コード・エイジ・コマンダーズ

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<dl><dt> <strong>コード・エイジ・コマンダーズ<br /></strong>part20-878~896、22-437~445、25-62~83・327<br /> part34-284 ヘイズ編</dt> <dd> <hr /></dd> <dt><a>878</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 22:58:52ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>ジーン篇<br /> 要約すると、<br /> 人類の希望であった方舟がすべて墜落した世界で、戦いつづけた少年が救世主と呼ばれるまでのお話。<br /><br /> 用語説明<br /> 球内世界:コード・エイジ世界はセントラルコードを中心とした球の内側に世界がはりついている形。<br /> セントラルコード:文字通り世界の中心に存在する核。万物を司るとされる。<br /> 数万年に一度、再構成しなおす=輪廻(リボーン)。<br /> コード:すべてのものはセントラルコードの生み出した23のコードの組み合わせによって構成される。<br /> その設計図もコードと呼ばれる。また、記憶や行動や主義もまたコードと呼ぶこともある。<br /> オテロ:地上に落下したセントラルコードの欠片から発生する謎物体。外見はわりとファンシー。<br /> 白と黒の二属性がある。種類はさまざま。白と黒とでは同種ならば機能は変わらない。<br /> ゲーム中では吸収、発射することで種類によって攻撃、ステータス変化、回復などの効果が発生する。自分と体色の違うオテロに攻撃する。<br /> コーデッド:オテロが地上の生き物に取りつくとコーデッドとなる。知性を失い、自分と体色の違う相手に攻撃する。<br /> ウォーヘッド(略称・WH):オテロが方舟で眠っていた人に取りついた場合は知性を保ったまま、<br /> ウォーヘッドという生物に進化する。<br /> 数百年の寿命、環境に適応して体を進化させる能力、コードを操作する能力などがあるが、子孫を残す能力はない。<br /> 方舟で眠っていた人がなぜコーデッドにならないのかは、<br /> どうやら長い間セントラルコードの光を浴びて眠っていたのが原因らしい。<br /> ちなみにWHキャラの年齢設定はWHになった時点での年齢(=方舟で冷凍睡眠始めた頃の年齢と大体かぶる)。<br /> 外見年齢もほぼ同様。<br /> C.C.=コード・センチュリー。方舟が制作された時代。ゲーム中だと方舟に乗る前の時代と同義。<br /> C.A.=コード・エイジ。C.A.0001に方舟が地上に落下した。元年がC.Cの何年かは不明。<br /> どうやら何百年~数千年は経っている模様。<br /> 最初の落下で生き残ったのはわずか四人。彼らが最初のWHとなった。<br /> その四人の名は、アルヴィン・サリヴァン・ギネヴィア・ハヴェル。<br /><br /><a name="a879"></a></dd> <dt><a>879</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:00:08ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>プロローグ<br /> 「C.A.0099、大きな事故により私達の方舟は墜落しました。<br /> こうして人類最期の希望はここについえてしまったのです。<br /> 生き残った人々の数──不明。<br /> C.C.2675 今よりも遙か昔、人類は滅びの時をむかえようとしていました。<br /> セントラルコードが<br /> 地上を巻き込んで転生するリボーンという現象が起こることが判明したのです。<br /> 私達は方舟をつくり、セントラルコードのそばで眠ることでその現象から逃れようとしました。<br /><br /> しかし、<br /><br /> そして私達は 新たな脅威と出会うことになったのです」<br /><br /> ※あくまで語り手アリーズの乗った方舟区画が落ちたのがC.A.0099なわけで、<br /> 約百年ほど区画毎にばたばた地上に落下してた。ちなみにこの時期の落下が本当に最後。<br /><br /><br /><br /><a name="a880"></a></dd> <dt><a>880</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:01:11ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.10.27<br /> ジーン篇ステージ1 白鯨の落ちた地で「ケイド・クレーター」<br />  姉アリーズが自分を呼びかける声がこだまするという夢から、<br />  ジーンが目覚めた時、そこは見知らぬ世界。<br /> セントラルコードが天空に浮かんでいるのを見ると、乗っていた方舟が墜落するのを思い出した。<br /> あたりを見回してみると、謎の白いのと黒いのとが戦い合っている。<br /> と、気を取られているとその白いのと黒いのとは、ジーンに襲いかかってくる。<br /> しかし、なぜかジーンの手は武器に変形し、その白いのと黒いのとを撃退する。<br /> オレの手どうなっちゃったの、と気が動転してると<br /> 襲撃された時にどこからか現れた青い色の携帯電話が落ち着いて下さい、ウォーヘッド・ジーンとなだめてくれた。<br /> (※この世界の携帯電話は持ち主の周りで空をふわふわ飛んでる)<br /> この携帯電話、名前はパケと言って異様に物知りそう。さっそく腕は自分の意志で元に戻せることを教えてくれる。<br /> パケによるとジーンは記憶が混乱してるようなので、ひとまず安全地帯に移動しようということに。<br /> パケは襲いかかってる者が出てくる度に戦闘方法、ガード方法、ダッシュの方法を逐一説明。<br /> やっぱり荒廃した大地で白いのと黒いのが戦い合っている。<br /> ここはそういう世界のようだ。<br /><br /> ようやく安全地帯にたどり着いたかと思うと、<br /> ここで謎のカラフルな身体の男に「ここで何をしている。大人しくしてろと言ったはずだ」と詰問され、攻撃される。<br /> この男は知性もあって喋る上何だかうろちょろしてる男より強そう。音楽変わるから明らかに中ボス。<br /> と、謎の凄そうな攻撃を仕掛けてきますが、空振り。何故だか彼はジーンと戦い合うのがやりにくいらしい。<br /> この男、パケの説明によるとウォーヘッド・ハヴェルというらしい。<br /> パケにその凄そうな攻撃(コードドライブ・ヒロイックアクション)の操作方法を習い、何とかハヴェルを撃退。<br /> ハヴェルは「油断したか」との捨てぜりふを残して去っていく。<br /> よくよく見るとこの荒廃した土地、見覚えがある建物がいくつか見える。<br /> 「もしかして、ここはケイド?」パケに問いかけると肯定される。<br /> 「建物が残っているということは、世界は輪廻してない!?」<br /> 返ってきた言葉は。「はい」<br /> そしてジーンは自分が姉アリーズとはぐれたことを思い出す。<br /> そうだ。オレはアリーズ……姉さんを捜さないと!<br /><br /><br /><a name="a881"></a></dd> <dt><a>881</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:02:53ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.C.2675.??.??<br /> ジーンの得た記憶1(つーか彼が思い出した記憶です) 方舟計画<br /> 球内世界の中心に存在する万物の基礎セントラルコードは、実は数万年に一度再生しなおし、その間地上に生きるものは全て死に絶える。<br /> それが近いうちに起こるということを研究の結果知ったアルヴィン博士は、<br /> それを回避するために、セントラルコードの周囲に方舟をつくってその中で輪廻が終わるまで眠るという計画、<br /> ”方舟”計画をはじめた。<br /> これで人類の未来は約束されたはずだった。<br /> だが、不慮の事故によって方舟は地上に落下してしまった。<br /> ※ちなみにアルヴィン博士はジーン・アリーズの父親<br /><br /> C.A.0099.10.11 ジーンの得た記憶2(というか思い出した記憶)<br /> 方舟に乗ったジーンとアリーズは荒廃した地上に落下。<br /> さまよっているうちに白いもの黒いものが戦い合っている場面に遭遇し、<br /> ジーンはそれに巻き込まれて攻撃され、死にかける。<br /> そこへ現れた謎の男。<br /> (顔表情シルエット……まあ後で判明するし、画面に映るシルエットでも分かるが、この男、WHハヴェルである)<br /> このまま人間として死ぬか、異形になっても生き続けるかをジーンに問いかける。<br /> ジーンはまだ死にたくない、と応えると謎の男はジーンの手に何かを押しつける。<br /> と、ジーンの腕が武器っぽく変化した。<br /> ジーンに何をしたのとアリーズがぎゃんぎゃん言うが、謎の男はお構いなし。<br /> おとなしくしてろ、アリーズはそれまで預かっておく、と言い捨てると彼女を抱えて空に飛び立っていくのであった。<br /><br /><a name="a882"></a></dd> <dt><a>882</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:04:26ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.10.27ジーン篇ステージ2 見知らぬ故郷「ケイド・クレーター」<br /> 姉アリーズとはぐれたので、とりあえずの目標は彼女を捜すことに。<br /> WHの特殊能力、「相手の記憶コードを吸収できる」を利用して<br /> うろちょろしてるコーデッドからとりあえず吸ってみたら、どこかにアリーズの居場所のヒントがあるかもしれない。<br /> ところが、残念ながらこのケイドにはアリーズの居場所を知ってる敵はいなかった。<br /> そこへジーンを知っているらしい緑色のブロッコリー頭の男WHと一見普通の娘っこなWHが現れる。<br /> 男の名はキルロイ。娘の名はミーム。<br /> キルロイはジーンの父親アルヴィン博士の助手を昔してた縁で、今も彼の元で働いているらしい。<br /> それでキルロイはジーンとアリーズを探していたのだった。父親アルヴィンからの電話もかかる。<br /> が、アリーズは一緒なのかとか、WHになったのかとか妙に詰問口調。<br /> 何で問いつめられなきゃならないのかと思いながら、WHになったよと言うジーン。<br /> だがアルヴィン博士が肝心の話題に入る前に通信が切れる。<br /> というわけで当面はキルロイ、ミームと共にアリーズを探すことに。<br /> アリーズはどうしたんだと問われ、誰かに連れ去られたと答えるジーン。<br /> それを聞いて、白の群か黒の群かが連れて行ったのかも、とキルロイは言う。その両勢力は人間を必要としているからだ。<br /> なら、その拠点にいけば、アリーズの居場所のヒントになる記憶を持つ奴がいるかもしれない。ここからならミンダカ渓谷が一番近いと。<br /> だが、その前に一つ、方舟に乗らず地上に生き残った人間の集落が近くにあるから、そこなら何か手がかりがあるのかも、とキルロイは提案する。<br /> その集落があるのは、コル・ヒドラエ遺跡。そういうことで次はコル・ヒドラエ遺跡に向かうことに。<br /> そうして旅立つ三人を、崖上からWHハヴェルは見つめていた。<br /><br /><a name="a883"></a></dd> <dt><a>883</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:06:02ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.11.03ジーン篇ステージ3 ヒトカリの森 「コル・ヒドラエ遺跡」<br />  人間の隠れ里の一つであるコル・ヒドラエ遺跡に到着した三人。<br /> しかし隠れ里はコーデッドの襲撃を受けており、生存者を救出することに。<br /> コーデッドやらWHやらを撃退してようやく遺跡の奥で生存者の女性を救出。<br /> だが、アリーズの居場所を知らないかと奥地のコーデッドから記憶を吸収したジーンは、恐ろしい真実を知ってしまう。<br /> コーデッドとは、地上に墜ちたセントラルコードの欠片から湧いたオテロが、人間についた存在だった!<br /> どうやら、この隠れ里の壊滅は、ある日、空からセントラルコードの欠片が降ってきたのが原因のようだ。<br /> 動揺するジーンに、キルロイは言う。WHも同様だと。<br /> ただ、WHになった人間は、長い間セントラルコードの近くで眠っていたため、何か影響を受けてるためかコーデッドと違って知性や理性は保っているらしい。<br /> だが、コーデッドとは紙一重の存在。<br /> WHとていつどうなるかは分からないのだと。<br /> そして、この事情こそが白の群と黒の群とが人間の集落を襲う理由であると。<br /> WHは子孫を残す能力がないため、兵力を増やすためには、墜落した方舟の生存者や地上の人間を連れて行く他ないのだから。<br /><br /><a name="a884"></a></dd> <dt><a>884</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:07:03ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.11.10ジーン篇ステージ4 流れに従う者 「ミンダカ渓谷」<br />  前のステージで救出した女性を連れつつ、彼らはアリーズを探す旅を続けていた。<br /> 今回辿り着いたのは白の群基地の一つ、ミンダカ渓谷。<br /> 群の兵士がいっぱいいるであろうここなら、アリーズを見かけた者もいるかもしれない。<br /> 女性は長旅で疲労気味のため、休息。キルロイはその護衛をするからその探索と戦闘はジーン、ミームにまかせることに。<br /> キルロイ曰く、元科学者だから肉体労働は向いていないと。明らかに一行の中で一番強そうな外見というのに。<br />  さすがに基地であるためか、本拠の川の上流には異常に強いコーデッドが置いてあったりしたが、何とかこれを撃退。<br /> と思いきや、パケが警告する「上から、きます」。またもWHハヴェルの襲撃を受ける。<br /><br />  前よりもちょっと強くなっているハヴェルだが、なんとか倒す。<br /> とハヴェルはキルロイを見て冷淡に「久しぶりだな、相変わらずアルヴィンの小間使いか」と挨拶。顔見知りらしい。<br /> ハヴェル「博士」は元方舟の科学者のだとキルロイが説明。<br /> 彼がリーダーを務めるキーパーズは人間の保護と、地上に墜ちたセントラルコードの欠片の破壊、<br /> そして黒の群と白の群の争いを止める方法を求めて活動している組織らしい。<br /> 今回ハヴェルが出現した理由は、人間の女性を保護するのも目的だったようだ。<br /> 平和を約束する、と誓ってハヴェルは女性を連れて行く。<br /> 私はアルヴィンに踊らされるのはごめんだ、ジーンは大人しくしてればいずれアリーズに会える、と言い残して。<br /> 何でアリーズのこと知ってるんだろと疑問に思う一行。<br /> と、ジーンは思い出す。アリーズを連れて行ったのは、ハヴェルだ! <br /> 慌てて倒した周囲の敵の記憶コードからハヴェルの姿は無いか(どこかで見かけてないか)を探すと、<br /> どこか水の近くの大きな基地で見かけた奴がいた。<br /> キルロイによると、そこは白の群重要拠点エルナトパワープラントのようだ。というわけで次回はそこに向かうことに。<br /><br /><a name="a885"></a></dd> <dt><a>885</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:08:35ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.11.22ジーン篇ステージ5 導かれし墓標 「エルナトパワープラント」<br />  やってきましたエルナトパワープラント。<br /> どうやらハヴェルはてっぺんにあるセントラルコードの欠片の破壊を狙っているっぽいのだが<br /> うじゃうじゃ白群の兵士がいるので、襲撃計画をかけようとしている黒群の兵士にまぎれて潜入することに。<br />  頂上にたどり着くとハヴェルが欠片破壊活動の真っ最中。そのハヴェルに戦いを挑むジーンたち。<br /> ハヴェルを倒すと、彼は、本当にアルヴィンを信用できるのか?と逆に問いかけてくる。<br /> アルヴィンのしていることはただの自己満足だと言い切るハヴェル。<br /> そして今回もアリーズの居場所を教えずに離脱。<br /> 一体父親アルヴィンは何をしようとしているのだろうと疑問に思うジーン。キルロイによると、<br /> アルヴィン博士は近々訪れる輪廻(リボーン)を回避しようと、世界を救おうとしているのだと言う。<br /> だが、ジーンが思い返してみると、<br /> 父親アルヴィンは方舟計画の仕事が忙しくてろくに家に帰らず、母親は苦労がたたって若死に。<br /> そうまでして動いた方舟は現在全部地上に落ちてる。乗ってた人はほとんど死んだ。方舟計画は一体誰を救ったんだ?<br /> そんな父親が世界を救うだなんて……。<br /> と、そこにパケから「ヘイズから通信です」との言葉。<br /> ヘイズって誰よと聞くと、キーパーズの一員らしい。<br /> 何でそんな奴がオレの携帯に通信入れるのか警戒してるうちに、パケは通信を繋げてしまう。<br />  ヘイズという男は、唐突にハヴェルか? と話しかけてくる。それに対して驚くジーン。その声を聞いて、<br /> 「ジーンね! 私よ、アリーズよ」姉のアリーズの声だ。うれしさのあまり、どこにいるのと問いかけるジーン。<br /> 「私達これからレグルスに……」「おい、ちょっと待て」ヘイズはアリーズを遮り、以降一人で話してくる。<br /> ハヴェルは一緒じゃないのか?と言うので、どうもヘイズはハヴェルに通信してるつもりだったようだ。<br /> だが、アリーズの居場所を全然教えてくれないハヴェルに怒り心頭なジーンは、<br /> ヘイズの一緒にいるのかという誤解に苛立ち、 <br /> 「ハヴェルって奴は邪魔ばかりで姉さんの居場所を教えようとしないし」と愚痴る。<br /> 「おまえらにWH化されないためだろ」とヘイズ答える。<br /> ヘイズも何だか苛立っている様子。この携帯を持っているお前は白なのか黒なのかと問いつめる。<br /> 今は教えられないと答えると、苛立った声で「じゃあ、話は終わりだ!」とヘイズ一方的に通信を切ってしまった。<br /><br /> 何だかよく分からない状況になってしまったが、<br /> アリーズが言った「これからレグルスに」という言葉は彼女の居場所の大きなヒントだ。<br /> ということで次はレグルス市街に向かうことに。<br /><br /><a name="a886"></a></dd> <dt><a>886</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:10:25ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.12.02ジーン篇ステージ6 邂逅の庭園 「レグルス市街」<br /> 暗雲たなびくレグルス市街に到着した三人。<br /> そこで、ハヴェルやキーパーズの連中が会合しているのを目撃。アリーズはまだ到着してないようだ。<br /> と、ハヴェルの前に向かっていくジーン。<br /><br />  そのとき。<br />  周囲で警戒態勢を取っていたキーパーズの面々が地に倒れていった。<br /> 見ると謎の白黒模様のコーデッドみたいな存在が襲撃している。<br /> それに対して、「お前……」と何だか冷静冷淡な声でつぶやくハヴェル。<br /> 「白黒のコーデッド?」「デュオカリオン? マジかよ」キルロイとミームもびびっている。<br /> そのキルロイがデュオカリオンと呼んでいた存在は、ジーンにも襲いかかってきた。<br /> 何人ものWHを一撃で倒すこいつの攻撃はさすがにやばい! <br /> とハヴェルは身を挺してジーンへの襲撃をかばう。「逃げろ、ジーン」と言い残して崩れ落ちるハヴェル。<br /> そんなジーンに、キルロイは「あいつを倒すぞ!」とよびかけ、あいつは何なんだと思いながらも三人がかりで倒すことに。<br /><br /> (※ちなみにデュオカリオンは序盤の壁です。下手に近づいたら死にます。<br /> 何人ものプレイヤーが瞬殺されまくりで倒せずコントローラーを投げ出したであろう事は事実です。<br /> こいつ強いです。ぶっちゃけると四人目の話のラスボスこいつです)<br /><br /><br /> 必死の思いで倒すものの、キルロイもデュオカリオンの正体は知らない様子。<br /> 一説によると白と黒のオテロに同時に融合されたコーデッドであるそうだが、<br /> 本当の所は分からない。ただ、WHすら一瞬で倒す凶悪な存在であることは確か。<br /> とりあえず今のところ謎の存在のようで、倒したかと思ったらデュオカリオンは雄叫びを上げて逃げていった。<br />  どうして自分をかばったのだろうと、ハヴェルの元に戻って聞くと、<br /> 曰く、ジーンはハヴェルの弟によく似ているらしく、<br /> 死に瀕しているジーンが弟に見えて死なせたくないと思ったそうで、<br /> この世界で静かに暮らして欲しかったのだという。<br /> 勝手な事言うなよ! と反発すると、「勝手か。弟ともうまくいかんわけだ」<br /> とあっさり言い残してハヴェルは死ぬ。<br />  そこへ、遅れて到着なヘイズとアリーズが現れる。<br /> 周囲にキーパーズの死体は散乱してる上、ジーンは手にハヴェルの死体を抱えている状態のためか<br /> 事情を知らない二人は、動揺した表情。<br /> 誤解された?と焦るジーンは、違う、オレがやったんじゃないと弁解するも、<br /> アリーズは、表情は蒼白で何も言わないし、ヘイズの表情は警戒剥き出し。<br /> 落ち着けよとなだめるキルロイについ「どけよ!」攻撃したジーンは、WH化した自分の腕をアリーズに見られさらに動揺。<br /> というわけでキルロイはミームにジーンをその場から連れ出してもらうよう頼む。ミームはさっさとジーンをこの場から連れ出す。<br /> キルロイは残って事情を説明するようだ。<br /><br /><a name="a887"></a></dd> <dt><a>887</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:12:24ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.C.268x.??.??