らんま1? > 2 とらわれの花嫁

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<p><strong>らんま1/2 とらわれの花嫁<br /> 当Wiki連絡用掲示板内「差し替え・追加スレッド」-692~695</strong></p> <hr /><p>692 :らんま1/2 とらわれの花嫁:2013/12/06(金) 20:59:22 ID:???<br /> ■らんま1/2 とらわれの花嫁<br /> PCエンジンから1991年発売のアドベンチャー。<br />  </p> <p>●登場人物<br /> 早乙女乱馬:主人公。格闘家。呪泉郷の呪いにかかり、水をかぶると女にお湯をかぶると男に戻る体質。猫嫌い。<br /> 天道あかね:乱馬が居候している天道家の三女。親が勝手に決めた許嫁の一人、いつも乱馬と喧嘩している。<br /> 早乙女玄馬:乱馬の父。乱馬と同じく呪いに掛っており、水をかけるとパンダになる。パンダの時は動物の言葉が分かる。<br /> 天道早雲:あかねの父親、玄馬とは同じ格闘家仲間で友人。<br /> 響良牙:乱馬の幼馴染でライバル。水をかぶると子ブタのPちゃんになる体質。天道あかねに惚れている。極度の方向音痴。<br /> 九能校長:乱馬とあかねの通う風林館高校の校長。アロハシャツにウクレレとハワイ被れ。いつも変な事を言う。<br /> 九能帯刀:剣道部主将で校長の息子。あかねや女らんまをすぐにナンパする変態。<br /> 九能小太刀:別の女子高に通う校長の娘。新体操が得意。男乱馬に惚れている。<br /> シャンプー:中国にある武術を使う女性の一族、女傑族の少女。水をかぶると猫になる体質。乱馬に惚れている。<br /> ムース:シャンプーの幼馴染で、シャンプーに惚れている暗器使いの男。水をかぶるとアヒルになる。<br /> コロン:シャンプーの曾祖母。女傑族の総帥。日本で食堂猫飯店を開いている。小さな体格だが強く、知識も豊富。<br /> 八宝斎:早乙女玄馬と天道早雲、乱馬の師匠。無差別格闘流の創始者。スケベで我儘、小さな体で高齢だが最強。<br /> 紅つばさ:見た目は女子高生だが男。変装マニア。あかねに惚れている。原作では一発キャラだったが今作では出番が多い。</p> <p><br /> 三白帝:過去にチベットを支配していたバイション族の末裔。<br /> チャーシュー:三白帝の部下、ビラ配りをしていた小男。</p> <p> <br /><br />  叩き起こされた乱馬。あかねとともに高校に行くと校門にチンドン屋(チャーシュー)が女子に対しビラを配っていた。<br />  無理矢理あかねに手渡されたビラには、三白帝との花嫁になりませんかと書いてあった。どうやら花嫁募集のビラらしい。<br />  校長が朝の集会で修学旅行先を言う、行き先は中国だと言う。<br />  女性に変身する体質を治したい乱馬は、中国の呪泉郷に是が非でも行きたい。<br />  だが修学旅行に行けるには条件がある、今度の試験で成績が優秀だった男女一組だけだという。<br />  そこに学年の違う九能帯刀や、学校の違う九能小太刀が乱入しチケットの奪い合いになる。<br />  しかしチケットは偽物であり、本物のチケットを持った校長が勉学に励むようにと高笑いして逃げていった。</p> <p><br />  どうにかして中国に生きたい乱馬は帰宅途中に、頭のよくなる方法はないかと考える。<br />  帰りに焚き火をしていたコロンに会う、頭の良くなる薬でもないかと訪ねると健脳胆という薬があると教えてくれた。<br />  八宝斎が詳しいと聞き、探して回るが何処にもいない。玄馬が八宝斎からの矢文でどこかに行ったという。<br />  健脳胆について早雲に聞くと、知らないと強い口調で言う。怪しくて問い詰めると、八宝斎に口止めされているらしい。<br />  締め上げると、あまりに強力過ぎて他言無用になったという、女傑族の薬だという事しか知らないと吐かせた。