テイルズ オブ エターニア (Part2? > 2)

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<strong>テイルズオブエターニアPart2</strong>(Part1の続き)<br> &gt;&gt;7-230~233・266~267・270・360~362、&gt;&gt;8-91~92・141~145・371~375、&gt;&gt;9-229~234、&gt;&gt;12-515~525・534 <hr> <dl> <dt><a href="menu:230">230</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/04/2515:03ID:wE6R2NOZ</font></dt> <dd><a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1082135978/178"></a><a href= "http://jumpres/178">&gt;&gt;178</a>の続きから<br> ペイルティを目指すため、まず一行は晶霊鉄道で<br> 地晶霊の廃坑に向かう。そこから新天地に行けばペイルティに向かう<br> 手段が見つかるかもしれないからである。<br> 廃坑は長らく使われた様子が無いらしく、<br> 土砂が道を塞いでいたり、<br> 地下に行くためのエレベーターが止まっていたりするが<br> 廃坑に入ってすぐにスコップや動かすための鍵があったので<br> 往復しながら何とか地下に降りる。<br> <br> そこは開けた場所で敵の気配も無いので一行は休憩する。<br> ふと、何もすることが無くて暇だとリッドがぼやく。<br> キールは休憩中は何もしなくて良いと返すが、<br> どうにも暇だと言うことで、メルディが家から持ってきたという<br> ウィスというカードゲームをやろうと提案する。<br> 突如、ウィスというミニゲームが始まるが、<br> 勝っても負けても話は進む。<br> キールは疲れたと騒ぐが、<br> リッドが冷静に<br> 「いちいち、叫んだりわめいたりするからだ」と<br> ツッコミを入れる。<br> 良い感じに暇を潰した一行はさらに先に進む。<br> <br> 先に進むと、そこは地晶霊の住む町。<br> 気の抜ける喋り方をする晶霊達が自由気ままに暮らしているようだ。<br> そんな彼らを統括する地の大晶霊ノームも<br> 同じようなノリでリッドらと対面する。<br> ノームとの死闘を追えると、ノームは面倒だと言って契約を拒む。<br> が、そこにウンディーネらが現れ<br> セレスティア側にも大きな問題だと告げる。<br> すると、ノームはしぶしぶ契約に応じてくれた。<br> 一行がペイルティに行きたいことを伝えると、<br> ノームが地晶霊を全員集め、廃坑に出口を作り外まで連れていってくれる。<br> 外へ出ると、そこに人気は無い。<br> <br> が、遠くに小屋が見えるので一行はそこに向かってみる。<br> やはり、そこにも人気は感じず扉は閉ざされている。<br> 立ち去ろうとすると、扉が開く。<br> 入っても良いと受け取ったリッドは食い物でも貰おうと<br> 小屋の中に入っていく。<br> 応接間まで来て、メルディがソファーに乗って弾み始める。<br> すると、ソファーからガスが噴出する。<br> 驚いた直後、眠気が襲い一行は眠ってしまう。<br> それを確認したかのように応接間が突然下へと降りていく。<br> 目が覚めた一行は互いの無事を確認する<br> そして、様子を見に外へ出たメルディが叫ぶ<br> 入り口が無くなっていると。<br> 一行は小屋から脱出するため、小屋の最下層から最上階を目指す。<br> <br> <a name="a231"></a></dd> <dt><a href="menu:231">231</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/04/2515:06ID:wE6R2NOZ</font></dt> <dd> 入った直後、上に向かう階段の先にある扉が開けられない。<br> ふと、階段の下を見ると小さな水路があり<br> その先に扉を開けるスイッチが見える。<br> だが、どうやっても届かない。<br> 何か道具があるはずだと探しまわると、<br> 何かのゼンマイとアヒルのおもちゃが手に入る。<br> メルディいわく、二つでセットのこのおもちゃは<br> お風呂に浮かべて遊ぶものとのこと。<br> そのことから、試しにアヒルのおもちゃを水路に浮かべてみる。<br> 予測通り、スイッチを押すことができ扉が開く。<br> これ以外にも小屋の主が作ったであろう変わった仕掛けが多く存在し、<br> 一行はそれを解除しながら進んでいく。<br> 無事、元来た道に戻ることができた一行。<br> <br> そこに、何者かの声が響く。<br> 「無事ここまで辿りつけるとは、<br> 中々の体力、知力、そして時の運ですね。」<br> その声に反応し、振りかえると<br> そこにはキャプテンハットを目深に被った子供が。<br> 「こ、こども?」<br> 小屋の主の以外な正体に戸惑っていると<br> 「戸惑うのも無理ありません。<br> 人間は外見だけでは判断できませんから。」<br> と、子供らしからぬ台詞を言う。<br> 子供はその口調のまま自己紹介をする。<br> チャットと名乗るその子供は、<br> 自分の家来に相応しい人材を探していたらしく<br> リッド達はその審査に合格したので<br> バンエルティア号に乗せても良いと言う。<br> チャットが船を所有していることを知ったリッド達は<br> 多少、屈辱を感じつつもチャットの家来になる。<br> チャットが案内した先には、立派な船が。<br> 大海賊アイフリードの残した遺産だとチャットは言い、<br> そして、自分はその末裔であることを誇りに思っているようだ。<br> <br> チャットの指示で乗船する一行。<br> リッド達のことを確認するチャット。<br> ふと、クイッキーの存在に気がつきチャットは慌てふためく。<br> 艦内は動物厳禁だとチャットは豪語するが、<br> メルディは慣れてといって、クイッキーをチャットに押しつける。<br> 「ギャー!慣れるなんて無理だよ、動物は苦手なのやめてー!!」<br> チャットは相当動物嫌いらしく、さきほどの口調の影はない。<br> メルディが仕方なく、クイッキーを抱きかかえると<br> チャットは泣きながらその場を離れていった。<br> <br> <br> <br> <a name="a232"></a></dd> <dt><a href="menu:232">232</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/04/2515:07ID:wE6R2NOZ</font></dt> <dd> その様子を見てから、リッドとキールは核心したように頷く。<br> 「やっぱりな」<br> 「ガキは所詮ガキさ。」<br> 珍しく意気投合している二人を見て<br> ファラは呆れながら<br> 「大人気無いなあ…」と<br> 呟くのであった。<br> 気を取り直して、チャットが目的地を尋ねてくる。<br> 行き先はペイルティだと告げ、<br> チャットの操縦のもと、バンエルティア号は出航し<br> ペイルティを目指す。<br> <br> <br> ここまで来てようやく新キャラ登場。<br> これ以後、クイッキーの鬼畜ぶりが<br> 見えたり見えなかったり。<br> 次は《ペイルティ~氷晶霊の山》まで<br> 続く。<br> <br> <br> <br> <br> <br> <br> <br> <a name="a233"></a></dd> <dt><a href="menu:233">233</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/04/2515:11ID:wE6R2NOZ</font></dt> <dd>本日の用語解説<br> <br> 4.ウィス<br> セレスティアで流行しているカードゲーム。<br> 15枚以上手札を持つとドボンになるところや<br> 手札が一枚だけになったときは「ウィス!」と叫ぶというルールから<br> 恐らくはこちらでいうこところのウノだと思われる。<br> ミニゲームの多い本作で一番面白いミニゲームかもしれない。<br> <br> <br> <br></dd> <dt><a href="menu:266">266</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/04/2717:25ID:BmpmzwIq</font></dt> <dd>各ストーリーテラーの方々、激しく乙!<br> <br> で、エターニアの方。地晶霊の廃坑内のスキットで「キラキラ光る晶霊が宿った石をメルディが“お星様”と<br> 形容したのを聞いて、ファラが急にブルーになる」という話は触れておいた方がよかったかな、と思ったり。<br> 引き続き頑張って下さい。<br> <br> <a name="a267"></a></dd> <dt><a href="menu:267">267</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/04/2719:04ID:5YP2P9Nr</font></dt> <dd><a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1082135978/266"></a><a href= "http://jumpres/266">&gt;&gt;266</a><br> 俺はそういう細かい複線がしっかり書いてあるおかげで<br> えたにゃが好きになったからな。<br> 禿同。<br> <br></dd> <dt><a href="menu:270">270</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/04/2721:55ID:kYc8dDyo</font></dt> <dd><a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1082135978/266"></a><a href= "http://jumpres/266">&gt;&gt;266</a><br> スキットのことをすっかり忘れてたよ_| ̄|○<br> 結構大事な伏線なのに・・・スマソ<br> しかし、Eは本当に伏線の多いゲームだね。<br> 自分もそこが好きなわけだが。<br> <br> ウプはもう少し先になりそう…<br> 木は休日だからその辺りにウプかと。<br> <br> <br> <br> <br> <br></dd> <dt><a href="menu:360">360</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/04/2920:13ID:BTYmdTNw</font></dt> <dd>ペイルティまで何事も無く辿りついた<br> はずもなく、流氷に覆われた海が一行の前に現れる。<br> だが、<br> 「流氷ごときに負けるバンエルティア号ではありません。」と<br> チャットが言い、強行突破をする。<br> 流氷を押しのけながらペイルティに入港する。<br> いざ、町に行こうとするやいなや、<br> 流氷を押しのけた振動で、キールが気分を悪くしている。<br> メルディが心配し、駆け寄る<br> その様子を静観し、<br> 一言<br> 「キールさんにはメルディさんが必要なんですね。」<br> それを聞いた途端、キールは赤面しそんなことは無いというが<br> 「見たままを述べただけです。」と<br> チャットに軽く流される。<br> バンエルティア号を無人にさせるわけにも行かないので、<br> チャットは船に残った。<br> <br> ペイルティに降り立った瞬間、<br> あまりの寒さに凍える。<br> 「いつも寒いところだけど、これはいくらんでも変だな。」<br> と、メルディが辺りを見渡す。<br> 町全体が凍りついたようになっている。<br> ふと、リッドがキールを見ると<br> キールは凍えるどころか、氷漬けになろうとしていた。<br> 長くいると自分もそうなりそうだと判断した一行は<br> とにかく暖房のある場所に向かう。<br> 宿屋に入ると、そこに人が集まり暖房の周りに固まっていた。<br> キールが氷漬けから逃れたところで、町の人に事情を聞く。<br> 北にある氷晶霊の山から冷気が絶え間無く訪れ、<br> 本来はもう春のはずなのにずっと冬の状態が続いてしまっていると言う。<br> もしかしたら、そこに大晶霊がいるかもしれない。<br> <br> そう考えた一行は何とかしてくると言って、外に出ると<br> 外にいた男性が、山に行く前に登山道具屋で<br> 防寒具を買ったほうが良いとアドバイスをくれる。<br> それに従って、登山道具屋に入ると<br> 店主が、さきほどガストンという男がこの後店にくる四人組が<br> 防寒具を買いに来る。代金は自分が払うので<br> 彼らには無料で防寒具を提供してくれと頼まれたと言う。<br> アドバイスをくれた男に違いないと確信した一行は<br> 彼に感謝しつつ、防寒具を選ぶ。<br> (リッドが三人の防寒具を選ぶことになるが、<br> 適当に渡していればそのうち正解する。)<br> 防寒具を買い終え一行は氷晶霊の山へ。<br> <br> <a name="a361"></a></dd> <dt><a href="menu:361">361</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/04/2920:16ID:BTYmdTNw</font></dt> <dd>氷晶霊の山は、その大晶霊の影響なのか<br> 先が見えないほどの猛吹雪が山全体を覆っている。<br> イフリートを呼び、吹雪を押さえて欲しいと言うと<br> 「派手にやらかす奴がいるもんだな」と<br> 言った後、大量の火の粉を撒き散らして吹雪を全て消し去ってくれる。<br> 山の頂上に、氷の大晶霊セルシウスはいた。<br> 人間の女性に極めて近い姿をしており、上の空でハミングをしている。<br> イフリートが許可なく現れ、セルシウスに声をかける。<br> すると、セルシウスは敵意を剥き出しにしてこちらに襲いかかってきた。<br> <br> 戦闘を終えると、他の大晶霊達も現れセルシウスに語りかける。<br> グランドフォールによって色濃くなった闇の意志が、<br> 大晶霊の中でも繊細なセルシウスを操っていたようだった。<br> 正気を失っていたところを助けてくれた礼に快く契約に応じてくれる。<br> イフリートはまたもセルシウスに話しかけようとするが、<br> セルシウスは完全に毛嫌いしているようだった。<br> (この時、どちらのクレーメルケイジに入れるかと聞かれ<br> イフリートの入っているほうに入れようとすると一悶着が起きる)<br> 無事契約を終え、吹雪も寒波も収まったようなので<br> 一行はペイルティに戻った。<br> <br> ペイルティは別の街かと疑いたくなるほどに活気に満ちていた。<br> ひとまず宿屋に入ると、<br> ガストンと名乗る男が一行の前にやって来る。<br> そして、ペイルティを救ってくれた礼に御馳走すると持ちかける。<br> その言葉にリッドは是非といってガストンの後に付いて行く。<br> 宿屋の一室に入り、御馳走が無いことにリッドは<br> 「騙したな?!」と怒る。<br> ガストンは一行に自分は反バリル勢力、シルエシカの一員だと告げる。<br> ペイルティを救うほどの実力のある一行を是非とも雇いたいらしい。<br> 元々、バリルを止めるのが目的であったため一行はそれに応じる。<br> その返事が嬉しかったのか、ガストンはシルエシカはティンシアという<br> 街に存在するアジトであることを教え、<br> ガストンは一行にシルエシカに行くための証として<br> ミアキスバッチを渡すと<br> 宿屋の店員に、御馳走を山ほど持ってきてくれと<br> 頼むのであった。<br> <br> <a name="a362"></a></dd> <dt><a href="menu:362">362</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/04/2920:18ID:BTYmdTNw</font></dt> <dd> その夜、メルディとファラが寝静まる一室で異変が起きた。<br> メルディのエラーラが突如輝き始めたのだ。<br> 目を覚ましたメルディは静かに部屋を出ようとするが<br> ファラも目覚め、メルディを止める。<br> 「どうしたの?」<br> そう尋ねると、エラーラが輝く理由は<br> アイメンに何かが起きて、そして皆が助けを求めている合図だと言う。<br> <br> 一人で行こうとしたメルディを責め<br> そして、ファラは呟く<br> 「もっとたよってよ…仲間なんだから。」<br> 翌日、ガストンに事情を話し<br> 用事を終えたらすぐにティンシアに向かうことを告げると、<br> ガストンは一行にセレスティアの地図を渡して、<br> 先に行って待っているといって一行を見送ってくれる。<br> 一体、アイメンに何が起きたのか?<br> それを確かめるために一行はアイメンに向かう。<br> <br> いくらセルシウスが原因だったとは言え、<br> 一気に春が来てしまうペイルティとは一体。<br> 次は《アイメン~シルエシカ本部》まで<br> 続く。<br> <br> <br></dd> <dt><a href="menu:91">91</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/05/0620:55ID:zzuQK0ic</font></dt> <dd>前スレ<a href= "http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1083521924/362"></a><a href= "http://jumpres/362">&gt;&gt;362</a>の続きから<br> アイメンに戻ると、そこは悲惨なことになっていた。<br> 何かの襲撃を受けたのか完全に廃墟となり、<br> 町の至るところで人が死んでいる。<br> 無残な姿に、呆然とする一行。<br> メルディが走りだし、どこかへ行ってしまう。<br> その後を追いつつ、事切れた人々を見る。<br> その中には、キールと親しげに会話をしたククロル、<br> メルディに好意を抱いていたであろうハミルトの姿があった。<br> 志半ばで倒れた彼らを見て、悔しがるキール。<br> <br> 図書館近くの給水塔前には、リッドとキールを<br> メルディの王子様と言った、あの無邪気な子供の姿があった。<br> 姉のロッテだった。<br> 今にも事切れそうな様子で、リッドらに尋ねる<br> 「弟は…?ボンズは、無事?」と<br> 辺りを見まわすと、そこにボンズの姿は見当たらなかった。<br> リッドはしばらく沈黙したあと、言った<br> 「ああ、大丈夫だ。ちゃんとここにいる。」と<br> それを聞いて安心したのか、ロッテはリッドらの目の前で息を引き取った。<br> 一体、何がアイメンをこんな姿にしたのか?<br> それを思いながら、図書館に入ると<br> サグラが何者かに跳ね飛ばされてきた。<br> <br> 上を見ると、そこにはメルディとボンズ。<br> そして、アイメンを破壊したであろう張本人の姿があった。<br> 「お前は…ラシュアンを襲った?!」<br> それは間違いなく、メルディをラシュアンに連れて来た際に、<br> 突然、現れた男だった。<br> メルディが、男の名を呟く<br> 「ヒアデス」<br> ヒアデスはリッドらをメルディの仲間と判断し、<br> 襲いかかる。<br> 払いのけると、ヒアデスは姿を消した。<br> <br> <br> <a name="a92"></a></dd> <dt><a href="menu:92">92</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/05/0620:59ID:zzuQK0ic</font></dt> <dd>ボンズに、怪我は無い様だった。<br> 跳ね飛ばされたサグラも、命に別状は無いらしい。<br> サグラは仕事場に戻り<br> 街の人々を埋葬しはじめた。<br> 弟子のハミルトの入った棺を見ながら、呟く<br> 「まだネジも締めたこともない素人だったのによ…<br> 俺のような老いぼれが生きていて何になるってんだ…」<br> 俯いたままのサグラの元に、ボンズが来て尋ねる<br> 「ロッテは?