<br /> ジーンの得た記憶6 ある兄弟の不和 ジーンがハヴェルから入手した記憶<br /> 方舟研究者になったばかりの若きハヴェル。彼にはジーンによく似たアッシュという弟がいた。<br /> ハヴェルは弟にも方舟関係の仕事を斡旋し、<br /> ある日、家に帰ってきた弟に「仕事を用意しておいた。明日から出れるな?」とその話をするが、<br /> 逆に弟アッシュは、勝手なことすんなよ!とぶちぎれして逃げ出す。<br /> そんなアッシュが家に落としていったものは、彼が自力で手に入れた内定書だった。<br /><br /><a name="a888"></a></dd> <dt><a>888</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:14:54ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd><br /> C.A.0099.12.12ジーン篇ステージ7 燃えさかる魂 「シリウス火山」<br />  ジーンはアリーズに会えたものの、失意の日々を送っていた。<br /> だがミームはしっかりしろ、することも決めること無く、ただぐじぐじするのは時間の、命の無駄遣いだと叱咤。<br /> そんな中、通りがかった村がコーデッドに襲われているのを発見。とりあえずそれを助けることに。<br /> 二人して戦い、撃退すると、ジーンは決意する。アルヴィン博士の下に向かうことを。<br /> そこへ折良くアルヴィン博士からパケに通信が入る。<br /> アルヴィンがしばらく連絡取れなかったのはあちら側の不手際だったようだ。<br /> アルヴィン博士はアルフェッカ島という場所にいるらしい。<br /> 白の群や黒の群が島に来る前にカタをつけたいらしく、出来る限り急いで来てくれとのこと。<br /> アルヴィン博士と白の群、黒の群には何か因縁でもあるのかと問うミーム。<br /> 黒の群リーダー、サリヴァン。白の群リーダー、ギネヴィア。そしてキーパーズ・リーダー、ハヴェル。<br /> 彼らはみな、アルヴィンと共に方舟を作った仲間だった。<br /> かつて同じ志をもっていたが、方舟落下で全てに絶望し、己のために生きるようになった。<br /> だからアルヴィンのしようとすることが、邪魔らしい。<br /> そういうことで、急げアルフェッカ島へ! だがジーンもミームもその場所を知らなかった。<br /> 困る二人にパケが平然という。私が知っていますと。<br /><br /><a name="a889"></a></dd> <dt><a>889</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:17:42ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.12.22 ジーン篇ステージ8 凍てつく瞳 「アルフェッカ島」<br />  とうとう辿り着いたアルフェッカ島。<br /> どうやら島の中心にある砲台のふもとにお父さんがいるみたいな感じがする。<br /> そしてそこに向かうまえにふと、ジーンはパケに聞く。お前の本当の持ち主は誰なのかと。<br /> パケの本当の持ち主はハヴェル博士。<br /> ジーンの元にやってきたのは、世界に不慣れな彼をサポートしろと、ハヴェルが命令したからだという。<br /> そんなことを聞くと、ハヴェルはジーンをかばって死んでいったことがさらに悔やまれる。<br /> だが、パケはハヴェル博士に後悔はなかったと思われますと逆に慰める。<br />  と、白の群と黒の群が島の中心部目指して侵攻してきた。<br /> どうやらまだ先遣隊のようだが、早いところアルヴィンの元に到着しないと!<br /> 敵を倒し、中心部へ。<br />  そしてジーンとミームはアルヴィン博士と出会う。<br /> アルヴィン博士は、WH。そんなことは想像していた。だが、長年の進化の結果、アルヴィン博士は巨大なWHと化した。<br /><br /> 島の中心にある巨大砲台は、<br /> セントラルコードを見つめる、<br /> 彼の眼だったのだ!<br /><br /> そう、アルヴィン博士はとてつもなく巨大な物体に進化していた。<br /> 彼の今回の計画は、セントラルコードに方舟で眠っていた人間のコードを打ち込むことで、<br /> 輪廻が起きたと思わせてセントラルコードを書き換えさせること。だから、それにはアリーズが必要。<br /> オレだって方舟にいた人間だと言うジーンに、WHは違う。構造的にはコーデッドと変わらない。<br /> そしてアリーズの他にも候補になる存在はあるかもしれないが、探す時間はないのだと答える。<br />  そこへぐったりとしたアリーズを抱えたヘイズが到着。<br /> キルロイはいない。キルロイは?の問いにも、ヘイズは答えない。<br /> アリーズをどうしたんだと叫びながらも、彼女の具合を見ると気を失っているだけだった。<br /> アリーズは身体弱いから旅で無理をしたんだろう。そう言うジーン。<br /> さあアリーズを、とアルヴィン博士が呼びかけるも、<br /> ジーンは「オレはこれ以上家族を犠牲にしたくない!」とアリーズを抱えて逃亡するのだった。<br /><br /><a name="a890"></a></dd> <dt><a>890</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:20:57ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.12.24 ジーン篇ステージ9 墜ちゆく心、飛び立つ翼 「ザウラクターミナル」<br />  姉を連れて逃亡したジーン。エアウィング※を持つターミナルを襲撃してさらにどこか遠くへ逃亡しようとはかる。<br /> そんなジーンにアリーズは、お父さんのことは本当にいいの?と問いかける。<br /> 母親が死んで、この世にもう三人きりしかいない家族。<br /> そんな中博打めいている大きな賭をしようとする父親。<br /> 「せめて私達だけはお父さんのこと信じてあげようよ。もし間違っていたら直してあげようよ」<br /> とアリーズの道理の通った説得に、父親への反発だけだったジーンは折れる。<br /> ミームからの通信も入り、現在のアルフェッカ島は白群黒群両方とも大軍で攻めてきているやばい状況らしい。<br /> さっさと帰ってきなさいと叱咤するミーム。そのためエアウィングでアリーズを連れてアルフェッカ島に戻ることに。<br /> この時、姉を守り、リコードを成功させようと硬く誓ったジーンは、完全にWHへと変化する。※<br /><br /> ※数人乗り用の小型飛行機械。たとえが古いがナウシカのメーヴェみたいなもの。<br /> 遙か昔も、都市に住む人々はここから方舟への連絡艇に乗った。<br /> ※決意が固まったりすると完全にWHの体になるらしい。それまでは外見が人間という中途半端な状態だそうで。<br /> 実際、これ以降ジーンの基礎戦闘力は上がる。<br /><br /><a name="a891"></a></dd> <dt><a>891</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:24:04ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.12.24 ジーン篇ステージ10 黄昏の鼓動 「アルフェッカ島」<br />  ジーンはアリーズを連れエアウィングでアルフェッカ島に向かう。<br /> 飛行中、ジーンはミーム・ジェラルド・フィオナ・ヘイズからの通信を受ける。<br /> ジェラルド、フィオナという人々はジーン側に加勢して戦っているようだが、面識もないので<br /> 「誰だ?」とよくわからず混乱。<br /> ヘイズからは愚痴電話通信。アリーズ抱えて逃げ出したことにかなり腹を立てているらしく、<br /> 「お前もアッシュも、ホントクソガキだぜ」とのたまう。もうアリーズはジーンだけのものではないのだから、<br /> 「流れ読んで動けよな」と言い捨てる。<br /> ここまで通信がやってきたのだが、パケによるとキルロイとは連絡がつかないらしい。<br /> 本当、キルロイはどうしちゃったんだろう。<br /> そしてアルヴィンから謝りの電話。<br /> それに、「今度は成功させよう、俺たちの手で。そうすれば母さんも喜ぶはずだ」と答えるジーン。<br /> 白群黒群にわんさと囲まれているアルフェッカ島。この戦が後にアルフェッカ大戦と呼ばれることになる。<br /> 空から侵入したジーンは姉を護衛しながらアルヴィンの元に到達。<br /> また後でね、とアリーズは言い残してアルヴィン博士の内部に入っていく。<br /><br /> ところが、しばらくして謎の振動が発生。パケによると何者かがアルヴィン博士の内部で暴れているようだ。<br /> アリーズが、父さんが危ない!とジーンは急遽アルヴィン博士の内部に向かうことに。<br /><br /><a name="a892"></a></dd> <dt><a>892</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:29:10ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.12.24 ジーン篇ステージ11 受け継ぐもの 「アルフェッカ島内部」<br /> 家族を、そして世界を救うため、ジーンは最後の戦いへと向かう。<br /><br />  アルヴィンは無事だが、アリーズが謎の存在に囚われてしまった。襲ってきたのはセントラルコードの意志。<br /> リコードを防ごうと自ら下りてきたらしい。<br /> 意志はアリーズを呑み込んでいく。そして具現したのは白い巨大なオテロと黒い巨大なオテロ、二体一組。<br /> ぶっ倒してやるといきまくジーン。<br /> 襲われた姉を助けるためセントラルコードの意志と激戦を繰り広げた結果撃破。<br /> 消え失せた敵の中からアリーズを救出。よかったことにまだ生きていた。<br /> ということで、ジーンがアリーズのコードを吸収し、アルヴィンにそのコードを打ち出して貰うことに。<br /> 「もうオレたちは 後戻りできないんだ……」<br /> アルフェッカ島全部のオテロをも吸収する超ショットをアルヴィン博士はセントラルコードに向けて発射する。<br /> 結果セントラルコードはリコードされ新たな形に。<br /> さあ、姉さんと戻ろう、と思った瞬間。倒したはずの敵のもう一体がジーンを襲おうとする。<br /> そこをかばったのは、遅まきながらも、突如現れたキルロイ。<br /> 「ここはオレにまかせろ」「ここから先の世界はもっとお前達の力が必要になる」と、ジーンに逃げるよう促す。<br /> ジーンは叫びながら、アリーズを連れて逃げ出す。<br /> そして、キルロイは敵の発した閃光と共に消えていった。<br /><br /> ジーン、アリーズは助かった。眼が醒めるとミームもいる。<br /> だが、身をもってリコードを発射したアルヴィン博士は返らぬ人に。<br /> キルロイも、行方がしれないようだ。<br /><br /> ※ジーンに不意打ちするのは、止め刺した個体ではない個体。なので戦い方次第で変わる。<br /> このラスボス、二体一組、HP共通なんで。名前はオテロキングと言うそうです。<br /><br /><a name="a893"></a></dd> <dt><a>893</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:31:10ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.1000.1.1  ジーン エピローグ<br />  一人旅立とうとするジーン。その前方にミームが待ち受けていた。<br /> 「行くんだね」と声をかけるミーム。<br /> ジーンは今後どうするのかを考えた結果、<br /> 世界の復興をめざすアリーズたちの邪魔をするかもしれない白群黒群の残党を倒すことと、<br /> 一時的な回避策でしかなかったリコードに変わる、リボーン回避の方法も求めて旅立つことを決めたのだった。<br /> 「全部背負うことなんてないのに」<br /> 「もちろん。だから他はみんなまかせるよ」<br /> お姉さんと離れるのさびしくないかと問うミーム。<br /> 「そうだな……でも、もう決めたんだ」<br /> 「そっか。気をつけるんだよ。次にあった時アルヴィン博士と同じ姿になっていた、なんてのは、やめてよね」<br /> 「またね ジーン」<br />  背を向けて旅立ったジーンは振り返らずに、ミームに手を振る。<br /> 「行っちゃった」<br /> 「ええ。」<br />  ヘイズの付けていた緑の輪っかを身につけたアリーズが現れる。<br /> 「何もいわなくていいの?」問いかけるミームに、うなづくアリーズ。<br /> 「さ、戻りますか。やることはいっぱいあるからね。まずは集落に隠れているひとを集めなきゃ、それから……」<br /><br /><br /> 「あれから<br /> あなたがどんな苦難の道をたった独りで歩いていったのか<br /> 最後の時になにを何を見、何を思いながらいたのか、<br /> 私にはわかりません。<br /> ただひとつだけたしかなのは あなたが私達に生きる希望を繋いでくれたということ。<br /> あなたは、<br /> わたしの誇りです」<br /><br /><a name="a894"></a></dd> <dt><a>894</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:33:30ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.C.2678.??.?? 優しき日々 ジーンが最後に入手したアリーズの記憶。<br /> アルヴィン博士は悩んでいた。妻や子どもに苦労ばかりかけていることを。<br /> 彼は技術者であることを誇りに思っており、その生き方が正しいと思っていた。しかし、<br /> 人々の未来のためと思い、始めた方舟計画だが、アルヴィン博士は責任者だから、そのため全然お家に帰れない。<br /> それで家族が犠牲になっては本末転倒もいいところだと。<br /> それを聞いて妻エマは、<br /> 「誰かひとりが大変なときは他のみんなでフォローする。<br /> それが家族でしょ? 貴方のやっていることは正しいことよ。<br /> だから安心して続けなさいな。家は私とジーンとアリーズの三人でしっかり守っていくから」と励ます。<br /> 幼いアリーズも「アリーズ、まもるー」と宣言する。<br /> それを聞いてアルヴィン博士は、計画を必ず成功させるのだ、この先何があっても、と誓うのだった。<br /><br /><br /> ジーン篇補足説明。<br /> ・デュオカリオンの正体とか目的とか、アリーズはどんな旅してたのかとか、<br /> 白の群やら黒の群やらキーパーズってどんな組織なんだとか、<br /> ヘイズは何でそんな発言してたのかとかは、別の主人公の話で出てくる。<br /> ・説明ぼけそうなので、ミームの過去話は割愛。<br /><br /><a name="a895"></a></dd> <dt><a>895</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:37:09ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>「方舟がすべて落ちたあの日から遡ること80年<br /> 私とジーンがまだカプセルの中で眠りについていたころの話」<br /><br /> ジェラルド篇<br /><br /> C.A.0019.09.06 サリヴァン ジェラルドが持っていた記憶<br />  あるWHの男は、ある日方舟計画に携わった博士だったWHサリヴァンと出会う。<br /> 世界に、そしてWHの体に絶望しきっていた彼は、<br /> すべてを呪うかの言葉をサリヴァンに投げかける。<br /> この事態の責任はとってくれるのかと。<br /> サリヴァンはたしかに自分に責任はあるが、この体とこの世界。彼にしてやれることはそう多くないと言う。が、<br /> 「せめてあんたにもこの絶望を味わせてやりてえ」との言葉に、あっさりとサリヴァンはうなづく。<br /> 彼の記憶をサリヴァンが吸収すればそれが可能だと。<br /> だが、一方的に吸われるのを嫌悪した彼に、ならば自分の記憶も持って行け、<br /> 何かの役には立つだろうとサリヴァンは応える。<br /> 同じ記憶を共有した二人。どちらが死んでもどちらの思いも生き残るのだと。<br /> それが、これからのWHの流儀なのだとサリヴァンは言う。<br /> 「互いの栄えある未来を願って、人の次なるステップへ……。」<br /> 二人は互いの記憶を吸収しあった。<br /><br /> ※実際の画面はセピアで人物全員シルエットでサリヴァンに話してる男のセリフは……混じりなイベント。<br /><br /><a name="a896"></a></dd> <dt><a>896</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:40:15ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>と、以上で今回は終わりです。コピペ貼りで書いたのに意外と時間食ってしまいました。<br /> あと一応、アリーズの語りはあんなこと言ってますが、ジェラルドがサリヴァンに出会ったのが、<br /> あの日から八十年前なのであって、ジェラルド篇本編はジーンが姉さん姉さんと駆け回ってた<br /> 時期とほぼ同時期です。<br /><br /></dd> <dt>437 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/05/01(月)01:12:15ID:XCtPxkvx</dt> <dd>ジェラルド篇 黒の群小隊長であるジェラルドが黒の群を終わらせる話。<br /><br /> 本編説明入る前にキャラ概略。<br /> 画面で見ればすんなり分かる色分け・個性化付けてあるけど。<br /> 巻き込まれ型シナリオ・ジーン篇と違い、<br /> ジェラルド篇は一気にこれだけのキャラがステージ1から出てくる。<br /><br /> ジェラルド:黒の群ジェラルド隊・隊長。主人公。黄色。<br /> 四人の主人公の中で最強の攻撃力持ち。<br /> 冷静な判断力と果敢な行動力を併せ持つ。サリヴァンと最初に記憶を共有したWH。<br /> ティボルト:ジェラルド隊の切り込み隊長。好戦的。赤色な人。暴言吐き。<br /> ギョーム:ジェラルド隊の頭脳労働担当。慎重冷静な反面、毒舌吐き。青色な人。<br /> ジュネ:ジェラルド隊の紅一点。桃色な人。<br /> サリヴァン:黒の群リーダー。でかい。黒色の人。かつてジェラルドと記憶を共有した。<br /> そのせいか妙にジェラルドが気に掛かるようだ。<br /> ヒルダ:サリヴァンの参謀役のお姉さん。緑色の人。<br /> サリヴァンが特別に目をかけてるジェラルドが気に入らないっぽい。<br /><br /><br /></dd> <dt>438 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/05/01(月)01:14:26ID:XCtPxkvx</dt> <dd>ジェラルド篇ステージ1 奇襲! ジェラルド隊! C.A.0099.10.19 ゴメイザ湿原<br /><br /> 方舟が全て地上に落下したそんな今日この頃。<br /> 黒の群リーダー・サリヴァンは本拠地ムフリッド宮殿で、群の兵士達に宣言する。<br /> 「今日この日の最後の方舟落下をもって、方舟計画は完全な失敗を迎えた! <br /> しかし嘆くことはない! 我々にはウォーヘッドの! 多大な可能性を秘めた力がある!<br /> この能力をもって 皆とコードを共にすれば、この地を楽園にすることも不可能ではない!<br /> そしてさらには、輪廻すら超越してみせようぞ!」<br /> そんな式典の中、ジェラルド隊の面々は脇の方でわりと気怠げにその宣言を耳にする。<br /> ティボルトはうるせーっての、と批判的だが、<br /> 意外にもジェラルドは、「遠い昔捨てた宿望、あいつがそれを実現してくれる、そんな気がする」と感慨深げ。<br /> 「そのためにも! あの白き野獣どもを、淘汰せよ!」サリヴァンの演説はまだまだ続いていた。<br /> 白き野獣というのは、対抗勢力の白の群のこと。<br /> そんな彼らに黒の群の参謀ヒルダさんは、お前等態度が成ってないと説教し、任務を与える。<br /> 最後の方舟の落下での混乱に乗じて白の群に大打撃を与えたいので、<br /> ゴメイザ湿原の白の群兵士を倒し制圧しろというのがその任務。サリヴァン閣下直々の命令らしい。<br /> 「よいか、死は恐れるに足らず! お前たちのコードは我と共にある!」遠くでサリヴァンの演説が聞こえる。<br /> ジェラルドはそれを聞いて、<br /> 「うし、行くぞ! ティボルト、ジュネ、ギヨーム」とジェラルド隊の面々に出撃命令を出すのだった。<br /><br /> ゴメイザ湿原を無事制圧したジェラルド隊の面々。そこにサリヴァンとヒルダがやってきたので、戦況報告をする。<br /> 黒の群の掟は「強者が弱者の記憶を請け負う」。コード交換によってサリヴァンに戦況報告をするギヨーム。<br /> サリヴァンはジェラルドを何故か気に掛けてるらしい。<br /> 「ジェラルド、その後変わりはないか」と心配げに聞いてくる。<br /> 「いや別に」と疑問気味ながらもジェラルドはあっさり返答。それに対してヒルダは、貴様なんて態度だと苛立つが、<br /> サリヴァンは他の兵に示しが付かないとヒルダに批判されながらも、「良い。良いと言っている」、とおさめる。<br /> その気遣いぶりに一抹の謎を残しつつ、サリヴァンはヒルダと共に帰っていくのだった。。<br /><br /></dd> <dt>439 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/05/01(月)01:15:46ID:XCtPxkvx</dt> <dd>ジェラルド篇ステージ2 突撃! 灼熱の入り江!C.A.0099.10.26 シリウス火山<br /><br /> 方舟が全て落ちた今、白の群には黒の群の本拠地ムフリッド宮殿を攻めるという大々的な侵攻計画があるらしい。<br /> しかし逆に打って出て機先を制したい。<br /> そのため、ジェラルド隊の今回の任務は火山を越えて攻めてくる白の群の奴らをやっつけること。<br /> 黒の群から出せる手勢はコーデットだけだから、前等一隊頑張ってねと言うヒルダ。<br /> しかし攻める前に、正面突破を訴えるティボルトとそれに反対するギョームが口論。<br /> 「うるせえ」とジェラルドが叱るも止まる気配なし。<br /> ジュネが「やめなって」と仲裁しに近づいた途端、<br /> 殴り倒したコーデッドを振り回して「うるせえ」二人にぶつけようとしたジェラルドの攻撃を受け、<br /> ジュネは遠くへ投げ飛ばされてしまう。