ROOMMANIA#203

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<p><strong>ROOMMANIA#203</strong></p> <p>part28-112~117・125~126</p> <hr> <dl> <dt>112 :<a href="mailto:sage"><b>ルーマニア</b> ◆rBU228Xo52</a>:2007/02/02(金) 23:04:19 ID:diFPqTPw0</dt> <dd> プレイヤーは、とあるアパートの一室を観察する神様の視点から<br> アパートの住人である大学生、ネジタイヘイの生活を観察、誘導する。<br> その性質上、プレイヤーはネジを直接操作することはできない。<br> またプレイヤーは部屋を出ることはできず、在室中のネジの生活を「覗き」見ることになる。<br> このとき、プレイヤーは室内のものをクリックすることで、ネジの関心をその対象に誘導できる。<br> 連続してクリックしていけば、本来ならネジが興味を持たないはずの物に対して<br> なんらかの行動を起こすというわけだ。<br> <br> また、(主に平日の日中)ネジが不在の時には「ガサ入れ」を行うことができる。<br> 室内を自由に移動し、ネジの日記をこっそり読むなどの行動が可能になる。<br> またガサ入れ時には、一回だけ、特定の品物を勝手に動かす「イタズラ」が可能。<br> たいていは後でネジが困惑するだけだが、動かすものによっては<br> これもネジの行動を操作することができるだろう。<br> <br> 以上2種類のアプローチとは別に、プレイヤーには神の視点として<br> 差し迫ったネジの人生の分岐点を示す「ナビ」というヒントが状況に応じて与えられる。<br> 与えられたナビを、上記のアプローチを駆使して実現することができれば<br> ネジの人生は、よりアクティブな方向へ変化していく。<br> プレイヤーの究極目的としては、このようにしてネジの無為な人生<br> (残念ながら比喩ではない。このゲームのBADENDは、まったく進歩のない50年後のネジの姿なのだ)<br> を有意義なものにする、4種の「シナリオ」を完遂することが挙げられる。<br> <br> なお、このストーリー解説についても<br> 一直線に話が続いているように見えるが<br> 実際には要所要所で、最良の展開が実現するようプレイヤーが状況を操作する必要がある。<br> <br></dd> <dt>113 :<a href="mailto:sage"><b>ルーマニア</b> ◆LRA6r/HX7k</a>:2007/02/02(金) 23:05:41 ID:diFPqTPw0</dt> <dd>シナリオ#1「ワンダーウォール」<br> 2月上旬、深夜に寝ていると、どこからともなく子供のすすり泣くような声が。<br> まさか幽霊?泣き声は毎夜のごとく聞こえ、恐怖のあまり眠れぬ夜を繰り返すことになるネジ。<br> ラジオの悩み相談に電話したり、知り合いから紹介された霊媒師にお祓いを頼んだりするが<br> 納得のいく結果は出ず、泣き声も止む気配はない。<br> ところがある夜、TV通販で買った強力接着剤を試そうとしてうっかり壁のポスターを破いてしまうと<br> 壁には小さな穴があり、その向こう側から明かりが。隣室に住む少年が泣き声の正体だったのだ。<br> <br> 2月も末になると、ネジはすっかり隣室の住人、シュウタと仲良くなっていた。<br> 一人っ子のネジは、まだ8歳のシュウタを相手にお兄さんのごとく振舞うが<br> 時折り、将来の夢や人生について鋭い発言をするシュウタに、考えさせられることも多かった。<br> 3月上旬のある日、ネジはバイトの後輩の女の子、シオリを家に招くことになるが<br> 実はこの娘、かなり裏表の激しい性格。<br> こっそり覗いていたシュウタは水鉄砲でシオリを撃って怒らせ、彼女が帰るように仕向けるが<br> 何も知らないネジはシュウタに腹を立て、壁の穴を粘土でふさいでしまう。<br> 間もなく、冷静になったネジは粘土を取り除いて穴を元に戻すが<br> その後に壁の穴から差し入れられたシュウタのお詫びの手紙には、奇妙な寂しさが漂っていた。<br> <br> 4月15日、財布を忘れて昼時に部屋へ戻ったネジは、隣室のシュウタと彼の父の話し声を聞き<br> シュウタが白血病であることを知ってしまう。<br> 毎夜の泣き声、休む間もなく働くシュウタの父親、どこか諦観したシュウタの言動…すべてが繋がった。<br> 何とかしてシュウタを助けたい。親友のタカハシは、ドナー登録を呼びかける街頭運動を行おうと<br> チラシの印刷や配布を手伝ってくれたが、本気で運動するならもっと広い呼びかけが必要だ。<br> 話を聞いたチャット仲間が、“伝説のハッカー”アクセルに渡りをつけようと提案してくれる。<br> 4月18日、ネジ外出中のアパートにふらりと現れた、小学生の女の子。<br> なんと彼女がアクセルだった。壁越しにシュウタと話を始めるアクセル。<br> ハッカーとして社会の裏を見てきた少女と、8歳にして死の恐怖と戦う少年のシビアな会話が続く。<br> 間もなく、世界中のプロバイダがハッキングされ、骨髄バンクに関するメッセージがばら撒かれる事件が発生。<br> アクセルの仕業であるこの事件、ハッキングの拠点はネジのパソコンということにされていて<br> ネジは国際犯罪の重要参考人に。