龍が如く

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<p><strong>龍が如く</strong></p> <p>Part27-88~90</p> <p>part34-286~289</p> <hr> <dl> <dt>88 :<a href="mailto:sage"><b>龍が如く</b></a>:2006/12/07(木) 16:32:13 ID:yXABtsQu0</dt> <dd>龍が如く<br> <br> 第一章<br> 親殺しの宿命<br> <br> 関東最大の組織、東城会直系の堂島組に所属する男、桐生一馬・通称「堂島の龍」<br> 近いうちに桐生組を立ち上げると噂されるほどの実力者<br> 神室町天下一通りを望む、この街を肩で風を切っていた<br> <br> ある日、桐生は舎弟のシンジに頼まれ、消費者金融会社へ取り立てに向かった<br> ちょいと社長を痛めつけ、無事債権を回収した桐生は<br> そのまま行きつけのクラブ「セレナ」に向かった。<br> そこで幼馴染の錦山、由美と一緒に飲み始めた。<br> 桐生、錦山、由美は同じ孤児院「ヒマワリ」で育った間柄だ<br> よまやま話を続けるなかで、ふと桐生は錦山に妹のことを尋ねた<br> 錦山の妹は病気であり、どうやら次で体力的にも最後の手術になりそうらしい…<br> 錦山を励まし、3人は楽しく飲みつづけた<br> <br> その後、桐生は店を後にして組の事務所に戻り、金を届ける<br> そこで風間と話をする。風間は桐生たちを孤児園から拾ってくれた<br> いわば父親のような存在である<br> <br> 風間との会話中、部屋にシンジが慌てて飛び込んできた<br> 何事か問いただすと、堂島組の組長・堂島が由美を無理やり連れ去ったらしい<br> 堂島は普段から力ずくで、女を自分のモノにしていた男だ<br> しかも錦山はすでにそれを知って、堂島のもとへ向かったと言う<br> <br> 風間が手を回すまで待てと制するものの、急いで後を追う桐生<br> 桐生が堂島の事務所に飛び込むと、そこには銃殺された堂島がいた<br> そばには泣き崩れる由美、そして銃を持った錦山…<br> <br> ついカッとなって…と漏らす錦山に対し、桐生は由美を連れて逃げろと言い放つ<br> 桐生は錦山の妹のことを案じ、自分が罪を背負うことに決めたのだ<br> <br> そして…桐生一馬は逮捕された<br> <br> 刑務所にて、シンジと面会する桐生<br> 組から破門状を持たされたと言う。絶縁でなく破門であることを疑問に思う桐生<br> 東城会の2代目の決定らしい、真意が読めない桐生であった<br> <br> 別れ際、シンジは桐生に告げる。由美が行方不明になったと<br> あの事件以来、由美は記憶喪失になっていたこと、そしてそのまま行方不明になった<br> 錦山と風間が必死に探してくれているが、いまだ見つからないらしい<br> 服役中のため何も出来ない桐生は、二人に任せるしかなかった<br> <br> そして10年後…桐生一馬釈放される<br> <br></dd> <dt>89 :<a href="mailto:sage"><b>龍が如く</b></a>:2006/12/07(木) 16:34:49 ID:yXABtsQu0</dt> <dd>第二章 <br> 空白の十年<br> <br> 桐生の手元には風間からの手紙があった<br> 会って話しをしたい、との内容だ。桐生は風間に会いに、神室町天下一通りへと戻ってきた<br> <br> 一方、東城会の幹部会が開かれていた。<br> 武闘派でしられる嶋野組、堂島の後を継いだ風間組、そして…錦山組<br> そうそうたる面々が集まっていた<br> そこで錦山が切り出した話題、東城会の金100億が無くなったとの噂があると言う<br> ざわめく幹部たち、噂の真偽を問いただす錦山<br> 東城会三代目会長・世良は事実だと告げる。東城会は大きく揺れていた…<br> <br> 桐生は風間との待ち合わせの場所ホストクラブ「スターダスト」に来た<br> 店長カズキと出会い、ここには風間は来ていないと言われる<br> カズキによると三代目会長・世良が殺され、葬儀が行われるためだと言う<br> 東城会、風間組に何があったのか…カズキから聞く桐生<br> と、会話中に店にチンピラが嫌がらせに現れた<br> 桐生の手で軽く痛めつけると、一人が銃を取り出した<br> 狙われる桐生。だがチンピラの手を一発の弾丸が襲う!!<br> 見るとそこにはシンジがいた…<br> シンジはチンピラに問いただすと、嶋野組から命を受けたらしい<br> そしてチンピラに脅しを入れ、追い返した<br> <br> 出世したシンジとの再会を喜ぶ桐生。そして再び会話を始めた<br> 事件後、風間組は錦山の裏切りによって内部分裂を起こしたようだ<br> 関西最大手の近江連合と手を組み、錦山組をつくり独立した結果<br> 東城会そのもので内部抗争が勃発したのだ<br> 錦山は人が変わり、恐ろしいまで変わってしまったと言う<br> そんな錦山を案じた風間が、見張りにとシンジを錦山の下につかせたようだ<br> <br> 自分のいない間に起こった出来事。