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「マグナカルタ」(2006/12/31 (日) 23:20:40) の最新版変更点
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<p><strong>マグナカルタ</strong><br>
>>10-237~238・268~269・284~286・324・326~327・334・372~373・377・553~554・662~666、>>11-28~30・32・699~700<br>
</p>
<hr>
237 マグナカルタ sage 04/11/21 10:00:13 ID:RyvnhCQs<br>
マグナカルタ、さっきクリアしたんで書いてみようかと思う<br>
とりあえず冒頭
<p>
この世界では全ての生命やエネルギーを「カン」で表している<br>
カンは天風山地江水火雷の8属性で表され「カルタ」という法則と力によって動いている<br>
「マグナカルタ」とはカンとカルタの「究極的な再配列」を意味している<br>
ゲーム的には地場として存在するカンを消費することで技や魔法を使ったりしてます</p>
<p>
物語の舞台となるイフェリア大陸はヤソンという先住民族とあとから移住してきた人間とが住んでいる<br>
人間は体中が石になる「石化病」そして数百年にわたる戦争に疲弊しきっており、わずかに生き残った人が海を渡って移住してきた<br>
2つの種族の主な違いはカンに対する考え方で、人間はカンを調節・変化させることをいとわず、ヤソンはあるがままのカンの流れに身を任せようという考え方です<br>
またヤソンにはビンディというカンを吸収するための器官がついており、これが外見での決定的な違いとなる<br>
カン吸収という特性から人間よりも長寿で強靭な肉体を持っている</p>
<p>
この大陸に存在する国家は5つ。武人国家ガルート、経済国家マラカット、宗教国家アマバト、魔法国家バイエル<br>
そしてヤソンの国ヤソンロベン<br>
当初は共存していた2つの種族だがご他聞にもれずいつしか争うようになり、やがて数世紀にわたる戦争へと発展する。<br>
戦争はヤソン優勢で進められていたが物語の舞台から50年前、ヤソン達にカンを供給するといわれている「光の樹」を8人の人間が封印した<br>
以後ヤソンは体が木の皮の様になる「アミュート病」に苦しむようになる。これにより戦局は逆転した。<br>
この8人は人間を救った英雄として「八英雄」と呼ばれるようになり、8人はそれぞれ天の英雄、江の英雄などと称えられた</p>
<p>
しかし、ヤソンの一部には突然変異によりアミュート病を克服し、さらに様々な特殊能力を持つようになる<br>
彼らは「ブラストワーム」と称され、特に能力の傑出した四天王はヤソンの女王アミラの下ヤソンを指揮している</p>
<p>傭兵集団「紅の旋風(くれないのかぜ)」<br>
彼らは主にヤソンに肉親や大切な人を殺され、恨みや復讐のために戦うことを誓った人たちが集う。<br>
主人公である隊長カリンツも、幼い頃住んでいた村をヤソンに焼き払われた<br>
物語は彼らが封印された大魔法を用いてヤソンロベン首都のエベンダートを攻撃する作戦の護衛を命じられた事からはじまる</p>
<p><br>
238 マグナカルタ sage 04/11/21 11:03:25 ID:RyvnhCQs<br>
なんとか護衛に成功し、発動した大魔法。エベンダートに降り注ぐ光球。<br>
しかし女王アミラの力により、全て跳ね返される。自分達の放った大魔法を受け瓦解する諸国連合軍<br>
退却劇の中、カリンツは仲間達を逃がすため退路の橋を落とし一人谷底に転落する<br>
目がさめた時、見知らぬ少女の手当てを受けていた<br>
少女はリースと名乗り、記憶がない事がわかる。とりあえず本部に連れ帰るカリンツ<br>
治療術に長けていることからアマバトの巫女ではないかということになり連れてゆくことになる<br>
連合軍は大魔法が跳ね返されたことからアミラはマグナカルタを発動させたのではと噂するようになる<br>
一方ヤソンロベンでは女王がアミュート病にかかり、動揺が広がる。権力交代の予感に野心を露にする一部の四天王などなど。</p>
<p>
リースは記憶が無いせいかヤソンに対する恨みも偏見も無く、そのためヤソンを治療したり逃がしたりと様々なトラブルを起こす<br>
ヤソンに情けをかけるリースが理解できないカリンツ。何故ヤソンと争わねばならないか理解できないリース。</p>
<p>
旅の端々の回想としてプレイヤーには断片的に明らかになっていくカリンツの過去<br>
風の英雄によって開かれた道場があり、戦災で出来た孤児達が集まって暮らす村風月林<br>
カリンツは幼いときはマノと呼ばれていた。<br>
親友のヒューゴ。友情の証としてマノはヒューゴに腕輪を、ヒューゴはマノに短剣を渡す。<br>
剣術ではヒューゴに勝てないマノ。悔しさから森に入ったマノはモンスターに襲われ、少女に助けられる<br>
少女(リースに似ている)に剣を教えてもらうことになる<br>
みるみる上達するマノ。ある日少女に会うと少女はいきなり怒り出した<br>
また別の日、マノはあるハーフヤソンを助ける。腕に蝶のような模様のビンディがあった<br>
ハーフヤソン、人とヤソンの間に生まれた存在。どちらからも見捨てられる存在。<br>
当時のマノはしかしまだ、ヤソンをそれほど敵視しているわけではなかった<br>
興味本位でハーフヤソンをかくまうマノ。またある日、マノはハーフヤソンに言われて村の外へ<br>
戻ってきたときには村は焼かれていた。炎上する村の中心には例のハーフヤソンが立って笑っていた<br>
逃げ出すもヤソンに追いつかれるマノ。寸でのところで通りかかった老剣士に救われる<br>
彼を師とし、カリンツは蝶のビンディのついたヤソンに復讐する事を誓う</p>
<p>
アマバトに到着したカリンツ達。酋長である大巫女ラドリアンヌとその息子であり紅の旋風の後ろ盾でもある連合軍の将軍アグレイアンに謁見<br>
そリースが巫女でないと分かったカリンツはリースを紅の旋風に迎え記憶探しの旅につきあうことにするが<br>
そのうちにリースがヤソンに狙われていることが分かり始める</p>
<p><br>
268 マグナカルタ sage 04/11/21 21:44:54 ID:RyvnhCQs<br>
さらわれたリースを助ける過程で立ち寄った遺跡で、カリンツは奇妙なかけらを拾う<br>
カンに満ちたそれはかつての8英雄が封印した光の樹からもちたされた神器ではないかということになる<br>
女王アミラに対抗するためこちらもマグナカルタをもつ必要があるとアグレイアンは言い<br>
その手がかりがこの神器「救援の光」にあるのではと収集を命じられる<br>
さらに、アグレイアンが昔の親友ヒューゴであることも明らかになる<br>
こうしてカリンツは極秘任務として「救援の光」の捜索に出発する事となった<br>
まずはかつての8英雄について知るため古代図書館へと向かうこととなった<br>
一方リースはその神力を見込まれ記憶が戻ったら巫女にならないかと誘いを受ける<br>
リースも記憶を取り戻すことにやぶさかではなく、神殿の巫女ジャスティーナとともに記憶探しの旅をすることになる</p>
<p>
古代図書館でカリンツは50年前の戦争の実体、そして8英雄の名前と詳細、戦争後の顛末を知ることになる<br>
自分の師、ジェカルト・ソミュンが風の英雄であったことに驚きを隠せないカリンツだが<br>
さらに8英雄のほとんどが暗殺や謀殺、そして行方不明になっていることに気づく<br>
江の英雄ジョシュア・ミンの残した手記より、救援の光はもともと光の樹のもとに安置されていたことを知る<br>
8英雄は救援の光を8つの欠片に分けそれぞれを所持する事になる<br>
欠片の安置された場所は大規模な気候変化や地殻変動に見舞われることが分かり、それを手がかりに遺跡を探すこととなった<br>
火の欠片、山の欠片と順調に集めていくがその最中テュルポと呼ばれる謎の秘密結社と渡り合う<br>
テュルポもどうやら欠片を狙っているらしく、その正体は不明</p>
<p>
リースは曖昧に浮かぶ記憶の風景を手がかりとして立ち寄っていくことになる<br>
途中で知り合ったのは旅の女拳士リアンナ(cv.三石琴乃)とヤソンと疑われて逮捕された人間スデイ(cv.石田彰)(ちなみにカリンツの声優は保志総一郎)<br>
リアンナは放浪癖のある夫を探すため傭兵になったという。スデイとは別れたがリアンナはリース達に同行することになる<br>
最初に向かったのはかつてのカリンツの故郷、風月林。今は焼けた廃村でしかない其処で<br>
リースは記憶の一部を取り戻す。次に浮かんだのは空に浮かぶ、城。<br>
カリンツに頼まれた大巫女護衛の仕事の途中で、さらにリースは腹ペコでぶっ倒れてる男を助ける<br>
ラウル(cv.子安武人)と名乗るその剣士も同行することになり、一路風月林へ<br>
そして四天王の一人の襲撃を受ける</p>
<p><br>
269 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/11/21 21:50:07
ID:RyvnhCQs<br>
今日はここまで<br>
実際はもっとキャラクターも多いし、人間関係も複雑なんだけど<br>
俺はカリンツとリースに絞って印象的なイベントとオチだけ解説してこうと思う<br>
どっちかというと物語の本筋よりもその背景を説明する方に字数喰いそう</p>
<p><br>
284 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/22 22:54:24 ID:dv9lwuNN<br>
トリップの件はスマソ<br>
詳細書くの初めてで>1もよく読んでなかった<br>
以後気をつける</p>
<p>
位置おかしいかもしれないけどここでちょっとキャラクター&背景の紹介(さすがに固有名詞を使わないと辛くなってきたから)<br>
公式見れば済むことかもしれないから簡単にいくね<br>
まず主にカリンツと行動を共にしている紅の旋風のメンバー<br>
幼いころカリンツに命を救われ、以来隊長を慕ってやまないアゼル(ちなみに♂)<br>
婚約者をヤソンに殺され、恐らくメンバーの中では一番ヤソンを憎んでいると思われる拳士ハレン<br>
常に冷静で穏やかな性格の魔術師エオニス。特別ヤソンに恨みがあるわけではないが戦争を止めるため参加している<br>
戦災で両親を無くしたショックで口がきけなくなってしまった少女マヤ。お話的にはいらないけどゲーム的に必要な回復係<br>
女好きでお調子者のクリス。趣味は発明(ただし失敗ばかり)マヤの父親代わりを自認してやまない<br>
紅の旋風を管理するマネージャー、レハス。非戦闘員なのでPTには参加せず本部を守っている。<br>
口うるさいが仲間思い。一緒に戦えない自分にコンプレックスも抱いている</p>
<p>次にヤソンの四天王<br>
まずブラストワームリーダーで四天王筆頭オルハ。女王への忠誠心も人一倍厚い<br>
そのオルハを慕うロッシィ。通称★乳<br>
黒き美貌のキャリアン。陰謀と話術に長ける<br>
残忍な性格のアサド。キャリアンと組んでオルハを追い落とすことを考えている<br>
ブラストワームはかつては被差別階級であり、虐げられていた存在であった<br>
部族制のヤソンは各族長達もそれなりの権力をもっており、けっして一枚岩な存在ではないことが伺える<br>
アミュート病にかかったアミラは以前のような覇気がなく、投げやりな雰囲気を漂わせている</p>
<p>
四天王をはじめ高位のヤソンはファミリアと呼ばれる召還獣のようなものをもっている<br>
たとえばロッシィのファミリアはスチールハートという獅子でハレンの婚約者を殺したのはこいつだったりする<br>
しかしファミリア達は何故かリースにだけは攻撃することをためらう</p>
<p>
ヤソンには光と闇という区別があり、闇のヤソンはかつて光の樹を守っていたが<br>
8英雄に光の樹を封印させた咎によりヤソンロベンを追われた</p>
<p>
光の園エモン。人間とヤソンが共存するという唯一の地</p>
<p><br>
基本的に中盤以降はカリンツPTとリースPTを交互に操作するという形態で話を進めていきます<br>
ところどころザッピングする箇所があり、その場面に至るまでの経過の違いにより事態の本質に迫るといった感じです<br>
カリンツPTは紅の旋風、リースPTはジャスティーナ、リアンナ、ラウルの4人組で行動しています</p>
<p><br>
285 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/22 22:56:43 ID:dv9lwuNN<br>
水の欠片を取るため魔法国家バイエルにある浮遊城に向かうこととなったカリンツ一行<br>
そんな時レハスがカリンツ達を呼び止める<br>
実はカリンツの誕生日を祝おうという話だったのだが、救援の光集めに急ぐカリンツ達を前にして切り出せなくなる<br>
(その前にレハスの誕生日イベントなんかもあったりする)<br>
カリンツ達も救援の光の事は極秘任務であるとアグレイアンからのお達しで<br>
レハスに打ち明けないまま過ごして来たこともあり<br>
疎外感と気恥ずかしさから何事も言えず別れることとなる</p>
<p>しかしそこで本部が急襲されるという事態に出くわす<br>
首謀者は「虐殺者」の異名を取る剣士・・・スデイ。狙いはリースだった<br>
カリンツ達の留守を狙った襲撃を迎え撃ったのは戦えないはずのレハス<br>
実はレハスはかつて傭兵をしていた。<br>
かつての戦場で恋人を殺され、腕を切られたことにより前線を離れることになったが<br>
実戦経験も豊富な歴戦の猛者だった。<br>
その恋人の敵こそ目の前の「虐殺者」<br>
復讐に猛るその剣はしかし虚しく空を切り・・・背後から、一閃<br>
カリンツ達が駆けつけたときはすでに虫の息だった<br>
スデイは退けたものの治療は間に合わず、最期にあなたたちに会えてよかったといって息を引き取る<br>
本部のテーブルの上にはレハスの渾身の手料理の数々がカリンツを祝うために並べられていた・・</p>
<p>
そこへリースたちも戻ってくるが、カリンツはいらだちからリースにお前は何者なんだと詰め寄ってしまう<br>
ヤソンたちの狙いはリース。<br>
自分のせいで本部が襲われ、仲間を死に追いやってしまったと愕然とするリースはカリンツの元を飛び出す<br>
廃墟の風月林で落ち込むリースを慰めるように囲むリアンナ達<br>
