テイルズ オブ ジ アビス (Part1? > 2)

「テイルズ オブ ジ アビス (Part1/2)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

テイルズ オブ ジ アビス (Part1/2)」(2009/03/05 (木) 18:43:34) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

<p><strong>テイルズ オブ ジ アビス</strong>Part1</p> <p>要約スレpart1-678</p> <p>part20-66~86・117~126・148~150・152~158・205~206</p> <hr> <dl> <dt><a href="menu:678">678</a><font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">テイルズオブジアビス</a></b></font><font color="#8080FF" size= "2">sage</font><font color="#808080" size="2">2006/01/23(月)01:22:49 ID:UTg2QoT+</font></dt> <dd>預言という、星の未来をよんだものが存在する世界。<br> 主人公ルークは幼い頃誘拐されて記憶喪失状態で戻ってきた過去があるので、実家に軟禁されている身の上。<br> しかし他国との戦争を止めれば英雄になり、自由の身になれるぞと師匠にそそのかれてその気になる。<br> その結果、主人公にしか使えないスペシャルパワーを師匠によって暴走させられ、住んでる人ごと街一つあぼん。<br> 自分達だけ辛うじて助かるも、その責任逃れの言動ゆえに仲間達から愛想をつかされる。<br> そして更に追い討ちをかけるように、自分は本物のルークのレプリカ(コピー人間)で、<br> 師匠にとっては捨て駒に過ぎなかったのだと知らされる。<br> 落ち込みきった主人公は、我侭放題が一転して素直5割うじうじ5割の性格に。<br> そして贖罪のために、どんどん崩壊していく大地を救おうと奔走し始める。<br> 一方師匠は、預言通りに歴史を動かせば繁栄が訪れると信じこみ、預言通りに島を滅ぼしたり戦争起こしたりする人類に愛想を尽かしていた。<br> しかも極秘の預言において、人類は繁栄の後すぐ滅亡するという未来が読まれていた。<br> 預言が人類を縛りつける力は絶大で、そんじょそこらの努力では預言から逃れる事は出来ない。<br> それならいっそ全人類を滅ぼしてしまい、預言の影響外にあるレプリカという新人類を作ってしまえ!と師匠。<br> 反対に主人公達は、それでも人は預言以外の道も選択出来る!と師匠を撃破。<br> 預言を人類にもたらした張本人である精霊みたいな存在を主人公の力で宇宙に解き放ち、<br> 世界から預言という道標がなくなりました。終わり。<br> <br></dd> <dd> <hr></dd> <dd> <p>66名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)17:58:07 ID:MdbIKuCf<br> ○主人公パーティー<br> 【キムラスカ王国】<br>  ルーク・フォン・ファブレ(キムラスカ王国皇帝の甥。公爵家の一人息子。17歳)<br>  ガイ(ルーク家の使用人。幼馴染であり親友。女性恐怖症のナイスガイ。21歳)<br>  ナタリア(キムラスカ王国の姫君。ルークの婚約者。血縁はいとこに当たる)<br> 【マルクト帝国】<br>  ジェイド・カーティス(マルクト帝国軍大佐。頭脳明晰、長髪眼鏡の35歳)<br> 【ローレライ教団】<br>  ティア・グランツ(ローレライ教団情報部饗長。ヒロイン。ヴァンの妹でモースの部下)<br>  アニス(導師イオンの守護役。13歳。玉の輿願望の強いロリキャラ)<br>  ミュウ(聖獣の子供。火事を起こして一族から追放される。ルークたちに同行)</p> <p>○その他のキャラ<br> 【ローレライ教団】<br>  イオン(ローレライ教団の最高指導者。導師。14歳。和平を主張。モースと対立)<br>  モース(大詠師。イオンに次ぐ教団NO.2。戦争賛成でイオンと対立)<br>  ヴァン・グランツ(オラクル騎士団の総長。ティアの兄でルークの師匠)</p> <p>【オラクルの幹部・六神将】ヴァンの直属部下でモース派の集団<br>  鮮血のアッシュ(ルークとそっくりの外見を持つ謎の男 17歳)<br>  魔弾のリグレット(女性士官。ティアの教官。実質的なヴァンの右腕)<br>  死神ディスト(自称薔薇のディスト。ジェイドの幼馴染、六神将唯一のギャグキャラ)<br>  黒獅子ラルゴ(ごつい体系の中年)<br>  妖獣のアリエッタ(イオンの守護役だったが二年前に解任。魔獣に育てられた少女)<br>  烈風のシンク(仮面をつけている謎の少年。14歳)</p> <br> <br> <p>67名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)17:59:33 ID:MdbIKuCf<br> 【世界観の説明】<br> 世界を構築するすべての基礎に、<br> 火、水、土、風、光、闇の六つの属性にわかれる音素(フォニム)がある。<br> その音素を取り込んで発動するのが譜術(要するに魔法)<br> 2千年前、属性を持たない七番目の音素(セブンスフォニム)が発見された。<br> それは星の記憶と呼ばれる未来までの記憶が刻まれている特別な音素。<br> ユリアという伝説の天才音律師がローレライと契約。第七音素を詠み解いた。<br> その未来が書かれた譜石をめぐって戦争が勃発したと伝えられる。<br> その後ユリアの預言(スコア)を管理するために誕生したのがローレライ教団。<br> 人々はローレライ教団を信仰し、人生の転機や誕生日などに自分の預言を<br> 教団員に詠んでもらって、それを頼りにして生きている<br> (外れない占いみたいなもの。精度の高いユリアの預言とは違って曖昧な言葉しか詠みとれない)<br> 歴史がずばり書かれたユリアの預言は、極秘にされており、世界の要人しか知らない。</p> <p>【ローレライについて】<br> 第七音素の意識集合体の名称。<br> 音素は集まると自我を持ち、人間と契約して力を分け与えたりする。<br> 第六までの各音素にもそれぞれ意識集合体はあるが、<br> 第七音素のローレライは絶大な力を持ち、別格扱い。<br> 簡単に言って 第六までの音素の意識=精霊、第七音素ローレライ=神レベル<br> という認識でいいかと。<br> 伝説ではユリアが契約したと伝えられるが、正式には存在が確認されたことはない。</p> <br> <br> <p>68名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:00:37 ID:MdbIKuCf<br> 【歴史】<br> 2千年前、第七音素発見<br> ↓<br> 瘴気があふれて星の危機<br> ↓<br> 大地修正計画。ローレライ教団誕生。人々の間に預言信仰が根付く。<br> ↓<br> 16年前、マルクト帝国VSキムラスカ王国の領土争いでホド消滅。冷戦に突入。<br> ↓<br> 7年前、10歳ルーク誘拐される。<br> ↓<br> 現在</p> <p>【勢力図】<br> キムラスカ王国(ルーク、ナタリア)<br> ↑<br> 戦争→中立にローレライ教団(和平推奨イオン派←対立→戦争賛成モース派)<br> ↓<br> マルクト帝国(ジェイド)</p> <p>多分長くなるので、最後に簡単なキャラ別あらすじ書くわ。<br> 伏線多すぎ&物語絡み合い杉で省略できそうもない。</p> <br> <br> <p>69名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:02:58 ID:MdbIKuCf<br> ○あらすじ開始。<br> キムラスカ王国公爵の一人息子ルークは敵国のマルクト帝国に7年前誘拐され、<br> 戻ってきた時には記憶がなかった。<br> 言葉も歩く事も、何もかもを忘れた彼は、一から人生を始める事になる。<br> 以来、叔父である国王の命令によって、成人まで屋敷から出ることを禁じられ<br> 文字通りの箱入り息子として甘やかされて育ち、現在17歳。<br> 心を許すのは、剣の師匠のヴァン、付き人のガイだけだ。<br> ヴァン師匠とは剣術の稽古の日しか会えず、退屈すぎる毎日。</p> <p>ヴァン師匠が突然家に来た。<br> 応接間に行くとヴァンからしばらく来れなくなると言われてしまう。<br> ヴァンの所属するローレライ教団の最高指導者である導師イオンが行方不明になり、<br> 探しに行かなくてはいけないという。<br> 「なんで?嫌だよ!そんなやつほっとけよ!」<br> 憤るルーク。なだめる両親とヴァン。</p> <p>ヴァンは剣術の稽古をしてくれるという。はりきって広場に向かうと<br> ファブレ家の使用人で親友のガイが、なにやらヴァンとこそこそ会話中。<br> ルークの登場で、稽古が開始。そこへ髪の長い女性が突如現れ、<br> ヴァンに襲い掛かった。ルークは女性に向かって攻撃。<br> その瞬間、ものすごい力場が発生、女性とルークは見知らぬ渓谷にワープしてしまう。</p> <br> <p><br> 70名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:04:04 ID:MdbIKuCf<br> 【ティア】<br> 女性はティアと名乗った。<br> ティアは数少ない「第七音素」の使い手で、その能力を使ってヴァンに挑んだ。<br> ところが、ルークにも「第七音素」の能力があり、力がぶつかりあった。<br> そして「超振動」が起こり、ワープしてしまったらしい。<br> 責任を感じたティアが「あなたを屋敷まで送り届ける」と約束。<br> ティアはヴァンを狙った理由などは一切答えない。しかし悪い人ではなさそう。</p> <p>念願の外の世界を見る事ができたルークだったが、<br> 「靴が汚れる」「土臭い場所は嫌だ」ぶちぶち文句を言いまくる。<br> 辻馬車に運良く乗り込んで、2人はここがどこだかを知った。<br> ここはキムラスカ王国ではなく、マルクト帝国だった。<br> あろうことか冷戦状態の敵国に来てしまったのだ。</p> <p>【キムラスカ王国への旅】<br> あわてて馬車を降り、国境を目指して小さな村にたどり着く。<br> 「貧乏臭い村」「変な小屋が並んでる」と文句を言うルーク<br> この村では食料盗難が続いており、住民はピリピリしているのだが、<br> 金を払うという概念がない真正お坊ちゃまルークは、<br> 売り物のリンゴを勝手に食べてしまい、品代を請求した店主と喧嘩になる。<br> その結果、食料泥棒と疑われて、村長のもとに突き出されてしまう。<br> ここまでの馬鹿とは、とティアは頭を抱える。</p> <br> <p><br> 71名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:05:54 ID:MdbIKuCf<br> 【ジェイド大佐・導師イオン・守護役アニス登場】<br> そこには、マルクト軍大佐ジェイド、ローレライ教団導師イオンがいた。<br> イオンは、倉庫に残ってた毛を見つけ、聖獣チーグルが犯人ではないかと<br> 言い出し、ルークは無罪放免になった。<br> ティア「なぜここに導師イオンが?」<br> ルーク「あいつがイオンなのか?俺はヴァンから誘拐されたって聞いたぞ」<br> イオンの守護役(ボディガード件お付き)の少女アニスと会い、<br> 誘拐されたと聞いたと伝えると<br> アニスは「はぅわ!?そんな噂になってるんですか?」と驚き<br> 詳しい話を聞く前に走り去ってしまった。<br> 公務に同行する守護役がいて、軍を引き連れ、堂々と歩いているところを見ると<br> 誘拐にはどうしても見えない。</p> <p>ルークは泥棒に間違われたのがどうしても許せない。<br> 国境に向かうというティアの発案をはねのけ、チーグルの森へと向かった。<br> 入り口で、お供もつけず一人で来たイオンと遭遇。ルークは自己紹介。<br> イオン「ルーク…聖なる焔の光という意味ですね。良い名です」<br> ティアも、ここで始めて身分を明かした。<br> 「私は、ローレライ教団大詠師モースの部下、ティア・グランツ響長です」<br> イオン「あなたがティア?ヴァンの妹の?」<br> ルーク「はぁ?ヴァン師匠の妹?なんで妹がヴァン師匠の命を狙うんだ?」<br> ティアは自分の故郷に関わる問題なので言えないと、口をつぐむ。</p> <br> <p><br> 72名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:11:50 ID:MdbIKuCf<br> 【イオン加入】<br> ローレライ教団の始祖ユリアと契約したと伝えられ、<br> 以来教団のシンボルになっている聖獣チーグルが<br> 人間の食料を盗むなど考えられない。<br> イオンは、原因を探りたくて来たのだという。<br> ルークは「目的は同じだし、こんな弱っちい奴ほっとけなから連れてってやろうぜ」<br> と、今からイオンを村に送り届けるというティアの提案をはねのける。<br> 「ありがとう。優しいんですね」というイオンの言葉に照れて<br> 「アホか!大人しくついてくればいーんだよ」と乱暴な言葉を返すルーク。</p> <p>【ジェイド大佐加入】【ミュウ加入】<br> チーグルの巣に行くと、チーグルの長が話しかけてきた。<br> ユリアの関係の者がいるということで、信用してわけを話してくれた。<br> 北の森でチーグルの子供が火事を起こして、魔獣ライガの住みかを奪った。<br> ライガはこの森に移動。ライガのエサであるチーグルたちは、<br> 自分たちが食べられるのを防ぐため、食料を盗んで献上していたのだという。<br> ルークたちはライガと対戦。しかし、まったく刃が立たない。<br> そこにイオンを探しに来たマルクト軍大佐ジェイドが助太刀に現れ、<br> その圧倒的な譜術能力によりライガを討ち取り一件落着。<br> この件で、火事を起こしたチーグルの子供ミュウが同行することに。<br> 一言で言ってウザ可愛いミュウは、ルークをご主人様と呼び、慕うに慕うが<br> ルークは「なんかムカつく」と言っては、ミュウを虐めまくる。<br> ティアが見かねてルークの態度を咎めるのだがルークは聞き耳持たず。</p> <p>森の出口につくと、アニスがジェイド大佐の命でマルクト軍を引き連れ現れた。<br> ジェイドが兵士に命令する「彼らを捕まえなさい!第七音素の超振動を放出して<br> キムラスカからマルクトに飛んできたのはこの2人です!」</p> <br> <p><br> 73名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:13:32 ID:MdbIKuCf<br> 【戦艦タルタロス内イベント】<br> マルクト軍の誇る最新型戦艦タルタロスの中で、取調べを受けるルークとティア。<br> 「俺はルーク・フォン・ファブレ。お前らマルクトが誘拐したファブレ公爵の息子だよ」<br> ジェイドは「7年前というと先代の頃ですね。知りません」とそっけなく流した。<br> 玉の輿願望のある少女アニスは、ルークが王族と知ると一気にブリブリとなついた。</p> <p>超振動事故で飛んできただけで他意はない、と主張するティア。<br> 「まあそうでしょうね。世間知らずの坊ちゃんに敵国に乗り込む頭はないでしょ」<br> と納得するジェイド大佐。憤慨するルーク。</p> <p>現在、両国の緊張が高まり、戦争が勃発する危険があるのだという。<br> 「戦争?そんなに両国の関係は悪かったのか?」驚くルーク。<br> そこにいた全員に、知らないのはお前だけ、と突っ込まれさらに気を悪くする。<br> ここでジェイドから提案が。彼らは、マルクト帝国ピオニー陛下からの和平条約の親書を<br> キムラスカ王国に届ける途中なのだという。<br> (村に滞在していたのは、そこで親書を受け取るため)<br> 公爵家の息子ルークがいるのは国境を越え、マルクト王に接触するのに都合がいい。<br> 国王への取次ぎを頼まれたルークは、条件を飲む見返りにジェイドに頭を下げさせる。<br> プライド無さ杉、と馬鹿にするルーク。<br> こんなことで怒る安っぽいプライドは持ち合わせてない、と笑顔で嫌味を放つジェイド。</p> <br> <p>74名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:14:55 ID:MdbIKuCf<br> 両国の中立立場であるローレライ教団導師イオンは、<br> 和平条約の仲介役としてマルクトからの正式任務で同行していた。<br> 誘拐されたと噂になっているのは、ローレライ教団の内部分裂が関係している。<br> 最高主導者導師イオンの派閥は和平を望む改革的立場。<br> これに対し、保守的な大詠師モース派閥は戦争を望んでおり、意見が対立。<br> モースによって教会内に軟禁されていたイオンは、マルクト軍に助け出された。<br> あわてたモースが誘拐だとでっちあげ、教団の騎士団「信託の盾(オラクル)」を使って<br> イオン奪還のために動いているのが真相。<br> 和平条約の停止には、仲介役のイオンを拉致監禁するのが一番効率がいいからだ。</p> <p>ここで大詠師モースの直属部下のティアが反発。<br> モース様が戦争を望んでるはずが無い、と口答え。<br> イオンの守護役アニスが「ええー?ティアはモース派なわけ?」と不満を口にする。<br> なにがどうあれ、戦争を起こしたくないという気持ちは一緒。<br> しかもキムラスカ王国に戦艦で送り届けてもらえる。<br> ということで、ルークとティアはジェイド一味に加入。</p> <br> <p><br> 75名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:16:34 ID:MdbIKuCf<br> 【六神将ラルゴ登場】<br> 戦艦タルタロスに魔獣の群れが襲い掛かってきた。<br> ここにいたら死んじまう!と、真っ先に逃げ出そうとしたルークだが、<br> 乗り込んできたローレライ教団「信託の盾(オラクル)騎士団」六神将の一人、<br> 黒獅子ラルゴに吹っ飛ばされる。ジェイドが譜術を発動し抵抗。<br> ラルゴ「さすがだ。死霊使い(ネクロマンサー)ジェイド」<br> 驚くティア「ネクロマンサージェイド!?あなたが?」<br> ジェイドは先の大戦で、屍の山を築き「死霊使い」という呼び名が浸透するほど<br> 有名な軍人だった。<br> ラルゴはイオンを取り返しに来たのだという。<br> 冷静なジェイドは、隙をついて反撃、イオンとアニスを逃がす。<br> さらにティアも後方から支援。ジェイドはラルゴを刺す。<br> 目の前で人が刺し殺されるところを見たルークは腰を抜かし動けない。<br> ティアに促されルークは立ち上がった。<br> 3人はオラクル騎士団に占領されたタルタロスの奪還に動き出す。</p> <p>【六神将・鮮血のアッシュ登場】<br> 魔物をけちらしながら3人はブリッジに到着。<br> 見張りを頼まれ外に残されたルークだったが、<br> オラクル兵と戦闘になり、腰を抜かして剣を振り回し相手を刺し殺す。<br> ティアとジェイドが駆けつけてくると、ルークは自分が人を殺した事に驚愕していた。<br> 「人を殺す事が怖いなら剣なぞ捨てろ!出来損ない!」叫び声と共に<br> 赤い髪の男が上から襲い掛かってきた。ティアとルークは気絶。<br> 唯一男の顔を見たジェイドは驚き、動きが止まった。<br> 3人は捕らえられ、船室に閉じ込められる。<br> (男は3人を殺そうとしたのだが、他の六神将にとめられた)</p> <br> <p><br> 76名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:18:09 ID:MdbIKuCf<br> 【タルタロス脱出計画】<br> 船室で目を覚ましたルークは、タルタロスを脱出をするというジェイドの提案に<br> 「また戦闘になったら人を殺すかもしれないんだぞ!」と激しく抵抗する<br> それに対し、ティアとジェイドは「殺さねば殺される」<br> 「戦争が起こったらたくさんの人が死ぬ」と諭すのだが<br> ルークは「そんなの俺は関係ない!知らない!」と駄々をこね、2人を呆れさせる。<br> しかしここにいても殺されるだけ。渋々ルークは2人について脱出することにする。</p> <p>【六神将リグレット登場】【六神将アリエッタ登場】<br> ジェイドはタルタロスの非常停止機能を使って動力を停止させた。<br> 3人は混乱の隙を突いて出口に到着。そこへ六神将の女性兵士リグレットに<br> 捕らえられたイオンが連れられてきた。<br> 計画通り不意をついて攻撃した3人だったが、<br> ティアが自分の師であるリグレットに攻撃できず、あっさり反撃されてしまう。