九龍妖魔學園紀

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<p><strong>九龍妖魔學園紀<br /></strong>&gt;&gt;9-628,&gt;&gt;17-462~465・537~543</p> <hr /><dl><dt><a>628</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">九龍妖魔学園記</a></b>◆l1l6Ur354A</font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/09/2721:19:43ID:tl2gU23Q</font></dt> <dd>主人公は葉佩九龍(ハバキクロウ)はロゼッタ協会に籍を置く新人トレジャーハンター<br /> 案内人、老商人サラーとともに遺跡の罠を解き次なる道を示す石版を手にする。<br /> そこに現れる巨大な化け物。秘宝を守る番人を倒し、脱出に成功。<br /> だが、秘宝の力で世界征服を企む秘密結社「秘宝の夜明け」が現れ絶体絶命のピンチ!<br /> 遺跡から現れた怨霊の群れに紛れ、逃げだすも砂漠の真ん中で意識を失う<br /><br /> 気が付くと、九龍はロゼッタ協会の医療班に救出されていた。<br /> 所属ハンターの持つH.A.N.T.(ナビゲーション)の信号を探知したらしい。<br /> 秘宝を守り抜き、見事初仕事を達成した彼に下される次なる指令は…<br /> 日本にある天香(かみよし)学園に隠された秘密(しんじつ)を解き明かすことだった。<br /><br /> 第一話 謎の転校生<br /> 自らの正体を隠し、天香学園に潜入(普通に転校)した九龍。<br /> 親切なテニス部少女「八千穂明日香」と無気力サボり魔「皆守甲太郎」と知り合う。<br /> 話を聞くと行方不明者がやたら多いことや生徒会の強権などきなくさい話が聞ける。<br /> 「平穏無事に卒業したければ生徒会にだけはかかわるな」と皆守。<br /> 転校初日でトレジャーハンターだとバラす主人公。<br /> なんだかんだと怪しい墓場に忍び込んだ3人は地下への入り口を発見。<br /> その場は墓守に追い返されるが、学園の秘密を解き明かすため協力してもらうことになる。<br /><br /></dd> <dt><a>462</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">九龍妖魔学園紀</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/17(水)21:42:26ID:lyyJyrud</font></dt> <dd>まだ途中だけど九龍妖魔学園紀。<br /><br /> メイン登場人物<br />  <br />  葉佩 九龍・・・主人公。高校生のトレジャーハンター。<br />          所属する協会の命で天香高校の「墓」と呼ばれる謎の遺跡を探る<br />  皆守 甲太郎・・葉佩の親友。無気力だがカレーには深い情熱を注ぐ。いつも眠そう。<br />          常にラベンダーの香りのアロマパイプを咥えている。<br />  八千穂明日香・・ヒロイン。テニス部の副キャプテン。おだんご頭。白岐が好き。<br />          明るく快活だが他人の心の痛みに敏感。弾丸を上回るスマッシュの持ち主。<br />  白岐 幽花・・・もう一人のヒロイン。ミステリアスな美少女。美術部。ツンデレ系。<br />          物語と「墓」の鍵となる人物だが、無口な為か影が薄い。八千穂が好き。<br />          <br /><br />  阿門 帝等・・・天香高校の生徒会長にして墓守の長。一応敵のボスだが妙に性格がいい。<br />          遺伝子を改造し普通の人間を魔人にする力を持つ。<br /><br /><br /> おおまかな物語<br />  九龍が遺跡に潜りそのエリアの謎を解いていき、そのエリアのボスと対決する。<br /> エリアのボスは執行委員と呼ばれる学生達。彼等は何らかのトラウマを抱えていて<br /> その記憶に纏わるものを生徒会長に差出し、記憶を封じてもらい、特殊能力を与えられて<br /> 遺跡を守る「墓守」となっている。<br /> だが、大きな傷を無理に封じている為に大きな歪みを抱えてしまっている彼等。<br />  九龍との対決で記憶を取り戻した彼等は自分の過去を正しく受けとめ、九龍の仲間に<br /> なっていく、という感じで進む。<br /><br />  選択によって多少違うルートを辿ったりするものの基本的に物語は一本道。<br /><br /><a name="a463"></a></dd> <dt><a>463</a><font size="+0"><b>九龍妖魔学園紀</b></font><font color="#808080" size="2">2005/08/17(水) 21:43:43 ID:lyyJyrud</font></dt> <dd> 早朝、音楽室に入った女子生徒が深夜墓で男と密会していた事を謎の男に責められる。<br /> 意味不明な事を呟く男。そして彼女の指を見つめる。<br /> 「綺麗な指をしてるね・・。くれよ、その指を。僕の姉さんの為に・・いいだろ?」<br /><br />  悲鳴を聞きつけた葉佩と皆守。二人が駆けつけると手が干からびた女生徒が倒れている。<br /> 保健室に連れて行った葉佩はそこで取手という病的な男子生徒と、美貌の保険医、ルイリーと<br /> 知り合う。<br />  放課後寮に戻る途中「黒い砂が」と怯える取手を目撃、ルイリーの話で取手は<br /> 慕っていた姉の死に関する記憶が消えている事を知る。<br />  取手の状況が「墓」に関係していると直感した八千穂が「墓」に潜って探る事を主張、<br /> 反対する皆守とぶつかり合いつつも3人で「墓」に潜る事になる。<br />  初めての「墓」の探索で3人は異様な化け物ケヒトと対峙しながら謎を解いていく。