ポポロクロイス物語

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<p> <strong>ポポロクロイス物語<br></strong>&gt;&gt;24-472~481・484~488</p> <hr> <dl> <dt>472 :<a href= "mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:38:08 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd> ポポロクロイス物語1。最初のPS版のです。PSP版等とは話の流れが異なるようなので注意。<br> ストーリー重視のRPGなので、詳しく長めにします。<br> また、一部ではサブイベントや寄り道もちゃんとやらないと話が分からなくなりますが、最低限に補完してます。<br> 竜の玉の関連イベントについては除外します。<br> <br> ・ピエトロ ポポロクロイスの王子。10歳の誕生日を境に、王国全土を巻き込む大事件に関わる事に。<br>       母は幼い時に死んだと聞かされている。趣味はおみやげ集め。<br> <br> ・ナルシア フローネルの森の心優しい魔女。姉ギルダと日々魔法の修行に勤しむ。<br>       森の魔女なので森や山以外では力を発揮できない。特に海は苦手(海に入ると体が泡になってしまう)<br> <br> ・白騎士  伝説のキングナイトの剣を求めて放浪する正義感と義理人情溢れる騎士。外見は白い鎧。<br>       ナルシア同様、海が駄目(海水で体が錆びて動けなくなる)。泳ぎ自体は苦手。<br>       オバケも苦手。高所恐怖症もあり。と意外に弱点が多い。<br> <br> ・ガミガミ魔王 ポポロクロイスに憧れて自分の国を作っている自称魔王のおじさん。<br>         メカに強いらしく数々のロボットを開発していて、飛行船も作れる。<br>         数々の事件を起こすが、決して悪人ではない…というより実は根は凄く良い人。<br> <br> ・カイ   何にでも変身できるという能力を持つナルシアの友達。割と毒舌。<br> <br></dd> <dt>473 :<a href= "mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:39:52 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd> むかしむかし、剣と魔法がこの世を支配していたころ・・・<br> あるところにポポロクロイスという国がありました。<br> ある日、パウロ・パカプカ王とサニア王妃との間にピエトロという王子が生まれました。<br> ところが、突然ポポロクロイスを大寒波が襲ったのです。ポポロクロイスは氷に閉ざされました。<br> それは北の大地を領土とする氷の魔王の仕業だったのです。<br> 四天王と呼ばれる4人の魔術師を擁する魔王軍に、ポポロクロイス軍は為す術もなく、全滅も時間の問題でした。<br> そのとき。城を守るようにして巨大な竜が現われたのです。<br> 竜と氷の魔王との戦いは7日7晩続き、死闘の末、遂に氷の魔王は倒されました。<br> しかし、氷の魔王は自分が落ちていく暗黒の世界に、疲れ果てた竜をも引きずり込んでしまったのです。<br> 人々は自分達を守ってくれた竜を称え、その姿を国のシンボルにしました。<br> それから10年の歳月が流れました・・・(ゲームはここから↓)<br> <br></dd> <dt>474 :<a href= "mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:40:44 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd>第一章 奪われた王冠<br> <br> 今日はピエトロ王子の10歳の誕生日。華やかなパーティーが城で催されるも、王子は浮かない顔。<br> なぜなら、一番祝って欲しい母親がその場にいないためでした。<br> 夜、テラスで亡き母親を想いため息をつくピエトロ。ふと気がつくと、父王パウロが一人でどこかへ行く様子…<br> ピエトロは後をつけ、城の西の塔に昇ります。そこで見たものは、ベッドで眠る女性と、その女性に話しかけるパウロ。<br> ピエトロが事情を尋ねるも、パウロは沈黙するばかり・・・<br> その時、ポポロクロイス城で爆発が起こります。爆発の正体は、ガミガミ魔王による襲撃でした。<br> ガミガミ魔王は、ポポロクロイスに憧れて北の山に自分の国を作っている魔王(おじさん)。<br> ポポロクロイスの国宝、身に着けたものに英知を授けるという「知恵の王冠」を強奪するために城を襲撃してきたのです。<br> 結局「知恵の王冠」は奪われ、立ちはだかったピエトロもあっさりと伸されてしまいます。<br> ・・・翌日、「知恵の王冠」奪還に向かおうとするピエトロですが、当然ながらパウロ王に止められます。<br> そんな時、昨夜の塔の前でピエトロは不思議な声を聞きます。<br> ”ピエトロ・・・国王を救いたいという貴方に力を貸してあげましょう”<br> ふと頭上を見ると、一振りの剣 ”竜の剣”が舞い降りてきました。<br> 大臣モームはこれを竜の神の導きと思い、王に黙ってピエトロの旅立ちを許可したのです。<br> 兵士ゴン、ドンと共に竜の剣を片手にガミガミ魔王城へ向かうピエトロ。<br> 途中差し掛かった迷いの森…フローネルの森で、一匹のデーモンに襲われます。デーモンを見るやゴン、ドンはすぐに逃走。<br> 一人でデーモンを撃退したピエトロでしたが、デーモンをけしかけた魔女ギルダによって気絶させられてしまいます。<br> ギルダはどうやらピエトロが森を荒らしに来たと思っているようでした。<br> 目覚めたピエトロが事情を説明すると、ギルダの妹の魔女ナルシアが協力、同行を申し出てくれました。<br> 先を急ぐピエトロとナルシア。魔王城付近、ゴミ捨て場を通った時、何やらついてくる白い”鎧”が。<br> ”鎧”は自分を、白騎士と名乗り、ガミガミ魔王に剣を奪われてしまったと言ってきます。<br> ピエトロも名乗り経緯を告げると白騎士は協力を申し出てくれ、3人は魔王城へと更に進みます。<br> <br></dd> <dt>475 :<a href= "mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:41:32 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd> 城下町のガミガミシティ(住民は魔王製のロボだが普通にのんきに生活している。敵意も忠誠心も極薄)の市役所で、「ガミガミ魔王をやっつけにきた」とアポを取ったピエトロは魔王城へとたどり着きます。<br> 魔王城のトラップをかいくぐり、白騎士は剣を奪還。一行はついにガミガミ魔王と対峙します。<br> 「知恵の王冠」の力を得て作り出された、「ガミガミ魔王ロボ」を苦戦の末になんとか撃破したピエトロ。<br> 追い詰められたガミガミは城の自爆装置を起動。自分は逃げ出してしまいます。<br> ガミガミ魔王私室のダストシュートから脱出したピエトロが目にしたものは、城の爆発に巻き込まれ、炎を上げるガミガミの飛行船でした。<br> 燃えながらフローネルの森へと落下していくガミガミ飛行船の脱出ポッド。<br> ピエトロが駆けつけると、ポッドから出たガミガミは炎の中で苦しんでいます。ナルシアに言われ渋々ガミガミを助ける白騎士。<br> ガミガミは助けてもらった礼だと「知恵の王冠」をピエトロに渡し去っていきます。<br> 残ったのはフローネルの森に広がる火災でしたが、そこへやってきたギルダがあっという間に炎を鎮めてくれます。<br> 紆余曲折あったものの、ついに「知恵の王冠」を奪還したピエトロ一行は城へと凱旋。<br> 待っていたのは城門でパウロ国王。黙って旅に出た事で恐縮するピエトロでしたが、パウロは逆に国宝を取り返してくれたピエトロに礼を言うのでした。<br> 白騎士、ナルシアに礼を言い再会を誓うピエトロ。二人は城に戻るピエトロを見届け、それぞれ戻っていくのでした。<br> 一方その頃、はるか西の海では、とある巨大な影がポポロクロイスにまっすぐ向かってきていたのです・・・<br> <br></dd> <dt>476 :<a href= "mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:42:13 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd>第二章 空に浮かぶ島<br> <br> ポポロクロイスではガミガミ魔王から国宝を取り戻したピエトロ王子の活躍に国中が沸いていました。<br> ところが、ピエトロはずっと城の中。町の外にすら出してもらえませんでした。ピエトロ王子の勉強の時間…ピエトロはやる気なく机に佇んでいました。<br> 叱るパウロにピエトロは、勉強や計算、冒険よりも気になる事がある…と反論します。<br> ピエトロが気になっている事とは、以前塔で見た眠ったままの女性の事でした。パウロは全てをピエトロに話す決心をし、塔の女性の前にピエトロを連れてきます。<br> その女性の名はサニア。ピエトロの実母。サニアはピエトロを産んで間もなく不思議な眠りにつき、10年間目覚める事がなかったと告げます。<br> あらゆる手段を講じても、どんな人に相談しても目覚める方法はおろか、原因すらも特定できなかったのです。<br> だからパウロ国王はやむを得ず、ピエトロには母は死んだ事にしておいたのでした。<br> ピエトロの授かった「竜の剣」はもともとサニアのもの。サニアは夢の世界からでもピエトロを見守ってくれている、とパウロは言い、<br> そして、今も目覚めさせる方法は探している。母が目覚めた時、喜ばれるような立派な人間になるために、真面目に勉強するようにと言われます。<br> ピエトロは夜のテラスで、死んだと思っていた母と一度でいいから話をしてみたいと願います。<br> そこへ突然現われるギルダとナルシア。なんでもナルシアがピエトロの事ばかりを話すので、気を利かせて連れて来たとの事。<br> 母に会うため、ピエトロはギルダ達と再び塔へ訪れます。<br> ギルダはサニアの様子を見て、サニアに何が起こっているかを理解します。<br> サニアは寝ているのではなく、誰かに魂を吸い出され、闇の世界に封じ込められている。<br> それを聞いたピエトロは、ならば闇の世界に行ければ、母に会え、母を助けられるのかと問います。<br> ギルダは肯定。ピエトロは更に、闇の世界に行く方法を尋ねます。<br> が、返ってきた答えは、「死ぬ事」でした。生者が闇の世界に行く方法は無い、少なくとも自分は知らないとギルダは言います。<br> 落胆するピエトロ。ナルシアはピエトロを気遣い、自分に会いたい時にはこれで合図してくれと「緑の笛」を渡し、森へ帰っていきます。<br> <br></dd> <dt>477 :<a href= "mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:42:43 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd> ・・・翌日。ギルダに聞いた事をパウロに報告するピエトロは、城の外に出て母を助ける方法を探したいとお願いします。<br> しかしパウロは許可しません。諦めきれないピエトロは城のテラスで「緑の笛」を吹き、ナルシアに城の外へ連れ出してもらいます。<br> ポポロクロイス城下町では、空飛ぶ島ブリオニアの話題が飛び交っていました。<br> ブリオニアは一年に一度ポポロクロイスに接近し、そして去っていくという島。