そこへやってきたのは、かつて助けた人間(?)スデイ<br>
にこやかに近づく彼に油断したリースに、短剣の一刺し。<br>
やはりスデイはヤソンだった。それもビンディのない、新種のヤソン。<br>
今回の黒幕がスデイにあると知ったリースに、かつてスデイを助けてしまった事実が重くのしかかる<br>
「あなたのせいですよ、何もかも」あざ笑うスデイに心と体を傷つけられたリース<br>
リースをかばうリアンナ達によって、スデイは倒される<br>
これ以上犠牲を出さないためにも早く記憶を取り戻さねばならないと決意するリースもまた、浮遊城へと向かうことになる</p>
<p><br>
286 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/22 23:00:44 ID:dv9lwuNN<br>
今日はここまで。<br>
正直言うと、中盤~終盤の間の展開の順序がはっきりしなくて<br>
正確に並べられる自信がない<br>
ところどころ無意味なお使いイベントが挟まれたりしてたし・・<br>
今も攻略サイトのチャート見ながら書いてたりするんだけど<br>
そのへんまで書いてあるところはまだ見当たらないから<br>
間違っちゃったらスマソ</p>
<p><br>
324 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/24 20:27:45 ID:zAKFz7RA<br>
浮遊城の最深部で待ち受けていたのは年端も行かない少女だった<br>
いぶかしむカリンツ達に少女は救援の光を渡すわけにはいかないと通告する<br>
圧倒的な力でカリンツ達の動きを封じるこの少女こそ、水の英雄イレイン・クレインだった<br>
水の欠片の力によって不老となった彼女は、救援の光の危険性を説く<br>
曰く、救援の光は生きていて再び一つになろうと所有者に強烈な暗示をかけようとする<br>
あれは軽々しく手にしてはいけない力だと<br>
そこまで話したところで飛来する毒刃にイレインは胸を刺される<br>
現れたのはこれまでテュルポを率いて幾度もカリンツの前に現れた男(詳細は割愛したがすでに何度も登場してる)<br>
イレインの術にかかったまま身動きの取れないカリンツ達を前に悠々と水の欠片を奪って去ってゆく<br>
術の解けたカリンツ達は慌ててイレインの治療を試みるが、時既に遅くイレインは事切れる<br>
悔しさをかみ締めながら突き刺さった刃を引き抜くカリンツ。そこへ・・・</p>
<p>リースたちもまた浮遊城に来ていた<br>
途中で四天王ロッシィと対峙するも、なんとか追い詰める<br>
押されたロッシィはスチールハートを召還するも、やはりファミリアはリースを攻撃しようとしない<br>
とはいえ形勢は不利と見たラウルは「使うしかないか・・」とつぶやく<br>
光一閃<br>
スチールハートを凄まじい剣技で打ち破る<br>
ロッシィを退けたものの、ラウルの正体をいぶかしむリアンナとジャスティーナ<br>
リースは「ラウルは信じられる」ということでなんとか場を治めた<br>
浮遊城の最深部で見たものは、まさにイレインから短剣を引き抜いたカリンツの姿だった。</p>
<p><br>
326 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/24 20:59:02 ID:zAKFz7RA<br>
水の英雄殺害の嫌疑をかけられたカリンツはジャスティーナによって逮捕され、アマバトへと連行された<br>
(ちなみにジャスティーナは水の英雄のことを知っていた)<br>
独房に入れられるカリンツ<br>
アグレイアンはラドリアンヌにカリンツの釈放を求めるも、救援の光を探していたことは明かさない<br>
実はジャスティーナもカリンツが本当に殺害を企てたとは考えていなかったが<br>
最近の紅の旋風の不明瞭な動きについて探るきっかけになるのではとの行動だった<br>
結局カリンツは釈放される<br>
再会したカリンツとリースは気まずい思いをしながらも、お互いの思いを語り合う<br>
結局リースは紅の旋風にはもどらず、アマバトで過ごすことにする<br>
カリンツはリースにいつでも帰ってこいと告げる</p>
<p>
物思いにふけるリースにリアンナは自分の夫のことを語る<br>
実は夫はヤソンであった。それも、ハーフヤソン<br>
しかし、その事実を知ってもリアンナの気持ちは動かなかった<br>
彼が居てくれればそれだけで幸せだった<br>
別れたのは放浪癖のためではなかった<br>
ある日突然「別れたい」と手紙を置いて行って出て行ってしまったのだった<br>
納得がいかない。とりあえず見つけ出して一発ぶんなぐる<br>
そんな思いから始まった夫探しの旅だった</p>
<p>どこかも分からない地下<br>
熱心に何かを調べる、イレインを殺害した男<br>
「そうか、そういうことだったのか!この男こそが・・」<br>
男は何かを決意したように、まっすぐな目で明かりを見つめた</p>
<p>
このゲームでは、「プレイヤーにだけ分かる」情報というのが結構あります<br>
両国でおこるスパイの騒ぎや、ネイカンという謎の男と密談するキャリアン、アサドなど<br>
何故かファミリアに拒絶される女王アミラなんて一幕も</p>
<p><br>
327 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/24 21:31:42 ID:zAKFz7RA<br>
カリンツの疑いはひとまず晴れたものの、紅の旋風はアマバトに睨まれることとなった<br>
(大巫女ラドリアンヌとエリュネド聖会という、二つの権力が内在してることも混乱の一因)<br>
アグレイアンへの謁見もままならない状態で、一悶着を起こす始末<br>
その時まさにそのアグレイアンの危機であった<br>
対峙するのは例のイレインを暗殺した男。「まさか、貴様だったとはな。」男は語る<br>
寸でのところで身をかわし、人を呼ぶアグレイアン<br>
カリンツ達が駆けつけたときは男は既に逃げ出していた<br>
ただちに追跡にはいる紅の旋風<br>
追いつく機会もあったが、男の技量は凄まじかった<br>
やっとの事で手傷を負わす。その腕にあったのは蝶の形をしたビンディ。<br>
カリンツを暗殺しようとし、幾度も救援の光を奪おうと現れ、イレインを暗殺し、今またアグレイアンまでもその手にかけようとしたこの男。<br>
この男こそ、かつてマノと呼ばれていたカリンツを騙し、風月林を焼いたハーフヤソン。<br>
カリンツが長年求めてやまなかった復讐の対象が目の前に現れたのであった<br>
「お前をどれほど探したことか」カリンツは叫ぶ<br>
「相変わらず甘ちゃんだな。真実も知らぬまま騒ぐ道化が」男は返す<br>
男は追撃を振り切り、さらに南へと逃げていった</p>
<p>
リース達はリアンナの夫の手がかりを求めて遺跡を巡るも空振りに終わる<br>
アマバトへ戻ったリアンナに、なんとその捜し求めていた夫アスタルから手紙が届く。<br>
曰く、話したいことがあるから来て欲しい、と<br>
何を今更と言いながらも喜びを隠さないリアンナを尻目に<br>
ジャスティーナはそもそも何故リアンナの居場所を知っているのかと疑問を抱く<br>
ひょっとしたらどこかで見張っていたのか。だとしたらその目的は?<br>
ともかく会いに行こうという話になり、一路待ち合わせ場所へ<br>
はたしてそこに、アスタルは居た<br>
開口一番「何故一人で来なかった」</p>
<p><br>
334 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/24 22:42:36 ID:zAKFz7RA<br>
とまどうリアンナ達の背後から、カリンツ達が追いついてきた<br>
アグレイアンを襲い、イレインを殺し、かつて風月林を焼いたこの男こそ、リアンナの夫アスタルだった<br>
自分の夫の所業を聞き、愕然とするリアンナ<br>
自分との生活はヤソンのスパイとしての隠れ蓑に過ぎなかったのか<br>
そんなリアンナを尻目にカリンツとアスタルは一騎打ちの勝負を挑む</p>
<p>アスタルを追い詰め、今まさに止めを刺そうという時<br>
リアンナはアスタルをかばうように立ちふさがる<br>
退けというカリンツと退かないと言い張るリアンナ<br>
リースもやめてと叫ぶ<br>
「ッもらった」<br>
アスタルの剣閃はリアンナごとカリンツを弾き飛ばした</p>
<p>さらにカリンツに止めを刺そうと歩み寄るアスタル<br>
そのアスタルを背後から刺し貫いた、リアンナ<br>
「もう、やめて・・・」<br>
ゆっくりと振り返るアスタル<br>
「そうか、ここまでか・・」<br>
「こんな終わり方も、悪くない。」<br>
アスタルはゆっくりと崩れ落ちた</p>
<p><br>
372 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/26 08:29:55 ID:hyHa0U6T<br>
いい加減放置汁<br>
そもそも今までだって詳細が錯綜することもあったのに、なんでコレだけ<br>
妙なプレッシャーは勘弁<br>
ドラクエ発売で今まで以上にペースダウンしそうだし~</p>
<p>ともかく早朝張り</p>
<p>倒れ伏すアスタルを抱きかかえるリアンナ<br>
アスタルの口から語られるテュルポという組織の実態<br>
テュルポの頭はアスタルではなかった。「第三の男」ネイカンという人物の存在を知るカリンツ達。<br>
最期にアスタルは「救援の光をネイカンに渡してはならない」と言い残し、静かに息を引き取る<br>
「騙されてたってていい。一緒に生きてさえくれればそれだけで幸せだったのに」慟哭のリアンナ<br>
「自分が何よりも復讐を誓った人物は、誰かの何よりも大切な人だった」<br>
その事実にうちのめされたカリンツは、初めて、己の抱いていた復讐心の不毛さに気づく</p>
<p>
連合軍はアスタルをテュルポの首魁として、ヤソンへのスパイ容疑とともに全ての罪を着せ<br>
政治的に決着させようとした。<br>
その過程でアスタルの妻であったリアンナにもスパイ容疑がかけられることを知らされたカリンツは<br>
連合軍に処刑されるまえに自分達で逮捕する必要性をアグレイアンに説かれる<br>
リアンナ達の元に向かい、まさに事情を説明しようとしたその時<br>
兵士達が現れリアンナに襲い掛かる<br>
夫の死に鞭打つような仕打ちに怒るリアンナは、カリンツが兵士達の手引きをしたのかと誤解する<br>
群がる兵士達をなぎ倒し、リアンナ達はひとまずアマバトを脱出する。<br>
連合軍にお尋ね者にされたリアンナ達は、追撃を振り切るため中立地帯、光の園エモンに向かうこととなる</p>
<p>
アスタルの部屋を調べるテュルポたち。しかしほとんどの記録は隠滅され、どこかに運び出された後だった<br>
「裏切り者」アスタルの用意周到さに舌打ちするテュルポ達</p>
<p><br>
373 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/26 08:30:43 ID:hyHa0U6T<br>
エモンに向かう道中、リアンナはどうしても一度自宅に戻りたいと話す<br>
網を張られてることは明白であり、無茶だと諭すラウル&ジャスティーナであるが、リアンナは頑なに譲らない<br>
結局リースも承知し、仕方なく一向はリアンナの自宅へ向かう<br>
はたしてそこには連合軍も待ち構えていたが、とりあえず一蹴<br>
リアンナは家内で、これだけは持って行きたいと形見の品を持ち出す<br>
と、机の上にリアンナ宛に小包が送られていることに気づく<br>
差出人は、アスタルだった・・<br>
「恐らくこの手紙を読んでいる頃には私はもうこの世に居ないだろう」<br>
おなじみの書き出しで始まるこの手紙には、テュルポで活動するに至るまでの詳細とあるレポートが同封されていた<br>
カンとカルタの研究者であったアスタルは、ここ数年のカンの流れの異常原因を突き止めるため旅に出る<br>
紆余曲折を経てテュルポという秘密結社に接触した彼は、組織の実態を掴むため内部に入り込む<br>
テュルポはかつて闇のヤソンと呼ばれた者たちの末裔。その根底に流れるのは人とヤソン、両方への憎しみ<br>
幹部にまで上り詰めたアスタルは、「第三の男」ネイカンの存在に気づく<br>
この人物は連合軍の奥深くまで入り込み、ヤソンに情報を流していた。そしてヤソンからの情報も受け取っている<br>
激化する戦乱の原因がこの人物にあると思い立ったアスタルは、テュルポを裏切ることを決意する<br>
そして、自分の研究の詳細を書いたレポートをリアンナに託すことも<br>
「愛しているよ、リアンナ」手紙はこの言葉で〆られていた<br>
泣き崩れるリアンナ。何故自分に何も話してくれなかったのか<br>
「リアンナを、巻き込みたくなかったんじゃないかな」リース<br>
一方レポートの方は難解で専門家でなければ解読は不可能<br>
連合軍の包囲が迫ることをひしひしと感じたラウル等は、一刻も早い脱出を提案する<br>
一路、目指すはエモンへ</p>
<p>エモンに着いたリース達<br>
エモンでは、確かに人とヤソンが共存していた。<br>
しかし、それは決して理想郷ではない。むしろ厳然とした現実がそこにはあった<br>
人とヤソン、両方から独立した存在。それはすなわち人とヤソン、両方から追われた存在。<br>
光の園エモンは、そうしたはみ出し者達が肩を寄せ合って生きるしかなかった、せめてもの居場所だった<br>
政治亡命という形になるリース達を決して歓迎しないエモンの住人達<br>
それでもひとまずは匿ってもらえることとなった<br>
エモンの族長はセイカンという大柄な老ヤソン<br>
かつての8英雄とも面識のある悠然とした穏やかな物腰の人物だった<br>
事情を聞き、リース達をねぎらうセイカン<br>
一息ついたとき、連合軍の追っ手がエモンに到達する<br>
兵士達の後ろには、カリンツ達の姿があった</p>
<p><br>
377 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/26 13:26:27 ID:hyHa0U6T<br>
ドラクエFG記念張り。<br>
これから猿のようにやりまくりますノシ</p>
<p>迷わずカリンツ達と合流し、兵士達を蹴散らす<br>
リース曰く「だって信じてるもの」<br>
とはいえこれで紅の旋風も晴れてお尋ね者となってしまった<br>
カリンツ達もエモンに入り、その実態を知ることとなる<br>
