レーシングラグーン

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<p><strong>レーシングラグーン<br /></strong>&gt;&gt;1-387・396・400・403・405~407</p> <hr /><b>387 名前:名無しさん@お腹いっぱい。投稿日:03/11/2020:46 ID:eiVzAQpE</b><br /> 雲ひとつない漆黒の夜空に、紅色に染まった月が浮かんでいた。<br /> 「伝説が蘇る夜・・・」傍らにいた山田が呟くように口にした言葉。<br /> そう、誰もが浮き足立っていた。山田だけじゃなく、難馬さんも鈴木も、そしてギャラリーまでもが・・・。<br /> 今夜は、南横浜を二分する走り屋チーム、俺たちベイラグーンレーシングとナイトレーサーズ<br /> 本牧の交流戦…。<br /> 10年前の”横浜最速伝説”の再現・・・連中が熱くなるのも無理はねえか・・・<br /> そう・・・夜は伝説が蘇る夜さ・・・<br /><b><br /> 396 名前:レーシングラグーン 1/9 投稿日:03/11/2022:08ID:CCGFlWas</b><br /> 了解。超長いけど許してね。<br /><br /> レーシングラグーン<br /><br /> 主人公の赤碕翔は、走り屋チームBayLagoonRacing(BLR)のNewFace。<br /> 現在の横浜最速にしてチームリーダーである藤沢一輝のお古の86を駆る。<br /> 赤碕はライバルチーム、NightRacers本牧の石川兄弟にさらわれた<br /> 鈴木由佳(一応ヒロイン)を助け出すが、その時NR本牧の№2、<br /> 沢木誠に見込まれ、チーム対抗戦で戦う相手として指名される。<br /><br /> 赤碕は走りのTRAININGを積んで沢木に挑むが、沢木はコーナーを<br /> 曲がり切れずにガードレールに接触。マシンは大破し沢木は瀕死の<br /> 重傷を負う。自分の相手が事故を起こした事で迷いが生じる赤碕だが、<br /> 10年前の最速伝説を追う藤沢の熱い心に触れ、今はただ走り続けようと<br /> 決めるのだった。<br /><br /> 沢木の事故から数日後、WON-TECという企業が未来のRacerを<br /> 発掘する目的で、横浜GPという、市街地を使ったレースを<br /> 企画している事が明らかになる。BLRからは二人が出場できるが、<br /> 藤沢は既に決まっている為、残りの一人をBATTLEで決める事になった。<br /> 赤碕は代表決定戦でBLRの№2、難馬を破り横浜GPの出場を勝ち取るが、<br /> 決定戦に敗れた難馬は失意の内に失踪してしまう。<br /><br /><br /><b>397 名前:レーシングラグーン 2/9 投稿日:03/11/2022:10ID:CCGFlWas</b><br /> そして横浜GP予選の直前、行方不明だった難馬が赤碕の前に現れる。<br /> 何があったのか、容貌も変わり果て、「声」が聞こえると繰り返す難馬。<br /> 異様な改造を施したマシンで赤碕にBATTLEを挑む。<br /> やむなくこれを受ける赤碕だが、難馬は圧倒的に速く、全く太刀打ち<br /> できないまま見失ってしまう。<br /><br /> 難馬の事が未解決のまま、横浜GPの予選は開催される。<br /> 赤碕は無事に決勝戦へ駒を進めるが、レースの余韻に浸る赤碕の下に、<br /> 難馬の事故死という衝撃的な連絡が入る。そして入院していた沢木も、<br /> 同じ夜に息を引き取った。<br /><br /> 難馬や沢木の死を悼む間も無く、次の闘いが幕を開ける。<br /> 箱根の皇帝、虎口美春が挑戦状を送り付けて来たのだ。<br /> かつて藤沢はこの男に敗れ、峠を降りて横浜に来たという。<br /> 藤沢は挑戦を受ける事を決意、BLRは箱根に向かう。<br /><br /> 対抗戦はBLRの勝利に終わり、その後先代の皇帝であり藤沢の師でもある<br /> 織田真学に会う赤碕と藤沢。そこで赤碕は、藤沢に横浜最速伝説を<br /> 教えたのが織田である事を知る。