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「夢幻の如く」(2006/12/20 (水) 04:21:41) の最新版変更点
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<p>
<strong>夢幻の如く<br></strong>>>9-144・147・153・156~157・176~177・185~187・201~207</p>
<hr>
<a href="menu:144">144</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/06 01:18ID:R8UhcXvH</font>
<dl>
<dd>
原作が手元に無いのでそっちの方の紹介はちょっと無理ですが<br>
とりあえずOP<br>
<br>
織田信長は 戦国の世を終えるすんぜん<br>
腹心の将 明智光秀の 裏切りを受けた<br>
世にいう 本能寺の変である<br>
<br>
世界のはて ジバングに 強大なる王あり<br>
やがて 世界にむけて 出兵すること 定かなり<br>
チンギスハンを はるかに上回る人にして 冷淡な魔王とだんじらるる<br>
われ この王を廃する てだてを くわだてり<br>
カブラル<br>
<br>
ここで明智軍の襲撃を受けた本能寺に切り替わる<br>
明智光秀の手勢によって放たれた火が、本能寺をおおいつくそうとしていた。<br>
信長はその命を大いなる野望とともに終えようとしていた。<br>
<br>
明智軍足軽「信長、かくご!!」 信長「このザコがっ!」ザシュ 足軽「うぐっ!」<br>
森蘭丸「殿、危のうございます!おひき下されっ!!」<br>
信長「おい、蘭丸…。わしは死ぬな…。」 蘭丸「こ、この期におよんではもはや…。」<br>
信長「そうじゃ…、誰が考えても死ぬわな。」<br>
<br>
ここで画面が切り替わりたいフサフサな信長が映る<br>
信長「おもしれェのオ。いっぺん、死んでやろうかイ。ぶへへへ…。」<br>
信長「はあっははは!うわあっはははーっ!!」<br>
<br>
でタイトルが浮かびでる<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:147">147</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/06
11:17ID:R8UhcXvH</font></dt>
<dd>ちと長く書き過ぎた気がする<br>
<br>
<br>
プロローグ<br>
<br>
信長を本願寺で討った光秀は京のはずれに陣をかまえていた。<br>
そして、かねてからのみつやくのなりゆきを見守っていた。<br>
光秀「魔王は死んだ…。後はカブラルとのてはずどおり、<br>
秀吉軍とともに近畿をおさえこの光秀の名を天下に知らしめるのじゃ…。」<br>
そこに物見の者からの報告が来る<br>
足軽「殿、秀吉軍がっ!すさまじい勢いで間近にせまっておりまする!」<br>
光秀「まことか!秀吉が!まことに、この光秀を討つと兵を進めておるのか。」<br>
足軽「もはや一時のゆうよもございませぬっ!」<br>
光秀「おのれ…、秀吉め!裏切りおったな…。」<br>
毛利軍と戦っていた羽柴秀吉は急ぎ反転、世にいう<br>
「中国大返し」のはなれ技によって、突如、京のはずれにあらわれた。<br>
明智軍と秀吉軍がげきとつした!山崎の合戦である。<br>
<br>
ゲーム上では具体的には合戦の内容が書かれて無いが事実同様光秀の敗北に終わる<br>
そこでちょっと補足<br>
秀吉軍の大返しに驚いた光秀は要所である天王山を押さえようとするが<br>
既に秀吉の部下に押さえられ、光秀軍と秀吉軍による天王山の攻防が繰り広げられる<br>
黒田官兵衛と羽柴秀長の活躍もあって光秀軍は総崩れとなる。<br>
<br>
戦に敗れた光秀は陣中をさまよっていた。<br>
足軽「殿、おひき下され。秀吉軍がせまっておりまする。」<br>
光秀「うう…くそう…。」 足軽「さ、こちらへ。」<br>
「死ねーっ!!」ザシュ 光秀「うぐっ!」 足軽「殿、とのーっ!!」<br>
光秀「わ、わしがやらねば…、この国は、あの魔王によってズタズタになっていた…」<br>
信長を倒した光秀も雑兵の手によって倒れた…。 …やがて、あめが。<br>
光秀「魔王を討てば、わしは満足じゃ…。」 光秀死亡<br>
足軽「殿、とのーっ!!」<br>
<br>
明智光秀を討った秀吉軍は京へ凱旋した。<br>
その道中、髭を茫々に伸ばした男が秀吉に向けて「サルーッ!!」と叫ぶ。<br>
秀吉と官兵衛がその男の元へ振り向く。<br>
だがその男は死んでいた筈の信長であった。<br>
二人が驚愕するザマを見て、信長は高笑いを起こす。<br>
<br>
信長は死んではいなかった!炎の中から蘇ったのだ。<br>
そして ここから 新たに 影の記録が記される<br>
日本を統一し 強大な魔を滅し 世界へ討って出る 長大な記録である<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:153">153</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/06
17:54ID:R8UhcXvH</font></dt>
<dd>もう必要最低限に収まるようにしないとマズイや<br>
単行本の五巻辺りまでが話の大筋っぽい<br>
<br>
第一章<br>
魔王の復活<br>
<br>
秀吉は信長、蘭丸の両名を山崎城に向かい入れた。<br>
だが秀吉は信長を誰にも会わせようとしなかった。<br>
信長が生きてることは伏せられたままであった。<br>
このまま消されそうな予感がした信長は秀吉に脅しをかけに行く。<br>
秀吉の妻のねねを連れ、秀吉がいる上の階へ行く。<br>
その頃、秀吉と官兵衛は信長暗殺をもくろみ、その策を練っていた。<br>
そんな陰険な策略なぞどうでもいい信長は秀吉に日本統一を任せ<br>
自分は大船団を率いて世界を切り取りに行くと大胆な事を言う。<br>
同じ階にいた本能寺の変の首謀者の一人カブラルに<br>
世界各国の情報の集めにすぐ出発するよう命じた。<br>
<br>
カブラル(魔王メガ…、マダ野望ヲ捨テナイカ…。)<br>
<br>
信長が死んだままになっていたので、後継者を決める為清洲にて重臣らによる会議が始まった。<br>
信長の次男信雄(のぶかつ)は柴田権六勝家と組み織田家の後継者になろうとしていた。<br>
信長の計略通り秀吉は蘭丸に偽りの遺言書を出させて孫の三法師(秀信)を後継ぎにさせた。<br>
<br>
そのころ、岡崎城の徳川家康の下に蘭丸生存の噂がとどいていた。<br>
家康は、一人の僧と対面していた。あの光秀である。<br>
三河で山崎の合戦で受けた傷を癒していたらしい。光秀は天海と名を改めていた。<br>
家康は蘭丸生存の報を天海に告げる。家康も信長を取り込んで天下統一を目論んでいた。<br>
が、天海は<br>
天海「信長は魔王でござる!魔王をこの世にのさばらせておいてはなりませぬ!」<br>
と言い残し、岡崎城を去る。家康は忍びの服部半蔵正成に天海の動きを見張るよう命じた。<br>
<br>
信長は山崎城から抜け出し京の外れの町道に立っていた<br>
信長は世界を蹂躙する為に<br>
大船団を作り上げるのに必要な人材である伊勢・志摩の九鬼嘉隆に会う事とした。<br>
しかしその前に、近辺に潜む山賊を世界各国に送り込り、<br>
偵察のための「草」として利用する事を思い付く。<br>
京で宝蔵院胤栄と出会い、山賊の情報を知ってそうな柳生石舟斎の道場のある奈良に同行する。<br>
石舟斎から熊野に潜む山賊の話を聞いた信長は熊野に向かう。<br>
<br>
熊野の山賊に会おうとするがかなくなに門を開けようとしない<br>
被害に会ってる熊野の神社の者から聞くと美濃から来た山賊と言う事らしい。<br>
早速、元美濃の山賊の頭領である蜂須賀小六正勝を山崎城から呼んで、門を開けさせる。<br>
熊野の山賊を率いてた千本の長六を倒し屈服させるが、桑名の砦に長六の頭領がいると言う。<br>
桑名に通じてる洞窟を抜け、桑名の砦へと向かう。<br>
その砦でマユサキと言う少年がいて、話かければ仲間に出来る。<br>
桑名の山賊を率いてる山田長康に「草」の話を持ちかけるが聞き入れずそのまま戦闘。<br>
結局、信長の「草」として働く事を約束する。<br>
<br>
伊勢・志摩に入った信長だが、住民から聞くと嘉隆は主君信長が死んでしまって<br>
英気を失い、何故か離れ小島に一人でいると情報を得る。<br>
伊勢の神社には海を裂くと言う火神烈火剣が納められてると聞き、<br>
神官を脅し火神烈火剣を入手する。そして海を切り裂いて九鬼嘉隆に会う。<br>
信長の再会に泣いている九鬼を尻目に信長は九鬼に大安宅船の艦隊を作るよう命じる。<br>
<br>
九鬼と「草」に指示を出し終えた信長は山崎城に戻り家康に関しては信長が一任し<br>
秀吉には反抗勢力である柴田勝家を攻めよと命じる。<br>
羽柴秀吉、柴田勝家の二人が信長の後継者とならんと天下分け目の大決戦が起きるであった。<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:156">156</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/07
09:35ID:Tw/+CwBy</font></dt>
<dd>
今回のは二つに分けて書き込みます。一応、話は第五章まであります。<br>
<br>
第二章<br>
賤ヶ岳の攻防<br>
<br>
秀吉軍は五万の兵を集い、長浜城を包囲させた<br>
その中に信長はいた。天地夢ノ助と言う名で軍師として加わっていた。<br>
信長が加わっては長浜城はひとたまりもなく降伏するしかなかった。<br>
秀吉軍は信雄がいる伊勢に転進するため、そのまま陣を張っていた。<br>
信長もまた、その陣中にいた。秀吉との軍議を終え、一人になった時。<br>
天海が忍びを引き連れ、信長の命を狙わんと颯爽と現れた。<br>
<br>
天海「信長、この顔を見わすれたか!光秀でござる!!」<br>
信長「…くそハゲ!生きておったかっ!ぎゃあははははーっ!!」<br>
天海「今度こそ成仏させてもらうぞ!」 信長「くそたわけがっ!」<br>
<br>
戦闘に勝っても負けても話は進む<br>
信長「光秀…、わしの動きをよく見ておけい!」<br>
信長、この場を去る<br>
天海「魔王め!ならば、魔王を倒すべき魔の力を手に入れようぞ。<br>
信長、今の言葉、こうかいさせてやるわあ!わっはっはっは…。」<br>
<br>
秀吉の伊勢攻めははかどらなかった 秀吉の動きを受けて勝家が動いた。<br>
秀吉は慌てて長浜に戻った。<br>
信長は勝家を油断させる為の策があると言い、秀吉は安心して構えていろと指示する。<br>
秀吉は信長の監視の為に加藤清正、福島正則、片桐且元(かつもと)の三人を伴に加えた<br>
信長はそんな事は見破っていたので三人を色町(今で言う風俗店)へ連れて行き<br>
己に忠実な者どもにしてしまう<br>
遊び終えた信長達は三人に賤ヶ岳と大垣を結ぶ間道を作るように命ずる。<br>
<br>
更に信長は秀吉を使って信孝に対しての牽制も画策する<br>
信長が秀吉に信長の三男信孝宛ての書状を書かせ、その書状に信長が「動」と一筆入れた。<br>
信長の思惑通り、信孝は軍を動かし、勝家をあぶり出さんとした。<br>
秀吉軍はすぐさま信孝がいる岐阜の近くである大垣に軍を進めた。<br>
勝家と信孝の動向を伺うべく信長は単身岐阜城へ向かう。<br>
<br>
岐阜で天海と名乗る僧が南蛮寺に立ち寄り何やらフロイスと思われる<br>
バテレンと話し合ってたと言う妙な情報を得る<br>
早速、岐阜の教会にいるフロイスに会うと天海が話していたのはあのカブラルだと言う。<br>
そのころ、カブラルは信長の命令に背き、打倒魔王を志し中国へ向かっていた。<br>
<br>
カブラル「ワガ身ヲ悪魔二預ケ、魔トナッテキサマヲ滅ボシテヤル!!」<br>
カブラル「フヒァアハッハッハーッ!」<br>
<br>
フロイスが言うにカブラルは邪な心にてキリスト教を広めようとしてるので<br>
戻って来るとしたら何か恐ろしいモノになって帰ってくるのでは無いかと懸念する。<br>
信長は胸に何か残るような気持ちではあったが信孝の方が先決だったので教会を後にする。<br>
岐阜城の門番が城に入れてくれぬので仕方なく情報屋で情報を聞くと<br>
信孝は急に勝家側に付いたようだとの情報を得る。<br>
<br>
<a name="a157"></a></dd>
<dt><a href="menu:157">157</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/07
09:38ID:Tw/+CwBy</font></dt>
<dd>二章の後半です<br>
<br>
大垣に戻ると黒田官兵衛が出迎えに来て<br>
勝家配下の「鬼玄蕃」こと佐久間盛政が軍を動かしたとの報を聞く。<br>
秀吉と官兵衛は加藤ら三人の作った間道を通り一足早く北庄城へ向かった。<br>
信長も後を追って間道を通り抜け賤ヶ岳へと着く。<br>
間道で通れるようになってから長浜城へ行くと清正、正則、且元の三人を伴に加えられる。<br>
<br>
長浜の北に旗があるのでそこに向かうと合戦パートに入る。<br>
合戦時は隊列に入れてない仲間を将にする事が出来る。<br>
キャラのレベルが高い程兵数が増え、<br>
キャラの攻撃力・防御力の数値がそのまま部隊の強さに反映される。<br>
今回の賤ヶ岳だと清正、正則、且元の三人を出すと特殊会話が発生する。<br>
信長と敵大将が交戦状態に入ると強制的にポス戦闘になるので<br>
手っ取り早く終わらせるのには丁度いい戦法である。<br>
自身が無い時は相手が来るまで待ち、近づいたら包囲してしまうのが良い。<br>
<br>
賤ヶ岳にて盛政を討った後、勝家がいる北庄城へ向かう。<br>
城下には何故か前田慶次郎利大がいて、勝家とお市の方が隠れてる居所を教えてくれる<br>
顔グラこそ無いがマップ上での立ちグラは専用のだったりする。ここでしか出番が無いのに<br>
明らかに「花の慶次」の影響である。ちなみに原作には一コマも出ていない。<br>
<br>
北庄城に入ると二階まで制圧した秀吉と官兵衛がいるので向かう。<br>
秀吉はお市の方だけは助けて欲しいとの気持ちに信長はほだされ、お市を助ける事になる。<br>
官兵衛は秀吉の意見に同意ではあったが内心勝家と信長を共に抹殺せんと思っていた。<br>
