「ブレス オブ ファイアIV -うつろわざるもの-」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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<p><strong>ブレス オブ ファイア 4</strong><br>
>>4-275~276・297~298・336・343~344・376~377・379~382・516~517、>>5-197・205・256・258・266・334~339</p>
<hr>
<b>275 ブレス4 sage 04/03/04 02:19 ID:MuCAwRY/</b><br>
ってなわけでブレス4いきますわ。劇中セリフなしですがご容赦を。<br>
まずはパーティーメンバーの紹介。<br>
<br>
リュウ:唐突に裸で現れた主人公。その瞳の片方は未来をも見通すという<br>
「竜眼」であり、唐突に竜の力に目覚め竜変身の能力「竜覚」や接触した他の<br>
竜の力を借りる「竜召喚」を使う。基本的に無言。<br>
<br>
ニーナ:第一王女でもある姉のエリーナを探しにウィンディア城を姉の幼馴染<br>
クレイとともに出奔する。とはいえ城の外の世界をほとんど知らないため時に<br>
だまされかけることも。風と癒しの魔法が得意でお約束の有翼人。<br>
<br>
クレイ:ニーナとともに旅をするフーレン族(腕っ節が強いトラ人間)の族長で<br>
ニーナの姉エリーナの幼馴染。族長らしい冷静な一面と種族元来の気性の荒さを<br>
合せ持つ。腕っ節に任せた格闘とオマケのような威力の地の魔法で戦う。<br>
<br>
マスター:物語が始まる前の時の大戦で呪いまみれになったチャンバという町で<br>
出会う、全身鎧のナゾの人。「マスターはそういってます」などとちょっと<br>
理解に苦しむ物言いをすることがあるがそれも事情があってのこと。当初は<br>
硬くHPが高いが命中が悪く遅いという特性があるが中盤から「激硬・高HPの<br>
魔法使い」という異色の存在に急変。<br>
<br>
サイアス:ウィンディアの同盟国ルディアで傭兵をしており、外交問題に抵触<br>
したリュウ達を監視する役についていたが、ルディアのやり方に反発し仲間に。<br>
普段は寡黙ながら、戦闘では絶対クリティカル技や回復を使いこなすエース。<br>
<br>
アースラ:ウィンディアら東側の国と争う西の帝国の軍人。捨てられた村にて<br>
カイザードラゴンを暴走させたリュウをその半身であるフォウルに会わせるべく<br>
帝国を案内するということでパーティーに加わる。<br>
物によっては全体攻撃も可能な銃を使いこなす。<br>
<br>
フォウル:帝国の建国者・初代皇帝にして竜。数百年したら蘇ると言い残し墓所に<br>
引きこもったが有言実行し、皇都を目指すも権力欲に取り付かれた現皇帝により<br>
追われる立場となる。半身であるリュウとリンクしており、システム的には<br>
竜覚の一部・取得技・取得経験値の一部を共有している。<br>
初期状態でLv60を越えており、普通にプレイしたレベルのリュウ達が<br>
3人がかりでなんとか倒す敵も通常攻撃一撃で屠る反則に近いキャラ。<br>
リュウ達と関わるのは最後の最後、最終決戦の時だけ。<br>
<br>
<br>
<b>276 ブレス4 sage 04/03/04 03:18 ID:MuCAwRY/</b><br>
第一章 めざめしもの <br>
第一部 きざし<br>
ニーナとクレイがウィンディア城を出奔して三日、彼女らは消息不明のエリーナ<br>
の姿が最後に確認されたというセネスタに向かい砂船(砂上艇)を走らせる。<br>
そのとき、砂漠の底から唸り声と地響きを伴って砂竜が現れる。砂船を押しつぶさん<br>
ばかりに巨体をうねらせる砂竜を振り切ろうとする必死にクレイは舵を取るが、<br>
結局振り切れずに体当たりを食らってしまい、砂船は砂漠のど真ん中で破壊される。<br>
<br>
砂船はなんとか修理可能な破損状況だったのが不幸中の幸いだが、しかし肝心の<br>
修理に使えるモノがない。近くにはサライという町があるようだが二人で行くと<br>
残した砂船を持っていかれるかもしれない。そこでニーナは、自分ひとりでいって<br>
くるから船をおねがいします、と提案し、クレイは不安を抱えるもそれを承諾。<br>
かくしてニーナは一路サライを目指し歩き出すのであった・・・。<br>
<br>
しばらく砂漠を歩いていたニーナは、砂漠に出来た陥没とそこに打ち捨てられた<br>
荷車を発見。好奇心にかられて身を乗り出すとバランスを崩し陥没の底へ。<br>
そこで背後に不思議な気配を感じ振り返ると・・・何もいなかった。<br>
(ゲーム中ではプレデターみたいな感じでドラゴン「オーラ」が浮かんでいる)<br>
が、次の瞬間裸で倒れる同い年くらいの少年を発見。裸の男の子相手にはさすがに<br>
恥ずかしくて会話も何もあったものではないので荷車から服を拝借して少年に<br>
着るように進言。服を着た少年とニーナは二人で陥没を抜け出し、そこで自己紹介。<br>
少年の名前はリュウ。それ以外は何も知らない。それでは困ったということで、<br>
ニーナは、彼に一緒にサライまで行けば知りあいだった人がいるかもしれないから<br>
一緒にいこうと持ちかける。ニーナは持っていた王家の剣をリュウに渡し、<br>
二人でサライを目指す。<br>
<br>
道中文字通りのがけっぷちを歩くことになり、案の定ニーナは足を滑らせ転落。<br>
急いでリュウが後を追うもニーナは有翼人なので飛べる。その姿に一瞬呆然とした<br>
リュウは見事地面に顔面からダイブ。そのせいというわけではないが、ちょうど<br>
いいところに休めそうな洞穴があるのでそこで一晩明かすことに。<br>
<br>
場所はガラリと変わって皇帝墓所。予言の通りに復活したフォウルが墓所から<br>
姿を現す。墓所を守らせていたしもべのオンクーを下がらせ、一路単身皇都へ。<br>
そこに皇都から「竜が出てくるから殺せ」と命じられた帝国兵が。その話を聞いた<br>
フォウルは竜の力・うつろわざるものの力がどのようなものなのか見せてやろうと<br>
言いドラゴン「スピリチュアル」を召喚、帝国兵を跡形もなく焼き尽くす。<br>
<br>
その瞬間、何かに弾かれたようにリュウが息を荒げ目を覚ます。<br>
<br>
スピリチュアルの召喚により自分の力が不完全であり、半身と融合を果たさねば<br>
ならないと悟ったフォウルは改めて皇都を目指す。しかし、またも妨害。今度は<br>
ヨムと名乗る帝国の呪術師。ヨムはフォウルのドラゴンの力は氷属性に偏って<br>
いるという半身を失っているが故の欠点を熟知しており、炎の魔人カームを召喚し<br>
フォウルの抹殺を試みる。炎属性の傷という決して軽いわけではない傷を負いつつも<br>
フォウルはカームを撃破。だが、カームは手傷を負わせるくらいしか出来ない<br>
と知っていたヨムは最初から用意していた第2の作戦・森ごと焼き払い作戦を決行。<br>
森からの出口であるつり橋でフォウルを追い詰めたヨミは魔人の炎の腕を召喚、<br>
フォウルは避けようもなく炎の爪を食らい川に転落する・・・。<br>
<br>
夜が明けて目を覚ましたリュウとニーナはサライを目指し歩き始める。<br>
<br>
<b>297 ブレス4 sage 04/03/05 02:10 ID:YjGMwsWn</b><br>
前回(>>276)の続きいきます。<br>
第2部 竜にかかわるもの<br>
多少のハプニングはあったものの無事にサライの町に到着。リュウは自分の<br>
知り合い探し、ニーナは砂船の修理に使えるものを探すことになる。<br>
でも知り合いなんて見つからない。そんなとき商人に騙され余計なものを<br>
買わされそうなニーナを発見したリュウは辛うじて阻止に成功。とりあえず<br>
自分のことは諦めて、危なっかしいニーナと一緒に行動することに。<br>
<br>
情報を集めるならやっぱり人が集まる酒場が一番だろうとの話を聞き酒場に<br>
向かう二人。そこで飲んだくれのオヤジが、メシ奢ってくれるならいいこと<br>
教えてやろう、というのでメシを奢る(ミニゲーム)。<br>
財布を痛めつつもなんとか酔っ払うまえに満腹にさせることができ、情報屋<br>
のことを教えてもらう。<br>
その話を基に町を探しまわって情報屋を見つけたが、当然カネがなきゃ情報は<br>
売れない・・・のだが、情報に見合う妥当な額を払うなら売ってやろうという<br>
ことになる。ハイ&ローゲームで妥当な額を推理しその額を払うことに。<br>
<br>
情報屋が言うには酒場の奥には闇商人がいるが、そいつに会うには酒場の親父に<br>
合言葉を言わなければならない。でもその商人もう町出ちゃった・・・ってな<br>
わけで急ぎその商人を追う二人。サライから程近いところで商人を捕まえて<br>
合言葉を教えてもらえた。<br>
<br>
サライに戻り酒場のマスターに合言葉を伝えて闇商人に会い、ニーナは早速<br>
砂船の修理に使えるものを売ってくれないかと持ちかけるが、生憎と品切れ。<br>
