「ワイルドアームズ アドヴァンスドサード」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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<p><strong>ワイルドアームズ アドヴァンスドサード</strong><br>
>>1-215、14-533、23-549~561・563~567<br></p>
<hr>
215 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:03/11/18
16:58ID:TEyVAAGN<br>
>>27<br>
舞台は海や川がなく代わりに砂ばかりで緑が乏しい惑星。<br>
でも昔は海には水があったらしいが、悪の元凶のせいでなくなったらしい<br>
人口が少なくろくな国家も無く混沌としている。(俺的解釈)
<p>
三つ編みお嬢(読書好き)行方不明のお父ちゃんがくれた銃を持って旅に出る<br>
(信じた道を逝く人なので←重要)<br>
生意気な白(銀)毛少年(トレジャーハンター)列車にお宝が積んであると知り貨物車に侵入<br>
ノッポメガネコートは貨物車でお宝を守っている<br>
デカ男(精霊使い)はなぜか居た<br>
三つ編みがその列車に乗り込んでいて、貨物車に異常を感じて貨物車に移動。<br>
四人はちあわせ<br>
~回想~<br>
列車あぼーん→とりあえず近所のデカ男が住んでる村に移動<br>
三つ編みの働きかけでチーム結成<br>
それから本を読むとなりきっちゃうコスプレお嬢チームや<br>
悪魔に魂を売った野郎チームとやりあったりして三つ編みは成長していく。<br>
他のメンバーの過去が明らかになったりトラウマを解消したりするけど省略</p>
<p>
そのうちにこのままでは世界が滅びるので救うことになる(王道)<br>
(つーか三つ編みは自分の信じた道を逝く人なので)<br>
とりあえず地上から水や緑が無くなった元凶は人々に絶大な人気を誇る宗教家だった<br>
人が良さそうなふりして実は悪人ってヤツだ<br>
今は良きライバルになったコスプレお嬢チームに励まされつつ、<br>
三つ編みチームは彼をあぼーんして行方をくらます<br>
(ここから賛否両論のエンディング)<br>
そしてしばらくたったあと<br>
三つ編みチームには懸賞金が掛けられていたが、<br>
ラスボスをあぼーんするほどの彼らに楯突くヤツはもういなかった。(と思う)<br>
三つ編みチームは家族とかいるけどほったらかして、まだ旅を続けていた(しかも楽しそう)<br>
その足元にちいさな花が咲いていた<br>
終わり</p>
<p>とりあえず専門用語抜きで書いてみた<br>
だめだ~上手くまとまってない・・・<br>
でも>>45じゃあまりにもヒドイので</p>
<p><br>
533 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2005/04/29(金)
11:36:13ID:ax3bsDdI<br>
WA3だけど大人気の宗教家がラスボスだったわけじゃなくて<br>
夢魔って呼ばれる電子世界でしか生きられない生命(外見は幼い少女)が本当の敵<br>
バスカーの民の夢枕に立ったり世界を元に戻そうとする研究者を<br>
トチ狂わせて世界が荒野と砂の海になった原因を作ったり<br>
で、その宗教家も体よく利用されてて、最後は主人公達の目の前で殺される<br>
その後そいつが人々の思いから作った概念世界みたいなものと戦う<br>
(十形態以上あってダルかった…、最後の形態で微妙なバグがあったし)<br>
それで勝つとあのポカーンとなるエンディング</p>
<br>
<p>549
名前:ワイルドアームズ3 用語紹介[sage]投稿日:2006/07/23(日)
02:36:33 ID:wsTt5TrK<br>
ファルガイア:世界(星)の名前。ほとんどが砂と岩の不毛な荒野。<br>
渡り鳥:いわゆる旅人、冒険者のこと。とにかく羽ばたく。<br>
アーム:機械とか主に銃火器の総称で渡り鳥の武器。もともと魔族の技術遺産らしく精神同調可能。<br>
魔族:機械っぽい生命体。昔、世界を侵略しに来てた。その戦火で大地が不毛に。</p>
<p>主人公チーム<br>
ヴァージニア・マックスウェル(18)<br>
主人公。理想と信念に燃える少女。父親譲りの二挺拳銃の腕は確か。<br>
ジェット・エンデューロ(年齢不詳)<br>
トレジャーハンターを生業とする少年。ドライかつシビアな一匹狼。<br>
クライヴ・ウィンスレット(30)<br>
バウンティハンターの青年。冷静で現実的な、パーティのまとめ役。<br>
ギャロウズ・キャラダイン(24)<br>
バスカーの民の次期神官だが、その宿命を嫌って渡り鳥に。陽気で楽観的。</p>
<p>敵っぽいの<br>
ジェイナス・カスケード<br>
名の知れた渡り鳥。報酬のためならどんな卑劣な手段も厭わない。<br>
「預言者」たち<br>
エキゾチックな美女(ミレディ)とイヤミな優男(マリク)とボスっぽい中年(リヒャルト)。<br>
シュレディンガー一家<br>
マジなりきりお嬢様(マヤ)と爆弾マニアおぼっちゃま(アルフレッド)とアフロ(トッド)と喋る猫(シェイディ)。</p>
<p>※台詞も適当に編集してあります。</p>
<p>550
名前:ワイルドアームズ3 用語紹介[sage]投稿日:2006/07/23(日)
02:40:34 ID:wsTt5TrK<br>
オープニング</p>
<p>
嵐の夜、大陸を機関車が走っている。一等客室の窓辺で本を読む少女。<br>
やがて彼女が微睡むころ、突然車体に衝撃が走った。何事かと尋ねる少女に、<br>
若い車掌は「心配せず部屋に戻っていてください」と言うが、少女は隙をついて駆け出す。<br>
見ると、機密貨物を乗せた車両の鍵が開いていた。<br>
調べに入る少女と車掌。物々しい警備に少女は興味を抱く。<br>
車掌が宝箱を開けると中から暖かい光が溢れる。<br>
その瞬間、扉から、窓から、物陰から、三人の男が飛び出した。宝箱を中央に武器を突きつけ合う。<br>
(※彼らがメイン四人。この四つ巴から、それぞれのちょっと前の話を体験していき、<br>
全てクリアするとようやく本編に戻ってくる仕様です)</p>
<p>・ヴァージニア編<br>
二週間前の話。村がゴブ(亜人)に突然襲われる。<br>
「強いものが正しい」と主張するゴブたちは村の財産を奪い、更に食糧をよこし続けろと要求する。<br>
ヴァージニアの叔父は村人の安全を優先したが、ヴァージニアはひとりゴブたちを追った。<br>
アジトに乗り込んだ彼女は奪われた物資の中から、白衣姿の若い父(他二名)が写った破れた写真を見つける。<br>
彼女の父は何かの研究者だったらしいが今は行方不明。<br>
そして幼い頃、父の手ほどきを受けてアームを握った日のことを思い出す。<br>
実戦の恐怖を乗り越えてボスを倒したヴァージニアは叔父夫婦に、<br>
「誰かが悲しい思い出を刻むのを防ぐため」渡り鳥として旅立つことを告げる。<br>
亡き母の墓標には、誰が献花したのか、母の好きな花が添えられていた。</p>
<p>・ジェット編<br>
一週間前。「水晶の花」という財宝を求めて遺跡を訪れたジェット。<br>
しかし先客がいて、迷い込んだ少年の救出を依頼される。<br>
だが彼は報酬の額を聞くやいなやどっかの慈善家に頼めと言って拒否。<br>
遺跡に潜っていくと偶然そのパイクという少年に会う。<br>
彼から目当ての財宝は既に別の渡り鳥が手に入れたことを聞く。<br>
パイクはもうすぐ村を離れるため、昔この遺跡に隠したおもちゃを探しに来ていた。<br>
ガラクタのどこに危険を冒す価値があると言うジェットにパイクは思い出だと答える。<br>
しかしジェットには理解できない。成り行きで助けた報酬代わりに、近く輸送される機密物の情報を得た。</p>
<p>551 名前:ワイルドアームズ3[sage]
投稿日:2006/07/23(日)02:43:50 ID:wsTt5TrK<br>
・クライヴ編<br>
九日前。クライヴは魔獣討伐を生業とする渡り鳥で、洞窟の主を退治する依頼を受けた。<br>
瘴気の立ちこめる洞窟を進み、主を倒しかけたが毒のブレスをくらって倒れてしまう。<br>
彼は以前にも肝心なときにミスをしたらしい。<br>
なんとか出口を探し当ててまた気絶。クライヴに何か講釈している学者風の壮年男性の夢を見る。<br>
目が覚めたクライヴは仕事を完全に遂行するため、後悔の連鎖を断ち切るため、<br>
巣を焼かれた報復にやってきた魔獣を今度こそ倒す。<br>
彼の仕事に対する誇りは喝采で迎えられた。<br>
そして次に彼が請け負った仕事は輸送される秘宝の護衛であった。</p>
<p>・ギャロウズ編<br>
五日前。酒場で目にした新聞に目をむくギャロウズ。<br>
そこには「大地の民バスカーの秘宝、搬送される」という記事。<br>
その秘宝はアークセプターという杖で、世界を支える力との交信を可能にするという。<br>
「だったらよ、俺のアークセプターは、いったい何なんだよッ!?」<br>
なんとギャロウズは記事の杖と同じものを持っていた。「たまんねえなぁ……」<br>
ギャロウズはバスカーの民の正統な神官の血筋だが、<br>
神官職を継がなくてはならない宿命から逃れようと、三ヶ月前に自由が信条の渡り鳥になった。<br>
その際バスカーの秘宝であるアークセプターを持ち出していた。<br>
どちらが本物の秘宝か分からないが両方持ってれば問題ないと、彼は輸送列車に乗り込む算段を立てるのだった。<br>
(鍵をこじ開けたのはこいつ)</p>
<p><br>
4人分のオープニングが終わったら本編へ続きます。</p>
<p>552 名前:ワイルドアームズ3[sage]
投稿日:2006/07/23(日)02:48:03 ID:wsTt5TrK<br>
チャプター1</p>
<p>四つ巴の膠着状態は一瞬だった。<br>
天井に大穴が空いたので四人で登ってみると、そこにはジェイナス他二名の列車強盗が。<br>
どうにか秘宝は守りきるもジェイナス達には逃げられてしまう。<br>
バスカーの里に秘宝を届けると、なんと他にも2本も出てきた。<br>
4本のアークセプターは守護獣(精霊みたいなもの)と意思を交わす媒体らしい。<br>
ギャロウズの祖母(現神官)と弟(予知夢を見る)シェーンが語るところによると、<br>
やがてファルガイアを滅ぼす「蒼の脅威」が現れるという。<br>
そして守護獣が解き放たれることでそれは駆逐されるらしい。<br>
神官は守護獣を解き放つことを新たな依頼とし、四人はそれを引き受けた。<br>
地・風・火・水の四大守護獣を解き放って立ち去るヴァージニア達を、ジェイナスが見下ろしていた。<br>
彼は誰かの命令でアークセプターを狙っているようだ。</p>
<p>
さて、解散するはずだったチームをヴァージニアが(強引に)留めて次の狙いを「常闇の輝き」に定める。<br>
言い出しっぺなのでリーダーに。ジェイナス達も現れ、手を組まないかと誘う。うさんくさい。<br>
が、人を嫌ったままなのは悲しいことだからと、彼らが情報を提供する代わりに協力することに。<br>
でもやっぱり裏切った。<br>
手にした者に力を与える「常闇の輝き」は全てを貫く槍で、「魔族」の3つの呪紋で封印されているらしい。<br>
彼らはそれを入手する仕事を受けていて、初めからヴァージニア達を利用しようとしていた。<br>
これが荒野のルールと嘲笑うジェイナスにヴァージニアはぶち切れる。<br>
「常闇の輝き」が悪漢の手に渡るのを防ぐため、残りの呪紋を先に手に入れることに。</p>
<p>
別の呪紋の情報を得て遺跡へ潜ると、シュレディンガー一家と初顔合わせ。<br>
いきなり「アンタは、何を以て、荒野を貫いているのかしら?」と意味不明なことを言われる。<br>
ヴァージニアの旅を「覚悟のないごっこ遊び」とこき下ろしてくる彼女に邪魔されながら遺跡を攻略すると<br>
ジェイナスたちとまた遭遇。戦っているうちに出し抜かれ、残りの呪紋は2つともマヤの手に。<br>
ジェイナスはマヤに決闘場所を指定して去る。<br>
ヴァージニアは追いかけようとするがマヤにひっぱたかれ、仲間を危険に晒した暴走行為を非難された。<br>
渡り鳥に正義も悪もないと突きつけられたヴァージニアは、目標を見失って落ち込む。</p>
<p>
(わたしが、渡り鳥であるために、足りないモノって何なんだろう?)<br>
渡り鳥になって何を為すのか決めていなかったこと、<br>