横浜最速伝説に魅了された藤沢は、<br /> わざと虎口に敗れて皇帝の座を譲ったのだ。織田は深入りせずに<br /> 箱根に戻るよう勧めるが、藤沢は自分は横浜最速伝説に囚われ、<br /> もはや後戻り出来ないのだと苦悩を吐露する。<br /><br /><br /><b>398 名前:レーシングラグーン 3/9 投稿日:03/11/2022:11ID:CCGFlWas</b><br /> その後、藤沢は赤碕を、箱根にSHOPを構える高橋九弐輝というTUNERに引き合わせる。<br /> 高橋は横浜GP用のGTマシンを藤沢の為に用意していたのだが、藤沢はその使用権を<br /> 赤碕に譲ると告げ、一人で箱根を後にするのだった。残された赤碕は、高橋から<br /> 横浜最速伝説のあらましを聞く。<br /><br /> 10年前に存在した横浜最速の男。圧倒的な速さで記録を塗り替え続けた<br /> 彼のマシンには、独特の不気味なエアロパーツが装着されていた。<br /> BATTLEを挑んだ走り屋達が次々と事故死した事もあって、悪魔が乗り移った<br /> DiabloTuneと呼ばれていた。そして、死んだ難馬のマシンも、写真を見た限り<br /> DiabloTuneだろうという。高橋は10年前、DiabloTuneに勝てなかった因縁を<br /> ずっと引きずっており、DiabloTuneを超えるべくGTマシンを組んだのだ。<br /> 必ず生きて帰って来いと励まされ、赤碕は横浜GPに挑む。<br /><br /> 横浜GP決勝戦。高橋のGTマシンで赤碕は優勝を飾る。(二位でも可)<br /> だが、その後赤碕に異変が起こる。頭の奥から聞こえる「声」に<br /> 操られるように暴走を始める赤碕。そして藤沢とTAIMANBATTLE。<br /><br /> 宿命の対決は、藤沢が沢木と全く同じ場所でクラッシュして終わった。<br /> 重傷の藤沢は、ずっと怯えながら走っていた事、難馬が死んだ時から<br /> 「声」が聞こえ始めていた事を明かす。「声」が今度は自分に<br /> 乗り移ったのだと確信し、赤碕は戦慄するのだった。<br /><br /><br /><b>399 名前:レーシングラグーン 4/9 投稿日:03/11/2022:12ID:CCGFlWas</b><br /> 藤沢は入院し、意識不明のままだった。藤沢の同棲相手、川志摩葵に<br /> かける言葉も無い赤碕。藤沢の事故は瞬く間に走り屋達の間で噂となり、<br /> 同時に赤碕は死神として誰もが避ける存在になっていた。<br /> 仲間を巻き込まないために、赤碕は一人で「声」に立ち向かう決意を固める。<br /><br /> 本牧ふ頭で石川兄弟の弟に会った赤碕は、沢木の事故や難馬の変貌の裏で<br /> 石川兄が糸を引いている事を教えられる。しかも石川兄のバックには<br /> 謎の組織が付いており、沢木や難馬の件も全て彼らの指示らしい。<br /> 石川弟はもはや兄についていけず、走りを封印して姿を隠してしまうのだった。<br /><br /> 箱根で織田に会った赤碕は、北に行けと言われる。北海道の山奥に<br /> かつてDiabloTuneをてがけたTUNERがいると。早速北海道に向かった赤碕は、<br /> 山の頂上でロッジを発見する。そこには一人の男が住んでいて、<br /> 赤碕の顔を見て驚きをあらわにする。この時赤碕の身体は「声」に<br /> 乗っ取られていて、男と会話しているのも「声」だった。<br /> 「声」は男の顔に見覚えがあり、憎しみを抱いているようだ。<br /><br /> その時、外で車の音がする。どうやら赤碕を付けていた者がいるようだ。<br /> エンジン音からDiabloTuneだと知った男は、赤碕に一枚のDiskを渡し、<br /> 裏に用意してあった車で逃げようとする。後を追う赤碕(声)。<br /> だが赤碕は勢い余って崖下に転落し、男も追っ手に射殺されてしまうのだった。<br /><br /><br /><b>400 名前:レーシングラグーン 5/9 投稿日:03/11/2022:15ID:CCGFlWas</b><br /> 「声」がおとなしくなり解放された赤碕は、横浜に戻る。