だが南の砂船の谷にいけば材料がありそうだから取って来いと言われ、その<br>
言葉に従い砂船の谷へ行く二人。<br>
<br>
壊れた砂船の残骸で出来た砂船の谷の奥に行くとオヤジと犬が。欲しいものが<br>
あるなら自分で掘れ、との言葉に従いスコップと犬(アイテムが落ちてる所を<br>
教えてくれる)をレンタルして、犬の鳴き声に従い砂漠を掘るリュウ。なんとか<br>
砂船の修理に使えそうな「パーツざいりょう」を手に入れることが出来た。<br>
<br>
これで砂船が修理できそうだということに喜びながらサライの酒場に戻ると、<br>
そこには帝国の将校が。何でも竜がこのへんに現れたと聞きつけやってきた<br>
ものの一向に情報が得られず暴れているようだ。その光景に尻込みするリュウ<br>
をよそにニーナは単身その将校の前に躍り出て狼藉をやめさせる。<br>
ラッソと名乗るその将校はそんなニーナを見て鉄鬼ジョを召喚する。<br>
<br>
ジョを退けたニーナをよそに、尻込みしているリュウを罵倒するラッソ。<br>
それに腹を立てたリュウは王家の剣を手にラッソに切りかかる・・・が、<br>
障壁のようなものに守られたラッソに刃は届かず、逆に王家の剣を折られて<br>
しまう。このままではと考えたニーナはリュウをつれて急ぎ町の外へ逃亡。<br>
だが既にクレイの待つ砂船への道はラッソの手下により竜探索の名目で封鎖<br>
されており、まもなくラッソに狼藉を働いたとして二人を捕らえる別命も<br>
下ってしまう。そのとき酒場で騒動を見ていた客の一人がやってきて、チャンバ<br>
という町を通れば帝国兵の包囲網から逃れられる可能性がある、と教えて<br>
もらい、二人は一路チャンバへと向かうことに・・・。<br>
<br>
<br>
<br>
<b>298 ブレス4 sage 04/03/05 02:36 ID:YjGMwsWn</b><br>
>>297の続き<br>
なんとか帝国兵に見つかることもなくチャンバにたどり着いたリュウとニーナ。<br>
だがこのチャンバという町はなにやら禍々しい空気が北の方から漂ってくる。<br>
町の者が言うには、先の大戦の折に帝国が放った「呪砲」という兵器の直撃を<br>
食らい町中が呪いに汚染されてしまったが、防呪鎧という頑丈かつ呪いを通さない<br>
特殊な鎧を身に着けた職人たちによって呪い汚染を取り除こうとしているのだそうだ。<br>
<br>
二人は呪い除去職人の親方に会い、町の北部を通してはもらえないかと頼むが、<br>
防呪鎧も身に着けてない上素人を呪いまみれの場所に連れて行くわけには行かない<br>
の一点張り。職人全員に同行を依頼するも悉く断られ立ち往生・・・そのとき、<br>
北部から防呪鎧を身にまとった人が帰還。彼は「マスター」と呼ばれる人で、<br>
最後の賭けとばかりにニーナは同行を依頼する。<br>
あっさり断られるかと思いきや、マスターはリュウの顔を覗き込み、自分が<br>
道案内すると言い出す。当然親方は反対するが、マスターは「マスターが<br>
大丈夫だ、と言ってます」と珍妙な言葉と妙に説得力を醸し出す迫力で承諾<br>
させてしまう。<br>
<br>
そんなわけでチャンバ北部に向かう一行。途中呪いが濃すぎて生身では危ないと<br>
リュウ・ニーナとマスターの二手に別れ行動したりしつつも何とかあと一息で<br>
町の外・・・というところで突然に唸り声。なんと後ろから呪いのヌシとも<br>
言うべき大きな骨の人面魚が橋を壊しながら追ってくるではないか!<br>
気合でダッシュ(ゲーム中では○連打)して辛うじてちゃんとした足場に<br>
たどり着き、この「スカルフィッシュ」を撃退することに。<br>
<br>
「スカルフィッシュ」を退けチャンバから出ることに成功。3人は砂船の<br>
パーツの入手がダメになったことや、道中出会った二人のことなどを報告<br>
するべくクレイが待つ壊れた砂船の所へ。<br>
<br>
クレイの待つ砂船にたどり着いた一向はそこでお互いに自己紹介をしたり、<br>
道中で起こった事件のことを語り合い、そして夜も深けていった・・・。<br>
<br>
<b>336 ブレス4 sage 長くてごめんよ 04/03/0601:30ID:zUC1Qw/S</b><br>
夜も深けてきたので>>298の続きをば。<br>
<br>
用水路を潜りたどり着いたはアスタナ基地の地下室。夢で見たとおりなら<br>
ここにエリーナが・・・逸る気持ちを抑えられないクレイとニーナ。<br>
人目につかないように忍び足で進む。たどり着いた応接間ではなにやら<br>
話し込んでいるやつらがいるが、カーテンの陰に隠れれば見つからずに<br>
抜けられるだろう。そして目前には次の部屋へ続く道が。<br>
この先にエリーナが・・・!<br>
<br>
<br>
というところで目が覚めた一行。みんなが同じ夢を見たという不可思議な<br>
現象に戸惑う一行にマスターは、リュウが持つ竜眼が見せた予知夢だと<br>
マスターが言っている、と説明。夢で見た施設はどうやら帝国のもののよう<br>
なので、帝国にエリーナがいるということで間違いないのだろう。<br>
ということで帝国を目指せばエリーナに会える、そのためにも当初の目的地<br>
でありかつ対帝国の最前線にある町セネスタに改めて向かうことに。<br>
<br>
道中ダムを通ることに。貴重品であるメタルを採取しようという人たちの<br>
協力を得つつまもなくダムを越えられる・・・というところでまたも轟音。<br>
なんと泥竜がダムに向かって来ているではないか!泥の藻屑になるところを<br>
間一髪で逃れダムを後にした一行は、岸壁でカエルの楽師に出会う。<br>
カエルの楽師が言うには竜がこれほど活発に活動するのは珍しいことだ、<br>
何かが起ころうとしているのではないかと語り、うつろわざるものに関する<br>
歌を一曲聞かせてくれる。どうやらリュウに何かを感じたようだ。<br>
<br>
カエルの楽師に別れを告げた一行がたどり着いたのはキリア村。町中がワナ<br>
だらけという町だが、ここにはセネスタへの抜け道がある・・・ものの、<br>
通行許可をくれる村長はおらず、オウムが一匹いるのみ。しりとり好きな<br>
オウムからうまく情報を聞き出してみると。村長は西の森に現れた獣をワナで<br>
駆逐するべく出かけたとのこと。よくない予感と一刻も早くセネスタに行きたい<br>
ということで一行も森に向かう。<br>
<br>
たどり着いた西の森も村長仕込みのワナが盛りだくさん。時にワナに引っかかり<br>
ながらも森の奥に向かうと、そこには子供の獣を今や捕らえんとする村長が。<br>
仕掛けが作動し子供の獣を捕らえて一行を無視しておおはしゃぎの村長は<br>
ついついそこに居もしない親獣をバカにする言葉を吐く・・・とコントのような<br>
タイミングで親獣「ママン」登場。よくない予感的中ということで村長を<br>
守るべく「ママン」と戦うことに。<br>
<br>
リンゴで釣ってうまいこと「ママン」を倒し村長をキリア村に連れ帰した<br>
一行は村長の家で一泊。その折、ここキリア村はセネスタへの抜け道があると<br>
いうことで、それをなんとしても守らなければならず、そのためにワナだらけ<br>
にしていたのだ、と語ってくれた。<br>
<br>
<br>
そのころ、森で手傷を負い川に転落したフォウルはジンガ山地の世捨て人の<br>
家で目覚める。<br>
<br>
<br>
翌朝、景気付けにワナにはまった一行は抜け道を通ってセネスタの町を目指す。<br>
<br>
<b>343 ブレス4 sage 04/03/06 02:12 ID:zUC1Qw/S</b><br>
>>336の続き<br>
第3部 消えた王女<br>
抜け道を通ってセネスタについに到達した一行。最後にエリーナの消息が<br>
確認されたと言うこの町で情報収集すると、エリーナが懇意にしていた孤児院<br>
の子供たちの一人チノがエリーナのことを知っているという。だが、ただでは<br>
教えられない・・・ということでチノと鬼ごっこをすることに。大人の知恵で<br>
捕まえることに成功したが、こりないチノは孤児院の子供たち全員とかくれんぼ<br>
して全員見つけられたら教えてやる、と言い出す。<br>
<br>
セネスタの町中を探し回って7人いる子供のうち6人は見つけることができた<br>
が、肝心のチノがいない。子供たちの話を総合すると町外れにある地下壕に<br>
逃げ込んだようだ。しかしそこはつい最近までチャンバと同じく呪いに汚染<br>
されていた場所であり子供一人では危険すぎる、と孤児院の院長が言うや否や<br>
急ぎチノを連れ帰しに地下壕に向かう一行。<br>
<br>
入口を封鎖する男が水売りのおねえさんに鼻の下を伸ばしているスキに地下壕に<br>
忍び込み、魔物を撃退しつつチノを発見。でもチノは危険もなんのその、純粋に<br>
見つかってしまったことを残念がった。<br>
<br>
チノを孤児院に連れ帰しやっと話が聞けることに。なんでもエリーナはこの<br>
町の大商人マーロックと共に町を出た、と言うではないか。そこで早速<br>
マーロックの家に向かうとそこには用心棒「カーン」が仁王立ち。あまりにも<br>