また、接近時は魔物が凶暴化するらしいのです。<br> それ以外には特に収穫も無く、当然ながら闇の世界の手がかりに関してはきっかけすら掴めないまま。<br> 更なる手がかりを求め、ピエトロは一度城に戻ります。そんなピエトロにパウロは折れ、とうとう旅立ちを許すのでした。<br> 宮廷占い師シターから、魔術師の町カナリシアへ行けと助言を受けるピエトロ。<br> ゴドリフを越えカナリシアへとやってきたピエトロは、町の長老にブリオニアにある大図書館には、全ての知恵、全ての謎を解き明かす術が眠っていると聞かされます。<br> ピエトロとナルシアはこれを聞いて、ブリオニア行きを決意します。しかし、空飛ぶ島のブリオニアに行く方法がありません。<br> ピエトロは、国王パウロの依頼でブリオニア上陸の研究をしていた魔術師ヤンに出会い、研究の協力を承諾します。<br> その方法とは、魔法の大砲で、中に入った人間をブリオニアに撃ちだすという大胆なもの。<br> ピエトロは一人で大砲に入りますが、発射の寸前にガミガミ魔王の妨害(惚れたナルシアと旅するピエトロに嫉妬している)を受け、あらぬ方向へ飛んでいってしまいます。<br> ピエトロの着弾地点は、魔物が暴れているというゴドリフ鉱山の奥深く。<br> 鉱山に閉じ込められた炭鉱夫ナグロ、助けに来てくれたナルシアと共に魔物のボス「オークキング」を撃退。<br> 魔物退治に来て逆に囚われてしまっていた白騎士とも再会します。<br> 外に出たピエトロ、ナルシア、白騎士の前にはヤンが。スポンサーであるパウロに失敗の報告に行くとの事・・・<br> ピエトロも一旦城に戻ると、ヤンはパウロに失敗の言い訳をしていました。ヤンから港町パーセラでも空飛ぶ船の開発をしていると聞いた3人は一路パーセラへ向かいます。<br> パーセラの船大工ボストフを訪ねると、空飛ぶ機械…フライヤーヨットは、プロペラスクリューが作れないので製作できないと言ってきます。<br> 原因は、優秀な鍛冶屋が町にいないためでした。ナルシアはゴドリフの人たちならば作ってくれるかも知れないと考えます。<br> しかしボストフは以前手酷く断られた経験があるために、今回も断られるだろうと不安顔。<br> ピエトロ、ナルシアは更に強引に説得し、スクリューの図面を片手にゴドリフへと向かうのでした。<br> ボストフの不安をよそに、ゴドリフの鍛冶屋はあっさりと仕事を引き受けてくれました。<br> しかし翌日、出来上がっているはずのスクリューはガミガミ魔王に盗まれていました。<br> ガミガミの置き手紙には、「返して欲しいなら新魔王城まで来い」との事。<br> 新魔王城でもガミガミ魔王を追い詰めたピエトロは、ガミガミ魔王に「王子のクルージング遊びなんかのためにヨットを作るな」と言われます。<br> ピエトロ達は母親のためだと、今までの事情を説明します。するとガミガミ魔王は絶句し、黙ってスクリューを返すのでした。<br> 晴れてスクリューはボストフの手に。ピエトロ達はボストフと共にフライヤーヨットを製作。遂に完成にこぎ着けました。<br> いよいよブリオニアへ…と思うピエトロに、ナルシアがおずおずと言います。<br> 「森の魔女は森で暮らすように定められている。なので、海に出てはいけない」<br> やむなくブリオニアへはピエトロと白騎士、ボストフとその弟子達で行く事に。ナルシアに見送られ、大海原へと出港します。<br> <br></dd> <dt>478 :<a href= "mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:43:15 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd> ピエトロ王子を乗せたヨットは順調に航海(文字通り海上を航海、空を飛ぶには燃料が多く必要でせいぜい1~2回しか飛べない)を続け、何日かが過ぎ、いよいよブリオニアが見えてこようと言う時…<br> ヨットは急な潮の流れに舵を取られ、船の墓場に迷い込んでしまいます。そして前方からは巨大な船が接近してきました。<br> ブリオニアのために今飛行して避けるわけにも行かず、ヨットは為すすべも無く前方の船に激突してしまいます。<br> ボストフはヨットの修理に励みます。その間ピエトロは白騎士の提案で激突した船を探検する事になります。<br> 探検の結果、この船は幽霊船だと判明。オバケを怖がる白騎士でしたが、船にいる何者かの気配を感じ、確かめる事に。<br> 船長室にいたのは、朽ちたガイコツと、それを通して聞こえる不気味な声でした。<br> 声の主は、ピエトロに挨拶と称し語りかけてきます。「生きていれば私とはすぐに出会う事になる」と言い声は止みます。<br> 船長室を出るピエトロの前には一匹の鯉が。鯉はたちまち怪物リッカーに変身し、襲い掛かってきます。<br> 撃退した時、突然船が消滅。幽霊船はリッカーの生み出した幻だったのです。ピエトロと白騎士は海に投げ出されます。<br> その様子を遥か遠く…井戸の水を通して見守るのは、フローネルの二人の魔女でした。<br> ピエトロの苦戦にいてもたってもいられずナルシアは飛び出そうとしますが、ギルダは森の魔女は海では力を出せない。<br> 下手をして海に落ちると体が泡に溶ける、と諌めます。それでもナルシアは決意を変えません。<br> ギルダはため息をつきながらも、一族に代々伝わる魔法道具「黄金の鍵」をナルシアに渡します。<br> 「黄金の鍵」は、手に持って念じると、その時思い描いた姿に変身できるというもの。<br> 人間の女の子に姿を変えたナルシアならば海に落ちても大丈夫。早速ナルシアは人間に姿を変えます。<br> ギルダは、その姿の時はカイと名乗れ、「黄金の鍵」を使っている事は森の魔女以外には知られてはならない。<br> もし知られると、森の魔女としての全ての力を失ってしまうと忠告します。<br> カイは、ピエトロを助けても感謝されるのはナルシアでなくカイだと承知しながらも、ピエトロの後を追うのでした…<br> 一方、ピエトロは付近の小さな島に流れ着き、村娘パミィに助け出されていました。<br> その村は、通称流され村。そこに流れ着いた人々は救助も脱出も諦め、怠惰に暮らしていました。<br> 唯一、パミィだけが諦めきれずに船を製作していましたが、貴重な資源の浪費だと村の人に煙たがられていました。<br> 島中心部には、クジラ岩というハンマーで叩けば潮を吹くという岩がありました。<br> それを利用して救難信号を出そうと考えるピエトロは、無駄だと言われながらもパミィからハンマーを借りてクジラ岩に向かいます。<br> クジラ岩についたピエトロは岩を一叩き。岩は潮を吹きます。それを合図にしたのか、一匹の鳥が接近してきます。<br> 鳥はピエトロの前に来ると、突然人間に変身。ナルシアの友達のカイと名乗り、ナルシアに頼まれて助けに来たといいます。<br> ピエトロは鳥に変身できるカイに、空からヨットとボストフらを捜して欲しいとお願いしますが、カイは自信顔でピエトロ達を村に戻らせます。<br> 村にはボストフらのヨットがたどり着いていました。カイはクジラ岩に来る前に、ヨットを導いてくれていたのです。<br> ヨットの修理完成を待ち、いよいよ出航と言う時、ボストフらはパミィの船を作る手伝いをしたい、と島に残る事に。<br> ピエトロは快諾し、船の操縦方法を教えてもらいます。そして、ようやくブリオニアに向けて再び出発。<br> <br></dd> <dt>479 :<a href= "mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:44:49 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd> それから何日目かの朝が訪れた時、とうとうピエトロの眼は、ブリオニアを捉えます。<br> フライヤーヨットは満を持して変形。大空へと飛翔し、ブリオニアへと突入します。<br> 遂にピエトロは前人未踏のブリオニアに到達。さっそく辺りを散策します。<br> 金属で出来た妙な機械や、どこかで見た彩色の小型飛行船を横目に、ブリオニア城門前に向かう3人。<br> その時、ピエトロ達の前に謎の4人組が現われます。東のカウパ、北のゾルダン、西のドルン、南のヤブー…<br> 幽霊船で聞いた不気味な声の主は4人のリーダー、ヤブーでした。<br> 彼らは自らを、氷の魔王に忠誠を誓う四天王であると名乗り、大切な目的があると言って消えてしまいます。<br> 更に散策するピエトロは、ブリオニア最後の住人と名乗るサボーと出会います。<br> サボーから、四天王の目的は「闇の本」…この世界と闇の世界とを行き来するのに必要な本である事を聞かされます。<br> ピエトロがサボーに事情を伝えると、サボーは生者と死者の境を無くす「闇の本」は危険な書物であるため厳重に封印され、今や手に入らないと言います。<br> 封印を解除するには、ブリオニアの制御システムを破壊する…すなわちブリオニアの破滅以外に方法は無いのでした。<br> 落胆するピエトロにサボーは、ついでだからとブリオニアの歴史を教えます。<br> 3000年前、天変地異による破滅から逃れるために、巨大な力を持つ機械「バルの心臓」を地下に建造した事。<br> 空に飛んだはいいが、制御不能になり天空の孤島になった事。「バルの心臓」の力でブリオニアの民はブリオニアにいる限り不老不死となったが、みな長く暮らすうちに不老不死よりも自由と新天地を求めて旅立って、今ではサボーだけが残って日々書物をあさっている事。<br> 話を聞いていると、ふと背後に気配が…そこにはなぜかブリオニアに来ていたガミガミ魔王が一緒になって話を聞いていました。<br> みんなが気がつくと一目散に逃げるガミガミ。その時、ブリオニアが大きく振動します。<br> サボーは大慌てでブリオニアのシステムを確認。四天王によってシステムが破壊された事に気がつきます。<br> ピエトロは大急ぎで「闇の本」の所へ向かいます。途中、図書館で本を読んでいたガミガミ魔王と再会。<br> カイは逃げようとするガミガミ魔王を説得し、助力を要請します。ガミガミは結局承諾。4人で「闇の本」の間へ。<br> ところが既に遅く、「闇の本」は氷の魔王を復活させようとするヤブー達に奪われてしまいました。<br> サボーの所へ戻ると、なんとブリオニアはシステム破壊の影響で落下していて、このままではポポロクロイスに衝突してしまうという事態になっている事を知ります。<br> 防ぐ方法はただ一つ、エンジンである「バルの心臓」を破壊して墜落を早め、ポポロクロイスに落ちる前に海に墜落させることだけ。<br> 「バルの心臓」の破壊は、不老不死の終焉…それを惜しむサボーでしたが、結局「バルの心臓」を破壊する決心をし、ピエトロ達はブリオニア地下中心部へと向かいます。<br> 一行は防衛システムをかいくぐり「バルの心臓」を破壊。崩壊するブリオニア王宮、墜落するブリオニアから脱出を試みます。<br> ガミガミ魔王は自分の飛行船で、ピエトロ達はサボーと共にフライヤーヨットでブリオニアを離脱します。<br> 墜落するブリオニアから飛び立つ2機の飛行船でしたが、なぜかガミガミは途中で転進。ブリオニアへと引き返していきます。<br> カイの制止の叫びも届かず、ガミガミ魔王の飛行船は墜落に飲まれて姿を消したのでした。<br> <br></dd> <dt>480 :<a href= "mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:45:51 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd>第3章 闇の世界<br> <br> 「闇の本」は奪われ、ガミガミは行方知れず。ポポロクロイスを救えたとは言え失敗に終わったブリオニアの冒険にピエトロの心は沈んでいました。<br> そんな折、浜に打ち上げられていたところを救助されたガミガミ魔王が城に運ばれてきます。