<br />  女傑族のコロンは知っているとわかった乱馬は、コロンは知らないフリをしていたのかと怒り、すぐに探しに行く。<br />  焚き火の場所に行くと子ブタになった良牙がいた。コロンの場所を聞くために、家のお湯のヤカンを持ってきてかける。<br />  人間の姿になった良牙に聞くと、コロンは店に戻ったと聞く。店に行くとシャンプーが水をまいていて被る。<br />  謝罪するシャンプー。女乱馬になったがとりあえずコロンに会いに、猫飯店の中に入りラーメンを食べるコロンに聞く。<br />  女傑族の健脳胆について聞くが覚えていないと言う。いずれにしろ持ってないので諦めろと言われた。<br />  女乱馬はコロンの前に跪き、健脳胆があればテストで100点取って中国に行けたのにと泣き落としをした。<br />  しかしコロンは動じず、無いものは無いと言われた。女乱馬は諦めて店を出た。すると中でごたつく音がした。<br />  コロンを振り切りシャンプーが店から出てきて、女乱馬にお守りを渡してくる。中には健脳胆の作り方が書いてある。<br />  未来の旦那様の為ならあげるとシャンプー、代わりに中国には一緒に行って欲しいと頼まれる。<br />  猫と一緒かと悩む女乱馬、仕方ないと受け入れた。それを隠れて良牙が聞いて自分も中国で体質を治したいと考えた。<br />  一度、家に帰りお風呂に入って男に戻る乱馬。その後、材料の紙を見るが不死鳥の羽根や人魚の鱗など無理な材料ばかり。<br />  お守りを返して貰いにコロンが来る。材料は中国の山奥に行かないと無理だと言われ、乱馬は落ち込んだ。</p> <p><br /> 693 :らんま1/2 とらわれの花嫁:2013/12/06(金) 21:00:02 ID:???<br />  試験当日、あかねと共に登校する乱馬。校門に期末試験についての看板が立てられている。<br /> 『期末試験はカンニング自由、凶器可、参加資格は問いませ~ん。 校長』<br />  試験会場であるグラウンドには九能帯刀に小太刀、シャンプー、良牙、変装マニアの紅つばさがいた。<br />  校庭には巨大なリングが設置され、その上に勉強机が並んでいる。観客の学生もいて、さながらプロレスのよう。<br />  大きな櫓の上に校長が拡声器を手に立っていた。「中国ハネムーンをかけた、期末試験の開始でーす」。<br /> 「皆、中国へ行きたいかー!」 全員「おー!!!」「答えを書いた紙を持って、私の所に来てくださーい」。<br />  全員、リング上の机に着く。そして校長の口から問題が発せられた。<br /> 「クエスチョン1 中国で「万里の長城」が築かれたのは、何王朝の時代か?」<br />  全くわからない乱馬は、皆に直接聞いて行く。だがあかねもわからないらしい。<br />  中国人であるシャンプーが昔習ったと考えると、思い出した。乱馬とシャンプーは共に校長の元へと急ぐ。<br />  所が、校長が放水して邪魔をする。女になった乱馬と猫になったシャンプー、猫を見て失神する女乱馬。<br />  そこに時間切れを知らせる鐘が鳴った。次の問題を出す。<br /> 「クエスチョン2 スポンジケーキを焼くのに必要な材料とその分量を全て答えなさい」<br />  念のためお湯の入ったやかんを準備しておいた乱馬は男に戻る。ついでにシャンプーも猫から元に戻す。<br />  痺れ薬入りの料理などを作って相手に食べさせるなど、性格は悪いが料理はできる小太刀が乱馬と共に校長の元へ行く。<br />  そこに兄である自分に教えろと九能が邪魔をしてくる。コマンド式の戦闘で、戦う乱馬だが九能はしぶとい。<br />  すると小太刀が睡眠薬入りのケーキを渡してくれたので、それを九能の顔面にぶつけて倒した。<br />  もう一度、校長の所へ行こうとリングを降りる乱馬と小太刀。降りた所で床が抜けて二人は落下、時間切れになった。<br /> 「クエスチョン3 よもぎの入った新潟名物のお菓子の名前はなな~んだ?」<br />  隣町の親戚の家に行く途中に新潟によった事のある良牙は、答えがわかった。