今現在起こっている出来事<br> 桐生は風間に直接会いに行くことに決めた<br> しかし堂島組長殺しの汚名がある自分が、面を割って行くわけにはいかない<br> そのためシンジの力を借り、葬儀に潜り込むことにした<br> <br></dd> <dt>90 :<a href="mailto:sage"><b>龍が如く</b></a>:2006/12/07(木) 16:40:57 ID:yXABtsQu0</dt> <dd>第三章<br> 喧嘩葬儀<br> <br> 葬儀場に変装しやって来た桐生。先に来ているシンジと合流する途中<br> 近江連合を名乗る男に襲われる。男は錦山に頼まれたと言う<br> 桐生を捕まえるようにと。なぜ錦山が?と思うもまずは男を撃退し風間の元へと向かう<br> 久しぶりに会った風間は少々老いていたが、元気そうではあった<br> そして風間から告げられる。事件以来、錦山は鬼になってしまった<br> 妹、桐生、由美を失い、組織でのし上がることだけを考えるようになったと<br> さらに由美について風間が語ろうとした、その瞬間<br> 外からの銃撃によって、風間は胸を射たれてしまう<br> その銃声を聞いてかけつけた<br> 嶋野組組長・嶋野とその部下が部屋に飛び込んでくる<br> その現場を見られた桐生は、再び汚名を着せられてしまう<br> 瀕死の風間は桐生に、由美と100億を頼むと告げ、行け!!と叫ぶ<br> その言葉に従い、追手に追われつつも、葬儀場から逃げ出した桐生であった<br> 後ろを振り向くと、そこには不適に笑う錦山がいた…<br> <br></dd> <dt>286 :<a href="mailto:sage"><b>龍が如く</b></a>:2007/11/15(木) 01:47:33 ID:qljO1o7t0</dt> <dd>1~3章は既にあるので、4章から投下します。<br> <br> 第4章 出会い<br> <br> 葬儀場での桐生の大暴れはニュースにもなり、街の電光掲示板でも放送されていた。<br> その様子を見つめる人々の中に、一人の少女の姿があった――<br> <br> 嶋野を退け葬儀場を抜けたはいいが、外にいた組員に取り囲まれ<br> もはや逃げられないかと思ったとき、桐生の前に一台の車が現れる。<br> 車を運転していたのは伊達 真。世良会長の殺しを追っている刑事だった。<br> 伊達は10年前の事件も担当しており、その際に上司の意向を無視して<br> 捜査を進めたことが原因で、一課から四課、通称マル暴に異動となっていた。<br> 事件はまるで桐生一馬の出所を待っていたかのように動き出したという伊達は<br> 桐生に捜査協力を申し出る。<br> 手がかりを探すため、桐生は昔なじみの店であるセレナに向かうことにした。<br> <br> セレナで麗奈と再会した桐生は由美のことを尋ねるが<br> 麗奈も行方不明のこと以外は特に知らないという。<br> しかし5年前、由美の妹だという美月という女が訪ねてきたと教えてくれた。<br> 美月は胸に花模様の刺青を入れており、生まれて直ぐに由美は<br> 生き別れになったため、自分のことを知らないだろうと言ったらしい。<br> 美月はやがてセレナで働き出したが、4年ほど経つと急に<br> 自分の店を持つと言い出し、辞めてしまったそうだ。<br> アレスという名の店だというが、連絡がとれず場所は分からないという。<br> 錦山のことについて何も聞かない桐生を麗奈は心配するが、桐生は<br> 誰がなんと言おうと自分の目で確かめる、と言い放つ。<br> 麗奈はバッカスという飲食店の元締めであるバーを教えてくれた。<br> 美月の店を探すため、桐生はバッカスに向かう。<br> <br> バッカスに着くと、そこは血の海であった。<br> 客もマスターも皆殺されており、酷い惨状に思わず目を見張る桐生。<br> ふと店のすみに人の気配を感じると、そこには銃を持って震える少女がいた。<br> 葬儀場での事件のニュースを街角で見上げていたあの少女である。<br> 母親を探しているという少女は、自分が来たときには既に皆死んでいたという。<br> ひとまず少女を連れて店を出ると、若者に石を投げつけられている子犬がいた。<br> 頼みを受けて犬を助けてやる桐生。<br> 少女は遥といい、この街にいるという母を訪ねて孤児院を抜け出してきたそうだ。<br> 頼れる人は母と“由美お姉ちゃん”だけであるという遥。聞き覚えのある名に<br> 桐生が問うと、母親の姉で、いつも母からの手紙を届けてくれていたらしい。<br> 更に桐生が問おうとするが、遥は疲れのためか倒れてしまう。<br> 遥を介抱するため、桐生はセレナに戻る。<br> セレナで、遥のいた孤児院がヒマワリであることと<br> 母親の名前が“みづき”であることを聞き、桐生は遥の素性についてほぼ確信する。<br> アレスの場所を知っているという遥を連れて桐生はそこへ向かう。<br> <br> アレスにて、由美を通して母から最後にもらったというペンダントを見せられる。<br> するとそこにやってきたのは近江連合の林という男だった。<br> 錦に頼まれて自分を狙いにきたのかという桐生に林は自分の狙いは遥であると告げる。<br> 戸惑う遥。そこに伊達からの連絡がある。なんと100億のホシは由美だった。