<br> (さきほど、3人が殺されるのを止めたのはリグレット)<br> 六神将の少女、妖獣使いアリエッタの加勢まで入り、大ピンチ!</p> <p>【ガイ登場・加入】<br> そこへ、なぜか華麗に空を飛んで男が登場!リグレットを押し倒した。<br> その隙を突いてジェイドがアリエッタを拘束。一気に形勢逆転。<br> 現れた男は、ルークの付き人のガイ。<br> ファブレ家の命を受け、ここまでルークを探しに来たのだ。<br> リグレット、アリエッタ、オラクル兵をタルタロス内に入れ、<br> ジェイドがハッチを封印。</p> <br> <p>77名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:20:00 ID:MdbIKuCf<br> 【イオン再加入・アニス行方不明】<br> これでイオンを取り戻した上、ルーク一味は晴れて自由の身に。<br> しかしタルタロス内部に残ったマルクト軍140名は、証拠隠滅のため<br> 全員殺されているはず、とジェイドが発言。ルークは押し黙る。<br> イオンと同行していたアニスは、捕まった際、<br> 親書を奪い返そうと相手に突撃し、魔物に吹き飛ばされてしまったという。<br> ジェイド「アニスなら大丈夫でしょう。待ち合わせ場所に向いましょう」<br> とういうことでアニスとの合流場所へ一行は向かう。</p> <p>途中オラクル兵に襲われ、腰抜けルークをかばってティアが負傷、野営に。<br> ルークはガイから、世間一般は戦争や盗賊強盗、魔物襲撃など<br> 死の危険に常にさらされていること、ガイも人を殺めた経験があり、<br> 特に街の外での戦いは日常茶飯事だと教えてもらう。<br> ティアには、民間人であるルークに人殺しを強要した自分が悪いと謝られ<br> ルークはいたたまれない気持ちになる。<br> 翌日、ジェイドから戦わないでいいと言われたルークは、「俺も戦う!<br> 敵は敵だと思うことにする。人を殺すことの重みは俺自身で背負う」と涙目で宣言する。<br> 皆はルークの自主性にまかせた。</p> <p>【セフィロトの説明】<br> イオンは拉致されていた間、セフィロトと呼ばれる音素が集中する星のツボ的場所に<br> 連れていかれたらしい。ジェイドがそこで何をしたのか聞きだそうとするが<br> 「教団の機密事項に関わるので言えない」と拒否。<br> イオンも体力が低下していた。導師にしか使えないダアト式譜術を<br> 拉致された間に使って体力を消耗したというが、ここまでの極端な消耗はおかしい。<br> ジェイドは「まさかイオン様もルークと同じ…?」と意味深な独り言をつぶやいた。</p> <br> <p><br> 78名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:22:24 ID:MdbIKuCf<br> ルーク一行を捕まえるため、六神将のうち5人が探しに来た。隠れる一同。<br> ジェイドに刺されたラルゴがいた。生きていたらしい。<br> 見当たらないのは「鮮血のアッシュ」と呼ばれる<br> タルタロスで襲ってきた赤い髪の男だけ。<br> 六神将は、これ以上の探索は政治問題に関わると判断、引き上げていった。</p> <p>六神将の長はヴァン。ということはイオン拉致にはヴァンも絡んでいるはず。<br> 「六神将は大詠師モース派です。モースがヴァンに命じているのでしょう」<br> このイオンの発言にルーク逆上「ヴァン師匠が戦争に加担するわけねーだろ!」<br> ティアが言い返す「兄ならやりかねないわ」<br> 「なんだと!お前こそモースのスパイだろう!」と口喧嘩。<br> ジェイドが「はいはい、さっさとアニスと合流しましょうねー」と場を〆る。</p> <p>アニスとの合流地点である国境に向かった一同の前に<br> 六神将、妖獣使いのアリエッタが立ちふさがる。彼女は先の大戦で故郷ホドが壊滅。<br> ルークたちがチーグルの森で倒したライガに拾われ育てられたという。<br> 「ママの仇!殺してやる!」その時、地震が起こり、地中から瘴気が噴出した。<br> 噴出し口に立っていたアリエッタは瘴気を吸い込み気絶。<br> ティアが機転を利かし、「ユリアの譜歌」を歌い一時的に瘴気を打ち消した。<br> ジェイドは武器をかまえて、倒れているアリエッタに近づいた。<br> 「やめろ!殺す必要はないだろう!」ルークがあわてて止める。<br> ジェイドは「殺さねばまた襲ってくるでしょう」と取り合わない。<br> そこにイオンが「彼女は二年前まで僕の守護役だったんです、見逃してください」と<br> 頼み込み、ジェイドは武器を収め、アリエッタは見逃される事に。</p> <br> <p><br> 79名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:23:56 ID:MdbIKuCf<br> 【ユリアの譜歌の説明】<br> ユリアの譜歌は、術者が意味と象徴を理解しなくては使えないため<br> 歌える人間はほとんどいない。<br> どこで習ったのだ?と聞くジェイドに、<br> ティアは口ごもりながらも「…私がユリアの子孫だからです」と答えた。<br> 譜歌の中には、ユリアがローレライと契約した際に使った<br> 「大譜歌」と呼ばれる秘術もあるらしい。</p> <p>【アニス加入】【ヴァンと再会】<br> 国境に到着。先に到着していたアニスと合流。<br> アニスは無事で、和平条約の親書も取り戻していた。<br> 「きゃわ~ん、誉めて誉めてルーク様(はあと」とはしゃぐアニス。<br> そこに、六神将・鮮血のアッシュがルーク目指して襲い掛かってきた。<br> 吹っ飛ぶルーク。そこにヴァンが現れ、止めに入った。<br> 「やめろアッシュ!私はこんな命令はしていない、退け!」<br> アッシュはその言葉をきくと、大人しく姿を消した。<br> 「心配したぞルーク。しかし頑張ったな。さすが我が弟子」<br> 「ヴァン師匠!」めちゃくちゃ喜ぶルーク。<br> 「…兄さん!」ティアがナイフをかまえる。<br> ヴァンは「お前は誤解している。話をしよう」とティアに言う。<br> イオンも、話し合いに応じるべきだとティアに進言。<br> 教団最高指導者イオンにそう言われては、ティアもはむかう事はできない。<br> 話し合いが始まった。</p> <br> <p>80名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:27:37 ID:MdbIKuCf<br> イオンがなぜマルクト軍と行動を共にしているのか。その説明を受けたヴァンは<br> 「なるほど。確かに六神将はモース派だ。モースから命令があったのだろう。<br> 私は六神将の長だがモース派ではない。イオン様を探せとしか知らされてなかった<br> 六神将には私のほうからイオン様の邪魔をするなと命を出しておく」<br> とはっきり言い切った。<br> ヴァンに、お前こそモースの部下ではないか、と問われたティアは<br> 「私はモース様の命であるものを捜索しているだけ。それ以上は言えない」と口を閉ざす。</p> <p>【第七譜石の説明】<br> どうやらティアは第七譜石というものを探しているらしい。<br> 第七譜石とは、始祖ユリアが読み解いた預言(スコア)の七番目の譜石のこと。<br> ユリアの預言は、星の未来が全て記され、あまりに膨大なその量は山ほどの大きさが7つ。<br> それらは破壊され、空に浮かぶ譜石帯(星みたいなもん)になったり、地表に落ちた。<br> 落ちた譜石をめぐって、国同士が争いを始め、戦争に発展したという。<br> ユリアは7番目の譜石を隠してしまったため、一番重要な事柄が記されていると噂される。<br> その第七譜石は、いまだ発見されていない。</p> <p>宿で、ティアは「兄の言う事は信用できない。何か隠しているはず」と言い放ち<br> 「お前だって隠し事あるじゃねーか!ふざけんな」とルークと口論になる。</p> <br> <p><br> 81名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:29:19 ID:MdbIKuCf<br> ガイはキムラスカ人のわりに、マルクトの土地勘があり、<br> しかも一介の使用人にしては頭も良く腕がたつ。<br> 目ざといジェイドは怪しみ、ガイの身辺を聞き出そうとするが、<br> ガイは自分の過去については口が重く、うまく話題をそらしてしまう。<br> 唯一話したのは、家族を殺された時の記憶が抜け落ちているということだけ。<br> それ以上の詮索はしないでくれ、とガイはきっぱりジェイドをはねつける。<br> ところで、ガイには女性に近寄られると震え上がるという情けない弱点があるのだが、<br> (…のわりには女心をくすぐる口説き文句を天然で発するのでモテまくり)<br> いい機会だから今回の旅で女性恐怖症を治せという<br> ふざけたジェイドの嫌がらせに近い提案に乗り、女性陣はガイをいじりまくる。</p> <p>国境を抜け、キムラスカに入った一行は港に向かった。<br> そこでは、追いかけてきたアリエッタが魔獣を使って<br> 船を壊してしまっていた。ヴァンがアリエッタを拘束し、問い詰めると<br> アッシュに頼まれてやった、と素直に告白。<br> 「船の整備員はコーラル城にさらった。ルークとイオン様がこなければ殺すって」<br> と伝言を伝えると、アリエッタは鳥型魔獣を使って空を飛んで逃げてしまった。</p> <p>7年前、誘拐されたルークが発見されたのは、そのコーラル城だという。<br> コーラル城はファブレ公爵の別荘で、先の大戦で破壊、放置されていた。<br> 一同は「お前らは街に戻れ」とヴァンに言われたものの、<br> こっそりコーラル城へ。<br> 地下には、巨大な譜業装置があった。<br> 珍しいことにいつも冷静なジェイドが、それを見てうろたえる。</p> <br> <p>82名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:31:08 ID:MdbIKuCf<br> 【六神将死神ディスト登場】【六神将シンク登場】<br> 城を探し回っているうち、アリエッタの放った魔物にルークが拉致される。<br> 気がつくとルークは、地下の譜業装置に拘束されていた。<br> 六神将の死神ディストというナルシスト発明家が装置をいじくっていた。<br> ディスト「ふー。すべてが同じですね。これはビックリしました」<br> シンク「アッシュの奴勝手なことしやがって」<br> 同じく六神将、仮面をつけた少年シンクもいる。<br> 彼らはデータを装置から取り出した。<br> ガイがいち早く駆けつけ、シンクをぶっとばし、シンクの仮面が外れた。<br> 「お前…?」ガイはその顔を見て驚く。他の面々も駆けつけてきた。<br> シンクとディストはデータの入ったディスクを残して姿を消した。</p> <p>気を取り直して、一同はアリエッタを見つけ出し戦闘。<br> 倒れたアリエッタに、今度こそとどめをさそうと近づくジェイド。<br> イオンが立ちはだかった。「アリエッタは教会の査問会にかけます。命だけは…」<br> そこへ遅れてヴァン登場。イオンの頼みを聞き入れ、アリエッタはまたもや命を助けられる。</p> <p>救出した整備員が大急ぎで船を準備してくれ、ようやく船出。<br> 甲板でルークを、頭痛と幻聴が襲う。<br>    ”やっと捉えた。我の力を感じよ…”<br> ルークの体は何者かに操られ、超振動を起こし始めた。</p> <br> <p><br> 83名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:32:12 ID:MdbIKuCf<br> 【ルークの超振動能力の説明】<br> 気づいたヴァンがルークを抱え込んで落ち着かせ、発動を阻止。<br> 「俺の体、何が起こってるんだ?」おびえるルーク。<br> 「…お前は誘拐された後、なぜ屋敷に監禁されたのか疑問に思った事はないか?」<br> ヴァンは、軟禁の真相を語りだした。<br> 超振動は、2人の術者が音素をぶつけあわせることで発動する。<br> だがルークは単独で大規模な超振動を起こせる能力を持っている。<br> それを知った両国は、戦争に利用しようとルークに目を付けた。<br> マルクトによる誘拐も、キムラスカによる軟禁も、すべてこの能力のせい。<br> 成人しても婚約者のナタリア姫と結婚させられ、城に軟禁されるだろう。<br> 「嫌だ!このまま軟禁されて、戦争になれば狩り出されるっていうのか?」<br> 「大丈夫だ。今回の和平に努力すれば、戦争は起こらない。<br> 戦争を回避した英雄として理不尽な軟禁も無くなるだろう」<br> 「英雄…。俺が英雄になれるのか?」</p> <p>途中の街でヴァンはローレライ教団にアリエッタを引き渡すため別行動に。<br> ルークたちは、六神将シンクから奪ったディスクからデータをプリントアウト。<br> 港に向かう途中、シンクが凄い勢いでガイに襲い掛かった、<br> ガイはディスクを奪われたものの、データ書類は死守。<br> 一同は船に飛び乗り、なんとか逃げ延びた。<br> しかしこの時、シンクはガイの体を操るための、ある譜術をかけていた…。</p> <br> <p>84名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:36:22 ID:MdbIKuCf<br> 【フォミクリー&同位体の説明】<br> 船の中でデータ書類を読むジェイド。<br> 「これは同位体研究?ローレライ(第七音素集合体)の音素振動数が書かれている…」<br> 音素振動数とは、指紋やDNAのようなもの。同じ人間はいないとされる。<br> 同位体は、クローン人間のこと。<br> 同位体は、振動数も同じなので超振動が簡単に起こりまくるので超危険。<br> だが、兵器としては使えるため、レプリカ人間を作る「フォミクリー技術」が<br> 昔、某所で研究されていたという。<br> だが振動数までそっくり同じ完全同位体を作る事はできず計画は頓挫。<br> その後、様々な問題で禁止されたという。</p> <p>ようやくキムラスカ首都バチカルに到着。<br> 港に迎えに来た将軍たちに、家に帰って休めと言われたルークは<br> 「俺がイオンたちを城まで連れて行く、国王に取次ぎすると約束したんだ」と宣言。<br> 「ルーク…立派だわ!」二人旅でルークに振り回され続けたティアが感心する。<br> 実際は、戦争回避の英雄になるため、できるだけ恩を作っておこうという<br> 計算から発せられただけだったのだが。</p> <p>一同は大詠師モースと会談中の国王のもとへ。<br> 「俺を誰だと思ってる?ファブレ公爵家のルークだ!邪魔をするな!」と<br> ルークは無理やり、謁見場にイオンたちを引きつれ突入する。<br> 想像通り、モースは「マルクトが戦争準備に入ってる」と国王に嘘の進言をしていた。<br> ルークは会話に割って入り、イオンとジェイドを紹介。<br> イオンの登場にひきつるモース。<br> ルークはモースに向かって「嘘の報告してるんじゃねー!<br> マルクトは平和そのもので戦争の気配なんかないっつーの!」と怒鳴った。<br> 和平条約の親書は無事渡され、ルークの役目は終わった。</p> <br> <p>85名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:38:44 ID:MdbIKuCf<br> 【ナタリア登場】<br> イオンたちを客人として家に連れ帰ったルーク。<br> 応接間にはルークの婚約者ナタリア姫が来ていた。<br> ナタリア姫は、ルーク失踪の原因であるティアを睨む。<br> 2人は一方的な政略結婚というわけでもなく、<br> 記憶をなくす前、ルークはナタリア姫にプロポーズをしており相思相愛だった。<br> ナタリア姫は、いつかプロポーズの言葉を思い出してくれると信じていると言う。<br> (現在のルークは、そんな気はさらさらないらしいが)<br> 婚約者ナタリア姫の登場に、ただただ驚くティアとアニス。<br> そしてナタリア姫から、ヴァンが今回のルーク失踪を計画した犯人として<br> 捕らえられたと聞く。処刑の可能性もあるという。</p> <p>次の日、ルークに登城の命令が下る。ヴァンの件を確かめるため城へ。<br> 昨夜会議が開かれ、和平条約は結ばれる運びになったという。<br> しかし、マルクト王国から和平提案と共に、救援の要請も入っていた。</p> <p>【第一部クライマックス・アクゼリュスイベント開始】<br> 国境沿いにある鉱山都市アクゼリュスは、<br> 資源豊富な鉱山をめぐって度々領地争いが起こり、現在はマルクト帝国が所有。<br> ところが最近になって瘴気が噴出。<br> マルクト側からの道は瘴気で断絶されているため、住民の救助ができない。<br> そこでキムラスカ王国へ、救援要請をしてきたのだ。<br> アクゼリュスはもともとキムラスカ領地だった上、<br> 住民を助けるのは和平の証にもなる。</p> <br> <p>86名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:39:58 ID:MdbIKuCf<br> 国王はルークを、キムラスカ代表の親善大使として任命。<br> アクゼリュス救出に向かえと命令する。<br> ルークが承諾すれば、城に捕らえているヴァンを無罪放免、<br> アクゼリュスにも同行させると国王は約束。<br> ルークは即座に承諾する。<br> 「でも、なぜ俺を親善大使に?」不思議がるルーク。<br> 国王は、保管されていたユリアの第六譜石を詠みあげさせた。</p> <p>【ND2000 ローレライの力を継ぐ者キムラスカに誕生す<br>  其は王族に連なる赤い髪の男児なり<br>  名を聖なる焔の光と称す。彼はキムラスカを新たな繁栄に導くだろう】</p> <p>【ND2018 ローレライの力を継ぐ若者。人々を引き連れ鉱山の街へと向かう】</p> <p>ルークの父ファブレ公爵が誇らしげに言う。<br> 「お前を守るため軟禁していたが、英雄になるべき時が来たのだ」<br> ジェイド「…英雄ねえ…」(←意味深に)</p> <br> <br> <br> <p>117名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17:40:33 ID:ZdcuEBLa<br> ルークは地下牢にいるヴァンを迎えに行った。<br> そこでヴァンはルークに、ダアト(ローレライ教団の自治区)に亡命して<br> オラクル騎士団に入らないか?と誘う。<br> ヴァンが言うには、ルークはキムラスカ王国に利用されているのだという。<br> ユリアの預言には続きがあり、”アクゼリュスで若者は力を災いとして使い<br> それをきっかけに戦乱が起こりキムラスカが勝利、以降長期にわたって繁栄する”<br> と書かれているのだという。<br> 「お前の超振動で瘴気を消せば、アクゼリュスは助かり戦争は回避される。<br> その後は、亡命して私の元へ来れば、英雄になった上に自由になる」<br> ヴァンは、自分が力を貸せばルークの超振動の発動と制御も自由自在だと断言。<br> 確かに船で超振動を起こしかけた時、発動を阻止してくれたのはヴァンだった。</p> <p>「師匠は、なんで俺のことそんなに親身になってくれるの?」<br> 「…お前は忘れてしまったのだな」<br> 幼い頃のルークは、超振動の酷い実験を受け、心身ともに傷つき<br> 7年前ヴァンに、『ここから逃げたい、ダアトに連れてって』と頼んだという。<br> ヴァンはその願いを受け入れ、ルークを誘拐した。<br> 「師匠が俺を誘拐したのか?マルクトじゃなかったのか!」<br> 「今度は失敗しない。私にはお前が必要だ」<br> ルークはヴァンについていくことを決心する。<br> ヴァンは、亡命の機会をうかがうため誰にも計画は話してはいけない、と口止めする。</p> <p>【ジェイド・ガイ・ティア加入】<br> というわけで、晴れて親善大使となったルークはアクゼリュスに向かうことに。<br> ジェイドの報告では、モース派閥のオラクル騎士団が妨害工作のため<br> 海に張り込んでいるという。和平条約回避のため、向こうも必死らしい。<br> ヴァンがおとりとなって、救助隊を連れて船に乗ってオラクルを引き付けると言い出した。<br> ルーク一派は陸地経由でアクゼリュスに出発。ヴァンとは向こうで落ち合うことに。<br> せっかくヴァン師匠と旅ができると思ったのに、とむくれるルーク。<br> そこへ、アニスがかけつけ、イオンが拉致されたと報告に来た。</p> <br> <br> <p>118名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17:42:15 ID:ZdcuEBLa<br> 【アニス加入】【イオン行方不明】<br> 目撃者によると、世界をまたにかける盗賊「漆黒の翼」が<br> オラクル騎士団と共謀してイオンをさらったらしい。