<br /> だが首都高に入った所で前方を塞がれ、トゥルースとラッシュと名乗る<br /> 二人の外国人にDiskを奪われてしまう。彼らはWON-TECの手の者で、<br /> 石川兄のバックにいたのもこいつらだった。そしてトゥルースは赤碕に<br /> DARKNESSGPに参加するよう告げ、去って行く。指定された赤レンガ倉庫に<br /> 行くと、統合EUROレースチャンピオンにして「D-Project」の責任者という、<br /> ハイデル・シュナイダーが赤碕を待っていた。赤碕は彼のテストをパスし、<br /> DARKNESS GPに参加する。<br /><br /> DARKNESSGPを制した赤碕。しかし参加車の一台から降りて来たのは、<br /> 藤沢一輝であった。藤沢さえもWON-TECの一味だった事実に赤碕は<br /> ショックを受けて逃亡してしまう。とある倉庫に逃げ込む赤碕だが、<br /> 結局石川兄たちに拉致され、本社ビルに連れて行かれる。そこで目を<br /> 覚ました赤碕は、WON-TEC社長ウォン・リーとシュナイダーに、<br /> 驚愕の真実を知らされる。<br /><br /><b>403 名前:レーシングラグーン 6/9 投稿日:03/11/2022:19ID:CCGFlWas</b><br /> 10年前、WON-TECは人の恐怖を押さえ込む事で潜在能力を引き出す新薬<br /> 「Diablo」を開発していた。初期の実験サンプル難馬念司(難馬の兄)は<br /> Diablo投与によって大幅にタイムを上げ、自分のマシンをDiabloTuneとして<br /> 言いふらしていた。だがDiabloには極限の緊張状態で意識のホワイトアウト<br /> を起こすという致命的な欠陥があり、念司はそれによって事故死した。<br /> Diabloの欠陥を解決する為に多くの実験サンプルを必要としたWON-TECは<br /> 既に念司がDiabloTuneを広めていた事を利用して走り屋を集め、<br /> Diabloと抗体を投与した後、一様に不気味なエアロパーツを装着した<br /> Zeta(フェアレディZ)に乗せて街に送り出していた。<br /> つまり、数々の驚異的な記録を残し、幾度も事故に遭いながら<br /> その度に戻って来た「横浜最速の男」は、使い捨ての実験サンプルに<br /> 過ぎなかったのである。(事故の度に中の人を交換)<br /><br /> だがある日、実験サンプル達は集団で脱走し、未明の横羽線で<br /> 大事故を起こして全滅。ただ一人、赤碕を除いて。<br /> 諸々の事情が重なってDiablo開発計画「D-Project」は凍結されたが、<br /> 赤碕はいつかProjectが再開した時に備え、コールドスリープされて<br /> 10年間の時を過ごしたという訳である。赤碕は話を受け入れられず混乱。<br /> そのままビルを脱走するのだった。<br /><br /><br /><b>405 名前:レーシングラグーン 7/9 投稿日:03/11/2022:23ID:CCGFlWas</b><br /> 気が付くと、赤碕は仲間の手で安全な場所へと移されていた。<br /> 皆が新しい実験サンプルとしてBayLagoonTowerに捕まっていると聞き、<br /> 皆を救うべく、敢えて敵の本拠地に乗り込む赤碕。<br /> BayLagoonの入り口でラッシュに捕らえられ、薬で眠らされる。<br /><br /> 気が付くと、そこはコールドスリープのカプセルがある部屋だった。<br /> 壁にカプセル内に眠る赤碕を撮った映像が映し出される。<br /> 「彼」がその身体の所有者だと説明するシュナイダーの言葉を認めない赤碕に、<br /> シュナイダーは「赤碕翔」という人格は、10年という時間のギャップから<br /> 生じる混乱から「彼」の精神を護る為に作り出された擬似人格だと告げる。<br /> (つまり赤碕の「声」は「彼」の意識であり、藤沢や難馬のように<br />  Diabloのせいで幻聴が聞こえていた訳ではない)<br /> そして「君」の役割は終わったので消えてもらうと言う。