<br /> 「なるほど、内側で陽動か」と関心するギョーム。「よけんなよ」と二人に苛立つジェラルド。<br /> そんな中何と火山にはデュオカリオンがいたのを一隊は目撃。<br /> デュオカリオンは火山にいる白の群WHたちをなぎ倒していく。<br /> おいおい、あいつの進む先にジュネがいるんだけど。ジュネ危ないじゃないか!<br /> そういうことで、ジェラルドはまずは単身ジュネを救出に向かう。<br /><br /> 無事に白の群兵士たちを制圧し、ジュネも救うのだが、<br /> 「助けてくれたんだ」というジュネに、ジェラルドは、「仲間だからな」と。<br /> 「仲間、か。……その仲間を投げ飛ばしたのはあんたでしょうが!」<br /> とマジ切れし、ジェラルドを殴る、蹴る、殴る、蹴る。<br /> 「おい誰かこいつを止めろ!」と残り二人に言いかけるも、食事中だと取り合って貰えず。<br /> 一方白の群にぶちのめされたはずのデュオカリオン。一体こいつの正体って何だったんだあ?と近づいたとあるWH。<br /> だが倒れていたはずのデュオカリオンに謎の一撃を受けて消滅。<br /> デュオカリオンは立ち上がりどこかへと去っていったのだった。<br /><br /></dd> <dt>440 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/05/01(月)01:17:59ID:XCtPxkvx</dt> <dd>ジェラルド篇ステージ3 激戦! 黒の宮殿!C.A.0099.11.04 ムフリッド宮殿<br /> 黒の群の重要拠点ムフリッド宮殿に白の群が攻めてきた! <br /> そのために、ジェラルド隊は、防衛戦が今回の任務。<br /> こんな任務こそ「最高だね!」とティボルトは浮かれ気味だ。<br /> しかし妙にやってくる白の群の軍勢が少ないな。<br /> そんな相手側の手勢を見守っていると、大きな恐竜型のコーデットを二体引き連れてくる。<br /><br /> ……え? あれ倒すの?<br /><br /> 「「任せた」」声を揃えてティボルトに言うギョームとジュネ。<br /> フォローを求めるティボルトに、「頼んだぞ、切り込み隊長」とジェラルドは冷淡に言い放つ。<br /> 今は白の時間であっち側に有利な時間。<br /> 黒の時間になれば黒属性有利なんでそこまで持ちこたえないと。あと八分三十秒程経てば黒時間だから。<br /> そうしてジェラルド隊の面々は、味方の援護射撃を受けながら<br /> 白の時間の間、吹雪の中で恐竜型コーデット、ダイノコーデットと戦うのだった。<br /><br /> 黒の時間になり、反撃に成功する黒の群。白の群の兵士は敗走。<br /> そこへ下手に深追いするジュネ。それをフォローしようと追いかけるジェラルド。<br /> ジュネは敗走する白の群の女兵士(※三人目の主人公・フィオナ)に情けをかけられる。<br /> 仲間なら大切にしろと彼女はジュネとジェラルドに言い残し撤退する。<br /> その瞬間をヒルダは目撃していたのだった。<br /><br /></dd> <dt>441 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/05/01(月)01:20:42ID:XCtPxkvx</dt> <dd>ジェラルド篇ステージ4 破壊! 謎の電波島!C.A.0099.11.19 ミルザム島<br /><br /> ランドスケイプなる人物が、ミルザム島にアンテナを建てて通信を図っているという情報が入った。<br /> ジェラルド隊の今回の任務は、そのアンテナの破壊と通信記録の回収。<br /> ランドスケイプが何を企んでいるかは知らないが、とにかくサリヴァンの敵であると言うヒルダに、<br /> 「いつから敵なんているんだ?」と逆に問うジェラルド。「サリヴァンは世界を救おうとしているんだろ」<br /> しかし明確な回答を得られないままヒルダに後を任される。<br /> ミルザム島には白の群も現れアンテナに向かおうとしているようで、どうやらランドスケイプは相当な嫌われ者らしい。<br /> さて、ジェラルド隊の強襲作戦を決め、割り振る時点でギヨームがいないことに気付く。<br /> しかたなく今回は三人で島中央のアンテナに向かうことに。<br /> 一方でヒルダは、ギヨームが白の群の女兵士WHと何らかの言い合いをしている光景を遠くで見かけるのだった。<br /><br /> いつ倒れるかしれないほどの耐久度を持つアンテナをジェラルドは破壊し、アンテナの通信能力は途切れた。<br /> 一隊が休息を取っている時にようやくギヨームは戻ってくる。どこに行ってたと問う仲間達に、彼は「野暮用だ」と言う。<br /> この島はさびれていて、いるのは白の群の奴らかランドスケイプの関係者かどちらかのはず。<br /> だからジェラルド隊の仲間はギヨームの言い訳を聞きたいのだと問いつめる。<br /> 「……正直に言おう、女だ。とにかくそういうことだ、許せ」<br /> そう言ってギヨームは話を打ち切る。<br />  撤収時ギヨームは未だ疑問をもったままのジェラルドにだけ真相を打ち明ける。<br /> 方舟に乗る前。ギヨームには新しい世界で結ばれようと、将来を誓い合った婚約者の女性がいた。<br /> そんな彼女が白の群にいるのだ。<br /> でもギヨームは群を裏切れないし、彼女も群を裏切れない。<br /> 「シェフ殿は今の黒の群をどう思う? サリヴァンの計画で世界を救えると思うか?」<br />  そうギヨームはジェラルドに問うのだった。<br /><br /> ※ギヨームはジェラルドのことをシェフ殿と呼んでる。ジェラルドは隊長だからだと思われる。<br /><br /></dd> <dt>442 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/05/01(月)01:23:03ID:XCtPxkvx</dt> <dd>ジェラルド篇ステージ5 離艦! 疑念の飛行場!C.A.0099.11.28 ザウラク・ターミナル<br /><br /> 任務が終わってほっとするジェラルド隊はザウラク・ターミナルに戻ってきた。<br /> だが、彼らを待ち受けたヒルダが言い放ったのは、<br /> 「ジェラルド隊は今日で解散。それぞれ別の任務につけ」<br /> そんな非常な命令だった。<br /> ギョームとジュネには背任の罪がある疑惑があると言い放つヒルダ。<br /> 前の白群襲撃の時に情けをかけられたジュネと<br /> ミルザム島で白群兵士と会話するギヨームをヒルダは見ていたのである。<br /> 解散の危機に瀕したジェラルド隊の面々は、どうするべきか、ジェラルドに判断を迫る。<br /> ジェラルドの下した判断は、「上の飛行船を奪って全員離脱」<br /> 黒の群の激しい妨害攻撃を撃退しつつ、ターミナル上部の飛行船を奪い離脱するジェラルド隊。<br /> そんな最中に現れたサリヴァン。言いよどむヒルダに構わず、サリヴァンは飛行船にオテロショットを放ち、飛行船を破壊する。<br /> 遠くを飛んでいた飛行船は大地に落下していった。<br /> 「すぐに船を出せ、追うぞ」サリヴァンはそう宣言した。<br /><br /></dd> <dt>443 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/05/01(月)01:25:57ID:XCtPxkvx</dt> <dd>ジェラルド篇ステージ6 彷徨! 夢幻の砂漠!C.A.0099.11.29 アルヘナ砂漠<br /><br /> アルヘナ砂漠に不時着したジェラルド隊。<br /> 俺のせいだと苦悩するギヨームに、ジェラルドは「責任なら行動で示せよ」と言う。<br /> 砂漠では誰かを捜索しているかの行動をとる白の群の兵士達がたむろしており、<br /> とりあえず強行突破し、砂漠北にあるカタパルトを奪取して<br /> ミルザム島のアンテナを使ってランドスケイプに連絡を取ろうとする。<br /><br /> そうしてジェラルド隊はミルザム島にたどり着く。<br /> 意外なことに破壊したはずのアンテナは修理されており、それを使ってランドスケイプ側から接触を図ってくる。<br /> 彼の狙いは、セントラルコードに我々のコードをたたき込むことだと言う。<br /> 彼にジェラルドは、「あんた敵が多いな。傭兵を雇う気は無いか」と持ちかける。<br /> ランドスケイプは出世払いで良ければと請負う。<br /> 彼の払える出世払いとは、ジェラルドたちの未来。<br /> そんな彼の大言壮語に対しジェラルドは、「何を企んでる、なぜ白にも黒にも狙われる」と問い詰める。<br /> 白の群と黒の群は、ランドスケイプが行うちょっとした賭けを恐れている。<br /> その賭けとは、世界を賭け、人の進化という未来を得る……そのような賭けらしい。<br /> かつて世界の尊厳をかけた方舟計画は失敗しただろうと突っ込むジェラルド。<br /> それに対しランドスケイプは、あれは現象に対処したのみで、本質をとらえてなかった。<br /> WH化して研究に時間をかけられたから、今回は分がある。ただ賭けは賭けであり、負けもある、と語った。<br /> 「さあ、どうするね?」<br /> 「その賭け、乗ったぜ!」宣言するジェラルド。ジェラルド隊の面々も彼についていくことに。<br /><br /></dd> <dt>444 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/05/01(月)01:28:05ID:XCtPxkvx</dt> <dd>ジェラルド篇ステージ7 死戦! 鳴動の大地!C.A.0099.12.22アルフェッカ島<br /><br /> ランドスケイプに導かれてアルフェッカ島にやってきたジェラルド隊。<br /> ようやくランドスケイプの本体にご対面。彼はとにかく大きい図体の目が砲台のようなWHであった。<br /> そう、ジェラルド篇ではそんな固有名詞出てきませんが、<br /> このWHランドスケイプは方舟計画の提唱者アルヴィン博士であります。<br /> 「この姿にして、あの賭け、猟奇的説得力があるな」と感心するギョーム。<br /> 「マジモンのバカだ」とぼやくティボルト。<br /> ジェラルドは冷静にあたりを見回し、<br /> 側にいた少年と少女の二人連れ(※ジーンとミーム)を見て「意外と囲ってるんだな」と感心し、<br /> その場にやってきた娘をかかえたWH(※四人目の主人公ヘイズ)を見て、「それに来客も多い」とつぶやく。<br /> 最近はランドスケイプの周囲には来客も多く、これからも続々と来るだろうとのこと。<br /> そこへティボルトの携帯が通信を受ける。その発信者はヒルダだった。<br /> 今すぐ逃げろ、お前達の行動が漏れ、白の群も黒の群もそこに集まっているのだと。<br /> そんな情報俺たちに漏らしていいのかよ、と驚くティボルトだが、<br /> それに対してヒルダは、「私は、お前を失いたくない!」と叫ぶ。<br /> だが通信の向こう側ではヒルダの声は途切れ、次に伝わったのはサリヴァンの声。<br /> 「ジェラルドだな、貴様の結論、示しにこい!」<br /> そうして通信は切れる。<br /> 「何のつもりだか知らねえが、変な奴に好かれたもんだ」そうぼやくジェラルド。<br /> 「へへっ、俺もだぜ」とティボルトも相づちを打つ。<br />  そんな横でランドスケイプはヘイズと何かを会話中。<br /> ジェラルド隊はサリヴァンの挑戦を受け、アルフェッカ島の外へと走り出す。<br /><br /></dd> <dt>445 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/05/01(月)01:32:20ID:XCtPxkvx</dt> <dd>島は白の群も黒の群も共にランドスケイプ目指して襲いかかってくる乱戦状態。<br /> ジェラルド隊はミームと共にそんな敵を撃退しながらも、サリヴァンの元を目指す。<br />  折しもサリヴァンは裏切り者ヒルダにおしおき中だった。殴る殴る。<br /> そして宙へ放り出し、岩山に落とした上でオテロショットで始末しようとしたその時、ティボルトが空でヒルダを抱え離脱。<br /> それを見て「こやつらを潰せ!」と命令するサリヴァン。だがその手勢をギヨームとその婚約者は迎撃。<br /> ジュネは単身サリヴァンに斬りかかるも、相打ち状態で撤退。<br /> そんなサリヴァンに駆け寄ったジェラルドは渾身の一撃をお見舞いする。<br /> 「来てやったぜ、サリヴァン!」<br /> ジェラルド隊勢揃いの中、ジェラルドはそう啖呵を切った。<br /><br /> ※ギヨームはこの乱戦の最中に(多分)白群の島襲撃隊の中にいた婚約者と再会して<br /> その上彼女は群を抜けて付いてきたみたいです。<br /> そんな説明ゲーム中に一切無いけど、行動見る限りそんな感じと受け取っておいたほうが良さそうです。<br /><br /><br /> まだちょっと続きますが、今回はここまでです。</dd> </dl><br /><dl><dt>62 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:39:33 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>ジェラルド篇ステージ8 <br /> 決戦! 黒躍る舞台! C.A.0099.12.24 アルフェッカ島<br /> とうとうサリヴァンと対峙したジェラルド。<br /> 彼は結論をサリヴァンに示す。<br /> 自分を救ったように、サリヴァンが世界を救うのだと信じていた。<br /> だが、今、人一人救ってない奴に人類すべてが救えるとは思えない。<br /> かつて人々は生きるため未来を信じて方舟に乗った。今でもその目的と思いは同じなはす。<br /> 敵だ、排除する対象だとサリヴァンが言う存在がいるが、<br /> 「もし敵がいるとしたら、それはお前自身が作り出したものだ!」<br />  サリヴァンは問う。私が間違っているというのがお前の結論かと。<br />  そうだ、と返すジェラルドに、サリヴァンは叫ぶ。<br /> 「バカな、そんなはずはない、記憶の通りにやったのだ。私じゃない、私じゃあない!<br />  間違っているのは、貴様だ!」<br /> そして、ジェラルドは自らの正しさを示すため、一人、サリヴァンと戦うのだった。<br /><br /> 勝利したジェラルドに、サリヴァンは「やはり偽者は偽者か」と謎のつぶやきを呟き、<br /> 「強者が弱者の記憶を請け負う。黒の群の掟だ」と自らの記憶を吸うことを要求する。<br /> 要らねえよと突っぱねるジェラルドに、<br /> 「いいから吸え、吸えば分かる」と強要。<br /> 結局サリヴァンの薦め通り彼の記憶を吸収する。<br /> そして明かされた事実は……。<br /><br /></dd> <dt>63 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:40:34 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>世界に絶望しきったとあるWHは、ある日WHになったサリヴァン博士と出会いました。<br /> 彼はこの世界もこの体もどれもこれもくそったれだと散々サリヴァン博士に愚痴り、<br /> そして顔を見て、この人こそ方舟計画関係者のサリヴァン博士だと気付きました。<br /> 責任取ってくれるのかと、責める彼。こいつらが立てた計画に乗ったから自分がこんな目にあってるわけで。<br /> サリヴァン博士は、たしかに私たちに責任はあるとも言えるが、<br /> 今この世界で、こんな体で彼にしてやれることはそれほど多くないがと、諭します。<br /> まあそんなことは彼も分かっていました。<br /> でもせめてオレが味わった絶望くらいは味わせてやりたいよ、とぼやきます。<br /> それを聞いて、それならできるとサリヴァン博士は申し出ました。<br /> 彼の記憶コードをサリヴァン博士が吸収すれば、それができるそうです。<br /> そう真面目に言われて戸惑う彼。それじゃ一方的に吸収されるんじゃないかと。<br /> なら私の記憶も持っていけ、何かの役には立つかもしれないとサリヴァン博士は言いました。<br /> 同じ記憶を共有した二人。どちらが死んでもどちらの思いも生き残る。<br /> それが、これからのWHの流儀なのだとサリヴァン博士は言います。<br /> 互いの栄えある未来を願って、人の次なるステップへ……。<br /> 二人はお互いの記憶を吸収しあいました。<br /> ところが。<br /> 吸収した後サリヴァン博士はつぶやきます。<br /> あんまり変わった気はしないが、ちょっと面白えと。<br /> まさか……あんたオレの記憶を……と彼はびっくりします。<br /> ちょっとは救われた気分にもなったし、こうやって仲間を増やしていくつもりなんだろう?<br /> とサリヴァン博士は、彼に言います。<br /> 彼はおののきながらも、起こった事態の真実を告げることをためらい、<br /> 「俺はジェラルド。サリヴァン、あんたに協力するぜ!」<br /> と朗らかに宣言するサリヴァン博士の発言をそのまま受け入れたのでした。<br /><br /></dd> <dt>64 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:41:59 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>そこで本物のWHジェラルドは、自分がサリヴァン博士に成り代わり、<br /> 博士の考えた「コードを共有すること」という計画で仲間を増やし、黒の群を組織していった。<br /> でもかつてジェラルドだったWHは、自らの持つサリヴァン博士の記憶の中で、<br /> 世界を救う方法だけ分からなかった。<br /> 分かるのは、……ただ未来を信じるという、根拠のない自信だけ。<br /> だから彼は記憶を取り戻した時点で質問する。サリヴァン博士は、どうやって世界を救うつもりだったのかと。<br /> その答えは、<br /> 「分かんねえ。考えてなかった。ただ、生きて、そんで仲間がいりゃ、何とかなるだろうってな」<br /> それを聞いて「やはり貴様が本物だ、最強のコードだよ」と大笑いする。<br /> あまりにも清々しいその笑い声に何なんだとジェラルドは肩をすくめる。<br /><br /> その頃ランドスケイプは「セントラルコードに我々のコードをたたき込む計画」を発動。<br /> セントラルコードは再構成され、世界の危機を回避した。<br /> 空で行われたその壮大な計画をジェラルドとサリヴァンは感慨深げに見つめるのだった。<br /><br /> エピローグ<br /> ギョームは婚約者とWHの研究をすることに。<br /> ティボルトとヒルダは、世界復興の一環として結成の動きがある自警団に参加することに。<br /> どちらもジェラルドをそれとなく誘うも、それには直答せず、<br /> ジェラルドはジュネにお前はどうするんだと問う。<br /> 言いよどむジュネ。ジェラルドはジュネに一緒に来ないかと誘い、<br /> ジュネとサリヴァンと三人で旅に出かけることに。<br /> 行き先は分からない。でも生きていればどこかでみんな再会できるはず。<br /> ジェラルド隊は一時解散、各自休暇。だけど招集があり次第、集合すること。<br /> それを言ってジェラルド達は別れた。<br /> 別れても彼らの絆は変わらない。<br /><br /></dd> <dt>65 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:44:02 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>「新世界と旧世界の狭間<br /> この時代は不安に満ち溢れていました。<br /> 不安という暗闇の中<br /> ある者は同志を集め<br /> 自らの持つ小さな希望の灯を<br /> より大きなものへと継いでいこうと仲間と歩き出し、<br /> またある者は ただ生き残りたい、<br /> それだけのために他者を踏みにじり<br /> 地上にさらなる暗雲を投げかける──」<br /><br /> 補足説明<br /> ・要するに記憶交換の時にサリヴァン博士が「自分はジェラルド」と勘違いしてしまい、<br /> その上、本物のジェラルドはとって変わろうとした結果<br /> それ以降はサリヴァン博士はジェラルドとして、<br /> ジェラルドはサリヴァンとして、生きていくことになったわけです。<br /> 最初にコードを共有した相手とはいえ、<br /> やたらサリヴァンが単なる一戦士であるジェラルドを異様なくらいに気に掛けていた理由はこれです。<br /> サリヴァン博士は、方舟計画に終盤から参加した若手の研究者(公式年表)で、担当は駆動系<br /> というキャラだった模様。<br /><br /></dd> <dt>66 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:46:51 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>「これはジェラルドとサリヴァンが記憶を共にした数日前の出来事。<br /> ここにも方舟の落下で生き残った一人の女性兵士がいました。<br /> 名は──フィオナ」<br /><br /> フィオナ篇<br /><br /> 萌芽 C.A.0019.08.31<br /> 方舟乗船者だったフィオナが放り出された世界は、希望に満ちあふれた新世界ではなく、<br /> 荒廃した世界だった。<br /> フィオナはその事実に絶望する。新しい世界に望みを託して私は方舟に乗ったのに。<br /> そこに現れたWHギネヴィアは、することがないのなら、<br /> 私に力を貸してくれないかと頼み、フィオナの体をWHとする。<br /> ギネヴィアがいうには、この世界は病んだ子どものような存在で、間違った存在。<br /> ギネヴィアは世界に皆で生き残っていくために力を必要としているようだ。<br /> リボーンによる滅びは世界の必然だと思っていたフィオナにとって<br /> その考えは目から鱗が落ちるようなものだった。<br /> 助けてくれた上に生きる目的までも与えてくれた恩返しとして、<br /> フィオナはギネヴィアに忠誠を誓うのであった。<br /> そして、ギネヴィアはフィオナの体をWHとする。<br /> 「この力、ギネヴィア様のために!」<br /><br /></dd> <dt>67 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:47:45 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>フィオナ篇ステージ1 <br /> 戦線 C.A.0099.11.02 アルヘナ砂漠<br /> アルヘナ砂漠で黒の群と交戦中の白の群アグアル隊。<br /> 現在、フィオナはこの一隊に所属している兵士だった。