分かりやすいくらいに「オレを倒さねば中には入れん」オーラを醸し出す<br>
カーンを4人がかりで袋叩きにしてマーロックの家に。<br>
<br>
マーロックにエリーナのことを問い詰めるクレイとニーナ。だがのらりくらりと<br>
回答を避けるマーロックはニーナをここに残して男どもは荷物を掻っ攫った盗賊を<br>
捕まえて来い、情報代と用心棒を倒した損害を考えればそんくらいやって貰わないと<br>
割に合わない、でもやってくれたら話はするし帝国につれてってやろう、と言いつける。<br>
憤りを隠せないクレイをなだめすかして東にアジトを構える盗賊を捕まえに行くことに。<br>
<br>
何とか盗賊をとっちめて急ぎマーロックの家に帰るとちょうどニーナによからぬ<br>
ことをしていそうなところ。それを取り繕うように、今度は北の桟橋で荷物<br>
整理とコンテナの積み込みを手伝え、と告げるマーロック。そろそろ怒髪天を<br>
突きそうなクレイを必死になだめすかして桟橋に向かい、荷物整理と積み込み<br>
(ともにミニゲーム)をする。<br>
<br>
仕事を終えてどうでもよさそうなごほうびをもらってようやくニーナを解放した<br>
マーロックは、エリーナを帝国に連れて行ったことを認め、約束どおり帝国に<br>
つれてってやろうと言う。喜ぶ一行。そして西と東を繋ぐ町ハシビトの町へ向かう<br>
一行。だが、その扱いは荷物そのものであった・・・。<br>
密入国のためにはこれしかないという事情はあるため怒りの矛先を向けようのない<br>
クレイをなだめすかしつつ砂船は砂漠を行く。<br>
<br>
<br>
そのころ、なんとか体を起せるくらいに傷がいえたフォウルは小屋の主人で<br>
あるババデルに礼をいい、そこから改めて皇都を目指すことに。<br>
山を下る途中で、森で出会った呪術師ヨムと再び遭遇。今度は炎の魔鳥カフー<br>
を召喚しフォウル抹殺を試みる。<br>
カフーを病み上がりとは思えない絶大な力で退けたフォウルは、その力に<br>
驚嘆するヨムをよそにドラゴン「スピリチュアル」に変身し空路で皇都を<br>
目指す。が、させじとヨムは再びカフーを召喚しフォウルを追撃させる。<br>
<br>
スピリチュアルと化したフォウルとカフーの激しい空中戦。だが、さすがに<br>
いまだ傷が癒えきってないフォウルはカフーを振り切ることが出来ず、逆に<br>
熱線を食らい森に墜落する・・・。<br>
<br>
<br>
<b>344 ブレス4 sage 04/03/06 02:45 ID:zUC1Qw/S</b><br>
うはぁエコーナイト担当の人すまぬ。<br>
では>>343の続き<br>
<br>
荷物扱いでハシビトの町に到達した一行は、その町にある大帝橋を使えば<br>
帝国領に入れるという話を聞く。しかもその日は運良く大帝橋が稼動する<br>
日なのだそうだ。この幸運を利用しない手はない、ということで早速塔の<br>
ようになっている大帝橋を上る。<br>
<br>
頂上にたどり着くと、そこには呪術的な装置があり、絶妙のタイミングで<br>
口が開く。どうやら大帝橋というのは呪術的な転移装置のようだ。<br>
<br>
いざ帝国領へ、エリーナのところへ・・・というところで背後から一人の<br>
男が。サライの町で暴れていた帝国軍将校ラッソが突如現れる。<br>
サライでの屈辱を晴らすべく新たな鉄鬼イメカフを召喚し一行の抹殺を図る。<br>
<br>
連続攻撃(コンボ)に弱いという致命的欠点を突きイメカフを破壊すると、<br>
今度は大帝橋の様子がおかしい。どうもいまの戦闘の余波でせっかく開いた<br>
大帝橋が閉じようとしているようだ。ということで更なる屈辱に震えるラッソを<br>
尻目に空間の裂け目に飛び込む。<br>
<br>
かくして帝国領にたどり着いた一行。大帝橋を下り近くのアスタナという町に。<br>
巨大兵器「呪砲」が鎮座するこの町には水路があり、それは奥の基地にまで<br>
続いているという話を聞く。そこであの予知夢を思い出した一行は水路から<br>
基地に忍び込めばエリーナに会えるとひらめき、水道修理工のフリをして<br>
水路に行き、潜水して基地内部への侵入を試みる。<br>
<br>
基地内部と思われる部屋にでると。そこは夢で見た光景そのもの。ここに<br>
エリーナがいるという強い確信を抱き、夢をなぞる様にカーテンの裏を忍び<br>
歩き。この先にエリーナが・・・と思うもつかの間。その行動は基地主任で<br>
ありかつ帝国の宰相でもあるユンナに気付かれ、先回りしたユンナは兵を伴い<br>
一行を包囲する。<br>
<br>
現在休戦状態にある帝国の、しかも軍事施設に東の国ウィンディアの王女や<br>
フーレン族族長がいるとあっては外交問題に抵触しないはずがない、と語る<br>
ユンナに対しクレイはここにエリーナがいるはずだと問いかけるが、それを<br>
ユンナはそんな「人間」はいない、と一蹴。<br>
<br>
そして彼らは東側の国ルディアへと強制送還されるのであった・・・。<br>
<br>
かくして第1章終幕。<br>
<br>
<b>376 ブレス4のひと sage 04/03/07 01:11 ID:H7boZygL</b><br>
>>344の続きいきます<br>
第2章 うつろわざるもの<br>
第4部 王家の剣<br>
休戦中の帝国に勝手に立ち入っただけでなく軍事施設にまで無断で立入った<br>
ということで東の連盟国のひとつルディアに強制送還された一行。クレイは<br>
ニーナをそそのかして勝手に連れて行ったと釈明し一人で尋問を受けることに<br>
なる。<br>
そんなクレイを放ってはおけないニーナ。リュウとマスターを伴いクレイに<br>
会いに行こうと拘留されている家を出るとそこで自分たちの監視役として<br>
ルディアに雇われた傭兵サイアスが立ちはだかる・・・が、自分の役目は<br>
監視することだけだ、と語る彼はクレイに会いに行くことはおろか家から出る<br>
ことすら咎めようとせず、あまつさえ同行すると言い出す。<br>
<br>
ということでクレイに合わせて欲しいとルディア城を訪れるも、宰相イゴーリ<br>
により一蹴される。<br>
<br>
何かクレイの立場を少しでも良く出来る手だてはないものか、何かクレイを<br>
助ける手立てはないものかと考えた結果、クレイのふるさとに行けば何かいい<br>
知恵を貸してくれるかもしれないと思い立ち、それをリュウとマスターに進言。<br>
他に手立てもないのでその案を実行することにする。<br>
サイアスはそれすら止めようとはせず、監視するのが自分の役目とだけ語り<br>
一行に同行する。<br>
<br>
フーレンの里への道中立ち寄ったバーウッズの森。一刻も早く通り抜けようと<br>
していると、突然ニーナの姿が見えなくなる。<br>
一方ニーナは周りの景色がいやに大きくなっていることに・・・否、自分が<br>
小さくなってしまったことに気付く。リュウ達に危うく踏み潰されそうに<br>
なりながらも自分が小さくなってしまったことをアピールしようとするが<br>
気付いてもらえず、しかも小鳥に雛鳥と間違えられて巣に連れて行かれてしまう。<br>
<br>
そんなこととは思いもしないリュウ達はニーナを探す。すると姿は見えない<br>
ものの声がする。しかしリュウにはそこに妖精がいることに気がつく。<br>
リュウに姿が見られていることに気がついた妖精たちは、竜眼なんて反則だ<br>
といいつつニーナをいたずらで小さくしたことを認め、小鳥に連れ去られた<br>
と証言。小鳥の巣がありそうな木にマスターが頭突きを敢行する。<br>
<br>
巣がある木を揺らされて大慌てのニーナと小鳥。安心させようとその巨体で<br>
ニーナに迫り巨大なミミズや虫をエサだといわんばかりに与えようとする<br>
小鳥をニーナはなんとかやり過ごして巣から飛び降りると妖精の魔法が<br>
解けて元に戻り、落下を防ごうとしたリュウを下敷きにして無事着地。<br>
ごめんなさいと素直に謝る妖精たちに別れを告げ、フーレンの里を目指す。<br>
<br>
やっとのことで辿り着いたクレイのふるさとフーレンの里。だが里の長老たち<br>
では打開策は浮かばず、東に広がる草竜が住まうといわれる黄金平野にテント<br>
を構えるクレイの母ターボなら何かよりよい知恵を貸してくれるはずだと教えて<br>
くれる。<br>
<br>
長老たちの家を出たところになぜかいた元マーロックの用心棒カーンを4人<br>
がかりで袋叩きにして、黄金平野を渡るべく馬を借りようとする一行。<br>
だが馬を乗りこなすには時間がかかる。そんなとき、一匹のオーム(大きな<br>
宙に浮くオウム貝みたいな生き物)がなぜかリュウになつき、これならリュウ<br>
ひとりとはいえターボに会いに行けるのではということで、リュウ一人で<br>
オームに乗ってターボに会いに行くことに。<br>
<br>
<br>
<b>377 ブレス4のひと sage 04/03/07 01:41 ID:H7boZygL</b><br>
>>376の続き<br>
かくして一人オームに乗ってターボに会うべく黄金平野を渡るリュウ。<br>
事前に聞いた目印を頼りにしてターボのキャンプに辿り着いたリュウは事の<br>