あやふやな覚悟に仲間を巻き込んだことを理解し反省するヴァージニア。<br>
その「何を為すのか」を見つけるために荒野を羽ばたくことを決意し、マヤから渡された3つめの呪紋を手に<br>
「常闇の輝き」が封印された塔へと向かう。</p>
<p>553 名前:ワイルドアームズ3[sage]
投稿日:2006/07/23(日)02:55:00 ID:wsTt5TrK<br>
屋上に着くとシュレディンガー一家がジェイナス達にボコボコにされていた。<br>
マヤを人質に全ての呪紋を奪ったジェイナスは、それを持ち帰るという依頼を放棄、仲間も見捨てる。<br>
永遠に誰かの「思い出」に刻まれる強さを求め、自ら「常闇の輝き」グラムザンバーを復活させた。<br>
禍々しい力に、アークセプターを介して守護獣の怯えが伝わってくる。<br>
しかしヴァージニアは立ち上がった。</p>
<p>「渡り鳥に正義も悪もない」<br>
「でもここには確かに『悪』が存在している!」<br>
「わたしは、あるはずの『正義』を探して、荒野を飛び交うッ!」</p>
<p>
「誰かの心に悲しい思い出が刻まれるのをもう見たくない」と言うヴァージニアの決意に応え、<br>
四人でジェイナスを倒すと遺跡が崩れ、彼は呑み込まれた。<br>
マヤにも(小馬鹿にされつつ)決意を認めてもらって一件落着。</p>
<p>
その後、重傷で瓦礫から這い出てきたジェイナスの前に、リヒャルト、マリク、ミレディの3人の預言者達が現れる。<br>
彼らがジェイナスの依頼主で、裏切りは監視され、グラムザンバーも回収されていた。<br>
鼓動を刻むその槍を、リヒャルトがジェイナスに突き立てた。</p>
<p>チャプター1はここまで。<br>
次は多分一番長いチャプター2です。</p>
<p><br>
554 名前:ワイルドアームズ3[sage]
投稿日:2006/07/23(日)03:00:52 ID:wsTt5TrK<br>
チャプター2</p>
<p>
OPのクライヴ編で見た男性の夢を、また見たクライヴ。<br>
彼はファルガイアの「思い出」を探すために渡り鳥をしていると言う(要は考古学者)。<br>
クライヴの夢に頻繁に出てくる男性は、彼の亡くなった先生で、<br>
ファルガイアの荒廃には魔族とは別の何かが関わっているという説を唱えていた。<br>
「常闇の輝き」のような魔族の遺産を探し続けることでファルガイアの歴史に迫れるかも知れない。<br>
だが当面の稼ぎのためにひとまず仕事を探すことに。</p>
<p>場面は「預言者」達に移る。<br>
同じく遺産を狙っているヴァージニア達の動向を気にする三人は、<br>
慣らし運転と称してジェイナスを彼女たちの元に差し向ける。<br>
ジェイナスの姿は爬虫類のようなものに変貌していた。</p>
<p>
次の町で誰一人未帰投の遺跡の情報を聞き、それに挑むことに。<br>
途中「思い出」の価値について揉め、ジェットに数年より前の記憶が一切ないことが分かる。<br>
それならばとヴァージニアはジェットの記憶も一緒に探すことを(強引に)決めた。</p>
<p>
遺跡に着いてみると女性がいて、この遺跡に眠る遺産は危険だから持って行ってくれと依頼してくる。<br>
ヴァージニアとクライヴは顔を見合わせ、疑いを持ちつつあえて依頼を受ける。<br>
遺跡の奥で女の罠を暴くクライヴ。実は女はミレディに憑依されていた。<br>
どうして看破できたのだと悔しがるミレディ(正直バレバレだったが)にクライヴは、<br>
要約すると「貴方の美しさは上辺だけで中身は醜いので」と言い放つ。<br>
ついでに妻子持ちであることも分かる。女を追いかけるとジェイナスがいた。<br>
彼の体はグラムザンバーに浸食され、魔族と一体化したという。<br>
何とか二人を退け、女を救出。<br>
四人は魔族は実在したこと、それは守護獣すなわちファルガイアの敵であることを確認した。</p>
<p>
次に守護獣の示した神殿を訪れると、月の守護獣の生命がマリクに吸収されようとしていた。<br>
それを止め、残された守護獣の力を手に入れる。</p>
<p><br>
555 名前:ワイルドアームズ3[sage]
投稿日:2006/07/23(日)03:05:30 ID:wsTt5TrK<br>
場面が預言者達に移る。<br>
彼らはどうやら人間じゃないようで、パナケイア流体というものが体を流れていてそれが力の源らしい。<br>
その代償としてファルガイアに拒絶され、定期的に体液を浄化しないと自壊するという。<br>
リヒャルトは自分たちの目的を「理想郷化計画」と呼んだ。<br>
そもそも彼らがアークセプターを狙ったのも、その計画に利用する守護獣の生命エネルギーを得るためのようだ。<br>
ジェイナスは彼らの道具にされたことをたいそう恨んでいる様子。</p>
<p>ヴァージニアたち一行。<br>
守護獣の生命力を奪っていたマリクとミレディは繋がっていたことを確信。<br>
彼らの目的を遂げさせないため、残りの守護獣の神殿に先回りすることに。<br>
だがその途中またしても預言者達に会う。<br>
彼らはファルガイアを一個の生命として見なし、<br>
外部作用によってその進化を(自分たちのように)為そうという。<br>
そうしないと星はいずれ死んでしまう。<br>
だがそのために守護獣の命を奪おうとする行為は間違っているとヴァージニアたちは否定。<br>
互いの正義が対立することになる。</p>
<p>
次の神殿に辿り着くも、光の守護獣は既に蹂躙された後。<br>
が、ギャロウズが手を差し出すと、守護獣が消える前に残した最後の力が手に入る。<br>
ギャロウズが言うには、神殿とは守護獣を封じ、その生命をファルガイアに供給する施設である。<br>
この星は守護獣の命を食いつぶすことによって辛うじて生きているのだという。<br>
だからこそ人間には守護獣を守る義務があると感じるヴァージニア。<br>
しかし渡り鳥の身には過大な使命だとギャロウズは嘆いた。</p>
<p>また預言者たち。<br>
ミレディがやっていた仕事とは、魔族の「思い出」情報ライブラリ・ヒアデスの情報から<br>
「神々の砦」アースガルズと呼ばれるロボットを制作することだった。<br>
それが完成し、攻防両用バリアとか出してとにかく強いことを印象づけるのだった。</p>
<p>556 名前:ワイルドアームズ3[sage]
投稿日:2006/07/23(日)03:09:21 ID:wsTt5TrK<br>
次に向かうのは星の命が流れるというレイラインを観測してた研究所。<br>
中に入るとジェットの記憶がフラッシュバックする。<br>
奥へ進むと机の上に白衣の人間が四人写った写真を見つける。<br>
半分に破けていたそれは、なんとOPでヴァージニアが見つけた父の写真とぴったり合った。<br>
思いがけず行方不明の父の手がかりを得て、目を潤ませるヴァージニア。<br>
すると何故か彼女の父親の顔を知っていたジェットが口ごもりつつも、<br>
「そいつは俺の親父のようなヒトなんだ」と告げた。<br>
あまりの衝撃に(じゃあ彼とわたしはキョーダイ!?)と早とちりしてしまうが、<br>
そうではなく、ジェットを育てて渡り鳥としての技術を教えてくれた人だという。<br>
もちろん父を疑うつもりはないが、生きているのに会いに来てくれないことをヴァージニアは悲しく思うのだった。</p>
<p>そこにミレディとアースガルズが現れる。<br>
圧倒的な力にやられてしまう四人。<br>
ミレディは自分を愚弄したクライヴを殺そうとするが、<br>
シュレディンガー一家が現れ、煙幕を張った隙に連れ出してくれた。</p>
<p>夢の中で父の背中を追う幼いヴァージニア。<br>
目が覚めるとマヤが優しく気遣ってくれるが、これ以上危険なことに首を突っ込むなと忠告して去っていく。<br>
マヤの言葉を真摯に受け止め、自分の勝手で仲間を危険に晒すまいと<br>
チームを解散しようとするヴァージニアを、クライヴとギャロウズが諭した。<br>
ヴァージニアのリーダーの資質を認め、自分たちは着いていくと言う。<br>
今までの旅では決して得られなかった経験をしている、このチームの絆なら運命も危険も乗り越えられる気がすると。</p>
<p>
研究所で得た情報から、惑星環境を操作する計画について調査するため、<br>
資料があるというクライヴの住居へ向かうことに。</p>
<p>
その夜遅く、ジェットは黙ってチームを去ろうとする。<br>
しかしそこにヴァージニアの父親ウェルナーが現れる。<br>
ウェルナーは意味深な言葉を放つ。贖罪に生きる自分はヴァージニアに今更会うことはできないとも。<br>
ジェットは自分が「思い出」を持っていない理由を彼が知っているのではと問いつめたが、答えはない。<br>
それならと、ジェットはヴァージニアと一緒にウェルナーを追うことにした。</p>
<p>557 名前:ワイルドアームズ3[sage]
投稿日:2006/07/23(日)03:14:42 ID:wsTt5TrK<br>
資料によると過去にも何度かファルガイア再生計画があり、大規模なのが「世界樹計画」だという。<br>
運営機関の名は七人委員会。<br>
ヴァージニアの父が写った写真の人数も七人。<br>
しかもよく見ると、その中に今と風貌の変わらぬマリクらしき姿があった。<br>
謎が深まるのを感じつつ、守護獣神殿と再生計画の二つを調べていくことに。<br>
ここで妻との会話から、クライヴが頻繁に夢を見る先生は彼の妻の父親であり、<br>
彼のミスによって亡くなったらしいことが分かる。</p>
<p>鉱脈でまたシュレディンガー一家と会う。<br>
マヤは宝石を集めていて、本当の輝きを放つ宝石を探し出したいらしい。<br>
クライヴは先生の説が正しいことを示す根拠を得たようだ。</p>
<p>
幸運の守護獣神殿では、ジェイナスがその生命を吸い取っていた。<br>
彼は魔族も守護獣の力も利用して預言者達も裏切るつもりらしい。力こそ「自由」だという。<br>
ジェイナスに敵わなかったヴァージニア達は、辛うじて残されていた守護獣の生命力を得る。<br>
ギャロウズは、自分の求めていた「自由」とジェイナスの「自由」を否定、<br>
「逃避」ではなく本当の「自由」を求めることを決意した。</p>
<p>
次に四人は「運命の箱舟(ディスティニーアーク)教団」から「キシュムの炎」と呼ばれるエネルギー体の発掘依頼を受ける。<br>
それがある遺跡は要は宇宙船で、昔人間がこの星に訪れた証拠らしい。<br>
手に入れて帰ろうとするとミレディとアースガルズが。アースガルズには疑似精神が生まれていた。<br>
また負けてしまうが、ウェルナーが現れて撹乱弾を放ち、二人を撤退させる。<br>
ウェルナーは無言で去るがヴァージニアは父を追うことより依頼の遂行を優先する。</p>
<p>
追加依頼で「キシュムの炎」を教団本部まで届けることになる。<br>
教団の教主ラミアムは、夢で「聖女」のお告げを聞くことで遺跡を発掘し、<br>
その遺産を人々の暮らしの向上に役立てているらしい。<br>
教団で写真の七人がやはり七人委員会であることを確認。その中にはジェットと同じエンデューロ姓もあった。</p>
<p>父の過去を探るためヴァージニアの故郷へ戻る。<br>
そこで「世界樹(ユグドラシル)」と呼ばれる環境再生システムが現存していることを知るが、<br>
村にジェイナスが現れ、また守護獣の力を吸収しに行くと言う。<br>
罠と知りつつ阻止すべく最後の神殿に向かう。<br>
守護獣をギャロウズに任せ、他の3人がジェイナスとアースガルズを足止めする。</p>
<p>「自由とは……全ての由を自分に求める事ッ!」</p>
<p>
ギャロウズは自分に流れる血の宿命を受け入れ、己の「自由」で時空の守護獣を解き放つ。<br>
乗じて反旗を翻し、時空の彼方にアースガルズを葬り去ったジェイナスは、ユグドラシルで全てを終わらせると言う。</p>
<p>558 名前:ワイルドアームズ3[sage]
投稿日:2006/07/23(日)03:20:08 ID:wsTt5TrK<br>
ユグドラシルへ向かう途中、リヒャルトに遭遇。<br>
一瞬の隙をつかれ、体内にナノマシンを打ち込まれて悶え苦しむヴァージニア。<br>
しかしウェルナーが助けに来た。リヒャルトは撤退。<br>
何も語らない父に、ヴァージニアは高熱に浮かされながら感情をぶつけてしまう。</p>
<p>「どうして、何も言ってくれないの!?」<br>
「あなたなんか、わたしのお父さんじゃないわッ!」</p>
<p>
治療をうけた彼女が目を覚ますと父の姿はなく、周囲にはユグドラシルの存在を示す緑と水があった。</p>
<p>