<br> 現場に10年前の事件のときと同じく、由美の名が入った指輪が落ちていたのだという。<br> 美月と由美、錦山と近江連合、そして遥。100億と東城会をめぐる謎は深まるばかり――<br> <br> <br></dd> <dt>287 :<a href="mailto:sage"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></a>:2007/11/15(木) 01:50:51 ID:qljO1o7t0</dt> <dd>第5章 賽の河原』<br> <br> セレナに戻り、桐生は伊達におそらく美月が由美の共犯であることを告げる。<br> 行方不明の由美がなぜか遥にだけは会っていたことを伊達は気にする。<br> そこにシンジから連絡があった。シンジは今風間を連れて逃げている最中だという。<br> 状況を鑑みて風間を撃ったのは東城会の者だと考えたシンジは<br> 風間を放っておくのは危険だと判断したのだろう。<br> とにかく情報が欲しい桐生は、伝説の情報屋、サイの花屋を求めて<br> ホームレス達の天国と呼ばれる治外法権の無法地帯『賽の河原』を訪ねる。<br> <br> 賽の河原の入り口を訪れると、ホームレス達が銃をもって一斉に桐生を取り囲んだ。<br> が、そこに現れたサイの花屋の手下であろう黒人男性によって入場を許可される。<br> 花屋は地下で待っているという男の言葉に地下鉄の階段を降りる桐生。<br> するとそこには賽の河原の裏の姿である地下歓楽街が広がっていた。<br> 最奥の一室で桐生はサイの花屋に会う。東城会を敵に回した桐生の行動に<br> 興味を持ったという花屋は、情報料として金のかわりに地下闘技場で闘う仕事を頼む。<br> アメリカの第一級殺人逃亡犯や、ムエタイの世界チャンピオン、先ほど桐生を案内した<br> 過去三年この闘技場で無敗を誇るという花屋の手下を倒し、桐生は花屋の仕事を全うする。<br> <br> 桐生に来客があるという連絡を受け、花屋はとある部屋に桐生を連れる。<br> 神室町に仕掛けられた一万台のカメラを通じて町の情報を知るモニタールーム、<br> それが賽の河原の真の姿であった。<br> 来客は伊達。肩を怪我しているその様子に、早速カメラの映像を遡ってみる花屋。<br> 10分ほど前の映像に、突然現れて遥を連れ去っていく車の姿が映っていた。<br> そこにトラブル発生との報が入る。刑事である伊達を快く思わないホームレス達が<br> 伊達を襲っていたのだ。桐生は直ぐに駆けつけホームレス達を退ける。<br> 遥をさらった車はバッティングセンターにいると桐生に教え、去っていく花屋。<br> その姿を見た伊達は、サイの花屋は元・警官だと桐生に告げる。<br> 警察の情報を横流ししていた彼を自分が告発したのだという。<br> 遥をさらったのが真島組だと聞き、桐生は急いでバッティングセンターに向かう。<br> <br> バッティングセンターに着くと、そこには真島の狂気と呼ばれる真島組組長・真島吾郎がいた。<br> 桐生との「本物の命張ったケンカ」を望む真島を桐生は倒す。<br> が、そこに真島の舎弟がドスを持って襲い掛かってくる。<br> しかし桐生をかばって倒れたのはなんと真島であった。<br> 桐生は俺のエモノだと言い残し、真島は意識を失う。<br> <br> 遥を連れてセレナに戻ると、遥は知らないおじさんが自分を逃がしてくれたのだという。<br> 男はペンダントのことを遥に問い、それには100億の価値があるから大事に持っていろと<br> 言い残したらしい。更に、桐生にペンダントのことを伝えろとも言ったそうだ。<br> 由美から渡された“大事なお守り”だというペンダント。<br> 鍵つきで開けることができないそれには、一体どんな秘密が隠されているのだろうか――<br> <br></dd> <dt>288 :<a href="mailto:sage"><b>龍が如く</b></a>:2007/11/15(木) 02:15:34 ID:qljO1o7t0</dt> <dd>第6章 父と子<br> <br> 桐生が花屋のもとを訪れると、花屋はモニターで男女の姿を見ていた。<br> それは花屋の息子タカシと、その女でとある組長の娘だという京香だった。<br> 二人が気になった桐生は、彼らがいたバッティングセンターに向かう。<br> するとタカシは突然桐生に攻撃を仕掛け、京香を逃がした。<br> 勘違いだと言っても聞かないタカシを軽く返り討ち、訳を聞くと、<br> 自分たちは京香の父の組である跡部組に追われているのだと言った。<br> そこに現れたのはタカシが入っていたらしいチームのメンバーたち。<br> チームを抜けることをメールで済ませようとした彼を制裁しにきたようだ。<br> ひとまずタカシに京香を追わせ、桐生はメンバーたちを倒す。<br> タカシのことは放っておけという桐生にリーダーは、あいつはもう終わりだと言った。<br> 聞くと京香は親父の金を持って逃げ、そのために跡部組に追われているらしい。<br> 彼らの後を追って桐生はクラブ・デボラに向かう。<br> <br> クラブに着くと、桐生は跡部組に取り囲まれたタカシを助けてやる。<br> 再び逃げようとする二人に組員の一人が、そんな半端でお嬢と逃げるのかと言い放つ。