「エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー (Part1/2)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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<strong>ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR</strong> Part1<br>
>>10-474~478・541~551・576~581・618~620・633・621~623・638~643・677~684、>>11-85~92<br>
<hr width="100%" size="2">
<br>
<dl>
<dt><a href="menu:474"><font color="#000000">474</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 冒頭</font></a></b> <font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/12/0323:00:49ID:5AD8uEmw</font></dt>
<dd>15年前、1995年に大きな戦争があった<br>
ベルカ公国と呼ばれるオーシアの北に位置するその国は、歴史上幾度となく<br>
侵攻を繰り返し、そして敗北した、小国に戻りつつあった彼らは比類なき工業力を養い<br>
世界に最後の戦いを挑んだ、そして彼らはオーシア、ユークトバニアの前に<br>
敗北した、それが15年前の戦争。<br>
ベルカは迫り来る連合軍の侵攻を妨げるために、自国の領土で7つの戦略核を使い<br>
そこにあった自らの町を蒸発させた、彼らは自らを北の地へと閉じ込めたのだ<br>
人々はその行いに恐怖し、自らの持つ武器を捨てようと心に誓った<br>
世界に平和が訪れ、それは永遠に続くものかと思われていた…。<br>
<br>
<a name="a475"></a></dd>
<dt><a href="menu:475"><font color="#000000">475</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 冒頭</font></a></b> <font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/12/0323:09:01ID:5AD8uEmw</font></dt>
<dd>
小惑星ユリシーズの飛来から数年、ユージアでのISAFと軍事大国エルジアとの<br>
戦争より5年ほどが経過した2010年<br>
<br>
オーシア連邦の最西部に位置するサンド島空軍基地に<br>
ユニークな男がいると聞いて取材に来ていた記者のアルベール・ジュネットは訓練中の隊長機の<br>
後部座席にて演習をカメラに収めようとしていた<br>
演習中に数機の国籍不明機がサンド島に接近<br>
演習は中断されることとなる、そのとき空に上がっていたのは練習生と数人の教官機…<br>
隊長機に乗っていたバートレットは練習生に低空に退避するように勧告<br>
その直後、教官機のみで国籍不明機を迎えることとなる。<br>
交戦が終了して、地上に帰ったのはバートレットと練習生の一人であった<br>
ケイ・ナガセだけであった、練習生は低空に退避したが、そこは敵の真正面だったのだ<br>
教官も二名が死亡した、宣戦布告なく行われた戦争、管制塔の一つのミスにより、8人の命が失われた。<br>
<br>
この後、サンド島でスクランブル可能な練習生、全てのパイロットが招集される<br>
<br>
<a name="a476"></a></dd>
<dt><a href="menu:476"><font color="#000000">476</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5 極西の飛行隊</font></a></b><font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/03
23:12:07ID:5AD8uEmw</font></dt>
<dd>2010/09/24<br>
「オーシア国防空軍、国籍不明機捕捉」オーシア西海岸洋上の領空域に国籍不明機出現。<br>
国防空軍第108戦術戦闘飛行隊分遣隊、通称サンド島中隊がスクランブル<br>
強制着陸を促すも新たに出現した国籍不明の増援部隊と交戦。<br>
<br>
サンド島付近を偵察飛行していた偵察機を確認、スクランブルで空に上がったのは<br>
隊長機であるバートレット、二番機のナガセ(エッジ)、三番機のアルヴィン・H・ダヴェンポート(チョッパー)<br>
4番機のブレイズ、後にラーズグリーズの悪魔と呼ばれるブレイズたちの初陣となる<br>
国籍不明機を確認後、バートレットがダヴェンポート(チョッパー)に投降勧告をするように促す<br>
しかし、この直後、偵察機を迎えに来た数機のMig-21が現れ、勧告は無駄に終わる。<br>
彼らはためらいなく実弾を発砲、これに対しバートレットは発砲不可の命令を無視し<br>
交戦するように僚機に促し、これを撃退する。<br>
<br>
<a name="a477"></a></dd>
<dt><a href="menu:477"><font color="#000000">477</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5 開戦 1/2</font></a></b><font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/03
23:21:47ID:5AD8uEmw</font></dt>
<dd>2010/09/27 午前<br>
「不審船、オーシア領海侵犯」<br>
サンド島西方に国籍不明の不審船が出現。<br>
サンド島中隊により偵察活動を阻止、交戦中にジャック・バートレット大尉機撃墜。<br>
消息不明、同日1200時、ユークトバニア連邦共和国、オーシア連邦に対し宣戦布告。<br>
<br>
サンド島付近で偵察活動をしていると思われる不審船、それに帰還してゆく無人偵察機<br>
無人偵察機を落とすべく、サンド島中隊にスクランブルの命令が下される。<br>
無人機を撃墜後、三日前と同じように再び海の向こうから戦闘機が現れる<br>
「敵は国境に何機すえてるんだ?こっちはこの四機だけだぜ?」と愚痴をもらすバートレット<br>
交戦許可は出ず、彼らは逃げざるをえなくなる、しかし、努力むなしくチョッパーが敵機に追いつかれることとなってしまう<br>
「今日のビリケツはお前か?ロックンローラー」<br>
チョッパーにこんなことをいいながらバートレットはすぐさま交戦を開始する。<br>
管制機から交戦をやめるように命令されるが、すでに時遅く、国籍不明機は彼らウォードックに<br>
落とされることとなる。<br>
<br>
<a name="a478"></a></dd>
<dt><a href="menu:478"><font color="#000000">478</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5 開戦 2/2</font></a></b><font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/03
23:31:57ID:5AD8uEmw</font></dt>
<dd>国籍不明帰途の戦闘が終了後、体勢を立て直す4機<br>
バートレットが敵はいなくなったわけではないと言うが、2番機であったナガセが<br>
不審船より発射されたミサイルに追われることとなる、バートレットはそれをかばい<br>
右の主翼に被弾してしまう、「隊長!」とナガセが叫ぶ中<br>
バートレットは機体は消耗品であり、パイロットが生きていれば大勝利だといいベイルアウトする。<br>
<br>
その直後、ウォードックに新たな命令が下る<br>
「セントヒューレット軍港が攻撃されている、直ちに基地に帰還し、補給を済ませ出撃せよ」と<br>
救出船が来ない中、彼らはバートレットをあとにし、サンド島へと戻らざるをえなかった。<br>
<br>
時同じくして、サンド島では基地に軟禁状態であったジュネットの部屋にいたサンド島<br>
副司令官であるハミルトンはある電話を受け顔色を変え、ジュネットにこういった<br>
「貴方を拘束しておく理由がたった今なくなったよ」<br>
彼は続けざまにジュネットにその理由を話す<br>
「ユークトバニアが宣戦布告した、宣戦同時攻撃だ、セントヒューレット軍港が攻撃を受けている!」<br>
部屋を出て行くハミルトンを尻目に、ジュネットは外を見ていた、4機ではなく、3機の離陸する戦闘機を…<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:541"><font color="#000000">541</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 初陣1/2</font></a></b> <font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/12/0717:35:27ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>初陣 FIRST FLIGHT<br>
2010/09/27 夕刻<br>
「サンド島空襲」<br>
ユークトバニア軍、サンド島を空襲。<br>
サンド島基地に被害を与えるも、基地制圧には失敗。<br>
戦闘後、ハンス・グリム一等空士が編隊へ正式編入。<br>
<br>
先のケストレル護衛より帰還したウォードック、チョッパーはジュネットにやはり地上は良いと語る<br>
その直後、敵機の接近をつげる警報が鳴る、頭を抱えソファーに倒れこむチョッパー<br>
敵は自国に最も近いサンド島航空基地を制圧し本土への拠点とすべく攻撃を仕掛けてきたのだ。<br>
敵機が味方に攻撃を仕掛け、ブレイズの真上で戦闘機が落ちる、チョッパーが叫ぶ中<br>
三人は防空戦闘真っ只中でかろうじて離陸し、防空戦闘に入る。<br>
防空戦闘も中ごろに入った頃、本部からバートレットの補充でやってきたフォード中佐から連絡が入る<br>
着陸のための滑走路は無事か?制空権は確保されているのか?<br>
などしつこく聞いてくる男は、チョッパーが皮肉を言った瞬間、空に消えた。<br>
<br>
<br>
<a name="a542"></a></dd>
<dt><a href="menu:542"><font color="#000000">542</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 初陣 2/2</font></a></b> <font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/12/0717:36:29ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>
「フォードがやられた!」チョッパーが叫ぶ中、虚空から姿を見せたのは爆撃機の姿だった<br>
A-10戦闘機から基地を守るべく戦闘するさなか、ナガセは格納庫から出てきたバートレットの予備機を見つけた<br>
「誰が動かしているの!?」と叫ぶナガセに対して予備機のパイロットは答えた<br>
「グリムです!」と、彼は整備班とともにハンガーにいたところ、基地が強襲されたことを受け<br>
自分も戦わせてほしいというのだ、機器をチェックしながらグリムは離陸し、ウォードックの支援を受けつつ<br>
戦線に加わる、そして、彼らはサンド島を攻撃していた航空部隊を辛くも撃退することに成功する。<br>
この戦いより、ハンス・グリム一等空士、コールサイン「アーチャー」がウォードックに加わる<br>
<br>
<br>
<br>
<a name="a543"></a></dd>
<dt><a href="menu:543"><font color="#000000">543</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5第三艦隊集結 1/2</font></a></b><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/07
17:37:37ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>第三艦隊集結 RENDE ZVOUS<br>
2010/09/30<br>
「イーグリン海峡で戦闘」<br>
イーグリン海峡で、オーシア第3艦隊の空母群が集結を計る。<br>
ユークトバニア軍ミサイル潜水空母シンファクシの散弾ミサイル攻撃により、<br>
第3艦隊に壊滅的被害発生。オーシア軍、大気機動宇宙機アークバード戦線投入決定。<br>
<br>
ユーク軍の攻撃はオーシアに反撃の隙を与えることはなく、かなり綿密に練られたものだというのが<br>
オーシアとしての見解であった、しかし、ユークの失敗はオーシア攻撃の際にオーシア第三艦隊に<br>
所属する空母三艦(ケストレル・バザード・ヴァルチャー)を全て撃ちもらしたことだった。<br>
オーシアは一度内海にこれら第三艦隊に所属する艦船を全て集結させ、戦力を立て直そうとする。<br>
ウォードックは敵の攻撃圏内より内海へ移動するケストレルを護衛することであった…<br>
任務は簡単に終わり、海の女王たる空母は全て内海に移動を完了する。<br>
護衛任務が終了し、各基地より同じように任務についていた同僚は基地に帰還してゆく中<br>
ウォードックはケストレルの上空で空中給油機を待つようにと命令される、そんな中、チョッパーは<br>
レーダーにあるはずのない敵影を見つける、オーシアの領内から現れた敵影に対しウォードックは<br>
すぐさま戦闘態勢をとる<br>
「サンダー・石頭・ヘッドは気付いてるのか!?」<br>
チョッパーが叫ぶ中、空中管制機サンダーヘッドは基地に帰還し始めた各部隊に至急戻るように命令する<br>
が、それも無意味に終わる、そんな中ケストレルよりスノー大尉が離陸し防空戦闘に入る。<br>
<br>
<br>
<a name="a544"></a></dd>
<dt><a href="menu:544"><font color="#000000">544</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5第三艦隊集結 1/2</font></a></b><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/07
17:40:39ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>狭い海峡で直進しか出来ない艦隊、迫り来る敵機<br>
「おかしい…、敵襲ってこんなものなんでしょうか?」と敵の攻撃のタイミングのよさに<br>
疑問を投げかけるグリム。<br>
対艦攻撃兵装を積んだ攻撃機や、対艦ミサイルを積んだF-35を駆逐し、何とか第三艦隊を守りきったウォードック、<br>
その直後、空が光ったと同時に空母バザードが爆炎とともに轟沈する<br>
わけもわからない状態のウォードックにスノー大尉から通信が入る<br>
「高度5000フィート以下のものは全て消滅した!」<br>
「高度5000フィート以上に昇れ!!」と叫ぶスノー、指示に従ったウォードックはただ地獄のような光景となっている<br>
下の様子を見る以外になかった。<br>
この攻撃により第三艦隊は空母ヴァルチャー・バザードおよびこれの随伴艦を失い、もはや<br>
艦隊としての作戦行動能力を失ってしまうこととなる。<br>
<br>
作戦終了後、オーシア軍本部は今回の攻撃はユーク軍が先の大戦から配備を進めていた大型潜水艦<br>
から発射された弾道ミサイルであることを発表し、これを今後のオーシア軍最大の脅威とした。<br>
<br>
<br>
<a name="a545"></a></dd>
<dt><a href="menu:545"><font color="#000000">545</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5中間ムービー</font></a></b><font color="#8080FF" size=
"2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/07 17:44:45
ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>
第三艦隊に対するユーク軍の強襲により、ウォードックは空中給油が不可能となり<br>
オーシア領北部(旧南ベルカ)のハイエルラーク空軍基地(空軍の練習基地)での給油を余儀なくされる<br>
ハイエルラークの向こうには核弾頭で出来たクレーターがいまだに残り、放射能を放っている<br>
ウォードックが基地に着くとハイエルラークの練習生が彼らに話を聞きに集まってくる<br>
ジュネットがサンド島防空戦後に書いた「サンド島の四機」という記事が、ウォードックよりも先に<br>
この基地に届いていたからである、練習生に誇らしげに話をするチョッパー、気が付けば<br>
彼らはこの戦争で最も実践経験のあるパイロットになっていた。<br>
基地に帰還する際、練習生達を先導するように指示される、西の最前線防衛のために、彼ら練習生までもが<br>
実践の空を飛ぶのだ。<br>
<br>
<br>
<a name="a546"></a></dd>
<dt><a href="menu:546"><font color="#000000">546</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color="#000000">ACE5白い鳥Ⅰ</font></a></b><font color=
"#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/07 17:49:45
ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>白い鳥Ⅰ WHITE BIRD[PART 1]<br>
2010/10/03<br>
「SSTO打ち上げ成功」<br>
オーシア軍はSSTO(単段シャトル)打ち上げに成功、アークバードへ新兵装モジュールを搬送。<br>
<br>
<br>
オーシアはユーク軍との軍事バランスを均衡にするための手段として、空高く飛ぶ軌道衛星である<br>
アークバードを投入することを決意する、アークバードは平和主義者の大統領が、軍備を削る換わりに<br>
作り上げた平和のための架け橋、ユークと共同で作られた巨大なマスドライバー基地からアークバードへ<br>
戦争のためのレーザー兵器が打ち上げられようとしていた。<br>
ウォードックこの基地にて打ち上げの防衛をすることとなる、そして<br>
ユーク軍もこの打ち上げをなんとしても阻止すべく、航空戦力を導入することとなる。<br>
このユーク軍の攻撃の本当の目的をウォードックが知るのは、事態が取り返しのつかないことになってからであった。<br>
<br>
打ち上げ基地に飛来したユーク軍は空挺戦車(航空機より投下される戦車)や巡航ミサイルなどにより<br>
基地の制圧、マスドライバーの破壊を試みるが、ウォードックによってどれも阻害されることとなる。<br>
そして、一時は中止となった打ち上げは決行され、レーザー兵器はアークバードへと打ち上げられる。<br>
<br>
<br>
<br>
<a name="a547"></a></dd>
<dt><a href="menu:547"><font color="#000000">547</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5サンド島防衛1/3</font></a></b><font color="#8080FF" size=
"2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/07 17:53:21
ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>サンド島防衛戦 FRONT LINE<br>
2010/10/04<br>
「サンド島制圧失敗」<br>
サンド島をオーシア攻略における要衝と見たユークトバニア軍が、サンド島への上陸作戦を決行。<br>
オーシア軍アークバードが兵器として稼働開始、大気圏外からのレーザー攻撃を展開。<br>
サンド島制圧を阻止。ユークトバニア軍潜水空母シンファクシ撃沈。<br>
<br>
アークバード特殊兵装打ち上げから帰還したウォードック、翌日彼らに新たなる作戦が言い渡される。<br>
ユーク軍上陸部隊がサンド島に接近、サンド島部隊は全力を持ってこの上陸部隊を迎撃することとなる<br>
ブリーフィングで普段は威張り散らしている基地の司令官が「最後まで戦い抜くつもりだ」と<br>
見栄を張ったかのような言葉を吐き捨てる中、ウォードックは作戦説明を受けそれへと上がる。<br>
作戦にはハイエルラークのひよっこたちも投入され、3つの編隊が形成される。<br>
そして、戦闘が開始され、ウォードックは上陸用のヘリ、ホバークラフトを次々と撃破してゆく、<br>
フリゲート艦を数隻も沈めた後、突然サンダーヘッドから通信が入る<br>
「弾道ミサイルの発射を確認、全機至急高度5000フィート以上に上昇せよ!」<br>
これを聞いて青ざめたウォードックたちはすぐに高度を上げようとする。<br>
<br>
<br>
<br>
<a name="a548"></a></dd>
<dt><a href="menu:548"><font color="#000000">548</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5サンド島防衛2/3</font></a></b><font color="#8080FF" size=
"2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/07 17:56:42
ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>
「なにをしてるのひよっこ達!早く上がるのよ!!」とナガセが叫ぶ中、シンファクシから発射された<br>
弾道ミサイルが迫る。<br>
「どこかの上級コマンドがアクセスしてきた、Aサット照準データリンク、何の表示だこれは?」<br>
サンダーヘッドは自らのAWACSに表示された見覚えのない表示を見る<br>
「勝手にカウントダウンを開始している…」<br>
チョッパーは次の瞬間、空から一閃の光が下りてくるのを見て、ブレイズにすぐさまアレは何だと聞く。<br>
サンダーヘッドに通信が入り、この光の正体は天高く飛ぶ白き鳥、アークバードの下部に取り付けられた<br>
レーザー発生器から撃たれたものということがわかる。<br>
「アークバードだ、頼れるぞ!ミサイルをロック後、アークバードにデータを送る」<br>
アークバードに取り付けられたレーザーは弾道ミサイルを正確に射抜き続けるが、シンファクシは<br>
これに対しミサイルの連続発射で対抗する。<br>
「これだけの数じゃいくらアークバードでも!」とグリムが叫ぶ中、全機は一気に高度を上げる、<br>
「昇れ昇れ!!」と叫ぶチョッパーを尻目に、彼らの後ろを飛んでいたひよっこ達にたいして<br>
弾道ミサイルによる鉄の雨が降り注いだ…<br>
<br>
<br>
<a name="a549"></a></dd>
<dt><a href="menu:549"><font color="#000000">549</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5サンド島防衛3/3</font></a></b><font color="#8080FF" size=
"2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/07 17:57:55
ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>
「あんなに…落ちてゆく…」グリムは外を見てつぶやく。<br>
そのとき、海上にいたオーシアの艦にアークバードから新たなソノブイデータをよこすようにと通信が入る<br>
言われるままに彼らはソノブイを送る、それから数分とたたないうちに、光が海面に落ちていった<br>
「シンファクシの被弾音を確認!浮上しています!」この言葉とともに、全長300mにも及ぶ超巨大潜水艦<br>
シンファクシがその姿を海上へと現した。<br>
シンファクシはその船体からカタパルトを使いF-35を応戦させると同時に、サンド島と自分の上に向けて<br>
弾道ミサイルをお構いなしに撃ち始める、サンド島では司令官が阿鼻叫喚の叫びを上げている中、<br>
ウォードックは伝説の悪魔といえるようなこの潜水艦を沈めることとなる。<br>
「浮上しても強い潜水艦なんて詐欺だ!」と叫ぶチョッパー、サンド島はシンファクシのおかげで<br>
劣勢状態から、さらに状態が悪くなりつつあった。<br>
「やむをえん、ミサイルの間を縫ってでも対艦攻撃を実施せよ」とサンダーヘッドの無茶な命令が下る、<br>
「やむをえんであの中に突っ込めって言うのかよ!バカ野郎!」<br>
チョッパーが叫ぶ中、ブレイズが対艦攻撃を実施する。<br>
僚機も覚悟を決めてそれに続く、そして彼らは見事にシンファクシを沈めることに成功。<br>
サンド島の上陸作戦はシンファクシを失ったユーク軍が撤退する形で終わりを告げる。<br>
<br>
<br>
<a name="a550"></a></dd>
<dt><a href="menu:550"><font color="#000000">550</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5希望という名の負荷1/2</font></a></b> <font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/12/0718:05:03ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>希望という名の負荷 HANDFUL OF HOPE<br>
2010/10/22<br>
「エイカーソン・ヒル事件」<br>
サンド島中隊がエイカーソン・ヒル周辺を哨戒中、中立国ノースポイントへ向かうオーシア輸送機に遭遇。<br>
輸送貨物の中に潜んでいたテロリストによってパイロットは射殺、テロリストも銃撃を受け死亡。<br>
輸送機は生き残った乗客の操縦により、不時着。<br>
輸送機乗客(オーシア大統領ビンセント・ハーリング以下2名)は、オーシア国防空軍・第8492飛行隊によって保護。<br>
<br>
哨戒飛行中に見つけたその輸送機はレーダーの機能を損傷していた、エイカーソンヒルは穀倉地帯であると同時に<br>
そこにはオーシア最大級ともいえる迎撃レーダーシステムが備えられている、レーダーを損傷していなければ<br>
そのレーダー網をかいくぐり飛ぶことは可能、そして、オーシア機としての識別信号があれば<br>
レーダーを気にする必要もなかったのだ。<br>
<br>
輸送機のパイロットは、自分が現在政府の機密の輸送を行っており、識別信号を出すことは出来ないことを告げ<br>
ウォードックにレーダーの間を飛んでもらえないかと頼む、ナガセとブレイズはこれを引きうけ<br>
レーダー網の間を先導することとなる。<br>
「自国の領空がこんなにも恐ろしい空だったとは…、見えないから恐怖はなおさらだな…」<br>
という機長を尻目に、ブレイズはレーダー網を抜けてゆく。<br>
レーダーを抜け終わったあたりで、レーダーに機影が映る、輸送機が運んでいる「機密」を<br>
この世から消さんとユーク軍機が飛んできたのである。<br>
<br>
<br>
<a name="a551"></a></dd>
<dt><a href="menu:551"><font color="#000000">551</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5希望という名の負荷2/2</font></a></b> <font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/12/0718:06:03ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>
「これを落とせば勲章ものだ!いや、銅像が建つぞ!」<br>
彼らはそのようなことを叫び、輸送機へと迫る。<br>
対するウォードックは後方からチョッパーとグリムがようやく追いつき陣形を整える。<br>
<br>
「なにを言っているの彼らは…」ナガセが混線してきた敵の会話に疑問を抱く。<br>
ウォードックの交戦の結果、輸送機に傷がつくことなく戦闘は終了する。<br>
そんな中、輸送機の機長が射殺される事件が起こるが、その直後にそのテロリストも何者かによって<br>
射殺されてしまう。<br>
<br>
そして通信が入ったとき、その通信の相手は自分が「積荷」であり、今操縦してるのは航空経験などない<br>
秘書であるということを告げる、機体はテロリストによりエンジンが一機停止している状態で<br>
不時着をしなければならない状態であり、彼の秘書がそれを行うというのだ。<br>
「積荷」の男はチョッパーやナガセの名前をいい名前だというジョークなどをしながら<br>
秘書を不時着は可能だと勇気づける、一方のブレイズたちは風力発電用の風車を破壊して<br>
滑走路の目印を作っていた。<br>
「いい目印だ、わかりやすいね」と言って、積荷の男と秘書はそのまま機体を地面に叩き付けた。<br>
彼らの無事を確認するウォードック、ナガセは積荷の男に質問をする。<br>
なぜアークバードを戦力に投下するのか、貴方が空に掛ける平和の橋を見たかった…と<br>
積荷の男は平和になればまたやり直しが聞く、まず話し合いを持つことが大切だといい<br>
アークバードを投入し、戦力が均衡になった今、中立国であるノースポイントでの話し合いが<br>
必要だと語った。<br>
<br>
「いっけね、燃料がやばいぜ」と燃料がすでに帰還ギリギリしか残っていないことに気付いたチョッパー、<br>
そこにタイミングよく8492飛行隊と名乗る部隊が引き継ぎに現れる。<br>
彼らと交代しその場を後にし、ウォードックは基地に帰還する。<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:576"><font color="#000000">576</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5憎しみの始まり</font></a></b><font color="#8080FF" size=
"2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/09 20:53:59
ID:VyfBcB5L</font></dt>
<dd>憎しみの始まり LIT FUSE<br>
2010/11/01<br>
「ユークトバニア本土上陸」<br>
オーシア軍はユークトバニア南東部からの大規模上陸作戦を展開。<br>
バストーク半島南部沿岸の確保に成功したオーシア軍は、<br>
ユークトバニア首都シーニグラードを最終目標とした本土攻略を開始。<br>
<br>
開戦以後、ユークトバニアの綿密な作戦により、常に苦汁を飲まされ続けたオーシアは、<br>
とうとうユークトバニアに対して反撃を開始することとなる、先のサンド島防衛により<br>
敵の主力潜水艦の一つであるシンファクシを撃破したことにより、ユークの侵攻勢力は<br>
弱体化していた、オーシアはこれを機にユークトバニア本土侵攻作戦を実施、目的地を<br>
敵国首都シーニグラードとし、ユーク上陸作戦を開始する。<br>
<br>
作戦実行時の天候は雨、フットプリント作戦と命名されたこの作戦は、先のユージア戦争で<br>
ISAFがエルジアに対して実行したバンカーショット作戦よりも悪いコンディションの中で行われる。<br>
作戦に参加する上陸部隊は選りすぐりの海軍、AからD中隊で構成される部隊は作戦が決行されると同時に<br>
勢いよく海岸に上陸を開始する。<br>
「いいぞ、いけ!地面にキスしてる暇はねぇ!」チョッパーが下の様子を見ながら叫ぶ中<br>
ウォードックは丁寧に敵の防衛用トーチカなどを潰してゆく<br>
「くそったれな戦争だ…」と愚痴をもらすチョッパーは、積荷の人物が言っていたこととは正反対の<br>
現状をナガセに言い続ける、戦争の醜い部分であり、誰がやってもこうなるのだと…。<br>
「違う…」というナガセ、そんな会話をしつつも、ウォードックは地上部隊と連携して敵の防衛拠点を<br>
潰し、上陸作戦は無事成功する。<br>
<br>
これによりオーシア海兵隊はユークトバニア南東部を占拠する形となり、ここから本土進攻を行ってゆくこととなる<br>
この上陸作戦が更なる憎しみの連鎖を生むことにはまだ誰も気付くはずがなかった…。<br>
<br>
<br>
<br>
<a name="a577"></a></dd>
<dt><a href="menu:577"><font color="#000000">577</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5見えざる姿</font></a></b><font color="#8080FF" size=
"2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/09 20:57:03
ID:VyfBcB5L</font></dt>
<dd>見えざる姿 BLIND SPOT<br>
2010/11/02<br>
「工科大学銃撃される」<br>
本土への上陸を許したユークトバニア軍は、戦線の再構築を図るため、<br>
バストーク半島からの空路撤退を開始。サンド島中隊は撤退作戦を阻止。<br>
同時刻、作戦空域内のユークトバニア民間施設が航空機からの銃撃を受ける事件が発生。<br>
事件への関与を確かめる為、オーシア軍総司令部はサンド島中隊隊員を、<br>
オーシア首都オーレッドの軍調査機関に召還。<br>
<br>
「我々オーシア軍は一般市民に対する規律を特に厳しく行い、ユーク市民はともに融和の道を<br>
歩む同胞としてみている、我々の敵はあくまでユーク軍部であり、市民には敬意を持って接することを…」<br>
「ユーク市民への攻撃をしたものは厳罰に値する」と通信に入る中、逃亡するユーク軍を攻撃するため、ウォードックは雪山の上を飛んでいた。<br>
敵影を発見し、すぐさま攻撃に移るウォードックだったが、グリムが異常を告げる。<br>
敵の数が異常に多いのだ、撤退する部隊にしては戦闘機の数が明らかに…。<br>
さらにHUDに写る機影にも通常と異なる点を発見、チョッパーはこの時点でからくりに気付く、<br>
「ははぁ、わかったぞ…」この言葉を聞いた直後、ブレイズは上昇し高空を飛んでいた<br>
E-767電子戦機を破壊する、それと同時にかなりの機影がレーダーから消失した。<br>
「からくりを見破られたか?!」とユーク軍が叫ぶ中、ウォードックは電子戦機を次々と落とし<br>
撤退部隊を丸裸にする。<br>
<br>
<a name="a578"></a></dd>
<dt><a href="menu:578"><font color="#000000">578</font></a> <b><a href=
"mailto:sage%201/2%E4%BB%98%E3%81%91%E5%BF%98%E3%82%8C%E3%81%9Forz"><font color="#000000">
ACE5 見えざる姿2/2</font></a></b> <font color="#8080FF" size=
"2">sage1/2付け忘れたorz</font> <font color="#808080" size=
"2">04/12/0920:59:20ID:VyfBcB5L</font></dt>
<dd>
ウォードックが撤退部隊を叩いてると同時刻、不振な通信が入る<br>
「こちら8492リーダー、目標どおり工科大学への攻撃を開始せよ」<br>
それと同時にサンダーヘッドから通信が入る<br>
「ユークトバニア工科大学がオーシア機による機銃掃射を受けている」<br>
ユーク軍機には一般市民を攻撃したオーシアに対する憎しみの言葉がこだまする<br>
「なんてことを!俺たちの作戦範囲じゃねえか!どこの馬鹿だ!?」<br>
チョッパーが叫ぶ中攻撃は続行され、工科大学で非難していた一般人などにかなりの死傷者が<br>
発生することとなる。<br>
<br>
工科大学が存在するエリアはウォードックの管轄範囲であり、他の航空機部隊は存在せず<br>
この銃撃事件を受け、ウォードックは首都オーレッドにて査問を受けることとなる<br>
わけのわからないまま、工科大学攻撃の濡れ衣を着せられ、彼らはサンド島へ帰還後<br>
オーレッドへと向かうこととなる。<br>
<br>
<br>
<br>
<a name="a579"></a></dd>
<dt><a href="menu:579"><font color="#000000">579</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5報復の連鎖1/2</font></a></b><font color="#8080FF" size=
"2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/09 21:03:42
ID:VyfBcB5L</font></dt>
<dd>報復の連鎖 CHAIN REACTION<br>
2010/11/04<br>
「アピート国際空港襲撃」<br>
オーシア・アピート国際空港が、ユークトバニア軍航空機部隊及び、<br>
駐機中の貨物機内に潜伏していたユークトバニア軍地上部隊により襲撃。<br>
首都オーレッドに出頭中のサンド島中隊が鎮圧。<br>
<br>
首都オーレッドはいまだ戦争の気配はなく、戦争は西岸で起こっていることで<br>
テレビの向こう側の世界という雰囲気に浸りきっていた…。<br>
軍調査機関に出頭を命じられたウォードックは厳しい査問を受けるなか、身の潔白を必死に証明しようとする、<br>
攻撃は8492部隊が行ったのだと、しかしオーシアの部隊には8492という部隊名を持つ部隊は存在せず<br>
査問では工科大学攻撃の実行者は特定できないままになる。<br>
オーレッドにて査問を受けたウォードックに、突如指令が舞い下りる。<br>
オーシア・アピート国際空港がユークトバニア軍航空機の攻撃を受けており、これに急行できるのは<br>
首都に呼び出されているウォードックしかいない、と。<br>
<br>
<br>
<a name="a580"></a></dd>
<dt><a href="menu:580"><font color="#000000">580</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5報復の連鎖2/2</font></a></b><font color="#8080FF" size=
"2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/09 21:07:24
ID:VyfBcB5L</font></dt>
<dd>
空港に到着したウォードックはすぐさまユーク軍機の排除にあたる、すでにかなりの航空機が<br>
上空に存在し、全てを落とすには時間がかかることとなる。<br>
さらに、駐機中の貨物機体からなんと戦闘車両と地上攻撃部隊が現れ、空港にいる一般市民を攻撃してきたのだ<br>
「この戦を起こしているのは憎しみの連鎖よ…」ナガセが息を荒くしてそう言う。<br>
先の工科大学攻撃に対する報復が国際空港の一般市民に対する攻撃…、空港では市民の非難などが<br>
行われ、すでに大騒ぎとなっていた。<br>
「本当に撃ってもいいのですか?仮にも一般市民ですよ!?」<br>
動揺するユーク軍地上攻撃部隊の兵も存在したが、上官の命令により彼らは闘うすべを持たぬ一般人<br>
に対しての攻撃を行う。<br>
ウォードックが航空戦力を排除後、空港も避難があらかた終わり、地上部隊の排斥のみとなる<br>
ウォードックは急行してきた地上部隊とユーク軍の戦いを見ることなく、空港から帰還することとなる。<br>
<br>
<br>
<br>
<a name="a581"></a></dd>
<dt><a href="menu:581"><font color="#000000">581</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5緑海の火薬庫</font></a></b><font color="#8080FF" size=
"2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/09 21:10:30
ID:VyfBcB5L</font></dt>
<dd>緑海の火薬庫 POWDER KEG<br>
「ユークトバニア兵站能力低下」<br>
2010/11/07<br>
軍調査機関での査問を終えたサンド島中隊は、急遽ユークトバニア本土攻略戦線に送還。<br>
ユークトバニア南部密林地帯に存在する大規模の武器貯蓄施設を破壊。<br>
<br>
首都より解放後、すぐさまウォードック最前線に投入される、<br>
「自らの身の潔白はその戦いぶりによって証明すべし」と基地の司令官があおる<br>
彼らは潔白を証明するために、ユーク軍のアキレス腱とも言える武器貯蔵地帯を攻撃することとなる。<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:618"><font color="#000000">618</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5ラーズグリーズの悪魔</font></a></b> <font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/12/1414:13:45ID:o+SzAYbS</font></dt>
<dd>ラーズグリーズの悪魔 DEMONS OF RAZGRIZ<br>
2010/11/14<br>
「オーシア軍大規模攻勢開始」<br>
オーシア軍はユークトバニア潜水空母2番艦リムファクシの位置を捕捉。<br>
サンド島中隊との交戦の後、リムファクシ撃沈。<br>
散弾ミサイル攻撃の脅威は消滅、オーシア地上軍はユークトバニア全土において大規模攻勢を開始。<br>
<br>
ユークトバニアを攻撃するに当たって最大の脅威、それは先のシンファクシと同型艦となる<br>
弾道ミサイル装備艦「リムファクシ」、神話に出てくるそれと同じような力を持つそれを<br>
ウォードックは沈めることとなる。<br>
情報部が入手した情報から、リムファクシが北のラーズグリーズ海峡にて補給を行っていることを<br>
確認、リムファクシの性能を元に立案された作戦は以下の概要となる。<br>
高度1000フィート以下で接近し、周囲に存在するピケット潜水艦に察知されぬ低高度、そして<br>
高速による接近で補給作業中のリムファクシを強襲するというものである、リムファクシは作戦範囲<br>
内で敵機を発見した場合、補給中断後1分以内に潜航するというすばやい対応が可能であった。<br>
ウォードックはなるべく発見されずに近くまで接近し、発見後1分以内にこれを攻撃する<br>
非常に厳しい任務となる。<br>
<br>
<br>
<a name="a619"></a></dd>
<dt><a href="menu:619"><font color="#000000">619</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5ラーズグリーズの悪魔</font></a></b> <font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/12/1414:17:53ID:o+SzAYbS</font></dt>
<dd>
作戦が開始され低空を高速で飛行するウォードック、司令部参謀ミッチェル中佐より通信が入る<br>
作戦概要を聞きながら、チョッパーはおしゃべりをしている。<br>
「ラーズグリーズの悪魔はこの北の海峡から来たんだ」<br>
「ばあさんから話を聞かされて夜トイレにいけなくなった」<br>
などチョッパーらしい会話とともに、この作戦に対する愚痴をもらす<br>
「でも、よかったです、報復に対する報復なんてことにならなくて…」<br>
グリムがこういうとチョッパーもナガセもそれに同意する様子を見せている<br>
「まもなく無線を封鎖する、各自私語を慎め」とサンダーヘッドから通信が入る<br>
「通信切ったら独り言にいそしんでやらぁ」とチョッパーがその通信に返答し、ウォードックは<br>
リムファクシに向かい加速する。<br>
<br>
通信封鎖から2分ほどが経過したとき<br>
「司令部参謀ミッチェル中佐、敵ピケット潜水艦がこちらを探知、リムファクシは1分以内に潜航する!」<br>
とミッチェルから通信が入る、これと同時に無線がオープン状態となる<br>
「バレたんだ、喋るぞ!」とチョッパーが叫ぶ中全機はリムファクシに向かい攻撃を開始、<br>
リムファクシは被弾し潜航する。<br>
リムファクシが被弾し潜航すると同時刻、オーシア軍の最前線はユークの更なる奥地へと進行していた<br>
ユーク軍はこの侵攻してくるオーシア軍に対してリムファクシの弾道ミサイルの使用を決定。<br>
すぐさまリムファクシに連絡を入れる、が、リムファクシは潜航中にミサイルを発射する機能を<br>
ウォードックによって損傷させられていた。<br>
<br>
<br>
<a name="a620"></a></dd>
<dt><a href="menu:620"><font color="#000000">620</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5ラーズグリーズの悪魔</font></a></b> <font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/12/1414:20:08ID:o+SzAYbS</font></dt>
<dd>
「我が国内を進行するオーシア軍に対してリムファクシからの弾道ミサイルによる援護を!」<br>
「ミサイルの発射機能が損傷した、潜航状態からミサイル射出が出来ない…」<br>
「今撃たなくて何のためのリムファクシか!!!」<br>
ユーク軍は切迫していた、それほどまでにオーシアはユークの首都に迫っていたのだ。<br>
「浮上させる!艦員は身近なものに捕まっていろ!!」<br>
全長300mという超巨大潜水艦が、その姿を再びウォードックの前に姿を現す。<br>
上昇するや否やミサイルをオーシア軍にむけて発射するリムファクシ、ウォードックはこれを<br>
全力を持って沈めようとする、通信ではミッチェル中佐が地上軍の被害を叫びウォードックに怒鳴りかける。<br>
「うちの基地司令よりはやさしいかと思ったんだけどな…」<br>
「上級将校はどれも同じです」<br>
チョッパーとグリムは厳しい状態の中で軽口を叩く。<br>
数回にわたる潜航と浮上を繰り返したリムファクシは艦載機も出し切り、とうとうウォードックによって<br>
その息の根を止められることとなる。<br>
「ラーズグリーズの悪魔はどうやら俺たちではなくて奴らだったようだ…」<br>
「俺たちの時代はもう終わってしまったのかもしれないな…」<br>
その通信を最後に、リムファクシはブレイズの放った対艦ミサイルにより、その姿を北の海に沈めた…。<br>
<br>
この戦いにより、ユーク軍は主力であるミサイル発射艦を失い、オーシアとの戦力さは<br>
均衡に戻りつつあった…。<br>
<br></dd>
<dd><br>
<a name="a633"></a></dd>
<dt><a href="menu:633"><font color="#000000">633</font></a> <b><a href=
"mailto:sage%20%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%A8%E6%95%91%E9%9B%A3%E4%BF%A1%E5%8F%B7%E3%81%AE%E9%96%93">