ねぇ、ロッテはどこにいるの?」と<br> まだ、姉の死を理解できないボンズを見て、<br> サグラはボンズを育て、街を復興することが自分の役目だと悟ったのだった。<br> その様子を静観していたリッドが静かに外に出る。<br> そして、拳を握り締めながら呟いた<br> 「…ゆるさねぇ。」<br> 一行は、アイメンを離れ、<br> ティンシアを目指す。<br> <br> ティンシアはセレスティアでも一番技術が優れている街らしく、<br> 階段代わりのエスカレーターや動く歩道などが至るところに設置されている。<br> 街の人々にシルエシカのことを尋ねると、<br> 彼らは内緒にしているようだが、街のほとんどの人間に<br> 場所が知られているようで、気軽に教えてくれる。<br> 案内を頼りに、街の奥へ向かうとシルエシカのアジトを発見する。<br> 門番を務めている男に、ミアキスバッチを見せると道を開けてくれる。<br> 中に入ると、そこは暗闇で何も見えない。<br> 辺りを見まわしているうちに、部屋に明かりがつく。<br> するとそこには、集団が武器を構えリッド達を取り囲んでいた。<br> <br> 集団を退けると、ガストンがやって来て<br> 謝りながら、皆に実力を知ってもらうためにやったと事情を説明してくる。<br> ガストンの案内のもと、一行はシルエシカのリーダーと対面する。<br> 側近と思われる女性(副官のアイラ)が喋るのに合わせてただ、<br> 「おう」と言うだけのリーダーに<br> 多少ならずとも一行は不安を覚える。<br> シルエシカは現在、バリル討伐のための作戦を展開中で<br> バリル城の位置までは突き止めたのだが、<br> 城を取り囲む結界を解くことができずに突入が不可能だった。<br> そこで、晶霊砲を開発中であとは開発に必要な知識と技術。<br> そして、雷の大晶霊の力があればどうにかなると言う。<br> ひとまず、キールは晶霊砲の開発を手伝い、<br> その代わりに、シルエシカのリーダー。フォッグが加わる。<br> フォッグの案内の元、一向は雷の大晶霊と契約するために<br> (雷晶霊の遺跡)を目指す。<br> <br> だんだん、リッドが主人公らしくなってきた。<br> アイメン崩壊は普通に辛かった。<br> 次は《雷晶霊の遺跡~バリル城突入》まで<br> 続く。<br> <br></dd> <dt><a href="menu:141">141</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/05/0821:20ID:4JPEkm/S</font></dt> <dd><a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1083521924/92"></a><a href= "http://jumpres/92">&gt;&gt;92</a>から<br> 少し長めかな?<br> <br> (雷晶霊の遺跡)に来た一行。<br> 遺跡に入ろうとするが、扉が固く閉ざされている。<br> 石版らしきものに入るための方法が書かれてはいるものの、<br> 頭を使うことはもっぱらキール任せだったらしく、<br> 入ることが出来ない。<br> キールの重要性を認識し、どうやって入れば良いのかと考えていた矢先、<br> フォッグが扉を体当たりでこじ開けて中に入っていく。<br> 「ごうかいさん…だな。」<br> その様子を見ていたメルディが呟く。<br> しばらくして、何かが感電したような音とともに<br> フォッグが黒焦げになって外に出てくる。<br> 何事も無かったかのように、焦げを振り払うと<br> フォッグは再び中に入っていく。<br> 「ごうかいさん、だね…」<br> ファラも同じように呟くのであった。<br> <br> 遺跡には複雑な仕掛けが幾数もあり、<br> 地味に苦戦しつつも、先へと進んでいくと<br> 開けた場所へ。<br> とりあえず、一晩そこで休むことに。<br> 焚き火を囲むように座るファラとリッド。<br> フォッグは豪快にいびきを掻きながら、メルディは体を丸めて熟睡している。<br> リッドがふと、メルディを見ながら呟く。<br> 「どうして、メルディはこんなに頑張ってるんだろうな。」と。<br> 世界崩壊の危機を防ぎたい。<br> それだけの理由で一人の女の子がここまで必死になるのだろうかと。<br> その必死さが、どうも心配で仕方がないことをファラに告げる。<br> ファラがそれに対して答える。<br> 「きっと、いろいろなんだよ。<br> 人間だもん。そんな単純に割りきれないよ。<br> それに、メルディのことを心配しているのはわたし達だけじゃないよ。」<br> その答えに、リッドが頷き言う。<br> 「ああ…確かにつたない奴が一人いた。」<br> 一方、そのつたない奴は<br> 徹夜で晶霊砲開発の手伝いをしているのであった。<br> <br> 夜が明け、一行はさらに遺跡の奥へ。<br> 電流が絶えず走る広間の奥にヴォルトはいた。<br> 契約の話をする前に、ヴォルトは翻訳不可能な言語で喋り、<br> 襲いかかってきた。<br> それを退けると、他の大晶霊達が姿を現す。<br> ヴォルトは何らかの理由で苦しんでいるらしい。<br> 完全に弱っているヴォルトが呟く言葉を頼りに<br> 広間にある装置を起動すると、<br> ヴォルトは苦しみから解放され、淡々とした口調で契約に応じてくれる。<br> インフェリア側、セレスティア側。<br> 両方の大晶霊が全て揃った瞬間、<br> 光の大晶霊レムと、闇の大晶霊シャドウが姿を現した。<br> 二つの大晶霊は全てを揃えた褒美として<br> エクスカリバーをリッドに渡し、姿を消した。<br> <br> <a name="a142"></a></dd> <dt><a href="menu:142">142</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/05/0821:22ID:4JPEkm/S</font></dt> <dd>目的は果たしたので、一行はティンシアへ。<br> どうやら、晶霊砲は完成したらしい。<br> (チャットを仲間に入れている場合は<br> 晶霊砲取り付けのためメンバーから離脱する)<br> シルエシカに向かうと、そこには兵士が大勢集まっていた。<br> それを見てファラが<br> 「すごーい!フォッグ、人望あるんだ!?」と<br> 何気に酷いことを言い、それに続いてリッドも<br> 「実像が知られてねぇだけなんじゃ…」と<br> 追い討ちをかけてはいるが、フォッグはそんなことを知らず、<br> 兵士達に囲まれていた。<br> 「なぁ、なぁ!<br> 早く晶霊砲がとこへ行こうよー!」<br> メルディに急かされ、リッド達はキールがいるであろう晶霊砲の元へ。<br> そこにはアイラと二人きりで会話をしているキールが。<br> その様子を無言で見つめるメルディ。<br> それに気付いたのか、キールは慌てながらも戻ってきたことを確認する。<br> ヴォルトと契約したことと、エクスカリバーを貰ったことも告げると<br> アイラが大晶霊達が妙に協力的なことに疑問を抱く。<br> リッドが「世界を救うためだろ」と言うと<br> 意味が分からなかったらしく、疑問をさらに抱かれる。<br> そこでキールが<br> 「バリルが滅ぼそうとしているのはこの世界だ」と告げる。<br> その事実に驚くアイラ。<br> ファラはフォッグにはまだ伝えていないことと<br> 伝えるかどうかはアイラに任せると告げる。<br> <br> 晶霊砲の取り付けには一晩かかるので<br> アイラが前もって予約しておいてくれたというホテルに泊まることに。<br> 立ち去る間際、アイラは晶霊砲の開発に知識をくれたキールに礼を言うが、<br> キールは、新しい知識を得ることが出来たとアイラに礼を言う。<br> そのやり取りを見て、メルディはまたも無言になるのであった。<br> ホテルに行くと、予約された部屋は<br> ホテルで最も豪華なスイートルームだった。<br> 部屋は広々としていて、窓には絶景が広がり、<br> ベットは大きく柔らかそうである。<br> ベットで弾もうとしたクイッキーを押のけ無邪気に寝転がるリッド。<br> <br> <a name="a143"></a></dd> <dt><a href="menu:143">143</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/05/0821:23ID:4JPEkm/S</font></dt> <dd>ふと、メルディが元気の無い声で<br> 「メルディは、ちょっとねむい。<br> おやすみしてよいか?」と<br> 皆に尋ねてくる。<br> リッドは起きあがり、戸惑いつつも<br> おやすみという。<br> メルディはクイッキーを連れて、別室へ。<br> 「メルディ、どうかしたのか?<br> なんか、元気がなかったな。」<br> <br> その言葉に、ファラが答える。<br> 「きんちょうしてるんだよ。<br> わたしだって、いよいよ明日かと思ったら…」<br> リッドはしばらく沈黙して、窓に広がる絶景を眺める<br> 「おお、すげえいいながめだぜ!<br> 町が全部見渡せる!!」<br> ふと振り返り二人に言う。<br> 「明日の戦いが終わったら、<br> もう一度この豪華な部屋に泊まろうぜ<br> …みんなで、無事に帰ってきてさ。」<br> ファラは頷き、<br> 明日に備えて寝ると言って別室(メルディの向かった部屋)へ。<br> <br> ファラがいなくなり、ずっと同じ場所に立っていたキールが俯き呟く。<br> 「自分が情けないよ<br> いよいよだと思ったら、なんだか怖くなってしまった…<br> 他人を思いやる余裕もない…」<br> 相当、落ち込んでいる様子のキール。<br> リッドがその前に立って、手を見せる。<br> 「見てみろよ。<br> 俺だってさっきからずっと体の震えが止まらねぇんだ。」<br> それを見て、驚くキール。<br> <br> 「平気な奴のほうがどうかしてんだ。<br> …さて、と。<br> 俺も、そろそろ寝るわ。」<br> リッドはベットに入り、天井を見ながら言う。<br> 「バリルが100%の力を出してぶつかってきたら、<br> 俺達は400%の力で応戦すりゃあいい。<br> 仲間と戦うって、そういうことだろ?」<br> その言葉にキールは頷き<br> 「…ああ!<br> 単純な計算だな!」<br> そう言って、キールも休むのであった。<br> <br> <a name="a144"></a></dd> <dt><a href="menu:144">144</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/05/0821:25ID:4JPEkm/S</font></dt> <dd>リッドは悪夢を見た。<br> 燃え盛るラシュアンの村。<br> その原因であろう化け物が、<br> 村人を次々に切り裂いていく。<br> その様子をただ呆然と見ている幼少のリッド。<br> 「くろいお化けだ…」<br> 立ち尽くしているリッドの元に、父親と思われる男が<br> リッドをそこから連れだし、どこかの倉庫にリッドと共に入る。<br> <br> 父親はリッドに尋ねる。<br> 「レグルスの丘には行っていないだろうな?」と。<br> リッドは必死に首を横に振る。<br> 父親は仕方ないなと言った感じで肩をすくめる。<br> そして、父親は「後で必ず戻ってくる。」<br> そう告げると外へ出ていってしまう。<br> 倉庫の扉は閉められた。<br> リッドが駆け寄る瞬間、リッドが叫ぶ<br> (父さん?行っちゃダメだ!!!)<br> 扉の前に立ち尽くすリッド。<br> 「オレのせいだ…」<br> 幼少のリッドと今のリッドの声がそれに重なっていく。<br> そして最後に<br> 「父さ―――ん!!!」<br> リッドの叫びで、悪夢は終わった。<br> <br> ベットから起きあがるリッド。<br> 「あの夢だ…久しぶりに見たな。」<br> すっかり目が覚めたのか辺りをうろつくリッド。<br> ファラ達の眠る部屋を見ると<br> そこにメルディの姿がない。<br> とりあえず、夜風に辺りに屋上へ向かうと<br> メルディとクイッキーもまた屋上にいた。<br> 「ねむれないのか?」<br> そう尋ねると、メルディは驚いたらしく<br> リッドの名を叫ぶ。<br> メルディがいないことに気がついたのか、ファラも屋上に来た。<br> 「実は俺も。<br> 死んだ父さんの夢みて、目ぇ冴えちまったぜ。」<br> 二人の会話を聞いて、ファラは身を隠す。<br> <br> 「おトーサン、いないか?」<br> メルディの問いに頷くリッド。<br> 「…ああ。母さんも、俺が2歳の時に死んじまってるしな。」<br> 「おトーサンも、おカーサンもいないか。<br> ファラが、一緒だ。」<br> 少しだけ、沈黙するリッド<br> そして<br> 「メルディともな。」と言う。<br> 長い沈黙のあと、メルディが尋ねる<br> <br> <a name="a145"></a></dd> <dt><a href="menu:145">145</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/05/0821:28ID:4JPEkm/S</font></dt> <dd> 「リッドはおトーサンやおカーサンの”おもいで”ってあるか?」<br> その問いに、しばらく考えリッドは答える<br> 「んー。普段はほとんど思い出さねぇなあ・・・<br> 悲しいけど、毎日生きてくうちに、キオクってどんどん薄れていくからよ。」<br> リッドはふと、思い返すように天を仰ぐ<br> 「ただ、時々かんじるんだ。<br> やわらかくてあったかくて、<br> いつも俺を守ってくれる光みたいなもの。<br> それが俺にとっての思い出ってヤツかなぁ。<br> はは。なんだかわかんねぇな。」<br> 困ったようにリッドは笑う。<br> <br> それをただ黙って聞くファラとメルディ。<br> それに対し、何だか照れるから黙るなとリッドは言う。<br> そしてメルディは確信したように聞く。<br> 「それが、”おもいで”なんだな?」<br> 「え?」<br> 「リッドがいう思い出なら、<br> メルディは、わかるよ!<br> 自分の中にある、やわらかくて、あったかいもの。<br> メルディにだってあるよ。<br> それが、”おもいで”なんだな!」<br> 真剣に尋ねてくるメルディに戸惑うリッド。<br> <br> メルディはゆっくりと深呼吸をし、<br> 「さて!<br> 部屋にもどろうか?<br> メルディは、きっとだいぶねむいよ」<br> その返事に頷き<br> ゆっくり休んどこうとリッドは言う。<br> 一部始終を見届けたファラは静かに立ち去るのであった。<br> 夜が明け、キールの第一声は「忘れ物はないか?」<br> その言葉にリッドは<br> 「忘れ物って…遠足じゃねぇんだからよ。」と突っ込むが。<br> 後戻りは出来ないのだから、準備だけは怠るなと忠告される。<br> <br> シルエシカの元へ行くと、<br> フォッグもアイラから事情を聞いたらしく、<br> 「天下を取るついでに世界も救う」と豪語しているのであった。<br> バンエルティア号に乗り込み、バリル城へ。<br> バリル城前を取り囲む敵の艦隊を<br> 海戦(ミニゲーム)で乗り切る。<br> 全ての敵艦隊を沈めたあとは、いよいよ晶霊砲の出番。<br> バンエルティア号から発射された光線は<br> バリル城の結界を見事打ち破った。<br> 結界が解かれたので、バンエルティア号はシルエシカ艦隊と共に<br> バリル城に入港する。<br> <br> テイルズ恒例の面倒くさいヴォルトとの契約。<br> リッドの過去が断片的に明かになったり、<br> メルディに関する謎に追求したりとこの辺りが一番伏線多いのかも。<br> 次は《バリル城~セイファートの試練①》まで<br> 続く。<br> <br> <br> <br></dd> <dt><a href="menu:371">371</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/05/3016:32ID:dX7t+JXD</font></dt> <dd><a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1083521924/145"></a><a href= "http://jumpres/145">&gt;&gt;145</a>の続きから<br> <br> バリル城に入港したバンエルティア号とシルエシカ艦隊。<br> 降りると、シルエシカ部隊が周辺に補給所や休憩所を設置している。<br> 城内は薄暗く、所々荒れ果て、魔物が徘徊している。<br> 奥へ進み、玉座の間へ。<br> そこに、バリルと思われる男が玉座に座っていた。<br> その姿を見て、一行は驚愕する。<br> バリルは生きていなかった<br> それもずいぶん前に事切れていたらしく<br> ミイラとなっていた。<br> バリル亡き今、<br> 誰がグランドフォールを引き起こしているのか―<br> そう思ったときだった<br> 玉座の背後から女性が姿を現した。<br> <br> 「彼の心は今も私と共にある」<br> そう女性は呟き、バリルの側に立った。<br> 女性の姿をただ黙って見ていたメルディが叫ぶ<br> 「…シゼル!」<br> その言葉に、シゼルがメルディの方を見て<br> 「ほーぅ、おまえか。久しぶりだな、メルディ。」<br> 二人は顔見知りのようだった。<br> その様子を見て、キールがメルディに<br> シゼルとは一体何者なのか尋ねる。<br> それに対して帰ってきた答えは<br> バリルとシゼルは夫婦だと言うことだった。<br> グランドフォールを引き起こしていたのは<br> 他ならぬシゼルであると知った一行は<br> 世界を滅ぼして一体何になるのかと問い詰める<br> それに帰ってきた答えは<br> 「物質を求めて欲望渦巻く世界など<br> 存在する価値など無い」ということと<br> 「破壊ではなく回帰」と言うことだった。<br> グランドフォールを阻止するため、一行はシゼルと衝突する。<br> <br> しばらくして、そこにフォッグが現れ<br> 事態が把握できず、困惑する。<br> とりあえず、状況を見てシゼルが敵と判断したフォッグは<br> シゼルに銃を向けるが、その前に魔法で退けられてしまう。<br> そして、戦っていたときとは比べ物にならないほどの力が<br> シゼルに集まっていく。<br> 「繰り言は、バテンカイトスの彼方でつむげ。」<br> そう言って、シゼルは一行に強大な力を放った。<br> <br> <a name="a372"></a></dd> <dt><a href="menu:372">372</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/05/3016:33ID:dX7t+JXD</font></dt> <dd>絶対絶命かと思われたそこに、<br> レイスが割り込み、<br> 「極光壁!」<br> そう叫んで、シゼルの力を阻止した。<br> 二つの力のぶつかり合いは凄まじく、衝撃で城は吹き飛んだ。<br> 衝撃が収まったそこにいたのはシゼルとバリルだけだった。<br> どうやら、リッド達も無事だったようで<br> 城から離れた広場に放り出されていた。<br> 互いの無事を確認して、レイスを探す<br> そこにレイスはいたが、死が間近に迫っていた。<br> ファラが真っ先に駆け寄る。<br> レイスの周りに一行が揃う。<br> <br> 側に立つリッドに、レイスはあるものを託す。<br> セイファートキーだった。<br> なぜ、今になってこれを?<br> そう尋ねるとレイスは言った。<br> セイファートキーがあれば<br> 極光術を授かることが出来ると<br> そして、闇の極光に対抗するにはどうしてもそれが必要だと。<br> セイファートキーを託し、レイスは最後に言った<br> 「リッド…大切な人を守れ。<br> 極光術とは、そのためにあるんだ。」<br> そう伝え、レイスは死んだ。<br> 突然のことに、泣き叫ぶファラ。<br> 現実だと受け入れられず、呆然とするリッド。<br> レイスを失った悲しみを引きずりながら<br> 一行はバンエルティア号に乗船した。<br> <br> <a name="a373"></a></dd> <dt><a href="menu:373">373</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/05/3016:35ID:dX7t+JXD</font></dt> <dd>デッキに集まり、キールはメルディに尋ねた。