<br /> その奥には異様な雰囲気の取手がいた。取手を倒すと彼から黒い砂が現われ、それが<br /> 尋常でない化け物の姿と変化する。その化物、カミムスビを倒すとそれが楽譜に変化する。<br />  それはかつて姉が取手に授けたものだった。姉が死の記憶を消してもらったものの<br /> 大切な思い出まで失っていたと気付く取手。<br /> 姉の思いを正面から受け入れ、取り戻してくれた九龍の力になる事を願う。<br />  <br />  葉佩が墓に侵入した報告を受ける謎の3人の男女。<br /> 今度の転校生はいつまで持つのか、と嘲笑する3人。監視を怠るな、と指令するリーダー格の男。<br /><br />  後日九龍の為に、と授業でピアノを弾く取手。<br /> 同時刻授業を抜け出した皆守が無銘の墓地に花を手向ける姿があった。<br /><br /><a name="a464"></a></dd> <dt><a>464</a><font size="+0"><b>九龍妖魔学園紀</b></font><font color="#808080" size="2">2005/08/17(水) 21:44:35 ID:lyyJyrud</font></dt> <dd> 第3話<br />  ある屋敷で上品な夫婦が言い争っている。夫のやり方はあの子の為にならない、と。<br /> その時一人の人形のような少女が走ってくる。彼女は無邪気に言う。飼い犬を石で叩いたら<br /> 動かなくなってしまったの、何故?と。父親は母親が止めるのも聞かず、犬はまたすぐに<br /> 生きて帰ってくる、と彼女をなぐさめる。何も悪い事はしなかった、と。<br />  暫く後、教会で母親の葬儀が行われる。無邪気に笑いながらお父様が新しいお母様を<br /> 連れてきてくれる、と言う少女。少女の手を離し何処かへ去ってしまう父親。<br />  悪夢から目を覚ます成長した少女。<br /> 「みんないなくなってしまえばいい。そうしたらお父様が戻ってきて全部元に戻してくれる」<br /><br />  いつもの如く八千穂、皆守をはじめ親しくなった友人たちと賑やかな時を過ごす葉佩。<br /> 午後の授業をサボり皆守と食堂に行くが、そこで墓を掘り起こそうと企む学生たちの話が<br /> 耳に入ってくる。<br /> そんな二人の前をゴスロリ風の美少女が笑いながら横切って行く。直後爆発騒ぎが起きる。<br /> その時は、渋いバーテンダー千貫の機転でことなきを得るが、午後の授業中に再び爆発、<br /> あの時食堂にいた学生たちが今度は怪我を負う。<br /> さき程の美少女が笑いながら見つめている。追いかける葉佩達。<br /> 「死んじゃったらどうするの?」と言う八千穂に、少女、椎名は「死んだ人間はお父様が<br /> 新しく連れてきてくれる」と、イザナミ,イザナギを例にあげ、事もなげに言う。<br />  尋常でないその様子に取手と共通したものを感じ、彼女の大切なものも遺跡にあるのか、<br /> と言う八千穂。あの遺跡は忘れろ、知った奴が死ぬのはもう見たくない、と強く言う皆守。<br /><br />  遺跡の新たなエリアの奥には案の定椎名が待っていた。彼女から出た黒い砂はケヒト<br /> イザナギへと変化、倒した後オルゴールへと変わる。<br />  それは彼女が生まれた時にプレゼントされたものだった。母親の葬儀で父親は母親の死も<br /> 愛犬の死もきちんと伝え、その上でオルゴールを聞く事で彼女が愛された記憶だけは消えないと<br /> 諭していた。<br />  椎名は葉佩に自分を一人にしないかと問い、その側が心地良いと笑つつも、強く一人で立てるように<br /> なると葉佩に誓うのだった。<br /><br /><br /><br /><a name="a465"></a></dd> <dt><a>465</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">九龍妖魔学園紀</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/17(水)21:45:23ID:lyyJyrud</font></dt> <dd>第4話<br />  深夜、寮で夜更かしをしている八千穂が寝ようとすると目覚ましが止まっている事に気付く。<br /> そこへ窓の外から光りが指し込み、煙に巻かれている内に意識を失ってしまう。<br /><br />  次の日の休み時間、図書委員と才媛七瀬に宇宙人との接触の話を聞く葉佩と皆守。<br />  放課後、二人は八千穂に頼まれ女子寮の監視をする事になる。<br /> 八千穂が言うには最近女子寮を誰かに覗かれているようだ、と。それも宇宙人に。<br />  宇宙人にびびる皆守と共に女子寮を回る二人。途中学校を探る怪しい探偵鴉室や女子寮を<br /> 覗くスケベ用務員境に遭遇。もう帰ろう、という段になり謎の煙と光りの中に珍妙な影が<br /> 現われる。大興奮する皆守だがいきなり光が消え現われたのは奇妙な顔のオカマ。<br /> 「大人しくマスクを取れっ」「キィィ地顔よっ」とかいう会話をかわしつつオカマ逃走。<br /> いやいや追いかける二人。<br />  取敢えずエリアの奥にオカマを追い詰める。大興奮のオカマを倒すと黒い砂が<br /> ケヒトアマテラスに変化、後コンパクトに変化する。はじめてオカマが買ったコンパクトらしい。<br /> ちなみに、女子寮を覗いていたのは女の子を観察して参考にする為。<br />  メンバーに八千穂がいると、「女の子に生まれたかった男」に同情して許そうとする八千穂。<br /> だがポケットから女子寮の盗撮写真がこぼれ落ち、オカマは半殺しにされる。<br />  いない場合は、理由が馬鹿らしいので見逃す事にする葉佩と皆守。その優しさ?に感激した<br /> オカマが熱いキスをしようとして皆守に蹴り倒される。