彼にそんな技量がないことはすぐに明らかになり<br> 彼は釈放されるが、彼と彼の運動は間違いなく世の注目を集めることになった。<br> <br> そして4月30日の深夜、突然ネジの部屋に来客が。<br> シュウタの母を名乗る女性は、扉越しにシュウタの危機を告げ、救急車を呼んでほしいと訴える。<br> 慌ててネジが電話したため、シュウタは一命を取りとめた。<br> だが、お礼を言いに来たシュウタの父に、お母さんに頼まれただけですからと答えると<br> シュウタの父は唖然とした表情に。実は、シュウタの母親はすでに故人だったのだ。<br> <br> 無事助かったかに見えたシュウタだが、翌日、病状はさらに悪化。<br> そして深夜、壁の向こうからは、母親と一緒に出かけることを喜ぶシュウタの声が…。<br> <br></dd> <dt>114 :<a href= "mailto:sage"><b>ルーマニア 3/6</b></a>:2007/02/02(金) 23:07:02 ID:diFPqTPw0</dt> <dd>シナリオ#2「過去から来たメール」<br> ネジが常駐するチャットサークル「カレーにソースの会」のメンバーはネジを入れて6人。<br> だがその一人、エレナは一年前からチャットにも顔を見せなくなっていた。<br> そんなある日、ネジの元にエレナからのメールが届く。<br> その文面は「助けて!私が消えてしまう」という短い文章の後に、文字化けした大量の文字列が続いたもの。<br> しかも、後から気付いたことだがメールの送信日は1年前になっていた。このメールはいったい?<br> <br> 不可解なメールに加え、メールが届いてから間もなく、ネジの周辺に怪しげな男の影が。<br> メールを狙っているのか、ネジの留守を狙って家に忍び込もうとする(ネジは気付いていないけど)。<br> メールの謎について意見を聞くべく、チャットメンバーはネジの家でオフ会を企画した。<br> 3月16日、ネジの家に現れたのは4つの大きな段ボール。……この世界では<br> オフ会とは覗き穴を開けた段ボール箱を被って、顔を出さずに行うものらしい。<br> 皆でメールを覗くが、メールの意味は誰にも分からない。やがて誰が言うともなく<br> “伝説のハッカー”アクセルに依頼してみようということで話がまとまる。<br> <br> 3月23日、とうとうネジの家にやってきたアクセルは、なんと小学生の女の子。<br> 物凄い勢いでメールの内容や送信の経緯を探り出していく。ネジは呆然と見ているだけ。<br> さすがに解析は一日では終わらず、以後も何度かアクセルはネジの家に顔を出す。<br> のんき者のネジも少しは緊張したか、友人たちからもらったセキュリティソフトや<br> バックアップ用のMOディスクを使って周辺環境を整えていく。<br> しかしネジ包囲網は徐々に狭まり、メールボム攻撃やチャットの妨害が発生。<br> 繰り返される「関わるな」のメッセージ。このメールはそんな重要な物なのか。<br> <br> やがてアクセルは、メールの送信元が大手IT企業「イミュダイン」であることを突き止め<br> イミュダイン本社をハッキングして真相に迫るべく、自分の家へ帰ってしまう。<br> 一方ネジを取り巻く状況はさらに悪化し、ついにチャット仲間を装って部屋を訪れた<br> 謎の美女によって、メールは削除されてしまう。…だが、幸いというべきか<br> 微妙な違和感を感じていたネジは、侵入者にバックアップデータの存在を隠していたのだ。<br> <br> そして4月21日、アクセルの紹介でネジの部屋を訪れた謎の紳士。<br> それは、イミュダイン社の社長だった。彼がメールデータをいじると<br> 突如、画面上に女性の顔が浮かび上がり、話しかけてきた。<br> 彼女が「エレナ」。亡くなった社長の妻をスーパーコンピュータで再現した人格データであった。<br> 彼女は天才的研究者でもあり、1年前に悪質な産業スパイのウイルスでデータを消されかけた時<br> 自分の開発した超圧縮技術で自らを圧縮し、メールに添付して逃げ出したのだ。<br> メールは産業スパイの目を逃れてウェブを転々とし、ネジの元にたどり着いた。<br> 今回助けてもらっただけでなく、かつて人格データとして強制的に蘇生させられ、混乱していた時期に<br> ネジとのチャットを通して、今の自分を受け止める心の余裕を得られたのだとエレナは語る。<br> 何度も礼を繰り返すエレナと社長に、ただただ恐縮するネジだった。<br> <br> 事件は無事解決。産業スパイに荒らされていたチャットも元通りになり<br> 新メンバーとしてアクセルを迎え、今日も「カレーにソースの会」は楽しく談笑するのであった。<br> <br></dd> <dt>115 :<a href= "mailto:sage"><b>ルーマニア 4/6</b></a>:2007/02/02(金) 23:08:39 ID:diFPqTPw0</dt> <dd>シナリオ#3「サークルゲーム」<br> ふとしたきっかけで演劇に興味を持ち、大学の演劇部に入ったネジ。<br> そこから一気に時間が進んで9月。ネジは演劇部の脚本担当として抜擢されただけでなく<br> 部の看板女優、ミハルと個人的なお付き合いを始めていた。ただし二人の交際は<br> 他の部員や、ネジの親友タカハシにも内緒である。