サンパギータ

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<p><strong>サンパギータ</strong></p> <p>part34-467~474</p> <hr> <dl> <dt>467 :<a href="mailto:sage"><b>サンパギータ1</b></a>:2007/12/03(月) 12:03:10 ID:Guw771IZ0</dt> <dd>ある日、大学生である主人公(男)が雨の日に夜の街を歩いていると、<br> 路地裏で怪我をした女性を見つける。<br> 放っておけず、ひとまず自宅に連れ帰って介抱する。<br> 女性は東南アジア系の顔立ちで、名前をマリアといった。<br> マリアは自分の名前以外のことを覚えていないらしい。<br> 出身はおそらくフィリピン。<br> 持っていたバックを見ると、札束に拳銃、歌が録音されたカセット、<br> そして、みすぼらしい格好の二人の子供の写真が入っていた。<br> 二人の首には白い花(サンパギータ)の首飾りがかけられていた。<br> 写真の片方の子供は、見た目から幼い頃のマリアであることがわかった。<br> <br> 警察に届けようにも、マリアは警察に追われているようで、できない。<br> ひとまず主人公はマリアを泊める。<br> 結局行くところが無いマリアをそのまま家におくことになった。<br> 新婚夫婦のような同居生活が始まる。<br> 一緒に掃除をしたり、フィリピン語を教えてもらったりと、<br> 二人の仲は急速に深まっていく。<br> <br> <br></dd> <dt>468 :<a href="mailto:sage"><b>サンパギータ2</b></a>:2007/12/03(月) 12:03:49 ID:Guw771IZ0</dt> <dd>しかし、いつまでもこのままでいるわけにはいかない。<br> 一週間ほど経ったある日、バックの中に入っていた写真を二人でよく見た。<br> カセットに録音されている歌はフィリピンの歌らしい。<br> その歌を聴いて、マリアは写真のもう片方の人物の名前を思い出す。<br> 名前はボーイという。マリアにとって兄のような存在だったらしい。<br> <br> 記憶が徐々に戻り、混乱するマリアを慰める主人公。<br> 主人公はマリアに惹かれながらも戸惑っていた。<br> 異常な事態や自分の気持ちに主人公も混乱していたのだ。<br> <br> 主人公は、ある日知人に紹介されたフィリピン料理店へ行った。<br> 主人公は彼女がフィリピン人であると誤魔化し話を聞くことに。<br> これといった手がかりは得られないまま、店を後にしようとすると、<br> 店の奥で、大柄なフィリピン人の男性が働いているのに気づいた。<br> 主人に尋ねると、彼の名前はダニーと云い、最近雇った人間だということだ。<br> <br> 主人公はダニーに話しかける。<br> マリア、ボーイという名前に聞き覚えは無いか、と。<br> ダニーは知らないと答えた。主人公は落胆して家に帰っていった。<br> お土産にサンパギータの花を貰って。<br> <br> 家に戻ってサンパギータの花をマリアに渡すと、マリアが昔を思い出した。<br> マリアとボーイはフィリピンのストリートチルドレンだった。<br> マリアはサンパギータの花を売って、何とか生きてきたのだ。<br> そのとき、急に家のドアが開いたかと思うと、<br> 店にいたダニーという男が入ってきた。<br> 「ボーイ!」と呼ぶマリア。ダニーは写真の少年ボーイであった。<br> ボーイは主人公を殴り倒すと、マリアを連れて出て行ってしまう。<br> <br> <br> <br></dd> <dt>469 :<a href="mailto:sage"><b>サンパギータ3</b></a>:2007/12/03(月) 12:04:56 ID:Guw771IZ0</dt> <dd>それから一週間後、マリアからの連絡は来ない。<br> 主人公は、義兄でありフィリピン支局に勤めていた新聞記者の水島を尋ねてみた。<br> 水島は快く相談に乗ってくれた。マリアの写真を見て、<br> そこはマニラのトレドだといった。<br> フィリピンのストリートチルドレンは、<br> バックに華僑のシンジケートがいることが多い。<br> やはりボーイという男はマフィアであり、<br> これ以上関わるのは危険だと忠告する。<br> その夜、部屋に戻るとマリアが居た。二人は抱き合って再会を喜んだ。<br> マリアの記憶は戻っていたが多くは語らなかった。