<br> アニスの頼みで、先にイオンを取り戻すことに。<br> 一同はオラクルに見つからないよう街の地下にある廃工場を通って、<br> 外に出ることにした。そこになんと軽装のナタリア姫が登場する。</p> <p>【ナタリア加入】<br> ナタリアは、この緊急事態に王女である私が行かなくてどうする!?と<br> 同行する気満々。これには女性陣から反発が。<br> アニスが「お姫様は足手まといになるから嫌」と言えば<br> ティアまで「同感です」と言い出し<br> ナタリアも負けずに「私は弓の腕が一流ですわ!そこにいる下品なオラクル(アニス)と<br> 無愛想なオラクル(ティア)よりは役に立ちますわ」と言い返す。<br> ルークがナタリアを引っ張って行き、説得するが<br> なんとナタリアは、地下牢でのヴァンとの会話の後半部分を盗み聞きしており、<br> 連れてってくれなければ国王に亡命計画をばらす、と脅迫する。<br> 亡命については「私との約束(プロポーズの言葉)を守ってくださるのなら<br> 亡命してもいいですわ」と理解を示した。<br> 「わかった!連れてく!だから絶対ばらすなよ!指きりだ!」<br> 「……指きり…お嫌いではなかったの?」不思議そうな顔をするナタリア。</p> <p>ということでナタリア加入。<br> 不満をもらすティアや、頭を抱えるガイに<br> ルークは「うるせー!親善大使は俺だ!文句言うな」と怒鳴りとばす。</p> <br> <br> <p><br> 119名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17:44:00 ID:ZdcuEBLa<br> 街の外に出るとオラクル騎士団が撤退しようとしている所だった。<br> 捕らえられたイオンと、その前方に鮮血のアッシュの後姿を確認したルークが<br> 剣を構え、飛び込んでいく。刃がぶつかりあい、にらみ合う2人。</p> <p>【アッシュ】<br> はじめてアッシュの顔を見たルークは驚愕。<br> アッシュはルークと瓜二つだったのだ。仲間たちも驚く。<br> 唯一、タルタロスでアッシュの顔を見ていたジェイドだけは表情を変えない。<br> 後方から六神将シンクが「今はイオンが先だ」とアッシュを呼ぶ。<br> 「いいご身分だな。ちゃらちゃら女を引き連れやがって!」<br> アッシュはそう吐き捨てると、戦艦に乗りこみ姿を消した。</p> <p>「あいつ…俺と同じ顔…」うろたえるルーク。<br> 「我々がここにいることが六神将にばれました。おとり作戦は失敗です」<br> ジェイドは顔色も変えず話をすりかえ、<br> このままイオンを探しにオラクルを追って陸路を進むか、<br> ナタリアを王家に引き渡して新たに船を出してもらい、アクゼリュスに向かうか、<br> その選択を、ルークに迫る。<br> 「なんで俺が決めるんだよっ!」<br> 「責任者はあなたなのでしょう?」(ジェイドは万事この調子で嫌味言いまくり。<br> そうやってルークをうまく誘導するので、パーティーの歩みが止まる事がない)<br> ナタリアを王家に渡せば亡命計画がばれるかもしれない。<br> 結局、考え込む暇もないまま、イオンを探して戦艦を追うことに決定。</p> <br> <p>120名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17:45:38 ID:ZdcuEBLa<br> 少し進んだところで、ルークをまた頭痛と幻聴が襲う。<br> しかし今回の幻聴は声も違い、口調が乱暴だった。<br> ”応えろ、グズ!”「誰だ…!」<br> ”わかってるだろうよ、そっくりさん”「アッシュか!」<br> アッシュはイオンは砂漠の遺跡にいると伝えて、伝達を切った。<br> 崩れ落ちるルークを、ティアがとっさに支える。<br> 罠かもしれないと怪しみつつ、一同は指定された場所へ。<br> 奥の扉の前には、アッシュに連れられたイオンがいた。<br> シンクとラルゴが襲い掛かってきたが、ルークたちは見事撃破し<br> イオンを取り戻す。<br> 結局、ここに呼んだアッシュの意図はわからないまま。</p> <p>去り際、ラルゴがナタリアに気づいた。<br> シンク「あれがナタリア王女か。因縁だね、ラルゴ」<br> アッシュ「なんだ?ラルゴはナタリアと何か関係あるのか?」<br> しかしラルゴもシンクもその問いには答えない。<br> 六神将には互いの過去を詮索しないという決まりがあるらしい。</p> <p>【イオン再再加入】<br> この遺跡も、音素の集合するセフィロトだった。(各地に点在)<br> ジェイドは改めてイオンに「彼らはあなたにセフィロトで何をさせているんですか」と聞き出す。<br> 「…セフィロトの入り口には導師にしか解除できないダアト式封印が施されています。<br> その解除をさせられました。封印をといても何もできないはずなのですが…」<br> イオンが喋ったのはここまで。セフィロトは何を守っているのかという問いには<br> 「それは最高機密なので言えません」と黙り込んだ。<br> 無事イオンが戻ってきて、一同はやっとアクゼリュスに向かって出発。</p> <br> <p><br> 121名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17:47:16 ID:ZdcuEBLa<br> ようやくアクゼリュス付近の山まで来た。早くヴァンと合流したいルークは<br> 「余計な寄り道なんかしなきゃ良かった」だの<br> 「イオンなんか助けなくても、親善大使の俺がいれば戦争はおきねーんだし」<br> と愚痴りまくり、ほかのメンバーの反感を買う。空気がピリピリし始める。<br> さらに、当のイオンが山道に疲れて倒れ、アニスが休憩を頼んだのだが、<br> ルークは「休憩なんかしない!親善大使は俺だ!俺が行くっつったら行くんだよ!」<br> と怒鳴り散らした。これには全員憤慨。<br> アニスが「あんたねぇ!」と叫んだその時、<br> ジェイドが落ち着いた有無を言わせぬ口調で<br> 「では休みましょう」と、ルークを無視して休息を決定。<br> 自分の発言を無視されたことにむくれるルーク。<br> ティアが近づき、注意するが、ルークはうぜぇと拒絶。</p> <p>六神将リグレットが現れた。<br> リグレットはヴァンの妹であるティアを迎えに来たという。<br> こっちの仲間になれというリグレットをきっぱりティアは拒否。<br> 「そんな出来損ない(ルークのこと)と一緒にいる必要はない、ティア」<br> この言葉にジェイドが反応する<br> 「やはりあなた方は禁忌の術を使ったのですね!冗談ではない!」<br> 怒鳴るジェイド。<br> はじめて見る取り乱したジェイドの姿に驚く一同。<br> リグレットは姿を消した。</p> <p>ルークは、リグレットとジェイドがなぜ自分の話題を持ち出したのかわからない。<br> 先述のこともあいまって<br> 「俺が出来損ないだと…?俺が親善大使なんだよ!俺をおいて勝手に話を進めるな」と<br> 怒りまくる。唯一なぐさめてくれたミュウにも「うるせえ!」と一喝。<br> 「師匠だけだ…。俺のことわかってくれるのはヴァン師匠だけ」<br> 泣きそうな顔になるルーク。</p> <br> <p>122名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17:48:40 ID:ZdcuEBLa<br> 【アクゼリュスの惨劇】<br> アクゼリュス周辺は瘴気が満ち、あちこちで人が倒れうめき声があがり、<br> 想像以上に酷い惨状。<br> 真っ先にナタリアが走り出し、倒れている住民にかけよった。<br> 「おい!ナタリア。汚いだろ?伝染るかもしれないぞ」声をかけるルーク。<br> 「馬鹿なこと仰らないで!」軽蔑した目でルークを睨むナタリア。</p> <p>瘴気を長期間吸い続ると体力を奪われ、最悪死に至る。<br> 急がなければ自分たちも倒れてしまう。<br> ルークは、親善大使様は俺だ!とさんざん威張り散らしてたくせに<br> あちらの住民代表に「あの…えっと…」と口ごもって、救助に来た事すら<br> まともに伝えられない情けない姿を晒す。(代わりにナタリアが説明)<br> 他の仲間たちは、てきぱきと、情報収拾や改善策に取りかかったのだが、<br> ルーク一人、周囲にお膳立てをしてもらわなければ、何もできないという<br> お坊ちゃま根性をいかんなく発揮。見事なでくのぼうと化す。<br> 見かねたティアやナタリア、ガイに「しっかり」と声をかけられても<br> 「えーそんなことしなくていいじゃん」と、文句を言う。<br> うじうじ下を向いて、(早く師匠に会って超振動使って英雄になるんだ!)とか<br> (俺が瘴気を消せば、一気に助けられるんだし救助なんか無駄無駄無駄)と<br> 自分が英雄になる瞬間を妄想するだけ。</p> <p>ナタリアは、そのうち、ルークが王族としての義務にちゃんと気づいて<br> 救助を立派に果たしてくれるはずだと言いはるのだが、<br> ジェイドとアニスは静かに腹をたてており、「役に立たない人間はいらない。<br> ルークは救助隊の頭数にはいれない」と切り捨てる。</p> <br> <p><br> 123名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17:51:42 ID:ZdcuEBLa<br> 先に到着しているヴァン先遣隊は、坑道に取り残された住民の救助に行ったという。<br> ルークたちも後を追うことに。<br> そこへ、兵士が「第七譜石を発見しました」と報告に来る。<br> イオンの指示で、ティアは確認のためパーティーを一旦離れる。<br> 坑道最奥部は、瘴気が吹き溜まり、人がバタバタ倒れていた。<br> 「おかしい…ヴァンの先遣隊の姿がない」ジェイドが怪しむ。<br> 悲鳴と騒ぎが聴こえ、ジェイドたちが様子を見に行ってしまい、<br> ルークとイオンが残された。</p> <p>ルークは奥に進んで、ヴァンをようやく発見。<br> そこにはダアト式封印の施されたセフィロトの扉が。<br> ヴァンは瘴気を消すために緊急に中に入りたいと、イオンに封印解除を頼んだ。<br> 突如、アッシュからの電波が届いた。<br> ”そこから先に行くのはよせ!アクゼリュスを滅ぼす気か!?”<br> 「なに言ってんだ!俺は瘴気を消して英雄になるんだ!邪魔するな!」<br> その後もアッシュは何度も電波を飛ばしてくるが、ルークは無視しまくる。<br> 「さあルーク。超振動を使ってこのパッセージリング(セフィロト制御装置)を壊すのだ」</p> <p>ジェイドの元へ、ティアが血相を変えて駆けつけてきた。<br> 「大変です!先遣隊がオラクルに殺されました!<br> 第七譜石発見も嘘です、彼らは兄に命じられて私を連れ去ろうとしました。<br> アッシュが私を助け、教えてくれました!兄はどこですか!?」<br> 「おい!早くあの屑をどうにかしろ!死ぬぞ!」アッシュが走って行く。<br> ティアが叫ぶ「兄さんは…アクゼリュスを消滅させる気なんです!」</p> <br> <p><br> 124名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17:52:33 ID:ZdcuEBLa<br> セフィロトの中、ルークは超振動の開放準備に入った。<br> ヴァンがつぶやく「さあ、愚かなレプリカルーク。力を解放しろ」<br> 船の甲板で超振動を起こしかけた時、ヴァンはルークに催眠術をかけていた。<br> 『私の合言葉を聞いたら、お前は全能力を使って超振動を放つ…合言葉は…』</p> <p>      『愚かなレプリカルーク』</p> <p>ルークは超振動を発動。強大な地震が起こり始めた。<br> 「くそっ!間に合わなかったか!」アッシュがやってきた。<br> ヴァンが驚く。「アッシュ?なぜここにいる?」<br> ヴァンは鳥型魔獣を呼び寄せ、飛び立った。<br> もう一匹の魔獣もアッシュを捕まえ、飛びたつ。<br> 「放せ!俺もここで朽ちる!」アッシュがもがく。<br> 「イオンを救うつもりだったが…お前を失うわけにはいかぬ」<br> ティアが駆けつけてきて、去っていく兄を罵る<br> 「兄さん!やっぱり嘘をついてたのね!外殻大地は滅ぼさないって言ってたじゃない!」<br> 「メシュティアリカ!お前にもいずれわかる。<br> 預言に縛られた大地など消滅させた方がいいのだ!」</p> <br> <p>125名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17:53:33 ID:ZdcuEBLa<br> アクゼリュスが陥落を始めた。<br> ティアがユリアの譜歌を発動。<br> 男性陣が気を失ってるイオンとルークとミュウを保護し、一同はバリアの中へ。<br> 鉱山都市アクゼリュスは崩壊、巨大な穴と化した。</p> <p>ルークは目を覚ました。<br> 魔界(クリフォト)と呼ばれる地下の果てに落ちたらしい。<br> 彼らは瘴気の泥海に浮かぶアクゼリュスの残骸の上に乗っていた。<br> 譜歌の保護を受けたルーク一派しか生きていないようだ。<br> 周囲はアクゼリュスの住民の死体がごろごろ転がっている。<br> 瘴気の海に浮かぶ小さな瓦礫の上から、子供が助けを求めていた。<br> 父親が身をていして守ったらしい。少年は父の死体の下で泣いている。<br> 海に飛び込もうとするナタリアをティアがひき止める。<br> 「この泥の海は瘴気を含んでる、入ったら助からない!」<br> 「じゃあ、どうすれば!」<br> と、地面が揺れ、少年の乗っている瓦礫が海に沈み始めた。<br> 「母…ちゃん……父…ちゃん…助…けて……」<br> 助けを求め、手を伸ばした少年は目の前で海に沈んだ。</p> <br> <p>126名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)18:03:27 ID:ZdcuEBLa<br> 今日はここまで。</p> <p><em>89名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]投稿日:2006/01/05(木)19:28:50ID:AtWVz7+4<br> &gt;&gt;87<br> 乙です。</em></p> <p><em>ただ、ガイは女性恐怖症ではないんだ!<br> あくまでも女性との接触が怖いだけで、女性を眺めるのは好きなナイスガイなんだ!!</em></p> <p>&gt;&gt;89<br> ゲーム中でもはっきり女性恐怖症と言っているので<br> 見逃してくだされ</p> <p><em>90名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]投稿日:2006/01/05(木)19:33:47ID:1N/GaJX5<br> 乙。<br> しかしアンチフォンスロットの件がない所為でジェイドが最強状態の予感</em></p> <p><br> &gt;&gt;90<br> アンチフォンスロットについては<br> 戦闘レベルを下げてルークたちに合わせるための物で<br> ストーリーには直接関係ないと思って省略しました。</p> <p>気になる人もいると思うので一応説明します。<br> アンチフォンスロットとは、<br> 国家予算規模の封印術で、これを&gt;&gt;75でラルゴに使われて<br> ジェイドは戦闘レベルがガクンと落ちた。<br> 値段が値段なので、もう使ってこないだろうというジェイドの<br> 予測どおり、使われたのはここだけ。<br> ジェイドは徐々に封印術を解除していき、<br> それに従いレベルも上がっていく仕組み。</p> <br> <p>148名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22:34:57 ID:GN69BHnD<br> 【魔界(クリフォト)】<br> 先遣隊を殺したオラクルは戦艦タルタロス(陸海両用)に乗って<br> アクゼリュスに来ていたのだが、タルタロスは非常装置が働き、<br> 海に沈まずに機能も生きていた。<br> 一同は乗り込み、ティアの案内で魔界にあるユリアシティという唯一の島を目指す。<br> 「あなたたちの住んでいる地は外殻大地と呼ばれてるの」<br> ティアが説明を始めた。イオンが補足する。<br> 2千年前、原因不明の瘴気が星を包み込み、預言を詠んだユリアの発案で<br> セフィロトツリーというエネルギー(記憶粒子)の柱で大地を空中に押し上げたという。<br> その時、ユリアシティと呼ばれる小さな島だけ魔界に残された。<br> この話を知っているのはローレライ教団の要人と、魔界出身者だけ。<br> ティアは魔界ユリアシティの出身なのだ。</p> <p>アクゼリュスが陥落したのは、セフィロトツリーという柱を、<br> ルークが超振動で消してしまったから。<br> そして何千人という人が、一瞬で犠牲になった。<br> イオンは、自分がヴァンの野望に気づくべきだったと悔やむ。<br> ジェイド「しかしルークには事前に相談して欲しかったですね。<br> 仮に瘴気を消せたとしても、先に住民を避難させてからでも遅くはなかった」<br> この発言で、全員の視線がルークに集中。<br> その空気に耐え切れずルークは叫びだした。<br> 「俺は悪くねえぞ!だってヴァン師匠がやれって言ったんだ!<br> こんなことになるなんて誰も教えてくれなかったじゃないか!<br> 俺はアクゼリュスを助けようとしたんだ!お前らだってなにも出来なかったじゃないか!<br> 俺を責めるな!悪いのは師匠だ!俺は悪くねえ!俺は悪くねえ!」<br> <br> 149名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22:36:13 ID:GN69BHnD<br> ジェイドがキレた。「馬鹿な発言に苛々する」とブリッジに戻ってしまった。<br> ナタリアも「記憶を消してからのあなたは別人です」と毅然と言い放ち、立ち去った。<br> ルークに言葉をかけようとしたイオンを、アニスが止めて引っ張っていく。<br> 「イオン様!こんな最低な奴ほっときましょう!」<br> ガイもしぼりだすように「あんまり幻滅させないでくれ…ルーク」とつぶやいた。<br> 最後に残ったティアも「いいところもあると思ってたのに。私が馬鹿だった」と言って出て行った。</p> <p>「ご主人様…。元気出して」ミュウだけはルークの側にとどまった。<br> 「うるさい!」怒鳴られても、ミュウは泣きながらルークを励まそうとする。<br> 「ボクも…ボクのせいで仲間たくさん死んでしまった…だから気持ち…わかるですの…」<br> 「お前なんかと一緒にするな!お前なんかと!!」泣き崩れるルーク。</p> <p>ユリアシティに到着。ティアの祖父である市長に会いに行くことに。<br> ところがルークだけは、また責められるから行きたくないと駄々をこね、その場に残る。<br> 「とことん屑だな。出来損ない」アッシュが現れた。一同を探して追いかけてきたらしい。<br> 「なぜ深く考えもしないで超振動を使ったんだ!ばかやろう!」<br> 仲間達とは違い、そのものずばりの言葉でルークを叱り付ける。<br> 「俺は悪くない」馬鹿の一つ覚えを繰り返すルーク。<br> 「レプリカってのは脳味噌まで劣化してるのかよ!」<br> アッシュは舌打ちをすると、吐き捨てるように、真実を語りだした。<br> 「教えてやろうか?俺はバチカル生まれの貴族なんだ。<br> 7年前にヴァンっていう悪党に誘拐されたんだよ。<br> おまえは俺の劣化複写人間だ。レプリカなんだよ!<br> お前みたいな屑に、家族も居場所も奪われたなんて、反吐が出る!死ね!」<br> アッシュがルークに向けて剣を振り上げた。</p> <br> <p><br> 150名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22:38:35 ID:GN69BHnD<br> 目が覚めると、ルークの意識はアッシュの体の中に取り込まれていた。<br> ”起きたかレプリカ”アッシュの意識が話しかけてきた。<br> アッシュが見下ろすと、ベッドに意識を無くした自分の体が横たわっていた。<br> アッシュは、ヴァンの外殻大地消滅計画を知り、阻止しようと動いていた。<br> 完全同位体のルークに、コーラル城で細工をしかけて意識が繋がるようにし、<br> ルークと共同作業をするつもりだったのだという。<br> 自分は六神将の立場を利用して地下に潜ってヴァンの監視を続け、<br> 表立った妨害行動はルークにさせようと考えていた。<br> ところが、ヴァンに対するルークの信仰が厚すぎて協力要請ができなかった。<br> そのため、敵として電波を飛ばして呼び寄せたりした。<br> そんな中、ルークがアクゼリュスを消滅させてしまったのだ。<br> アッシュは“悔しかったら自分で意識を操作して、元の体に帰るんだな”と<br> ルークに告げる。というわけで、ルークはアッシュの中の人に。