ガミガミ魔王は目を覚ますと、真っ直ぐにピエトロのもとへ駆けつけ、「ラダック仙人と闇の世界」という本を渡します。<br> ブリオニアでこれを発見していたガミガミ魔王はわざわざこれを取りに飛行船を転進させたのでした。<br> 居合わせた魔女ギルダに本の解読を頼むと、ラダック仙人とは、何千年も昔から遥か東の剣の山に住み闇の世界に通じる入口を守り続けている人物だという事が分かります。<br> 光明を見出したピエトロでしたが、今度はブリオニアよりも何十倍も遠いという東に行く方法を探すために奔走することに。<br> 城を出て手がかりを捜そうとするピエトロに、ナルシア、白騎士がついてきてくれます。そして、ガミガミ魔王も。<br> ガミガミ魔王は、「東に行きたいなら、騙されたと思ってオレの城に来い」と言い、ピエトロはガミガミ魔王城へ向かいます。<br> 途中、「もしもその方法が駄目になったらブリオニアに来なさい」と言うサボーと会い、一行は魔王城へ。<br> 魔王城の、ガミガミ魔王にしか開く事ができない扉のロックを解除したガミガミは、奥に良いものがあるから勝手に使えと言って立ち去ろうとしてしまいます。<br> ナルシアがガミガミに東行きの協力を願うと、ガミガミ魔王は犬猿の関係である白騎士が頭を下げるならという条件を出します。<br> 白騎士はピエトロとその母のために躊躇せず頭を下げ、協力を願います。ガミガミはその姿に押され協力する事に。<br> ガミガミ魔王と共に魔王城奥へ進むものの、中には何者かが侵入した形跡が・・・<br> 奥の格納庫に着いたピエトロは、ガミガミ魔王渾身の超高性能飛行船ガミガミウイングRXがありました。<br> これならば東に行ける。と思ったのも束の間、突如四天王が姿を現します。<br> 目的はガミガミ魔王の飛行船…ピエトロ同様東の剣の山に行くためでした。<br> ガミガミ魔王と白騎士が戦闘態勢に移ると、四天王はカウパだけを残して姿を消してしまいます。<br> カウパと戦うピエトロ達でしたが、ある程度時間を稼ぐとカウパは飛行船へとテレポートしてしまいます。<br> そして、四天王を乗せたガミガミウイングは東へと飛んでいってしまうのでした。<br> やむなくピエトロは、サボーの言葉を頼りにパーセラ付近に墜落したブリオニアに向かいます。<br> フライヤーヨットで再度ブリオニアにやってきたピエトロ、白騎士、ガミガミ…と、ナルシアと入れ替わりで現われたカイ。<br> ブリオニア王宮にいたサボーに事情を伝えると、ブリオニアのサブ・エンジンを利用すれば飛行船代わりにして東に行けると言います。<br> 墜落のショックで半壊しているブリオニア地下で、無事なサブ・エンジンを発見。別パーツとドッキングし飛行船となります。<br> こうして飛行船を手に入れたピエトロ達は、東へ行く前に長旅の準備をする事に。ピエトロが父王パウロに東行きを告げると、パウロはサニアの事を託すのでした。<br> ピエトロと白騎士とガミガミ…それにカイと入れ違いに駆けつけたナルシアの4人はラダック仙人に会い闇の世界にいくために東へと旅立ちます。<br> <br></dd> <dt>481 :<a href= "mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:46:52 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd> 長い長い空の旅の末、ようやく見えてきたのは大きな山…剣の山でした。<br> 勇んで接近するものの、操縦を誤り飛行船は落下…着陸も上手くいかず飛行船は中破してしまいます。<br> 目覚めたときピエトロ一行はハタハタ村にいました。ラダック仙人の事を尋ねると、裏手にある剣の山にいるとの事。<br> 早速剣の山を登るピエトロは、途中、奪われたガミガミ魔王の飛行船と、なぜか悲鳴を上げながら山から落下する四天王を目にします。<br> 山頂にたどり着いた一行は、ラダック仙人とその弟子ジャンボに出会います。<br> ピエトロが事情を話しているとそこへ四天王が闖入してきます。が、仙人が杖をかざすだけで、たちまち四天王は体の自由を奪われてしまい撤退していきます。<br> そしてラダック仙人は、闇の世界に行くには「闇の本」が必要だが、それは闇の世界の入り口である「永遠の番人の館」に示す証に過ぎず、ラダック仙人が許さない限りはそこへすらたどり着けないと説明します。<br> そして、「闇の本」こそ持っていないものの、ピエトロを資格ありとして、闇の世界行きを許可してくれるのでした。<br> 闇の世界行きを翌日に回し、一行は一泊し疲れを取る事に。夜中、目を覚ましたピエトロは仙人に闇の世界とはどんなところかを尋ねます。<br> ラダック仙人は言います。この世界は、光、闇、地上の三世界があり、死者は光の世界に行く。例外として、邪悪な魂だけは闇の世界に永遠に封じられ、二度と地上に復活しない様に闇の王ダーナの管理下におかれる・・・<br> ピエトロはそれを聞き、母サニアが邪悪な者であるという疑念を抱いてしまいます。結局、答えは自分で確かめる以外に無いのでした。<br> ナルシアに「明日になればお母さんに会えるね」と言われたピエトロは、複雑な心境のまま、ただ頷くのでした。<br> 翌日、山頂の更に上に登ったラダック仙人は「永遠の番人の館」への入り口を開いてくれます。中の番人に「闇の本」代わりに力を示せば闇の世界に行ける…<br> いざ突入、というとき、再びそこへ四天王が。迎撃しようとする仙人でしたが、ピエトロ達の方が狙われ、あっという間に4人は石になってしまいます。<br> 仙人がそれに気を取られた一瞬を突き、四天王は4人がかりで仙人を集中攻撃。「館」への封印を解くために多大な魔力を消耗していた仙人は倒されてしまいます。<br> 悪い事に、闇の世界への入り口は開かれたまま。ヤブー、ゾルダン、ドルン…闇の世界に次々を侵入する四天王。最後のカウパが続こうとする時、仙人は力を振り絞り、ピエトロ達の石化を解除してくれます。<br> ピエトロは再び四天王、東のカウパとまみえ、今度こそカウパを倒すのでした。<br> そして、命に別状は無かったラダック仙人に激励され、闇の世界の入り口「永遠の番人の館」へと進みます。番人は、闇の世界へと続く扉を見つけると言う試練を課します。<br> 体が小さくなる薬を飲んだり、コロシアムで戦ったり、鍵盤をなんとなく叩いていると怒った音楽家ドン・マエストロが襲い掛かってきたり、ハープの音色を聞いて眠りに落ちたり、ポセイドンの使いからクイズ勝負を挑まれたりして扉を捜します。<br> その最後には番人の使いのカルラが待ち構えていました。ピエトロ達がカルラをなんとか倒すと、永遠の番人はピエトロの力を認め、扉へと導いてくれるのでした。<br> そして、ピエトロは扉を開き…闇の世界へと落下していきます。<br> <br></dd> <dt>484 :<a href= "mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 18:14:28 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd> 落下するピエトロ達を受け止めてくれたのは白いクジラのマック。マックは、闇の世界の決まりごととして、まずは闇の王ダーナのもとへとピエトロを運びます。<br> 神殿で闇の王ダーナと謁見するピエトロ。ダーナは、サニアの魂が闇の世界に確かにあり、ピエトロが自由に連れ出しても良いと許可してくれました。<br> ピエトロはダーナに、母が邪悪な者であるかを尋ねますが、ダーナはそれに答える事はありません。<br> またダーナは、連れ出すのは自由であるが、それはサニア本人が望んだ場合のみ限ると付け加えます。<br> ピエトロ達はマックの背に乗り、母サニアのいる、そして魔王の魂が眠ると言われる、魔王の星へと向かいます。<br> 荒れ果てた魔王の星で、ピエトロは光を放つ氷の塔と、そこにある何かの封印を見つけます。<br> ピエトロ達が中に入ると、足場は裂け、いくつかの足場…ピエトロが乗った足場も浮上し、ピエトロは一人上空へと舞い上がっていきます。<br> ピエトロの向かう先、遥か上空では、母サニアの魂が四天王の残り3人と対峙し攻撃を受けていました。サニアが弱っている事を確認し、四天王はなおも攻撃を集中します。<br> 対するサニアはその身を黄金の竜へと変え、逆に四天王を一蹴。四天王は自分達の力では全く歯が立たない事を悟ります。<br> が、偶然そのタイミングで飛び出してきたピエトロによって、事態は大きく変わる事に。<br> ピエトロは初めて見る母の後姿を見て、何度も母を呼びますが、サニアは振り返りません。<br> そして辺りに響き渡るヤブーの狂喜の声…「不動の竜を引きずり出す、最高のエサが現われた!」<br> ヤブーがピエトロに電撃を浴びせると、ピエトロは下に落ちそうになります。弱弱しいピエトロの声を聞いてしまったサニアは遂に振り返り、ピエトロの名を叫びながら駆け寄るのでした。<br> ヤブーはその一瞬を狙って、サニアのいた足場にあった封印を破壊。封印されていた氷の魔王の霊を解き放つ準備が整ってしまうのでした。<br> 下に戻ったピエトロは、サニアに、自分が光の世界の使いとして地上を守ってきた竜の化身であり、10年前の氷の魔王との戦いで闇の世界へと落ちてきた事、<br> 氷の魔王がサニアの力を利用し再び地上に復活しようと企んでいた事、それを阻止するために封印を作り、魔王の魂と共に、他ならぬ自分自身を守っていた事を聞かされます。<br> 魔王の魂の復活を尚も阻止しようとするサニアでしたが、十年も魔王の魂を封じ、四天王の攻撃を受けて最早動けないサニアに代わってピエトロがそれを為そうとします。<br> ピエトロが四天王のもとへ駆けつけた時、四天王は復活の儀式を完了していませんでした。しかし、そこに立ちはだかるのは四天王、西のドルン。<br> <br></dd> <dt>485 :<a href= "mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 18:15:38 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd> 辛くもドルンを倒した丁度その時、氷の魔王は復活の儀式は完了してしまいます。高笑いをする四天王の前に、サニアが現われます。<br> サニアは復活を止めるため、力を振り絞り竜変化を試みますが、それほどの力は最早残されてはいませんでした。<br> 四天王は、サニアがわざわざ来てくれた事で最後の準備が整ったと言い放ちます。<br> ピエトロはサニアを助けようとしますが、魔王復活の影響で塔が崩壊を始め、結局4人で脱出する事が精一杯になってしまいます。<br> ピエトロはクジラのマックに助けられ、母のいる魔王の星から離脱する事に。魔王の星では、星を覆いつくす程に巨大な影…氷の魔王が復活していました。<br> 氷の魔王は、星々を粉々に砕きつつ、逃げるクジラのマックに急激に迫ります。あわやという所に駆けつけたのは闇の王ダーナの軍勢。<br> ダーナ軍の援護を受け、ピエトロは命からがらダーナの神殿へと逃げ込むのでした。<br> ダーナと再度謁見するピエトロ。白騎士はダーナに軍勢を率いて氷の魔王を打倒して欲しいと頼みますが、ダーナは、兵士はあくまでも闇の世界を守るためのものであるため手助けはできない、それに地上に出たのなら自分達とは無関係であると拒否します。<br> ガミガミ魔王はそれに怒り、氷の魔王復活は全て自分達のせいだと言うのかと怒鳴ります。<br> ダーナは、お前達の責任ではない。ピエトロの責任だと冷徹に言い捨て、ピエトロ達を地上に戻させようとします。<br> ピエトロ以外の3人はダーナの協力を諦め、地上に戻り氷の魔王と戦う決心を固めます。ところがピエトロは虚ろなまま。