<br> マリアとの生活が再び始まった。<br> <br> ある日、コインランドリーで、二人は語り合っていた。<br> 楽しそうに故郷の話をするマリア。<br> その時、再びボーイが現れた。ボーイとマリアは言い争いをする。<br> ボーイはマリアに帰国を促していた。<br> マリアが頷かないのは主人公のせいだと詰め寄る。<br> 「お前はフィリピーナだ。日本人とは違う」と言い残して、<br> ボーイは去っていった。<br> <br> 夜、マリアはボーイと過した香港での日々を語り始めた。<br> ボーイは香港マフィアにスカウトされたのだ。<br> 組織からマリアを逃すために、<br> マフィアは二人に日本へ行けと、条件を出した。<br> そこで抗争に巻き込まれ、ショックで記憶喪失になってしまったのだ。<br> <br></dd> <dt>470 :<a href="mailto:sage"><b>サンパギータ4</b></a>:2007/12/03(月) 12:05:59 ID:Guw771IZ0</dt> <dd>マリアが戻ってから幾日かが過ぎたある日、主人公は歩道橋を歩いていた。<br> ふと下を見るとボーイが居た。その背後からヤクザ風の男が銃を構えていた。<br> 主人公は咄嗟に「ボーイ!」と叫んだ。間一髪のところで銃弾は狙いを外れた。<br> 怪我を負ったもののボーイは自力で逃げ出した。<br> <br> 逆にピンチになったのは主人公である。<br> ヤクザは主人公に狙いを定め追いかけてきた。<br> ヤクザたちに銃を突きつけられながらも、何とか振り切る。<br> その夜、家に戻ると血を流したボーイが居た。怪我の手当てをすると、<br> ボーイは危機を救ってくれた主人公を兄弟と呼び、<br> マリアを託して出て行った。<br> <br> <br> それから数日後、バイトから帰った主人公を待ち構えていたのは、<br> なんと、あの時のヤクザたちだった。ヤクザはマリアを連れ去ってしまう。<br> 主人公はマリアを取り返そうと、マリアが持っていた拳銃を取りに戻った。<br> ヤクザを追おうとすると、後ろから肩を掴まれた。ボーイだった。<br> <br> マリアは対立する組織の者に連れ去られた。<br> 今からそこへ突撃しに行くらしい。<br> 車に乗るとマシンガンや刀をもった台湾マフィアたちが居た。<br> 敵の本拠地のビルに着くが、ボーイは主人公にここで待てという。<br> マリアや主人公は関係ない。<br> ボーイはマフィアに恩を返さなければいけない、と言う。<br> 主人公は共に行きたいが、足が竦んでしまう。<br> <br> <br> <br></dd> <dt>471 :<a href="mailto:sage"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></a>:2007/12/03(月) 12:07:18 ID:Guw771IZ0</dt> <dd>ここからエンディングです。グッドのみ書きます<br> <br></dd> <dt>472 :<a href="mailto:sage"><b>サンパギータ5</b></a>:2007/12/03(月) 12:08:17 ID:Guw771IZ0</dt> <dd>グッドエンド1<br> <br> 結局主人公はボーイに置いていかれた。ビルの中からは銃声が聞こえる。<br> 自分の無力さを歯噛みしながらも、恐怖で足が竦んで動かない。<br> 十五分ほどして大きな爆発があった。火の中からマリアが駆け出してきた。<br> 二人は抱き合って無事を喜び合った。<br> <br> その後、警察がやってきて、主人公とマリアは身柄を拘束された。<br> 結局は、麻薬の縄張りと利権争いだったらしい。<br> 主人公は事情聴取の後釈放。マリアはフィリピンへ強制送還された。<br> ボーイは抗争の最中命を落としてしまったらしい。<br> <br> <br> クリスマスが過ぎたある日のこと<br> 主人公の義兄である記者水島に、手紙が届いた。<br> 差出人は主人公である。フィリピンからの手紙だった。<br> そこでの感動が素直に綴られていた。<br> <br> 主人公はマリアに会いにフィリピンへ飛んだ。<br> マリアの住んでいるトレドへ向かおうとするが、荷物を盗まれてしまう。<br> 途方に暮れていた主人公に、浮浪者風の男が事情を聞きにやってきた。<br> 主人公は写真を見せてトレドまで行きたいと言うも、要領を得ない。<br> 主人公は進退窮まって、思わず「バハラ・ナか…」と呟いた。