<br /> 隊長であるWHアグアルの他のメンバーは、<br /> WHヴィエント、WHシエロ、WHベルーダと、総計五人のメンバー。<br /> 今の戦況はどうも白の群側が押され気味。<br /> 苦戦中のアグアル隊長を遠くから冷ややかに眺めるフィオナ。<br /> その態度をたしなめる同僚ヴィエント。<br /> フィオナは無能なアグアルにもこのくらい役に立ってもらわないとと言い放つ。<br /> しかし、どうもこれ以上は放っておいたら戦況が危ないと見て取るなり、<br /> その瞬間、フィオナたちは「いくぞ、黒どもを殲滅する!」と出撃。<br /> その勢いでアルヘナ砂漠にたむろする黒群たちを殲滅。<br /> アグアルはよくも自分を囮にしたなと怒るものの、<br /> ご立派な戦いぶり、この戦いの一番の戦功者は隊長、ギネヴィア様もお喜びになるでしょうと<br /> 心にもない誉め言葉で言い負かそうとする。<br /> 複雑な顔でそれをのみながら次は許さんぞとアグアルは負け惜しみ。<br /> ヴィエントは隊長の言うことももっともだ。<br /> フィオナの囮を使うような戦法は正直好かない、<br /> お前にはそういうことをしてほしくないんだと文句を垂れるも、<br /> フィオナはギネヴィアの勝利のためなら何でもすると息巻く。<br /> その時、一隊にもたらされたのは、ギネヴィアが危ないとの知らせ。<br /> そこでフィオナは慌ててギネヴィアの元に走ることに。<br /><br /></dd> <dt>68 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:48:41 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>フィオナ篇ステージ2 <br /> 疑雲 C.A.0099.11.04 ムフリッド宮殿<br /> 白の群の、ムフリッド宮殿への大侵攻計画は失敗し、撤退することになった。<br /> (ちなみに侵攻失敗の経緯は、ジェラルド篇3を参照のこと。<br /> 時系列的にはジェラルドがダイノコーデット撃退した後)<br /> しかし首領のギネヴィアはまだ宮殿近くに切り込んだまま行方がよく分からないという不安な状況。<br /> そういうわけで、ヴィエントには退路を確保してもらい、フィオナは単身ギネヴィアの救出に向かう。<br /> 宮殿近くまで踏み込み、無事にギネヴィアを発見・保護し撤退する一行。<br /> だが、黒の群はその撤退を見逃すわけもなく、ギネヴィアに向かって砲撃する。<br /> その砲撃に対して、さすがのフィオナも周りのWHたちもそれを阻止できそうもなく焦るのだが、<br /> そんな中一人冷静にギネヴィアは側にいたヴィエントを容赦なく盾にし、砲撃をかわして難を逃れる。<br /> その行動は当然ながらアグアル隊の面々を戦慄させたが、気にもかけずにギネヴィアは撤退を進める。<br /> 重傷を負ったヴィエントは、動揺するフィオナに、俺はギネヴィア様に恩義があるから悔いははないと言い残す。<br /> そんなヴィエントを不憫に思ったフィオナは「せめて私くらいはお前のことを覚えてやらないとな」、と<br /> 白の群の掟、<仲間のコードを吸収してはならない>という掟をやぶり、アグアル隊長が止めるのにも拘わらず、<br /> 彼の記憶コードを吸収することに。<br /> その時に得たヴィエントとギネヴィアの出会いの記憶は、フィオナとギネヴィアの出会いと、<br /> 完全に同じものだった。日時も、会話の内容も。<br /> つまり、フィオナの持っていた記憶は……<br /><br /></dd> <dt>69 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:49:17 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>フィオナ篇ステージ3 <br /> 離心 C.A.0099.11.11 エルナトパワープラント<br /> ギネヴィアと共に重要拠点エルナトパワープラントに戻ったアグアル隊。<br /> 全く無能な部下ばかりだと吐き捨てるように留守番役たちにギネヴィアが愚痴っている場に現れるフィオナ。<br /> 「貴方に命を救われた記憶は偽物なのですか」と激しく問いつめる。<br /> その発言でギネヴィアはフィオナが掟を破ったことを知る。そしてギネヴィアはその問いを否定しない。<br /> フィオナたちは、命の恩人であるギネヴィアのためだと思ったから手を血に染めてきたのに、<br /> それが全部嘘だと! <br /> 「どこの馬の骨ともしれぬ下郎を駒として使ってやったのだからむしろ感謝して欲しいものだな」<br /> ギネヴィアの態度はふてぶてしい。<br /> そこでフィオナはぶち切れるも、ギネヴィア親衛隊の人々に阻まれる。<br /> 記憶を操作されてたって事実を聞いてたのに。と驚いていると、<br /> 彼らは、「それがどうした?」、「ギネヴィア様のためならばその程度のこと何でもないわ!」と狂信的な発言を投げつける。<br /> 居たたまれなくなったフィオナはその場から去る。追うかとした親衛隊を、ギネヴィアはどうせ何もできんと留めるのだった。<br /><br /> 立ちつくすフィオナに、アグアル隊長は、黒の群が責めてきたから迎撃しろと命じる。<br /> フィオナはアグアルに、群を抜けると表明。ギネヴィアとの記憶が偽物ならこの戦争は茶番でしかないから。<br /> ヴィエントの記憶を見たからそんな結論に達したのと気付いたアグアルに、<br /> 群に入ったきっかけはなにかと問う。それもまた、フィオナと同じだった。<br /> フィオナにアグアルは問いかける。なぜ黙って脱走しなかったのかと。それを聞いて拘束するとは考えないのかと。<br /> フィオナは誰かに聞いておいて欲しかった。拘束されるならその時はその時だと答え、<br /> 隊長、色々とご迷惑をおかけしましたと謝辞を述べ、去っていく。<br /><br /></dd> <dt>70 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:51:23 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>この撃退が白群兵士として戦う最後の闘いだなと感慨を持つも、<br /> フィオナはアグアル隊と共に黒群を撃退。そのままフィオナはエルナトパワープラントを出て行こうとする。<br /> そんな彼女を待っていたのはアグアル隊の面々だった。<br /> どうも彼らも白の群を抜けることにしたらしい。<br /> どこに行くのか、という問いかけがアグアルの罠ではないと知りフィオナは答える。<br /> キーパーズに参加しようと思っていますと。<br /> それは白群黒群両方を敵に回す道。<br /> この戦争には「ギネヴィア様が中心となり世界を救うという」大義があると思っていた。<br /> しかしそれは幻想だった。記憶を弄って駒とする者が世界を救うなんて絶対にありえない!<br /> ならばフィオナのやらねばならないことはひとつ。……この無意味な戦争を止めること。<br /> それが戦争に荷担した者としてのせめてもの罪滅ぼし。<br /> それを聞いて、<br /> 迷惑でなければ、群を抜けたものの行く当てのない隊のみんなも同行させてくれと、<br /> 罪滅ぼしをさせてくれとアグアルは頼む。<br /> 「わかりました……一緒に行きましょう隊長」<br /> 「うむ、よろしく頼む」<br /> と請け負ったものの、そして、もう自分は隊長ではないから呼び捨てで構わんぞと。<br /> それを聞いてフィオナは応じる。「そうですね、そっちの呼び方の方が慣れています」<br /><br /></dd> <dt>71 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:52:28 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>フィオナ篇ステージ4 <br /> 奇幻 C.A.0099.11.16 レグルス市街<br /> キーパーズの本拠があるという噂を頼りにレグルス市街に来たものの、キーパーズの姿は見えず。<br /> そこへ白の群からの刺客一団が登場。それを率いる者の姿は、死んだはずのヴィエントだった。<br /> 彼はギネヴィアの命令により、フィオナを始末しに来たと言う。<br /> 私はお前と戦いたくない、頼む見逃してくれと訴えるフィオナ達。<br /> しかしヴィエントは裏切り者の言うことなんてきくかよと話は通用せず、<br /> 問答無用とばかりに手勢を率いて襲いかかってくるのだった。<br /> 襲撃されたからには必死でアグアル隊の面々は追っ手に反撃し、ヴィエントをも倒すが、<br /> ヴィエントはこれで終わったと思うなよとばりばりに悪役ライバルな捨てぜりふを吐いて離脱。<br /> 結局レグルスではキーパーズに会えずじまい。<br /> 手がかりもないしどうしよう、と困るものの、<br /> フィオナは倒した追っ手の記憶コードを吸収して、ケイド・クレーターでキーパーズが目撃されたことを知る。<br /> 次はケイド・クレーターに行くことに。<br /><br /> 記憶コード 援護 C.A.0099.10.12<br /> ケイド・クレーターでの戦いに参加しようと馳せ参じた白の群の兵士二人。<br /> しかし戦闘はとうに終わっていた。着くのが遅れた。こりゃ下手したら厳罰物だなと頭を抱える兵士。<br /> そして彼らは人間の娘(※ジーンの姉アリーズ)を連れたキーパーズのヘイズを見かける。<br /> それを見た一人の兵士は、俺は群辞める。今まで迷惑かけたなと言い出す。<br /> 何で俺たちは戦争をしているのだろう。世界を救うのが目的なのに。<br /> これはおかしいと頭の中でもう一人の自分が言ってるような違和感があるのだと。<br /> キーパーズになりにいく、と離脱するのだった。<br /><br /></dd> <dt>72 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:53:21 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>フィオナ篇ステージ5 <br /> 同志 C.A.0099.11.27 ケイド・クレーター<br /> ケイド・クレーターで待ちかまえていたのは、またもヴィエント。<br /> 今回は大量に戦闘員を連れてきて相当な物量作戦でアグアル隊を全滅させるつもりのようだ。<br /> 連戦に次ぐ連戦の中、助太刀するぞ! と空から巨大ゴーレム(ジェラルド篇でのランドスケイプの使者)が参戦。<br /> そしてフィオナはヴィエントの手勢を全て倒し、ヴィエントをも倒す。<br /> 死ぬ直前にヴィエントはかつての記憶と意識を取り戻す。ムフリッド宮殿で撃たれた後、<br /> ギネヴィアに治療された際にさらに洗脳されて追っ手にされたらしい。<br /> そして「死ぬなよ、フィオナ」と言い残して死ぬ。<br /> これからどうするのかと問われるフィオナ。彼女はランドスケイプの手助けをすることを決意する。<br /><br /> フィオナ篇ステージ6 <br /> 決意 C.A.0099.12.12 ミルザム島<br /> ランドスケイプに連れてこられたのはミルザム島。<br /> ランドスケイプにはジーンという息子がいて、彼と連絡したいのだが通信用アンテナが壊されたのでそれができないらしい。<br /> そこで修理する間、ゴーレムを護衛して欲しいのだと依頼され、フィオナは島を襲撃する手勢を全滅させる。<br /> ようやく息子と連絡を取れたランドスケイプ。<br /> 彼はフィオナに、予想はしていたが息子が人間ではなくなってたことに動揺してたのだと漏らす。<br /><br /> ※アンテナ破壊はジェラルド篇ステージ4。<br /> 再度ミルザム島に行った時に修理されてたのは、ランドスケイプがここで修理したから。<br /> ここでの通信がジーン篇ステージ7ラストの通信。<br /><br /></dd> <dt>73 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:54:01 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>フィオナ篇ステージ7 <br /> 乱戦 C.A.0099.12.22 アルフェッカ島<br /> アルフェッカ島に到着したアグアル隊。そこでようやくランドスケイプの本体とご対面。<br /> ランドスケイプに対面したフィオナは、彼があのアルヴィン博士なのだと理解する。<br /> しかし計画の肝心かなめだった彼の子どもたちは逃亡したらしい。それは深刻だと考えるフィオナに、<br /> 残っていたミームは、「大丈夫きっと帰ってくるから」と励ます。<br /> その表情は、実は不安でもある自らを励まし、<br /> かつフィオナにもジーン達の帰還を信じてほしいという、真摯な表情だった。<br /> その思いを汲み取り、フィオナもジーン達が帰還することを信じることにする。<br /> アルヴィンは、ジーン達が戻ってくるまでここを守ってほしい。<br /> 今のところアルヴィン博士の協力者はミームの他にも、元黒の群・ジェラルドと元キーパーズ・ヘイズがいるらしいが。<br /> 無茶な話だから強制はしないとアルヴィン博士は言うものの、<br /> 「今さら私が命を惜しむ理由はありません」と言い切るフィオナ。<br /> 白の群・黒の群共に大襲撃を受けるアルフェッカ島。<br /> リコード計画が行われるまで、フィオナはアグアル隊とミームと共に襲撃者を撃退することに。<br /> 「やれやれ……こうなったらやるしかないな」とぼやくアグアル。<br /> アルヴィン博士はいいのかと問うも、<br /> 「ワシは……あいつを死なせたくないんでな」<br /> ときっぱり宣言するのだった。<br /><br /></dd> <dt>74 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:57:04 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>フィオナ篇ステージ8 <br /> 終局 C.A.0099.12.24 アルフェッカ島<br /> 襲撃の最中、フィオナはギネヴィアと遭遇する。<br /> ギネヴィアは自らが新世界の神となるために、アルヴィン博士の計画が邪魔なのだと知ったフィオナは、<br /> アルヴィンの元に行くのなら私を倒してからにしろと挑発し、ギネヴィアと対決。<br /> ギネヴィアは強い。だが彼女の最強のコードは自分の力ではなく今まで他者を利用し、踏みにじってきた結果。<br /> だから、フィオナは負けるわけにはいかない。<br /> ギネヴィアを殺し、フィオナはリコードが無事行われ、アルフェッカ島に青空が広がるのを見とどける。<br /> これで本当に世界は救われたのか? と内心不安なものを持つものの、<br /> 多くの人々の血が流れた。だからきっと良くなるさと亡きヴィエントに語るように自分に言い聞かせ<br /> 今はしばし、休もうと一時の眠りにつくのだった。<br /><br /> エピローグ<br /> シエロとベルーダは風のいくまま気のむくままな旅に<br /> 二人行くことにし、アグアルにお別れを言う。<br /> そんなアグアルは<br /> 白黒両群の残党狩りだなんて旅に出ようとするフィオナは危なっかしい、<br /> ワシのようなしっかり者がついてないと、と付いていくことに。<br /> 足手まといになったらすぐ捨てるからと冷たく言うフィオナ。<br /> だが、最後には、<br /> 「では、行きましょうか、アグアル」<br /> そう言って二人は、旅立っていった。<br /><br /></dd> <dt>75 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:58:54 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>「多くの人々が己の流儀(コード)に従い<br /> 走り続けたこの時代<br /> 彼らの足跡を追うことは<br /> あたかもこの砂塵の地を吹き抜ける<br /> ひとおりの風を追うに等しいことでした。<br /> ヒトでありヒトでなくなった者たちは<br /> 皆何も語らずとも<br /> 共に歩んだ者の意志を継ぎ、<br /> また思いを継がれてゆきました。<br /> 未来の灯を絶やさぬように」<br /><br /> 補足<br /> ・シエロとベルーダは影薄い。折角存在してるのにあんまり喋らない。<br /> ・要するに白の群はギネヴィア様至上主義、すべてギネヴィア様のために(という洗脳をされた)WHだらけの組織なので、<br /> 黒の群とぶつかり、その結果黒の群もまた対抗していくうちに<br /> 本来の目的とずれた武力主義、威圧的組織になって世界で戦争したわけです。<br /> そんな中、人間の保護のために戦争回避を目的とするWHの有志による組織の必要性も出てきて、<br /> 結果キーパーズが結成されたらしい。というのがここまでの三人の話で断片的に語られた組織の真相。<br /> ではなぜ、キーパーズは人間を保護しようとするのか。その話は最後の物語、ヘイズ篇にて。<br /><br /></dd> <dt>76 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)23:03:00 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>「黒の群を終わらせたジェラルド、白の群を終わらせたフィオナ。<br />  その影で……」<br /><br /> ヘイズ篇<br /><br /> ヘイズ篇ステージ1 <br /> The Riverhead<br /><br /> C.A.0075.3.12<br />  その日、キーパーズのヘイズ・ヒーリー達はデュオカリオンに迫った。<br /> 「コードを渡せ! アッシュ!」<br /> だが、アッシュ=デュオカリオンは拒否し、抵抗する。<br /> 「オレの記憶(コード)は渡さない!」<br /> アッシュはキーパーズのメンバー数人を自らの特殊能力コード転写<br /> (自らを全部コード情報として強引に他者に転写してそのコードを乗っ取るという超卑怯くさい特殊能力。<br /> ちなみにこんな特殊能力持ってるのはアッシュだけ。理由は後で判明する)や自らのアームで殺害し、<br />  ヘイズはキーパーズのリーダー・ハヴェルに攻撃許可を求め、アッシュを攻撃するも<br /> アッシュは「無駄だよヘイズ」とせせら笑い、<br /> キーパーズからの脱退と、<br /> 「引き金はおまえらが引いたんだからな、オレはおまえら(ウォーヘッド)を喰らいつくす!」<br /> とを宣言してその場を去っていく。ヘイズたちはその姿を黙って見送るしかできなかった。<br /><br /></dd> <dt>77 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)23:05:34 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>それから数十年。C.A.0099.10.11。<br /> ヘイズは未だアッシュのコードを入手できていなかった。<br /> 分かっているのは各地でアッシュがWHを殺して回っているということ。<br /> アッシュのコード奪取がヘイズの本当の任務。<br /> ハヴェルは言う。アッシュの成長は計画のリスクに比例するからこれ以上の放置はまずいと。<br /> もっともヘイズの持つ外務記憶装置さえ無事ならヘイズの行動にはそれなりに自由を認めてはいる。<br /> だが方舟が全て落下した今、キーパーズの目的として生存者の保護をせねばならない。<br /> そのためヘイズは派遣された、ケイド市街にあるスタジアム跡に生存者がいないか探索しろと。<br /> スタジアム内を全て探索したものの、生存者は居ず愚痴るヘイズ。そこで走ってくる人間の影。<br /> そこには人間の若い娘がいた。驚くヘイズ。しかしそれを追って現れたのはデュオカリオンであるアッシュ。<br /> 反撃体制を取ろうとするヘイズに、<br /> 突然現れたハヴェルはこの娘を連れて里に行けと、アッシュの前に立ちはだかる。<br /> 自分で連れて行けよ、と思うヘイズに、<br /> 「実の弟だ。あいつに喧嘩負けしたことはないよ」とハヴェルは言い放ち、<br /> 二人を逃がすのだった。<br /><br /> ※ジーンの元からアリーズを連れ去ったハヴェルは、そこをデュオカリオンに襲撃され、<br /> アリーズの安全のためにヘイズに預けましたと。<br /><br /></dd> <dt>78 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)23:10:33 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>ヘイズ篇ステージ2 <br /> Changes C.A.0099.10.12 ケイド・クレーター<br /> 人間の娘の名前はアリーズ。<br /> かつて自らが住んでいた地ケイド市のなれの果てケイド・クレーターにて戦い続ける黒と白のコーデッドを見て、<br /> 世界が変わっても人間ってやることは同じね。と言うアリーズ。<br /> 「目的は同じでも、やり方で揉める」ヘイズは冷静にそう述べる。<br /> 「でも人間の姿は変わったのねと、次世代種かと思ったわ」と関心するアリーズ。WHの体は相当頑丈そう。<br /> これならジーンも大丈夫かな、とアリーズはオテロの方に歩いていって、ウォーヘッドになろうとするがヘイズは阻止する。<br /> この世界には人間が暮らしている隠れ里というのがあって、<br /> そこに連れて行くのが今の所のヘイズの任務なのだから。<br /> 彼女は生き別れた弟以外に父親もどうしているのか気になっているようだ。<br /> 方舟では家族は基本的に同じ区画に乗ってるものなのにと訝しむヘイズに、<br /> 「お父さん、方舟関係者だったから」と応える。それでヘイズは気付いた。<br /> 「アンタ、アルヴィン博士の娘か」<br /> アルヴィン博士は方舟計画の提唱者で責任者であるから超有名人。知らないのは地上人ぐらいのものらしい。<br /> そしてヘイズ本人は昔、ちょっとアルヴィン博士と仕事でつきあいがあったようだ。<br /> ヘイズの記憶では、かつてアルヴィン博士はしばらくハヴェルたちと旅をしていたが、<br /> ある日姿を消し、それ以来行方が知れない。<br /> それが百年くらい前の話だと聞いてアリーズはがっくりするものの、<br /> WHの寿命は長いからとヘイズはフォローする。<br /> アルヴィン博士も、どうも生きてはいるらしいし、方舟が落ちたことは地上のどこからでも分かるから、<br /> あちらも探すつもりがあればいつかは出会えるだろうと。そんな風に励ますのだった。