次第をターボに語る。ターボはリュウに、サライで折られた王家の剣をグー<br>
の火山にいる鍛冶屋に頼んで元に戻せばクレイの立場もよくなるはずだと進言。<br>
ちょうどそのときルディアでは、クレイが王家の剣の所在を追及されている<br>
ところであった。<br>
<br>
仲間たちのところに戻ったリュウはこのことを告げ、フーレンの里でグーの<br>
火山の所在を聞き出し今度は皆で黄金平野を歩いて渡る。<br>
<br>
火山の奥に住まう、防呪鎧つくりの名人でもあり鍛冶屋でもある老人は一行に<br>
王家の剣を作ったのは自分だが、材料のフェアリィドロップがないから<br>
パーウッズの森にいる妖精から貰って来て欲しいと依頼する。<br>
<br>
かくして再び妖精が住まうというパーウッズの森に来た一行。そこで以前<br>
会った妖精たちから、自分たちの住む世界が「ムンマ」とその子供5兄弟<br>
に占拠され仲間も殺されてしまったと語り、ムンマ達を倒してくれたら<br>
フェアリィドロップを譲ってくれるという。<br>
<br>
妖精の導きによりムンマ達が占拠した妖精の世界へ。そこで敵対するものなど<br>
いないが故に高いびきのムンマの子供5兄弟を一匹づつ倒すと親玉ムンマが。<br>
打撃で巨大化・魔法で縮小という特性を持つムンマをなんとか倒し、妖精の<br>
世界を救った一行はお礼にフェアリィドロップと今後の旅での相互協力を<br>
提供してくれる。<br>
<br>
フェアリィドロップを手に入れた一行はさっそくグーの火山に行き王家の剣<br>
を作り直してもらう。<br>
<br>
これでクレイの手助けが出来る、と意気揚々でルディアに戻ってきた彼らを<br>
待っていたのはサライで折れた王家の剣の、置いてきてしまった刃のほう。<br>
ラッソが拾ったのか帝国からルディアに送られており、これで八方ふさがり。<br>
こうなれば無理やり城に忍び込んでクレイを救い出して逃げるしかない、と<br>
いうことで夜を待つべく仮眠をとることに。<br>
<br>
<br>
そのころ、カフーに撃墜され深手を負い森に墜落したフォウルは、ジンガ山地<br>
に程近いソン村でマミという女性に介抱されていた。<br>
<br>
<br>
夜も更けてきたところでルディア城への侵入を試みるリュウ達。<br>
眠りこけている兵士を仲間を呼ばれないように1ターンで倒しながらクレイ<br>
の元へ。クレイのところに辿り着いた一行は事情を話し、このままでは<br>
らちがあかないということでルディアを脱出し、フーレンの里を目指す。<br>
<br>
<b>379 ブレス4のひと sage 04/03/07 02:14 ID:H7boZygL</b><br>
第5部 風竜ラーウィ<br>
ルディアを脱出しフーレンの里に辿り着いた一行。やはりいい手が思いつかない<br>
長老たちはまたもターボのところに行ってみてはどうかと勧める。<br>
<br>
ということで、黄金平野のターボのキャンプへ行き、事情を話す。ターボは<br>
リュウのことに気がついたのかウィンディアにある風読みの塔を上り風竜<br>
ラーウィに会って神託を受けてはどうか、と提案。翌日ウィンディアへの<br>
道をふさぐ神殿の封を解く「みどりの玉」をもらい、神殿を越え、巨大ヘビ<br>
が住まうアムの沼を越え、ニーナの故郷ウィンディアに到着。<br>
<br>
ニーナの口利きで、ニーナの父であるウィンディア王に謁見した一行は、<br>
風読みの塔に入るには城の地下にある洞窟にある「風切りのフエ」が必要で、<br>
洞窟に入るには東のカスクの森に住まう風の巫女に会って許可をもらう事が<br>
必要だ、と教わる。<br>
<br>
カスクの森の風の奥にいる巫女に会うと、リュウを見て、将来動乱が起きる<br>
とき「アルカイの竜」とよばれる竜が現れ世の行く末を決めることになる、<br>
と語り、リュウと風竜が会うことに意味を見出し「風切りのフエ」を手に<br>
することを許す。<br>
森からウィンディアに帰る道中のキャンプで、これまで黙って付いてきた<br>
サイアスがやはり黙って何処かへと去っていく。<br>
<br>
ウィンディアに帰った一行は王に許可が貰えたことを告げ、城地下の洞窟へ。<br>
時折吹き付ける強風、風を利用したトラップをうまく攻略して「風切りの<br>
フエ」を手に入れ一路風読みの塔へ。<br>
<br>
そのころ、一行のもとをはなれたサイアスは雇い主であるルディアの宰相<br>
イゴーリのもとに帰っており、リュウ達の行動や、リュウが竜であるらしい<br>
ことを告げる。<br>
<br>
風読みの塔に辿り着いた一行は「風切りのフエ」を使い中に入り、吹き上げる<br>
強風を利用しながら頂上を目指す。<br>
頂上には巨大な風車とその先端に船のようなものが据え付けられていた。<br>
どうやらこれに乗り風を受けて飛べば風竜に会える、ということのようだ。<br>
<br>
いざ風竜に、と思ったそのとき背後から憎々しげな声。そこにはルディア<br>
宰相イゴーリとその直属の暗殺部隊、そしてサイアスの姿が。サイアスの<br>
報告を聞いたイゴーリはリュウが本当にリュウなら帝国の初代皇帝フォウル<br>
のような神がかり的な力でルディアに世界の覇権をもたらしてくれるはずだと<br>
画策し、邪魔者であるニーナたち、そして事情を知るサイアスを消そうとする。<br>
これに静かな怒りを燃やしたサイアスはイゴールを裏切り、リュウ達とともに<br>
暗殺部隊、そしてイゴーリを退ける。<br>
<br>
当面の問題も解決したところで一行は乗り物に乗り、風の導きのままに空を<br>
舞う。そこで雲を割って現れる巨体、風竜。風竜ははるか昔に自分たち竜を<br>
召喚したチェクという村に行き、そこで己のこと、竜のことを知るといい、<br>
と語り、チェクの村に程近い大雪山の頂上に導く。<br>
<br>
<br>
<br>
<b>380 ブレス4のひと sage 04/03/07 02:40 ID:H7boZygL</b><br>
>>379の続き。379の最後の「そこで」は消し忘れミスなのでスルーして下さい。<br>
<br>
第6部 聖地<br>
風竜の導きのままに大雪山に辿り着いた一行。雪玉で途切れた道を塞ぎつつ<br>
山を下るとそこには風竜が行っていた、かつて竜を召喚したチェクの村が。<br>
<br>
なぜか子供ばかりという不可思議な村を散策し長老に会う。すると長老は<br>
リュウを「アルカイの竜」と呼び、リュウが竜であること、そしてマスター<br>
の中にはどうやら竜が眠っているようだ、と語る。<br>
<br>
翌日、一行はマスターの中に眠る竜と対面するため、チェクの長老の力を<br>
借りてマスターの心の中に入ることに。<br>
<br>
マスターの精神世界では4属性をつかさどる柱によって封印された、ディース<br>
と名乗る女性が。封印を解きたかったらそこの柱どもをぶっ壊せという彼女の<br>
言葉のままに柱(ボスモンスター)を倒し封印を解く。<br>
<br>
これまで「マスターが~と言ってます」と言っていたマスターの珍奇な発言は<br>
彼(というかディースが封じられたことによりかりそめの生命を持った防呪鎧)<br>
が内にいるディースの言葉を外に伝えていた、ということなのであった。<br>
<br>
第7部 アルカイの竜<br>
<br>
ディースの封印を解き実世界へ戻ったリュウ達はそこで一休み。<br>
<br>
<br>
そのころ、フォウルはマミが作ったメシを食っていた。<br>
<br>
<br>
翌日、チェクの長老はマスターの中にいたディースを、精神体だけの存在で<br>
あるディースを受け入れるための巫女であるリームの中に移し、リームの体を<br>
借りたディースは、かつて帝国はチェクの村で召喚された竜に対抗するべく<br>
竜を召喚しようとしたが、ディースは不完全な状態で召喚されてしまったため<br>
防呪鎧の中に定着してしまい、元々半身が足りなかったフォウルの半身リュウ<br>
が今になってようやく姿を表した、と語る。<br>
<br>
<br>
そのころ、体調が万全でないフォウルはそれでも皇都へ向かおうとするが、<br>
マミの家を出たところで村人にマミとのことを冷やかされる。<br>
<br>
<br>
ディースはさらにリュウの半身フォウルはかつて神がかり的な力で帝国を<br>
築き上げ神皇とまでよばれ崇められた存在であるがあるとき眠りにつき、<br>
半身であるリュウが現れた今眠りから覚めているだろうと語るや否や疲れたと<br>
言い放ち眠りこけてしまう。<br>
<br>
<br>
<b>381 ブレス4のひと sage 04/03/07 03:39 ID:H7boZygL</b><br>
>>380の続き<br>
<br>
そのころフォウルは、マミにかつて神皇とよばれた初代皇帝のことを語りだす。<br>
翌日体調も行動するには問題ないくらいに回復したフォウルは体ならしもかねて<br>
ソン村を散策。畑仕事をしていたマミと話をしていると突然村はずれから<br>
逃げてくる村人たち。なんでも突如巨大な魔物があらわれ襲われたのだそうだ。<br>
