トレジャーハンターG

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<strong>トレジャーハンターG</strong><br> &gt;&gt;9-579~581・622~627、&gt;&gt;12-31~36 <hr> <dl> <dt><a href="menu:579">579</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color= "#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/09/20 16:03:55ID:O0EPfXZR</font></dt> <dd> 何も言わず毎日何処かへ出かけ、家に殆ど帰ってこない父親に反発し家出してきた少年レッドとその弟ブルーは、<br> ルーリという町にある祖父シルバーの家で生活していた。<br> しかしある日、近所に住む人が騒いでいる。不思議に思ったシルバーが話を聞くと、<br> どうやらその人は近くの山で「鉄の鳥(古代の遺産で非空艇のような物)」を見付けたらしい。<br> 好奇心旺盛な兄弟と祖父は早速山中の洞窟へと向かう。<br> 洞窟の奥には確かに聞いた通り鉄の鳥があったが、謎の集団が爆弾を仕掛け、鉄の鳥を洞窟ごと破壊してしまう。<br> その一部始終を見た3人は驚愕する。早く逃げなければ、そう思いつつ引き返そうとしたその時、<br> ブルーが鉄の鳥に乗り込もうとする人影に気付く。その人影は兄弟の父親そっくりだった。<br> 驚く2人にシルバーは「もしあいつなら心配はいらない」と言いつつ、兄弟を連れて洞窟から脱出する。<br> 町へ戻り、3人が町中をぶらぶらしていると、2人が見慣れない少女がいた。<br> しかしシルバーはその少女と面識があるようで、2人にその少女、レインと彼女のペットらしい猿のポンガを紹介する。<br> その後、シルバーからお遣いを頼まれた2人は隣町まで行き、頼まれた木の実を入手してルーリの町へ戻ろうとする。<br> するとルーリの町の少年やってきて、兄弟に「町が大火事になっている」と告げる。<br> 大急ぎで町へ戻り、途中ポンガと合流しつつ祖父の家に戻ると、シルバーがレインを守りながら魔物と闘っていた。<br> 助けようとする兄弟だが、シルバーは魔物の一撃を受け、命を失ってしまう。兄弟は彼を弔い、頼まれた木の実を彼の墓へ埋めた。<br> 逃げた魔物を追おうと、兄弟はレイン、ポンガと共に北の森へ向かった。<br> 3人(+1匹)は森で巨大な水晶を見つける。するとそれが突如輝き、近くにいた老人の口を借りてあることを語り出した。<br> <br> 今より何千年も昔、魔獣と人間との間に大きな戦争があった。<br> 苦闘の末、人間は魔獣達の指導者「闇王」を封印することに成功する。<br> だが最近、愚かな者がその封印を解いてしまい、闇王はまた蘇ってしまった。<br> <br> 兄弟にはそれが何の事か分からなかったが、レインとポンガはそれを聞き表情がこわばる。<br> 逃げた魔物を倒し、兄弟は一度、故郷へと戻って来たのだった。<br> <br> <a name="a580"></a></dd> <dt><a href="menu:580">580</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color= "#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/09/20 16:53:29ID:O0EPfXZR</font></dt> <dd> 鉄の鳥に父親らしき人物が乗り込んでいたのを思い出した兄弟は家に戻り、<br> その出来事に関する手がかりは無いかと、部屋の中を物色し始める。<br> すると本棚の裏に階段を発見し、地下へと下りる2人。<br> 地下室にはペシャンコになった人食い熊や盾など、常識的にはあり得ないような物が散乱していた。<br> その中で2人は、父の置き手紙を発見する。その手紙によると、どうやら父親は世界の異変をいち早く感じ取り、<br> その謎を解明するために家を出ていたのだという。そしてもし、<br> この手紙を兄弟達が読んでいたら、東のアブノバ山に住む魔人に協力してくれるよう頼んで欲しいとも書いてあった。<br> 少々胡散臭く思うレッドと内容がよく分かっていないブルー。<br> するとそこにレインが現れ、自分はその手紙の内容を信じると言った。<br> 仕方なくレッドは手紙を手にアブノバ山に登ることを決意する。<br> <br> 登山道を塞ぐ魔獣を倒しながら魔人の住むという建物に着くと、<br> 神秘的な少女が3人と1匹を歓迎した。どうやら彼女が魔人だとの事。<br> ミオと名乗った魔人は、少し問題を起こしたものの、3人にオーパーツと呼ばれる物の1つ「黒の魔球」を手渡す。<br> ミオの話によると、この世界にオーパーツは<br> 魔人の持つ黒の魔球<br> ゴガンバの洞窟に置かれたゴガンバの水晶<br> コロボックル島に隠された黄金の螺旋像<br> 古代の王の墓を支えるピラミッドアイ<br> 古代文明と共に埋もれたシャトレンの地図<br> アトランティスに眠るヴェールント羽根<br> 行方知れずの声の石<br> とあり、その7つのオーパーツを集めることにより世界が救えるらしい。<br> 話を一通り聞き終え、ミオに別れを告げた一行は下山を開始する。<br> しかし、山の出口が落盤で塞がっていて通れない。困った一行は、近くの滝壺に空いた洞穴に入ることにした。<br> その奥で、兄弟は見覚えのある人物に会う。それはルーリの町の近くにあった洞窟で<br> 鉄の鳥を洞窟ごと部下に爆破させた謎の集団の女戦士だった。<br> ヘルと名乗ったその女戦士は、「闇王様の野望を妨げる者は許さぬ」と、レッド達に襲いかかる。<br> 戦闘の後、何とかヘルを退けた一行は山を出て、次のオーパーツがあるらしいゴガンバの洞窟へ向かい、<br> 洞窟の謎を解きながら2つめのオーパーツ「ゴガンバの水晶」を入手する。<br> ミオに聞いた通り、3つ目のオーパーツ「黄金の螺旋像」を入手するため港町へ向かう一行だったが、<br> 船は全て嵐で破壊されてしまい、渡航は出来なくなっていた・・・・<br> <br> <a name="a581"></a></dd> <dt><a href="menu:581">581</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color= "#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/09/20 17:28:13ID:O0EPfXZR</font></dt> <dd> 困った一行が港を歩いていると、岸辺に大きな鯨が流れ着いていた。<br> 何やらその鯨は尾が傷付き、泳げなくなったためこうして岸辺で休んでいるのだそうだ。<br> その鯨を助けようと思ったレッド達は、その傷を治す薬はないかと情報収集を始めた。<br> 幸い宿屋に医者が来ていたため、薬の情報を聞くことが出来たが、今その薬は予備が無く、<br> しかもその薬の材料は人食い花の危険さで有名な西の猫森でしか取ることが出来ないらしい。<br> でもここは鯨を助ける為、一行は猫森へと急いだ。<br> 化け猫に出くわしたり巨大な人食い花に襲われたりしながらも、何とか薬の材料は見つかった。<br> しかし戻る途中、またしてもヘルがレッド達を襲う。ヘルが言うには、<br> どうやらレインを闇王の下へ連れて行くのが目的のようだ。<br> 勿論そんな事をレッド達は許さず、ヘルに立ち向かった。<br> 再びヘルを倒した一行は大急ぎで薬を作ってもらい、鯨の傷の手当てをする。