<br /> ここで赤碕の意識が途切れる。<br /><br /> 辻本と鈴木に助け起こされ、目を覚ます赤碕。どうやらまだ「赤碕翔」のようだ。<br /> 彼らの話では、扉のロックが開いて出てきたら、赤碕が倒れていたらしい。<br /> BayLagoonTowerは既に自爆装置が起動しており、後5分で崩壊する状況。<br /> 赤碕は辻本と鈴木を先に行かせ、自分は決着を付けるべくウォン・リーの元へ。<br /><br /><br /><b>406 名前:レーシングラグーン 8/9 投稿日:03/11/2022:25ID:CCGFlWas</b><br /> 崩れ落ちるBayLagoonTowerを背に、鉄パイプを手にした赤碕がウォンを<br /> 追い詰める。しかし手を下す前に、ウォンは背後から撃たれて絶命した。<br /> 撃ったのはシュナイダー。シュナイダーは謝罪だと称し、Projectの全容を明かす。<br /><br /> 彼らは目覚めさせた赤碕を、より速い走り屋に成長させたかった。<br /> その為に石川兄を初始めとする何人かを利用し、赤碕が次々に強敵と<br /> 相対するように仕向けさせたり、横浜GPを開催したりした。<br /> 赤碕が速さに目覚めていく内に、本来の自分を取り戻す事を狙ったのだ。<br /> それもこれも、全て赤碕の体内にある抗体情報の為だったのだが、<br /> 赤碕が北海道で会った男、10年前にD-Projectチーフレジデントだった<br /> 川志摩サトルから受け取ったDiskを解析した結果、赤碕はたまたま<br /> 横羽線の事故現場に居合わせただけの、ただの走り屋に過ぎない事が判明した。<br /> Projectに無関係の人間だとわかったら始末されてしまう事を哀れんだ<br /> 川志摩は、赤碕を生き延びさせる為の唯一の方法…実験サンプルだと<br /> 偽って眠らせる事を選んだのだ。(その後川志摩は逃亡したらしい)<br /><br /> 全ては徒労に終わり、Diabloの欠陥は解消されなかった。<br /> しかし、それはそれで使い道があると考えたシュナイダーは、<br /> D-Projectに関わる全ての証拠を隠滅し、Diabloを持ってヨーロッパに<br /> 帰ろうとしていたのだ。二人は互いの生死を賭けてBATTLEをする事に。<br /><br /><br /><b>407 名前:レーシングラグーン 9/9 投稿日:03/11/2022:28ID:CCGFlWas</b><br /> 決着がつき、敗れたシュナイダーは海に消えた。そして、赤碕の前に<br /> 葵が現れる。赤碕は全てを思い出していた。10年前、葵はD-Projectの<br /> 為に走り屋を集める役割を担っていた。サトルと葵の両親はWON-TECの<br /> 創始者だったが、走り屋との事故で他界した。走り屋を利用する事で<br /> 復讐心を満たそうと考えた兄妹は、ウォンに手を貸したのだった。<br /> そんな中で葵は赤碕と出会い、恋に落ちた。葵からProjectを聞かされた<br /> 赤碕は怒りに燃えて飛び出して行き、そのまま帰らなかった。<br /><br /> シュナイダーから、赤碕もサトルも死んだと聞かされた葵は<br /> より一層走り屋を憎み、D-Projectに手を染めていった。<br /> そして二年前に藤沢と知り合って過去と決別しようとしていた矢先、<br /> かつてと変わらぬ姿で赤碕が現れ、葵は激しく動揺する。<br /> 同時に過去とも決別できなくなり、結局藤沢をも巻き込んでしまった。<br /> (藤沢は全て承知でDiabloを受け入れた)<br /> 葵はこれまでの全てを清算すべく、藤沢を道連れに<br /> クルマで海に飛び込もうとするが、赤碕に阻止される。<br /> 自らの間違いに気付いて、もう一度やり直そうとする葵だった。<br /><br /><br /> 自分を取り戻し、10年前からの因縁にケリを付けた赤碕は、<br /> 仲間達と共に走り続ける。誰よりも速いヤツを探して。(終)