<br> 地上に戻ってきたピエトロ達は、ラダック仙人に、地上に出た氷の魔王はポポロクロイスに向けて飛んでいった事、魂だけで肉体は復活していないのでまだチャンスはある事を教えてもらいます。<br> そして、仙人が修理してくれていた飛行船に乗って、4人はポポロクロイスへと帰還します。<br> 結局、ブリオニアに続いて闇の世界の冒険でも目的は果たせず、結果的にとは言えピエトロが動いた事によって最悪の結果を招いてしまったのでした。<br> こうして失意のまま戻って来たポポロクロイスでしたが、なんとポポロクロイスは一面を氷で覆われるという異変に見舞われていました…<br> <br></dd> <dt>486 :<a href= "mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 18:18:37 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd>第4章 氷の魔王<br> <br> ピエトロは沈んだ心のまま、闇の世界の一部始終をパウロに報告します。<br> パウロは、生死が分からないならまだ希望はあると言い、サニアとの馴れ初め…10数年前に狩りをしに森に言ったときに弱っている竜に出会ったこと、<br> 手当てをしたその竜にもう一度会いに行くとそこにはサニアがいた事、恋に落ちピエトロが生まれたこと、<br> 10年前の戦いでポポロクロイスとなによりピエトロを守るために竜となった事を語ります。<br> サニアは強い、きっと生きているとピエトロが激励されていると、塔で眠っていたサニアの肉体が霧のように消えたという報告がもたらされます。<br> サニアの魂と連動して肉体が消滅したと考えたピエトロは、溜め込んでいた自責の念が爆発してしまい、ポポロクロイス城を飛び出してしまいます。<br> 一人城を飛び出したピエトロの前に氷の魔王の僕が現われピエトロに襲い掛かりますが、自責の念に囚われているピエトロは力を全く出せず、一撃でのされてしまいます。<br> トドメの一撃が振り下ろされようと言うとき、ナルシアが駆けつけます。<br> ピエトロを守るために必死に魔法攻撃を放つナルシアですが、魔法は全く効かず窮地に立たされます。<br> ナルシアは「黄金の鍵」を発動させ、カイとなり魔王の僕を迎撃するのでした。しかし、ナルシアへと戻るための変身を、ピエトロに見られてしまいます。<br> 「ナルシアがカイだったの?」ピエトロが言葉を発した瞬間、魔女の力が失われ、ナルシアは倒れるのでした。<br> それでもなお、真実を隠していたことを謝りピエトロの無事を喜ぶナルシアを見て、ピエトロはようやく氷の魔王と戦う決心をします。<br> 城に運び込まれたナルシアを診るギルダでしたが、魔女の力はそう簡単に戻るわけも無く、魔女にとって最高の薬「ソームの種」すら効果はありませんでした。<br> 「ソームの花」ならば、と愚痴るギルダ。ピエトロはその花を取ってくると言いますが、「ソームの花」は100年に一度しか咲かないというもの。<br> 諦めかけるギルダでしたが、ふと、フローネルの森にある、時間が早く進むという「かけあしの泉」の事を思い出します。<br> ピエトロは一縷の望みを託し、ソームの種を片手に「かけあしの泉」へと走ります。<br> 「かけあしの泉」についたピエトロは急いで種を蒔きますが、そこへ泉の妖精が現われ、100年もの歳月はさすがにすぐには訪れないと言いながらも、ナルシアのためにと妖精は特別に力を尽くし、花を咲かせてくれるのでした。<br> ポポロクロイスに戻ったピエトロは、早速ナルシアに花を摂らせます。<br> そこでギルダが言うには、ピエトロが持って来たのはソームの花でなく1000年に一度咲くと言うソームの命の花だという事でした。ナルシアが再び眠りについている間、ピエトロは対氷の魔王のための軍議に参加します。<br> サボーの調査によって、ヤブー達は北の大地に氷の魔王の神殿を建造した事、神殿は魔王の魂の受け皿である肉体を再生するためのものである事、そして魔王の真の復活を狙っている事が判明します。<br> 各重鎮は、最強の攻撃隊を編成し神殿を攻撃しようと考えますが、パウロ国王は神殿攻略は少数精鋭として、ポポロクロイス最強の勇者ピエトロに託します。<br> 反対の声も上がりましたが、ピエトロには強さ、戦う資格、そして王子として率先して戦う義務があると言い放ちます。<br> 父でなく国王としてのパウロの「命令」をピエトロは子でなく王子として受け入れ、北の大地へと目を向けるのでした。<br> 白騎士、ガミガミ魔王、そしてソームの命の花のおかげで命をとりとめ、逆に黄金の鍵の弱点を完全に克服したナルシアと共に、ピエトロは北へ向かいます。<br> <br></dd> <dt>487 :<a href= "mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 18:19:47 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd> 寒波で凍ってしまった「かけあしの泉」を越え、北の大地の奥にそびえる氷の神殿に辿り着きます。<br> 神殿一階で待ち構えるのは、四天王の一人、北のゾルダン。ピエトロはそのゾルダンをも倒し、ヤブーのもとへ急ぎます。<br> 神殿最上階にあったのは、水晶球の中に閉じ込められているサニアと、サニアの中に流れ込んでくる上空からの一筋の光でした。<br> なんとかサニアを助け出そうと苦心している時、四天王最後の一人、南のヤブーが立ちはだかります。<br> 竜の化身であるサニアの肉体を利用して氷の魔王は真の復活を遂げてしまう。<br> ピエトロはそれを阻止するために、全力でヤブーと戦い、勝利します。しかし、復活の儀式は既に完了した後でした。<br> 魔王の復活に祝するヤブー。ヤブーの消滅と同時に、サニアを覆っていた水晶も割れ、サニアの体は上空に舞い上がります。<br> そして、サニアは氷の魔王に取り込まれてしまいました・・・<br> 真の復活を遂げた氷の魔王が手をかざすと、それだけでピエトロ達は吹き飛ばされてしまいます。<br> 気を失ったピエトロでしたが、その瞬間、ピエトロの体が光を放ち始めます。<br> そして、空からは黄金の竜が舞い降り、氷の魔王と戦い始めます。<br> 熾烈な戦いを制したのは、竜でした。氷の魔王と神殿は崩れ落ち、サニアは解き放たれます。<br> 竜が消え、ピエトロが目を覚ましたとき、目の前には仲間と、サニアが。<br> ピエトロはサニアのもとへ走り、遂に、実に10年ぶりにサニアと抱き合うのでした。<br> 気を利かせて仲間は先に戻り、ピエトロとサニアは親子水入らず、のんびりとポポロクロイスへ戻ります。<br> 城に戻った二人を、ポポロクロイスのみんなが迎えてくれます。<br> しかし、パウロがサニアに声をかけた時、サニアは自分の体の異変に驚愕します。<br> 次の瞬間サニアの体は石と化し、氷の魔王の邪悪な声が響き渡ります。<br> 消滅したはずの氷の魔王の肉体は、ほんの一かけらを残していて、それがサニアの生命力を奪い復活してしまったのです。<br> 氷の魔王は、ピエトロ達4人を異空間に誘い込み、この世の真の平和…完全なる静寂、完璧たる闇をもたらすために、ピエトロを抹殺しようとしてきます。<br> 氷の魔王との最終決戦。勝利したのはピエトロでした。最後の瞬間まで抵抗する氷の魔王をとうとう撃ち滅ぼしたのでした。<br> 戦いの終わりにふける一行でしたが、異空間は消滅せず、そこに閉じ込められてしまいます。<br> しかし、そこにサニアの声が響き渡り、自分の最後の力を使って、死と暗黒の世界からピエトロ達を助け出してくれます。<br> 戻ってきたピエトロは、戦ってる間辺りの時間が止まっていた事、サニアが倒れている事に気がつきます。<br> 時が動き出したとき、周囲の人々は氷の魔王の事にも気がつかず、倒れているサニアを介抱しようとします。<br> しかし、パウロだけはサニアの心の声によって、ピエトロの最終決戦の事を知らされていました。<br> パウロはポポロクロイス国王として、誰も知らない所で戦いを終結させた四人に礼を言うのでした。<br> そして、パウロとピエトロ達は、サニアのもとへと向かいます・・・<br> <br></dd> <dt>488 :<a href= "mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 18:21:05 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd>エピローグ<br> <br> 朝、自室で眠っていたピエトロはパウロに起こされます。<br> パウロは良い知らせがあると言い、もったいぶりながら自分の寝室に来いと言います。<br> 寝ぼけ眼で寝室に行くと、パウロは、十分に目を覚ましてから、気持ちを落ち着けたら来いと言います。<br> ピエトロは、散歩がてら助けてくれた仲間に会いに行きます。<br> パーセラには、フライヤーヨットで伝説の剣探しの旅に出ようとする白騎士が。<br> 別れを悲しみながらも、ピエトロは白騎士を見送ります。<br> 次に、新ガミガミ魔王城にはガミガミの置手紙がおいてありました。<br> 「世界一の悪党になるために修行に出る。そして戻ってきたらまた知恵の王冠を奪ってやる。そのときに備えてピエトロも修行して、強くなっておけ。最後に、母親を大事にしてやれ」手紙にはそう綴られていました。<br> 最後に、かけあしの泉にいるナルシアのもとへ。ナルシアを前にして、ピエトロは告白をしようと考えますが、言葉が出てこず仕舞い。妖精の激励を受けても、結局は駄目でした。<br> そんなピエトロに、ナルシアは「私はいつもこの森にいるからいつでも遊びにきて」と優しく言うのでした。<br> そしてピエトロはパウロのもとへ。<br> サニアの寝室に行くと、サニアは目を覚まし、ピエトロはようやく本当に母親を助け出せたのでした。<br> 宴の席で、人々はサニアの目覚めを祝福してくれます。しかしその時、城の外で謎の爆発音と閃光が…<br> 新しい敵の警戒にざわめく人々でしたが、窓の外をみたピエトロは、あれは爆弾じゃないと叫びます。<br> そう、それはガミガミ魔王からの祝福の花火だったのです。<br> <br> こうしてピエトロの長い長い冒険が終わりました。<br> ピエトロはナルシアや白騎士と、数々の冒険を経てポポロクロイスの立派な王子へと成長していきます。<br> それにはまだ、語らなければならないお話が沢山あります。<br> しかし、それはまた、他の機会に・・・    The End<br> <br></dd> </dl>