ユグドラシル内部で、預言者達はこれを使って守護獣の生命エネルギーから<br>
魔族を再生しようとしていたことが分かる。阻止しようとするウェルナー。<br>
彼が語るところによると、10年前、七人委員会はユグドラシルを起動させたが、システムが暴走し<br>
環境再生どころか逆にファルガイアを荒野と砂の海の世界にしてしまったという。<br>
その時の事故で預言者達は肉体を失い、ヒアデスの叡智で今に保っているのだ。</p>
<p>
システム防御壁を打ち破るため、ウェルナーは何故かジェットを端末の元へ。<br>
ジェットだけがそのアームと同調できるらしく、プログラムを書き換えた。<br>
その際ジェットは過去の緑溢れるファルガイアの「思い出」を僅かに蘇らせ、混乱する。</p>
<p>
預言者達を追うと、彼らも知らない何者かがユグドラシルの核を抜き取っていったらしい。<br>
召喚失敗してヤケになった三人を倒す。</p>
<p>
ファルガイアの荒廃は魔族ではなく父たちが引き起こしたものだった。<br>
たった10年前の出来事をどうして誰も覚えていないのか、なぜウェルナーだけそれを覚えているのか、<br>
問いただすヴァージニア。しかし父は答えることなくまた去っていった。</p>
<p>預言者達は肉体が崩壊する時を間近に迎える。<br>
その時造反したジェイナスが現れたが、辛うじて召喚されたグラムザンバーの主、<br>
魔族ジークフリードに貫かれ、生贄にされた。<br>
ジークフリードはファルガイアに生きる全ての命に宣戦布告するのだった。</p>
<p>559 名前:ワイルドアームズ3[sage]
投稿日:2006/07/23(日)03:37:26 ID:wsTt5TrK<br>
チャプター3</p>
<p>夢の中で、父の背中を追い続けるヴァージニア。<br>
父が立ち止まって振り返ると、彼女はアームを父親に向けた。<br>
夢見の悪さに戸惑うヴァージニアだが、気を取り直して「運命の箱舟教団」からの依頼を受ける。</p>
<p>場面は預言者達へ。<br>
ジークフリードは別の星で機械化された元人間らしい。<br>
さらなる戦乱の新天地を求めてファルガイアにやってきたが、過去の大戦で傷つき、<br>
「思い出」をヒアデスに残して復活の時を待っていたという。<br>
三人の預言者はグラムザンバーを封じていた三つの呪紋をそれぞれ受け取り、魔族と化した。</p>
<p>
その邪悪な波動を守護獣を通して感じるヴァージニア達。<br>
何が起こったのか知るためバスカーの里へ行き、<br>
ギャロウズの弟シェーンとともにファルガイアの歴史を記した遺跡へ。<br>
戻る途中、異形の姿になった預言者たちに会う。<br>
シェーンが予知夢に見た「蒼の脅威」はジークフリードのことだった。</p>
<p>
「この星をこの星でなくする」ジークフリードの意図を探るべく、「星を作り替える施設」があったという遺跡へ。<br>
そこはかつてクライヴが先生を失った場所だった。<br>
ナノマシンを作り出す装置の前で、クライヴはジークフリード達の目的を推測する。<br>
ジェイナスや預言者達の体が魔族になったのと同じように、<br>
ナノマシンによって構成組織そのものを改造し、ファルガイアを丸ごと魔族化するつもりではないかと。<br>
そこにウェルナーが現れ、ナノマシンも魔族の知識「ヒアデス」の情報から作られたことを語る。<br>
ユグドラシルが暴走したのは事故ではなく、デュランというメンバーの意図的なものであったことも分かる。<br>
クライヴは、ファルガイアの荒廃はごく近年に引き起こされたという先生の説が正しかったことを報告、<br>
未来を託された約束を守ることを決意して遺跡を後にした。</p>
<p>560 名前:ワイルドアームズ3[sage]
投稿日:2006/07/23(日)03:44:25 ID:wsTt5TrK<br>
預言者達の目的はやはり「魔族化計画」だった。<br>
ユグドラシルの核であるジェネレーターを奪われたせいでエネルギーが足りないらしい。<br>
事故から生還した者がウェルナーと自分たちの他にもいるかもしれないと怪しむリヒャルト。</p>
<p>
ヴァージニア達も、彼らは高エネルギー体を狙うだろうと予測して、かつての空中都市の動力を探しに行く。<br>
それは「涙のかけら」という名の結晶体で、美しい輝きを放っているという。<br>
大方の予想通りシュレディンガー一家と鉢合わせ。<br>
マヤは「正義なんて、状況によって変わるあやふやなモノ」<br>
「あんたなんかの正義じゃ誰の心にも届かない」と言い切るが、<br>
ヴァージニアは「簡単には届かないのは分かってる」「いつかはきっと届くと信じている」と笑いかけた。<br>
ひとまず負けを認めたマヤ。<br>
「涙のかけら」のもとに行くが、なんとそれはヴァージニアの行動を予測して<br>
預言者達がわざと用意したトラップだった。<br>
しかも本物の在処をマヤが知っていると分かり、彼女をさらっていってしまう。<br>
狼狽するシュレディンガー一家にヴァージニアは<br>
「あやふやかもしれないけど、きっと届くってこと、教えに行くんだよ!」<br>
「涙のかけら」の代償としてではなく、自分の信じる正義を以てマヤを助けに行くと宣言。</p>
<p>
マヤを人質に「涙のかけら」をぶんどろうとする預言者達をいったんは出し抜くも、<br>
時空の彼方に飛ばしたはずのアースガルズが帰還。<br>
最大出力のバリアを食らって瓦礫に埋もれるヴァージニアたち。<br>
それを救ったのはまたしてもウェルナーだった。<br>
何故かバリアを操る父に驚きつつ、「会えて嬉しかった」と本音を伝えるヴァージニア。<br>
いつか彼が全てを話してくれるのを待つと決める。</p>
<p>ヴァージニアらが死んだと思って余裕の預言者たちは<br>
アースガルズがなぜ戻って来れたのか尋ねる。彼ははるか過去のファルガイアに飛ばされ、<br>
そこで美しい宝石のような世界を目の当たりにしたと語る。反応するマヤ。<br>
そして冬眠状態で悠久の時を過ごしたという。<br>
ジークフリードはファルガイアを生きた宇宙船にし、それを駆ってさらなる戦乱の新天地を求めたいらしい。<br>
彼らのアジトに乗り込むヴァージニアたちとシュレディンガー一家。</p>
<p>
そして、死んだマーマの「思い出」をも備えた完璧な蘇生を<br>
ずっと試みていたマザコン・マリクの前に謎の黒髪少女が現れる。<br>
少女がクローン体に手をかざすと、抜け殻だったクローンが母の口調で喋り出した。<br>
しかし母は異形に変貌したマリクを息子と認識できず怯える。<br>
「どうして、ボクを拒絶するんだ…」マリクは逃げた母を殺し、ついでに動力炉も自分の心も壊してしまう。</p>
<p>561 名前:ワイルドアームズ3[sage]
投稿日:2006/07/23(日)03:47:32 ID:wsTt5TrK<br>
四人の前に立ちふさがるアースガルズ。<br>
そこにまたしても現れたウェルナーはバリアで鍔競り合いつつ、<br>
ナノマシンプロジェクトを止めるのはジェットにしかできないと言う。</p>
<p>「思い出せ、ジェット!」<br>
「お前の力、お前の存在が、ファルガイアを救う鍵となるのだッ!」</p>
<p>
アースガルズと父を後に残し、ヴァージニアは前へ進む。<br>
ミレディとマリクを打ち倒したが、ジークフリードとリヒャルトはシステムを起動させ、アジトは空へ浮かび上がる。<br>
ヴァージニアたちは辛うじて脱出。<br>
ユグドラシルのジェネレーターを奪ったのは誰なのか訝しむリヒャルト。<br>
「ヒアデス」を解析できるのは七人委員会と魔族だけなのだ。<br>
ジークフリードは「ヒアデス」の中に自身を電気信号に変えて潜んでいた「夢魔」がいた可能性を想定する。<br>
「夢魔」は人の意識や夢の中など、電気信号の中ならどこにでも存在できるという。</p>
<p>
宙に浮いた船の中でマヤ含むシュレディンガー一家と再会する。<br>
リヒャルト撃破の際、この星に最初に降り立った人こそ「魔族」であり、今の人間はみな魔族の子孫だという事実が語られる。<br>
魔族の遺産であるアームに精神を同調させられるのがその証拠だという。衝撃を受けるヴァージニアたち。<br>
爆破したら散布されて危ないナノマシンプロジェクトにジェットが手をかざすとシステムが書き換えられていく。<br>
それを見たリヒャルトはジェットを「人造生体」「世界の雛形」と呼んだ。</p>
<p>
かつて七人委員会は環境改造にあたって、ファルガイアが一個の生命として機能するかどうか試した。<br>
そしてファルガイアの構成を元に作られたのがジェットだという。<br>
仮説の検証のためだけに生まれた命だが、メンバーの一人エリオット・エンデューロは、<br>
失ったばかりの息子にジェットを重ねて育て続けていたのだ。</p>
<p>
「俺には「思い出」なんてねぇんだよッ!最初ッから、これだけなんだッ!」<br>
「この星のどこを探したって、見つかるわけねえよッ!」<br>
激昂するジェット。</p>
<p>彼らはジークフリードを打ち倒すべく中央部へ。<br>
ヴァージニアたちは魔族の眷属の中でも弱かったためナノマシンを与えられなかった劣等種の子孫だった。<br>
「力あるものが正しいの…?」と訊くヴァージニアに、ジークフリードは「それはお前たちの倫理も同じだ」と答える。</p>
<p>
「ファルガイアに抗うことなく共存などという流される道を選んだのは、お前たちが劣等種だからだ」<br>
「我は星の自浄作用に打ち勝ち、全てを力で捻じ伏せる!」</p>
<p>
哄笑するジークフリードに、ヴァージニアはアームを向ける。</p>
<p>
「手を取り合う事、共に歩む事、一生懸命生きていく事…あなたは、その絆、その強さを知らないだけ…」<br>
「わたしは、一生懸命生きている生命を嘲笑ったあなたを、許せない…!」</p>
<p>563 名前:ワイルドアームズ3[sage]
投稿日:2006/07/23(日)03:52:02 ID:wsTt5TrK<br>
ジークフリードを倒した4人。<br>
大切なものを守るために戦う人間と、ただ戦乱を求める魔族との間には大きな隔たりがあるとヴァージニアは言った。<br>
しかしジークフリードは、<br>
同じ大きな力を求めることには変わりがない、人の心に脆弱な部分がある限り魔族は蘇ると言って消える。</p>
<p>船を自爆させようとするシュレディンガー一家。<br>
マヤは最後まで操作を引き受け、ひとり残るという。</p>
<p>「今、どうしても欲しい宝石があるの。<br>
それは青く輝いて、『涙のかけら』なんて比べ物にならない、ずっとすごい宝石…。<br>
アタシたちの今度の獲物はそれよ。それを、みんなで手に入れるの」</p>
<p>「宝石の名は『ファルガイア』」</p>
<p>
必ず追いつくというマヤを残し、シュレディンガー一家の3人は脱出ポイントへ。<br>
消えたジークフリードはドラゴンと合体し強化復活しようとしていた。<br>
そこへ現れたのはマヤだった。魔族に匹敵する精神力を以て大打撃を打ち込み、<br>
いったん脱出を諦めかけたが死線を越えて帰還、全員で脱出する。</p>
<p>
そのときヴァージニアが煙を上げる船を見ると、甲板で黒髪の少女が笑っていた。</p>
<p>まだ生きてたジークフリードを倒したが、<br>
正義が脆い刃であることを主張されたヴァージニアは一抹の不安を覚える。<br>
マヤたちと別れたあと、とりあえず世界は救われた感じなので、<br>
四人は晴れた気持ちでバスカーの里へ向かうのだった。</p>
<p>564 名前:ワイルドアームズ3[sage]
投稿日:2006/07/23(日)04:09:46 ID:wsTt5TrK<br>
チャプター4</p>
<p>世界が救われた安心感か、穏やかな宴会の夜。<br>
喧噪が苦手なジェットの元に、同じくシェーン(ギャロウズの弟)がやってくる。<br>
自分は周りに流されて戦っただけで、この星に守るべき「思い出」を持たないと語ったジェットに、<br>
シェーンは世界に「思い出」がないのは自分も同じだと告げる。<br>
彼はファルガイアを支える「柱」として育てられ、世界を守る使命があるという。<br>
しかし彼自身は里の外に出られず、守るべき世界を知らない。<br>
戦う事ができない、予知夢を見て託宣することしかできない。それをもどかしく思っていた。<br>
前に進むために、逃げられない戦いは誰にもあると言ってジェットは立ち去り、<br>
残されたシェーンが顔を上げると、宙に黒髪の少女が浮かんでいた。<br>
「夢の中の君……」そう呟いたシェーンは、やがて探しに来たヴァージニアに<br>