<font color="#000000">ACE5 零下の檻</font></a></b> <font color="#8080FF"
size="2">sage 悪魔と救難信号の間</font> <font color="#808080" size=
"2">04/12/16 09:18:07 ID:mGYcPgWF</font></dt>
<dd>零下の檻 ICE CAGE<br>
2010/11/17<br>
「捕虜収容所発見」<br>
ユークトバニア中央山岳地帯でオーシア軍はユークトバニアの捕虜収容所を発見。<br>
サンド島中隊は海兵隊ヘリ部隊シー・ゴブリンとの共同作戦を実行。<br>
オーシア兵捕虜の救出に成功。作戦中にケイ・ナガセ大尉機撃墜。<br>
<br>
ラーズグリーズ海峡での戦いから3日、オーシア軍はユーク軍との戦闘で発生した捕虜が<br>
ユークの雪が降り積もる山中にあることを突き止める、オーシアは捕虜を奪還し<br>
味方の士気を上げるために救出作戦を実行する。<br>
救出部隊として選出されたのはヘリコプター部隊であるシー・ゴブリン、これを護衛するのが<br>
ウォードックの仕事であった。<br>
収容所に潜伏しているオーシア軍兵士が収容所観察兵の目をかいくぐり捕虜を救出する中<br>
ウォードックは敵の目をごまかすために上空で激しい空戦を行っていた。<br>
<br>
空戦が終わるとともに、シー・ゴブリンは帰還してゆく…。<br>
編隊を立て直そうとするウォードック、しかし、地上から発射されたミサイルがナガセの機体をしつこく追い回し<br>
ナガセはこれに被弾しベイルアウトせざるをえなくなってしまう。<br>
ナガセを吹雪の凍土に残し、ウォードックは帰還する…。<br>
<br></dd>
<dd><br>
<a name="a621"></a></dd>
<dt><a href="menu:621"><font color="#000000">621</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5凍土からの救難信号1/2</font></a></b> <font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/12/1414:32:56ID:o+SzAYbS</font></dt>
<dd>凍土からの救難信号 WHITE NOISE<br>
2010/11/18<br>
「ナガセ大尉救出に成功」<br>
捕虜救出作戦中に墜落した、ケイ・ナガセ大尉を救出。<br>
<br>
昨夜の戦闘から帰還したウォードックは基地司令からの通信によりすぐさまナガセ救出に向かうこととなる<br>
「ナガセ大尉(昇進した)をこの上二階級特進させるな!」と部下を気遣うような普段は言わないようなことを<br>
口にした司令をチョッパーは珍しげに思っていた。<br>
昨夜の戦闘領域からナガセはベイルアウトした地点はやや離れており、さらにナガセはユーク軍の<br>
追撃部隊から徒歩で逃げていた。<br>
発信機から流れる音の反応でナガセを探す三人<br>
「待ってろよぉ…ナガセ!今助けに行くからな!」チョッパーはあせりながらも地面を探す<br>
途中何回かチョッパーが人影のようなものを見るがどれも外れていた。<br>
<br>
「私がブレイズに守られてる…」<br>
二番機として隊長機を絶対に守るといったナガセ、こうやってベイルアウトし、自分のために<br>
命の危険を顧みず彼女を助けるために空を飛ぶウォードック。<br>
ナガセは責任を感じつつも、ブレイズ達が助けに来てくれることを信じていた。<br>
<br>
<br>
<a name="a622"></a></dd>
<dt><a href="menu:622"><font color="#000000">622</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5凍土からの救難信号2/2</font></a></b> <font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/12/1414:40:39ID:o+SzAYbS</font></dt>
<dd>
反応が最大に達したとき、高高度に存在したE767電子戦機から強力なジャミングが行われ<br>
発信機の電波をキャッチできなくなってしまう、ウォードックは迫り来る敵戦闘機を振り払い<br>
電子戦機を撃破する。<br>
「敵が発砲してきた、移動します!」<br>
地上では追跡部隊とナガセの戦いが続いていた、ナガセのサバイバリティは非常に高く<br>
敵兵を一時は撒くことに成功していたが、一晩走り続けた彼女にもうそんな体力は残っていなかった。<br>
<br>
「ブレイズ!!」<br>
ナガセの叫ぶ声が通信に入り、ウォードックは彼女を発見する、それと同時に先の作戦で活躍した<br>
シー・ゴブリンがナガセを救出するために急行。<br>
「ウォードック、女のパイロットらしいがかわいかったらくどいてもいいか?」<br>
「どうぞお好きに、ただし、ガードも相当固いがな」<br>
チョッパーとシー・ゴブリンの会話が入り混じる中シー・ゴブリンによってナガセは無事救出されることとなった。<br>
<br>
<br>
<a name="a623"></a></dd>
<dt><a href="menu:623"><font color="#000000">623</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5砂漠の電撃</font></a></b><font color="#8080FF" size=
"2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/14 14:45:12
ID:o+SzAYbS</font></dt>
<dd>砂漠の電撃 DESERT LIGHTNING<br>
2010/11/25<br>
「デザート・ブリッツ作戦」<br>
ジラーチ砂漠西部のユークトバニア野戦飛行場が陥落、砂漠西部の石油関連施設も制圧。<br>
<br>
オーシア軍の地上侵攻勢力は非常に順調にユーク国内を進んでいた。<br>
砂漠の電撃となづけられたこの作戦は、ユークの野戦飛行場と石油関連施設を叩き<br>
敵の航空戦力と石油生産能力に打撃を与えるものであった。<br>
ウォードックはユークトバニア軍から「ラーズグリーズの悪魔」とよばれ恐れられる存在と<br>
化している事はすでに味方の間でも有名で、彼らさえいれば戦争に勝てるという兵士すらいた。<br>
<br>
作戦は順調に進み、まずは野戦飛行場が陥落させられた、サンダーヘッドからの指示と<br>
地上部隊との連携により、実にスムーズに石油施設も壊滅、だと思われた。<br>
地上部隊に対して巨砲による攻撃、地上部隊から突如通信が入る。<br>
サンダーヘッドは地上部隊に攻撃を仕掛けるものを見て唖然とした<br>
「馬鹿にしやがって、戦艦だ!」<br>
砂漠地帯に流れる一本の川、確かに川というには深く、広かった<br>
そんなところにユーク軍はフリゲート艦をわざわざ運んできて地上部隊を攻撃していたのだ<br>
この攻撃により地上部隊に被害が出るも、すぐさまウォードックによって鎮圧。<br>
作戦は砂漠に戦艦が出るというアクシデントはあったものの、無事に終了する。<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:638"><font color="#000000">638</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 JOURNEYHOME</font></a></b><font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/17 17:24:52
ID:yO4q12Hf</font></dt>
<dd>JOURNEY HOME<br>
2010/11/29<br>
「平和式典襲撃される」<br>
オーシア南海岸ノヴェンバー市のスタジアムをユークトバニア航空機部隊が襲撃。<br>
同時刻にスタジアム上空にて展示飛行中であったサンド島中隊が応戦の後、撃退。<br>
交戦中にアルヴィン・H・ダヴェンポート大尉機撃墜。死亡。<br>
<br>
ラーズグリーズの悪魔と呼ばれる彼らは、空軍内部から多大な評価を受け<br>
すでにオーシア・ユーク両軍で有名になっていた、そんな彼らはオーシア副大統領が<br>
主催する平和式典の展示飛行を依頼される。<br>
彼らは自らを誇りに思い、ノヴェンバー市の上空へと向かった、ノヴェンバー市のスタジアムは<br>
オーシアでも有数のもので、平和式典にはとてつもない人々が集まっていた…。<br>
飛行を開始し、その行為を誇りに思うと談笑を繰り返すウォードックの面々。<br>
ノヴェンバー市上空で彼らは見事な展示飛行を行い、任務は終了したかに見えた。<br>
<br>
<br>
<a name="a639"></a></dd>
<dt><a href="menu:639"><font color="#000000">639</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 JOURNEYHOME</font></a></b><font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/17 17:28:38
ID:yO4q12Hf</font></dt>
<dd>
地上では副大統領の演説が行われている、内容は平和とはかけ離れたものであった<br>
「我々はユークを許さない」「彼らに正義の鉄槌を下す」と、徹底抗戦を呼びかけるものであった。<br>
しかし、この演説の真っ最中に、副大統領の思いも寄らない事態が起こる、それは<br>
スタジアムに集まった観衆がオーシアの平和を謳う歌「ジャーニーホーム」を大合唱し始めたのだ<br>
戸惑う副大統領。<br>
ウォードックの面々も通信でこの様子を聞いていた、ダヴェンポート大尉がジャーニーホームを口ずさむ<br>
グリムが「それはロックじゃないですよ?」と聞くと、ダヴェンポートは<br>
「かまうもんか、敵さんとだって仲良くしたいって言うことをあらわした歌だ」と言う<br>
元無二の友好国であるオーシアとユークトバニア…、誰もが望まなかった戦争…、誰もが平和を願っていた。<br>
<br>
次の瞬間であった、レーダーに複数の機影を確認、ナガセが叫ぶ。<br>
「闘えるのは…私達だけ!?」<br>
彼らには偶然にも「武装したままの機体で上がれ」という不可思議な命令が下されていた<br>
しかし、これがなにを意味しているのか、彼らが気が付くのは彼らの夜間飛行が終わりに近づく時であった。<br>
<br>
<br>
<a name="a640"></a></dd>
<dt><a href="menu:640"><font color="#000000">640</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 JOURNEYHOME</font></a></b><font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/17 17:31:15
ID:yO4q12Hf</font></dt>
<dd>
スタジアム上空に迫り来る戦闘機の中には爆撃機も混ざっていた<br>
「まるでスタジアムの歌声に対するユークの答えのようだ…」スタジアムの関係者がつぶやく中<br>
ウォードックはたった四機で今までにない攻撃部隊との空戦を演じることとなる。<br>
サンダーヘッドは周囲の基地に援護要請をするも、最も近くの基地は数時間前に着陸事故が起こり<br>
スクランブル体制をとっていたにもかかわらず出撃が出来なかった(これも仕組まれてはいた)<br>
スクランブル体制が整っていない基地から飛び立った部隊の到着まで数分はかかった<br>
ウォードックは援軍を祈り、スタジアムを懸命に守り続ける。<br>
<br>
「スタジアムで歌ってる奴ら、避難しないのか?」ダヴェンポートが独り言をつぶやく中<br>
スタジアムでは混乱の中非難が行われていた、副大統領は一目散に逃げたと通信でいうのだ。<br>
「まだ援軍は来ないのか!?」<br>
援軍を叫ぶウォードックは一般のパイロットには出来ないような戦闘を強いられていた<br>
<br>
「よく出来た演習だ…、やられたよ、全機帰還する」<br>
通信にオーシア機と思われる通信が入る、すぐさまサンダーヘッドはこの言葉に反応し<br>
我が耳を疑った、ノヴェンバー市に向かう途中の部隊が「演習か」という言葉とともに帰還…<br>
「なにを言っている、スタジアムの上空で空戦だぞ、なぜ気づかないんだ!!?」<br>
息を荒く叫ぶサンダーヘッド<br>
「まだ援軍は来ないのか!?」ダヴェンポートもすでに悲鳴のような声を上げる<br>
<br>
<br>
<a name="a641"></a></dd>
<dt><a href="menu:641"><font color="#000000">641</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 JOURNEYHOME</font></a></b><font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/17 17:34:02
ID:yO4q12Hf</font></dt>
<dd>「もう少し!あと少しで来るんだ!!」<br>
今まで聴いたことのない声を上げるサンダーヘッド<br>
援軍を待ち続けるウォードック、グリムは前を飛ぶダヴェンポートが被弾する瞬間を目撃してしまった<br>
「ダヴェンポート大尉!被弾しています!」<br>
「あぁ…、うっかりやっちまった」<br>
「大尉、無理をしないで脱出してください!」<br>
「まだ大丈夫だ、やらせてくれ…」<br>
被弾したにもかかわらずスタジアムの避難が終わるまで敵を排除させてほしいと頼むダヴェンポート<br>
ナガセとグリムは彼の援護につき敵を排除する。<br>
<br>
一機が煙を吹いていると叫ぶユーク軍の攻撃はさらに激しさを増して行く<br>
地上ではスタジアムの避難があらかた終了していた…。<br>
「脱出しなさい!脱出するのよ!!!!」<br>
泣きそうな声で叫ぶナガセ、ダヴェンポートはブレイズに対して<br>
「機体は消耗品だよな?ブービー」と冗談を言うが、あっさりと否定されてしまう<br>
「わかってる、俺も機体もちゃんと戻るよ…心配すんな」と真面目ぶった声で彼は答える。<br>
<br>
<br>
<a name="a642"></a></dd>
<dt><a href="menu:642"><font color="#000000">642</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 JOURNEYHOME</font></a></b><font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/17 17:36:34
ID:yO4q12Hf</font></dt>
<dd>
第一波の攻撃も何とかしのぎ、戦力が減少してきた頃、いまだ援軍は到着していなかった<br>
機体の計器がグルングルン回っているとか言うダヴェンポートはとうとうベイルアウトすることを決める<br>
「機体をどこに落とすか…」<br>
「スタジアムね」<br>
避難が終了したスタジアムに機体を落下させようというのだ、すでに被弾から数分が経過していた…<br>
戦闘機は一発の被弾は命取りで、被弾後数分間も飛行できるようには設計されていない…<br>
「ダヴェンポート大尉!脱出を!」グリムが叫ぶが、落ち着いた声でダヴェンポートは答えた<br>
<br>
「無理だな…」<br>
<br>
「配電盤がいかれてるんだ、キャノピーがとばねぇ…」<br>
青ざめるウォードックとサンダーヘッド、サンダーヘッドが回線に割り込み叫ぶ<br>
「あきらめるなチョッパー!がんばるんだチョッパー!!」<br>
散々任務でダヴェンポートと衝突したサンダーヘッド、彼を一度もコールサインで呼ばなかった<br>
彼がチョッパーと叫んだ<br>
<br>
「へへっ…、いい声だぜ…」<br>
あの声を聞くとげんなりするとか、「どこののど薬飲んだ母親から生まれたんだ?」<br>
などと愚痴を叩いていたダヴェンポートが最期に言った言葉…<br>
この言葉と同時に、彼の搭乗する機体はスタジアムのど真ん中に吸い込まれるように<br>
落ちていった…。<br>
<br>
<a name="a643"></a></dd>
<dt><a href="menu:643"><font color="#000000">643</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 JOURNEYHOME</font></a></b><font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/17 17:40:00
ID:yO4q12Hf</font></dt>
<dd>「チョッパァアアーーーーー!!!」<br>
グリムとナガセは彼のコールサインを叫んだ…<br>
しかし、その通信の先にいるはずの彼はすでにそこにはいなかった…。<br>
<br>
「新たな敵影…、今は…、闘うんだウォードック!」<br>
サンダーヘッドからの通信が入りウォードックは戦闘体制を整える<br>
「一機落とした!俺達にもやれるぞ!」と士気が上がるユークの第二攻撃部隊、しかし<br>
彼らは真の悪魔をその目に焼き付けることとなる。<br>
「さっきより動きがするどい!本当に同じ奴らなのか!?」<br>
「やっぱり俺達に相手できるような奴らじゃないんだ!」<br>
「本当の悪魔だ!食いつかれる…!」<br>
次々と入るユークの阿鼻叫喚の通信…、ウォードックの通信にはグリムとナガセのすすり泣きの<br>
声だけが響いていた…。<br>
<br>
帰還しかけた部隊が到着したとき…、戦闘は3機の悪魔によって終わっていた…<br>
虚空を飛ぶ3機にサンダーヘッドから通信が入る<br>
「彼は、最期まで模範的なパイロットであった…、ダヴェンポート大尉に…敬礼!」<br>
この言葉とともに、3機は夕焼けの空に向かい、スタジアムを後にした…。<br>
<br>
この戦闘での死者は、ウォードック隊のアルヴィン・H・ダヴェンポート大尉のみという<br>
奇跡的なものであった…<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:677"><font color="#000000">677</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5要塞攻略戦1/2</font></a></b><font color="#8080FF" size=
"2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/20 18:25:00
ID:pwmP1n5O</font></dt>
<dd>クルイーク要塞攻防戦 FORTRESS<br>
2010/12/06<br>
「クルイーク要塞陥落」<br>
オーシア空軍と地上軍の連携作戦により、ユークトバニア軍最終防衛拠点、クルイーク要塞陥落。<br>
<br>
戦争は終盤を迎えていた、サンド島の英雄達、つまりラーズグリーズの悪魔と呼ばれる彼らの<br>
活躍により地上軍はユーク軍の要となるクリイーク要塞にまで迫っていた、山岳地帯に築かれた<br>
この強固な要塞、地上軍の侵攻を幾度となく阻み、オーシア軍をそこより先には進ませまいと<br>
そこを守るユーク兵士達はこの要塞に全てをかけていた。<br>
<br>
オーシア軍はすでにこの堅牢な要塞に数回のアタックを行っていたが、いずれも失敗<br>
ウォードックの航空支援に全てが託されていた。<br>
「今日はいけるかもしれん、航空支援はサンド島部隊だ!」<br>
地上部隊はウォードックを希望のまなざしで見ていた。<br>
任務開始と同時に、ウォードックは山岳のトーチカ、戦車、銃砲塔を破壊してゆく<br>
ウォードックの善戦にもかかわらず、地上部隊は進むスピードが普通よりも遅かった、<br>
この山中に立てられた要塞の攻略の難しさを語るにはちょうどいいものだったのだ。<br>
<br>
<br>
<a name="a678"></a></dd>
<dt><a href="menu:678"><font color="#000000">678</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5要塞攻略戦2/2</font></a></b><font color="#8080FF" size=
"2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/20 18:26:27
ID:pwmP1n5O</font></dt>
<dd>
大門のトーチカを潰した彼らは要塞内部を出口に向かって一直線に突き進む<br>
必死に戦車を出して応戦するユーク軍だったが、上空から降り注ぐGPS爆雷の正確な攻撃により<br>
そのほとんどは砲撃を開始する前にはスクラップと化していた。<br>
<br>
「サンド島部隊は4機じゃないのか?」<br>
「1機は正直者にしか見えないんだよ!」<br>
地上では3機しかいないウォードックに対しての疑問が投げかけられていた…<br>
<br>
次々と崩れて行く砲塔…、オーシアの部隊は見事にこの要塞を抜けることに成功し<br>
この要塞はウォードックの航空支援と地上部隊の攻撃により、陥落する…。<br>
<br>
ユークは最終防衛拠点を失い、とうとう残すは首都防衛のみとなってしまっていた…<br>
戦争は、確かに、あっけなくも、終わりつつあった…。<br>
<br>
<br>
<a name="a679"></a></dd>
<dt><a href="menu:679"><font color="#000000">679</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 8492</font></a></b> <font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/12/2018:47:12ID:pwmP1n5O</font></dt>
<dd>8492<br>
2010/12/06 <br>
サンド島中隊は攻略作戦完了後、所属不明機による急襲を受ける。<br>
襲撃から離脱した部隊はサンド島基地へ帰還。<br>
<br>
要塞攻略を終えた彼らは帰路についていた、クイルークよりサンド島に向かう彼らは<br>
北の雪が降り積もる山岳地帯を給油部隊に向かい飛んでいた。<br>
午前中に終わった要塞攻略戦、彼らは浮かれない顔で快晴の空を飛んでいた…。<br>
サンダーヘッドから通信が入る、彼らはチョッパーの死で浮かれない彼らを<br>
励ましていた、「君達がいればこの戦争、勝てる気がするぞ!」と<br>
<br>
ナガセとグリムは戦争のことを話していた、ブレイズには給油部隊から通信が入る<br>
「こちら8492飛行隊…」と、彼らはウォードックを護衛しに来たという<br>
英雄とともに飛べることを誇りに思う…と。<br>
そのときグリムがつぶやく「そういえばチョッパー大尉が言ってたこと…」<br>
その次の瞬間、ブレイズの機体にアラートが鳴り響いた。<br>
<br>
<br>
<a name="a680"></a></dd>
<dt><a href="menu:680"><font color="#000000">680</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 8492</font></a></b> <font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/12/2018:49:34ID:pwmP1n5O</font></dt>
<dd>
給油機の周辺にいたのはF-15S/MTDを中心とした編隊、しかし数が多すぎることにすぐさま気が付く<br>
ヘッドオンされていたブレイズはすぐさま回避行動を取る。<br>