三階に上がり、左にある階段を下り、宝箱を調べると慶次が言った通り、隠し階段が見つかる<br>
<br>
遂に勝家とお市を見つけ出した信長。勝家は信長を見て驚愕する。<br>
お市が信長に勝家の命だけは奪わないで言うが、信長はお市を追っ払う。<br>
勝家「大殿、その顔を見ることができれば、体中の水は全て涙じゃ…。」<br>
そして勝家との戦闘。何かギョロ目のまま、こちらを見てくるんですけど。<br>
<br>
官兵衛には信長に手を下す機会はなかった。北庄城は遂に落ちた。<br>
安土城にひってきするといわれた壮大な城も灰となって消えたのである…。<br>
勝家を倒したことにより、織田家での秀吉の敵はなくなった。<br>
秀吉が信長の後継者に名乗りを上げたのである。秀吉は戦が終えた後、すぐに信長の法事を催した。<br>
それは信長の後継者であることの、天下に向けての宣言だった。<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:176">176</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/08
02:25ID:H8BT4xF5</font></dt>
<dd>
どうしても情報量が増えてしまい、また二回に分けて載せます<br>
<br>
第三章<br>
魔との遭遇<br>
<br>
家康はいらだっていた。 それは秀吉が信長の法事を執り行った事により、<br>
後継者として天下の覇権を握ろうしていたからである。<br>
家康はすぐさま信長を陣営に向かい入れんと半蔵に命じ、信長の行方を追わせた。<br>
<br>
信長は、日本の統一を秀吉にまかせるつもりでいた。<br>
自らは世界へ打って出る手筈をととのえねばならない。<br>
信長は秀吉に天下を託し、己は野に下った。<br>
だが、官兵衛は秀吉が後継者となった今、信長は邪魔者でしかないと主張し、<br>
官兵衛は配下の宍栗の忍び達を持って消し去らんとする。<br>
<br>
在野の士となった信長は九鬼の大艦隊に大砲を取り付ける為<br>
京の商人・今井宗久と会いに行く事と決めるが、<br>
心の中では天海とカブラルとの結び付きが引っ掛かっていた。<br>
何かと思案に深けたが、京に足を向ける。<br>
<br>
京の見世物小屋で出雲の阿国の舞を見てたら、阿国が山城の城主の部下に連れてかれた<br>
山城に行き阿国を助けると、どうやら阿国の母が大江山の鬼に捕らえられたらしい。<br>
阿国の母と縁があった信長は助けに行く事になる。<br>
同時期、京で鬼が現れ、人さらいが頻繁に起き、京に活気が無くなっていた。<br>
鬼に対して何も出来ないでいる公家達に聞いて見ると<br>
公家の者で鬼に詳しい安部晴明の末裔の安部晴明の噂を聞き、これを伴にする。<br>
<br>
大江山で阿国の母が持っていた八尺勾玉を見つけ、阿国は喰われた母の復讐を誓う<br>
鬼の張った結界を勾玉と八尺勾玉で破り、奥に進むと阿国の母がいるが<br>
晴明はその母親から陰の気を感じとる。鬼は阿国の心を写し、母に扮していたのだった。<br>
亡鬼「くろうてやるわっ!」<br>
信長「くそだりゃあーっ!死ねぃ!」<br>
鬼を退治すると鬼の肝が残り、その肝は天海が魔力を要して鬼を蘇らせたと言う。<br>
信長「おもしろい!キンカ頭が魔となりおったわ!!」<br>
<br>
一方、秀吉は築城中の大坂城の大広間に大名を集めた。<br>
秀吉は大坂城を安土城以上の城にしろと命ずる。<br>
大名達は秀吉の命令に平伏してこたえた。<br>
<br>
大船団に大砲を積ませる為、堺に足を運ぶ信長。<br>
今井宗久の自宅に上がり込むが留守であった<br>
信長は宗久と繋がりのある千利休と話し、利休が行方を探してくれる事となった。<br>
堺の港を見渡すと九鬼の大船団が寄港していたので<br>
傍にいた九鬼に訳を聞くと大安宅船の船団は大坂城築城の<br>
建築物資の運び出しに使われていた。世界侵略が遅れるのでは無いかと九鬼は心配していた。<br>
信長は今井宗久に会った後に、再度秀吉に脅してやるわと怒りをあらわにした。<br>
とりあえず信長は伊勢に今井宗久を向かわせるようにすると九鬼に話す。<br>
<br>
堺に滞在する南蛮の水夫が何やら海外で恐ろしいモノを見たとの噂を耳にし<br>
信長は水夫の話を聞きに行った。<br>
水夫はマカオの教会に立ち寄った時に見た魔の儀式とやらを話し始めた。<br>
酒に酔ってた水夫はふと夜中にぽつんと明かりが点いてた不審な教会を覗いた。<br>
するとそこには、なんとカブラルが黒魔術の儀式に没頭していたと言う。<br>
<br>
カブラル「魔ヨ!東ノ国ノ魔王ヲ滅ス魔力ヲワレニ与エタマエ!」<br>
カブラル「魔王、死ネ!フヒァアハッハッハーッ!!」<br>
<br>
<a name="a177"></a></dd>
<dt><a href="menu:177">177</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/08
02:31ID:H8BT4xF5</font></dt>
<dd>第三章の後半<br>
<br>
水夫はもはや人間の顔付きとは思えぬカブラルを見て震え上がり、逃げてしまったと。<br>
水夫は話してた相手が信長だと気づき、カブラルの黒魔術から逃れるには<br>
教会にいるオルガチノ神父に頼るべきだと親切に教えてくれる。<br>
教会でオルガチノに先程の話を話すと、力に貸そうと言い、伴に加わる。<br>
<br>
オルガチノを向かい入れた直後、利休の使いが来て、利休宅へ行く。<br>
利休は宗久が亀山の温泉に行ったとの情報を話す。<br>
信長は直ちに亀山に赴く事にした。<br>
<br>
亀山の村に付くと家康に仕える大商人・茶屋次郎四郎がおり<br>
信長を家康の元に付くように説得するも、家康と秀吉の争いに関わる気は無かった。<br>
村の者の話を聞くと最近引っ越してきた娘さんがいて<br>
時々いなかったりするし、長いと半月は帰ってこない事が多く<br>
村の近くの天引峡やら伊賀などで見かける事もある妙な娘だと言う。<br>
その娘と都合上三度ほど会いに行く。<br>
彼女が忍びである事が発覚し、宗久を探してくれと頼むが、断られて娘は何処へと去ってしまう<br>
<br>
村に寄っている堺から来た者から聞くと宗久を天引峡の奥で見かけたと言う。<br>
海を切り裂き天引峡の奥まで進むと、宍栗の忍びである宍戸内全が現れ<br>
宗久に関する情報は全て彼が流した偽の情報であると暴露する。<br>
つまり、官兵衛による信長暗殺の計にはまったのであった。<br>
宍戸内全は強く、信長はかろうじて洞窟にわきをはしる川に飛び込んだ。<br>
…だが、遂に意識を失ってしまった。信長は一人、川下に流されていった。<br>
<br>
官兵衛は、信長暗殺を企む一方で、密かに信雄と家康の結び付きを調べていた。<br>
家康は信雄を持ち上げ、秀吉に反旗を掲げる事が分かった。<br>
官兵衛は家康と決戦し、天下を得るべしと言う。<br>
秀吉は信長の命令を気にしていたが、官兵衛は邪魔な信長を始末した事を告げる。<br>
官兵衛「天下取りに動き出されませっ!」<br>
こうして秀吉は家康との直接対決を向かえるのであった。<br>
<br>
宍栗の忍びに倒された信長は傷を受けて、川に流されていった。<br>
信長は完全に意識を失っていた。<br>
亀山に住んでいた忍びの娘・沙木は信長に滅ぼされた伊賀の忍びであったが<br>
流れ着いた信長を家に運び入れ、手当てを施した。<br>
<br>
秀吉は信雄を長浜城に呼び寄せ、家来のように扱った。<br>
信雄を手なづかせようとした秀吉の態度に不愉快になった信雄は敵意をあらわにし、帰っていった。<br>
秀吉「わしは信長よりも上じゃ。わしがつくる天下こそ神が望んでおるのじゃ。」<br>
秀吉は信雄の根城を五万の兵で包囲した。<br>
<br>
信雄は家康に援軍要請を出した。その家康は半蔵の帰りを待っていた。<br>
戦の勝敗は半蔵が信長を連れて戻れるかどうか、にかかっていた…。<br>
<br></dd>
<dd><br>
<a name="a185"></a></dd>
<dt><a href="menu:185">185</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/10
01:30ID:W3pGKNwD</font></dt>
<dd>
本当は「宍粟」の忍びなのに前まで「宍栗」の忍びで書いてた orz<br>
まとめの人が載せてくれるのでしたら訂正をお願いしたい所存です<br>
<br>
第四章<br>
天下統一戦<br>
<br>
沙木の必死の手当てにより信長はようやく回復した。<br>
実は沙木は半蔵の妹であり、兄の命により信長を助けたのであった。<br>
半蔵が言うに、沙木が助けねば危ない所であったと。<br>
官兵衛、秀吉の野望の強さを知り、信長は、家康につくことをついに決心した!<br>
信長は仲間と共に岡崎に向かう準備をするが、沙木も伴にして欲しいと言う。<br>
信長「看病していてわしに惚れたか!!くの一との旅もよかろう!」<br>
信長「ぐわっはっははは!!」<br>
秀吉が自分を殺そうとした以上、家康につき、秀吉をおさえこまなければならない。<br>
<br>
岡崎に着き、家康に秀吉との戦に加勢しに来たのであった。<br>
家康は信長に上座を譲り、家康は下座に座った。<br>
元々、信長とは同盟関係ではあったが、本願寺の変より少し前から<br>
信長に頭を下げ従属関係へとなっていたのである。<br>
信長と家康が再開して、話に花を咲かせてた時、<br>
信長を家康側に付かせるよう説得にあたった半蔵が来る。<br>
半蔵は秀吉軍か三河に近づいている情報を掴み、<br>
家康は半蔵に偵察を命じた。<br>
<br>
信長は勢力を広げていく秀吉に対し、<br>
東日本を家康に抑えさせる事で、対抗しようとした。<br>
日本統一を狙う秀吉の力があまりに強大で、<br>
信長をおびやかすまでになった以上、たとえ日本を二分して、<br>
秀吉と家康のそれぞれに治めさせることになってもやむをえなかった。<br>
信長は早く戦国の世を終わらせ、世界へ討って出たかった。<br>
家康は半蔵が帰ってくるまで待ってくれと言うので城下をふらつく事にした。<br>
<br>
ふらついてると茶屋次郎四郎が帰ってきて家康に献上品を持って行く所だと言う。<br>
失礼にも信長はタヌキの置物じゃねーの?と品の無い推測を言うが、<br>
城に戻ると家康が先程の献上品を納めてくれる。<br>
と、半蔵が戻ってきて敵の主力部隊の大将は「殺生関白」羽柴秀次で、<br>
美濃に接近しつつあると報告する。<br>
大垣城の池田恒興、岐阜城の「鬼武蔵」森長可と合流する前に<br>
叩かねば、厄介な事になると家康は言う。<br>
それで信長自らが秀次の軍を蹴散らそうと発言、出陣した。<br>
<br>
秀吉は長浜で秀次に命令を下していた。<br>
秀吉は秀次に池田と森の部隊と合流し、一気に岡崎に攻め込めと下した。<br>
秀吉「大殿が死んで、いよいよわしの天下じゃあ!」<br>
<br>
信長の率いる家康軍は小牧山に陣取る秀吉軍を一気に目指した。<br>
二つの軍は、遂に激突した!! 秀次軍は池田、森と合流出来ぬまま合戦に入る。<br>
阿呆のように全軍突撃させてくるのでさっさと秀次に近づいて戦闘。<br>
信長「秀次!戦ぶり、まだまだあまいわぁーっ!」<br>
秀次「ひけー、退却じゃーっ!」<br>
この知らせは大垣城、岐阜城へもたらされた。<br>
<br>
森長可の軍勢が岐阜城の城外に陣をはった。<br>
そして、池田恒興の軍勢もまた大垣城外へ。<br>
信長は両軍を各個撃破に向かう。<br>
森長可との戦闘時に長可の弟である蘭丸が隊列にいると、<br>
長可を逃がす事が出来る。(倒しても逃がしても討死扱いだが)<br>
尚、森軍の南の陣に行くと、森軍の旗頭を勤める小野忠明がいて<br>
信長の妙な魅力に惹きつけられ、仲間の一員に加える事が出来る。<br>
<br>
<a name="a186"></a></dd>
<dt><a href="menu:186">186</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/10
01:34ID:W3pGKNwD</font></dt>
<dd>すまん、本当なら短文でまとめるべきなんだが<br>
どうしても要所、要所を丹念に書いてしまってる俺ガイル<br>
<br>
第四章の中盤<br>
<br>
両軍共々、指揮官がいなくなって<br>
浮き足だち、ちりぢりとなり長浜に逃げ延びていった。<br>
そんな折、秀吉の元に池田、森の戦死の報と<br>
ヒゲ面の将(信長)が家康軍の指揮を取っていたとの報告が舞い降りる。<br>
官兵衛は秀吉を勝たせる為宍粟の忍びと共に三河に向かう事にした。<br>
…やがて、山伏に変装した官兵衛が長浜城からひっそりと旅立った。<br>
<br>
信長は家康が強大にならない内に信雄と秀吉に<br>
和を結ばせる事を考えていた。<br>
信雄が家康から離れられれば、家康は織田家の争いに口を挟めなくなる。<br>
しかし、信長はどう和睦へと持っていくかに考えがまとまらなかった。<br>
仕方なく、家康の言うがままに城下へ気晴らしに行った。<br>
<br>
ふらつくと京での鬼退治を知ってた山本松斎と言う<br>
ガン黒い僧がおり、比叡山で見たある僧の話を聞くことになった。<br>
松斎が比叡の山奥で修行をしていたおり、<br>
迷い込んだ森に燃え盛る祭壇の前に一人の僧がいた。<br>
僧は魔気を放ちながら、何かを唱えていた。<br>
天海「魔王よ、わが魔力にかなうか!!」<br>
やがて、炎の中から…、蒼く、鈍い光の<br>
鬼の幻影がゆらりと浮かび上がった。<br>
それを見た後に、京に鬼が下りてきたと、噂が流れたと言う。<br>
話し終えた松斎は意気投合し、伴に加わった。<br>
<br>
城下の住民と話しをしてると長篠の村に来た山伏が村人に<br>
一揆をそそのかしてるとの噂が流れていた。<br>
信長の頭に、亀山での苦い記憶が蘇った。<br>
忍びの仕業と睨んだ信長は後で半蔵に調べさせる事にした。<br>
<br>
また秀吉の偵察に行ってた半蔵が帰ってきたが<br>
半蔵は長篠で一揆を煽ってる山伏がおり<br>
長浜で官兵衛の姿を見かけぬので<br>
官兵衛が一揆を煽ってるでは無いかと告げる。<br>
信長はこの機に乗じて、秀吉・官兵衛を逆らわなぬよう完膚無きに<br>
叩いてしまおうと、長篠へ出向く事にした。<br>