「この星はボクが守ってみせます!」と嬉しげに意気込むのだった。</p>
<p>一夜明け、シェーンが失踪したことがわかる。<br>
向かった先は「生贄の祭壇」。「柱」がその命を捧げてファルガイアそのものを覚醒させる場所だった。<br>
シェーンは浮かされるように力を求めていた。<br>
「夢の中の君が教えてくれたんです。ボクが兄上のお役に立てないのは、力がないからだって…」<br>
ファルガイアから膨大なエネルギーが引き出されようとしていたが、ギャロウズに説得され<br>
シェーンは生きる事を決意。二人の力で覚醒は止められる。<br>
遺跡の入口に戻ると、船から無事脱出していたらしいウェルナーが現れた。<br>
そして全員の前に黒髪の少女が現れる。</p>
<p>「期待はずれだわ。もっと面白くなると思ったのに」</p>
<p>
ウェルナーは彼女を知っているらしく、少女を「ベアトリーチェ」と呼んだ。</p>
<p>565 名前:ワイルドアームズ3[sage]
投稿日:2006/07/23(日)04:17:08 ID:wsTt5TrK<br>
里に戻った一行。<br>
ヴァージニアとクライヴは、ウェルナーが追っているユグドラシルシステム暴走の裏について問うた。<br>
システムの暴走は制御管理官デュランの招いた人為的なもので、<br>
彼の心を支配していたのが「ヒアデス」に潜んでいた「夢魔」ベアトリーチェだという。<br>
シェーンの夢も彼女に与えられていたものだった。<br>
「ヒアデス」の危険性を危惧し封印しようというウェルナーに、<br>
クライヴは「知識そのものに善悪はないのでは」と抵抗を示した。</p>
<p>そのとき地面が揺れ、怪しげな塔が出現。<br>
中には魔族のプラントがたくさん。<br>
自分をマシーン扱いし「俺はこいつらと同じ」「この星に『思い出』を持たない」と言うジェットをギャロウズはたしなめる。<br>
この状況に戦う理由がないということは、生きる理由がないことでもあった。<br>
ヴァージニアは「あなたの『思い出』を探す約束は果たせないけど、一緒に生きる理由を探そう」と語りかける。</p>
<p>
制御機関を破壊しようとするヴァージニアだが、ヒアデスを解析したいクライヴが立ちふさがって止め、<br>
その隙をついてベアトリーチェがバリアを展開してしまう。<br>
ベアトリーチェの目的は「創星の儀式」を行いファルガイアを自分の住処にすることらしい。<br>
しかしアースガルズが現れ、バリアを破って機関を破壊。<br>
その後こっちに襲いかかってくるので撃破。</p>
<p>
アースガルズは戦闘データを蓄積して推論するシステムのために疑似精神を得ていたが、<br>
その「思い出」こそ戦いの中で生きる喜びだったと語る。<br>
同じ造られた命であるジェットに戦う理由を問い、「思い出」がないからと逃げるのではなく答えを出せと命じた。</p>
<p>
「俺は、『思い出』をつくるために戦う…その為に、この星を守りたい」<br>
「この騒々しい奴らと一緒に戦いたいんだ…これが俺の戦う理由だ!」<br>
答えを出したジェットに、アースガルズは満足げに消えていった。</p>
<p>
先程から無言のままのクライヴ。塔を出るとまた地震、どこかに同じ塔が出現したらしい。<br>
それはクライヴの故郷がある方角だった。</p>
<p>566 名前:ワイルドアームズ3[sage]
投稿日:2006/07/23(日)04:21:18 ID:wsTt5TrK<br>
故郷に帰ると、クライヴは「自分には皆と一緒に戦う資格がない」といってパーティから外れてしまう。<br>
彼は先生の遺志を継いでファルガイアを再生する術を求めて戦っていたが、<br>
その方法はヒアデスに頼る以外ないとしか思えないのだ。</p>
<p>3人はクライヴを残し、先に塔へ向かう。<br>
でもベアトリーチェの罠にかかって閉じこめられてしまった。</p>
<p>
沈んでいるクライヴに娘がリボンを差し出して語りかける。<br>
「わたしと、お母さんと、おねえちゃんたち、村のみんな……みんなを、守ってね」<br>
「これじゃ足りないかな?」</p>
<p>「充分ですよ…なんだ、充分じゃないですか…」<br>
クライヴは皆を守りたい気持ちは充分な戦う理由になると気付いて3人の後を追い、<br>
「思い出」を断ち切って制御装置を破壊した。<br>
その先でベアトリーチェに会い、ユグドラシルシステム暴走は「創星」の失敗だったと分かる。<br>
過負荷に耐えられなかったユグドラシルは、ファルガイアに張り巡らせた根から、<br>
人の「思い出」を吸い取りエネルギーを補おうとしたという。<br>
誰も世界の荒廃の瞬間を憶えていないのはそのせいだった。</p>
<p>
彼女はヒアデスを封じようとしたウェルナーが倒れている姿を見せる。<br>
そしてユグドラシルのジェネレータを用い、人の「思い出」を引きずり出してエネルギーに換え、<br>
創星を行うと告げた。ウェルナーを探してヒアデスとファルガイアを繋ぐ施設へ。</p>
<p>そこでようやくウェルナーから真実が語られる。<br>
10年前、本物のウェルナーは事故に巻き込まれ死亡していた。<br>
ヒアデスに書き込まれた生前のウェルナーの「思い出」から構成された幻影、<br>
それが今のウェルナーの正体だという。<br>
この施設を破壊すればヒアデスの情報は引き出せなくなるが、<br>
つまり同時に父もこの世に存在できなくなる。</p>
<p>
「お父さんは、どうしてわたしにアームの扱いを教えたの…?」</p>
<p>
「お前には、力の意味を知っていて欲しかったのだ…」<br>
「強くなれ、ヴァージニア」</p>
<p>ヴァージニアはアームを父に向け、引鉄を引いた。</p>
<p><br>
567 名前:ワイルドアームズ3[sage]
投稿日:2006/07/23(日)04:25:14 ID:wsTt5TrK<br>
父の墓前でヴァージニアは、この胸に父の思い出を抱いて強く生きると誓う。</p>
<p>
「でも、みんなの胸にある、大切な『思い出』を奪い去ろうとしている悪い奴がいるッ!」<br>
「わたしは、みんなの『思い出』を守るために戦いたいッ!それがわたしの戦う理由!」<br>
「敵は、夢魔ベアトリーチェよッ!」</p>
<p>
夢の城に乗り込み、ベアトリーチェと対峙するヴァージニアたち。<br>
彼女がシェーンに夢を見せて預言者たちを倒させようとしたのは、<br>
彼らが滅ぼそうとした人こそが創星のためのデータバンクであるから。<br>
ラミアムの夢に現れたのも、自分のために遺跡を発掘させていたから。<br>
そしてシェーンを使って得ようとしていたエネルギーの代わりに、この城を爆破させて代替するという。</p>
<p>
間一髪脱出したヴァージニアたちは、全ての人が「思い出」を失ってしまった世界を目の当たりにする。<br>
創星を止めるため、最後の戦いの場、教主ラミアムのいる「運命の箱舟」へ。<br>
途中、変わらないシュレディンガー一家に背中を預け、ベアトリーチェの本性を理解したラミアムの最期を見届ける。</p>
<p>
精神世界に生まれたもうひとつのファルガイアにてベアトリーチェを倒したが、<br>
対存在が消滅すると現実のファルガイアも消えてしまうらしく、ヴァージニアは真っ白な世界に放り出される。<br>
そこで父に会い、ヒアデスとファルガイアを繋いでいた(父の幻影を生んでいた)端末に<br>
世界中の人間の「思い出」を束ね、ファルガイアを再生した。</p>
<p>目を覚ますと仲間たちが覗き込んでいた。<br>
安堵したのも束の間、ラミアムが死んでいるのを見た教団員たちがヴァージニア一行に発砲。<br>
銃撃戦になるかと思われたが、ヴァージニアはそれを制止、アームから弾を抜き取る。</p>
<p>「わたしたち、何も間違った事、してないよね?」</p>
<p>
荒野では自分の信じてきた正義が必ずしも通用しない事を知ったヴァージニアだが、<br>
それでも理想と信念を貫いて、人を撃たずにこの窮地を脱するという。<br>
仲間たちはリーダーに従うと答えた。</p>
<p>
ヴァージニアたち4人は教主殺害の容疑者(教団員と乱闘、軽傷者多数、死者0名)として賞金首に。<br>
しかしそれほど深刻になっておらず、相変わらず己の正義を荒野に貫いている。<br>
ファルガイアを再生したみんなの「思い出」の中には、<br>
ファルガイアの生体であるジェットのものも含まれていたせいか、<br>
その足下には一輪の花が咲いているのだった。</p>
<p>おしまい。<br></p>
<p><strong>ワイルドアームズ アドヴァンスドサード</strong><br>
>>1-215、14-533、23-549~561・563~567<br></p>
<hr>
<dl>
<dt><a href="menu:215">215</a> 名前:<b><font color="forestgreen"><a href=
"mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></font></b>
投稿日:03/11/18 16:58 ID:TEyVAAGN</dt>
<dd><a href="http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1068965180/27">>>27</a><br>
舞台は海や川がなく代わりに砂ばかりで緑が乏しい惑星。<br>
でも昔は海には水があったらしいが、悪の元凶のせいでなくなったらしい<br>
人口が少なくろくな国家も無く混沌としている。(俺的解釈)<br>
<br>
三つ編みお嬢(読書好き)行方不明のお父ちゃんがくれた銃を持って旅に出る<br>
(信じた道を逝く人なので←重要)<br>
生意気な白(銀)毛少年(トレジャーハンター)列車にお宝が積んであると知り貨物車に侵入<br>
ノッポメガネコートは貨物車でお宝を守っている<br>
デカ男(精霊使い)はなぜか居た<br>
三つ編みがその列車に乗り込んでいて、貨物車に異常を感じて貨物車に移動。<br>
四人はちあわせ<br>
~回想~<br>
列車あぼーん→とりあえず近所のデカ男が住んでる村に移動<br>
三つ編みの働きかけでチーム結成<br>
それから本を読むとなりきっちゃうコスプレお嬢チームや<br>
悪魔に魂を売った野郎チームとやりあったりして三つ編みは成長していく。<br>
他のメンバーの過去が明らかになったりトラウマを解消したりするけど省略<br>
<br>
そのうちにこのままでは世界が滅びるので救うことになる(王道)<br>
(つーか三つ編みは自分の信じた道を逝く人なので)<br>
とりあえず地上から水や緑が無くなった元凶は人々に絶大な人気を誇る宗教家だった<br>
人が良さそうなふりして実は悪人ってヤツだ<br>
今は良きライバルになったコスプレお嬢チームに励まされつつ、<br>
三つ編みチームは彼をあぼーんして行方をくらます<br>
(ここから賛否両論のエンディング)<br>
そしてしばらくたったあと<br>
三つ編みチームには懸賞金が掛けられていたが、<br>
ラスボスをあぼーんするほどの彼らに楯突くヤツはもういなかった。(と思う)<br>
三つ編みチームは家族とかいるけどほったらかして、まだ旅を続けていた(しかも楽しそう)<br>
その足元にちいさな花が咲いていた<br>
終わり<br>
<br>
とりあえず専門用語抜きで書いてみた<br>
だめだ~上手くまとまってない・・・<br>
でも<a href=
"http://jumpres/read.cgi/gamerpg/1068965180/45">>>45</a>じゃあまりにもヒドイので<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:533">533</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2005/04/29(金) 11:36:13 ID:ax3bsDdI</font></dt>
<dd>
WA3だけど大人気の宗教家がラスボスだったわけじゃなくて<br>
夢魔って呼ばれる電子世界でしか生きられない生命(外見は幼い少女)が本当の敵<br>
バスカーの民の夢枕に立ったり世界を元に戻そうとする研究者を<br>
トチ狂わせて世界が荒野と砂の海になった原因を作ったり<br>
で、その宗教家も体よく利用されてて、最後は主人公達の目の前で殺される<br>
その後そいつが人々の思いから作った概念世界みたいなものと戦う<br>
(十形態以上あってダルかった…、最後の形態で微妙なバグがあったし)<br>