セイカンと会い、今大陸で起こっている一連の事象を整理して考えてみる<br>
彼の提案で人とヤソンの和平会談を取り持つこととなり<br>
まずはラドリアンヌとアミラを引き合わせようということになった<br>
カリンツ達は後顧の憂いを絶とうとアスタルから聞いたテュルポのアジトを急襲する作戦を立てる<br>
リース達はラドリアンヌを迎えに行くため、危険を推してもアマバトへ戻ることとなった<br>
以上の旨をアグレイアンに報告する<br>
秘密結社のアジトに向かったカリンツ達は、とてつもない数のテュルポ達に迎え撃たれた<br>
「どこが〝秘密〟なんだよ!」とはハレンの言<br>
一方リース達はアマバトへ向かう最中<br>
対峙した連合軍の兵士にセイカンが暗殺されたことを告げられる</p>
<p><br>
553 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/12/07 21:15:13 ID:Ob3G0aF2<br>
ん、お久しぶり<br>
DQはちょっと前に終わったけど時間なくてなかなか書けないんだよねー<br>
とりあえず貼り</p>
<p>
(書き忘れたけどこの辺でラウルが天の英雄、アンソニー・ロベルであることが判明します。例によってジャスティーナだけは知っていた模様)<br>
ひとまずアジト急襲を断念したカリンツ達は、紅の旋風本部が襲撃されたことを知る<br>
急遽本部へ戻るカリンツらだったが、すでにそこはヤソンの手に落ちていた<br>
非戦闘員を人質にとり、投降を迫るオルハ<br>
何故かカリンツを拘束することにこだわるオルハに、他の仲間は抗戦の意を示すが<br>
人質の安全を優先したカリンツはしかたなく武器を置く<br>
カリンツ「――――紅の旋風は、解散する。」<br>
カリンツを捕らえたオルハは「助けたくばリースを連れて来い」と言い残し、首都エベンダートへと連行していった</p>
<p>エベンダートの地下牢で拷問にかけられるカリンツ<br>
痛めつけられたカリンツに問いただすオルハだが、どうもお互いの話が噛み合わない<br>
要領を得ないカリンツはひとまず幽閉されるが<br>
そこへブラストワームの内乱が勃発する。<br>
キャリアンとアサドも自分達の予定にない行動に戸惑いを隠せないが、蜂起が始まってしまった以上傍観するしかなかった<br>
内乱に乗じてカリンツは殺されそうになるが、そこを一人の瀕死のヤソンに助け出される<br>
何故自分をヤソンが助けるのか理解できないカリンツだが、答えを知る暇もなく追われる事になった<br>
潜り込んだ庭園で女王アミラと邂逅するカリンツ<br>
しかしアミラはどうやらカリンツを知っているそぶりだった<br>
ともあれ機会を逃さずアミラの命を狙うカリンツを、間一髪オルハが押さえ込む<br>
多勢に無勢とみたカリンツはひとまず市街地へ向けて逃げ出した</p>
<p>
戻ってきたリース達も事情を知り、リースはためらわず向かおうとする<br>
罠と分かっていても止めようがない仲間達も、リースと共にエベンダートを目指すことになった<br>
(ここで初めてカリンツPTとリースPTのメンツが一丸となって行動することになったり。主人公不在だけどね)<br>
とはいえ戦局の激しくなった今では気づかれずに国境を越える術は見当たらない<br>
そこでラウルが示したのはかつての八英雄が通った道、グレイトン山脈<br>
ここならヤソン達の見張りが置かれることはない<br>
…なぜなら見張りなど置く必要がないくらいモンスターがウジャウジャしてるのだから<br>
ともあれ他に道がない以上、リース達はこの決死のピクニックに向かうしかなかった</p>
<p><br>
554 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/12/07 21:18:09 ID:Ob3G0aF2<br>
なんとかモンスターをなぎ倒し、山脈越えを果たすリース達<br>
アゼル「思ったんですけど」<br>
ハレン「何だ」<br>
アゼル「ひょっとして、帰りもここを越えなきゃいけないんでしょうか」<br>
ハレン「・・聞くんじゃなかった」<br>
なんとか気力を奮い立たせ、一路エベンダートへ向かう一行<br>
麓の森の中で、凄惨な光景を見せつけられる<br>
ラウル「これが、俺達の50年前の行いの結果だ。」<br>
そこにはアミュート病により樹化したヤソンたちが転がっていた</p>
<p>エベンダートにてヤソン達に迎え撃たれる一行<br>
戦いの最中、リースとはぐれてしまう<br>
慌てて探そうにもヤソン達の攻撃をしのぐのに手一杯であった<br>
そこへ城から脱出してきたカリンツと合流する<br>
何故来たと問うカリンツも加えリースの行方を探るため、首都で暴れまわることになった<br>
一方リースはどこか呆けたように一人城内を彷徨う<br>
リースを取り囲むヤソンの兵士達<br>
リースの目に光が戻る<br>
リース「無礼者。私が誰だか分からないのか」<br>
吹き飛ばされる兵士達。その手に寄り添うのはファミリア、フェニックス――<br>
オルハ「お帰りなさいませ、陛下」</p>
<p><br>
662 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/12/19 10:56:42
ID:faxYPOlj<br>
マグナマグナとうるさいのがいるんで軽く続きをダイジェストで。</p>
<p>
危険だと判断した一行は暴れるカリンツを抑えてエペンタードから離れる。<br>
そしてお互いが今、出来ることをしようとして再びカリンツ、ラウルの2PTに別れる。<br>
カリンツは本当は今すぐにでもリースを探しに行きたいのだが自分を殺して<br>
先に自分の出来ること=事件の裏を引くテュルポのアジトを襲撃することを選ぶ。<br>
またラウルは自らが封印した天の欠片を回収しに天の遺跡へと向かう。<br>
そして、その旨をアグレイアンに告げると「無理はするなよ」と励まされるのだった。</p>
<p>
天の遺跡にて、欠片を守る神獣を倒したラウル達はついに天の欠片を手に入れる。<br>
急いで帰ろうとするジャスティーナ、リアンナを後ろから一撃で気絶させたラウルは一人で<br>
天の欠片を持って遠く誰もいない場所へ去ろうとする。<br>
そこにテュルポの追っ手が現れる。天の遺跡の場所は自分しか知らないはずなのになぜ?<br>
疑問に思いつつ、兵士を倒したラウルの前にネイカンが現れる。<br>
ネイカンの驚愕の正体を知りつつ、ラウルは一人ネイカンに襲いかかるも<br>
ネイカンの強大な力の前にラウルは倒されてしまうのであった。</p>
<p><br>
663 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/12/19 11:07:55
ID:faxYPOlj<br>
マグナ終盤ダイジェスト2</p>
<p>一方、テュルポのアジトを襲撃したカリンツ達。<br>
しかしアジトは既にも抜けの殻だった。なぜアジト襲撃が敵にバレてしまっていたのだろう?<br>
仕方なしにアジトから出るカリンツ達を取り囲むテュルポの兵士達。<br>
臨戦態勢に入るが、テュルポから脅迫を受ける。<br>
「アマバトの大巫女ラドリンヌは我々が預かった。返してほしければ<br>
アマバト大寺院に眠る救援の光”江の欠片”を取って来い。人質と引き換えだ」と。<br>
ラドリンヌがさらわれた以上、手を出せないカリンツ達は仕方なしに大寺院へと向かう。</p>
<p>
大寺院の守りを突破したカリンツ達は今まで空くことのなかった扉の前に立つ。<br>
ハレン達が開こうとしても一行に開く気配はない。<br>
カリンツが触れると扉は自動的に開いてしまった。<br>
不思議に思いつつも、守る神獣を倒し江の欠片を入手したカリンツ達はアグレイアンを探しに2階へ。<br>
そこにはアグレイアンはいず、代わりにラドリンヌのしていた腕輪だけが転がっていた。<br>
そして、その腕輪こそかつて小さい頃にヒューゴ(=アグレイアン)と交換した腕輪と瓜二つだったのだ。</p>
<p>
江の欠片を手に入れたカリンツ達は人質と交換の地アスティネ湖へと向かう。<br>
そして到着直前カリンツは仲間に「自分一人で行く」と言い出した。<br>
心配する仲間達を説得し、一人カリンツはアスティネ湖へと向かって行った。</p>
<p><br>
664 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/12/19 11:21:19
ID:faxYPOlj<br>
マグナ終盤ダイジェスト3</p>
<p>
アグレイアンに呼び出されたラドリンヌは不満を言いつつもアグレイアンと一緒にアスティネ湖にいた。<br>
アマバトに帰ろうとするもアグレイアンに諭されてアスティネ湖に留まっていた。</p>
<p>
そこに現れたカリンツ、驚くラドリンヌ。立ちはだかるアグレイアン。<br>
アグレイアンはカリンツをラドリンヌ誘拐の疑惑で逮捕しようとしていた。<br>
困惑するラドリンヌに対してアグレイアンは衝撃の事実を言い放つ。<br>
「母上、ご紹介します。彼が本当のアグレイアン、あなたの息子です」<br>
「何を言ってるんだ?ヒューゴ」と衝撃を隠せないカリンツ。<br>
そしてアグレイアンは真実を語り出す。</p>
<p>
かつて小さい頃にマノ(=カリンツ)という少年と友情の証に交換した腕輪。<br>
それこそが実はアマバトの大巫女の息子の証だった。<br>
当時、アマバトの大巫女とマラカットの若き領主は恋仲に落ち、一人の男の子を産んだ。<br>
しかし、両国の仲は悪く引き離されてしまう。<br>
そして領主は後に没落死亡し、その息子は行方不明になってしまった。<br>
その後、その少年はマノと名前を変え、孤児達を養う風月林で生活をしていたのだった。<br>
そこに8英雄の作った風月林を壊滅させるために先に潜入したヒューゴとマノは出会う。<br>
そして友情の証にと互いに大切なものを交換したのだ。<br>
そう、一つはアマバトの大巫女の息子の証たる腕輪。もう一つはネイカンと呼ばれた天才少年愛用の短剣。</p>
<p>
事実を知るカリンツ、ラドリンヌの前に正体を現したアグレイアンは<br>
テュルポの大軍を連れ、二人を包囲していた。</p>
<p><br>
665 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/12/19 11:30:51
ID:faxYPOlj<br>
マグナ終盤ダイジェスト4</p>
<p>
江の欠片はラドリンヌの息子たるカリンツでなければ扉を開き手に入れることは出来なかった。<br>
そして、手に入れてしまったカリンツに対してアグレイアンは渡すことを要求。<br>
渡さなければラドリンヌは殺すと。「せっかく会えた本当の母親といきなりお別れしたくないだろう?」<br>
「渡しちゃ駄目!!」横から現れたのはヤソンの女王アミラと4天王オルハ。<br>
アミラを見たカリンツは再びリースを思い出し、アミラを憎しみの目で見てしまう。<br>
ラドリンヌを助けるため、アミラの言うことを聞かないため、カリンツはアグレイアンに欠片を渡してしまう。</p>
<p>そしてアグレイアンはカリンツに告げる。<br>
「救援の光探しを命じられたんだ。最後の一つまで持ってきてもらおう」とアミラを指す。<br>
最後の救援の光”土の欠片”はアミラが所持していた。<br>
そしてアミラの前に立つカリンツ、阻止しようと立ちはだかるオルハ。<br>
それを制してアミラはカリンツの前に立つ。<br>
「お前のせいだ。お前がいなければ戦争にならなかったんだ」とカリンツ。<br>
「愚かな」とアミラ。<br>
二人の最後の戦いは始まった。</p>
<p>
見事アミラを退けたカリンツはアミラにトドメを刺そうとする。<br>
「やめて、カリンツ!分からないの?わたしよ!」と叫ぶアミラ。<br>
そしてアミラの仮面は落ちる。<br>
そこにはカリンツが愛して尚やまない少女の顔をしていたのだ。</p>
<p><br>
666 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/12/19 11:42:31
ID:faxYPOlj<br>
マグナ終盤ダイジェスト5</p>
<p>アミラの正体はリースだったのだ。<br>
「なんでお前なんだ?」とうろたえるカリンツ。悲しそうな目で見るリース。<br>
それをあざ笑うアグレイアン。「さあ、土の欠片を渡してもらおうか」<br>
「渡しちゃ駄目よ、カリンツ!」リースを叫ぶが、カリンツは奪い取った欠片をアグレイアンに渡してしまう。<br>
そして、ついにアグレイアンの元に全ての救援の光は揃ってしまった。<br>
(=既にラウルを襲って天の欠片を奪ったのでこれで全部揃ってしまった)</p>
<p>
「お別れだ、カリンツ。君はいい親友だったよ」と救援の力を解放するアグレイアン。<br>
そして大魔法が発動する。アスティネ湖は光に包まれた。<br>
先に消えたアグレイアン達テュルポ。残された4人は大魔法の光に襲われる。<br>
本当の息子カリンツを守るために大魔法を放とうとするラドリンヌ。<br>
しかし、救援の光の大魔法の前では無力だった。弾き飛ばれるラドリンヌ。<br>
そして絶望するカリンツ。しかし、リースは諦めていなかった。</p>
<p>リースは力を振り絞り、再度大魔法を放とうとする。<br>
それを止めようとするオルハだが、魔力の余波で弾き飛ばされてしまう。<br>
「カリンツ、あなたはわたしが守る」<br>
そしてリースは大魔法を放つ。大魔法と大魔法がぶつかり合い、<br>
互いに相殺して辺りは大きく吹き飛んでしまった。<br>
そしてリースは大魔法を放ったときに全ての力を使い果たし、体中のカンが四散し消滅したのだった。</p>
<p>
アスティネ湖の前で待っていた仲間達はすぐに駆けつけるもカリンツを見つけることは叶わなかった。<br>
精神の壊れてしまったラドリンヌのみ残し、誰もいなかった。一向はひとまずエモンへと撤退することとなる。</p>
<p><br>
~今日はとりあえずここまで。後はマグナの人復帰を待とうか</p>
<p><br>
28 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A 04/12/21 21:55:22 ID:lXwLVxF8<br>
ずいぶん待たせてしまったようで申し訳ない<br>
忙しかったのもあるけれど、こういうのってある程度間が空くと萎えちゃうんだよね<br>
やっぱり筆のノリに任せて一気に書き上げないと駄目だな<br>