<br> 泳ぐ自信が出てきた鯨は、レッド達を好きなところへ運んでくれるというので、<br> 一行は鯨にコロボックル島へ行かせてほしいと頼む。<br> <br> 場面が変わり、舞台は闇王の居城へと移る。<br> 2度もチャンスを与えたというのに計画の失敗を続けたヘルに闇王は激怒し、彼女を殺害する。<br> <br> また場面はレッド達の方へと移る。<br> 海の魔獣に幾度と無く襲われたものの、無事コロボックル島に到着した一行は、<br> コロボックルを魔獣の手から救い、「黄金の螺旋像」への道を教わる。<br> 途中ポンガが怪我をしたりもするが、なんとかレッド達は螺旋像を入手する。<br> コロボックル島をあとにして、一行は次の目的地であるピラミッドへと向かうため、<br> 鯨に頼んでピラミッドに近い港へと進むが、海が異常に荒れ始める。<br> そして海上に恐ろしく表情を歪ませたヘルの霊が登場し、レッド達に最後の決戦を挑む。<br> <br></dd> <dt><a href="menu:622">622</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">05/02/01 17:25:08ID:5SwHCZt4</font></dt> <dd> そんじゃ投下します。ヘルの亡霊を倒した直後から。乱文乱筆はご容赦を。<br> <br> <br> ヘルの亡霊を撃退したレッド達は、鯨が負傷しているのに気付くが<br> 鯨は「もうすぐ着くから大丈夫」と怪我をおして陸地目指して泳ぎつづける。<br> <br> アクラスの港町に到着した一行は、怪我をした鯨のためにもう一度薬を探しに行く。<br> 自分達も疲れているのだが、鯨のことを考えたら宿で休んでいる暇なんて無い。<br> 地下水路で薬の材料を手に入れ、その町にいた薬師に薬を作ってもらって鯨に届ける。<br> 鯨は感謝の言葉を残して、大海原へと去っていった。<br> <br> ※この間、宿で休んでしまうと鯨は天に召されてしまいます つДT)<br> <br> さて、これからどうしようかと街の人の話を聞いていたら<br> 「北にあるバベルの塔に黒い巨大な鳥が突っ込んでいった」という噂が。<br> 親父に違いない、そう考えたレッドたちはバベルの塔へ向かう。<br> <br> バベルの塔は、世界で最後のマッドサイエンティスト・Drハローの研究所であった。<br> 塔に突っ込んできた黒い鳥は、まさしく親父らしき人物が乗っていた鉄の鳥そのものだった。<br> これに乗っていた男(おそらく親父)は、<br> 数日前に「急がねば!」と言って塔を出て行ってしまったらしい。<br> 親父はピラミッドがどうとか言っていたらしいので自分達もピラミッドへ行ってみることにした。<br> なぜか、港町にあるハローの家の地下から続くトンネルを通ってピラミッドへ向かう。<br> <br> <a name="a623"></a></dd> <dt><a href="menu:623">623</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">05/02/01 17:28:36ID:5SwHCZt4</font></dt> <dd> ピラミッドでオーパーツ「ピラミッドアイ」を手に入れた一行は、まだ何かあるかも知れないと<br> もう少しピラミッドを探索してみる事にした。<br> その一行の前に、「闇王さまに仕えるドラクル・ララキュー」と名乗る女が襲ってきた。<br> ララキューがけしかけたコカトリス、そしてララキュー自身をも倒すと<br> 突然ピラミッドが崩れだした。出口はすでに塞がっていて通れない。<br> 黄金の螺旋像の力を使ってピラミッドから脱出した直後、ピラミッドは崩れ落ちた。<br> <br> そこにいたのはDrハローだった。<br> 地底を進む事ができる「モグラマシーン」を使って追ってきたらしい。<br> 詳しい話は帰ってから、とモグラマシーンに乗り込むが、故障。<br> 地下道もモグラマシーンの巨体で塞がってしまった。<br> 修理にはかなりの時間がかかるらしいので、<br> レッド達は、仕方が無いから修理が終わるまで<br> 徒歩で行けるところまで行ってみようということになった。<br> <br> とある森の中で、追われている男を見つけた一行は男を助ける。<br> 男はファルアと名乗った。元・カストラート(宮廷声楽家)。<br> 人として扱われず、楽器として扱われる事に嫌気が差し、城を逃げ出して学校を開いたという。<br> <br> ファルアの学校を後にした一行の前に、アロシュ城の王が兵を引き連れて現れる。<br> この辺でカストラートを見なかったかと聞かれ、レッドは嘘を教えた。<br> その事をファルアに教えに戻ると、程なくして王と兵士がやってきた。<br> しかし、魔獣に襲われ兵は全滅、王もまた魔獣に囲まれ絶体絶命…<br> それを救ったのはファルアと生徒の歌声だった。歌で弱った魔獣を仕留めるレッド達。<br> <br> 隠れている事もできたはずなのに、王を救うために表へ出て歌で喉を潰したファルアに対し、<br> 王は「喉を潰した声楽家などいらん、ここでずっと歌を教えていろ!」と命令する。<br> 兵は全滅してしまったので、レッドたちが替わりに王の護衛をして城へ戻る事になった。<br> <br> <a name="a624"></a></dd> <dt><a href="menu:624">624</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">05/02/01 17:31:24ID:5SwHCZt4</font></dt> <dd> アロシュ城の宴の間で、王にご馳走を振舞われる一行。<br> そこへ王妃シルルリンが現れてブルーを連れて行ってしまった。<br> 王妃は、王子が死んだ事が未だに信じられないでいるのだ、<br> 3日間だけでいいからブルーを貸してくれ、と王に頼まれる。<br> <br> その時、轟音が聞こえた。<br> ストーンヘンジのある裏山に何かが落ちてきた、と兵の報告が入る。<br> 見に行ってみると、それは今までにも何度か目にした、妖精が封じられたクリスタルだった。<br> <br> ついでなのでストーンヘンジのすぐ近くまで行ってみると、<br> その周辺にはペチャンコになった何かが散乱していた。<br> 親父の部屋にあった奇妙なものはここから持ってきたものに違いない。<br> さらにストーンヘンジに近付くと、どんどん重力が強くなってくるのを感じた。<br> これ以上近付いたら自分たちまで潰れてしまう。しかたなく戻るレッド達。<br> <br> 城に戻ったレッドに、王は<br> 「妃を説得しようとしたが駄目だった、妃が寝ている間にブルー君を連れ出してくれ」と言う。<br> ブルーを連れ、城を出ようとすると、王妃が現れた。<br> しどろもどろになる王に、王妃は言った。<br> 「あなた……。もう……いいのです。<br>  王子は わたしの手のとどかないところへ行ってしまったのですよね。」<br> <br> やっと王妃は王子の死を受け入れたようだった。<br> そんな王妃を見て、ブルーは<br> 「またあそびにくるよ、ありがとう…おかあさん」と、そっとキスをした。<br> もしかしたらブルーも、王妃の中に母親を見ていたのかもしれない。<br> <br> 城を出た一行の前に、アロシュ国と敵対するトート国の兵士が現れる。<br> 次から次へと現れる兵士。きりが無い。<br> そこへ、Drハローによって修理が完了したモグラマシーンが現れ、兵士を蹴散らした。<br> レッド達は、そのままモグラマシーンに乗って逃げ出した。