しかし方向音痴のため、どこかへ走り去る。<br />  紅つばさが大きな緑色の袋に包まれた格好をしているので、何の変装か聞くと、新潟名物笹団子だと言った。<br />  それが答えだと知った乱馬は、紅つばさを抱えて校長の元に突撃する。だがヤシの実バズーカ砲で吹き飛ばされた。<br />  傷だらけで倒れた参加者達。「ハネムーン旅行者は一人も無しでーす。中国旅行はあきらめましょう!」 <br />  切れた乱馬達が、校長をボコボコにした。乱馬が皆を中国旅行へ連れて行けと脅す。<br />  すると校長は受け入れ、皆を中国旅行に連れていくと言う。ただし、日本の中国地方鳥取島根へのチケットだった。<br /> 「楽しい研修旅行がみなさんを待っていることでしょーねぇ! HUHUHU……」</p> <p><br />  真冬の鳥取砂丘へと着いた、乱馬、あかねと紅つばさの三人。寒がる乱馬とあかね、あかねと一緒で嬉しいとつばさ。<br />  海岸に巨大なドームが立っていた。近づくと女人用余暇海水浴場と書かれている。<br />  門番のチャーシューに聞くと風林館高校の女子なら、タダで入れると言う。<br />  怪しむが中は温かいとの事で、つばさはあかねを連れて中に入って行く。男の乱馬は入れない。<br />  乱馬は一度はなれ、冷たい海岸へと入り女乱馬に変身する。そしてドームの中へと入って行った。<br />  ドームの中は真夏の日差し、どこもかしこも女ばかり。あかね達を探す女乱馬。<br />  チャーシューはそんな三人を見て、誰かに報告する。風林館高校の校長に金を払って、女子を呼んだと口にした。</p> <p><br />  あかねを探す女乱馬。なぜかシャンプーを見つける。水着や浮き輪の販売のアルバイトをしているとの事。<br />  シャンプーに水着を貰った女乱馬はさっそく着て、二人と合流。しかしあかねは泳げないので砂浜にいると言う。<br />  つばさもあかねと共にスイカ割りをやろうとしていた。一人、女乱馬は海を泳いで楽しむ。<br />  それを監視するチャーシュー、監視カメラを見る誰かに女乱馬を捕まえるように連絡を受けた。<br />  チャーシューの雇ったサメ、フカヒレ・ジョージが登場。女乱馬と戦闘になる。<br />  戦いながらも逃げる女乱魔。自らの水着の胸部分をサメの目に被せて目隠しする。さらに下部分で鼻を覆う。<br />  サーフボードを口に突っ込み、全裸になりながらも泳いで逃げる女乱馬。早く逃げろと大声を出すあかね達。<br />  必死に泳ぐ女乱馬。そこにチャーシューの操作する巨大なヘリコプターが登場、大きな機械の手が飛び出し女乱馬を捕縛。<br />  そのままドームの外へと連れ出し、誘拐した。乱馬の名前を叫ぶあかねとシャンプー。</p> <p><br /> 694 :らんま1/2 とらわれの花嫁:2013/12/06(金) 21:01:30 ID:???<br />  残されたあかねとシャンプー。探しに行こうとシャンプー、しかしあかねは意地を張って行こうとしない。<br />  そんなあかねに告白するつばさ。あかねにぶっとばされ、野太い声を出した。<br />  やはりこのレジャーランドは罠だったかと言うコロン。何か知っているのかと訪ねる二人だが、答えない。<br />  あかねとシャンプーは2人がかりで戦闘。しかし全く攻撃が当たらない。<br />  しかし諦めずに攻撃し続けると、危ない目に会わせたくないが、二人の気持ちに免じて話すと折れた。<br />  このバイトは校長に頼まれた者。門番は三白帝に仕える執事チャーシュー。以前ビラを配っていた人だった。<br />  三白帝についてコロンは語る。チベット高原を支配していた伝説のバイション族、その生き残りだと言う。<br />  三白帝は花嫁探しをしている、そのために乱馬をさらって行った。乱馬は男だとあかねが言う。<br />  三白帝が持つ伝説の薬草、愛氷花。この花の滴は一度だけ、望む姿のままにできる。つまり乱馬を女のままにできるのだ。