<br /><br /></dd> <dt><a>537</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">九龍妖魔学園紀</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/19(金)18:11:54ID:C0kyxHjC</font></dt> <dd> 3人の執行委員を墓から解放し、心強い味方が増えた葉佩。<br /> だが残りの執行委員の一般生徒への制裁は次第に苛烈になっていく。<br /> 反発する生徒。その影には、葉佩を利用し、生徒会の力を弱め様とする仮面の男<br /> <ファントム>の存在があった。<br />  生徒会、転校生葉佩、ファントムの三つ巴の様相を呈する学園。<br />  そんな中でも度々ピンチに陥りながらも仲間たちの協力を得、墓の秘密を暴く葉佩。<br /> 探索が進むにつれ、墓を暴かないでくれ、と頼む双子の少女の幻を時折見るようになる。<br />  そして、墓に進入する場所でもある墓地(学園内に墓地が何故かある。表向きは行方不明の<br /> 学生の持ち物を埋めている、と知らされている)にミイラが埋められている事を突き止める。<br /> 生徒会に逆らった者の末路であるミイラたちは、それでもまだ生きていたのだった。<br />  苦闘の中、執行委員全員を解放し信頼を得る葉佩。<br /> 多くの仲間を得、残る敵は生徒会長,阿門を中心とする役員メンバーだけとなる。<br />  <br /><br /><a name="a538"></a></dd> <dt><a>538</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">九龍妖魔学園紀</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/19(金)18:13:13ID:C0kyxHjC</font></dt> <dd> 役員最初の敵は書記の双樹(巨乳美女。阿門に惚れてる)。<br /> 香りによって人の記憶を操作する彼女の能力によって、葉佩をはじめすべての人間が<br /> クラスメイトの神秘的美少女、白岐の存在を忘れてしまう。<br />  白岐は生徒会=墓守たちにとってある重要な存在だった為に阿門の手によって隠されていた。<br />  誰もがもやもやした思いを抱きつつ思い出せない、そんな状態の中何故か皆守だけは<br /> 記憶を保っており、葉佩と共に白岐を探す。<br />  やがて白岐の事を思い出した葉佩は二人で彼女がいる時計台へと向かう。<br />  白岐を守れるなら、と道を譲る双樹。その途中、時折見た幻のごとき少女が現われる。<br /> 小夜子と真夕子と名乗る少女は葉佩に墓の秘密の一端と、白岐を悪しきものから守って<br /> 欲しいと願いを託すのだった。<br /><br />  だが、墓に封印された者は確実に力をつけ、ついに一般生徒まで利用し何かを探す。<br /> それは自分を完全に解放する為の「鍵」。<br />  葉佩が<墓>を暴いてきた為、ついにそれが完全に力を得ようとしているのだった。<br /> (ちなみに、この段階で巨乳の双樹(書記)と細目の神鳳(会計)が仲間に)<br /><br /><a name="a539"></a></dd> <dt><a>539</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">九龍妖魔学園紀</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/19(金)18:14:02ID:C0kyxHjC</font></dt> <dd>生徒会長、阿門の屋敷がファントムに襲われる。<br /> 阿門を慕う神鳳と双樹、そして副会長補佐の夷澤に阿門は<墓>の最後の封印を開く鍵を<br /> 守る事を頼む。<br />  深夜、葉佩は双樹に呼び出されプールに出向く。待っていた双樹(裸にリボン)に<br /> 鍵の事を切り出される。そこへファントムが現われ、双樹(裸にリボン)を襲い、鍵の在り処を<br /> 喋る様に脅す。更にそこへ現われた阿門は双樹と引き換えに鍵の入った箱を手渡す。<br /> 鍵を奪い去るファントム。<br />  それを追い遺跡に潜りファントムと戦う葉佩。戦いの末にファントムの正体は生徒会の<br /> 副会長補佐夷澤だと知る。阿門を密かに追い落とそうとしていた心の隙を突かれ、墓に潜むモノに<br /> 手駒として利用されていたのだった。<br />  解放してくれた葉佩に協力すると誓う夷澤。<br />  そして彼等が去った後に、鍵を手に入れたとほくそえむ声が聞こえる・・。<br /><br /> 学園が葉佩が所属する組織の敵対組織に襲われる。彼等もまた遺跡の宝を探していた。<br /> 手引きしたのは、葉佩の後に転校してきたモノベ。彼もまた高校生トレジャーハンターだった。<br />  ファントムから鍵を出し抜いて手に入れたのもモノベだった。占拠された学園を解放し、<br /> モノベの後を追う葉佩。最奥エリアで変生し鬼と化したモノベを倒し、鍵を取り戻す葉佩。<br /> その時守り手不在の場所にケヒトカグツチが現われる。カグツチを倒すと1枚の写真が<br /> 葉佩の手元に残る。それはラベンダーに囲まれた女性の写真だった。<br />  鍵を取り戻し地上に戻る葉佩を待っていた阿門は「鍵など存在しない」と言い放つ。<br /> ファントム、トレジャーハンターを一掃する為に、偽者の鍵を用意した阿門の作戦だった。<br />  疲れた身体を引きずり部屋へと戻ると白岐から温室に来て欲しい、との書置きが残されていた。<br /><br /><a name="a540"></a></dd> <dt><a>540</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">九龍妖魔学園紀</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/19(金)18:14:47ID:C0kyxHjC</font></dt> <dd>白岐の手紙に従い深夜温室へ出向く葉佩。