<br> <br> <a name="a625"></a></dd> <dt><a href="menu:625">625</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">05/02/01 17:33:01ID:5SwHCZt4</font></dt> <dd> ハローは、レッド達の親父の居場所が分かった、重傷を負ってレクルの町で床に伏せていると言う。<br> 当然レクルの町へ向かおうとする一行に、ハローは<br> 「鉄の鳥は動力部以外は直っている」と親父さんに伝えてくれ、と言った。<br> <br> レクルの町の宿に親父はいた。親父はうわごとのように繰り返す。<br> 「急がねば…世界を滅ぼすヨルムガンドを復活させてはいけない…」<br> 「7つのオーパーツを手に入れて鉄の鳥で世界樹の国へ行くのだ…」<br> <br> 宿のおかみさんから親父の荷物を受け取る。その中には石版が入っていた。<br> この石版は、地下都市の入り口を開く鍵だった。<br> 地下都市で「シャトレンの地図」を手に入れてレクルの町に戻った時には、<br> すでに親父はいなくなっていた。<br> <br> シャトレンの地図は重力を弱める力があるらしい。これがあればストーンヘンジの中心まで行ける。<br> で、再度ストーンヘンジへやってきた一行の前に、闇王が姿を現した。<br> 「見つけたぞ、最後の妖精!」「封印!!」<br> 何とかそれをかわした直後、レッド達の姿が突如として消えた。驚愕する闇王。<br> <br> そこは、猫人間や馬人間、羊人間などが暮らす世界だった。<br> その世界で出会った「翼の乙女」。ブルーは夢で見た事があるという。<br> 翼の乙女は語りだした。<br> <br> <a name="a626"></a></dd> <dt><a href="menu:626">626</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">05/02/01 17:36:09ID:5SwHCZt4</font></dt> <dd><br> ここはアトランティス、世界のひずみに沈んだ大陸。<br> アトランティスの民は、地のパワーを操る術を持っていた。<br> 過去の大戦で地の力を変動させすぎてしまい、空間のゆがみが引き起こされ、<br> 世界蛇ヨルムガンドが復活。<br> 6人の妖精がヨルムガンドを封印したものの、空間のゆがみは既に手に負えず<br> アトランティスは空間のゆがみの中に沈み、それに飲み込まれた人間、獣、植物たちは<br> ねじれ、歪み、融合していった。この地に住むものはそうして合成された者たち。<br> <br> 闇王はヨルムガンドを再び復活させようとしている。<br> すでに妖精は5人が封印されてしまった。妖精たちを解放するために、<br> 世界樹の国にある「解放球」を手に入れなければならない。<br> <br> 翼の乙女は、「ヴェールント羽根」を差し出した。これがあれば鉄の鳥を飛ばす事ができるらしい。<br> そして、一行は元の世界へ戻った。<br> <br> ちょうどそこに親父が現れた。レッド達が持つヴェールント羽根に気付くと、親父は話し始めた。<br> <br> 7つのオーパーツは、世界樹の国へ行くために古代人が作った道具であり、<br> 夢の中で翼の乙女の声を聞いた親父は、まず鉄の鳥を見つけ、<br> それを使ってオーパーツを探すつもりだったらしい。それをヘルに阻止されてしまったのだ。<br> 鉄の鳥は修理され、バベルの塔にある。一気にバベルの塔に戻る一行。<br> <br> <a name="a627"></a></dd> <dt><a href="menu:627">627</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">05/02/01 17:37:54ID:5SwHCZt4</font></dt> <dd> 本当にあっという間にバベルの塔に戻ってきた一行。<br> ヴェールント羽根を鉄の鳥に組み込み、2・3日ほどチェックすれば飛べるというハロー。<br> その時、魔獣が塔に侵入してきた。塔に火が回る。<br> ロープを使って塔から逃げよう、鉄の鳥は諦めると言うハローに、<br> <br> レッド「こいつはもう俺達の仲間だ!こいつと一緒に飛ぶんだよっ!」<br> ブルー「とーぶよぉ! そらを とぶんだよー!」<br> レイン「いきましょう! 世界は冒険に満ちています!」<br> ポンガ「うききーっ!」<br> <br> 私よりお前達のほうがよっぽどいかれてる、と呆れるハローは、鉄の鳥にヴェールント羽根を取り付けた。<br> <br> その時、闇王が現れた。<br> 親父は、7つ目のオーパーツ「声の石」をレッドに投げてよこした。<br> 親父は闇王の前に立つ。わしが闇王を倒すからおまえたちは世界樹の国へ向かえと。<br> レッド達は鉄の鳥で飛び立った。<br> <br> 空中で失速する鉄の鳥。ハロー曰く、いろいろ機能を付け足しすぎて重くなってしまったらしい。<br> 必死に操縦桿を引くハローが、やがて、叫ぶ。<br> 「だめだ!操縦桿が取れた!」「えええええっ!!??」<br> <br></dd> <dt><a href="menu:31">31</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:%C3%A9%C2%80%C2%A3%C3%A6%C2%8A%C2%95%C3%A8%C2%A6%C2%8F%C3%A5%C2%88%C2%B6%C3%A3%C2%82%C2%A6%C3%A3%C2%82%C2%B6%C3%A3%C2%82%C2%A4sage"> トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">連投規制ウザイsage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/0200:37:40 ID:mJMgQMnI</font></dt> <dd> あわや墜落かと言う時、声の石が光り、しゃべりだした。<br> 「重力を弱めるオーパーツを使え!」<br> シャトレンの地図を取り出すと、その力で重力が弱まった。これならなんとか飛べる。<br> <br> そのとき、闇王が差し向けた追っ手、魔獣フレスベルグが襲ってくる。<br> 足場が非常に狭いために苦戦を強いられるも、何とかこれを撃退する。<br> <br> だんだん雲行きが怪しくなってきた。雷が鳴り始め、嵐になる。<br> 「混乱を静めるオーパーツを使え!」また声の石がしゃべった。黒の魔球を使った。<br> 「雷を静めるオーパーツを使え!」ピラミッドアイを使った。<br> 「嵐を静めるオーパーツを使え!」ゴガンバの水晶を使った。嵐は去った。<br> <br> やがて、虹のようなものが見えてきた。<br> レイン「これはビヴロストです。人間の世界と、世界樹を結ぶ虹の橋です。<br> レッド「これは…オーロラか?<br> レイン「人はそう呼んでいるようですね。<br> レッド「人は……って?<br> <br> 声の石「地上へ戻るオーパーツを使え!」<br> 黄金の螺旋像を使うと、ついに世界樹の国へと降り立った。<br> <br> 鉄の鳥は破損、修理しないと飛べないというハロー。<br> ハローはここに残って修理する事になった。<br> 何かの役に立つかも知れないと、ヴェールント羽根を取り外し、レッドに手渡した。<br> <br> <a name="a32"></a></dd> <dt><a href="menu:32">32</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">05/02/02 00:39:08ID:mJMgQMnI</font></dt> <dd> 一行の前に立ちはだかった闇王の手の者・フェンリルを打ち倒し<br> 世界樹の根元にたどり着いた。