<br> それを聞いたタカシは土下座し、絶対に京香を幸せにすると宣言し<br> 証明すると言って自らの指を落とそうとする。桐生は寸でそれを止め、<br> お前は極道でないのだから今言ったことをきちんとすればいいと諭す。<br> すると組員が取り出したのは京香に宛てられた組長からの手紙。<br> そこには極道者であるが故に娘を幸せにしてやれないことへの謝罪と<br> 京香をよろしく頼むというタカシへのメッセージが綴られていた。<br> 彼らの様子をモニター越しに見守るサイの花屋。その背後には京香の父の姿もあった。<br> <br></dd> <dt>289 :<a href="mailto:sage"><b>龍が如く 6章続き</b></a>:2007/11/15(木) 02:16:29 ID:qljO1o7t0</dt> <dd>セレナに戻ると、酔いつぶれた伊達の姿があった。<br> そこに沙耶という女から電話がある。桐生が代わりに受けると、<br> 相手は『なんでいっつも来てくれないのよ、バカ』と言い捨て、電話は切れてしまう。<br> 沙耶は伊達の娘だと麗奈に聞き、気になった桐生は待ち合わせ場所であった公園に向かう。<br> 第三公園に着くと、女子高生二人が桐生を遊びに誘ってきた。<br> 冷たく断った桐生だが、一人の「どーすんの沙耶」という言葉に反応する。<br> 自分を安売りするなと説教する桐生だが、沙耶はお金が必要だといって去ってしまう。<br> 一緒にいた少女が言うには、変な男にひっかかっているらしい。<br> 沙耶の男の情報を集める桐生。翔太というその男はスターダストにいるらしい。<br> スターダストに着くと、突如伊達が現れ沙耶に詰め寄る。が、沙耶は<br> 今更父親面をするのかと言って出て行ってしまう。落ち込む伊達。<br> 直後外から聞こえた悲鳴に伊達と桐生が見に行くと、そこには怪しい男達と沙耶がいた。<br> 彼らは借金取りで、沙耶から金を取り立てにきたのだという。<br> 桐生と伊達で男達を倒すと、伊達は話をつけにいくと言って、彼らの事務所に向かう。<br> <br> 伊達の帰りを待ちながら桐生は沙耶の話を聞く。<br> 沙耶はスターダストに通ううちに金が足りなくなり、翔太を通じて店から借りていたのだが<br> ある日翔太が店に金を返すため、自分も街金から金を借りていて<br> 早く返さないと自分が殺されるかもしれないと言ってきたのだそうだ。<br> しかしスターダストの場合利子は0であり、わざわざそんなことをする必要はない。<br> 不審に思った桐生は伊達が帰ってこないこともあり、自らも事務所にむかう。<br> するとそこにはヤクザ達と一緒に伊達を痛めつけ金をせびる翔太の姿があった。<br> 翔太は伊達が警察官だとわかると、ヤクザからの押収物を横流ししろと命令する。<br> それはできないと伊達が言うと、翔太は娘より仕事を取るのかと伊達を嘲笑った。<br> そんな翔太に伊達は自分を殺せと言い放つ。ここで死ねばお前らでも逃げ切れまい、<br> 沙耶はきっと桐生が守ってくれると言う伊達。望み通りにと翔太がナイフを振り上げる、<br> そこに桐生が現れ、翔太とヤクザ達を返り討ちにする。<br> 伊達は沙耶に、自分は10年前妻と娘から逃げた駄目な親父だと謝る。<br> 自分をもっと大事にしてくれと泣きながら言う伊達に抱きつく沙耶。<br> 桐生はそんな二人を見て、黙って去るのだった。<br> <br> ある日、伊達は署長に呼び出しを受ける。<br> 10年前のことを引き合いに出され、二度目はないと念を入れつつ<br> 所長は100億の捜査から手を引けと命じる。伊達は返事をせずに去った。<br> すると隣の部屋の扉が開き、中から男が現れる。男は所長に<br> 伊達と一緒に居るのは誘拐犯なのかと聞いた。頷く署長。<br> 桐生の知らぬところで、一体何が動いているのか――<br> <br></dd> </dl>
<p><strong>龍が如く</strong></p> <p> </p> <p>・要約版:要約スレpart3-136</p> <p> </p> <p>・詳細版(途中まで):part27-88~90、part34-286~289</p> <hr /><dl><dt>136 :<font color="#008000"><b>ゲーム好き名無しさん</b></font>:2009/05/04(月) 00:32:40 ID:/n6RKfl+O</dt> <dd>龍が如く<br /><br /> 桐生一馬は幼なじみの由美が組長に手込めにされそうなため駆けつけるが、先に親友錦山が駆けつけ組長を殺害していた。<br /> 桐生は錦山の罪を被り服役し出所するも古巣の東城会は運営資金100億盗難事件がおき東城会四代目の跡目争いに桐生は巻き込まれる。<br /> そして桐生は由美の姪、遥と出会うが遥は100億の鍵とされて狙われ桐生は遥を守る事になる。<br /> 戦いの中、桐生は育ての親風間から事件の真相を聞く。<br /> 100億は元々東城会と繋がりのある政治家神宮の資金で神宮との繋がりを断つため風間、東城会三代目、由美が盗難事件を起こした。<br /> さらに遥は由美の実子で神宮と由美の間の娘だった。<br /> 桐生は神宮の手から東城会を守るため、そして風間と三代目の遺言から東城会四代目となり神宮を倒す。