<br /><br /></dd> <dt>79 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)23:11:32 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>ヘイズ篇ステージ3 <br /> Water Crown C.A.0099.11.05 ムフリッド宮殿<br /> ムフリッド宮殿を通りがかった二人。何故か宮殿は襲撃を受けており騒々しい。そんなの記憶になかったのだがと。<br /> 「ちょっと弔っていく」とヘイズは言い出す。<br /> 「ウォーヘッドってのは、往生際が悪くてな、死んでも、記憶をコード化して残すんだ」<br /> コードというのはセントラルコードが司る二十三の要素。全てはその組み合わせによって存在する。<br /> アリーズは博士の娘なので子守歌代わりにその知識を身につけていた。<br /> ……アルヴィン博士はそんな話しかできなかった人だったのだ。<br />  そのコードを回収する行為を、ヘイズは弔うと表現する。<br /> しかし、こんな時代だから、情報収集とか自身の成長とかそんな自分勝手な都合で回収するのだが。<br /> 絶命したWHたちの記憶コードを回収するヘイズ。<br /> ヘイズは回収したコードを身につけている外務記憶装置(コーディングユニット)に保存する。<br /> これは集合墓地みたいなものだと。<br /> 普通のWHは脳に記憶コードを取り込むのだと説明すると、<br /> 記憶を記憶するなんて混乱しそうねとアリーズは疑問をつぶやくが、<br /> ヘイズはその意見には同意しつつも、<br /> 「事象は刺激に、刺激は言語化されて記憶に、記憶は編集されてひとつの物語へ。<br /> その物語からのリアクションが自我なら、脳にとっては記憶に自分も他人もない<br /> ってハヴェルが言ってたぜ」と。なにか危うい感じはあるが、<br /> 自分という縛りも、セントラルコードの縛りもない。ただひたすらに流れるところに、<br /> そこにWHの強さの秘密があるのではないかとヘイズは考えていた。<br /><br /></dd> <dt>80 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)23:12:55 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>ヘイズ篇ステージ4 <br /> Drift from Drift C.A.0099.11.22 コル・ヒドラエ遺跡<br /> たどり着いた隠れ里はとうにWHの襲撃を受けており、全滅していた。<br /> そこで携帯電話でハヴェルに通信連絡取るも、なかなか繋がらず。<br /> 仕方がないので、キーパーズの会合があるレグルスに行くことに。<br /> ようやく電話が繋がった時に、受け取ったのは何故か別人。<br /> アッシュ似の声である彼は、ハヴェルに対して何らかの苛立ちを持っているようだ。。<br /> 相手の会話を聞いて、「ジーン、私よ!」とアリーズが割り込む。<br /> アリーズは、これからヘイズとレグルスに行くということを言ってしまう。<br /> ヘイズは警戒して誰がハヴェルの携帯電話を拾ったのか問いつめるも、<br /> 電話相手は「今は言えない」と言うため、じゃあ話は終わりだ!とさっさと通信を切る。<br /> 弟なのにと食い下がるアリーズに、<br /> もしかしたらジーンの記憶とかジーンの声の情報のコードを持った他人かもしれない。<br /> だから信用はできないとヘイズは言い放つ。<br /><br /></dd> <dt>81 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)23:15:01 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>ヘイズ篇ステージ5 <br /> Back Current C.A.0099.11.23 ミンダカ渓谷<br /> 前の通信ぶつ切れ事件でアリーズの苛立ちは最高潮に達していた。<br /> WHにもなれず、弟にも会えずじまい。<br /> キーパーズが人間をWHとならないように保護するのは、数が少ないから。<br /> この世界で人間を見たか?と言うヘイズを、<br /> 「人を絶滅危惧種みたいに言うなあ!」と崖の上から突き落とすアリーズ。<br /> 不意をつかれ、ヘイズは崖から転落。崖の下の河でずぶぬれになりながら、ヘイズはぼやいた。<br /> 「そりゃ、俺たちだっての」<br /> WHは子孫を残す能力が無いから、<br /> いくら寿命が長くても人間と違って間違いなくいつかは絶滅する種族なのだ。<br /> ややこしいことに、この地は白の群の拠点の一つであり白の群の兵士がうようよしている。<br /> そんな二人を妙に楽しそうに遠くからデュオカリオン……アッシュは眺めていた。<br /> アリーズは苛立ったまま、ヘイズに「構わないで!」言い放ちそこらをのし歩く。<br /> 仕方なく、ヘイズはこの地にいる白の群兵士を絶滅させることに。<br /> 憤りながら一人歩くアリーズだったが、アッシュ=デュオカリオンがいきなり出現し、<br /> やたらなれなれしく話しかけてくるのには足を止める。アッシュはどうやらアリーズをよく見知っている模様。<br /> 「誰よ、あんたなんか知らないわ」とアリーズは突っぱねるも、<br /> 「だろうね」とアッシュは平然と返す。そこへアリーズを探しにきたヘイズと対面する。<br /> アッシュはヘイズに協力を求める。<br /> この世界は間違っている。<br /> 世界を綺麗に掃除して、WHは皆殺しにしちゃって、きれいさっぱりになってリボーンを迎えようぜと。<br /> そんな誘いは当然ながらヘイズは断固として断る。<br /> そんな会話の中、一度も攻撃してこない、いや攻撃のそぶりさえ見せない彼に驚嘆し、<br /> 「アンタ、弱点作ったよ」と冷酷に言い放ってアッシュは去っていく。<br /><br /></dd> <dt>82 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)23:24:50 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>ヘイズ篇ステージ6 <br /> Calm after the Storm C.A.0099.12.02 レグルス市街<br /> ハヴェルは表向き科学者だったが、裏では秩序維持軍の管理もしていた。<br /> そのメンバーは方舟乗船権を餌に集められた辺境出身者。<br /> 辺境出身のヘイズもまたその一人だった。<br /> そしてハヴェルの弟アッシュは何故だか<br /> 世界の秩序を提唱するがその実は過激テロ組織・ガーディアンズの一員であり、<br /> 前の世界ではアッシュとヘイズはよく衝突していた。<br /> だが、ヘイズはアッシュのことは嫌いというわけではなく、キーパーズにいた頃は仲間として共に背中を預けたこともあった。<br /> そういう思い出話をしながらもレグルス市街に到着した二人。<br /> 前の通信聞いたジーンは、多分レグルスに現れるだろうから、そこまではつき合ってもらうと言うヘイズに頷くアリーズ。<br /> しかしハヴェルを探しに入ったレグルス市街で二人が見たのは、<br /> 散乱するキーパーズメンバーの死体と、<br /> ハヴェルの死体を抱きかかえるジーン。<br /> 「オレがやったんじゃない!」とジーンは訴える。<br /> 髪型除けばアッシュに声も顔立ちもそっくりなジーンの面影にアッシュを見たヘイズは動揺し、<br /> アリーズは何故か脈が激しくなり、共に即答ができない。<br /> そうこうしているうちに、キルロイと揉めたジーンは、ミームに引っ張られてレグルスを去る。<br /> 説明しようとするキルロイに、コードを見れば分かると、ヘイズはハヴェルから記憶コードを吸収。<br /> キーパーズを、ハヴェルを殺したのはアッシュだった。<br /> まさか、キーパーズやハヴェルの方が自分より先に逝ってしまうとは。<br /> ヘイズは決意する。<br /> アッシュを、弔うと。それが彼の果たすべき任務だったのだから。<br /><br /> ※ジーン篇説明では割愛したが、いくら人類を滅びから救う計画だといえど、<br /> 人口と物量の問題で、世界に住む人々全員が方舟に乗れたわけではない。<br /> 乗船権利は都市住民を優先して与えられ、辺境に住む者にとって乗船権は特権的に与えられたもので、<br /> 全員が乗れたわけではなかった。信条等から乗船権を持ちながら乗らなかった者もいた。<br /> その事実をガーディアンズは方舟計画反対の口実にし、計画関係者を殺傷するようなテロ活動を行っていた。<br /> ハヴェルやサリヴァンなど若手研究者が登用されたのも、殺傷によってできた穴を埋めなければならなかったのがきっかけ。<br /><br /></dd> <dt>83 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)23:31:36 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>ヘイズ篇ステージ7 <br /> Streams Join C.A.0099.12.15エルナト・パワープラント<br /> キルロイというWHは、世界を救うための計画を実行しようとしている。<br /> 全くそれには興味がないヘイズだが、<br /> デュオカリオンはWHが多くいる所に現れるんだろ、まずは移動手段を得なければという<br /> キルロイの言葉に乗って、一行はエルナトパワープラントにやってきた。<br /> そこで行動するための足である飛空船を強奪することに。<br /> 奇しくもアッシュはこの場所を襲撃中であった。<br /> 飛空船に乗ろうとした一行を襲うアッシュ。<br /> キルロイは船の行き先をプログラムしたあと、「ランドスケイプに会え!」と<br /> 言い残してアッシュを一人迎え撃つため、空に躍り出る。<br /> だが、アッシュはあっさりとその体を踏み、船に飛び移り、<br /> キルロイは一人大地へと落下していった。<br /> ……もはやアッシュとの戦いは避けられないようだ。<br /> (続く)<br /><br /></dd> </dl><dl><dt>327 :<a href="mailto:sage"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></a>:2006/09/25(月) 01:07:15 ID:dbzsad7y0</dt> <dd>コード・エイジ・コマンダーズ投下してる者ですが、<br /> 現在の書き方表現(この書き方では時系列が分かりづらい等)に<br /> 限界を感じていたのと、諸処の理由とで<br /> 誠に勝手ながら、ここで投下してたのを一旦止めます。<br /> 本当にすみません。<br /> のちに丸々全部書き直せたらいいんですけど、確約はできないです。<br /><br /></dd> <dd><br /><hr /></dd> <dt>284 :<a href="mailto:sage"><b>コードエイジコマンダーズ</b></a>:2007/11/14(水) 23:57:12 ID:Ezf5e5SP0</dt> <dd>コードエイジコマンダーズのヘイズ編、前に書いた人間とは違うけど<br /><br /> アッシュはハヴェルの弟だが、優秀な兄に反発して方舟計画に反対していた。<br /> 人々が方舟に乗り眠りにつこうとした時、アッシュは腹いせから、<br /> リ・ボーン後も人々が目覚めないように方舟の設定を変えてしまう。<br /> そしてリ・ボーンが起こるが人々は目覚めず、アッシュの思惑は成功。<br /> (リボーンは起こっており、方舟計画自体は失敗したわけではなかったということ)<br /><br /> しかし、アッシュ自身はリ・ボーンの影響で、白黒コーデッド混合のデュオカリオンに変化してしまう。<br /> 成すすべないままアッシュはたった一人で方舟のなかを歩き回り、6万年の時が流れる<br /> 何度目かのリ・ボーンを経て方舟は崩壊し、アッシュはやっと外の世界へ。<br /> はじめはキーパーズとして行動するも、戦乱の世に失望して、<br /> 世界を滅ぼすというひねくれた考えを思いつく<br /><br /> ・・・で、ヘイズは最終的にアッシュと戦闘になり、相打ちで倒れる<br /> 自分が集めて来た、子孫を残せないウォーヘッドたちのコード(記憶)を、<br /> 子孫を残せる体=生身の人間であるアリーズに託す。<br /> キーパーズの目的は、子孫を残せる人間を保護し、自分たちの記憶を受け継がせること<br /><br /> エンディング後<br /> ジーンは各地を旅して救世主と呼ばれるも、コード・エイジ・アーカイヴスで</dd> <dd><font color="#585858">コードクライシスによって暴走し、ロストRに吸収される。</font></dd> <dd>ジェラルド忘れたけど数百年生きて大活躍したみたい<br /> フィオナは戦闘を続け、ある時レグルスでの戦いで倒れる<br /><br /> アリーズは生身の体ながらも、ヘイズ=ウォーヘッド全体=子孫を残せない者たち の遺志を<br /> 次世代に繋ぐため、逞しく生きてくことを決意<br /><br /> という感じ<br /><br /></dd> <dd><a title="コード・エイジ・コマンダーズ (3s)" href="http://www8.atwiki.jp/story%3C/div%3E"></a></dd> </dl>
<p><strong>コード・エイジ・コマンダーズ</strong><br /> part20-878~896、22-437~445、25-62~83・327<br /> part34-284 ヘイズ編</p> <hr /> <dl> <dt><a>878</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 22:58:52ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>ジーン篇<br /> 要約すると、<br /> 人類の希望であった方舟がすべて墜落した世界で、戦いつづけた少年が救世主と呼ばれるまでのお話。<br /> <br /> 用語説明<br /> 球内世界:コード・エイジ世界はセントラルコードを中心とした球の内側に世界がはりついている形。<br /> セントラルコード:文字通り世界の中心に存在する核。万物を司るとされる。<br /> 数万年に一度、再構成しなおす=輪廻(リボーン)。<br /> コード:すべてのものはセントラルコードの生み出した23のコードの組み合わせによって構成される。<br /> その設計図もコードと呼ばれる。また、記憶や行動や主義もまたコードと呼ぶこともある。<br /> オテロ:地上に落下したセントラルコードの欠片から発生する謎物体。外見はわりとファンシー。<br /> 白と黒の二属性がある。種類はさまざま。白と黒とでは同種ならば機能は変わらない。<br /> ゲーム中では吸収、発射することで種類によって攻撃、ステータス変化、回復などの効果が発生する。自分と体色の違うオテロに攻撃する。<br /> コーデッド:オテロが地上の生き物に取りつくとコーデッドとなる。知性を失い、自分と体色の違う相手に攻撃する。<br /> ウォーヘッド(略称・WH):オテロが方舟で眠っていた人に取りついた場合は知性を保ったまま、<br /> ウォーヘッドという生物に進化する。<br /> 数百年の寿命、環境に適応して体を進化させる能力、コードを操作する能力などがあるが、子孫を残す能力はない。<br /> 方舟で眠っていた人がなぜコーデッドにならないのかは、<br /> どうやら長い間セントラルコードの光を浴びて眠っていたのが原因らしい。<br /> ちなみにWHキャラの年齢設定はWHになった時点での年齢(=方舟で冷凍睡眠始めた頃の年齢と大体かぶる)。<br /> 外見年齢もほぼ同様。<br /> C.C.=コード・センチュリー。方舟が制作された時代。ゲーム中だと方舟に乗る前の時代と同義。<br /> C.A.=コード・エイジ。C.A.0001に方舟が地上に落下した。元年がC.Cの何年かは不明。<br /> どうやら何百年~数千年は経っている模様。<br /> 最初の落下で生き残ったのはわずか四人。彼らが最初のWHとなった。<br /> その四人の名は、アルヴィン・サリヴァン・ギネヴィア・ハヴェル。<br /> <br /> <a id="a879" name="a879"></a></dd> <dt><a>879</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:00:08ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>プロローグ<br /> 「C.A.0099、大きな事故により私達の方舟は墜落しました。<br /> こうして人類最期の希望はここについえてしまったのです。<br /> 生き残った人々の数──不明。<br /> C.C.2675 今よりも遙か昔、人類は滅びの時をむかえようとしていました。<br /> セントラルコードが<br /> 地上を巻き込んで転生するリボーンという現象が起こることが判明したのです。<br /> 私達は方舟をつくり、セントラルコードのそばで眠ることでその現象から逃れようとしました。<br /> <br /> しかし、<br /> <br /> そして私達は 新たな脅威と出会うことになったのです」<br /> <br /> ※あくまで語り手アリーズの乗った方舟区画が落ちたのがC.A.0099なわけで、<br /> 約百年ほど区画毎にばたばた地上に落下してた。ちなみにこの時期の落下が本当に最後。<br /> <br /> <br /> <br /> <a id="a880" name="a880"></a></dd> <dt><a>880</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:01:11ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.10.27<br /> ジーン篇ステージ1 白鯨の落ちた地で「ケイド・クレーター」<br />  姉アリーズが自分を呼びかける声がこだまするという夢から、<br />  ジーンが目覚めた時、そこは見知らぬ世界。<br /> セントラルコードが天空に浮かんでいるのを見ると、乗っていた方舟が墜落するのを思い出した。<br /> あたりを見回してみると、謎の白いのと黒いのとが戦い合っている。<br /> と、気を取られているとその白いのと黒いのとは、ジーンに襲いかかってくる。<br /> しかし、なぜかジーンの手は武器に変形し、その白いのと黒いのとを撃退する。<br /> オレの手どうなっちゃったの、と気が動転してると<br /> 襲撃された時にどこからか現れた青い色の携帯電話が落ち着いて下さい、ウォーヘッド・ジーンとなだめてくれた。<br /> (※この世界の携帯電話は持ち主の周りで空をふわふわ飛んでる)<br /> この携帯電話、名前はパケと言って異様に物知りそう。さっそく腕は自分の意志で元に戻せることを教えてくれる。<br /> パケによるとジーンは記憶が混乱してるようなので、ひとまず安全地帯に移動しようということに。<br /> パケは襲いかかってる者が出てくる度に戦闘方法、ガード方法、ダッシュの方法を逐一説明。<br /> やっぱり荒廃した大地で白いのと黒いのが戦い合っている。<br /> ここはそういう世界のようだ。<br /> <br /> ようやく安全地帯にたどり着いたかと思うと、<br /> ここで謎のカラフルな身体の男に「ここで何をしている。大人しくしてろと言ったはずだ」と詰問され、攻撃される。<br /> この男は知性もあって喋る上何だかうろちょろしてる男より強そう。音楽変わるから明らかに中ボス。<br /> と、謎の凄そうな攻撃を仕掛けてきますが、空振り。何故だか彼はジーンと戦い合うのがやりにくいらしい。<br /> この男、パケの説明によるとウォーヘッド・ハヴェルというらしい。<br /> パケにその凄そうな攻撃(コードドライブ・ヒロイックアクション)の操作方法を習い、何とかハヴェルを撃退。<br /> ハヴェルは「油断したか」との捨てぜりふを残して去っていく。<br /> よくよく見るとこの荒廃した土地、見覚えがある建物がいくつか見える。<br /> 「もしかして、ここはケイド?」パケに問いかけると肯定される。<br /> 「建物が残っているということは、世界は輪廻してない!?」<br /> 返ってきた言葉は。「はい」<br /> そしてジーンは自分が姉アリーズとはぐれたことを思い出す。<br /> そうだ。オレはアリーズ……姉さんを捜さないと!<br /> <br /> <br /> <a id="a881" name="a881"></a></dd> <dt><a>881</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:02:53ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.C.2675.??.??<br /> ジーンの得た記憶1(つーか彼が思い出した記憶です) 方舟計画<br /> 球内世界の中心に存在する万物の基礎セントラルコードは、実は数万年に一度再生しなおし、その間地上に生きるものは全て死に絶える。<br /> それが近いうちに起こるということを研究の結果知ったアルヴィン博士は、<br /> それを回避するために、セントラルコードの周囲に方舟をつくってその中で輪廻が終わるまで眠るという計画、<br /> ”方舟”計画をはじめた。<br /> これで人類の未来は約束されたはずだった。<br /> だが、不慮の事故によって方舟は地上に落下してしまった。<br /> ※ちなみにアルヴィン博士はジーン・アリーズの父親<br /> <br /> C.A.0099.10.11 ジーンの得た記憶2(というか思い出した記憶)<br /> 方舟に乗ったジーンとアリーズは荒廃した地上に落下。<br /> さまよっているうちに白いもの黒いものが戦い合っている場面に遭遇し、<br /> ジーンはそれに巻き込まれて攻撃され、死にかける。<br /> そこへ現れた謎の男。<br /> (顔表情シルエット……まあ後で判明するし、画面に映るシルエットでも分かるが、この男、WHハヴェルである)<br /> このまま人間として死ぬか、異形になっても生き続けるかをジーンに問いかける。<br /> ジーンはまだ死にたくない、と応えると謎の男はジーンの手に何かを押しつける。<br /> と、ジーンの腕が武器っぽく変化した。<br /> ジーンに何をしたのとアリーズがぎゃんぎゃん言うが、謎の男はお構いなし。<br /> おとなしくしてろ、アリーズはそれまで預かっておく、と言い捨てると彼女を抱えて空に飛び立っていくのであった。<br /> <br /> <a id="a882" name="a882"></a></dd> <dt><a>882</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:04:26ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.10.27ジーン篇ステージ2 見知らぬ故郷「ケイド・クレーター」<br /> 姉アリーズとはぐれたので、とりあえずの目標は彼女を捜すことに。