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「大貝獣物語」(2020/02/19 (水) 16:49:53) の最新版変更点
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<p><strong>大貝獣物語</strong><br>
>>17-284~303・315・317<br></p>
<hr>
<dl>
<dt><a href="menu:284">284</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その1:オープニング</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 05:19:18 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
大貝獣物語の舞台となるのは、我々の住む地球とは異なるシェルドラドという世界です。<br>
この世界には人間の他、背中に貝殻をもつ不思議な生き物「貝獣」をはじめとする<br>
さまざまな種族が共存しています。<br>
<br>
かつて、シェルドラドでは「大魔王ファットバジャー」という強大な魔物が現れ、<br>
世界全体が闇と恐怖のどん底にたたき落されそうになったことがありました。<br>
その時には異世界からやってきた火の貝の勇者と勇気ある貝獣たちが協力し、<br>
冒険の末ファットバジャーを打ち破り封印することに成功しました。<br>
これが前作「貝獣物語」のお話です。<br>
<br>
かくてシェルドラドには再び平和な時代が訪れたのですが、最近になって<br>
封印された大魔王ファットバジャーが復活の兆しを見せていることがわかりました。<br>
貝獣たちの長・貝獣仙人はこの事態を重く見て、前の時と同じように、異世界から<br>
火の貝の勇者を召喚してファットバジャーを再び打ち破ろうとしました。<br>
<br>
貝獣仙人らの召喚の儀式によって呼び出された地球人の少年──シェルドラドの住人は<br>
我々の住む地球を異世界と呼んでいるようです──が、今回のお話の主人公となる<br>
火の貝の勇者です。<br>
貝獣仙人はさっそく火の貝の勇者にシェルドラド様式の服装と武装をさせると、<br>
大魔王を封じ込めるためのオーラの玉、大魔王の魔力を抑えるための火の貝・水の貝・<br>
大気の貝・大地の貝の4つの貝を与え、前回でも活躍した貝獣の3人組、バブ・<br>
クピクピ・ポヨンをお供につけて、さあゆくがよいと船に乗せて送り出しました。<br>
<br>
…有無を言わさず別世界に連れてこられてお前は勇者だ魔王を倒してこいと言われ、<br>
小船ひとつで海のまっただ中に放り出された主人公の少年の心中は察するに余りある<br>
ものがあるのですが、なおも災難は続きます。<br>
一行は南の海に浮かぶ貝獣島からファットバジャーが封印されているドラドシティーに<br>
向けて大海原を北上していたのですが、ろくすっぽ進みもしないうちに嵐に遭遇。<br>
船は木の葉のごとくに翻弄され、勇者たちは海に投げ出されてしまうのでした。<br>
<br>
<a name="a285"></a></dd>
<dt><a href="menu:285">285</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その2:チクリー~サンドサイド</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 05:23:58 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
火の貝の勇者が目を覚ましたのは、シェルドラドの北西の大陸のはずれにある<br>
チクリーの村でした。介抱してくれていた村人の話によるとずいぶん長い間意識が<br>
もどらなかったようです。ふと気付くと一緒にいた貝獣もいませんし、持ち物も<br>
勇者が身につけていた火の貝をのぞいて全てなくなっています。<br>
村人にきいてみてもそんなものは最初からなかったと言うので、嵐に巻き込まれた時に<br>
離ればなれになったり紛失したりしてしまったのでしょう。<br>
そしてがっくり気落ちする暇もなくここでも非常事態が発生します。突然空から<br>
ロボットのようなものが何体も降ってきて村を攻撃しはじめたのです。<br>
彼らはそれを防ぎに出た村人を軽くひねると、マユのようなものに包んで連れ去って<br>
しまいます。<br>
<br>
ロボットのようなものが去った後、火の貝の勇者は村人のすすめに従って<br>
チクリーの村を後にしました。目的地はこの地方の中心的な町、サンドサイドです。<br>
この町でなら旅の支度もできるし、何か有力な情報が得られるかもしれません。<br>
<br>
サンドサイドの町でいろいろ聞き込みを行った結果、思わしくない話が耳に入りました。<br>
出発してすぐになくしてしまったオーラの玉は、いま現在奴隷商人のドグラーという<br>
人物の手元にあり、しかも彼はそれを使ってファットバジャーの復活を企んでいる<br>
らしいのです。サンドサイドではドグラーの配下をふん捕まえて尋問を行おうとして<br>
いましたが、そいつは口封じのために殺されてしまいます。しかし、一味の活動の<br>
範囲から、ドグラーの拠点はサンドサイドから南東の方角にある砂漠地帯にあると<br>
見当がついています。それからいい話もあって、サンドサイドの首長がドグラー討伐の<br>
ために世界各地から募った有志を火の貝の勇者に同行させてくれるというのです。<br>
そしてその中には嵐で離ればなれになってしまっていたバブもいました。しかし、<br>
クピクピ・ポヨンの行方についてはバブも知らないようです。以降、サンドサイドの<br>
「勇者の館」で、最大4人までのパーティーを自由に編成することができます。<br>
<br>
<a name="a286"></a></dd>
<dt><a href="menu:286">286</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その3:滝の洞窟~ドグラー砦</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 05:27:37 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
サンドサイドからドグラーの拠点がある砂漠地帯へ行く途中、滝の流れる大きな洞窟を<br>
抜けていく必要があります。実際に行ってみたら薬売りの行商人がいて、洞窟は<br>
モンスターがいるからと言って勝手についてきます。旅は道連れ世は情けといいつつ<br>
何だかうさんくさい雰囲気が気になるこの薬売り、やっぱり敵でした。洞窟の最深部で<br>
本性を表し、サンドサイドで仲間の口を封じるのにも使った吹き矢を手にして<br>
襲いかかってきます。<br>
こいつを退けると洞窟の奥に捕らえられていたピッギーというオーク族を助けることが<br>
できます。何でもドグラーに協力するのを拒んだために捕らえられていたとか。<br>
怪力で岩をぶん投げるのが彼(彼女?)の得意技。さっそく洞窟内の通路を塞いでいた<br>
岩をどかして、砂漠地帯へと通じる道を切り開いてくれます。<br>
<br>
洞窟を抜け砂漠を越え、ついに火の貝の勇者たちはドグラーの居城にたどり着きました。<br>
城内各所に仕掛けられた砂のトラップを突破し、最上階でドグラーと相まみえます。<br>
ドグラーは同情の余地なき悪党、全力でたたき殺しましょう。<br>
<br>
…火の貝の勇者らの活躍によりドグラーの野望は潰え、大魔王ファットバジャーへの<br>
いけにえとして捕らえられていた娘達も無事に解放されました。もちろんオーラの玉も<br>
火の貝の勇者のもとに戻りました。一刻も早く世界に平和を取り戻すべく、勇者たちは<br>
ドグラーの居城に隠されていた地下通路を通って新しい大陸を目指します。<br>
<br>
<a name="a287"></a></dd>
<dt><a href="menu:287">287</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その4:ラミール~シーマン神殿</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 05:30:44 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
火の貝の勇者たちが新しい大陸で最初にたどり着いたのがラミールの町です。<br>
この町で聞き込みを行ったところ、南にあるシーマン神殿に珍しい貝が流れ着いたとの<br>
情報が手に入りました。もしかしたら旅立ちの時になくしてしまった3つの貝の<br>
どれかかもしれません。<br>
<br>
シーマン神殿は半人半魚の姿をした海の民、シーマン族の聖地です。シーマン族の<br>
長老に会って話を聞いてみたところ、神殿に流れ着いた貝はやはり3つの貝のうちの<br>
ひとつ、水の貝であることがわかりました。水の貝を取り戻したと思ったのも束の間、<br>
巨大な魚が突如として神殿の中に乱入し、ひとしきり暴れ回った後長老と水の貝を<br>
飲み込んで地下水脈へと逃げ込みます。火の貝の勇者たちも巨大魚を追って地下水脈に<br>
踏み込み、魚を〆て長老を助け出します。<br>
今度こそ、水の貝をしかと取り戻しました。<br>
<br>
さて先ほどはさらっと流したラミールの町ですが、実はなかなか愉快なことになって<br>
います。まず、地震に見舞われて町全体に被害が及んでいます。この地震はラミールの<br>
東にあって大魔王ファットバジャーが封印されているドラドシティーが震源地で、<br>
ファットバジャーの復活が近いのではないかと町では噂されています。この地震のため<br>
ドラドシティーとラミール地方を結んでいる橋が崩壊してしまい行くことができません。<br>
また、それ以外にも地震の影響で崖崩れや土砂崩れが発生し、北のマーナリー、<br>
南のサンドラといった周辺地域との交通がことごとく遮断されている状態です。<br>
さらに、ラミールの町はチクリーの村に現れたのと同じロボットのようなものによる<br>
攻撃を受けており、地震とのダブルパンチで町はボロボロ。住民の一部はロボットに<br>
拉致されることこそまぬがれたものの、マユのようなもので梱包されたまま町の一角に<br>
安置されています。中の人は死んではいないようですが、マユのようなものは<br>
めっぽう固く町の人達には開封できないままでいます。<br>
<br>
そんなところにやってきた勇者ご一行、あんた勇者なんだから何とかして下さいよと<br>
町の人達に泣きつかれるもやっぱり開封できません。こりゃどうすりゃよかんべ、<br>
と知恵を出し合った結果、コスモストーンという希少な鉱物で作った剣なら何とか<br>
できそうだ、ということになりました。ところが、コスモストーンがあるという<br>
北の山──コスモストーンを加工できる鍛冶屋が住むマーナリーの町へとつながる<br>
唯一のルートでもあります──の入口は崖崩れで塞がってしまっているのだとか。<br>
<br>
<a name="a288"></a></dd>
<dt><a href="menu:288">288</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その5:ガル山脈~コールドリバー</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 05:34:11 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
北の山に行ってみると、町の人の話どおり入口が大岩で塞がれていました。ここは<br>
滝の洞窟の時と同じように、ピッギーの怪力で岩をどかしてもらう必要がありそうです。<br>
入口の大岩をどかして山道を進むと、崖崩れによって立ち往生していたとおぼしき<br>
おっさんがいました。彼はマーナリーの鍛冶屋で名はラバン。希少な鉱物である<br>
コスモストーンを求めて山に入り手に入れたものの、崖崩れによって山の中から<br>
出られなくなってしまったのです。<br>
コスモストーンを手に入れた勇者一行はラバンを伴って山を下り、マーナリーにある<br>
彼の工房でコスモストーンをコスモソードという剣に加工してもらいました。<br>
<br>
コスモソードを手にしてラミールに戻ってきた火の貝の勇者は、腰の入った回転斬りで<br>
ばっさばっさとマユのようなものをぶった斬っていきます。中の人もろとも斬り捨てて<br>
しまいそうな勢いです。…普段は言葉少なな彼ですが、やはり別世界での戦いの旅で<br>
ストレスがたまっていたのでしょうか。<br>
<br>
とまあそんなワケで、凄惨な二次被害を出しそうになりながらも町の人達を助ける<br>
ことができたのですが、その中にミルミーというおばあさんがいました。<br>
彼女はグレートノーム四姉妹と呼ばれる、大賢者グレートノームの4人の娘の<br>
ひとりです。火の貝の勇者がファットバジャーを打ち破るために旅をしていることを<br>
知ると、南のサンドラに行ってみることを勧めます。しかし、ラミールからサンドラに<br>
つながる道は土砂崩れで遮断されています。正確に言うと、ラミール地方と<br>
サンドラ地方を隔てている川にかかる開閉式の橋を動かすための施設が土砂崩れで<br>
埋まってしまい、橋が開いたままになっていて川を渡ることができないのです。<br>
もぐらみたいに土を掘れたらいいのになぁ、と思っていたら本当にもぐらが助けて<br>
くれました。ミルミーおばあさんのお友達のもぐらが土砂に埋まった施設に潜り、<br>
橋の開閉装置を動かして川を渡らせてくれます。<br>
<br>
<a name="a289"></a></dd>