<p><strong>ポポロクロイス物語</strong></p> <p> </p> <p>・要約版:要約スレpart3-126</p> <p> </p> <p>・詳細版:part24-472~481・484~488</p> <hr /><dl><dt>126 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">ゲーム好き名無しさん</a></b></font>:2009/03/08(日) 13:23:48 ID:xxNXplgYO</dt> <dd>ポポロクロイス物語<br /><br /> ピエトロ王子はある日死んだと聞かされた母親のサニア王妃を見つける。<br /> サニアはかつてポポロクロイス王国を襲った氷の魔王との戦いの後眠り続けてる。<br /> ピエトロ王子は母を目覚めさせるため冒険にでる。<br /> 冒険の結果サニア王妃は氷の魔王を撃退した竜であり氷の魔王を封じるため意識が闇の世界に囚われているとわかる。<br /> ピエトロは母を救いだすが一緒に氷の魔王も復活する。<br /> だがピエトロ王子の竜族の血が目覚め巨大な竜に変化すると氷の魔王を滅ぼすのだった。<br /> こうしてピエトロ王子の最初の冒険は終わったが次の冒険はまた別の話。<br /><br /></dd> <dd> <hr /></dd> <dt>472 :<a href="mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:38:08 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd>ポポロクロイス物語1。最初のPS版のです。PSP版等とは話の流れが異なるようなので注意。<br /> ストーリー重視のRPGなので、詳しく長めにします。<br /> また、一部ではサブイベントや寄り道もちゃんとやらないと話が分からなくなりますが、最低限に補完してます。<br /> 竜の玉の関連イベントについては除外します。<br /><br /> ・ピエトロ ポポロクロイスの王子。10歳の誕生日を境に、王国全土を巻き込む大事件に関わる事に。<br />       母は幼い時に死んだと聞かされている。趣味はおみやげ集め。<br /><br /> ・ナルシア フローネルの森の心優しい魔女。姉ギルダと日々魔法の修行に勤しむ。<br />       森の魔女なので森や山以外では力を発揮できない。特に海は苦手(海に入ると体が泡になってしまう)<br /><br /> ・白騎士  伝説のキングナイトの剣を求めて放浪する正義感と義理人情溢れる騎士。外見は白い鎧。<br />       ナルシア同様、海が駄目(海水で体が錆びて動けなくなる)。泳ぎ自体は苦手。<br />       オバケも苦手。高所恐怖症もあり。と意外に弱点が多い。<br /><br /> ・ガミガミ魔王 ポポロクロイスに憧れて自分の国を作っている自称魔王のおじさん。<br />         メカに強いらしく数々のロボットを開発していて、飛行船も作れる。<br />         数々の事件を起こすが、決して悪人ではない…というより実は根は凄く良い人。<br /><br /> ・カイ   何にでも変身できるという能力を持つナルシアの友達。割と毒舌。<br /><br /></dd> <dt>473 :<a href="mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:39:52 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd>むかしむかし、剣と魔法がこの世を支配していたころ・・・<br /> あるところにポポロクロイスという国がありました。<br /> ある日、パウロ・パカプカ王とサニア王妃との間にピエトロという王子が生まれました。<br /> ところが、突然ポポロクロイスを大寒波が襲ったのです。ポポロクロイスは氷に閉ざされました。<br /> それは北の大地を領土とする氷の魔王の仕業だったのです。<br /> 四天王と呼ばれる4人の魔術師を擁する魔王軍に、ポポロクロイス軍は為す術もなく、全滅も時間の問題でした。<br /> そのとき。城を守るようにして巨大な竜が現われたのです。<br /> 竜と氷の魔王との戦いは7日7晩続き、死闘の末、遂に氷の魔王は倒されました。<br /> しかし、氷の魔王は自分が落ちていく暗黒の世界に、疲れ果てた竜をも引きずり込んでしまったのです。<br /> 人々は自分達を守ってくれた竜を称え、その姿を国のシンボルにしました。<br /> それから10年の歳月が流れました・・・(ゲームはここから↓)<br /><br /></dd> <dt>474 :<a href="mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:40:44 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd>第一章 奪われた王冠<br /><br /> 今日はピエトロ王子の10歳の誕生日。華やかなパーティーが城で催されるも、王子は浮かない顔。<br /> なぜなら、一番祝って欲しい母親がその場にいないためでした。<br /> 夜、テラスで亡き母親を想いため息をつくピエトロ。ふと気がつくと、父王パウロが一人でどこかへ行く様子…<br /> ピエトロは後をつけ、城の西の塔に昇ります。そこで見たものは、ベッドで眠る女性と、その女性に話しかけるパウロ。<br /> ピエトロが事情を尋ねるも、パウロは沈黙するばかり・・・<br /> その時、ポポロクロイス城で爆発が起こります。爆発の正体は、ガミガミ魔王による襲撃でした。<br /> ガミガミ魔王は、ポポロクロイスに憧れて北の山に自分の国を作っている魔王(おじさん)。<br /> ポポロクロイスの国宝、身に着けたものに英知を授けるという「知恵の王冠」を強奪するために城を襲撃してきたのです。<br /> 結局「知恵の王冠」は奪われ、立ちはだかったピエトロもあっさりと伸されてしまいます。<br /> ・・・翌日、「知恵の王冠」奪還に向かおうとするピエトロですが、当然ながらパウロ王に止められます。<br /> そんな時、昨夜の塔の前でピエトロは不思議な声を聞きます。<br /> ”ピエトロ・・・国王を救いたいという貴方に力を貸してあげましょう”<br /> ふと頭上を見ると、一振りの剣 ”竜の剣”が舞い降りてきました。<br /> 大臣モームはこれを竜の神の導きと思い、王に黙ってピエトロの旅立ちを許可したのです。<br /> 兵士ゴン、ドンと共に竜の剣を片手にガミガミ魔王城へ向かうピエトロ。<br /> 途中差し掛かった迷いの森…フローネルの森で、一匹のデーモンに襲われます。デーモンを見るやゴン、ドンはすぐに逃走。<br /> 一人でデーモンを撃退したピエトロでしたが、デーモンをけしかけた魔女ギルダによって気絶させられてしまいます。<br /> ギルダはどうやらピエトロが森を荒らしに来たと思っているようでした。<br /> 目覚めたピエトロが事情を説明すると、ギルダの妹の魔女ナルシアが協力、同行を申し出てくれました。<br /> 先を急ぐピエトロとナルシア。魔王城付近、ゴミ捨て場を通った時、何やらついてくる白い”鎧”が。<br /> ”鎧”は自分を、白騎士と名乗り、ガミガミ魔王に剣を奪われてしまったと言ってきます。<br /> ピエトロも名乗り経緯を告げると白騎士は協力を申し出てくれ、3人は魔王城へと更に進みます。<br /><br /></dd> <dt>475 :<a href="mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:41:32 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd> 城下町のガミガミシティ(住民は魔王製のロボだが普通にのんきに生活している。敵意も忠誠心も極薄)の市役所で、「ガミガミ魔王をやっつけにきた」とアポを取ったピエトロは魔王城へとたどり着きます。<br /> 魔王城のトラップをかいくぐり、白騎士は剣を奪還。一行はついにガミガミ魔王と対峙します。<br /> 「知恵の王冠」の力を得て作り出された、「ガミガミ魔王ロボ」を苦戦の末になんとか撃破したピエトロ。<br /> 追い詰められたガミガミは城の自爆装置を起動。自分は逃げ出してしまいます。<br /> ガミガミ魔王私室のダストシュートから脱出したピエトロが目にしたものは、城の爆発に巻き込まれ、炎を上げるガミガミの飛行船でした。<br /> 燃えながらフローネルの森へと落下していくガミガミ飛行船の脱出ポッド。<br /> ピエトロが駆けつけると、ポッドから出たガミガミは炎の中で苦しんでいます。ナルシアに言われ渋々ガミガミを助ける白騎士。<br /> ガミガミは助けてもらった礼だと「知恵の王冠」をピエトロに渡し去っていきます。<br /> 残ったのはフローネルの森に広がる火災でしたが、そこへやってきたギルダがあっという間に炎を鎮めてくれます。<br /> 紆余曲折あったものの、ついに「知恵の王冠」を奪還したピエトロ一行は城へと凱旋。<br /> 待っていたのは城門でパウロ国王。黙って旅に出た事で恐縮するピエトロでしたが、パウロは逆に国宝を取り返してくれたピエトロに礼を言うのでした。<br /> 白騎士、ナルシアに礼を言い再会を誓うピエトロ。二人は城に戻るピエトロを見届け、それぞれ戻っていくのでした。<br /> 一方その頃、はるか西の海では、とある巨大な影がポポロクロイスにまっすぐ向かってきていたのです・・・<br /><br /></dd> <dt>476 :<a href="mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:42:13 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd>第二章 空に浮かぶ島<br /><br /> ポポロクロイスではガミガミ魔王から国宝を取り戻したピエトロ王子の活躍に国中が沸いていました。<br /> ところが、ピエトロはずっと城の中。町の外にすら出してもらえませんでした。ピエトロ王子の勉強の時間…ピエトロはやる気なく机に佇んでいました。<br /> 叱るパウロにピエトロは、勉強や計算、冒険よりも気になる事がある…と反論します。<br /> ピエトロが気になっている事とは、以前塔で見た眠ったままの女性の事でした。パウロは全てをピエトロに話す決心をし、塔の女性の前にピエトロを連れてきます。<br /> その女性の名はサニア。ピエトロの実母。サニアはピエトロを産んで間もなく不思議な眠りにつき、10年間目覚める事がなかったと告げます。<br /> あらゆる手段を講じても、どんな人に相談しても目覚める方法はおろか、原因すらも特定できなかったのです。<br /> だからパウロ国王はやむを得ず、ピエトロには母は死んだ事にしておいたのでした。<br /> ピエトロの授かった「竜の剣」はもともとサニアのもの。サニアは夢の世界からでもピエトロを見守ってくれている、とパウロは言い、<br /> そして、今も目覚めさせる方法は探している。母が目覚めた時、喜ばれるような立派な人間になるために、真面目に勉強するようにと言われます。<br /> ピエトロは夜のテラスで、死んだと思っていた母と一度でいいから話をしてみたいと願います。<br /> そこへ突然現われるギルダとナルシア。なんでもナルシアがピエトロの事ばかりを話すので、気を利かせて連れて来たとの事。<br /> 母に会うため、ピエトロはギルダ達と再び塔へ訪れます。<br /> ギルダはサニアの様子を見て、サニアに何が起こっているかを理解します。<br /> サニアは寝ているのではなく、誰かに魂を吸い出され、闇の世界に封じ込められている。<br /> それを聞いたピエトロは、ならば闇の世界に行ければ、母に会え、母を助けられるのかと問います。<br /> ギルダは肯定。ピエトロは更に、闇の世界に行く方法を尋ねます。<br /> が、返ってきた答えは、「死ぬ事」でした。生者が闇の世界に行く方法は無い、少なくとも自分は知らないとギルダは言います。<br /> 落胆するピエトロ。ナルシアはピエトロを気遣い、自分に会いたい時にはこれで合図してくれと「緑の笛」を渡し、森へ帰っていきます。<br /><br /></dd> <dt>477 :<a href="mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:42:43 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd>・・・翌日。ギルダに聞いた事をパウロに報告するピエトロは、城の外に出て母を助ける方法を探したいとお願いします。<br /> しかしパウロは許可しません。諦めきれないピエトロは城のテラスで「緑の笛」を吹き、ナルシアに城の外へ連れ出してもらいます。