<br> 「シゼルとは、どういう関係なんだ?」と<br> その問いに、メルディは静かに答えた<br> 「シゼルは…メルディのおカーサンだよ。」<br> その事実に驚愕し、戸惑いつつもファラは<br> バリルとの関係も尋ねる。<br> その答えは当然<br> 「おトーサン」だった。<br> 納得したようにリッドは頷き呟いた<br> 「…そうか。<br> だろうなあ。でなきゃ、普通、ここまでやらねぇよなぁ。」<br> リッドの落ち着き振りとは逆に<br> キールはメルディを責める。<br> <br> どうして今まで黙っていたのかと、<br> そんなに自分達は信用できないのかと。<br> そして<br> 「信じてくれなきゃ、ぼくだってお前を信じることができないだろう!」と言う。<br> その言葉に、メルディは泣き出した。<br> そして、どうしたら良いのか分からなかったとひたすら謝った。<br> 「自分の母親が敵だなんて…悲しすぎるよね。」<br> そう言って、ファラが慰める。<br> 昔からシゼルはああだったのか。<br> そう尋ねるとメルディは首を横に振った。<br> <br> 「バリルもシゼルも<br> ・・・やさしいよ、昔はな。<br> ずっと昔のこと。けど、<br> メルディは覚えてる。<br> あったかい光、おもいで。」<br> その言葉に、リッドがハッとする。<br> シゼルやバリルの異変には<br> 極光術が絡んでいる―<br> そう判断したキールはガレノスに会いに行こうと提案する。<br> <br> <a name="a374"></a></dd> <dt><a href="menu:374">374</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/05/3016:37ID:dX7t+JXD</font></dt> <dd>ルイシカに戻り、<br> ガレノスにバリル城で起きた事情を説明すると<br> 同時に、極光術についてのこと、セイファートキーのこと、<br> そして、レイスのことについて尋ねた。<br> ガレノスの説明によると、<br> セイファートキーは真の極光使いのみに反応するものらしく<br> その光が差す方向に極光術を学ぶ場所<br> <セイファートの試練>があるという。<br> レイスはやはり、真の極光使いで<br> リッド達を後を追う最中、ガレノスと出会い<br> 自分が極光使いと知り、最初の試練を終えて<br> すぐにリッド達の元に向かったとのことだった。<br> <br> レイスはリッド達を敵とは思っておらず、それどころか<br> どこにも属さない、一人の人間として世界のことを考えられるように<br> してくれたリッド達に感謝していたという。<br> これからのことを相談した結果<br> やはり、シゼルをこのままにはしておけないので<br> 対抗する手段、真の極光術を取得するため一行は試練に向かう。<br> セイファートキーが指し示した先にあったのはドーム状の建物だった。<br> <br> 中に入ってすぐのところに石像があり、<br> メルディに尋ねると、ネレイドの像とのことだった。<br> ネレイドと聞いて、キールは<br> セイファートに逆らって封印された邪神のことかと尋ねると<br> メルディは首を振り、ネレイドはセイファートの圧制に反発し<br> セレスティアの民を率いて立ち向かった勇敢な者だと習ったという。<br> どうやら、インフェリアとセレスティアでは信仰する神が違うらしい。<br> どちらが正しいのかは分からないので<br> 一行はさらに奥へ。<br> <br> <a name="a375"></a></dd> <dt><a href="menu:375">375</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/05/3016:41ID:dX7t+JXD</font></dt> <dd>そこには結界が張られており、<br> ファラとキールが入ろうとすると弾かれてしまった。<br> メルディも試しに入るが結界は大きく歪み、メルディをふっ飛ばした。<br> 慌てて駆け寄るキール。<br> メルディはただ転んだだけだと主張するが、完全に怪しまれている。<br> 結局、結界を通ることができたのはリッド一人だった。<br> 三人はそこで待たせ、<br> リッドは奥へと進む。<br> <br> 階段を上り、開けた場所で辺りを見回すと<br> 目の前にローブを着た男が現れた<br> その声は聞き覚えがあるような気がした。<br> 男はセイファートの使者で試練を与えるためにここに来たという。<br> 準備を整え、リッドは試練を受ける。<br> 気がつくと、そこは洞窟。<br> そして、リッドはエッグベアになっていた。<br> 突然の変化に戸惑いつつも、奥へと進む。<br> そこには、他のエッグベア達が生き絶えていた。<br> 家族だったらしく、エッグベアは怒り狂い<br> その場にいた二人組の商人の一人を難なく殺した<br> もう一人は脱兎のごとく逃げ出したのでその後を追う。<br> <br> 洞窟を進みながら、エッグベアは「生きる」ことを強く念じていた。<br> さらに奥へと進んだその先にいたのは<br> 何とリッド達。<br> エッグベアは咄嗟に襲いかかるが<br> リッドとキールに返り討ちに合い、絶命する。<br> エッグベアが息を引き取ると、リッドは剣を取り出して<br> 干し肉を作ると言って、キールと口論をしているのであった。<br> 意識が戻ると、そこは試練を受ける直前までいた場所。<br> <br> 男にあれはなんだったのかと聞くと<br> 「今の自分にとって避けては通れない道が示されるだけ」だと言う。<br> 他の命を犠牲にして今の自分がいることを忘れてはならないと告げ、<br> リッドに極光術の一つ、極光壁を授けた。<br> 他にも試練はあるらしいが、いくつあるかは明確には伝えぬまま<br> 男は光り輝いて、姿を消した。<br> 試練を終え、三人が待つ元へ戻る。<br> 他にも試練があるらしいので<br> 一度外へ出て、セイファートキーを使う。<br> 光は空を指していた。<br> オルバース界面のことか、それともインフェリアのことか。<br> どちらにせよ、行くための手段が無いことに気付く一行。<br> すると、チャットが<br> アイフリードはセレスティアだけでなくインフェリアの海も制覇した<br> 大海賊なので、光の橋と同じ働きをするものがどこかにあるはずだと<br> 断言する。そして、それを示す暗号のようなものが小屋にあるらしいので<br> 一行はチャットの小屋へと向かう。<br> <br> 長い間の放置スマソ。<br> 長文苦手な方もいるということと、<br> 確かに台詞丸写しは良くないので<br> 多少、アバウトにまとめていく方針。<br> 次は、《アイフリードの洞窟~ディスク2終了まで》<br> 続く。<br> <br> <br> <br></dd> <dt><a href="menu:229">229</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/08/1521:10ID:KRxcMX68</font></dt> <dd>忘れられてるとは思うが<br> 前スレ<a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1090834546/375"></a><a href= "http://jumpres/375">&gt;&gt;375</a>の続きから。<br> ちょっと長いので注意。<br> <br> チャットの小屋に来た一行。<br> 小屋の脇に生える木に仕掛けがあったらしく<br> 上からオブジェのようなものが落ちてくる。<br> オブジェには良く見るとメルニクス語で何かが刻まれていた<br> メルディの翻訳によると、まとまった数字がふたつ表記されているという。<br> その事から、キールはチャットに経度の緯度を測るものは無いかと聞く。<br> チャットが持っていたのはGPS。<br> <br> れを使って自分の位置を知りながら数字の示す場所に行けば<br> 目的の場所に辿りつけると確信した一行は数字の指す場所<アイフリードの洞窟>に向かう。<br> 洞窟に着いた一行はアイフリードが遊び心で作ったであろうスゴロク式のダンジョンを<br> 攻略し、洞窟の一番奥へ。<br> <br> そこはバンエルティア号を新たな形態にするための施設があった。<br> その施設に設置されたアイフリードの石像が喋りだし、バンエルティア号を改造する。<br> 光の橋と同じ働きをする、遠征の橋も開かれ<br> バンエルティア号には潜水機能を持つ機械(アイシップ)とバルコニーが設置された。<br> アイフリードの指示の元、一行は遠征の橋を開くため<br> セレスティア深海に隠されたアイフリードのアジトを巡り<br> シルバーケイジを回収していく。<br> そして、それを収める台座も見つけそこに全てのシルバーケージを収めていく。<br> 遠征の橋が開かれ、一行はその場所を目指す。<br> そこは海上でそこだけオレンジ色に光っている。<br> 中へ入るとそこはオルバース界面。<br> <br> ドーム状の建物内を進んでいくと、建物ごとバンエルティア号が反転する。<br> そして、バンエルティア号はそのままゆっくりとインフェリアへ。<br> さすがに、反転するという動きには全員ついていけなかったらしく<br> 気分を悪くした一行は船内でぐったりしていた。<br> 辺りを見回すと確かにそこはインフェリアだった。<br> <br> <a name="a230"></a></dd> <dt><a href="menu:230">230</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/08/1521:11ID:KRxcMX68</font></dt> <dd> 改めてセイファートキーを使い、その光が差す方向を目指す。<br> インフェリアの深海に佇む、セイファート庭園。<br> 結界が張られているためアイシップから降りても問題はない。<br> 奥へ進むとリッドしか通れないのであろう結界がまたも張られている。<br> キールは途中で見つけた装置の解析のためにメルディを連れ出す。<br> 解析の最中メルディに礼を言われたキールは照れながらも<br> 「おまえはひとりじゃない」と意味深な発言をする。<br> ファラは結界の前でリッドと待つことにする。<br> <br> リッドが試練場に立つと、セイファートの使者は現れた。<br> 今度の試練でリッドは幼少のキールとなっていた。<br> ファラのおねがいで星のかけらを探すことになった<br> キールとリッド。<br> その当時の村長であったファラの父(ノリス)の目を誤魔化しながら<br> 二人はレグルスの丘へ。<br> 丘の入り口で待っていたファラ。<br> 黙って借りてきた鍵を使って入り口を開け、<br> リッドが真っ先に丘の奥へと入っていく。<br> そのあとを、必死に追うキール。<br> 奥へと進んだ先には、洞窟がありその洞窟をさらに進んだ先にリッドはいた。<br> 星のかけらは付近にあるらしい。<br> 辺りを見回すと、床が白く光る部分がありそれが星のかけらだと分かる。<br> もっと大きな星のかけらを探そうと、リッドは奥へと進もうとするが<br> ノリスに見つかり、怒られてしまう。<br> 説教をされた二人は、入り口で反省しているファラを連れて村へと戻る。<br> <br> 一方、ノリスは洞窟のさらに奥へと向かっていた。<br> 何かが封印されているのであろう場所に入り、愕然とする。<br> 封印は解かれたらしく、何かが収まっていた穴と何かを封じていた<br> 鉱物のかけらが散らばっていた。<br> 穴の付近に近づくノリス。<br> 辺りが暗くなり、ノリスの周りに黒い霧のようなものが集まってくる。<br> そこで、試練が終わった。<br> <br> <a name="a231"></a></dd> <dt><a href="menu:231">231</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/08/1521:12ID:KRxcMX68</font></dt> <dd>リッドはすぐに、セイファートの使者に尋ねる<br> この試練は何だったんだと、ノリスはこのあとどうなったのかと。<br> 使者はその問いに<br> 人は誰でも痛みを持っていること、<br> その痛みを知らないうちはその者を知ったことにならないこと<br> そして、人の痛みを知ることは人を救うことになるなど、<br> 最初の問いの部分だけを答えた。<br> <br> ノリスのことについては自分で思い出せということらしい。<br> 試練を終えて、極光剣を授かったリッドはファラの元へ。<br> ファラと共に、入り口まで戻るとキールは装置の解析が終了したらしく<br> 装置を起動しようとする。<br> リッドはそれを見て、キールのことを誉めるが不審がられている。<br> 装置を起動すると、天井に何かが映し出される。<br> 映像装置だったらしく、図とともにメルニクス語が下に表示される<br> メルディが訳していくが、その内容は<br> かつての世界はバテンカイトスという世界であったこと。<br> その世界はネレイドによって統治された物質の無い世界であったこと。<br> やがて、生命が肉体を得てそこからセイファートが生まれたこと。<br> セイファートによってバテンカイトスは閉じられ、今の世界が作られたことだった。<br> 映像が終わったあとも、沈黙する一行。<br> <br> そのとき、リッドが呟く<br> 「俺はセイファートを信じるぜ。<br> セイファートのしたことは正しかった<br> でなきゃ、なんのために俺達は生きているんだよ?」と<br> その言葉にファラも頷く。<br> キールも頷き、最後にメルディが<br> シゼルはシゼルのままなのかと問いかける。<br> その問いに答えはないが、一行は次の試練の場所へ向かうため<br> 潜水艦に乗り、バンエルティア号に乗船する。<br> 次の場所へ向かう覚悟は出来たとチャットに告げる。<br> すると、この状況を切りぬける準備をしてくれとチャットは言う。<br> 周りを見ると、バンエルティア号は戦艦隊に囲まれている状態だった。<br> <br> <a name="a232"></a></dd> <dt><a href="menu:232">232</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/08/1521:15ID:KRxcMX68</font></dt> <dd>戦艦隊から逃れるのは無理だったらしく<br> 一行はインフェリア城に連行される。<br> レイスの事を尋ねられ、一行は正直に<br> 自分達を庇って死んだことを告げる。<br> すると、王はリッド達がレイスを殺害したと言い、<br> ロエン率いる親衛隊をセレスティアに送り込むと宣言したあと<br> リッド達を牢屋に放り込む。<br> バンエルティア号がどうなるのか心配でしょうがないチャットを尻目に<br> 一行は脱獄の隙を伺う。<br> そこにやってきたのはアレンデだった。<br> <br> 牢屋を開け、脱獄の手助けをする。<br> アレンデはレイスと以前から連絡を取り合っていたらしく<br> 世界全体に起きている危機も、リッド達がやろうとしていることも<br> 漠然とではあるが分かっているようで<br> バンエルティア号は港に停泊中であることも教えてくれる。<br> アレンデに感謝しつつ、一行は港に向かい<br> バンエルティア号を奪い返し、甲板に出る。<br> セイファートキーを使うと<br> 光が差したのは空。<br> セレスティアのことなのか、それともオルバース界面のことなのか<br> 最初の試練がセレスティア、2番目はインフェリアであったことから<br> 一行はオルバース界面の外に出てみる。<br> (どういうわけかインフェリア側からはいけない)<br> 界面の上を進んでいくとセイファートの観測所を発見する。<br> ここが、試練の場所のようである。<br> 中を歩いていると、界面を一望出来る部屋に行きつく。<br> そこに設置された機械を見てキールは興奮している。<br> 巨大な窓に映っているのは黒体とセイファートリング。<br> (書き忘れたことを補足するとシゼルは黒体の中にいて<br> 黒体はセイファートリングの中央にいて近づくことが出来ない)<br> 機械の解析をキールとメルディにまかせて<br> リッドは試練を受けるためさらに奥に。<br> <br> <br> <a name="a233"></a></dd> <dt><a href="menu:233">233</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/08/1521:17ID:KRxcMX68</font></dt> <dd> 結界の前でファラを待たせ、リッドはセイファートの試練を受ける。<br> 三度登場のセイファートの使者。<br> いつものように、試練を開始するリッド。<br> そこは過去のルイシカだった。<br> <br> 幼い少女とその母親らしき人物が部屋の中にいた。<br> 外では紛争が起きているらしく、緊迫した状況である。<br> しばらくして、親子はメルディとシゼルであることが分かる。<br> そこにバリルが慌しく入ってきて<br> 自分を狙って、大軍が押し寄せてきたことと<br> このままでは一家全員が殺されてしまうので<br> 二人だけでも逃げろとバリルは言う。<br> シゼルは猛反対するが<br> 自分達の理想世界を作り上げる前にここで二人が死ぬわけにはいかないことと<br> ましてやメルディを巻き込んでしまうことだけは避けなければと<br> シゼルを説得する。<br> バリルは二人を逃がす囮となるため先に部屋を出る。<br> それを見届けたあと、メルディはバリルがいなくなるのはいやだと<br> 駄々をこねる。<br> <br> シゼルはメルディに<br> 「別れは終わりではない。<br> とこしえに思うことこそ、共にあるということなのだ」と<br> そう言って、なだめながら部屋を抜け出す。<br> ガレノスと連絡をとり、匿って欲しいことを伝え<br> 二人は屋敷を抜け出そうとするが<br> ヒアデスの突然の裏切りによって捕われてしまう。<br> 大軍を率いていたのはビリアルという男で<br> バリルの持つ思想とそれに従う者達を見て危険だと判断し<br> 始末しにきたらしかった。<br> 二人を人質にとったことを声高に叫び<br> どこかに隠れているバリルを誘い出す。<br> 二人は殺さないで欲しいと告げたあと<br> バリルは二人の目前で銃殺される。<br> メルディは兵士の一人に殴られ、気を失う。<br> 俯いたまま動かないシゼルの元に<br> 何者かの声が響く<br> 「汝の心を我にゆだねよ。」<br> その声が何度も囁かれ、<br> シゼルの周りに黒い霧のようなものが集まっていく。<br> 試練はそこで終わった。<br> <br> 何を伝えたかったのかとリッドはセイファートの使者に尋ねる。<br> お前達が倒そうと思っているものにも<br> 事情があるのだということを伝えたかったらしい。<br> 極光波を授かったリッド。<br> どうやらこれで試練は終了となるようである。<br> リッドはセイファートの使者に<br> 「前にどこかで会わなかったか?」と尋ねる<br> 消える間際、セイファートの使者は言った<br> 「リッド…大切な人を守れ。<br> 極光術とは、そのためにあるんだ」<br> その言葉にハッとしたリッドは<br> セイファートの使者を呼びとめるが、<br> 既に消えた後だった。<br> <br> <br> <a name="a234"></a></dd> <dt><a href="menu:234">234</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">エターニア</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">04/08/1521:18ID:KRxcMX68</font></dt> <dd>既に消えた後だった。<br> ファラの待つ場所へと帰ってきたリッド。<br> キールとメルディの元に向かうと<br> 壊すことすら出来ないほどに複雑な機械らしく<br> キールは落ち込んでいた。<br> ふと、リッドは鍵穴らしきものを発見し<br> そこにセイファートキーを差し込んでみる<br> すると、セイファートリングの一部が外れ<br> 黒体の元への通路が開かれた。