ナガセがサンダーヘッドに通信を取ろうとする、が彼らは周辺の空域に強力なジャミングが<br>
かけられていることに気づく、ブレイズはその犯人であるE-767電子戦機をすでに視界に捕らえ<br>
すぐさまそれを撃ち落そうとする。<br>
<br>
しかし、今までとは違った…<br>
8492飛行隊はブレイズに驚異的な飛行機動で追いつき、後ろから離れないのだ<br>
「要塞を落としたのはやりすぎだったな!」8492の隊長と思わしき男が言う<br>
「ベルカのための礎となれ!!」<br>
「15年前我々が受けた屈辱をユークとオーシアも味わえ!」<br>
飛行隊の一人が叫んだと思われるこの言葉を聞き、ナガセは叫んだ<br>
<br>
「8492飛行隊の正体はユークのスパイですらない!?」<br>
ウォードックは多勢に無勢の混戦状態に押し込まれていた、しかも相手は並みの空戦技術ではなかった<br>
それこそ、バートレットを思い出させる驚異的な戦闘機動…<br>
<br>
<br>
<a name="a681"></a></dd>
<dt><a href="menu:681"><font color="#000000">681</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 8492</font></a></b> <font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/12/2019:09:49ID:pwmP1n5O</font></dt>
<dd>
「工科大学を攻撃したのも彼らが!?」ナガセが叫ぶ傍らでグリムが必死に何かを思い出す<br>
「8492…8492…あとどこかで一回聞いたぞ!!!」<br>
その次の瞬間グリムが叫んだ<br>
「そうだ!僕達が大統領を護衛したとき、引継ぎで来た部隊が8492飛行隊!!」<br>
「ならば、この戦争も彼らが!?」<br>
すぐさまその声は轟音にかき消され、8492飛行隊の通信がかすかに聞こえてくる…<br>
<br>
完全な混戦、このまま戦ってもウォードックに勝機はあるはずがなかった。<br>
「伝えなきゃ!この戦争に意味なんてない!皆だまされてる!」<br>
「逃げましょう!ブレイズ!」ナガセはブレイズに撤退を求める<br>
「東に向かうのよ!」ウォードックは残っていたチャフとフレアを使い敵の攻撃から逃げ延び<br>
アフターバーナー全開で東の空域に向かって飛んでゆく…、もはや彼らには帰る分の燃料も<br>
わずかだった…。<br>
<br>
ジャミングの範囲を出た彼らに追撃の手はなかった…<br>
彼らは8492飛行隊がベルカ人の飛行部隊であること、この戦争を起こしたのは<br>
おそらく彼らベルカ人であること…、これを基地指令に伝えるべく、サンド島へと急いだ。<br>
<br>
<br>
<a name="a682"></a></dd>
<dt><a href="menu:682"><font color="#000000">682</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5 基地ムービー</font></a></b><font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/20
19:11:39ID:pwmP1n5O</font></dt>
<dd>
サンド島へと帰還した彼ら、グリムはこの事実をジュネットとおやじさんに伝え<br>
基地司令のところへ行くように、ナガセとブレイズは副司令であるハミルトンにこの事実を伝えようとする<br>
グリムが彼らのところに着く前、親父さんはジュネットに対して昔話をしていた…<br>
自分は15年前の戦争でバートレットと出会ったこと、ベルカのこと…<br>
そして、8492飛行隊のことを話していた。<br>
<br>
親父さんと慕われる彼は15年前祖国ベルカの戦闘機部隊を指揮していた<br>
ウォードックから聞いた話で、親父さんは8492飛行隊はベルカの戦闘機部隊ナンバーの一つであることを思い出し<br>
ジュネットにそれを語っていた、また、この基地の副司令であるハミルトンはベルカへ派遣将校として<br>
赴いていたことも…。<br>
<br>
ベルカ人部隊の8492飛行隊は大統領誘拐と工科大学攻撃し、オーシアがはじめ良い様にやられていたことは<br>
スパイがいたから…、一本の線が見えてきていた…。<br>
<br>
そこにグリムが飛び込んでくる、グリムは今までの経緯を話し、隊長たちがハミルトンのところに向かったことを言うと<br>
ジュネットはグリムに驚いて聞き返した、グリムは思わず<br>
「どうしたんすか、俺なんかまずいことを…」と聞き返す、すぐさま親父さんは司令のところに<br>
向かったほうが良いと提案する、しかし、彼らが司令に面会したときはすでに全てが遅かった<br>
司令はハミルトンから親父さんが<br>
「15年前敵地で撃墜、当時は情報認識システムが故障していて、親父さんとともにオーシア基地に<br>
逃げ込んできたバートレットの証言だけが証拠となっていた」ということを吹き込まれていた<br>
つまり、親父さんはオーシアの人間ではなくベルカ人だと…<br>
<br>
<a name="a683"></a></dd>
<dt><a href="menu:683"><font color="#000000">683</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5 基地ムービー</font></a></b><font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/20
19:18:42ID:pwmP1n5O</font></dt>
<dd>
司令は銃を取り出し彼らに向けるが、その直後、基地のブレーカーが落とされ、3人は逃亡する<br>
基地倉庫裏で合流するウォードック達、ナガセはハミルトンがベルカのスパイであることを語る<br>
その後に彼をぶん殴ってやったと不機嫌なまま語っていた。<br>
基地内ではすでにお尋ね者の彼らの機体は押さえられていた、脱出もままならないこの状況で<br>
親父さんは練習機を格納してある倉庫の警備は手薄であることを彼らに教える。<br>
<br>
サンド島部隊なら誰もが一度は乗る練習機…<br>
銃声が鳴り響くとき、彼らはその練習機を滑走路に向けて発進させていた…<br>
マシンガンの銃撃が届かぬうちに、4機は空に飛び立つ、すぐさま通信を基地の回線につなぐと<br>
基地には8492飛行隊が追撃に向かうとの連絡が入っていた…。<br>
<br>
<a name="a684"></a></dd>
<dt><a href="menu:684"><font color="#000000">684</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5 中盤まとめ</font></a></b><font color="#8080FF" size=
"2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/20
19:25:02ID:pwmP1n5O</font></dt>
<dd>
親父さん(pops)は前半にも出てきますが、前半の時点では<br>
8492の正体をまだわかっていません、8492の正体を完全に特定するのは<br>
グリムたちの話を聞いてからです、それまでは憶測のような形です。<br>
親父さんはバートレットと15年前共に戦いますが、自らの所属していた部隊により<br>
二人とも撃墜、ベイルアウトし、味方の最前線基地まで逃げ延びます。<br>
<br>
8492部隊は大統領誘拐、工科大学攻撃のほかにも、ジャーニーホームでスクランブル態勢<br>
をしいていた基地の滑走路を使用できなくした張本人でもあります、彼らはベルカ人の<br>
アグレッサー部隊で、オーシアでは8492と名乗っていました。<br>
<br>
ハミルトンはあんまし出てきませんが、過去にベルカに派遣将校として赴き、そこで<br>
ベルカ人アグレッサーによって訓練を受けた経験があります。<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:85"><font color="#000000">85</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 決路1/3</font></a></b><font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/24
17:55:36ID:LYd6gcQN</font></dt>
<dd>決路 FINAL OPTION<br>
「サンド島基地より逃亡」<br>
基地を脱出したサンド島中隊は、第8492飛行隊(ベルカ人アグレッサー部隊)の追撃を受ける。<br>
逃亡中のサンド島中隊機と遭遇した空母ケストレル艦載機(マーカス・スノー大尉搭乗)は<br>
艦長アンダーセンの指示により撃墜を偽装、サンド島中隊を空母ケストレルに匿う。<br>
<br>
<br>
ウォードックはサンド島よりずいぶんとはなれたとこまで来たが、追撃の手はすぐそこまで迫っていた<br>
後方の空には8492飛行部隊が見えた…、ウォードックの目の前には火山性の山が聳え立つソロ島…<br>
前を行く親父さんがブレイズ達にいった<br>
「逃げるからね、しっかりついて来るんだよ」<br>
次の瞬間、急降下した親父さんはソロ島の地面すれすれを飛行しだす<br>
「あの飛び方…、アレは大佐ではないか?」8492の一機がつぶやく<br>
「大佐?フッケバインの凶鳥とよばれたあの?」<br>
「あぁ…、我が祖国最大の裏切り者だ」<br>
<br>
親父さんはこの通信を聞いていたのか、すぐさま彼らに返答する<br>
「君はアシュレイかね?8492飛行隊とか言い出すから、どこの誰かと思ってしまったよ」<br>
「君達がグラーバク戦闘機体などと名乗っているときから同じ空を飛ぶのはごめんだと思っていたんだ」<br>
親父さんは彼らに対する嫌悪の感情をあらわにする。<br>
<br>
<br>
<a name="a86"></a></dd>
<dt><a href="menu:86"><font color="#000000">86</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 決路2/3</font></a></b><font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/24
17:58:59ID:LYd6gcQN</font></dt>
<dd>
8492部隊はウォードックを高空から追おうとするが、すぐさまレーダーとロックオン機能の異常に気が付く<br>
「なんだ…ロックオンできない」<br>
「ここは火山性の地層でね」親父さんが自慢げに言う<br>
8492飛行隊の通信にはサンダーヘッドからの通信が入っていた<br>
「本当に彼らが裏切り者なのか!?信じられない!」<br>
彼らの戦いを見続けていたサンダーヘッドにはウォードックの裏切りが信じられなかった<br>
<br>
ソロ島の超低空を飛行し続ける親父さん、ブレイズたちはその飛行についていくのが精一杯だった<br>
親父さんの飛行技術は想像を絶するものであり、崖に接触しそうな状態で飛んでゆく。<br>
「すごい…、感覚が研ぎ澄まされていく…!」<br>
グリムが叫ぶ中、親父さんはソロ島のトンネルへと突入してゆく<br>
戦闘機が飛ぶには狭すぎるトンネル、幅60mほどのそのトンネルを戦闘機が飛んでゆく…<br>
トンネルを抜けると渓谷がそこにはあり、親父さんは渓谷の間を縫うように飛んでいった<br>
「こんな飛行技術があるなんて!」ナガセは親父さんの飛行技術に感動すら覚えていた。<br>
ソロ島には軍事施設建造時のトンネルがあり、親父さんは今度はそのトンネルに突入して行く<br>
「翼があたりそうだ!」叫びながらもしっかりついてくるグリム<br>
クレーンなどが放置されているトンネルを見事な飛行で切り抜けたブレイズ達<br>
<br>
<br>
<a name="a87"></a></dd>
<dt><a href="menu:87"><font color="#000000">87</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 決路3/3</font></a></b><font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/24
18:01:25ID:LYd6gcQN</font></dt>
<dd>
追跡してくる8492飛行隊はすでに彼らを見失っていた…。<br>
<br>
飛行編隊を練り直す彼らに向かって飛んでくる一機のF-14、そのF-14のパイロットは<br>
8492飛行隊と連絡しており、ウォードックを発見したと伝えていた、通信を聞いていたブレイズたちは青ざめる。<br>
そのF-14は8492からの命令を受け、すぐさまブレイズたちの後ろにつける<br>
<br>
絶体絶命の状況に追い詰められるウォードック<br>
<br>
しかし、F-14から発行信号により連絡が来る<br>
「あれは…モールス信号!?」ナガセが発行信号に気が付く、それと同時にそのF-14は<br>
セント・ヒューレット軍港強襲、第三艦隊集結戦のとき、ウォードックとともに闘った<br>
スノー大尉のF-14であることに…。<br>
「シンジロ…、ベイル…アウト…せよ」グリムがモールスを読み取る<br>
「ベイルアウトしろだって!?」<br>
「信じてみようじゃないか…、ジュネット君、君からいきたまえ」グリムとジュネットに落ち着いた口調で話す親父さん<br>
<br>
低速でベイルアウトするウォードック…、通常ベイルアウトという行為はパイロットにとっては<br>
想像を絶するダメージを与えるものであるが、安定した飛行状況でそれを行ったため<br>
彼らの体のダメージは最小限ですんだ。<br>
空になった機体を撃ち落してゆくスノー、8492飛行隊はスノーが練習機を撃ち落したデータを<br>
リンクによって習得していた…<br>
<br>
<br>
<a name="a88"></a></dd>
<dt><a href="menu:88"><font color="#000000">88</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5 ケストレル艦上にて</font></a></b> <font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/12/2418:07:28ID:LYd6gcQN</font></dt>
<dd>ケストレル艦上<br>
<br>
うつろいゆく意識の中…、けたたましく聞こえるヘリのローター音<br>
「見つ…た…待ってろ…ま…新しい…連れて…」<br>
絶え絶えに聞こえる声をブレイズは耳にしていた…。<br>
<br>
ベイルアウトした彼らはケストレル艦長であるアンダーセンにより撃墜を偽装<br>
事後処理として破片回収に来たのはケストレル所属のシー・ゴブリン…<br>
8492飛行隊の目を欺くすばやい行動によりウォードックはケストレルへと移送された。<br>
<br>
アンダーセン艦長…<br>
歴戦の空母ケストレルを ここまで生きながらえさせてきた男<br>
「いや、まったく自分など負け戦ばかり繰り返してきた男です」<br>
そうも言いながら、開戦以来、ケストレルは一弾も被ったことがない艦なのだ<br>
「艦に傷がつかなくとも、艦載機を出すたび 帰って来ない部下の数が増えるというのは辛いことです<br>
とうとう搭乗員は分隊長のスノー大尉ひとりになりました、飛行機のない空母はお役ごめんです<br>
ここで昼寝をしております 」<br>
艦長は悲しそうに言う。<br>
<br>
<br>
<a name="a89"></a></dd>
<dt><a href="menu:89"><font color="#000000">89</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5 ケストレル艦上にて</font></a></b> <font color=
"#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">04/12/2418:18:11ID:LYd6gcQN</font></dt>
<dd>艦長と話す親父さんが言う<br>
「私は、私は前の戦争が終わる頃、自国の都市の上に核兵器を落とす役を仰せつかりました」<br>
そう、15年前の戦争で核を起爆させたのは、グラーバク戦闘機隊だった…<br>
「命令拒否して脱走した私を拾ってくれたのが、バートレット大尉です」<br>
「『ブービー』というのは その当時の彼のあだ名だった、不思議な男でしてね、以来15年間昇進していません」<br>
「私の国には『灰色の男たち』と呼ばれる連中がいました、今でもまだいるはずです」<br>
「彼らにとって裏切り者の私を、15年間かくまい続けたのがバートレットです」<br>
「ときに―ハーリング大統領の行方のことですが、やはり『灰色の男』どもが…?」<br>
<br>
『ブービー』、初めてウォードックが出撃した際、バートレットがブレイズを『ブービー』と呼んだ<br>
バートレット自信も、過去の戦争で『ブービー』と呼ばれていた。<br>
<br>
「うちの艦で一隻 高い傍受能力を誇る 通信情報艦がおります―『アンドロメダ』」<br>
アンダーセンはアンドロメダがベルカ語の秘密通信を傍受し、それの解読のために大佐(親父さん)<br>
に来てもらったことを話した。<br>
親父さんの戦闘機はあるのかという質問に対しアンダーセンは南ベルカの会社がユークに密輸<br>
しようとしていたものを拿捕し、戦闘機だけは余ってることを話した…。<br>
<br>
<br>
<a name="a90"></a></dd>
<dt><a href="menu:90"><font color="#000000">90</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5 古城の幽閉者1/3</font></a></b><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/24
18:24:59ID:LYd6gcQN</font></dt>
<dd>古城の幽閉者 ANCIENT WALLS<br>
「ハーリング大統領を救出」<br>
ベルカ公国領内に幽閉されていたオーシア大統領、ビンセント・ハーリングを救出。<br>
本作戦よりマーカス・スノー大尉が編隊に加入。<br>
<br>
艦載機に搭乗しケストレルを飛び立ったウォードック、目標はベルカ領内にある古城…<br>
古城の北には核によるクレーターがなおもおびただしい放射線を放っていた…。<br>
<br>
「スノー大尉、うしろにつきます。よろしくお願いします。」<br>
新たに編隊に導入されたのはスノーだった、グリムは最後尾に着く<br>
「編隊飛行なんて久しぶりだ。」うれしそうに話すスノー<br>
「戦争が始まって最初の戦闘で、あなたに邪魔だって叱られたってチョッパー…<br>
…いえ、ダヴェンポート大尉がいっていました。そのときには、僕、まだ補欠で…」<br>
グリムが切なそうに話す。<br>
<br>
popsからの通信により、古城周辺の対空火器を排除し、シー・ゴブリンの着陸を援護するウォードック<br>
「こちらシー・ゴブリン。ナガセ大尉は来てるのか?」<br>
「ええ、吹雪の山から 救助していただきました。」<br>
「ヘリの乗り心地はなかなかだっただろう?どうだい、こっちに転属してこないか?」<br>
「そういえばお喋りの旦那はどうしたんだい?静かだな。」<br>
「いえ、彼は…ここには…。」<br>
うつむきながらもベルカの地上部隊を攻撃してゆくナガセ<br>
<br>
<br>
<a name="a91"></a></dd>
<dt><a href="menu:91"><font color="#000000">91</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5 古城の幽閉者2/3</font></a></b><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/24
18:30:02ID:LYd6gcQN</font></dt>
<dd>
シー・ゴブリンは無事に古城に到着し突入を開始する<br>
ナガセはクレーターを見ながらつぶやいた<br>
「この世の終わりが通り過ぎた後の風景…、ベルカの因縁のある土地では、空気すら重苦しい」<br>
グリムがそれに続いて言う<br>
「ベルカ人の七つの街が蒸発した痕…。動くものが何もない。死んでいる土地のようだ…。」<br>
地上ではシー・ゴブリンが大統領との面会のために服装を整えるだのとジョークを交えた通信が飛び交っていた<br>
突入したシー・ゴブリン、外からは地上部隊が彼らに迫るも、ウォードックの航空支援により<br>
すべてが無力に終わっていた。<br>
<br>
ヘリが待機している途中、ベルカの航空機が接近してきた<br>
「戦闘機かね?独自の戦闘機まで持っているのか、彼らは?」親父さんが落ち着いた口調で話す<br>
「オーシアとユークからの金を浮かせて、自分たちのものを揃えていたか。とにかくヘリを守りたまえ。」<br>
空戦状態に突入するウォードック。<br>
<br>
城内部では想像を絶する戦闘が続いていた、石造りの城で超接近戦を強いられる突入部隊<br>
通信だけを聞いていてはかなりの苦戦であった。<br>
中枢に侵入した彼らは何とか大統領をつれ、被害を出しつつも命からがら城外に逃亡する。<br>
ヘリに乗った大統領はパイロットとナガセの通信に気が付き叫ぶ<br>
「素敵な声のお嬢さん、君かい?君もいるのか?」<br>
「では、アンダーセンも舞台裏の秘密に 気づいたんだね?」<br>
大統領は負傷した部隊員の体を診ながら通信していた。<br>
<br>
<a name="a92"></a></dd>
<dt><a href="menu:92"><font color="#000000">92</font></a> <b><a href=
"mailto:sage"><font color=
"#000000">ACE5 古城の幽閉者3/3</font></a></b><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">04/12/24
18:32:27ID:LYd6gcQN</font></dt>
<dd>
ヘリコプターは低空を飛行しすぐさま戦闘領域から離脱してゆく…<br>
大統領救出作戦は負傷者さえ出たものの、味方の死者は出ないものとなった。<br>
<br>
ジュネットが大統領の到着を聞いて艦橋に駆け上がったとき、大統領は艦長やおやじさんとにこやかに談笑していた<br>
大統領は、囚われの古城の窓から今では別々の国となった<br>
南北ベルカを隔てる七つの爆心地クレーターを見て過ごしていたのだという<br>
<br>
結局オーシア軍は、ユークトバニア首都を陥落させることが出来ず<br>
戦況は泥沼化している、かつて世界に向けて戦いを挑みかけたベルカに<br>
鉄槌を食らわせたオーシアとユークトバニアへの復讐として、これほどふさわしいことはない<br>
両国の間に憎しみを作り出し、戦争によって疲弊してゆくことを望む者ども<br>
二つの国の軍人たちは踊らされるがままであった。<br>
<br>
通信艦が傍受し続けている ユーク軍の無線<br>
そのひとつ、空軍の航空管制通信のベースラインに謎の数列が仕込まれているという<br>
緯度・経度・日時<br>
そして、もうひとつ何かを表す数字、答えは大統領が出した<br>
<br>
「驚いたな、この数字は私の大統領選挙での得票数だよ」<br>
「これは一度目の、こちらは一昨年の選挙の数字だ、これは私に当てたものだ」と<br>
緯度と経度は北ベルカ領内を指している、日付は明日<br>
サンド島から来た彼らは 大統領直属の航空戦隊となった<br>
公式には撃墜され、死亡が報告されたままラーズグリーズ部隊…、それが彼らの新しい名前</dd>
</dl>
<hr>
<div align="right"><a href=