<dt><a href="menu:289">289</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その6:サンドラ~ゼニム屋敷</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 05:37:40 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
かくて火の貝の勇者一行は川を越え、鬱蒼とした森を抜けてサンドラに到着しました。<br>
サンドラはラミール地方と同様にドラドシティーと橋で結ばれていましたが、今は<br>
地震のため橋が崩れて行き来ができない状況です。<br>
サンドラに入ると、この町を取り仕切っている名士のゼニムの使いだという男が<br>
勇者一行の前にあらわれました。火の貝の勇者の噂を聞いたゼニムが是非とも<br>
会いたがっていると言い、勇者一行を屋敷に案内します。<br>
…ところがこの招待は罠でした。勇者たちはオーラの玉を奪われてしまった上、<br>
仕掛け部屋に閉じ込められて命までも失いそうになります。<br>
<br>
この窮地を救ったのは、忍び術の使い手のキラーという男でした。彼はゼニムが<br>
オーラの玉と火の貝の勇者の命を狙っていることに気付いており、単身屋敷に潜入して<br>
勇者たちを助け出し、町の一角にあるスラムにかくまったのです。<br>
キラーの話によると、ゼニムは私兵を使って町の出入口を封鎖し、火の貝の勇者の行方を<br>
血眼になって捜し回っている模様。何としても勇者を抹殺するつもりのようです。<br>
ここまでされて黙っているわけにはいきません。屋敷に乗り込んでゼニムを締め上げて<br>
やりたいところですが、さすがに正面突破は分が悪い。というわけでここは、スラムの<br>
地下にひそかに掘られていた秘密の通路からこっそりとゼニム屋敷に忍び入りましょう。<br>
<br>
屋敷に入り込んだ火の貝の勇者たちは、ゼニムの魔法で動くモンスターや私兵の攻撃を<br>
かいくぐりゼニムを追い詰めます。ゼニムもしぶとく抵抗しますが、最終的には<br>
勇者たちの力が勝り、彼は屋根から落ちて絶命しました。諸行無常とか盛者必衰とか、<br>
そのへんの言葉をそのまんま体現したかのようなゼニムの最期に仲間たちも複雑な<br>
心境のようで、ゼニムに同情するようなセリフもちらほらと口をついて出てきます。<br>
…ところでこの人、死体がいつまでたってもきれいなままなんですがどうしてなんでしょう。<br>
<br>
それはともかく、こと切れたゼニムの懐から蔵の鍵を失敬し、オーラの玉を取り戻すと<br>
ともにたくさんのお宝、さらに船まで手に入れました。<br>
…仲間たちがゼニムに同情するようなセリフを言ったのは、実はこの行為が後ろめたくて<br>
言ったんじゃなかろうかという気もしてきました。<br>
<br>
<a name="a290"></a></dd>
<dt><a href="menu:290">290</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その7:モスウッド~グレートノームの家</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 05:40:35 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
船を手に入れて行動範囲が大きく広がった火の貝の勇者一行の次なる目的地は、大賢者<br>
グレートノームが住むという北の大陸です。この大陸は中央に険しい山脈が走っていて、<br>
北方には雪と氷の大地が広がり、南方は穏やかな気候で人も住んでいます。<br>
グレートノームは物好きにも北の雪原地帯に住んでいるので、会いに行くには南から<br>
山脈を越えていく必要があります。しかしこの山脈は年がら年中嵐が吹き荒れて<br>
しかも落雷が絶えない難所、備えもなく挑んだのでは命がいくつあっても足りません。<br>
そこで、南の森サワサという場所に生えている電気を帯びた草を手に入れ、これを<br>
南の集落モスウッドの仕立て屋に持ち込んで雷を防ぐ服を作ってもらいました。<br>
その名も「耐電ガッパ」、道具袋に放り込んでおくだけで雨も風も雷もしのげる<br>
優れものにして、使うとなぜかなくなってしまう不思議アイテムであります。<br>
かくして火の貝の勇者一行は山脈を越え、大賢者グレートノームの家を目指すのでした。<br>
<br>
火の貝の勇者がグレートノームの家をたずねあてると、彼は病気になって床に伏せって<br>
いました。それでも話ができるぐらいには元気なのでいろいろ聞いてみたところ、<br>
次のようなことがわかりました。<br>
大魔王ファットバジャーが封印されているドラドシティーは現在周辺地域との交通が<br>
遮断されている状態にあるのですが、実はこの雪原地帯と秘密の地下道でつながっていて<br>
そこを通って行くことができるそうです。しかし、その地下道の入口は雪崩で埋まって<br>
しまっています。グレートノーム曰く、ワシが病気でさえなければそんな雪なんぞ<br>
チョチョイのチョイ、ということなんですが動けないジジイはただのジジイです。<br>
ベッドにへばりついたままウダウダされても何にもならないので、いい薬があるという<br>
アイスマンの村を目指して勇者一行はさらに北へ向かうのでした。<br>
<br>
<a name="a291"></a></dd>
<dt><a href="menu:291">291</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その8:アイスマンの村への洞窟~アイスマンの村</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 05:43:26 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
山に囲まれたアイスマンの村に行くには山腹に開いた洞窟を抜けていく必要があるの<br>
ですが、複雑な構造はしていません。大したことないお使いイベントかと思っていたら<br>
思わぬハプニングが発生します。<br>
なんと、オーラの玉に突然ヒビが入ってしまったのです!<br>
<br>
…思えばこのオーラの玉、物語の根幹をなす最重要アイテムでありながら、2度も<br>
敵に奪われるわ、火の貝の勇者が持っていた時は歩くたびに地面を引きずられるわで<br>
不憫にしてぞんざいなことこの上ない扱いを受けていたのですが、事ここに至って<br>
ついに損傷してしまったのです。<br>
オーラの玉が失われてしまっては大魔王ファットバジャーの復活を止める手立ては<br>
ありません。一刻も早くドラドシティーに急行しファットバジャーを打ち破るべく、<br>
勇者たちは不吉な予感をおぼえながらも再び歩き始めます。<br>
…オーラの玉を引きずって。<br>
<br>
急ぎ足で洞窟を抜け、アイスマンの村に着いてみると動くものが何一つありません。<br>
実はこの村の住民は中央の広場に立ち並ぶモアイのような頭だけの石像で、<br>
人の姿はしていませんがちゃんと言葉が通じますし、グレートノームのために薬を<br>
作ることも快諾してくれます。ですが彼らは石像なので動くことができず、薬の<br>
材料となる5種類のアイテムを持ってくるよう要求します。特に入手困難なものは<br>
ありません。<br>
言われた通りのアイテムを持ってくると、彼らは今度はそのアイテムを口の中に<br>
入れるよう要求します。5種類全部を石像の口の中に入れたらさっそく薬作り開始。<br>
口の中のアイテムをぐっちゃぐっちゃと噛み砕き、舌でこねくり回したあげくに<br>
カァーッペッと吐き出して完成です。<br>
…あまりに豪快(?)な作業風景に、幾多の戦いをくぐり抜けてきた仲間たちも<br>
ド肝を抜かれた様子、というか、完全に引いています。<br>
洞窟の中でオーラの玉にヒビが入ったときの緊迫感も、完膚なきまでに打ち砕かれて<br>
しまいました。<br>
こうして大賢者グレートノームの病気を治す薬が出来上がりましたが、仲間の誰も<br>
持ちたがらないため仕方なく火の貝の勇者が持つことになりました。<br>
…こんなところで仲間に見捨てられるとは、彼も夢にも思っていなかったでしょう。<br>
<br>
<a name="a292"></a></dd>
<dt><a href="menu:292">292</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その9:ふたたびグレートノームの家~ラミールの湖</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 05:46:28 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
火の貝の勇者たちは急いでグレートノームの家に戻りました。ファットバジャーを<br>
一刻も早く打ち倒すためで、決してエンガチョな薬をさっさと処分してしまいたかった<br>
からではありません。早速グレートノームに薬を渡し、グレートノームは薬をのんで<br>
元気になりました。知らぬが仏とはよく言ったものです。<br>
元気になったグレートノームから地下道の入口を塞ぐ雪を溶かすためのアイテム、<br>
ヒートボンバーを受け取ります。この物騒な品を使えば地下道を通ってドラドシティーに<br>
行けるようになるのですが、その前にやっておくことがあります。<br>
それは未だ行方の知れない大気の貝と大地の貝を見つけ出し、火の貝・水の貝とそろえて<br>
合体させ、四大元素の力の結晶「合体貝」とすることです。この合体貝がなければ<br>
ファットバジャーを打ち破ることは不可能です。<br>
そして、大気の貝・大地の貝の行方も、グレートノームの力により判明しました。<br>
その場所は、ラミールの町の近くの湖と、東の海に浮かぶ孤島です。<br>
<br>
火の貝の勇者たちはまずラミール近くの湖にやってきたのですが、やはり貝は湖の中に<br>
沈んでしまっていて、漁師にでも頼まないと探し出すのには無理がありそうです。<br>
ここで助けになってくれるのはマーナリーの漁師ゲンジ。自らシェルドラド一の漁師と<br>
豪語する彼はちょっとおだてられるとすぐに湖の探索を引き受け、ものすごい速さで<br>
船を出しあっという間に大きな魚を釣り上げます。<br>
<br>
…網で底を曳いてくれるんじゃなかったのかと思っていた勇者一行でしたが、ゲンジが<br>
釣り上げた魚から都合よく大気の貝が出てきました。それだけでなく、旅立ってすぐの<br>
嵐で離ればなれになっていたクピクピも一緒に魚の腹の中から出てきました。クピクピは<br>
嵐のあと大気の貝を握りしめたままラミール地方に流れ着き、さまよっているうちに<br>
魚に飲み込まれてしまったそうです。<br>
こうして、クピクピが仲間に加わり大気の貝を手に入れました。<br>
<br>
<a name="a293"></a></dd>
<dt><a href="menu:293">293</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その10:ポグー島~みたびグレートノームの家</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 05:49:05 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
4つの貝のうち3つを再び手中にした火の貝の勇者一行は、最後の1つ、大地の貝を<br>
取り戻すべく船に乗って東の島に向かいました。この島はポグー島と呼ばれる火山島で、<br>
島全体が囚人を収監する流刑地になっていますが、どうも様子が変です。<br>
いろいろ話を聞いて回ったところ、この島に収監されていたギルダーという囚人が<br>
反乱を起こし、警備を突破して島内の洞窟に立てこもったというのです。そして、<br>
老人である彼が反乱を起こし警備を蹴散らすほどの力を手に入れたのには、この島に<br>
流れ着いた大地の貝が関わっているらしいことが分かりました。<br>
<br>
そういうことで溶岩が顔を覗かせる火山洞窟に踏み込み、ギルダーと対面した火の貝の<br>
勇者一行。やはりギルダーの力は大地の貝によってもたらされたものでした。<br>
パワーアップしたギルダーは徹底抗戦の構えを見せ、勇者たちとの戦闘が始まります。<br>
一度倒されても大地の貝の力で復活するギルダーを撃破し、大地の貝を取り戻しました。<br>
<br>
こうして火・水・大気・大地の貝すべてがそろい、4つの貝は大賢者グレートノームの<br>
力で合体して合体貝となりました。これで大魔王ファットバジャーの魔力を抑えることが<br>
できるようになったので、秘密の地下道を通ってドラドシティーに乗り込みましょう。<br>
<br>
<a name="a294"></a></dd>
<dt><a href="menu:294">294</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その11:秘密の地下道</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 05:52:58 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
ヒートボンバーで雪を吹っ飛ばし、地下道を進んでいくとおばあさんがモンスターに<br>
襲われています。モンスターを倒して助けてあげたところ、彼女はグレートノーム<br>
四姉妹のひとり、コリコットと名乗りました。コリコットおばあさんは病に倒れた<br>
グレートノームに代わってドラドシティーの様子を見に行っていたのですが、地下道の<br>
入口は雪崩で埋まるしモンスターに熱烈に追いかけ回されるしでさんざっぱらな目に<br>
遭っていたとこぼします。と、ここで彼女は火の貝の勇者が引きずっているヒビ割れた<br>
オーラの玉に気付きます。そしてオーラの玉にヒビが入るなんてあり得ないと主張し、<br>