<p><strong>レーシングラグーン<br /></strong>&gt;&gt;1-387・396・400・403・405~407</p> <hr /> <b>387 名前:名無しさん@お腹いっぱい。投稿日:03/11/2020:46 ID:eiVzAQpE</b><br /> 雲ひとつない漆黒の夜空に、紅色に染まった月が浮かんでいた。<br /> 「伝説が蘇る夜・・・」傍らにいた山田が呟くように口にした言葉。<br /> そう、誰もが浮き足立っていた。山田だけじゃなく、難馬さんも鈴木も、そしてギャラリーまでもが・・・。<br /> 今夜は、南横浜を二分する走り屋チーム、俺たちベイラグーンレーシングとナイトレーサーズ<br /> 本牧の交流戦…。<br /> 10年前の”横浜最速伝説”の再現・・・連中が熱くなるのも無理はねえか・・・<br /> そう・・・夜は伝説が蘇る夜さ・・・<br /> <b><br /> 396 名前:レーシングラグーン 1/9 投稿日:03/11/2022:08ID:CCGFlWas</b><br /> 了解。超長いけど許してね。<br /> <br /> レーシングラグーン<br /> <br /> 主人公の赤碕翔は、走り屋チームBayLagoonRacing(BLR)のNewFace。<br /> 現在の横浜最速にしてチームリーダーである藤沢一輝のお古の86を駆る。<br /> 赤崎はライバルチーム、NightRacers本牧の石川兄弟にさらわれた<br /> 鈴木由佳(一応ヒロイン)を助け出すが、その時NR本牧の№2、<br /> 沢木誠に見込まれ、チーム対抗戦で戦う相手として指名される。<br /> <br /> 赤崎は走りのTRAININGを積んで沢木に挑むが、沢木はコーナーを<br /> 曲がり切れずにガードレールに接触。マシンは大破し沢木は瀕死の<br /> 重傷を負う。自分の相手が事故を起こした事で迷いが生じる赤崎だが、<br /> 10年前の最速伝説を追う藤沢の熱い心に触れ、今はただ走り続けようと<br /> 決めるのだった。<br /> <br /> 沢木の事故から数日後、WON-TECという企業が未来のRacerを<br /> 発掘する目的で、横浜GPという、市街地を使ったレースを<br /> 企画している事が明らかになる。BLRからは二人が出場できるが、<br /> 藤沢は既に決まっている為、残りの一人をBATTLEで決める事になった。<br /> 赤崎は代表決定戦でBLRの№2、難馬を破り横浜GPの出場を勝ち取るが、<br /> 決定戦に敗れた難馬は失意の内に失踪してしまう。<br /> <br /> <br /> <b>397 名前:レーシングラグーン 2/9 投稿日:03/11/2022:10ID:CCGFlWas</b><br /> そして横浜GP予選の直前、行方不明だった難馬が赤崎の前に現れる。<br /> 何があったのか、容貌も変わり果て、「声」が聞こえると繰り返す難馬。<br /> 異様な改造を施したマシンで赤崎にBATTLEを挑む。<br /> やむなくこれを受ける赤崎だが、難馬は圧倒的に速く、全く太刀打ち<br /> できないまま見失ってしまう。<br /> <br /> 難馬の事が未解決のまま、横浜GPの予選は開催される。<br /> 赤崎は無事に決勝戦へ駒を進めるが、レースの余韻に浸る赤崎の下に、<br /> 難馬の事故死という衝撃的な連絡が入る。そして入院していた沢木も、<br /> 同じ夜に息を引き取った。<br /> <br /> 難馬や沢木の死を悼む間も無く、次の闘いが幕を開ける。<br /> 箱根の皇帝、虎口美春が挑戦状を送り付けて来たのだ。<br /> かつて藤沢はこの男に敗れ、峠を降りて横浜に来たという。<br /> 藤沢は挑戦を受ける事を決意、BLRは箱根に向かう。<br /> <br /> 対抗戦はBLRの勝利に終わり、その後先代の皇帝であり藤沢の師でもある<br /> 織田真学に会う赤崎と藤沢。そこで赤崎は、藤沢に横浜最速伝説を<br /> 教えたのが織田である事を知る。横浜最速伝説に魅了された藤沢は、<br /> わざと虎口に敗れて皇帝の座を譲ったのだ。