そこで待っていたのは白岐の姿をした,巫女だという<br /> 女性と、あの双子の少女だった。対の勾玉に姿を変え、白岐に寄り添う少女。<br /> 同時に白岐とは別の、封印の巫女と名乗る女性の姿へと変る。そして彼女は<墓>の真実を語り始める。<br />  それは遥か1,700年前の大和朝廷と蝦夷との戦争にまで遡る。<br />  戦いに敗れ,殺されたとされる蝦夷の人々が、研究施設に囚われ、改造された結果が<墓>に<br /> 蠢くケヒトなのだと。だが蝦夷のリーダーであったナガスネヒコは研究者たちが思いもよらぬ<br /> 程の力を身につけ、自らを崇拝してきた荒神アラハバキだと思い込むようになる。<br /> 研究者たちは研究所を封鎖、その鍵を巫女の一人に封印したのだという。<br /> すでに1,000年以上の月日を経て、地上に出ようとするアラハバキを封じる事は出来ず、<br /> 共に封印されている<九龍の秘宝>に頼るしかない、という巫女。<br />  そこまで話した時、「見つけた」という不気味な声と共に白岐に施されていた封印(鎖)が<br /> 砕け散り、双子の少女の姿も消えてしまう。<br /> 白岐は、隠してあった剣を葉佩に託し、倒れてしまう。<br />  途中から現われた皆守に言われ、1時間後に共に遺跡に潜る事を約束する。<br /><br />  いよいよ最後の決戦に臨むわずかな時間に絆を育んだ大切な人と共に過ごす葉佩だった。<br /><br /><br /><a name="a541"></a></dd> <dt><a>541</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">九龍妖魔学園紀</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/19(金)18:16:14ID:C0kyxHjC</font></dt> <dd> 皆守と共にいつものように<墓>へと降りる葉佩。いつものように降りた中心部が崩れ落ち<br /> そこに入り口が現われる。最後の扉に足を踏み入れる二人。ふと足を止め、アロマパイプに火を<br /> 付けながら、今迄の事を回想する皆守。やがてその視線を葉佩に向けて静かに言う。<br /> 「俺は忠告したはずだ、生徒会には気をつけろ、と。悪いがこれ以上進ませるわけにはいかない」<br /> 「残るお前の敵は生徒会の会長と副会長、つまり阿門と俺だ」「俺が相手だ悪く思うなよ」<br />  <br />  容赦のない攻撃を仕掛ける皆守に苦戦しつつどうにか倒す葉佩。<br /> 隠し続けた事を表に晒した事でふっきれたような皆守は葉佩が持つ「ラベンダーの女性の写真」に<br /> ついて語りだす。皆守を唯一理解しようとしていた女性教師だったが、その途中で墓の秘密の一端と<br /> 墓に近づくものすべてを粛清していた皆守の秘密に気付いてしまう。それまでと同じく彼女を<br /> 処断しようとした皆守の前で二度と彼の手は汚させまいと彼女は自ら命を断ったのだという。<br />  <br /><br /><a name="a542"></a></dd> <dt><a>542</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">九龍妖魔学園紀</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/19(金)18:17:01ID:C0kyxHjC</font></dt> <dd> 不自然なまでの明るさで改めて葉佩の手伝いをするという皆守。<br />  断固として墓荒しを排除しようとする阿門を説得しようとするが、阿門は衰弱している白岐を<br /> 再び封印の巫女として利用しようとし、葉佩がいては心が乱れると襲いかかってくる。<br />  阿門を退けるものの、アラハバキはついに復活いてしまう。かつてナガスネヒコに特別な思いを<br /> 寄せていた巫女の声も届かず、己は神だと言うアラハバキ。そしてそれを封じる<九龍の秘宝>など<br /> ここには無い、と言い放つ。<br />  万策つきたと知った阿門は自分一人で抑えようとするものの、墓に長年支配されていた為に<br /> 身体の自由も白岐と共に奪われていく。葉佩は皆守と共にアラハバキに最後の戦いを挑む。<br /> (注:一応他もう一人仲間を入れられるものの、話に絡まないので端折る)<br />  最後の一瞬に人としての心を取り戻すアラハバキはナガスネヒコとして消えていく。<br /><br />  <墓>としての機能を失った遺跡は崩壊を始める。そこに残り呪われた歴史に終止符を打つという<br /> 阿門、そして阿門と共に残るという皆守。それが犯した罪の償いだと葉佩に笑って手を振る。<br />  崩壊する遺跡、その時双子の少女が現われる。彼女たちは学園のこれからに彼等が必要だと諭し<br /> すべての人間を光りに包み送りだす。天に登るかのような光りが学園を包むのだった。<br /><br />                                   終わり<br /><br /><br /><a name="a543"></a></dd> <dt><a>543</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/19(金)18:17:54ID:C0kyxHjC</font></dt> <dd>補足<br />  ちなみに秘宝は本当にあって、騒いでる隙に先に潜入してたハンターにかっ攫われる・・・<br /><br />  ゲームはここで終わっており、多くの迷い人を救った主人公が親友の心だけは救えなかった的<br /> ラストで凹むプレイヤー続出。<br /> その後発売されたシナリオ本では、各々のエンディングが載っており、馬鹿な事をした<br /> 皆守をぶん殴れるし、本心を聞く事もできる。ここまでゲームに入ってたならば。(再装填版には入っている)<br />  <br />  端折ったら八千穂がいなくなってしまった・・・。<br />  お粗末様でした。</dd> </dl>