<br> <br> ところが、9月2日にネジの留守中にアパートを訪れたミハルは<br> ネジのバイト先の後輩シオリからの留守電を聞いてしまい、ネジの浮気を疑ってしまう。<br> 誤解のせいで急に冷たくなったミハルに戸惑うばかりのネジ。<br> しかし、9月21日に別れるつもりでネジの部屋に押しかけたミハルと<br> ベッドを借りて寝ていたタカハシが鉢合わせ。タカハシが第三者としてネジを擁護してくれたおかげで<br> ミハルは怒りをおさめ、ネジとよりを戻す決心をする。<br> …が、その後に別の場所で同席していたタカハシとミハルを、ネジが偶然目撃してしまい<br> 今度はネジが勘違いから嫉妬する羽目に。ミハルは自分の勘違いをネジには話さないでくれと<br> タカハシに口止めしていたため、いかにも隠し事をしている風になってしまい誤解が深まる。<br> ネジはタカハシに殺意を抱くまでに屈折するが、10月9日、ネジの誤解に気付いたタカハシが<br> ネジの部屋に押しかけて無理やり真相を聞かせ、ようやくネジとミハルは仲直り。<br> <br> 元の鞘に納まったかの二人だが、演劇部長が学園祭公演の宣伝にするつもりで<br> ミハルをグラビア誌に売り込んだのが大当たりし、ミハルはプロのモデルとしてデビュー。<br> 急速に売れっ子となったミハルと、ネジは会う時間が少なくなってしまう。<br> さらに、ミハルのブレイクの裏に彼女の枕営業があるという心無い噂や<br> 彼女が芸能活動のため休学するという話を部長からの又聞きで知ったことなどから<br> ネジはミハルとの間に越えがたい壁を感じ、彼女を避けるような卑屈な態度を取り始めた。<br> ネジの留守中、彼の部屋を訪れてまたタカハシと鉢合わせしたミハルは泣き出してしまう。<br> 二人とも互いのことが大好きなのに、その気持ちは悲しいまでにすれ違っている…。<br> <br> そして11月18日の深夜、ネジの部屋に突然ミハルがやって来た。<br> タカハシの「ネジが大変だ」というイタズラ電話を真に受け、慌てて駆けつけたのだという。<br> ネジの無事を確認して安堵するミハルと、彼女が本気で自分を心配してくれたことに気付くネジ。<br> ついでだからと、二人はミハルが持っていたドラマ脚本の読み合わせをする。<br> 脚本内容は奇しくも、誤解からすれ違う恋人たちの物語。脚本を読み進めるうちに<br> ネジが読む男役のセリフは、ネジ自身の心情を吐露するものになっていった。<br> そして最後に二人は、ミハルの芸能活動のため一時距離を置くことを決める。<br> 不安がないといえば嘘になる。だが、紆余曲折の末に二人は互いの確かな愛情に気付いたのだ。<br> <br> それから一年後。ネジの日記には、二人が婚約したことが記されていた。<br> <br></dd> <dt>116 :<a href= "mailto:sage"><b>ルーマニア 5/6</b></a>:2007/02/02(金) 23:09:50 ID:diFPqTPw0</dt> <dd>シナリオ#4「鏡の中にあるが如く」<br> 3月、郵便受けに入っていたチラシを見て、近所でフリーマーケットが開かれるのを知ったネジ。<br> 3月10日のフリマで、全身の映る大きな鏡を買ってきた。<br> ところが、ネジの留守中、鏡の向こうからネジそっくりの男が這い出してくるという怪事件が発生。<br> そして3月28日、ついに鏡のネジはネジの部屋を出てどこかへ去ってしまう。<br> それ以来、鏡にはネジの姿が映らなくなるのだが、ネジは驚きつつも状況を傍観するだけ。<br> <br> 時は流れて6月、芸能界に「南天ブラザーズ」を名乗るビジュアル系ミュージシャンが登場。<br> だがこの南天なる男、顔はおろか言動や経歴までネジそっくりなのだ。<br> さすがに驚き、南天にコンタクトを取ろうとするネジ。6月22日の夜、南天はネジの部屋の前にやってくるが<br> 扉越しに話す南天を問い詰めようと扉を開けたとたん、ネジと南天は鏡に吸い込まれそうになる。<br> もみ合いの末に鏡に吸い込まれたのはネジの方だった…。<br> <br> 気が付くと、ネジは自分の部屋にいたが、なぜか部屋は全て左右逆。<br> しかも、電話をかけてくるネジの母や親友のタカハシは妙にガラの悪い物言いをするし<br> バイトの後輩シオリは、異常に優しく、誠実な物言いをする。<br> どうやらここは鏡の向こう側の世界らしい。左右だけでなく人間の性分、善悪のバランスも逆なのだ。<br> ネジは善悪がちょうど平均的な人間ということらしく、あの鏡のどちら側でも存在できるらしい。<br> こちら側のネジは、バイト先のコンビニ店長に犯罪の濡れ衣を着せられそうになっていて<br> その際にこの鏡の謎を知り、もう一方の世界へ逃亡したのだと「こちら側」のネジの日記に書かれていた。<br> <br> この世界のシオリは善人で、しかもネジに好意を寄せているらしく、何かと世話を焼いてくれるが<br> 警察(この世界の警察はかなりワルっぽい)がネジを捕まえに来たり<br> こちらのタカハシがネジを巻き込んで銀行強盗を計画していたりと、騒動の種は尽きない。<br> さらにネジの元に「わたくしヤクザでございます」と、非常に丁寧ながら物騒な電話が。<br> どうやら、タカハシが強盗計画のため持ち出した拳銃が彼らのものだったようだ。