<br> それは地上にいるシルエシカにも伝わったらしく<br> 黒体に向けて晶霊砲の発射準備が整う。<br> バンエルティア号も晶霊砲の発射準備に入る。<br> すると黒体が蠢き<br> 界面に波紋が起き始める。<br> 黒体が突如出した波動によって<br> バンエルティア号は派手に吹き飛ばされるのであった。<br> 辺りが白色化したところでディスク2が終了しディスク3へ<br> <br> <br></dd> <dt><a href="menu:515">515</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font> <font color= "#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/2601:56:15ID:WME30SU8</font></dt> <dd>ディスク3から。<br> 気づくと、そこは炎に包まれたラシュアンだった。リッドは何者かに襲撃された<br> 自分の村を徘徊していた。<br> ショックのあまり声の出ないキール。<br> そして村の入口の建物の前で泣いているファラ。<br> 声をかけると途端にファラはこう言った。<br> 「お父さんも、お母さんも、村の人達も・・<br> みんな・・・わたしが殺したんだ。みんなみんなみんなみんな!」<br> <br> そこで目が覚めるリッド。そこはシルエシカアジトの救護室だった。<br> 目の前にはファラがいて、夢を引きずったリッドはファラに大丈夫かと<br> 声をかけるが笑われてしまう。<br> セイファートリングの一部を破壊した後のオルバース爆動でバンエルティア号は<br> セレスティアの海に落ちてしまったのだ。<br> <br> <br> <a name="a516"></a></dd> <dt><a href="menu:516">516</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font> <font color= "#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/2601:57:16ID:WME30SU8</font></dt> <dd> それからリッドとファラはみんなと合流すると、司令室でから報告がある。<br> バリル城中庭に設置した晶霊砲がインゲリア軍に占拠され、アイラは囚われて<br> しまったらしい。いそいで現場に向かうと、ロエンが率いたインフェリア軍が<br> いた。オージェのピアスをしていても会話の出来ないロエンとアイラ。<br> リッド達が仲介に入るが、セレスティアと組んで、晶霊砲を使いインフェリアに<br> 戦争を仕掛けると思われていて、話にならない。<br> そこに死んだ筈のヒアデスがやってきた。<br> <br> もうほとんど人間の体じゃなくなっている強化されたヒアデスはインフェリア軍<br> もリッド達も関係なく襲う。そしてファラはロエンに言う。<br> ヒアデスは私達共通の敵だと。<br> そしてようやくヒアデスを倒すと、そこにガレノスがやってきて、レイスから渡さ<br> れた手紙を読み出す。それをリッドが要約する。<br> 「ウルタス・ブイは君にゆだねる」<br> 手紙にはこの一言だけ記されていた。ウルタス・ブイ=アレンデだと悟ったロエン<br> はそこでしばらく呆然と立ち尽くす。<br> そしてレイスの言葉を信じ、そしてレイスが助けたというリッド達を信じようと決め、<br> シルエシカと同盟を組む事にした。<br> <br> <a name="a517"></a></dd> <dt><a href="menu:517">517</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font> <font color= "#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/2601:58:17ID:WME30SU8</font></dt> <dd> そして晶霊砲=フリンジ砲を完成させるにはどうしてもリヴァヴィウス鉱が不可欠<br> であるが、それはセレスティアには無い。セイファートが昔ネレイドを封印した時に<br> 使った鉱物で、キールによるとそんな貴重な鉱物がインフェリアにあったという記述<br> は無いらしい。しかし、ファラはきらきら光る鉱石と聞き、それに似たものを昔レグ<br> ルスの丘で見た事を思い出す。<br> <br> そこで4人はファラの記憶を頼りにレグルスの丘へと向かう。<br> ・・・レグルスの丘はリッド、ファラ、キールにとって忘れられない場所だった。<br> リッドはセイファートの試練の第2試験で見たばかりだった。<br> 決して入ってはいけないレグルスの丘に来て、それから追いかけてきたファラの<br> 父は奥に入ったまま帰らず、その後怪物が村にやってきて村を焼いた。<br> ラシュアンの半分近くの人が死んだ。そんな思い出。<br> <br> レグルスの丘をしばらく歩くと夜になったので4人はそこで泊まる事にした。<br> そこでファラはいきなりこんな事を言い出す。<br> <br> <br> <a name="a518"></a></dd> <dt><a href="menu:518">518</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font> <font color= "#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/2601:59:18ID:WME30SU8</font></dt> <dd> ・・かつてのリッドとキールはレグルスの丘の奥に何があるか知らなかった。<br> ネレイド、魔物の封印された場所こそ、このレグルスの丘だった。しかしそんな事<br> 子供だから知らなかったし、3人が入った事で封印が解け、村は襲われたが、<br> (村を襲ったのはネレイドに取り付かれたファラの父)<br> それは自分達に非があるにせよ、仕方のない事だと。<br> 父の死んだリッドも、沢山の知り合いが死んだキールも、傷はおいつつも、割切って<br> 今まで生きてきた。<br> <br> しかし、ファラは子供の時から魔物が封印されていた事など最初から知っていた。<br> 知っていて、二人をレグルスの丘に連れてきた。<br> 光るあの綺麗な石が欲しかったから。<br> そしてあの事件が起こった。村の人を殺したのは自分だと。<br> それなのに今まで二人には怖くて言えなかった。<br> 言ったら自分を決して許してはくれないだろうと思った。<br> それどころか他人を助ける事にばかり執着して他人に感謝される事で自分の罪を<br> 忘れ、傷つかないように過去をごまかして生きてきた。<br> <br> もう許されなくてかまわない。いや、許されるはずがない。<br> それでもファラは涙を流しながら二人に謝った。<br> <br> <br> <a name="a519"></a></dd> <dt><a href="menu:519">519</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font> <font color= "#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/2602:00:20ID:WME30SU8</font></dt> <dd>しかしリッドは言う。もういいんだ、と。<br> 十年間ずっと罪に打ちのめされ、それでも今日逃げずにここにみんなを連れてきた。<br> 子供だったのだから仕方ないとリッドやキールのように割り切って生きてく事も<br> 出来たのにしなかった。もう十分だと。<br> キールもそれに同意し、多少まだ気持ちは晴れないけれど、許してくれた二人に<br> 感謝した。<br> <br> 翌日、魔物が封印されている封印の間の前に行く。そこにはより精度の高いリヴァ<br> ヴィウス鉱があると考えられたからだ。しかし、その前に光晶霊・レムが現れる。<br> この先は重要な鉱物・リヴァヴィウス鉱があるから、生半可な気持ちで通すわけには<br> いかないと。そして技量を見極めたいというレムと戦い、そして勝利する。<br> するとレムはクレーメルケイジの中に入ってくれた。<br> <br> <a name="a520"></a></dd> <dt><a href="menu:520">520</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font> <font color= "#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/2602:01:21ID:WME30SU8</font></dt> <dd> そして封印の間につくと、大量のリヴァヴィウス鉱があった。それを袋に詰めて<br> いると、いきなりメルディがいきなり難解なメルにクス語を話し出す。そして<br> 黒い影に包まれていくメルディ。レムが出てきて、メルディはレグルスにのっと<br> られそうになってると言う。急いでメルディをここから引き離さないと危ないので、<br> 一行はラシュアンへと向かう。<br> <br> そしてメルディの回復を待ち、それからリヴァヴィウス鉱を届けに行く。<br> フリンジ砲はとうとう完成した。後はシゼル城に乗り込むだけになった。<br> そこでガレノスにセイファート観測所に自分を連れて行って欲しいと頼まれる。<br> <br> <br> <a name="a521"></a></dd> <dt><a href="menu:521">521</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font> <font color= "#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/2602:02:22ID:WME30SU8</font></dt> <dd> セイファート観測所に着くと、ガレノスがどうしてもある観測をしたいということで<br> 一晩待つことになった。<br> そこでキールはガレノスにメルディの秘密を聞かされる。<br> メルディは闇の極光の力の持ち主であった。<br> だからリッドやレイスの自分と相反する力を見分ける事が出来たし、メルディは<br> セイファートの試練の結界の前では大きく弾かれたし、ネレイドに取り付かれそうに<br> なったのだ。いつ発動するか分からない闇の極光におびえながらメルディは生きてきた。<br> キールを信用したガレノスはそんなメルディを守ってあげて欲しいという(意訳)<br> <br> それから観測を続け、ガレノスは自分の出した予測が当たっている事に気づいた。<br> インフェリアとセレスティアはこのまま行くと、グランドフォールを止めても、<br> お互いの重力によって引き合い、消滅してしまうと。<br> それはあまりにも残酷な事だった。キールとガレノスは、その事実は皆に言わず、<br> 二人だけの秘密にした。<br> <br> <br> <a name="a522"></a></dd> <dt><a href="menu:522">522</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font> <font color= "#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/2602:03:23ID:WME30SU8</font></dt> <dd>そしてとうとうシゼル城に乗り込む時がきた。<br> フリンジ砲にエネルギーは充填され、バンエルティア号は黒体の中心へと走り出す。<br> そしてフリンジ砲が発射され、覆われていたバリアが破られ、シゼル城が現れた。<br> 最終決戦が始まった。<br> 4人はシゼル城をかけあがり、とうとうシゼルの前にきた。<br> 「セイファートの名の下、グランドフォールを止めにきた・・!」<br> リッドが高らかに宣言すると、シゼルはつぶやく。<br> 「もう闇の極光は完成している」<br> 「エターニアのあらゆる晶霊力は我の中に注ぎ込まれつつあることを!」<br> そういうとシゼルは黒い霧に包まれた。<br> そこでキールはいう。<br> 「わかったぞ。グランドフォールの本当の目的が!」<br> 「極光術の生み出す破壊力は精神のなかに取り込む晶霊の量に比例するんだ。」<br> 「やつは自分の中に晶霊を取り込もうとしているのか!」<br> そしてメルディはシゼルに問う。闇の極光を完成させてエターニアを滅ぼしてどう<br> するのかと。<br> 「我は・・・主となる。セイファートを倒し、新たな世界の創生主となるのだ!<br>  2000年前とは逆の立場になるわけだ。」<br> ・・・もう、シゼルはシゼルでなかった。ネレイドにのっとられた日からネレイド<br> そのものになっていたのだ。<br> 「物質を憎み、現世界を恨む強い石があったからこそ我らは同化したのだ。<br>  バテンカイトスこそが、本来あるべき世界の姿なのだ。<br>  物質がなくなれば、悲しみも憎しみにも囚われることはなくなる。」<br> <br> <br> <a name="a523"></a></dd> <dt><a href="menu:523">523</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font> <font color= "#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/2602:04:24ID:WME30SU8</font></dt> <dd>メルディは言う。<br> 「シゼルは死んだよ。ここにいるのは・・メルディの敵!」<br> そしてとうとうシゼルと戦う。<br> 闇の極光の前にリッドは真の極光を使い、とうとう倒す事が出来た。<br> <br> するとシゼル城は消えていき、リッド達は二つの世界を繋ぐセイファートリング<br> の核の前にいた。<br> 全てが終わった。そう思った時、凄い衝撃が世界を走った。<br> 「間に合わなかった・・・・!」<br> キールは言った。もう、お互いの重力で二つの世界は滅亡してしまうと。<br> あまりの事実にみな驚き、絶望的になるが、一つだけ、助かる方法があった。<br> 2000年前の戦争によりゆがめられ、空間的にくっついているインフェリアと<br> セレスティア。お互いが本来あるべき姿、只の宇宙に浮かぶ星と星の関係に戻れば<br> 空間的に無関係になり、引力によって滅びる事もない。<br> それにはセイファートリングを破壊するしかない。<br> しかし、リッドの極光術はセイファートから授かったもの。それでセイファートの<br> 作ったものを壊すのは不可能だった。闇の極光とフリンジする以外。<br> メルディは自分の極光とリッドの極光をぶつけ合えば助かると言い出した。<br> しかし、そうすれば、もうぼろぼろのメルディは闇の極光に飲まれ、シゼルのように<br> なってしまうかもしれない。助かる確率はほとんど無かった。<br> キールは反対したが、メルディは決心していた。<br> 「メルディ、決めてたよ。必要な時来たら、この力使うって。」<br> <br> <br> <a name="a524"></a></dd> <dt><a href="menu:524">524</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font> <font color= "#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/2602:05:31ID:WME30SU8</font></dt> <dd> 皆も素直に賛成出来なかったが、これしか生き残る方法はない。<br> リッドとメルディは力を解放し、エターナルリングの核めがけて二人の極光を<br> ぶつけた。<br> ファラはリッドを、そしてかなり危険だから一人でいいというメルディをよそに<br> キールはメルディを支えた。<br> リッドはファラに言った。<br> 「ラシュアンに帰ったら、ファラのオムレツを食いてえな・・・。」<br> ファラは苦しむリッドを抱きしめながら、うなずいた。<br> 一方メルディはかなりの負担でとうとう倒れてしまった。<br> もう全てが終わってしまう・・そう思った時、瓦礫からシゼルが現れた。<br> キールはメルディを庇いながらシゼルと対峙するが、シゼルはキールを見向きもせず、<br> セイファートリングの核の前で闇の極光を開放し始めた。<br> シゼルは元のシゼルに戻っていたのだ。もう瀕死の体で最後の力を使うシゼル。<br> シゼルの死を感じたメルディは<br> 「お母さんっ・・!」と叫んだ。<br> そしてシゼルはメルディに優しくこう言った。<br> 「メルディ・・、死は終わりではない・・。<br>  とこしえに思うことこそ、共にあるということなのだ・・・。」<br> そしてシゼルはセイファートリングごと消え去った。<br> 大きな爆発と共に、4人も吹き飛ばされた。<br> そして朦朧とする意識のなか、リッドはセイファートの使者の、レイスの声を聞いた。<br> <br> <br> リッドとファラはゆっくり、ゆっくりと落ちてゆき、ラシュアンの見張り台の隣に<br> 落ちた。<br> 全ての始まりの場所に。<br> <br> ここでエンディング。<br> <br> <a name="a525"></a></dd> <dt><a href="menu:525">525</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font> <font color= "#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/2602:06:31ID:WME30SU8</font></dt> <dd>後日談<br> ファラはミンツの売店などを回って、大きな袋にいろいろ詰め込んだ。<br> そして港に行くと、さんざん待たされたリッドとチャットの姿が。<br> バンエルティア号が前よりずっと大きな形に変形していた。<br> チャットはあの後インフェリアに落ち、アイフリードの遺産を見つけ、さらに改造<br> していた。この船は新たに、重力を断ち切って飛ぶ機能がついていた。<br> まだ試運転もしていないのにセレスティアに行くのがどうも不安でリッドは微妙な様子。<br> 「どうする?リッド。」<br> とファラに聞かれ、<br> 「行くに決まってんだろ!」と返す。<br> 3人は旅立つ。セレスティアへ。キール、メルディ、その他大勢の仲間が待っている。<br> <br> 「出航!目的地、惑星セレスティア!!」<br> <br> END<br> <br></dd> <dt><a href="menu:534">534</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">05/02/2619:35:41ID:dqZV7QGg</font></dt> <dd><a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1107248858/519"></a><a href= "http://jumpres/519">&gt;&gt;519</a><br> >この先は重要な鉱物・リヴァヴィウス鉱があるから<br> レムが立ちはだかったのはたしか封印の間には<br> ネレイドが居て危険だからだったような気が・・・・・<br> <br></dd> </dl>