<p><strong>九龍妖魔學園紀<br /></strong>&gt;&gt;9-628,&gt;&gt;17-462~465・537~543</p> <hr /><dl><dt><a>628</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">九龍妖魔学園記</a></b>◆l1l6Ur354A</font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/09/2721:19:43ID:tl2gU23Q</font></dt> <dd>主人公は葉佩九龍(ハバキクロウ)はロゼッタ協会に籍を置く新人トレジャーハンター<br /> 案内人、老商人サラーとともに遺跡の罠を解き次なる道を示す石版を手にする。<br /> そこに現れる巨大な化け物。秘宝を守る番人を倒し、脱出に成功。<br /> だが、秘宝の力で世界征服を企む秘密結社「秘宝の夜明け」が現れ絶体絶命のピンチ!<br /> 遺跡から現れた怨霊の群れに紛れ、逃げだすも砂漠の真ん中で意識を失う<br /><br /> 気が付くと、九龍はロゼッタ協会の医療班に救出されていた。<br /> 所属ハンターの持つH.A.N.T.(ナビゲーション)の信号を探知したらしい。<br /> 秘宝を守り抜き、見事初仕事を達成した彼に下される次なる指令は…<br /> 日本にある天香(かみよし)学園に隠された秘密(しんじつ)を解き明かすことだった。<br /><br /> 第一話 謎の転校生<br /> 自らの正体を隠し、天香学園に潜入(普通に転校)した九龍。<br /> 親切なテニス部少女「八千穂明日香」と無気力サボり魔「皆守甲太郎」と知り合う。<br /> 話を聞くと行方不明者がやたら多いことや生徒会の強権などきなくさい話が聞ける。<br /> 「平穏無事に卒業したければ生徒会にだけはかかわるな」と皆守。<br /> 転校初日でトレジャーハンターだとバラす主人公。<br /> なんだかんだと怪しい墓場に忍び込んだ3人は地下への入り口を発見。<br /> その場は墓守に追い返されるが、学園の秘密を解き明かすため協力してもらうことになる。<br /><br /></dd> <dt><a>462</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">九龍妖魔学園紀</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/17(水)21:42:26ID:lyyJyrud</font></dt> <dd>まだ途中だけど九龍妖魔学園紀。<br /><br /> メイン登場人物<br />  <br />  葉佩 九龍・・・主人公。高校生のトレジャーハンター。<br />          所属する協会の命で天香高校の「墓」と呼ばれる謎の遺跡を探る<br />  皆守 甲太郎・・葉佩の親友。無気力だがカレーには深い情熱を注ぐ。いつも眠そう。<br />          常にラベンダーの香りのアロマパイプを咥えている。<br />  八千穂明日香・・ヒロイン。テニス部のキャプテン。おだんご頭。白岐が好き。<br />          明るく快活だが他人の心の痛みに敏感。弾丸を上回るスマッシュの持ち主。<br />  白岐 幽花・・・もう一人のヒロイン。ミステリアスな美少女。美術部。ツンデレ系。<br />          物語と「墓」の鍵となる人物だが、無口な為か影が薄い。八千穂が好き。<br />          <br /><br />  阿門 帝等・・・天香高校の生徒会長にして墓守の長。一応敵のボスだが妙に性格がいい。<br />          遺伝子を改造し普通の人間を魔人にする力を持つ。<br /><br /><br /> おおまかな物語<br />  九龍が遺跡に潜りそのエリアの謎を解いていき、そのエリアのボスと対決する。<br /> エリアのボスは執行委員と呼ばれる学生達。彼等は何らかのトラウマを抱えていて<br /> その記憶に纏わるものを生徒会長に差出し、記憶を封じてもらい、特殊能力を与えられて<br /> 遺跡を守る「墓守」となっている。<br /> だが、大きな傷を無理に封じている為に大きな歪みを抱えてしまっている彼等。<br />  九龍との対決で記憶を取り戻した彼等は自分の過去を正しく受けとめ、九龍の仲間に<br /> なっていく、という感じで進む。<br /><br />  選択によって多少違うルートを辿ったりするものの基本的に物語は一本道。<br /><br /><a name="a463"></a></dd> <dt><a>463</a><font size="+0"><b>九龍妖魔学園紀</b></font><font color="#808080" size="2">2005/08/17(水) 21:43:43 ID:lyyJyrud</font></dt> <dd> 早朝、音楽室に入った女子生徒が深夜墓で男と密会していた事を謎の男に責められる。<br /> 意味不明な事を呟く男。そして彼女の指を見つめる。<br /> 「綺麗な指をしてるね・・。くれよ、その指を。僕の姉さんの為に・・いいだろ?」<br /><br />  悲鳴を聞きつけた葉佩と皆守。二人が駆けつけると手が干からびた女生徒が倒れている。<br /> 保健室に連れて行った葉佩はそこで取手という病的な男子生徒と、美貌の保険医、ルイリーと<br /> 知り合う。<br />  放課後寮に戻る途中「黒い砂が」と怯える取手を目撃、ルイリーの話で取手は<br /> 慕っていた姉の死に関する記憶が消えている事を知る。<br />  取手の状況が「墓」に関係していると直感した八千穂が「墓」に潜って探る事を主張、<br /> 反対する皆守とぶつかり合いつつも3人で「墓」に潜る事になる。<br />  初めての「墓」の探索で3人は異様な化け物ケヒトと対峙しながら謎を解いていく。<br /> その奥には異様な雰囲気の取手がいた。取手を倒すと彼から黒い砂が現われ、それが<br /> 尋常でない化け物の姿と変化する。