いや実際にヒビ割れてるじゃないかと勇者も反論します。そんな言い争いをしていると、<br>
急にオーラの玉が光を放ってふるえだし、景気のいい音を立てて爆発してしまいました…<br>
<br>
…オーラの玉が弾け飛んでしまって現れたのは大魔王ファットバジャー……ではなく、<br>
1体のロボットでした。ロボットであるからには何かの任務があって作られたの<br>
でしょうが、それを感じさせるような動作も見せず、それどころかアヒルのひな鳥が<br>
生まれて初めて見た動くものを親と思うがごとくに火の貝の勇者になつく始末です。<br>
ところがロボットを見てコリコットの顔色が一変、さっさと破壊してしまえと強い口調で<br>
言い募ります。何でもこのロボットはチクリーやラミールなど世界の各地に現れて<br>
町を攻撃し人々を拉致しているロボットと同型なんだそうです。<br>
これを聞いた火の貝の勇者、こんなになついてるんだから連れていってもいいじゃん、と<br>
一歩も引きません。このノリはそのまんま犬を拾ってきた子供vs捨ててきなさいと怒る親<br>
なんですが、案外彼は地球で暮らしていた時にも同じ経験をしているのかもしれません。<br>
<br>
結局コリコットが折れて、晴れてロボットは火の貝の勇者の仲間になりました。ただ、<br>
普通に連れ回していたんじゃ町の人に何を言われるか分からん、ということで適当に<br>
変装をさせ、勇者たちの旅に同行させていくことになります。<br>
<br>
<br>
<a name="a295"></a></dd>
<dt><a href="menu:295">295</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その12:ドラドシティー</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 05:56:16 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
地下道を抜けてやってきたドラドシティーは地震のためあちこちが崩れていて、町や城の<br>
いたるところにモンスターが徘徊しています。大魔王ファットバジャーは城の中心部に<br>
結界によって封じられており、結界を破るにはかつての勇者が大魔王との戦いに使った<br>
伝説の武器「愛の剣」が必要です。城の一室で愛の剣を手に入れた火の貝の勇者たちは<br>
愛の剣と合体貝、そして世界に平和を取り戻すという強い意志をもって大魔王との戦いに<br>
臨みます。<br>
<br>
結界が破られ、地の底から姿を現した大魔王ファットバジャーは圧倒的な巨体と威圧感で<br>
もって火の貝の勇者たちに襲いかかります。全力で立ち向かう火の貝の勇者たち。<br>
闇の力を吸収してその力を増す大魔王ファットバジャー、しかし、ついに伝説の剣の力と<br>
勇者たちの勇気が勝り、ファットバジャーは倒れました。<br>
長い戦いの旅が終わったことを知り安堵する火の貝の勇者と仲間たち。<br>
彼らを祝福するように空から白い光が降り注ぎ、その光に包まれてファットバジャーが<br>
昇天していきます。そして勇者たちのもとに天からの声が届きました。 <br>
<br>
──我が名はギャブ・ファー。 宇宙の侵略王!<br>
<br>
<br>
そう、実はシェルドラドは外宇宙からの侵略者に狙われていて、<br>
ファットバジャーが光に包まれて天に昇っていったのはUFOのトラクタービームだったのです!<br>
<br>
「な、なんだってー!!」と驚くひまもなくギャブ・ファーのUFOはファットバジャーを<br>
収容して飛び去り、地上全体に砲撃を仕掛けました。砲撃の凄まじい威力により<br>
大地は裂け山は砕け、幾多の町や村が海の藻屑と消えていきました…。<br>
<br>
<a name="a296"></a></dd>
<dt><a href="menu:296">296</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その13:ドラドシティー~潜水艦</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 05:59:41 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
大賢者グレートノームと四姉妹がドラドシティーにやって来ました。サンドサイドの<br>
勇者の館にいた仲間たちも、新たなる侵略者あらわる、の知らせを聞きドラドシティーに<br>
集結しています。<br>
ドラドシティーは少しずつ人が集まってきて復興しつつあり、サンドラ・ラミールに<br>
つながる橋も再建されたのですが、ギャブ・ファーの存在は一般の人々には伏せられて<br>
います。ファットバジャーの脅威が去った今、人々をいたずらに絶望させたくないと<br>
グレートノームが判断したのでした。<br>
とはいえ、外宇宙からの侵略者という正体不明にして前代未聞の脅威がシェルドラドに<br>
迫っていることは事実。せめてその姿の片鱗だけでもなんとかつかみたいものだと<br>
いうことで、火の貝の勇者が連れているロボットに白羽の矢が立ちました。世界各地を<br>
襲い人々を拉致した同型のロボットはギャブ・ファーの尖兵であると思われたからです。<br>
<br>
天才科学者ディープ博士の協力を得てロボットの中身を解析してみたところ、ご丁寧にも<br>
プロモーションビデオが収録されていました。再生してみると、基地やらロボット軍団を<br>
バックにギャブ・ファーの演説が流れます。どうやら産めよ増やせよ地に満てよの精神で<br>
星々を蹂躙、侵略している様子、なんてはた迷惑な奴なんでしょう。<br>
この征服キ○ガイに対抗する策としてグレートノームが出した答えは、シェルドラドの<br>
守護者であり、火・水・大気・大地の四大元素の力を司る「貝竜」の力を借りること<br>
でした。絶海の孤島「ガーディアン島」に4頭の貝竜のリーダー格、レッドドラゴンが<br>
いることがわかっています。波の荒い外洋を通ってこのガーディアン島に行くには<br>
ディープ博士の作った潜水艦が必要。ところが、潜水艦はギャブ・ファー配下の魔物に<br>
奪われて行方知れずになっているのでした…!<br>
<br>
餅は餅屋という言葉があります。奪われた潜水艦のことを海に詳しい人に聞いてみよう、<br>
ということで海の民シーマン族の神殿を再び訪れたところ耳寄りな情報がありました。<br>
なんでも、シーマン神殿の近くの入り江で潜水艦らしきものが目撃されていて、しかも<br>
三方を山に囲まれたその入り江に出られる地下通路の入り口がなぜかシーマン神殿に<br>
開通しているというのです。<br>
地下通路を通り入り江に出ると、おあつらえむきのタイミングで潜水艦が登場しました。<br>
さっそく見張りをぶちのめして殴り込み、ナメック星人そっくりの魔物の親玉と<br>
対決します。こいつは一度倒してもよみがえるのですが、そういう復活タイプのボスは<br>
食傷気味の今日このごろ、さくっとやっつけましょう。<br>
<br>
<a name="a297"></a></dd>
<dt><a href="menu:297">297</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その14:ガーディアン島・風の塔・溶岩洞ランドン・水の洞窟アクアン</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 06:04:44 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
潜水艦を奪還した火の貝の勇者一行は一路ガーディアン島へ。この島はレッドドラゴンの<br>
眠る遺跡を守る使命を帯びたガーディアン族が住んでいますが、たてつづけに人間が<br>
やってきたというので皆驚いた様子です。勇者たちのこともそうなんですが、実は先客が<br>
きていたのです。それはクシューラという少女で、火の貝の勇者と顔を合わせたことも<br>
たびたびあります。彼女はファットバジャーへのいけにえとして奴隷商人のドグラーに<br>
捕らえられていて、ドグラーから解放された後も身寄りがないので生きるため奴隷に<br>
逆戻り、この度は宇宙から侵略者がやってきたことに絶望して入水したんだけれど結局<br>
死にきれずガーディアン島まで流れ着いてしまった、と恐るべき不幸っぷりです。<br>
<br>
火の貝の勇者たちはクシューラをお見舞いしてから遺跡に入り、その最深部で<br>
レッドドラゴンと対面します。話を聞いたレッドドラゴンは勇者たちに試練を与え、<br>
これを突破したら力を貸すと約束します。その試練とは、レッドドラゴン以外の3頭の<br>
貝竜に会い、戦って力を認めてもらうというものです。<br>
<br>
<br>
風の吹き荒れる塔に居を構え大気の力を司る、ウインドドラゴン<br>
溶岩の流れる洞窟にひそみ大地の力を司る、ランドドラゴン<br>
海底の神殿に鎮座し水の力を司る、アクアドラゴン<br>
<br>
<br>
火の貝の勇者たちはこの3頭の貝竜と戦い、力を認められて各貝竜の協力を取り付けました。<br>
ガーディアン島の遺跡で再びレッドドラゴンと対面し、最後の試練、レッドドラゴンとの<br>
戦いに挑みます。<br>
火の貝の勇者たちは見事この試練を乗り越え、四貝竜の力がすべてそろいました。<br>
<br>
<a name="a298"></a></dd>
<dt><a href="menu:298">298</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その15:カメレオン村~氷河洞窟</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 06:08:02 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
遺跡の外に出ると勇者たちの前にクシューラが現れ、衝撃の事実を口にします。<br>
彼女は人間の少女クシューラなどではなく、侵略者ギャブ・ファーの実の娘、グジューで<br>
あること。人間のふりをして火の貝の勇者の行く先々にあらわれ動向を監視し、さらに<br>
ドグラーやゼニムを操ってオーラの玉や勇者の命を狙っていたこと。<br>
そしてグジューは本来の姿を表すと火の貝の勇者をとらえ、UFOのような飛行体に乗って<br>
東のほうへ飛び去ってしまいました。<br>
<br>
仲間たちはグジューの飛行体を追って東に急行しますが、途中でばかでかい植物の根が<br>
びっしりと地面を埋めつくしている場所があって、そこで足止めをくらってしまいました。<br>
勇者を連れ去ったグジューの基地はこの向こう側にありそうなんですが、空でも飛ぶか<br>
植物の根をなんとかしないことには先へ進めません。<br>
<br>
とりあえず仲間たちは根っこ地帯の手前にあるカメレオン村を訪れました。その名の通り<br>
住民はみんなカメレオン。いたって友好的な彼らですが、カエルが一番のごちそうという<br>
食習慣なため宿屋の食事に不安が残ります。<br>
物知りな長老に会って根っこの話をすると、その植物ははるか古代のものだと言います。<br>
そして当時はその植物を食べる巨大昆虫も存在していて、今でも北方の氷河地帯では<br>
その卵が見つかるかもしれないと言うのでした。<br>
<br>
それを聞いた仲間たちは北方の氷河洞窟を探索し、巨大昆虫の卵を見つけて発掘しました。<br>
この巨大卵をカメレオン村に持ち込むと、長老はじめ村の一同が巨大卵を村の奥の祭壇に<br>
そなえて一心に祈りを捧げました。すると巨大卵から巨大幼虫が孵りました。エサの<br>
気配をかぎつけた巨大幼虫は村を破壊しながら巨大植物に突撃し、あっという間に<br>
根っこを食べつくしてしまいました。満腹した巨大幼虫は巨大サナギへと姿を変えます。<br>
こうして、グジューの基地に襲撃をかける用意が整いました。<br>
<br>
<a name="a299"></a></dd>
<dt><a href="menu:299">299</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その16:バイオベース</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 06:10:53 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
グジューの基地は有機体で構成されたバイオベースです。ここは新桃太郎伝説の<br>
新しい村と並ぶハドソンRPGの双璧。壁や床には気色悪い細胞や触手がうじょうじょと<br>
うごめき、改造とか合成で生まれたグロいバイオモンスターがひしめき合っています。<br>
そしてここにはシェルドラド各地から拉致されてきた人々が捕らわれていて、緑色の<br>
マユのようなものにくっつけられて生命力を吸い取られています。彼らに話しかけると<br>
かえってくるあまりに衝撃的な言葉は、いつのまにかレゲー板貝獣物語スレッドの<br>
テンプレになってしまいました。<br>
奥に進むと生命力を吸い尽くされてマユのようなものと完全に同化してしまった人たちを<br>
発見したり、血まみれの手術室に迷い込んだりと陰惨さ具合はさらに加速。仲間たちの<br>
憤りとプレイヤーの吐き気も最高潮に達します。<br>
<br>
基地の中枢までやって来た仲間たちが目にしたのは、カプセルの中に浮かぶ火の貝の<br>
勇者とその前に立つグジューでした。グジューはさらってきた火の貝の勇者を自軍に<br>
引き入れようと試みましたが、いくら痛めつけても勇者が首を縦に振らないのに業を<br>
煮やし薬漬け作戦を実行していました。火の貝の勇者を取り戻すべく、仲間たちと<br>
グジューの決戦の火蓋が切って落とされます。<br>
<br>
仲間たちがグジューを破り、火の貝の勇者は無事に助け出されました。グジューは<br>
飛行体に乗って逃走し、バイオベースは捕らわれていた人々もろとも崩壊します。<br>