<br /> WHの特殊能力、「相手の記憶コードを吸収できる」を利用して<br /> うろちょろしてるコーデッドからとりあえず吸ってみたら、どこかにアリーズの居場所のヒントがあるかもしれない。<br /> ところが、残念ながらこのケイドにはアリーズの居場所を知ってる敵はいなかった。<br /> そこへジーンを知っているらしい緑色のブロッコリー頭の男WHと一見普通の娘っこなWHが現れる。<br /> 男の名はキルロイ。娘の名はミーム。<br /> キルロイはジーンの父親アルヴィン博士の助手を昔してた縁で、今も彼の元で働いているらしい。<br /> それでキルロイはジーンとアリーズを探していたのだった。父親アルヴィンからの電話もかかる。<br /> が、アリーズは一緒なのかとか、WHになったのかとか妙に詰問口調。<br /> 何で問いつめられなきゃならないのかと思いながら、WHになったよと言うジーン。<br /> だがアルヴィン博士が肝心の話題に入る前に通信が切れる。<br /> というわけで当面はキルロイ、ミームと共にアリーズを探すことに。<br /> アリーズはどうしたんだと問われ、誰かに連れ去られたと答えるジーン。<br /> それを聞いて、白の群か黒の群かが連れて行ったのかも、とキルロイは言う。その両勢力は人間を必要としているからだ。<br /> なら、その拠点にいけば、アリーズの居場所のヒントになる記憶を持つ奴がいるかもしれない。ここからならミンダカ渓谷が一番近いと。<br /> だが、その前に一つ、方舟に乗らず地上に生き残った人間の集落が近くにあるから、そこなら何か手がかりがあるのかも、とキルロイは提案する。<br /> その集落があるのは、コル・ヒドラエ遺跡。そういうことで次はコル・ヒドラエ遺跡に向かうことに。<br /> そうして旅立つ三人を、崖上からWHハヴェルは見つめていた。<br /> <br /> <a id="a883" name="a883"></a></dd> <dt><a>883</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:06:02ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.11.03ジーン篇ステージ3 ヒトカリの森 「コル・ヒドラエ遺跡」<br />  人間の隠れ里の一つであるコル・ヒドラエ遺跡に到着した三人。<br /> しかし隠れ里はコーデッドの襲撃を受けており、生存者を救出することに。<br /> コーデッドやらWHやらを撃退してようやく遺跡の奥で生存者の女性を救出。<br /> だが、アリーズの居場所を知らないかと奥地のコーデッドから記憶を吸収したジーンは、恐ろしい真実を知ってしまう。<br /> コーデッドとは、地上に墜ちたセントラルコードの欠片から湧いたオテロが、人間についた存在だった!<br /> どうやら、この隠れ里の壊滅は、ある日、空からセントラルコードの欠片が降ってきたのが原因のようだ。<br /> 動揺するジーンに、キルロイは言う。WHも同様だと。<br /> ただ、WHになった人間は、長い間セントラルコードの近くで眠っていたため、何か影響を受けてるためかコーデッドと違って知性や理性は保っているらしい。<br /> だが、コーデッドとは紙一重の存在。<br /> WHとていつどうなるかは分からないのだと。<br /> そして、この事情こそが白の群と黒の群とが人間の集落を襲う理由であると。<br /> WHは子孫を残す能力がないため、兵力を増やすためには、墜落した方舟の生存者や地上の人間を連れて行く他ないのだから。<br /> <br /> <a id="a884" name="a884"></a></dd> <dt><a>884</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:07:03ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.11.10ジーン篇ステージ4 流れに従う者 「ミンダカ渓谷」<br />  前のステージで救出した女性を連れつつ、彼らはアリーズを探す旅を続けていた。<br /> 今回辿り着いたのは白の群基地の一つ、ミンダカ渓谷。<br /> 群の兵士がいっぱいいるであろうここなら、アリーズを見かけた者もいるかもしれない。<br /> 女性は長旅で疲労気味のため、休息。キルロイはその護衛をするからその探索と戦闘はジーン、ミームにまかせることに。<br /> キルロイ曰く、元科学者だから肉体労働は向いていないと。明らかに一行の中で一番強そうな外見というのに。<br />  さすがに基地であるためか、本拠の川の上流には異常に強いコーデッドが置いてあったりしたが、何とかこれを撃退。<br /> と思いきや、パケが警告する「上から、きます」。またもWHハヴェルの襲撃を受ける。<br /> <br />  前よりもちょっと強くなっているハヴェルだが、なんとか倒す。<br /> とハヴェルはキルロイを見て冷淡に「久しぶりだな、相変わらずアルヴィンの小間使いか」と挨拶。顔見知りらしい。<br /> ハヴェル「博士」は元方舟の科学者のだとキルロイが説明。<br /> 彼がリーダーを務めるキーパーズは人間の保護と、地上に墜ちたセントラルコードの欠片の破壊、<br /> そして黒の群と白の群の争いを止める方法を求めて活動している組織らしい。<br /> 今回ハヴェルが出現した理由は、人間の女性を保護するのも目的だったようだ。<br /> 平和を約束する、と誓ってハヴェルは女性を連れて行く。<br /> 私はアルヴィンに踊らされるのはごめんだ、ジーンは大人しくしてればいずれアリーズに会える、と言い残して。<br /> 何でアリーズのこと知ってるんだろと疑問に思う一行。<br /> と、ジーンは思い出す。アリーズを連れて行ったのは、ハヴェルだ! <br /> 慌てて倒した周囲の敵の記憶コードからハヴェルの姿は無いか(どこかで見かけてないか)を探すと、<br /> どこか水の近くの大きな基地で見かけた奴がいた。<br /> キルロイによると、そこは白の群重要拠点エルナトパワープラントのようだ。というわけで次回はそこに向かうことに。<br /> <br /> <a id="a885" name="a885"></a></dd> <dt><a>885</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:08:35ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.11.22ジーン篇ステージ5 導かれし墓標 「エルナトパワープラント」<br />  やってきましたエルナトパワープラント。<br /> どうやらハヴェルはてっぺんにあるセントラルコードの欠片の破壊を狙っているっぽいのだが<br /> うじゃうじゃ白群の兵士がいるので、襲撃計画をかけようとしている黒群の兵士にまぎれて潜入することに。<br />  頂上にたどり着くとハヴェルが欠片破壊活動の真っ最中。そのハヴェルに戦いを挑むジーンたち。<br /> ハヴェルを倒すと、彼は、本当にアルヴィンを信用できるのか?と逆に問いかけてくる。<br /> アルヴィンのしていることはただの自己満足だと言い切るハヴェル。<br /> そして今回もアリーズの居場所を教えずに離脱。<br /> 一体父親アルヴィンは何をしようとしているのだろうと疑問に思うジーン。キルロイによると、<br /> アルヴィン博士は近々訪れる輪廻(リボーン)を回避しようと、世界を救おうとしているのだと言う。<br /> だが、ジーンが思い返してみると、<br /> 父親アルヴィンは方舟計画の仕事が忙しくてろくに家に帰らず、母親は苦労がたたって若死に。<br /> そうまでして動いた方舟は現在全部地上に落ちてる。乗ってた人はほとんど死んだ。方舟計画は一体誰を救ったんだ?<br /> そんな父親が世界を救うだなんて……。<br /> と、そこにパケから「ヘイズから通信です」との言葉。<br /> ヘイズって誰よと聞くと、キーパーズの一員らしい。<br /> 何でそんな奴がオレの携帯に通信入れるのか警戒してるうちに、パケは通信を繋げてしまう。<br />  ヘイズという男は、唐突にハヴェルか? と話しかけてくる。それに対して驚くジーン。その声を聞いて、<br /> 「ジーンね! 私よ、アリーズよ」姉のアリーズの声だ。うれしさのあまり、どこにいるのと問いかけるジーン。<br /> 「私達これからレグルスに……」「おい、ちょっと待て」ヘイズはアリーズを遮り、以降一人で話してくる。<br /> ハヴェルは一緒じゃないのか?と言うので、どうもヘイズはハヴェルに通信してるつもりだったようだ。<br /> だが、アリーズの居場所を全然教えてくれないハヴェルに怒り心頭なジーンは、<br /> ヘイズの一緒にいるのかという誤解に苛立ち、 <br /> 「ハヴェルって奴は邪魔ばかりで姉さんの居場所を教えようとしないし」と愚痴る。<br /> 「おまえらにWH化されないためだろ」とヘイズ答える。<br /> ヘイズも何だか苛立っている様子。この携帯を持っているお前は白なのか黒なのかと問いつめる。<br /> 今は教えられないと答えると、苛立った声で「じゃあ、話は終わりだ!」とヘイズ一方的に通信を切ってしまった。<br /> <br /> 何だかよく分からない状況になってしまったが、<br /> アリーズが言った「これからレグルスに」という言葉は彼女の居場所の大きなヒントだ。<br /> ということで次はレグルス市街に向かうことに。<br /> <br /> <a id="a886" name="a886"></a></dd> <dt><a>886</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:10:25ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.12.02ジーン篇ステージ6 邂逅の庭園 「レグルス市街」<br /> 暗雲たなびくレグルス市街に到着した三人。<br /> そこで、ハヴェルやキーパーズの連中が会合しているのを目撃。アリーズはまだ到着してないようだ。<br /> と、ハヴェルの前に向かっていくジーン。<br /> <br />  そのとき。<br />  周囲で警戒態勢を取っていたキーパーズの面々が地に倒れていった。<br /> 見ると謎の白黒模様のコーデッドみたいな存在が襲撃している。<br /> それに対して、「お前……」と何だか冷静冷淡な声でつぶやくハヴェル。<br /> 「白黒のコーデッド?」「デュオカリオン? マジかよ」キルロイとミームもびびっている。<br /> そのキルロイがデュオカリオンと呼んでいた存在は、ジーンにも襲いかかってきた。<br /> 何人ものWHを一撃で倒すこいつの攻撃はさすがにやばい! <br /> とハヴェルは身を挺してジーンへの襲撃をかばう。「逃げろ、ジーン」と言い残して崩れ落ちるハヴェル。<br /> そんなジーンに、キルロイは「あいつを倒すぞ!」とよびかけ、あいつは何なんだと思いながらも三人がかりで倒すことに。<br /> <br /> (※ちなみにデュオカリオンは序盤の壁です。下手に近づいたら死にます。<br /> 何人ものプレイヤーが瞬殺されまくりで倒せずコントローラーを投げ出したであろう事は事実です。<br /> こいつ強いです。ぶっちゃけると四人目の話のラスボスこいつです)<br /> <br /> <br /> 必死の思いで倒すものの、キルロイもデュオカリオンの正体は知らない様子。<br /> 一説によると白と黒のオテロに同時に融合されたコーデッドであるそうだが、<br /> 本当の所は分からない。ただ、WHすら一瞬で倒す凶悪な存在であることは確か。<br /> とりあえず今のところ謎の存在のようで、倒したかと思ったらデュオカリオンは雄叫びを上げて逃げていった。<br />  どうして自分をかばったのだろうと、ハヴェルの元に戻って聞くと、<br /> 曰く、ジーンはハヴェルの弟によく似ているらしく、<br /> 死に瀕しているジーンが弟に見えて死なせたくないと思ったそうで、<br /> この世界で静かに暮らして欲しかったのだという。<br /> 勝手な事言うなよ! と反発すると、「勝手か。弟ともうまくいかんわけだ」<br /> とあっさり言い残してハヴェルは死ぬ。<br />  そこへ、遅れて到着なヘイズとアリーズが現れる。<br /> 周囲にキーパーズの死体は散乱してる上、ジーンは手にハヴェルの死体を抱えている状態のためか<br /> 事情を知らない二人は、動揺した表情。<br /> 誤解された?と焦るジーンは、違う、オレがやったんじゃないと弁解するも、<br /> アリーズは、表情は蒼白で何も言わないし、ヘイズの表情は警戒剥き出し。<br /> 落ち着けよとなだめるキルロイについ「どけよ!」攻撃したジーンは、WH化した自分の腕をアリーズに見られさらに動揺。<br /> というわけでキルロイはミームにジーンをその場から連れ出してもらうよう頼む。ミームはさっさとジーンをこの場から連れ出す。<br /> キルロイは残って事情を説明するようだ。<br /> <br /> <a id="a887" name="a887"></a></dd> <dt><a>887</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:12:24ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.C.268x.??.??<br /> ジーンの得た記憶6 ある兄弟の不和 ジーンがハヴェルから入手した記憶<br /> 方舟研究者になったばかりの若きハヴェル。彼にはジーンによく似たアッシュという弟がいた。<br /> ハヴェルは弟にも方舟関係の仕事を斡旋し、<br /> ある日、家に帰ってきた弟に「仕事を用意しておいた。明日から出れるな?」とその話をするが、<br /> 逆に弟アッシュは、勝手なことすんなよ!とぶちぎれして逃げ出す。<br /> そんなアッシュが家に落としていったものは、彼が自力で手に入れた内定書だった。<br /> <br /> <a id="a888" name="a888"></a></dd> <dt><a>888</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:14:54ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd><br /> C.A.0099.12.12ジーン篇ステージ7 燃えさかる魂 「シリウス火山」<br />  ジーンはアリーズに会えたものの、失意の日々を送っていた。<br /> だがミームはしっかりしろ、することも決めること無く、ただぐじぐじするのは時間の、命の無駄遣いだと叱咤。<br /> そんな中、通りがかった村がコーデッドに襲われているのを発見。とりあえずそれを助けることに。<br /> 二人して戦い、撃退すると、ジーンは決意する。アルヴィン博士の下に向かうことを。<br /> そこへ折良くアルヴィン博士からパケに通信が入る。<br /> アルヴィンがしばらく連絡取れなかったのはあちら側の不手際だったようだ。<br /> アルヴィン博士はアルフェッカ島という場所にいるらしい。<br /> 白の群や黒の群が島に来る前にカタをつけたいらしく、出来る限り急いで来てくれとのこと。<br /> アルヴィン博士と白の群、黒の群には何か因縁でもあるのかと問うミーム。<br /> 黒の群リーダー、サリヴァン。白の群リーダー、ギネヴィア。そしてキーパーズ・リーダー、ハヴェル。<br /> 彼らはみな、アルヴィンと共に方舟を作った仲間だった。<br /> かつて同じ志をもっていたが、方舟落下で全てに絶望し、己のために生きるようになった。<br /> だからアルヴィンのしようとすることが、邪魔らしい。<br /> そういうことで、急げアルフェッカ島へ! だがジーンもミームもその場所を知らなかった。<br /> 困る二人にパケが平然という。私が知っていますと。<br /> <br /> <a id="a889" name="a889"></a></dd> <dt><a>889</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:17:42ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.12.22 ジーン篇ステージ8 凍てつく瞳 「アルフェッカ島」<br />  とうとう辿り着いたアルフェッカ島。<br /> どうやら島の中心にある砲台のふもとにお父さんがいるみたいな感じがする。<br /> そしてそこに向かうまえにふと、ジーンはパケに聞く。お前の本当の持ち主は誰なのかと。<br /> パケの本当の持ち主はハヴェル博士。<br /> ジーンの元にやってきたのは、世界に不慣れな彼をサポートしろと、ハヴェルが命令したからだという。<br /> そんなことを聞くと、ハヴェルはジーンをかばって死んでいったことがさらに悔やまれる。<br /> だが、パケはハヴェル博士に後悔はなかったと思われますと逆に慰める。<br />  と、白の群と黒の群が島の中心部目指して侵攻してきた。<br /> どうやらまだ先遣隊のようだが、早いところアルヴィンの元に到着しないと!<br /> 敵を倒し、中心部へ。<br />  そしてジーンとミームはアルヴィン博士と出会う。<br /> アルヴィン博士は、WH。そんなことは想像していた。だが、長年の進化の結果、アルヴィン博士は巨大なWHと化した。<br /> <br /> 島の中心にある巨大砲台は、<br /> セントラルコードを見つめる、<br /> 彼の眼だったのだ!<br /> <br /> そう、アルヴィン博士はとてつもなく巨大な物体に進化していた。<br /> 彼の今回の計画は、セントラルコードに方舟で眠っていた人間のコードを打ち込むことで、<br /> 輪廻が起きたと思わせてセントラルコードを書き換えさせること。だから、それにはアリーズが必要。<br /> オレだって方舟にいた人間だと言うジーンに、WHは違う。構造的にはコーデッドと変わらない。<br /> そしてアリーズの他にも候補になる存在はあるかもしれないが、探す時間はないのだと答える。<br />  そこへぐったりとしたアリーズを抱えたヘイズが到着。<br /> キルロイはいない。キルロイは?の問いにも、ヘイズは答えない。<br /> アリーズをどうしたんだと叫びながらも、彼女の具合を見ると気を失っているだけだった。<br /> アリーズは身体弱いから旅で無理をしたんだろう。そう言うジーン。<br /> さあアリーズを、とアルヴィン博士が呼びかけるも、<br /> ジーンは「オレはこれ以上家族を犠牲にしたくない!」とアリーズを抱えて逃亡するのだった。<br /> <br /> <a id="a890" name="a890"></a></dd> <dt><a>890</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:20:57ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.12.24 ジーン篇ステージ9 墜ちゆく心、飛び立つ翼 「ザウラクターミナル」<br />  姉を連れて逃亡したジーン。エアウィング※を持つターミナルを襲撃してさらにどこか遠くへ逃亡しようとはかる。<br /> そんなジーンにアリーズは、お父さんのことは本当にいいの?と問いかける。<br /> 母親が死んで、この世にもう三人きりしかいない家族。<br /> そんな中博打めいている大きな賭をしようとする父親。<br /> 「せめて私達だけはお父さんのこと信じてあげようよ。もし間違っていたら直してあげようよ」<br /> とアリーズの道理の通った説得に、父親への反発だけだったジーンは折れる。<br /> ミームからの通信も入り、現在のアルフェッカ島は白群黒群両方とも大軍で攻めてきているやばい状況らしい。<br /> さっさと帰ってきなさいと叱咤するミーム。そのためエアウィングでアリーズを連れてアルフェッカ島に戻ることに。<br /> この時、姉を守り、リコードを成功させようと硬く誓ったジーンは、完全にWHへと変化する。※<br /> <br /> ※数人乗り用の小型飛行機械。たとえが古いがナウシカのメーヴェみたいなもの。<br /> 遙か昔も、都市に住む人々はここから方舟への連絡艇に乗った。<br /> ※決意が固まったりすると完全にWHの体になるらしい。それまでは外見が人間という中途半端な状態だそうで。<br /> 実際、これ以降ジーンの基礎戦闘力は上がる。<br /> <br /> <a id="a891" name="a891"></a></dd> <dt><a>891</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:24:04ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.12.24 ジーン篇ステージ10 黄昏の鼓動 「アルフェッカ島」<br />  ジーンはアリーズを連れエアウィングでアルフェッカ島に向かう。<br /> 飛行中、ジーンはミーム・ジェラルド・フィオナ・ヘイズからの通信を受ける。<br /> ジェラルド、フィオナという人々はジーン側に加勢して戦っているようだが、面識もないので<br /> 「誰だ?」とよくわからず混乱。<br /> ヘイズからは愚痴電話通信。アリーズ抱えて逃げ出したことにかなり腹を立てているらしく、<br /> 「お前もアッシュも、ホントクソガキだぜ」とのたまう。もうアリーズはジーンだけのものではないのだから、<br /> 「流れ読んで動けよな」と言い捨てる。<br /> ここまで通信がやってきたのだが、パケによるとキルロイとは連絡がつかないらしい。<br /> 本当、キルロイはどうしちゃったんだろう。<br /> そしてアルヴィンから謝りの電話。<br /> それに、「今度は成功させよう、俺たちの手で。そうすれば母さんも喜ぶはずだ」と答えるジーン。<br /> 白群黒群にわんさと囲まれているアルフェッカ島。この戦が後にアルフェッカ大戦と呼ばれることになる。<br /> 空から侵入したジーンは姉を護衛しながらアルヴィンの元に到達。<br /> また後でね、とアリーズは言い残してアルヴィン博士の内部に入っていく。<br /> <br /> ところが、しばらくして謎の振動が発生。パケによると何者かがアルヴィン博士の内部で暴れているようだ。<br /> アリーズが、父さんが危ない!とジーンは急遽アルヴィン博士の内部に向かうことに。<br /> <br /> <a id="a892" name="a892"></a></dd> <dt><a>892</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:29:10ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.0099.12.24 ジーン篇ステージ11 受け継ぐもの 「アルフェッカ島内部」<br /> 家族を、そして世界を救うため、ジーンは最後の戦いへと向かう。