それで勝つとあのポカーンとなるエンディング<br>
<br>
515 ◆A.ilTwwjjQ
さんお手間じゃなければサイトに加えてくださいな<br>
<br>
もっと詳しく書きたいけど、100階以上あるダンジョンで苛々して<br>
ディスク投げたら傷入って出来なくなったんで自分はこれ以上書けません<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:549">549</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ワイルドアームズ3 用語紹介</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2006/07/23(日) 02:36:33 ID:wsTt5TrK</font></dt>
<dd>
ファルガイア:世界(星)の名前。ほとんどが砂と岩の不毛な荒野。<br>
渡り鳥:いわゆる旅人、冒険者のこと。とにかく羽ばたく。<br>
アーム:機械とか主に銃火器の総称で渡り鳥の武器。もともと魔族の技術遺産らしく精神同調可能。<br>
魔族:機械っぽい生命体。昔、世界を侵略しに来てた。その戦火で大地が不毛に。<br>
<br>
主人公チーム<br>
ヴァージニア・マックスウェル(18)<br>
主人公。理想と信念に燃える少女。父親譲りの二挺拳銃の腕は確か。<br>
ジェット・エンデューロ(年齢不詳)<br>
トレジャーハンターを生業とする少年。ドライかつシビアな一匹狼。<br>
クライヴ・ウィンスレット(30)<br>
バウンティハンターの青年。冷静で現実的な、パーティのまとめ役。<br>
ギャロウズ・キャラダイン(24)<br>
バスカーの民の次期神官だが、その宿命を嫌って渡り鳥に。陽気で楽観的。<br>
<br>
敵っぽいの<br>
ジェイナス・カスケード<br>
名の知れた渡り鳥。報酬のためならどんな卑劣な手段も厭わない。<br>
「預言者」たち<br>
エキゾチックな美女(ミレディ)とイヤミな優男(マリク)とボスっぽい中年(リヒャルト)。<br>
シュレディンガー一家<br>
マジなりきりお嬢様(マヤ)と爆弾マニアおぼっちゃま(アルフレッド)とアフロ(トッド)と喋る猫(シェイディ)。<br>
<br>
※台詞も適当に編集してあります。<br>
<br>
<a name="a550"></a></dd>
<dt><a href="menu:550">550</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ワイルドアームズ3 用語紹介</a></b></font>
<font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size=
"2">2006/07/23(日) 02:40:34 ID:wsTt5TrK</font></dt>
<dd>オープニング<br>
<br>
嵐の夜、大陸を機関車が走っている。一等客室の窓辺で本を読む少女。<br>
やがて彼女が微睡むころ、突然車体に衝撃が走った。何事かと尋ねる少女に、<br>
若い車掌は「心配せず部屋に戻っていてください」と言うが、少女は隙をついて駆け出す。<br>
見ると、機密貨物を乗せた車両の鍵が開いていた。<br>
調べに入る少女と車掌。物々しい警備に少女は興味を抱く。<br>
車掌が宝箱を開けると中から暖かい光が溢れる。<br>
その瞬間、扉から、窓から、物陰から、三人の男が飛び出した。宝箱を中央に武器を突きつけ合う。<br>
(※彼らがメイン四人。この四つ巴から、それぞれのちょっと前の話を体験していき、<br>
全てクリアするとようやく本編に戻ってくる仕様です)<br>
<br>
・ヴァージニア編<br>
二週間前の話。村がゴブ(亜人)に突然襲われる。<br>
「強いものが正しい」と主張するゴブたちは村の財産を奪い、更に食糧をよこし続けろと要求する。<br>
ヴァージニアの叔父は村人の安全を優先したが、ヴァージニアはひとりゴブたちを追った。<br>
アジトに乗り込んだ彼女は奪われた物資の中から、白衣姿の若い父(他二名)が写った破れた写真を見つける。<br>
彼女の父は何かの研究者だったらしいが今は行方不明。<br>
そして幼い頃、父の手ほどきを受けてアームを握った日のことを思い出す。<br>
実戦の恐怖を乗り越えてボスを倒したヴァージニアは叔父夫婦に、<br>
「誰かが悲しい思い出を刻むのを防ぐため」渡り鳥として旅立つことを告げる。<br>
亡き母の墓標には、誰が献花したのか、母の好きな花が添えられていた。<br>
<br>
・ジェット編<br>
一週間前。「水晶の花」という財宝を求めて遺跡を訪れたジェット。<br>
しかし先客がいて、迷い込んだ少年の救出を依頼される。<br>
だが彼は報酬の額を聞くやいなやどっかの慈善家に頼めと言って拒否。<br>
遺跡に潜っていくと偶然そのパイクという少年に会う。<br>
彼から目当ての財宝は既に別の渡り鳥が手に入れたことを聞く。<br>
パイクはもうすぐ村を離れるため、昔この遺跡に隠したおもちゃを探しに来ていた。<br>
ガラクタのどこに危険を冒す価値があると言うジェットにパイクは思い出だと答える。<br>
しかしジェットには理解できない。成り行きで助けた報酬代わりに、近く輸送される機密物の情報を得た。<br>
<br>
<a name="a551"></a></dd>
<dt><a href="menu:551">551</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ワイルドアームズ3</a></b></font> <font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/07/23(日) 02:43:50
ID:wsTt5TrK</font></dt>
<dd>・クライヴ編<br>
九日前。クライヴは魔獣討伐を生業とする渡り鳥で、洞窟の主を退治する依頼を受けた。<br>
瘴気の立ちこめる洞窟を進み、主を倒しかけたが毒のブレスをくらって倒れてしまう。<br>
彼は以前にも肝心なときにミスをしたらしい。<br>
なんとか出口を探し当ててまた気絶。クライヴに何か講釈している学者風の壮年男性の夢を見る。<br>
目が覚めたクライヴは仕事を完全に遂行するため、後悔の連鎖を断ち切るため、<br>
巣を焼かれた報復にやってきた魔獣を今度こそ倒す。<br>
彼の仕事に対する誇りは喝采で迎えられた。<br>
そして次に彼が請け負った仕事は輸送される秘宝の護衛であった。<br>
<br>
・ギャロウズ編<br>
五日前。酒場で目にした新聞に目をむくギャロウズ。<br>
そこには「大地の民バスカーの秘宝、搬送される」という記事。<br>
その秘宝はアークセプターという杖で、世界を支える力との交信を可能にするという。<br>
「だったらよ、俺のアークセプターは、いったい何なんだよッ!?」<br>
なんとギャロウズは記事の杖と同じものを持っていた。「たまんねえなぁ……」<br>
ギャロウズはバスカーの民の正統な神官の血筋だが、<br>
神官職を継がなくてはならない宿命から逃れようと、三ヶ月前に自由が信条の渡り鳥になった。<br>
その際バスカーの秘宝であるアークセプターを持ち出していた。<br>
どちらが本物の秘宝か分からないが両方持ってれば問題ないと、彼は輸送列車に乗り込む算段を立てるのだった。<br>
(鍵をこじ開けたのはこいつ)<br>
<br>
<br>
4人分のオープニングが終わったら本編へ続きます。<br>
<br>
<a name="a552"></a></dd>
<dt><a href="menu:552">552</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ワイルドアームズ3</a></b></font> <font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/07/23(日) 02:48:03
ID:wsTt5TrK</font></dt>
<dd>チャプター1<br>
<br>
四つ巴の膠着状態は一瞬だった。<br>
天井に大穴が空いたので四人で登ってみると、そこにはジェイナス他二名の列車強盗が。<br>
どうにか秘宝は守りきるもジェイナス達には逃げられてしまう。<br>
バスカーの里に秘宝を届けると、なんと他にも2本も出てきた。<br>
4本のアークセプターは守護獣(精霊みたいなもの)と意思を交わす媒体らしい。<br>
ギャロウズの祖母(現神官)と弟(予知夢を見る)シェーンが語るところによると、<br>
やがてファルガイアを滅ぼす「蒼の脅威」が現れるという。<br>
そして守護獣が解き放たれることでそれは駆逐されるらしい。<br>
神官は守護獣を解き放つことを新たな依頼とし、四人はそれを引き受けた。<br>
地・風・火・水の四大守護獣を解き放って立ち去るヴァージニア達を、ジェイナスが見下ろしていた。<br>
彼は誰かの命令でアークセプターを狙っているようだ。<br>
<br>
さて、解散するはずだったチームをヴァージニアが(強引に)留めて次の狙いを「常闇の輝き」に定める。<br>
言い出しっぺなのでリーダーに。ジェイナス達も現れ、手を組まないかと誘う。うさんくさい。<br>
が、人を嫌ったままなのは悲しいことだからと、彼らが情報を提供する代わりに協力することに。<br>
でもやっぱり裏切った。<br>
手にした者に力を与える「常闇の輝き」は全てを貫く槍で、「魔族」の3つの呪紋で封印されているらしい。<br>
彼らはそれを入手する仕事を受けていて、初めからヴァージニア達を利用しようとしていた。<br>
これが荒野のルールと嘲笑うジェイナスにヴァージニアはぶち切れる。<br>
「常闇の輝き」が悪漢の手に渡るのを防ぐため、残りの呪紋を先に手に入れることに。<br>
<br>
別の呪紋の情報を得て遺跡へ潜ると、シュレディンガー一家と初顔合わせ。<br>
いきなり「アンタは、何を以て、荒野を貫いているのかしら?」と意味不明なことを言われる。<br>
ヴァージニアの旅を「覚悟のないごっこ遊び」とこき下ろしてくる彼女に邪魔されながら遺跡を攻略すると<br>
ジェイナスたちとまた遭遇。戦っているうちに出し抜かれ、残りの呪紋は2つともマヤの手に。<br>
ジェイナスはマヤに決闘場所を指定して去る。<br>
ヴァージニアは追いかけようとするがマヤにひっぱたかれ、仲間を危険に晒した暴走行為を非難された。<br>
渡り鳥に正義も悪もないと突きつけられたヴァージニアは、目標を見失って落ち込む。<br>
<br>
(わたしが、渡り鳥であるために、足りないモノって何なんだろう?)<br>
渡り鳥になって何を為すのか決めていなかったこと、<br>
あやふやな覚悟に仲間を巻き込んだことを理解し反省するヴァージニア。<br>
その「何を為すのか」を見つけるために荒野を羽ばたくことを決意し、マヤから渡された3つめの呪紋を手に<br>
「常闇の輝き」が封印された塔へと向かう。<br>
<br>
<a name="a553"></a></dd>
<dt><a href="menu:553">553</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ワイルドアームズ3</a></b></font> <font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/07/23(日) 02:55:00
ID:wsTt5TrK</font></dt>
<dd>
屋上に着くとシュレディンガー一家がジェイナス達にボコボコにされていた。<br>
マヤを人質に全ての呪紋を奪ったジェイナスは、それを持ち帰るという依頼を放棄、仲間も見捨てる。<br>
永遠に誰かの「思い出」に刻まれる強さを求め、自ら「常闇の輝き」グラムザンバーを復活させた。<br>
禍々しい力に、アークセプターを介して守護獣の怯えが伝わってくる。<br>
しかしヴァージニアは立ち上がった。<br>
<br>
「渡り鳥に正義も悪もない」<br>
「でもここには確かに『悪』が存在している!」<br>
「わたしは、あるはずの『正義』を探して、荒野を飛び交うッ!」<br>
<br>
「誰かの心に悲しい思い出が刻まれるのをもう見たくない」と言うヴァージニアの決意に応え、<br>
四人でジェイナスを倒すと遺跡が崩れ、彼は呑み込まれた。<br>
マヤにも(小馬鹿にされつつ)決意を認めてもらって一件落着。<br>
<br>