</p> <p>【ルーク離脱】【アッシュ加入】【ティア離脱】<br> ルーク気絶の合間に、事情説明はすっかり済んでいたらしく<br> みんなはルークがアッシュのレプリカであることを知っていた。<br> ナタリアは、自分が好きだった『記憶を無くす前のルーク』が突如現れ、混乱していた。<br> アニスは「ルークがあんな馬鹿とは思わなかった」と素直に悪口を叩いていた。<br> ガイはひたすらルークを心配している。ルークの更正と立ち直りを願っているようだ。<br> そんなガイをアッシュは、相変わらずお人よしだなとひっそり懐かしむが<br> ガイはアッシュに向かって「俺はまだお前を信用してない」と拒絶する。<br> ジェイドは、とっくにルークを見限って思考を切り替えており、話題にすらしない。<br> ティアは兄のことで頭が一杯のようで、故郷であるユリアシティに残るという。<br> ミュウは、自分の主人はルークだけだ、と言い張り、<br> 寝たきりルークの体から頑として離れない。<br> アッシュの体の中から、ルークの意識は全てを見ているだけだった。</p> <br> <p>152名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22:40:36 ID:GN69BHnD<br> 【外殻大地へ】<br> アッシュと仲間たちは、ここに寝たきりルークを残して、<br> 戦艦タルタロスごと外殻大地に帰る作戦を実行。<br> アクゼリュスを支えていたセフィロトツリーの跡地に乗り、<br> エネルギーを投入して一時的に復活させ、その勢いで地上に戻った。<br> アッシュは、ヴァンの動向を探りたい、とメンバーに協力を打診。<br> 一同はアッシュと行動を共にすることになる。</p> <p>ガイは、レプリカとして誕生したルークがあんな馬鹿に育ったのは<br> 甘やかした自分に責任があると思い悩む。(母親かよ…)<br> また、アッシュにも抵抗を感じているようで、アッシュにやたらとつっかかる。<br> ナタリアはガイに、ルークの心配だけでなく、奪われた7年間を持つアッシュの人生も<br> 思いやるべきだと主張、ガイがアッシュを疎んじるたび叱り付ける。<br> アッシュは無愛想ながらも、ナタリアにはめっぽう優しく、<br> アッシュの指きり嫌いエピソードや、城を抜け出した話など、思い出話で花が咲く。<br> しかし「ルーク」とナタリアが呼んでしまうたび<br> 「俺はアッシュだ、ルークじゃない」と一気に不機嫌に。<br> そんな二人をアニスがからかい、<br> 軽いノリや冗談に慣れてないアッシュはうろたえまくる。<br> ジェイドはそれらを内心面白がりながら遠巻きに観察。</p> <p><br> 153名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22:42:15 ID:GN69BHnD<br> ヴァンが出入りしているというレプリカ研究所を調べだした一行。<br> アッシュ誘拐からルークの製造まで関わっていたスピノザという研究員を探し出した。<br> 非難されたスピノザは言い訳を開始。ジェイドの姿を確認すると<br> レプリカ製造技術フォミクリーは、ジェイドが発案したものだと言い出す。<br> 「アンタだって何十体もレプリカを作っただろう、ジェイド・バルフォア博士!」<br> ジェイドは否定をしなかった。ジェイドの作った初期レプリカは悲惨な末路をたどり<br> 罪を自覚したジェイドは、研究をやめ軍人になったのだという。<br> 「わしはヴァンの保管計画に乗っただけだ!」<br> アッシュがどういうことだ?と問いただすが、スピノザは固く口を閉ざしてしまった。</p> <p>聞き込みで、六神将ディストがフォミクリー研究をしている場所がわかった。<br> その洞窟を探して乗り込むことに。<br> ディストはジェイドの幼馴染で、一緒にフォミクリーの研究をしていた旧知の仲。<br> しかしジェイドが研究を断念し軍人に転職、おまけにフォミクリーを禁忌にしたため<br> 二人は断絶。その後ディストは六神将に入りフォミクリー研究を続けていたらしい。<br> 子供の頃は、親分ジェイド、子分ディストのような感じで仲良くしていたようだ。<br> ディストは今でもジェイドを崇拝しているというか、歪んだ愛情を持っているというか<br> 可愛さ余って憎さ百倍というか、とにかくジェイドに固執しまくっている。</p> <p><br> 154名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22:45:35 ID:GN69BHnD<br> 【ガイ離脱】<br> ここでガイがパーティーを抜けると言い出す。<br> 「どうしてだ、ガイ」驚くアッシュ(ここで素のアッシュがちらり、声口調がルークと同じ)<br> ガイは「ルークの親友ならついてやらなきゃな」と言い、ナタリアの引き止めに耳を貸さない。<br> アッシュはユリアシティに繋がるワープ出口をガイに教える。<br> アッシュ「…お前があいつを選ぶのはわかってたさ」<br> ガイ「ヴァンから聞いたのか?でもそれだけじゃないんだぜ」<br> 含みのある会話を交わし、ガイがパーティーから抜けた。</p> <p>フォミクリー研究がされている洞窟に乗り込んだ。<br> 人の姿はなく、レプリカ実験で作られた魔物がうようよしているだけ。<br> そしてレプリカに必要なデータを収集するための機械を見つけた。<br> アッシュとジェイドは、機械を調べ、<br> そこに惑星の10分の1ほどの広さの大地レプリカを作り出すデータが<br> 収集されていることに気づいた。<br> おまけに先の大戦で消滅したホド島の住民のデータも入っている。</p> <p>檻の中に、被検体のチーグルが二匹いた。オリジナルとレプリカらしい。<br> どういうことか、オリジナルチーグルが弱り、レプリカチーグルのほうが元気だった。<br> ジェイドが言うには、レプリカデータ採取のさいに、<br> オリジナルに悪影響が出て、体力が弱ったり、死に至る場合があるという。<br> アッシュがうつむく。中の人ルークも衝撃を受ける。<br> 「ナタリア、アッシュ。心配しなくて大丈夫ですよ」ジェイドがフォローに入った。<br> データを採取されたオリジナルに異変が出るのは10日以内。<br> 7年ピンピンしてるアッシュに心配はないという。</p> <p><br> 155名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22:49:37 ID:GN69BHnD<br> 大規模な地震が起きた。<br> 今の地震でどこかがまた魔界に落ちたかもしれないとアッシュが言いだす。<br> ルークのおかげで柱を失った大地周辺はとくに危ない。<br> 前にアッシュ達はイオンをさらって、ダアト式封印を解除させていた。<br> 扉の封印を解除しても、セフィロトツリーを作り出している装置には手は出せない。<br> そう思ってイオンは封印を言われるがまま解除してしまっていた。<br> ヴァンがどうにかして装置を動かす方法を見つけたのかもしれない。<br> アッシュが言うには、ヴァンは次にマルクト領にあるセントビナーという街を落とす予定らしい。<br> “時間がない。お前と馴れ合うのはここまでだ”<br> アッシュは自分の中からルークの意識を追い出した。</p> <p>【ルーク復活】<br> ルークが目覚めた。ティアの姿を見つけたルークは<br> セントビナーが危ないから外殻大地に戻りたいと頼み込む。<br> 「どうやって崩落を止めるのよ?少しは落ち着いて物事を考えてから行動しなさい」<br> ティアはぴしゃりとルークをしかりつけた。<br> 「…本当だな…俺は自分で考える事をしない…」<br> ルークはしばし黙り込むと自分の思いを吐き出した。<br> 「みんなが俺を見捨てるのも当然だ…。アクゼリュスのこと…謝って済むのならいくらでも謝る。<br> 俺が死んで復活するのなら……死ぬ。でも現実はそうじゃない。<br> だから自分でできることを始める。俺、変わりたいんだ」<br> ルークは長い赤毛を切り落とした。<br> ティアはルークと一緒に外殻大地に行ってくれるという。<br> 「できることから始めなさい。でも…あなたが変わらないようだったら<br> 私はいつでもあなたを見限るわ」<br> ルークはずっと傍ににいてくれたミュウに、今まで辛く当たったことを謝った。<br> 「ルークが謝るなんて!」とミュウとティアはビックリする。<br> <br> 156名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22:51:17 ID:GN69BHnD<br> 【ティア加入】<br> 外殻大地に戻るため、ティアの祖父である市長に会いに行く二人。<br> 「あなたがレプリカルークか。なるほど。良く似ている」<br> 「……」ぐっと手を握りしめるルーク。<br> そしてアクゼリュスを崩壊させたことを、たどたどしい敬語をつかって謝った。<br> だが、市長はそれに驚くべき言葉で返した。<br> 「アクゼリュスの崩落は、ユリアの秘預言に詠まれていた。(秘預言=極秘扱い重要預言)<br> だから起こるべくして起きた事。あなたが謝る事ではありませんよ」<br> 衝撃を受けるティアとルーク。<br> ルーク「預言でわかってたならどうして止めようとしなかったんだ?」<br> ティア「住民を避難させることもできたわ!ホドの消滅の時もそうだったの?」<br> 市長「死の預言は人々を混乱させるだけだ。もちろんホド消滅もユリアの預言にあった」</p> <p>二千年前、瘴気が発生して人類の危機に直面した時、ユリアは星が繁栄する未来を詠んだ。<br> このまま預言どおりに進めば、この後戦争が起こりキムラスカが勝利、<br> 星に未曾有の繁栄が訪れるという。<br> ホド消滅もアクゼリュス崩落も、ユリアの預言どおりに進むための予定調和なだけ。<br> 魔界の人間はユリアの預言どおりに世界を動かす監視者の役割をしており、<br> ローレライ教団は外殻大地での活動拠点。<br> モースが戦争を起こそうとやっきになっているのは、<br> 彼が預言を忠実に守ろうとする熱心な監視者だったから。</p> <p>衝撃の事実にたじろぐ二人。ヴァンもホド消滅の預言の存在を知っているという。<br> ティア「…だから兄さんは、預言に縛られた大地を消滅させようとしているんだわ…」<br> 市長「ヴァンは今は立派な監視者だよ、ティア。現にアクゼリュスを崩落させたではないか」<br> ティア「お祖父様!兄さんは次はセントビナーを崩落させようとしているのよ」<br> 市長「セントビナーは崩落しない。預言に詠まれていないからね」<br> 心配なら見に行ってくればいい、と余裕綽々で市長は大地へ向かうワープの通行許可を出した。<br> <br> 157名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22:53:32 ID:GN69BHnD<br> ティアは兄との思い出をルークに語った。<br> 16年前の戦争で、マルクト領のホド島が壊滅。<br> 当時、ティアの一家はホドに住んでいた。まもなくホドは魔界に崩落。<br> 妊娠中の母と11歳のヴァンは譜歌を歌い、助かった。<br> 母はティアを産み落とした後、死亡。(ユリアの血筋は母親からっぽい)<br> ヴァンが親代わりとなってティアの面倒を見た。<br> 成長したヴァンはローレライ教団の幹部になった。<br> ティアは兄の背を追ってオラクルに志願、特別にリグレットから傭兵訓練を受ける。<br> 毅然としたリグレットにティアは憧れ、リグレットもティアを妹のように可愛がった。<br> ある日、ヴァンとリグレットの会話を、ティアは立ち聞きしてしまう。<br> 「アッシュが大地消滅計画に気づいたらしい、奴の性格なら妨害工作をしてくるだろう<br> 念のためシンクをアッシュの監視役につけろ」<br> ティアは、計画を阻止するため兄を殺す決心をする。<br> (アクゼリュス崩落での、ティアの「嘘つき、大地を滅ぼさないって言ったじゃない」<br> という台詞から推測するに、決心するまでの間に兄妹間でいろいろ揉めたと思われ)<br> ティアは外殻大地に行くためローレライ教団での任務を引き受け<br> 大地に着くなり、刺し違え覚悟でヴァンのもとを訪れ、襲いかかった。<br> それが、ルークと最初に会ったあの日だったという。</p> <p>【ガイ加入】<br> 外殻大地に戻った二人を待ち受けていたのは、笑顔のガイ。<br> ルークはどうガイに気持ちを表していいのか悩み<br> 「でも俺…レプリカで…ルークじゃないけど…」と口ごもった。<br> 「せっかく待っててやったんだから、もっと嬉しそうな顔してくれよ」<br> ガイは、ルークを元気付ける。<br> 「ありがとう」<br> 「!!!!ルークが、…ありがとうだって!?」<br> 初めて他人に礼を言ったルークに驚くガイ。<br> <br> 158名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)23:05:45 ID:GN69BHnD<br> 【ジェイド加入】<br> ジェイドがいきなり現れた、ガイを呼び戻そうと探しに来たのだ。<br> アッシュと別行動になったあと、<br> モースによって、イオンとナタリアが拉致されてしまったという。<br> キムラスカ王国はナタリアとルークがマルクト帝国に殺されたと思いこんで、開戦準備を始めた。<br> モースは戦争が起こるまで、ナタリアたちを教団本部のあるダアトに監禁するつもりらしい。<br> 二人を助け出すために、一同はダアト向けて出発。</p> <p>ジェイドは当初ルークを無視。話しかけても<br> ブリザガ級の冷たい声で嫌味を返し、一発でルークを黙らせてしまう。</p> <p>【アニス加入】<br> ダアトで、先に情報収集していたアニスと合流。<br> 「うわー、アッシュ髪切ったの~!?」元気な声でルークに話しかけるが<br> 「…あ、ちがった。ルークだ」と眉をひそめた。<br> 「もう体は大丈夫なの?ずっと寝ててもよかったのに~!」<br> ニコニコ笑顔で嫌味を連発するアニス。<br> ジェイドとアニスの冷たい態度に、いたたまれないルーク。<br> ティアもネチネチと、当然でしょう?そんな簡単に許してもらえると思ってるの?<br> と、事あるごとに言う。<br> だが、以前と違い、ルークは何を言われても怒ったり噛み付く事はしなくなった。<br> 超振動の制御方法も真面目に学び始める。</p> <p>【ナタリア&イオン奪還】<br> 教会では、モースが「もうすぐ戦争が起こるぞ」といそいそ動いていた。<br> ヴァンの思惑にはまったく気づいていないらしい。<br> ティアはモースが戦争賛成派だということを始めて自分の目と耳で確認。気落ちする。<br> 一同はすんなりオラクル本部に捕らえられていたイオンとナタリアを救出。</p> <br> <p>205名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/09(月)13:14:37 ID:fvLUy7+G<br> &gt;&gt;160<br> それだ。ティアがなんかネチネチとおいうちかけてたなーと思って<br> 投稿寸前に書き足したけど、なんか単なるイジメ発言になってしまって<br> 書き足さなきゃよかったと後悔してたところ。<br> 「一度失った信頼を回復するのは難しい」そうそうこれ言ってたんだ。<br> というわけで&gt;&gt;158、ティアの台詞部分書き直して再度貼り。<br> 前回貼った最後の部分です。</p> <p><br> <em>170名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]投稿日:2006/01/08(日)01:40:12ID:iCzQ/MZ5<br> 実際のアビスをプレイしたけど、上手いなぁアビスの人。</em></p> <p><em>ところで、アッシュの指切り嫌いエピソードってそんなのあったの?「ばかばかしい」って言うのなら覚えてるけど…</em></p> <p>&gt;&gt;170<br> アッシュ加入直後の二人の思い出話スキットで。<br> 子供のころのアッシュは、父親のファブレ公爵が遊んでくれると指きりしたのに<br> いつも約束破られて大の指きり嫌いに。<br> んで、指切りをせがんだナタリアに逆切れ起こしたらしいです。<br> 関係ないけど、アッシュに料理作らせて出てくるスキットは必見です。<br> 「俺がお前の舌を満足させてやる」とアニスがアッシュの物まねをしてナタリアに言いより<br> アッシュが真顔でアニスに斬りかかります。</p> <p>&gt;&gt;73<br> 下から4行目、マルクト王と書いてしまいましたがキムラスカ国王の間違いです。<br> <br> 206名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/09(月)13:15:54 ID:fvLUy7+G<br> 【ジェイド加入】<br> ジェイドがいきなり現れた、ガイを呼び戻そうと探しに来たのだ。<br> アッシュと別行動になったあと、<br> モースによって、イオンとナタリアが拉致されてしまったという。<br> キムラスカ王国はナタリアとルークがマルクト帝国に殺されたと思いこんで、開戦準備を始めた。<br> モースは戦争が起こるまで、ナタリアたちを教団本部のあるダアトに監禁するつもりらしい。<br> 二人を助け出すために、一同はダアト向けて出発。</p> <p>ジェイドは当初ルークを無視。話しかけても<br> ブリザガ級の冷たい声で嫌味を返し、一発でルークを黙らせてしまう。</p> <p>【アニス加入】<br> ダアトで、先に情報収集していたアニスと合流。<br> 「うわー、アッシュ髪切ったの~!?」元気な声でルークに話しかけるが<br> 「…あ、ちがった。ルークだ」と眉をひそめた。<br> 「もう体は大丈夫なの?ずっと寝ててもよかったのに~!」<br> ニコニコ笑顔で嫌味を連発するアニス。<br> ジェイドとアニスの冷たい態度に、いたたまれないルーク。<br> ティアも、「しかたないわ。一度失った信頼を回復するのは難しいのよ」<br> と、事あるごとに言う。<br> だが、以前と違い、ルークは何を言われても怒ったり噛み付く事はしなくなった。<br> 超振動の制御方法も真面目に学び始める。</p> <p>【ナタリア&イオン奪還】<br> 教会では、モースが「もうすぐ戦争が起こるぞ」といそいそ動いていた。<br> ヴァンの思惑にはまったく気づいていないらしい。<br> ティアはモースが戦争賛成派だということを始めて自分の目と耳で確認。気落ちする。<br> 一同はすんなりオラクル本部に捕らえられていたイオンとナタリアを救出。</p> <hr> <div align="right"><a href= "http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/626.html">&gt;&gt;Part2</a></div> </dd> </dl>