<strong>テイルズオブエターニア</strong> (Part2/2) ページ容量上限の都合で2分割されています。<br /> &gt;&gt;7-230~233・266~267・270・360~362、&gt;&gt;8-91~92・141~145・371~375、&gt;&gt;9-229~234、&gt;&gt;12-515~525・534 <hr /><dl><dt><a>230</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/04/2515:03ID:wE6R2NOZ</font></dt> <dd><a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1082135978/178"></a><a href="http://jumpres/178">&gt;&gt;178</a>の続きから<br /> ペイルティを目指すため、まず一行は晶霊鉄道で<br /> 地晶霊の廃坑に向かう。そこから新天地に行けばペイルティに向かう<br /> 手段が見つかるかもしれないからである。<br /> 廃坑は長らく使われた様子が無いらしく、<br /> 土砂が道を塞いでいたり、<br /> 地下に行くためのエレベーターが止まっていたりするが<br /> 廃坑に入ってすぐにスコップや動かすための鍵があったので<br /> 往復しながら何とか地下に降りる。<br /><br /> そこは開けた場所で敵の気配も無いので一行は休憩する。<br /> ふと、何もすることが無くて暇だとリッドがぼやく。<br /> キールは休憩中は何もしなくて良いと返すが、<br /> どうにも暇だと言うことで、メルディが家から持ってきたという<br /> ウィスというカードゲームをやろうと提案する。<br /> 突如、ウィスというミニゲームが始まるが、<br /> 勝っても負けても話は進む。<br /> キールは疲れたと騒ぐが、<br /> リッドが冷静に<br /> 「いちいち、叫んだりわめいたりするからだ」と<br /> ツッコミを入れる。<br /> 良い感じに暇を潰した一行はさらに先に進む。<br /><br /> 先に進むと、そこは地晶霊の住む町。<br /> 気の抜ける喋り方をする晶霊達が自由気ままに暮らしているようだ。<br /> そんな彼らを統括する地の大晶霊ノームも<br /> 同じようなノリでリッドらと対面する。<br /> ノームとの死闘を追えると、ノームは面倒だと言って契約を拒む。<br /> が、そこにウンディーネらが現れ<br /> セレスティア側にも大きな問題だと告げる。<br /> すると、ノームはしぶしぶ契約に応じてくれた。<br /> 一行がペイルティに行きたいことを伝えると、<br /> ノームが地晶霊を全員集め、廃坑に出口を作り外まで連れていってくれる。<br /> 外へ出ると、そこに人気は無い。<br /><br /> が、遠くに小屋が見えるので一行はそこに向かってみる。<br /> やはり、そこにも人気は感じず扉は閉ざされている。<br /> 立ち去ろうとすると、扉が開く。<br /> 入っても良いと受け取ったリッドは食い物でも貰おうと<br /> 小屋の中に入っていく。<br /> 応接間まで来て、メルディがソファーに乗って弾み始める。<br /> すると、ソファーからガスが噴出する。<br /> 驚いた直後、眠気が襲い一行は眠ってしまう。<br /> それを確認したかのように応接間が突然下へと降りていく。<br /> 目が覚めた一行は互いの無事を確認する<br /> そして、様子を見に外へ出たメルディが叫ぶ<br /> 入り口が無くなっていると。<br /> 一行は小屋から脱出するため、小屋の最下層から最上階を目指す。<br /><br /><a name="a231"></a></dd> <dt><a>231</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/04/2515:06ID:wE6R2NOZ</font></dt> <dd>入った直後、上に向かう階段の先にある扉が開けられない。<br /> ふと、階段の下を見ると小さな水路があり<br /> その先に扉を開けるスイッチが見える。<br /> だが、どうやっても届かない。<br /> 何か道具があるはずだと探しまわると、<br /> 何かのゼンマイとアヒルのおもちゃが手に入る。<br /> メルディいわく、二つでセットのこのおもちゃは<br /> お風呂に浮かべて遊ぶものとのこと。<br /> そのことから、試しにアヒルのおもちゃを水路に浮かべてみる。<br /> 予測通り、スイッチを押すことができ扉が開く。<br /> これ以外にも小屋の主が作ったであろう変わった仕掛けが多く存在し、<br /> 一行はそれを解除しながら進んでいく。<br /> 無事、元来た道に戻ることができた一行。<br /><br /> そこに、何者かの声が響く。<br /> 「無事ここまで辿りつけるとは、<br /> 中々の体力、知力、そして時の運ですね。」<br /> その声に反応し、振りかえると<br /> そこにはキャプテンハットを目深に被った子供が。<br /> 「こ、こども?」<br /> 小屋の主の以外な正体に戸惑っていると<br /> 「戸惑うのも無理ありません。<br /> 人間は外見だけでは判断できませんから。」<br /> と、子供らしからぬ台詞を言う。<br /> 子供はその口調のまま自己紹介をする。<br /> チャットと名乗るその子供は、<br /> 自分の家来に相応しい人材を探していたらしく<br /> リッド達はその審査に合格したので<br /> バンエルティア号に乗せても良いと言う。<br /> チャットが船を所有していることを知ったリッド達は<br /> 多少、屈辱を感じつつもチャットの家来になる。<br /> チャットが案内した先には、立派な船が。<br /> 大海賊アイフリードの残した遺産だとチャットは言い、<br /> そして、自分はその末裔であることを誇りに思っているようだ。<br /><br /> チャットの指示で乗船する一行。<br /> リッド達のことを確認するチャット。<br /> ふと、クイッキーの存在に気がつきチャットは慌てふためく。<br /> 艦内は動物厳禁だとチャットは豪語するが、<br /> メルディは慣れてといって、クイッキーをチャットに押しつける。<br /> 「ギャー!慣れるなんて無理だよ、動物は苦手なのやめてー!!」<br /> チャットは相当動物嫌いらしく、さきほどの口調の影はない。<br /> メルディが仕方なく、クイッキーを抱きかかえると<br /> チャットは泣きながらその場を離れていった。<br /><br /><br /><br /><a name="a232"></a></dd> <dt><a>232</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/04/2515:07ID:wE6R2NOZ</font></dt> <dd>その様子を見てから、リッドとキールは核心したように頷く。<br /> 「やっぱりな」<br /> 「ガキは所詮ガキさ。」<br /> 珍しく意気投合している二人を見て<br /> ファラは呆れながら<br /> 「大人気無いなあ…」と<br /> 呟くのであった。<br /> 気を取り直して、チャットが目的地を尋ねてくる。<br /> 行き先はペイルティだと告げ、<br /> チャットの操縦のもと、バンエルティア号は出航し<br /> ペイルティを目指す。<br /><br /><br /> ここまで来てようやく新キャラ登場。<br /> これ以後、クイッキーの鬼畜ぶりが<br /> 見えたり見えなかったり。<br /> 次は《ペイルティ~氷晶霊の山》まで<br /> 続く。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><a name="a233"></a></dd> <dt><a>233</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/04/2515:11ID:wE6R2NOZ</font></dt> <dd>本日の用語解説<br /><br /> 4.ウィス<br /> セレスティアで流行しているカードゲーム。<br /> 15枚以上手札を持つとドボンになるところや<br /> 手札が一枚だけになったときは「ウィス!」と叫ぶというルールから<br /> 恐らくはこちらでいうこところのウノだと思われる。<br /> ミニゲームの多い本作で一番面白いミニゲームかもしれない。<br /><br /><br /><br /></dd> <dt><a>266</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/04/2717:25ID:BmpmzwIq</font></dt> <dd>各ストーリーテラーの方々、激しく乙!<br /><br /> で、エターニアの方。地晶霊の廃坑内のスキットで「キラキラ光る晶霊が宿った石をメルディが“お星様”と<br /> 形容したのを聞いて、ファラが急にブルーになる」という話は触れておいた方がよかったかな、と思ったり。<br /> 引き続き頑張って下さい。<br /><br /><a name="a267"></a></dd> <dt><a>267</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/04/2719:04ID:5YP2P9Nr</font></dt> <dd><a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1082135978/266"></a><a href="http://jumpres/266">&gt;&gt;266</a><br /> 俺はそういう細かい複線がしっかり書いてあるおかげで<br /> えたにゃが好きになったからな。<br /> 禿同。<br /><br /></dd> <dt><a>270</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/04/2721:55ID:kYc8dDyo</font></dt> <dd><a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1082135978/266"></a><a href="http://jumpres/266">&gt;&gt;266</a><br /> スキットのことをすっかり忘れてたよ_| ̄|○<br /> 結構大事な伏線なのに・・・スマソ<br /> しかし、Eは本当に伏線の多いゲームだね。<br /> 自分もそこが好きなわけだが。<br /><br /> ウプはもう少し先になりそう…<br /> 木は休日だからその辺りにウプかと。<br /><br /><br /><br /><br /><br /></dd> <dt><a>360</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/04/2920:13ID:BTYmdTNw</font></dt> <dd>ペイルティまで何事も無く辿りついた<br /> はずもなく、流氷に覆われた海が一行の前に現れる。<br /> だが、<br /> 「流氷ごときに負けるバンエルティア号ではありません。」と<br /> チャットが言い、強行突破をする。<br /> 流氷を押しのけながらペイルティに入港する。<br /> いざ、町に行こうとするやいなや、<br /> 流氷を押しのけた振動で、キールが気分を悪くしている。<br /> メルディが心配し、駆け寄る<br /> その様子を静観し、<br /> 一言<br /> 「キールさんにはメルディさんが必要なんですね。」<br /> それを聞いた途端、キールは赤面しそんなことは無いというが<br /> 「見たままを述べただけです。」と<br /> チャットに軽く流される。<br /> バンエルティア号を無人にさせるわけにも行かないので、<br /> チャットは船に残った。<br /><br /> ペイルティに降り立った瞬間、<br /> あまりの寒さに凍える。<br /> 「いつも寒いところだけど、これはいくらんでも変だな。」<br /> と、メルディが辺りを見渡す。<br /> 町全体が凍りついたようになっている。<br /> ふと、リッドがキールを見ると<br /> キールは凍えるどころか、氷漬けになろうとしていた。<br /> 長くいると自分もそうなりそうだと判断した一行は<br /> とにかく暖房のある場所に向かう。<br /> 宿屋に入ると、そこに人が集まり暖房の周りに固まっていた。<br /> キールが氷漬けから逃れたところで、町の人に事情を聞く。<br /> 北にある氷晶霊の山から冷気が絶え間無く訪れ、<br /> 本来はもう春のはずなのにずっと冬の状態が続いてしまっていると言う。<br /> もしかしたら、そこに大晶霊がいるかもしれない。<br /><br /> そう考えた一行は何とかしてくると言って、外に出ると<br /> 外にいた男性が、山に行く前に登山道具屋で<br /> 防寒具を買ったほうが良いとアドバイスをくれる。<br /> それに従って、登山道具屋に入ると<br /> 店主が、さきほどガストンという男がこの後店にくる四人組が<br /> 防寒具を買いに来る。代金は自分が払うので<br /> 彼らには無料で防寒具を提供してくれと頼まれたと言う。<br /> アドバイスをくれた男に違いないと確信した一行は<br /> 彼に感謝しつつ、防寒具を選ぶ。<br /> (リッドが三人の防寒具を選ぶことになるが、<br /> 適当に渡していればそのうち正解する。)<br /> 防寒具を買い終え一行は氷晶霊の山へ。<br /><br /><a name="a361"></a></dd> <dt><a>361</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/04/2920:16ID:BTYmdTNw</font></dt> <dd>氷晶霊の山は、その大晶霊の影響なのか<br /> 先が見えないほどの猛吹雪が山全体を覆っている。<br /> イフリートを呼び、吹雪を押さえて欲しいと言うと<br /> 「派手にやらかす奴がいるもんだな」と<br /> 言った後、大量の火の粉を撒き散らして吹雪を全て消し去ってくれる。<br /> 山の頂上に、氷の大晶霊セルシウスはいた。<br /> 人間の女性に極めて近い姿をしており、上の空でハミングをしている。<br /> イフリートが許可なく現れ、セルシウスに声をかける。<br /> すると、セルシウスは敵意を剥き出しにしてこちらに襲いかかってきた。<br /><br /> 戦闘を終えると、他の大晶霊達も現れセルシウスに語りかける。<br /> グランドフォールによって色濃くなった闇の意志が、<br /> 大晶霊の中でも繊細なセルシウスを操っていたようだった。<br /> 正気を失っていたところを助けてくれた礼に快く契約に応じてくれる。<br /> イフリートはまたもセルシウスに話しかけようとするが、<br /> セルシウスは完全に毛嫌いしているようだった。<br /> (この時、どちらのクレーメルケイジに入れるかと聞かれ<br /> イフリートの入っているほうに入れようとすると一悶着が起きる)<br /> 無事契約を終え、吹雪も寒波も収まったようなので<br /> 一行はペイルティに戻った。<br /><br /> ペイルティは別の街かと疑いたくなるほどに活気に満ちていた。<br /> ひとまず宿屋に入ると、<br /> ガストンと名乗る男が一行の前にやって来る。<br /> そして、ペイルティを救ってくれた礼に御馳走すると持ちかける。<br /> その言葉にリッドは是非といってガストンの後に付いて行く。<br /> 宿屋の一室に入り、御馳走が無いことにリッドは<br /> 「騙したな?!」と怒る。<br /> ガストンは一行に自分は反バリル勢力、シルエシカの一員だと告げる。<br /> ペイルティを救うほどの実力のある一行を是非とも雇いたいらしい。<br /> 元々、バリルを止めるのが目的であったため一行はそれに応じる。<br /> その返事が嬉しかったのか、ガストンはシルエシカはティンシアという<br /> 街に存在するアジトであることを教え、<br /> ガストンは一行にシルエシカに行くための証として<br /> ミアキスバッチを渡すと<br /> 宿屋の店員に、御馳走を山ほど持ってきてくれと<br /> 頼むのであった。<br /><br /><a name="a362"></a></dd> <dt><a>362</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/04/2920:18ID:BTYmdTNw</font></dt> <dd>その夜、メルディとファラが寝静まる一室で異変が起きた。<br /> メルディのエラーラが突如輝き始めたのだ。<br /> 目を覚ましたメルディは静かに部屋を出ようとするが<br /> ファラも目覚め、メルディを止める。<br /> 「どうしたの?」<br /> そう尋ねると、エラーラが輝く理由は<br /> アイメンに何かが起きて、そして皆が助けを求めている合図だと言う。<br /><br /> 一人で行こうとしたメルディを責め<br /> そして、ファラは呟く<br /> 「もっとたよってよ…仲間なんだから。」<br /> 翌日、ガストンに事情を話し<br /> 用事を終えたらすぐにティンシアに向かうことを告げると、<br /> ガストンは一行にセレスティアの地図を渡して、<br /> 先に行って待っているといって一行を見送ってくれる。<br /> 一体、アイメンに何が起きたのか?<br /> それを確かめるために一行はアイメンに向かう。<br /><br /> いくらセルシウスが原因だったとは言え、<br /> 一気に春が来てしまうペイルティとは一体。<br /> 次は《アイメン~シルエシカ本部》まで<br /> 続く。<br /><br /><br /></dd> <dt><a>91</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/05/0620:55ID:zzuQK0ic</font></dt> <dd>前スレ<a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1083521924/362"></a><a href="http://jumpres/362">&gt;&gt;362</a>の続きから<br /> アイメンに戻ると、そこは悲惨なことになっていた。<br /> 何かの襲撃を受けたのか完全に廃墟となり、<br /> 町の至るところで人が死んでいる。<br /> 無残な姿に、呆然とする一行。<br /> メルディが走りだし、どこかへ行ってしまう。<br /> その後を追いつつ、事切れた人々を見る。<br /> その中には、キールと親しげに会話をしたククロル、<br /> メルディに好意を抱いていたであろうハミルトの姿があった。<br /> 志半ばで倒れた彼らを見て、悔しがるキール。<br /><br /> 図書館近くの給水塔前には、リッドとキールを<br /> メルディの王子様と言った、あの無邪気な子供の姿があった。<br /> 姉のロッテだった。<br /> 今にも事切れそうな様子で、リッドらに尋ねる<br /> 「弟は…?ボンズは、無事?」と<br /> 辺りを見まわすと、そこにボンズの姿は見当たらなかった。<br /> リッドはしばらく沈黙したあと、言った<br /> 「ああ、大丈夫だ。ちゃんとここにいる。」と<br /> それを聞いて安心したのか、ロッテはリッドらの目の前で息を引き取った。<br /> 一体、何がアイメンをこんな姿にしたのか?<br /> それを思いながら、図書館に入ると<br /> サグラが何者かに跳ね飛ばされてきた。<br /><br /> 上を見ると、そこにはメルディとボンズ。<br /> そして、アイメンを破壊したであろう張本人の姿があった。<br /> 「お前は…ラシュアンを襲った?!」<br /> それは間違いなく、メルディをラシュアンに連れて来た際に、<br /> 突然、現れた男だった。<br /> メルディが、男の名を呟く<br /> 「ヒアデス」<br /> ヒアデスはリッドらをメルディの仲間と判断し、<br /> 襲いかかる。<br /> 払いのけると、ヒアデスは姿を消した。<br /><br /><br /><a name="a92"></a></dd> <dt><a>92</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/05/0620:59ID:zzuQK0ic</font></dt> <dd>ボンズに、怪我は無い様だった。<br /> 跳ね飛ばされたサグラも、命に別状は無いらしい。<br /> サグラは仕事場に戻り<br /> 街の人々を埋葬しはじめた。<br /> 弟子のハミルトの入った棺を見ながら、呟く<br /> 「まだネジも締めたこともない素人だったのによ…<br /> 俺のような老いぼれが生きていて何になるってんだ…」<br /> 俯いたままのサグラの元に、ボンズが来て尋ねる<br /> 「ロッテは?ねぇ、ロッテはどこにいるの?」と<br /> まだ、姉の死を理解できないボンズを見て、<br /> サグラはボンズを育て、街を復興することが自分の役目だと悟ったのだった。