信長は家康に長篠へ半蔵をよこさぬよう、念を押した。<br>
<br>
長篠の村に付くと、今まさに一揆が起こさんと殺伐としていた。<br>
山伏がいる屋敷に繋がる洞窟でうなりを挙げる土壁を破り、<br>
中から土神雲母剣が出てきてこれを入手した。<br>
出口で邪魔をする宍粟の忍びの天人丸を倒すと降伏する。<br>
<br>
山伏がいる屋敷に付くとやはり官兵衛がいた。<br>
官兵衛「大殿、久しぶりでござる、なかなか死なれませぬな。」<br>
信長「官兵衛!ほざくようになったのォ。」<br>
官兵衛「魔王と言えどもわが宍粟の忍びに勝てますかな?」<br>
ここで先程、天人丸を隊列に加えていると再び天人丸と戦闘になる。<br>
加えていないとそのまま宍戸内全との再戦に入る。<br>
内全を倒すと官兵衛は消えていた。<br>
天人丸を再び倒していると、再度降伏する。<br>
<br>
<a name="a187"></a></dd>
<dt><a href="menu:187">187</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/10
01:43ID:W3pGKNwD</font></dt>
<dd>
お盆が近いので糞忙しくなっていくのに書いてる俺ガイル OTZ<br>
<br>
第四章の最後です<br>
<br>
一揆の元凶が逃げてしまったので、一揆はすぐに収まる事となった。<br>
信長は信雄との対面を決意した。<br>
秀吉をのさぼらせておいては、世界へ討って出る所か、<br>
日本の統一も危うい。<br>
秀吉の野望を捨てさせるには信長が姿を表すしかなかった。<br>
信長は信雄の拠点である清洲城へ急いだ。<br>
<br>
信雄は次の戦の為に武芸が長ける者を集め、優れた者には<br>
村正を与え召抱えようとしていた。<br>
信長は清洲城に入り、信雄に会わせようとせぬ城の者から<br>
村正をかっぱらう。その騒ぎを耳にした信雄の家臣<br>
滝川雄利が下りてきて、騒いでる信長を見て驚愕。<br>
信長は雄利に信雄に会わせるよう言い、雄利は信雄の元へ案内した。<br>
信雄も信長を見て仰天。驚く信雄に世界出兵の事を話し、<br>
秀吉と和睦せよと命じ、信雄は父の言葉に従った。<br>
そして、この後織田家は歴史の表舞台へ出ることはなくなった。<br>
<br>
信長が遂に姿を表し、これ以上、秀吉が家康と戦う訳にはいかなくなった。<br>
そして、滝川雄利が和を結ぶ使者に立った。<br>
秀吉「もはや逆らうすべはない…。」<br>
信長の思惑通り、日本は東国と西国とに色分けされ、<br>
これ以後、秀吉は東への進軍を諦めざるを得なかった。<br>
秀吉は四国・九州攻めの腹を固めた。<br>
やがて、日本は東西に分かれて平定されるだろう。<br>
<br>
信雄は信長に清洲で留まってくれと言うが、<br>
信長は命を狙っている天海、カブラルの力が侮れなかったので<br>
無理だと信雄に言った。<br>
と、話していると沖合いに不気味な南蛮船が東に進み、<br>
伊良湖岬に向かってるとの報が舞い込み、信長は南蛮船の所へ行った。<br>
<br>
伊良湖岬に着くと、フロイスが居り、船の甲板でカブラルが見えると言う。<br>
信長「カブラルめ!遂に魔力を得たか…。」<br>
信長は南蛮船に乗り込んだ。船は得体の知れない妖気が充満してた。<br>
どこから持ち込んで来たのか、ゴーゴンやらハーピィやら<br>
ガーゴイルやら狼男がウロチョロしてたりする。<br>
船の下層部に下りると柱に血で書かれた文字があり、読んで見る。<br>
「東の果ての魔王に死をたまわらん…。」<br>
それはカブラルからの果たし状だった。突如、カブラルの幻影が現れた。<br>
カブラル「信長、魔王ヨ。ワガ分身ト戦エ!イズレ、<br>
ワガ魔ト出会ウコトニナロウ…。」<br>
カブラル影との戦闘に入る。<br>
<br>
信長はカブラルの幻影を倒した後、甲板へ上がった。<br>
南蛮船はひとりでに動き始めた。信長は船が向かう方向を見ていた<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:201">201</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/11
11:22ID:UwgpqySd</font></dt>
<dd>
信じられないぐらい長くなった (´・ω;;;;;...ウボァー・・・<br>
<br>
第五章<br>
魔戦<br>
<br>
船は清洲おきから紀州おきへ流れて行った。<br>
やがて船は岸に着いた。信長は警戒しながら船を下りた。<br>
日本は秀吉に家康に任せたが、天海とカブラルは信長でなければ<br>
どうにも出来ない程、力を付けていた。<br>
やがて船は、ひとりでにおきへ進んだ。そして魔力によって燃えカスと化した。<br>
カブラルによるこけ脅しであった。<br>
信長「お前等の思うようにはさせねわ!ぐわぁっはっは!」<br>
<br>
信雄と秀吉は長浜城で会見し、信雄は信長の話を伝えた。<br>
秀吉は信長に恐れおののき、改めて、信長に従う事を誓った!<br>
秀吉はすぐに軍の矛先を四国攻めの拠点になる紀州へ向け、<br>
家康とは争わぬ事を宣言した。<br>
信長の命令により、信長の生存は天下に伏せられたままだった。<br>
秀吉自ら紀州に出兵する事になった。<br>
<br>
家康は半蔵に命じ、三河を出たまま行方知らずの信長を探させた。<br>
半蔵の調べによると、秀吉・信雄の和睦が信長の手によって行われたと告げる。<br>
天下には信長生存の報は一切伝わってない事も含めて。<br>
家康「結局は信長殿の思う通りに運んだだけじゃな…。」<br>
<br>
信長は堺の宗久に会いに行った。<br>
ようやく宗久に会うと、大砲製造の件をただちと取り掛かってくれる。<br>
宗久には世界侵略の暁に、海外の貿易を一手に任せる約束も取り付けた。<br>
信長は宗久に、九鬼と共に大砲を積んだ大安宅船を造るよう、命じた。<br>
最早、心配事は天海・カブラルだけであった。<br>
信長は魔気を探れる大坂の占い師に会いに行く。<br>
<br>
信長は大坂に戻り、占い師に魔気の様子を占って貰った。<br>
占い師は比叡山の鬼の魔気は失せ、今は千早に移っており、<br>
魔気は前より弱ってて、叩き潰すなら今だと教えてくれる。<br>
また鬼を呼び寄せる天海を叩くべく千早へ向かった。<br>
<br>
千早に付くと村の住民は出現した鬼と呼び寄せた山伏に脅えていた。<br>
早速、山の洞窟へ行き、討伐に向かった信長一行。<br>
洞窟の入り口赴任で多数の白骨を見つけ、大江山と同じく被害が出ていた。<br>
奥に進むと、かすかにながらうめき声が聞こえ、声の下へ近づく。<br>
声の主は鬼であった。<br>
攻鬼「ぐえぇぇぇぇ…。信長、よくも亡鬼を滅ぼしたな!」<br>
攻鬼「われらの恨みを知れ!」<br>
<br>
攻鬼「ぐえええっ…。天海よ!なぜわれらを目覚めさせた!」<br>
攻鬼「われらをおのが捨て石とするつもりだったのか…。」<br>
攻鬼「うらめしいぞ!天海!!」<br>
鬼が落とした鬼の肝が喋る。<br>
肝「うらめしや天海!高野山から目をそらす為に、<br>
われらを操ったのか…。」<br>
この言葉を聞いて、天海が高野山がいる事は分かったが、<br>
何をしにいるのかは分からなかった。<br>
千早の宿に行くと鬼の噂を聞いて駆け付けた<br>
百地三太夫がいて、伴に加える事が出来る。<br>
<br>
<a name="a202"></a></dd>
<dt><a href="menu:202">202</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/11
11:27ID:UwgpqySd</font></dt>
<dd>続き<br>
<br>
高野山に向かう途中、紀州攻めの任に当たっていた秀次の<br>
軍が貝塚の付近で陣を張っていた。びびってる秀次に話をすると<br>
秀吉が貝塚の陣屋におると言う。<br>
貝塚に入るとフロイスの弟子のロレンソがいた。<br>
フロイスはどこかと訪ねると、堺に向かってると言う。<br>
ロレンソは淡路島に、妖しげなバテレンが島に教会を建てたそうで<br>
その調査に行くとか。また会えたらその結果を話すと言う。<br>
<br>
陣屋に入ると秀吉、官兵衛、秀長の三人がいた。<br>
そこで和歌山攻めの軍議を執り行っていた。<br>
信長も直々に軍を率いて参加する事も決めた。<br>
<br>
合戦にはまだ時間の空きがあったので、高野山に赴いた。<br>
高野山では、高野山の宝、龍神様の珠が盗まれたと皆が騒いでいた。<br>
更に聞いて回ると、僧は山伏が宝を盗んだと言う。<br>
僧は信長から鬼の匂いを感知し、山伏からも同じ匂いを感じたと言う。<br>
それを聞いた信長は山伏が天海だと悟る。<br>
高野山の僧は信長に龍神の珠を取り戻してくれるよう<br>
力を貸してくれと言い、信長も承知した。<br>
僧は龍神の珠奪還を引き受けた信長に、未来・過去・時を司る石、<br>
時の石を差し出した。魔の力で次元の狭間へ落ちた時、<br>
役に立つと言う。僧の年ではもう操れない代物だとか。<br>
<br>
信長が時の石を手に取った時、石から声が聞こえて来た。<br>
「瀬戸内海の島に西の魔、来たり。<br>
だが、東の魔王、これを倒せり。」<br>
貰った早々に未来の予言が舞い降り、信長は上機嫌となる。<br>
寺の外に出ると、何やらさっきの話を聞いてた女が目の前にいた。<br>
彼女はまだ修行の身だったが、信長と共に龍を封じようと願い出た。<br>
信長は彼女「柱小路采女」を向かい入れ、龍神の湖に行く。<br>
<br>
龍神の湖がに着く。湖は干上がっており、その代わりに神社があった。<br>
信長は神社に入った。<br>
龍神「龍玉」に仕える神官は、龍玉が天海によって<br>
北の洞窟の中に捕らわれていると言う。<br>
神官は龍神様を助けてくれと信長にすがった。<br>
信長は龍玉を助け出す為、洞窟へ向かう。<br>
<br>
洞窟にて妖力で貼られた結界の中で監禁された女がいた。<br>
信長は結界を力任せで破った。<br>
女に話し掛けると、この女こそが探していた龍玉なのであった。<br>
龍玉は天海が龍神の力を利用しようとしてたが、<br>
龍玉はそれを拒んだ為、天海の魔力で封じられたと話す。<br>
龍玉は力を悪用しようとした天海を倒す為、伴に加わる。<br>
信長「へへっ、龍にしておくにはもったいない女じゃ。」<br>
<br>
洞窟の奥深くに天海はいた。<br>
天海は比叡山で得た魔の力を見せてやると言い、戦闘。<br>
<br>
天海「…の、信長。これでわれらに勝ったと思うな…。」<br>
天海は消滅した。ついでに信長最強の技・阿修羅斬も覚える。<br>
信長「これであやつが滅んだとは思えぬ…。」<br>
天海の魔力で干上がっていた湖に再び水が戻り出した。<br>
信長達は急ぎ、地上へ退散した。<br>
先程の神社一帯が湖に戻っていた。二度と干上がる事は無いだろう。<br>
<br>
<a name="a203"></a></dd>
<dt><a href="menu:203">203</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/11
11:33ID:UwgpqySd</font></dt>
<dd>続き<br>
<br>
秀吉は貝塚を経て、和歌山で陣を整えていた。<br>
一方、敵方の紀州大田勢と雑賀勢もまた出陣しようとしていた。<br>
信長は様子を見に、出向いていた。<br>
和歌山近くで秀吉が陣を張っていたので訪ねに行く。<br>
秀吉は官兵衛にさぐりに入れてるのでしばらく待ってくれと言う。<br>
雑賀の鉄砲隊はそれだけ侮れない存在であった。<br>
秀吉が悠長に構えてるので、信長は一足早く軍を進めた。<br>
信長「一度死んだ体じゃ、どうとでもなる!」<br>
<br>
合戦に行く前に大坂で留守番を勤めてる武士と話すと<br>
思い切りネタバレな発言をするが<br>
まさかそのままの意味だとは、信長も含めて判る訳が無かった。<br>
武士「戦の留守番にも飽きた…。そうじゃ、いいことを教えてやろう。」<br>
武士「最後の敵は……、魔……、……ゲップ!ゲップがでてしまった。」<br>
<br>
信長は和歌山城外で雑賀軍と激突した!!<br>
孫市「秀吉の軍の者か!紀州をわがもの顔にはさせん!」<br>
<br>
孫市が敗れ、雑賀軍は浮き足だって崩れた。<br>
孫市は信長軍に捕らわれ、捕虜となっていた。<br>
信長「孫市、死にたいか?」<br>
孫市「おう、殺せ!」<br>
信長「孫市、この世にはお前の知らぬ世界がある。<br>
紀州にこだわってどうする?」<br>
信長は孫市に世界へ討って出る話をした。<br>
しだいに孫市は体を乗り出してきた。<br>
孫市「面白い!実に面白いぞ!わしも伴に加えてくれい!」<br>
話に惹かれた孫市は伴に加わった。<br>
ついでに孫市は和歌山城内のぬけ道を教えてくれた。<br>
<br>
信長は和歌山城主を討ち、紀州を平定せんと、乗り込んだ。<br>
城の門が硬く閉じられてるので、<br>
教えて貰ったぬけ道、城の脇にある井戸から潜入した。<br>
ぬけ道を通り抜けると、城主のいる階層に辿り着く。<br>
城主に近づくと、落とし穴の罠が発動する。<br>
小野忠明、百地三太夫、沙木が隊列にいると回避出切る。<br>
<br>
信長は城主「大田定久」に対してお前如きでは<br>
紀州すら治められんとキツイ事を言い、戦闘に入る。<br>
<br>
大田定久が倒れ、和歌山城はあっさりと降伏した。<br>
秀吉軍は和歌山城を落とした。<br>
そして、城主として秀吉の弟、秀長を残し、<br>
秀吉の本軍すぐさま大坂城へ戻った。<br>
無論、それは四国攻めの準備の為であった。<br>
信長は秀吉の本軍へは加わらず、そのまま和歌山へ残った。<br>
信長「(これで日本はサルでも治められるわ。<br>
気がかりは天海じゃ。)」<br>
信長「あのハゲめの行方をつきとめねばならぬ。」<br>
信長は一度、堺に戻る事にした。<br>
<br>
<a name="a204"></a></dd>
<dt><a href="menu:204">204</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/11
11:38ID:UwgpqySd</font></dt>
<dd>さっきから改行多過ぎに引っ掛かりまくり OTL<br>
<br>
堺に着き、利休宅を訪ねると宗久の手紙が届いており、<br>