<p><strong>テイルズ オブ ジ アビス</strong> (Part1/2) ページ容量上限の都合で2分割されています。</p> <p>要約スレpart1-678</p> <p>part20-66~86・117~126・148~150・152~158・205~206</p> <hr /><dl><dt><a>678</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">テイルズオブジアビス</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2006/01/23(月)01:22:49 ID:UTg2QoT+</font></dt> <dd>預言という、星の未来をよんだものが存在する世界。<br /> 主人公ルークは幼い頃誘拐されて記憶喪失状態で戻ってきた過去があるので、実家に軟禁されている身の上。<br /> しかし他国との戦争を止めれば英雄になり、自由の身になれるぞと師匠にそそのかれてその気になる。<br /> その結果、主人公にしか使えないスペシャルパワーを師匠によって暴走させられ、住んでる人ごと街一つあぼん。<br /> 自分達だけ辛うじて助かるも、その責任逃れの言動ゆえに仲間達から愛想をつかされる。<br /> そして更に追い討ちをかけるように、自分は本物のルークのレプリカ(コピー人間)で、<br /> 師匠にとっては捨て駒に過ぎなかったのだと知らされる。<br /> 落ち込みきった主人公は、我侭放題が一転して素直5割うじうじ5割の性格に。<br /> そして贖罪のために、どんどん崩壊していく大地を救おうと奔走し始める。<br /> 一方師匠は、預言通りに歴史を動かせば繁栄が訪れると信じこみ、預言通りに島を滅ぼしたり戦争起こしたりする人類に愛想を尽かしていた。<br /> しかも極秘の預言において、人類は繁栄の後すぐ滅亡するという未来が読まれていた。<br /> 預言が人類を縛りつける力は絶大で、そんじょそこらの努力では預言から逃れる事は出来ない。<br /> それならいっそ全人類を滅ぼしてしまい、預言の影響外にあるレプリカという新人類を作ってしまえ!と師匠。<br /> 反対に主人公達は、それでも人は預言以外の道も選択出来る!と師匠を撃破。<br /> 預言を人類にもたらした張本人である精霊みたいな存在を主人公の力で宇宙に解き放ち、<br /> 世界から預言という道標がなくなりました。終わり。<br /><br /></dd> <dd> <hr /></dd> <dd> <p>66名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)17:58:07 ID:MdbIKuCf<br /> ○主人公パーティー<br /> 【キムラスカ王国】<br />  ルーク・フォン・ファブレ(キムラスカ王国皇帝の甥。公爵家の一人息子。17歳)<br />  ガイ(ルーク家の使用人。幼馴染であり親友。女性恐怖症のナイスガイ。21歳)<br />  ナタリア(キムラスカ王国の姫君。ルークの婚約者。血縁はいとこに当たる)<br /> 【マルクト帝国】<br />  ジェイド・カーティス(マルクト帝国軍大佐。頭脳明晰、長髪眼鏡の35歳)<br /> 【ローレライ教団】<br />  ティア・グランツ(ローレライ教団情報部饗長。ヒロイン。ヴァンの妹でモースの部下)<br />  アニス(導師イオンの守護役。13歳。玉の輿願望の強いロリキャラ)<br />  ミュウ(聖獣の子供。火事を起こして一族から追放される。ルークたちに同行)</p> <p>○その他のキャラ<br /> 【ローレライ教団】<br />  イオン(ローレライ教団の最高指導者。導師。14歳。和平を主張。モースと対立)<br />  モース(大詠師。イオンに次ぐ教団NO.2。戦争賛成でイオンと対立)<br />  ヴァン・グランツ(オラクル騎士団の総長。ティアの兄でルークの師匠)</p> <p>【オラクルの幹部・六神将】ヴァンの直属部下でモース派の集団<br />  鮮血のアッシュ(ルークとそっくりの外見を持つ謎の男 17歳)<br />  魔弾のリグレット(女性士官。ティアの教官。実質的なヴァンの右腕)<br />  死神ディスト(自称薔薇のディスト。ジェイドの幼馴染、六神将唯一のギャグキャラ)<br />  黒獅子ラルゴ(ごつい体系の中年)<br />  妖獣のアリエッタ(イオンの守護役だったが二年前に解任。魔獣に育てられた少女)<br />  烈風のシンク(仮面をつけている謎の少年。14歳)</p> <br /><br /><p>67名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)17:59:33 ID:MdbIKuCf<br /> 【世界観の説明】<br /> 世界を構築するすべての基礎に、<br /> 火、水、土、風、光、闇の六つの属性にわかれる音素(フォニム)がある。<br /> その音素を取り込んで発動するのが譜術(要するに魔法)<br /> 2千年前、属性を持たない七番目の音素(セブンスフォニム)が発見された。<br /> それは星の記憶と呼ばれる未来までの記憶が刻まれている特別な音素。<br /> ユリアという伝説の天才音律師がローレライと契約。第七音素を詠み解いた。<br /> その未来が書かれた譜石をめぐって戦争が勃発したと伝えられる。<br /> その後ユリアの預言(スコア)を管理するために誕生したのがローレライ教団。<br /> 人々はローレライ教団を信仰し、人生の転機や誕生日などに自分の預言を<br /> 教団員に詠んでもらって、それを頼りにして生きている<br /> (外れない占いみたいなもの。精度の高いユリアの預言とは違って曖昧な言葉しか詠みとれない)<br /> 歴史がずばり書かれたユリアの預言は、極秘にされており、世界の要人しか知らない。</p> <p>【ローレライについて】<br /> 第七音素の意識集合体の名称。<br /> 音素は集まると自我を持ち、人間と契約して力を分け与えたりする。<br /> 第六までの各音素にもそれぞれ意識集合体はあるが、<br /> 第七音素のローレライは絶大な力を持ち、別格扱い。<br /> 簡単に言って 第六までの音素の意識=精霊、第七音素ローレライ=神レベル<br /> という認識でいいかと。<br /> 伝説ではユリアが契約したと伝えられるが、正式には存在が確認されたことはない。</p> <br /><br /><p>68名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:00:37 ID:MdbIKuCf<br /> 【歴史】<br /> 2千年前、第七音素発見<br /> ↓<br /> 瘴気があふれて星の危機<br /> ↓<br /> 大地修正計画。ローレライ教団誕生。人々の間に預言信仰が根付く。<br /> ↓<br /> 16年前、マルクト帝国VSキムラスカ王国の領土争いでホド消滅。冷戦に突入。<br /> ↓<br /> 7年前、10歳ルーク誘拐される。<br /> ↓<br /> 現在</p> <p>【勢力図】<br /> キムラスカ王国(ルーク、ナタリア)<br /> ↑<br /> 戦争→中立にローレライ教団(和平推奨イオン派←対立→戦争賛成モース派)<br /> ↓<br /> マルクト帝国(ジェイド)</p> <p>多分長くなるので、最後に簡単なキャラ別あらすじ書くわ。<br /> 伏線多すぎ&物語絡み合い杉で省略できそうもない。</p> <br /><br /><p>69名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:02:58 ID:MdbIKuCf<br /> ○あらすじ開始。<br /> キムラスカ王国公爵の一人息子ルークは敵国のマルクト帝国に7年前誘拐され、<br /> 戻ってきた時には記憶がなかった。<br /> 言葉も歩く事も、何もかもを忘れた彼は、一から人生を始める事になる。<br /> 以来、叔父である国王の命令によって、成人まで屋敷から出ることを禁じられ<br /> 文字通りの箱入り息子として甘やかされて育ち、現在17歳。<br /> 心を許すのは、剣の師匠のヴァン、付き人のガイだけだ。<br /> ヴァン師匠とは剣術の稽古の日しか会えず、退屈すぎる毎日。</p> <p>ヴァン師匠が突然家に来た。<br /> 応接間に行くとヴァンからしばらく来れなくなると言われてしまう。<br /> ヴァンの所属するローレライ教団の最高指導者である導師イオンが行方不明になり、<br /> 探しに行かなくてはいけないという。<br /> 「なんで?嫌だよ!そんなやつほっとけよ!」<br /> 憤るルーク。なだめる両親とヴァン。</p> <p>ヴァンは剣術の稽古をしてくれるという。はりきって広場に向かうと<br /> ファブレ家の使用人で親友のガイが、なにやらヴァンとこそこそ会話中。<br /> ルークの登場で、稽古が開始。そこへ髪の長い女性が突如現れ、<br /> ヴァンに襲い掛かった。ルークは女性に向かって攻撃。<br /> その瞬間、ものすごい力場が発生、女性とルークは見知らぬ渓谷にワープしてしまう。</p> <br /><p><br /> 70名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:04:04 ID:MdbIKuCf<br /> 【ティア】<br /> 女性はティアと名乗った。<br /> ティアは数少ない「第七音素」の使い手で、その能力を使ってヴァンに挑んだ。<br /> ところが、ルークにも「第七音素」の能力があり、力がぶつかりあった。<br /> そして「超振動」が起こり、ワープしてしまったらしい。<br /> 責任を感じたティアが「あなたを屋敷まで送り届ける」と約束。<br /> ティアはヴァンを狙った理由などは一切答えない。しかし悪い人ではなさそう。</p> <p>念願の外の世界を見る事ができたルークだったが、<br /> 「靴が汚れる」「土臭い場所は嫌だ」ぶちぶち文句を言いまくる。<br /> 辻馬車に運良く乗り込んで、2人はここがどこだかを知った。<br /> ここはキムラスカ王国ではなく、マルクト帝国だった。<br /> あろうことか冷戦状態の敵国に来てしまったのだ。</p> <p>【キムラスカ王国への旅】<br /> あわてて馬車を降り、国境を目指して小さな村にたどり着く。<br /> 「貧乏臭い村」「変な小屋が並んでる」と文句を言うルーク<br /> この村では食料盗難が続いており、住民はピリピリしているのだが、<br /> 金を払うという概念がない真正お坊ちゃまルークは、<br /> 売り物のリンゴを勝手に食べてしまい、品代を請求した店主と喧嘩になる。<br /> その結果、食料泥棒と疑われて、村長のもとに突き出されてしまう。<br /> ここまでの馬鹿とは、とティアは頭を抱える。</p> <br /><p><br /> 71名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:05:54 ID:MdbIKuCf<br /> 【ジェイド大佐・導師イオン・守護役アニス登場】<br /> そこには、マルクト軍大佐ジェイド、ローレライ教団導師イオンがいた。<br /> イオンは、倉庫に残ってた毛を見つけ、聖獣チーグルが犯人ではないかと<br /> 言い出し、ルークは無罪放免になった。<br /> ティア「なぜここに導師イオンが?」<br /> ルーク「あいつがイオンなのか?俺はヴァンから誘拐されたって聞いたぞ」<br /> イオンの守護役(ボディガード件お付き)の少女アニスと会い、<br /> 誘拐されたと聞いたと伝えると<br /> アニスは「はぅわ!?そんな噂になってるんですか?」と驚き<br /> 詳しい話を聞く前に走り去ってしまった。<br /> 公務に同行する守護役がいて、軍を引き連れ、堂々と歩いているところを見ると<br /> 誘拐にはどうしても見えない。</p> <p>ルークは泥棒に間違われたのがどうしても許せない。<br /> 国境に向かうというティアの発案をはねのけ、チーグルの森へと向かった。<br /> 入り口で、お供もつけず一人で来たイオンと遭遇。ルークは自己紹介。<br /> イオン「ルーク…聖なる焔の光という意味ですね。良い名です」<br /> ティアも、ここで始めて身分を明かした。<br /> 「私は、ローレライ教団大詠師モースの部下、ティア・グランツ響長です」<br /> イオン「あなたがティア?ヴァンの妹の?」<br /> ルーク「はぁ?ヴァン師匠の妹?なんで妹がヴァン師匠の命を狙うんだ?」<br /> ティアは自分の故郷に関わる問題なので言えないと、口をつぐむ。</p> <br /><p><br /> 72名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:11:50 ID:MdbIKuCf<br /> 【イオン加入】<br /> ローレライ教団の始祖ユリアと契約したと伝えられ、<br /> 以来教団のシンボルになっている聖獣チーグルが<br /> 人間の食料を盗むなど考えられない。<br /> イオンは、原因を探りたくて来たのだという。<br /> ルークは「目的は同じだし、こんな弱っちい奴ほっとけなから連れてってやろうぜ」<br /> と、今からイオンを村に送り届けるというティアの提案をはねのける。<br /> 「ありがとう。優しいんですね」というイオンの言葉に照れて<br /> 「アホか!大人しくついてくればいーんだよ」と乱暴な言葉を返すルーク。</p> <p>【ジェイド大佐加入】【ミュウ加入】<br /> チーグルの巣に行くと、チーグルの長が話しかけてきた。<br /> ユリアの関係の者がいるということで、信用してわけを話してくれた。<br /> 北の森でチーグルの子供が火事を起こして、魔獣ライガの住みかを奪った。<br /> ライガはこの森に移動。ライガのエサであるチーグルたちは、<br /> 自分たちが食べられるのを防ぐため、食料を盗んで献上していたのだという。<br /> ルークたちはライガと対戦。しかし、まったく刃が立たない。<br /> そこにイオンを探しに来たマルクト軍大佐ジェイドが助太刀に現れ、<br /> その圧倒的な譜術能力によりライガを討ち取り一件落着。<br /> この件で、火事を起こしたチーグルの子供ミュウが同行することに。<br /> 一言で言ってウザ可愛いミュウは、ルークをご主人様と呼び、慕うに慕うが<br /> ルークは「なんかムカつく」と言っては、ミュウを虐めまくる。<br /> ティアが見かねてルークの態度を咎めるのだがルークは聞き耳持たず。</p> <p>森の出口につくと、アニスがジェイド大佐の命でマルクト軍を引き連れ現れた。<br /> ジェイドが兵士に命令する「彼らを捕まえなさい!第七音素の超振動を放出して<br /> キムラスカからマルクトに飛んできたのはこの2人です!」</p> <br /><p><br /> 73名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:13:32 ID:MdbIKuCf<br /> 【戦艦タルタロス内イベント】<br /> マルクト軍の誇る最新型戦艦タルタロスの中で、取調べを受けるルークとティア。<br /> 「俺はルーク・フォン・ファブレ。お前らマルクトが誘拐したファブレ公爵の息子だよ」<br /> ジェイドは「7年前というと先代の頃ですね。知りません」とそっけなく流した。<br /> 玉の輿願望のある少女アニスは、ルークが王族と知ると一気にブリブリとなついた。</p> <p>超振動事故で飛んできただけで他意はない、と主張するティア。<br /> 「まあそうでしょうね。世間知らずの坊ちゃんに敵国に乗り込む頭はないでしょ」<br /> と納得するジェイド大佐。憤慨するルーク。</p> <p>現在、両国の緊張が高まり、戦争が勃発する危険があるのだという。<br /> 「戦争?そんなに両国の関係は悪かったのか?」驚くルーク。<br /> そこにいた全員に、知らないのはお前だけ、と突っ込まれさらに気を悪くする。<br /> ここでジェイドから提案が。彼らは、マルクト帝国ピオニー陛下からの和平条約の親書を<br /> キムラスカ王国に届ける途中なのだという。<br /> (村に滞在していたのは、そこで親書を受け取るため)<br /> 公爵家の息子ルークがいるのは国境を越え、マルクト王に接触するのに都合がいい。<br /> 国王への取次ぎを頼まれたルークは、条件を飲む見返りにジェイドに頭を下げさせる。<br /> プライド無さ杉、と馬鹿にするルーク。<br /> こんなことで怒る安っぽいプライドは持ち合わせてない、と笑顔で嫌味を放つジェイド。</p> <br /><p>74名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:14:55 ID:MdbIKuCf<br /> 両国の中立立場であるローレライ教団導師イオンは、<br /> 和平条約の仲介役としてマルクトからの正式任務で同行していた。<br /> 誘拐されたと噂になっているのは、ローレライ教団の内部分裂が関係している。<br /> 最高主導者導師イオンの派閥は和平を望む改革的立場。<br /> これに対し、保守的な大詠師モース派閥は戦争を望んでおり、意見が対立。<br /> モースによって教会内に軟禁されていたイオンは、マルクト軍に助け出された。<br /> あわてたモースが誘拐だとでっちあげ、教団の騎士団「信託の盾(オラクル)」を使って<br /> イオン奪還のために動いているのが真相。<br /> 和平条約の停止には、仲介役のイオンを拉致監禁するのが一番効率がいいからだ。</p> <p>ここで大詠師モースの直属部下のティアが反発。<br /> モース様が戦争を望んでるはずが無い、と口答え。<br /> イオンの守護役アニスが「ええー?ティアはモース派なわけ?」と不満を口にする。<br /> なにがどうあれ、戦争を起こしたくないという気持ちは一緒。<br /> しかもキムラスカ王国に戦艦で送り届けてもらえる。<br /> ということで、ルークとティアはジェイド一味に加入。</p> <br /><p><br /> 75名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:16:34 ID:MdbIKuCf<br /> 【六神将ラルゴ登場】<br /> 戦艦タルタロスに魔獣の群れが襲い掛かってきた。<br /> ここにいたら死んじまう!と、真っ先に逃げ出そうとしたルークだが、<br /> 乗り込んできたローレライ教団「信託の盾(オラクル)騎士団」六神将の一人、<br /> 黒獅子ラルゴに吹っ飛ばされる。ジェイドが譜術を発動し抵抗。<br /> ラルゴ「さすがだ。死霊使い(ネクロマンサー)ジェイド」<br /> 驚くティア「ネクロマンサージェイド!?あなたが?」<br /> ジェイドは先の大戦で、屍の山を築き「死霊使い」という呼び名が浸透するほど<br /> 有名な軍人だった。<br /> ラルゴはイオンを取り返しに来たのだという。<br /> 冷静なジェイドは、隙をついて反撃、イオンとアニスを逃がす。<br /> さらにティアも後方から支援。ジェイドはラルゴを刺す。<br /> 目の前で人が刺し殺されるところを見たルークは腰を抜かし動けない。<br /> ティアに促されルークは立ち上がった。<br /> 3人はオラクル騎士団に占領されたタルタロスの奪還に動き出す。</p> <p>【六神将・鮮血のアッシュ登場】<br /> 魔物をけちらしながら3人はブリッジに到着。<br /> 見張りを頼まれ外に残されたルークだったが、<br /> オラクル兵と戦闘になり、腰を抜かして剣を振り回し相手を刺し殺す。<br /> ティアとジェイドが駆けつけてくると、ルークは自分が人を殺した事に驚愕していた。<br /> 「人を殺す事が怖いなら剣なぞ捨てろ!出来損ない!」叫び声と共に<br /> 赤い髪の男が上から襲い掛かってきた。ティアとルークは気絶。<br /> 唯一男の顔を見たジェイドは驚き、動きが止まった。<br /> 3人は捕らえられ、船室に閉じ込められる。<br /> (男は3人を殺そうとしたのだが、他の六神将にとめられた)</p> <br /><p><br /> 76名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:18:09 ID:MdbIKuCf<br /> 【タルタロス脱出計画】<br /> 船室で目を覚ましたルークは、タルタロスを脱出をするというジェイドの提案に<br /> 「また戦闘になったら人を殺すかもしれないんだぞ!」と激しく抵抗する<br /> それに対し、ティアとジェイドは「殺さねば殺される」<br /> 「戦争が起こったらたくさんの人が死ぬ」と諭すのだが<br /> ルークは「そんなの俺は関係ない!知らない!」と駄々をこね、2人を呆れさせる。<br /> しかしここにいても殺されるだけ。渋々ルークは2人について脱出することにする。</p> <p>【六神将リグレット登場】【六神将アリエッタ登場】<br /> ジェイドはタルタロスの非常停止機能を使って動力を停止させた。<br /> 3人は混乱の隙を突いて出口に到着。そこへ六神将の女性兵士リグレットに<br /> 捕らえられたイオンが連れられてきた。<br /> 計画通り不意をついて攻撃した3人だったが、<br /> ティアが自分の師であるリグレットに攻撃できず、あっさり反撃されてしまう。<br /> (さきほど、3人が殺されるのを止めたのはリグレット)<br /> 六神将の少女、妖獣使いアリエッタの加勢まで入り、大ピンチ!</p> <p>【ガイ登場・加入】<br /> そこへ、なぜか華麗に空を飛んで男が登場!リグレットを押し倒した。<br /> その隙を突いてジェイドがアリエッタを拘束。一気に形勢逆転。<br /> 現れた男は、ルークの付き人のガイ。<br /> ファブレ家の命を受け、ここまでルークを探しに来たのだ。<br /> リグレット、アリエッタ、オラクル兵をタルタロス内に入れ、<br /> ジェイドがハッチを封印。</p> <br /><p>77名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:20:00 ID:MdbIKuCf<br /> 【イオン再加入・アニス行方不明】<br /> これでイオンを取り戻した上、ルーク一味は晴れて自由の身に。<br /> しかしタルタロス内部に残ったマルクト軍140名は、証拠隠滅のため<br /> 全員殺されているはず、とジェイドが発言。ルークは押し黙る。<br /> イオンと同行していたアニスは、捕まった際、<br /> 親書を奪い返そうと相手に突撃し、魔物に吹き飛ばされてしまったという。<br /> ジェイド「アニスなら大丈夫でしょう。