しかし悲しんでいる暇はありません。一刻も早くギャブ・ファーを止めなければ、<br>
同じ悲劇が繰り返されることは明らかです。<br>
決意を新たにする一行の前に、巨大植物の根を食べつくして巨大サナギになっていた<br>
巨大昆虫が羽化し、巨大成虫のクロム蝶となって飛んできました。火の貝の勇者たちは<br>
大空を自由に駆けるクロム蝶の背に乗り貝獣島を目指すのでした。<br>
<br>
<a name="a300"></a></dd>
<dt><a href="menu:300">300</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その17:貝獣島~失われた大陸</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 06:14:27 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
貝獣島に降り立った火の貝の勇者は貝獣仙人と再会します。勇者たちから事情を聞いた<br>
貝獣仙人は、シェルドラドの守護者にして四貝竜の上に立つ「大貝竜」の力を借りる<br>
ことを提案します。貝獣仙人らの召喚の儀式に応えて現れた大貝竜は火の貝の勇者への<br>
協力を承諾し、さらに失われた大陸を目指しオーラの玉を手に入れろ、と助言します。<br>
「失われた大陸」というのはシェルドラドの地底に広がる大陸のことを指しており、<br>
そこにある「永遠の谷」という場所でオーラの玉を手に入れられるそうです。<br>
そして、大貝竜の力で貝獣島から地底世界へ続く穴が開きました。<br>
<br>
勇者一行は貝獣島に開いた地底へと続く穴を下り、さらに男のロマン・ドリル戦車をも<br>
使って地底世界へと突き進みます。最初に火の貝の勇者たちがたどり着いたのは、<br>
「失われた神殿」というだだっ広い建造物の中でした。失われた神殿は失われた大陸<br>
よりも上層に位置し、ここから失われた大陸に行くのには鍵となるアイテム、<br>
メスタファイアが必要らしいです。勇者一行は神殿を奔走してメスタファイアを入手し、<br>
失われた大陸への道を開きました。<br>
<br>
火の貝の勇者たちは失われた大陸の中央部の祭壇にやって来ました。この祭壇は<br>
永遠の谷の入口でもあるのですが、今は封印されていて中に入ることはできません。<br>
この封印を解くには、失われた大陸のどこかにある神殿にあるという呪文が必要です。<br>
勇者たちはまたしてもだだっ広い大陸を奔走し、谷の入口を開く呪文を入手しました。<br>
<br>
再び永遠の谷の入口にやってきた火の貝の勇者たち。尾行してきていたギャブ・ファーの<br>
手下を蹴散らし、封印を解いて中に足を踏み入れます。<br>
谷の中で勇者たちを待ち受けていたのは、オーラドラゴンと名乗る巨竜でした。<br>
オーラドラゴンは試練を乗り越えることでオーラ力の結晶であるオーラの玉が得られると<br>
言い、勇者たちの力を試すべく戦いを挑んできます。<br>
戦いの末オーラドラゴンは勇者たちの力を認め、自らの体をオーラの玉に変化させます。<br>
こうして火の貝の勇者たちはオーラの玉を手にしました。ちなみに今回のオーラの玉は<br>
小ぶりなので引きずって歩く必要もありません。<br>
<br>
<a name="a301"></a></dd>
<dt><a href="menu:301">301</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その18:ラストダンジョン</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 06:16:34 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
失われた大陸から帰還し、あとはギャブ・ファーの本拠地に攻め込むだけです。<br>
ところがその本拠地の場所がわかりません。陸を探しても海を探しても見つからなかった<br>
のですが、まだ探索していない場所がひとつありました。それは海の底のさらに底の<br>
深海底で、すさまじい水圧がかかるために潜水艦でも行くことができなかった場所です。<br>
そこで水圧に耐えられるよう潜水艦を改造し、ドラドシティー近くの海溝を下って<br>
深海底を探してみたところ巨大な建造物が発見されました。<br>
これこそが、ギャブ・ファーの宇宙船兼要塞です。<br>
<br>
こうして火の貝の勇者たちの最後の戦いの舞台が幕を開けました。強力なモンスターとの<br>
戦いを繰り広げ、強力な武具の入った宝箱をあさり、強力に配置されたトラップを<br>
くぐりぬけ、強力にグロい光景に吐き気をもよおしつつ、勇者たちは要塞の奥へ奥へと<br>
進んでいきます。<br>
途中、砲撃戦仕様に改造されたファットバジャー、大幅にパワーアップしたグジューとの<br>
再度の対決が待ち受けています。勇者たちはこれらの激戦を制し、ギャブ・ファーの<br>
もとへと急ぐのでした。<br>
<br>
要塞の最深部で遭遇したギャブ・ファーは醜怪な巨体をもつ化け物でした。そして、<br>
その前にはグジューがこちらに背を向けて立っていて、何かを必死に訴えているようです。<br>
実はグジューは2度にわたる戦いの中で火の貝の勇者の勇気や仲間たちの絆に触れ、<br>
力で相手をねじ伏せ侵略していく自分たちの行いが不毛であると思うようになり、<br>
父ギャブ・ファーに侵略行為をやめるよう説得していたのです。<br>
しかしギャブ・ファーは耳を貸さないどころか、邪魔だとばかりにグジューを踏みつぶし<br>
火の貝の勇者たちに襲いかかってきました。<br>
<br>
ギャブ・ファーと火の貝の勇者たちとの戦いは熾烈を極めました。禍々しいまでに強大な<br>
力をもって勇者たちに迫り来るギャブ・ファー。火の貝の勇者と仲間たちは、<br>
傷つきながらも立ち上がり、果敢にギャブ・ファーに挑みかかっていきます。<br>
死力を尽くした戦いの中でギャブ・ファーは真の姿を表し、その攻撃はさらに激しさを<br>
増します。火の貝の勇者と仲間たちもまた、世界の命運、シェルドラドに生きるすべての<br>
生命の未来をかけ、全身全霊で立ち向かいます。<br>
…そして長きにわたる死闘の末、ついにギャブ・ファーは倒れました。宇宙の侵略王、<br>
ギャブ・ファーの野望はここに打ち砕かれたのです。<br>
<br>
<a name="a302"></a></dd>
<dt><a href="menu:302">302</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 その19:エンディング</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/06(土) 06:18:50 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
しかし、戦いに敗れ自らの滅びをさとったギャブ・ファーは、最後の力を振り絞って<br>
要塞の自爆装置を作動させます。たとえ火の貝の勇者たちが脱出できたとしても、<br>
シェルドラドのど真ん中で爆発されたら甚大な被害が出ることはまぬかれません。<br>
それこそ、シェルドラドがギャブ・ファーの道連れに滅んでしまいかねないのです。<br>
この危機を回避する方法はただひとつ。それは、宇宙船を兼ねるこの要塞が爆発する前に<br>
誰かが操縦してシェルドラドを離れ、宇宙空間で爆発させることです。<br>
しかし、この方法では操縦者の命はまず助かりません。今になって誰かが命を<br>
捨てなければならない事態が発生したことに火の貝の勇者が躊躇していると、ロボットが<br>
その役を買って出ました。<br>
<br>
驚く一同を前にしてロボットが語り始めます。勇者たちに秘密の地下道で出会って以来、<br>
本来はギャブ・ファーの尖兵である自分に分け隔てなく接してくれ、仲間としてずっと<br>
一緒に旅をすることができたことを本当にうれしく思っている。そしてロボットの自分は<br>
人間と接するうちに自分にはない人間の心にあこがれるようになり、それを理解しようと<br>
してきたが、今、大切な人のために自分を犠牲にできる人間の心がわかった気がする…と。<br>
そしてロボットは要塞の中に捕らわれている人たちを助け出して脱出するよう言い残すと、<br>
勇者たちの制止を振り切って操縦室へ向かっていきました。<br>
<br>
火の貝の勇者たちは要塞内の生存者を救出し、潜水艦で脱出しました。その後ろで、<br>
ギャブ・ファーの要塞は海底を離れ宇宙へと飛び立っていきます。<br>
そしてついに要塞は爆発し、ロボットもまた宇宙に散りました。<br>
<br>
火の貝の勇者たちはドラドシティーの海岸に上陸しました。彼らが見上げている空を<br>
大きな流星が横切っていきます。勇者たちは共に旅をし、助け合った仲間を失った悲しみに<br>
包まれ、いつまでも空を見上げています。<br>
そしてまた、シェルドラドを救うという使命を果たした火の貝の勇者にも、この世界を<br>
去らねばならない時がきていました。別れを惜しむ仲間たちの前で火の貝の勇者の体は<br>
天からの光に包まれ、彼は元いた世界へと還っていきます。<br>
<br>
こうして、シェルドラドにまたひとつ新たな物語が刻まれることになりました。<br>
世界を救った勇者たちの伝承はいつまでも忘れられず、シェルドラドに語り継がれて<br>
ゆくことでしょう……。<br>
<br>
<a name="a303"></a></dd>
<dt><a href="menu:303">303</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語 補足</a></b></font> <font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 06:22:14
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>
※実際には火の貝の勇者がシェルドラドから消えてしまった後、最終決戦に同行していた<br>
仲間たちのその後が描かれるのですが、コレをきれいさっぱり忘れてしまったので<br>
書くことができません。 orz<br>
あと、仲間の個別EDはキャラごとに用意されたイベントをクリアしているかどうかで<br>
変化するようです。基本的にこのイベントはストーリーの大筋とは無関係です。<br>
このキャラごとのイベントものちのち投下する予定です。<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:315">315</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/07(日) 03:20:02 ID:8o4P3CJB</font></dt>
<dd>貝獣の人乙です<br>
ただポヨンが嵐で流されてから再登場してないのですがどうなったのですか?<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:317">317</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/08/07(日) 05:37:22 ID:zzjqTie3</font></dt>
<dd><a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1121509305/315"></a><a href=
"http://jumpres/315">>>315</a><br>
自分は貝獣の人ではありませんが<br>
<br>
ストーリーの途中で主人公が町を作る(復興させる?)というイベントがあるのですが、<br>
町をある程度成長させると、ポヨンがその町に出現し、再び仲間にすることができたと思います。<br>
うろ覚えなので間違っていたらすいません。<br>
<br>
<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:320">320</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">大貝獣物語の中の人</a></b></font> <font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/08/07(日) 12:19:24
ID:bG/bDZoC</font></dt>
<dd><a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1121509305/315"></a><a href=
"http://jumpres/315">>>315</a><br>
ポヨンの件は仲間のイベント紹介で書こうと思ってたのですが、<br>
<a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1121509305/317"></a><a href=
"http://jumpres/317">>>317</a>さんの言う通り町作りのイベントで特定の施設を作ると再登場します。<br>
大抵の人は気付かないままゲームを終えるのですが…<br>
<br>
あと、<a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1121509305/305"></a><a href=
"http://jumpres/305">>>305</a>さん<br>
ED特攻ガンガンいっちゃって下さい<br>
<br></dd>
</dl>
<p><strong>大貝獣物語</strong><br />
>>17-284~303・315・317</p>
<hr />
<dl>
<dt><a>284</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その1:オープニング</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 05:19:18