大砲はじきに完成するとつづられていた。<br>
信長の世界進出の日は近づきつつあった。<br>
フロイスが堺に戻って来たので話すと、<br>
フロイスはカブラルの魔船が燃えた事に<br>
何やらおぞましいモノを感じていた。<br>
堺を離れてたフロイスは自分より弟子のロレンソの方が<br>
何か掴んでいるのでは無いかと知れないと言う。<br>
信長もフロイスも、やはりカブラルが何か企み、<br>
知らぬ間に動いてるでは無いかとの結論に達した。<br>
信長は急ぎロレンソの元へ向かった。<br>
<br>
貝塚のロレンソに会いに行くと、調査を終えたロレンソがいた。<br>
ロレンソは、淡路島に魔の教会が建てられていた事を告げた。<br>
ロレンソは不吉な事が起きる前に何とかしなければと考えていた。<br>
信長はロレンソに、堺でのフロイスとの話を伝えた。<br>
ロレンソも魔の教会はカブラルが建てたのだと確信する。<br>
信長、ロレンソは淡路島の魔の退治へ行く事を決め、<br>
船を調達し、淡路島を目指した。<br>
島に着いた信長は、ロレンソに何が起きるのか判らんから<br>
帰った方が良いと言うが、ロレンソもカブラルが<br>
放って置けなかったので連れてく事になった。<br>
<br>
淡路島をうろつくと、日本なのにメデューサやら堕天使やら<br>
悪魔を見かけるので、もうカブラルの魔が島を覆ってるようだ。<br>
<br>
島の住民は皆、何かに憑りつかれたような雰囲気であった。<br>
教会の前に魔気に包まれた剣が刺さっていた。<br>
剣からカブラルの声が響く。カブラルが乗り移っていたのだ。<br>
カブラル「コノ剣ヲ使ッテ魔気ヲ操ッテイルノダ。」<br>
カブラル「マズハ、コノ島ヲ魔気デオオイ、<br>
ワガ魔ノモノトシテクレル。」<br>
カブラル「魔気ヲ止メタクバ、コノ剣ヲヌクガヨイ。」<br>
カブラル「タダシ、剣ヲヌクニハキサマラノ命ガ必要ダ。」<br>
カブラル「ドウダコノ剣ヲヌケルカ、信長?」<br>
カブラルは信長を試していた。<br>
信長は魔剣「獅子王」を抜き、仲間の命を犠牲にした。<br>
信長「くそっ!ゆるせよ…。必ず、カブラルは倒してやる。」<br>
別にロマサガのように消える訳では無いので、<br>
後で寺院などで復活させれる。<br>
<br>
魔剣を抜き、ようやく、信長はカブラルの本拠地に辿り着いた。<br>
闇のキリスト像のある、魔教会である。<br>
と、唐突に死んだ筈の天海と戦闘に入る。<br>
妖天海「信長、よくぞ参った。だが、カブラル様の力にはかなうまい。」<br>
妖天海「わしも、こうして魔の力で復活したわ!」<br>
信長「天海、いや光秀っ!きさまはもはや人ではない!」<br>
妖天海「魔王よ、わが魔力にかなうか!!」<br>
信長「くそだりゃあーっ!!」<br>
カブラルの魔の力を得たお陰なのか、<br>
遂に鬼に化ける術まで多用する妖天海。<br>
<br>
<a name="a205"></a></dd>
<dt><a href="menu:205">205</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/11
11:42ID:UwgpqySd</font></dt>
<dd>続き<br>
<br>
天海はどうっと倒れ、気を失った<br>
やがて、天海の体より魔気がぬけ出し、薄れていった。<br>
カブラル「ホウ…、ヨク勝テタモノダ…。」<br>
カブラル「信長!天海ノ体、返シテヤル!」<br>
カブラルの声が教会をゆるがす。<br>
カブラル「…ダガ信長!ココカラハ生キテカエサヌッ!!」<br>
声とともにあたりの景色が一変した。遂にカブラルが現れた!<br>
<br>
カブラル「ココハ闇ノ世界。光モトドカヌ魔ノ空間ダ。」<br>
信長「ぐわっははは!死ねィ、カブラルーっ!!」<br>
カブラル「…信長ヨ、ワガ闇ノ世界ノ住人トナレイ。」<br>
闇の空間でのカブラルの力は圧倒的だった。信長は以前貰った時の石を使った。<br>
時を超えて闇の世界へ連れ去られた信長は、時の石の力で再び、<br>
現実の世界へと戻った。景色も魔教会に戻る。<br>
<br>
魔の力を得たカブラルは、「第六天魔王」信長の手によって葬り去られた<br>
カブラル「…ノ、信長!…マダ死ナン!死ナンゾッ!」<br>
カブラルの姿は、まばゆい光と共に消え去った。<br>
信長のまわりから魔気が消え去り、教会に日の光が差し込んできた。<br>
信長「馬鹿め、二回も死ねぬわい。」<br>
信長「わしは魔王じゃ!魔を打ち倒した魔王じゃあ!」<br>
信長は笑い声を残し、淡路島から悠々と立ち去った。<br>
<br>
信長の乗った船は大坂を目指していた。<br>
信長の眼には、秀吉と家康によって統一された日本の姿が写っていた。<br>
信長はカブラル・天海の両者が亡き今、<br>
統一まで秀吉と家康の働きザマをゆっくり見物するとしたが<br>
信長「…じゃが、…カブラルよ。あれで本当に終わりなのか…?!」<br>
<br>
やがて、秀吉による四国攻めが始まった。<br>
八万の軍勢による一ヶ月の戦闘で四国攻めは終わった。<br>
続いて、九州へ軍を進めた。秀吉の九州攻めとともに<br>
家康もまた東国をほぼ手中におさめた。<br>
やがて、秀吉は九州へ乗り込んだ。九州も短期間で落とした。<br>
秀吉は信長の命令で北九州の名護屋に巨城を築いた。<br>
それは、信長が世界へ乗り出す足掛かりとなる城だった。<br>
信長は名護屋城へ入った。<br>
東国を統一した家康と西国を統一した秀吉の上に信長が君臨した。<br>
信長「いよいよじゃ!わしはこれから世界へ討って出るのじゃあ!」<br>
<br>
名護屋城の広間に武将が揃っていた。そこに死んだ筈の、<br>
柴田勝家、佐久間盛政、池田恒興、森長可も下座に座っていた。<br>
恒興「わしは死んで、あの方の下へ参ったのじゃ。」<br>
長可「われらはあの方の下で世界へ討って出るのじゃ!」<br>
信雄「遂に討って出る時が来たか!」<br>
勝家「信雄様、われらは皆あの方の指図に従うまでじゃ!」<br>
秀吉「静かにせよ!夢ノ助殿のおなりじゃ!」<br>
信長があらわれ、知らされていなかった武将からは驚きの声があがった。<br>
南蛮の具足で全身を覆った信長は上座に座った。<br>
信長「ワシが西国王・秀吉、東国王・家康の上に立つ、<br>
日本の王、天地夢ノ助じゃ!」<br>
信長「わしは全世界を照らす 太 陽 で あ る !」<br>
<br>
<a name="a206"></a></dd>
<dt><a href="menu:206">206</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/11
11:44ID:UwgpqySd</font></dt>
<dd>まと少しでEDです<br>
<br>
名護屋城おきに大安宅船・鉄甲船の大艦隊が集結していた!<br>
世界へ討って出る手筈は全て整った!<br>
丁度その頃…。九州の遥か沖合いに南蛮の大艦隊が出現した!<br>
家康、秀吉、そして信長の下へ急ぎの使者・九鬼が現れた。<br>
九鬼は南蛮の船団は名護屋に向かってると知らせ、戦の準備に向かった。<br>
信長はカブラルが復活し、魔力を用いてヨーロッパ諸国の艦隊を結託、<br>
「信長の野望」だけで無く、日本を滅ぼす腹で攻めて来たのだと察知。<br>
外国から攻めて来たのとは訳が違うと秀吉に言う。<br>
カブラルの魔艦隊が集結する沖合いに赴く。<br>
<br>
信長は秀吉と家康を従え、風の吹きすさぶ岬から沖合いを睨んでいた。<br>
信長「カブラルさえ倒せば奴等は総崩れじゃ!」<br>
信長「魔力の源を絶てば奴等も正気を取り戻し、<br>
国へ帰るに違いない!!わしはカブラルの船へ乗り込む。」<br>
秀吉と家康に軍勢を率いさせて、自らは司令官船に乗り込み、<br>
カブラルを直々に切り捨てると方針が決まった。<br>
秀吉と家康は退き、戦の準備に向かった。<br>
<br>
信長が気づくと、そこには共に戦ってきた仲間達が集まっていた。<br>
ここで隊列に加える仲間を決め、残った者は出陣の仕度をした。<br>
カブラルが率いる魔軍と信長艦隊との大合戦が始まった。<br>
ここでは唯一、秀吉と小六と官兵衛が将に選べる。<br>
レベル低いので役に立たないが。<br>
<br>
信長の船は大きな音を立てて、ぶつかった!<br>
信長はカブラルの船に乗り込んだ!<br>
またしても、どこから呼んだのかゴーレムやら悪魔やら<br>
堕天使やら飛龍がウロチョロしてたりする。<br>
カブラルの下へいざ行かんとするが、魔軍の名も無き<br>
「司令官」が待ち構えていた。<br>
どうでもいい事を言い残し、「司令官」死亡<br>
<br>
南蛮船の最下部に着く。<br>
そこには、もはや人には戻れぬおぞまじい姿をしたカブラルがいた。<br>
カブラル「魔王ヨ、ヨクゾ来タ…。ワガ魔力二取リ込マレシ<br>
ヨーロッパ艦隊ニヨッテ、日本ノ艦隊トトモニ、オマエヲ滅ボシテヤル!<br>
グェッ、グェッ…。」<br>
カブラル「…魔ノ力二ヨッテ葬ラレルコト、光栄二思ウがヨイ!」<br>
信長「カブラルよ、そうまでしてわが命がほしいか。」<br>
信長「おろか者めがっ!せめて思い残すことなく天へおくってやるわ!!」<br>
で、天空×字拳の構えをした魔カブラルとの戦闘に入る。<br>
<br>
毒を喰らう(たまに麻痺)魔神剣やら全体攻撃の死霊弾と<br>
うっとうしい攻撃を跳ね除け魔カブラルを倒す。<br>
<br>
<a name="a207"></a></dd>
<dt><a href="menu:207">207</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/11
11:46ID:UwgpqySd</font></dt>
<dd>感動のEDへまっしぐら<br>
<br>
魔カブラル「…バカナ。ワガ身ガ滅ビルトハ。ダガコノママデハスマサヌ。<br>
ワガ本当ノ力を思イ知レ!悪魔二ミイラレタチカラヲ…。」<br>
船が揺れ、風景が歪み、真っ暗になる。そして、現れたモノはなんと…。<br>
???「カブラルハ魔トナリキレナカッタカ…。」<br>
???「カブラルヨ、悪魔ヲ召還シタツモリダロウガ、ソウデハナイ!!!」<br>
???「悪魔二乗っ取ラレテイタノダ。」<br>
取り込んでいたと思われた魔が具現化し、カブラルの体を乗っ取ってしまったのだ。<br>
<br>
魔「信長ヨ、オマエノ強大ナチカラ、魂ヲクラエバ、<br>
ワガチカラハサラニ強大トナロウ。」<br>
魔「コノ時ヲ待ッテイタ!サア、ココへ来イ。ワガチカラノミナモトトナレ!!」<br>
信長「すべて魔のすじかきとぬかすか!そうはいかぬ!」<br>
信長「くらえるものならくろうてみよ!わしは世界の王、信長じゃ!」<br>
蜂の巣のよう形状にカブラルの顔と手をくっ付けた「魔」との最後の戦いに入る。<br>
<br>
魔「グウェェェェェ…!魔ガ滅ビルノカ…?ダガ、信長ヨ…。<br>
オマエモトモニ消滅スルノダ…。」<br>
魔の消滅によって、魔力がとけたヨーロッパ艦隊はそれぞれの国へと帰って行った。<br>
日本の軍勢も被害が大きく、引き上げるよりほかなかった。<br>
<br>
竜珠が空中にただよっていた。<br>
そして、仲間がみな集まり、龍珠を囲んでいた。<br>
一堂は魔に勝った後、海に投げ出されたが、秀吉軍の船に助けられていた。<br>
しかし、一堂の中心であった信長だけはいなかった。<br>
龍玉は龍珠の力を使って信長の居所を調べたが、龍珠をもってしても分からなかった。<br>
それでも一堂はきっと生きてるであろうと信じていた。<br>
<br>
艦隊を引き上げた秀吉と家康は名護屋城にいた。<br>
秀吉「お、大殿…。サルめをおいてどこへ行かれたのじゃ!」<br>
家康「羽柴殿、なげいておる場合ではない!」<br>
家康「このまま我等だけでも日本の統一に力をそそいでいかねばならぬ。」<br>
秀吉「大殿…。」<br>
家康「それにしても、森殿、柴田殿、それに佐久間殿までおらぬとは…。」<br>
家康「一体、どうしたわけじゃ…。」<br>
<br>
武将は領地へ帰り、国を治めることに力をそそいだ。<br>
あらためて、秀吉が西国王を、家康が東国王を名乗り、戦国の世は終わった…。<br>
信長の復活は日本の統一を早めたにすぎなかったのか…。<br>
<br>
<a name="a208"></a></dd>
<dt><a href="menu:208">208</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/11
11:50ID:UwgpqySd</font></dt>
<dd>最後、EDです<br>
<br>
そして、仲間達も皆それぞれ己の道を歩むことになった。<br>
<br>
孫市は鉄砲術をたよりに戦を渡り歩いた。<br>
…、が、皮肉にも鉄砲弾を受け、命を落とすことになる。<br>
<br>
オルガチノはフロイスと共に布教につとめ。<br>
やがて布教の地である名護屋で一生を終える。<br>
<br>
采女は陰陽道を極め、魔、鬼などの物の怪から民をまもった。<br>
<br>
龍玉は名護屋おきで、信長の形見の刀を見つけ、沙木に渡した。<br>
それを最後に湖に戻り、二度と地上にあらわることはなかった。<br>
<br>
沙木は竜玉から形見の刀を受け取り、兄半蔵と離れ、亀山に戻った。<br>
沙木は、ひそかに信長の子を身篭っていた。龍玉はそのことをあんじていた。<br>
やがて沙木は男の子を生み、夢暴丸と名付け大切に育てた…。<br>
<br>
天人丸は影となって沙木と夢暴丸を一生守り通した。<br>
<br>
安倍晴命は魔との戦いで陰陽の力を使えなくなったが、<br>
後に、陰陽道の宗家である安倍家の再興に励んだ。<br>
<br>
阿国は京から国中を旅してまわり、歌舞伎舞いを広めていった。<br>
<br>
そして…。天海は……。<br>
淡路島の教会跡から、半蔵によって助け出された天海は、家康の下に身を寄せた。<br>
魔の消滅によって、己の魔力も失った天海は、<br>
その後野望を抱く事もなく、家康の重臣として天命をまっとうした。<br>
そして、その正体が、明智光秀と天下に知られることなく、<br>
今も日光の地に眠っている…。<br>
<br>
今井宗久は明国から戻ってきた商人から、不思議な話を聞いた。<br>
商人「南蛮の鎧をまとったヒゲ面の男が日本の武将を率いて暴れ回っているとか…。」<br>
宗久「まさか、あのお方では…?」<br>
<br>
続編を匂わせつつ<br>
完<br></dd>
</dl>