<br /> ポポロクロイス城下町では、空飛ぶ島ブリオニアの話題が飛び交っていました。<br /> ブリオニアは一年に一度ポポロクロイスに接近し、そして去っていくという島。また、接近時は魔物が凶暴化するらしいのです。<br /> それ以外には特に収穫も無く、当然ながら闇の世界の手がかりに関してはきっかけすら掴めないまま。<br /> 更なる手がかりを求め、ピエトロは一度城に戻ります。そんなピエトロにパウロは折れ、とうとう旅立ちを許すのでした。<br /> 宮廷占い師シターから、魔術師の町カナリシアへ行けと助言を受けるピエトロ。<br /> ゴドリフを越えカナリシアへとやってきたピエトロは、町の長老にブリオニアにある大図書館には、全ての知恵、全ての謎を解き明かす術が眠っていると聞かされます。<br /> ピエトロとナルシアはこれを聞いて、ブリオニア行きを決意します。しかし、空飛ぶ島のブリオニアに行く方法がありません。<br /> ピエトロは、国王パウロの依頼でブリオニア上陸の研究をしていた魔術師ヤンに出会い、研究の協力を承諾します。<br /> その方法とは、魔法の大砲で、中に入った人間をブリオニアに撃ちだすという大胆なもの。<br /> ピエトロは一人で大砲に入りますが、発射の寸前にガミガミ魔王の妨害(惚れたナルシアと旅するピエトロに嫉妬している)を受け、あらぬ方向へ飛んでいってしまいます。<br /> ピエトロの着弾地点は、魔物が暴れているというゴドリフ鉱山の奥深く。<br /> 鉱山に閉じ込められた炭鉱夫ナグロ、助けに来てくれたナルシアと共に魔物のボス「オークキング」を撃退。<br /> 魔物退治に来て逆に囚われてしまっていた白騎士とも再会します。<br /> 外に出たピエトロ、ナルシア、白騎士の前にはヤンが。スポンサーであるパウロに失敗の報告に行くとの事・・・<br /> ピエトロも一旦城に戻ると、ヤンはパウロに失敗の言い訳をしていました。ヤンから港町パーセラでも空飛ぶ船の開発をしていると聞いた3人は一路パーセラへ向かいます。<br /> パーセラの船大工ボストフを訪ねると、空飛ぶ機械…フライヤーヨットは、プロペラスクリューが作れないので製作できないと言ってきます。<br /> 原因は、優秀な鍛冶屋が町にいないためでした。ナルシアはゴドリフの人たちならば作ってくれるかも知れないと考えます。<br /> しかしボストフは以前手酷く断られた経験があるために、今回も断られるだろうと不安顔。<br /> ピエトロ、ナルシアは更に強引に説得し、スクリューの図面を片手にゴドリフへと向かうのでした。<br /> ボストフの不安をよそに、ゴドリフの鍛冶屋はあっさりと仕事を引き受けてくれました。<br /> しかし翌日、出来上がっているはずのスクリューはガミガミ魔王に盗まれていました。<br /> ガミガミの置き手紙には、「返して欲しいなら新魔王城まで来い」との事。<br /> 新魔王城でもガミガミ魔王を追い詰めたピエトロは、ガミガミ魔王に「王子のクルージング遊びなんかのためにヨットを作るな」と言われます。<br /> ピエトロ達は母親のためだと、今までの事情を説明します。するとガミガミ魔王は絶句し、黙ってスクリューを返すのでした。<br /> 晴れてスクリューはボストフの手に。ピエトロ達はボストフと共にフライヤーヨットを製作。遂に完成にこぎ着けました。<br /> いよいよブリオニアへ…と思うピエトロに、ナルシアがおずおずと言います。<br /> 「森の魔女は森で暮らすように定められている。なので、海に出てはいけない」<br /> やむなくブリオニアへはピエトロと白騎士、ボストフとその弟子達で行く事に。ナルシアに見送られ、大海原へと出港します。<br /><br /></dd> <dt>478 :<a href="mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:43:15 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd> ピエトロ王子を乗せたヨットは順調に航海(文字通り海上を航海、空を飛ぶには燃料が多く必要でせいぜい1~2回しか飛べない)を続け、何日かが過ぎ、いよいよブリオニアが見えてこようと言う時…<br /> ヨットは急な潮の流れに舵を取られ、船の墓場に迷い込んでしまいます。そして前方からは巨大な船が接近してきました。<br /> ブリオニアのために今飛行して避けるわけにも行かず、ヨットは為すすべも無く前方の船に激突してしまいます。<br /> ボストフはヨットの修理に励みます。その間ピエトロは白騎士の提案で激突した船を探検する事になります。<br /> 探検の結果、この船は幽霊船だと判明。オバケを怖がる白騎士でしたが、船にいる何者かの気配を感じ、確かめる事に。<br /> 船長室にいたのは、朽ちたガイコツと、それを通して聞こえる不気味な声でした。<br /> 声の主は、ピエトロに挨拶と称し語りかけてきます。「生きていれば私とはすぐに出会う事になる」と言い声は止みます。<br /> 船長室を出るピエトロの前には一匹の鯉が。鯉はたちまち怪物リッカーに変身し、襲い掛かってきます。<br /> 撃退した時、突然船が消滅。幽霊船はリッカーの生み出した幻だったのです。ピエトロと白騎士は海に投げ出されます。<br /> その様子を遥か遠く…井戸の水を通して見守るのは、フローネルの二人の魔女でした。<br /> ピエトロの苦戦にいてもたってもいられずナルシアは飛び出そうとしますが、ギルダは森の魔女は海では力を出せない。<br /> 下手をして海に落ちると体が泡に溶ける、と諌めます。それでもナルシアは決意を変えません。<br /> ギルダはため息をつきながらも、一族に代々伝わる魔法道具「黄金の鍵」をナルシアに渡します。<br /> 「黄金の鍵」は、手に持って念じると、その時思い描いた姿に変身できるというもの。<br /> 人間の女の子に姿を変えたナルシアならば海に落ちても大丈夫。早速ナルシアは人間に姿を変えます。<br /> ギルダは、その姿の時はカイと名乗れ、「黄金の鍵」を使っている事は森の魔女以外には知られてはならない。<br /> もし知られると、森の魔女としての全ての力を失ってしまうと忠告します。<br /> カイは、ピエトロを助けても感謝されるのはナルシアでなくカイだと承知しながらも、ピエトロの後を追うのでした…<br /> 一方、ピエトロは付近の小さな島に流れ着き、村娘パミィに助け出されていました。<br /> その村は、通称流され村。そこに流れ着いた人々は救助も脱出も諦め、怠惰に暮らしていました。<br /> 唯一、パミィだけが諦めきれずに船を製作していましたが、貴重な資源の浪費だと村の人に煙たがられていました。<br /> 島中心部には、クジラ岩というハンマーで叩けば潮を吹くという岩がありました。<br /> それを利用して救難信号を出そうと考えるピエトロは、無駄だと言われながらもパミィからハンマーを借りてクジラ岩に向かいます。<br /> クジラ岩についたピエトロは岩を一叩き。岩は潮を吹きます。それを合図にしたのか、一匹の鳥が接近してきます。<br /> 鳥はピエトロの前に来ると、突然人間に変身。ナルシアの友達のカイと名乗り、ナルシアに頼まれて助けに来たといいます。<br /> ピエトロは鳥に変身できるカイに、空からヨットとボストフらを捜して欲しいとお願いしますが、カイは自信顔でピエトロ達を村に戻らせます。<br /> 村にはボストフらのヨットがたどり着いていました。カイはクジラ岩に来る前に、ヨットを導いてくれていたのです。<br /> ヨットの修理完成を待ち、いよいよ出航と言う時、ボストフらはパミィの船を作る手伝いをしたい、と島に残る事に。<br /> ピエトロは快諾し、船の操縦方法を教えてもらいます。そして、ようやくブリオニアに向けて再び出発。<br /><br /></dd> <dt>479 :<a href="mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:44:49 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd>それから何日目かの朝が訪れた時、とうとうピエトロの眼は、ブリオニアを捉えます。<br /> フライヤーヨットは満を持して変形。大空へと飛翔し、ブリオニアへと突入します。<br /> 遂にピエトロは前人未踏のブリオニアに到達。さっそく辺りを散策します。<br /> 金属で出来た妙な機械や、どこかで見た彩色の小型飛行船を横目に、ブリオニア城門前に向かう3人。<br /> その時、ピエトロ達の前に謎の4人組が現われます。東のカウパ、北のゾルダン、西のドルン、南のヤブー…<br /> 幽霊船で聞いた不気味な声の主は4人のリーダー、ヤブーでした。<br /> 彼らは自らを、氷の魔王に忠誠を誓う四天王であると名乗り、大切な目的があると言って消えてしまいます。<br /> 更に散策するピエトロは、ブリオニア最後の住人と名乗るサボーと出会います。<br /> サボーから、四天王の目的は「闇の本」…この世界と闇の世界とを行き来するのに必要な本である事を聞かされます。<br /> ピエトロがサボーに事情を伝えると、サボーは生者と死者の境を無くす「闇の本」は危険な書物であるため厳重に封印され、今や手に入らないと言います。<br /> 封印を解除するには、ブリオニアの制御システムを破壊する…すなわちブリオニアの破滅以外に方法は無いのでした。<br /> 落胆するピエトロにサボーは、ついでだからとブリオニアの歴史を教えます。<br /> 3000年前、天変地異による破滅から逃れるために、巨大な力を持つ機械「バルの心臓」を地下に建造した事。<br /> 空に飛んだはいいが、制御不能になり天空の孤島になった事。「バルの心臓」の力でブリオニアの民はブリオニアにいる限り不老不死となったが、みな長く暮らすうちに不老不死よりも自由と新天地を求めて旅立って、今ではサボーだけが残って日々書物をあさっている事。<br /> 話を聞いていると、ふと背後に気配が…そこにはなぜかブリオニアに来ていたガミガミ魔王が一緒になって話を聞いていました。<br /> みんなが気がつくと一目散に逃げるガミガミ。その時、ブリオニアが大きく振動します。<br /> サボーは大慌てでブリオニアのシステムを確認。四天王によってシステムが破壊された事に気がつきます。<br /> ピエトロは大急ぎで「闇の本」の所へ向かいます。途中、図書館で本を読んでいたガミガミ魔王と再会。<br /> カイは逃げようとするガミガミ魔王を説得し、助力を要請します。ガミガミは結局承諾。4人で「闇の本」の間へ。<br /> ところが既に遅く、「闇の本」は氷の魔王を復活させようとするヤブー達に奪われてしまいました。<br /> サボーの所へ戻ると、なんとブリオニアはシステム破壊の影響で落下していて、このままではポポロクロイスに衝突してしまうという事態になっている事を知ります。<br /> 防ぐ方法はただ一つ、エンジンである「バルの心臓」を破壊して墜落を早め、ポポロクロイスに落ちる前に海に墜落させることだけ。<br /> 「バルの心臓」の破壊は、不老不死の終焉…それを惜しむサボーでしたが、結局「バルの心臓」を破壊する決心をし、ピエトロ達はブリオニア地下中心部へと向かいます。<br /> 一行は防衛システムをかいくぐり「バルの心臓」を破壊。崩壊するブリオニア王宮、墜落するブリオニアから脱出を試みます。<br /> ガミガミ魔王は自分の飛行船で、ピエトロ達はサボーと共にフライヤーヨットでブリオニアを離脱します。<br /> 墜落するブリオニアから飛び立つ2機の飛行船でしたが、なぜかガミガミは途中で転進。ブリオニアへと引き返していきます。<br /> カイの制止の叫びも届かず、ガミガミ魔王の飛行船は墜落に飲まれて姿を消したのでした。