織田は深入りせずに<br /> 箱根に戻るよう勧めるが、藤沢は自分は横浜最速伝説に囚われ、<br /> もはや後戻り出来ないのだと苦悩を吐露する。<br /> <br /> <br /> <b>398 名前:レーシングラグーン 3/9 投稿日:03/11/2022:11ID:CCGFlWas</b><br /> その後、藤沢は赤崎を、箱根にSHOPを構える高橋九弐輝というTUNERに引き合わせる。<br /> 高橋は横浜GP用のGTマシンを藤沢の為に用意していたのだが、藤沢はその使用権を<br /> 赤崎に譲ると告げ、一人で箱根を後にするのだった。残された赤崎は、高橋から<br /> 横浜最速伝説のあらましを聞く。<br /> <br /> 10年前に存在した横浜最速の男。圧倒的な速さで記録を塗り替え続けた<br /> 彼のマシンには、独特の不気味なエアロパーツが装着されていた。<br /> BATTLEを挑んだ走り屋達が次々と事故死した事もあって、悪魔が乗り移った<br /> DiabloTuneと呼ばれていた。そして、死んだ難馬のマシンも、写真を見た限り<br /> DiabloTuneだろうという。高橋は10年前、DiabloTuneに勝てなかった因縁を<br /> ずっと引きずっており、DiabloTuneを超えるべくGTマシンを組んだのだ。<br /> 必ず生きて帰って来いと励まされ、赤崎は横浜GPに挑む。<br /> <br /> 横浜GP決勝戦。高橋のGTマシンで赤崎は優勝を飾る。(二位でも可)<br /> だが、その後赤崎に異変が起こる。頭の奥から聞こえる「声」に<br /> 操られるように暴走を始める赤碕。そして藤沢とTAIMANBATTLE。<br /> <br /> 宿命の対決は、藤沢が沢木と全く同じ場所でクラッシュして終わった。<br /> 重傷の藤沢は、ずっと怯えながら走っていた事、難馬が死んだ時から<br /> 「声」が聞こえ始めていた事を明かす。「声」が今度は自分に<br /> 乗り移ったのだと確信し、赤崎は戦慄するのだった。<br /> <br /> <br /> <b>399 名前:レーシングラグーン 4/9 投稿日:03/11/2022:12ID:CCGFlWas</b><br /> 藤沢は入院し、意識不明のままだった。藤沢の同棲相手、川志摩葵に<br /> かける言葉も無い赤碕。藤沢の事故は瞬く間に走り屋達の間で噂となり、<br /> 同時に赤崎は死神として誰もが避ける存在になっていた。<br /> 仲間を巻き込まないために、赤崎は一人で「声」に立ち向かう決意を固める。<br /> <br /> 本牧ふ頭で石川兄弟の弟に会った赤崎は、沢木の事故や難馬の変貌の裏で<br /> 石川兄が糸を引いている事を教えられる。しかも石川兄のバックには<br /> 謎の組織が付いており、沢木や難馬の件も全て彼らの指示らしい。<br /> 石川弟はもはや兄についていけず、走りを封印して姿を隠してしまうのだった。<br /> <br /> 箱根で織田に会った赤崎は、北に行けと言われる。北海道の山奥に<br /> かつてDiabloTuneをてがけたTUNERがいると。早速北海道に向かった赤崎は、<br /> 山の頂上でロッジを発見する。そこには一人の男が住んでいて、<br /> 赤崎の顔を見て驚きをあらわにする。この時赤崎の身体は「声」に<br /> 乗っ取られていて、男と会話しているのも「声」だった。<br /> 「声」は男の顔に見覚えがあり、憎しみを抱いているようだ。<br /> <br /> その時、外で車の音がする。どうやら赤碕を付けていた者がいるようだ。<br /> エンジン音からDiabloTuneだと知った男は、赤崎に一枚のDiskを渡し、<br /> 裏に用意してあった車で逃げようとする。後を追う赤崎(声)。<br /> だが赤崎は勢い余って崖下に転落し、男も追っ手に射殺されてしまうのだった。<br /> <br /> <br /> <b>400 名前:レーシングラグーン 5/9 投稿日:03/11/2022:15ID:CCGFlWas</b><br /> 「声」がおとなしくなり解放された赤碕は、横浜に戻る。