<br /> 全てが終わったかと思われたが、そこに錦山が現れ桐生と男の誇りを賭けて決闘を挑む。<br /> そして決闘が終わり長年のわだかまりがとけた桐生と錦山だが神宮の最後の足掻きから桐生を守るため神宮と相討ちになる。<br /> この戦いで由美も錦山も風間も全て失った桐生は生きる気力を失いかけるが遥と一緒に生きる事を決意する。<br /><br /></dd> <dd> <hr /></dd> <dt>88 :<a href="mailto:sage"><b>龍が如く</b></a>:2006/12/07(木) 16:32:13 ID:yXABtsQu0</dt> <dd>龍が如く<br /><br /> 第一章<br /> 親殺しの宿命<br /><br /> 関東最大の組織、東城会直系の堂島組に所属する男、桐生一馬・通称「堂島の龍」<br /> 近いうちに桐生組を立ち上げると噂されるほどの実力者<br /> 神室町天下一通りを望む、この街を肩で風を切っていた<br /><br /> ある日、桐生は舎弟のシンジに頼まれ、消費者金融会社へ取り立てに向かった<br /> ちょいと社長を痛めつけ、無事債権を回収した桐生は<br /> そのまま行きつけのクラブ「セレナ」に向かった。<br /> そこで幼馴染の錦山、由美と一緒に飲み始めた。<br /> 桐生、錦山、由美は同じ孤児院「ヒマワリ」で育った間柄だ<br /> よまやま話を続けるなかで、ふと桐生は錦山に妹のことを尋ねた<br /> 錦山の妹は病気であり、どうやら次で体力的にも最後の手術になりそうらしい…<br /> 錦山を励まし、3人は楽しく飲みつづけた<br /><br /> その後、桐生は店を後にして組の事務所に戻り、金を届ける<br /> そこで風間と話をする。風間は桐生たちを孤児園から拾ってくれた<br /> いわば父親のような存在である<br /><br /> 風間との会話中、部屋にシンジが慌てて飛び込んできた<br /> 何事か問いただすと、堂島組の組長・堂島が由美を無理やり連れ去ったらしい<br /> 堂島は普段から力ずくで、女を自分のモノにしていた男だ<br /> しかも錦山はすでにそれを知って、堂島のもとへ向かったと言う<br /><br /> 風間が手を回すまで待てと制するものの、急いで後を追う桐生<br /> 桐生が堂島の事務所に飛び込むと、そこには銃殺された堂島がいた<br /> そばには泣き崩れる由美、そして銃を持った錦山…<br /><br /> ついカッとなって…と漏らす錦山に対し、桐生は由美を連れて逃げろと言い放つ<br /> 桐生は錦山の妹のことを案じ、自分が罪を背負うことに決めたのだ<br /><br /> そして…桐生一馬は逮捕された<br /><br /> 刑務所にて、シンジと面会する桐生<br /> 組から破門状を持たされたと言う。絶縁でなく破門であることを疑問に思う桐生<br /> 東城会の2代目の決定らしい、真意が読めない桐生であった<br /><br /> 別れ際、シンジは桐生に告げる。由美が行方不明になったと<br /> あの事件以来、由美は記憶喪失になっていたこと、そしてそのまま行方不明になった<br /> 錦山と風間が必死に探してくれているが、いまだ見つからないらしい<br /> 服役中のため何も出来ない桐生は、二人に任せるしかなかった<br /><br /> そして10年後…桐生一馬釈放される<br /><br /></dd> <dt>89 :<a href="mailto:sage"><b>龍が如く</b></a>:2006/12/07(木) 16:34:49 ID:yXABtsQu0</dt> <dd>第二章 <br /> 空白の十年<br /><br /> 桐生の手元には風間からの手紙があった<br /> 会って話しをしたい、との内容だ。桐生は風間に会いに、神室町天下一通りへと戻ってきた<br /><br /> 一方、東城会の幹部会が開かれていた。<br /> 武闘派でしられる嶋野組、堂島の後を継いだ風間組、そして…錦山組<br /> そうそうたる面々が集まっていた<br /> そこで錦山が切り出した話題、東城会の金100億が無くなったとの噂があると言う<br /> ざわめく幹部たち、噂の真偽を問いただす錦山<br /> 東城会三代目会長・世良は事実だと告げる。東城会は大きく揺れていた…<br /><br /> 桐生は風間との待ち合わせの場所ホストクラブ「スターダスト」に来た<br /> 店長カズキと出会い、ここには風間は来ていないと言われる<br /> カズキによると三代目会長・世良が殺され、葬儀が行われるためだと言う<br /> 東城会、風間組に何があったのか…カズキから聞く桐生<br /> と、会話中に店にチンピラが嫌がらせに現れた<br /> 桐生の手で軽く痛めつけると、一人が銃を取り出した<br /> 狙われる桐生。だがチンピラの手を一発の弾丸が襲う!!<br /> 見るとそこにはシンジがいた…<br /> シンジはチンピラに問いただすと、嶋野組から命を受けたらしい<br /> そしてチンピラに脅しを入れ、追い返した<br /><br /> 出世したシンジとの再会を喜ぶ桐生。