<br> 7月7日の夜、ついにネジを追い詰めた警察と、報復を狙うヤクザがネジの部屋を総攻撃。<br> 銃弾が飛び交い爆発音が響く極限状態の中、シオリは「今だから言います。私、ネジ先輩が好きです」<br> と大告白。その告白に答える時間もなく、彼女をかばって覆いかぶさるネジ…。<br> <br> 次の瞬間、ネジは元の自分の部屋にいた。あの鏡はバラバラに割れてしまっている。<br> 理屈は分からないが、鏡が割れると同時に元の世界に戻れたらしい。<br> 修復した鏡は、普通にネジの姿を映すようになっていた。<br> そして、その後のネジの生活は少し変化した。あの世界で自分がとっさに示せた男気、<br> それに「向こう側」のネジが、短期間でミュージシャンとして名を成したという事実。<br> 鏡を見るたびに、ネジは自分にそれだけの可能性があるのだと思い返すのであった。<br> ただし、どうしても「向こう側」のネジに、聞きたくて聞けない質問がある。<br> 「彼女は今、君のそばにいるのかい?」<br> <br></dd> <dt>117 :<a href= "mailto:sage"><b>ルーマニア 6/6</b></a>:2007/02/02(金) 23:11:01 ID:diFPqTPw0</dt> <dd>隠しミニシナリオ「シロカゲレイコ」<br> (ナビ対象外の隠しイベント。2月下旬に他シナリオのフラグが立っていない状態で<br> 特定日を指定すると見られる)<br> 2月17日、何気なくタカハシに電話をかけたネジ。すると、タカハシから相談事を持ちかけられる。<br> 惚れっぽいタカハシの目下の目標は、同じ大学のお嬢様、シロカゲレイコ。<br> 彼女にラブレターを渡したいが自分は度胸がない、代わりに渡してくれというのだ。<br> 半ば無理やりに、彼女に電話をかけることになったネジ。<br> するとその日のうちに、シロカゲレイコが彼のアパートに現れた。<br> だが、ネジがラブレターの送り手本人だと勘違いしているレイコは<br> 彼が交際相手にふさわしいかのテストとして「かくれんぼ」による勝負を申し出る。<br> ネジに訂正の隙を与えず、目をつぶって10数えるように宣言するレイコ。<br> 思わずネジが目をつぶって数えだすと、レイコは霞の如くその場から姿を消してしまった。<br> (なんでも、彼女の家は伊賀忍者の末裔らしい)<br> ところが、あまりの見事な隠れっぷりに、レイコがこっそり帰ってしまったのだと思い込んだネジは<br> ろくに探そうともせず、そのまま何もなかったことにしてしまう。<br> <br> 翌日、何事もなかったように外出するネジ。レイコはその間も隠れたまま。<br> だが、レイコはネジが「参った」とは口にしていないことにこだわり<br> 自分を無視する様子が実は演技で、自分が思わず姿を現せばそこを捕まえる気だと思い込み<br> 意地になって隠れ続ける。<br> <br> 勘違いと意地のかくれんぼは1週間にも及ぶが<br> 2月23日、いつも通りに部屋でだらけていたネジが、「参ったなあ」と独り言をつぶやくと<br> それを聞きつけたレイコはネジの前に飛び出し、自分の勝ちを宣言。<br> さんざん勝ち誇ってから悠然とネジの部屋を去る。<br> 唖然とするネジだが、生来ののんきさのお陰か、すぐまた日常に戻るのであった。<br> <br></dd> <dt>125 :<a href= "mailto:sage"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></a>:2007/02/04(日) 03:17:09 ID:NdFw4E0X0</dt> <dd>ルーマニア乙です、楽しめました。<br> でもなんで「ルーマニア」?ルームマニアかと思ったら正しいらしいし。<br> <br></dd> <dt>126 :<a href= "mailto:sage"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></a>:2007/02/04(日) 04:40:55 ID:TngePHj30</dt> <dd><a href="http://game12.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1169142148/125" target="_blank">&gt;&gt;125</a><br> アルファベット表記はroommaniaだが、発音はmの重複を一音として「ルーマニア」になるようだ。<br> 地名のルーマニアにひっかけた駄洒落ともとれる。<br> あと本編中で、「カレーにソースの会」のメンバーの一人が<br> 「俺はカレールーにこだわるルー・マニアだ」と発言するシーンがあるが、これは後付けのネタかな。<br> <br></dd> </dl>