<p>
<strong>夢幻の如く<br></strong>>>9-144・147・153・156~157・176~177・185~187・201~208</p>
<hr>
<a href="menu:144">144</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/08/06 01:18ID:R8UhcXvH</font>
<dl>
<dd>
原作が手元に無いのでそっちの方の紹介はちょっと無理ですが<br>
とりあえずOP<br>
<br>
織田信長は 戦国の世を終えるすんぜん<br>
腹心の将 明智光秀の 裏切りを受けた<br>
世にいう 本能寺の変である<br>
<br>
世界のはて ジバングに 強大なる王あり<br>
やがて 世界にむけて 出兵すること 定かなり<br>
チンギスハンを はるかに上回る人にして 冷淡な魔王とだんじらるる<br>
われ この王を廃する てだてを くわだてり<br>
カブラル<br>
<br>
ここで明智軍の襲撃を受けた本能寺に切り替わる<br>
明智光秀の手勢によって放たれた火が、本能寺をおおいつくそうとしていた。<br>
信長はその命を大いなる野望とともに終えようとしていた。<br>
<br>
明智軍足軽「信長、かくご!!」 信長「このザコがっ!」ザシュ 足軽「うぐっ!」<br>
森蘭丸「殿、危のうございます!おひき下されっ!!」<br>
信長「おい、蘭丸…。わしは死ぬな…。」 蘭丸「こ、この期におよんではもはや…。」<br>
信長「そうじゃ…、誰が考えても死ぬわな。」<br>
<br>
ここで画面が切り替わりたいフサフサな信長が映る<br>
信長「おもしれェのオ。いっぺん、死んでやろうかイ。ぶへへへ…。」<br>
信長「はあっははは!うわあっはははーっ!!」<br>
<br>
でタイトルが浮かびでる<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:147">147</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/08/0611:17ID:R8UhcXvH</font></dt>
<dd>ちと長く書き過ぎた気がする<br>
<br>
<br>
プロローグ<br>
<br>
信長を本願寺で討った光秀は京のはずれに陣をかまえていた。<br>
そして、かねてからのみつやくのなりゆきを見守っていた。<br>
光秀「魔王は死んだ…。後はカブラルとのてはずどおり、<br>
秀吉軍とともに近畿をおさえこの光秀の名を天下に知らしめるのじゃ…。」<br>
そこに物見の者からの報告が来る<br>
足軽「殿、秀吉軍がっ!すさまじい勢いで間近にせまっておりまする!」<br>
光秀「まことか!秀吉が!まことに、この光秀を討つと兵を進めておるのか。」<br>
足軽「もはや一時のゆうよもございませぬっ!」<br>
光秀「おのれ…、秀吉め!裏切りおったな…。」<br>
毛利軍と戦っていた羽柴秀吉は急ぎ反転、世にいう<br>
「中国大返し」のはなれ技によって、突如、京のはずれにあらわれた。<br>
明智軍と秀吉軍がげきとつした!山崎の合戦である。<br>
<br>
ゲーム上では具体的には合戦の内容が書かれて無いが事実同様光秀の敗北に終わる<br>
そこでちょっと補足<br>
秀吉軍の大返しに驚いた光秀は要所である天王山を押さえようとするが<br>
既に秀吉の部下に押さえられ、光秀軍と秀吉軍による天王山の攻防が繰り広げられる<br>
黒田官兵衛と羽柴秀長の活躍もあって光秀軍は総崩れとなる。<br>
<br>
戦に敗れた光秀は陣中をさまよっていた。<br>
足軽「殿、おひき下され。秀吉軍がせまっておりまする。」<br>
光秀「うう…くそう…。」 足軽「さ、こちらへ。」<br>
「死ねーっ!!」ザシュ 光秀「うぐっ!」 足軽「殿、とのーっ!!」<br>
光秀「わ、わしがやらねば…、この国は、あの魔王によってズタズタになっていた…」<br>
信長を倒した光秀も雑兵の手によって倒れた…。 …やがて、あめが。<br>
光秀「魔王を討てば、わしは満足じゃ…。」 光秀死亡<br>
足軽「殿、とのーっ!!」<br>
<br>
明智光秀を討った秀吉軍は京へ凱旋した。<br>
その道中、髭を茫々に伸ばした男が秀吉に向けて「サルーッ!!」と叫ぶ。<br>
秀吉と官兵衛がその男の元へ振り向く。<br>
だがその男は死んでいた筈の信長であった。<br>
二人が驚愕するザマを見て、信長は高笑いを起こす。<br>
<br>
信長は死んではいなかった!炎の中から蘇ったのだ。<br>
そして ここから 新たに 影の記録が記される<br>
日本を統一し 強大な魔を滅し 世界へ討って出る 長大な記録である<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:153">153</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/08/0617:54ID:R8UhcXvH</font></dt>
<dd>もう必要最低限に収まるようにしないとマズイや<br>
単行本の五巻辺りまでが話の大筋っぽい<br>
<br>
第一章<br>
魔王の復活<br>
<br>
秀吉は信長、蘭丸の両名を山崎城に向かい入れた。<br>
だが秀吉は信長を誰にも会わせようとしなかった。<br>
信長が生きてることは伏せられたままであった。<br>
このまま消されそうな予感がした信長は秀吉に脅しをかけに行く。<br>
秀吉の妻のねねを連れ、秀吉がいる上の階へ行く。<br>
その頃、秀吉と官兵衛は信長暗殺をもくろみ、その策を練っていた。<br>
そんな陰険な策略なぞどうでもいい信長は秀吉に日本統一を任せ<br>
自分は大船団を率いて世界を切り取りに行くと大胆な事を言う。<br>
同じ階にいた本能寺の変の首謀者の一人カブラルに<br>
世界各国の情報の集めにすぐ出発するよう命じた。<br>
<br>
カブラル(魔王メガ…、マダ野望ヲ捨テナイカ…。)<br>
<br>
信長が死んだままになっていたので、後継者を決める為清洲にて重臣らによる会議が始まった。<br>
信長の次男信雄(のぶかつ)は柴田権六勝家と組み織田家の後継者になろうとしていた。<br>
信長の計略通り秀吉は蘭丸に偽りの遺言書を出させて孫の三法師(秀信)を後継ぎにさせた。<br>
<br>
そのころ、岡崎城の徳川家康の下に蘭丸生存の噂がとどいていた。<br>
家康は、一人の僧と対面していた。あの光秀である。<br>
三河で山崎の合戦で受けた傷を癒していたらしい。光秀は天海と名を改めていた。<br>
家康は蘭丸生存の報を天海に告げる。家康も信長を取り込んで天下統一を目論んでいた。<br>
が、天海は<br>
天海「信長は魔王でござる!魔王をこの世にのさばらせておいてはなりませぬ!」<br>
と言い残し、岡崎城を去る。家康は忍びの服部半蔵正成に天海の動きを見張るよう命じた。<br>
<br>
信長は山崎城から抜け出し京の外れの町道に立っていた<br>
信長は世界を蹂躙する為に<br>
大船団を作り上げるのに必要な人材である伊勢・志摩の九鬼嘉隆に会う事とした。<br>
しかしその前に、近辺に潜む山賊を世界各国に送り込り、<br>
偵察のための「草」として利用する事を思い付く。<br>
京で宝蔵院胤栄と出会い、山賊の情報を知ってそうな柳生石舟斎の道場のある奈良に同行する。<br>
石舟斎から熊野に潜む山賊の話を聞いた信長は熊野に向かう。<br>
<br>
熊野の山賊に会おうとするがかなくなに門を開けようとしない<br>
被害に会ってる熊野の神社の者から聞くと美濃から来た山賊と言う事らしい。<br>
早速、元美濃の山賊の頭領である蜂須賀小六正勝を山崎城から呼んで、門を開けさせる。<br>
熊野の山賊を率いてた千本の長六を倒し屈服させるが、桑名の砦に長六の頭領がいると言う。<br>
桑名に通じてる洞窟を抜け、桑名の砦へと向かう。<br>
その砦でマユサキと言う少年がいて、話かければ仲間に出来る。<br>
桑名の山賊を率いてる山田長康に「草」の話を持ちかけるが聞き入れずそのまま戦闘。<br>
結局、信長の「草」として働く事を約束する。<br>
<br>
伊勢・志摩に入った信長だが、住民から聞くと嘉隆は主君信長が死んでしまって<br>
英気を失い、何故か離れ小島に一人でいると情報を得る。<br>
伊勢の神社には海を裂くと言う火神烈火剣が納められてると聞き、<br>
神官を脅し火神烈火剣を入手する。そして海を切り裂いて九鬼嘉隆に会う。<br>
信長の再会に泣いている九鬼を尻目に信長は九鬼に大安宅船の艦隊を作るよう命じる。<br>
<br>
九鬼と「草」に指示を出し終えた信長は山崎城に戻り家康に関しては信長が一任し<br>
秀吉には反抗勢力である柴田勝家を攻めよと命じる。<br>
羽柴秀吉、柴田勝家の二人が信長の後継者とならんと天下分け目の大決戦が起きるであった。<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:156">156</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/08/0709:35ID:Tw/+CwBy</font></dt>
<dd>
今回のは二つに分けて書き込みます。一応、話は第五章まであります。<br>
<br>
第二章<br>
賤ヶ岳の攻防<br>
<br>
秀吉軍は五万の兵を集い、長浜城を包囲させた<br>
その中に信長はいた。天地夢ノ助と言う名で軍師として加わっていた。<br>
信長が加わっては長浜城はひとたまりもなく降伏するしかなかった。<br>
秀吉軍は信雄がいる伊勢に転進するため、そのまま陣を張っていた。<br>
信長もまた、その陣中にいた。秀吉との軍議を終え、一人になった時。<br>
天海が忍びを引き連れ、信長の命を狙わんと颯爽と現れた。<br>
<br>
天海「信長、この顔を見わすれたか!光秀でござる!!」<br>
信長「…くそハゲ!生きておったかっ!ぎゃあははははーっ!!」<br>
天海「今度こそ成仏させてもらうぞ!」 信長「くそたわけがっ!」<br>
<br>
戦闘に勝っても負けても話は進む<br>
信長「光秀…、わしの動きをよく見ておけい!」<br>
信長、この場を去る<br>
天海「魔王め!ならば、魔王を倒すべき魔の力を手に入れようぞ。<br>
信長、今の言葉、こうかいさせてやるわあ!わっはっはっは…。」<br>
<br>
秀吉の伊勢攻めははかどらなかった 秀吉の動きを受けて勝家が動いた。<br>
秀吉は慌てて長浜に戻った。<br>
信長は勝家を油断させる為の策があると言い、秀吉は安心して構えていろと指示する。<br>
秀吉は信長の監視の為に加藤清正、福島正則、片桐且元(かつもと)の三人を伴に加えた<br>
信長はそんな事は見破っていたので三人を色町(今で言う風俗店)へ連れて行き<br>
己に忠実な者どもにしてしまう<br>
遊び終えた信長達は三人に賤ヶ岳と大垣を結ぶ間道を作るように命ずる。<br>
<br>
更に信長は秀吉を使って信孝に対しての牽制も画策する<br>
信長が秀吉に信長の三男信孝宛ての書状を書かせ、その書状に信長が「動」と一筆入れた。<br>
信長の思惑通り、信孝は軍を動かし、勝家をあぶり出さんとした。<br>
秀吉軍はすぐさま信孝がいる岐阜の近くである大垣に軍を進めた。<br>
勝家と信孝の動向を伺うべく信長は単身岐阜城へ向かう。<br>
<br>
岐阜で天海と名乗る僧が南蛮寺に立ち寄り何やらフロイスと思われる<br>
バテレンと話し合ってたと言う妙な情報を得る<br>
早速、岐阜の教会にいるフロイスに会うと天海が話していたのはあのカブラルだと言う。<br>
そのころ、カブラルは信長の命令に背き、打倒魔王を志し中国へ向かっていた。<br>
<br>
カブラル「ワガ身ヲ悪魔二預ケ、魔トナッテキサマヲ滅ボシテヤル!!」<br>
カブラル「フヒァアハッハッハーッ!」<br>
<br>
フロイスが言うにカブラルは邪な心にてキリスト教を広めようとしてるので<br>
戻って来るとしたら何か恐ろしいモノになって帰ってくるのでは無いかと懸念する。<br>
信長は胸に何か残るような気持ちではあったが信孝の方が先決だったので教会を後にする。<br>
岐阜城の門番が城に入れてくれぬので仕方なく情報屋で情報を聞くと<br>
信孝は急に勝家側に付いたようだとの情報を得る。<br>
<br>
<a name="a157"></a></dd>
<dt><a href="menu:157">157</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/08/0709:38ID:Tw/+CwBy</font></dt>
<dd>二章の後半です<br>
<br>
大垣に戻ると黒田官兵衛が出迎えに来て<br>
勝家配下の「鬼玄蕃」こと佐久間盛政が軍を動かしたとの報を聞く。<br>
秀吉と官兵衛は加藤ら三人の作った間道を通り一足早く北庄城へ向かった。<br>
信長も後を追って間道を通り抜け賤ヶ岳へと着く。<br>
間道で通れるようになってから長浜城へ行くと清正、正則、且元の三人を伴に加えられる。<br>
<br>
長浜の北に旗があるのでそこに向かうと合戦パートに入る。<br>
合戦時は隊列に入れてない仲間を将にする事が出来る。<br>
キャラのレベルが高い程兵数が増え、<br>
キャラの攻撃力・防御力の数値がそのまま部隊の強さに反映される。<br>
今回の賤ヶ岳だと清正、正則、且元の三人を出すと特殊会話が発生する。<br>
信長と敵大将が交戦状態に入ると強制的にポス戦闘になるので<br>
手っ取り早く終わらせるのには丁度いい戦法である。<br>
自身が無い時は相手が来るまで待ち、近づいたら包囲してしまうのが良い。<br>
<br>
賤ヶ岳にて盛政を討った後、勝家がいる北庄城へ向かう。<br>
城下には何故か前田慶次郎利大がいて、勝家とお市の方が隠れてる居所を教えてくれる<br>
顔グラこそ無いがマップ上での立ちグラは専用のだったりする。ここでしか出番が無いのに<br>
明らかに「花の慶次」の影響である。ちなみに原作には一コマも出ていない。<br>
<br>
北庄城に入ると二階まで制圧した秀吉と官兵衛がいるので向かう。<br>
秀吉はお市の方だけは助けて欲しいとの気持ちに信長はほだされ、お市を助ける事になる。<br>
官兵衛は秀吉の意見に同意ではあったが内心勝家と信長を共に抹殺せんと思っていた。<br>
三階に上がり、左にある階段を下り、宝箱を調べると慶次が言った通り、隠し階段が見つかる<br>
<br>
遂に勝家とお市を見つけ出した信長。勝家は信長を見て驚愕する。<br>
お市が信長に勝家の命だけは奪わないで言うが、信長はお市を追っ払う。<br>