<br /><br /></dd> <dt>480 :<a href="mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:45:51 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd>第3章 闇の世界<br /><br /> 「闇の本」は奪われ、ガミガミは行方知れず。ポポロクロイスを救えたとは言え失敗に終わったブリオニアの冒険にピエトロの心は沈んでいました。<br /> そんな折、浜に打ち上げられていたところを救助されたガミガミ魔王が城に運ばれてきます。ガミガミ魔王は目を覚ますと、真っ直ぐにピエトロのもとへ駆けつけ、「ラダック仙人と闇の世界」という本を渡します。<br /> ブリオニアでこれを発見していたガミガミ魔王はわざわざこれを取りに飛行船を転進させたのでした。<br /> 居合わせた魔女ギルダに本の解読を頼むと、ラダック仙人とは、何千年も昔から遥か東の剣の山に住み闇の世界に通じる入口を守り続けている人物だという事が分かります。<br /> 光明を見出したピエトロでしたが、今度はブリオニアよりも何十倍も遠いという東に行く方法を探すために奔走することに。<br /> 城を出て手がかりを捜そうとするピエトロに、ナルシア、白騎士がついてきてくれます。そして、ガミガミ魔王も。<br /> ガミガミ魔王は、「東に行きたいなら、騙されたと思ってオレの城に来い」と言い、ピエトロはガミガミ魔王城へ向かいます。<br /> 途中、「もしもその方法が駄目になったらブリオニアに来なさい」と言うサボーと会い、一行は魔王城へ。<br /> 魔王城の、ガミガミ魔王にしか開く事ができない扉のロックを解除したガミガミは、奥に良いものがあるから勝手に使えと言って立ち去ろうとしてしまいます。<br /> ナルシアがガミガミに東行きの協力を願うと、ガミガミ魔王は犬猿の関係である白騎士が頭を下げるならという条件を出します。<br /> 白騎士はピエトロとその母のために躊躇せず頭を下げ、協力を願います。ガミガミはその姿に押され協力する事に。<br /> ガミガミ魔王と共に魔王城奥へ進むものの、中には何者かが侵入した形跡が・・・<br /> 奥の格納庫に着いたピエトロは、ガミガミ魔王渾身の超高性能飛行船ガミガミウイングRXがありました。<br /> これならば東に行ける。と思ったのも束の間、突如四天王が姿を現します。<br /> 目的はガミガミ魔王の飛行船…ピエトロ同様東の剣の山に行くためでした。<br /> ガミガミ魔王と白騎士が戦闘態勢に移ると、四天王はカウパだけを残して姿を消してしまいます。<br /> カウパと戦うピエトロ達でしたが、ある程度時間を稼ぐとカウパは飛行船へとテレポートしてしまいます。<br /> そして、四天王を乗せたガミガミウイングは東へと飛んでいってしまうのでした。<br /> やむなくピエトロは、サボーの言葉を頼りにパーセラ付近に墜落したブリオニアに向かいます。<br /> フライヤーヨットで再度ブリオニアにやってきたピエトロ、白騎士、ガミガミ…と、ナルシアと入れ替わりで現われたカイ。<br /> ブリオニア王宮にいたサボーに事情を伝えると、ブリオニアのサブ・エンジンを利用すれば飛行船代わりにして東に行けると言います。<br /> 墜落のショックで半壊しているブリオニア地下で、無事なサブ・エンジンを発見。別パーツとドッキングし飛行船となります。<br /> こうして飛行船を手に入れたピエトロ達は、東へ行く前に長旅の準備をする事に。ピエトロが父王パウロに東行きを告げると、パウロはサニアの事を託すのでした。<br /> ピエトロと白騎士とガミガミ…それにカイと入れ違いに駆けつけたナルシアの4人はラダック仙人に会い闇の世界にいくために東へと旅立ちます。<br /><br /></dd> <dt>481 :<a href="mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 15:46:52 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd>長い長い空の旅の末、ようやく見えてきたのは大きな山…剣の山でした。<br /> 勇んで接近するものの、操縦を誤り飛行船は落下…着陸も上手くいかず飛行船は中破してしまいます。<br /> 目覚めたときピエトロ一行はハタハタ村にいました。ラダック仙人の事を尋ねると、裏手にある剣の山にいるとの事。<br /> 早速剣の山を登るピエトロは、途中、奪われたガミガミ魔王の飛行船と、なぜか悲鳴を上げながら山から落下する四天王を目にします。<br /> 山頂にたどり着いた一行は、ラダック仙人とその弟子ジャンボに出会います。<br /> ピエトロが事情を話しているとそこへ四天王が闖入してきます。が、仙人が杖をかざすだけで、たちまち四天王は体の自由を奪われてしまい撤退していきます。<br /> そしてラダック仙人は、闇の世界に行くには「闇の本」が必要だが、それは闇の世界の入り口である「永遠の番人の館」に示す証に過ぎず、ラダック仙人が許さない限りはそこへすらたどり着けないと説明します。<br /> そして、「闇の本」こそ持っていないものの、ピエトロを資格ありとして、闇の世界行きを許可してくれるのでした。<br /> 闇の世界行きを翌日に回し、一行は一泊し疲れを取る事に。夜中、目を覚ましたピエトロは仙人に闇の世界とはどんなところかを尋ねます。<br /> ラダック仙人は言います。この世界は、光、闇、地上の三世界があり、死者は光の世界に行く。例外として、邪悪な魂だけは闇の世界に永遠に封じられ、二度と地上に復活しない様に闇の王ダーナの管理下におかれる・・・<br /> ピエトロはそれを聞き、母サニアが邪悪な者であるという疑念を抱いてしまいます。結局、答えは自分で確かめる以外に無いのでした。<br /> ナルシアに「明日になればお母さんに会えるね」と言われたピエトロは、複雑な心境のまま、ただ頷くのでした。<br /> 翌日、山頂の更に上に登ったラダック仙人は「永遠の番人の館」への入り口を開いてくれます。中の番人に「闇の本」代わりに力を示せば闇の世界に行ける…<br /> いざ突入、というとき、再びそこへ四天王が。迎撃しようとする仙人でしたが、ピエトロ達の方が狙われ、あっという間に4人は石になってしまいます。<br /> 仙人がそれに気を取られた一瞬を突き、四天王は4人がかりで仙人を集中攻撃。「館」への封印を解くために多大な魔力を消耗していた仙人は倒されてしまいます。<br /> 悪い事に、闇の世界への入り口は開かれたまま。ヤブー、ゾルダン、ドルン…闇の世界に次々を侵入する四天王。最後のカウパが続こうとする時、仙人は力を振り絞り、ピエトロ達の石化を解除してくれます。<br /> ピエトロは再び四天王、東のカウパとまみえ、今度こそカウパを倒すのでした。<br /> そして、命に別状は無かったラダック仙人に激励され、闇の世界の入り口「永遠の番人の館」へと進みます。番人は、闇の世界へと続く扉を見つけると言う試練を課します。<br /> 体が小さくなる薬を飲んだり、コロシアムで戦ったり、鍵盤をなんとなく叩いていると怒った音楽家ドン・マエストロが襲い掛かってきたり、ハープの音色を聞いて眠りに落ちたり、ポセイドンの使いからクイズ勝負を挑まれたりして扉を捜します。<br /> その最後には番人の使いのカルラが待ち構えていました。ピエトロ達がカルラをなんとか倒すと、永遠の番人はピエトロの力を認め、扉へと導いてくれるのでした。<br /> そして、ピエトロは扉を開き…闇の世界へと落下していきます。<br /><br /></dd> <dt>484 :<a href="mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 18:14:28 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd> 落下するピエトロ達を受け止めてくれたのは白いクジラのマック。マックは、闇の世界の決まりごととして、まずは闇の王ダーナのもとへとピエトロを運びます。<br /> 神殿で闇の王ダーナと謁見するピエトロ。ダーナは、サニアの魂が闇の世界に確かにあり、ピエトロが自由に連れ出しても良いと許可してくれました。<br /> ピエトロはダーナに、母が邪悪な者であるかを尋ねますが、ダーナはそれに答える事はありません。<br /> またダーナは、連れ出すのは自由であるが、それはサニア本人が望んだ場合のみ限ると付け加えます。<br /> ピエトロ達はマックの背に乗り、母サニアのいる、そして魔王の魂が眠ると言われる、魔王の星へと向かいます。<br /> 荒れ果てた魔王の星で、ピエトロは光を放つ氷の塔と、そこにある何かの封印を見つけます。<br /> ピエトロ達が中に入ると、足場は裂け、いくつかの足場…ピエトロが乗った足場も浮上し、ピエトロは一人上空へと舞い上がっていきます。<br /> ピエトロの向かう先、遥か上空では、母サニアの魂が四天王の残り3人と対峙し攻撃を受けていました。サニアが弱っている事を確認し、四天王はなおも攻撃を集中します。<br /> 対するサニアはその身を黄金の竜へと変え、逆に四天王を一蹴。四天王は自分達の力では全く歯が立たない事を悟ります。<br /> が、偶然そのタイミングで飛び出してきたピエトロによって、事態は大きく変わる事に。<br /> ピエトロは初めて見る母の後姿を見て、何度も母を呼びますが、サニアは振り返りません。<br /> そして辺りに響き渡るヤブーの狂喜の声…「不動の竜を引きずり出す、最高のエサが現われた!」<br /> ヤブーがピエトロに電撃を浴びせると、ピエトロは下に落ちそうになります。弱弱しいピエトロの声を聞いてしまったサニアは遂に振り返り、ピエトロの名を叫びながら駆け寄るのでした。<br /> ヤブーはその一瞬を狙って、サニアのいた足場にあった封印を破壊。封印されていた氷の魔王の霊を解き放つ準備が整ってしまうのでした。<br /> 下に戻ったピエトロは、サニアに、自分が光の世界の使いとして地上を守ってきた竜の化身であり、10年前の氷の魔王との戦いで闇の世界へと落ちてきた事、<br /> 氷の魔王がサニアの力を利用し再び地上に復活しようと企んでいた事、それを阻止するために封印を作り、魔王の魂と共に、他ならぬ自分自身を守っていた事を聞かされます。<br /> 魔王の魂の復活を尚も阻止しようとするサニアでしたが、十年も魔王の魂を封じ、四天王の攻撃を受けて最早動けないサニアに代わってピエトロがそれを為そうとします。<br /> ピエトロが四天王のもとへ駆けつけた時、四天王は復活の儀式を完了していませんでした。しかし、そこに立ちはだかるのは四天王、西のドルン。<br /><br /></dd> <dt>485 :<a href="mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 18:15:38 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd>辛くもドルンを倒した丁度その時、氷の魔王は復活の儀式は完了してしまいます。高笑いをする四天王の前に、サニアが現われます。<br /> サニアは復活を止めるため、力を振り絞り竜変化を試みますが、それほどの力は最早残されてはいませんでした。<br /> 四天王は、サニアがわざわざ来てくれた事で最後の準備が整ったと言い放ちます。<br /> ピエトロはサニアを助けようとしますが、魔王復活の影響で塔が崩壊を始め、結局4人で脱出する事が精一杯になってしまいます。<br /> ピエトロはクジラのマックに助けられ、母のいる魔王の星から離脱する事に。魔王の星では、星を覆いつくす程に巨大な影…氷の魔王が復活していました。<br /> 氷の魔王は、星々を粉々に砕きつつ、逃げるクジラのマックに急激に迫ります。