その後、重傷で瓦礫から這い出てきたジェイナスの前に、リヒャルト、マリク、ミレディの3人の預言者達が現れる。<br>
彼らがジェイナスの依頼主で、裏切りは監視され、グラムザンバーも回収されていた。<br>
鼓動を刻むその槍を、リヒャルトがジェイナスに突き立てた。<br>
<br>
チャプター1はここまで。<br>
次は多分一番長いチャプター2です。<br>
<br>
<br>
<a name="a554"></a></dd>
<dt><a href="menu:554">554</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ワイルドアームズ3</a></b></font> <font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/07/23(日) 03:00:52
ID:wsTt5TrK</font></dt>
<dd>チャプター2<br>
<br>
OPのクライヴ編で見た男性の夢を、また見たクライヴ。<br>
彼はファルガイアの「思い出」を探すために渡り鳥をしていると言う(要は考古学者)。<br>
クライヴの夢に頻繁に出てくる男性は、彼の亡くなった先生で、<br>
ファルガイアの荒廃には魔族とは別の何かが関わっているという説を唱えていた。<br>
「常闇の輝き」のような魔族の遺産を探し続けることでファルガイアの歴史に迫れるかも知れない。<br>
だが当面の稼ぎのためにひとまず仕事を探すことに。<br>
<br>
場面は「預言者」達に移る。<br>
同じく遺産を狙っているヴァージニア達の動向を気にする三人は、<br>
慣らし運転と称してジェイナスを彼女たちの元に差し向ける。<br>
ジェイナスの姿は爬虫類のようなものに変貌していた。<br>
<br>
次の町で誰一人未帰投の遺跡の情報を聞き、それに挑むことに。<br>
途中「思い出」の価値について揉め、ジェットに数年より前の記憶が一切ないことが分かる。<br>
それならばとヴァージニアはジェットの記憶も一緒に探すことを(強引に)決めた。<br>
<br>
遺跡に着いてみると女性がいて、この遺跡に眠る遺産は危険だから持って行ってくれと依頼してくる。<br>
ヴァージニアとクライヴは顔を見合わせ、疑いを持ちつつあえて依頼を受ける。<br>
遺跡の奥で女の罠を暴くクライヴ。実は女はミレディに憑依されていた。<br>
どうして看破できたのだと悔しがるミレディ(正直バレバレだったが)にクライヴは、<br>
要約すると「貴方の美しさは上辺だけで中身は醜いので」と言い放つ。<br>
ついでに妻子持ちであることも分かる。女を追いかけるとジェイナスがいた。<br>
彼の体はグラムザンバーに浸食され、魔族と一体化したという。<br>
何とか二人を退け、女を救出。<br>
四人は魔族は実在したこと、それは守護獣すなわちファルガイアの敵であることを確認した。<br>
<br>
次に守護獣の示した神殿を訪れると、月の守護獣の生命がマリクに吸収されようとしていた。<br>
それを止め、残された守護獣の力を手に入れる。<br>
<br>
<br>
<a name="a555"></a></dd>
<dt><a href="menu:555">555</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ワイルドアームズ3</a></b></font> <font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/07/23(日) 03:05:30
ID:wsTt5TrK</font></dt>
<dd>場面が預言者達に移る。<br>
彼らはどうやら人間じゃないようで、パナケイア流体というものが体を流れていてそれが力の源らしい。<br>
その代償としてファルガイアに拒絶され、定期的に体液を浄化しないと自壊するという。<br>
リヒャルトは自分たちの目的を「理想郷化計画」と呼んだ。<br>
そもそも彼らがアークセプターを狙ったのも、その計画に利用する守護獣の生命エネルギーを得るためのようだ。<br>
ジェイナスは彼らの道具にされたことをたいそう恨んでいる様子。<br>
<br>
ヴァージニアたち一行。<br>
守護獣の生命力を奪っていたマリクとミレディは繋がっていたことを確信。<br>
彼らの目的を遂げさせないため、残りの守護獣の神殿に先回りすることに。<br>
だがその途中またしても預言者達に会う。<br>
彼らはファルガイアを一個の生命として見なし、<br>
外部作用によってその進化を(自分たちのように)為そうという。<br>
そうしないと星はいずれ死んでしまう。<br>
だがそのために守護獣の命を奪おうとする行為は間違っているとヴァージニアたちは否定。<br>
互いの正義が対立することになる。<br>
<br>
次の神殿に辿り着くも、光の守護獣は既に蹂躙された後。<br>
が、ギャロウズが手を差し出すと、守護獣が消える前に残した最後の力が手に入る。<br>
ギャロウズが言うには、神殿とは守護獣を封じ、その生命をファルガイアに供給する施設である。<br>
この星は守護獣の命を食いつぶすことによって辛うじて生きているのだという。<br>
だからこそ人間には守護獣を守る義務があると感じるヴァージニア。<br>
しかし渡り鳥の身には過大な使命だとギャロウズは嘆いた。<br>
<br>
また預言者たち。<br>
ミレディがやっていた仕事とは、魔族の「思い出」情報ライブラリ・ヒアデスの情報から<br>
「神々の砦」アースガルズと呼ばれるロボットを制作することだった。<br>
それが完成し、攻防両用バリアとか出してとにかく強いことを印象づけるのだった。<br>
<br>
<a name="a556"></a></dd>
<dt><a href="menu:556">556</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ワイルドアームズ3</a></b></font> <font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/07/23(日) 03:09:21
ID:wsTt5TrK</font></dt>
<dd>
次に向かうのは星の命が流れるというレイラインを観測してた研究所。<br>
中に入るとジェットの記憶がフラッシュバックする。<br>
奥へ進むと机の上に白衣の人間が四人写った写真を見つける。<br>
半分に破けていたそれは、なんとOPでヴァージニアが見つけた父の写真とぴったり合った。<br>
思いがけず行方不明の父の手がかりを得て、目を潤ませるヴァージニア。<br>
すると何故か彼女の父親の顔を知っていたジェットが口ごもりつつも、<br>
「そいつは俺の親父のようなヒトなんだ」と告げた。<br>
あまりの衝撃に(じゃあ彼とわたしはキョーダイ!?)と早とちりしてしまうが、<br>
そうではなく、ジェットを育てて渡り鳥としての技術を教えてくれた人だという。<br>
もちろん父を疑うつもりはないが、生きているのに会いに来てくれないことをヴァージニアは悲しく思うのだった。<br>
<br>
そこにミレディとアースガルズが現れる。<br>
圧倒的な力にやられてしまう四人。<br>
ミレディは自分を愚弄したクライヴを殺そうとするが、<br>
シュレディンガー一家が現れ、煙幕を張った隙に連れ出してくれた。<br>
<br>
夢の中で父の背中を追う幼いヴァージニア。<br>
目が覚めるとマヤが優しく気遣ってくれるが、これ以上危険なことに首を突っ込むなと忠告して去っていく。<br>
マヤの言葉を真摯に受け止め、自分の勝手で仲間を危険に晒すまいと<br>
チームを解散しようとするヴァージニアを、クライヴとギャロウズが諭した。<br>
ヴァージニアのリーダーの資質を認め、自分たちは着いていくと言う。<br>
今までの旅では決して得られなかった経験をしている、このチームの絆なら運命も危険も乗り越えられる気がすると。<br>
<br>
研究所で得た情報から、惑星環境を操作する計画について調査するため、<br>
資料があるというクライヴの住居へ向かうことに。<br>
<br>
その夜遅く、ジェットは黙ってチームを去ろうとする。<br>
しかしそこにヴァージニアの父親ウェルナーが現れる。<br>
ウェルナーは意味深な言葉を放つ。贖罪に生きる自分はヴァージニアに今更会うことはできないとも。<br>
ジェットは自分が「思い出」を持っていない理由を彼が知っているのではと問いつめたが、答えはない。<br>
それならと、ジェットはヴァージニアと一緒にウェルナーを追うことにした。<br>
<br>
<a name="a557"></a></dd>
<dt><a href="menu:557">557</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ワイルドアームズ3</a></b></font> <font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/07/23(日) 03:14:42
ID:wsTt5TrK</font></dt>
<dd>
資料によると過去にも何度かファルガイア再生計画があり、大規模なのが「世界樹計画」だという。<br>
運営機関の名は七人委員会。<br>
ヴァージニアの父が写った写真の人数も七人。<br>
しかもよく見ると、その中に今と風貌の変わらぬマリクらしき姿があった。<br>
謎が深まるのを感じつつ、守護獣神殿と再生計画の二つを調べていくことに。<br>
ここで妻との会話から、クライヴが頻繁に夢を見る先生は彼の妻の父親であり、<br>
彼のミスによって亡くなったらしいことが分かる。<br>
<br>
鉱脈でまたシュレディンガー一家と会う。<br>
マヤは宝石を集めていて、本当の輝きを放つ宝石を探し出したいらしい。<br>
クライヴは先生の説が正しいことを示す根拠を得たようだ。<br>
<br>
幸運の守護獣神殿では、ジェイナスがその生命を吸い取っていた。<br>
彼は魔族も守護獣の力も利用して預言者達も裏切るつもりらしい。力こそ「自由」だという。<br>
ジェイナスに敵わなかったヴァージニア達は、辛うじて残されていた守護獣の生命力を得る。<br>
ギャロウズは、自分の求めていた「自由」とジェイナスの「自由」を否定、<br>
「逃避」ではなく本当の「自由」を求めることを決意した。<br>
<br>
次に四人は「運命の箱舟(ディスティニーアーク)教団」から「キシュムの炎」と呼ばれるエネルギー体の発掘依頼を受ける。<br>
それがある遺跡は要は宇宙船で、昔人間がこの星に訪れた証拠らしい。<br>
手に入れて帰ろうとするとミレディとアースガルズが。アースガルズには疑似精神が生まれていた。<br>
また負けてしまうが、ウェルナーが現れて撹乱弾を放ち、二人を撤退させる。<br>
ウェルナーは無言で去るがヴァージニアは父を追うことより依頼の遂行を優先する。<br>
<br>
追加依頼で「キシュムの炎」を教団本部まで届けることになる。<br>
教団の教主ラミアムは、夢で「聖女」のお告げを聞くことで遺跡を発掘し、<br>
その遺産を人々の暮らしの向上に役立てているらしい。<br>
教団で写真の七人がやはり七人委員会であることを確認。その中にはジェットと同じエンデューロ姓もあった。<br>
<br>
父の過去を探るためヴァージニアの故郷へ戻る。<br>
そこで「世界樹(ユグドラシル)」と呼ばれる環境再生システムが現存していることを知るが、<br>
村にジェイナスが現れ、また守護獣の力を吸収しに行くと言う。<br>
罠と知りつつ阻止すべく最後の神殿に向かう。<br>
守護獣をギャロウズに任せ、他の3人がジェイナスとアースガルズを足止めする。<br>
<br>
「自由とは……全ての由を自分に求める事ッ!」<br>
<br>
ギャロウズは自分に流れる血の宿命を受け入れ、己の「自由」で時空の守護獣を解き放つ。<br>
乗じて反旗を翻し、時空の彼方にアースガルズを葬り去ったジェイナスは、ユグドラシルで全てを終わらせると言う。<br>
<br>
<a name="a558"></a></dd>
<dt><a href="menu:558">558</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ワイルドアームズ3</a></b></font> <font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/07/23(日) 03:20:08