そして再び会話を始めた<br /> 事件後、風間組は錦山の裏切りによって内部分裂を起こしたようだ<br /> 関西最大手の近江連合と手を組み、錦山組をつくり独立した結果<br /> 東城会そのもので内部抗争が勃発したのだ<br /> 錦山は人が変わり、恐ろしいまで変わってしまったと言う<br /> そんな錦山を案じた風間が、見張りにとシンジを錦山の下につかせたようだ<br /><br /> 自分のいない間に起こった出来事。今現在起こっている出来事<br /> 桐生は風間に直接会いに行くことに決めた<br /> しかし堂島組長殺しの汚名がある自分が、面を割って行くわけにはいかない<br /> そのためシンジの力を借り、葬儀に潜り込むことにした<br /><br /></dd> <dt>90 :<a href="mailto:sage"><b>龍が如く</b></a>:2006/12/07(木) 16:40:57 ID:yXABtsQu0</dt> <dd>第三章<br /> 喧嘩葬儀<br /><br /> 葬儀場に変装しやって来た桐生。先に来ているシンジと合流する途中<br /> 近江連合を名乗る男に襲われる。男は錦山に頼まれたと言う<br /> 桐生を捕まえるようにと。なぜ錦山が?と思うもまずは男を撃退し風間の元へと向かう<br /> 久しぶりに会った風間は少々老いていたが、元気そうではあった<br /> そして風間から告げられる。事件以来、錦山は鬼になってしまった<br /> 妹、桐生、由美を失い、組織でのし上がることだけを考えるようになったと<br /> さらに由美について風間が語ろうとした、その瞬間<br /> 外からの銃撃によって、風間は胸を射たれてしまう<br /> その銃声を聞いてかけつけた<br /> 嶋野組組長・嶋野とその部下が部屋に飛び込んでくる<br /> その現場を見られた桐生は、再び汚名を着せられてしまう<br /> 瀕死の風間は桐生に、由美と100億を頼むと告げ、行け!!と叫ぶ<br /> その言葉に従い、追手に追われつつも、葬儀場から逃げ出した桐生であった<br /> 後ろを振り向くと、そこには不適に笑う錦山がいた…<br /><br /></dd> <dt>286 :<a href="mailto:sage"><b>龍が如く</b></a>:2007/11/15(木) 01:47:33 ID:qljO1o7t0</dt> <dd>1~3章は既にあるので、4章から投下します。<br /><br /> 第4章 出会い<br /><br /> 葬儀場での桐生の大暴れはニュースにもなり、街の電光掲示板でも放送されていた。<br /> その様子を見つめる人々の中に、一人の少女の姿があった――<br /><br /> 嶋野を退け葬儀場を抜けたはいいが、外にいた組員に取り囲まれ<br /> もはや逃げられないかと思ったとき、桐生の前に一台の車が現れる。<br /> 車を運転していたのは伊達 真。世良会長の殺しを追っている刑事だった。<br /> 伊達は10年前の事件も担当しており、その際に上司の意向を無視して<br /> 捜査を進めたことが原因で、一課から四課、通称マル暴に異動となっていた。<br /> 事件はまるで桐生一馬の出所を待っていたかのように動き出したという伊達は<br /> 桐生に捜査協力を申し出る。<br /> 手がかりを探すため、桐生は昔なじみの店であるセレナに向かうことにした。<br /><br /> セレナで麗奈と再会した桐生は由美のことを尋ねるが<br /> 麗奈も行方不明のこと以外は特に知らないという。<br /> しかし5年前、由美の妹だという美月という女が訪ねてきたと教えてくれた。<br /> 美月は胸に花模様の刺青を入れており、生まれて直ぐに由美は<br /> 生き別れになったため、自分のことを知らないだろうと言ったらしい。<br /> 美月はやがてセレナで働き出したが、4年ほど経つと急に<br /> 自分の店を持つと言い出し、辞めてしまったそうだ。<br /> アレスという名の店だというが、連絡がとれず場所は分からないという。<br /> 錦山のことについて何も聞かない桐生を麗奈は心配するが、桐生は<br /> 誰がなんと言おうと自分の目で確かめる、と言い放つ。<br /> 麗奈はバッカスという飲食店の元締めであるバーを教えてくれた。<br /> 美月の店を探すため、桐生はバッカスに向かう。<br /><br /> バッカスに着くと、そこは血の海であった。<br /> 客もマスターも皆殺されており、酷い惨状に思わず目を見張る桐生。<br /> ふと店のすみに人の気配を感じると、そこには銃を持って震える少女がいた。<br /> 葬儀場での事件のニュースを街角で見上げていたあの少女である。<br /> 母親を探しているという少女は、自分が来たときには既に皆死んでいたという。<br /> ひとまず少女を連れて店を出ると、若者に石を投げつけられている子犬がいた。<br /> 頼みを受けて犬を助けてやる桐生。<br /> 少女は遥といい、この街にいるという母を訪ねて孤児院を抜け出してきたそうだ。<br /> 頼れる人は母と“由美お姉ちゃん”だけであるという遥。聞き覚えのある名に<br /> 桐生が問うと、母親の姉で、いつも母からの手紙を届けてくれていたらしい。<br /> 更に桐生が問おうとするが、遥は疲れのためか倒れてしまう。