フォウルがそこに向かうと巨大な獣「パパン」が。傷も癒えたフォウルは「パパン」<br>
を難なく撃退し村に戻る。そこで村人から感謝のまなざしと、怖れを込めた視線<br>
を受ける。<br>
<br>
<br>
ディースが眠ったままではらちがあかないので再びチェクの長老の力を借り<br>
リームの精神世界へ。そこでディースは・・・逆ハーレムかホストクラブか<br>
いい男どもをはべらせ優雅に振舞っていた・・・。<br>
<br>
これだからニンゲンは無粋で嫌になる、などと愚痴をこぼしながらしぶしぶ<br>
覚醒するディース。そこでリュウにいずれは半身であるフォウルと一体に<br>
なる時がくる、と語る。<br>
<br>
実世界に戻った一行とやっとこさやる気を出したディースは、かつてチェクの<br>
人々が竜を召喚したとされるアルカイの神殿へ向かおうと言い出す。<br>
野ざらしはよくないということでマスターだった防呪鎧を長老の家に運び込み<br>
アルカイの神殿へ向かう。<br>
<br>
道中、どういうわけかディースがいないただの防呪鎧のはずのマスターが動き<br>
だし、一行の後を追う。どうやら長いことディースを内に封じていたことで<br>
かりそめの命ともいうべきものが宿ってしまったようだ。<br>
追いついてきたマスターを、ディースは自分が中にいなきゃただの鎧だと<br>
激しくなじり、それをニーナが慰めて、しょんぼりとマスターはチェクの村へ<br>
帰っていく。<br>
<br>
アルカイの神殿の奥、竜を召喚したとされる場所でディースは世界各地に<br>
存在する7体の竜を呼び寄せる。<br>
<br>
<br>
そのころフォウルは、畑仕事をしていたマミから、地震が頻発するように<br>
なると近くのヨギ火山が噴火する、という話を聞く。今回の地震はおそらくは<br>
自分の覚醒、半身の出現などにより強くなった竜の神気に当てられた魔物の<br>
仕業であるとにらみヨギ火山へ。火山の洞窟では神気にあてられ自らを神で<br>
あると思い込み暴れだした「イワオカイン」がいた。しかし本物の神である<br>
フォウルにはかなうはずもなく消滅する。<br>
<br>
村に帰ったフォウルを迎えたのは、ソン村長老の冷ややかな視線であった・・・。<br>
<br>
<br>
ディースの呼びかけに応じ意識体で表れた竜たちは、自分たちが神・うつろわ<br>
ざるものと呼ばれる存在であり、元はここではない世界の住人であったがかつての<br>
チェクの村人により世界の営みを安定的なものにするためにこの世界に呼ばれた存在<br>
であると語り、世を乱さんとするリュウの半身に対抗するだけの力を授けよう<br>
ということに。(このあと各地の竜に出会うと「竜召喚」を覚えられる)<br>
<br>
<br>
<b>382 ブレス4のひと sage 04/03/07 03:41 ID:H7boZygL</b><br>
>>381の続き。本文長すぎって言われちゃったよ。で、>>379は>>377の続き。<br>
<br>
リュウ達と各地の竜とが邂逅していたそのころ、チェクの村には帝国の軍勢が。<br>
逃げ遅れた長老を逃がすべくマスターは帝国兵を撃退していくが、そこに<br>
三度ラッソが。マスターは果敢に立ち向かうもラッソの一撃のもとに破壊されて<br>
しまう。<br>
<br>
リュウ達が村に戻った時には既に遅く、帝国兵が逃げた村人を追い出て行き、<br>
無残に破壊されたマスターが転がるだけであった。隠れていた長老を始めと<br>
する村人の話で捨てられた村に皆避難したと聞き、動かなくなったマスターを<br>
長老の家に入れて捨てられた村へ向かう。<br>
<br>
その晩、長老とディースは動かなくなったマスターを前に、共に長く生き過ぎた<br>
もの、多くのものを見すぎてしまったものとしてうつろうものの儚さを語り合う。<br>
<br>
捨てられた村に向かう前にテントで一泊した一行だが、リュウが起きると<br>
そこには他に誰も居ない。不思議に思いテントを出るとそこには帝国兵に<br>
とらえられた仲間と帝国の将校アースラが。村人が避難した捨てられた村に<br>
行き、そこで村人や仲間の安否と引き換えにリュウを帝国に連れて行こうと<br>
いうアースラの提案をリュウは断れるはずもなく、捕らえられたまま<br>
捨てられた村へ。<br>
<br>
そこで待っていたのは、ラッソによる村人の虐殺だった。<br>
命令に背くのかというアースラの言葉を無視しさらに虐殺を続けるラッソ。<br>
その行為に怒り立ち向かう一行の前に立ちふさがるは最強の鉄気アイトー。<br>
<br>
一行は死力を尽くしアイトーと戦うも、ドラゴンと化したリュウの攻撃ですら<br>
受け流すほどの力を持った堅牢な盾を持つアイトーを倒す手段など持ち得ない。<br>
傷つき、倒れていく仲間たち。<br>
そしてアイトーの巨刀がリュウを貫く。<br>
<br>
リュウが凶刃に倒れるそのとき、リュウの中で何かが弾ける。<br>
リュウの内に眠っていたカイザードラゴンが、怒りのままに目を覚ます。<br>
カイザードラゴンのブレス攻撃・カイザーブレスの前にはいかな攻撃も<br>
受け付けないと思われたアイトーの盾も粉微塵に吹き飛び、怒りの拳が<br>
アイトーの体をただの鉄屑に変えていく。<br>
<br>
アイトーの絶対の力を信じていたラッソはカイザードラゴンと化したリュウに<br>
ただただおびえ、逃げようとするも腰が抜けて立つ事も出来ず、ひたすらに<br>
命だけはと懇願する。<br>
<br>
しかし、怒りの感情しか持ち合わせていないリュウはカイザーブレスを撃ち、<br>
ラッソを、村を、消滅させる・・・。<br>
<br>
これにて第2章閉幕。<br>
<br>
<b>516 ブレス4のひと sage 04/03/12 01:35 ID:i6rvUnbg</b><br>
あぶねぇ回線エラーのおかげで流れぶった切らないですんだわ。<br>
んではブレス4の続きを少々。>>382の続きです。<br>
第3章 ながれ<br>
第8部 さだめの道行き<br>
<br>
リュウ達がアルカイの神殿から捨てられた村へ向かおうとしている頃、フォウル<br>
が滞在していたソン村に帝国軍が。村長が帝国に神皇と思しき力を持った者が<br>
いる、と報告したようだ。帝国軍の目的がフォウルであることを察したマミは<br>
かまどから逃げるようにフォウルに告げ扉を押さえる。<br>
それに少し戸惑い、ためらいながらもフォウルは村の外に。<br>
<br>
フォウルが村の外に出た頃、帝国兵はなぜかマミを拉致し、さらにフォウル<br>
捜索を続ける。<br>
<br>
マミのことが心配になったフォウルは村に引き返そうとするが、途中で村の<br>
若者にマミの気持ちを無駄にするなと言われ、その言葉に従い村を後にする。<br>
<br>
ソン村から皇都に行くためにはほこらを通らねばならないのだが、その扉は<br>
供物を捧げることでしか開くことは出来ない。どうしたものかと思案する<br>
フォウルの前に、いつぞや撃退した「パパン」が。「パパン」は自らほこらの<br>
扉をこじ開けんが如くに突撃を繰り替えし、そして命尽きる。<br>
自ら供物になった「パパン」の姿に驚きを隠せないフォウル。<br>
<br>
「パパン」の姿にうつろうものの有り様の一端を垣間見、物思いに深けながらも<br>
ほこらの洞窟を抜け、ソマの森を越えようとする。その時、禍々しい気配を感じる。<br>
<br>
その時、ヨムはアスタナ基地では拉致したマミを呪砲発射のための「ニエ」<br>
(生贄)にし呪砲によりフォウルを抹殺せんと画策。<br>
<br>
そして、マミをニエにした呪砲が発射される。<br>
呪砲はフォウルに直撃し、ソマの森を呪いまみれにする。<br>
<br>
だが、フォウルは生きていた。ボロボロになりながらも、呪いまみれのソマの<br>
森を越え、皇都へ向けて歩き続ける。<br>
<br>
<br>
カイザーブレスにより崩壊した捨てられた村。<br>
リュウはカイザードラゴンの暴走が納まった後眠り続けていた。<br>
その一方で奇跡的に生き残ったニーナ達はこれまた奇跡的に生き残った<br>
アースラを簀巻きにし帝国に乗り込むから道案内しろ、と迫る。<br>
そうこうしている内にリュウが目を覚ましたので、今後のこともあるので<br>
とりあえずチェクの村の長老に相談しに行く事に。<br>
<br>
チェクの村の長老からリュウのこと、半身のことを聞いたアースラはカイザー<br>
の力を鑑み、半身を会わせてみるべきだろうということで帝国への同行を<br>
承諾する。さらに、事態を重く見たディースはリームの中では同行することも<br>
ままならないということで、マスターの中に戻りマスター共々付いていくことに。<br>
<br>
帝国に行くならハシビトの町の大帝橋、ということでラフト山をいかだで激流<br>
下り(ミニゲーム)しつつ下山しハシビトの町への砂船が出ているシェドの町へ。<br>
<br>
<br>
<b>517 ブレス4のひと sage 04/03/12 02:14 ID:i6rvUnbg</b><br>
>>516の続き<br>
ハシビトの町に行くには砂船が必要・・・だが、いつぞやのように荷物に<br>