"http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/622.html">>>Part2</a></div>
<strong>ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR</strong>
(Part1/2) ページ容量上限の都合で2分割されています。<br />
>>10-474~478・541~551・576~581・618~620・633・621~623・638~643・677~684、>>11-85~92<br /><hr size="2" width="100%" /><br /><dl><dt><a><font color="#000000">474</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 冒頭</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/0323:00:49ID:5AD8uEmw</font></dt>
<dd>15年前、1995年に大きな戦争があった<br />
ベルカ公国と呼ばれるオーシアの北に位置するその国は、歴史上幾度となく<br />
侵攻を繰り返し、そして敗北した、小国に戻りつつあった彼らは比類なき工業力を養い<br />
世界に最後の戦いを挑んだ、そして彼らはオーシア、ユークトバニアの前に<br />
敗北した、それが15年前の戦争。<br />
ベルカは迫り来る連合軍の侵攻を妨げるために、自国の領土で7つの戦略核を使い<br />
そこにあった自らの町を蒸発させた、彼らは自らを北の地へと閉じ込めたのだ<br />
人々はその行いに恐怖し、自らの持つ武器を捨てようと心に誓った<br />
世界に平和が訪れ、それは永遠に続くものかと思われていた…。<br /><br /><a name="a475"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">475</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 冒頭</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/0323:09:01ID:5AD8uEmw</font></dt>
<dd>小惑星ユリシーズの飛来から数年、ユージアでのISAFと軍事大国エルジアとの<br />
戦争より5年ほどが経過した2010年<br /><br />
オーシア連邦の最西部に位置するサンド島空軍基地に<br />
ユニークな男がいると聞いて取材に来ていた記者のアルベール・ジュネットは訓練中の隊長機の<br />
後部座席にて演習をカメラに収めようとしていた<br />
演習中に数機の国籍不明機がサンド島に接近<br />
演習は中断されることとなる、そのとき空に上がっていたのは練習生と数人の教官機…<br />
隊長機に乗っていたバートレットは練習生に低空に退避するように勧告<br />
その直後、教官機のみで国籍不明機を迎えることとなる。<br />
交戦が終了して、地上に帰ったのはバートレットと練習生の一人であった<br />
ケイ・ナガセだけであった、練習生は低空に退避したが、そこは敵の真正面だったのだ<br />
教官も二名が死亡した、宣戦布告なく行われた戦争、管制塔の一つのミスにより、8人の命が失われた。<br /><br />
この後、サンド島でスクランブル可能な練習生、全てのパイロットが招集される<br /><br /><a name="a476"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">476</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 極西の飛行隊</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/03
23:12:07ID:5AD8uEmw</font></dt>
<dd>2010/09/24<br />
「オーシア国防空軍、国籍不明機捕捉」オーシア西海岸洋上の領空域に国籍不明機出現。<br />
国防空軍第108戦術戦闘飛行隊分遣隊、通称サンド島中隊がスクランブル<br />
強制着陸を促すも新たに出現した国籍不明の増援部隊と交戦。<br /><br />
サンド島付近を偵察飛行していた偵察機を確認、スクランブルで空に上がったのは<br />
隊長機であるバートレット、二番機のナガセ(エッジ)、三番機のアルヴィン・H・ダヴェンポート(チョッパー)<br />
4番機のブレイズ、後にラーズグリーズの悪魔と呼ばれるブレイズたちの初陣となる<br />
国籍不明機を確認後、バートレットがダヴェンポート(チョッパー)に投降勧告をするように促す<br />
しかし、この直後、偵察機を迎えに来た数機のMig-21が現れ、勧告は無駄に終わる。<br />
彼らはためらいなく実弾を発砲、これに対しバートレットは発砲不可の命令を無視し<br />
交戦するように僚機に促し、これを撃退する。<br /><br /><a name="a477"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">477</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 開戦 1/2</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/03
23:21:47ID:5AD8uEmw</font></dt>
<dd>2010/09/27 午前<br />
「不審船、オーシア領海侵犯」<br />
サンド島西方に国籍不明の不審船が出現。<br />
サンド島中隊により偵察活動を阻止、交戦中にジャック・バートレット大尉機撃墜。<br />
消息不明、同日1200時、ユークトバニア連邦共和国、オーシア連邦に対し宣戦布告。<br /><br />
サンド島付近で偵察活動をしていると思われる不審船、それに帰還してゆく無人偵察機<br />
無人偵察機を落とすべく、サンド島中隊にスクランブルの命令が下される。<br />
無人機を撃墜後、三日前と同じように再び海の向こうから戦闘機が現れる<br />
「敵は国境に何機すえてるんだ?こっちはこの四機だけだぜ?」と愚痴をもらすバートレット<br />
交戦許可は出ず、彼らは逃げざるをえなくなる、しかし、努力むなしくチョッパーが敵機に追いつかれることとなってしまう<br />
「今日のビリケツはお前か?ロックンローラー」<br />
チョッパーにこんなことをいいながらバートレットはすぐさま交戦を開始する。<br />
管制機から交戦をやめるように命令されるが、すでに時遅く、国籍不明機は彼らウォードックに<br />
落とされることとなる。<br /><br /><a name="a478"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">478</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 開戦 2/2</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/03
23:31:57ID:5AD8uEmw</font></dt>
<dd>国籍不明帰途の戦闘が終了後、体勢を立て直す4機<br />
バートレットが敵はいなくなったわけではないと言うが、2番機であったナガセが<br />
不審船より発射されたミサイルに追われることとなる、バートレットはそれをかばい<br />
右の主翼に被弾してしまう、「隊長!」とナガセが叫ぶ中<br />
バートレットは機体は消耗品であり、パイロットが生きていれば大勝利だといいベイルアウトする。<br /><br />
その直後、ウォードックに新たな命令が下る<br />
「セントヒューレット軍港が攻撃されている、直ちに基地に帰還し、補給を済ませ出撃せよ」と<br />
救出船が来ない中、彼らはバートレットをあとにし、サンド島へと戻らざるをえなかった。<br /><br />
時同じくして、サンド島では基地に軟禁状態であったジュネットの部屋にいたサンド島<br />
副司令官であるハミルトンはある電話を受け顔色を変え、ジュネットにこういった<br />
「貴方を拘束しておく理由がたった今なくなったよ」<br />
彼は続けざまにジュネットにその理由を話す<br />
「ユークトバニアが宣戦布告した、宣戦同時攻撃だ、セントヒューレット軍港が攻撃を受けている!」<br />
部屋を出て行くハミルトンを尻目に、ジュネットは外を見ていた、4機ではなく、3機の離陸する戦闘機を…<br /><br /></dd>
<dt><a><font color="#000000">541</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 初陣1/2</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/0717:35:27ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>初陣 FIRST FLIGHT<br />
2010/09/27 夕刻<br />
「サンド島空襲」<br />
ユークトバニア軍、サンド島を空襲。<br />
サンド島基地に被害を与えるも、基地制圧には失敗。<br />
戦闘後、ハンス・グリム一等空士が編隊へ正式編入。<br /><br />
先のケストレル護衛より帰還したウォードック、チョッパーはジュネットにやはり地上は良いと語る<br />
その直後、敵機の接近をつげる警報が鳴る、頭を抱えソファーに倒れこむチョッパー<br />
敵は自国に最も近いサンド島航空基地を制圧し本土への拠点とすべく攻撃を仕掛けてきたのだ。<br />
敵機が味方に攻撃を仕掛け、ブレイズの真上で戦闘機が落ちる、チョッパーが叫ぶ中<br />
三人は防空戦闘真っ只中でかろうじて離陸し、防空戦闘に入る。<br />
防空戦闘も中ごろに入った頃、本部からバートレットの補充でやってきたフォード中佐から連絡が入る<br />
着陸のための滑走路は無事か?制空権は確保されているのか?<br />
などしつこく聞いてくる男は、チョッパーが皮肉を言った瞬間、空に消えた。<br /><br /><br /><a name="a542"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">542</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 初陣 2/2</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/0717:36:29ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>「フォードがやられた!」チョッパーが叫ぶ中、虚空から姿を見せたのは爆撃機の姿だった<br />
A-10戦闘機から基地を守るべく戦闘するさなか、ナガセは格納庫から出てきたバートレットの予備機を見つけた<br />
「誰が動かしているの!?」と叫ぶナガセに対して予備機のパイロットは答えた<br />
「グリムです!」と、彼は整備班とともにハンガーにいたところ、基地が強襲されたことを受け<br />
自分も戦わせてほしいというのだ、機器をチェックしながらグリムは離陸し、ウォードックの支援を受けつつ<br />
戦線に加わる、そして、彼らはサンド島を攻撃していた航空部隊を辛くも撃退することに成功する。<br />
この戦いより、ハンス・グリム一等空士、コールサイン「アーチャー」がウォードックに加わる<br /><br /><br /><br /><a name="a543"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">543</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5第三艦隊集結 1/2</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/07
17:37:37ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>第三艦隊集結 RENDE ZVOUS<br />
2010/09/30<br />
「イーグリン海峡で戦闘」<br />
イーグリン海峡で、オーシア第3艦隊の空母群が集結を計る。<br />
ユークトバニア軍ミサイル潜水空母シンファクシの散弾ミサイル攻撃により、<br />
第3艦隊に壊滅的被害発生。オーシア軍、大気機動宇宙機アークバード戦線投入決定。<br /><br />
ユーク軍の攻撃はオーシアに反撃の隙を与えることはなく、かなり綿密に練られたものだというのが<br />
オーシアとしての見解であった、しかし、ユークの失敗はオーシア攻撃の際にオーシア第三艦隊に<br />
所属する空母三艦(ケストレル・バザード・ヴァルチャー)を全て撃ちもらしたことだった。<br />
オーシアは一度内海にこれら第三艦隊に所属する艦船を全て集結させ、戦力を立て直そうとする。<br />
ウォードックは敵の攻撃圏内より内海へ移動するケストレルを護衛することであった…<br />
任務は簡単に終わり、海の女王たる空母は全て内海に移動を完了する。<br />
護衛任務が終了し、各基地より同じように任務についていた同僚は基地に帰還してゆく中<br />
ウォードックはケストレルの上空で空中給油機を待つようにと命令される、そんな中、チョッパーは<br />
レーダーにあるはずのない敵影を見つける、オーシアの領内から現れた敵影に対しウォードックは<br />
すぐさま戦闘態勢をとる<br />
「サンダー・石頭・ヘッドは気付いてるのか!?」<br />
チョッパーが叫ぶ中、空中管制機サンダーヘッドは基地に帰還し始めた各部隊に至急戻るように命令する<br />
が、それも無意味に終わる、そんな中ケストレルよりスノー大尉が離陸し防空戦闘に入る。<br /><br /><br /><a name="a544"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">544</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5第三艦隊集結 1/2</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/07
17:40:39ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>狭い海峡で直進しか出来ない艦隊、迫り来る敵機<br />
「おかしい…、敵襲ってこんなものなんでしょうか?」と敵の攻撃のタイミングのよさに<br />
疑問を投げかけるグリム。<br />
対艦攻撃兵装を積んだ攻撃機や、対艦ミサイルを積んだF-35を駆逐し、何とか第三艦隊を守りきったウォードック、<br />
その直後、空が光ったと同時に空母バザードが爆炎とともに轟沈する<br />
わけもわからない状態のウォードックにスノー大尉から通信が入る<br />
「高度5000フィート以下のものは全て消滅した!」<br />
「高度5000フィート以上に昇れ!!」と叫ぶスノー、指示に従ったウォードックはただ地獄のような光景となっている<br />
下の様子を見る以外になかった。<br />
この攻撃により第三艦隊は空母ヴァルチャー・バザードおよびこれの随伴艦を失い、もはや<br />
艦隊としての作戦行動能力を失ってしまうこととなる。<br /><br />
作戦終了後、オーシア軍本部は今回の攻撃はユーク軍が先の大戦から配備を進めていた大型潜水艦<br />
から発射された弾道ミサイルであることを発表し、これを今後のオーシア軍最大の脅威とした。<br /><br /><br /><a name="a545"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">545</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5中間ムービー</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/07 17:44:45
ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>第三艦隊に対するユーク軍の強襲により、ウォードックは空中給油が不可能となり<br />
オーシア領北部(旧南ベルカ)のハイエルラーク空軍基地(空軍の練習基地)での給油を余儀なくされる<br />
ハイエルラークの向こうには核弾頭で出来たクレーターがいまだに残り、放射能を放っている<br />
ウォードックが基地に着くとハイエルラークの練習生が彼らに話を聞きに集まってくる<br />
ジュネットがサンド島防空戦後に書いた「サンド島の四機」という記事が、ウォードックよりも先に<br />
この基地に届いていたからである、練習生に誇らしげに話をするチョッパー、気が付けば<br />
彼らはこの戦争で最も実践経験のあるパイロットになっていた。<br />
基地に帰還する際、練習生達を先導するように指示される、西の最前線防衛のために、彼ら練習生までもが<br />
実践の空を飛ぶのだ。<br /><br /><br /><a name="a546"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">546</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5白い鳥Ⅰ</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/07 17:49:45
ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>白い鳥Ⅰ WHITE BIRD[PART 1]<br />
2010/10/03<br />
「SSTO打ち上げ成功」<br />
オーシア軍はSSTO(単段シャトル)打ち上げに成功、アークバードへ新兵装モジュールを搬送。<br /><br /><br />
オーシアはユーク軍との軍事バランスを均衡にするための手段として、空高く飛ぶ軌道衛星である<br />
アークバードを投入することを決意する、アークバードは平和主義者の大統領が、軍備を削る換わりに<br />
作り上げた平和のための架け橋、ユークと共同で作られた巨大なマスドライバー基地からアークバードへ<br />
戦争のためのレーザー兵器が打ち上げられようとしていた。<br />
ウォードックこの基地にて打ち上げの防衛をすることとなる、そして<br />
ユーク軍もこの打ち上げをなんとしても阻止すべく、航空戦力を導入することとなる。<br />
このユーク軍の攻撃の本当の目的をウォードックが知るのは、事態が取り返しのつかないことになってからであった。<br /><br />
打ち上げ基地に飛来したユーク軍は空挺戦車(航空機より投下される戦車)や巡航ミサイルなどにより<br />
基地の制圧、マスドライバーの破壊を試みるが、ウォードックによってどれも阻害されることとなる。<br />
そして、一時は中止となった打ち上げは決行され、レーザー兵器はアークバードへと打ち上げられる。<br /><br /><br /><br /><a name="a547"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">547</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5サンド島防衛1/3</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/07 17:53:21
ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>サンド島防衛戦 FRONT LINE<br />
2010/10/04<br />
「サンド島制圧失敗」<br />
サンド島をオーシア攻略における要衝と見たユークトバニア軍が、サンド島への上陸作戦を決行。<br />
オーシア軍アークバードが兵器として稼働開始、大気圏外からのレーザー攻撃を展開。<br />
サンド島制圧を阻止。ユークトバニア軍潜水空母シンファクシ撃沈。<br /><br />
アークバード特殊兵装打ち上げから帰還したウォードック、翌日彼らに新たなる作戦が言い渡される。<br />
ユーク軍上陸部隊がサンド島に接近、サンド島部隊は全力を持ってこの上陸部隊を迎撃することとなる<br />
ブリーフィングで普段は威張り散らしている基地の司令官が「最後まで戦い抜くつもりだ」と<br />
見栄を張ったかのような言葉を吐き捨てる中、ウォードックは作戦説明を受けそれへと上がる。<br />
作戦にはハイエルラークのひよっこたちも投入され、3つの編隊が形成される。<br />
そして、戦闘が開始され、ウォードックは上陸用のヘリ、ホバークラフトを次々と撃破してゆく、<br />
フリゲート艦を数隻も沈めた後、突然サンダーヘッドから通信が入る<br />
「弾道ミサイルの発射を確認、全機至急高度5000フィート以上に上昇せよ!」<br />
これを聞いて青ざめたウォードックたちはすぐに高度を上げようとする。<br /><br /><br /><br /><a name="a548"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">548</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5サンド島防衛2/3</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/07 17:56:42
ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>「なにをしてるのひよっこ達!早く上がるのよ!!」とナガセが叫ぶ中、シンファクシから発射された<br />
弾道ミサイルが迫る。<br />
「どこかの上級コマンドがアクセスしてきた、Aサット照準データリンク、何の表示だこれは?」<br />
サンダーヘッドは自らのAWACSに表示された見覚えのない表示を見る<br />
「勝手にカウントダウンを開始している…」<br />
チョッパーは次の瞬間、空から一閃の光が下りてくるのを見て、ブレイズにすぐさまアレは何だと聞く。<br />
サンダーヘッドに通信が入り、この光の正体は天高く飛ぶ白き鳥、アークバードの下部に取り付けられた<br />
レーザー発生器から撃たれたものということがわかる。<br />
「アークバードだ、頼れるぞ!ミサイルをロック後、アークバードにデータを送る」<br />
アークバードに取り付けられたレーザーは弾道ミサイルを正確に射抜き続けるが、シンファクシは<br />
これに対しミサイルの連続発射で対抗する。<br />
「これだけの数じゃいくらアークバードでも!」とグリムが叫ぶ中、全機は一気に高度を上げる、<br />
「昇れ昇れ!!」と叫ぶチョッパーを尻目に、彼らの後ろを飛んでいたひよっこ達にたいして<br />
弾道ミサイルによる鉄の雨が降り注いだ…<br /><br /><br /><a name="a549"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">549</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5サンド島防衛3/3</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/07 17:57:55
ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>「あんなに…落ちてゆく…」グリムは外を見てつぶやく。<br />
そのとき、海上にいたオーシアの艦にアークバードから新たなソノブイデータをよこすようにと通信が入る<br />
言われるままに彼らはソノブイを送る、それから数分とたたないうちに、光が海面に落ちていった<br />