<p><strong>ROOMMANIA#203</strong></p> <p>part28-112~117・125~126</p> <hr /><dl><dt>112 :<a href="mailto:sage"><strong>ルーマニア</strong>◆rBU228Xo52</a>:2007/02/02(金) 23:04:19 ID:diFPqTPw0</dt> <dd>プレイヤーは、とあるアパートの一室を観察する神様の視点から<br /> アパートの住人である大学生、ネジタイヘイの生活を観察、誘導する。<br /> その性質上、プレイヤーはネジを直接操作することはできない。<br /> またプレイヤーは部屋を出ることはできず、在室中のネジの生活を「覗き」見ることになる。<br /> このとき、プレイヤーは室内のものをクリックすることで、ネジの関心をその対象に誘導できる。<br /> 連続してクリックしていけば、本来ならネジが興味を持たないはずの物に対して<br /> なんらかの行動を起こすというわけだ。<br /><br /> また、(主に平日の日中)ネジが不在の時には「ガサ入れ」を行うことができる。<br /> 室内を自由に移動し、ネジの日記をこっそり読むなどの行動が可能になる。<br /> またガサ入れ時には、一回だけ、特定の品物を勝手に動かす「イタズラ」が可能。<br /> たいていは後でネジが困惑するだけだが、動かすものによっては<br /> これもネジの行動を操作することができるだろう。<br /><br /> 以上2種類のアプローチとは別に、プレイヤーには神の視点として<br /> 差し迫ったネジの人生の分岐点を示す「ナビ」というヒントが状況に応じて与えられる。<br /> 与えられたナビを、上記のアプローチを駆使して実現することができれば<br /> ネジの人生は、よりアクティブな方向へ変化していく。<br /> プレイヤーの究極目的としては、このようにしてネジの無為な人生<br /> (残念ながら比喩ではない。このゲームのBADENDは、まったく進歩のない50年後のネジの姿なのだ)<br /> を有意義なものにする、4種の「シナリオ」を完遂することが挙げられる。<br /><br /> なお、このストーリー解説についても<br /> 一直線に話が続いているように見えるが<br /> 実際には要所要所で、最良の展開が実現するようプレイヤーが状況を操作する必要がある。<br /><br /></dd> <dt>113 :<a href="mailto:sage"><strong>ルーマニア</strong>◆LRA6r/HX7k</a>:2007/02/02(金) 23:05:41 ID:diFPqTPw0</dt> <dd>シナリオ#1「ワンダーウォール」<br /> 2月上旬、深夜に寝ていると、どこからともなく子供のすすり泣くような声が。<br /> まさか幽霊?泣き声は毎夜のごとく聞こえ、恐怖のあまり眠れぬ夜を繰り返すことになるネジ。<br /> ラジオの悩み相談に電話したり、知り合いから紹介された霊媒師にお祓いを頼んだりするが<br /> 納得のいく結果は出ず、泣き声も止む気配はない。<br /> ところがある夜、TV通販で買った強力接着剤を試そうとしてうっかり壁のポスターを破いてしまうと<br /> 壁には小さな穴があり、その向こう側から明かりが。隣室に住む少年が泣き声の正体だったのだ。<br /><br /> 2月も末になると、ネジはすっかり隣室の住人、シュウタと仲良くなっていた。<br /> 一人っ子のネジは、まだ8歳のシュウタを相手にお兄さんのごとく振舞うが<br /> 時折り、将来の夢や人生について鋭い発言をするシュウタに、考えさせられることも多かった。<br /> 3月上旬のある日、ネジはバイトの後輩の女の子、シオリを家に招くことになるが<br /> 実はこの娘、かなり裏表の激しい性格。ネジが席を外すなり家捜しを始めて金品をあさろうとするなど、かなりとんでもない女。</dd> </dl><dl><dd>こっそり覗いていたシュウタは水鉄砲でシオリを撃って怒らせ、彼女が帰るように仕向けるが<br /> 何も知らないネジはシュウタに腹を立て、壁の穴を粘土でふさいでしまう。<br /> 間もなく、冷静になったネジは粘土を取り除いて穴を元に戻すが<br /> その後に壁の穴から差し入れられたシュウタのお詫びの手紙には、奇妙な寂しさが漂っていた。<br /><br /> 4月15日、財布を忘れて昼時に部屋へ戻ったネジは、隣室のシュウタと彼の父の話し声を聞き<br /> シュウタが白血病であることを知ってしまう。<br /> 毎夜の泣き声、休む間もなく働くシュウタの父親、どこか諦観したシュウタの言動…すべてが繋がった。<br /> 何とかしてシュウタを助けたい。親友のタカハシは、ドナー登録を呼びかける街頭運動を行おうと<br /> チラシの印刷や配布を手伝ってくれたが、本気で運動するならもっと広い呼びかけが必要だ。<br /> 話を聞いたチャット仲間が、“伝説のハッカー”アクセルに渡りをつけようと提案してくれる。<br /> 4月18日、ネジ外出中のアパートにふらりと現れた、小学生の女の子。<br /> なんと彼女がアクセルだった。壁越しにシュウタと話を始めるアクセル。<br /> ハッカーとして社会の裏を見てきた少女と、8歳にして死の恐怖と戦う少年のシビアな会話が続く。<br /> 間もなく、世界中のプロバイダがハッキングされ、骨髄バンクに関するメッセージがばら撒かれる事件が発生。<br /> アクセルの仕業であるこの事件、ハッキングの拠点はネジのパソコンということにされていて<br /> ネジは国際犯罪の重要参考人に。彼にそんな技量がないことはすぐに明らかになり<br /> 彼は釈放されるが、彼と彼の運動は間違いなく世の注目を集めることになった。<br /><br /> そして4月30日の深夜、突然ネジの部屋に来客が。