<br /> その様子を静観していたリッドが静かに外に出る。<br /> そして、拳を握り締めながら呟いた<br /> 「…ゆるさねぇ。」<br /> 一行は、アイメンを離れ、<br /> ティンシアを目指す。<br /><br /> ティンシアはセレスティアでも一番技術が優れている街らしく、<br /> 階段代わりのエスカレーターや動く歩道などが至るところに設置されている。<br /> 街の人々にシルエシカのことを尋ねると、<br /> 彼らは内緒にしているようだが、街のほとんどの人間に<br /> 場所が知られているようで、気軽に教えてくれる。<br /> 案内を頼りに、街の奥へ向かうとシルエシカのアジトを発見する。<br /> 門番を務めている男に、ミアキスバッチを見せると道を開けてくれる。<br /> 中に入ると、そこは暗闇で何も見えない。<br /> 辺りを見まわしているうちに、部屋に明かりがつく。<br /> するとそこには、集団が武器を構えリッド達を取り囲んでいた。<br /><br /> 集団を退けると、ガストンがやって来て<br /> 謝りながら、皆に実力を知ってもらうためにやったと事情を説明してくる。<br /> ガストンの案内のもと、一行はシルエシカのリーダーと対面する。<br /> 側近と思われる女性(副官のアイラ)が喋るのに合わせてただ、<br /> 「おう」と言うだけのリーダーに<br /> 多少ならずとも一行は不安を覚える。<br /> シルエシカは現在、バリル討伐のための作戦を展開中で<br /> バリル城の位置までは突き止めたのだが、<br /> 城を取り囲む結界を解くことができずに突入が不可能だった。<br /> そこで、晶霊砲を開発中であとは開発に必要な知識と技術。<br /> そして、雷の大晶霊の力があればどうにかなると言う。<br /> ひとまず、キールは晶霊砲の開発を手伝い、<br /> その代わりに、シルエシカのリーダー。フォッグが加わる。<br /> フォッグの案内の元、一向は雷の大晶霊と契約するために<br /> (雷晶霊の遺跡)を目指す。<br /><br /> だんだん、リッドが主人公らしくなってきた。<br /> アイメン崩壊は普通に辛かった。<br /> 次は《雷晶霊の遺跡~バリル城突入》まで<br /> 続く。<br /><br /></dd> <dt><a>141</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/05/0821:20ID:4JPEkm/S</font></dt> <dd><a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1083521924/92"></a><a href="http://jumpres/92">&gt;&gt;92</a>から<br /> 少し長めかな?<br /><br /> (雷晶霊の遺跡)に来た一行。<br /> 遺跡に入ろうとするが、扉が固く閉ざされている。<br /> 石版らしきものに入るための方法が書かれてはいるものの、<br /> 頭を使うことはもっぱらキール任せだったらしく、<br /> 入ることが出来ない。<br /> キールの重要性を認識し、どうやって入れば良いのかと考えていた矢先、<br /> フォッグが扉を体当たりでこじ開けて中に入っていく。<br /> 「ごうかいさん…だな。」<br /> その様子を見ていたメルディが呟く。<br /> しばらくして、何かが感電したような音とともに<br /> フォッグが黒焦げになって外に出てくる。<br /> 何事も無かったかのように、焦げを振り払うと<br /> フォッグは再び中に入っていく。<br /> 「ごうかいさん、だね…」<br /> ファラも同じように呟くのであった。<br /><br /> 遺跡には複雑な仕掛けが幾数もあり、<br /> 地味に苦戦しつつも、先へと進んでいくと<br /> 開けた場所へ。<br /> とりあえず、一晩そこで休むことに。<br /> 焚き火を囲むように座るファラとリッド。<br /> フォッグは豪快にいびきを掻きながら、メルディは体を丸めて熟睡している。<br /> リッドがふと、メルディを見ながら呟く。<br /> 「どうして、メルディはこんなに頑張ってるんだろうな。」と。<br /> 世界崩壊の危機を防ぎたい。<br /> それだけの理由で一人の女の子がここまで必死になるのだろうかと。<br /> その必死さが、どうも心配で仕方がないことをファラに告げる。<br /> ファラがそれに対して答える。<br /> 「きっと、いろいろなんだよ。<br /> 人間だもん。そんな単純に割りきれないよ。<br /> それに、メルディのことを心配しているのはわたし達だけじゃないよ。」<br /> その答えに、リッドが頷き言う。<br /> 「ああ…確かにつたない奴が一人いた。」<br /> 一方、そのつたない奴は<br /> 徹夜で晶霊砲開発の手伝いをしているのであった。<br /><br /> 夜が明け、一行はさらに遺跡の奥へ。<br /> 電流が絶えず走る広間の奥にヴォルトはいた。<br /> 契約の話をする前に、ヴォルトは翻訳不可能な言語で喋り、<br /> 襲いかかってきた。<br /> それを退けると、他の大晶霊達が姿を現す。<br /> ヴォルトは何らかの理由で苦しんでいるらしい。<br /> 完全に弱っているヴォルトが呟く言葉を頼りに<br /> 広間にある装置を起動すると、<br /> ヴォルトは苦しみから解放され、淡々とした口調で契約に応じてくれる。<br /> インフェリア側、セレスティア側。<br /> 両方の大晶霊が全て揃った瞬間、<br /> 光の大晶霊レムと、闇の大晶霊シャドウが姿を現した。<br /> 二つの大晶霊は全てを揃えた褒美として<br /> エクスカリバーをリッドに渡し、姿を消した。<br /><br /><a name="a142"></a></dd> <dt><a>142</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/05/0821:22ID:4JPEkm/S</font></dt> <dd>目的は果たしたので、一行はティンシアへ。<br /> どうやら、晶霊砲は完成したらしい。<br /> (チャットを仲間に入れている場合は<br /> 晶霊砲取り付けのためメンバーから離脱する)<br /> シルエシカに向かうと、そこには兵士が大勢集まっていた。<br /> それを見てファラが<br /> 「すごーい!フォッグ、人望あるんだ!?」と<br /> 何気に酷いことを言い、それに続いてリッドも<br /> 「実像が知られてねぇだけなんじゃ…」と<br /> 追い討ちをかけてはいるが、フォッグはそんなことを知らず、<br /> 兵士達に囲まれていた。<br /> 「なぁ、なぁ!<br /> 早く晶霊砲がとこへ行こうよー!」<br /> メルディに急かされ、リッド達はキールがいるであろう晶霊砲の元へ。<br /> そこにはアイラと二人きりで会話をしているキールが。<br /> その様子を無言で見つめるメルディ。<br /> それに気付いたのか、キールは慌てながらも戻ってきたことを確認する。<br /> ヴォルトと契約したことと、エクスカリバーを貰ったことも告げると<br /> アイラが大晶霊達が妙に協力的なことに疑問を抱く。<br /> リッドが「世界を救うためだろ」と言うと<br /> 意味が分からなかったらしく、疑問をさらに抱かれる。<br /> そこでキールが<br /> 「バリルが滅ぼそうとしているのはこの世界だ」と告げる。<br /> その事実に驚くアイラ。<br /> ファラはフォッグにはまだ伝えていないことと<br /> 伝えるかどうかはアイラに任せると告げる。<br /><br /> 晶霊砲の取り付けには一晩かかるので<br /> アイラが前もって予約しておいてくれたというホテルに泊まることに。<br /> 立ち去る間際、アイラは晶霊砲の開発に知識をくれたキールに礼を言うが、<br /> キールは、新しい知識を得ることが出来たとアイラに礼を言う。<br /> そのやり取りを見て、メルディはまたも無言になるのであった。<br /> ホテルに行くと、予約された部屋は<br /> ホテルで最も豪華なスイートルームだった。<br /> 部屋は広々としていて、窓には絶景が広がり、<br /> ベットは大きく柔らかそうである。<br /> ベットで弾もうとしたクイッキーを押のけ無邪気に寝転がるリッド。<br /><br /><a name="a143"></a></dd> <dt><a>143</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/05/0821:23ID:4JPEkm/S</font></dt> <dd>ふと、メルディが元気の無い声で<br /> 「メルディは、ちょっとねむい。<br /> おやすみしてよいか?」と<br /> 皆に尋ねてくる。<br /> リッドは起きあがり、戸惑いつつも<br /> おやすみという。<br /> メルディはクイッキーを連れて、別室へ。<br /> 「メルディ、どうかしたのか?<br /> なんか、元気がなかったな。」<br /><br /> その言葉に、ファラが答える。<br /> 「きんちょうしてるんだよ。<br /> わたしだって、いよいよ明日かと思ったら…」<br /> リッドはしばらく沈黙して、窓に広がる絶景を眺める<br /> 「おお、すげえいいながめだぜ!<br /> 町が全部見渡せる!!」<br /> ふと振り返り二人に言う。<br /> 「明日の戦いが終わったら、<br /> もう一度この豪華な部屋に泊まろうぜ<br /> …みんなで、無事に帰ってきてさ。」<br /> ファラは頷き、<br /> 明日に備えて寝ると言って別室(メルディの向かった部屋)へ。<br /><br /> ファラがいなくなり、ずっと同じ場所に立っていたキールが俯き呟く。<br /> 「自分が情けないよ<br /> いよいよだと思ったら、なんだか怖くなってしまった…<br /> 他人を思いやる余裕もない…」<br /> 相当、落ち込んでいる様子のキール。<br /> リッドがその前に立って、手を見せる。<br /> 「見てみろよ。<br /> 俺だってさっきからずっと体の震えが止まらねぇんだ。」<br /> それを見て、驚くキール。<br /><br /> 「平気な奴のほうがどうかしてんだ。<br /> …さて、と。<br /> 俺も、そろそろ寝るわ。」<br /> リッドはベットに入り、天井を見ながら言う。<br /> 「バリルが100%の力を出してぶつかってきたら、<br /> 俺達は400%の力で応戦すりゃあいい。<br /> 仲間と戦うって、そういうことだろ?」<br /> その言葉にキールは頷き<br /> 「…ああ!<br /> 単純な計算だな!」<br /> そう言って、キールも休むのであった。<br /><br /><a name="a144"></a></dd> <dt><a>144</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/05/0821:25ID:4JPEkm/S</font></dt> <dd>リッドは悪夢を見た。<br /> 燃え盛るラシュアンの村。<br /> その原因であろう化け物が、<br /> 村人を次々に切り裂いていく。<br /> その様子をただ呆然と見ている幼少のリッド。<br /> 「くろいお化けだ…」<br /> 立ち尽くしているリッドの元に、父親と思われる男が<br /> リッドをそこから連れだし、どこかの倉庫にリッドと共に入る。<br /><br /> 父親はリッドに尋ねる。<br /> 「レグルスの丘には行っていないだろうな?」と。<br /> リッドは必死に首を横に振る。<br /> 父親は仕方ないなと言った感じで肩をすくめる。<br /> そして、父親は「後で必ず戻ってくる。」<br /> そう告げると外へ出ていってしまう。<br /> 倉庫の扉は閉められた。<br /> リッドが駆け寄る瞬間、リッドが叫ぶ<br /> (父さん?行っちゃダメだ!!!)<br /> 扉の前に立ち尽くすリッド。<br /> 「オレのせいだ…」<br /> 幼少のリッドと今のリッドの声がそれに重なっていく。<br /> そして最後に<br /> 「父さ―――ん!!!」<br /> リッドの叫びで、悪夢は終わった。<br /><br /> ベットから起きあがるリッド。<br /> 「あの夢だ…久しぶりに見たな。」<br /> すっかり目が覚めたのか辺りをうろつくリッド。<br /> ファラ達の眠る部屋を見ると<br /> そこにメルディの姿がない。<br /> とりあえず、夜風に辺りに屋上へ向かうと<br /> メルディとクイッキーもまた屋上にいた。<br /> 「ねむれないのか?」<br /> そう尋ねると、メルディは驚いたらしく<br /> リッドの名を叫ぶ。<br /> メルディがいないことに気がついたのか、ファラも屋上に来た。<br /> 「実は俺も。<br /> 死んだ父さんの夢みて、目ぇ冴えちまったぜ。」<br /> 二人の会話を聞いて、ファラは身を隠す。<br /><br /> 「おトーサン、いないか?」<br /> メルディの問いに頷くリッド。<br /> 「…ああ。母さんも、俺が2歳の時に死んじまってるしな。」<br /> 「おトーサンも、おカーサンもいないか。<br /> ファラが、一緒だ。」<br /> 少しだけ、沈黙するリッド<br /> そして<br /> 「メルディともな。」と言う。<br /> 長い沈黙のあと、メルディが尋ねる<br /><br /><a name="a145"></a></dd> <dt><a>145</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/05/0821:28ID:4JPEkm/S</font></dt> <dd>「リッドはおトーサンやおカーサンの”おもいで”ってあるか?」<br /> その問いに、しばらく考えリッドは答える<br /> 「んー。普段はほとんど思い出さねぇなあ・・・<br /> 悲しいけど、毎日生きてくうちに、キオクってどんどん薄れていくからよ。」<br /> リッドはふと、思い返すように天を仰ぐ<br /> 「ただ、時々かんじるんだ。<br /> やわらかくてあったかくて、<br /> いつも俺を守ってくれる光みたいなもの。<br /> それが俺にとっての思い出ってヤツかなぁ。<br /> はは。なんだかわかんねぇな。」<br /> 困ったようにリッドは笑う。<br /><br /> それをただ黙って聞くファラとメルディ。<br /> それに対し、何だか照れるから黙るなとリッドは言う。<br /> そしてメルディは確信したように聞く。<br /> 「それが、”おもいで”なんだな?」<br /> 「え?」<br /> 「リッドがいう思い出なら、<br /> メルディは、わかるよ!<br /> 自分の中にある、やわらかくて、あったかいもの。<br /> メルディにだってあるよ。<br /> それが、”おもいで”なんだな!」<br /> 真剣に尋ねてくるメルディに戸惑うリッド。<br /><br /> メルディはゆっくりと深呼吸をし、<br /> 「さて!<br /> 部屋にもどろうか?<br /> メルディは、きっとだいぶねむいよ」<br /> その返事に頷き<br /> ゆっくり休んどこうとリッドは言う。<br /> 一部始終を見届けたファラは静かに立ち去るのであった。<br /> 夜が明け、キールの第一声は「忘れ物はないか?」<br /> その言葉にリッドは<br /> 「忘れ物って…遠足じゃねぇんだからよ。」と突っ込むが。<br /> 後戻りは出来ないのだから、準備だけは怠るなと忠告される。<br /><br /> シルエシカの元へ行くと、<br /> フォッグもアイラから事情を聞いたらしく、<br /> 「天下を取るついでに世界も救う」と豪語しているのであった。<br /> バンエルティア号に乗り込み、バリル城へ。<br /> バリル城前を取り囲む敵の艦隊を<br /> 海戦(ミニゲーム)で乗り切る。<br /> 全ての敵艦隊を沈めたあとは、いよいよ晶霊砲の出番。<br /> バンエルティア号から発射された光線は<br /> バリル城の結界を見事打ち破った。<br /> 結界が解かれたので、バンエルティア号はシルエシカ艦隊と共に<br /> バリル城に入港する。<br /><br /> テイルズ恒例の面倒くさいヴォルトとの契約。<br /> リッドの過去が断片的に明かになったり、<br /> メルディに関する謎に追求したりとこの辺りが一番伏線多いのかも。<br /> 次は《バリル城~セイファートの試練①》まで<br /> 続く。<br /><br /><br /><br /></dd> <dt><a>371</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/05/3016:32ID:dX7t+JXD</font></dt> <dd><a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1083521924/145"></a><a href="http://jumpres/145">&gt;&gt;145</a>の続きから<br /><br /> バリル城に入港したバンエルティア号とシルエシカ艦隊。<br /> 降りると、シルエシカ部隊が周辺に補給所や休憩所を設置している。<br /> 城内は薄暗く、所々荒れ果て、魔物が徘徊している。<br /> 奥へ進み、玉座の間へ。<br /> そこに、バリルと思われる男が玉座に座っていた。<br /> その姿を見て、一行は驚愕する。<br /> バリルは生きていなかった<br /> それもずいぶん前に事切れていたらしく<br /> ミイラとなっていた。<br /> バリル亡き今、<br /> 誰がグランドフォールを引き起こしているのか―<br /> そう思ったときだった<br /> 玉座の背後から女性が姿を現した。<br /><br /> 「彼の心は今も私と共にある」<br /> そう女性は呟き、バリルの側に立った。<br /> 女性の姿をただ黙って見ていたメルディが叫ぶ<br /> 「…シゼル!」<br /> その言葉に、シゼルがメルディの方を見て<br /> 「ほーぅ、おまえか。久しぶりだな、メルディ。」<br /> 二人は顔見知りのようだった。<br /> その様子を見て、キールがメルディに<br /> シゼルとは一体何者なのか尋ねる。<br /> それに対して帰ってきた答えは<br /> バリルとシゼルは夫婦だと言うことだった。<br /> グランドフォールを引き起こしていたのは<br /> 他ならぬシゼルであると知った一行は<br /> 世界を滅ぼして一体何になるのかと問い詰める<br /> それに帰ってきた答えは<br /> 「物質を求めて欲望渦巻く世界など<br /> 存在する価値など無い」ということと<br /> 「破壊ではなく回帰」と言うことだった。<br /> グランドフォールを阻止するため、一行はシゼルと衝突する。<br /><br /> しばらくして、そこにフォッグが現れ<br /> 事態が把握できず、困惑する。<br /> とりあえず、状況を見てシゼルが敵と判断したフォッグは<br /> シゼルに銃を向けるが、その前に魔法で退けられてしまう。<br /> そして、戦っていたときとは比べ物にならないほどの力が<br /> シゼルに集まっていく。<br /> 「繰り言は、バテンカイトスの彼方でつむげ。」<br /> そう言って、シゼルは一行に強大な力を放った。<br /><br /><a name="a372"></a></dd> <dt><a>372</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/05/3016:33ID:dX7t+JXD</font></dt> <dd>絶対絶命かと思われたそこに、<br /> レイスが割り込み、<br /> 「極光壁!」<br /> そう叫んで、シゼルの力を阻止した。<br /> 二つの力のぶつかり合いは凄まじく、衝撃で城は吹き飛んだ。<br /> 衝撃が収まったそこにいたのはシゼルとバリルだけだった。<br /> どうやら、リッド達も無事だったようで<br /> 城から離れた広場に放り出されていた。<br /> 互いの無事を確認して、レイスを探す<br /> そこにレイスはいたが、死が間近に迫っていた。<br /> ファラが真っ先に駆け寄る。<br /> レイスの周りに一行が揃う。<br /><br /> 側に立つリッドに、レイスはあるものを託す。