なって送ってもらうという手は使えそうもない。となると砂船を買うしかない<br>
わけだが、船商人が提示した額はあまりに高額でとてもじゃないが買えない。<br>
と、ちょうど砂船が出るという話が。船になんとかして同乗させてもらえないか<br>
交渉するべく舟を止める手立てはないものかと思案していると、アースラは<br>
おもむろに銃を抜き、砂船に向けて発砲する。<br>
<br>
なんとか船を止めることに成功した一行の前に現れたのは、何の因果かマーロック。<br>
先に帝国へ進入したときの一連の騒動で一行に負い目を感じていたマーロックは<br>
その償いといわんばかりに砂船が買えるだけの額の小切手を切ってよこしてくる。<br>
その小切手で砂船を買い、ハシビトの町へ。<br>
(砂船で移動するときはタイムアタックレーシングのミニゲームになる)<br>
<br>
ハシビトの町に付いたはいいが、いつぞやのラッソ(というかイメカフ)との<br>
戦いの際に大帝橋は壊れてしまい復旧の目処が付かず帝国領に戻れないという。<br>
大帝橋が使えないとなると、北のシオの海を越えなければ帝国領には行けない。<br>
ということで今度はシオの海を渡る船が出る港町シュークを目指すことに。<br>
(この世界の海は北に広がるシオの海以外はすべて泥の海で、そのせいで船<br>
はシオの海でしか航行できない)<br>
<br>
砂船に乗せて欲しいと頼む商人をアクロバティックにかつベストスコアを<br>
出すべく激走する砂船に乗せて謝礼を貰ったり、ロープウェイで行き来する<br>
ギガ山を越えたりしたところに関所が。クレイは衛兵に事情を話して通して<br>
もらおうとするも全く取り合ってもらえないばかりか襲い掛かってきたので<br>
クレイ一人で衛兵二人を撃退するも増援が。そこで、近くの荷台をトランポリン<br>
代わりに大ジャンプで関所を飛び越え、一行はシュークへ。<br>
<br>
かくして東大陸唯一の港町シュークに辿り着いた一行は早速船に乗せてもらえ<br>
ないかと頼む・・・が、船長に水神の許可がない人間を船に乗せるわけには<br>
いかないと断られる。ならばということで北にある水神のほこらへ。<br>
<br>
水神のほこらで海竜に出会った一行はシュークに戻り、許可は貰ったから<br>
船乗せてくれと頼むが、今度は船は女人禁制だからどうしてもというなら連れの<br>
女二人には試練を受けてもらわねば、ということに。<br>
第一の試練はマストの上での決闘で、相手を踏みつけ押してマストから落せば<br>
勝ち、というもの(ミニゲーム)。ここはニーナが有翼人という大きな<br>
アドバンテージを利用し勝利。<br>
第二の試練は船倉で一晩明かす、というもの。なかなか寝付けない二人のところに<br>
突如幽霊(ドッペルゲンガー)が。これを退けてさぁ寝よう・・・とするも<br>
なにやらコソコソと動き回る声。良く見るとそれはネズミファミリー・・・と<br>
いうことで、ついでにネズミ退治をすることに。<br>
無事ニーナとアースラは試練を突破したことでもう船長は乗船を断る理由も<br>
なくなり、いざシオの海へ。<br>
<br>
潮風に吹かれながら航行を続ける一行。その時、なにやら海の底から泳いで<br>
上がってくる謎の影が。それは海面近くで大きくジャンプ、船上に躍り出る!<br>
・・・それはフーレンの里で袋叩きにしたはずのカーンであった。<br>
嗅ぐと毒に犯されるほどの激烈な屁を振りまいてくる危険極まりないカーンを<br>
6人で袋叩きにして海の藻屑にしてやる。<br>
<br>
カーン襲来から数日、いまだ航行を続けていると不意に風が止まる。<br>
風がなくては船は人力で動かす他ないがそれではとてもじゃないが持たない。<br>
その時、マストに登っていたニーナは遠くに島を見つける。<br>
船員たちが言うにはそこはおそらくシオの海を荒らす海の魔人の住処では<br>
ないかとのこと。そんなやつを放ってはおけないということで、海の魔人が<br>
住む火の山島へ向かう。<br>
<br>
<a name="a197"></a>
<dl>
<dt><a href="menu:197">197</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ブレス4のひ と</a></b></font> <font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/03/16
04:06ID:apJYWtAe</font></dt>
<dd>
割り込みかけてしまっていたら悪いのだが、投下希望を無視するわけにもいかんので<br>
ここいら で少々。前スレ517の続き。<br>
第3章 第9部 おろかなるもの<br>
<br>
シオの海の風を止めている原因を思われる魔人を倒すべく火の山島に辿り着いた一行。<br>
難破船伝いに、人魂の導きを受けながら奥に進むと、そこにはヨギ火山の<br>
イワオカインと同じく神気に中てられ自分が神であると錯覚した魔物「セント」が。<br>
<br>
子分「エルモ」を召喚しつつ襲ってくる「セント」を撃破しシオの海の安全を<br>
取り戻した一行は改めて西大陸を目指す。<br>
<br>
かくしてシオの海の終着点であるリプの村へ到着。ここで村人から西の島々の<br>
ジャングルのどこかには原住民パプパプ族が住んでいることを聞き、その人たちなら<br>
帝国領への行き方を知っているかも、ということでとりあえずそのパプパプ族とやらに<br>
会ってみることに。<br>
<br>
ということでジャングルを歩く一行だが、その行く手に謎の毛玉が。<br>
なにやら言語と思しきもので何かを訴えかけているような気がするその毛玉に<br>
食い物を見せると物欲しそうな目をする。つまりこりゃ腹が減ってたんだな・・・<br>
ってなことで腹いっぱいメシを食わせてあげる(ミニゲーム)。<br>
<br>
腹いっぱいになった毛玉が御礼とばかりに案内してくれたのはパプパプの村。<br>
そこで探検家ベイトからパプパプ族の言葉の翻訳の仕方と帝国領への行き方を<br>
教わる。と、そこへ毛d・・・じゃなくてパプパプ族が。ベイトが言うには<br>
どうやらパプパプ族の一人が重い病気になってしまったとのこと。<br>
手持ちに特効薬がないがリプの村ならあるいは、と語るベイトの言葉を受け<br>
一行はリプの村へ戻る。<br>
<br>
リプの村に戻った一行は村人から、シオの海の孤島に生えるモズ草なら治療に<br>
使えるという話を聞くが、今生憎と船は・・・というところで先に世話になった<br>
船長が。セントを倒した礼も兼ねて船を好きに使ってくれという船長に礼を<br>
いいつつモズ草の生える孤島を探しシオの海を巡る・・・。<br>
<br>
モズ草を手に入れた一行は早速パプパプ族の村に戻り薬を作って病気のパプパプ人に。<br>
元気になったパプパプ人やベイトの感謝の言葉を背に、一行は浅瀬伝いに<br>
帝国領に向かう。<br>
<br>
<b>205 ブレス4のひと sage 04/03/16 04:36 ID:apJYWtAe</b><br>
>>197の続き<br>
ベイトから聞いた話ではこの諸島郡は潮が引いていれば歩いて渡れるのだが<br>
満ち引きの都合では何日も足止めを食らうかもしれないとのこと。でも夜も<br>
深けてきたら寝るっきゃないでしょ、ということでキャンプを張る一行。<br>
<br>
だが、目が覚めたらそこは孤島と化していた・・・。<br>
<br>
ただ一人イライラを隠せないクレイをよそに潮が引くまでまったりすごす一行。<br>
食料を確保しに森へ向かうリュウ・ニーナ・アースラ。岸辺で都合よくさおDXを<br>
見つけ釣りに興じるリュウをよそに女性陣はなにやら泉のほうへ。<br>
<br>
なんとか食えそうな魚を何匹か確保して(このゲームではここの他各地で釣りが<br>
でき、釣った魚はHPなどの回復にも使える)ほくほく顔のリュウが泉で見たものは・・・<br>
女性陣の水浴び。<br>
偶然のラッキーチャンスに息を潜めるリュウ・・・だったがアースラは気がついた<br>
ようで弾丸一発。恐怖を胸にそそくさとキャンプへ戻るのであった。<br>
<br>
<br>
そのころ、皇都になにやらボロボロになった銀髪の男が現れる。<br>
そう、フォウルである。<br>
<br>
懐かしの皇城。城の守護者アーターに皇都を崩壊させるように命じ玉座を<br>
目指すフォウルの目前に現れたのはヨム。切り札の強化型炎の魔人カーポと<br>
強化型炎の魔鳥カミュを次々に召喚しフォウルを滅せんと襲い掛かる。<br>
しかし、リュウがカイザーに目覚めると共にもうひとつの最強竜タイラントに<br>
目覚めていたフォウルにはかなうはずもなく、2体の召喚獣は光に消える。<br>
<br>
切り札をあっけなく破られたヨムは、自分の価値はもはやない、やはり神皇になど<br>
かなうはずもないのだ、と言い残し自決する。<br>
ヨムの死体を背に皇帝専用の直通エレベーターで最下階を目指す。<br>
<br>
最下階で待っていたのは帝国兵と呪術師。竜の力を封ずるという結界を張り<br>