ID:wsTt5TrK</font></dt>
<dd>
ユグドラシルへ向かう途中、リヒャルトに遭遇。<br>
一瞬の隙をつかれ、体内にナノマシンを打ち込まれて悶え苦しむヴァージニア。<br>
しかしウェルナーが助けに来た。リヒャルトは撤退。<br>
何も語らない父に、ヴァージニアは高熱に浮かされながら感情をぶつけてしまう。<br>
<br>
「どうして、何も言ってくれないの!?」<br>
「あなたなんか、わたしのお父さんじゃないわッ!」<br>
<br>
治療をうけた彼女が目を覚ますと父の姿はなく、周囲にはユグドラシルの存在を示す緑と水があった。<br>
<br>
ユグドラシル内部で、預言者達はこれを使って守護獣の生命エネルギーから<br>
魔族を再生しようとしていたことが分かる。阻止しようとするウェルナー。<br>
彼が語るところによると、10年前、七人委員会はユグドラシルを起動させたが、システムが暴走し<br>
環境再生どころか逆にファルガイアを荒野と砂の海の世界にしてしまったという。<br>
その時の事故で預言者達は肉体を失い、ヒアデスの叡智で今に保っているのだ。<br>
<br>
システム防御壁を打ち破るため、ウェルナーは何故かジェットを端末の元へ。<br>
ジェットだけがそのアームと同調できるらしく、プログラムを書き換えた。<br>
その際ジェットは過去の緑溢れるファルガイアの「思い出」を僅かに蘇らせ、混乱する。<br>
<br>
預言者達を追うと、彼らも知らない何者かがユグドラシルの核を抜き取っていったらしい。<br>
召喚失敗してヤケになった三人を倒す。<br>
<br>
ファルガイアの荒廃は魔族ではなく父たちが引き起こしたものだった。<br>
たった10年前の出来事をどうして誰も覚えていないのか、なぜウェルナーだけそれを覚えているのか、<br>
問いただすヴァージニア。しかし父は答えることなくまた去っていった。<br>
<br>
預言者達は肉体が崩壊する時を間近に迎える。<br>
その時造反したジェイナスが現れたが、辛うじて召喚されたグラムザンバーの主、<br>
魔族ジークフリードに貫かれ、生贄にされた。<br>
ジークフリードはファルガイアに生きる全ての命に宣戦布告するのだった。<br>
<br>
<a name="a559"></a></dd>
<dt><a href="menu:559">559</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ワイルドアームズ3</a></b></font> <font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/07/23(日) 03:37:26
ID:wsTt5TrK</font></dt>
<dd>チャプター3<br>
<br>
夢の中で、父の背中を追い続けるヴァージニア。<br>
父が立ち止まって振り返ると、彼女はアームを父親に向けた。<br>
夢見の悪さに戸惑うヴァージニアだが、気を取り直して「運命の箱舟教団」からの依頼を受ける。<br>
<br>
場面は預言者達へ。<br>
ジークフリードは別の星で機械化された元人間らしい。<br>
さらなる戦乱の新天地を求めてファルガイアにやってきたが、過去の大戦で傷つき、<br>
「思い出」をヒアデスに残して復活の時を待っていたという。<br>
三人の預言者はグラムザンバーを封じていた三つの呪紋をそれぞれ受け取り、魔族と化した。<br>
<br>
その邪悪な波動を守護獣を通して感じるヴァージニア達。<br>
何が起こったのか知るためバスカーの里へ行き、<br>
ギャロウズの弟シェーンとともにファルガイアの歴史を記した遺跡へ。<br>
戻る途中、異形の姿になった預言者たちに会う。<br>
シェーンが予知夢に見た「蒼の脅威」はジークフリードのことだった。<br>
<br>
「この星をこの星でなくする」ジークフリードの意図を探るべく、「星を作り替える施設」があったという遺跡へ。<br>
そこはかつてクライヴが先生を失った場所だった。<br>
ナノマシンを作り出す装置の前で、クライヴはジークフリード達の目的を推測する。<br>
ジェイナスや預言者達の体が魔族になったのと同じように、<br>
ナノマシンによって構成組織そのものを改造し、ファルガイアを丸ごと魔族化するつもりではないかと。<br>
そこにウェルナーが現れ、ナノマシンも魔族の知識「ヒアデス」の情報から作られたことを語る。<br>
ユグドラシルが暴走したのは事故ではなく、デュランというメンバーの意図的なものであったことも分かる。<br>
クライヴは、ファルガイアの荒廃はごく近年に引き起こされたという先生の説が正しかったことを報告、<br>
未来を託された約束を守ることを決意して遺跡を後にした。<br>
<br>
<a name="a560"></a></dd>
<dt><a href="menu:560">560</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ワイルドアームズ3</a></b></font> <font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/07/23(日) 03:44:25
ID:wsTt5TrK</font></dt>
<dd>預言者達の目的はやはり「魔族化計画」だった。<br>
ユグドラシルの核であるジェネレーターを奪われたせいでエネルギーが足りないらしい。<br>
事故から生還した者がウェルナーと自分たちの他にもいるかもしれないと怪しむリヒャルト。<br>
<br>
ヴァージニア達も、彼らは高エネルギー体を狙うだろうと予測して、かつての空中都市の動力を探しに行く。<br>
それは「涙のかけら」という名の結晶体で、美しい輝きを放っているという。<br>
大方の予想通りシュレディンガー一家と鉢合わせ。<br>
マヤは「正義なんて、状況によって変わるあやふやなモノ」<br>
「あんたなんかの正義じゃ誰の心にも届かない」と言い切るが、<br>
ヴァージニアは「簡単には届かないのは分かってる」「いつかはきっと届くと信じている」と笑いかけた。<br>
ひとまず負けを認めたマヤ。<br>
「涙のかけら」のもとに行くが、なんとそれはヴァージニアの行動を予測して<br>
預言者達がわざと用意したトラップだった。<br>
しかも本物の在処をマヤが知っていると分かり、彼女をさらっていってしまう。<br>
狼狽するシュレディンガー一家にヴァージニアは<br>
「あやふやかもしれないけど、きっと届くってこと、教えに行くんだよ!」<br>
「涙のかけら」の代償としてではなく、自分の信じる正義を以てマヤを助けに行くと宣言。<br>
<br>
マヤを人質に「涙のかけら」をぶんどろうとする預言者達をいったんは出し抜くも、<br>
時空の彼方に飛ばしたはずのアースガルズが帰還。<br>
最大出力のバリアを食らって瓦礫に埋もれるヴァージニアたち。<br>
それを救ったのはまたしてもウェルナーだった。<br>
何故かバリアを操る父に驚きつつ、「会えて嬉しかった」と本音を伝えるヴァージニア。<br>
いつか彼が全てを話してくれるのを待つと決める。<br>
<br>
ヴァージニアらが死んだと思って余裕の預言者たちは<br>
アースガルズがなぜ戻って来れたのか尋ねる。彼ははるか過去のファルガイアに飛ばされ、<br>
そこで美しい宝石のような世界を目の当たりにしたと語る。反応するマヤ。<br>
そして冬眠状態で悠久の時を過ごしたという。<br>
ジークフリードはファルガイアを生きた宇宙船にし、それを駆ってさらなる戦乱の新天地を求めたいらしい。<br>
彼らのアジトに乗り込むヴァージニアたちとシュレディンガー一家。<br>
<br>
そして、死んだマーマの「思い出」をも備えた完璧な蘇生を<br>
ずっと試みていたマザコン・マリクの前に謎の黒髪少女が現れる。<br>
少女がクローン体に手をかざすと、抜け殻だったクローンが母の口調で喋り出した。<br>
しかし母は異形に変貌したマリクを息子と認識できず怯える。<br>
「どうして、ボクを拒絶するんだ…」マリクは逃げた母を殺し、ついでに動力炉も自分の心も壊してしまう。<br>
<br>
<a name="a561"></a></dd>
<dt><a href="menu:561">561</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ワイルドアームズ3</a></b></font> <font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/07/23(日) 03:47:32
ID:wsTt5TrK</font></dt>
<dd>四人の前に立ちふさがるアースガルズ。<br>
そこにまたしても現れたウェルナーはバリアで鍔競り合いつつ、<br>
ナノマシンプロジェクトを止めるのはジェットにしかできないと言う。<br>
<br>
「思い出せ、ジェット!」<br>
「お前の力、お前の存在が、ファルガイアを救う鍵となるのだッ!」<br>
<br>
アースガルズと父を後に残し、ヴァージニアは前へ進む。<br>
ミレディとマリクを打ち倒したが、ジークフリードとリヒャルトはシステムを起動させ、アジトは空へ浮かび上がる。<br>
ヴァージニアたちは辛うじて脱出。<br>
ユグドラシルのジェネレーターを奪ったのは誰なのか訝しむリヒャルト。<br>
「ヒアデス」を解析できるのは七人委員会と魔族だけなのだ。<br>
ジークフリードは「ヒアデス」の中に自身を電気信号に変えて潜んでいた「夢魔」がいた可能性を想定する。<br>
「夢魔」は人の意識や夢の中など、電気信号の中ならどこにでも存在できるという。<br>
<br>
宙に浮いた船の中でマヤ含むシュレディンガー一家と再会する。<br>
リヒャルト撃破の際、この星に最初に降り立った人こそ「魔族」であり、今の人間はみな魔族の子孫だという事実が語られる。<br>
魔族の遺産であるアームに精神を同調させられるのがその証拠だという。衝撃を受けるヴァージニアたち。<br>
爆破したら散布されて危ないナノマシンプロジェクトにジェットが手をかざすとシステムが書き換えられていく。<br>
それを見たリヒャルトはジェットを「人造生体」「世界の雛形」と呼んだ。<br>
<br>
かつて七人委員会は環境改造にあたって、ファルガイアが一個の生命として機能するかどうか試した。<br>
そしてファルガイアの構成を元に作られたのがジェットだという。<br>
仮説の検証のためだけに生まれた命だが、メンバーの一人エリオット・エンデューロは、<br>
失ったばかりの息子にジェットを重ねて育て続けていたのだ。<br>
<br>
「俺には「思い出」なんてねぇんだよッ!最初ッから、これだけなんだッ!」<br>
「この星のどこを探したって、見つかるわけねえよッ!」<br>
激昂するジェット。<br>
<br>
彼らはジークフリードを打ち倒すべく中央部へ。<br>
ヴァージニアたちは魔族の眷属の中でも弱かったためナノマシンを与えられなかった劣等種の子孫だった。<br>
「力あるものが正しいの…?」と訊くヴァージニアに、ジークフリードは「それはお前たちの倫理も同じだ」と答える。<br>
<br>
「ファルガイアに抗うことなく共存などという流される道を選んだのは、お前たちが劣等種だからだ」<br>
「我は星の自浄作用に打ち勝ち、全てを力で捻じ伏せる!」<br>
<br>
哄笑するジークフリードに、ヴァージニアはアームを向ける。<br>
<br>
「手を取り合う事、共に歩む事、一生懸命生きていく事…あなたは、その絆、その強さを知らないだけ…」<br>
「わたしは、一生懸命生きている生命を嘲笑ったあなたを、許せない…!」<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:563">563</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ワイルドアームズ3</a></b></font> <font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/07/23(日) 03:52:02
ID:wsTt5TrK</font></dt>
<dd>ジークフリードを倒した4人。<br>
大切なものを守るために戦う人間と、ただ戦乱を求める魔族との間には大きな隔たりがあるとヴァージニアは言った。<br>
しかしジークフリードは、<br>