中継ぎしてくれた人ありがとう。<br>
俺も忘れてるようなイベントやらなにやらが結構ある事に気づいた<br>
是非、続き&補完はお任せしたい</p>
<p>とりあえず貼り</p>
<p>
リースはアミラだった。(本名はアミラ・ホニャララ・リース・ホニャララみたいな名前)<br>
先日エベンダートを襲った大魔法を防いだ際、アミラの記憶を構成しているカンが飛び散ってしまい<br>
谷底を彷徨っている所にカリンツと出会ったのであった。<br>
今まで玉座に座っていたのはリースの双子の妹、セリナ。<br>
彼女は小さいころから幽閉の身で、その存在を知っているのはオルハらごく一部の者たちだけだった<br>
今回の女王不在を民に悟られないよう、アミラの替え玉として振舞うよう提案したのがオルハだった<br>
セリナはリースに比べると、なんと言うか暗い感じです。<br>
まあ、ずっと公の場には出られず、しかもアミュート病を患っているともなればいじけてしまうのも仕方ないとは思いますが<br>
姉に対する劣等感もあってか、姉妹仲はけっして良好とはいえない模様<br>
リース自身はセリナをとても大切に思っていることは伺えますが</p>
<p>
そのリースの死により、一旦は安定したかに見えたエベンダートはにわかにキナ臭くなる<br>
反乱の筆頭はもちろんキャリアンとアサド。<br>
民を纏めているヤソンの族長たちを味方につけ、一気にヤソンロベンを掌握にかかった<br>
狙うは先女王の妹であるセリナの命<br>
リースの死を前に何も出来なかったオルハは失意の中、せめてセリナの命だけでも守ろうと孤軍奮闘する<br>
しかし、多勢に無勢で次第に王宮の奥へと追い詰められてゆく<br>
兵士たちが一斉に襲いかかろうとしたところに立ちふさがったのは、ロッシィ<br>
彼女はオルハに想いを告げると、渾身の斬り込みで二人の活路を開いた<br>
二人が城外に脱出したのを見届けると、彼女は力尽き、倒れる。彼女を取り囲む兵士達・・・</p>
<p>場所は変わって、風月林―――<br>
カリンツは、虚ろな瞳で彷徨っていた。まさに廃人同然といった様<br>
その影が不気味に伸びてゆく…<br>
巡回していた連合軍の兵士に発見されるカリンツ<br>
裏切り者の紅の旋風、それも隊長とあっては見逃されるはずもなく、カリンツは兵士達に取り囲まれる<br>
しかし、カリンツは一顧だにしない。彼の胸を支配しているのは相変わらず虚無のみであった<br>
兵士達がカリンツに襲い掛かろうとしたその時、カリンツの影から炎が巻き上がり兵士達を一掃した<br>
カリンツは初めて顔を上げる。そこに居たのはリースのファミリア、フェニックスだった。<br>
カリンツを守るように周囲を旋回するフェニックス<br>
彼はリースが死してまでもなお自分を守ってくれていることを自覚する<br>
そのリースを奪ったのは、ヒューゴことネイカン。<br>
カリンツの目に激情が宿る。彼は確かに奮い立った。これまでとは比べ物にならない、憎悪の念によって―――</p>
<p><br>
29 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/12/21 21:57:57 ID:lXwLVxF8<br>
ageちまったい、スマソ</p>
<p>
エベンダートを脱出したセリナとオルハは、国境付近で追っ手であるアサドに追いつかれる<br>
窮地に立たされる二人を救ったのは、通りかかったカリンツだった<br>
思いがけない形で共闘することになったカリンツとオルハはアサドを退けるが<br>
追っ手を食い止めるためにオルハは二人を残し、一人戦場に残った<br>
セリナの素性を知り決していい顔はしないカリンツだが、ひとまず一緒に行動することになった<br>
エモンにて仲間たちと合流するカリンツ。彼はネイカンに復讐することを誓った<br>
それに待ったをかけたのは、天の遺跡で九死に一生を得たラウルだった。<br>
今のカリンツではネイカンに勝てない、と言い切るラウルだが<br>
カリンツが聞くはずもなかった<br>
「わかった。そこまで言うなら俺はもう何も言わんよ。ここでお別れだ」</p>
<p>
アマバトの塔の屋上にネイカンは居た。対峙するカリンツとネイカン<br>
しかしカリンツの攻撃は、ネイカンに傷一つ付けることはできなかった<br>
救援の光の凄まじい力で全滅させられるカリンツ達<br>
止めの一撃を食い止めたのは、ラウルだった。<br>
ラウルはカリンツに「ジェカルトに会え」と言い残し、皆を逃がすため独りネイカンに立ち向かう<br>
脱出に成功したのを見届けたとき、ラウルの胸にはネイカンの光剣が深々と突き刺さっていた<br>
ゆっくりと塔から落下していくラウル。<br>
「イレイン・・・」</p>
<p>
己の軽はずみな行動でリースに続いてラウルまでも失ったカリンツ<br>
彼の最後の言葉に従って、カリンツは師である風の英雄ジェカルトに会うことを決意する<br>
彼が向かったという北の大氷原に向けて、カリンツは独り旅立った</p>
<p><br>
30 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/12/21 21:59:44 ID:lXwLVxF8<br>
極北の地にジェカルトは居た<br>
己を見失い、師に答えを求めようとすがるカリンツ<br>
ジェカルトは答えの代わりに剣を抜いた<br>
カリンツはジェカルトに挑むも、傷一つ付けることもできず逆に自分が傷つく。全て反撃されてしまうのであった<br>
鏡のごとく正確に反射してくる師の剣技に、カリンツは完敗した</p>
<p>
カンを正確に把握し、法則にしたがって分解・再構築する<br>
カンを把握することは世界を知ることに等しい<br>
極めれば剣すら必要とせず、属性すら乗り越えることのできる悟りの境地<br>
それがジェカルトのあみだした「無形剣」だった</p>
<p>
必要なのは、カンの流れを「視」ること。うつろいやすい心のままでは到底不可能<br>
カリンツは己の心と過去に決着をつけなければならなかった</p>
<p>ジェカルトの手によって深い深い瞑想に入るカリンツ<br>
深層意識の中で、数々の敵と対峙する。罵倒を浴びせられ、逆にこちらが罵り、そんな事を繰り返しながら敵を屠っていくカリンツ<br>
最後に待ち受けていたのはアミラだった。虚しさに押しつぶされ、絶叫するカリンツ</p>
<p>
「心をからっぽにするからって、自分の存在までからっぽにしちゃだめだよ」<br>
アイデンティティの崩壊したカリンツにかけられる、優しい言葉。そこにいたのは、かつて誰より愛した少女<br>
カリンツはリースと語らう。これまでの旅のこと、共に過ごした時間、過ぎ去った思い出。<br>
そして気づいた。憎しみは己の弱さを隠すための言い訳でしかなかったことを。ヤソンを憎む理由などなかったことを。<br>
カリンツはついに憎しみと決別した</p>
<p>正直言って言葉じゃ上手く説明できないです<br>
この辺のキャラクターの内面描写はやっぱり長い時間ゲームに付き合ったプレイヤーだからこそ<br>
理解できるし感動できるっていうのがあると思う</p>
<p><br>
32 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/12/21 22:10:33 ID:lXwLVxF8<br>
覚醒したカリンツの眼には、世界を構成しているカンの流れが見えていた<br>
そしてマグナカルタについて理解する<br>
マグナカルタは魔法でもなければもちろん兵器でもない。カンを理解し、再構成する。その行為そのものを指しているのだった<br>
(簡単に言うとマトリックス。っていうか演出がまんま)<br>
「その眼で光の樹を見れば、真実が分かる」ジェカルトにそう告げられたカリンツは、仲間を救うため師の下を辞した</p>
<p>光の樹は、世界中からカンを吸収しまくっていた<br>
50年前、カンの源である救援の光を奪われた光の樹は、カンの供給体から吸収体に変容したのだった<br>
特にヤソンたちはビンディを通じてどんどんカンを吸い取られる、これがアミュート病の正体だった<br>
(ちなみに設定として、かつて人間にもビンディのような器官があり、また「世界の柱」なる物体が存在していたそうです。<br>
冒頭の石化病とあわせて考えると・・・<br>
全てはプレイヤーの想像に委ねられているんですけどね)</p>
<p>
戦争を終わらせるため、そしてヤソンを救うため、カリンツは光の樹を破壊する事を決意する<br>
カリンツ達はヒューゴことネイカンと決着を付けるため、最終決戦の地エベンダートへ向かった―――</p>
<p><br>
699 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/12/28 15:17:02
ID:W8R4At5/<br>
最終決戦地エペンタードの階段を上っていくカリンツたち。<br>
そこにはブラストワーム。<br>
「隊長!ここは俺達に任せて、先へ進んでください!」で、アゼル、クリス、マヤで戦闘。<br>
3人が抜けて先へ進むとアサド。<br>
「こんな奴と話してても時間が無駄だ、先へ行け!」でハレン、エオニス、ジャスティーナで戦闘。<br>
この3人も抜けてさらに先へ進むとキャリアン。<br>
セリナが「後で追いかけるから先に行って!」と言うが、カリンツ動かない。<br>
キャリアンがファミリア召喚、襲いかかろうとするが、デスイレブンが飛んできてそれを阻む。<br>
振り返ると、オルハが階段上ってきて「カリンツ、先に行け」<br>
「・・・すまない」とカリンツひとりで、先へと進む。<br>
(キャリアンは、オルハ、セリナ、リアンナで戦闘)</p>
<p>ようやくアグレイアンの元へ。<br>
「ついにここまできたか」<br>
「来ると思ってたろう?」<br>
「もちろん」<br>
「結局は、こうなるんだな」<br>
「運命とあきらめるしかない。お前を失うのは惜しいが」<br>
「ヒューゴ、俺は、お前に返すものがあって来たんだ」<br>
「なんだと?」<br>
「これはもう、必要ない」<br>
少年時代ヒューゴにもらったナイフを、アグレイアンに投げつける。<br>
パシっと受けとめ、目の前でナイフを折るアグレイアン。<br>
「ふっ。昔の情など忘れて戦おうという訳か?」<br>
「もうこのナイフには、何の意味もない」<br>
「そうか、これでお互いただの敵だな」<br>
1対1の戦闘が始まるが、今のカリンツにとってアグレイアンの強さなど敵ではない。</p>
<p>
「ばかなっ…なぜお前の攻撃が見えないんだ?これほどの能力を身につけるなど、ありえん!」<br>
「破壊の闇で、マグナカルタを起こせると思っていたんだろう?」<br>
「何が言いたいんだっ?」<br>
「お前には、足りないものがあるんだ」<br>
「俺は…世界を支配する…王だ。お前らごとき人間に負けるとでも思うのか?!」<br>
アグレイアンが浮いていき、体から閃光。<br>
「もう救援の光に、支配されてしまったんだな」<br>
「カリンツ!一緒に、戦おう」セリナが走って来る。<br>
アグレイアンからの光が増し、ラスボスへと変化。<br>
カリンツとセリナで撃破。</p>
<p>
元の姿に戻り倒れているアグレイアンの体から白い光がぽやぽやと出ている。<br>
「ヒューゴ、もう終わったんだ」<br>
「は、はは、結局はお前にやられるのか…ヤソンをあれほど憎んでいたお前がヤソンの<br>
救援者になるとは…」<br>
「俺がヤソンを憎む理由など、本当はなかったんだ」<br>
「だが…お前はすでに、数え切れないほどのヤソンを倒し…愛する者さえ死に<br>
…追い込んだじゃないか…っははは 一生、苦痛と…後悔…のなかで、生きるがいい…」<br>
「いつかお前も目を覚ますときが来るだろう」<br>
アグレイアンの光が大きくなり消滅する。</p>
<p><br>
700 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/12/28 15:17:36
ID:W8R4At5/<br>
「カリンツ…」<br>
「なにもかも終わったよ、セリナ」<br>
振り向くと、セリナの足元がアミュート病により木のようになりかけている。<br>
「…カリンツ、あなたのそばに行きたいのに…私、もう…」<br>
「セリナ…」<br>
「わたし、本当は、あなたにまた会えて嬉しかった。小さい頃、カリンツがわたしを姉さんだと、<br>
勘違いした事があったでしょう。だから、わたしは怒ってたのよ。覚えてる?」<br>
セリナのアミュート化が膝まできている。<br>
「ああ」<br>
「姉さんより前から、カリンツを見てたのよ。最後だから…これだけは伝えたかった。<br>
わたし、ずっと…カリンツの事…」<br>
「セリナ!」<br>
「やだ…もう、口まで…」<br>
「セリナ!!」<br>
「わたしはずっと、カリンツの事が…好きだっ…」<br>
セリナが手を延ばし、カリンツがその手を掴もうとするが、セリナの全身が一気にアミュート化。<br>
ひざまずき、両手でセリナののばされた手をにぎるカリンツの手に救援の光のペンダント?<br>
そのペンダントに光が集まり、画面白くなる。<br>
セリナが元に戻り、自分の手やらを見て驚いている。<br>
カリンツが嬉しそうにセリナを見つめて頷く。</p>
<p>字幕で説明。<br>
「光の樹」は、その力の源である「救援の光」の完全なる破壊により消滅した。<br>
ヤソンは「光の樹」の束縛から開放、それによりアミュート病からも解放された。<br>
それが、ある一人の人間により起こされた奇跡であったにも関わらず、全ての不和を無くす事は<br>
出来なかった。<br>
しかし、ヤソンと人間の間に新たな交流が芽生え始めた。</p>
<p>時は流れ、1年後。</p>
<p>それぞれが映し出される。<br>
亡くなった婚約者の墓参りをしているハレン。<br>
その後ろにはエオニスがいて、ふたりで微笑みあう。<br>
父親の元で図面を見ているクリス。<br>
側にはマヤがいる。<br>
アマバトにはジャスティーナ。<br>
ラドリンヌの面倒をみているらしい。<br>
アスティネ湖でひとり、リアンナが花束を投げている。<br>
紅の旋風本部で剣の稽古をしている隊員たち。<br>
アゼルが稽古をみている。<br>
エペンタード、誰もいない女王の机を見つめるオルハ。<br>
アミラの幻が微笑み、窓から差し込む光と共に消えていく。<br>
セリナがひとりで石のベンチに座っている。<br>
歩き出そうとするとカリンツがその手を掴む。<br>