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>大貝獣物語の舞台となるのは、我々の住む地球とは異なるシェルドラドという世界です。<br />
この世界には人間の他、背中に貝殻をもつ不思議な生き物「貝獣」をはじめとする<br />
さまざまな種族が共存しています。<br />
<br />
かつて、シェルドラドでは「大魔王ファットバジャー」という強大な魔物が現れ、<br />
世界全体が闇と恐怖のどん底にたたき落されそうになったことがありました。<br />
その時には異世界からやってきた火の貝の勇者と勇気ある貝獣たちが協力し、<br />
冒険の末ファットバジャーを打ち破り封印することに成功しました。<br />
これが前作「貝獣物語」のお話です。<br />
<br />
かくてシェルドラドには再び平和な時代が訪れたのですが、最近になって<br />
封印された大魔王ファットバジャーが復活の兆しを見せていることがわかりました。<br />
貝獣たちの長・貝獣仙人はこの事態を重く見て、前の時と同じように、異世界から<br />
火の貝の勇者を召喚してファットバジャーを再び打ち破ろうとしました。<br />
<br />
貝獣仙人らの召喚の儀式によって呼び出された地球人の少年──シェルドラドの住人は<br />
我々の住む地球を異世界と呼んでいるようです──が、今回のお話の主人公となる<br />
火の貝の勇者です。<br />
貝獣仙人はさっそく火の貝の勇者にシェルドラド様式の服装と武装をさせると、<br />
大魔王を封じ込めるためのオーラの玉、大魔王の魔力を抑えるための火の貝・水の貝・<br />
大気の貝・大地の貝の4つの貝を与え、前回でも活躍した貝獣の3人組、バブ・<br />
クピクピ・ポヨンをお供につけて、さあゆくがよいと船に乗せて送り出しました。<br />
<br />
…有無を言わさず別世界に連れてこられてお前は勇者だ魔王を倒してこいと言われ、<br />
小船ひとつで海のまっただ中に放り出された主人公の少年の心中は察するに余りある<br />
ものがあるのですが、なおも災難は続きます。<br />
一行は南の海に浮かぶ貝獣島からファットバジャーが封印されているドラドシティーに<br />
向けて大海原を北上していたのですが、ろくすっぽ進みもしないうちに嵐に遭遇。<br />
船は木の葉のごとくに翻弄され、勇者たちは海に投げ出されてしまうのでした。<br />
<br />
<a id="a285" name="a285"></a></dd>
<dt><a>285</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その2:チクリー~サンドサイド</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 05:23:58
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>火の貝の勇者が目を覚ましたのは、シェルドラドの北西の大陸のはずれにある<br />
チクリーの村でした。介抱してくれていた村人の話によるとずいぶん長い間意識が<br />
もどらなかったようです。ふと気付くと一緒にいた貝獣もいませんし、持ち物も<br />
勇者が身につけていた火の貝をのぞいて全てなくなっています。<br />
村人にきいてみてもそんなものは最初からなかったと言うので、嵐に巻き込まれた時に<br />
離ればなれになったり紛失したりしてしまったのでしょう。<br />
そしてがっくり気落ちする暇もなくここでも非常事態が発生します。突然空から<br />
ロボットのようなものが何体も降ってきて村を攻撃しはじめたのです。<br />
彼らはそれを防ぎに出た村人を軽くひねると、マユのようなものに包んで連れ去って<br />
しまいます。<br />
<br />
ロボットのようなものが去った後、火の貝の勇者は村人のすすめに従って<br />
チクリーの村を後にしました。目的地はこの地方の中心的な町、サンドサイドです。<br />
この町でなら旅の支度もできるし、何か有力な情報が得られるかもしれません。<br />
<br />
サンドサイドの町でいろいろ聞き込みを行った結果、思わしくない話が耳に入りました。<br />
出発してすぐになくしてしまったオーラの玉は、いま現在奴隷商人のドグラーという<br />
人物の手元にあり、しかも彼はそれを使ってファットバジャーの復活を企んでいる<br />
らしいのです。サンドサイドではドグラーの配下をふん捕まえて尋問を行おうとして<br />
いましたが、そいつは口封じのために殺されてしまいます。しかし、一味の活動の<br />
範囲から、ドグラーの拠点はサンドサイドから南東の方角にある砂漠地帯にあると<br />
見当がついています。それからいい話もあって、サンドサイドの首長がドグラー討伐の<br />
ために世界各地から募った有志を火の貝の勇者に同行させてくれるというのです。<br />
そしてその中には嵐で離ればなれになってしまっていたバブもいました。しかし、<br />
クピクピ・ポヨンの行方についてはバブも知らないようです。以降、サンドサイドの<br />
「勇者の館」で、最大4人までのパーティーを自由に編成することができます。<br />
<br />
<a id="a286" name="a286"></a></dd>
<dt><a>286</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その3:滝の洞窟~ドグラー砦</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 05:27:37
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>サンドサイドからドグラーの拠点がある砂漠地帯へ行く途中、滝の流れる大きな洞窟を<br />
抜けていく必要があります。実際に行ってみたら薬売りの行商人がいて、洞窟は<br />
モンスターがいるからと言って勝手についてきます。旅は道連れ世は情けといいつつ<br />
何だかうさんくさい雰囲気が気になるこの薬売り、やっぱり敵でした。洞窟の最深部で<br />
本性を表し、サンドサイドで仲間の口を封じるのにも使った吹き矢を手にして<br />
襲いかかってきます。<br />
こいつを退けると洞窟の奥に捕らえられていたピッギーというオーク族を助けることが<br />
できます。何でもドグラーに協力するのを拒んだために捕らえられていたとか。<br />
怪力で岩をぶん投げるのが彼(彼女?)の得意技。さっそく洞窟内の通路を塞いでいた<br />
岩をどかして、砂漠地帯へと通じる道を切り開いてくれます。<br />
<br />
洞窟を抜け砂漠を越え、ついに火の貝の勇者たちはドグラーの居城にたどり着きました。<br />
城内各所に仕掛けられた砂のトラップを突破し、最上階でドグラーと相まみえます。<br />
ドグラーは同情の余地なき悪党、全力でたたき殺しましょう。<br />
<br />
…火の貝の勇者らの活躍によりドグラーの野望は潰え、大魔王ファットバジャーへの<br />
いけにえとして捕らえられていた娘達も無事に解放されました。もちろんオーラの玉も<br />
火の貝の勇者のもとに戻りました。一刻も早く世界に平和を取り戻すべく、勇者たちは<br />
ドグラーの居城に隠されていた地下通路を通って新しい大陸を目指します。<br />
<br />
<a id="a287" name="a287"></a></dd>
<dt><a>287</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その4:ラミール~シーマン神殿</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 05:30:44
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>火の貝の勇者たちが新しい大陸で最初にたどり着いたのがラミールの町です。<br />
この町で聞き込みを行ったところ、南にあるシーマン神殿に珍しい貝が流れ着いたとの<br />
情報が手に入りました。もしかしたら旅立ちの時になくしてしまった3つの貝の<br />
どれかかもしれません。<br />
<br />
シーマン神殿は半人半魚の姿をした海の民、シーマン族の聖地です。シーマン族の<br />
長老に会って話を聞いてみたところ、神殿に流れ着いた貝はやはり3つの貝のうちの<br />
ひとつ、水の貝であることがわかりました。水の貝を取り戻したと思ったのも束の間、<br />
巨大な魚が突如として神殿の中に乱入し、ひとしきり暴れ回った後長老と水の貝を<br />
飲み込んで地下水脈へと逃げ込みます。火の貝の勇者たちも巨大魚を追って地下水脈に<br />
踏み込み、魚を〆て長老を助け出します。<br />
今度こそ、水の貝をしかと取り戻しました。<br />
<br />
さて先ほどはさらっと流したラミールの町ですが、実はなかなか愉快なことになって<br />
います。まず、地震に見舞われて町全体に被害が及んでいます。この地震はラミールの<br />
東にあって大魔王ファットバジャーが封印されているドラドシティーが震源地で、<br />
ファットバジャーの復活が近いのではないかと町では噂されています。この地震のため<br />
ドラドシティーとラミール地方を結んでいる橋が崩壊してしまい行くことができません。<br />
また、それ以外にも地震の影響で崖崩れや土砂崩れが発生し、北のマーナリー、<br />
南のサンドラといった周辺地域との交通がことごとく遮断されている状態です。<br />
さらに、ラミールの町はチクリーの村に現れたのと同じロボットのようなものによる<br />
攻撃を受けており、地震とのダブルパンチで町はボロボロ。住民の一部はロボットに<br />
拉致されることこそまぬがれたものの、マユのようなもので梱包されたまま町の一角に<br />
安置されています。中の人は死んではいないようですが、マユのようなものは<br />
めっぽう固く町の人達には開封できないままでいます。<br />
<br />
そんなところにやってきた勇者ご一行、あんた勇者なんだから何とかして下さいよと<br />
町の人達に泣きつかれるもやっぱり開封できません。こりゃどうすりゃよかんべ、<br />
と知恵を出し合った結果、コスモストーンという希少な鉱物で作った剣なら何とか<br />
できそうだ、ということになりました。ところが、コスモストーンがあるという<br />
北の山──コスモストーンを加工できる鍛冶屋が住むマーナリーの町へとつながる<br />
唯一のルートでもあります──の入口は崖崩れで塞がってしまっているのだとか。<br />
<br />
<a id="a288" name="a288"></a></dd>
<dt><a>288</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その5:ガル山脈~コールドリバー</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 05:34:11
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>北の山に行ってみると、町の人の話どおり入口が大岩で塞がれていました。ここは<br />
滝の洞窟の時と同じように、ピッギーの怪力で岩をどかしてもらう必要がありそうです。<br />
入口の大岩をどかして山道を進むと、崖崩れによって立ち往生していたとおぼしき<br />
おっさんがいました。彼はマーナリーの鍛冶屋で名はラバン。希少な鉱物である<br />
コスモストーンを求めて山に入り手に入れたものの、崖崩れによって山の中から<br />
出られなくなってしまったのです。<br />
コスモストーンを手に入れた勇者一行はラバンを伴って山を下り、マーナリーにある<br />
彼の工房でコスモストーンをコスモソードという剣に加工してもらいました。<br />
<br />
コスモソードを手にしてラミールに戻ってきた火の貝の勇者は、腰の入った回転斬りで<br />
ばっさばっさとマユのようなものをぶった斬っていきます。中の人もろとも斬り捨てて<br />
しまいそうな勢いです。…普段は言葉少なな彼ですが、やはり別世界での戦いの旅で<br />
ストレスがたまっていたのでしょうか。<br />
<br />
とまあそんなワケで、凄惨な二次被害を出しそうになりながらも町の人達を助ける<br />
ことができたのですが、その中にミルミーというおばあさんがいました。<br />
彼女はグレートノーム四姉妹と呼ばれる、大賢者グレートノームの4人の娘の<br />
ひとりです。火の貝の勇者がファットバジャーを打ち破るために旅をしていることを<br />
知ると、南のサンドラに行ってみることを勧めます。しかし、ラミールからサンドラに<br />
つながる道は土砂崩れで遮断されています。正確に言うと、ラミール地方と<br />
サンドラ地方を隔てている川にかかる開閉式の橋を動かすための施設が土砂崩れで<br />
埋まってしまい、橋が開いたままになっていて川を渡ることができないのです。<br />
もぐらみたいに土を掘れたらいいのになぁ、と思っていたら本当にもぐらが助けて<br />
くれました。ミルミーおばあさんのお友達のもぐらが土砂に埋まった施設に潜り、<br />
橋の開閉装置を動かして川を渡らせてくれます。<br />
<br />
<a id="a289" name="a289"></a></dd>
<dt><a>289</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その6:サンドラ~ゼニム屋敷</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 05:37:40