<br /> 遥を介抱するため、桐生はセレナに戻る。<br /> セレナで、遥のいた孤児院がヒマワリであることと<br /> 母親の名前が“みづき”であることを聞き、桐生は遥の素性についてほぼ確信する。<br /> アレスの場所を知っているという遥を連れて桐生はそこへ向かう。<br /><br /> アレスにて、由美を通して母から最後にもらったというペンダントを見せられる。<br /> するとそこにやってきたのは近江連合の林という男だった。<br /> 錦に頼まれて自分を狙いにきたのかという桐生に林は自分の狙いは遥であると告げる。<br /> 戸惑う遥。そこに伊達からの連絡がある。なんと100億のホシは由美だった。<br /> 現場に10年前の事件のときと同じく、由美の名が入った指輪が落ちていたのだという。<br /> 美月と由美、錦山と近江連合、そして遥。100億と東城会をめぐる謎は深まるばかり――<br /><br /><br /></dd> <dt>287 :<a href="mailto:sage"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></a>:2007/11/15(木) 01:50:51 ID:qljO1o7t0</dt> <dd>第5章 賽の河原』<br /><br /> セレナに戻り、桐生は伊達におそらく美月が由美の共犯であることを告げる。<br /> 行方不明の由美がなぜか遥にだけは会っていたことを伊達は気にする。<br /> そこにシンジから連絡があった。シンジは今風間を連れて逃げている最中だという。<br /> 状況を鑑みて風間を撃ったのは東城会の者だと考えたシンジは<br /> 風間を放っておくのは危険だと判断したのだろう。<br /> とにかく情報が欲しい桐生は、伝説の情報屋、サイの花屋を求めて<br /> ホームレス達の天国と呼ばれる治外法権の無法地帯『賽の河原』を訪ねる。<br /><br /> 賽の河原の入り口を訪れると、ホームレス達が銃をもって一斉に桐生を取り囲んだ。<br /> が、そこに現れたサイの花屋の手下であろう黒人男性によって入場を許可される。<br /> 花屋は地下で待っているという男の言葉に地下鉄の階段を降りる桐生。<br /> するとそこには賽の河原の裏の姿である地下歓楽街が広がっていた。<br /> 最奥の一室で桐生はサイの花屋に会う。東城会を敵に回した桐生の行動に<br /> 興味を持ったという花屋は、情報料として金のかわりに地下闘技場で闘う仕事を頼む。<br /> アメリカの第一級殺人逃亡犯や、ムエタイの世界チャンピオン、先ほど桐生を案内した<br /> 過去三年この闘技場で無敗を誇るという花屋の手下を倒し、桐生は花屋の仕事を全うする。<br /><br /> 桐生に来客があるという連絡を受け、花屋はとある部屋に桐生を連れる。<br /> 神室町に仕掛けられた一万台のカメラを通じて町の情報を知るモニタールーム、<br /> それが賽の河原の真の姿であった。<br /> 来客は伊達。肩を怪我しているその様子に、早速カメラの映像を遡ってみる花屋。<br /> 10分ほど前の映像に、突然現れて遥を連れ去っていく車の姿が映っていた。<br /> そこにトラブル発生との報が入る。刑事である伊達を快く思わないホームレス達が<br /> 伊達を襲っていたのだ。桐生は直ぐに駆けつけホームレス達を退ける。<br /> 遥をさらった車はバッティングセンターにいると桐生に教え、去っていく花屋。<br /> その姿を見た伊達は、サイの花屋は元・警官だと桐生に告げる。<br /> 警察の情報を横流ししていた彼を自分が告発したのだという。<br /> 遥をさらったのが真島組だと聞き、桐生は急いでバッティングセンターに向かう。<br /><br /> バッティングセンターに着くと、そこには真島の狂気と呼ばれる真島組組長・真島吾郎がいた。<br /> 桐生との「本物の命張ったケンカ」を望む真島を桐生は倒す。<br /> が、そこに真島の舎弟がドスを持って襲い掛かってくる。<br /> しかし桐生をかばって倒れたのはなんと真島であった。<br /> 桐生は俺のエモノだと言い残し、真島は意識を失う。<br /><br /> 遥を連れてセレナに戻ると、遥は知らないおじさんが自分を逃がしてくれたのだという。<br /> 男はペンダントのことを遥に問い、それには100億の価値があるから大事に持っていろと<br /> 言い残したらしい。更に、桐生にペンダントのことを伝えろとも言ったそうだ。<br /> 由美から渡された“大事なお守り”だというペンダント。<br /> 鍵つきで開けることができないそれには、一体どんな秘密が隠されているのだろうか――<br /><br /></dd> <dt>288 :<a href="mailto:sage"><b>龍が如く</b></a>:2007/11/15(木) 02:15:34 ID:qljO1o7t0</dt> <dd>第6章 父と子<br /><br /> 桐生が花屋のもとを訪れると、花屋はモニターで男女の姿を見ていた。<br /> それは花屋の息子タカシと、その女でとある組長の娘だという京香だった。<br /> 二人が気になった桐生は、彼らがいたバッティングセンターに向かう。