あわやという所に駆けつけたのは闇の王ダーナの軍勢。<br /> ダーナ軍の援護を受け、ピエトロは命からがらダーナの神殿へと逃げ込むのでした。<br /> ダーナと再度謁見するピエトロ。白騎士はダーナに軍勢を率いて氷の魔王を打倒して欲しいと頼みますが、ダーナは、兵士はあくまでも闇の世界を守るためのものであるため手助けはできない、それに地上に出たのなら自分達とは無関係であると拒否します。<br /> ガミガミ魔王はそれに怒り、氷の魔王復活は全て自分達のせいだと言うのかと怒鳴ります。<br /> ダーナは、お前達の責任ではない。ピエトロの責任だと冷徹に言い捨て、ピエトロ達を地上に戻させようとします。<br /> ピエトロ以外の3人はダーナの協力を諦め、地上に戻り氷の魔王と戦う決心を固めます。ところがピエトロは虚ろなまま。<br /> 地上に戻ってきたピエトロ達は、ラダック仙人に、地上に出た氷の魔王はポポロクロイスに向けて飛んでいった事、魂だけで肉体は復活していないのでまだチャンスはある事を教えてもらいます。<br /> そして、仙人が修理してくれていた飛行船に乗って、4人はポポロクロイスへと帰還します。<br /> 結局、ブリオニアに続いて闇の世界の冒険でも目的は果たせず、結果的にとは言えピエトロが動いた事によって最悪の結果を招いてしまったのでした。<br /> こうして失意のまま戻って来たポポロクロイスでしたが、なんとポポロクロイスは一面を氷で覆われるという異変に見舞われていました…<br /><br /></dd> <dt>486 :<a href="mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 18:18:37 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd>第4章 氷の魔王<br /><br /> ピエトロは沈んだ心のまま、闇の世界の一部始終をパウロに報告します。<br /> パウロは、生死が分からないならまだ希望はあると言い、サニアとの馴れ初め…10数年前に狩りをしに森に言ったときに弱っている竜に出会ったこと、<br /> 手当てをしたその竜にもう一度会いに行くとそこにはサニアがいた事、恋に落ちピエトロが生まれたこと、<br /> 10年前の戦いでポポロクロイスとなによりピエトロを守るために竜となった事を語ります。<br /> サニアは強い、きっと生きているとピエトロが激励されていると、塔で眠っていたサニアの肉体が霧のように消えたという報告がもたらされます。<br /> サニアの魂と連動して肉体が消滅したと考えたピエトロは、溜め込んでいた自責の念が爆発してしまい、ポポロクロイス城を飛び出してしまいます。<br /> 一人城を飛び出したピエトロの前に氷の魔王の僕が現われピエトロに襲い掛かりますが、自責の念に囚われているピエトロは力を全く出せず、一撃でのされてしまいます。<br /> トドメの一撃が振り下ろされようと言うとき、ナルシアが駆けつけます。<br /> ピエトロを守るために必死に魔法攻撃を放つナルシアですが、魔法は全く効かず窮地に立たされます。<br /> ナルシアは「黄金の鍵」を発動させ、カイとなり魔王の僕を迎撃するのでした。しかし、ナルシアへと戻るための変身を、ピエトロに見られてしまいます。<br /> 「ナルシアがカイだったの?」ピエトロが言葉を発した瞬間、魔女の力が失われ、ナルシアは倒れるのでした。<br /> それでもなお、真実を隠していたことを謝りピエトロの無事を喜ぶナルシアを見て、ピエトロはようやく氷の魔王と戦う決心をします。<br /> 城に運び込まれたナルシアを診るギルダでしたが、魔女の力はそう簡単に戻るわけも無く、魔女にとって最高の薬「ソームの種」すら効果はありませんでした。<br /> 「ソームの花」ならば、と愚痴るギルダ。ピエトロはその花を取ってくると言いますが、「ソームの花」は100年に一度しか咲かないというもの。<br /> 諦めかけるギルダでしたが、ふと、フローネルの森にある、時間が早く進むという「かけあしの泉」の事を思い出します。<br /> ピエトロは一縷の望みを託し、ソームの種を片手に「かけあしの泉」へと走ります。<br /> 「かけあしの泉」についたピエトロは急いで種を蒔きますが、そこへ泉の妖精が現われ、100年もの歳月はさすがにすぐには訪れないと言いながらも、ナルシアのためにと妖精は特別に力を尽くし、花を咲かせてくれるのでした。<br /> ポポロクロイスに戻ったピエトロは、早速ナルシアに花を摂らせます。<br /> そこでギルダが言うには、ピエトロが持って来たのはソームの花でなく1000年に一度咲くと言うソームの命の花だという事でした。ナルシアが再び眠りについている間、ピエトロは対氷の魔王のための軍議に参加します。<br /> サボーの調査によって、ヤブー達は北の大地に氷の魔王の神殿を建造した事、神殿は魔王の魂の受け皿である肉体を再生するためのものである事、そして魔王の真の復活を狙っている事が判明します。<br /> 各重鎮は、最強の攻撃隊を編成し神殿を攻撃しようと考えますが、パウロ国王は神殿攻略は少数精鋭として、ポポロクロイス最強の勇者ピエトロに託します。<br /> 反対の声も上がりましたが、ピエトロには強さ、戦う資格、そして王子として率先して戦う義務があると言い放ちます。<br /> 父でなく国王としてのパウロの「命令」をピエトロは子でなく王子として受け入れ、北の大地へと目を向けるのでした。<br /> 白騎士、ガミガミ魔王、そしてソームの命の花のおかげで命をとりとめ、逆に黄金の鍵の弱点を完全に克服したナルシアと共に、ピエトロは北へ向かいます。<br /><br /></dd> <dt>487 :<a href="mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 18:19:47 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd>寒波で凍ってしまった「かけあしの泉」を越え、北の大地の奥にそびえる氷の神殿に辿り着きます。<br /> 神殿一階で待ち構えるのは、四天王の一人、北のゾルダン。ピエトロはそのゾルダンをも倒し、ヤブーのもとへ急ぎます。<br /> 神殿最上階にあったのは、水晶球の中に閉じ込められているサニアと、サニアの中に流れ込んでくる上空からの一筋の光でした。<br /> なんとかサニアを助け出そうと苦心している時、四天王最後の一人、南のヤブーが立ちはだかります。<br /> 竜の化身であるサニアの肉体を利用して氷の魔王は真の復活を遂げてしまう。<br /> ピエトロはそれを阻止するために、全力でヤブーと戦い、勝利します。しかし、復活の儀式は既に完了した後でした。<br /> 魔王の復活に祝するヤブー。ヤブーの消滅と同時に、サニアを覆っていた水晶も割れ、サニアの体は上空に舞い上がります。<br /> そして、サニアは氷の魔王に取り込まれてしまいました・・・<br /> 真の復活を遂げた氷の魔王が手をかざすと、それだけでピエトロ達は吹き飛ばされてしまいます。<br /> 気を失ったピエトロでしたが、その瞬間、ピエトロの体が光を放ち始めます。<br /> そして、空からは黄金の竜が舞い降り、氷の魔王と戦い始めます。<br /> 熾烈な戦いを制したのは、竜でした。氷の魔王と神殿は崩れ落ち、サニアは解き放たれます。<br /> 竜が消え、ピエトロが目を覚ましたとき、目の前には仲間と、サニアが。<br /> ピエトロはサニアのもとへ走り、遂に、実に10年ぶりにサニアと抱き合うのでした。<br /> 気を利かせて仲間は先に戻り、ピエトロとサニアは親子水入らず、のんびりとポポロクロイスへ戻ります。<br /> 城に戻った二人を、ポポロクロイスのみんなが迎えてくれます。<br /> しかし、パウロがサニアに声をかけた時、サニアは自分の体の異変に驚愕します。<br /> 次の瞬間サニアの体は石と化し、氷の魔王の邪悪な声が響き渡ります。<br /> 消滅したはずの氷の魔王の肉体は、ほんの一かけらを残していて、それがサニアの生命力を奪い復活してしまったのです。<br /> 氷の魔王は、ピエトロ達4人を異空間に誘い込み、この世の真の平和…完全なる静寂、完璧たる闇をもたらすために、ピエトロを抹殺しようとしてきます。<br /> 氷の魔王との最終決戦。勝利したのはピエトロでした。最後の瞬間まで抵抗する氷の魔王をとうとう撃ち滅ぼしたのでした。<br /> 戦いの終わりにふける一行でしたが、異空間は消滅せず、そこに閉じ込められてしまいます。<br /> しかし、そこにサニアの声が響き渡り、自分の最後の力を使って、死と暗黒の世界からピエトロ達を助け出してくれます。<br /> 戻ってきたピエトロは、戦ってる間辺りの時間が止まっていた事、サニアが倒れている事に気がつきます。<br /> 時が動き出したとき、周囲の人々は氷の魔王の事にも気がつかず、倒れているサニアを介抱しようとします。<br /> しかし、パウロだけはサニアの心の声によって、ピエトロの最終決戦の事を知らされていました。<br /> パウロはポポロクロイス国王として、誰も知らない所で戦いを終結させた四人に礼を言うのでした。<br /> そして、パウロとピエトロ達は、サニアのもとへと向かいます・・・<br /><br /></dd> <dt>488 :<a href="mailto:sage"><b>ポポロクロイス物語</b></a>:2006/09/02(土) 18:21:05 ID:Pvlr/59h0</dt> <dd>エピローグ<br /><br /> 朝、自室で眠っていたピエトロはパウロに起こされます。<br /> パウロは良い知らせがあると言い、もったいぶりながら自分の寝室に来いと言います。<br /> 寝ぼけ眼で寝室に行くと、パウロは、十分に目を覚ましてから、気持ちを落ち着けたら来いと言います。<br /> ピエトロは、散歩がてら助けてくれた仲間に会いに行きます。<br /> パーセラには、フライヤーヨットで伝説の剣探しの旅に出ようとする白騎士が。<br /> 別れを悲しみながらも、ピエトロは白騎士を見送ります。<br /> 次に、新ガミガミ魔王城にはガミガミの置手紙がおいてありました。<br /> 「世界一の悪党になるために修行に出る。そして戻ってきたらまた知恵の王冠を奪ってやる。そのときに備えてピエトロも修行して、強くなっておけ。最後に、母親を大事にしてやれ」手紙にはそう綴られていました。<br /> 最後に、かけあしの泉にいるナルシアのもとへ。ナルシアを前にして、ピエトロは告白をしようと考えますが、言葉が出てこず仕舞い。妖精の激励を受けても、結局は駄目でした。<br /> そんなピエトロに、ナルシアは「私はいつもこの森にいるからいつでも遊びにきて」と優しく言うのでした。<br /> そしてピエトロはパウロのもとへ。<br /> サニアの寝室に行くと、サニアは目を覚まし、ピエトロはようやく本当に母親を助け出せたのでした。<br /> 宴の席で、人々はサニアの目覚めを祝福してくれます。しかしその時、城の外で謎の爆発音と閃光が…<br /> 新しい敵の警戒にざわめく人々でしたが、窓の外をみたピエトロは、あれは爆弾じゃないと叫びます。<br /> そう、それはガミガミ魔王からの祝福の花火だったのです。<br /><br /> こうしてピエトロの長い長い冒険が終わりました。<br /> ピエトロはナルシアや白騎士と、数々の冒険を経てポポロクロイスの立派な王子へと成長していきます。<br /> それにはまだ、語らなければならないお話が沢山あります。<br /> しかし、それはまた、他の機会に・・・    The End<br /><br /></dd> </dl>

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