その時、レインとポンガの体が輝きだす。<br> すると、一行の体が浮かび上がり、急上昇していく。<br> <br> これは君の力か、と問うレッド、うつむいてそれを否定するレイン。<br> 詳しい事を聞こうとするレッド、答えられないと言うレイン。<br> レインには何か重大な秘密があるらしい…が、レッドはそれ以上は聞かないことにした。<br> <br> <br> <br> 世界樹の上にあった城の中で、闇王は待ち構えていた。<br> 「最後の妖精がみずから自分の前に現れるとはな…<br> 世界蛇ヨルムガンドよ、今こそ目覚めの時!<br> <br> 「封印!!」<br> <br> 闇王の力によって、レインはクリスタルに封印されてしまった。<br> いい加減正体を現せ、世界樹を上昇する力を持つのは妖精だけだ、と言う闇王。<br> そして、ついに闇王はヨルムガンドを復活させてしまう。<br> <br> 「お前達は世界の破滅を見なくてすむ、なぜなら、ここで私に滅ぼされるのだからな!」<br> レインを欠いた状態で大苦戦しながらも、レッド達は闇王を倒す。<br> そして、すでに亡き配下たちの力を得てパワーアップしたとなった闇王をも打ち倒した。<br> <br> <br> その時、ヨルムガンドの咆哮が響く。<br> <br> もはや虫の息の闇王が語りだす。<br> 「聞こえたか? あの声が・・・・・・。<br> 「もはや おまえたちの世界は消滅する運命なのだ。<br> 大地の揺れを感じるがよい。地底の叫びを聞くがよい。<br> ヨルムガント、よみがえれ! 旧き世界を滅ぼしてくれようぞ!<br> <br> <a name="a33"></a></dd> <dt><a href="menu:33">33</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">05/02/02 00:43:08ID:mJMgQMnI</font></dt> <dd> 地上のとある場所で地割れが起こり、その中から世界蛇ヨルムガントが姿を現した。<br> しかし、ヨルムガントの肉体は崩れ落ちていく。<br> ヨルムガントは、なぜか不完全なままよみがえってしまったのだ。<br> <br> 「レイン!お前は妖精ではないのか?!<br> …!猿!まさか、お前が最後の妖精!!だまされた!小賢しい事を!!<br> <br> 闇王は思い違いをしていた。<br> レインが妖精、猿のポンガはそれを守るガーディアン…そう思っていたのだ。<br> しかしそれは逆で、実はポンガこそが妖精でありレインはガーディアンだったのである。<br> (余談、筆者も初プレイ時には同じ思い違いをしてました)<br> <br> ヨルムガントを封印した6人の妖精。<br> その力をすべて封じればヨルムガントは完全な形でよみがえる…はずだった。<br> しかし、封印されていない妖精が1人残ったままだったために不完全な復活となったのだ。<br> <br> 「…世界! 新たなる世界! 我が楽園よ!<br>  おまえは、その姿を見せてくれぬというのか?<br>  そうであるならば、せめてヨルムガントよ! 旧き世界を廃墟に……。<br> <br> 闇王は崩れ落ちた。<br> ポンガが妖精の姿となり、解放球を使ってレインを助け出す。<br> 妖精(ポンガ)は、封印された他の妖精を助けるためにその場を去った。<br> <br> <a name="a34"></a></dd> <dt><a href="menu:34">34</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">05/02/02 00:46:11ID:mJMgQMnI</font></dt> <dd> 不完全とはいえヨルムガントを放置してはおけない。<br> ヨルムガントを止めるべく、地上へ戻ろうとする3人。<br> しかし、ここは世界樹の上。<br> <br> レッドは叫んだ。「飛ぶっ!!<br> 世界樹の上から飛び降りた3人。<br> <br> そのとき、ヴェールント羽根が光りだす。<br> 羽根の力で、ゆっくりと着地する3人。<br> その目前には、骨だけの姿となったヨルムガントがいた。<br> 不完全な世界蛇の力はさほど大きなものではなく、<br> まだ闇王のほうが強力かも知れない、と言う程度だった。<br> 闇王をも倒したレッド達は、さほどの苦労なく世界蛇を打ち倒す。<br> <br> そして、そこに封印から解かれた6人の妖精が集い、世界蛇は再び地の底へ封印された。<br> <br> 世界樹の下。<br> レインとポンガはレッドとブルーに別れを告げる。<br> 名残を惜しむ兄弟。<br> <br> ふと、兄弟は親父のことを思い出した。<br> 親父はバベルの塔で死んでしまったのだろうか…?<br> <br> 鉄の鳥まで戻ると、修理は終わっていた。それに乗って地上へ戻る。<br> <br> <a name="a35"></a></dd> <dt><a href="menu:35">35</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">05/02/02 00:47:19ID:mJMgQMnI</font></dt> <dd><br> まっすぐ家に帰る前に、ルーリの町へ立ち寄ってみた。<br> じっちゃんのお墓に一緒に埋めた木の実は芽吹き、成長して立派な木になっていた。<br> <br> タニアの町の自宅で久しぶりに迎える朝。<br> でもちょっと寂しい。レインもポンガもいないから。<br> 表へ出て2人で空を見上げる。青くて綺麗な空だ。<br> <br> その時、死んだと思っていた親父が戻ってきた。<br> アブノバ山の魔人ミオに救われたらしい。<br> 親父は、この世界の裏側にはまったく別の世界があって<br> その世界は今回の事で重力がむちゃくちゃになって大混乱だからそれを治めに行く、<br> なんて事を言い出した。準備するために家の中に引っ込む親父。<br> <br> レッド「俺達にはやっぱりおやじの血が流れてると思わないか?<br> ブルー「どういうこと?<br> レッド「冒険が好きだってことだ。<br> ブルー「うん!だいすきー!<br> <br> 親父「止めてもムダだぞ!<br> レッド「おれたちは おやじの息子だ。<br> 親父「何をあたりまえのことを言ってる? 頭でもうったか?<br> レッド「そうかもしれないよ。<br>  おやじのバカげた冒険につきあおうとしてるんだからね。<br> 親父「がははははは! そうか!<br>  だが今度の冒険は、おそらくもっとハードでむちゃくちゃになるぞ!<br> ブルー「かくごのうえだよー<br> 親父「よしッ!<br> レッド「おう!<br> ブルー「いくよー!<br> <br> <br> 『世界のすべてが冒険である』<br> トレジャーハンター ガムリウス6世の有名な言葉だ。<br> この兄弟の冒険はまだまだ続くけれども<br> 物語はどこかで終わらなければいけない。というわけで、とりあえず<br> 2人の兄弟と謎の少女とへんなサルの冒険の物語はここでおしまい。<br> <br> 完<br> <br> <a name="a36"></a></dd> <dt><a href="menu:36">36</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">05/02/02 00:49:38ID:mJMgQMnI</font></dt> <dd>ちなみに、ガムリウス6世と言うのは<br> レッドやブルーの先祖に当たる人物で、<br> ゲームタイトルの「G」はガムリウスの頭文字から取られている…はずです</dd> </dl>