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>かくて火の貝の勇者一行は川を越え、鬱蒼とした森を抜けてサンドラに到着しました。<br />
サンドラはラミール地方と同様にドラドシティーと橋で結ばれていましたが、今は<br />
地震のため橋が崩れて行き来ができない状況です。<br />
サンドラに入ると、この町を取り仕切っている名士のゼニムの使いだという男が<br />
勇者一行の前にあらわれました。火の貝の勇者の噂を聞いたゼニムが是非とも<br />
会いたがっていると言い、勇者一行を屋敷に案内します。<br />
…ところがこの招待は罠でした。勇者たちはオーラの玉を奪われてしまった上、<br />
仕掛け部屋に閉じ込められて命までも失いそうになります。<br />
<br />
この窮地を救ったのは、忍び術の使い手のキラーという男でした。彼はゼニムが<br />
オーラの玉と火の貝の勇者の命を狙っていることに気付いており、単身屋敷に潜入して<br />
勇者たちを助け出し、町の一角にあるスラムにかくまったのです。<br />
キラーの話によると、ゼニムは私兵を使って町の出入口を封鎖し、火の貝の勇者の行方を<br />
血眼になって捜し回っている模様。何としても勇者を抹殺するつもりのようです。<br />
ここまでされて黙っているわけにはいきません。屋敷に乗り込んでゼニムを締め上げて<br />
やりたいところですが、さすがに正面突破は分が悪い。というわけでここは、スラムの<br />
地下にひそかに掘られていた秘密の通路からこっそりとゼニム屋敷に忍び入りましょう。<br />
<br />
屋敷に入り込んだ火の貝の勇者たちは、ゼニムの魔法で動くモンスターや私兵の攻撃を<br />
かいくぐりゼニムを追い詰めます。ゼニムもしぶとく抵抗しますが、最終的には<br />
勇者たちの力が勝り、彼は屋根から落ちて絶命しました。諸行無常とか盛者必衰とか、<br />
そのへんの言葉をそのまんま体現したかのようなゼニムの最期に仲間たちも複雑な<br />
心境のようで、ゼニムに同情するようなセリフもちらほらと口をついて出てきます。<br />
…ところでこの人、死体がいつまでたってもきれいなままなんですがどうしてなんでしょう。<br />
<br />
それはともかく、こと切れたゼニムの懐から蔵の鍵を失敬し、オーラの玉を取り戻すと<br />
ともにたくさんのお宝、さらに船まで手に入れました。<br />
…仲間たちがゼニムに同情するようなセリフを言ったのは、実はこの行為が後ろめたくて<br />
言ったんじゃなかろうかという気もしてきました。<br />
<br />
<a id="a290" name="a290"></a></dd>
<dt><a>290</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その7:モスウッド~グレートノームの家</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 05:40:35
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>船を手に入れて行動範囲が大きく広がった火の貝の勇者一行の次なる目的地は、大賢者<br />
グレートノームが住むという北の大陸です。この大陸は中央に険しい山脈が走っていて、<br />
北方には雪と氷の大地が広がり、南方は穏やかな気候で人も住んでいます。<br />
グレートノームは物好きにも北の雪原地帯に住んでいるので、会いに行くには南から<br />
山脈を越えていく必要があります。しかしこの山脈は年がら年中嵐が吹き荒れて<br />
しかも落雷が絶えない難所、備えもなく挑んだのでは命がいくつあっても足りません。<br />
そこで、南の森サワサという場所に生えている電気を帯びた草を手に入れ、これを<br />
南の集落モスウッドの仕立て屋に持ち込んで雷を防ぐ服を作ってもらいました。<br />
その名も「耐電ガッパ」、道具袋に放り込んでおくだけで雨も風も雷もしのげる<br />
優れものにして、使うとなぜかなくなってしまう不思議アイテムであります。<br />
かくして火の貝の勇者一行は山脈を越え、大賢者グレートノームの家を目指すのでした。<br />
<br />
火の貝の勇者がグレートノームの家をたずねあてると、彼は病気になって床に伏せって<br />
いました。それでも話ができるぐらいには元気なのでいろいろ聞いてみたところ、<br />
次のようなことがわかりました。<br />
大魔王ファットバジャーが封印されているドラドシティーは現在周辺地域との交通が<br />
遮断されている状態にあるのですが、実はこの雪原地帯と秘密の地下道でつながっていて<br />
そこを通って行くことができるそうです。しかし、その地下道の入口は雪崩で埋まって<br />
しまっています。グレートノーム曰く、ワシが病気でさえなければそんな雪なんぞ<br />
チョチョイのチョイ、ということなんですが動けないジジイはただのジジイです。<br />
ベッドにへばりついたままウダウダされても何にもならないので、いい薬があるという<br />
アイスマンの村を目指して勇者一行はさらに北へ向かうのでした。<br />
<br />
<a id="a291" name="a291"></a></dd>
<dt><a>291</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その8:アイスマンの村への洞窟~アイスマンの村</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 05:43:26
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>山に囲まれたアイスマンの村に行くには山腹に開いた洞窟を抜けていく必要があるの<br />
ですが、複雑な構造はしていません。大したことないお使いイベントかと思っていたら<br />
思わぬハプニングが発生します。<br />
なんと、オーラの玉に突然ヒビが入ってしまったのです!<br />
<br />
…思えばこのオーラの玉、物語の根幹をなす最重要アイテムでありながら、2度も<br />
敵に奪われるわ、火の貝の勇者が持っていた時は歩くたびに地面を引きずられるわで<br />
不憫にしてぞんざいなことこの上ない扱いを受けていたのですが、事ここに至って<br />
ついに損傷してしまったのです。<br />
オーラの玉が失われてしまっては大魔王ファットバジャーの復活を止める手立ては<br />
ありません。一刻も早くドラドシティーに急行しファットバジャーを打ち破るべく、<br />
勇者たちは不吉な予感をおぼえながらも再び歩き始めます。<br />
…オーラの玉を引きずって。<br />
<br />
急ぎ足で洞窟を抜け、アイスマンの村に着いてみると動くものが何一つありません。<br />
実はこの村の住民は中央の広場に立ち並ぶモアイのような頭だけの石像で、<br />
人の姿はしていませんがちゃんと言葉が通じますし、グレートノームのために薬を<br />
作ることも快諾してくれます。ですが彼らは石像なので動くことができず、薬の<br />
材料となる5種類のアイテムを持ってくるよう要求します。特に入手困難なものは<br />
ありません。<br />
言われた通りのアイテムを持ってくると、彼らは今度はそのアイテムを口の中に<br />
入れるよう要求します。5種類全部を石像の口の中に入れたらさっそく薬作り開始。<br />
口の中のアイテムをぐっちゃぐっちゃと噛み砕き、舌でこねくり回したあげくに<br />
カァーッペッと吐き出して完成です。<br />
…あまりに豪快(?)な作業風景に、幾多の戦いをくぐり抜けてきた仲間たちも<br />
ド肝を抜かれた様子、というか、完全に引いています。<br />
洞窟の中でオーラの玉にヒビが入ったときの緊迫感も、完膚なきまでに打ち砕かれて<br />
しまいました。<br />
こうして大賢者グレートノームの病気を治す薬が出来上がりましたが、仲間の誰も<br />
持ちたがらないため仕方なく火の貝の勇者が持つことになりました。<br />
…こんなところで仲間に見捨てられるとは、彼も夢にも思っていなかったでしょう。<br />
<br />
<a id="a292" name="a292"></a></dd>
<dt><a>292</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その9:ふたたびグレートノームの家~ラミールの湖</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土)
05:46:28 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>火の貝の勇者たちは急いでグレートノームの家に戻りました。ファットバジャーを<br />
一刻も早く打ち倒すためで、決してエンガチョな薬をさっさと処分してしまいたかった<br />
からではありません。早速グレートノームに薬を渡し、グレートノームは薬をのんで<br />
元気になりました。知らぬが仏とはよく言ったものです。<br />
元気になったグレートノームから地下道の入口を塞ぐ雪を溶かすためのアイテム、<br />
ヒートボンバーを受け取ります。この物騒な品を使えば地下道を通ってドラドシティーに<br />
行けるようになるのですが、その前にやっておくことがあります。<br />
それは未だ行方の知れない大気の貝と大地の貝を見つけ出し、火の貝・水の貝とそろえて<br />
合体させ、四大元素の力の結晶「合体貝」とすることです。この合体貝がなければ<br />
ファットバジャーを打ち破ることは不可能です。<br />
そして、大気の貝・大地の貝の行方も、グレートノームの力により判明しました。<br />
その場所は、ラミールの町の近くの湖と、東の海に浮かぶ孤島です。<br />
<br />
火の貝の勇者たちはまずラミール近くの湖にやってきたのですが、やはり貝は湖の中に<br />
沈んでしまっていて、漁師にでも頼まないと探し出すのには無理がありそうです。<br />
ここで助けになってくれるのはマーナリーの漁師ゲンジ。自らシェルドラド一の漁師と<br />
豪語する彼はちょっとおだてられるとすぐに湖の探索を引き受け、ものすごい速さで<br />
船を出しあっという間に大きな魚を釣り上げます。<br />
<br />
…網で底を曳いてくれるんじゃなかったのかと思っていた勇者一行でしたが、ゲンジが<br />
釣り上げた魚から都合よく大気の貝が出てきました。それだけでなく、旅立ってすぐの<br />
嵐で離ればなれになっていたクピクピも一緒に魚の腹の中から出てきました。クピクピは<br />
嵐のあと大気の貝を握りしめたままラミール地方に流れ着き、さまよっているうちに<br />
魚に飲み込まれてしまったそうです。<br />
こうして、クピクピが仲間に加わり大気の貝を手に入れました。<br />
<br />
<a id="a293" name="a293"></a></dd>
<dt><a>293</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その10:ポグー島~みたびグレートノームの家</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土)
05:49:05 ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>4つの貝のうち3つを再び手中にした火の貝の勇者一行は、最後の1つ、大地の貝を<br />
取り戻すべく船に乗って東の島に向かいました。この島はポグー島と呼ばれる火山島で、<br />
島全体が囚人を収監する流刑地になっていますが、どうも様子が変です。<br />
いろいろ話を聞いて回ったところ、この島に収監されていたギルダーという囚人が<br />
反乱を起こし、警備を突破して島内の洞窟に立てこもったというのです。そして、<br />
老人である彼が反乱を起こし警備を蹴散らすほどの力を手に入れたのには、この島に<br />
流れ着いた大地の貝が関わっているらしいことが分かりました。<br />
<br />
そういうことで溶岩が顔を覗かせる火山洞窟に踏み込み、ギルダーと対面した火の貝の<br />
勇者一行。やはりギルダーの力は大地の貝によってもたらされたものでした。<br />
パワーアップしたギルダーは徹底抗戦の構えを見せ、勇者たちとの戦闘が始まります。<br />
一度倒されても大地の貝の力で復活するギルダーを撃破し、大地の貝を取り戻しました。<br />
<br />
こうして火・水・大気・大地の貝すべてがそろい、4つの貝は大賢者グレートノームの<br />
力で合体して合体貝となりました。これで大魔王ファットバジャーの魔力を抑えることが<br />
できるようになったので、秘密の地下道を通ってドラドシティーに乗り込みましょう。<br />
<br />
<a id="a294" name="a294"></a></dd>
<dt><a>294</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その11:秘密の地下道</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 05:52:58
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>ヒートボンバーで雪を吹っ飛ばし、地下道を進んでいくとおばあさんがモンスターに<br />
襲われています。モンスターを倒して助けてあげたところ、彼女はグレートノーム<br />
四姉妹のひとり、コリコットと名乗りました。コリコットおばあさんは病に倒れた<br />
グレートノームに代わってドラドシティーの様子を見に行っていたのですが、地下道の<br />