「シンファクシの被弾音を確認!浮上しています!」この言葉とともに、全長300mにも及ぶ超巨大潜水艦<br />
シンファクシがその姿を海上へと現した。<br />
シンファクシはその船体からカタパルトを使いF-35を応戦させると同時に、サンド島と自分の上に向けて<br />
弾道ミサイルをお構いなしに撃ち始める、サンド島では司令官が阿鼻叫喚の叫びを上げている中、<br />
ウォードックは伝説の悪魔といえるようなこの潜水艦を沈めることとなる。<br />
「浮上しても強い潜水艦なんて詐欺だ!」と叫ぶチョッパー、サンド島はシンファクシのおかげで<br />
劣勢状態から、さらに状態が悪くなりつつあった。<br />
「やむをえん、ミサイルの間を縫ってでも対艦攻撃を実施せよ」とサンダーヘッドの無茶な命令が下る、<br />
「やむをえんであの中に突っ込めって言うのかよ!バカ野郎!」<br />
チョッパーが叫ぶ中、ブレイズが対艦攻撃を実施する。<br />
僚機も覚悟を決めてそれに続く、そして彼らは見事にシンファクシを沈めることに成功。<br />
サンド島の上陸作戦はシンファクシを失ったユーク軍が撤退する形で終わりを告げる。<br /><br /><br /><a name="a550"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">550</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5希望という名の負荷1/2</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/0718:05:03ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd>希望という名の負荷 HANDFUL OF HOPE<br />
2010/10/22<br />
「エイカーソン・ヒル事件」<br />
サンド島中隊がエイカーソン・ヒル周辺を哨戒中、中立国ノースポイントへ向かうオーシア輸送機に遭遇。<br />
輸送貨物の中に潜んでいたテロリストによってパイロットは射殺、テロリストも銃撃を受け死亡。<br />
輸送機は生き残った乗客の操縦により、不時着。<br />
輸送機乗客(オーシア大統領ビンセント・ハーリング以下2名)は、オーシア国防空軍・第8492飛行隊によって保護。<br /><br />
哨戒飛行中に見つけたその輸送機はレーダーの機能を損傷していた、エイカーソンヒルは穀倉地帯であると同時に<br />
そこにはオーシア最大級ともいえる迎撃レーダーシステムが備えられている、レーダーを損傷していなければ<br />
そのレーダー網をかいくぐり飛ぶことは可能、そして、オーシア機としての識別信号があれば<br />
レーダーを気にする必要もなかったのだ。<br />
<br />
輸送機のパイロットは、自分が現在政府の機密の輸送を行っており、識別信号を出すことは出来ないことを告げ<br />
ウォードックにレーダーの間を飛んでもらえないかと頼む、ナガセとブレイズはこれを引きうけ<br />
レーダー網の間を先導することとなる。<br />
「自国の領空がこんなにも恐ろしい空だったとは…、見えないから恐怖はなおさらだな…」<br />
という機長を尻目に、ブレイズはレーダー網を抜けてゆく。<br />
レーダーを抜け終わったあたりで、レーダーに機影が映る、輸送機が運んでいる「機密」を<br />
この世から消さんとユーク軍機が飛んできたのである。<br /><br /><br /><a name="a551"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">551</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5希望という名の負荷2/2</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/0718:06:03ID:urI/fFeP</font></dt>
<dd> 「これを落とせば勲章ものだ!いや、銅像が建つぞ!」<br />
彼らはそのようなことを叫び、輸送機へと迫る。<br />
対するウォードックは後方からチョッパーとグリムがようやく追いつき陣形を整える。<br /><br />
「なにを言っているの彼らは…」ナガセが混線してきた敵の会話に疑問を抱く。<br />
ウォードックの交戦の結果、輸送機に傷がつくことなく戦闘は終了する。<br />
そんな中、輸送機の機長が射殺される事件が起こるが、その直後にそのテロリストも何者かによって<br />
射殺されてしまう。<br />
<br />
そして通信が入ったとき、その通信の相手は自分が「積荷」であり、今操縦してるのは航空経験などない<br />
秘書であるということを告げる、機体はテロリストによりエンジンが一機停止している状態で<br />
不時着をしなければならない状態であり、彼の秘書がそれを行うというのだ。<br />
「積荷」の男はチョッパーやナガセの名前をいい名前だというジョークなどをしながら<br />
秘書を不時着は可能だと勇気づける、一方のブレイズたちは風力発電用の風車を破壊して<br />
滑走路の目印を作っていた。<br />
「いい目印だ、わかりやすいね」と言って、積荷の男と秘書はそのまま機体を地面に叩き付けた。<br />
彼らの無事を確認するウォードック、ナガセは積荷の男に質問をする。<br />
なぜアークバードを戦力に投下するのか、貴方が空に掛ける平和の橋を見たかった…と<br />
積荷の男は平和になればまたやり直しが聞く、まず話し合いを持つことが大切だといい<br />
アークバードを投入し、戦力が均衡になった今、中立国であるノースポイントでの話し合いが<br />
必要だと語った。<br /><br />
「いっけね、燃料がやばいぜ」と燃料がすでに帰還ギリギリしか残っていないことに気付いたチョッパー、<br />
そこにタイミングよく8492飛行隊と名乗る部隊が引き継ぎに現れる。<br />
彼らと交代しその場を後にし、ウォードックは基地に帰還する。<br /><br /></dd>
<dt><a><font color="#000000">576</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5憎しみの始まり</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/09 20:53:59
ID:VyfBcB5L</font></dt>
<dd>憎しみの始まり LIT FUSE<br />
2010/11/01<br />
「ユークトバニア本土上陸」<br />
オーシア軍はユークトバニア南東部からの大規模上陸作戦を展開。<br />
バストーク半島南部沿岸の確保に成功したオーシア軍は、<br />
ユークトバニア首都シーニグラードを最終目標とした本土攻略を開始。<br /><br />
開戦以後、ユークトバニアの綿密な作戦により、常に苦汁を飲まされ続けたオーシアは、<br />
とうとうユークトバニアに対して反撃を開始することとなる、先のサンド島防衛により<br />
敵の主力潜水艦の一つであるシンファクシを撃破したことにより、ユークの侵攻勢力は<br />
弱体化していた、オーシアはこれを機にユークトバニア本土侵攻作戦を実施、目的地を<br />
敵国首都シーニグラードとし、ユーク上陸作戦を開始する。<br /><br />
作戦実行時の天候は雨、フットプリント作戦と命名されたこの作戦は、先のユージア戦争で<br />
ISAFがエルジアに対して実行したバンカーショット作戦よりも悪いコンディションの中で行われる。<br />
作戦に参加する上陸部隊は選りすぐりの海軍、AからD中隊で構成される部隊は作戦が決行されると同時に<br />
勢いよく海岸に上陸を開始する。<br />
「いいぞ、いけ!地面にキスしてる暇はねぇ!」チョッパーが下の様子を見ながら叫ぶ中<br />
ウォードックは丁寧に敵の防衛用トーチカなどを潰してゆく<br />
「くそったれな戦争だ…」と愚痴をもらすチョッパーは、積荷の人物が言っていたこととは正反対の<br />
現状をナガセに言い続ける、戦争の醜い部分であり、誰がやってもこうなるのだと…。<br />
「違う…」というナガセ、そんな会話をしつつも、ウォードックは地上部隊と連携して敵の防衛拠点を<br />
潰し、上陸作戦は無事成功する。<br /><br />
これによりオーシア海兵隊はユークトバニア南東部を占拠する形となり、ここから本土進攻を行ってゆくこととなる<br />
この上陸作戦が更なる憎しみの連鎖を生むことにはまだ誰も気付くはずがなかった…。<br /><br /><br /><br /><a name="a577"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">577</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5見えざる姿</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/09 20:57:03
ID:VyfBcB5L</font></dt>
<dd>見えざる姿 BLIND SPOT<br />
2010/11/02<br />
「工科大学銃撃される」<br />
本土への上陸を許したユークトバニア軍は、戦線の再構築を図るため、<br />
バストーク半島からの空路撤退を開始。サンド島中隊は撤退作戦を阻止。<br />
同時刻、作戦空域内のユークトバニア民間施設が航空機からの銃撃を受ける事件が発生。<br />
事件への関与を確かめる為、オーシア軍総司令部はサンド島中隊隊員を、<br />
オーシア首都オーレッドの軍調査機関に召還。<br /><br />
「我々オーシア軍は一般市民に対する規律を特に厳しく行い、ユーク市民はともに融和の道を<br />
歩む同胞としてみている、我々の敵はあくまでユーク軍部であり、市民には敬意を持って接することを…」<br />
「ユーク市民への攻撃をしたものは厳罰に値する」と通信に入る中、逃亡するユーク軍を攻撃するため、ウォードックは雪山の上を飛んでいた。<br />
敵影を発見し、すぐさま攻撃に移るウォードックだったが、グリムが異常を告げる。<br />
敵の数が異常に多いのだ、撤退する部隊にしては戦闘機の数が明らかに…。<br />
さらにHUDに写る機影にも通常と異なる点を発見、チョッパーはこの時点でからくりに気付く、<br />
「ははぁ、わかったぞ…」この言葉を聞いた直後、ブレイズは上昇し高空を飛んでいた<br />
E-767電子戦機を破壊する、それと同時にかなりの機影がレーダーから消失した。<br />
「からくりを見破られたか?!」とユーク軍が叫ぶ中、ウォードックは電子戦機を次々と落とし<br />
撤退部隊を丸裸にする。<br /><br /><a name="a578"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">578</font></a><b><a href="mailto:sage%201/2%E4%BB%98%E3%81%91%E5%BF%98%E3%82%8C%E3%81%9Forz"><font color="#000000">ACE5
見えざる姿2/2</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage1/2付け忘れたorz</font><font color="#808080" size="2">04/12/0920:59:20ID:VyfBcB5L</font></dt>
<dd> ウォードックが撤退部隊を叩いてると同時刻、不振な通信が入る<br />
「こちら8492リーダー、目標どおり工科大学への攻撃を開始せよ」<br />
それと同時にサンダーヘッドから通信が入る<br />
「ユークトバニア工科大学がオーシア機による機銃掃射を受けている」<br />
ユーク軍機には一般市民を攻撃したオーシアに対する憎しみの言葉がこだまする<br />
「なんてことを!俺たちの作戦範囲じゃねえか!どこの馬鹿だ!?」<br />
チョッパーが叫ぶ中攻撃は続行され、工科大学で非難していた一般人などにかなりの死傷者が<br />
発生することとなる。<br /><br />
工科大学が存在するエリアはウォードックの管轄範囲であり、他の航空機部隊は存在せず<br />
この銃撃事件を受け、ウォードックは首都オーレッドにて査問を受けることとなる<br />
わけのわからないまま、工科大学攻撃の濡れ衣を着せられ、彼らはサンド島へ帰還後<br />
オーレッドへと向かうこととなる。<br /><br /><br /><br /><a name="a579"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">579</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5報復の連鎖1/2</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/09 21:03:42
ID:VyfBcB5L</font></dt>
<dd>報復の連鎖 CHAIN REACTION<br />
2010/11/04<br />
「アピート国際空港襲撃」<br />
オーシア・アピート国際空港が、ユークトバニア軍航空機部隊及び、<br />
駐機中の貨物機内に潜伏していたユークトバニア軍地上部隊により襲撃。<br />
首都オーレッドに出頭中のサンド島中隊が鎮圧。<br /><br />
首都オーレッドはいまだ戦争の気配はなく、戦争は西岸で起こっていることで<br />
テレビの向こう側の世界という雰囲気に浸りきっていた…。<br />
軍調査機関に出頭を命じられたウォードックは厳しい査問を受けるなか、身の潔白を必死に証明しようとする、<br />
攻撃は8492部隊が行ったのだと、しかしオーシアの部隊には8492という部隊名を持つ部隊は存在せず<br />
査問では工科大学攻撃の実行者は特定できないままになる。<br />
オーレッドにて査問を受けたウォードックに、突如指令が舞い下りる。<br />
オーシア・アピート国際空港がユークトバニア軍航空機の攻撃を受けており、これに急行できるのは<br />
首都に呼び出されているウォードックしかいない、と。<br /><br /><br /><a name="a580"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">580</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5報復の連鎖2/2</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/09 21:07:24
ID:VyfBcB5L</font></dt>
<dd> 空港に到着したウォードックはすぐさまユーク軍機の排除にあたる、すでにかなりの航空機が<br />
上空に存在し、全てを落とすには時間がかかることとなる。<br />
さらに、駐機中の貨物機体からなんと戦闘車両と地上攻撃部隊が現れ、空港にいる一般市民を攻撃してきたのだ<br />
「この戦を起こしているのは憎しみの連鎖よ…」ナガセが息を荒くしてそう言う。<br />
先の工科大学攻撃に対する報復が国際空港の一般市民に対する攻撃…、空港では市民の非難などが<br />
行われ、すでに大騒ぎとなっていた。<br />
「本当に撃ってもいいのですか?仮にも一般市民ですよ!?」<br />
動揺するユーク軍地上攻撃部隊の兵も存在したが、上官の命令により彼らは闘うすべを持たぬ一般人<br />
に対しての攻撃を行う。<br />
ウォードックが航空戦力を排除後、空港も避難があらかた終わり、地上部隊の排斥のみとなる<br />
ウォードックは急行してきた地上部隊とユーク軍の戦いを見ることなく、空港から帰還することとなる。<br /><br /><br /><br /><a name="a581"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">581</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5緑海の火薬庫</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/09 21:10:30
ID:VyfBcB5L</font></dt>
<dd>緑海の火薬庫 POWDER KEG<br />
「ユークトバニア兵站能力低下」<br />
2010/11/07<br />
軍調査機関での査問を終えたサンド島中隊は、急遽ユークトバニア本土攻略戦線に送還。<br />
ユークトバニア南部密林地帯に存在する大規模の武器貯蓄施設を破壊。<br /><br />
首都より解放後、すぐさまウォードック最前線に投入される、<br />
「自らの身の潔白はその戦いぶりによって証明すべし」と基地の司令官があおる<br />
彼らは潔白を証明するために、ユーク軍のアキレス腱とも言える武器貯蔵地帯を攻撃することとなる。<br /><br /></dd>
<dt><a><font color="#000000">618</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5ラーズグリーズの悪魔</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/1414:13:45ID:o+SzAYbS</font></dt>
<dd>ラーズグリーズの悪魔 DEMONS OF RAZGRIZ<br />
2010/11/14<br />
「オーシア軍大規模攻勢開始」<br />
オーシア軍はユークトバニア潜水空母2番艦リムファクシの位置を捕捉。<br />
サンド島中隊との交戦の後、リムファクシ撃沈。<br />
散弾ミサイル攻撃の脅威は消滅、オーシア地上軍はユークトバニア全土において大規模攻勢を開始。<br /><br />
ユークトバニアを攻撃するに当たって最大の脅威、それは先のシンファクシと同型艦となる<br />
弾道ミサイル装備艦「リムファクシ」、神話に出てくるそれと同じような力を持つそれを<br />
ウォードックは沈めることとなる。<br />
情報部が入手した情報から、リムファクシが北のラーズグリーズ海峡にて補給を行っていることを<br />
確認、リムファクシの性能を元に立案された作戦は以下の概要となる。<br />
高度1000フィート以下で接近し、周囲に存在するピケット潜水艦に察知されぬ低高度、そして<br />
高速による接近で補給作業中のリムファクシを強襲するというものである、リムファクシは作戦範囲<br />
内で敵機を発見した場合、補給中断後1分以内に潜航するというすばやい対応が可能であった。<br />
ウォードックはなるべく発見されずに近くまで接近し、発見後1分以内にこれを攻撃する<br />
非常に厳しい任務となる。<br /><br /><br /><a name="a619"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">619</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5ラーズグリーズの悪魔</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/1414:17:53ID:o+SzAYbS</font></dt>
<dd> 作戦が開始され低空を高速で飛行するウォードック、司令部参謀ミッチェル中佐より通信が入る<br />
作戦概要を聞きながら、チョッパーはおしゃべりをしている。<br />
「ラーズグリーズの悪魔はこの北の海峡から来たんだ」<br />
「ばあさんから話を聞かされて夜トイレにいけなくなった」<br />
などチョッパーらしい会話とともに、この作戦に対する愚痴をもらす<br />
「でも、よかったです、報復に対する報復なんてことにならなくて…」<br />
グリムがこういうとチョッパーもナガセもそれに同意する様子を見せている<br />
「まもなく無線を封鎖する、各自私語を慎め」とサンダーヘッドから通信が入る<br />
「通信切ったら独り言にいそしんでやらぁ」とチョッパーがその通信に返答し、ウォードックは<br />
リムファクシに向かい加速する。<br /><br />
通信封鎖から2分ほどが経過したとき<br />
「司令部参謀ミッチェル中佐、敵ピケット潜水艦がこちらを探知、リムファクシは1分以内に潜航する!」<br />
とミッチェルから通信が入る、これと同時に無線がオープン状態となる<br />
「バレたんだ、喋るぞ!」とチョッパーが叫ぶ中全機はリムファクシに向かい攻撃を開始、<br />
リムファクシは被弾し潜航する。<br />
リムファクシが被弾し潜航すると同時刻、オーシア軍の最前線はユークの更なる奥地へと進行していた<br />
ユーク軍はこの侵攻してくるオーシア軍に対してリムファクシの弾道ミサイルの使用を決定。<br />
すぐさまリムファクシに連絡を入れる、が、リムファクシは潜航中にミサイルを発射する機能を<br />
ウォードックによって損傷させられていた。<br /><br /><br /><a name="a620"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">620</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5ラーズグリーズの悪魔</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/1414:20:08ID:o+SzAYbS</font></dt>
<dd>「我が国内を進行するオーシア軍に対してリムファクシからの弾道ミサイルによる援護を!」<br />
「ミサイルの発射機能が損傷した、潜航状態からミサイル射出が出来ない…」<br />
「今撃たなくて何のためのリムファクシか!!!」<br />
ユーク軍は切迫していた、それほどまでにオーシアはユークの首都に迫っていたのだ。<br />
「浮上させる!艦員は身近なものに捕まっていろ!!」<br />
全長300mという超巨大潜水艦が、その姿を再びウォードックの前に姿を現す。<br />
上昇するや否やミサイルをオーシア軍にむけて発射するリムファクシ、ウォードックはこれを<br />
全力を持って沈めようとする、通信ではミッチェル中佐が地上軍の被害を叫びウォードックに怒鳴りかける。<br />
「うちの基地司令よりはやさしいかと思ったんだけどな…」<br />
「上級将校はどれも同じです」<br />
チョッパーとグリムは厳しい状態の中で軽口を叩く。<br />
数回にわたる潜航と浮上を繰り返したリムファクシは艦載機も出し切り、とうとうウォードックによって<br />
その息の根を止められることとなる。<br />
「ラーズグリーズの悪魔はどうやら俺たちではなくて奴らだったようだ…」<br />
「俺たちの時代はもう終わってしまったのかもしれないな…」<br />
その通信を最後に、リムファクシはブレイズの放った対艦ミサイルにより、その姿を北の海に沈めた…。<br /><br />
この戦いにより、ユーク軍は主力であるミサイル発射艦を失い、オーシアとの戦力さは<br />
均衡に戻りつつあった…。<br /><br /></dd>
<dd><br /><a name="a633"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">633</font></a><b><a href="mailto:sage%20%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%A8%E6%95%91%E9%9B%A3%E4%BF%A1%E5%8F%B7%E3%81%AE%E9%96%93"><font color="#000000">ACE5 零下の檻</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage 悪魔と救難信号の間</font><font color="#808080" size="2">04/12/16 09:18:07