<strong>トレジャーハンターG</strong><br> &gt;&gt;9-579~581、&gt;&gt;11-622~627、&gt;&gt;12-31~36 <hr> <dl> <dt><a href="menu:579">579</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color= "#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/09/2016:03:55ID:O0EPfXZR</font></dt> <dd> 何も言わず毎日何処かへ出かけ、家に殆ど帰ってこない父親に反発し家出してきた少年レッドとその弟ブルーは、<br> ルーリという町にある祖父シルバーの家で生活していた。<br> しかしある日、近所に住む人が騒いでいる。不思議に思ったシルバーが話を聞くと、<br> どうやらその人は近くの山で「鉄の鳥(古代の遺産で非空艇のような物)」を見付けたらしい。<br> 好奇心旺盛な兄弟と祖父は早速山中の洞窟へと向かう。<br> 洞窟の奥には確かに聞いた通り鉄の鳥があったが、謎の集団が爆弾を仕掛け、鉄の鳥を洞窟ごと破壊してしまう。<br> その一部始終を見た3人は驚愕する。早く逃げなければ、そう思いつつ引き返そうとしたその時、<br> ブルーが鉄の鳥に乗り込もうとする人影に気付く。その人影は兄弟の父親そっくりだった。<br> 驚く2人にシルバーは「もしあいつなら心配はいらない」と言いつつ、兄弟を連れて洞窟から脱出する。<br> 町へ戻り、3人が町中をぶらぶらしていると、2人が見慣れない少女がいた。<br> しかしシルバーはその少女と面識があるようで、2人にその少女、レインと彼女のペットらしい猿のポンガを紹介する。<br> その後、シルバーからお遣いを頼まれた2人は隣町まで行き、頼まれた木の実を入手してルーリの町へ戻ろうとする。<br> するとルーリの町の少年やってきて、兄弟に「町が大火事になっている」と告げる。<br> 大急ぎで町へ戻り、途中ポンガと合流しつつ祖父の家に戻ると、シルバーがレインを守りながら魔物と闘っていた。<br> 助けようとする兄弟だが、シルバーは魔物の一撃を受け、命を失ってしまう。兄弟は彼を弔い、頼まれた木の実を彼の墓へ埋めた。<br> 逃げた魔物を追おうと、兄弟はレイン、ポンガと共に北の森へ向かった。<br> 3人(+1匹)は森で巨大な水晶を見つける。するとそれが突如輝き、近くにいた老人の口を借りてあることを語り出した。<br> <br> 今より何千年も昔、魔獣と人間との間に大きな戦争があった。<br> 苦闘の末、人間は魔獣達の指導者「闇王」を封印することに成功する。<br> だが最近、愚かな者がその封印を解いてしまい、闇王はまた蘇ってしまった。<br> <br> 兄弟にはそれが何の事か分からなかったが、レインとポンガはそれを聞き表情がこわばる。<br> 逃げた魔物を倒し、兄弟は一度、故郷へと戻って来たのだった。<br> <br> <a name="a580"></a></dd> <dt><a href="menu:580">580</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color= "#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/09/2016:53:29ID:O0EPfXZR</font></dt> <dd> 鉄の鳥に父親らしき人物が乗り込んでいたのを思い出した兄弟は家に戻り、<br> その出来事に関する手がかりは無いかと、部屋の中を物色し始める。<br> すると本棚の裏に階段を発見し、地下へと下りる2人。<br> 地下室にはペシャンコになった人食い熊や盾など、常識的にはあり得ないような物が散乱していた。<br> その中で2人は、父の置き手紙を発見する。その手紙によると、どうやら父親は世界の異変をいち早く感じ取り、<br> その謎を解明するために家を出ていたのだという。そしてもし、<br> この手紙を兄弟達が読んでいたら、東のアブノバ山に住む魔人に協力してくれるよう頼んで欲しいとも書いてあった。<br> 少々胡散臭く思うレッドと内容がよく分かっていないブルー。<br> するとそこにレインが現れ、自分はその手紙の内容を信じると言った。<br> 仕方なくレッドは手紙を手にアブノバ山に登ることを決意する。<br> <br> 登山道を塞ぐ魔獣を倒しながら魔人の住むという建物に着くと、<br> 神秘的な少女が3人と1匹を歓迎した。どうやら彼女が魔人だとの事。<br> ミオと名乗った魔人は、少し問題を起こしたものの、3人にオーパーツと呼ばれる物の1つ「黒の魔球」を手渡す。<br> ミオの話によると、この世界にオーパーツは<br> 魔人の持つ黒の魔球<br> ゴガンバの洞窟に置かれたゴガンバの水晶<br> コロボックル島に隠された黄金の螺旋像<br> 古代の王の墓を支えるピラミッドアイ<br> 古代文明と共に埋もれたシャトレンの地図<br> アトランティスに眠るヴェールント羽根<br> 行方知れずの声の石<br> とあり、その7つのオーパーツを集めることにより世界が救えるらしい。<br> 話を一通り聞き終え、ミオに別れを告げた一行は下山を開始する。<br> しかし、山の出口が落盤で塞がっていて通れない。困った一行は、近くの滝壺に空いた洞穴に入ることにした。<br> その奥で、兄弟は見覚えのある人物に会う。それはルーリの町の近くにあった洞窟で<br> 鉄の鳥を洞窟ごと部下に爆破させた謎の集団の女戦士だった。<br> ヘルと名乗ったその女戦士は、「闇王様の野望を妨げる者は許さぬ」と、レッド達に襲いかかる。<br> 戦闘の後、何とかヘルを退けた一行は山を出て、次のオーパーツがあるらしいゴガンバの洞窟へ向かい、<br> 洞窟の謎を解きながら2つめのオーパーツ「ゴガンバの水晶」を入手する。<br> ミオに聞いた通り、3つ目のオーパーツ「黄金の螺旋像」を入手するため港町へ向かう一行だったが、<br> 船は全て嵐で破壊されてしまい、渡航は出来なくなっていた・・・・<br> <br> <a name="a581"></a></dd> <dt><a href="menu:581">581</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color= "#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/09/2017:28:13ID:O0EPfXZR</font></dt> <dd> 困った一行が港を歩いていると、岸辺に大きな鯨が流れ着いていた。<br> 何やらその鯨は尾が傷付き、泳げなくなったためこうして岸辺で休んでいるのだそうだ。<br> その鯨を助けようと思ったレッド達は、その傷を治す薬はないかと情報収集を始めた。<br> 幸い宿屋に医者が来ていたため、薬の情報を聞くことが出来たが、今その薬は予備が無く、<br> しかもその薬の材料は人食い花の危険さで有名な西の猫森でしか取ることが出来ないらしい。<br> でもここは鯨を助ける為、一行は猫森へと急いだ。<br> 化け猫に出くわしたり巨大な人食い花に襲われたりしながらも、何とか薬の材料は見つかった。<br> しかし戻る途中、またしてもヘルがレッド達を襲う。ヘルが言うには、<br> どうやらレインを闇王の下へ連れて行くのが目的のようだ。<br> 勿論そんな事をレッド達は許さず、ヘルに立ち向かった。<br> 再びヘルを倒した一行は大急ぎで薬を作ってもらい、鯨の傷の手当てをする。<br> 泳ぐ自信が出てきた鯨は、レッド達を好きなところへ運んでくれるというので、<br> 一行は鯨にコロボックル島へ行かせてほしいと頼む。