その化物、カミムスビを倒すとそれが楽譜に変化する。<br />  それはかつて姉が取手に授けたものだった。姉が死の記憶を消してもらったものの<br /> 大切な思い出まで失っていたと気付く取手。<br /> 姉の思いを正面から受け入れ、取り戻してくれた九龍の力になる事を願う。<br />  <br />  葉佩が墓に侵入した報告を受ける謎の3人の男女。<br /> 今度の転校生はいつまで持つのか、と嘲笑する3人。監視を怠るな、と指令するリーダー格の男。<br /><br />  後日九龍の為に、と授業でピアノを弾く取手。<br /> 同時刻授業を抜け出した皆守が無銘の墓地に花を手向ける姿があった。<br /><br /><a name="a464"></a></dd> <dt><a>464</a><font size="+0"><b>九龍妖魔学園紀</b></font><font color="#808080" size="2">2005/08/17(水) 21:44:35 ID:lyyJyrud</font></dt> <dd> 第3話<br />  ある屋敷で上品な夫婦が言い争っている。夫のやり方はあの子の為にならない、と。<br /> その時一人の人形のような少女が走ってくる。彼女は無邪気に言う。飼い犬を石で叩いたら<br /> 動かなくなってしまったの、何故?と。父親は母親が止めるのも聞かず、犬はまたすぐに<br /> 生きて帰ってくる、と彼女をなぐさめる。何も悪い事はしなかった、と。<br />  暫く後、教会で母親の葬儀が行われる。無邪気に笑いながらお父様が新しいお母様を<br /> 連れてきてくれる、と言う少女。少女の手を離し何処かへ去ってしまう父親。<br />  悪夢から目を覚ます成長した少女。<br /> 「みんないなくなってしまえばいい。そうしたらお父様が戻ってきて全部元に戻してくれる」<br /><br />  いつもの如く八千穂、皆守をはじめ親しくなった友人たちと賑やかな時を過ごす葉佩。<br /> 午後の授業をサボり皆守と食堂に行くが、そこで墓を掘り起こそうと企む学生たちの話が<br /> 耳に入ってくる。<br /> そんな二人の前をゴスロリ風の美少女が笑いながら横切って行く。直後爆発騒ぎが起きる。<br /> その時は、渋いバーテンダー千貫の機転でことなきを得るが、午後の授業中に再び爆発、<br /> あの時食堂にいた学生たちが今度は怪我を負う。<br /> さき程の美少女が笑いながら見つめている。追いかける葉佩達。<br /> 「死んじゃったらどうするの?」と言う八千穂に、少女、椎名は「死んだ人間はお父様が<br /> 新しく連れてきてくれる」と、イザナミ,イザナギを例にあげ、事もなげに言う。<br />  尋常でないその様子に取手と共通したものを感じ、彼女の大切なものも遺跡にあるのか、<br /> と言う八千穂。あの遺跡は忘れろ、知った奴が死ぬのはもう見たくない、と強く言う皆守。<br /><br />  遺跡の新たなエリアの奥には案の定椎名が待っていた。彼女から出た黒い砂はケヒト<br /> イザナギへと変化、倒した後オルゴールへと変わる。<br />  それは彼女が生まれた時にプレゼントされたものだった。母親の葬儀で父親は母親の死も<br /> 愛犬の死もきちんと伝え、その上でオルゴールを聞く事で彼女が愛された記憶だけは消えないと<br /> 諭していた。<br />  椎名は葉佩に自分を一人にしないかと問い、その側が心地良いと笑つつも、強く一人で立てるように<br /> なると葉佩に誓うのだった。<br /><br /><br /><br /><a name="a465"></a></dd> <dt><a>465</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">九龍妖魔学園紀</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/17(水)21:45:23ID:lyyJyrud</font></dt> <dd>第4話<br />  深夜、寮で夜更かしをしている八千穂が寝ようとすると目覚ましが止まっている事に気付く。<br /> そこへ窓の外から光りが指し込み、煙に巻かれている内に意識を失ってしまう。<br /><br />  次の日の休み時間、図書委員と才媛七瀬に宇宙人との接触の話を聞く葉佩と皆守。<br />  放課後、二人は八千穂に頼まれ女子寮の監視をする事になる。<br /> 八千穂が言うには最近女子寮を誰かに覗かれているようだ、と。それも宇宙人に。<br />  宇宙人にびびる皆守と共に女子寮を回る二人。途中学校を探る怪しい探偵鴉室や女子寮を<br /> 覗くスケベ用務員境に遭遇。もう帰ろう、という段になり謎の煙と光りの中に珍妙な影が<br /> 現われる。大興奮する皆守だがいきなり光が消え現われたのは奇妙な顔のオカマ。<br /> 「大人しくマスクを取れっ」「キィィ地顔よっ」とかいう会話をかわしつつオカマ逃走。<br /> いやいや追いかける二人。<br />  取敢えずエリアの奥にオカマを追い詰める。大興奮のオカマを倒すと黒い砂が<br /> ケヒトアマテラスに変化、後コンパクトに変化する。はじめてオカマが買ったコンパクトらしい。<br /> ちなみに、女子寮を覗いていたのは女の子を観察して参考にする為。<br />  メンバーに八千穂がいると、「女の子に生まれたかった男」に同情して許そうとする八千穂。<br /> だがポケットから女子寮の盗撮写真がこぼれ落ち、オカマは半殺しにされる。<br />  いない場合は、理由が馬鹿らしいので見逃す事にする葉佩と皆守。その優しさ?に感激した<br /> オカマが熱いキスをしようとして皆守に蹴り倒される。<br /><br /></dd> <dt><a>537</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">九龍妖魔学園紀</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/19(金)18:11:54ID:C0kyxHjC</font></dt> <dd> 3人の執行委員を墓から解放し、心強い味方が増えた葉佩。