勝家「大殿、その顔を見ることができれば、体中の水は全て涙じゃ…。」<br>
そして勝家との戦闘。何かギョロ目のまま、こちらを見てくるんですけど。<br>
<br>
官兵衛には信長に手を下す機会はなかった。北庄城は遂に落ちた。<br>
安土城にひってきするといわれた壮大な城も灰となって消えたのである…。<br>
勝家を倒したことにより、織田家での秀吉の敵はなくなった。<br>
秀吉が信長の後継者に名乗りを上げたのである。秀吉は戦が終えた後、すぐに信長の法事を催した。<br>
それは信長の後継者であることの、天下に向けての宣言だった。<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:176">176</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/08/0802:25ID:H8BT4xF5</font></dt>
<dd>
どうしても情報量が増えてしまい、また二回に分けて載せます<br>
<br>
第三章<br>
魔との遭遇<br>
<br>
家康はいらだっていた。 それは秀吉が信長の法事を執り行った事により、<br>
後継者として天下の覇権を握ろうしていたからである。<br>
家康はすぐさま信長を陣営に向かい入れんと半蔵に命じ、信長の行方を追わせた。<br>
<br>
信長は、日本の統一を秀吉にまかせるつもりでいた。<br>
自らは世界へ打って出る手筈をととのえねばならない。<br>
信長は秀吉に天下を託し、己は野に下った。<br>
だが、官兵衛は秀吉が後継者となった今、信長は邪魔者でしかないと主張し、<br>
官兵衛は配下の宍栗の忍び達を持って消し去らんとする。<br>
<br>
在野の士となった信長は九鬼の大艦隊に大砲を取り付ける為<br>
京の商人・今井宗久と会いに行く事と決めるが、<br>
心の中では天海とカブラルとの結び付きが引っ掛かっていた。<br>
何かと思案に深けたが、京に足を向ける。<br>
<br>
京の見世物小屋で出雲の阿国の舞を見てたら、阿国が山城の城主の部下に連れてかれた<br>
山城に行き阿国を助けると、どうやら阿国の母が大江山の鬼に捕らえられたらしい。<br>
阿国の母と縁があった信長は助けに行く事になる。<br>
同時期、京で鬼が現れ、人さらいが頻繁に起き、京に活気が無くなっていた。<br>
鬼に対して何も出来ないでいる公家達に聞いて見ると<br>
公家の者で鬼に詳しい安部晴明の末裔の安部晴明の噂を聞き、これを伴にする。<br>
<br>
大江山で阿国の母が持っていた八尺勾玉を見つけ、阿国は喰われた母の復讐を誓う<br>
鬼の張った結界を勾玉と八尺勾玉で破り、奥に進むと阿国の母がいるが<br>
晴明はその母親から陰の気を感じとる。鬼は阿国の心を写し、母に扮していたのだった。<br>
亡鬼「くろうてやるわっ!」<br>
信長「くそだりゃあーっ!死ねぃ!」<br>
鬼を退治すると鬼の肝が残り、その肝は天海が魔力を要して鬼を蘇らせたと言う。<br>
信長「おもしろい!キンカ頭が魔となりおったわ!!」<br>
<br>
一方、秀吉は築城中の大坂城の大広間に大名を集めた。<br>
秀吉は大坂城を安土城以上の城にしろと命ずる。<br>
大名達は秀吉の命令に平伏してこたえた。<br>
<br>
大船団に大砲を積ませる為、堺に足を運ぶ信長。<br>
今井宗久の自宅に上がり込むが留守であった<br>
信長は宗久と繋がりのある千利休と話し、利休が行方を探してくれる事となった。<br>
堺の港を見渡すと九鬼の大船団が寄港していたので<br>
傍にいた九鬼に訳を聞くと大安宅船の船団は大坂城築城の<br>
建築物資の運び出しに使われていた。世界侵略が遅れるのでは無いかと九鬼は心配していた。<br>
信長は今井宗久に会った後に、再度秀吉に脅してやるわと怒りをあらわにした。<br>
とりあえず信長は伊勢に今井宗久を向かわせるようにすると九鬼に話す。<br>
<br>
堺に滞在する南蛮の水夫が何やら海外で恐ろしいモノを見たとの噂を耳にし<br>
信長は水夫の話を聞きに行った。<br>
水夫はマカオの教会に立ち寄った時に見た魔の儀式とやらを話し始めた。<br>
酒に酔ってた水夫はふと夜中にぽつんと明かりが点いてた不審な教会を覗いた。<br>
するとそこには、なんとカブラルが黒魔術の儀式に没頭していたと言う。<br>
<br>
カブラル「魔ヨ!東ノ国ノ魔王ヲ滅ス魔力ヲワレニ与エタマエ!」<br>
カブラル「魔王、死ネ!フヒァアハッハッハーッ!!」<br>
<br>
<a name="a177"></a></dd>
<dt><a href="menu:177">177</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/08/0802:31ID:H8BT4xF5</font></dt>
<dd>第三章の後半<br>
<br>
水夫はもはや人間の顔付きとは思えぬカブラルを見て震え上がり、逃げてしまったと。<br>
水夫は話してた相手が信長だと気づき、カブラルの黒魔術から逃れるには<br>
教会にいるオルガチノ神父に頼るべきだと親切に教えてくれる。<br>
教会でオルガチノに先程の話を話すと、力に貸そうと言い、伴に加わる。<br>
<br>
オルガチノを向かい入れた直後、利休の使いが来て、利休宅へ行く。<br>
利休は宗久が亀山の温泉に行ったとの情報を話す。<br>
信長は直ちに亀山に赴く事にした。<br>
<br>
亀山の村に付くと家康に仕える大商人・茶屋次郎四郎がおり<br>
信長を家康の元に付くように説得するも、家康と秀吉の争いに関わる気は無かった。<br>
村の者の話を聞くと最近引っ越してきた娘さんがいて<br>
時々いなかったりするし、長いと半月は帰ってこない事が多く<br>
村の近くの天引峡やら伊賀などで見かける事もある妙な娘だと言う。<br>
その娘と都合上三度ほど会いに行く。<br>
彼女が忍びである事が発覚し、宗久を探してくれと頼むが、断られて娘は何処へと去ってしまう<br>
<br>
村に寄っている堺から来た者から聞くと宗久を天引峡の奥で見かけたと言う。<br>
海を切り裂き天引峡の奥まで進むと、宍栗の忍びである宍戸内全が現れ<br>
宗久に関する情報は全て彼が流した偽の情報であると暴露する。<br>
つまり、官兵衛による信長暗殺の計にはまったのであった。<br>
宍戸内全は強く、信長はかろうじて洞窟にわきをはしる川に飛び込んだ。<br>
…だが、遂に意識を失ってしまった。信長は一人、川下に流されていった。<br>
<br>
官兵衛は、信長暗殺を企む一方で、密かに信雄と家康の結び付きを調べていた。<br>
家康は信雄を持ち上げ、秀吉に反旗を掲げる事が分かった。<br>
官兵衛は家康と決戦し、天下を得るべしと言う。<br>
秀吉は信長の命令を気にしていたが、官兵衛は邪魔な信長を始末した事を告げる。<br>
官兵衛「天下取りに動き出されませっ!」<br>
こうして秀吉は家康との直接対決を向かえるのであった。<br>
<br>
宍栗の忍びに倒された信長は傷を受けて、川に流されていった。<br>
信長は完全に意識を失っていた。<br>
亀山に住んでいた忍びの娘・沙木は信長に滅ぼされた伊賀の忍びであったが<br>
流れ着いた信長を家に運び入れ、手当てを施した。<br>
<br>
秀吉は信雄を長浜城に呼び寄せ、家来のように扱った。<br>
信雄を手なづかせようとした秀吉の態度に不愉快になった信雄は敵意をあらわにし、帰っていった。<br>
秀吉「わしは信長よりも上じゃ。わしがつくる天下こそ神が望んでおるのじゃ。」<br>
秀吉は信雄の根城を五万の兵で包囲した。<br>
<br>
信雄は家康に援軍要請を出した。その家康は半蔵の帰りを待っていた。<br>
戦の勝敗は半蔵が信長を連れて戻れるかどうか、にかかっていた…。<br>
<br></dd>
<dd><br>
<a name="a185"></a></dd>
<dt><a href="menu:185">185</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/08/1001:30ID:W3pGKNwD</font></dt>
<dd>
本当は「宍粟」の忍びなのに前まで「宍栗」の忍びで書いてた orz<br>
まとめの人が載せてくれるのでしたら訂正をお願いしたい所存です<br>
<br>
第四章<br>
天下統一戦<br>
<br>
沙木の必死の手当てにより信長はようやく回復した。<br>
実は沙木は半蔵の妹であり、兄の命により信長を助けたのであった。<br>
半蔵が言うに、沙木が助けねば危ない所であったと。<br>
官兵衛、秀吉の野望の強さを知り、信長は、家康につくことをついに決心した!<br>
信長は仲間と共に岡崎に向かう準備をするが、沙木も伴にして欲しいと言う。<br>
信長「看病していてわしに惚れたか!!くの一との旅もよかろう!」<br>
信長「ぐわっはっははは!!」<br>
秀吉が自分を殺そうとした以上、家康につき、秀吉をおさえこまなければならない。<br>
<br>
岡崎に着き、家康に秀吉との戦に加勢しに来たのであった。<br>
家康は信長に上座を譲り、家康は下座に座った。<br>
元々、信長とは同盟関係ではあったが、本願寺の変より少し前から<br>
信長に頭を下げ従属関係へとなっていたのである。<br>
信長と家康が再開して、話に花を咲かせてた時、<br>
信長を家康側に付かせるよう説得にあたった半蔵が来る。<br>
半蔵は秀吉軍か三河に近づいている情報を掴み、<br>
家康は半蔵に偵察を命じた。<br>
<br>
信長は勢力を広げていく秀吉に対し、<br>
東日本を家康に抑えさせる事で、対抗しようとした。<br>
日本統一を狙う秀吉の力があまりに強大で、<br>
信長をおびやかすまでになった以上、たとえ日本を二分して、<br>
秀吉と家康のそれぞれに治めさせることになってもやむをえなかった。<br>
信長は早く戦国の世を終わらせ、世界へ討って出たかった。<br>
家康は半蔵が帰ってくるまで待ってくれと言うので城下をふらつく事にした。<br>
<br>
ふらついてると茶屋次郎四郎が帰ってきて家康に献上品を持って行く所だと言う。<br>
失礼にも信長はタヌキの置物じゃねーの?と品の無い推測を言うが、<br>
城に戻ると家康が先程の献上品を納めてくれる。<br>
と、半蔵が戻ってきて敵の主力部隊の大将は「殺生関白」羽柴秀次で、<br>
美濃に接近しつつあると報告する。<br>
大垣城の池田恒興、岐阜城の「鬼武蔵」森長可と合流する前に<br>
叩かねば、厄介な事になると家康は言う。<br>
それで信長自らが秀次の軍を蹴散らそうと発言、出陣した。<br>
<br>
秀吉は長浜で秀次に命令を下していた。<br>
秀吉は秀次に池田と森の部隊と合流し、一気に岡崎に攻め込めと下した。<br>
秀吉「大殿が死んで、いよいよわしの天下じゃあ!」<br>
<br>
信長の率いる家康軍は小牧山に陣取る秀吉軍を一気に目指した。<br>
二つの軍は、遂に激突した!! 秀次軍は池田、森と合流出来ぬまま合戦に入る。<br>
阿呆のように全軍突撃させてくるのでさっさと秀次に近づいて戦闘。<br>
信長「秀次!戦ぶり、まだまだあまいわぁーっ!」<br>
秀次「ひけー、退却じゃーっ!」<br>
この知らせは大垣城、岐阜城へもたらされた。<br>
<br>
森長可の軍勢が岐阜城の城外に陣をはった。<br>
そして、池田恒興の軍勢もまた大垣城外へ。<br>
信長は両軍を各個撃破に向かう。<br>
森長可との戦闘時に長可の弟である蘭丸が隊列にいると、<br>
長可を逃がす事が出来る。(倒しても逃がしても討死扱いだが)<br>
尚、森軍の南の陣に行くと、森軍の旗頭を勤める小野忠明がいて<br>
信長の妙な魅力に惹きつけられ、仲間の一員に加える事が出来る。<br>
<br>
<a name="a186"></a></dd>
<dt><a href="menu:186">186</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/08/1001:34ID:W3pGKNwD</font></dt>
<dd>すまん、本当なら短文でまとめるべきなんだが<br>
どうしても要所、要所を丹念に書いてしまってる俺ガイル<br>
<br>
第四章の中盤<br>
<br>
両軍共々、指揮官がいなくなって<br>
浮き足だち、ちりぢりとなり長浜に逃げ延びていった。<br>
そんな折、秀吉の元に池田、森の戦死の報と<br>
ヒゲ面の将(信長)が家康軍の指揮を取っていたとの報告が舞い降りる。<br>
官兵衛は秀吉を勝たせる為宍粟の忍びと共に三河に向かう事にした。<br>
…やがて、山伏に変装した官兵衛が長浜城からひっそりと旅立った。<br>
<br>
信長は家康が強大にならない内に信雄と秀吉に<br>
和を結ばせる事を考えていた。<br>
信雄が家康から離れられれば、家康は織田家の争いに口を挟めなくなる。<br>
しかし、信長はどう和睦へと持っていくかに考えがまとまらなかった。<br>
仕方なく、家康の言うがままに城下へ気晴らしに行った。<br>
<br>
ふらつくと京での鬼退治を知ってた山本松斎と言う<br>
ガン黒い僧がおり、比叡山で見たある僧の話を聞くことになった。<br>
松斎が比叡の山奥で修行をしていたおり、<br>
迷い込んだ森に燃え盛る祭壇の前に一人の僧がいた。<br>
僧は魔気を放ちながら、何かを唱えていた。<br>
天海「魔王よ、わが魔力にかなうか!!」<br>
やがて、炎の中から…、蒼く、鈍い光の<br>
鬼の幻影がゆらりと浮かび上がった。<br>
それを見た後に、京に鬼が下りてきたと、噂が流れたと言う。<br>
話し終えた松斎は意気投合し、伴に加わった。<br>
<br>
城下の住民と話しをしてると長篠の村に来た山伏が村人に<br>
一揆をそそのかしてるとの噂が流れていた。<br>
信長の頭に、亀山での苦い記憶が蘇った。<br>
忍びの仕業と睨んだ信長は後で半蔵に調べさせる事にした。<br>
<br>
また秀吉の偵察に行ってた半蔵が帰ってきたが<br>
半蔵は長篠で一揆を煽ってる山伏がおり<br>
長浜で官兵衛の姿を見かけぬので<br>
官兵衛が一揆を煽ってるでは無いかと告げる。<br>
信長はこの機に乗じて、秀吉・官兵衛を逆らわなぬよう完膚無きに<br>
叩いてしまおうと、長篠へ出向く事にした。<br>
信長は家康に長篠へ半蔵をよこさぬよう、念を押した。<br>
<br>
長篠の村に付くと、今まさに一揆が起こさんと殺伐としていた。<br>
山伏がいる屋敷に繋がる洞窟でうなりを挙げる土壁を破り、<br>
中から土神雲母剣が出てきてこれを入手した。<br>