<br />  バイション族が住処にするのは雪と氷の山の高い所。あかねとシャンプーはコロンが止めるのも聞かず、探しに行った。<br />  とりあえず富士山を登るがいない。「なんで私がこんなことしなきゃなんないの、乱馬なんかだっいきらい!」 </p> <p><br />  女性物のドレスを着せられた女乱馬がベッドから目覚めると、化け猫の仮面をかぶった男が立っていた。<br />  男は女乱馬の花嫁修業をつけにきたという。どこかで聞いた声だが思い出させない。ドレスでは戦えないと言う事を聞く。<br />  ここはアホウ宮。壁と床が氷で出来ている。また窓の外には雪が降っていた。<br />  テーブルの上にたくさんの料理が山盛りされていた。ディナーのエチケットを教えると言う。<br />  出された食事は残さず平らげる、それが皇帝の花嫁の資格。先に食べられなくなった方の負け、格闘・満漢全席が始まる。<br />  料理を投げつけ相手の食事を邪魔しつつ、ひたすら食べる女乱馬。そして勝利した。<br />  倒れた男の正体を暴こうと仮面を外すが、小さな猿だった。いつの間にか入れ替わっていたようだ。<br />  残っているスープを頭からかぶり、男に戻る乱馬。アホウ宮を出ようと通路を走る、だが床の底が突然ぬけた。<br />  落ちた場所は日本庭園の池、また女乱馬に逆戻り。目の前の茶室に入ると、犬の仮面をかぶったさっきの男がいた。<br />  今度は華道と茶道を教え、大和撫子としての振る舞いを学ばせるという。茶筅や茶杓を使用しての戦いになる。<br />  しかし攻撃が当たらない。乱馬は茶釜のお湯をかぶり男に戻り、茶釜を投げつけた。<br />  仮面が割れる、男の正体はムースだった。乱馬が嫁に行けばシャンプーは自分の物だとムース、戦いが続く。<br />  メガネを蹴り飛ばし、見えなくなったムースに水の入った花器を投げつけアヒルにし、口に華を突っ込んで倒した。<br />  気絶したムースに話を聞こうとすると、そこに父親出会う早乙女玄馬が登場。三白帝の花嫁になれと要求してくる。<br />  結婚式場でまた会おうと言って、隠し扉から逃げていく。追いかけようとするが扉が開かない。<br />  出口を探す乱馬。畳に零れたお湯に四角いしみが出来る、畳を退けると床に穴が開いていた、着物を脱いで飛び込む乱馬。<br />  抜けた先は氷で出来た迷路。パンツ一丁の乱馬が出口を探して歩くと、背後から気絶させられる。<br />  倒れた乱馬を、八宝斎が見下ろしていた。</p> <p><br />  その頃、たくさんの山を登ってきたあかねとシャンプーは、北海道まで来ていた。<br />  雪山で良牙を見つける。方向音痴の良牙はだいぶ前の問題の答えを校長に言うために、未だに探していた。<br />  乱馬が攫われたので探すのを手伝ってほしいと言うシャンプー、断る良牙。そこに雪崩が起こる。<br />  スキーで逃げようとするが、苦手なあかねはこける。雪崩に巻き込まれる、良牙はあかねにかぶさった。<br />  巨大な穴の中に二人は雪ごと流れ込んでいった。<br />  <br /><br />  雪からはい出たあかねと良牙。そこは氷で出来た地下迷路だった。<br />  そこであかねは、乱馬の髪を縛っていた竜のヒゲを見つけた。ここにいるのかと、乱馬の身を案じるあかね。<br />  そんなあかねを見て、惚れている良牙は乱馬を探すと言う。そんな良牙に感謝するあかね。<br />  その言葉に感無量となった良牙は、はりきって乱馬を探しに行く。あかねを置いてどこかに走り去った。</p> <p><br /> 695 :らんま1/2 とらわれの花嫁:2013/12/06(金) 21:02:08 ID:???<br />  その頃、アホウ宮の一室で結婚式が開かれようとしていた。<br />  花嫁衣装を着せられ、気絶し壁に繋がれた女乱馬。その前に服を着た白熊が、花嫁のヴェールを持って立っている。<br />  この白熊こそが三白帝だった、白熊なので人間の言葉を話せない。