<br /> だが残りの執行委員の一般生徒への制裁は次第に苛烈になっていく。<br /> 反発する生徒。その影には、葉佩を利用し、生徒会の力を弱め様とする仮面の男<br /> <ファントム>の存在があった。<br />  生徒会、転校生葉佩、ファントムの三つ巴の様相を呈する学園。<br />  そんな中でも度々ピンチに陥りながらも仲間たちの協力を得、墓の秘密を暴く葉佩。<br /> 探索が進むにつれ、墓を暴かないでくれ、と頼む双子の少女の幻を時折見るようになる。<br />  そして、墓に進入する場所でもある墓地(学園内に墓地が何故かある。表向きは行方不明の<br /> 学生の持ち物を埋めている、と知らされている)にミイラが埋められている事を突き止める。<br /> 生徒会に逆らった者の末路であるミイラたちは、それでもまだ生きていたのだった。<br />  苦闘の中、執行委員全員を解放し信頼を得る葉佩。<br /> 多くの仲間を得、残る敵は生徒会長,阿門を中心とする役員メンバーだけとなる。<br />  <br /><br /><a name="a538"></a></dd> <dt><a>538</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">九龍妖魔学園紀</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/19(金)18:13:13ID:C0kyxHjC</font></dt> <dd> 役員最初の敵は書記の双樹(巨乳美女。阿門に惚れてる)。<br /> 香りによって人の記憶を操作する彼女の能力によって、葉佩をはじめすべての人間が<br /> クラスメイトの神秘的美少女、白岐の存在を忘れてしまう。<br />  白岐は生徒会=墓守たちにとってある重要な存在だった為に阿門の手によって隠されていた。<br />  誰もがもやもやした思いを抱きつつ思い出せない、そんな状態の中何故か皆守だけは<br /> 記憶を保っており、葉佩と共に白岐を探す。<br />  やがて白岐の事を思い出した葉佩は二人で彼女がいる時計台へと向かう。<br />  白岐を守れるなら、と道を譲る双樹。その途中、時折見た幻のごとき少女が現われる。<br /> 小夜子と真夕子と名乗る少女は葉佩に墓の秘密の一端と、白岐を悪しきものから守って<br /> 欲しいと願いを託すのだった。<br /><br />  だが、墓に封印された者は確実に力をつけ、ついに一般生徒まで利用し何かを探す。<br /> それは自分を完全に解放する為の「鍵」。<br />  葉佩が<墓>を暴いてきた為、ついにそれが完全に力を得ようとしているのだった。<br /> (ちなみに、この段階で巨乳の双樹(書記)と細目の神鳳(会計)が仲間に)<br /><br /><a name="a539"></a></dd> <dt><a>539</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">九龍妖魔学園紀</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/19(金)18:14:02ID:C0kyxHjC</font></dt> <dd>生徒会長、阿門の屋敷がファントムに襲われる。<br /> 阿門を慕う神鳳と双樹、そして副会長補佐の夷澤に阿門は<墓>の最後の封印を開く鍵を<br /> 守る事を頼む。<br />  深夜、葉佩は双樹に呼び出されプールに出向く。待っていた双樹(裸にリボン)に<br /> 鍵の事を切り出される。そこへファントムが現われ、双樹(裸にリボン)を襲い、鍵の在り処を<br /> 喋る様に脅す。更にそこへ現われた阿門は双樹と引き換えに鍵の入った箱を手渡す。<br /> 鍵を奪い去るファントム。<br />  それを追い遺跡に潜りファントムと戦う葉佩。戦いの末にファントムの正体は生徒会の<br /> 副会長補佐夷澤だと知る。阿門を密かに追い落とそうとしていた心の隙を突かれ、墓に潜むモノに<br /> 手駒として利用されていたのだった。<br />  解放してくれた葉佩に協力すると誓う夷澤。<br />  そして彼等が去った後に、鍵を手に入れたとほくそえむ声が聞こえる・・。<br /><br /> 学園が葉佩が所属する組織の敵対組織に襲われる。彼等もまた遺跡の宝を探していた。<br /> 手引きしたのは、葉佩の後に転校してきたモノベ。彼もまた高校生トレジャーハンターだった。<br />  ファントムから鍵を出し抜いて手に入れたのもモノベだった。占拠された学園を解放し、<br /> モノベの後を追う葉佩。最奥エリアで変生し鬼と化したモノベを倒し、鍵を取り戻す葉佩。<br /> その時守り手不在の場所にケヒトカグツチが現われる。カグツチを倒すと1枚の写真が<br /> 葉佩の手元に残る。それはラベンダーに囲まれた女性の写真だった。<br />  鍵を取り戻し地上に戻る葉佩を待っていた阿門は「鍵など存在しない」と言い放つ。<br /> ファントム、トレジャーハンターを一掃する為に、偽者の鍵を用意した阿門の作戦だった。<br />  疲れた身体を引きずり部屋へと戻ると白岐から温室に来て欲しい、との書置きが残されていた。<br /><br /><a name="a540"></a></dd> <dt><a>540</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">九龍妖魔学園紀</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/19(金)18:14:47ID:C0kyxHjC</font></dt> <dd>白岐の手紙に従い深夜温室へ出向く葉佩。そこで待っていたのは白岐の姿をした,巫女だという<br /> 女性と、あの双子の少女だった。対の勾玉に姿を変え、白岐に寄り添う少女。