皇帝を守らんとするも、その結界もタイラントの力の前にたやすく崩れ去り<br>
帝国兵達も塵と化す。<br>
<br>
そのころ玉座では、フォウル出現におののく皇帝に宰相ユンナが神をも殺せる<br>
剣「神鉄の剣」を授け、これでフォウルを殺せば貴方は皇帝のままでいられる<br>
とそそのかす。<br>
<br>
帝国兵を蹴散らし玉座に座りガタガタ震える皇帝の前に立つフォウル。<br>
盟約に従い玉座を明け渡せと迫るフォウルに皇帝は神鉄の剣を突き立てる!<br>
<br>
・・・が、フォウルは倒れない。打つ手もなくただ哀れに震えるだけの皇帝<br>
の手から神鉄の剣を打ち払い、返す刀で首を跳ね飛ばす。<br>
こうして、神皇フォウルは再び皇帝として君臨することとなった。<br>
<br>
そして、フォウルは魔物の巣窟となった皇城の最下でいずれ来る半身を待つのであった・・・。<br>
<br>
<br>
そんなフォウルの壮絶な死闘をよそにニーナと釣りに興じるリュウ。<br>
今日も釣れてほくほく顔でキャンプに戻ってみればいいタイミングで潮が引いている。<br>
これなら帝国領にいける。一行は帝国領北の玄関であるコウシア村へ向かうのであった・・・。<br>
<br>
<b>256 ブレス4のひと sage 04/03/17 01:48 ID:DZQO7yZs</b><br>
>>205の続き。帝国領に入っていよいよ物語も佳境です。<br>
第3章 第10部 西の大陸<br>
シオの海・サルディン島と北部をぐるりと回ってようやく帝国領の北の玄関口<br>
コウシア村に辿り着いた一行。なにやら不思議な水晶があるという遺跡エン・ジュ<br>
の噂を聞きつつ、先に向かおうとするも道が分からないということで知っている<br>
人を探すことに。どうやらチクア村にいる珍品コレクター兼商人のフーという<br>
男が知っているようだ。ということで、シャン川を渡りチクア村へ向かう。<br>
<br>
チクア村で商人フーと出会い話を聞こうとするも、交換条件を出される。<br>
何でもエン・ジュ遺跡にある珍しい水晶か、コウシア村名産の壷か、地元料理<br>
シースーの具になる魚「火星ダコ」・「ジャケ」・「タイタン」を釣ってくるか<br>
どれかを選ぶことに。<br>
<br>
とりあえずエン・ジュ遺跡の水晶から当ってみる。古代の仕掛けを解いて進むと<br>
そこにあったのは巨大な水晶。これにリュウが触れると水晶の中にある意識が<br>
語りかけてきてドラゴン「ヘンナー」の力を得る。<br>
(他にも各地の同様の水晶があり、それに触れることでワイバーン・ベヘモス・<br>
ウォリアの力が得られる。またミニゲームの成績によるポイントでパワーアップもする。)<br>
<br>
ということで水晶は渡せなくなったので、コウシア村名産の壷か魚を釣って<br>
フーに渡すことに。交換条件は成立、運河を渡った先のパウク村の村長は皇都に<br>
行った事があるのでそいつに聞いてみるといいだろうという話を聞かせてくれる。<br>
ならば、ということでパウク村に向かうことになる。<br>
<br>
<b>258 ブレス4のひと sage 04/03/17 02:15 ID:DZQO7yZs</b><br>
>>256の続き<br>
第11部 みちびき<br>
商人フーの助言に従い、運河を渡りパウク村に到着した一行は、早速皇都への<br>
道のりを知っているという村長に会うことに。<br>
<br>
村長の家では、村長はなにやらお困りの様子。何でも西の森に作ったサクから<br>
入れておいたニワトリが脱走してしまいどうしようもないとのこと。<br>
<br>
お安い御用とばかりに西の森に散らばったニワトリをサクの中に入れなおし<br>
(ミニゲーム)村長のご機嫌をとると、皇帝墓所の奥には秘密の抜け道があり、<br>
そこを通れば皇都に行けるという話を聞ける。<br>
<br>
早速皇帝墓所に向かった一行を待ち受けていたのは墓所の守護神オンクー。<br>
さすがに神皇の墓を守護するだけあって手ごわいオンクーを退けた一行は墓所の<br>
中へ。中では数々の仕掛けとサイコロ型の守護獣「シャイ」・「ツウ」が待ち構えて<br>
いた。<br>
<br>
辛うじて墓所から抜け道に出て、しばらくぶりの陽光を浴びる一行。<br>
(ちなみに、抜け道を出たところにある隠し部屋にはラスボスを越える実力を<br>
持ったこのゲーム最強のザコ敵が出る)<br>
<br>
ジンガ山地を下ったところで世も深け、キャンプを張った一行。<br>
そこでクレイは長らく抱いている疑問をアースラにぶつける。なぜ自分たちを<br>
捕縛、連行せずあくまで同行という形を取っているのか。<br>
アースラはその問いに、上官であるルーン将軍の下に連れて行くことが第一で<br>
あるが、リュウ達の協力なくしてはここまでは来れなかった、と答える。<br>
<br>
夜も明けて皇都へ向かおうとした先には検問が。アースラが事情を聞くと、皇都では<br>
魔物があふれ暴れまわっているので如何ともしがたく、軍本部のあるアスタナに<br>
向かいルーン将軍に会って欲しいと言われる。<br>
ということで、因縁の地アスタナに向かうことになる。<br>
<br>
そこで衝撃の真実が待ち受けているとも知らずに・・・。<br>
<br>
<b>266 ブレス4のひと sage 04/03/17 02:51 ID:DZQO7yZs</b><br>
>>258の続き<br>
かくしてルーン将軍に会うべく再びアスタナを訪れることになった一行。<br>
だがルーン将軍とは入れ違いになる。しかし将軍の口ぞえなのか基地の奥深く<br>
まで入れるように手配されていた。<br>
<br>
そして、かつて訪れたときはユンナに追い返されたあの廊下の先へ。<br>
そこには見るもおぞましいほどの、見上げるほどに巨大化した内臓と思しき<br>
物体とそれを保存するためなのか水槽が。その不気味な光景、帝国の秘密を<br>
垣間見ながら進むと臓器に道が塞がれていた。<br>
<br>
その時、女性の声が聞こえてくる。ユンナが持つ神鉄の剣を持ってすればその臓器を<br>
断ち切ることができる、と。<br>
その声にクレイとニーナは驚く。そう、長らく捜し求めていたエリーナの声に<br>
間違いなかったからだ。<br>
<br>
エリーナの言葉に従いユンナの行方を聞くと、どうやらダンの関のほうに逃げ出した<br>
ようだ。急ぎダンの関に向かうとそこにはユンナが。<br>
素早く捕まえ怒りを露にして神鉄の剣をよこせと迫るクレイの気迫に圧倒された<br>
ユンナは、隠し持っていた神鉄の剣を投げ捨て一目散に逃亡する。<br>
<br>
神鉄の剣を手に入れ意気揚々とアスタナ基地へと戻る一行。道を塞いでいた<br>
臓器を断ち切り向かった先には逃げたはずのユンナが。ユンナは、もはやエリーナ<br>
などという「人間」はこの世に存在しないとだけ言い残し再び姿をくらます。<br>
<br>
そんなユンナの捨て台詞など気にも留めずに先に進むと、そこには豪奢な<br>
ベッドに横になるエリーナの姿が。やっと会えた、ウィンディアに帰ろうと<br>
いうクレイやニーナの言葉に、それはできない、と応えたエリーナは語る。<br>
<br>
マーロックの導きを受け帝国領に入った後ユンナらに捕らえられ、ありとあらゆる<br>
呪法をその身に受けてしまい、その姿はもはや異形のものと化してしまっている。<br>
呪砲が最も威力を発揮するのは、発射対象に思い入れがある人間、発射対象の<br>
周囲にいる人間から慕われている人間をニエにしたときであり、帝国からしてみれば<br>
東側の各地の町で慕われていると判断された自分は最高級の弾丸であり、しかも<br>
先に語った呪法を受けたこの体は、たとえどれほど切り刻まれてもそれが神鉄の剣に<br>
よるものでない限り復元し、無限の弾丸となる。<br>
もはやこの身は人工的に作られた「うつろわざるもの」であり戦争の道具と<br>
なってしまっているのだ、と。<br>
<br>
信じられないとばかりにクレイは力任せに布団を剥ぐと、エリーナの腰から下は<br>
先ほど通ってきた地下にあった肥大化した臓器と繋がっていた・・・。<br>
<br>
最後にエリーナは、クレイと二人きりで話がしたいと言う。その言葉に従い<br>
クレイとエリーナは二人きりに。<br>
旅のこと、仲間のこと、お互いの想い。<br>
そんな話の後、エリーナはクレイに懇願する。その神鉄の剣で自分を殺して欲しい、<br>
せめて貴方の手で殺して欲しい、と。<br>
<br>
クレイは、エリーナのため、神鉄の剣を振り下ろすしか、なかった・・・。<br>
<br>
<b>334 ブレス4のひと sage 04/03/18 01:17 ID:+9cnj19R</b><br>
>>266の続き。宣言通り今日のカキコで終わりです。<br>
終章 うつろうもの<br>
第12部 旅の終わり/第13部 神とヒトと<br>
エリーナと再会できたものの結局は何もできず悲嘆に暮れる一行。だが、まだ<br>
旅の目的がすべて果たされたわけではない。皇城にいるはずのリュウの半身と<br>
会わなければならないという目的がまだ残っている。<br>
<br>