ふたりは見つめあい、そして夕陽を見る。</p>
<p>THE END</p>
<p>
スタッフロールの後に、死んだはずのラウルがのんきに昼寝。</p>
<p><strong>マグナカルタ</strong><br>
>>10-237~238・268~269・284~286・324・326~327・334・372~373・377・553~554・662~666、>>11-28~30・32、>>10-699~700<br>
</p>
<hr>
237 マグナカルタ sage 04/11/21 10:00:13 ID:RyvnhCQs<br>
マグナカルタ、さっきクリアしたんで書いてみようかと思う<br>
とりあえず冒頭
<p>
この世界では全ての生命やエネルギーを「カン」で表している<br>
カンは天風山地江水火雷の8属性で表され「カルタ」という法則と力によって動いている<br>
「マグナカルタ」とはカンとカルタの「究極的な再配列」を意味している<br>
ゲーム的には地場として存在するカンを消費することで技や魔法を使ったりしてます</p>
<p>
物語の舞台となるイフェリア大陸はヤソンという先住民族とあとから移住してきた人間とが住んでいる<br>
人間は体中が石になる「石化病」そして数百年にわたる戦争に疲弊しきっており、わずかに生き残った人が海を渡って移住してきた<br>
2つの種族の主な違いはカンに対する考え方で、人間はカンを調節・変化させることをいとわず、ヤソンはあるがままのカンの流れに身を任せようという考え方です<br>
またヤソンにはビンディというカンを吸収するための器官がついており、これが外見での決定的な違いとなる<br>
カン吸収という特性から人間よりも長寿で強靭な肉体を持っている</p>
<p>
この大陸に存在する国家は5つ。武人国家ガルート、経済国家マラカット、宗教国家アマバト、魔法国家バイエル<br>
そしてヤソンの国ヤソンロベン<br>
当初は共存していた2つの種族だがご他聞にもれずいつしか争うようになり、やがて数世紀にわたる戦争へと発展する。<br>
戦争はヤソン優勢で進められていたが物語の舞台から50年前、ヤソン達にカンを供給するといわれている「光の樹」を8人の人間が封印した<br>
以後ヤソンは体が木の皮の様になる「アミュート病」に苦しむようになる。これにより戦局は逆転した。<br>
この8人は人間を救った英雄として「八英雄」と呼ばれるようになり、8人はそれぞれ天の英雄、江の英雄などと称えられた</p>
<p>
しかし、ヤソンの一部には突然変異によりアミュート病を克服し、さらに様々な特殊能力を持つようになる<br>
彼らは「ブラストワーム」と称され、特に能力の傑出した四天王はヤソンの女王アミラの下ヤソンを指揮している</p>
<p>傭兵集団「紅の旋風(くれないのかぜ)」<br>
彼らは主にヤソンに肉親や大切な人を殺され、恨みや復讐のために戦うことを誓った人たちが集う。<br>
主人公である隊長カリンツも、幼い頃住んでいた村をヤソンに焼き払われた<br>
物語は彼らが封印された大魔法を用いてヤソンロベン首都のエベンダートを攻撃する作戦の護衛を命じられた事からはじまる</p>
<p><br>
238 マグナカルタ sage 04/11/21 11:03:25 ID:RyvnhCQs<br>
なんとか護衛に成功し、発動した大魔法。エベンダートに降り注ぐ光球。<br>
しかし女王アミラの力により、全て跳ね返される。自分達の放った大魔法を受け瓦解する諸国連合軍<br>
退却劇の中、カリンツは仲間達を逃がすため退路の橋を落とし一人谷底に転落する<br>
目がさめた時、見知らぬ少女の手当てを受けていた<br>
少女はリースと名乗り、記憶がない事がわかる。とりあえず本部に連れ帰るカリンツ<br>
治療術に長けていることからアマバトの巫女ではないかということになり連れてゆくことになる<br>
連合軍は大魔法が跳ね返されたことからアミラはマグナカルタを発動させたのではと噂するようになる<br>
一方ヤソンロベンでは女王がアミュート病にかかり、動揺が広がる。権力交代の予感に野心を露にする一部の四天王などなど。</p>
<p>
リースは記憶が無いせいかヤソンに対する恨みも偏見も無く、そのためヤソンを治療したり逃がしたりと様々なトラブルを起こす<br>
ヤソンに情けをかけるリースが理解できないカリンツ。何故ヤソンと争わねばならないか理解できないリース。</p>
<p>
旅の端々の回想としてプレイヤーには断片的に明らかになっていくカリンツの過去<br>
風の英雄によって開かれた道場があり、戦災で出来た孤児達が集まって暮らす村風月林<br>
カリンツは幼いときはマノと呼ばれていた。<br>
親友のヒューゴ。友情の証としてマノはヒューゴに腕輪を、ヒューゴはマノに短剣を渡す。<br>
剣術ではヒューゴに勝てないマノ。悔しさから森に入ったマノはモンスターに襲われ、少女に助けられる<br>
少女(リースに似ている)に剣を教えてもらうことになる<br>
みるみる上達するマノ。ある日少女に会うと少女はいきなり怒り出した<br>
また別の日、マノはあるハーフヤソンを助ける。腕に蝶のような模様のビンディがあった<br>
ハーフヤソン、人とヤソンの間に生まれた存在。どちらからも見捨てられる存在。<br>
当時のマノはしかしまだ、ヤソンをそれほど敵視しているわけではなかった<br>
興味本位でハーフヤソンをかくまうマノ。またある日、マノはハーフヤソンに言われて村の外へ<br>
戻ってきたときには村は焼かれていた。炎上する村の中心には例のハーフヤソンが立って笑っていた<br>
逃げ出すもヤソンに追いつかれるマノ。寸でのところで通りかかった老剣士に救われる<br>
彼を師とし、カリンツは蝶のビンディのついたヤソンに復讐する事を誓う</p>
<p>
アマバトに到着したカリンツ達。酋長である大巫女ラドリアンヌとその息子であり紅の旋風の後ろ盾でもある連合軍の将軍アグレイアンに謁見<br>
そリースが巫女でないと分かったカリンツはリースを紅の旋風に迎え記憶探しの旅につきあうことにするが<br>
そのうちにリースがヤソンに狙われていることが分かり始める</p>
<p><br>
268 マグナカルタ sage 04/11/21 21:44:54 ID:RyvnhCQs<br>
さらわれたリースを助ける過程で立ち寄った遺跡で、カリンツは奇妙なかけらを拾う<br>
カンに満ちたそれはかつての8英雄が封印した光の樹からもちたされた神器ではないかということになる<br>
女王アミラに対抗するためこちらもマグナカルタをもつ必要があるとアグレイアンは言い<br>
その手がかりがこの神器「救援の光」にあるのではと収集を命じられる<br>
さらに、アグレイアンが昔の親友ヒューゴであることも明らかになる<br>
こうしてカリンツは極秘任務として「救援の光」の捜索に出発する事となった<br>
まずはかつての8英雄について知るため古代図書館へと向かうこととなった<br>
一方リースはその神力を見込まれ記憶が戻ったら巫女にならないかと誘いを受ける<br>
リースも記憶を取り戻すことにやぶさかではなく、神殿の巫女ジャスティーナとともに記憶探しの旅をすることになる</p>
<p>
古代図書館でカリンツは50年前の戦争の実体、そして8英雄の名前と詳細、戦争後の顛末を知ることになる<br>
自分の師、ジェカルト・ソミュンが風の英雄であったことに驚きを隠せないカリンツだが<br>
さらに8英雄のほとんどが暗殺や謀殺、そして行方不明になっていることに気づく<br>
江の英雄ジョシュア・ミンの残した手記より、救援の光はもともと光の樹のもとに安置されていたことを知る<br>
8英雄は救援の光を8つの欠片に分けそれぞれを所持する事になる<br>
欠片の安置された場所は大規模な気候変化や地殻変動に見舞われることが分かり、それを手がかりに遺跡を探すこととなった<br>
火の欠片、山の欠片と順調に集めていくがその最中テュルポと呼ばれる謎の秘密結社と渡り合う<br>
テュルポもどうやら欠片を狙っているらしく、その正体は不明</p>
<p>
リースは曖昧に浮かぶ記憶の風景を手がかりとして立ち寄っていくことになる<br>
途中で知り合ったのは旅の女拳士リアンナ(cv.三石琴乃)とヤソンと疑われて逮捕された人間スデイ(cv.石田彰)(ちなみにカリンツの声優は保志総一郎)<br>
リアンナは放浪癖のある夫を探すため傭兵になったという。スデイとは別れたがリアンナはリース達に同行することになる<br>
最初に向かったのはかつてのカリンツの故郷、風月林。今は焼けた廃村でしかない其処で<br>
リースは記憶の一部を取り戻す。次に浮かんだのは空に浮かぶ、城。<br>
カリンツに頼まれた大巫女護衛の仕事の途中で、さらにリースは腹ペコでぶっ倒れてる男を助ける<br>
ラウル(cv.子安武人)と名乗るその剣士も同行することになり、一路風月林へ<br>
そして四天王の一人の襲撃を受ける</p>
<p><br>
269 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/11/21
21:50:07ID:RyvnhCQs<br>
今日はここまで<br>
実際はもっとキャラクターも多いし、人間関係も複雑なんだけど<br>
俺はカリンツとリースに絞って印象的なイベントとオチだけ解説してこうと思う<br>
どっちかというと物語の本筋よりもその背景を説明する方に字数喰いそう</p>
<p><br>
284 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/22 22:54:24 ID:dv9lwuNN<br>
トリップの件はスマソ<br>
詳細書くの初めてで>1もよく読んでなかった<br>
以後気をつける</p>
<p>
位置おかしいかもしれないけどここでちょっとキャラクター&背景の紹介(さすがに固有名詞を使わないと辛くなってきたから)<br>
公式見れば済むことかもしれないから簡単にいくね<br>
まず主にカリンツと行動を共にしている紅の旋風のメンバー<br>
幼いころカリンツに命を救われ、以来隊長を慕ってやまないアゼル(ちなみに♂)<br>
婚約者をヤソンに殺され、恐らくメンバーの中では一番ヤソンを憎んでいると思われる拳士ハレン<br>
常に冷静で穏やかな性格の魔術師エオニス。特別ヤソンに恨みがあるわけではないが戦争を止めるため参加している<br>
戦災で両親を無くしたショックで口がきけなくなってしまった少女マヤ。お話的にはいらないけどゲーム的に必要な回復係<br>
女好きでお調子者のクリス。趣味は発明(ただし失敗ばかり)マヤの父親代わりを自認してやまない<br>
紅の旋風を管理するマネージャー、レハス。非戦闘員なのでPTには参加せず本部を守っている。<br>
口うるさいが仲間思い。一緒に戦えない自分にコンプレックスも抱いている</p>
<p>次にヤソンの四天王<br>
まずブラストワームリーダーで四天王筆頭オルハ。女王への忠誠心も人一倍厚い<br>
そのオルハを慕うロッシィ。通称★乳<br>
黒き美貌のキャリアン。陰謀と話術に長ける<br>
残忍な性格のアサド。キャリアンと組んでオルハを追い落とすことを考えている<br>
ブラストワームはかつては被差別階級であり、虐げられていた存在であった<br>
部族制のヤソンは各族長達もそれなりの権力をもっており、けっして一枚岩な存在ではないことが伺える<br>
アミュート病にかかったアミラは以前のような覇気がなく、投げやりな雰囲気を漂わせている</p>
<p>
四天王をはじめ高位のヤソンはファミリアと呼ばれる召還獣のようなものをもっている<br>
たとえばロッシィのファミリアはスチールハートという獅子でハレンの婚約者を殺したのはこいつだったりする<br>
しかしファミリア達は何故かリースにだけは攻撃することをためらう</p>
<p>
ヤソンには光と闇という区別があり、闇のヤソンはかつて光の樹を守っていたが<br>
8英雄に光の樹を封印させた咎によりヤソンロベンを追われた</p>
<p>
光の園エモン。人間とヤソンが共存するという唯一の地</p>
<p><br>
基本的に中盤以降はカリンツPTとリースPTを交互に操作するという形態で話を進めていきます<br>
ところどころザッピングする箇所があり、その場面に至るまでの経過の違いにより事態の本質に迫るといった感じです<br>
カリンツPTは紅の旋風、リースPTはジャスティーナ、リアンナ、ラウルの4人組で行動しています</p>
<p><br>
285 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/22 22:56:43 ID:dv9lwuNN<br>
水の欠片を取るため魔法国家バイエルにある浮遊城に向かうこととなったカリンツ一行<br>
そんな時レハスがカリンツ達を呼び止める<br>
実はカリンツの誕生日を祝おうという話だったのだが、救援の光集めに急ぐカリンツ達を前にして切り出せなくなる<br>
(その前にレハスの誕生日イベントなんかもあったりする)<br>
カリンツ達も救援の光の事は極秘任務であるとアグレイアンからのお達しで<br>
レハスに打ち明けないまま過ごして来たこともあり<br>
疎外感と気恥ずかしさから何事も言えず別れることとなる</p>
<p>しかしそこで本部が急襲されるという事態に出くわす<br>
首謀者は「虐殺者」の異名を取る剣士・・・スデイ。狙いはリースだった<br>
カリンツ達の留守を狙った襲撃を迎え撃ったのは戦えないはずのレハス<br>
実はレハスはかつて傭兵をしていた。<br>
かつての戦場で恋人を殺され、腕を切られたことにより前線を離れることになったが<br>
実戦経験も豊富な歴戦の猛者だった。<br>
その恋人の敵こそ目の前の「虐殺者」<br>
復讐に猛るその剣はしかし虚しく空を切り・・・背後から、一閃<br>
カリンツ達が駆けつけたときはすでに虫の息だった<br>
スデイは退けたものの治療は間に合わず、最期にあなたたちに会えてよかったといって息を引き取る<br>
本部のテーブルの上にはレハスの渾身の手料理の数々がカリンツを祝うために並べられていた・・</p>
<p>
そこへリースたちも戻ってくるが、カリンツはいらだちからリースにお前は何者なんだと詰め寄ってしまう<br>
ヤソンたちの狙いはリース。<br>
自分のせいで本部が襲われ、仲間を死に追いやってしまったと愕然とするリースはカリンツの元を飛び出す<br>
廃墟の風月林で落ち込むリースを慰めるように囲むリアンナ達<br>
そこへやってきたのは、かつて助けた人間(?)スデイ<br>
にこやかに近づく彼に油断したリースに、短剣の一刺し。<br>