入口は雪崩で埋まるしモンスターに熱烈に追いかけ回されるしでさんざっぱらな目に<br />
遭っていたとこぼします。と、ここで彼女は火の貝の勇者が引きずっているヒビ割れた<br />
オーラの玉に気付きます。そしてオーラの玉にヒビが入るなんてあり得ないと主張し、<br />
いや実際にヒビ割れてるじゃないかと勇者も反論します。そんな言い争いをしていると、<br />
急にオーラの玉が光を放ってふるえだし、景気のいい音を立てて爆発してしまいました…<br />
<br />
…オーラの玉が弾け飛んでしまって現れたのは大魔王ファットバジャー……ではなく、<br />
1体のロボットでした。ロボットであるからには何かの任務があって作られたの<br />
でしょうが、それを感じさせるような動作も見せず、それどころかアヒルのひな鳥が<br />
生まれて初めて見た動くものを親と思うがごとくに火の貝の勇者になつく始末です。<br />
ところがロボットを見てコリコットの顔色が一変、さっさと破壊してしまえと強い口調で<br />
言い募ります。何でもこのロボットはチクリーやラミールなど世界の各地に現れて<br />
町を攻撃し人々を拉致しているロボットと同型なんだそうです。<br />
これを聞いた火の貝の勇者、こんなになついてるんだから連れていってもいいじゃん、と<br />
一歩も引きません。このノリはそのまんま犬を拾ってきた子供vs捨ててきなさいと怒る親<br />
なんですが、案外彼は地球で暮らしていた時にも同じ経験をしているのかもしれません。<br />
<br />
結局コリコットが折れて、晴れてロボットは火の貝の勇者の仲間になりました。ただ、<br />
普通に連れ回していたんじゃ町の人に何を言われるか分からん、ということで適当に<br />
変装をさせ、勇者たちの旅に同行させていくことになります。<br />
<br />
<br />
<a id="a295" name="a295"></a></dd>
<dt><a>295</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その12:ドラドシティー</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 05:56:16
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>地下道を抜けてやってきたドラドシティーは地震のためあちこちが崩れていて、町や城の<br />
いたるところにモンスターが徘徊しています。大魔王ファットバジャーは城の中心部に<br />
結界によって封じられており、結界を破るにはかつての勇者が大魔王との戦いに使った<br />
伝説の武器「愛の剣」が必要です。城の一室で愛の剣を手に入れた火の貝の勇者たちは<br />
愛の剣と合体貝、そして世界に平和を取り戻すという強い意志をもって大魔王との戦いに<br />
臨みます。<br />
<br />
結界が破られ、地の底から姿を現した大魔王ファットバジャーは圧倒的な巨体と威圧感で<br />
もって火の貝の勇者たちに襲いかかります。全力で立ち向かう火の貝の勇者たち。<br />
闇の力を吸収してその力を増す大魔王ファットバジャー、しかし、ついに伝説の剣の力と<br />
勇者たちの勇気が勝り、ファットバジャーは倒れました。<br />
長い戦いの旅が終わったことを知り安堵する火の貝の勇者と仲間たち。<br />
彼らを祝福するように空から白い光が降り注ぎ、その光に包まれてファットバジャーが<br />
昇天していきます。そして勇者たちのもとに天からの声が届きました。 <br />
<br />
──我が名はギャブ・ファー。 宇宙の侵略王!<br />
<br />
<br />
そう、実はシェルドラドは外宇宙からの侵略者に狙われていて、<br />
ファットバジャーが光に包まれて天に昇っていったのはUFOのトラクタービームだったのです!<br />
<br />
「な、なんだってー!!」と驚くひまもなくギャブ・ファーのUFOはファットバジャーを<br />
収容して飛び去り、地上全体に砲撃を仕掛けました。砲撃の凄まじい威力により<br />
大地は裂け山は砕け、幾多の町や村が海の藻屑と消えていきました…。<br />
<br />
<a id="a296" name="a296"></a></dd>
<dt><a>296</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その13:ドラドシティー~潜水艦</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 05:59:41
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>大賢者グレートノームと四姉妹がドラドシティーにやって来ました。サンドサイドの<br />
勇者の館にいた仲間たちも、新たなる侵略者あらわる、の知らせを聞きドラドシティーに<br />
集結しています。<br />
ドラドシティーは少しずつ人が集まってきて復興しつつあり、サンドラ・ラミールに<br />
つながる橋も再建されたのですが、ギャブ・ファーの存在は一般の人々には伏せられて<br />
います。ファットバジャーの脅威が去った今、人々をいたずらに絶望させたくないと<br />
グレートノームが判断したのでした。<br />
とはいえ、外宇宙からの侵略者という正体不明にして前代未聞の脅威がシェルドラドに<br />
迫っていることは事実。せめてその姿の片鱗だけでもなんとかつかみたいものだと<br />
いうことで、火の貝の勇者が連れているロボットに白羽の矢が立ちました。世界各地を<br />
襲い人々を拉致した同型のロボットはギャブ・ファーの尖兵であると思われたからです。<br />
<br />
天才科学者ディープ博士の協力を得てロボットの中身を解析してみたところ、ご丁寧にも<br />
プロモーションビデオが収録されていました。再生してみると、基地やらロボット軍団を<br />
バックにギャブ・ファーの演説が流れます。どうやら産めよ増やせよ地に満てよの精神で<br />
星々を蹂躙、侵略している様子、なんてはた迷惑な奴なんでしょう。<br />
この征服キ○ガイに対抗する策としてグレートノームが出した答えは、シェルドラドの<br />
守護者であり、火・水・大気・大地の四大元素の力を司る「貝竜」の力を借りること<br />
でした。絶海の孤島「ガーディアン島」に4頭の貝竜のリーダー格、レッドドラゴンが<br />
いることがわかっています。波の荒い外洋を通ってこのガーディアン島に行くには<br />
ディープ博士の作った潜水艦が必要。ところが、潜水艦はギャブ・ファー配下の魔物に<br />
奪われて行方知れずになっているのでした…!<br />
<br />
餅は餅屋という言葉があります。奪われた潜水艦のことを海に詳しい人に聞いてみよう、<br />
ということで海の民シーマン族の神殿を再び訪れたところ耳寄りな情報がありました。<br />
なんでも、シーマン神殿の近くの入り江で潜水艦らしきものが目撃されていて、しかも<br />
三方を山に囲まれたその入り江に出られる地下通路の入り口がなぜかシーマン神殿に<br />
開通しているというのです。<br />
地下通路を通り入り江に出ると、おあつらえむきのタイミングで潜水艦が登場しました。<br />
さっそく見張りをぶちのめして殴り込み、ナメック星人そっくりの魔物の親玉と<br />
対決します。こいつは一度倒してもよみがえるのですが、そういう復活タイプのボスは<br />
食傷気味の今日このごろ、さくっとやっつけましょう。<br />
<br />
<a id="a297" name="a297"></a></dd>
<dt><a>297</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その14:ガーディアン島・風の塔・溶岩洞ランドン・水の洞窟アクアン</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 06:04:44
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>潜水艦を奪還した火の貝の勇者一行は一路ガーディアン島へ。この島はレッドドラゴンの<br />
眠る遺跡を守る使命を帯びたガーディアン族が住んでいますが、たてつづけに人間が<br />
やってきたというので皆驚いた様子です。勇者たちのこともそうなんですが、実は先客が<br />
きていたのです。それはクシューラという少女で、火の貝の勇者と顔を合わせたことも<br />
たびたびあります。彼女はファットバジャーへのいけにえとして奴隷商人のドグラーに<br />
捕らえられていて、ドグラーから解放された後も身寄りがないので生きるため奴隷に<br />
逆戻り、この度は宇宙から侵略者がやってきたことに絶望して入水したんだけれど結局<br />
死にきれずガーディアン島まで流れ着いてしまった、と恐るべき不幸っぷりです。<br />
<br />
火の貝の勇者たちはクシューラをお見舞いしてから遺跡に入り、その最深部で<br />
レッドドラゴンと対面します。話を聞いたレッドドラゴンは勇者たちに試練を与え、<br />
これを突破したら力を貸すと約束します。その試練とは、レッドドラゴン以外の3頭の<br />
貝竜に会い、戦って力を認めてもらうというものです。<br />
<br />
<br />
風の吹き荒れる塔に居を構え大気の力を司る、ウインドドラゴン<br />
溶岩の流れる洞窟にひそみ大地の力を司る、ランドドラゴン<br />
海底の神殿に鎮座し水の力を司る、アクアドラゴン<br />
<br />
<br />
火の貝の勇者たちはこの3頭の貝竜と戦い、力を認められて各貝竜の協力を取り付けました。<br />
ガーディアン島の遺跡で再びレッドドラゴンと対面し、最後の試練、レッドドラゴンとの<br />
戦いに挑みます。<br />
火の貝の勇者たちは見事この試練を乗り越え、四貝竜の力がすべてそろいました。<br />
<br />
<a id="a298" name="a298"></a></dd>
<dt><a>298</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その15:カメレオン村~氷河洞窟</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 06:08:02
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>遺跡の外に出ると勇者たちの前にクシューラが現れ、衝撃の事実を口にします。<br />
彼女は人間の少女クシューラなどではなく、侵略者ギャブ・ファーの実の娘、グジューで<br />
あること。人間のふりをして火の貝の勇者の行く先々にあらわれ動向を監視し、さらに<br />
ドグラーやゼニムを操ってオーラの玉や勇者の命を狙っていたこと。<br />
そしてグジューは本来の姿を表すと火の貝の勇者をとらえ、UFOのような飛行体に乗って<br />
東のほうへ飛び去ってしまいました。<br />
<br />
仲間たちはグジューの飛行体を追って東に急行しますが、途中でばかでかい植物の根が<br />
びっしりと地面を埋めつくしている場所があって、そこで足止めをくらってしまいました。<br />
勇者を連れ去ったグジューの基地はこの向こう側にありそうなんですが、空でも飛ぶか<br />
植物の根をなんとかしないことには先へ進めません。<br />
<br />
とりあえず仲間たちは根っこ地帯の手前にあるカメレオン村を訪れました。その名の通り<br />
住民はみんなカメレオン。いたって友好的な彼らですが、カエルが一番のごちそうという<br />
食習慣なため宿屋の食事に不安が残ります。<br />
物知りな長老に会って根っこの話をすると、その植物ははるか古代のものだと言います。<br />
そして当時はその植物を食べる巨大昆虫も存在していて、今でも北方の氷河地帯では<br />
その卵が見つかるかもしれないと言うのでした。<br />
<br />
それを聞いた仲間たちは北方の氷河洞窟を探索し、巨大昆虫の卵を見つけて発掘しました。<br />
この巨大卵をカメレオン村に持ち込むと、長老はじめ村の一同が巨大卵を村の奥の祭壇に<br />
そなえて一心に祈りを捧げました。すると巨大卵から巨大幼虫が孵りました。エサの<br />
気配をかぎつけた巨大幼虫は村を破壊しながら巨大植物に突撃し、あっという間に<br />
根っこを食べつくしてしまいました。満腹した巨大幼虫は巨大サナギへと姿を変えます。<br />
こうして、グジューの基地に襲撃をかける用意が整いました。<br />
<br />
<a id="a299" name="a299"></a></dd>
<dt><a>299</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その16:バイオベース</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 06:10:53
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>グジューの基地は有機体で構成されたバイオベースです。ここは新桃太郎伝説の<br />
新しい村と並ぶハドソンRPGの双璧。壁や床には気色悪い細胞や触手がうじょうじょと<br />
うごめき、改造とか合成で生まれたグロいバイオモンスターがひしめき合っています。<br />
そしてここにはシェルドラド各地から拉致されてきた人々が捕らわれていて、緑色の<br />
マユのようなものにくっつけられて生命力を吸い取られています。彼らに話しかけると<br />
かえってくるあまりに衝撃的な言葉は、いつのまにかレゲー板貝獣物語スレッドの<br />
テンプレになってしまいました。<br />
奥に進むと生命力を吸い尽くされてマユのようなものと完全に同化してしまった人たちを<br />