待ち合わせ場所に向いましょう」<br /> とういうことでアニスとの合流場所へ一行は向かう。</p> <p>途中オラクル兵に襲われ、腰抜けルークをかばってティアが負傷、野営に。<br /> ルークはガイから、世間一般は戦争や盗賊強盗、魔物襲撃など<br /> 死の危険に常にさらされていること、ガイも人を殺めた経験があり、<br /> 特に街の外での戦いは日常茶飯事だと教えてもらう。<br /> ティアには、民間人であるルークに人殺しを強要した自分が悪いと謝られ<br /> ルークはいたたまれない気持ちになる。<br /> 翌日、ジェイドから戦わないでいいと言われたルークは、「俺も戦う!<br /> 敵は敵だと思うことにする。人を殺すことの重みは俺自身で背負う」と涙目で宣言する。<br /> 皆はルークの自主性にまかせた。</p> <p>【セフィロトの説明】<br /> イオンは拉致されていた間、セフィロトと呼ばれる音素が集中する星のツボ的場所に<br /> 連れていかれたらしい。ジェイドがそこで何をしたのか聞きだそうとするが<br /> 「教団の機密事項に関わるので言えない」と拒否。<br /> イオンも体力が低下していた。導師にしか使えないダアト式譜術を<br /> 拉致された間に使って体力を消耗したというが、ここまでの極端な消耗はおかしい。<br /> ジェイドは「まさかイオン様もルークと同じ…?」と意味深な独り言をつぶやいた。</p> <br /><p><br /> 78名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:22:24 ID:MdbIKuCf<br /> ルーク一行を捕まえるため、六神将のうち5人が探しに来た。隠れる一同。<br /> ジェイドに刺されたラルゴがいた。生きていたらしい。<br /> 見当たらないのは「鮮血のアッシュ」と呼ばれる<br /> タルタロスで襲ってきた赤い髪の男だけ。<br /> 六神将は、これ以上の探索は政治問題に関わると判断、引き上げていった。</p> <p>六神将の長はヴァン。ということはイオン拉致にはヴァンも絡んでいるはず。<br /> 「六神将は大詠師モース派です。モースがヴァンに命じているのでしょう」<br /> このイオンの発言にルーク逆上「ヴァン師匠が戦争に加担するわけねーだろ!」<br /> ティアが言い返す「兄ならやりかねないわ」<br /> 「なんだと!お前こそモースのスパイだろう!」と口喧嘩。<br /> ジェイドが「はいはい、さっさとアニスと合流しましょうねー」と場を〆る。</p> <p>アニスとの合流地点である国境に向かった一同の前に<br /> 六神将、妖獣使いのアリエッタが立ちふさがる。彼女は先の大戦で故郷ホドが壊滅。<br /> ルークたちがチーグルの森で倒したライガに拾われ育てられたという。<br /> 「ママの仇!殺してやる!」その時、地震が起こり、地中から瘴気が噴出した。<br /> 噴出し口に立っていたアリエッタは瘴気を吸い込み気絶。<br /> ティアが機転を利かし、「ユリアの譜歌」を歌い一時的に瘴気を打ち消した。<br /> ジェイドは武器をかまえて、倒れているアリエッタに近づいた。<br /> 「やめろ!殺す必要はないだろう!」ルークがあわてて止める。<br /> ジェイドは「殺さねばまた襲ってくるでしょう」と取り合わない。<br /> そこにイオンが「彼女は二年前まで僕の守護役だったんです、見逃してください」と<br /> 頼み込み、ジェイドは武器を収め、アリエッタは見逃される事に。</p> <br /><p><br /> 79名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:23:56 ID:MdbIKuCf<br /> 【ユリアの譜歌の説明】<br /> ユリアの譜歌は、術者が意味と象徴を理解しなくては使えないため<br /> 歌える人間はほとんどいない。<br /> どこで習ったのだ?と聞くジェイドに、<br /> ティアは口ごもりながらも「…私がユリアの子孫だからです」と答えた。<br /> 譜歌の中には、ユリアがローレライと契約した際に使った<br /> 「大譜歌」と呼ばれる秘術もあるらしい。</p> <p>【アニス加入】【ヴァンと再会】<br /> 国境に到着。先に到着していたアニスと合流。<br /> アニスは無事で、和平条約の親書も取り戻していた。<br /> 「きゃわ~ん、誉めて誉めてルーク様(はあと」とはしゃぐアニス。<br /> そこに、六神将・鮮血のアッシュがルーク目指して襲い掛かってきた。<br /> 吹っ飛ぶルーク。そこにヴァンが現れ、止めに入った。<br /> 「やめろアッシュ!私はこんな命令はしていない、退け!」<br /> アッシュはその言葉をきくと、大人しく姿を消した。<br /> 「心配したぞルーク。しかし頑張ったな。さすが我が弟子」<br /> 「ヴァン師匠!」めちゃくちゃ喜ぶルーク。<br /> 「…兄さん!」ティアがナイフをかまえる。<br /> ヴァンは「お前は誤解している。話をしよう」とティアに言う。<br /> イオンも、話し合いに応じるべきだとティアに進言。<br /> 教団最高指導者イオンにそう言われては、ティアもはむかう事はできない。<br /> 話し合いが始まった。</p> <br /><p>80名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:27:37 ID:MdbIKuCf<br /> イオンがなぜマルクト軍と行動を共にしているのか。その説明を受けたヴァンは<br /> 「なるほど。確かに六神将はモース派だ。モースから命令があったのだろう。<br /> 私は六神将の長だがモース派ではない。イオン様を探せとしか知らされてなかった<br /> 六神将には私のほうからイオン様の邪魔をするなと命を出しておく」<br /> とはっきり言い切った。<br /> ヴァンに、お前こそモースの部下ではないか、と問われたティアは<br /> 「私はモース様の命であるものを捜索しているだけ。それ以上は言えない」と口を閉ざす。</p> <p>【第七譜石の説明】<br /> どうやらティアは第七譜石というものを探しているらしい。<br /> 第七譜石とは、始祖ユリアが読み解いた預言(スコア)の七番目の譜石のこと。<br /> ユリアの預言は、星の未来が全て記され、あまりに膨大なその量は山ほどの大きさが7つ。<br /> それらは破壊され、空に浮かぶ譜石帯(星みたいなもん)になったり、地表に落ちた。<br /> 落ちた譜石をめぐって、国同士が争いを始め、戦争に発展したという。<br /> ユリアは7番目の譜石を隠してしまったため、一番重要な事柄が記されていると噂される。<br /> その第七譜石は、いまだ発見されていない。</p> <p>宿で、ティアは「兄の言う事は信用できない。何か隠しているはず」と言い放ち<br /> 「お前だって隠し事あるじゃねーか!ふざけんな」とルークと口論になる。</p> <br /><p><br /> 81名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:29:19 ID:MdbIKuCf<br /> ガイはキムラスカ人のわりに、マルクトの土地勘があり、<br /> しかも一介の使用人にしては頭も良く腕がたつ。<br /> 目ざといジェイドは怪しみ、ガイの身辺を聞き出そうとするが、<br /> ガイは自分の過去については口が重く、うまく話題をそらしてしまう。<br /> 唯一話したのは、家族を殺された時の記憶が抜け落ちているということだけ。<br /> それ以上の詮索はしないでくれ、とガイはきっぱりジェイドをはねつける。<br /> ところで、ガイには女性に近寄られると震え上がるという情けない弱点があるのだが、<br /> (…のわりには女心をくすぐる口説き文句を天然で発するのでモテまくり)<br /> いい機会だから今回の旅で女性恐怖症を治せという<br /> ふざけたジェイドの嫌がらせに近い提案に乗り、女性陣はガイをいじりまくる。</p> <p>国境を抜け、キムラスカに入った一行は港に向かった。<br /> そこでは、追いかけてきたアリエッタが魔獣を使って<br /> 船を壊してしまっていた。ヴァンがアリエッタを拘束し、問い詰めると<br /> アッシュに頼まれてやった、と素直に告白。<br /> 「船の整備員はコーラル城にさらった。ルークとイオン様がこなければ殺すって」<br /> と伝言を伝えると、アリエッタは鳥型魔獣を使って空を飛んで逃げてしまった。</p> <p>7年前、誘拐されたルークが発見されたのは、そのコーラル城だという。<br /> コーラル城はファブレ公爵の別荘で、先の大戦で破壊、放置されていた。<br /> 一同は「お前らは街に戻れ」とヴァンに言われたものの、<br /> こっそりコーラル城へ。<br /> 地下には、巨大な譜業装置があった。<br /> 珍しいことにいつも冷静なジェイドが、それを見てうろたえる。</p> <br /><p>82名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:31:08 ID:MdbIKuCf<br /> 【六神将死神ディスト登場】【六神将シンク登場】<br /> 城を探し回っているうち、アリエッタの放った魔物にルークが拉致される。<br /> 気がつくとルークは、地下の譜業装置に拘束されていた。<br /> 六神将の死神ディストというナルシスト発明家が装置をいじくっていた。<br /> ディスト「ふー。すべてが同じですね。これはビックリしました」<br /> シンク「アッシュの奴勝手なことしやがって」<br /> 同じく六神将、仮面をつけた少年シンクもいる。<br /> 彼らはデータを装置から取り出した。<br /> ガイがいち早く駆けつけ、シンクをぶっとばし、シンクの仮面が外れた。<br /> 「お前…?」ガイはその顔を見て驚く。他の面々も駆けつけてきた。<br /> シンクとディストはデータの入ったディスクを残して姿を消した。</p> <p>気を取り直して、一同はアリエッタを見つけ出し戦闘。<br /> 倒れたアリエッタに、今度こそとどめをさそうと近づくジェイド。<br /> イオンが立ちはだかった。「アリエッタは教会の査問会にかけます。命だけは…」<br /> そこへ遅れてヴァン登場。イオンの頼みを聞き入れ、アリエッタはまたもや命を助けられる。</p> <p>救出した整備員が大急ぎで船を準備してくれ、ようやく船出。<br /> 甲板でルークを、頭痛と幻聴が襲う。<br />    ”やっと捉えた。我の力を感じよ…”<br /> ルークの体は何者かに操られ、超振動を起こし始めた。</p> <br /><p><br /> 83名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:32:12 ID:MdbIKuCf<br /> 【ルークの超振動能力の説明】<br /> 気づいたヴァンがルークを抱え込んで落ち着かせ、発動を阻止。<br /> 「俺の体、何が起こってるんだ?」おびえるルーク。<br /> 「…お前は誘拐された後、なぜ屋敷に監禁されたのか疑問に思った事はないか?」<br /> ヴァンは、軟禁の真相を語りだした。<br /> 超振動は、2人の術者が音素をぶつけあわせることで発動する。<br /> だがルークは単独で大規模な超振動を起こせる能力を持っている。<br /> それを知った両国は、戦争に利用しようとルークに目を付けた。<br /> マルクトによる誘拐も、キムラスカによる軟禁も、すべてこの能力のせい。<br /> 成人しても婚約者のナタリア姫と結婚させられ、城に軟禁されるだろう。<br /> 「嫌だ!このまま軟禁されて、戦争になれば狩り出されるっていうのか?」<br /> 「大丈夫だ。今回の和平に努力すれば、戦争は起こらない。<br /> 戦争を回避した英雄として理不尽な軟禁も無くなるだろう」<br /> 「英雄…。俺が英雄になれるのか?」</p> <p>途中の街でヴァンはローレライ教団にアリエッタを引き渡すため別行動に。<br /> ルークたちは、六神将シンクから奪ったディスクからデータをプリントアウト。<br /> 港に向かう途中、シンクが凄い勢いでガイに襲い掛かった、<br /> ガイはディスクを奪われたものの、データ書類は死守。<br /> 一同は船に飛び乗り、なんとか逃げ延びた。<br /> しかしこの時、シンクはガイの体を操るための、ある譜術をかけていた…。</p> <br /><p>84名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:36:22 ID:MdbIKuCf<br /> 【フォミクリー&同位体の説明】<br /> 船の中でデータ書類を読むジェイド。<br /> 「これは同位体研究?ローレライ(第七音素集合体)の音素振動数が書かれている…」<br /> 音素振動数とは、指紋やDNAのようなもの。同じ人間はいないとされる。<br /> 同位体は、クローン人間のこと。<br /> 同位体は、振動数も同じなので超振動が簡単に起こりまくるので超危険。<br /> だが、兵器としては使えるため、レプリカ人間を作る「フォミクリー技術」が<br /> 昔、某所で研究されていたという。<br /> だが振動数までそっくり同じ完全同位体を作る事はできず計画は頓挫。<br /> その後、様々な問題で禁止されたという。</p> <p>ようやくキムラスカ首都バチカルに到着。<br /> 港に迎えに来た将軍たちに、家に帰って休めと言われたルークは<br /> 「俺がイオンたちを城まで連れて行く、国王に取次ぎすると約束したんだ」と宣言。<br /> 「ルーク…立派だわ!」二人旅でルークに振り回され続けたティアが感心する。<br /> 実際は、戦争回避の英雄になるため、できるだけ恩を作っておこうという<br /> 計算から発せられただけだったのだが。</p> <p>一同は大詠師モースと会談中の国王のもとへ。<br /> 「俺を誰だと思ってる?ファブレ公爵家のルークだ!邪魔をするな!」と<br /> ルークは無理やり、謁見場にイオンたちを引きつれ突入する。<br /> 想像通り、モースは「マルクトが戦争準備に入ってる」と国王に嘘の進言をしていた。<br /> ルークは会話に割って入り、イオンとジェイドを紹介。<br /> イオンの登場にひきつるモース。<br /> ルークはモースに向かって「嘘の報告してるんじゃねー!<br /> マルクトは平和そのもので戦争の気配なんかないっつーの!」と怒鳴った。<br /> 和平条約の親書は無事渡され、ルークの役目は終わった。</p> <br /><p>85名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:38:44 ID:MdbIKuCf<br /> 【ナタリア登場】<br /> イオンたちを客人として家に連れ帰ったルーク。<br /> 応接間にはルークの婚約者ナタリア姫が来ていた。<br /> ナタリア姫は、ルーク失踪の原因であるティアを睨む。<br /> 2人は一方的な政略結婚というわけでもなく、<br /> 記憶をなくす前、ルークはナタリア姫にプロポーズをしており相思相愛だった。<br /> ナタリア姫は、いつかプロポーズの言葉を思い出してくれると信じていると言う。<br /> (現在のルークは、そんな気はさらさらないらしいが)<br /> 婚約者ナタリア姫の登場に、ただただ驚くティアとアニス。<br /> そしてナタリア姫から、ヴァンが今回のルーク失踪を計画した犯人として<br /> 捕らえられたと聞く。処刑の可能性もあるという。</p> <p>次の日、ルークに登城の命令が下る。ヴァンの件を確かめるため城へ。<br /> 昨夜会議が開かれ、和平条約は結ばれる運びになったという。<br /> しかし、マルクト王国から和平提案と共に、救援の要請も入っていた。</p> <p>【第一部クライマックス・アクゼリュスイベント開始】<br /> 国境沿いにある鉱山都市アクゼリュスは、<br /> 資源豊富な鉱山をめぐって度々領地争いが起こり、現在はマルクト帝国が所有。<br /> ところが最近になって瘴気が噴出。<br /> マルクト側からの道は瘴気で断絶されているため、住民の救助ができない。<br /> そこでキムラスカ王国へ、救援要請をしてきたのだ。<br /> アクゼリュスはもともとキムラスカ領地だった上、<br /> 住民を助けるのは和平の証にもなる。</p> <br /><p>86名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18:39:58 ID:MdbIKuCf<br /> 国王はルークを、キムラスカ代表の親善大使として任命。<br /> アクゼリュス救出に向かえと命令する。<br /> ルークが承諾すれば、城に捕らえているヴァンを無罪放免、<br /> アクゼリュスにも同行させると国王は約束。<br /> ルークは即座に承諾する。<br /> 「でも、なぜ俺を親善大使に?」不思議がるルーク。<br /> 国王は、保管されていたユリアの第六譜石を詠みあげさせた。</p> <p>【ND2000 ローレライの力を継ぐ者キムラスカに誕生す<br />  其は王族に連なる赤い髪の男児なり<br />  名を聖なる焔の光と称す。彼はキムラスカを新たな繁栄に導くだろう】</p> <p>【ND2018 ローレライの力を継ぐ若者。人々を引き連れ鉱山の街へと向かう】</p> <p>ルークの父ファブレ公爵が誇らしげに言う。<br /> 「お前を守るため軟禁していたが、英雄になるべき時が来たのだ」<br /> ジェイド「…英雄ねえ…」(←意味深に)</p> <br /><br /><br /><p>117名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17:40:33 ID:ZdcuEBLa<br /> ルークは地下牢にいるヴァンを迎えに行った。<br /> そこでヴァンはルークに、ダアト(ローレライ教団の自治区)に亡命して<br /> オラクル騎士団に入らないか?と誘う。<br /> ヴァンが言うには、ルークはキムラスカ王国に利用されているのだという。<br /> ユリアの預言には続きがあり、”アクゼリュスで若者は力を災いとして使い<br /> それをきっかけに戦乱が起こりキムラスカが勝利、以降長期にわたって繁栄する”<br /> と書かれているのだという。<br /> 「お前の超振動で瘴気を消せば、アクゼリュスは助かり戦争は回避される。<br /> その後は、亡命して私の元へ来れば、英雄になった上に自由になる」<br /> ヴァンは、自分が力を貸せばルークの超振動の発動と制御も自由自在だと断言。<br /> 確かに船で超振動を起こしかけた時、発動を阻止してくれたのはヴァンだった。</p> <p>「師匠は、なんで俺のことそんなに親身になってくれるの?」<br /> 「…お前は忘れてしまったのだな」<br /> 幼い頃のルークは、超振動の酷い実験を受け、心身ともに傷つき<br /> 7年前ヴァンに、『ここから逃げたい、ダアトに連れてって』と頼んだという。<br /> ヴァンはその願いを受け入れ、ルークを誘拐した。<br /> 「師匠が俺を誘拐したのか?マルクトじゃなかったのか!」<br /> 「今度は失敗しない。私にはお前が必要だ」<br /> ルークはヴァンについていくことを決心する。<br /> ヴァンは、亡命の機会をうかがうため誰にも計画は話してはいけない、と口止めする。</p> <p>【ジェイド・ガイ・ティア加入】<br /> というわけで、晴れて親善大使となったルークはアクゼリュスに向かうことに。<br /> ジェイドの報告では、モース派閥のオラクル騎士団が妨害工作のため<br /> 海に張り込んでいるという。和平条約回避のため、向こうも必死らしい。<br /> ヴァンがおとりとなって、救助隊を連れて船に乗ってオラクルを引き付けると言い出した。<br /> ルーク一派は陸地経由でアクゼリュスに出発。ヴァンとは向こうで落ち合うことに。<br /> せっかくヴァン師匠と旅ができると思ったのに、とむくれるルーク。<br /> そこへ、アニスがかけつけ、イオンが拉致されたと報告に来た。</p> <br /><br /><p>118名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17:42:15 ID:ZdcuEBLa<br /> 【アニス加入】【イオン行方不明】<br /> 目撃者によると、世界をまたにかける盗賊「漆黒の翼」が<br /> オラクル騎士団と共謀してイオンをさらったらしい。<br /> アニスの頼みで、先にイオンを取り戻すことに。<br /> 一同はオラクルに見つからないよう街の地下にある廃工場を通って、<br /> 外に出ることにした。そこになんと軽装のナタリア姫が登場する。