やはりスデイはヤソンだった。それもビンディのない、新種のヤソン。<br>
今回の黒幕がスデイにあると知ったリースに、かつてスデイを助けてしまった事実が重くのしかかる<br>
「あなたのせいですよ、何もかも」あざ笑うスデイに心と体を傷つけられたリース<br>
リースをかばうリアンナ達によって、スデイは倒される<br>
これ以上犠牲を出さないためにも早く記憶を取り戻さねばならないと決意するリースもまた、浮遊城へと向かうことになる</p>
<p><br>
286 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/22 23:00:44 ID:dv9lwuNN<br>
今日はここまで。<br>
正直言うと、中盤~終盤の間の展開の順序がはっきりしなくて<br>
正確に並べられる自信がない<br>
ところどころ無意味なお使いイベントが挟まれたりしてたし・・<br>
今も攻略サイトのチャート見ながら書いてたりするんだけど<br>
そのへんまで書いてあるところはまだ見当たらないから<br>
間違っちゃったらスマソ</p>
<p><br>
324 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/24 20:27:45 ID:zAKFz7RA<br>
浮遊城の最深部で待ち受けていたのは年端も行かない少女だった<br>
いぶかしむカリンツ達に少女は救援の光を渡すわけにはいかないと通告する<br>
圧倒的な力でカリンツ達の動きを封じるこの少女こそ、水の英雄イレイン・クレインだった<br>
水の欠片の力によって不老となった彼女は、救援の光の危険性を説く<br>
曰く、救援の光は生きていて再び一つになろうと所有者に強烈な暗示をかけようとする<br>
あれは軽々しく手にしてはいけない力だと<br>
そこまで話したところで飛来する毒刃にイレインは胸を刺される<br>
現れたのはこれまでテュルポを率いて幾度もカリンツの前に現れた男(詳細は割愛したがすでに何度も登場してる)<br>
イレインの術にかかったまま身動きの取れないカリンツ達を前に悠々と水の欠片を奪って去ってゆく<br>
術の解けたカリンツ達は慌ててイレインの治療を試みるが、時既に遅くイレインは事切れる<br>
悔しさをかみ締めながら突き刺さった刃を引き抜くカリンツ。そこへ・・・</p>
<p>リースたちもまた浮遊城に来ていた<br>
途中で四天王ロッシィと対峙するも、なんとか追い詰める<br>
押されたロッシィはスチールハートを召還するも、やはりファミリアはリースを攻撃しようとしない<br>
とはいえ形勢は不利と見たラウルは「使うしかないか・・」とつぶやく<br>
光一閃<br>
スチールハートを凄まじい剣技で打ち破る<br>
ロッシィを退けたものの、ラウルの正体をいぶかしむリアンナとジャスティーナ<br>
リースは「ラウルは信じられる」ということでなんとか場を治めた<br>
浮遊城の最深部で見たものは、まさにイレインから短剣を引き抜いたカリンツの姿だった。</p>
<p><br>
326 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/24 20:59:02 ID:zAKFz7RA<br>
水の英雄殺害の嫌疑をかけられたカリンツはジャスティーナによって逮捕され、アマバトへと連行された<br>
(ちなみにジャスティーナは水の英雄のことを知っていた)<br>
独房に入れられるカリンツ<br>
アグレイアンはラドリアンヌにカリンツの釈放を求めるも、救援の光を探していたことは明かさない<br>
実はジャスティーナもカリンツが本当に殺害を企てたとは考えていなかったが<br>
最近の紅の旋風の不明瞭な動きについて探るきっかけになるのではとの行動だった<br>
結局カリンツは釈放される<br>
再会したカリンツとリースは気まずい思いをしながらも、お互いの思いを語り合う<br>
結局リースは紅の旋風にはもどらず、アマバトで過ごすことにする<br>
カリンツはリースにいつでも帰ってこいと告げる</p>
<p>
物思いにふけるリースにリアンナは自分の夫のことを語る<br>
実は夫はヤソンであった。それも、ハーフヤソン<br>
しかし、その事実を知ってもリアンナの気持ちは動かなかった<br>
彼が居てくれればそれだけで幸せだった<br>
別れたのは放浪癖のためではなかった<br>
ある日突然「別れたい」と手紙を置いて行って出て行ってしまったのだった<br>
納得がいかない。とりあえず見つけ出して一発ぶんなぐる<br>
そんな思いから始まった夫探しの旅だった</p>
<p>どこかも分からない地下<br>
熱心に何かを調べる、イレインを殺害した男<br>
「そうか、そういうことだったのか!この男こそが・・」<br>
男は何かを決意したように、まっすぐな目で明かりを見つめた</p>
<p>
このゲームでは、「プレイヤーにだけ分かる」情報というのが結構あります<br>
両国でおこるスパイの騒ぎや、ネイカンという謎の男と密談するキャリアン、アサドなど<br>
何故かファミリアに拒絶される女王アミラなんて一幕も</p>
<p><br>
327 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/24 21:31:42 ID:zAKFz7RA<br>
カリンツの疑いはひとまず晴れたものの、紅の旋風はアマバトに睨まれることとなった<br>
(大巫女ラドリアンヌとエリュネド聖会という、二つの権力が内在してることも混乱の一因)<br>
アグレイアンへの謁見もままならない状態で、一悶着を起こす始末<br>
その時まさにそのアグレイアンの危機であった<br>
対峙するのは例のイレインを暗殺した男。「まさか、貴様だったとはな。」男は語る<br>
寸でのところで身をかわし、人を呼ぶアグレイアン<br>
カリンツ達が駆けつけたときは男は既に逃げ出していた<br>
ただちに追跡にはいる紅の旋風<br>
追いつく機会もあったが、男の技量は凄まじかった<br>
やっとの事で手傷を負わす。その腕にあったのは蝶の形をしたビンディ。<br>
カリンツを暗殺しようとし、幾度も救援の光を奪おうと現れ、イレインを暗殺し、今またアグレイアンまでもその手にかけようとしたこの男。<br>
この男こそ、かつてマノと呼ばれていたカリンツを騙し、風月林を焼いたハーフヤソン。<br>
カリンツが長年求めてやまなかった復讐の対象が目の前に現れたのであった<br>
「お前をどれほど探したことか」カリンツは叫ぶ<br>
「相変わらず甘ちゃんだな。真実も知らぬまま騒ぐ道化が」男は返す<br>
男は追撃を振り切り、さらに南へと逃げていった</p>
<p>
リース達はリアンナの夫の手がかりを求めて遺跡を巡るも空振りに終わる<br>
アマバトへ戻ったリアンナに、なんとその捜し求めていた夫アスタルから手紙が届く。<br>
曰く、話したいことがあるから来て欲しい、と<br>
何を今更と言いながらも喜びを隠さないリアンナを尻目に<br>
ジャスティーナはそもそも何故リアンナの居場所を知っているのかと疑問を抱く<br>
ひょっとしたらどこかで見張っていたのか。だとしたらその目的は?<br>
ともかく会いに行こうという話になり、一路待ち合わせ場所へ<br>
はたしてそこに、アスタルは居た<br>
開口一番「何故一人で来なかった」</p>
<p><br>
334 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/24 22:42:36 ID:zAKFz7RA<br>
とまどうリアンナ達の背後から、カリンツ達が追いついてきた<br>
アグレイアンを襲い、イレインを殺し、かつて風月林を焼いたこの男こそ、リアンナの夫アスタルだった<br>
自分の夫の所業を聞き、愕然とするリアンナ<br>
自分との生活はヤソンのスパイとしての隠れ蓑に過ぎなかったのか<br>
そんなリアンナを尻目にカリンツとアスタルは一騎打ちの勝負を挑む</p>
<p>アスタルを追い詰め、今まさに止めを刺そうという時<br>
リアンナはアスタルをかばうように立ちふさがる<br>
退けというカリンツと退かないと言い張るリアンナ<br>
リースもやめてと叫ぶ<br>
「ッもらった」<br>
アスタルの剣閃はリアンナごとカリンツを弾き飛ばした</p>
<p>さらにカリンツに止めを刺そうと歩み寄るアスタル<br>
そのアスタルを背後から刺し貫いた、リアンナ<br>
「もう、やめて・・・」<br>
ゆっくりと振り返るアスタル<br>
「そうか、ここまでか・・」<br>
「こんな終わり方も、悪くない。」<br>
アスタルはゆっくりと崩れ落ちた</p>
<p><br>
372 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/26 08:29:55 ID:hyHa0U6T<br>
いい加減放置汁<br>
そもそも今までだって詳細が錯綜することもあったのに、なんでコレだけ<br>
妙なプレッシャーは勘弁<br>
ドラクエ発売で今まで以上にペースダウンしそうだし~</p>
<p>ともかく早朝張り</p>
<p>倒れ伏すアスタルを抱きかかえるリアンナ<br>
アスタルの口から語られるテュルポという組織の実態<br>
テュルポの頭はアスタルではなかった。「第三の男」ネイカンという人物の存在を知るカリンツ達。<br>
最期にアスタルは「救援の光をネイカンに渡してはならない」と言い残し、静かに息を引き取る<br>
「騙されてたってていい。一緒に生きてさえくれればそれだけで幸せだったのに」慟哭のリアンナ<br>
「自分が何よりも復讐を誓った人物は、誰かの何よりも大切な人だった」<br>
その事実にうちのめされたカリンツは、初めて、己の抱いていた復讐心の不毛さに気づく</p>
<p>
連合軍はアスタルをテュルポの首魁として、ヤソンへのスパイ容疑とともに全ての罪を着せ<br>
政治的に決着させようとした。<br>
その過程でアスタルの妻であったリアンナにもスパイ容疑がかけられることを知らされたカリンツは<br>
連合軍に処刑されるまえに自分達で逮捕する必要性をアグレイアンに説かれる<br>
リアンナ達の元に向かい、まさに事情を説明しようとしたその時<br>
兵士達が現れリアンナに襲い掛かる<br>
夫の死に鞭打つような仕打ちに怒るリアンナは、カリンツが兵士達の手引きをしたのかと誤解する<br>
群がる兵士達をなぎ倒し、リアンナ達はひとまずアマバトを脱出する。<br>
連合軍にお尋ね者にされたリアンナ達は、追撃を振り切るため中立地帯、光の園エモンに向かうこととなる</p>
<p>
アスタルの部屋を調べるテュルポたち。しかしほとんどの記録は隠滅され、どこかに運び出された後だった<br>
「裏切り者」アスタルの用意周到さに舌打ちするテュルポ達</p>
<p><br>
373 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/26 08:30:43 ID:hyHa0U6T<br>
エモンに向かう道中、リアンナはどうしても一度自宅に戻りたいと話す<br>
網を張られてることは明白であり、無茶だと諭すラウル&ジャスティーナであるが、リアンナは頑なに譲らない<br>
結局リースも承知し、仕方なく一向はリアンナの自宅へ向かう<br>
はたしてそこには連合軍も待ち構えていたが、とりあえず一蹴<br>
リアンナは家内で、これだけは持って行きたいと形見の品を持ち出す<br>
と、机の上にリアンナ宛に小包が送られていることに気づく<br>
差出人は、アスタルだった・・<br>
「恐らくこの手紙を読んでいる頃には私はもうこの世に居ないだろう」<br>
おなじみの書き出しで始まるこの手紙には、テュルポで活動するに至るまでの詳細とあるレポートが同封されていた<br>
カンとカルタの研究者であったアスタルは、ここ数年のカンの流れの異常原因を突き止めるため旅に出る<br>
紆余曲折を経てテュルポという秘密結社に接触した彼は、組織の実態を掴むため内部に入り込む<br>
テュルポはかつて闇のヤソンと呼ばれた者たちの末裔。その根底に流れるのは人とヤソン、両方への憎しみ<br>
幹部にまで上り詰めたアスタルは、「第三の男」ネイカンの存在に気づく<br>
この人物は連合軍の奥深くまで入り込み、ヤソンに情報を流していた。そしてヤソンからの情報も受け取っている<br>
激化する戦乱の原因がこの人物にあると思い立ったアスタルは、テュルポを裏切ることを決意する<br>
そして、自分の研究の詳細を書いたレポートをリアンナに託すことも<br>
「愛しているよ、リアンナ」手紙はこの言葉で〆られていた<br>
泣き崩れるリアンナ。何故自分に何も話してくれなかったのか<br>
「リアンナを、巻き込みたくなかったんじゃないかな」リース<br>
一方レポートの方は難解で専門家でなければ解読は不可能<br>
連合軍の包囲が迫ることをひしひしと感じたラウル等は、一刻も早い脱出を提案する<br>
一路、目指すはエモンへ</p>
<p>エモンに着いたリース達<br>
エモンでは、確かに人とヤソンが共存していた。<br>
しかし、それは決して理想郷ではない。むしろ厳然とした現実がそこにはあった<br>
人とヤソン、両方から独立した存在。それはすなわち人とヤソン、両方から追われた存在。<br>
光の園エモンは、そうしたはみ出し者達が肩を寄せ合って生きるしかなかった、せめてもの居場所だった<br>
政治亡命という形になるリース達を決して歓迎しないエモンの住人達<br>
それでもひとまずは匿ってもらえることとなった<br>
エモンの族長はセイカンという大柄な老ヤソン<br>
かつての8英雄とも面識のある悠然とした穏やかな物腰の人物だった<br>
事情を聞き、リース達をねぎらうセイカン<br>
一息ついたとき、連合軍の追っ手がエモンに到達する<br>
兵士達の後ろには、カリンツ達の姿があった</p>
<p><br>
377 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/11/26 13:26:27 ID:hyHa0U6T<br>
ドラクエFG記念張り。<br>
これから猿のようにやりまくりますノシ</p>
<p>迷わずカリンツ達と合流し、兵士達を蹴散らす<br>
リース曰く「だって信じてるもの」<br>
とはいえこれで紅の旋風も晴れてお尋ね者となってしまった<br>
カリンツ達もエモンに入り、その実態を知ることとなる<br>
セイカンと会い、今大陸で起こっている一連の事象を整理して考えてみる<br>