<br /> <br />  アルヴィンは無事だが、アリーズが謎の存在に囚われてしまった。襲ってきたのはセントラルコードの意志。<br /> リコードを防ごうと自ら下りてきたらしい。<br /> 意志はアリーズを呑み込んでいく。そして具現したのは白い巨大なオテロと黒い巨大なオテロ、二体一組。<br /> ぶっ倒してやるといきまくジーン。<br /> 襲われた姉を助けるためセントラルコードの意志と激戦を繰り広げた結果撃破。<br /> 消え失せた敵の中からアリーズを救出。よかったことにまだ生きていた。<br /> ということで、ジーンがアリーズのコードを吸収し、アルヴィンにそのコードを打ち出して貰うことに。<br /> 「もうオレたちは 後戻りできないんだ……」<br /> アルフェッカ島全部のオテロをも吸収する超ショットをアルヴィン博士はセントラルコードに向けて発射する。<br /> 結果セントラルコードはリコードされ新たな形に。<br /> さあ、姉さんと戻ろう、と思った瞬間。倒したはずの敵のもう一体がジーンを襲おうとする。<br /> そこをかばったのは、遅まきながらも、突如現れたキルロイ。<br /> 「ここはオレにまかせろ」「ここから先の世界はもっとお前達の力が必要になる」と、ジーンに逃げるよう促す。<br /> ジーンは叫びながら、アリーズを連れて逃げ出す。<br /> そして、キルロイは敵の発した閃光と共に消えていった。<br /> <br /> ジーン、アリーズは助かった。眼が醒めるとミームもいる。<br /> だが、身をもってリコードを発射したアルヴィン博士は返らぬ人に。<br /> キルロイも、行方がしれないようだ。<br /> <br /> ※ジーンに不意打ちするのは、止め刺した個体ではない個体。なので戦い方次第で変わる。<br /> このラスボス、二体一組、HP共通なんで。名前はオテロキングと言うそうです。<br /> <br /> <a id="a893" name="a893"></a></dd> <dt><a>893</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:31:10ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.A.1000.1.1  ジーン エピローグ<br />  一人旅立とうとするジーン。その前方にミームが待ち受けていた。<br /> 「行くんだね」と声をかけるミーム。<br /> ジーンは今後どうするのかを考えた結果、<br /> 世界の復興をめざすアリーズたちの邪魔をするかもしれない白群黒群の残党を倒すことと、<br /> 一時的な回避策でしかなかったリコードに変わる、リボーン回避の方法も求めて旅立つことを決めたのだった。<br /> 「全部背負うことなんてないのに」<br /> 「もちろん。だから他はみんなまかせるよ」<br /> お姉さんと離れるのさびしくないかと問うミーム。<br /> 「そうだな……でも、もう決めたんだ」<br /> 「そっか。気をつけるんだよ。次にあった時アルヴィン博士と同じ姿になっていた、なんてのは、やめてよね」<br /> 「またね ジーン」<br />  背を向けて旅立ったジーンは振り返らずに、ミームに手を振る。<br /> 「行っちゃった」<br /> 「ええ。」<br />  ヘイズの付けていた緑の輪っかを身につけたアリーズが現れる。<br /> 「何もいわなくていいの?」問いかけるミームに、うなづくアリーズ。<br /> 「さ、戻りますか。やることはいっぱいあるからね。まずは集落に隠れているひとを集めなきゃ、それから……」<br /> <br /> <br /> 「あれから<br /> あなたがどんな苦難の道をたった独りで歩いていったのか<br /> 最後の時になにを何を見、何を思いながらいたのか、<br /> 私にはわかりません。<br /> ただひとつだけたしかなのは あなたが私達に生きる希望を繋いでくれたということ。<br /> あなたは、<br /> わたしの誇りです」<br /> <br /> <a id="a894" name="a894"></a></dd> <dt><a>894</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:33:30ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>C.C.2678.??.?? 優しき日々 ジーンが最後に入手したアリーズの記憶。<br /> アルヴィン博士は悩んでいた。妻や子どもに苦労ばかりかけていることを。<br /> 彼は技術者であることを誇りに思っており、その生き方が正しいと思っていた。しかし、<br /> 人々の未来のためと思い、始めた方舟計画だが、アルヴィン博士は責任者だから、そのため全然お家に帰れない。<br /> それで家族が犠牲になっては本末転倒もいいところだと。<br /> それを聞いて妻エマは、<br /> 「誰かひとりが大変なときは他のみんなでフォローする。<br /> それが家族でしょ? 貴方のやっていることは正しいことよ。<br /> だから安心して続けなさいな。家は私とジーンとアリーズの三人でしっかり守っていくから」と励ます。<br /> 幼いアリーズも「アリーズ、まもるー」と宣言する。<br /> それを聞いてアルヴィン博士は、計画を必ず成功させるのだ、この先何があっても、と誓うのだった。<br /> <br /> <br /> ジーン篇補足説明。<br /> ・デュオカリオンの正体とか目的とか、アリーズはどんな旅してたのかとか、<br /> 白の群やら黒の群やらキーパーズってどんな組織なんだとか、<br /> ヘイズは何でそんな発言してたのかとかは、別の主人公の話で出てくる。<br /> ・説明ぼけそうなので、ミームの過去話は割愛。<br /> <br /> <a id="a895" name="a895"></a></dd> <dt><a>895</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">コード・エイジ・コマンダーズ◆l1l6Ur354A</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:37:09ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>「方舟がすべて落ちたあの日から遡ること80年<br /> 私とジーンがまだカプセルの中で眠りについていたころの話」<br /> <br /> ジェラルド篇<br /> <br /> C.A.0019.09.06 サリヴァン ジェラルドが持っていた記憶<br />  あるWHの男は、ある日方舟計画に携わった博士だったWHサリヴァンと出会う。<br /> 世界に、そしてWHの体に絶望しきっていた彼は、<br /> すべてを呪うかの言葉をサリヴァンに投げかける。<br /> この事態の責任はとってくれるのかと。<br /> サリヴァンはたしかに自分に責任はあるが、この体とこの世界。彼にしてやれることはそう多くないと言う。が、<br /> 「せめてあんたにもこの絶望を味わせてやりてえ」との言葉に、あっさりとサリヴァンはうなづく。<br /> 彼の記憶をサリヴァンが吸収すればそれが可能だと。<br /> だが、一方的に吸われるのを嫌悪した彼に、ならば自分の記憶も持って行け、<br /> 何かの役には立つだろうとサリヴァンは応える。<br /> 同じ記憶を共有した二人。どちらが死んでもどちらの思いも生き残るのだと。<br /> それが、これからのWHの流儀なのだとサリヴァンは言う。<br /> 「互いの栄えある未来を願って、人の次なるステップへ……。」<br /> 二人は互いの記憶を吸収しあった。<br /> <br /> ※実際の画面はセピアで人物全員シルエットでサリヴァンに話してる男のセリフは……混じりなイベント。<br /> <br /> <a id="a896" name="a896"></a></dd> <dt><a>896</a><font size="+0"><b><a href="mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2006/01/31(火) 23:40:15ID:NALWl+Dn</font></dt> <dd>と、以上で今回は終わりです。コピペ貼りで書いたのに意外と時間食ってしまいました。<br /> あと一応、アリーズの語りはあんなこと言ってますが、ジェラルドがサリヴァンに出会ったのが、<br /> あの日から八十年前なのであって、ジェラルド篇本編はジーンが姉さん姉さんと駆け回ってた<br /> 時期とほぼ同時期です。<br />  </dd> <dt>437 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/05/01(月)01:12:15ID:XCtPxkvx</dt> <dd>ジェラルド篇 黒の群小隊長であるジェラルドが黒の群を終わらせる話。<br /> <br /> 本編説明入る前にキャラ概略。<br /> 画面で見ればすんなり分かる色分け・個性化付けてあるけど。<br /> 巻き込まれ型シナリオ・ジーン篇と違い、<br /> ジェラルド篇は一気にこれだけのキャラがステージ1から出てくる。<br /> <br /> ジェラルド:黒の群ジェラルド隊・隊長。主人公。黄色。<br /> 四人の主人公の中で最強の攻撃力持ち。<br /> 冷静な判断力と果敢な行動力を併せ持つ。サリヴァンと最初に記憶を共有したWH。<br /> ティボルト:ジェラルド隊の切り込み隊長。好戦的。赤色な人。暴言吐き。<br /> ギョーム:ジェラルド隊の頭脳労働担当。慎重冷静な反面、毒舌吐き。青色な人。<br /> ジュネ:ジェラルド隊の紅一点。桃色な人。<br /> サリヴァン:黒の群リーダー。でかい。黒色の人。かつてジェラルドと記憶を共有した。<br /> そのせいか妙にジェラルドが気に掛かるようだ。<br /> ヒルダ:サリヴァンの参謀役のお姉さん。緑色の人。<br /> サリヴァンが特別に目をかけてるジェラルドが気に入らないっぽい。<br /> <br />  </dd> <dt>438 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/05/01(月)01:14:26ID:XCtPxkvx</dt> <dd>ジェラルド篇ステージ1 奇襲! ジェラルド隊! C.A.0099.10.19 ゴメイザ湿原<br /> <br /> 方舟が全て地上に落下したそんな今日この頃。<br /> 黒の群リーダー・サリヴァンは本拠地ムフリッド宮殿で、群の兵士達に宣言する。<br /> 「今日この日の最後の方舟落下をもって、方舟計画は完全な失敗を迎えた! <br /> しかし嘆くことはない! 我々にはウォーヘッドの! 多大な可能性を秘めた力がある!<br /> この能力をもって 皆とコードを共にすれば、この地を楽園にすることも不可能ではない!<br /> そしてさらには、輪廻すら超越してみせようぞ!」<br /> そんな式典の中、ジェラルド隊の面々は脇の方でわりと気怠げにその宣言を耳にする。<br /> ティボルトはうるせーっての、と批判的だが、<br /> 意外にもジェラルドは、「遠い昔捨てた宿望、あいつがそれを実現してくれる、そんな気がする」と感慨深げ。<br /> 「そのためにも! あの白き野獣どもを、淘汰せよ!」サリヴァンの演説はまだまだ続いていた。<br /> 白き野獣というのは、対抗勢力の白の群のこと。<br /> そんな彼らに黒の群の参謀ヒルダさんは、お前等態度が成ってないと説教し、任務を与える。<br /> 最後の方舟の落下での混乱に乗じて白の群に大打撃を与えたいので、<br /> ゴメイザ湿原の白の群兵士を倒し制圧しろというのがその任務。サリヴァン閣下直々の命令らしい。<br /> 「よいか、死は恐れるに足らず! お前たちのコードは我と共にある!」遠くでサリヴァンの演説が聞こえる。<br /> ジェラルドはそれを聞いて、<br /> 「うし、行くぞ! ティボルト、ジュネ、ギヨーム」とジェラルド隊の面々に出撃命令を出すのだった。<br /> <br /> ゴメイザ湿原を無事制圧したジェラルド隊の面々。そこにサリヴァンとヒルダがやってきたので、戦況報告をする。<br /> 黒の群の掟は「強者が弱者の記憶を請け負う」。コード交換によってサリヴァンに戦況報告をするギヨーム。<br /> サリヴァンはジェラルドを何故か気に掛けてるらしい。<br /> 「ジェラルド、その後変わりはないか」と心配げに聞いてくる。<br /> 「いや別に」と疑問気味ながらもジェラルドはあっさり返答。それに対してヒルダは、貴様なんて態度だと苛立つが、<br /> サリヴァンは他の兵に示しが付かないとヒルダに批判されながらも、「良い。良いと言っている」、とおさめる。<br /> その気遣いぶりに一抹の謎を残しつつ、サリヴァンはヒルダと共に帰っていくのだった。。<br />  </dd> <dt>439 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/05/01(月)01:15:46ID:XCtPxkvx</dt> <dd>ジェラルド篇ステージ2 突撃! 灼熱の入り江!C.A.0099.10.26 シリウス火山<br /> <br /> 方舟が全て落ちた今、白の群には黒の群の本拠地ムフリッド宮殿を攻めるという大々的な侵攻計画があるらしい。<br /> しかし逆に打って出て機先を制したい。<br /> そのため、ジェラルド隊の今回の任務は火山を越えて攻めてくる白の群の奴らをやっつけること。<br /> 黒の群から出せる手勢はコーデットだけだから、前等一隊頑張ってねと言うヒルダ。<br /> しかし攻める前に、正面突破を訴えるティボルトとそれに反対するギョームが口論。<br /> 「うるせえ」とジェラルドが叱るも止まる気配なし。<br /> ジュネが「やめなって」と仲裁しに近づいた途端、<br /> 殴り倒したコーデッドを振り回して「うるせえ」二人にぶつけようとしたジェラルドの攻撃を受け、<br /> ジュネは遠くへ投げ飛ばされてしまう。<br /> 「なるほど、内側で陽動か」と関心するギョーム。「よけんなよ」と二人に苛立つジェラルド。<br /> そんな中何と火山にはデュオカリオンがいたのを一隊は目撃。<br /> デュオカリオンは火山にいる白の群WHたちをなぎ倒していく。<br /> おいおい、あいつの進む先にジュネがいるんだけど。ジュネ危ないじゃないか!<br /> そういうことで、ジェラルドはまずは単身ジュネを救出に向かう。<br /> <br /> 無事に白の群兵士たちを制圧し、ジュネも救うのだが、<br /> 「助けてくれたんだ」というジュネに、ジェラルドは、「仲間だからな」と。<br /> 「仲間、か。……その仲間を投げ飛ばしたのはあんたでしょうが!」<br /> とマジ切れし、ジェラルドを殴る、蹴る、殴る、蹴る。<br /> 「おい誰かこいつを止めろ!」と残り二人に言いかけるも、食事中だと取り合って貰えず。<br /> 一方白の群にぶちのめされたはずのデュオカリオン。一体こいつの正体って何だったんだあ?と近づいたとあるWH。<br /> だが倒れていたはずのデュオカリオンに謎の一撃を受けて消滅。<br /> デュオカリオンは立ち上がりどこかへと去っていったのだった。<br />  </dd> <dt>440 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/05/01(月)01:17:59ID:XCtPxkvx</dt> <dd>ジェラルド篇ステージ3 激戦! 黒の宮殿!C.A.0099.11.04 ムフリッド宮殿<br /> 黒の群の重要拠点ムフリッド宮殿に白の群が攻めてきた! <br /> そのために、ジェラルド隊は、防衛戦が今回の任務。<br /> こんな任務こそ「最高だね!」とティボルトは浮かれ気味だ。<br /> しかし妙にやってくる白の群の軍勢が少ないな。<br /> そんな相手側の手勢を見守っていると、大きな恐竜型のコーデットを二体引き連れてくる。<br /> <br /> ……え? あれ倒すの?<br /> <br /> 「「任せた」」声を揃えてティボルトに言うギョームとジュネ。<br /> フォローを求めるティボルトに、「頼んだぞ、切り込み隊長」とジェラルドは冷淡に言い放つ。<br /> 今は白の時間であっち側に有利な時間。<br /> 黒の時間になれば黒属性有利なんでそこまで持ちこたえないと。あと八分三十秒程経てば黒時間だから。<br /> そうしてジェラルド隊の面々は、味方の援護射撃を受けながら<br /> 白の時間の間、吹雪の中で恐竜型コーデット、ダイノコーデットと戦うのだった。<br /> <br /> 黒の時間になり、反撃に成功する黒の群。白の群の兵士は敗走。<br /> そこへ下手に深追いするジュネ。それをフォローしようと追いかけるジェラルド。<br /> ジュネは敗走する白の群の女兵士(※三人目の主人公・フィオナ)に情けをかけられる。<br /> 仲間なら大切にしろと彼女はジュネとジェラルドに言い残し撤退する。<br /> その瞬間をヒルダは目撃していたのだった。<br />  </dd> <dt>441 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/05/01(月)01:20:42ID:XCtPxkvx</dt> <dd>ジェラルド篇ステージ4 破壊! 謎の電波島!C.A.0099.11.19 ミルザム島<br /> <br /> ランドスケイプなる人物が、ミルザム島にアンテナを建てて通信を図っているという情報が入った。<br /> ジェラルド隊の今回の任務は、そのアンテナの破壊と通信記録の回収。<br /> ランドスケイプが何を企んでいるかは知らないが、とにかくサリヴァンの敵であると言うヒルダに、<br /> 「いつから敵なんているんだ?」と逆に問うジェラルド。「サリヴァンは世界を救おうとしているんだろ」<br /> しかし明確な回答を得られないままヒルダに後を任される。<br /> ミルザム島には白の群も現れアンテナに向かおうとしているようで、どうやらランドスケイプは相当な嫌われ者らしい。<br /> さて、ジェラルド隊の強襲作戦を決め、割り振る時点でギヨームがいないことに気付く。<br /> しかたなく今回は三人で島中央のアンテナに向かうことに。<br /> 一方でヒルダは、ギヨームが白の群の女兵士WHと何らかの言い合いをしている光景を遠くで見かけるのだった。<br /> <br /> いつ倒れるかしれないほどの耐久度を持つアンテナをジェラルドは破壊し、アンテナの通信能力は途切れた。<br /> 一隊が休息を取っている時にようやくギヨームは戻ってくる。どこに行ってたと問う仲間達に、彼は「野暮用だ」と言う。<br /> この島はさびれていて、いるのは白の群の奴らかランドスケイプの関係者かどちらかのはず。<br /> だからジェラルド隊の仲間はギヨームの言い訳を聞きたいのだと問いつめる。<br /> 「……正直に言おう、女だ。とにかくそういうことだ、許せ」<br /> そう言ってギヨームは話を打ち切る。<br />  撤収時ギヨームは未だ疑問をもったままのジェラルドにだけ真相を打ち明ける。<br /> 方舟に乗る前。ギヨームには新しい世界で結ばれようと、将来を誓い合った婚約者の女性がいた。<br /> そんな彼女が白の群にいるのだ。<br /> でもギヨームは群を裏切れないし、彼女も群を裏切れない。<br /> 「シェフ殿は今の黒の群をどう思う? サリヴァンの計画で世界を救えると思うか?」<br />  そうギヨームはジェラルドに問うのだった。<br /> <br /> ※ギヨームはジェラルドのことをシェフ殿と呼んでる。ジェラルドは隊長だからだと思われる。<br />  </dd> <dt>442 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/05/01(月)01:23:03ID:XCtPxkvx</dt> <dd>ジェラルド篇ステージ5 離艦! 疑念の飛行場!C.A.0099.11.28 ザウラク・ターミナル<br /> <br /> 任務が終わってほっとするジェラルド隊はザウラク・ターミナルに戻ってきた。<br /> だが、彼らを待ち受けたヒルダが言い放ったのは、<br /> 「ジェラルド隊は今日で解散。それぞれ別の任務につけ」<br /> そんな非常な命令だった。<br /> ギョームとジュネには背任の罪がある疑惑があると言い放つヒルダ。<br /> 前の白群襲撃の時に情けをかけられたジュネと<br /> ミルザム島で白群兵士と会話するギヨームをヒルダは見ていたのである。<br /> 解散の危機に瀕したジェラルド隊の面々は、どうするべきか、ジェラルドに判断を迫る。<br /> ジェラルドの下した判断は、「上の飛行船を奪って全員離脱」<br /> 黒の群の激しい妨害攻撃を撃退しつつ、ターミナル上部の飛行船を奪い離脱するジェラルド隊。<br /> そんな最中に現れたサリヴァン。言いよどむヒルダに構わず、サリヴァンは飛行船にオテロショットを放ち、飛行船を破壊する。<br /> 遠くを飛んでいた飛行船は大地に落下していった。<br /> 「すぐに船を出せ、追うぞ」サリヴァンはそう宣言した。<br />  </dd> <dt>443 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/05/01(月)01:25:57ID:XCtPxkvx</dt> <dd>ジェラルド篇ステージ6 彷徨! 夢幻の砂漠!C.A.0099.11.29 アルヘナ砂漠<br /> <br /> アルヘナ砂漠に不時着したジェラルド隊。<br /> 俺のせいだと苦悩するギヨームに、ジェラルドは「責任なら行動で示せよ」と言う。<br /> 砂漠では誰かを捜索しているかの行動をとる白の群の兵士達がたむろしており、<br /> とりあえず強行突破し、砂漠北にあるカタパルトを奪取して<br /> ミルザム島のアンテナを使ってランドスケイプに連絡を取ろうとする。<br /> <br /> そうしてジェラルド隊はミルザム島にたどり着く。<br /> 意外なことに破壊したはずのアンテナは修理されており、それを使ってランドスケイプ側から接触を図ってくる。<br /> 彼の狙いは、セントラルコードに我々のコードをたたき込むことだと言う。<br /> 彼にジェラルドは、「あんた敵が多いな。傭兵を雇う気は無いか」と持ちかける。<br /> ランドスケイプは出世払いで良ければと請負う。<br /> 彼の払える出世払いとは、ジェラルドたちの未来。<br /> そんな彼の大言壮語に対しジェラルドは、「何を企んでる、なぜ白にも黒にも狙われる」と問い詰める。<br /> 白の群と黒の群は、ランドスケイプが行うちょっとした賭けを恐れている。<br /> その賭けとは、世界を賭け、人の進化という未来を得る……そのような賭けらしい。<br /> かつて世界の尊厳をかけた方舟計画は失敗しただろうと突っ込むジェラルド。<br /> それに対しランドスケイプは、あれは現象に対処したのみで、本質をとらえてなかった。