三白帝は女乱馬にヴェールを被せ、ご満悦の様子。<br />  そこにパンダとなった玄馬が現れる、動物同士言葉が分かる。三白帝は約束通り、愛氷花の滴を飲ませると言った。<br />  これでパンダが治ると喜ぶ玄馬。また協力した八宝斎も約束として美女の下着を貰うと言う。<br />  三白帝が手を叩くと、雇った下着姿のコンパニオン・ガール四人と大量の下着が現れた。泣いて喜ぶ八宝斎。<br />  ガール達と戯れる八宝斎。それらをしり目に、チャーシューが結婚式を始めようとしていた。</p> <p><br />  一方その頃、どこかに行った良牙と別れ、あかねはたくさんのモニターがある警備室へとついた。<br />  モニターのスイッチをいれると捕まった女乱馬が映る。すぐに結婚式場を探しに行くあかね。長い迷宮を探す。<br />  途中、良牙に再会する事が出来た。</p> <p><br />  その頃、式場では結婚が始まろうとしていた。<br /> 「ガオガオ!!(バイション族の守り神よ、わが声を聞け! 白クマ族と人間族とが血を交える時がついに来た!)」<br />  チャーシューが愛氷花を持ってくる、その滴を女乱馬に飲ませようとする三白帝。<br />  その時にあかねと良牙が乱入。良牙が突撃するが、水の入った器が飛んできて子ブタにされて吹っ飛ぶ。<br />  あかねは急に良牙が消えたので驚く。下着と戯れる八宝斎を見て、下着で乱馬を売った事を怒るあかね。<br />  あかねは八宝斎と戦うが、まったく攻撃が当たらない。逆にブラジャーを盗まれる。<br />  悲鳴をあげて乱馬の名前を叫ぶあかね。その声に起きた乱馬は周りを見ると、白クマが迫っていた。<br /> 「うをのれっ! じじい! あかねから手を離せぇ!!」 しかし乱馬の両腕は鎖でつながれている。<br /> 「くそっ、くぉんなもぬぉおお!!」 鎖を引きちぎり自由の身となる女乱馬。<br />  女乱馬が来るのを迎え撃とうと構える八宝斎。そこに三白帝がわってはいってきて、涙目で頼みこんでくる。<br /> 「グガグガガ…。(お願い、おとなしくわしの花嫁になって。一生大事にするから…!)」<br />  そのまま戦闘になる乱馬と三白帝。何度かダメージを与えても、効いた様子がない。<br />  乱馬は部屋の大きな柱を馬鹿力で抜き取ると、三白帝にぶん投げる。ぎりぎり避けて命拾いする三白帝。<br />  柱は床を貫く、するとそこから温泉がわいた。温泉に濡れて男に戻る乱馬。<br />  お湯で氷の館が徐々に溶けていく。天井が割れ砕け、アホウ宮が崩れていった。</p> <p><br />  夕日の中、人間の良牙、ムース、下着を背負った八宝斎、コンパニオンガール達、玄馬、チャーシュー、三白帝が並ぶ。<br />  アホウ宮が崩れた今、愛氷花は二度と咲かないとチャーシューは説明した。<br /> 「ガウガウガウ…(わしが花嫁の愛を失ったとき、愛氷花の命はおわるのじゃ…)」</p> <p><br />  その頃、乱馬とあかねは遭難していた。雪の中、寒さに凍える二人。<br />  乱馬は自分が来ていた花嫁衣装を、あかねに被せる。自分は鍛えているから平気だと言った。<br />  ヴェールをかぶったあかねに見惚れる乱馬。するとあかねがヴェールの飾りが愛氷花だと気付く。男に戻れると喜ぶ乱馬。<br />  しかし乱馬が愛氷花を手に取ると溶けてしまった。残念だが半信半疑だった乱馬はあまり気にしなかった。<br />  乱馬はあかねに再度かわいいと言おうとするが言葉にならない。<br />  そしてやっと言おうとした時、シャンプーが現れ、乱馬を抱えてスキーで滑って行く。<br /> 「何よ、せっかくここまで助けに来たのに、お礼の一言も無いなんて、乱馬のバカァ!」 <br />  怒ったあかねの、バカという言葉が雪山にこだました。</p> <p><br /> 終わり。</p>

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