<br /> だが首都高に入った所で前方を塞がれ、トゥルースとラッシュと名乗る<br /> 二人の外国人にDiskを奪われてしまう。彼らはWON-TECの手の者で、<br /> 石川兄のバックにいたのもこいつらだった。そしてトゥルースは赤崎に<br /> DARKNESSGPに参加するよう告げ、去って行く。指定された赤レンガ倉庫に<br /> 行くと、統合EUROレースチャンピオンにして「D-Project」の責任者という、<br /> ハイデル・シュナイダーが赤崎を待っていた。赤崎は彼のテストをパスし、<br /> DARKNESS GPに参加する。<br /> <br /> DARKNESSGPを制した赤崎。しかし参加車の一台から降りて来たのは、<br /> 藤沢一輝であった。藤沢さえもWON-TECの一味だった事実に赤崎は<br /> ショックを受けて逃亡してしまう。とある倉庫に逃げ込む赤崎だが、<br /> 結局石川兄たちに拉致され、本社ビルに連れて行かれる。そこで目を<br /> 覚ました赤崎は、WON-TEC社長ウォン・リーとシュナイダーに、<br /> 驚愕の真実を知らされる。<br /> <br /> <b>403 名前:レーシングラグーン 6/9 投稿日:03/11/2022:19ID:CCGFlWas</b><br /> 10年前、WON-TECは人の恐怖を押さえ込む事で潜在能力を引き出す新薬<br /> 「Diablo」を開発していた。初期の実験サンプル難馬念司(難馬の兄)は<br /> Diablo投与によって大幅にタイムを上げ、自分のマシンをDiabloTuneとして<br /> 言いふらしていた。だがDiabloには極限の緊張状態で意識のホワイトアウト<br /> を起こすという致命的な欠陥があり、念司はそれによって事故死した。<br /> Diabloの欠陥を解決する為に多くの実験サンプルを必要としたWON-TECは<br /> 既に念司がDiabloTuneを広めていた事を利用して走り屋を集め、<br /> Diabloと抗体を投与した後、一様に不気味なエアロパーツを装着した<br /> Zeta(フェアレディZ)に乗せて街に送り出していた。<br /> つまり、数々の驚異的な記録を残し、幾度も事故に遭いながら<br /> その度に戻って来た「横浜最速の男」は、使い捨ての実験サンプルに<br /> 過ぎなかったのである。(事故の度に中の人を交換)<br /> <br /> だがある日、実験サンプル達は集団で脱走し、未明の横羽線で<br /> 大事故を起こして全滅。ただ一人、赤崎を除いて。<br /> 諸々の事情が重なってDiablo開発計画「D-Project」は凍結されたが、<br /> 赤崎はいつかProjectが再開した時に備え、コールドスリープされて<br /> 10年間の時を過ごしたという訳である。赤碕は話を受け入れられず混乱。<br /> そのままビルを脱走するのだった。<br /> <br /> <br /> <b>405 名前:レーシングラグーン 7/9 投稿日:03/11/2022:23ID:CCGFlWas</b><br /> 気が付くと、赤崎は仲間の手で安全な場所へと移されていた。<br /> 皆が新しい実験サンプルとしてBayLagoonTowerに捕まっていると聞き、<br /> 皆を救うべく、敢えて敵の本拠地に乗り込む赤崎。<br /> BayLagoonの入り口でラッシュに捕らえられ、薬で眠らされる。<br /> <br /> 気が付くと、そこはコールドスリープのカプセルがある部屋だった。<br /> 壁にカプセル内に眠る赤碕を撮った映像が映し出される。<br /> 「彼」がその身体の所有者だと説明するシュナイダーの言葉を認めない赤崎に、<br /> シュナイダーは「赤崎翔」という人格は、10年という時間のギャップから<br /> 生じる混乱から「彼」の精神を護る為に作り出された擬似人格だと告げる。<br /> (つまり赤崎の「声」は「彼」の意識であり、藤沢や難馬のように<br />  Diabloのせいで幻聴が聞こえていた訳ではない)<br /> そして「君」の役割は終わったので消えてもらうと言う。<br /> ここで赤崎の意識が途切れる。