</p> <p>【ナタリア加入】<br /> ナタリアは、この緊急事態に王女である私が行かなくてどうする!?と<br /> 同行する気満々。これには女性陣から反発が。<br /> アニスが「お姫様は足手まといになるから嫌」と言えば<br /> ティアまで「同感です」と言い出し<br /> ナタリアも負けずに「私は弓の腕が一流ですわ!そこにいる下品なオラクル(アニス)と<br /> 無愛想なオラクル(ティア)よりは役に立ちますわ」と言い返す。<br /> ルークがナタリアを引っ張って行き、説得するが<br /> なんとナタリアは、地下牢でのヴァンとの会話の後半部分を盗み聞きしており、<br /> 連れてってくれなければ国王に亡命計画をばらす、と脅迫する。<br /> 亡命については「私との約束(プロポーズの言葉)を守ってくださるのなら<br /> 亡命してもいいですわ」と理解を示した。<br /> 「わかった!連れてく!だから絶対ばらすなよ!指きりだ!」<br /> 「……指きり…お嫌いではなかったの?」不思議そうな顔をするナタリア。</p> <p>ということでナタリア加入。<br /> 不満をもらすティアや、頭を抱えるガイに<br /> ルークは「うるせー!親善大使は俺だ!文句言うな」と怒鳴りとばす。</p> <br /><br /><p><br /> 119名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17:44:00 ID:ZdcuEBLa<br /> 街の外に出るとオラクル騎士団が撤退しようとしている所だった。<br /> 捕らえられたイオンと、その前方に鮮血のアッシュの後姿を確認したルークが<br /> 剣を構え、飛び込んでいく。刃がぶつかりあい、にらみ合う2人。</p> <p>【アッシュ】<br /> はじめてアッシュの顔を見たルークは驚愕。<br /> アッシュはルークと瓜二つだったのだ。仲間たちも驚く。<br /> 唯一、タルタロスでアッシュの顔を見ていたジェイドだけは表情を変えない。<br /> 後方から六神将シンクが「今はイオンが先だ」とアッシュを呼ぶ。<br /> 「いいご身分だな。ちゃらちゃら女を引き連れやがって!」<br /> アッシュはそう吐き捨てると、戦艦に乗りこみ姿を消した。</p> <p>「あいつ…俺と同じ顔…」うろたえるルーク。<br /> 「我々がここにいることが六神将にばれました。おとり作戦は失敗です」<br /> ジェイドは顔色も変えず話をすりかえ、<br /> このままイオンを探しにオラクルを追って陸路を進むか、<br /> ナタリアを王家に引き渡して新たに船を出してもらい、アクゼリュスに向かうか、<br /> その選択を、ルークに迫る。<br /> 「なんで俺が決めるんだよっ!」<br /> 「責任者はあなたなのでしょう?」(ジェイドは万事この調子で嫌味言いまくり。<br /> そうやってルークをうまく誘導するので、パーティーの歩みが止まる事がない)<br /> ナタリアを王家に渡せば亡命計画がばれるかもしれない。<br /> 結局、考え込む暇もないまま、イオンを探して戦艦を追うことに決定。</p> <br /><p>120名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17:45:38 ID:ZdcuEBLa<br /> 少し進んだところで、ルークをまた頭痛と幻聴が襲う。<br /> しかし今回の幻聴は声も違い、口調が乱暴だった。<br /> ”応えろ、グズ!”「誰だ…!」<br /> ”わかってるだろうよ、そっくりさん”「アッシュか!」<br /> アッシュはイオンは砂漠の遺跡にいると伝えて、伝達を切った。<br /> 崩れ落ちるルークを、ティアがとっさに支える。<br /> 罠かもしれないと怪しみつつ、一同は指定された場所へ。<br /> 奥の扉の前には、アッシュに連れられたイオンがいた。<br /> シンクとラルゴが襲い掛かってきたが、ルークたちは見事撃破し<br /> イオンを取り戻す。<br /> 結局、ここに呼んだアッシュの意図はわからないまま。</p> <p>去り際、ラルゴがナタリアに気づいた。<br /> シンク「あれがナタリア王女か。因縁だね、ラルゴ」<br /> アッシュ「なんだ?ラルゴはナタリアと何か関係あるのか?」<br /> しかしラルゴもシンクもその問いには答えない。<br /> 六神将には互いの過去を詮索しないという決まりがあるらしい。</p> <p>【イオン再再加入】<br /> この遺跡も、音素の集合するセフィロトだった。(各地に点在)<br /> ジェイドは改めてイオンに「彼らはあなたにセフィロトで何をさせているんですか」と聞き出す。<br /> 「…セフィロトの入り口には導師にしか解除できないダアト式封印が施されています。<br /> その解除をさせられました。封印をといても何もできないはずなのですが…」<br /> イオンが喋ったのはここまで。セフィロトは何を守っているのかという問いには<br /> 「それは最高機密なので言えません」と黙り込んだ。<br /> 無事イオンが戻ってきて、一同はやっとアクゼリュスに向かって出発。</p> <br /><p><br /> 121名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17:47:16 ID:ZdcuEBLa<br /> ようやくアクゼリュス付近の山まで来た。早くヴァンと合流したいルークは<br /> 「余計な寄り道なんかしなきゃ良かった」だの<br /> 「イオンなんか助けなくても、親善大使の俺がいれば戦争はおきねーんだし」<br /> と愚痴りまくり、ほかのメンバーの反感を買う。空気がピリピリし始める。<br /> さらに、当のイオンが山道に疲れて倒れ、アニスが休憩を頼んだのだが、<br /> ルークは「休憩なんかしない!親善大使は俺だ!俺が行くっつったら行くんだよ!」<br /> と怒鳴り散らした。これには全員憤慨。<br /> アニスが「あんたねぇ!」と叫んだその時、<br /> ジェイドが落ち着いた有無を言わせぬ口調で<br /> 「では休みましょう」と、ルークを無視して休息を決定。<br /> 自分の発言を無視されたことにむくれるルーク。<br /> ティアが近づき、注意するが、ルークはうぜぇと拒絶。</p> <p>六神将リグレットが現れた。<br /> リグレットはヴァンの妹であるティアを迎えに来たという。<br /> こっちの仲間になれというリグレットをきっぱりティアは拒否。<br /> 「そんな出来損ない(ルークのこと)と一緒にいる必要はない、ティア」<br /> この言葉にジェイドが反応する<br /> 「やはりあなた方は禁忌の術を使ったのですね!冗談ではない!」<br /> 怒鳴るジェイド。<br /> はじめて見る取り乱したジェイドの姿に驚く一同。<br /> リグレットは姿を消した。</p> <p>ルークは、リグレットとジェイドがなぜ自分の話題を持ち出したのかわからない。<br /> 先述のこともあいまって<br /> 「俺が出来損ないだと…?俺が親善大使なんだよ!俺をおいて勝手に話を進めるな」と<br /> 怒りまくる。唯一なぐさめてくれたミュウにも「うるせえ!」と一喝。<br /> 「師匠だけだ…。俺のことわかってくれるのはヴァン師匠だけ」<br /> 泣きそうな顔になるルーク。</p> <br /><p>122名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17:48:40 ID:ZdcuEBLa<br /> 【アクゼリュスの惨劇】<br /> アクゼリュス周辺は瘴気が満ち、あちこちで人が倒れうめき声があがり、<br /> 想像以上に酷い惨状。<br /> 真っ先にナタリアが走り出し、倒れている住民にかけよった。<br /> 「おい!ナタリア。汚いだろ?伝染るかもしれないぞ」声をかけるルーク。<br /> 「馬鹿なこと仰らないで!」軽蔑した目でルークを睨むナタリア。</p> <p>瘴気を長期間吸い続ると体力を奪われ、最悪死に至る。<br /> 急がなければ自分たちも倒れてしまう。<br /> ルークは、親善大使様は俺だ!とさんざん威張り散らしてたくせに<br /> あちらの住民代表に「あの…えっと…」と口ごもって、救助に来た事すら<br /> まともに伝えられない情けない姿を晒す。(代わりにナタリアが説明)<br /> 他の仲間たちは、てきぱきと、情報収拾や改善策に取りかかったのだが、<br /> ルーク一人、周囲にお膳立てをしてもらわなければ、何もできないという<br /> お坊ちゃま根性をいかんなく発揮。見事なでくのぼうと化す。<br /> 見かねたティアやナタリア、ガイに「しっかり」と声をかけられても<br /> 「えーそんなことしなくていいじゃん」と、文句を言う。<br /> うじうじ下を向いて、(早く師匠に会って超振動使って英雄になるんだ!)とか<br /> (俺が瘴気を消せば、一気に助けられるんだし救助なんか無駄無駄無駄)と<br /> 自分が英雄になる瞬間を妄想するだけ。</p> <p>ナタリアは、そのうち、ルークが王族としての義務にちゃんと気づいて<br /> 救助を立派に果たしてくれるはずだと言いはるのだが、<br /> ジェイドとアニスは静かに腹をたてており、「役に立たない人間はいらない。<br /> ルークは救助隊の頭数にはいれない」と切り捨てる。</p> <br /><p><br /> 123名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17:51:42 ID:ZdcuEBLa<br /> 先に到着しているヴァン先遣隊は、坑道に取り残された住民の救助に行ったという。<br /> ルークたちも後を追うことに。<br /> そこへ、兵士が「第七譜石を発見しました」と報告に来る。<br /> イオンの指示で、ティアは確認のためパーティーを一旦離れる。<br /> 坑道最奥部は、瘴気が吹き溜まり、人がバタバタ倒れていた。<br /> 「おかしい…ヴァンの先遣隊の姿がない」ジェイドが怪しむ。<br /> 悲鳴と騒ぎが聴こえ、ジェイドたちが様子を見に行ってしまい、<br /> ルークとイオンが残された。</p> <p>ルークは奥に進んで、ヴァンをようやく発見。<br /> そこにはダアト式封印の施されたセフィロトの扉が。<br /> ヴァンは瘴気を消すために緊急に中に入りたいと、イオンに封印解除を頼んだ。<br /> 突如、アッシュからの電波が届いた。<br /> ”そこから先に行くのはよせ!アクゼリュスを滅ぼす気か!?”<br /> 「なに言ってんだ!俺は瘴気を消して英雄になるんだ!邪魔するな!」<br /> その後もアッシュは何度も電波を飛ばしてくるが、ルークは無視しまくる。<br /> 「さあルーク。超振動を使ってこのパッセージリング(セフィロト制御装置)を壊すのだ」</p> <p>ジェイドの元へ、ティアが血相を変えて駆けつけてきた。<br /> 「大変です!先遣隊がオラクルに殺されました!<br /> 第七譜石発見も嘘です、彼らは兄に命じられて私を連れ去ろうとしました。<br /> アッシュが私を助け、教えてくれました!兄はどこですか!?」<br /> 「おい!早くあの屑をどうにかしろ!死ぬぞ!」アッシュが走って行く。<br /> ティアが叫ぶ「兄さんは…アクゼリュスを消滅させる気なんです!」</p> <br /><p><br /> 124名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17:52:33 ID:ZdcuEBLa<br /> セフィロトの中、ルークは超振動の開放準備に入った。<br /> ヴァンがつぶやく「さあ、愚かなレプリカルーク。力を解放しろ」<br /> 船の甲板で超振動を起こしかけた時、ヴァンはルークに催眠術をかけていた。<br /> 『私の合言葉を聞いたら、お前は全能力を使って超振動を放つ…合言葉は…』</p> <p>      『愚かなレプリカルーク』</p> <p>ルークは超振動を発動。強大な地震が起こり始めた。<br /> 「くそっ!間に合わなかったか!」アッシュがやってきた。<br /> ヴァンが驚く。「アッシュ?なぜここにいる?」<br /> ヴァンは鳥型魔獣を呼び寄せ、飛び立った。<br /> もう一匹の魔獣もアッシュを捕まえ、飛びたつ。<br /> 「放せ!俺もここで朽ちる!」アッシュがもがく。<br /> 「イオンを救うつもりだったが…お前を失うわけにはいかぬ」<br /> ティアが駆けつけてきて、去っていく兄を罵る<br /> 「兄さん!やっぱり嘘をついてたのね!外殻大地は滅ぼさないって言ってたじゃない!」<br /> 「メシュティアリカ!お前にもいずれわかる。<br /> 預言に縛られた大地など消滅させた方がいいのだ!」</p> <br /><p>125名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17:53:33 ID:ZdcuEBLa<br /> アクゼリュスが陥落を始めた。<br /> ティアがユリアの譜歌を発動。<br /> 男性陣が気を失ってるイオンとルークとミュウを保護し、一同はバリアの中へ。<br /> 鉱山都市アクゼリュスは崩壊、巨大な穴と化した。</p> <p>ルークは目を覚ました。<br /> 魔界(クリフォト)と呼ばれる地下の果てに落ちたらしい。<br /> 彼らは瘴気の泥海に浮かぶアクゼリュスの残骸の上に乗っていた。<br /> 譜歌の保護を受けたルーク一派しか生きていないようだ。<br /> 周囲はアクゼリュスの住民の死体がごろごろ転がっている。<br /> 瘴気の海に浮かぶ小さな瓦礫の上から、子供が助けを求めていた。<br /> 父親が身をていして守ったらしい。少年は父の死体の下で泣いている。<br /> 海に飛び込もうとするナタリアをティアがひき止める。<br /> 「この泥の海は瘴気を含んでる、入ったら助からない!」<br /> 「じゃあ、どうすれば!」<br /> と、地面が揺れ、少年の乗っている瓦礫が海に沈み始めた。<br /> 「母…ちゃん……父…ちゃん…助…けて……」<br /> 助けを求め、手を伸ばした少年は目の前で海に沈んだ。</p> <br /><p>126名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)18:03:27 ID:ZdcuEBLa<br /> 今日はここまで。</p> <p><em>89名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]投稿日:2006/01/05(木)19:28:50ID:AtWVz7+4<br /> &gt;&gt;87<br /> 乙です。</em></p> <p><em>ただ、ガイは女性恐怖症ではないんだ!<br /> あくまでも女性との接触が怖いだけで、女性を眺めるのは好きなナイスガイなんだ!!</em></p> <p>&gt;&gt;89<br /> ゲーム中でもはっきり女性恐怖症と言っているので<br /> 見逃してくだされ</p> <p><em>90名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]投稿日:2006/01/05(木)19:33:47ID:1N/GaJX5<br /> 乙。<br /> しかしアンチフォンスロットの件がない所為でジェイドが最強状態の予感</em></p> <p><br /> &gt;&gt;90<br /> アンチフォンスロットについては<br /> 戦闘レベルを下げてルークたちに合わせるための物で<br /> ストーリーには直接関係ないと思って省略しました。</p> <p>気になる人もいると思うので一応説明します。<br /> アンチフォンスロットとは、<br /> 国家予算規模の封印術で、これを&gt;&gt;75でラルゴに使われて<br /> ジェイドは戦闘レベルがガクンと落ちた。<br /> 値段が値段なので、もう使ってこないだろうというジェイドの<br /> 予測どおり、使われたのはここだけ。<br /> ジェイドは徐々に封印術を解除していき、<br /> それに従いレベルも上がっていく仕組み。</p> <br /><p>148名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22:34:57 ID:GN69BHnD<br /> 【魔界(クリフォト)】<br /> 先遣隊を殺したオラクルは戦艦タルタロス(陸海両用)に乗って<br /> アクゼリュスに来ていたのだが、タルタロスは非常装置が働き、<br /> 海に沈まずに機能も生きていた。<br /> 一同は乗り込み、ティアの案内で魔界にあるユリアシティという唯一の島を目指す。<br /> 「あなたたちの住んでいる地は外殻大地と呼ばれてるの」<br /> ティアが説明を始めた。イオンが補足する。<br /> 2千年前、原因不明の瘴気が星を包み込み、預言を詠んだユリアの発案で<br /> セフィロトツリーというエネルギー(記憶粒子)の柱で大地を空中に押し上げたという。<br /> その時、ユリアシティと呼ばれる小さな島だけ魔界に残された。<br /> この話を知っているのはローレライ教団の要人と、魔界出身者だけ。<br /> ティアは魔界ユリアシティの出身なのだ。</p> <p>アクゼリュスが陥落したのは、セフィロトツリーという柱を、<br /> ルークが超振動で消してしまったから。<br /> そして何千人という人が、一瞬で犠牲になった。<br /> イオンは、自分がヴァンの野望に気づくべきだったと悔やむ。<br /> ジェイド「しかしルークには事前に相談して欲しかったですね。<br /> 仮に瘴気を消せたとしても、先に住民を避難させてからでも遅くはなかった」<br /> この発言で、全員の視線がルークに集中。<br /> その空気に耐え切れずルークは叫びだした。<br /> 「俺は悪くねえぞ!だってヴァン師匠がやれって言ったんだ!<br /> こんなことになるなんて誰も教えてくれなかったじゃないか!<br /> 俺はアクゼリュスを助けようとしたんだ!お前らだってなにも出来なかったじゃないか!<br /> 俺を責めるな!悪いのは師匠だ!俺は悪くねえ!俺は悪くねえ!」<br /><br /> 149名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22:36:13 ID:GN69BHnD<br /> ジェイドがキレた。「馬鹿な発言に苛々する」とブリッジに戻ってしまった。<br /> ナタリアも「記憶を消してからのあなたは別人です」と毅然と言い放ち、立ち去った。<br /> ルークに言葉をかけようとしたイオンを、アニスが止めて引っ張っていく。<br /> 「イオン様!こんな最低な奴ほっときましょう!」<br /> ガイもしぼりだすように「あんまり幻滅させないでくれ…ルーク」とつぶやいた。<br /> 最後に残ったティアも「いいところもあると思ってたのに。私が馬鹿だった」と言って出て行った。</p> <p>「ご主人様…。元気出して」ミュウだけはルークの側にとどまった。<br /> 「うるさい!」怒鳴られても、ミュウは泣きながらルークを励まそうとする。<br /> 「ボクも…ボクのせいで仲間たくさん死んでしまった…だから気持ち…わかるですの…」<br /> 「お前なんかと一緒にするな!お前なんかと!!」泣き崩れるルーク。</p> <p>ユリアシティに到着。ティアの祖父である市長に会いに行くことに。<br /> ところがルークだけは、また責められるから行きたくないと駄々をこね、その場に残る。<br /> 「とことん屑だな。出来損ない」アッシュが現れた。一同を探して追いかけてきたらしい。<br /> 「なぜ深く考えもしないで超振動を使ったんだ!ばかやろう!」<br /> 仲間達とは違い、そのものずばりの言葉でルークを叱り付ける。<br /> 「俺は悪くない」馬鹿の一つ覚えを繰り返すルーク。<br /> 「レプリカってのは脳味噌まで劣化してるのかよ!」<br /> アッシュは舌打ちをすると、吐き捨てるように、真実を語りだした。<br /> 「教えてやろうか?俺はバチカル生まれの貴族なんだ。<br /> 7年前にヴァンっていう悪党に誘拐されたんだよ。<br /> おまえは俺の劣化複写人間だ。レプリカなんだよ!<br /> お前みたいな屑に、家族も居場所も奪われたなんて、反吐が出る!死ね!」<br /> アッシュがルークに向けて剣を振り上げた。</p> <br /><p><br /> 150名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22:38:35 ID:GN69BHnD<br /> 目が覚めると、ルークの意識はアッシュの体の中に取り込まれていた。<br /> ”起きたかレプリカ”アッシュの意識が話しかけてきた。<br /> アッシュが見下ろすと、ベッドに意識を無くした自分の体が横たわっていた。