<br> <br> 場面が変わり、舞台は闇王の居城へと移る。<br> 2度もチャンスを与えたというのに計画の失敗を続けたヘルに闇王は激怒し、彼女を殺害する。<br> <br> また場面はレッド達の方へと移る。<br> 海の魔獣に幾度と無く襲われたものの、無事コロボックル島に到着した一行は、<br> コロボックルを魔獣の手から救い、「黄金の螺旋像」への道を教わる。<br> 途中ポンガが怪我をしたりもするが、なんとかレッド達は螺旋像を入手する。<br> コロボックル島をあとにして、一行は次の目的地であるピラミッドへと向かうため、<br> 鯨に頼んでピラミッドに近い港へと進むが、海が異常に荒れ始める。<br> そして海上に恐ろしく表情を歪ませたヘルの霊が登場し、レッド達に最後の決戦を挑む。<br> <br></dd> <dt><a href="menu:622">622</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/0117:25:08ID:5SwHCZt4</font></dt> <dd> そんじゃ投下します。ヘルの亡霊を倒した直後から。乱文乱筆はご容赦を。<br> <br> <br> ヘルの亡霊を撃退したレッド達は、鯨が負傷しているのに気付くが<br> 鯨は「もうすぐ着くから大丈夫」と怪我をおして陸地目指して泳ぎつづける。<br> <br> アクラスの港町に到着した一行は、怪我をした鯨のためにもう一度薬を探しに行く。<br> 自分達も疲れているのだが、鯨のことを考えたら宿で休んでいる暇なんて無い。<br> 地下水路で薬の材料を手に入れ、その町にいた薬師に薬を作ってもらって鯨に届ける。<br> 鯨は感謝の言葉を残して、大海原へと去っていった。<br> <br> ※この間、宿で休んでしまうと鯨は天に召されてしまいます つДT)<br> <br> さて、これからどうしようかと街の人の話を聞いていたら<br> 「北にあるバベルの塔に黒い巨大な鳥が突っ込んでいった」という噂が。<br> 親父に違いない、そう考えたレッドたちはバベルの塔へ向かう。<br> <br> バベルの塔は、世界で最後のマッドサイエンティスト・Drハローの研究所であった。<br> 塔に突っ込んできた黒い鳥は、まさしく親父らしき人物が乗っていた鉄の鳥そのものだった。<br> これに乗っていた男(おそらく親父)は、<br> 数日前に「急がねば!」と言って塔を出て行ってしまったらしい。<br> 親父はピラミッドがどうとか言っていたらしいので自分達もピラミッドへ行ってみることにした。<br> なぜか、港町にあるハローの家の地下から続くトンネルを通ってピラミッドへ向かう。<br> <br> <a name="a623"></a></dd> <dt><a href="menu:623">623</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/0117:28:36ID:5SwHCZt4</font></dt> <dd> ピラミッドでオーパーツ「ピラミッドアイ」を手に入れた一行は、まだ何かあるかも知れないと<br> もう少しピラミッドを探索してみる事にした。<br> その一行の前に、「闇王さまに仕えるドラクル・ララキュー」と名乗る女が襲ってきた。<br> ララキューがけしかけたコカトリス、そしてララキュー自身をも倒すと<br> 突然ピラミッドが崩れだした。出口はすでに塞がっていて通れない。<br> 黄金の螺旋像の力を使ってピラミッドから脱出した直後、ピラミッドは崩れ落ちた。<br> <br> そこにいたのはDrハローだった。<br> 地底を進む事ができる「モグラマシーン」を使って追ってきたらしい。<br> 詳しい話は帰ってから、とモグラマシーンに乗り込むが、故障。<br> 地下道もモグラマシーンの巨体で塞がってしまった。<br> 修理にはかなりの時間がかかるらしいので、<br> レッド達は、仕方が無いから修理が終わるまで<br> 徒歩で行けるところまで行ってみようということになった。<br> <br> とある森の中で、追われている男を見つけた一行は男を助ける。<br> 男はファルアと名乗った。元・カストラート(宮廷声楽家)。<br> 人として扱われず、楽器として扱われる事に嫌気が差し、城を逃げ出して学校を開いたという。<br> <br> ファルアの学校を後にした一行の前に、アロシュ城の王が兵を引き連れて現れる。<br> この辺でカストラートを見なかったかと聞かれ、レッドは嘘を教えた。<br> その事をファルアに教えに戻ると、程なくして王と兵士がやってきた。<br> しかし、魔獣に襲われ兵は全滅、王もまた魔獣に囲まれ絶体絶命…<br> それを救ったのはファルアと生徒の歌声だった。歌で弱った魔獣を仕留めるレッド達。<br> <br> 隠れている事もできたはずなのに、王を救うために表へ出て歌で喉を潰したファルアに対し、<br> 王は「喉を潰した声楽家などいらん、ここでずっと歌を教えていろ!」と命令する。<br> 兵は全滅してしまったので、レッドたちが替わりに王の護衛をして城へ戻る事になった。<br> <br> <a name="a624"></a></dd> <dt><a href="menu:624">624</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/0117:31:24ID:5SwHCZt4</font></dt> <dd> アロシュ城の宴の間で、王にご馳走を振舞われる一行。<br> そこへ王妃シルルリンが現れてブルーを連れて行ってしまった。<br> 王妃は、王子が死んだ事が未だに信じられないでいるのだ、<br> 3日間だけでいいからブルーを貸してくれ、と王に頼まれる。<br> <br> その時、轟音が聞こえた。<br> ストーンヘンジのある裏山に何かが落ちてきた、と兵の報告が入る。<br> 見に行ってみると、それは今までにも何度か目にした、妖精が封じられたクリスタルだった。<br> <br> ついでなのでストーンヘンジのすぐ近くまで行ってみると、<br> その周辺にはペチャンコになった何かが散乱していた。<br> 親父の部屋にあった奇妙なものはここから持ってきたものに違いない。<br> さらにストーンヘンジに近付くと、どんどん重力が強くなってくるのを感じた。<br> これ以上近付いたら自分たちまで潰れてしまう。しかたなく戻るレッド達。<br> <br> 城に戻ったレッドに、王は<br> 「妃を説得しようとしたが駄目だった、妃が寝ている間にブルー君を連れ出してくれ」と言う。<br> ブルーを連れ、城を出ようとすると、王妃が現れた。<br> しどろもどろになる王に、王妃は言った。<br> 「あなた……。もう……いいのです。<br>  王子は わたしの手のとどかないところへ行ってしまったのですよね。」<br> <br> やっと王妃は王子の死を受け入れたようだった。<br> そんな王妃を見て、ブルーは<br> 「またあそびにくるよ、ありがとう…おかあさん」と、そっとキスをした。<br> もしかしたらブルーも、王妃の中に母親を見ていたのかもしれない。<br> <br> 城を出た一行の前に、アロシュ国と敵対するトート国の兵士が現れる。<br> 次から次へと現れる兵士。きりが無い。<br> そこへ、Drハローによって修理が完了したモグラマシーンが現れ、兵士を蹴散らした。<br> レッド達は、そのままモグラマシーンに乗って逃げ出した。<br> <br> <a name="a625"></a></dd> <dt><a href="menu:625">625</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/0117:33:01ID:5SwHCZt4</font></dt> <dd> ハローは、レッド達の親父の居場所が分かった、重傷を負ってレクルの町で床に伏せていると言う。<br> 当然レクルの町へ向かおうとする一行に、ハローは<br> 「鉄の鳥は動力部以外は直っている」と親父さんに伝えてくれ、と言った。<br> <br> レクルの町の宿に親父はいた。親父はうわごとのように繰り返す。<br> 「急がねば…世界を滅ぼすヨルムガンドを復活させてはいけない…」<br> 「7つのオーパーツを手に入れて鉄の鳥で世界樹の国へ行くのだ…」<br> <br> 宿のおかみさんから親父の荷物を受け取る。その中には石版が入っていた。<br> この石版は、地下都市の入り口を開く鍵だった。<br> 地下都市で「シャトレンの地図」を手に入れてレクルの町に戻った時には、<br> すでに親父はいなくなっていた。<br> <br> シャトレンの地図は重力を弱める力があるらしい。これがあればストーンヘンジの中心まで行ける。<br> で、再度ストーンヘンジへやってきた一行の前に、闇王が姿を現した。<br> 「見つけたぞ、最後の妖精!」「封印!!」<br> 何とかそれをかわした直後、レッド達の姿が突如として消えた。驚愕する闇王。<br> <br> そこは、猫人間や馬人間、羊人間などが暮らす世界だった。<br> その世界で出会った「翼の乙女」。ブルーは夢で見た事があるという。<br> 翼の乙女は語りだした。<br> <br> <a name="a626"></a></dd> <dt><a href="menu:626">626</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/0117:36:09ID:5SwHCZt4</font></dt> <dd><br> ここはアトランティス、世界のひずみに沈んだ大陸。<br> アトランティスの民は、地のパワーを操る術を持っていた。<br> 過去の大戦で地の力を変動させすぎてしまい、空間のゆがみが引き起こされ、<br> 世界蛇ヨルムガンドが復活。<br> 6人の妖精がヨルムガンドを封印したものの、空間のゆがみは既に手に負えず<br> アトランティスは空間のゆがみの中に沈み、それに飲み込まれた人間、獣、植物たちは<br> ねじれ、歪み、融合していった。この地に住むものはそうして合成された者たち。<br> <br> 闇王はヨルムガンドを再び復活させようとしている。<br> すでに妖精は5人が封印されてしまった。妖精たちを解放するために、<br> 世界樹の国にある「解放球」を手に入れなければならない。<br> <br> 翼の乙女は、「ヴェールント羽根」を差し出した。これがあれば鉄の鳥を飛ばす事ができるらしい。<br> そして、一行は元の世界へ戻った。<br> <br> ちょうどそこに親父が現れた。レッド達が持つヴェールント羽根に気付くと、親父は話し始めた。<br> <br> 7つのオーパーツは、世界樹の国へ行くために古代人が作った道具であり、<br> 夢の中で翼の乙女の声を聞いた親父は、まず鉄の鳥を見つけ、<br> それを使ってオーパーツを探すつもりだったらしい。それをヘルに阻止されてしまったのだ。<br> 鉄の鳥は修理され、バベルの塔にある。一気にバベルの塔に戻る一行。<br> <br> <a name="a627"></a></dd> <dt><a href="menu:627">627</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/0117:37:54ID:5SwHCZt4</font></dt> <dd> 本当にあっという間にバベルの塔に戻ってきた一行。<br> ヴェールント羽根を鉄の鳥に組み込み、2・3日ほどチェックすれば飛べるというハロー。<br> その時、魔獣が塔に侵入してきた。塔に火が回る。<br> ロープを使って塔から逃げよう、鉄の鳥は諦めると言うハローに、<br> <br> レッド「こいつはもう俺達の仲間だ!こいつと一緒に飛ぶんだよっ!」<br> ブルー「とーぶよぉ! そらを とぶんだよー!」<br> レイン「いきましょう! 世界は冒険に満ちています!」<br> ポンガ「うききーっ!」<br> <br> 私よりお前達のほうがよっぽどいかれてる、と呆れるハローは、鉄の鳥にヴェールント羽根を取り付けた。<br> <br> その時、闇王が現れた。<br> 親父は、7つ目のオーパーツ「声の石」をレッドに投げてよこした。<br> 親父は闇王の前に立つ。わしが闇王を倒すからおまえたちは世界樹の国へ向かえと。<br> レッド達は鉄の鳥で飛び立った。<br> <br> 空中で失速する鉄の鳥。ハロー曰く、いろいろ機能を付け足しすぎて重くなってしまったらしい。<br> 必死に操縦桿を引くハローが、やがて、叫ぶ。<br> 「だめだ!操縦桿が取れた!」「えええええっ!!??」<br> <br></dd> <dt><a href="menu:31">31</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:%C3%A9%C2%80%C2%A3%C3%A6%C2%8A%C2%95%C3%A8%C2%A6%C2%8F%C3%A5%C2%88%C2%B6%C3%A3%C2%82%C2%A6%C3%A3%C2%82%C2%B6%C3%A3%C2%82%C2%A4sage"> トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">連投規制ウザイsage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/0200:37:40 ID:mJMgQMnI</font></dt> <dd> あわや墜落かと言う時、声の石が光り、しゃべりだした。<br> 「重力を弱めるオーパーツを使え!」<br> シャトレンの地図を取り出すと、その力で重力が弱まった。これならなんとか飛べる。<br> <br> そのとき、闇王が差し向けた追っ手、魔獣フレスベルグが襲ってくる。<br> 足場が非常に狭いために苦戦を強いられるも、何とかこれを撃退する。<br> <br> だんだん雲行きが怪しくなってきた。雷が鳴り始め、嵐になる。<br> 「混乱を静めるオーパーツを使え!」また声の石がしゃべった。黒の魔球を使った。<br> 「雷を静めるオーパーツを使え!」ピラミッドアイを使った。<br> 「嵐を静めるオーパーツを使え!」ゴガンバの水晶を使った。嵐は去った。<br> <br> やがて、虹のようなものが見えてきた。<br> レイン「これはビヴロストです。人間の世界と、世界樹を結ぶ虹の橋です。<br> レッド「これは…オーロラか?<br> レイン「人はそう呼んでいるようですね。<br> レッド「人は……って?<br> <br> 声の石「地上へ戻るオーパーツを使え!」<br> 黄金の螺旋像を使うと、ついに世界樹の国へと降り立った。<br> <br> 鉄の鳥は破損、修理しないと飛べないというハロー。<br> ハローはここに残って修理する事になった。<br> 何かの役に立つかも知れないと、ヴェールント羽根を取り外し、レッドに手渡した。<br> <br> <a name="a32"></a></dd> <dt><a href="menu:32">32</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/0200:39:08ID:mJMgQMnI</font></dt> <dd> 一行の前に立ちはだかった闇王の手の者・フェンリルを打ち倒し<br> 世界樹の根元にたどり着いた。その時、レインとポンガの体が輝きだす。<br> すると、一行の体が浮かび上がり、急上昇していく。