彼の提案で人とヤソンの和平会談を取り持つこととなり<br>
まずはラドリアンヌとアミラを引き合わせようということになった<br>
カリンツ達は後顧の憂いを絶とうとアスタルから聞いたテュルポのアジトを急襲する作戦を立てる<br>
リース達はラドリアンヌを迎えに行くため、危険を推してもアマバトへ戻ることとなった<br>
以上の旨をアグレイアンに報告する<br>
秘密結社のアジトに向かったカリンツ達は、とてつもない数のテュルポ達に迎え撃たれた<br>
「どこが〝秘密〟なんだよ!」とはハレンの言<br>
一方リース達はアマバトへ向かう最中<br>
対峙した連合軍の兵士にセイカンが暗殺されたことを告げられる</p>
<p><br>
553 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/12/07 21:15:13 ID:Ob3G0aF2<br>
ん、お久しぶり<br>
DQはちょっと前に終わったけど時間なくてなかなか書けないんだよねー<br>
とりあえず貼り</p>
<p>
(書き忘れたけどこの辺でラウルが天の英雄、アンソニー・ロベルであることが判明します。例によってジャスティーナだけは知っていた模様)<br>
ひとまずアジト急襲を断念したカリンツ達は、紅の旋風本部が襲撃されたことを知る<br>
急遽本部へ戻るカリンツらだったが、すでにそこはヤソンの手に落ちていた<br>
非戦闘員を人質にとり、投降を迫るオルハ<br>
何故かカリンツを拘束することにこだわるオルハに、他の仲間は抗戦の意を示すが<br>
人質の安全を優先したカリンツはしかたなく武器を置く<br>
カリンツ「――――紅の旋風は、解散する。」<br>
カリンツを捕らえたオルハは「助けたくばリースを連れて来い」と言い残し、首都エベンダートへと連行していった</p>
<p>エベンダートの地下牢で拷問にかけられるカリンツ<br>
痛めつけられたカリンツに問いただすオルハだが、どうもお互いの話が噛み合わない<br>
要領を得ないカリンツはひとまず幽閉されるが<br>
そこへブラストワームの内乱が勃発する。<br>
キャリアンとアサドも自分達の予定にない行動に戸惑いを隠せないが、蜂起が始まってしまった以上傍観するしかなかった<br>
内乱に乗じてカリンツは殺されそうになるが、そこを一人の瀕死のヤソンに助け出される<br>
何故自分をヤソンが助けるのか理解できないカリンツだが、答えを知る暇もなく追われる事になった<br>
潜り込んだ庭園で女王アミラと邂逅するカリンツ<br>
しかしアミラはどうやらカリンツを知っているそぶりだった<br>
ともあれ機会を逃さずアミラの命を狙うカリンツを、間一髪オルハが押さえ込む<br>
多勢に無勢とみたカリンツはひとまず市街地へ向けて逃げ出した</p>
<p>
戻ってきたリース達も事情を知り、リースはためらわず向かおうとする<br>
罠と分かっていても止めようがない仲間達も、リースと共にエベンダートを目指すことになった<br>
(ここで初めてカリンツPTとリースPTのメンツが一丸となって行動することになったり。主人公不在だけどね)<br>
とはいえ戦局の激しくなった今では気づかれずに国境を越える術は見当たらない<br>
そこでラウルが示したのはかつての八英雄が通った道、グレイトン山脈<br>
ここならヤソン達の見張りが置かれることはない<br>
…なぜなら見張りなど置く必要がないくらいモンスターがウジャウジャしてるのだから<br>
ともあれ他に道がない以上、リース達はこの決死のピクニックに向かうしかなかった</p>
<p><br>
554 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/12/07 21:18:09 ID:Ob3G0aF2<br>
なんとかモンスターをなぎ倒し、山脈越えを果たすリース達<br>
アゼル「思ったんですけど」<br>
ハレン「何だ」<br>
アゼル「ひょっとして、帰りもここを越えなきゃいけないんでしょうか」<br>
ハレン「・・聞くんじゃなかった」<br>
なんとか気力を奮い立たせ、一路エベンダートへ向かう一行<br>
麓の森の中で、凄惨な光景を見せつけられる<br>
ラウル「これが、俺達の50年前の行いの結果だ。」<br>
そこにはアミュート病により樹化したヤソンたちが転がっていた</p>
<p>エベンダートにてヤソン達に迎え撃たれる一行<br>
戦いの最中、リースとはぐれてしまう<br>
慌てて探そうにもヤソン達の攻撃をしのぐのに手一杯であった<br>
そこへ城から脱出してきたカリンツと合流する<br>
何故来たと問うカリンツも加えリースの行方を探るため、首都で暴れまわることになった<br>
一方リースはどこか呆けたように一人城内を彷徨う<br>
リースを取り囲むヤソンの兵士達<br>
リースの目に光が戻る<br>
リース「無礼者。私が誰だか分からないのか」<br>
吹き飛ばされる兵士達。その手に寄り添うのはファミリア、フェニックス――<br>
オルハ「お帰りなさいませ、陛下」</p>
<p><br>
662 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/12/19
10:56:42ID:faxYPOlj<br>
マグナマグナとうるさいのがいるんで軽く続きをダイジェストで。</p>
<p>
危険だと判断した一行は暴れるカリンツを抑えてエペンタードから離れる。<br>
そしてお互いが今、出来ることをしようとして再びカリンツ、ラウルの2PTに別れる。<br>
カリンツは本当は今すぐにでもリースを探しに行きたいのだが自分を殺して<br>
先に自分の出来ること=事件の裏を引くテュルポのアジトを襲撃することを選ぶ。<br>
またラウルは自らが封印した天の欠片を回収しに天の遺跡へと向かう。<br>
そして、その旨をアグレイアンに告げると「無理はするなよ」と励まされるのだった。</p>
<p>
天の遺跡にて、欠片を守る神獣を倒したラウル達はついに天の欠片を手に入れる。<br>
急いで帰ろうとするジャスティーナ、リアンナを後ろから一撃で気絶させたラウルは一人で<br>
天の欠片を持って遠く誰もいない場所へ去ろうとする。<br>
そこにテュルポの追っ手が現れる。天の遺跡の場所は自分しか知らないはずなのになぜ?<br>
疑問に思いつつ、兵士を倒したラウルの前にネイカンが現れる。<br>
ネイカンの驚愕の正体を知りつつ、ラウルは一人ネイカンに襲いかかるも<br>
ネイカンの強大な力の前にラウルは倒されてしまうのであった。</p>
<p><br>
663 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/12/19
11:07:55ID:faxYPOlj<br>
マグナ終盤ダイジェスト2</p>
<p>一方、テュルポのアジトを襲撃したカリンツ達。<br>
しかしアジトは既にも抜けの殻だった。なぜアジト襲撃が敵にバレてしまっていたのだろう?<br>
仕方なしにアジトから出るカリンツ達を取り囲むテュルポの兵士達。<br>
臨戦態勢に入るが、テュルポから脅迫を受ける。<br>
「アマバトの大巫女ラドリンヌは我々が預かった。返してほしければ<br>
アマバト大寺院に眠る救援の光”江の欠片”を取って来い。人質と引き換えだ」と。<br>
ラドリンヌがさらわれた以上、手を出せないカリンツ達は仕方なしに大寺院へと向かう。</p>
<p>
大寺院の守りを突破したカリンツ達は今まで空くことのなかった扉の前に立つ。<br>
ハレン達が開こうとしても一行に開く気配はない。<br>
カリンツが触れると扉は自動的に開いてしまった。<br>
不思議に思いつつも、守る神獣を倒し江の欠片を入手したカリンツ達はアグレイアンを探しに2階へ。<br>
そこにはアグレイアンはいず、代わりにラドリンヌのしていた腕輪だけが転がっていた。<br>
そして、その腕輪こそかつて小さい頃にヒューゴ(=アグレイアン)と交換した腕輪と瓜二つだったのだ。</p>
<p>
江の欠片を手に入れたカリンツ達は人質と交換の地アスティネ湖へと向かう。<br>
そして到着直前カリンツは仲間に「自分一人で行く」と言い出した。<br>
心配する仲間達を説得し、一人カリンツはアスティネ湖へと向かって行った。</p>
<p><br>
664 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/12/19
11:21:19ID:faxYPOlj<br>
マグナ終盤ダイジェスト3</p>
<p>
アグレイアンに呼び出されたラドリンヌは不満を言いつつもアグレイアンと一緒にアスティネ湖にいた。<br>
アマバトに帰ろうとするもアグレイアンに諭されてアスティネ湖に留まっていた。</p>
<p>
そこに現れたカリンツ、驚くラドリンヌ。立ちはだかるアグレイアン。<br>
アグレイアンはカリンツをラドリンヌ誘拐の疑惑で逮捕しようとしていた。<br>
困惑するラドリンヌに対してアグレイアンは衝撃の事実を言い放つ。<br>
「母上、ご紹介します。彼が本当のアグレイアン、あなたの息子です」<br>
「何を言ってるんだ?ヒューゴ」と衝撃を隠せないカリンツ。<br>
そしてアグレイアンは真実を語り出す。</p>
<p>
かつて小さい頃にマノ(=カリンツ)という少年と友情の証に交換した腕輪。<br>
それこそが実はアマバトの大巫女の息子の証だった。<br>
当時、アマバトの大巫女とマラカットの若き領主は恋仲に落ち、一人の男の子を産んだ。<br>
しかし、両国の仲は悪く引き離されてしまう。<br>
そして領主は後に没落死亡し、その息子は行方不明になってしまった。<br>
その後、その少年はマノと名前を変え、孤児達を養う風月林で生活をしていたのだった。<br>
そこに8英雄の作った風月林を壊滅させるために先に潜入したヒューゴとマノは出会う。<br>
そして友情の証にと互いに大切なものを交換したのだ。<br>
そう、一つはアマバトの大巫女の息子の証たる腕輪。もう一つはネイカンと呼ばれた天才少年愛用の短剣。</p>
<p>
事実を知るカリンツ、ラドリンヌの前に正体を現したアグレイアンは<br>
テュルポの大軍を連れ、二人を包囲していた。</p>
<p><br>
665 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/12/19
11:30:51ID:faxYPOlj<br>
マグナ終盤ダイジェスト4</p>
<p>
江の欠片はラドリンヌの息子たるカリンツでなければ扉を開き手に入れることは出来なかった。<br>
そして、手に入れてしまったカリンツに対してアグレイアンは渡すことを要求。<br>
渡さなければラドリンヌは殺すと。「せっかく会えた本当の母親といきなりお別れしたくないだろう?」<br>
「渡しちゃ駄目!!」横から現れたのはヤソンの女王アミラと4天王オルハ。<br>
アミラを見たカリンツは再びリースを思い出し、アミラを憎しみの目で見てしまう。<br>
ラドリンヌを助けるため、アミラの言うことを聞かないため、カリンツはアグレイアンに欠片を渡してしまう。</p>
<p>そしてアグレイアンはカリンツに告げる。<br>
「救援の光探しを命じられたんだ。最後の一つまで持ってきてもらおう」とアミラを指す。<br>
最後の救援の光”土の欠片”はアミラが所持していた。<br>
そしてアミラの前に立つカリンツ、阻止しようと立ちはだかるオルハ。<br>
それを制してアミラはカリンツの前に立つ。<br>
「お前のせいだ。お前がいなければ戦争にならなかったんだ」とカリンツ。<br>
「愚かな」とアミラ。<br>
二人の最後の戦いは始まった。</p>
<p>
見事アミラを退けたカリンツはアミラにトドメを刺そうとする。<br>
「やめて、カリンツ!分からないの?わたしよ!」と叫ぶアミラ。<br>
そしてアミラの仮面は落ちる。<br>
そこにはカリンツが愛して尚やまない少女の顔をしていたのだ。</p>
<p><br>
666 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/12/19
11:42:31ID:faxYPOlj<br>
マグナ終盤ダイジェスト5</p>
<p>アミラの正体はリースだったのだ。<br>
「なんでお前なんだ?」とうろたえるカリンツ。悲しそうな目で見るリース。<br>
それをあざ笑うアグレイアン。「さあ、土の欠片を渡してもらおうか」<br>
「渡しちゃ駄目よ、カリンツ!」リースを叫ぶが、カリンツは奪い取った欠片をアグレイアンに渡してしまう。<br>
そして、ついにアグレイアンの元に全ての救援の光は揃ってしまった。<br>
(=既にラウルを襲って天の欠片を奪ったのでこれで全部揃ってしまった)</p>
<p>
「お別れだ、カリンツ。君はいい親友だったよ」と救援の力を解放するアグレイアン。<br>
そして大魔法が発動する。アスティネ湖は光に包まれた。<br>
先に消えたアグレイアン達テュルポ。残された4人は大魔法の光に襲われる。<br>
本当の息子カリンツを守るために大魔法を放とうとするラドリンヌ。<br>
しかし、救援の光の大魔法の前では無力だった。弾き飛ばれるラドリンヌ。<br>
そして絶望するカリンツ。しかし、リースは諦めていなかった。</p>
<p>リースは力を振り絞り、再度大魔法を放とうとする。<br>
それを止めようとするオルハだが、魔力の余波で弾き飛ばされてしまう。<br>
「カリンツ、あなたはわたしが守る」<br>
そしてリースは大魔法を放つ。大魔法と大魔法がぶつかり合い、<br>
互いに相殺して辺りは大きく吹き飛んでしまった。<br>
そしてリースは大魔法を放ったときに全ての力を使い果たし、体中のカンが四散し消滅したのだった。</p>
<p>
アスティネ湖の前で待っていた仲間達はすぐに駆けつけるもカリンツを見つけることは叶わなかった。<br>
精神の壊れてしまったラドリンヌのみ残し、誰もいなかった。一向はひとまずエモンへと撤退することとなる。</p>
<p><br>
~今日はとりあえずここまで。後はマグナの人復帰を待とうか</p>
<p><br>
28 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A 04/12/21 21:55:22 ID:lXwLVxF8<br>
ずいぶん待たせてしまったようで申し訳ない<br>
忙しかったのもあるけれど、こういうのってある程度間が空くと萎えちゃうんだよね<br>
やっぱり筆のノリに任せて一気に書き上げないと駄目だな<br>
中継ぎしてくれた人ありがとう。<br>
俺も忘れてるようなイベントやらなにやらが結構ある事に気づいた<br>