<br /> シュウタの母を名乗る女性は、扉越しにシュウタの危機を告げ、救急車を呼んでほしいと訴える。<br /> 慌ててネジが電話したため、シュウタは一命を取りとめた。<br /> だが、お礼を言いに来たシュウタの父に、お母さんに頼まれただけですからと答えると<br /> シュウタの父は唖然とした表情に。実は、シュウタの母親はすでに故人だったのだ。<br /><br /> 無事助かったかに見えたシュウタだが、翌日、病状はさらに悪化。<br /> そして深夜、壁の向こうからは、母親と一緒に出かけることを喜ぶシュウタの声が…。彼らはベッドで熟睡するネジに別れの言葉を告げて、何処かへと去っていく。[BGM:宇宙船はどこへいった?]</dd> </dl><dl><dt>114 :<a href="mailto:sage"><strong>ルーマニア 3/6</strong></a>:2007/02/02(金) 23:07:02 ID:diFPqTPw0</dt> <dd>シナリオ#2「過去から来たメール」<br /> ネジが常駐するチャットサークル「カレーにソースの会」のメンバーはネジを入れて6人。<br /> だがその一人、エレナは一年前からチャットにも顔を見せなくなっていた。<br /> そんなある日、ネジの元にエレナからのメールが届く。<br /> その文面は「助けて!私が消えてしまう」という短い文章の後に、文字化けした大量の文字列が続いたもの。<br /> しかも、後から気付いたことだがメールの送信日は1年前になっていた。このメールはいったい?<br /><br /> 不可解なメールに加え、メールが届いてから間もなく、ネジの周辺に怪しげな男の影が。<br /> メールを狙っているのか、ネジの留守を狙って家に忍び込もうとする(ネジは気付いていないけど)。<br /> メールの謎について意見を聞くべく、チャットメンバーはネジの家でオフ会を企画した。<br /> 3月16日、ネジの家に現れたのは4つの大きな段ボール。……この世界では<br /> オフ会とは覗き穴を開けた段ボール箱を被って、顔を出さずに行うものらしい。<br /> 皆でメールを覗くが、メールの意味は誰にも分からない。やがて誰が言うともなく<br /> “伝説のハッカー”アクセルに依頼してみようということで話がまとまる。<br /><br /> 3月23日、とうとうネジの家にやってきたアクセルは、なんと小学生の女の子。<br /> 物凄い勢いでメールの内容や送信の経緯を探り出していく。ネジは呆然と見ているだけ。<br /> さすがに解析は一日では終わらず、以後も何度かアクセルはネジの家に顔を出す。<br /> のんき者のネジも少しは緊張したか、友人たちからもらったセキュリティソフトや<br /> バックアップ用のMOディスクを使って周辺環境を整えていく。<br /> しかしネジ包囲網は徐々に狭まり、メールボム攻撃やチャットの妨害が発生。<br /> 繰り返される「関わるな」のメッセージ。このメールはそんな重要な物なのか。<br /><br /> やがてアクセルは、メールの送信元が大手IT企業「イミュダイン」であることを突き止め<br /> イミュダイン本社をハッキングして真相に迫るべく、自分の家へ帰ってしまう。<br /> 一方ネジを取り巻く状況はさらに悪化し、ついにチャット仲間を装って部屋を訪れた<br /> 謎の美女によって、メールは削除されてしまう。…だが、幸いというべきか<br /> 微妙な違和感を感じていたネジは、侵入者にバックアップデータの存在を隠していたのだ。<br /><br /> そして4月21日、アクセルの紹介でネジの部屋を訪れた謎の紳士。<br /> それは、イミュダイン社の社長だった。彼がメールデータをいじると<br /> 突如、画面上に女性の顔が浮かび上がり、話しかけてきた。<br /> 彼女が「エレナ」。亡くなった社長の妻をスーパーコンピュータで再現した人格データであった。<br /> 彼女は天才的研究者でもあり、1年前に悪質な産業スパイのウイルスでデータを消されかけた時<br /> 自分の開発した超圧縮技術で自らを圧縮し、メールに添付して逃げ出したのだ。<br /> メールは産業スパイの目を逃れてウェブを転々とし、ネジの元にたどり着いた。<br /> 今回助けてもらっただけでなく、かつて人格データとして強制的に蘇生させられ、混乱していた時期に<br /> ネジとのチャットを通して、今の自分を受け止める心の余裕を得られたのだとエレナは語る。<br /> 何度も礼を繰り返すエレナと社長に、ただただ恐縮するネジだった。<br /><br /> 事件は無事解決。産業スパイに荒らされていたチャットも元通りになり<br /> 新メンバーとしてアクセルを迎え、今日も「カレーにソースの会」は楽しく談笑するのであった。<br /><br /></dd> <dt>115 :<a href="mailto:sage"><strong>ルーマニア 4/6</strong></a>:2007/02/02(金) 23:08:39 ID:diFPqTPw0</dt> <dd>シナリオ#3「サークルゲーム」<br /> ふとしたきっかけで演劇に興味を持ち、大学の演劇部に入ったネジ。<br /> そこから一気に時間が進んで9月。ネジは演劇部の脚本担当として抜擢されただけでなく<br /> 部の看板女優、ミハルと個人的なお付き合いを始めていた。ただし二人の交際は<br /> 他の部員や、ネジの親友タカハシにも内緒である。<br /><br /> ところが、9月2日にネジの留守中にアパートを訪れたミハルは<br /> ネジのバイト先の後輩シオリからの留守電を聞いてしまい、ネジの浮気を疑ってしまう。<br /> 誤解のせいで急に冷たくなったミハルに戸惑うばかりのネジ。<br /> しかし、9月21日に別れるつもりでネジの部屋に押しかけたミハルと<br /> ベッドを借りて寝ていたタカハシが鉢合わせ。タカハシが第三者としてネジを擁護してくれたおかげで<br /> ミハルは怒りをおさめ、ネジとよりを戻す決心をする。<br /> …が、その後に別の場所で同席していたタカハシとミハルを、ネジが偶然目撃してしまい<br /> 今度はネジが勘違いから嫉妬する羽目に。ミハルは自分の勘違いをネジには話さないでくれと<br /> タカハシに口止めしていたため、いかにも隠し事をしている風になってしまい誤解が深まる。<br /> ネジはタカハシに殺意を抱くまでに屈折するが、10月9日、ネジの誤解に気付いたタカハシが<br /> ネジの部屋に押しかけて無理やり真相を聞かせ、ようやくネジとミハルは仲直り。<br /><br /> 元の鞘に納まったかの二人だが、演劇部長が学園祭公演の宣伝にするつもりで<br /> ミハルをグラビア誌に売り込んだのが大当たりし、ミハルはプロのモデルとしてデビュー。<br /> 急速に売れっ子となったミハルと、ネジは会う時間が少なくなってしまう。<br /> さらに、ミハルのブレイクの裏に彼女の枕営業があるという心無い噂や<br /> 彼女が芸能活動のため休学するという話を部長からの又聞きで知ったことなどから<br /> ネジはミハルとの間に越えがたい壁を感じ、彼女を避けるような卑屈な態度を取り始めた。<br /> ネジの留守中、彼の部屋を訪れてまたタカハシと鉢合わせしたミハルは泣き出してしまう。<br /> 二人とも互いのことが大好きなのに、その気持ちは悲しいまでにすれ違っている…。<br /><br /> そして11月18日の深夜、ネジの部屋に突然ミハルがやって来た。<br /> タカハシの「ネジが大変だ」というイタズラ電話を真に受け、慌てて駆けつけたのだという。<br /> ネジの無事を確認して安堵するミハルと、彼女が本気で自分を心配してくれたことに気付くネジ。<br /> ついでだからと、二人はミハルが持っていたドラマ脚本の読み合わせをする。<br /> 脚本内容は奇しくも、誤解からすれ違う恋人たちの物語。脚本を読み進めるうちに<br /> ネジが読む男役のセリフは、ネジ自身の心情を吐露するものになっていった。<br /> そして最後に二人は、ミハルの芸能活動のため一時距離を置くことを決める。<br /> 不安がないといえば嘘になる。だが、紆余曲折の末に二人は互いの確かな愛情に気付いたのだ。<br /><br /> それから一年後。ネジの日記には、二人が婚約したことが記されていた。<br /><br /></dd> <dt>116 :<a href="mailto:sage"><strong>ルーマニア 5/6</strong></a>:2007/02/02(金) 23:09:50 ID:diFPqTPw0</dt> <dd>シナリオ#4「鏡の中にあるが如く」<br /> 3月、郵便受けに入っていたチラシを見て、近所でフリーマーケットが開かれるのを知ったネジ。<br /> 3月10日のフリマで、全身の映る大きな鏡を買ってきた。<br /> ところが、ネジの留守中、鏡の向こうからネジそっくりの男が這い出してくるという怪事件が発生。<br /> そして3月28日、ついに鏡のネジはネジの部屋を出てどこかへ去ってしまう。<br /> それ以来、鏡にはネジの姿が映らなくなるのだが、ネジは驚きつつも状況を傍観するだけ。<br /><br /> 時は流れて6月、芸能界に「南天ブラザーズ」を名乗るビジュアル系ミュージシャンが登場。<br /> だがこの南天なる男、顔はおろか言動や経歴までネジそっくりなのだ。<br /> さすがに驚き、南天にコンタクトを取ろうとするネジ。6月22日の夜、南天はネジの部屋の前にやってくるが<br /> 扉越しに話す南天を問い詰めようと扉を開けたとたん、ネジと南天は鏡に吸い込まれそうになる。<br /> もみ合いの末に鏡に吸い込まれたのはネジの方だった…。<br /><br /> 気が付くと、ネジは自分の部屋にいたが、なぜか部屋は全て左右逆。<br /> しかも、電話をかけてくるネジの母や親友のタカハシは妙にガラの悪い物言いをするし<br /> バイトの後輩シオリは、異常に優しく、誠実な物言いをする。<br /> どうやらここは鏡の向こう側の世界らしい。左右だけでなく人間の性分、善悪のバランスも逆なのだ。<br /> ネジは善悪がちょうど平均的な人間ということらしく、あの鏡のどちら側でも存在できるらしい。<br /> こちら側のネジは、バイト先のコンビニ店長に犯罪の濡れ衣を着せられそうになっていて<br /> その際にこの鏡の謎を知り、もう一方の世界へ逃亡したのだと「こちら側」のネジの日記に書かれていた。<br /><br /> この世界のシオリは善人で、しかもネジに好意を寄せているらしく、何かと世話を焼いてくれるが<br /> 警察(この世界の警察はかなりワルっぽい)がネジを捕まえに来たり<br /> こちらのタカハシがネジを巻き込んで銀行強盗を計画していたりと、騒動の種は尽きない。<br /> さらにネジの元に「わたくしヤクザでございます」と、非常に丁寧ながら物騒な電話が。<br /> どうやら、タカハシが強盗計画のため持ち出した拳銃が彼らのものだったようだ。<br /> 7月7日の夜、ついにネジを追い詰めた警察と、報復を狙うヤクザがネジの部屋を総攻撃。<br /> 銃弾が飛び交い爆発音が響く極限状態の中、シオリは「今だから言います。私、ネジ先輩が好きです」<br /> と大告白。その告白に答える時間もなく、彼女をかばって覆いかぶさるネジ…。<br /><br /> 次の瞬間、ネジは元の自分の部屋にいた。あの鏡はバラバラに割れてしまっている。<br /> 理屈は分からないが、鏡が割れると同時に元の世界に戻れたらしい。<br /> 修復した鏡は、普通にネジの姿を映すようになっていた。<br /> そして、その後のネジの生活は少し変化した。あの世界で自分がとっさに示せた男気、<br /> それに「向こう側」のネジが、短期間でミュージシャンとして名を成したという事実。<br /> 鏡を見るたびに、ネジは自分にそれだけの可能性があるのだと思い返すのであった。<br /> ただし、どうしても「向こう側」のネジに、聞きたくて聞けない質問がある。<br /> 「彼女は今、君のそばにいるのかい?」<br /><br /></dd> <dt>117 :<a href="mailto:sage"><strong>ルーマニア 6/6</strong></a>:2007/02/02(金) 23:11:01 ID:diFPqTPw0</dt> <dd>隠しミニシナリオ「シロカゲレイコ」<br /> (ナビ対象外の隠しイベント。2月下旬に他シナリオのフラグが立っていない状態で<br /> 特定日を指定すると見られる)<br /> 2月17日、何気なくタカハシに電話をかけたネジ。すると、タカハシから相談事を持ちかけられる。<br /> 惚れっぽいタカハシの目下の目標は、同じ大学のお嬢様、シロカゲレイコ。<br /> 彼女にラブレターを渡したいが自分は度胸がない、代わりに渡してくれというのだ。<br /> 半ば無理やりに、彼女に電話をかけることになったネジ。<br /> するとその日のうちに、シロカゲレイコが彼のアパートに現れた。<br /> だが、ネジがラブレターの送り手本人だと勘違いしているレイコは<br /> 彼が交際相手にふさわしいかのテストとして「かくれんぼ」による勝負を申し出る。<br /> ネジに訂正の隙を与えず、目をつぶって10数えるように宣言するレイコ。<br /> 思わずネジが目をつぶって数えだすと、レイコは霞の如くその場から姿を消してしまった。<br /> (なんでも、彼女の家は伊賀忍者の末裔らしい)<br /> ところが、あまりの見事な隠れっぷりに、レイコがこっそり帰ってしまったのだと思い込んだネジは<br /> ろくに探そうともせず、そのまま何もなかったことにしてしまう。<br /><br /> 翌日、何事もなかったように外出するネジ。レイコはその間も隠れたまま。<br /> だが、レイコはネジが「参った」とは口にしていないことにこだわり<br /> 自分を無視する様子が実は演技で、自分が思わず姿を現せばそこを捕まえる気だと思い込み<br /> 意地になって隠れ続ける。<br /><br /> 勘違いと意地のかくれんぼは1週間にも及ぶが<br /> 2月23日、いつも通りに部屋でだらけていたネジが、「参ったなあ」と独り言をつぶやくと<br /> それを聞きつけたレイコはネジの前に飛び出し、自分の勝ちを宣言。<br /> さんざん勝ち誇ってから悠然とネジの部屋を去る。<br /> 唖然とするネジだが、生来ののんきさのお陰か、すぐまた日常に戻るのであった。<br /><br /></dd> <dt>125 :<a href="mailto:sage"><strong>名無しさん@お腹いっぱい。</strong></a>:2007/02/04(日) 03:17:09 ID:NdFw4E0X0</dt> <dd>ルーマニア乙です、楽しめました。<br /> でもなんで「ルーマニア」?ルームマニアかと思ったら正しいらしいし。<br /><br /></dd> <dt>126 :<a href="mailto:sage"><strong>名無しさん@お腹いっぱい。</strong></a>:2007/02/04(日) 04:40:55 ID:TngePHj30</dt> <dd><a target="_blank" href="http://game12.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1169142148/125">&gt;&gt;125</a><br /> アルファベット表記はroommaniaだが、発音はmの重複を一音として「ルーマニア」になるようだ。<br /> 地名のルーマニアにひっかけた駄洒落ともとれる。<br /> あと本編中で、「カレーにソースの会」のメンバーの一人が<br /> 「俺はカレールーにこだわるルー・マニアだ」と発言するシーンがあるが、これは後付けのネタかな。<br /><br /></dd> </dl>

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