<br> <br> これは君の力か、と問うレッド、うつむいてそれを否定するレイン。<br> 詳しい事を聞こうとするレッド、答えられないと言うレイン。<br> レインには何か重大な秘密があるらしい…が、レッドはそれ以上は聞かないことにした。<br> <br> <br> <br> 世界樹の上にあった城の中で、闇王は待ち構えていた。<br> 「最後の妖精がみずから自分の前に現れるとはな…<br> 世界蛇ヨルムガンドよ、今こそ目覚めの時!<br> <br> 「封印!!」<br> <br> 闇王の力によって、レインはクリスタルに封印されてしまった。<br> いい加減正体を現せ、世界樹を上昇する力を持つのは妖精だけだ、と言う闇王。<br> そして、ついに闇王はヨルムガンドを復活させてしまう。<br> <br> 「お前達は世界の破滅を見なくてすむ、なぜなら、ここで私に滅ぼされるのだからな!」<br> レインを欠いた状態で大苦戦しながらも、レッド達は闇王を倒す。<br> そして、すでに亡き配下たちの力を得てパワーアップしたとなった闇王をも打ち倒した。<br> <br> <br> その時、ヨルムガンドの咆哮が響く。<br> <br> もはや虫の息の闇王が語りだす。<br> 「聞こえたか? あの声が・・・・・・。<br> 「もはや おまえたちの世界は消滅する運命なのだ。<br> 大地の揺れを感じるがよい。地底の叫びを聞くがよい。<br> ヨルムガント、よみがえれ! 旧き世界を滅ぼしてくれようぞ!<br> <br> <a name="a33"></a></dd> <dt><a href="menu:33">33</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/0200:43:08ID:mJMgQMnI</font></dt> <dd> 地上のとある場所で地割れが起こり、その中から世界蛇ヨルムガントが姿を現した。<br> しかし、ヨルムガントの肉体は崩れ落ちていく。<br> ヨルムガントは、なぜか不完全なままよみがえってしまったのだ。<br> <br> 「レイン!お前は妖精ではないのか?!<br> …!猿!まさか、お前が最後の妖精!!だまされた!小賢しい事を!!<br> <br> 闇王は思い違いをしていた。<br> レインが妖精、猿のポンガはそれを守るガーディアン…そう思っていたのだ。<br> しかしそれは逆で、実はポンガこそが妖精でありレインはガーディアンだったのである。<br> (余談、筆者も初プレイ時には同じ思い違いをしてました)<br> <br> ヨルムガントを封印した6人の妖精。<br> その力をすべて封じればヨルムガントは完全な形でよみがえる…はずだった。<br> しかし、封印されていない妖精が1人残ったままだったために不完全な復活となったのだ。<br> <br> 「…世界! 新たなる世界! 我が楽園よ!<br>  おまえは、その姿を見せてくれぬというのか?<br>  そうであるならば、せめてヨルムガントよ! 旧き世界を廃墟に……。<br> <br> 闇王は崩れ落ちた。<br> ポンガが妖精の姿となり、解放球を使ってレインを助け出す。<br> 妖精(ポンガ)は、封印された他の妖精を助けるためにその場を去った。<br> <br> <a name="a34"></a></dd> <dt><a href="menu:34">34</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/0200:46:11ID:mJMgQMnI</font></dt> <dd> 不完全とはいえヨルムガントを放置してはおけない。<br> ヨルムガントを止めるべく、地上へ戻ろうとする3人。<br> しかし、ここは世界樹の上。<br> <br> レッドは叫んだ。「飛ぶっ!!<br> 世界樹の上から飛び降りた3人。<br> <br> そのとき、ヴェールント羽根が光りだす。<br> 羽根の力で、ゆっくりと着地する3人。<br> その目前には、骨だけの姿となったヨルムガントがいた。<br> 不完全な世界蛇の力はさほど大きなものではなく、<br> まだ闇王のほうが強力かも知れない、と言う程度だった。<br> 闇王をも倒したレッド達は、さほどの苦労なく世界蛇を打ち倒す。<br> <br> そして、そこに封印から解かれた6人の妖精が集い、世界蛇は再び地の底へ封印された。<br> <br> 世界樹の下。<br> レインとポンガはレッドとブルーに別れを告げる。<br> 名残を惜しむ兄弟。<br> <br> ふと、兄弟は親父のことを思い出した。<br> 親父はバベルの塔で死んでしまったのだろうか…?<br> <br> 鉄の鳥まで戻ると、修理は終わっていた。それに乗って地上へ戻る。<br> <br> <a name="a35"></a></dd> <dt><a href="menu:35">35</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/0200:47:19ID:mJMgQMnI</font></dt> <dd><br> まっすぐ家に帰る前に、ルーリの町へ立ち寄ってみた。<br> じっちゃんのお墓に一緒に埋めた木の実は芽吹き、成長して立派な木になっていた。<br> <br> タニアの町の自宅で久しぶりに迎える朝。<br> でもちょっと寂しい。レインもポンガもいないから。<br> 表へ出て2人で空を見上げる。青くて綺麗な空だ。<br> <br> その時、死んだと思っていた親父が戻ってきた。<br> アブノバ山の魔人ミオに救われたらしい。<br> 親父は、この世界の裏側にはまったく別の世界があって<br> その世界は今回の事で重力がむちゃくちゃになって大混乱だからそれを治めに行く、<br> なんて事を言い出した。準備するために家の中に引っ込む親父。<br> <br> レッド「俺達にはやっぱりおやじの血が流れてると思わないか?<br> ブルー「どういうこと?<br> レッド「冒険が好きだってことだ。<br> ブルー「うん!だいすきー!<br> <br> 親父「止めてもムダだぞ!<br> レッド「おれたちは おやじの息子だ。<br> 親父「何をあたりまえのことを言ってる? 頭でもうったか?<br> レッド「そうかもしれないよ。<br>  おやじのバカげた冒険につきあおうとしてるんだからね。<br> 親父「がははははは! そうか!<br>  だが今度の冒険は、おそらくもっとハードでむちゃくちゃになるぞ!<br> ブルー「かくごのうえだよー<br> 親父「よしッ!<br> レッド「おう!<br> ブルー「いくよー!<br> <br> <br> 『世界のすべてが冒険である』<br> トレジャーハンター ガムリウス6世の有名な言葉だ。<br> この兄弟の冒険はまだまだ続くけれども<br> 物語はどこかで終わらなければいけない。というわけで、とりあえず<br> 2人の兄弟と謎の少女とへんなサルの冒険の物語はここでおしまい。<br> <br> 完<br> <br> <a name="a36"></a></dd> <dt><a href="menu:36">36</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">トレジャーハンターG</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/0200:49:38ID:mJMgQMnI</font></dt> <dd>ちなみに、ガムリウス6世と言うのは<br> レッドやブルーの先祖に当たる人物で、<br> ゲームタイトルの「G」はガムリウスの頭文字から取られている…はずです</dd> </dl>

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