出口で邪魔をする宍粟の忍びの天人丸を倒すと降伏する。<br>
<br>
山伏がいる屋敷に付くとやはり官兵衛がいた。<br>
官兵衛「大殿、久しぶりでござる、なかなか死なれませぬな。」<br>
信長「官兵衛!ほざくようになったのォ。」<br>
官兵衛「魔王と言えどもわが宍粟の忍びに勝てますかな?」<br>
ここで先程、天人丸を隊列に加えていると再び天人丸と戦闘になる。<br>
加えていないとそのまま宍戸内全との再戦に入る。<br>
内全を倒すと官兵衛は消えていた。<br>
天人丸を再び倒していると、再度降伏する。<br>
<br>
<a name="a187"></a></dd>
<dt><a href="menu:187">187</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/08/1001:43ID:W3pGKNwD</font></dt>
<dd>
お盆が近いので糞忙しくなっていくのに書いてる俺ガイル OTZ<br>
<br>
第四章の最後です<br>
<br>
一揆の元凶が逃げてしまったので、一揆はすぐに収まる事となった。<br>
信長は信雄との対面を決意した。<br>
秀吉をのさぼらせておいては、世界へ討って出る所か、<br>
日本の統一も危うい。<br>
秀吉の野望を捨てさせるには信長が姿を表すしかなかった。<br>
信長は信雄の拠点である清洲城へ急いだ。<br>
<br>
信雄は次の戦の為に武芸が長ける者を集め、優れた者には<br>
村正を与え召抱えようとしていた。<br>
信長は清洲城に入り、信雄に会わせようとせぬ城の者から<br>
村正をかっぱらう。その騒ぎを耳にした信雄の家臣<br>
滝川雄利が下りてきて、騒いでる信長を見て驚愕。<br>
信長は雄利に信雄に会わせるよう言い、雄利は信雄の元へ案内した。<br>
信雄も信長を見て仰天。驚く信雄に世界出兵の事を話し、<br>
秀吉と和睦せよと命じ、信雄は父の言葉に従った。<br>
そして、この後織田家は歴史の表舞台へ出ることはなくなった。<br>
<br>
信長が遂に姿を表し、これ以上、秀吉が家康と戦う訳にはいかなくなった。<br>
そして、滝川雄利が和を結ぶ使者に立った。<br>
秀吉「もはや逆らうすべはない…。」<br>
信長の思惑通り、日本は東国と西国とに色分けされ、<br>
これ以後、秀吉は東への進軍を諦めざるを得なかった。<br>
秀吉は四国・九州攻めの腹を固めた。<br>
やがて、日本は東西に分かれて平定されるだろう。<br>
<br>
信雄は信長に清洲で留まってくれと言うが、<br>
信長は命を狙っている天海、カブラルの力が侮れなかったので<br>
無理だと信雄に言った。<br>
と、話していると沖合いに不気味な南蛮船が東に進み、<br>
伊良湖岬に向かってるとの報が舞い込み、信長は南蛮船の所へ行った。<br>
<br>
伊良湖岬に着くと、フロイスが居り、船の甲板でカブラルが見えると言う。<br>
信長「カブラルめ!遂に魔力を得たか…。」<br>
信長は南蛮船に乗り込んだ。船は得体の知れない妖気が充満してた。<br>
どこから持ち込んで来たのか、ゴーゴンやらハーピィやら<br>
ガーゴイルやら狼男がウロチョロしてたりする。<br>
船の下層部に下りると柱に血で書かれた文字があり、読んで見る。<br>
「東の果ての魔王に死をたまわらん…。」<br>
それはカブラルからの果たし状だった。突如、カブラルの幻影が現れた。<br>
カブラル「信長、魔王ヨ。ワガ分身ト戦エ!イズレ、<br>
ワガ魔ト出会ウコトニナロウ…。」<br>
カブラル影との戦闘に入る。<br>
<br>
信長はカブラルの幻影を倒した後、甲板へ上がった。<br>
南蛮船はひとりでに動き始めた。信長は船が向かう方向を見ていた<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:201">201</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/08/1111:22ID:UwgpqySd</font></dt>
<dd>
信じられないぐらい長くなった (´・ω;;;;;...ウボァー・・・<br>
<br>
第五章<br>
魔戦<br>
<br>
船は清洲おきから紀州おきへ流れて行った。<br>
やがて船は岸に着いた。信長は警戒しながら船を下りた。<br>
日本は秀吉に家康に任せたが、天海とカブラルは信長でなければ<br>
どうにも出来ない程、力を付けていた。<br>
やがて船は、ひとりでにおきへ進んだ。そして魔力によって燃えカスと化した。<br>
カブラルによるこけ脅しであった。<br>
信長「お前等の思うようにはさせねわ!ぐわぁっはっは!」<br>
<br>
信雄と秀吉は長浜城で会見し、信雄は信長の話を伝えた。<br>
秀吉は信長に恐れおののき、改めて、信長に従う事を誓った!<br>
秀吉はすぐに軍の矛先を四国攻めの拠点になる紀州へ向け、<br>
家康とは争わぬ事を宣言した。<br>
信長の命令により、信長の生存は天下に伏せられたままだった。<br>
秀吉自ら紀州に出兵する事になった。<br>
<br>
家康は半蔵に命じ、三河を出たまま行方知らずの信長を探させた。<br>
半蔵の調べによると、秀吉・信雄の和睦が信長の手によって行われたと告げる。<br>
天下には信長生存の報は一切伝わってない事も含めて。<br>
家康「結局は信長殿の思う通りに運んだだけじゃな…。」<br>
<br>
信長は堺の宗久に会いに行った。<br>
ようやく宗久に会うと、大砲製造の件をただちと取り掛かってくれる。<br>
宗久には世界侵略の暁に、海外の貿易を一手に任せる約束も取り付けた。<br>
信長は宗久に、九鬼と共に大砲を積んだ大安宅船を造るよう、命じた。<br>
最早、心配事は天海・カブラルだけであった。<br>
信長は魔気を探れる大坂の占い師に会いに行く。<br>
<br>
信長は大坂に戻り、占い師に魔気の様子を占って貰った。<br>
占い師は比叡山の鬼の魔気は失せ、今は千早に移っており、<br>
魔気は前より弱ってて、叩き潰すなら今だと教えてくれる。<br>
また鬼を呼び寄せる天海を叩くべく千早へ向かった。<br>
<br>
千早に付くと村の住民は出現した鬼と呼び寄せた山伏に脅えていた。<br>
早速、山の洞窟へ行き、討伐に向かった信長一行。<br>
洞窟の入り口赴任で多数の白骨を見つけ、大江山と同じく被害が出ていた。<br>
奥に進むと、かすかにながらうめき声が聞こえ、声の下へ近づく。<br>
声の主は鬼であった。<br>
攻鬼「ぐえぇぇぇぇ…。信長、よくも亡鬼を滅ぼしたな!」<br>
攻鬼「われらの恨みを知れ!」<br>
<br>
攻鬼「ぐえええっ…。天海よ!なぜわれらを目覚めさせた!」<br>
攻鬼「われらをおのが捨て石とするつもりだったのか…。」<br>
攻鬼「うらめしいぞ!天海!!」<br>
鬼が落とした鬼の肝が喋る。<br>
肝「うらめしや天海!高野山から目をそらす為に、<br>
われらを操ったのか…。」<br>
この言葉を聞いて、天海が高野山がいる事は分かったが、<br>
何をしにいるのかは分からなかった。<br>
千早の宿に行くと鬼の噂を聞いて駆け付けた<br>
百地三太夫がいて、伴に加える事が出来る。<br>
<br>
<a name="a202"></a></dd>
<dt><a href="menu:202">202</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/08/1111:27ID:UwgpqySd</font></dt>
<dd>続き<br>
<br>
高野山に向かう途中、紀州攻めの任に当たっていた秀次の<br>
軍が貝塚の付近で陣を張っていた。びびってる秀次に話をすると<br>
秀吉が貝塚の陣屋におると言う。<br>
貝塚に入るとフロイスの弟子のロレンソがいた。<br>
フロイスはどこかと訪ねると、堺に向かってると言う。<br>
ロレンソは淡路島に、妖しげなバテレンが島に教会を建てたそうで<br>
その調査に行くとか。また会えたらその結果を話すと言う。<br>
<br>
陣屋に入ると秀吉、官兵衛、秀長の三人がいた。<br>
そこで和歌山攻めの軍議を執り行っていた。<br>
信長も直々に軍を率いて参加する事も決めた。<br>
<br>
合戦にはまだ時間の空きがあったので、高野山に赴いた。<br>
高野山では、高野山の宝、龍神様の珠が盗まれたと皆が騒いでいた。<br>
更に聞いて回ると、僧は山伏が宝を盗んだと言う。<br>
僧は信長から鬼の匂いを感知し、山伏からも同じ匂いを感じたと言う。<br>
それを聞いた信長は山伏が天海だと悟る。<br>
高野山の僧は信長に龍神の珠を取り戻してくれるよう<br>
力を貸してくれと言い、信長も承知した。<br>
僧は龍神の珠奪還を引き受けた信長に、未来・過去・時を司る石、<br>
時の石を差し出した。魔の力で次元の狭間へ落ちた時、<br>
役に立つと言う。僧の年ではもう操れない代物だとか。<br>
<br>
信長が時の石を手に取った時、石から声が聞こえて来た。<br>
「瀬戸内海の島に西の魔、来たり。<br>
だが、東の魔王、これを倒せり。」<br>
貰った早々に未来の予言が舞い降り、信長は上機嫌となる。<br>
寺の外に出ると、何やらさっきの話を聞いてた女が目の前にいた。<br>
彼女はまだ修行の身だったが、信長と共に龍を封じようと願い出た。<br>
信長は彼女「柱小路采女」を向かい入れ、龍神の湖に行く。<br>
<br>
龍神の湖がに着く。湖は干上がっており、その代わりに神社があった。<br>
信長は神社に入った。<br>
龍神「龍玉」に仕える神官は、龍玉が天海によって<br>
北の洞窟の中に捕らわれていると言う。<br>
神官は龍神様を助けてくれと信長にすがった。<br>
信長は龍玉を助け出す為、洞窟へ向かう。<br>
<br>
洞窟にて妖力で貼られた結界の中で監禁された女がいた。<br>
信長は結界を力任せで破った。<br>
女に話し掛けると、この女こそが探していた龍玉なのであった。<br>
龍玉は天海が龍神の力を利用しようとしてたが、<br>
龍玉はそれを拒んだ為、天海の魔力で封じられたと話す。<br>
龍玉は力を悪用しようとした天海を倒す為、伴に加わる。<br>
信長「へへっ、龍にしておくにはもったいない女じゃ。」<br>
<br>
洞窟の奥深くに天海はいた。<br>
天海は比叡山で得た魔の力を見せてやると言い、戦闘。<br>
<br>
天海「…の、信長。これでわれらに勝ったと思うな…。」<br>
天海は消滅した。ついでに信長最強の技・阿修羅斬も覚える。<br>
信長「これであやつが滅んだとは思えぬ…。」<br>
天海の魔力で干上がっていた湖に再び水が戻り出した。<br>
信長達は急ぎ、地上へ退散した。<br>
先程の神社一帯が湖に戻っていた。二度と干上がる事は無いだろう。<br>
<br>
<a name="a203"></a></dd>
<dt><a href="menu:203">203</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/08/1111:33ID:UwgpqySd</font></dt>
<dd>続き<br>
<br>
秀吉は貝塚を経て、和歌山で陣を整えていた。<br>
一方、敵方の紀州大田勢と雑賀勢もまた出陣しようとしていた。<br>
信長は様子を見に、出向いていた。<br>
和歌山近くで秀吉が陣を張っていたので訪ねに行く。<br>
秀吉は官兵衛にさぐりに入れてるのでしばらく待ってくれと言う。<br>
雑賀の鉄砲隊はそれだけ侮れない存在であった。<br>
秀吉が悠長に構えてるので、信長は一足早く軍を進めた。<br>
信長「一度死んだ体じゃ、どうとでもなる!」<br>
<br>
合戦に行く前に大坂で留守番を勤めてる武士と話すと<br>
思い切りネタバレな発言をするが<br>
まさかそのままの意味だとは、信長も含めて判る訳が無かった。<br>
武士「戦の留守番にも飽きた…。そうじゃ、いいことを教えてやろう。」<br>
武士「最後の敵は……、魔……、……ゲップ!ゲップがでてしまった。」<br>
<br>
信長は和歌山城外で雑賀軍と激突した!!<br>
孫市「秀吉の軍の者か!紀州をわがもの顔にはさせん!」<br>
<br>
孫市が敗れ、雑賀軍は浮き足だって崩れた。<br>
孫市は信長軍に捕らわれ、捕虜となっていた。<br>
信長「孫市、死にたいか?」<br>
孫市「おう、殺せ!」<br>
信長「孫市、この世にはお前の知らぬ世界がある。<br>
紀州にこだわってどうする?」<br>
信長は孫市に世界へ討って出る話をした。<br>
しだいに孫市は体を乗り出してきた。<br>
孫市「面白い!実に面白いぞ!わしも伴に加えてくれい!」<br>
話に惹かれた孫市は伴に加わった。<br>
ついでに孫市は和歌山城内のぬけ道を教えてくれた。<br>
<br>
信長は和歌山城主を討ち、紀州を平定せんと、乗り込んだ。<br>
城の門が硬く閉じられてるので、<br>
教えて貰ったぬけ道、城の脇にある井戸から潜入した。<br>
ぬけ道を通り抜けると、城主のいる階層に辿り着く。<br>
城主に近づくと、落とし穴の罠が発動する。<br>
小野忠明、百地三太夫、沙木が隊列にいると回避出切る。<br>
<br>
信長は城主「大田定久」に対してお前如きでは<br>
紀州すら治められんとキツイ事を言い、戦闘に入る。<br>
<br>
大田定久が倒れ、和歌山城はあっさりと降伏した。<br>
秀吉軍は和歌山城を落とした。<br>
そして、城主として秀吉の弟、秀長を残し、<br>
秀吉の本軍すぐさま大坂城へ戻った。<br>
無論、それは四国攻めの準備の為であった。<br>
信長は秀吉の本軍へは加わらず、そのまま和歌山へ残った。<br>
信長「(これで日本はサルでも治められるわ。<br>
気がかりは天海じゃ。)」<br>
信長「あのハゲめの行方をつきとめねばならぬ。」<br>
信長は一度、堺に戻る事にした。<br>
<br>
<a name="a204"></a></dd>
<dt><a href="menu:204">204</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/08/1111:38ID:UwgpqySd</font></dt>
<dd>さっきから改行多過ぎに引っ掛かりまくり OTL<br>
<br>
堺に着き、利休宅を訪ねると宗久の手紙が届いており、<br>
大砲はじきに完成するとつづられていた。<br>
信長の世界進出の日は近づきつつあった。<br>
フロイスが堺に戻って来たので話すと、<br>
フロイスはカブラルの魔船が燃えた事に<br>
何やらおぞましいモノを感じていた。<br>