是非、続き&補完はお任せしたい</p>
<p>とりあえず貼り</p>
<p>
リースはアミラだった。(本名はアミラ・ホニャララ・リース・ホニャララみたいな名前)<br>
先日エベンダートを襲った大魔法を防いだ際、アミラの記憶を構成しているカンが飛び散ってしまい<br>
谷底を彷徨っている所にカリンツと出会ったのであった。<br>
今まで玉座に座っていたのはリースの双子の妹、セリナ。<br>
彼女は小さいころから幽閉の身で、その存在を知っているのはオルハらごく一部の者たちだけだった<br>
今回の女王不在を民に悟られないよう、アミラの替え玉として振舞うよう提案したのがオルハだった<br>
セリナはリースに比べると、なんと言うか暗い感じです。<br>
まあ、ずっと公の場には出られず、しかもアミュート病を患っているともなればいじけてしまうのも仕方ないとは思いますが<br>
姉に対する劣等感もあってか、姉妹仲はけっして良好とはいえない模様<br>
リース自身はセリナをとても大切に思っていることは伺えますが</p>
<p>
そのリースの死により、一旦は安定したかに見えたエベンダートはにわかにキナ臭くなる<br>
反乱の筆頭はもちろんキャリアンとアサド。<br>
民を纏めているヤソンの族長たちを味方につけ、一気にヤソンロベンを掌握にかかった<br>
狙うは先女王の妹であるセリナの命<br>
リースの死を前に何も出来なかったオルハは失意の中、せめてセリナの命だけでも守ろうと孤軍奮闘する<br>
しかし、多勢に無勢で次第に王宮の奥へと追い詰められてゆく<br>
兵士たちが一斉に襲いかかろうとしたところに立ちふさがったのは、ロッシィ<br>
彼女はオルハに想いを告げると、渾身の斬り込みで二人の活路を開いた<br>
二人が城外に脱出したのを見届けると、彼女は力尽き、倒れる。彼女を取り囲む兵士達・・・</p>
<p>場所は変わって、風月林―――<br>
カリンツは、虚ろな瞳で彷徨っていた。まさに廃人同然といった様<br>
その影が不気味に伸びてゆく…<br>
巡回していた連合軍の兵士に発見されるカリンツ<br>
裏切り者の紅の旋風、それも隊長とあっては見逃されるはずもなく、カリンツは兵士達に取り囲まれる<br>
しかし、カリンツは一顧だにしない。彼の胸を支配しているのは相変わらず虚無のみであった<br>
兵士達がカリンツに襲い掛かろうとしたその時、カリンツの影から炎が巻き上がり兵士達を一掃した<br>
カリンツは初めて顔を上げる。そこに居たのはリースのファミリア、フェニックスだった。<br>
カリンツを守るように周囲を旋回するフェニックス<br>
彼はリースが死してまでもなお自分を守ってくれていることを自覚する<br>
そのリースを奪ったのは、ヒューゴことネイカン。<br>
カリンツの目に激情が宿る。彼は確かに奮い立った。これまでとは比べ物にならない、憎悪の念によって―――</p>
<p><br>
29 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/12/21 21:57:57 ID:lXwLVxF8<br>
ageちまったい、スマソ</p>
<p>
エベンダートを脱出したセリナとオルハは、国境付近で追っ手であるアサドに追いつかれる<br>
窮地に立たされる二人を救ったのは、通りかかったカリンツだった<br>
思いがけない形で共闘することになったカリンツとオルハはアサドを退けるが<br>
追っ手を食い止めるためにオルハは二人を残し、一人戦場に残った<br>
セリナの素性を知り決していい顔はしないカリンツだが、ひとまず一緒に行動することになった<br>
エモンにて仲間たちと合流するカリンツ。彼はネイカンに復讐することを誓った<br>
それに待ったをかけたのは、天の遺跡で九死に一生を得たラウルだった。<br>
今のカリンツではネイカンに勝てない、と言い切るラウルだが<br>
カリンツが聞くはずもなかった<br>
「わかった。そこまで言うなら俺はもう何も言わんよ。ここでお別れだ」</p>
<p>
アマバトの塔の屋上にネイカンは居た。対峙するカリンツとネイカン<br>
しかしカリンツの攻撃は、ネイカンに傷一つ付けることはできなかった<br>
救援の光の凄まじい力で全滅させられるカリンツ達<br>
止めの一撃を食い止めたのは、ラウルだった。<br>
ラウルはカリンツに「ジェカルトに会え」と言い残し、皆を逃がすため独りネイカンに立ち向かう<br>
脱出に成功したのを見届けたとき、ラウルの胸にはネイカンの光剣が深々と突き刺さっていた<br>
ゆっくりと塔から落下していくラウル。<br>
「イレイン・・・」</p>
<p>
己の軽はずみな行動でリースに続いてラウルまでも失ったカリンツ<br>
彼の最後の言葉に従って、カリンツは師である風の英雄ジェカルトに会うことを決意する<br>
彼が向かったという北の大氷原に向けて、カリンツは独り旅立った</p>
<p><br>
30 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/12/21 21:59:44 ID:lXwLVxF8<br>
極北の地にジェカルトは居た<br>
己を見失い、師に答えを求めようとすがるカリンツ<br>
ジェカルトは答えの代わりに剣を抜いた<br>
カリンツはジェカルトに挑むも、傷一つ付けることもできず逆に自分が傷つく。全て反撃されてしまうのであった<br>
鏡のごとく正確に反射してくる師の剣技に、カリンツは完敗した</p>
<p>
カンを正確に把握し、法則にしたがって分解・再構築する<br>
カンを把握することは世界を知ることに等しい<br>
極めれば剣すら必要とせず、属性すら乗り越えることのできる悟りの境地<br>
それがジェカルトのあみだした「無形剣」だった</p>
<p>
必要なのは、カンの流れを「視」ること。うつろいやすい心のままでは到底不可能<br>
カリンツは己の心と過去に決着をつけなければならなかった</p>
<p>ジェカルトの手によって深い深い瞑想に入るカリンツ<br>
深層意識の中で、数々の敵と対峙する。罵倒を浴びせられ、逆にこちらが罵り、そんな事を繰り返しながら敵を屠っていくカリンツ<br>
最後に待ち受けていたのはアミラだった。虚しさに押しつぶされ、絶叫するカリンツ</p>
<p>
「心をからっぽにするからって、自分の存在までからっぽにしちゃだめだよ」<br>
アイデンティティの崩壊したカリンツにかけられる、優しい言葉。そこにいたのは、かつて誰より愛した少女<br>
カリンツはリースと語らう。これまでの旅のこと、共に過ごした時間、過ぎ去った思い出。<br>
そして気づいた。憎しみは己の弱さを隠すための言い訳でしかなかったことを。ヤソンを憎む理由などなかったことを。<br>
カリンツはついに憎しみと決別した</p>
<p>正直言って言葉じゃ上手く説明できないです<br>
この辺のキャラクターの内面描写はやっぱり長い時間ゲームに付き合ったプレイヤーだからこそ<br>
理解できるし感動できるっていうのがあると思う</p>
<p><br>
32 マグナカルタ ◆l1l6Ur354A sage 04/12/21 22:10:33 ID:lXwLVxF8<br>
覚醒したカリンツの眼には、世界を構成しているカンの流れが見えていた<br>
そしてマグナカルタについて理解する<br>
マグナカルタは魔法でもなければもちろん兵器でもない。カンを理解し、再構成する。その行為そのものを指しているのだった<br>
(簡単に言うとマトリックス。っていうか演出がまんま)<br>
「その眼で光の樹を見れば、真実が分かる」ジェカルトにそう告げられたカリンツは、仲間を救うため師の下を辞した</p>
<p>光の樹は、世界中からカンを吸収しまくっていた<br>
50年前、カンの源である救援の光を奪われた光の樹は、カンの供給体から吸収体に変容したのだった<br>
特にヤソンたちはビンディを通じてどんどんカンを吸い取られる、これがアミュート病の正体だった<br>
(ちなみに設定として、かつて人間にもビンディのような器官があり、また「世界の柱」なる物体が存在していたそうです。<br>
冒頭の石化病とあわせて考えると・・・<br>
全てはプレイヤーの想像に委ねられているんですけどね)</p>
<p>
戦争を終わらせるため、そしてヤソンを救うため、カリンツは光の樹を破壊する事を決意する<br>
カリンツ達はヒューゴことネイカンと決着を付けるため、最終決戦の地エベンダートへ向かった―――</p>
<p><br>
699 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/12/28
15:17:02ID:W8R4At5/<br>
最終決戦地エペンタードの階段を上っていくカリンツたち。<br>
そこにはブラストワーム。<br>
「隊長!ここは俺達に任せて、先へ進んでください!」で、アゼル、クリス、マヤで戦闘。<br>
3人が抜けて先へ進むとアサド。<br>
「こんな奴と話してても時間が無駄だ、先へ行け!」でハレン、エオニス、ジャスティーナで戦闘。<br>
この3人も抜けてさらに先へ進むとキャリアン。<br>
セリナが「後で追いかけるから先に行って!」と言うが、カリンツ動かない。<br>
キャリアンがファミリア召喚、襲いかかろうとするが、デスイレブンが飛んできてそれを阻む。<br>
振り返ると、オルハが階段上ってきて「カリンツ、先に行け」<br>
「・・・すまない」とカリンツひとりで、先へと進む。<br>
(キャリアンは、オルハ、セリナ、リアンナで戦闘)</p>
<p>ようやくアグレイアンの元へ。<br>
「ついにここまできたか」<br>
「来ると思ってたろう?」<br>
「もちろん」<br>
「結局は、こうなるんだな」<br>
「運命とあきらめるしかない。お前を失うのは惜しいが」<br>
「ヒューゴ、俺は、お前に返すものがあって来たんだ」<br>
「なんだと?」<br>
「これはもう、必要ない」<br>
少年時代ヒューゴにもらったナイフを、アグレイアンに投げつける。<br>
パシっと受けとめ、目の前でナイフを折るアグレイアン。<br>
「ふっ。昔の情など忘れて戦おうという訳か?」<br>
「もうこのナイフには、何の意味もない」<br>
「そうか、これでお互いただの敵だな」<br>
1対1の戦闘が始まるが、今のカリンツにとってアグレイアンの強さなど敵ではない。</p>
<p>
「ばかなっ…なぜお前の攻撃が見えないんだ?これほどの能力を身につけるなど、ありえん!」<br>
「破壊の闇で、マグナカルタを起こせると思っていたんだろう?」<br>
「何が言いたいんだっ?」<br>
「お前には、足りないものがあるんだ」<br>
「俺は…世界を支配する…王だ。お前らごとき人間に負けるとでも思うのか?!」<br>
アグレイアンが浮いていき、体から閃光。<br>
「もう救援の光に、支配されてしまったんだな」<br>
「カリンツ!一緒に、戦おう」セリナが走って来る。<br>
アグレイアンからの光が増し、ラスボスへと変化。<br>
カリンツとセリナで撃破。</p>
<p>
元の姿に戻り倒れているアグレイアンの体から白い光がぽやぽやと出ている。<br>
「ヒューゴ、もう終わったんだ」<br>
「は、はは、結局はお前にやられるのか…ヤソンをあれほど憎んでいたお前がヤソンの<br>
救援者になるとは…」<br>
「俺がヤソンを憎む理由など、本当はなかったんだ」<br>
「だが…お前はすでに、数え切れないほどのヤソンを倒し…愛する者さえ死に<br>
…追い込んだじゃないか…っははは 一生、苦痛と…後悔…のなかで、生きるがいい…」<br>
「いつかお前も目を覚ますときが来るだろう」<br>
アグレイアンの光が大きくなり消滅する。</p>
<p><br>
700 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/12/28
15:17:36ID:W8R4At5/<br>
「カリンツ…」<br>
「なにもかも終わったよ、セリナ」<br>
振り向くと、セリナの足元がアミュート病により木のようになりかけている。<br>
「…カリンツ、あなたのそばに行きたいのに…私、もう…」<br>
「セリナ…」<br>
「わたし、本当は、あなたにまた会えて嬉しかった。小さい頃、カリンツがわたしを姉さんだと、<br>
勘違いした事があったでしょう。だから、わたしは怒ってたのよ。覚えてる?」<br>
セリナのアミュート化が膝まできている。<br>
「ああ」<br>
「姉さんより前から、カリンツを見てたのよ。最後だから…これだけは伝えたかった。<br>
わたし、ずっと…カリンツの事…」<br>
「セリナ!」<br>
「やだ…もう、口まで…」<br>
「セリナ!!」<br>
「わたしはずっと、カリンツの事が…好きだっ…」<br>
セリナが手を延ばし、カリンツがその手を掴もうとするが、セリナの全身が一気にアミュート化。<br>
ひざまずき、両手でセリナののばされた手をにぎるカリンツの手に救援の光のペンダント?<br>
そのペンダントに光が集まり、画面白くなる。<br>
セリナが元に戻り、自分の手やらを見て驚いている。<br>
カリンツが嬉しそうにセリナを見つめて頷く。</p>
<p>字幕で説明。<br>
「光の樹」は、その力の源である「救援の光」の完全なる破壊により消滅した。<br>
ヤソンは「光の樹」の束縛から開放、それによりアミュート病からも解放された。<br>
それが、ある一人の人間により起こされた奇跡であったにも関わらず、全ての不和を無くす事は<br>
出来なかった。<br>
しかし、ヤソンと人間の間に新たな交流が芽生え始めた。</p>
<p>時は流れ、1年後。</p>
<p>それぞれが映し出される。<br>
亡くなった婚約者の墓参りをしているハレン。<br>
その後ろにはエオニスがいて、ふたりで微笑みあう。<br>
父親の元で図面を見ているクリス。<br>
側にはマヤがいる。<br>
アマバトにはジャスティーナ。<br>
ラドリンヌの面倒をみているらしい。<br>
アスティネ湖でひとり、リアンナが花束を投げている。<br>
紅の旋風本部で剣の稽古をしている隊員たち。<br>
アゼルが稽古をみている。<br>
エペンタード、誰もいない女王の机を見つめるオルハ。<br>
アミラの幻が微笑み、窓から差し込む光と共に消えていく。<br>
セリナがひとりで石のベンチに座っている。<br>
歩き出そうとするとカリンツがその手を掴む。<br>
ふたりは見つめあい、そして夕陽を見る。</p>
<p>THE END</p>
<p>
スタッフロールの後に、死んだはずのラウルがのんきに昼寝。</p>