<br /> セイファートキーだった。<br /> なぜ、今になってこれを?<br /> そう尋ねるとレイスは言った。<br /> セイファートキーがあれば<br /> 極光術を授かることが出来ると<br /> そして、闇の極光に対抗するにはどうしてもそれが必要だと。<br /> セイファートキーを託し、レイスは最後に言った<br /> 「リッド…大切な人を守れ。<br /> 極光術とは、そのためにあるんだ。」<br /> そう伝え、レイスは死んだ。<br /> 突然のことに、泣き叫ぶファラ。<br /> 現実だと受け入れられず、呆然とするリッド。<br /> レイスを失った悲しみを引きずりながら<br /> 一行はバンエルティア号に乗船した。<br /><br /><a name="a373"></a></dd> <dt><a>373</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/05/3016:35ID:dX7t+JXD</font></dt> <dd>デッキに集まり、キールはメルディに尋ねた。<br /> 「シゼルとは、どういう関係なんだ?」と<br /> その問いに、メルディは静かに答えた<br /> 「シゼルは…メルディのおカーサンだよ。」<br /> その事実に驚愕し、戸惑いつつもファラは<br /> バリルとの関係も尋ねる。<br /> その答えは当然<br /> 「おトーサン」だった。<br /> 納得したようにリッドは頷き呟いた<br /> 「…そうか。<br /> だろうなあ。でなきゃ、普通、ここまでやらねぇよなぁ。」<br /> リッドの落ち着き振りとは逆に<br /> キールはメルディを責める。<br /><br /> どうして今まで黙っていたのかと、<br /> そんなに自分達は信用できないのかと。<br /> そして<br /> 「信じてくれなきゃ、ぼくだってお前を信じることができないだろう!」と言う。<br /> その言葉に、メルディは泣き出した。<br /> そして、どうしたら良いのか分からなかったとひたすら謝った。<br /> 「自分の母親が敵だなんて…悲しすぎるよね。」<br /> そう言って、ファラが慰める。<br /> 昔からシゼルはああだったのか。<br /> そう尋ねるとメルディは首を横に振った。<br /><br /> 「バリルもシゼルも<br /> ・・・やさしいよ、昔はな。<br /> ずっと昔のこと。けど、<br /> メルディは覚えてる。<br /> あったかい光、おもいで。」<br /> その言葉に、リッドがハッとする。<br /> シゼルやバリルの異変には<br /> 極光術が絡んでいる―<br /> そう判断したキールはガレノスに会いに行こうと提案する。<br /><br /><a name="a374"></a></dd> <dt><a>374</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/05/3016:37ID:dX7t+JXD</font></dt> <dd>ルイシカに戻り、<br /> ガレノスにバリル城で起きた事情を説明すると<br /> 同時に、極光術についてのこと、セイファートキーのこと、<br /> そして、レイスのことについて尋ねた。<br /> ガレノスの説明によると、<br /> セイファートキーは真の極光使いのみに反応するものらしく<br /> その光が差す方向に極光術を学ぶ場所<br /> <セイファートの試練>があるという。<br /> レイスはやはり、真の極光使いで<br /> リッド達を後を追う最中、ガレノスと出会い<br /> 自分が極光使いと知り、最初の試練を終えて<br /> すぐにリッド達の元に向かったとのことだった。<br /><br /> レイスはリッド達を敵とは思っておらず、それどころか<br /> どこにも属さない、一人の人間として世界のことを考えられるように<br /> してくれたリッド達に感謝していたという。<br /> これからのことを相談した結果<br /> やはり、シゼルをこのままにはしておけないので<br /> 対抗する手段、真の極光術を取得するため一行は試練に向かう。<br /> セイファートキーが指し示した先にあったのはドーム状の建物だった。<br /><br /> 中に入ってすぐのところに石像があり、<br /> メルディに尋ねると、ネレイドの像とのことだった。<br /> ネレイドと聞いて、キールは<br /> セイファートに逆らって封印された邪神のことかと尋ねると<br /> メルディは首を振り、ネレイドはセイファートの圧制に反発し<br /> セレスティアの民を率いて立ち向かった勇敢な者だと習ったという。<br /> どうやら、インフェリアとセレスティアでは信仰する神が違うらしい。<br /> どちらが正しいのかは分からないので<br /> 一行はさらに奥へ。<br /><br /><a name="a375"></a></dd> <dt><a>375</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/05/3016:41ID:dX7t+JXD</font></dt> <dd>そこには結界が張られており、<br /> ファラとキールが入ろうとすると弾かれてしまった。<br /> メルディも試しに入るが結界は大きく歪み、メルディをふっ飛ばした。<br /> 慌てて駆け寄るキール。<br /> メルディはただ転んだだけだと主張するが、完全に怪しまれている。<br /> 結局、結界を通ることができたのはリッド一人だった。<br /> 三人はそこで待たせ、<br /> リッドは奥へと進む。<br /><br /> 階段を上り、開けた場所で辺りを見回すと<br /> 目の前にローブを着た男が現れた<br /> その声は聞き覚えがあるような気がした。<br /> 男はセイファートの使者で試練を与えるためにここに来たという。<br /> 準備を整え、リッドは試練を受ける。<br /> 気がつくと、そこは洞窟。<br /> そして、リッドはエッグベアになっていた。<br /> 突然の変化に戸惑いつつも、奥へと進む。<br /> そこには、他のエッグベア達が生き絶えていた。<br /> 家族だったらしく、エッグベアは怒り狂い<br /> その場にいた二人組の商人の一人を難なく殺した<br /> もう一人は脱兎のごとく逃げ出したのでその後を追う。<br /><br /> 洞窟を進みながら、エッグベアは「生きる」ことを強く念じていた。<br /> さらに奥へと進んだその先にいたのは<br /> 何とリッド達。<br /> エッグベアは咄嗟に襲いかかるが<br /> リッドとキールに返り討ちに合い、絶命する。<br /> エッグベアが息を引き取ると、リッドは剣を取り出して<br /> 干し肉を作ると言って、キールと口論をしているのであった。<br /> 意識が戻ると、そこは試練を受ける直前までいた場所。<br /><br /> 男にあれはなんだったのかと聞くと<br /> 「今の自分にとって避けては通れない道が示されるだけ」だと言う。<br /> 他の命を犠牲にして今の自分がいることを忘れてはならないと告げ、<br /> リッドに極光術の一つ、極光壁を授けた。<br /> 他にも試練はあるらしいが、いくつあるかは明確には伝えぬまま<br /> 男は光り輝いて、姿を消した。<br /> 試練を終え、三人が待つ元へ戻る。<br /> 他にも試練があるらしいので<br /> 一度外へ出て、セイファートキーを使う。<br /> 光は空を指していた。<br /> オルバース界面のことか、それともインフェリアのことか。<br /> どちらにせよ、行くための手段が無いことに気付く一行。<br /> すると、チャットが<br /> アイフリードはセレスティアだけでなくインフェリアの海も制覇した<br /> 大海賊なので、光の橋と同じ働きをするものがどこかにあるはずだと<br /> 断言する。そして、それを示す暗号のようなものが小屋にあるらしいので<br /> 一行はチャットの小屋へと向かう。<br /><br /> 長い間の放置スマソ。<br /> 長文苦手な方もいるということと、<br /> 確かに台詞丸写しは良くないので<br /> 多少、アバウトにまとめていく方針。<br /> 次は、《アイフリードの洞窟~ディスク2終了まで》<br /> 続く。<br /><br /><br /><br /></dd> <dt><a>229</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/08/1521:10ID:KRxcMX68</font></dt> <dd>忘れられてるとは思うが<br /> 前スレ<a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1090834546/375"></a><a href="http://jumpres/375">&gt;&gt;375</a>の続きから。<br /> ちょっと長いので注意。<br /><br /> チャットの小屋に来た一行。<br /> 小屋の脇に生える木に仕掛けがあったらしく<br /> 上からオブジェのようなものが落ちてくる。<br /> オブジェには良く見るとメルニクス語で何かが刻まれていた<br /> メルディの翻訳によると、まとまった数字がふたつ表記されているという。<br /> その事から、キールはチャットに経度の緯度を測るものは無いかと聞く。<br /> チャットが持っていたのはGPS。<br /><br /> れを使って自分の位置を知りながら数字の示す場所に行けば<br /> 目的の場所に辿りつけると確信した一行は数字の指す場所<アイフリードの洞窟>に向かう。<br /> 洞窟に着いた一行はアイフリードが遊び心で作ったであろうスゴロク式のダンジョンを<br /> 攻略し、洞窟の一番奥へ。<br /><br /> そこはバンエルティア号を新たな形態にするための施設があった。<br /> その施設に設置されたアイフリードの石像が喋りだし、バンエルティア号を改造する。<br /> 光の橋と同じ働きをする、遠征の橋も開かれ<br /> バンエルティア号には潜水機能を持つ機械(アイシップ)とバルコニーが設置された。<br /> アイフリードの指示の元、一行は遠征の橋を開くため<br /> セレスティア深海に隠されたアイフリードのアジトを巡り<br /> シルバーケイジを回収していく。<br /> そして、それを収める台座も見つけそこに全てのシルバーケージを収めていく。<br /> 遠征の橋が開かれ、一行はその場所を目指す。<br /> そこは海上でそこだけオレンジ色に光っている。<br /> 中へ入るとそこはオルバース界面。<br /><br /> ドーム状の建物内を進んでいくと、建物ごとバンエルティア号が反転する。<br /> そして、バンエルティア号はそのままゆっくりとインフェリアへ。<br /> さすがに、反転するという動きには全員ついていけなかったらしく<br /> 気分を悪くした一行は船内でぐったりしていた。<br /> 辺りを見回すと確かにそこはインフェリアだった。<br /><br /><a name="a230"></a></dd> <dt><a>230</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/08/1521:11ID:KRxcMX68</font></dt> <dd>改めてセイファートキーを使い、その光が差す方向を目指す。<br /> インフェリアの深海に佇む、セイファート庭園。<br /> 結界が張られているためアイシップから降りても問題はない。<br /> 奥へ進むとリッドしか通れないのであろう結界がまたも張られている。<br /> キールは途中で見つけた装置の解析のためにメルディを連れ出す。<br /> 解析の最中メルディに礼を言われたキールは照れながらも<br /> 「おまえはひとりじゃない」と意味深な発言をする。<br /> ファラは結界の前でリッドと待つことにする。<br /><br /> リッドが試練場に立つと、セイファートの使者は現れた。<br /> 今度の試練でリッドは幼少のキールとなっていた。<br /> ファラのおねがいで星のかけらを探すことになった<br /> キールとリッド。<br /> その当時の村長であったファラの父(ノリス)の目を誤魔化しながら<br /> 二人はレグルスの丘へ。<br /> 丘の入り口で待っていたファラ。<br /> 黙って借りてきた鍵を使って入り口を開け、<br /> リッドが真っ先に丘の奥へと入っていく。<br /> そのあとを、必死に追うキール。<br /> 奥へと進んだ先には、洞窟がありその洞窟をさらに進んだ先にリッドはいた。<br /> 星のかけらは付近にあるらしい。<br /> 辺りを見回すと、床が白く光る部分がありそれが星のかけらだと分かる。<br /> もっと大きな星のかけらを探そうと、リッドは奥へと進もうとするが<br /> ノリスに見つかり、怒られてしまう。<br /> 説教をされた二人は、入り口で反省しているファラを連れて村へと戻る。<br /><br /> 一方、ノリスは洞窟のさらに奥へと向かっていた。<br /> 何かが封印されているのであろう場所に入り、愕然とする。<br /> 封印は解かれたらしく、何かが収まっていた穴と何かを封じていた<br /> 鉱物のかけらが散らばっていた。<br /> 穴の付近に近づくノリス。<br /> 辺りが暗くなり、ノリスの周りに黒い霧のようなものが集まってくる。<br /> そこで、試練が終わった。<br /><br /></dd> <dt><a>231</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/08/1521:12ID:KRxcMX68</font></dt> <dd>リッドはすぐに、セイファートの使者に尋ねる<br /> この試練は何だったんだと、ノリスはこのあとどうなったのかと。<br /> 使者はその問いに<br /> 人は誰でも痛みを持っていること、<br /> その痛みを知らないうちはその者を知ったことにならないこと<br /> そして、人の痛みを知ることは人を救うことになるなど、<br /> 最初の問いの部分だけを答えた。<br /><br /> ノリスのことについては自分で思い出せということらしい。<br /> 試練を終えて、極光剣を授かったリッドはファラの元へ。<br /> ファラと共に、入り口まで戻るとキールは装置の解析が終了したらしく<br /> 装置を起動しようとする。<br /> リッドはそれを見て、キールのことを誉めるが不審がられている。<br /> 装置を起動すると、天井に何かが映し出される。<br /> 映像装置だったらしく、図とともにメルニクス語が下に表示される<br /> メルディが訳していくが、その内容は<br /> かつての世界はバテンカイトスという世界であったこと。<br /> その世界はネレイドによって統治された物質の無い世界であったこと。<br /> やがて、生命が肉体を得てそこからセイファートが生まれたこと。<br /> セイファートによってバテンカイトスは閉じられ、今の世界が作られたことだった。<br /> 映像が終わったあとも、沈黙する一行。<br /><br /> そのとき、リッドが呟く<br /> 「俺はセイファートを信じるぜ。<br /> セイファートのしたことは正しかった<br /> でなきゃ、なんのために俺達は生きているんだよ?」と<br /> その言葉にファラも頷く。<br /> キールも頷き、最後にメルディが<br /> シゼルはシゼルのままなのかと問いかける。<br /> その問いに答えはないが、一行は次の試練の場所へ向かうため<br /> 潜水艦に乗り、バンエルティア号に乗船する。<br /> 次の場所へ向かう覚悟は出来たとチャットに告げる。<br /> すると、この状況を切りぬける準備をしてくれとチャットは言う。<br /> 周りを見ると、バンエルティア号は戦艦隊に囲まれている状態だった。<br /><br /></dd> <dt><a>232</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/08/1521:15ID:KRxcMX68</font></dt> <dd>戦艦隊から逃れるのは無理だったらしく<br /> 一行はインフェリア城に連行される。<br /> レイスの事を尋ねられ、一行は正直に<br /> 自分達を庇って死んだことを告げる。<br /> すると、王はリッド達がレイスを殺害したと言い、<br /> ロエン率いる親衛隊をセレスティアに送り込むと宣言したあと<br /> リッド達を牢屋に放り込む。<br /> バンエルティア号がどうなるのか心配でしょうがないチャットを尻目に<br /> 一行は脱獄の隙を伺う。<br /> そこにやってきたのはアレンデだった。<br /><br /> 牢屋を開け、脱獄の手助けをする。<br /> アレンデはレイスと以前から連絡を取り合っていたらしく<br /> 世界全体に起きている危機も、リッド達がやろうとしていることも<br /> 漠然とではあるが分かっているようで<br /> バンエルティア号は港に停泊中であることも教えてくれる。<br /> アレンデに感謝しつつ、一行は港に向かい<br /> バンエルティア号を奪い返し、甲板に出る。<br /> セイファートキーを使うと<br /> 光が差したのは空。<br /> セレスティアのことなのか、それともオルバース界面のことなのか<br /> 最初の試練がセレスティア、2番目はインフェリアであったことから<br /> 一行はオルバース界面の外に出てみる。<br /> (どういうわけかインフェリア側からはいけない)<br /> 界面の上を進んでいくとセイファートの観測所を発見する。<br /> ここが、試練の場所のようである。<br /> 中を歩いていると、界面を一望出来る部屋に行きつく。<br /> そこに設置された機械を見てキールは興奮している。<br /> 巨大な窓に映っているのは黒体とセイファートリング。<br /> (書き忘れたことを補足するとシゼルは黒体の中にいて<br /> 黒体はセイファートリングの中央にいて近づくことが出来ない)<br /> 機械の解析をキールとメルディにまかせて<br /> リッドは試練を受けるためさらに奥に。<br /><br /><br /></dd> <dt><a>233</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/08/1521:17ID:KRxcMX68</font></dt> <dd>結界の前でファラを待たせ、リッドはセイファートの試練を受ける。<br /> 三度登場のセイファートの使者。<br /> いつものように、試練を開始するリッド。<br /> そこは過去のルイシカだった。<br /><br /> 幼い少女とその母親らしき人物が部屋の中にいた。<br /> 外では紛争が起きているらしく、緊迫した状況である。<br /> しばらくして、親子はメルディとシゼルであることが分かる。<br /> そこにバリルが慌しく入ってきて<br /> 自分を狙って、大軍が押し寄せてきたことと<br /> このままでは一家全員が殺されてしまうので<br /> 二人だけでも逃げろとバリルは言う。<br /> シゼルは猛反対するが<br /> 自分達の理想世界を作り上げる前にここで二人が死ぬわけにはいかないことと<br /> ましてやメルディを巻き込んでしまうことだけは避けなければと<br /> シゼルを説得する。<br /> バリルは二人を逃がす囮となるため先に部屋を出る。<br /> それを見届けたあと、メルディはバリルがいなくなるのはいやだと<br /> 駄々をこねる。<br /><br /> シゼルはメルディに<br /> 「別れは終わりではない。<br /> とこしえに思うことこそ、共にあるということなのだ」と<br /> そう言って、なだめながら部屋を抜け出す。<br /> ガレノスと連絡をとり、匿って欲しいことを伝え<br /> 二人は屋敷を抜け出そうとするが<br /> ヒアデスの突然の裏切りによって捕われてしまう。<br /> 大軍を率いていたのはビリアルという男で<br /> バリルの持つ思想とそれに従う者達を見て危険だと判断し<br /> 始末しにきたらしかった。<br /> 二人を人質にとったことを声高に叫び<br /> どこかに隠れているバリルを誘い出す。<br /> 二人は殺さないで欲しいと告げたあと<br /> バリルは二人の目前で銃殺される。<br /> メルディは兵士の一人に殴られ、気を失う。<br /> 俯いたまま動かないシゼルの元に<br /> 何者かの声が響く<br /> 「汝の心を我にゆだねよ。」<br /> その声が何度も囁かれ、<br /> シゼルの周りに黒い霧のようなものが集まっていく。<br /> 試練はそこで終わった。<br /><br /> 何を伝えたかったのかとリッドはセイファートの使者に尋ねる。<br /> お前達が倒そうと思っているものにも<br /> 事情があるのだということを伝えたかったらしい。<br /> 極光波を授かったリッド。<br /> どうやらこれで試練は終了となるようである。<br /> リッドはセイファートの使者に<br /> 「前にどこかで会わなかったか?」と尋ねる<br /> 消える間際、セイファートの使者は言った<br /> 「リッド…大切な人を守れ。<br /> 極光術とは、そのためにあるんだ」<br /> その言葉にハッとしたリッドは<br /> セイファートの使者を呼びとめるが、<br /> 既に消えた後だった。<br /><br /><br /><a name="a234"></a></dd> <dt><a>234</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">エターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">04/08/1521:18ID:KRxcMX68</font></dt> <dd>既に消えた後だった。<br /> ファラの待つ場所へと帰ってきたリッド。<br /> キールとメルディの元に向かうと<br /> 壊すことすら出来ないほどに複雑な機械らしく<br /> キールは落ち込んでいた。<br /> ふと、リッドは鍵穴らしきものを発見し<br /> そこにセイファートキーを差し込んでみる<br /> すると、セイファートリングの一部が外れ<br /> 黒体の元への通路が開かれた。<br /> それは地上にいるシルエシカにも伝わったらしく<br /> 黒体に向けて晶霊砲の発射準備が整う。<br /> バンエルティア号も晶霊砲の発射準備に入る。<br /> すると黒体が蠢き<br /> 界面に波紋が起き始める。<br /> 黒体が突如出した波動によって<br /> バンエルティア号は派手に吹き飛ばされるのであった。<br /> 辺りが白色化したところでディスク2が終了しディスク3へ<br /><br /><br /></dd> <dt><a>515</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">05/02/2601:56:15ID:WME30SU8</font></dt> <dd>ディスク3から。<br /> 気づくと、そこは炎に包まれたラシュアンだった。リッドは何者かに襲撃された<br /> 自分の村を徘徊していた。<br /> ショックのあまり声の出ないキール。<br /> そして村の入口の建物の前で泣いているファラ。<br /> 声をかけると途端にファラはこう言った。<br /> 「お父さんも、お母さんも、村の人達も・・<br /> みんな・・・わたしが殺したんだ。みんなみんなみんなみんな!」<br /><br /> そこで目が覚めるリッド。そこはシルエシカアジトの救護室だった。<br /> 目の前にはファラがいて、夢を引きずったリッドはファラに大丈夫かと<br /> 声をかけるが笑われてしまう。<br /> セイファートリングの一部を破壊した後のオルバース爆動でバンエルティア号は<br /> セレスティアの海に落ちてしまったのだ。<br /><br /><br /><a name="a516"></a></dd> <dt><a>516</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">05/02/2601:57:16ID:WME30SU8</font></dt> <dd>それからリッドとファラはみんなと合流すると、司令室でから報告がある。<br /> バリル城中庭に設置した晶霊砲がインゲリア軍に占拠され、アイラは囚われて<br /> しまったらしい。いそいで現場に向かうと、ロエンが率いたインフェリア軍が<br /> いた。オージェのピアスをしていても会話の出来ないロエンとアイラ。<br /> リッド達が仲介に入るが、セレスティアと組んで、晶霊砲を使いインフェリアに<br /> 戦争を仕掛けると思われていて、話にならない。<br /> そこに死んだ筈のヒアデスがやってきた。<br /><br /> もうほとんど人間の体じゃなくなっている強化されたヒアデスはインフェリア軍<br /> もリッド達も関係なく襲う。そしてファラはロエンに言う。<br /> ヒアデスは私達共通の敵だと。<br /> そしてようやくヒアデスを倒すと、そこにガレノスがやってきて、レイスから渡さ<br /> れた手紙を読み出す。それをリッドが要約する。<br /> 「ウルタス・ブイは君にゆだねる」<br /> 手紙にはこの一言だけ記されていた。ウルタス・ブイ=アレンデだと悟ったロエン<br /> はそこでしばらく呆然と立ち尽くす。<br /> そしてレイスの言葉を信じ、そしてレイスが助けたというリッド達を信じようと決め、<br /> シルエシカと同盟を組む事にした。<br /><br /><a name="a517"></a></dd> <dt><a>517</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">05/02/2601:58:17ID:WME30SU8</font></dt> <dd>そして晶霊砲=フリンジ砲を完成させるにはどうしてもリヴァヴィウス鉱が不可欠<br /> であるが、それはセレスティアには無い。セイファートが昔ネレイドを封印した時に<br /> 使った鉱物で、キールによるとそんな貴重な鉱物がインフェリアにあったという記述<br /> は無いらしい。しかし、ファラはきらきら光る鉱石と聞き、それに似たものを昔レグ<br /> ルスの丘で見た事を思い出す。<br /><br /> そこで4人はファラの記憶を頼りにレグルスの丘へと向かう。<br /> ・・・レグルスの丘はリッド、ファラ、キールにとって忘れられない場所だった。<br /> リッドはセイファートの試練の第2試験で見たばかりだった。<br /> 決して入ってはいけないレグルスの丘に来て、それから追いかけてきたファラの<br /> 父は奥に入ったまま帰らず、その後怪物が村にやってきて村を焼いた。<br /> ラシュアンの半分近くの人が死んだ。そんな思い出。<br /><br /> レグルスの丘をしばらく歩くと夜になったので4人はそこで泊まる事にした。<br /> そこでファラはいきなりこんな事を言い出す。<br /><br /><br /><a name="a518"></a></dd> <dt><a>518</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">05/02/2601:59:18ID:WME30SU8</font></dt> <dd>・・かつてのリッドとキールはレグルスの丘の奥に何があるか知らなかった。<br /> ネレイド、魔物の封印された場所こそ、このレグルスの丘だった。しかしそんな事<br /> 子供だから知らなかったし、3人が入った事で封印が解け、村は襲われたが、<br /> (村を襲ったのはネレイドに取り付かれたファラの父)<br /> それは自分達に非があるにせよ、仕方のない事だと。<br /> 父の死んだリッドも、沢山の知り合いが死んだキールも、傷はおいつつも、割切って<br /> 今まで生きてきた。<br /><br /> しかし、ファラは子供の時から魔物が封印されていた事など最初から知っていた。<br /> 知っていて、二人をレグルスの丘に連れてきた。<br /> 光るあの綺麗な石が欲しかったから。<br /> そしてあの事件が起こった。村の人を殺したのは自分だと。<br /> それなのに今まで二人には怖くて言えなかった。<br /> 言ったら自分を決して許してはくれないだろうと思った。<br /> それどころか他人を助ける事にばかり執着して他人に感謝される事で自分の罪を<br /> 忘れ、傷つかないように過去をごまかして生きてきた。<br /><br /> もう許されなくてかまわない。いや、許されるはずがない。<br /> それでもファラは涙を流しながら二人に謝った。<br /><br /><br /><a name="a519"></a></dd> <dt><a>519</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">05/02/2602:00:20ID:WME30SU8</font></dt> <dd>しかしリッドは言う。もういいんだ、と。<br /> 十年間ずっと罪に打ちのめされ、それでも今日逃げずにここにみんなを連れてきた。<br /> 子供だったのだから仕方ないとリッドやキールのように割り切って生きてく事も<br /> 出来たのにしなかった。もう十分だと。<br /> キールもそれに同意し、多少まだ気持ちは晴れないけれど、許してくれた二人に<br /> 感謝した。<br /><br /> 翌日、魔物が封印されている封印の間の前に行く。そこにはより精度の高いリヴァ<br /> ヴィウス鉱があると考えられたからだ。しかし、その前に光晶霊・レムが現れる。<br /> この先は重要な鉱物・リヴァヴィウス鉱があるから、生半可な気持ちで通すわけには<br /> いかないと。そして技量を見極めたいというレムと戦い、そして勝利する。<br /> するとレムはクレーメルケイジの中に入ってくれた。<br /><br /><a name="a520"></a></dd> <dt><a>520</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">05/02/2602:01:21ID:WME30SU8</font></dt> <dd>そして封印の間につくと、大量のリヴァヴィウス鉱があった。それを袋に詰めて<br /> いると、いきなりメルディがいきなり難解なメルにクス語を話し出す。そして<br /> 黒い影に包まれていくメルディ。レムが出てきて、メルディはレグルスにのっと<br /> られそうになってると言う。急いでメルディをここから引き離さないと危ないので、<br /> 一行はラシュアンへと向かう。<br /><br /> そしてメルディの回復を待ち、それからリヴァヴィウス鉱を届けに行く。<br /> フリンジ砲はとうとう完成した。後はシゼル城に乗り込むだけになった。<br /> そこでガレノスにセイファート観測所に自分を連れて行って欲しいと頼まれる。<br /><br /><br /><a name="a521"></a></dd> <dt><a>521</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">05/02/2602:02:22ID:WME30SU8</font></dt> <dd>セイファート観測所に着くと、ガレノスがどうしてもある観測をしたいということで<br /> 一晩待つことになった。<br /> そこでキールはガレノスにメルディの秘密を聞かされる。<br /> メルディは闇の極光の力の持ち主であった。<br /> だからリッドやレイスの自分と相反する力を見分ける事が出来たし、メルディは<br /> セイファートの試練の結界の前では大きく弾かれたし、ネレイドに取り付かれそうに<br /> なったのだ。いつ発動するか分からない闇の極光におびえながらメルディは生きてきた。<br /> キールを信用したガレノスはそんなメルディを守ってあげて欲しいという(意訳)<br /><br /> それから観測を続け、ガレノスは自分の出した予測が当たっている事に気づいた。<br /> インフェリアとセレスティアはこのまま行くと、グランドフォールを止めても、<br /> お互いの重力によって引き合い、消滅してしまうと。<br /> それはあまりにも残酷な事だった。キールとガレノスは、その事実は皆に言わず、<br /> 二人だけの秘密にした。<br /><br /><br /><a name="a522"></a></dd> <dt><a>522</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">05/02/2602:03:23ID:WME30SU8</font></dt> <dd>そしてとうとうシゼル城に乗り込む時がきた。<br /> フリンジ砲にエネルギーは充填され、バンエルティア号は黒体の中心へと走り出す。<br /> そしてフリンジ砲が発射され、覆われていたバリアが破られ、シゼル城が現れた。<br /> 最終決戦が始まった。<br /> 4人はシゼル城をかけあがり、とうとうシゼルの前にきた。<br /> 「セイファートの名の下、グランドフォールを止めにきた・・!」<br /> リッドが高らかに宣言すると、シゼルはつぶやく。<br /> 「もう闇の極光は完成している」<br /> 「エターニアのあらゆる晶霊力は我の中に注ぎ込まれつつあることを!」<br /> そういうとシゼルは黒い霧に包まれた。<br /> そこでキールはいう。<br /> 「わかったぞ。グランドフォールの本当の目的が!」<br /> 「極光術の生み出す破壊力は精神のなかに取り込む晶霊の量に比例するんだ。」<br /> 「やつは自分の中に晶霊を取り込もうとしているのか!」<br /> そしてメルディはシゼルに問う。闇の極光を完成させてエターニアを滅ぼしてどう<br /> するのかと。<br /> 「我は・・・主となる。セイファートを倒し、新たな世界の創生主となるのだ!<br />  2000年前とは逆の立場になるわけだ。」<br /> ・・・もう、シゼルはシゼルでなかった。ネレイドにのっとられた日からネレイド<br /> そのものになっていたのだ。<br /> 「物質を憎み、現世界を恨む強い石があったからこそ我らは同化したのだ。<br />  バテンカイトスこそが、本来あるべき世界の姿なのだ。<br />  物質がなくなれば、悲しみも憎しみにも囚われることはなくなる。」<br /><br /><br /><a name="a523"></a></dd> <dt><a>523</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">05/02/2602:04:24ID:WME30SU8</font></dt> <dd>メルディは言う。<br /> 「シゼルは死んだよ。ここにいるのは・・メルディの敵!」<br /> そしてとうとうシゼルと戦う。<br /> 闇の極光の前にリッドは真の極光を使い、とうとう倒す事が出来た。<br /><br /> するとシゼル城は消えていき、リッド達は二つの世界を繋ぐセイファートリング<br /> の核の前にいた。<br /> 全てが終わった。そう思った時、凄い衝撃が世界を走った。<br /> 「間に合わなかった・・・・!」<br /> キールは言った。もう、お互いの重力で二つの世界は滅亡してしまうと。<br /> あまりの事実にみな驚き、絶望的になるが、一つだけ、助かる方法があった。<br /> 2000年前の戦争によりゆがめられ、空間的にくっついているインフェリアと<br /> セレスティア。お互いが本来あるべき姿、只の宇宙に浮かぶ星と星の関係に戻れば<br /> 空間的に無関係になり、引力によって滅びる事もない。<br /> それにはセイファートリングを破壊するしかない。<br /> しかし、リッドの極光術はセイファートから授かったもの。それでセイファートの<br /> 作ったものを壊すのは不可能だった。闇の極光とフリンジする以外。<br /> メルディは自分の極光とリッドの極光をぶつけ合えば助かると言い出した。<br /> しかし、そうすれば、もうぼろぼろのメルディは闇の極光に飲まれ、シゼルのように<br /> なってしまうかもしれない。助かる確率はほとんど無かった。<br /> キールは反対したが、メルディは決心していた。<br /> 「メルディ、決めてたよ。必要な時来たら、この力使うって。」<br /><br /><br /><a name="a524"></a></dd> <dt><a>524</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">05/02/2602:05:31ID:WME30SU8</font></dt> <dd>皆も素直に賛成出来なかったが、これしか生き残る方法はない。<br /> リッドとメルディは力を解放し、エターナルリングの核めがけて二人の極光を<br /> ぶつけた。<br /> ファラはリッドを、そしてかなり危険だから一人でいいというメルディをよそに<br /> キールはメルディを支えた。<br /> リッドはファラに言った。<br /> 「ラシュアンに帰ったら、ファラのオムレツを食いてえな・・・。」<br /> ファラは苦しむリッドを抱きしめながら、うなずいた。<br /> 一方メルディはかなりの負担でとうとう倒れてしまった。<br /> もう全てが終わってしまう・・そう思った時、瓦礫からシゼルが現れた。<br /> キールはメルディを庇いながらシゼルと対峙するが、シゼルはキールを見向きもせず、<br /> セイファートリングの核の前で闇の極光を開放し始めた。<br /> シゼルは元のシゼルに戻っていたのだ。もう瀕死の体で最後の力を使うシゼル。<br /> シゼルの死を感じたメルディは<br /> 「お母さんっ・・!」と叫んだ。<br /> そしてシゼルはメルディに優しくこう言った。<br /> 「メルディ・・、死は終わりではない・・。<br />  とこしえに思うことこそ、共にあるということなのだ・・・。」<br /> そしてシゼルはセイファートリングごと消え去った。<br /> 大きな爆発と共に、4人も吹き飛ばされた。<br /> そして朦朧とする意識のなか、リッドはセイファートの使者の、レイスの声を聞いた。<br /><br /><br /> リッドとファラはゆっくり、ゆっくりと落ちてゆき、ラシュアンの見張り台の隣に<br /> 落ちた。<br /> 全ての始まりの場所に。<br /><br /> ここでエンディング。<br /><br /><a name="a525"></a></dd> <dt><a>525</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">テイルズオブエターニア</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">05/02/2602:06:31ID:WME30SU8</font></dt> <dd>後日談<br /> ファラはミンツの売店などを回って、大きな袋にいろいろ詰め込んだ。<br /> そして港に行くと、さんざん待たされたリッドとチャットの姿が。<br /> バンエルティア号が前よりずっと大きな形に変形していた。<br /> チャットはあの後インフェリアに落ち、アイフリードの遺産を見つけ、さらに改造<br /> していた。この船は新たに、重力を断ち切って飛ぶ機能がついていた。<br /> まだ試運転もしていないのにセレスティアに行くのがどうも不安でリッドは微妙な様子。<br /> 「どうする?リッド。」<br /> とファラに聞かれ、<br /> 「行くに決まってんだろ!」と返す。<br /> 3人は旅立つ。セレスティアへ。キール、メルディ、その他大勢の仲間が待っている。<br /><br /> 「出航!目的地、惑星セレスティア!!」<br /><br /> END<br /><br /></dd> <dt><a>534</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">05/02/2619:35:41ID:dqZV7QGg</font></dt> <dd><a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1107248858/519"></a><a href="http://jumpres/519">&gt;&gt;519</a><br /> >この先は重要な鉱物・リヴァヴィウス鉱があるから<br /> レムが立ちはだかったのはたしか封印の間には<br /> ネレイドが居て危険だからだったような気が・・・・・<br /><br /></dd> </dl>

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