悲しみを振り切りアスタナ基地を出た一行は、皇都に向かう途中の、先に封鎖<br>
されていた場所にいた帝国兵からルーン将軍が残存兵力を集め皇城に攻め入った<br>
という話を聞き、急ぎ後を追うことに。<br>
<br>
呪いにまみれたソマの森を迂回しついに皇都に辿り着く。皇都は既に魔物の<br>
巣窟と化しており、並み居る魔物を蹴散らしながら皇城の城門に辿り着くと、<br>
そこにはフォウルが放ったアーターが待ち構えていた。<br>
<br>
皇城の守護獣だけあって強力な冷気を放ち襲い掛かるアーターを撃退すると、<br>
城門の脇には既に息絶えた兵士達と傷ついたルーン将軍が横たわっていた。<br>
<br>
アースラは育ての親も同然のルーン将軍の手当てをする。そんなアースラに、<br>
自分の後継を頼む、これからは自分のような老いたものでなくお前や仲間達の<br>
ような若い者が切り開いていくべきだ、と語り皇城に行くように促す。<br>
<br>
そして皇城に踏み込む。入口から先にはなんと道がない。すると先に倒したはず<br>
のアーターが現れ、この先に半身であるリュウを導くように命ぜられている<br>
と言い、一行を背中に乗せ城の内部へ導く。<br>
表にいたものよりも強力な力を持った魔物達や、封印の守護者「ドラゴニュート」を<br>
退け、各所に施された封印を解きながら最下層へと向かう。<br>
<br>
<br>
<b>335 ブレス4のひと sage 04/03/18 01:18 ID:+9cnj19R</b><br>
>>334の続き<br>
<br>
最下層の玉座。そこには皇帝の正装でリュウの到着を待つフォウルが鎮座していた。<br>
殺気立つ仲間達を衝撃波で吹き飛ばし、リュウと向き合うフォウル。<br>
とうとうひとつの神となる時が来た、と語りフォウルは玉座の奥へと姿を消す。<br>
<br>
意識を取り戻した仲間達と共に玉座の奥へ向かうリュウ。そこには、アルカイの<br>
神殿と同じような召喚の儀式の間が広がっていた。<br>
<br>
フォウルと二人向き合うリュウ。ひとつの神として力を完全なものとして、<br>
世にはびこるうつろうものどもをすべて抹殺してしまおうと語りかける<br>
フォウルの提案を撥ね付けるリュウと、仲間達を見たフォウルは閃く。<br>
後ろのあやつらが邪魔なのだと。<br>
<br>
フォウルはリュウに圧倒的な力で襲い掛かる。ただ防戦一方のリュウ。<br>
そして、おまえが盾にならねば後ろの者どもは消し飛ぶぞ、と神の業<br>
「エバーホワイト」をリュウに撃ち込む・・・!<br>
<br>
「エバーホワイト」を辛くも凌ぎきったリュウ。だが満身創痍。そこに<br>
仲間達が駆けつけ、癒しの術をかける。<br>
<br>
ニーナは語りかける。なぜそれほどにヒトを憎むのか?ヒトは今は貴方が<br>
思うように愚かで浅ましく傲慢な生き物かもしれないが、それでも成長して<br>
いけるはずだ、と。<br>
<br>
フォウルは答える。自分を召喚したものも同じことを言った。だがそいつらが<br>
やったことは自分を皇帝にすえて世界の覇権を取ることだけだった。今も<br>
さほど変わりはしない。そんなヒトどもに生きる価値など有りはしない、と。<br>
<br>
そしてリュウに語りかける。<br>
おまえが見てきたヒトは愚かしい生き物ではなかったか?<br>
おまえが見てきたヒトは傲慢な生き物ではなかったか?<br>
おまえが見てきたヒトは浅ましい生き物ではなかったか?<br>
自分とひとつになり、ヒトを滅ぼさないか?<br>
<br>
そして、リュウは、その問いに答える。<br>
<br>
<br>
<b>336 ブレス4のひと sage 04/03/18 01:44 ID:ah/fNAHe</b><br>
>>335の続き 便宜上フォウルEDということで。<br>
<br>
リュウは、フォウルの言葉を否定しきれない。確かにフォウルの言うような<br>
人間もいたが、だが皆がそうでもなかった。だが・・・<br>
<br>
そのとき、リュウの体が光に包まれ、フォウルの中に取り込まれていく。<br>
そして、フォウルはこれまでよりも一層神々しい存在になった。<br>
<br>
そこにいるのはフォウルでありリュウ。だが、その心も、体も、力も、その<br>
すべてがフォウルの支配するところとなっていた。<br>
<br>
フォウルは語る。これから世を、ヒトを、滅ぼすと。<br>
その前に、手始めに貴様らを始末する、と。<br>
そして、究極の竜「アンティマ」へと姿を変える。<br>
<br>
させじと徹底抗戦を図るニーナ達。だが、アンティマのすべてを超越した<br>
力の前には為す術もなく、次々に倒れていく。<br>
<br>
そして、彼女らは二度と立ち上がることはなかった。<br>
<br>
<br>
飛び立つアンティマ。世界の粛清が始まる・・・<br>
<br>
<br>
<b>337 ブレス4のひと sage 04/03/18 01:59 ID:ah/fNAHe</b><br>
>>335の続き こちらは本EDへの流れ<br>
<br>
リュウには分からない。フォウルの言うようなヒトもいたが、そうでないヒト<br>
もたくさんいることを知っている。<br>
ここまで来てくれた仲間達、旅を支えてくれた人たち。<br>
<br>
その人たちを思う。世界を思う。<br>
<br>
ニーナは、この世界が好きだといった。自分も好きなのだと思う。<br>
<br>
心は決まった。<br>
<br>
リュウは差し伸べられたフォウルの手を払う。<br>
<br>
半身であるはずのリュウ、通じ合っているはずのリュウの心が分からないフォウル。<br>
ならば貴様ごと消してやろうではないか、とタイラントを召喚し襲い掛かる。<br>
<br>
<br>
決死の戦いでタイラントを退けたリュウ達。<br>
ならばとばかりに、フォウルは自らを真スピリチュアルへと変え最後の決戦を<br>
挑む。<br>
<br>
数々の神の業を繰り出し怒涛の攻めを繰り出す真スピリチュアル。<br>
これまでの戦いで培ってきた力と技で立ち向かうリュウ達。<br>
<br>
<br>
決着。竜変身も解け地に崩れ落ちるフォウル。<br>
ヒトに、世界に迷いを抱いていたのは自分であったのだと語りだす。<br>
<br>
その時、フォウルの体が光り輝きリュウの中に流れ込む。<br>
<br>
<br>
<b>338 ブレス4のひと sage 04/03/18 02:12 ID:ah/fNAHe</b><br>
>>337の続き<br>
神々しい気をまとったリュウは語る。自分はリュウでもありフォウルでもある、と。<br>
そして、融合したことでお互いの真なる想いを知り、為さねばならないことがある、と。<br>
<br>
それは、世界から神を捨て去り、そして自らも神の力を捨てること。<br>
<br>
祭壇で神の力のすべてを解き放ったリュウは、その力で世界中に散らばる<br>
すべての竜を世界から追い出す。そして、リュウも力を失いただのヒトとして<br>
生きる決意をする。<br>
<br>
<br>
だが、マスターの中にいたディースは世界の行く末をマスターと共に見守るために<br>
留まるといい、マスターもそれを歓迎する。<br>
<br>
為すべきことは終わった。さぁ、帰ろう。<br>
<br>
<br>
アースラは皇都に残り、復興の支援と行方知れずになったルーン将軍の捜索に<br>
あたるという。もう敵同士ではないから、とクレイとアースラは固く握手を交わす。<br>
<br>
そして、アースラと分かれた一行は、故郷である東の大陸へと向かう。<br>
<br>
ヒトは竜が、神がいなくともやっていける。<br>
きっと、そうにちがいない。<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
アスタナ基地の屋根の上、神の気配が消え行くことを察知したユンナ。<br>
彼はほくそ笑む。<br>
<br>
神がいなくなったのであれば、自分が神を作ればいい。<br>
そう呟いて・・・。<br>
<br>
<br>
<b>339 ブレス4のひと sage 04/03/18 02:22 ID:ah/fNAHe</b><br>
長らくお付き合いいただきましてありがとうございます。<br>
消化不良な点、納得いかない点もおありでしょうが、ゲームとしてはこれにて<br>
閉幕です。<br>
<br>
ここからは余談。<br>
先に書いたフォウルEDですが、このときの一行VSアンティマにおいては<br>
プレイヤーはアンティマを操作し一行をなぶり殺しにします。<br>
・一行の攻撃はほとんど効かない・自分を攻撃対象に選ぶことはできない<br>
・毎ターン最大HP分自動回復<br>
といった理由でどうあがいても負けることはできません。<br>
<br>
本ED文中で「真スピリチュアル(便宜上)」というのは、一応ゲームでの<br>
名称は「スピリチュアル」なのですが、フォウル操作時に変身できるスピリチュアルと<br>
区別するために真をつけさせてもらっています。</dd>
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