<br> バハラ・ナとはマリアから教えてもらったフィリピン語の一つだった。<br> 意味は、何とかなる、神様がどうにかしてくれる、である。<br> <br> それを聞いた彼らが急に笑い出した。<br> 有り金が無いという主人公に、周りの通行人たちからカンパを募り、<br> さらにマリアが住んでいるというトレドまで案内してくれた。<br> <br> そこの村でも主人公のことを説明すると、百人以上の人々が集まり、<br> マリアのことを探してくれた。人から人へと連鎖的に話は広まり、<br> ついにマリアへと辿り着いた。二人は再会を喜び合った。<br> 夜、遊園地へ行きマニラでクリスマスを過す二人。<br> <br> 人々の暖かさに触れ、社会的地位や金に何の価値があるか疑問だとつづられ、<br> マリアの側にしばらくいるという旨で、手紙は締められていた。<br> 手紙に同封されていた写真には、マリアの眩しい笑顔が写っていた。<br> <br> <br></dd> <dt>473 :<a href="mailto:sage"><b>サンパギータ6</b></a>:2007/12/03(月) 12:09:24 ID:Guw771IZ0</dt> <dd>グッドエンド2<br> <br> <br> 主人公はボーイと共にビルへ突入した。<br> ビルの中は戦場だった。手榴弾が爆発し、マシンガンの音が鳴り響く。<br> 主人公は何とかマリアの捕まっている上の階に辿り着く。<br> 途中ボーイと合流して、マリアの元へ急ぐ。<br> <br> 組長の部屋にマリアは居た。<br> ボーイがヤクザたちを倒し、マリアは隙を見て組長から逃げ出す。<br> しかし組長が後ろからマリアを狙っていた。主人公は咄嗟に引き金を引いた。<br> 組長は倒れ、マリアは助かった。しかし主人公は人を殺してしまったのだ。<br> 悩んでいる暇もなく、ビルは火に包まれる。三人は辛くもビルから逃げ出した。<br> ボーイとマリアは警察が来る前に逃げようとする。<br> 主人公は二人の誘いを断り、警察に自首することを決めた。<br> <br> その後、主人公は懲役刑をくらい数年を刑務所の中で過す。<br> ボーイも逮捕されたようで、マリアはその後行方不明だった。<br> <br> 数年後、刑期を終えた主人公はフィリピンへ行く。<br> もちろんマリアに会う為だった。しかしどこに居るのかはわからなかった。<br> フィリピンにマリアが居るという保証もなかった。<br> <br> 充てもなく街を彷徨っていると、偶然にもマリアと再会する。<br> マリアは小さな男の子を連れていた。涙ぐむマリア。<br> 主人公は驚いた顔をして、男の子と自分を指差して、マリアを見る。<br> マリアは黙って頷いた。男の子は主人公とマリアの子供だった。<br> <br></dd> <dt>474 :<a href="mailto:sage"><b>サンパギータ7</b></a>:2007/12/03(月) 13:15:24 ID:Guw771IZ0</dt> <dd>グッドエンド3<br> <br> (ボーイと合流し、マリアを助け出すまではEND2と同じ)<br> <br> 組長がマリアを狙っていた。主人公は咄嗟にマリアを庇った。<br> 主人公は撃たれてしまう。マリアの悲鳴を聞きながら、<br> 主人公の意識は薄れていった。<br> <br> 次に意識を取り戻したのは、見ず知らずのオフィスだった。<br> 人々が忙しなく働いている。声をかけようとするが、<br> 自分の姿は相手に見えていないようだった。<br> そう、主人公は死んでしまい幽霊になってしまったのだ。<br> このオフィスは、ヤクザのビルだった場所。自分の死んだ場所だった。<br> <br> 主人公はとりあえず義兄の元へ行く。<br> 夢枕で感謝の言葉を伝え、家族に謝っておいてくれと、伝言を頼む。<br> そうして自分はフィリピンへと赴いた。<br> <br> マリアは村で幸せそうに生活していた。<br> マリアは主人公の子供を生んでいたようで、そのお祝いに人々が集まっていた。<br> 主人公もその中に混じる。自分の子供を幸せそうに見る主人公。<br> 子供は無邪気そうに笑っていた。側に居たお婆さんはマリアに言った。<br> マリアの旦那さんが、今会いに来てくれている、と。<br> マリアは嬉しそうに微笑んだ。<br> <br> <br> 以上です。<br> <br></dd> </dl>

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