<br /> するとタカシは突然桐生に攻撃を仕掛け、京香を逃がした。<br /> 勘違いだと言っても聞かないタカシを軽く返り討ち、訳を聞くと、<br /> 自分たちは京香の父の組である跡部組に追われているのだと言った。<br /> そこに現れたのはタカシが入っていたらしいチームのメンバーたち。<br /> チームを抜けることをメールで済ませようとした彼を制裁しにきたようだ。<br /> ひとまずタカシに京香を追わせ、桐生はメンバーたちを倒す。<br /> タカシのことは放っておけという桐生にリーダーは、あいつはもう終わりだと言った。<br /> 聞くと京香は親父の金を持って逃げ、そのために跡部組に追われているらしい。<br /> 彼らの後を追って桐生はクラブ・デボラに向かう。<br /><br /> クラブに着くと、桐生は跡部組に取り囲まれたタカシを助けてやる。<br /> 再び逃げようとする二人に組員の一人が、そんな半端でお嬢と逃げるのかと言い放つ。<br /> それを聞いたタカシは土下座し、絶対に京香を幸せにすると宣言し<br /> 証明すると言って自らの指を落とそうとする。桐生は寸でそれを止め、<br /> お前は極道でないのだから今言ったことをきちんとすればいいと諭す。<br /> すると組員が取り出したのは京香に宛てられた組長からの手紙。<br /> そこには極道者であるが故に娘を幸せにしてやれないことへの謝罪と<br /> 京香をよろしく頼むというタカシへのメッセージが綴られていた。<br /> 彼らの様子をモニター越しに見守るサイの花屋。その背後には京香の父の姿もあった。<br /><br /></dd> <dt>289 :<a href="mailto:sage"><b>龍が如く 6章続き</b></a>:2007/11/15(木) 02:16:29 ID:qljO1o7t0</dt> <dd>セレナに戻ると、酔いつぶれた伊達の姿があった。<br /> そこに沙耶という女から電話がある。桐生が代わりに受けると、<br /> 相手は『なんでいっつも来てくれないのよ、バカ』と言い捨て、電話は切れてしまう。<br /> 沙耶は伊達の娘だと麗奈に聞き、気になった桐生は待ち合わせ場所であった公園に向かう。<br /> 第三公園に着くと、女子高生二人が桐生を遊びに誘ってきた。<br /> 冷たく断った桐生だが、一人の「どーすんの沙耶」という言葉に反応する。<br /> 自分を安売りするなと説教する桐生だが、沙耶はお金が必要だといって去ってしまう。<br /> 一緒にいた少女が言うには、変な男にひっかかっているらしい。<br /> 沙耶の男の情報を集める桐生。翔太というその男はスターダストにいるらしい。<br /> スターダストに着くと、突如伊達が現れ沙耶に詰め寄る。が、沙耶は<br /> 今更父親面をするのかと言って出て行ってしまう。落ち込む伊達。<br /> 直後外から聞こえた悲鳴に伊達と桐生が見に行くと、そこには怪しい男達と沙耶がいた。<br /> 彼らは借金取りで、沙耶から金を取り立てにきたのだという。<br /> 桐生と伊達で男達を倒すと、伊達は話をつけにいくと言って、彼らの事務所に向かう。<br /><br /> 伊達の帰りを待ちながら桐生は沙耶の話を聞く。<br /> 沙耶はスターダストに通ううちに金が足りなくなり、翔太を通じて店から借りていたのだが<br /> ある日翔太が店に金を返すため、自分も街金から金を借りていて<br /> 早く返さないと自分が殺されるかもしれないと言ってきたのだそうだ。<br /> しかしスターダストの場合利子は0であり、わざわざそんなことをする必要はない。<br /> 不審に思った桐生は伊達が帰ってこないこともあり、自らも事務所にむかう。<br /> するとそこにはヤクザ達と一緒に伊達を痛めつけ金をせびる翔太の姿があった。<br /> 翔太は伊達が警察官だとわかると、ヤクザからの押収物を横流ししろと命令する。<br /> それはできないと伊達が言うと、翔太は娘より仕事を取るのかと伊達を嘲笑った。<br /> そんな翔太に伊達は自分を殺せと言い放つ。ここで死ねばお前らでも逃げ切れまい、<br /> 沙耶はきっと桐生が守ってくれると言う伊達。望み通りにと翔太がナイフを振り上げる、<br /> そこに桐生が現れ、翔太とヤクザ達を返り討ちにする。<br /> 伊達は沙耶に、自分は10年前妻と娘から逃げた駄目な親父だと謝る。<br /> 自分をもっと大事にしてくれと泣きながら言う伊達に抱きつく沙耶。<br /> 桐生はそんな二人を見て、黙って去るのだった。<br /><br /> ある日、伊達は署長に呼び出しを受ける。<br /> 10年前のことを引き合いに出され、二度目はないと念を入れつつ<br /> 所長は100億の捜査から手を引けと命じる。伊達は返事をせずに去った。<br /> すると隣の部屋の扉が開き、中から男が現れる。男は所長に<br /> 伊達と一緒に居るのは誘拐犯なのかと聞いた。頷く署長。<br /> 桐生の知らぬところで、一体何が動いているのか――<br /><br /></dd> </dl><p> </p>

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