<br /> <br /> 辻本と鈴木に助け起こされ、目を覚ます赤崎。どうやらまだ「赤碕翔」のようだ。<br /> 彼らの話では、扉のロックが開いて出てきたら、赤崎が倒れていたらしい。<br /> BayLagoonTowerは既に自爆装置が起動しており、後5分で崩壊する状況。<br /> 赤崎は辻本と鈴木を先に行かせ、自分は決着を付けるべくウォン・リーの元へ。<br /> <br /> <br /> <b>406 名前:レーシングラグーン 8/9 投稿日:03/11/2022:25ID:CCGFlWas</b><br /> 崩れ落ちるBayLagoonTowerを背に、鉄パイプを手にした赤崎がウォンを<br /> 追い詰める。しかし手を下す前に、ウォンは背後から撃たれて絶命した。<br /> 撃ったのはシュナイダー。シュナイダーは謝罪だと称し、Projectの全容を明かす。<br /> <br /> 彼らは目覚めさせた赤崎を、より速い走り屋に成長させたかった。<br /> その為に石川兄を初始めとする何人かを利用し、赤崎が次々に強敵と<br /> 相対するように仕向けさせたり、横浜GPを開催したりした。<br /> 赤崎が速さに目覚めていく内に、本来の自分を取り戻す事を狙ったのだ。<br /> それもこれも、全て赤崎の体内にある抗体情報の為だったのだが、<br /> 赤崎が北海道で会った男、10年前にD-Projectチーフレジデントだった<br /> 川志摩サトルから受け取ったDiskを解析した結果、赤碕はたまたま<br /> 横羽線の事故現場に居合わせただけの、ただの走り屋に過ぎない事が判明した。<br /> Projectに無関係の人間だとわかったら始末されてしまう事を哀れんだ<br /> 川志摩は、赤崎を生き延びさせる為の唯一の方法…実験サンプルだと<br /> 偽って眠らせる事を選んだのだ。(その後川志摩は逃亡したらしい)<br /> <br /> 全ては徒労に終わり、Diabloの欠陥は解消されなかった。<br /> しかし、それはそれで使い道があると考えたシュナイダーは、<br /> D-Projectに関わる全ての証拠を隠滅し、Diabloを持ってヨーロッパに<br /> 帰ろうとしていたのだ。二人は互いの生死を賭けてBATTLEをする事に。<br /> <br /> <br /> <b>407 名前:レーシングラグーン 9/9 投稿日:03/11/2022:28ID:CCGFlWas</b><br /> 決着がつき、敗れたシュナイダーは海に消えた。そして、赤崎の前に<br /> 葵が現れる。赤崎は全てを思い出していた。10年前、葵はD-Projectの<br /> 為に走り屋を集める役割を担っていた。サトルと葵の両親はWON-TECの<br /> 創始者だったが、走り屋との事故で他界した。走り屋を利用する事で<br /> 復讐心を満たそうと考えた兄妹は、ウォンに手を貸したのだった。<br /> そんな中で葵は赤崎と出会い、恋に落ちた。葵からProjectを聞かされた<br /> 赤崎は怒りに燃えて飛び出して行き、そのまま帰らなかった。<br /> <br /> シュナイダーから、赤碕もサトルも死んだと聞かされた葵は<br /> より一層走り屋を憎み、D-Projectに手を染めていった。<br /> そして二年前に藤沢と知り合って過去と決別しようとしていた矢先、<br /> かつてと変わらぬ姿で赤崎が現れ、葵は激しく動揺する。<br /> 同時に過去とも決別できなくなり、結局藤沢をも巻き込んでしまった。<br /> (藤沢は全て承知でDiabloを受け入れた)<br /> 葵はこれまでの全てを清算すべく、藤沢を道連れに<br /> クルマで海に飛び込もうとするが、赤崎に阻止される。<br /> 自らの間違いに気付いて、もう一度やり直そうとする葵だった。<br /> <br /> <br /> 自分を取り戻し、10年前からの因縁にケリを付けた赤崎は、<br /> 仲間達と共に走り続ける。誰よりも速いヤツを探して。(終)

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