ID:mGYcPgWF</font></dt>
<dd>零下の檻 ICE CAGE<br />
2010/11/17<br />
「捕虜収容所発見」<br />
ユークトバニア中央山岳地帯でオーシア軍はユークトバニアの捕虜収容所を発見。<br />
サンド島中隊は海兵隊ヘリ部隊シー・ゴブリンとの共同作戦を実行。<br />
オーシア兵捕虜の救出に成功。作戦中にケイ・ナガセ大尉機撃墜。<br /><br />
ラーズグリーズ海峡での戦いから3日、オーシア軍はユーク軍との戦闘で発生した捕虜が<br />
ユークの雪が降り積もる山中にあることを突き止める、オーシアは捕虜を奪還し<br />
味方の士気を上げるために救出作戦を実行する。<br />
救出部隊として選出されたのはヘリコプター部隊であるシー・ゴブリン、これを護衛するのが<br />
ウォードックの仕事であった。<br />
収容所に潜伏しているオーシア軍兵士が収容所観察兵の目をかいくぐり捕虜を救出する中<br />
ウォードックは敵の目をごまかすために上空で激しい空戦を行っていた。<br /><br />
空戦が終わるとともに、シー・ゴブリンは帰還してゆく…。<br />
編隊を立て直そうとするウォードック、しかし、地上から発射されたミサイルがナガセの機体をしつこく追い回し<br />
ナガセはこれに被弾しベイルアウトせざるをえなくなってしまう。<br />
ナガセを吹雪の凍土に残し、ウォードックは帰還する…。<br /><br /></dd>
<dd><br /><a name="a621"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">621</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5凍土からの救難信号1/2</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/1414:32:56ID:o+SzAYbS</font></dt>
<dd>凍土からの救難信号 WHITE NOISE<br />
2010/11/18<br />
「ナガセ大尉救出に成功」<br />
捕虜救出作戦中に墜落した、ケイ・ナガセ大尉を救出。<br /><br />
昨夜の戦闘から帰還したウォードックは基地司令からの通信によりすぐさまナガセ救出に向かうこととなる<br />
「ナガセ大尉(昇進した)をこの上二階級特進させるな!」と部下を気遣うような普段は言わないようなことを<br />
口にした司令をチョッパーは珍しげに思っていた。<br />
昨夜の戦闘領域からナガセはベイルアウトした地点はやや離れており、さらにナガセはユーク軍の<br />
追撃部隊から徒歩で逃げていた。<br />
発信機から流れる音の反応でナガセを探す三人<br />
「待ってろよぉ…ナガセ!今助けに行くからな!」チョッパーはあせりながらも地面を探す<br />
途中何回かチョッパーが人影のようなものを見るがどれも外れていた。<br /><br />
「私がブレイズに守られてる…」<br />
二番機として隊長機を絶対に守るといったナガセ、こうやってベイルアウトし、自分のために<br />
命の危険を顧みず彼女を助けるために空を飛ぶウォードック。<br />
ナガセは責任を感じつつも、ブレイズ達が助けに来てくれることを信じていた。<br /><br /><br /><a name="a622"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">622</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5凍土からの救難信号2/2</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/1414:40:39ID:o+SzAYbS</font></dt>
<dd>反応が最大に達したとき、高高度に存在したE767電子戦機から強力なジャミングが行われ<br />
発信機の電波をキャッチできなくなってしまう、ウォードックは迫り来る敵戦闘機を振り払い<br />
電子戦機を撃破する。<br />
「敵が発砲してきた、移動します!」<br />
地上では追跡部隊とナガセの戦いが続いていた、ナガセのサバイバリティは非常に高く<br />
敵兵を一時は撒くことに成功していたが、一晩走り続けた彼女にもうそんな体力は残っていなかった。<br /><br />
「ブレイズ!!」<br />
ナガセの叫ぶ声が通信に入り、ウォードックは彼女を発見する、それと同時に先の作戦で活躍した<br />
シー・ゴブリンがナガセを救出するために急行。<br />
「ウォードック、女のパイロットらしいがかわいかったらくどいてもいいか?」<br />
「どうぞお好きに、ただし、ガードも相当固いがな」<br />
チョッパーとシー・ゴブリンの会話が入り混じる中シー・ゴブリンによってナガセは無事救出されることとなった。<br /><br /><br /><a name="a623"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">623</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5砂漠の電撃</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/14 14:45:12
ID:o+SzAYbS</font></dt>
<dd>砂漠の電撃 DESERT LIGHTNING<br />
2010/11/25<br />
「デザート・ブリッツ作戦」<br />
ジラーチ砂漠西部のユークトバニア野戦飛行場が陥落、砂漠西部の石油関連施設も制圧。<br /><br />
オーシア軍の地上侵攻勢力は非常に順調にユーク国内を進んでいた。<br />
砂漠の電撃となづけられたこの作戦は、ユークの野戦飛行場と石油関連施設を叩き<br />
敵の航空戦力と石油生産能力に打撃を与えるものであった。<br />
ウォードックはユークトバニア軍から「ラーズグリーズの悪魔」とよばれ恐れられる存在と<br />
化している事はすでに味方の間でも有名で、彼らさえいれば戦争に勝てるという兵士すらいた。<br /><br />
作戦は順調に進み、まずは野戦飛行場が陥落させられた、サンダーヘッドからの指示と<br />
地上部隊との連携により、実にスムーズに石油施設も壊滅、だと思われた。<br />
地上部隊に対して巨砲による攻撃、地上部隊から突如通信が入る。<br />
サンダーヘッドは地上部隊に攻撃を仕掛けるものを見て唖然とした<br />
「馬鹿にしやがって、戦艦だ!」<br />
砂漠地帯に流れる一本の川、確かに川というには深く、広かった<br />
そんなところにユーク軍はフリゲート艦をわざわざ運んできて地上部隊を攻撃していたのだ<br />
この攻撃により地上部隊に被害が出るも、すぐさまウォードックによって鎮圧。<br />
作戦は砂漠に戦艦が出るというアクシデントはあったものの、無事に終了する。<br /><br /></dd>
<dt><a><font color="#000000">638</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 JOURNEYHOME</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/17 17:24:52
ID:yO4q12Hf</font></dt>
<dd>JOURNEY HOME<br />
2010/11/29<br />
「平和式典襲撃される」<br />
オーシア南海岸ノヴェンバー市のスタジアムをユークトバニア航空機部隊が襲撃。<br />
同時刻にスタジアム上空にて展示飛行中であったサンド島中隊が応戦の後、撃退。<br />
交戦中にアルヴィン・H・ダヴェンポート大尉機撃墜。死亡。<br /><br />
ラーズグリーズの悪魔と呼ばれる彼らは、空軍内部から多大な評価を受け<br />
すでにオーシア・ユーク両軍で有名になっていた、そんな彼らはオーシア副大統領が<br />
主催する平和式典の展示飛行を依頼される。<br />
彼らは自らを誇りに思い、ノヴェンバー市の上空へと向かった、ノヴェンバー市のスタジアムは<br />
オーシアでも有数のもので、平和式典にはとてつもない人々が集まっていた…。<br />
飛行を開始し、その行為を誇りに思うと談笑を繰り返すウォードックの面々。<br />
ノヴェンバー市上空で彼らは見事な展示飛行を行い、任務は終了したかに見えた。<br /><br /><br /><a name="a639"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">639</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 JOURNEYHOME</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/17 17:28:38
ID:yO4q12Hf</font></dt>
<dd>地上では副大統領の演説が行われている、内容は平和とはかけ離れたものであった<br />
「我々はユークを許さない」「彼らに正義の鉄槌を下す」と、徹底抗戦を呼びかけるものであった。<br />
しかし、この演説の真っ最中に、副大統領の思いも寄らない事態が起こる、それは<br />
スタジアムに集まった観衆がオーシアの平和を謳う歌「ジャーニーホーム」を大合唱し始めたのだ<br />
戸惑う副大統領。<br />
ウォードックの面々も通信でこの様子を聞いていた、ダヴェンポート大尉がジャーニーホームを口ずさむ<br />
グリムが「それはロックじゃないですよ?」と聞くと、ダヴェンポートは<br />
「かまうもんか、敵さんとだって仲良くしたいって言うことをあらわした歌だ」と言う<br />
元無二の友好国であるオーシアとユークトバニア…、誰もが望まなかった戦争…、誰もが平和を願っていた。<br /><br />
次の瞬間であった、レーダーに複数の機影を確認、ナガセが叫ぶ。<br />
「闘えるのは…私達だけ!?」<br />
彼らには偶然にも「武装したままの機体で上がれ」という不可思議な命令が下されていた<br />
しかし、これがなにを意味しているのか、彼らが気が付くのは彼らの夜間飛行が終わりに近づく時であった。<br /><br /><br /><a name="a640"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">640</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 JOURNEYHOME</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/17 17:31:15
ID:yO4q12Hf</font></dt>
<dd>スタジアム上空に迫り来る戦闘機の中には爆撃機も混ざっていた<br />
「まるでスタジアムの歌声に対するユークの答えのようだ…」スタジアムの関係者がつぶやく中<br />
ウォードックはたった四機で今までにない攻撃部隊との空戦を演じることとなる。<br />
サンダーヘッドは周囲の基地に援護要請をするも、最も近くの基地は数時間前に着陸事故が起こり<br />
スクランブル体制をとっていたにもかかわらず出撃が出来なかった(これも仕組まれてはいた)<br />
スクランブル体制が整っていない基地から飛び立った部隊の到着まで数分はかかった<br />
ウォードックは援軍を祈り、スタジアムを懸命に守り続ける。<br /><br />
「スタジアムで歌ってる奴ら、避難しないのか?」ダヴェンポートが独り言をつぶやく中<br />
スタジアムでは混乱の中非難が行われていた、副大統領は一目散に逃げたと通信でいうのだ。<br />
「まだ援軍は来ないのか!?」<br />
援軍を叫ぶウォードックは一般のパイロットには出来ないような戦闘を強いられていた<br /><br />
「よく出来た演習だ…、やられたよ、全機帰還する」<br />
通信にオーシア機と思われる通信が入る、すぐさまサンダーヘッドはこの言葉に反応し<br />
我が耳を疑った、ノヴェンバー市に向かう途中の部隊が「演習か」という言葉とともに帰還…<br />
「なにを言っている、スタジアムの上空で空戦だぞ、なぜ気づかないんだ!!?」<br />
息を荒く叫ぶサンダーヘッド<br />
「まだ援軍は来ないのか!?」ダヴェンポートもすでに悲鳴のような声を上げる<br /><br /><br /><a name="a641"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">641</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 JOURNEYHOME</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/17 17:34:02
ID:yO4q12Hf</font></dt>
<dd>「もう少し!あと少しで来るんだ!!」<br />
今まで聴いたことのない声を上げるサンダーヘッド<br />
援軍を待ち続けるウォードック、グリムは前を飛ぶダヴェンポートが被弾する瞬間を目撃してしまった<br />
「ダヴェンポート大尉!被弾しています!」<br />
「あぁ…、うっかりやっちまった」<br />
「大尉、無理をしないで脱出してください!」<br />
「まだ大丈夫だ、やらせてくれ…」<br />
被弾したにもかかわらずスタジアムの避難が終わるまで敵を排除させてほしいと頼むダヴェンポート<br />
ナガセとグリムは彼の援護につき敵を排除する。<br /><br />
一機が煙を吹いていると叫ぶユーク軍の攻撃はさらに激しさを増して行く<br />
地上ではスタジアムの避難があらかた終了していた…。<br />
「脱出しなさい!脱出するのよ!!!!」<br />
泣きそうな声で叫ぶナガセ、ダヴェンポートはブレイズに対して<br />
「機体は消耗品だよな?ブービー」と冗談を言うが、あっさりと否定されてしまう<br />
「わかってる、俺も機体もちゃんと戻るよ…心配すんな」と真面目ぶった声で彼は答える。<br /><br /><br /><a name="a642"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">642</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 JOURNEYHOME</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/17 17:36:34
ID:yO4q12Hf</font></dt>
<dd>第一波の攻撃も何とかしのぎ、戦力が減少してきた頃、いまだ援軍は到着していなかった<br />
機体の計器がグルングルン回っているとか言うダヴェンポートはとうとうベイルアウトすることを決める<br />
「機体をどこに落とすか…」<br />
「スタジアムね」<br />
避難が終了したスタジアムに機体を落下させようというのだ、すでに被弾から数分が経過していた…<br />
戦闘機は一発の被弾は命取りで、被弾後数分間も飛行できるようには設計されていない…<br />
「ダヴェンポート大尉!脱出を!」グリムが叫ぶが、落ち着いた声でダヴェンポートは答えた<br /><br />
「無理だな…」<br /><br />
「配電盤がいかれてるんだ、キャノピーがとばねぇ…」<br />
青ざめるウォードックとサンダーヘッド、サンダーヘッドが回線に割り込み叫ぶ<br />
「あきらめるなチョッパー!がんばるんだチョッパー!!」<br />
散々任務でダヴェンポートと衝突したサンダーヘッド、彼を一度もコールサインで呼ばなかった<br />
彼がチョッパーと叫んだ<br /><br />
「へへっ…、いい声だぜ…」<br />
あの声を聞くとげんなりするとか、「どこののど薬飲んだ母親から生まれたんだ?」<br />
などと愚痴を叩いていたダヴェンポートが最期に言った言葉…<br />
この言葉と同時に、彼の搭乗する機体はスタジアムのど真ん中に吸い込まれるように<br />
落ちていった…。<br /><br /><a name="a643"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">643</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 JOURNEYHOME</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/17 17:40:00
ID:yO4q12Hf</font></dt>
<dd>「チョッパァアアーーーーー!!!」<br />
グリムとナガセは彼のコールサインを叫んだ…<br />
しかし、その通信の先にいるはずの彼はすでにそこにはいなかった…。<br /><br />
「新たな敵影…、今は…、闘うんだウォードック!」<br />
サンダーヘッドからの通信が入りウォードックは戦闘体制を整える<br />
「一機落とした!俺達にもやれるぞ!」と士気が上がるユークの第二攻撃部隊、しかし<br />
彼らは真の悪魔をその目に焼き付けることとなる。<br />
「さっきより動きがするどい!本当に同じ奴らなのか!?」<br />
「やっぱり俺達に相手できるような奴らじゃないんだ!」<br />
「本当の悪魔だ!食いつかれる…!」<br />
次々と入るユークの阿鼻叫喚の通信…、ウォードックの通信にはグリムとナガセのすすり泣きの<br />
声だけが響いていた…。<br /><br />
帰還しかけた部隊が到着したとき…、戦闘は3機の悪魔によって終わっていた…<br />
虚空を飛ぶ3機にサンダーヘッドから通信が入る<br />
「彼は、最期まで模範的なパイロットであった…、ダヴェンポート大尉に…敬礼!」<br />
この言葉とともに、3機は夕焼けの空に向かい、スタジアムを後にした…。<br /><br />
この戦闘での死者は、ウォードック隊のアルヴィン・H・ダヴェンポート大尉のみという<br />
奇跡的なものであった…<br /><br /></dd>
<dt><a><font color="#000000">677</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5要塞攻略戦1/2</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/20 18:25:00
ID:pwmP1n5O</font></dt>
<dd>クルイーク要塞攻防戦 FORTRESS<br />
2010/12/06<br />
「クルイーク要塞陥落」<br />
オーシア空軍と地上軍の連携作戦により、ユークトバニア軍最終防衛拠点、クルイーク要塞陥落。<br /><br />
戦争は終盤を迎えていた、サンド島の英雄達、つまりラーズグリーズの悪魔と呼ばれる彼らの<br />
活躍により地上軍はユーク軍の要となるクリイーク要塞にまで迫っていた、山岳地帯に築かれた<br />
この強固な要塞、地上軍の侵攻を幾度となく阻み、オーシア軍をそこより先には進ませまいと<br />
そこを守るユーク兵士達はこの要塞に全てをかけていた。<br /><br />
オーシア軍はすでにこの堅牢な要塞に数回のアタックを行っていたが、いずれも失敗<br />
ウォードックの航空支援に全てが託されていた。<br />
「今日はいけるかもしれん、航空支援はサンド島部隊だ!」<br />
地上部隊はウォードックを希望のまなざしで見ていた。<br />
任務開始と同時に、ウォードックは山岳のトーチカ、戦車、銃砲塔を破壊してゆく<br />
ウォードックの善戦にもかかわらず、地上部隊は進むスピードが普通よりも遅かった、<br />
この山中に立てられた要塞の攻略の難しさを語るにはちょうどいいものだったのだ。<br /><br /><br /><a name="a678"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">678</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5要塞攻略戦2/2</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/20 18:26:27
ID:pwmP1n5O</font></dt>
<dd>大門のトーチカを潰した彼らは要塞内部を出口に向かって一直線に突き進む<br />
必死に戦車を出して応戦するユーク軍だったが、上空から降り注ぐGPS爆雷の正確な攻撃により<br />
そのほとんどは砲撃を開始する前にはスクラップと化していた。<br /><br />
「サンド島部隊は4機じゃないのか?」<br />
「1機は正直者にしか見えないんだよ!」<br />
地上では3機しかいないウォードックに対しての疑問が投げかけられていた…<br /><br />
次々と崩れて行く砲塔…、オーシアの部隊は見事にこの要塞を抜けることに成功し<br />
この要塞はウォードックの航空支援と地上部隊の攻撃により、陥落する…。<br /><br />
ユークは最終防衛拠点を失い、とうとう残すは首都防衛のみとなってしまっていた…<br />
戦争は、確かに、あっけなくも、終わりつつあった…。<br /><br /><br /><a name="a679"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">679</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 8492</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/2018:47:12ID:pwmP1n5O</font></dt>
<dd>8492<br />
2010/12/06 <br />
サンド島中隊は攻略作戦完了後、所属不明機による急襲を受ける。<br />
襲撃から離脱した部隊はサンド島基地へ帰還。<br /><br />
要塞攻略を終えた彼らは帰路についていた、クイルークよりサンド島に向かう彼らは<br />
北の雪が降り積もる山岳地帯を給油部隊に向かい飛んでいた。<br />
午前中に終わった要塞攻略戦、彼らは浮かれない顔で快晴の空を飛んでいた…。<br />
サンダーヘッドから通信が入る、彼らはチョッパーの死で浮かれない彼らを<br />
励ましていた、「君達がいればこの戦争、勝てる気がするぞ!」と<br /><br />
ナガセとグリムは戦争のことを話していた、ブレイズには給油部隊から通信が入る<br />
「こちら8492飛行隊…」と、彼らはウォードックを護衛しに来たという<br />
英雄とともに飛べることを誇りに思う…と。<br />
そのときグリムがつぶやく「そういえばチョッパー大尉が言ってたこと…」<br />
その次の瞬間、ブレイズの機体にアラートが鳴り響いた。<br /><br /><br /><a name="a680"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">680</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 8492</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/2018:49:34ID:pwmP1n5O</font></dt>
<dd>給油機の周辺にいたのはF-15S/MTDを中心とした編隊、しかし数が多すぎることにすぐさま気が付く<br />
ヘッドオンされていたブレイズはすぐさま回避行動を取る。<br />
ナガセがサンダーヘッドに通信を取ろうとする、が彼らは周辺の空域に強力なジャミングが<br />
かけられていることに気づく、ブレイズはその犯人であるE-767電子戦機をすでに視界に捕らえ<br />
すぐさまそれを撃ち落そうとする。<br /><br />
しかし、今までとは違った…<br />
8492飛行隊はブレイズに驚異的な飛行機動で追いつき、後ろから離れないのだ<br />