同じ大きな力を求めることには変わりがない、人の心に脆弱な部分がある限り魔族は蘇ると言って消える。<br>
<br>
船を自爆させようとするシュレディンガー一家。<br>
マヤは最後まで操作を引き受け、ひとり残るという。<br>
<br>
「今、どうしても欲しい宝石があるの。<br>
それは青く輝いて、『涙のかけら』なんて比べ物にならない、ずっとすごい宝石…。<br>
アタシたちの今度の獲物はそれよ。それを、みんなで手に入れるの」<br>
<br>
「宝石の名は『ファルガイア』」<br>
<br>
必ず追いつくというマヤを残し、シュレディンガー一家の3人は脱出ポイントへ。<br>
消えたジークフリードはドラゴンと合体し強化復活しようとしていた。<br>
そこへ現れたのはマヤだった。魔族に匹敵する精神力を以て大打撃を打ち込み、<br>
いったん脱出を諦めかけたが死線を越えて帰還、全員で脱出する。<br>
<br>
そのときヴァージニアが煙を上げる船を見ると、甲板で黒髪の少女が笑っていた。<br>
<br>
まだ生きてたジークフリードを倒したが、<br>
正義が脆い刃であることを主張されたヴァージニアは一抹の不安を覚える。<br>
マヤたちと別れたあと、とりあえず世界は救われた感じなので、<br>
四人は晴れた気持ちでバスカーの里へ向かうのだった。<br>
<br>
<a name="a564"></a></dd>
<dt><a href="menu:564">564</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ワイルドアームズ3</a></b></font> <font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/07/23(日) 04:09:46
ID:wsTt5TrK</font></dt>
<dd>チャプター4<br>
<br>
世界が救われた安心感か、穏やかな宴会の夜。<br>
喧噪が苦手なジェットの元に、同じくシェーン(ギャロウズの弟)がやってくる。<br>
自分は周りに流されて戦っただけで、この星に守るべき「思い出」を持たないと語ったジェットに、<br>
シェーンは世界に「思い出」がないのは自分も同じだと告げる。<br>
彼はファルガイアを支える「柱」として育てられ、世界を守る使命があるという。<br>
しかし彼自身は里の外に出られず、守るべき世界を知らない。<br>
戦う事ができない、予知夢を見て託宣することしかできない。それをもどかしく思っていた。<br>
前に進むために、逃げられない戦いは誰にもあると言ってジェットは立ち去り、<br>
残されたシェーンが顔を上げると、宙に黒髪の少女が浮かんでいた。<br>
「夢の中の君……」そう呟いたシェーンは、やがて探しに来たヴァージニアに<br>
「この星はボクが守ってみせます!」と嬉しげに意気込むのだった。<br>
<br>
一夜明け、シェーンが失踪したことがわかる。<br>
向かった先は「生贄の祭壇」。「柱」がその命を捧げてファルガイアそのものを覚醒させる場所だった。<br>
シェーンは浮かされるように力を求めていた。<br>
「夢の中の君が教えてくれたんです。ボクが兄上のお役に立てないのは、力がないからだって…」<br>
ファルガイアから膨大なエネルギーが引き出されようとしていたが、ギャロウズに説得され<br>
シェーンは生きる事を決意。二人の力で覚醒は止められる。<br>
遺跡の入口に戻ると、船から無事脱出していたらしいウェルナーが現れた。<br>
そして全員の前に黒髪の少女が現れる。<br>
<br>
「期待はずれだわ。もっと面白くなると思ったのに」<br>
<br>
ウェルナーは彼女を知っているらしく、少女を「ベアトリーチェ」と呼んだ。<br>
<br>
<a name="a565"></a></dd>
<dt><a href="menu:565">565</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ワイルドアームズ3</a></b></font> <font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/07/23(日) 04:17:08
ID:wsTt5TrK</font></dt>
<dd>里に戻った一行。<br>
ヴァージニアとクライヴは、ウェルナーが追っているユグドラシルシステム暴走の裏について問うた。<br>
システムの暴走は制御管理官デュランの招いた人為的なもので、<br>
彼の心を支配していたのが「ヒアデス」に潜んでいた「夢魔」ベアトリーチェだという。<br>
シェーンの夢も彼女に与えられていたものだった。<br>
「ヒアデス」の危険性を危惧し封印しようというウェルナーに、<br>
クライヴは「知識そのものに善悪はないのでは」と抵抗を示した。<br>
<br>
そのとき地面が揺れ、怪しげな塔が出現。<br>
中には魔族のプラントがたくさん。<br>
自分をマシーン扱いし「俺はこいつらと同じ」「この星に『思い出』を持たない」と言うジェットをギャロウズはたしなめる。<br>
この状況に戦う理由がないということは、生きる理由がないことでもあった。<br>
ヴァージニアは「あなたの『思い出』を探す約束は果たせないけど、一緒に生きる理由を探そう」と語りかける。<br>
<br>
制御機関を破壊しようとするヴァージニアだが、ヒアデスを解析したいクライヴが立ちふさがって止め、<br>
その隙をついてベアトリーチェがバリアを展開してしまう。<br>
ベアトリーチェの目的は「創星の儀式」を行いファルガイアを自分の住処にすることらしい。<br>
しかしアースガルズが現れ、バリアを破って機関を破壊。<br>
その後こっちに襲いかかってくるので撃破。<br>
<br>
アースガルズは戦闘データを蓄積して推論するシステムのために疑似精神を得ていたが、<br>
その「思い出」こそ戦いの中で生きる喜びだったと語る。<br>
同じ造られた命であるジェットに戦う理由を問い、「思い出」がないからと逃げるのではなく答えを出せと命じた。<br>
<br>
「俺は、『思い出』をつくるために戦う…その為に、この星を守りたい」<br>
「この騒々しい奴らと一緒に戦いたいんだ…これが俺の戦う理由だ!」<br>
答えを出したジェットに、アースガルズは満足げに消えていった。<br>
<br>
先程から無言のままのクライヴ。塔を出るとまた地震、どこかに同じ塔が出現したらしい。<br>
それはクライヴの故郷がある方角だった。<br>
<br>
<a name="a566"></a></dd>
<dt><a href="menu:566">566</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ワイルドアームズ3</a></b></font> <font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/07/23(日) 04:21:18
ID:wsTt5TrK</font></dt>
<dd>
故郷に帰ると、クライヴは「自分には皆と一緒に戦う資格がない」といってパーティから外れてしまう。<br>
彼は先生の遺志を継いでファルガイアを再生する術を求めて戦っていたが、<br>
その方法はヒアデスに頼る以外ないとしか思えないのだ。<br>
<br>
3人はクライヴを残し、先に塔へ向かう。<br>
でもベアトリーチェの罠にかかって閉じこめられてしまった。<br>
<br>
沈んでいるクライヴに娘がリボンを差し出して語りかける。<br>
「わたしと、お母さんと、おねえちゃんたち、村のみんな……みんなを、守ってね」<br>
「これじゃ足りないかな?」<br>
<br>
「充分ですよ…なんだ、充分じゃないですか…」<br>
クライヴは皆を守りたい気持ちは充分な戦う理由になると気付いて3人の後を追い、<br>
「思い出」を断ち切って制御装置を破壊した。<br>
その先でベアトリーチェに会い、ユグドラシルシステム暴走は「創星」の失敗だったと分かる。<br>
過負荷に耐えられなかったユグドラシルは、ファルガイアに張り巡らせた根から、<br>
人の「思い出」を吸い取りエネルギーを補おうとしたという。<br>
誰も世界の荒廃の瞬間を憶えていないのはそのせいだった。<br>
<br>
彼女はヒアデスを封じようとしたウェルナーが倒れている姿を見せる。<br>
そしてユグドラシルのジェネレータを用い、人の「思い出」を引きずり出してエネルギーに換え、<br>
創星を行うと告げた。ウェルナーを探してヒアデスとファルガイアを繋ぐ施設へ。<br>
<br>
そこでようやくウェルナーから真実が語られる。<br>
10年前、本物のウェルナーは事故に巻き込まれ死亡していた。<br>
ヒアデスに書き込まれた生前のウェルナーの「思い出」から構成された幻影、<br>
それが今のウェルナーの正体だという。<br>
この施設を破壊すればヒアデスの情報は引き出せなくなるが、<br>
つまり同時に父もこの世に存在できなくなる。<br>
<br>
「お父さんは、どうしてわたしにアームの扱いを教えたの…?」<br>
<br>
「お前には、力の意味を知っていて欲しかったのだ…」<br>
「強くなれ、ヴァージニア」<br>
<br>
ヴァージニアはアームを父に向け、引鉄を引いた。<br>
<br>
<br>
<a name="a567"></a></dd>
<dt><a href="menu:567">567</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">ワイルドアームズ3</a></b></font> <font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/07/23(日) 04:25:14
ID:wsTt5TrK</font></dt>
<dd>
父の墓前でヴァージニアは、この胸に父の思い出を抱いて強く生きると誓う。<br>
<br>
「でも、みんなの胸にある、大切な『思い出』を奪い去ろうとしている悪い奴がいるッ!」<br>
「わたしは、みんなの『思い出』を守るために戦いたいッ!それがわたしの戦う理由!」<br>
「敵は、夢魔ベアトリーチェよッ!」<br>
<br>
夢の城に乗り込み、ベアトリーチェと対峙するヴァージニアたち。<br>
彼女がシェーンに夢を見せて預言者たちを倒させようとしたのは、<br>
彼らが滅ぼそうとした人こそが創星のためのデータバンクであるから。<br>
ラミアムの夢に現れたのも、自分のために遺跡を発掘させていたから。<br>
そしてシェーンを使って得ようとしていたエネルギーの代わりに、この城を爆破させて代替するという。<br>
<br>
間一髪脱出したヴァージニアたちは、全ての人が「思い出」を失ってしまった世界を目の当たりにする。<br>
創星を止めるため、最後の戦いの場、教主ラミアムのいる「運命の箱舟」へ。<br>
途中、変わらないシュレディンガー一家に背中を預け、ベアトリーチェの本性を理解したラミアムの最期を見届ける。<br>
<br>
精神世界に生まれたもうひとつのファルガイアにてベアトリーチェを倒したが、<br>
対存在が消滅すると現実のファルガイアも消えてしまうらしく、ヴァージニアは真っ白な世界に放り出される。<br>
そこで父に会い、ヒアデスとファルガイアを繋いでいた(父の幻影を生んでいた)端末に<br>
世界中の人間の「思い出」を束ね、ファルガイアを再生した。<br>
<br>
目を覚ますと仲間たちが覗き込んでいた。<br>
安堵したのも束の間、ラミアムが死んでいるのを見た教団員たちがヴァージニア一行に発砲。<br>
銃撃戦になるかと思われたが、ヴァージニアはそれを制止、アームから弾を抜き取る。<br>
<br>
「わたしたち、何も間違った事、してないよね?」<br>
<br>
荒野では自分の信じてきた正義が必ずしも通用しない事を知ったヴァージニアだが、<br>
それでも理想と信念を貫いて、人を撃たずにこの窮地を脱するという。<br>
仲間たちはリーダーに従うと答えた。<br>
<br>
ヴァージニアたち4人は教主殺害の容疑者(教団員と乱闘、軽傷者多数、死者0名)として賞金首に。<br>
しかしそれほど深刻になっておらず、相変わらず己の正義を荒野に貫いている。<br>
ファルガイアを再生したみんなの「思い出」の中には、<br>
ファルガイアの生体であるジェットのものも含まれていたせいか、<br>
その足下には一輪の花が咲いているのだった。<br>
<br>
おしまい。<br>
<br></dd>
</dl>