<br /> 同時に白岐とは別の、封印の巫女と名乗る女性の姿へと変る。そして彼女は<墓>の真実を語り始める。<br />  それは遥か1,700年前の大和朝廷と蝦夷との戦争にまで遡る。<br />  戦いに敗れ,殺されたとされる蝦夷の人々が、研究施設に囚われ、改造された結果が<墓>に<br /> 蠢くケヒトなのだと。だが蝦夷のリーダーであったナガスネヒコは研究者たちが思いもよらぬ<br /> 程の力を身につけ、自らを崇拝してきた荒神アラハバキだと思い込むようになる。<br /> 研究者たちは研究所を封鎖、その鍵を巫女の一人に封印したのだという。<br /> すでに1,000年以上の月日を経て、地上に出ようとするアラハバキを封じる事は出来ず、<br /> 共に封印されている<九龍の秘宝>に頼るしかない、という巫女。<br />  そこまで話した時、「見つけた」という不気味な声と共に白岐に施されていた封印(鎖)が<br /> 砕け散り、双子の少女の姿も消えてしまう。<br /> 白岐は、隠してあった剣を葉佩に託し、倒れてしまう。<br />  途中から現われた皆守に言われ、1時間後に共に遺跡に潜る事を約束する。<br /><br />  いよいよ最後の決戦に臨むわずかな時間に絆を育んだ大切な人と共に過ごす葉佩だった。<br /><br /><br /><a name="a541"></a></dd> <dt><a>541</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">九龍妖魔学園紀</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/19(金)18:16:14ID:C0kyxHjC</font></dt> <dd> 皆守と共にいつものように<墓>へと降りる葉佩。いつものように降りた中心部が崩れ落ち<br /> そこに入り口が現われる。最後の扉に足を踏み入れる二人。ふと足を止め、アロマパイプに火を<br /> 付けながら、今迄の事を回想する皆守。やがてその視線を葉佩に向けて静かに言う。<br /> 「俺は忠告したはずだ、生徒会には気をつけろ、と。悪いがこれ以上進ませるわけにはいかない」<br /> 「残るお前の敵は生徒会の会長と副会長、つまり阿門と俺だ」「俺が相手だ悪く思うなよ」<br />  <br />  容赦のない攻撃を仕掛ける皆守に苦戦しつつどうにか倒す葉佩。<br /> 隠し続けた事を表に晒した事でふっきれたような皆守は葉佩が持つ「ラベンダーの女性の写真」に<br /> ついて語りだす。皆守を唯一理解しようとしていた女性教師だったが、その途中で墓の秘密の一端と<br /> 墓に近づくものすべてを粛清していた皆守の秘密に気付いてしまう。それまでと同じく彼女を<br /> 処断しようとした皆守の前で二度と彼の手は汚させまいと彼女は自ら命を断ったのだという。<br />  <br /><br /><a name="a542"></a></dd> <dt><a>542</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">九龍妖魔学園紀</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/19(金)18:17:01ID:C0kyxHjC</font></dt> <dd> 不自然なまでの明るさで改めて葉佩の手伝いをするという皆守。<br />  断固として墓荒しを排除しようとする阿門を説得しようとするが、阿門は衰弱している白岐を<br /> 再び封印の巫女として利用しようとし、葉佩がいては心が乱れると襲いかかってくる。<br />  阿門を退けるものの、アラハバキはついに復活いてしまう。かつてナガスネヒコに特別な思いを<br /> 寄せていた巫女の声も届かず、己は神だと言うアラハバキ。そしてそれを封じる<九龍の秘宝>など<br /> ここには無い、と言い放つ。<br />  万策つきたと知った阿門は自分一人で抑えようとするものの、墓に長年支配されていた為に<br /> 身体の自由も白岐と共に奪われていく。葉佩は皆守と共にアラハバキに最後の戦いを挑む。<br /> (注:一応他もう一人仲間を入れられるものの、話に絡まないので端折る)<br />  最後の一瞬に人としての心を取り戻すアラハバキはナガスネヒコとして消えていく。<br /><br />  <墓>としての機能を失った遺跡は崩壊を始める。そこに残り呪われた歴史に終止符を打つという<br /> 阿門、そして阿門と共に残るという皆守。それが犯した罪の償いだと葉佩に笑って手を振る。<br />  崩壊する遺跡、その時双子の少女が現われる。彼女たちは学園のこれからに彼等が必要だと諭し<br /> すべての人間を光りに包み送りだす。天に登るかのような光りが学園を包むのだった。<br /><br />                                   終わり<br /><br /><br /><a name="a543"></a></dd> <dt><a>543</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/19(金)18:17:54ID:C0kyxHjC</font></dt> <dd>補足<br />  ちなみに秘宝は本当にあって、騒いでる隙に先に潜入してたハンターにかっ攫われる・・・<br /><br />  ゲームはここで終わっており、多くの迷い人を救った主人公が親友の心だけは救えなかった的<br /> ラストで凹むプレイヤー続出。<br /> その後発売されたシナリオ本では、各々のエンディングが載っており、馬鹿な事をした<br /> 皆守をぶん殴れるし、本心を聞く事もできる。ここまでゲームに入ってたならば。(再装填版には入っている)<br />  <br />  端折ったら八千穂がいなくなってしまった・・・。<br />  お粗末様でした。</dd> </dl>

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