「要塞を落としたのはやりすぎだったな!」8492の隊長と思わしき男が言う<br />
「ベルカのための礎となれ!!」<br />
「15年前我々が受けた屈辱をユークとオーシアも味わえ!」<br />
飛行隊の一人が叫んだと思われるこの言葉を聞き、ナガセは叫んだ<br /><br />
「8492飛行隊の正体はユークのスパイですらない!?」<br />
ウォードックは多勢に無勢の混戦状態に押し込まれていた、しかも相手は並みの空戦技術ではなかった<br />
それこそ、バートレットを思い出させる驚異的な戦闘機動…<br /><br /><br /><a name="a681"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">681</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 8492</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/2019:09:49ID:pwmP1n5O</font></dt>
<dd>「工科大学を攻撃したのも彼らが!?」ナガセが叫ぶ傍らでグリムが必死に何かを思い出す<br />
「8492…8492…あとどこかで一回聞いたぞ!!!」<br />
その次の瞬間グリムが叫んだ<br />
「そうだ!僕達が大統領を護衛したとき、引継ぎで来た部隊が8492飛行隊!!」<br />
「ならば、この戦争も彼らが!?」<br />
すぐさまその声は轟音にかき消され、8492飛行隊の通信がかすかに聞こえてくる…<br /><br />
完全な混戦、このまま戦ってもウォードックに勝機はあるはずがなかった。<br />
「伝えなきゃ!この戦争に意味なんてない!皆だまされてる!」<br />
「逃げましょう!ブレイズ!」ナガセはブレイズに撤退を求める<br />
「東に向かうのよ!」ウォードックは残っていたチャフとフレアを使い敵の攻撃から逃げ延び<br />
アフターバーナー全開で東の空域に向かって飛んでゆく…、もはや彼らには帰る分の燃料も<br />
わずかだった…。<br /><br />
ジャミングの範囲を出た彼らに追撃の手はなかった…<br />
彼らは8492飛行隊がベルカ人の飛行部隊であること、この戦争を起こしたのは<br />
おそらく彼らベルカ人であること…、これを基地指令に伝えるべく、サンド島へと急いだ。<br /><br /><br /><a name="a682"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">682</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 基地ムービー</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/20
19:11:39ID:pwmP1n5O</font></dt>
<dd> サンド島へと帰還した彼ら、グリムはこの事実をジュネットとおやじさんに伝え<br />
基地司令のところへ行くように、ナガセとブレイズは副司令であるハミルトンにこの事実を伝えようとする<br />
グリムが彼らのところに着く前、親父さんはジュネットに対して昔話をしていた…<br />
自分は15年前の戦争でバートレットと出会ったこと、ベルカのこと…<br />
そして、8492飛行隊のことを話していた。<br /><br />
親父さんと慕われる彼は15年前祖国ベルカの戦闘機部隊を指揮していた<br />
ウォードックから聞いた話で、親父さんは8492飛行隊はベルカの戦闘機部隊ナンバーの一つであることを思い出し<br />
ジュネットにそれを語っていた、また、この基地の副司令であるハミルトンはベルカへ派遣将校として<br />
赴いていたことも…。<br /><br />
ベルカ人部隊の8492飛行隊は大統領誘拐と工科大学攻撃し、オーシアがはじめ良い様にやられていたことは<br />
スパイがいたから…、一本の線が見えてきていた…。<br /><br />
そこにグリムが飛び込んでくる、グリムは今までの経緯を話し、隊長たちがハミルトンのところに向かったことを言うと<br />
ジュネットはグリムに驚いて聞き返した、グリムは思わず<br />
「どうしたんすか、俺なんかまずいことを…」と聞き返す、すぐさま親父さんは司令のところに<br />
向かったほうが良いと提案する、しかし、彼らが司令に面会したときはすでに全てが遅かった<br />
司令はハミルトンから親父さんが<br />
「15年前敵地で撃墜、当時は情報認識システムが故障していて、親父さんとともにオーシア基地に<br />
逃げ込んできたバートレットの証言だけが証拠となっていた」ということを吹き込まれていた<br />
つまり、親父さんはオーシアの人間ではなくベルカ人だと…<br /><br /><a name="a683"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">683</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 基地ムービー</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/20
19:18:42ID:pwmP1n5O</font></dt>
<dd>司令は銃を取り出し彼らに向けるが、その直後、基地のブレーカーが落とされ、3人は逃亡する<br />
基地倉庫裏で合流するウォードック達、ナガセはハミルトンがベルカのスパイであることを語る<br />
その後に彼をぶん殴ってやったと不機嫌なまま語っていた。<br />
基地内ではすでにお尋ね者の彼らの機体は押さえられていた、脱出もままならないこの状況で<br />
親父さんは練習機を格納してある倉庫の警備は手薄であることを彼らに教える。<br /><br />
サンド島部隊なら誰もが一度は乗る練習機…<br />
銃声が鳴り響くとき、彼らはその練習機を滑走路に向けて発進させていた…<br />
マシンガンの銃撃が届かぬうちに、4機は空に飛び立つ、すぐさま通信を基地の回線につなぐと<br />
基地には8492飛行隊が追撃に向かうとの連絡が入っていた…。<br /><br /><a name="a684"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">684</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 中盤まとめ</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/20
19:25:02ID:pwmP1n5O</font></dt>
<dd>親父さん(pops)は前半にも出てきますが、前半の時点では<br />
8492の正体をまだわかっていません、8492の正体を完全に特定するのは<br />
グリムたちの話を聞いてからです、それまでは憶測のような形です。<br />
親父さんはバートレットと15年前共に戦いますが、自らの所属していた部隊により<br />
二人とも撃墜、ベイルアウトし、味方の最前線基地まで逃げ延びます。<br /><br />
8492部隊は大統領誘拐、工科大学攻撃のほかにも、ジャーニーホームでスクランブル態勢<br />
をしいていた基地の滑走路を使用できなくした張本人でもあります、彼らはベルカ人の<br />
アグレッサー部隊で、オーシアでは8492と名乗っていました。<br /><br />
ハミルトンはあんまし出てきませんが、過去にベルカに派遣将校として赴き、そこで<br />
ベルカ人アグレッサーによって訓練を受けた経験があります。<br /><br /></dd>
<dt><a><font color="#000000">85</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 決路1/3</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/24
17:55:36ID:LYd6gcQN</font></dt>
<dd>決路 FINAL OPTION<br />
「サンド島基地より逃亡」<br />
基地を脱出したサンド島中隊は、第8492飛行隊(ベルカ人アグレッサー部隊)の追撃を受ける。<br />
逃亡中のサンド島中隊機と遭遇した空母ケストレル艦載機(マーカス・スノー大尉搭乗)は<br />
艦長アンダーセンの指示により撃墜を偽装、サンド島中隊を空母ケストレルに匿う。<br /><br /><br />
ウォードックはサンド島よりずいぶんとはなれたとこまで来たが、追撃の手はすぐそこまで迫っていた<br />
後方の空には8492飛行部隊が見えた…、ウォードックの目の前には火山性の山が聳え立つソロ島…<br />
前を行く親父さんがブレイズ達にいった<br />
「逃げるからね、しっかりついて来るんだよ」<br />
次の瞬間、急降下した親父さんはソロ島の地面すれすれを飛行しだす<br />
「あの飛び方…、アレは大佐ではないか?」8492の一機がつぶやく<br />
「大佐?フッケバインの凶鳥とよばれたあの?」<br />
「あぁ…、我が祖国最大の裏切り者だ」<br /><br />
親父さんはこの通信を聞いていたのか、すぐさま彼らに返答する<br />
「君はアシュレイかね?8492飛行隊とか言い出すから、どこの誰かと思ってしまったよ」<br />
「君達がグラーバク戦闘機体などと名乗っているときから同じ空を飛ぶのはごめんだと思っていたんだ」<br />
親父さんは彼らに対する嫌悪の感情をあらわにする。<br /><br /><br /><a name="a86"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">86</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 決路2/3</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/24
17:58:59ID:LYd6gcQN</font></dt>
<dd>8492部隊はウォードックを高空から追おうとするが、すぐさまレーダーとロックオン機能の異常に気が付く<br />
「なんだ…ロックオンできない」<br />
「ここは火山性の地層でね」親父さんが自慢げに言う<br />
8492飛行隊の通信にはサンダーヘッドからの通信が入っていた<br />
「本当に彼らが裏切り者なのか!?信じられない!」<br />
彼らの戦いを見続けていたサンダーヘッドにはウォードックの裏切りが信じられなかった<br /><br />
ソロ島の超低空を飛行し続ける親父さん、ブレイズたちはその飛行についていくのが精一杯だった<br />
親父さんの飛行技術は想像を絶するものであり、崖に接触しそうな状態で飛んでゆく。<br />
「すごい…、感覚が研ぎ澄まされていく…!」<br />
グリムが叫ぶ中、親父さんはソロ島のトンネルへと突入してゆく<br />
戦闘機が飛ぶには狭すぎるトンネル、幅60mほどのそのトンネルを戦闘機が飛んでゆく…<br />
トンネルを抜けると渓谷がそこにはあり、親父さんは渓谷の間を縫うように飛んでいった<br />
「こんな飛行技術があるなんて!」ナガセは親父さんの飛行技術に感動すら覚えていた。<br />
ソロ島には軍事施設建造時のトンネルがあり、親父さんは今度はそのトンネルに突入して行く<br />
「翼があたりそうだ!」叫びながらもしっかりついてくるグリム<br />
クレーンなどが放置されているトンネルを見事な飛行で切り抜けたブレイズ達<br /><br /><br /><a name="a87"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">87</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 決路3/3</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/24
18:01:25ID:LYd6gcQN</font></dt>
<dd>追跡してくる8492飛行隊はすでに彼らを見失っていた…。<br /><br />
飛行編隊を練り直す彼らに向かって飛んでくる一機のF-14、そのF-14のパイロットは<br />
8492飛行隊と連絡しており、ウォードックを発見したと伝えていた、通信を聞いていたブレイズたちは青ざめる。<br />
そのF-14は8492からの命令を受け、すぐさまブレイズたちの後ろにつける<br /><br />
絶体絶命の状況に追い詰められるウォードック<br /><br />
しかし、F-14から発行信号により連絡が来る<br />
「あれは…モールス信号!?」ナガセが発行信号に気が付く、それと同時にそのF-14は<br />
セント・ヒューレット軍港強襲、第三艦隊集結戦のとき、ウォードックとともに闘った<br />
スノー大尉のF-14であることに…。<br />
「シンジロ…、ベイル…アウト…せよ」グリムがモールスを読み取る<br />
「ベイルアウトしろだって!?」<br />
「信じてみようじゃないか…、ジュネット君、君からいきたまえ」グリムとジュネットに落ち着いた口調で話す親父さん<br /><br />
低速でベイルアウトするウォードック…、通常ベイルアウトという行為はパイロットにとっては<br />
想像を絶するダメージを与えるものであるが、安定した飛行状況でそれを行ったため<br />
彼らの体のダメージは最小限ですんだ。<br />
空になった機体を撃ち落してゆくスノー、8492飛行隊はスノーが練習機を撃ち落したデータを<br />
リンクによって習得していた…<br /><br /><br /><a name="a88"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">88</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 ケストレル艦上にて</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/2418:07:28ID:LYd6gcQN</font></dt>
<dd>ケストレル艦上<br /><br />
うつろいゆく意識の中…、けたたましく聞こえるヘリのローター音<br />
「見つ…た…待ってろ…ま…新しい…連れて…」<br />
絶え絶えに聞こえる声をブレイズは耳にしていた…。<br /><br />
ベイルアウトした彼らはケストレル艦長であるアンダーセンにより撃墜を偽装<br />
事後処理として破片回収に来たのはケストレル所属のシー・ゴブリン…<br />
8492飛行隊の目を欺くすばやい行動によりウォードックはケストレルへと移送された。<br /><br />
アンダーセン艦長…<br />
歴戦の空母ケストレルを ここまで生きながらえさせてきた男<br />
「いや、まったく自分など負け戦ばかり繰り返してきた男です」<br />
そうも言いながら、開戦以来、ケストレルは一弾も被ったことがない艦なのだ<br />
「艦に傷がつかなくとも、艦載機を出すたび 帰って来ない部下の数が増えるというのは辛いことです<br />
とうとう搭乗員は分隊長のスノー大尉ひとりになりました、飛行機のない空母はお役ごめんです<br />
ここで昼寝をしております 」<br />
艦長は悲しそうに言う。<br /><br /><br /><a name="a89"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">89</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 ケストレル艦上にて</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/2418:18:11ID:LYd6gcQN</font></dt>
<dd>艦長と話す親父さんが言う<br />
「私は、私は前の戦争が終わる頃、自国の都市の上に核兵器を落とす役を仰せつかりました」<br />
そう、15年前の戦争で核を起爆させたのは、グラーバク戦闘機隊だった…<br />
「命令拒否して脱走した私を拾ってくれたのが、バートレット大尉です」<br />
「『ブービー』というのは その当時の彼のあだ名だった、不思議な男でしてね、以来15年間昇進していません」<br />
「私の国には『灰色の男たち』と呼ばれる連中がいました、今でもまだいるはずです」<br />
「彼らにとって裏切り者の私を、15年間かくまい続けたのがバートレットです」<br />
「ときに―ハーリング大統領の行方のことですが、やはり『灰色の男』どもが…?」<br /><br />
『ブービー』、初めてウォードックが出撃した際、バートレットがブレイズを『ブービー』と呼んだ<br />
バートレット自信も、過去の戦争で『ブービー』と呼ばれていた。<br /><br />
「うちの艦で一隻 高い傍受能力を誇る 通信情報艦がおります―『アンドロメダ』」<br />
アンダーセンはアンドロメダがベルカ語の秘密通信を傍受し、それの解読のために大佐(親父さん)<br />
に来てもらったことを話した。<br />
親父さんの戦闘機はあるのかという質問に対しアンダーセンは南ベルカの会社がユークに密輸<br />
しようとしていたものを拿捕し、戦闘機だけは余ってることを話した…。<br /><br /><br /><a name="a90"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">90</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 古城の幽閉者1/3</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/24
18:24:59ID:LYd6gcQN</font></dt>
<dd>古城の幽閉者 ANCIENT WALLS<br />
「ハーリング大統領を救出」<br />
ベルカ公国領内に幽閉されていたオーシア大統領、ビンセント・ハーリングを救出。<br />
本作戦よりマーカス・スノー大尉が編隊に加入。<br /><br />
艦載機に搭乗しケストレルを飛び立ったウォードック、目標はベルカ領内にある古城…<br />
古城の北には核によるクレーターがなおもおびただしい放射線を放っていた…。<br /><br />
「スノー大尉、うしろにつきます。よろしくお願いします。」<br />
新たに編隊に導入されたのはスノーだった、グリムは最後尾に着く<br />
「編隊飛行なんて久しぶりだ。」うれしそうに話すスノー<br />
「戦争が始まって最初の戦闘で、あなたに邪魔だって叱られたってチョッパー…<br />
…いえ、ダヴェンポート大尉がいっていました。そのときには、僕、まだ補欠で…」<br />
グリムが切なそうに話す。<br /><br />
popsからの通信により、古城周辺の対空火器を排除し、シー・ゴブリンの着陸を援護するウォードック<br />
「こちらシー・ゴブリン。ナガセ大尉は来てるのか?」<br />
「ええ、吹雪の山から 救助していただきました。」<br />
「ヘリの乗り心地はなかなかだっただろう?どうだい、こっちに転属してこないか?」<br />
「そういえばお喋りの旦那はどうしたんだい?静かだな。」<br />
「いえ、彼は…ここには…。」<br />
うつむきながらもベルカの地上部隊を攻撃してゆくナガセ<br /><br /><br /><a name="a91"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">91</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 古城の幽閉者2/3</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/24
18:30:02ID:LYd6gcQN</font></dt>
<dd>シー・ゴブリンは無事に古城に到着し突入を開始する<br />
ナガセはクレーターを見ながらつぶやいた<br />
「この世の終わりが通り過ぎた後の風景…、ベルカの因縁のある土地では、空気すら重苦しい」<br />
グリムがそれに続いて言う<br />
「ベルカ人の七つの街が蒸発した痕…。動くものが何もない。死んでいる土地のようだ…。」<br />
地上ではシー・ゴブリンが大統領との面会のために服装を整えるだのとジョークを交えた通信が飛び交っていた<br />
突入したシー・ゴブリン、外からは地上部隊が彼らに迫るも、ウォードックの航空支援により<br />
すべてが無力に終わっていた。<br /><br />
ヘリが待機している途中、ベルカの航空機が接近してきた<br />
「戦闘機かね?独自の戦闘機まで持っているのか、彼らは?」親父さんが落ち着いた口調で話す<br />
「オーシアとユークからの金を浮かせて、自分たちのものを揃えていたか。とにかくヘリを守りたまえ。」<br />
空戦状態に突入するウォードック。<br /><br />
城内部では想像を絶する戦闘が続いていた、石造りの城で超接近戦を強いられる突入部隊<br />
通信だけを聞いていてはかなりの苦戦であった。<br />
中枢に侵入した彼らは何とか大統領をつれ、被害を出しつつも命からがら城外に逃亡する。<br />
ヘリに乗った大統領はパイロットとナガセの通信に気が付き叫ぶ<br />
「素敵な声のお嬢さん、君かい?君もいるのか?」<br />
「では、アンダーセンも舞台裏の秘密に 気づいたんだね?」<br />
大統領は負傷した部隊員の体を診ながら通信していた。<br /><br /><a name="a92"></a></dd>
<dt><a><font color="#000000">92</font></a><b><a href="mailto:sage"><font color="#000000">ACE5 古城の幽閉者3/3</font></a></b><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/12/24
18:32:27ID:LYd6gcQN</font></dt>
<dd>ヘリコプターは低空を飛行しすぐさま戦闘領域から離脱してゆく…<br />
大統領救出作戦は負傷者さえ出たものの、味方の死者は出ないものとなった。<br /><br />
ジュネットが大統領の到着を聞いて艦橋に駆け上がったとき、大統領は艦長やおやじさんとにこやかに談笑していた<br />
大統領は、囚われの古城の窓から今では別々の国となった<br />
南北ベルカを隔てる七つの爆心地クレーターを見て過ごしていたのだという<br /><br />
結局オーシア軍は、ユークトバニア首都を陥落させることが出来ず<br />
戦況は泥沼化している、かつて世界に向けて戦いを挑みかけたベルカに<br />
鉄槌を食らわせたオーシアとユークトバニアへの復讐として、これほどふさわしいことはない<br />
両国の間に憎しみを作り出し、戦争によって疲弊してゆくことを望む者ども<br />
二つの国の軍人たちは踊らされるがままであった。<br /><br />
通信艦が傍受し続けている ユーク軍の無線<br />
そのひとつ、空軍の航空管制通信のベースラインに謎の数列が仕込まれているという<br />
緯度・経度・日時<br />
そして、もうひとつ何かを表す数字、答えは大統領が出した<br /><br />
「驚いたな、この数字は私の大統領選挙での得票数だよ」<br />
「これは一度目の、こちらは一昨年の選挙の数字だ、これは私に当てたものだ」と<br />
緯度と経度は北ベルカ領内を指している、日付は明日<br />
サンド島から来た彼らは 大統領直属の航空戦隊となった<br />
公式には撃墜され、死亡が報告されたままラーズグリーズ部隊…、それが彼らの新しい名前</dd>
</dl><hr /><div align="right"><a href="http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/622.html">>>Part2</a></div>