞いて、一行は愕然とする。<br> ARM暴走体を天敵とすることで人類にとって過酷な状況を故意に造り出し、<br> その試練を乗り越えた人類が、より強く進化することを望んでいるというのだ。<br> 今の民衆は弱い存在なので、世界の未来を手にすることが出来ない。<br> すべての人間が主役となれる未来を創るためには、ヒトがより強く、完全な種へ<br> 進化する必要があるということらしい。<br> 能力「涙に浮かぶ未来」によって、荒野と化した環境の中、ヒトという種が閉塞していく<br> 未来を視たラムダにとって、汚名を被ってでも、この計画は遂行する必要があった。<br> この、どこか本末転倒な計画に当然反発したジュ-ド達は、激闘の末にラムダを倒した。<br> <br>

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