堺を離れてたフロイスは自分より弟子のロレンソの方が<br>
何か掴んでいるのでは無いかと知れないと言う。<br>
信長もフロイスも、やはりカブラルが何か企み、<br>
知らぬ間に動いてるでは無いかとの結論に達した。<br>
信長は急ぎロレンソの元へ向かった。<br>
<br>
貝塚のロレンソに会いに行くと、調査を終えたロレンソがいた。<br>
ロレンソは、淡路島に魔の教会が建てられていた事を告げた。<br>
ロレンソは不吉な事が起きる前に何とかしなければと考えていた。<br>
信長はロレンソに、堺でのフロイスとの話を伝えた。<br>
ロレンソも魔の教会はカブラルが建てたのだと確信する。<br>
信長、ロレンソは淡路島の魔の退治へ行く事を決め、<br>
船を調達し、淡路島を目指した。<br>
島に着いた信長は、ロレンソに何が起きるのか判らんから<br>
帰った方が良いと言うが、ロレンソもカブラルが<br>
放って置けなかったので連れてく事になった。<br>
<br>
淡路島をうろつくと、日本なのにメデューサやら堕天使やら<br>
悪魔を見かけるので、もうカブラルの魔が島を覆ってるようだ。<br>
<br>
島の住民は皆、何かに憑りつかれたような雰囲気であった。<br>
教会の前に魔気に包まれた剣が刺さっていた。<br>
剣からカブラルの声が響く。カブラルが乗り移っていたのだ。<br>
カブラル「コノ剣ヲ使ッテ魔気ヲ操ッテイルノダ。」<br>
カブラル「マズハ、コノ島ヲ魔気デオオイ、<br>
ワガ魔ノモノトシテクレル。」<br>
カブラル「魔気ヲ止メタクバ、コノ剣ヲヌクガヨイ。」<br>
カブラル「タダシ、剣ヲヌクニハキサマラノ命ガ必要ダ。」<br>
カブラル「ドウダコノ剣ヲヌケルカ、信長?」<br>
カブラルは信長を試していた。<br>
信長は魔剣「獅子王」を抜き、仲間の命を犠牲にした。<br>
信長「くそっ!ゆるせよ…。必ず、カブラルは倒してやる。」<br>
別にロマサガのように消える訳では無いので、<br>
後で寺院などで復活させれる。<br>
<br>
魔剣を抜き、ようやく、信長はカブラルの本拠地に辿り着いた。<br>
闇のキリスト像のある、魔教会である。<br>
と、唐突に死んだ筈の天海と戦闘に入る。<br>
妖天海「信長、よくぞ参った。だが、カブラル様の力にはかなうまい。」<br>
妖天海「わしも、こうして魔の力で復活したわ!」<br>
信長「天海、いや光秀っ!きさまはもはや人ではない!」<br>
妖天海「魔王よ、わが魔力にかなうか!!」<br>
信長「くそだりゃあーっ!!」<br>
カブラルの魔の力を得たお陰なのか、<br>
遂に鬼に化ける術まで多用する妖天海。<br>
<br>
<a name="a205"></a></dd>
<dt><a href="menu:205">205</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/08/1111:42ID:UwgpqySd</font></dt>
<dd>続き<br>
<br>
天海はどうっと倒れ、気を失った<br>
やがて、天海の体より魔気がぬけ出し、薄れていった。<br>
カブラル「ホウ…、ヨク勝テタモノダ…。」<br>
カブラル「信長!天海ノ体、返シテヤル!」<br>
カブラルの声が教会をゆるがす。<br>
カブラル「…ダガ信長!ココカラハ生キテカエサヌッ!!」<br>
声とともにあたりの景色が一変した。遂にカブラルが現れた!<br>
<br>
カブラル「ココハ闇ノ世界。光モトドカヌ魔ノ空間ダ。」<br>
信長「ぐわっははは!死ねィ、カブラルーっ!!」<br>
カブラル「…信長ヨ、ワガ闇ノ世界ノ住人トナレイ。」<br>
闇の空間でのカブラルの力は圧倒的だった。信長は以前貰った時の石を使った。<br>
時を超えて闇の世界へ連れ去られた信長は、時の石の力で再び、<br>
現実の世界へと戻った。景色も魔教会に戻る。<br>
<br>
魔の力を得たカブラルは、「第六天魔王」信長の手によって葬り去られた<br>
カブラル「…ノ、信長!…マダ死ナン!死ナンゾッ!」<br>
カブラルの姿は、まばゆい光と共に消え去った。<br>
信長のまわりから魔気が消え去り、教会に日の光が差し込んできた。<br>
信長「馬鹿め、二回も死ねぬわい。」<br>
信長「わしは魔王じゃ!魔を打ち倒した魔王じゃあ!」<br>
信長は笑い声を残し、淡路島から悠々と立ち去った。<br>
<br>
信長の乗った船は大坂を目指していた。<br>
信長の眼には、秀吉と家康によって統一された日本の姿が写っていた。<br>
信長はカブラル・天海の両者が亡き今、<br>
統一まで秀吉と家康の働きザマをゆっくり見物するとしたが<br>
信長「…じゃが、…カブラルよ。あれで本当に終わりなのか…?!」<br>
<br>
やがて、秀吉による四国攻めが始まった。<br>
八万の軍勢による一ヶ月の戦闘で四国攻めは終わった。<br>
続いて、九州へ軍を進めた。秀吉の九州攻めとともに<br>
家康もまた東国をほぼ手中におさめた。<br>
やがて、秀吉は九州へ乗り込んだ。九州も短期間で落とした。<br>
秀吉は信長の命令で北九州の名護屋に巨城を築いた。<br>
それは、信長が世界へ乗り出す足掛かりとなる城だった。<br>
信長は名護屋城へ入った。<br>
東国を統一した家康と西国を統一した秀吉の上に信長が君臨した。<br>
信長「いよいよじゃ!わしはこれから世界へ討って出るのじゃあ!」<br>
<br>
名護屋城の広間に武将が揃っていた。そこに死んだ筈の、<br>
柴田勝家、佐久間盛政、池田恒興、森長可も下座に座っていた。<br>
恒興「わしは死んで、あの方の下へ参ったのじゃ。」<br>
長可「われらはあの方の下で世界へ討って出るのじゃ!」<br>
信雄「遂に討って出る時が来たか!」<br>
勝家「信雄様、われらは皆あの方の指図に従うまでじゃ!」<br>
秀吉「静かにせよ!夢ノ助殿のおなりじゃ!」<br>
信長があらわれ、知らされていなかった武将からは驚きの声があがった。<br>
南蛮の具足で全身を覆った信長は上座に座った。<br>
信長「ワシが西国王・秀吉、東国王・家康の上に立つ、<br>
日本の王、天地夢ノ助じゃ!」<br>
信長「わしは全世界を照らす 太 陽 で あ る !」<br>
<br>
<a name="a206"></a></dd>
<dt><a href="menu:206">206</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/08/1111:44ID:UwgpqySd</font></dt>
<dd>まと少しでEDです<br>
<br>
名護屋城おきに大安宅船・鉄甲船の大艦隊が集結していた!<br>
世界へ討って出る手筈は全て整った!<br>
丁度その頃…。九州の遥か沖合いに南蛮の大艦隊が出現した!<br>
家康、秀吉、そして信長の下へ急ぎの使者・九鬼が現れた。<br>
九鬼は南蛮の船団は名護屋に向かってると知らせ、戦の準備に向かった。<br>
信長はカブラルが復活し、魔力を用いてヨーロッパ諸国の艦隊を結託、<br>
「信長の野望」だけで無く、日本を滅ぼす腹で攻めて来たのだと察知。<br>
外国から攻めて来たのとは訳が違うと秀吉に言う。<br>
カブラルの魔艦隊が集結する沖合いに赴く。<br>
<br>
信長は秀吉と家康を従え、風の吹きすさぶ岬から沖合いを睨んでいた。<br>
信長「カブラルさえ倒せば奴等は総崩れじゃ!」<br>
信長「魔力の源を絶てば奴等も正気を取り戻し、<br>
国へ帰るに違いない!!わしはカブラルの船へ乗り込む。」<br>
秀吉と家康に軍勢を率いさせて、自らは司令官船に乗り込み、<br>
カブラルを直々に切り捨てると方針が決まった。<br>
秀吉と家康は退き、戦の準備に向かった。<br>
<br>
信長が気づくと、そこには共に戦ってきた仲間達が集まっていた。<br>
ここで隊列に加える仲間を決め、残った者は出陣の仕度をした。<br>
カブラルが率いる魔軍と信長艦隊との大合戦が始まった。<br>
ここでは唯一、秀吉と小六と官兵衛が将に選べる。<br>
レベル低いので役に立たないが。<br>
<br>
信長の船は大きな音を立てて、ぶつかった!<br>
信長はカブラルの船に乗り込んだ!<br>
またしても、どこから呼んだのかゴーレムやら悪魔やら<br>
堕天使やら飛龍がウロチョロしてたりする。<br>
カブラルの下へいざ行かんとするが、魔軍の名も無き<br>
「司令官」が待ち構えていた。<br>
どうでもいい事を言い残し、「司令官」死亡<br>
<br>
南蛮船の最下部に着く。<br>
そこには、もはや人には戻れぬおぞまじい姿をしたカブラルがいた。<br>
カブラル「魔王ヨ、ヨクゾ来タ…。ワガ魔力二取リ込マレシ<br>
ヨーロッパ艦隊ニヨッテ、日本ノ艦隊トトモニ、オマエヲ滅ボシテヤル!<br>
グェッ、グェッ…。」<br>
カブラル「…魔ノ力二ヨッテ葬ラレルコト、光栄二思ウがヨイ!」<br>
信長「カブラルよ、そうまでしてわが命がほしいか。」<br>
信長「おろか者めがっ!せめて思い残すことなく天へおくってやるわ!!」<br>
で、天空×字拳の構えをした魔カブラルとの戦闘に入る。<br>
<br>
毒を喰らう(たまに麻痺)魔神剣やら全体攻撃の死霊弾と<br>
うっとうしい攻撃を跳ね除け魔カブラルを倒す。<br>
<br>
<a name="a207"></a></dd>
<dt><a href="menu:207">207</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/08/1111:46ID:UwgpqySd</font></dt>
<dd>感動のEDへまっしぐら<br>
<br>
魔カブラル「…バカナ。ワガ身ガ滅ビルトハ。ダガコノママデハスマサヌ。<br>
ワガ本当ノ力を思イ知レ!悪魔二ミイラレタチカラヲ…。」<br>
船が揺れ、風景が歪み、真っ暗になる。そして、現れたモノはなんと…。<br>
???「カブラルハ魔トナリキレナカッタカ…。」<br>
???「カブラルヨ、悪魔ヲ召還シタツモリダロウガ、ソウデハナイ!!!」<br>
???「悪魔二乗っ取ラレテイタノダ。」<br>
取り込んでいたと思われた魔が具現化し、カブラルの体を乗っ取ってしまったのだ。<br>
<br>
魔「信長ヨ、オマエノ強大ナチカラ、魂ヲクラエバ、<br>
ワガチカラハサラニ強大トナロウ。」<br>
魔「コノ時ヲ待ッテイタ!サア、ココへ来イ。ワガチカラノミナモトトナレ!!」<br>
信長「すべて魔のすじかきとぬかすか!そうはいかぬ!」<br>
信長「くらえるものならくろうてみよ!わしは世界の王、信長じゃ!」<br>
蜂の巣のよう形状にカブラルの顔と手をくっ付けた「魔」との最後の戦いに入る。<br>
<br>
魔「グウェェェェェ…!魔ガ滅ビルノカ…?ダガ、信長ヨ…。<br>
オマエモトモニ消滅スルノダ…。」<br>
魔の消滅によって、魔力がとけたヨーロッパ艦隊はそれぞれの国へと帰って行った。<br>
日本の軍勢も被害が大きく、引き上げるよりほかなかった。<br>
<br>
竜珠が空中にただよっていた。<br>
そして、仲間がみな集まり、龍珠を囲んでいた。<br>
一堂は魔に勝った後、海に投げ出されたが、秀吉軍の船に助けられていた。<br>
しかし、一堂の中心であった信長だけはいなかった。<br>
龍玉は龍珠の力を使って信長の居所を調べたが、龍珠をもってしても分からなかった。<br>
それでも一堂はきっと生きてるであろうと信じていた。<br>
<br>
艦隊を引き上げた秀吉と家康は名護屋城にいた。<br>
秀吉「お、大殿…。サルめをおいてどこへ行かれたのじゃ!」<br>
家康「羽柴殿、なげいておる場合ではない!」<br>
家康「このまま我等だけでも日本の統一に力をそそいでいかねばならぬ。」<br>
秀吉「大殿…。」<br>
家康「それにしても、森殿、柴田殿、それに佐久間殿までおらぬとは…。」<br>
家康「一体、どうしたわけじゃ…。」<br>
<br>
武将は領地へ帰り、国を治めることに力をそそいだ。<br>
あらためて、秀吉が西国王を、家康が東国王を名乗り、戦国の世は終わった…。<br>
信長の復活は日本の統一を早めたにすぎなかったのか…。<br>
<br>
<a name="a208"></a></dd>
<dt><a href="menu:208">208</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">夢幻の如く</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/08/1111:50ID:UwgpqySd</font></dt>
<dd>最後、EDです<br>
<br>
そして、仲間達も皆それぞれ己の道を歩むことになった。<br>
<br>
孫市は鉄砲術をたよりに戦を渡り歩いた。<br>
…、が、皮肉にも鉄砲弾を受け、命を落とすことになる。<br>
<br>
オルガチノはフロイスと共に布教につとめ。<br>
やがて布教の地である名護屋で一生を終える。<br>
<br>
采女は陰陽道を極め、魔、鬼などの物の怪から民をまもった。<br>
<br>
龍玉は名護屋おきで、信長の形見の刀を見つけ、沙木に渡した。<br>
それを最後に湖に戻り、二度と地上にあらわることはなかった。<br>
<br>
沙木は竜玉から形見の刀を受け取り、兄半蔵と離れ、亀山に戻った。<br>
沙木は、ひそかに信長の子を身篭っていた。龍玉はそのことをあんじていた。<br>
やがて沙木は男の子を生み、夢暴丸と名付け大切に育てた…。<br>
<br>
天人丸は影となって沙木と夢暴丸を一生守り通した。<br>
<br>
安倍晴命は魔との戦いで陰陽の力を使えなくなったが、<br>
後に、陰陽道の宗家である安倍家の再興に励んだ。<br>
<br>
阿国は京から国中を旅してまわり、歌舞伎舞いを広めていった。<br>
<br>
そして…。天海は……。<br>
淡路島の教会跡から、半蔵によって助け出された天海は、家康の下に身を寄せた。<br>
魔の消滅によって、己の魔力も失った天海は、<br>
その後野望を抱く事もなく、家康の重臣として天命をまっとうした。<br>
そして、その正体が、明智光秀と天下に知られることなく、<br>
今も日光の地に眠っている…。<br>
<br>
今井宗久は明国から戻ってきた商人から、不思議な話を聞いた。<br>
商人「南蛮の鎧をまとったヒゲ面の男が日本の武将を率いて暴れ回っているとか…。」<br>
宗久「まさか、あのお方では…?」<br>
<br>
続編を匂わせつつ<br>
完<br></dd>
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