発見したり、血まみれの手術室に迷い込んだりと陰惨さ具合はさらに加速。仲間たちの<br />
憤りとプレイヤーの吐き気も最高潮に達します。<br />
<br />
基地の中枢までやって来た仲間たちが目にしたのは、カプセルの中に浮かぶ火の貝の<br />
勇者とその前に立つグジューでした。グジューはさらってきた火の貝の勇者を自軍に<br />
引き入れようと試みましたが、いくら痛めつけても勇者が首を縦に振らないのに業を<br />
煮やし薬漬け作戦を実行していました。火の貝の勇者を取り戻すべく、仲間たちと<br />
グジューの決戦の火蓋が切って落とされます。<br />
<br />
仲間たちがグジューを破り、火の貝の勇者は無事に助け出されました。グジューは<br />
飛行体に乗って逃走し、バイオベースは捕らわれていた人々もろとも崩壊します。<br />
しかし悲しんでいる暇はありません。一刻も早くギャブ・ファーを止めなければ、<br />
同じ悲劇が繰り返されることは明らかです。<br />
決意を新たにする一行の前に、巨大植物の根を食べつくして巨大サナギになっていた<br />
巨大昆虫が羽化し、巨大成虫のクロム蝶となって飛んできました。火の貝の勇者たちは<br />
大空を自由に駆けるクロム蝶の背に乗り貝獣島を目指すのでした。<br />
<br />
<a id="a300" name="a300"></a></dd>
<dt><a>300</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その17:貝獣島~失われた大陸</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 06:14:27
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>貝獣島に降り立った火の貝の勇者は貝獣仙人と再会します。勇者たちから事情を聞いた<br />
貝獣仙人は、シェルドラドの守護者にして四貝竜の上に立つ「大貝竜」の力を借りる<br />
ことを提案します。貝獣仙人らの召喚の儀式に応えて現れた大貝竜は火の貝の勇者への<br />
協力を承諾し、さらに失われた大陸を目指しオーラの玉を手に入れろ、と助言します。<br />
「失われた大陸」というのはシェルドラドの地底に広がる大陸のことを指しており、<br />
そこにある「永遠の谷」という場所でオーラの玉を手に入れられるそうです。<br />
そして、大貝竜の力で貝獣島から地底世界へ続く穴が開きました。<br />
<br />
勇者一行は貝獣島に開いた地底へと続く穴を下り、さらに男のロマン・ドリル戦車をも<br />
使って地底世界へと突き進みます。最初に火の貝の勇者たちがたどり着いたのは、<br />
「失われた神殿」というだだっ広い建造物の中でした。失われた神殿は失われた大陸<br />
よりも上層に位置し、ここから失われた大陸に行くのには鍵となるアイテム、<br />
メスタファイアが必要らしいです。勇者一行は神殿を奔走してメスタファイアを入手し、<br />
失われた大陸への道を開きました。<br />
<br />
火の貝の勇者たちは失われた大陸の中央部の祭壇にやって来ました。この祭壇は<br />
永遠の谷の入口でもあるのですが、今は封印されていて中に入ることはできません。<br />
この封印を解くには、失われた大陸のどこかにある神殿にあるという呪文が必要です。<br />
勇者たちはまたしてもだだっ広い大陸を奔走し、谷の入口を開く呪文を入手しました。<br />
<br />
再び永遠の谷の入口にやってきた火の貝の勇者たち。尾行してきていたギャブ・ファーの<br />
手下を蹴散らし、封印を解いて中に足を踏み入れます。<br />
谷の中で勇者たちを待ち受けていたのは、オーラドラゴンと名乗る巨竜でした。<br />
オーラドラゴンは試練を乗り越えることでオーラ力の結晶であるオーラの玉が得られると<br />
言い、勇者たちの力を試すべく戦いを挑んできます。<br />
戦いの末オーラドラゴンは勇者たちの力を認め、自らの体をオーラの玉に変化させます。<br />
こうして火の貝の勇者たちはオーラの玉を手にしました。ちなみに今回のオーラの玉は<br />
小ぶりなので引きずって歩く必要もありません。<br />
<br />
<a id="a301" name="a301"></a></dd>
<dt><a>301</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その18:ラストダンジョン</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 06:16:34
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>失われた大陸から帰還し、あとはギャブ・ファーの本拠地に攻め込むだけです。<br />
ところがその本拠地の場所がわかりません。陸を探しても海を探しても見つからなかった<br />
のですが、まだ探索していない場所がひとつありました。それは海の底のさらに底の<br />
深海底で、すさまじい水圧がかかるために潜水艦でも行くことができなかった場所です。<br />
そこで水圧に耐えられるよう潜水艦を改造し、ドラドシティー近くの海溝を下って<br />
深海底を探してみたところ巨大な建造物が発見されました。<br />
これこそが、ギャブ・ファーの宇宙船兼要塞です。<br />
<br />
こうして火の貝の勇者たちの最後の戦いの舞台が幕を開けました。強力なモンスターとの<br />
戦いを繰り広げ、強力な武具の入った宝箱をあさり、強力に配置されたトラップを<br />
くぐりぬけ、強力にグロい光景に吐き気をもよおしつつ、勇者たちは要塞の奥へ奥へと<br />
進んでいきます。<br />
途中、砲撃戦仕様に改造されたファットバジャー、大幅にパワーアップしたグジューとの<br />
再度の対決が待ち受けています。勇者たちはこれらの激戦を制し、ギャブ・ファーの<br />
もとへと急ぐのでした。<br />
<br />
要塞の最深部で遭遇したギャブ・ファーは醜怪な巨体をもつ化け物でした。そして、<br />
その前にはグジューがこちらに背を向けて立っていて、何かを必死に訴えているようです。<br />
実はグジューは2度にわたる戦いの中で火の貝の勇者の勇気や仲間たちの絆に触れ、<br />
力で相手をねじ伏せ侵略していく自分たちの行いが不毛であると思うようになり、<br />
父ギャブ・ファーに侵略行為をやめるよう説得していたのです。<br />
しかしギャブ・ファーは耳を貸さないどころか、邪魔だとばかりにグジューを踏みつぶし<br />
火の貝の勇者たちに襲いかかってきました。<br />
<br />
ギャブ・ファーと火の貝の勇者たちとの戦いは熾烈を極めました。禍々しいまでに強大な<br />
力をもって勇者たちに迫り来るギャブ・ファー。火の貝の勇者と仲間たちは、<br />
傷つきながらも立ち上がり、果敢にギャブ・ファーに挑みかかっていきます。<br />
死力を尽くした戦いの中でギャブ・ファーは真の姿を表し、その攻撃はさらに激しさを<br />
増します。火の貝の勇者と仲間たちもまた、世界の命運、シェルドラドに生きるすべての<br />
生命の未来をかけ、全身全霊で立ち向かいます。<br />
…そして長きにわたる死闘の末、ついにギャブ・ファーは倒れました。宇宙の侵略王、<br />
ギャブ・ファーの野望はここに打ち砕かれたのです。<br />
<br />
<a id="a302" name="a302"></a></dd>
<dt><a>302</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 その19:エンディング</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 06:18:50
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>しかし、戦いに敗れ自らの滅びをさとったギャブ・ファーは、最後の力を振り絞って<br />
要塞の自爆装置を作動させます。たとえ火の貝の勇者たちが脱出できたとしても、<br />
シェルドラドのど真ん中で爆発されたら甚大な被害が出ることはまぬかれません。<br />
それこそ、シェルドラドがギャブ・ファーの道連れに滅んでしまいかねないのです。<br />
この危機を回避する方法はただひとつ。それは、宇宙船を兼ねるこの要塞が爆発する前に<br />
誰かが操縦してシェルドラドを離れ、宇宙空間で爆発させることです。<br />
しかし、この方法では操縦者の命はまず助かりません。今になって誰かが命を<br />
捨てなければならない事態が発生したことに火の貝の勇者が躊躇していると、ロボットが<br />
その役を買って出ました。<br />
<br />
驚く一同を前にしてロボットが語り始めます。勇者たちに秘密の地下道で出会って以来、<br />
本来はギャブ・ファーの尖兵である自分に分け隔てなく接してくれ、仲間としてずっと<br />
一緒に旅をすることができたことを本当にうれしく思っている。そしてロボットの自分は<br />
人間と接するうちに自分にはない人間の心にあこがれるようになり、それを理解しようと<br />
してきたが、今、大切な人のために自分を犠牲にできる人間の心がわかった気がする…と。<br />
そしてロボットは要塞の中に捕らわれている人たちを助け出して脱出するよう言い残すと、<br />
勇者たちの制止を振り切って操縦室へ向かっていきました。<br />
<br />
火の貝の勇者たちは要塞内の生存者を救出し、潜水艦で脱出しました。その後ろで、<br />
ギャブ・ファーの要塞は海底を離れ宇宙へと飛び立っていきます。<br />
そしてついに要塞は爆発し、ロボットもまた宇宙に散りました。<br />
<br />
火の貝の勇者たちはドラドシティーの海岸に上陸しました。彼らが見上げている空を<br />
大きな流星が横切っていきます。勇者たちは共に旅をし、助け合った仲間を失った悲しみに<br />
包まれ、いつまでも空を見上げています。<br />
そしてまた、シェルドラドを救うという使命を果たした火の貝の勇者にも、この世界を<br />
去らねばならない時がきていました。別れを惜しむ仲間たちの前で火の貝の勇者の体は<br />
天からの光に包まれ、彼は元いた世界へと還っていきます。<br />
<br />
こうして、シェルドラドにまたひとつ新たな物語が刻まれることになりました。<br />
世界を救った勇者たちの伝承はいつまでも忘れられず、シェルドラドに語り継がれて<br />
ゆくことでしょう……。<br />
<br />
<a id="a303" name="a303"></a></dd>
<dt><a>303</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語 補足</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/06(土) 06:22:14
ID:d48MtN15</font></dt>
<dd>※実際には火の貝の勇者がシェルドラドから消えてしまった後、最終決戦に同行していた<br />
仲間たちのその後が描かれるのですが、コレをきれいさっぱり忘れてしまったので<br />
書くことができません。 orz<br />
あと、仲間の個別EDはキャラごとに用意されたイベントをクリアしているかどうかで<br />
変化するようです。基本的にこのイベントはストーリーの大筋とは無関係です。<br />
このキャラごとのイベントものちのち投下する予定です。<br />
</dd>
<dt><a>315</a><font><b><a href="mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/07(日) 03:20:02
ID:8o4P3CJB</font></dt>
<dd>貝獣の人乙です<br />
ただポヨンが嵐で流されてから再登場してないのですがどうなったのですか?<br />
</dd>
<dt><a>317</a><font><b><a href="mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/07(日) 05:37:22
ID:zzjqTie3</font></dt>
<dd><a href="http://jumpres/315">>>315</a><br />
自分は貝獣の人ではありませんが<br />
<br />
ストーリーの途中で主人公が町を作る(復興させる?)というイベントがあるのですが、<br />
町をある程度成長させると、ポヨンがその町に出現し、再び仲間にすることができたと思います。<br />
うろ覚えなので間違っていたらすいません。<br />
<br />
<br />
</dd>
<dt><a>320</a><font><b><a href="mailto:sage">大貝獣物語の中の人</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#808080" size="2">2005/08/07(日) 12:19:24
ID:bG/bDZoC</font></dt>
<dd><a href="http://jumpres/315">>>315</a><br />
ポヨンの件は仲間のイベント紹介で書こうと思ってたのですが、<br />
<a href="http://jumpres/317">>>317</a>さんの言う通り町作りのイベントで特定の施設を作ると再登場します。<br />
大抵の人は気付かないままゲームを終えるのですが…<br />
<br />
あと、<a href="http://jumpres/305">>>305</a>さん<br />
ED特攻ガンガンいっちゃって下さい<br />
</dd>
</dl>