<br /> アッシュは、ヴァンの外殻大地消滅計画を知り、阻止しようと動いていた。<br /> 完全同位体のルークに、コーラル城で細工をしかけて意識が繋がるようにし、<br /> ルークと共同作業をするつもりだったのだという。<br /> 自分は六神将の立場を利用して地下に潜ってヴァンの監視を続け、<br /> 表立った妨害行動はルークにさせようと考えていた。<br /> ところが、ヴァンに対するルークの信仰が厚すぎて協力要請ができなかった。<br /> そのため、敵として電波を飛ばして呼び寄せたりした。<br /> そんな中、ルークがアクゼリュスを消滅させてしまったのだ。<br /> アッシュは“悔しかったら自分で意識を操作して、元の体に帰るんだな”と<br /> ルークに告げる。というわけで、ルークはアッシュの中の人に。</p> <p>【ルーク離脱】【アッシュ加入】【ティア離脱】<br /> ルーク気絶の合間に、事情説明はすっかり済んでいたらしく<br /> みんなはルークがアッシュのレプリカであることを知っていた。<br /> ナタリアは、自分が好きだった『記憶を無くす前のルーク』が突如現れ、混乱していた。<br /> アニスは「ルークがあんな馬鹿とは思わなかった」と素直に悪口を叩いていた。<br /> ガイはひたすらルークを心配している。ルークの更正と立ち直りを願っているようだ。<br /> そんなガイをアッシュは、相変わらずお人よしだなとひっそり懐かしむが<br /> ガイはアッシュに向かって「俺はまだお前を信用してない」と拒絶する。<br /> ジェイドは、とっくにルークを見限って思考を切り替えており、話題にすらしない。<br /> ティアは兄のことで頭が一杯のようで、故郷であるユリアシティに残るという。<br /> ミュウは、自分の主人はルークだけだ、と言い張り、<br /> 寝たきりルークの体から頑として離れない。<br /> アッシュの体の中から、ルークの意識は全てを見ているだけだった。</p> <br /><p>152名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22:40:36 ID:GN69BHnD<br /> 【外殻大地へ】<br /> アッシュと仲間たちは、ここに寝たきりルークを残して、<br /> 戦艦タルタロスごと外殻大地に帰る作戦を実行。<br /> アクゼリュスを支えていたセフィロトツリーの跡地に乗り、<br /> エネルギーを投入して一時的に復活させ、その勢いで地上に戻った。<br /> アッシュは、ヴァンの動向を探りたい、とメンバーに協力を打診。<br /> 一同はアッシュと行動を共にすることになる。</p> <p>ガイは、レプリカとして誕生したルークがあんな馬鹿に育ったのは<br /> 甘やかした自分に責任があると思い悩む。(母親かよ…)<br /> また、アッシュにも抵抗を感じているようで、アッシュにやたらとつっかかる。<br /> ナタリアはガイに、ルークの心配だけでなく、奪われた7年間を持つアッシュの人生も<br /> 思いやるべきだと主張、ガイがアッシュを疎んじるたび叱り付ける。<br /> アッシュは無愛想ながらも、ナタリアにはめっぽう優しく、<br /> アッシュの指きり嫌いエピソードや、城を抜け出した話など、思い出話で花が咲く。<br /> しかし「ルーク」とナタリアが呼んでしまうたび<br /> 「俺はアッシュだ、ルークじゃない」と一気に不機嫌に。<br /> そんな二人をアニスがからかい、<br /> 軽いノリや冗談に慣れてないアッシュはうろたえまくる。<br /> ジェイドはそれらを内心面白がりながら遠巻きに観察。</p> <p><br /> 153名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22:42:15 ID:GN69BHnD<br /> ヴァンが出入りしているというレプリカ研究所を調べだした一行。<br /> アッシュ誘拐からルークの製造まで関わっていたスピノザという研究員を探し出した。<br /> 非難されたスピノザは言い訳を開始。ジェイドの姿を確認すると<br /> レプリカ製造技術フォミクリーは、ジェイドが発案したものだと言い出す。<br /> 「アンタだって何十体もレプリカを作っただろう、ジェイド・バルフォア博士!」<br /> ジェイドは否定をしなかった。ジェイドの作った初期レプリカは悲惨な末路をたどり<br /> 罪を自覚したジェイドは、研究をやめ軍人になったのだという。<br /> 「わしはヴァンの保管計画に乗っただけだ!」<br /> アッシュがどういうことだ?と問いただすが、スピノザは固く口を閉ざしてしまった。</p> <p>聞き込みで、六神将ディストがフォミクリー研究をしている場所がわかった。<br /> その洞窟を探して乗り込むことに。<br /> ディストはジェイドの幼馴染で、一緒にフォミクリーの研究をしていた旧知の仲。<br /> しかしジェイドが研究を断念し軍人に転職、おまけにフォミクリーを禁忌にしたため<br /> 二人は断絶。その後ディストは六神将に入りフォミクリー研究を続けていたらしい。<br /> 子供の頃は、親分ジェイド、子分ディストのような感じで仲良くしていたようだ。<br /> ディストは今でもジェイドを崇拝しているというか、歪んだ愛情を持っているというか<br /> 可愛さ余って憎さ百倍というか、とにかくジェイドに固執しまくっている。</p> <p><br /> 154名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22:45:35 ID:GN69BHnD<br /> 【ガイ離脱】<br /> ここでガイがパーティーを抜けると言い出す。<br /> 「どうしてだ、ガイ」驚くアッシュ(ここで素のアッシュがちらり、声口調がルークと同じ)<br /> ガイは「ルークの親友ならついてやらなきゃな」と言い、ナタリアの引き止めに耳を貸さない。<br /> アッシュはユリアシティに繋がるワープ出口をガイに教える。<br /> アッシュ「…お前があいつを選ぶのはわかってたさ」<br /> ガイ「ヴァンから聞いたのか?でもそれだけじゃないんだぜ」<br /> 含みのある会話を交わし、ガイがパーティーから抜けた。</p> <p>フォミクリー研究がされている洞窟に乗り込んだ。<br /> 人の姿はなく、レプリカ実験で作られた魔物がうようよしているだけ。<br /> そしてレプリカに必要なデータを収集するための機械を見つけた。<br /> アッシュとジェイドは、機械を調べ、<br /> そこに惑星の10分の1ほどの広さの大地レプリカを作り出すデータが<br /> 収集されていることに気づいた。<br /> おまけに先の大戦で消滅したホド島の住民のデータも入っている。</p> <p>檻の中に、被検体のチーグルが二匹いた。オリジナルとレプリカらしい。<br /> どういうことか、オリジナルチーグルが弱り、レプリカチーグルのほうが元気だった。<br /> ジェイドが言うには、レプリカデータ採取のさいに、<br /> オリジナルに悪影響が出て、体力が弱ったり、死に至る場合があるという。<br /> アッシュがうつむく。中の人ルークも衝撃を受ける。<br /> 「ナタリア、アッシュ。心配しなくて大丈夫ですよ」ジェイドがフォローに入った。<br /> データを採取されたオリジナルに異変が出るのは10日以内。<br /> 7年ピンピンしてるアッシュに心配はないという。</p> <p><br /> 155名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22:49:37 ID:GN69BHnD<br /> 大規模な地震が起きた。<br /> 今の地震でどこかがまた魔界に落ちたかもしれないとアッシュが言いだす。<br /> ルークのおかげで柱を失った大地周辺はとくに危ない。<br /> 前にアッシュ達はイオンをさらって、ダアト式封印を解除させていた。<br /> 扉の封印を解除しても、セフィロトツリーを作り出している装置には手は出せない。<br /> そう思ってイオンは封印を言われるがまま解除してしまっていた。<br /> ヴァンがどうにかして装置を動かす方法を見つけたのかもしれない。<br /> アッシュが言うには、ヴァンは次にマルクト領にあるセントビナーという街を落とす予定らしい。<br /> “時間がない。お前と馴れ合うのはここまでだ”<br /> アッシュは自分の中からルークの意識を追い出した。</p> <p>【ルーク復活】<br /> ルークが目覚めた。ティアの姿を見つけたルークは<br /> セントビナーが危ないから外殻大地に戻りたいと頼み込む。<br /> 「どうやって崩落を止めるのよ?少しは落ち着いて物事を考えてから行動しなさい」<br /> ティアはぴしゃりとルークをしかりつけた。<br /> 「…本当だな…俺は自分で考える事をしない…」<br /> ルークはしばし黙り込むと自分の思いを吐き出した。<br /> 「みんなが俺を見捨てるのも当然だ…。アクゼリュスのこと…謝って済むのならいくらでも謝る。<br /> 俺が死んで復活するのなら……死ぬ。でも現実はそうじゃない。<br /> だから自分でできることを始める。俺、変わりたいんだ」<br /> ルークは長い赤毛を切り落とした。<br /> ティアはルークと一緒に外殻大地に行ってくれるという。<br /> 「できることから始めなさい。でも…あなたが変わらないようだったら<br /> 私はいつでもあなたを見限るわ」<br /> ルークはずっと傍ににいてくれたミュウに、今まで辛く当たったことを謝った。<br /> 「ルークが謝るなんて!」とミュウとティアはビックリする。<br /><br /> 156名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22:51:17 ID:GN69BHnD<br /> 【ティア加入】<br /> 外殻大地に戻るため、ティアの祖父である市長に会いに行く二人。<br /> 「あなたがレプリカルークか。なるほど。良く似ている」<br /> 「……」ぐっと手を握りしめるルーク。<br /> そしてアクゼリュスを崩壊させたことを、たどたどしい敬語をつかって謝った。<br /> だが、市長はそれに驚くべき言葉で返した。<br /> 「アクゼリュスの崩落は、ユリアの秘預言に詠まれていた。(秘預言=極秘扱い重要預言)<br /> だから起こるべくして起きた事。あなたが謝る事ではありませんよ」<br /> 衝撃を受けるティアとルーク。<br /> ルーク「預言でわかってたならどうして止めようとしなかったんだ?」<br /> ティア「住民を避難させることもできたわ!ホドの消滅の時もそうだったの?」<br /> 市長「死の預言は人々を混乱させるだけだ。もちろんホド消滅もユリアの預言にあった」</p> <p>二千年前、瘴気が発生して人類の危機に直面した時、ユリアは星が繁栄する未来を詠んだ。<br /> このまま預言どおりに進めば、この後戦争が起こりキムラスカが勝利、<br /> 星に未曾有の繁栄が訪れるという。<br /> ホド消滅もアクゼリュス崩落も、ユリアの預言どおりに進むための予定調和なだけ。<br /> 魔界の人間はユリアの預言どおりに世界を動かす監視者の役割をしており、<br /> ローレライ教団は外殻大地での活動拠点。<br /> モースが戦争を起こそうとやっきになっているのは、<br /> 彼が預言を忠実に守ろうとする熱心な監視者だったから。</p> <p>衝撃の事実にたじろぐ二人。ヴァンもホド消滅の預言の存在を知っているという。<br /> ティア「…だから兄さんは、預言に縛られた大地を消滅させようとしているんだわ…」<br /> 市長「ヴァンは今は立派な監視者だよ、ティア。現にアクゼリュスを崩落させたではないか」<br /> ティア「お祖父様!兄さんは次はセントビナーを崩落させようとしているのよ」<br /> 市長「セントビナーは崩落しない。預言に詠まれていないからね」<br /> 心配なら見に行ってくればいい、と余裕綽々で市長は大地へ向かうワープの通行許可を出した。<br /><br /> 157名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22:53:32 ID:GN69BHnD<br /> ティアは兄との思い出をルークに語った。<br /> 16年前の戦争で、マルクト領のホド島が壊滅。<br /> 当時、ティアの一家はホドに住んでいた。まもなくホドは魔界に崩落。<br /> 妊娠中の母と11歳のヴァンは譜歌を歌い、助かった。<br /> 母はティアを産み落とした後、死亡。(ユリアの血筋は母親からっぽい)<br /> ヴァンが親代わりとなってティアの面倒を見た。<br /> 成長したヴァンはローレライ教団の幹部になった。<br /> ティアは兄の背を追ってオラクルに志願、特別にリグレットから傭兵訓練を受ける。<br /> 毅然としたリグレットにティアは憧れ、リグレットもティアを妹のように可愛がった。<br /> ある日、ヴァンとリグレットの会話を、ティアは立ち聞きしてしまう。<br /> 「アッシュが大地消滅計画に気づいたらしい、奴の性格なら妨害工作をしてくるだろう<br /> 念のためシンクをアッシュの監視役につけろ」<br /> ティアは、計画を阻止するため兄を殺す決心をする。<br /> (アクゼリュス崩落での、ティアの「嘘つき、大地を滅ぼさないって言ったじゃない」<br /> という台詞から推測するに、決心するまでの間に兄妹間でいろいろ揉めたと思われ)<br /> ティアは外殻大地に行くためローレライ教団での任務を引き受け<br /> 大地に着くなり、刺し違え覚悟でヴァンのもとを訪れ、襲いかかった。<br /> それが、ルークと最初に会ったあの日だったという。</p> <p>【ガイ加入】<br /> 外殻大地に戻った二人を待ち受けていたのは、笑顔のガイ。<br /> ルークはどうガイに気持ちを表していいのか悩み<br /> 「でも俺…レプリカで…ルークじゃないけど…」と口ごもった。<br /> 「せっかく待っててやったんだから、もっと嬉しそうな顔してくれよ」<br /> ガイは、ルークを元気付ける。<br /> 「ありがとう」<br /> 「!!!!ルークが、…ありがとうだって!?」<br /> 初めて他人に礼を言ったルークに驚くガイ。<br /><br /> 158名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)23:05:45 ID:GN69BHnD<br /> 【ジェイド加入】<br /> ジェイドがいきなり現れた、ガイを呼び戻そうと探しに来たのだ。<br /> アッシュと別行動になったあと、<br /> モースによって、イオンとナタリアが拉致されてしまったという。<br /> キムラスカ王国はナタリアとルークがマルクト帝国に殺されたと思いこんで、開戦準備を始めた。<br /> モースは戦争が起こるまで、ナタリアたちを教団本部のあるダアトに監禁するつもりらしい。<br /> 二人を助け出すために、一同はダアト向けて出発。</p> <p>ジェイドは当初ルークを無視。話しかけても<br /> ブリザガ級の冷たい声で嫌味を返し、一発でルークを黙らせてしまう。</p> <p>【アニス加入】<br /> ダアトで、先に情報収集していたアニスと合流。<br /> 「うわー、アッシュ髪切ったの~!?」元気な声でルークに話しかけるが<br /> 「…あ、ちがった。ルークだ」と眉をひそめた。<br /> 「もう体は大丈夫なの?ずっと寝ててもよかったのに~!」<br /> ニコニコ笑顔で嫌味を連発するアニス。<br /> ジェイドとアニスの冷たい態度に、いたたまれないルーク。<br /> ティアもネチネチと、当然でしょう?そんな簡単に許してもらえると思ってるの?<br /> と、事あるごとに言う。<br /> だが、以前と違い、ルークは何を言われても怒ったり噛み付く事はしなくなった。<br /> 超振動の制御方法も真面目に学び始める。</p> <p>【ナタリア&イオン奪還】<br /> 教会では、モースが「もうすぐ戦争が起こるぞ」といそいそ動いていた。<br /> ヴァンの思惑にはまったく気づいていないらしい。<br /> ティアはモースが戦争賛成派だということを始めて自分の目と耳で確認。気落ちする。<br /> 一同はすんなりオラクル本部に捕らえられていたイオンとナタリアを救出。</p> <br /><p>205名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/09(月)13:14:37 ID:fvLUy7+G<br /> &gt;&gt;160<br /> それだ。ティアがなんかネチネチとおいうちかけてたなーと思って<br /> 投稿寸前に書き足したけど、なんか単なるイジメ発言になってしまって<br /> 書き足さなきゃよかったと後悔してたところ。<br /> 「一度失った信頼を回復するのは難しい」そうそうこれ言ってたんだ。<br /> というわけで&gt;&gt;158、ティアの台詞部分書き直して再度貼り。<br /> 前回貼った最後の部分です。</p> <p><br /><em>170名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]投稿日:2006/01/08(日)01:40:12ID:iCzQ/MZ5<br /> 実際のアビスをプレイしたけど、上手いなぁアビスの人。</em></p> <p><em>ところで、アッシュの指切り嫌いエピソードってそんなのあったの?「ばかばかしい」って言うのなら覚えてるけど…</em></p> <p>&gt;&gt;170<br /> アッシュ加入直後の二人の思い出話スキットで。<br /> 子供のころのアッシュは、父親のファブレ公爵が遊んでくれると指きりしたのに<br /> いつも約束破られて大の指きり嫌いに。<br /> んで、指切りをせがんだナタリアに逆切れ起こしたらしいです。<br /> 関係ないけど、アッシュに料理作らせて出てくるスキットは必見です。<br /> 「俺がお前の舌を満足させてやる」とアニスがアッシュの物まねをしてナタリアに言いより<br /> アッシュが真顔でアニスに斬りかかります。</p> <p>&gt;&gt;73<br /> 下から4行目、マルクト王と書いてしまいましたがキムラスカ国王の間違いです。<br /><br /> 206名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/09(月)13:15:54 ID:fvLUy7+G<br /> 【ジェイド加入】<br /> ジェイドがいきなり現れた、ガイを呼び戻そうと探しに来たのだ。<br /> アッシュと別行動になったあと、<br /> モースによって、イオンとナタリアが拉致されてしまったという。<br /> キムラスカ王国はナタリアとルークがマルクト帝国に殺されたと思いこんで、開戦準備を始めた。<br /> モースは戦争が起こるまで、ナタリアたちを教団本部のあるダアトに監禁するつもりらしい。<br /> 二人を助け出すために、一同はダアト向けて出発。</p> <p>ジェイドは当初ルークを無視。話しかけても<br /> ブリザガ級の冷たい声で嫌味を返し、一発でルークを黙らせてしまう。</p> <p>【アニス加入】<br /> ダアトで、先に情報収集していたアニスと合流。<br /> 「うわー、アッシュ髪切ったの~!?」元気な声でルークに話しかけるが<br /> 「…あ、ちがった。ルークだ」と眉をひそめた。<br /> 「もう体は大丈夫なの?ずっと寝ててもよかったのに~!」<br /> ニコニコ笑顔で嫌味を連発するアニス。<br /> ジェイドとアニスの冷たい態度に、いたたまれないルーク。<br /> ティアも、「しかたないわ。一度失った信頼を回復するのは難しいのよ」<br /> と、事あるごとに言う。<br /> だが、以前と違い、ルークは何を言われても怒ったり噛み付く事はしなくなった。<br /> 超振動の制御方法も真面目に学び始める。</p> <p>【ナタリア&イオン奪還】<br /> 教会では、モースが「もうすぐ戦争が起こるぞ」といそいそ動いていた。<br /> ヴァンの思惑にはまったく気づいていないらしい。<br /> ティアはモースが戦争賛成派だということを始めて自分の目と耳で確認。気落ちする。<br /> 一同はすんなりオラクル本部に捕らえられていたイオンとナタリアを救出。</p> <hr /><div align="right"><a href="http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/626.html">&gt;&gt;Part2</a></div> </dd> </dl>

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: