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<p><strong>BS探偵倶楽部 ~雪に消えた過去~</strong></p>
<p>part32-444~446</p>
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<dt>444 :<a href="mailto:sage"><b>BS探偵倶楽部 雪に消えた過去</b></a>:2007/09/04(火)
19:06:37 ID:YqoHiEV/0</dt>
<dd>※システム解説<br>
アドベンチャーゲームによくある「場所移動」のコマンドがない。<br>
というか、これはサテラビューの番組なので、ゲームですらないのかも知れん。<br>
前編・中編・後編、それぞれ一時間ちょうどで終わるようになっている。<br>
場面ごとに制限時間が設けられていて、時間が来ると強制的に次の場面に移動になる。<br>
ストーリーを深く味わいたい場合は、制限時間内に効率よく行動しよう。<br>
<br>
<br>
わたしは、令子さんに向け手紙を書いている。<br>
”そういえば、あのときも、雪だったんですよね”――<br>
<br>
空木探偵事務所の助手、橘あゆみは、連休を利用して、雪深い尾地谷(おちたに)村に帰省していた。<br>
実家で病気療養中の母、敏江と久々の再会。<br>
そして、同じく帰省している、あゆみが姉のように慕っている野村令子という女性もいる。<br>
その夜は、三人で楽しく会話した。<br>
<br>
翌日、あゆみは令子に起こされた。<br>
敏江が、殺人事件の重要参考人として取調べを受けているというのだ。<br>
今朝、前村長の草野剛三が胸を刺されて死んでいたという。<br>
その現場付近の、剛三の家に敏江がいたらしい。でも、どうしてそんなところにいたのだろう?<br>
<br>
現場の草野家に調査に行くあゆみ。<br>
剛三は、自宅の離れで殺されていた。離れは、そのとき密室だったという。<br>
草野剛三には、現村長の和男という息子がいる。<br>
もう一人、次郎という息子がいるようだが、東京に厄介払いされているらしい。<br>
<br>
事件について聞き込みをする。<br>
落ち武者の崇りではないかと言う村人がいる。<br>
<br>
あゆみは、敏江の主治医である、今田医師に話を聞くことになった。<br>
落ち武者の隠れ里だから「尾地谷村」なんて名前がついているらしい。<br>
<br>
次の日の朝、またしてもあゆみは令子に起こされる。<br>
なんと、草野和男も殺されたというのだ。<br>
村はずれのお堂、「幽牙堂」で、やりに貫かれて死んだと言う。<br>
<br>
早速、幽牙堂に向かい調査する。<br>
またしても、落ち武者の崇りだという村人がいる。<br>
草野親子は、村民の意見を無視して高速道路の誘致を強引に進めていたらしい。<br>
だから、二人を恨んでいる人も大勢いる。<br>
<br>
今田医師に話を聞く。<br>
18年前、幽牙堂を取り壊して、そこに高速道路を通すという計画があったが、<br>
村人二人が殺されるという事件が発生したので、その計画は頓挫したとのこと。<br>
あゆみが、引出しのたくさんついた棚を覗こうとしたら、今田医師はもの凄い剣幕で触るなと言った。<br>
<br>
あゆみは、草野次郎が村に帰ってきているという噂を耳にする。<br>
そして、次郎はコートと帽子で顔を隠すようにしていたらしい。<br>
<br>
帰り道に、村人たちが騒いでいるところに出くわす。<br>
道に血だらけのコートが落ちている。コートを調べると、草野次郎とネームが入っている。<br>
また、コートの隣にはお守りが落ちていた。<br>
あゆみは、お守りを拾って持っておくことにした。<br>
<br>
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<dt>445 :<a href="mailto:sage"><b>BS探偵倶楽部 雪に消えた過去</b></a>:2007/09/04(火)
19:07:24 ID:YqoHiEV/0</dt>
<dd>次の日、携帯電話が鳴る。空木からだった。<br>
なんと、草野次郎が殺されたということだ。<br>
しかも、殺されてから既に一週間ほどだっているという。<br>
<br>
あゆみは、祖母のサチと、祖父の真之介に拾ったお守りを見せてみた。<br>
なにか知っているようだが、はぐらかされてしまった。<br>
その後に現れた、敏江の兄の慎太郎に話を聞く。<br>
18年前、幽牙堂の事件で殺された村人は、令子の父と、あゆみの父だった。<br>
<br>
今田医師のもとを尋ねたあゆみ。だが、今田医師は不在だった。<br>
昨日注意された棚を覗いてみることにする。そこは、患者のカルテを納めた棚だった。<br>
敏江のカルテを見る。意味わからない記号が書いてあるが、とにかく内容を頭に入れた。<br>
そのうちに、今田医師が帰ってきた。<br>
18年前のことを聞いてみると、警察署の佐久間署長なら知っているだろうとのことだ。<br>
<br>
佐久間署長に会いに、警察署へ向かう。でも、佐久間署長はいなかった。<br>
<br>
幽牙堂に向かったあゆみ。そこに、令子と佐久間署長という、意外な組み合わせを発見する。<br>
自首するという令子。佐久間署長は逆上し、令子に襲い掛かった。<br>
止めに入ろうとするあゆみ。<br>
危ない!と思ったそのとき、佐久間署長の上に、幽牙堂の扉が倒れてきて、佐久間署長は死んだ。<br>
<br>
空木探偵事務所に帰ってきたあゆみ。空木が、事件の真相を語る。<br>
令子の父とあゆみの父は、高速道路の誘致に反対していた村民の代表格だったので、<br>
落ち武者の崇りに見せかけて、佐久間署長と草野剛三に殺された。<br>
佐久間所長と草野剛三はグルだったのだ。<br>
令子は東京で、草野次郎と偶然会った。令子は18年前の真相を次郎から聞かされる。<br>
そしてもみ合った末に、令子は誤って次郎を殺してしまった。<br>
それから、令子は草野家の人々に復讐することを誓った。<br>
まず、剛三を殺した。そして、和男も。<br>
次郎の犯行に見せかけるため、血だらけの次郎のコートを捨てた。<br>
そのとき、令子は、持っていたお守りを落としてしまった。<br>
<br>
時が過ぎ、敏江は病気が悪化して、死んでしまった。<br>
あゆみは、あのとき覗き見たカルテの内容を調べてみたのだった。<br>
すると、敏江はガンだったらしいことが解った。<br>
敏江の遺書を読む。<br>
敏江は、高校生の頃、妊娠してしまったという。<br>
だが、育てられないので、産んだ子どもを、野村夫婦に託した。<br>
それが、令子だった。あのお守りは、サチと真之介が令子に持たせたものだったのだ。<br>
敏江は令子の恐ろしい計画を知り、あの朝、草野家に行った。<br>
そして、雪の上の、離れから点々と続く令子の足跡を丁寧に消し、密室状態を作った。<br>
<br>
わたしは手紙を書く。<br>
”ねえ、次から「お姉さん」って呼んでいいでしょ?<br>
わたしは、ずっと、ずっと、待っています”<br>
<br>
終<br>
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