<br /> WH化して研究に時間をかけられたから、今回は分がある。ただ賭けは賭けであり、負けもある、と語った。<br /> 「さあ、どうするね?」<br /> 「その賭け、乗ったぜ!」宣言するジェラルド。ジェラルド隊の面々も彼についていくことに。<br />  </dd> <dt>444 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/05/01(月)01:28:05ID:XCtPxkvx</dt> <dd>ジェラルド篇ステージ7 死戦! 鳴動の大地!C.A.0099.12.22アルフェッカ島<br /> <br /> ランドスケイプに導かれてアルフェッカ島にやってきたジェラルド隊。<br /> ようやくランドスケイプの本体にご対面。彼はとにかく大きい図体の目が砲台のようなWHであった。<br /> そう、ジェラルド篇ではそんな固有名詞出てきませんが、<br /> このWHランドスケイプは方舟計画の提唱者アルヴィン博士であります。<br /> 「この姿にして、あの賭け、猟奇的説得力があるな」と感心するギョーム。<br /> 「マジモンのバカだ」とぼやくティボルト。<br /> ジェラルドは冷静にあたりを見回し、<br /> 側にいた少年と少女の二人連れ(※ジーンとミーム)を見て「意外と囲ってるんだな」と感心し、<br /> その場にやってきた娘をかかえたWH(※四人目の主人公ヘイズ)を見て、「それに来客も多い」とつぶやく。<br /> 最近はランドスケイプの周囲には来客も多く、これからも続々と来るだろうとのこと。<br /> そこへティボルトの携帯が通信を受ける。その発信者はヒルダだった。<br /> 今すぐ逃げろ、お前達の行動が漏れ、白の群も黒の群もそこに集まっているのだと。<br /> そんな情報俺たちに漏らしていいのかよ、と驚くティボルトだが、<br /> それに対してヒルダは、「私は、お前を失いたくない!」と叫ぶ。<br /> だが通信の向こう側ではヒルダの声は途切れ、次に伝わったのはサリヴァンの声。<br /> 「ジェラルドだな、貴様の結論、示しにこい!」<br /> そうして通信は切れる。<br /> 「何のつもりだか知らねえが、変な奴に好かれたもんだ」そうぼやくジェラルド。<br /> 「へへっ、俺もだぜ」とティボルトも相づちを打つ。<br />  そんな横でランドスケイプはヘイズと何かを会話中。<br /> ジェラルド隊はサリヴァンの挑戦を受け、アルフェッカ島の外へと走り出す。<br />  </dd> <dt>445 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/05/01(月)01:32:20ID:XCtPxkvx</dt> <dd>島は白の群も黒の群も共にランドスケイプ目指して襲いかかってくる乱戦状態。<br /> ジェラルド隊はミームと共にそんな敵を撃退しながらも、サリヴァンの元を目指す。<br />  折しもサリヴァンは裏切り者ヒルダにおしおき中だった。殴る殴る。<br /> そして宙へ放り出し、岩山に落とした上でオテロショットで始末しようとしたその時、ティボルトが空でヒルダを抱え離脱。<br /> それを見て「こやつらを潰せ!」と命令するサリヴァン。だがその手勢をギヨームとその婚約者は迎撃。<br /> ジュネは単身サリヴァンに斬りかかるも、相打ち状態で撤退。<br /> そんなサリヴァンに駆け寄ったジェラルドは渾身の一撃をお見舞いする。<br /> 「来てやったぜ、サリヴァン!」<br /> ジェラルド隊勢揃いの中、ジェラルドはそう啖呵を切った。<br /> <br /> ※ギヨームはこの乱戦の最中に(多分)白群の島襲撃隊の中にいた婚約者と再会して<br /> その上彼女は群を抜けて付いてきたみたいです。<br /> そんな説明ゲーム中に一切無いけど、行動見る限りそんな感じと受け取っておいたほうが良さそうです。<br /> <br /> <br /> まだちょっと続きますが、今回はここまでです。</dd> </dl> <p> </p> <dl> <dt>62 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:39:33 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>ジェラルド篇ステージ8 <br /> 決戦! 黒躍る舞台! C.A.0099.12.24 アルフェッカ島<br /> とうとうサリヴァンと対峙したジェラルド。<br /> 彼は結論をサリヴァンに示す。<br /> 自分を救ったように、サリヴァンが世界を救うのだと信じていた。<br /> だが、今、人一人救ってない奴に人類すべてが救えるとは思えない。<br /> かつて人々は生きるため未来を信じて方舟に乗った。今でもその目的と思いは同じなはす。<br /> 敵だ、排除する対象だとサリヴァンが言う存在がいるが、<br /> 「もし敵がいるとしたら、それはお前自身が作り出したものだ!」<br />  サリヴァンは問う。私が間違っているというのがお前の結論かと。<br />  そうだ、と返すジェラルドに、サリヴァンは叫ぶ。<br /> 「バカな、そんなはずはない、記憶の通りにやったのだ。私じゃない、私じゃあない!<br />  間違っているのは、貴様だ!」<br /> そして、ジェラルドは自らの正しさを示すため、一人、サリヴァンと戦うのだった。<br /> <br /> 勝利したジェラルドに、サリヴァンは「やはり偽者は偽者か」と謎のつぶやきを呟き、<br /> 「強者が弱者の記憶を請け負う。黒の群の掟だ」と自らの記憶を吸うことを要求する。<br /> 要らねえよと突っぱねるジェラルドに、<br /> 「いいから吸え、吸えば分かる」と強要。<br /> 結局サリヴァンの薦め通り彼の記憶を吸収する。<br /> そして明かされた事実は……。<br />  </dd> <dt>63 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:40:34 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>世界に絶望しきったとあるWHは、ある日WHになったサリヴァン博士と出会いました。<br /> 彼はこの世界もこの体もどれもこれもくそったれだと散々サリヴァン博士に愚痴り、<br /> そして顔を見て、この人こそ方舟計画関係者のサリヴァン博士だと気付きました。<br /> 責任取ってくれるのかと、責める彼。こいつらが立てた計画に乗ったから自分がこんな目にあってるわけで。<br /> サリヴァン博士は、たしかに私たちに責任はあるとも言えるが、<br /> 今この世界で、こんな体で彼にしてやれることはそれほど多くないがと、諭します。<br /> まあそんなことは彼も分かっていました。<br /> でもせめてオレが味わった絶望くらいは味わせてやりたいよ、とぼやきます。<br /> それを聞いて、それならできるとサリヴァン博士は申し出ました。<br /> 彼の記憶コードをサリヴァン博士が吸収すれば、それができるそうです。<br /> そう真面目に言われて戸惑う彼。それじゃ一方的に吸収されるんじゃないかと。<br /> なら私の記憶も持っていけ、何かの役には立つかもしれないとサリヴァン博士は言いました。<br /> 同じ記憶を共有した二人。どちらが死んでもどちらの思いも生き残る。<br /> それが、これからのWHの流儀なのだとサリヴァン博士は言います。<br /> 互いの栄えある未来を願って、人の次なるステップへ……。<br /> 二人はお互いの記憶を吸収しあいました。<br /> ところが。<br /> 吸収した後サリヴァン博士はつぶやきます。<br /> あんまり変わった気はしないが、ちょっと面白えと。<br /> まさか……あんたオレの記憶を……と彼はびっくりします。<br /> ちょっとは救われた気分にもなったし、こうやって仲間を増やしていくつもりなんだろう?<br /> とサリヴァン博士は、彼に言います。<br /> 彼はおののきながらも、起こった事態の真実を告げることをためらい、<br /> 「俺はジェラルド。サリヴァン、あんたに協力するぜ!」<br /> と朗らかに宣言するサリヴァン博士の発言をそのまま受け入れたのでした。<br />  </dd> <dt>64 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:41:59 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>そこで本物のWHジェラルドは、自分がサリヴァン博士に成り代わり、<br /> 博士の考えた「コードを共有すること」という計画で仲間を増やし、黒の群を組織していった。<br /> でもかつてジェラルドだったWHは、自らの持つサリヴァン博士の記憶の中で、<br /> 世界を救う方法だけ分からなかった。<br /> 分かるのは、……ただ未来を信じるという、根拠のない自信だけ。<br /> だから彼は記憶を取り戻した時点で質問する。サリヴァン博士は、どうやって世界を救うつもりだったのかと。<br /> その答えは、<br /> 「分かんねえ。考えてなかった。ただ、生きて、そんで仲間がいりゃ、何とかなるだろうってな」<br /> それを聞いて「やはり貴様が本物だ、最強のコードだよ」と大笑いする。<br /> あまりにも清々しいその笑い声に何なんだとジェラルドは肩をすくめる。<br /> <br /> その頃ランドスケイプは「セントラルコードに我々のコードをたたき込む計画」を発動。<br /> セントラルコードは再構成され、世界の危機を回避した。<br /> 空で行われたその壮大な計画をジェラルドとサリヴァンは感慨深げに見つめるのだった。<br /> <br /> エピローグ<br /> ギョームは婚約者とWHの研究をすることに。<br /> ティボルトとヒルダは、世界復興の一環として結成の動きがある自警団に参加することに。<br /> どちらもジェラルドをそれとなく誘うも、それには直答せず、<br /> ジェラルドはジュネにお前はどうするんだと問う。<br /> 言いよどむジュネ。ジェラルドはジュネに一緒に来ないかと誘い、<br /> ジュネとサリヴァンと三人で旅に出かけることに。<br /> 行き先は分からない。でも生きていればどこかでみんな再会できるはず。<br /> ジェラルド隊は一時解散、各自休暇。だけど招集があり次第、集合すること。<br /> それを言ってジェラルド達は別れた。<br /> 別れても彼らの絆は変わらない。<br />  </dd> <dt>65 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:44:02 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>「新世界と旧世界の狭間<br /> この時代は不安に満ち溢れていました。<br /> 不安という暗闇の中<br /> ある者は同志を集め<br /> 自らの持つ小さな希望の灯を<br /> より大きなものへと継いでいこうと仲間と歩き出し、<br /> またある者は ただ生き残りたい、<br /> それだけのために他者を踏みにじり<br /> 地上にさらなる暗雲を投げかける──」<br /> <br /> 補足説明<br /> ・要するに記憶交換の時にサリヴァン博士が「自分はジェラルド」と勘違いしてしまい、<br /> その上、本物のジェラルドはとって変わろうとした結果<br /> それ以降はサリヴァン博士はジェラルドとして、<br /> ジェラルドはサリヴァンとして、生きていくことになったわけです。<br /> 最初にコードを共有した相手とはいえ、<br /> やたらサリヴァンが単なる一戦士であるジェラルドを異様なくらいに気に掛けていた理由はこれです。<br /> サリヴァン博士は、方舟計画に終盤から参加した若手の研究者(公式年表)で、担当は駆動系<br /> というキャラだった模様。<br />  </dd> <dt>66 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:46:51 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>「これはジェラルドとサリヴァンが記憶を共にした数日前の出来事。<br /> ここにも方舟の落下で生き残った一人の女性兵士がいました。<br /> 名は──フィオナ」<br /> <br /> フィオナ篇<br /> <br /> 萌芽 C.A.0019.08.31<br /> 方舟乗船者だったフィオナが放り出された世界は、希望に満ちあふれた新世界ではなく、<br /> 荒廃した世界だった。<br /> フィオナはその事実に絶望する。新しい世界に望みを託して私は方舟に乗ったのに。<br /> そこに現れたWHギネヴィアは、することがないのなら、<br /> 私に力を貸してくれないかと頼み、フィオナの体をWHとする。<br /> ギネヴィアがいうには、この世界は病んだ子どものような存在で、間違った存在。<br /> ギネヴィアは世界に皆で生き残っていくために力を必要としているようだ。<br /> リボーンによる滅びは世界の必然だと思っていたフィオナにとって<br /> その考えは目から鱗が落ちるようなものだった。<br /> 助けてくれた上に生きる目的までも与えてくれた恩返しとして、<br /> フィオナはギネヴィアに忠誠を誓うのであった。<br /> そして、ギネヴィアはフィオナの体をWHとする。<br /> 「この力、ギネヴィア様のために!」<br />  </dd> <dt>67 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:47:45 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>フィオナ篇ステージ1 <br /> 戦線 C.A.0099.11.02 アルヘナ砂漠<br /> アルヘナ砂漠で黒の群と交戦中の白の群アグアル隊。<br /> 現在、フィオナはこの一隊に所属している兵士だった。<br /> 隊長であるWHアグアルの他のメンバーは、<br /> WHヴィエント、WHシエロ、WHベルーダと、総計五人のメンバー。<br /> 今の戦況はどうも白の群側が押され気味。<br /> 苦戦中のアグアル隊長を遠くから冷ややかに眺めるフィオナ。<br /> その態度をたしなめる同僚ヴィエント。<br /> フィオナは無能なアグアルにもこのくらい役に立ってもらわないとと言い放つ。<br /> しかし、どうもこれ以上は放っておいたら戦況が危ないと見て取るなり、<br /> その瞬間、フィオナたちは「いくぞ、黒どもを殲滅する!」と出撃。<br /> その勢いでアルヘナ砂漠にたむろする黒群たちを殲滅。<br /> アグアルはよくも自分を囮にしたなと怒るものの、<br /> ご立派な戦いぶり、この戦いの一番の戦功者は隊長、ギネヴィア様もお喜びになるでしょうと<br /> 心にもない誉め言葉で言い負かそうとする。<br /> 複雑な顔でそれをのみながら次は許さんぞとアグアルは負け惜しみ。<br /> ヴィエントは隊長の言うことももっともだ。<br /> フィオナの囮を使うような戦法は正直好かない、<br /> お前にはそういうことをしてほしくないんだと文句を垂れるも、<br /> フィオナはギネヴィアの勝利のためなら何でもすると息巻く。<br /> その時、一隊にもたらされたのは、ギネヴィアが危ないとの知らせ。<br /> そこでフィオナは慌ててギネヴィアの元に走ることに。<br />  </dd> <dt>68 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:48:41 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>フィオナ篇ステージ2 <br /> 疑雲 C.A.0099.11.04 ムフリッド宮殿<br /> 白の群の、ムフリッド宮殿への大侵攻計画は失敗し、撤退することになった。<br /> (ちなみに侵攻失敗の経緯は、ジェラルド篇3を参照のこと。<br /> 時系列的にはジェラルドがダイノコーデット撃退した後)<br /> しかし首領のギネヴィアはまだ宮殿近くに切り込んだまま行方がよく分からないという不安な状況。<br /> そういうわけで、ヴィエントには退路を確保してもらい、フィオナは単身ギネヴィアの救出に向かう。<br /> 宮殿近くまで踏み込み、無事にギネヴィアを発見・保護し撤退する一行。<br /> だが、黒の群はその撤退を見逃すわけもなく、ギネヴィアに向かって砲撃する。<br /> その砲撃に対して、さすがのフィオナも周りのWHたちもそれを阻止できそうもなく焦るのだが、<br /> そんな中一人冷静にギネヴィアは側にいたヴィエントを容赦なく盾にし、砲撃をかわして難を逃れる。<br /> その行動は当然ながらアグアル隊の面々を戦慄させたが、気にもかけずにギネヴィアは撤退を進める。<br /> 重傷を負ったヴィエントは、動揺するフィオナに、俺はギネヴィア様に恩義があるから悔いははないと言い残す。<br /> そんなヴィエントを不憫に思ったフィオナは「せめて私くらいはお前のことを覚えてやらないとな」、と<br /> 白の群の掟、<仲間のコードを吸収してはならない>という掟をやぶり、アグアル隊長が止めるのにも拘わらず、<br /> 彼の記憶コードを吸収することに。<br /> その時に得たヴィエントとギネヴィアの出会いの記憶は、フィオナとギネヴィアの出会いと、<br /> 完全に同じものだった。日時も、会話の内容も。<br /> つまり、フィオナの持っていた記憶は……<br />  </dd> <dt>69 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:49:17 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>フィオナ篇ステージ3 <br /> 離心 C.A.0099.11.11 エルナトパワープラント<br /> ギネヴィアと共に重要拠点エルナトパワープラントに戻ったアグアル隊。<br /> 全く無能な部下ばかりだと吐き捨てるように留守番役たちにギネヴィアが愚痴っている場に現れるフィオナ。<br /> 「貴方に命を救われた記憶は偽物なのですか」と激しく問いつめる。<br /> その発言でギネヴィアはフィオナが掟を破ったことを知る。そしてギネヴィアはその問いを否定しない。<br /> フィオナたちは、命の恩人であるギネヴィアのためだと思ったから手を血に染めてきたのに、<br /> それが全部嘘だと! <br /> 「どこの馬の骨ともしれぬ下郎を駒として使ってやったのだからむしろ感謝して欲しいものだな」<br /> ギネヴィアの態度はふてぶてしい。<br /> そこでフィオナはぶち切れるも、ギネヴィア親衛隊の人々に阻まれる。<br /> 記憶を操作されてたって事実を聞いてたのに。と驚いていると、<br /> 彼らは、「それがどうした?」、「ギネヴィア様のためならばその程度のこと何でもないわ!」と狂信的な発言を投げつける。<br /> 居たたまれなくなったフィオナはその場から去る。追うかとした親衛隊を、ギネヴィアはどうせ何もできんと留めるのだった。<br /> <br /> 立ちつくすフィオナに、アグアル隊長は、黒の群が責めてきたから迎撃しろと命じる。<br /> フィオナはアグアルに、群を抜けると表明。ギネヴィアとの記憶が偽物ならこの戦争は茶番でしかないから。<br /> ヴィエントの記憶を見たからそんな結論に達したのと気付いたアグアルに、<br /> 群に入ったきっかけはなにかと問う。それもまた、フィオナと同じだった。<br /> フィオナにアグアルは問いかける。なぜ黙って脱走しなかったのかと。それを聞いて拘束するとは考えないのかと。<br /> フィオナは誰かに聞いておいて欲しかった。拘束されるならその時はその時だと答え、<br /> 隊長、色々とご迷惑をおかけしましたと謝辞を述べ、去っていく。<br />  </dd> <dt>70 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:51:23 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>この撃退が白群兵士として戦う最後の闘いだなと感慨を持つも、<br /> フィオナはアグアル隊と共に黒群を撃退。そのままフィオナはエルナトパワープラントを出て行こうとする。<br /> そんな彼女を待っていたのはアグアル隊の面々だった。<br /> どうも彼らも白の群を抜けることにしたらしい。<br /> どこに行くのか、という問いかけがアグアルの罠ではないと知りフィオナは答える。<br /> キーパーズに参加しようと思っていますと。<br /> それは白群黒群両方を敵に回す道。<br /> この戦争には「ギネヴィア様が中心となり世界を救うという」大義があると思っていた。<br /> しかしそれは幻想だった。記憶を弄って駒とする者が世界を救うなんて絶対にありえない!<br /> ならばフィオナのやらねばならないことはひとつ。……この無意味な戦争を止めること。<br /> それが戦争に荷担した者としてのせめてもの罪滅ぼし。<br /> それを聞いて、<br /> 迷惑でなければ、群を抜けたものの行く当てのない隊のみんなも同行させてくれと、<br /> 罪滅ぼしをさせてくれとアグアルは頼む。<br /> 「わかりました……一緒に行きましょう隊長」<br /> 「うむ、よろしく頼む」<br /> と請け負ったものの、そして、もう自分は隊長ではないから呼び捨てで構わんぞと。<br /> それを聞いてフィオナは応じる。「そうですね、そっちの呼び方の方が慣れています」<br />  </dd> <dt>71 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:52:28 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>フィオナ篇ステージ4 <br /> 奇幻 C.A.0099.11.16 レグルス市街<br /> キーパーズの本拠があるという噂を頼りにレグルス市街に来たものの、キーパーズの姿は見えず。<br /> そこへ白の群からの刺客一団が登場。それを率いる者の姿は、死んだはずのヴィエントだった。<br /> 彼はギネヴィアの命令により、フィオナを始末しに来たと言う。<br /> 私はお前と戦いたくない、頼む見逃してくれと訴えるフィオナ達。<br /> しかしヴィエントは裏切り者の言うことなんてきくかよと話は通用せず、<br /> 問答無用とばかりに手勢を率いて襲いかかってくるのだった。<br /> 襲撃されたからには必死でアグアル隊の面々は追っ手に反撃し、ヴィエントをも倒すが、<br /> ヴィエントはこれで終わったと思うなよとばりばりに悪役ライバルな捨てぜりふを吐いて離脱。<br /> 結局レグルスではキーパーズに会えずじまい。<br /> 手がかりもないしどうしよう、と困るものの、<br /> フィオナは倒した追っ手の記憶コードを吸収して、ケイド・クレーターでキーパーズが目撃されたことを知る。<br /> 次はケイド・クレーターに行くことに。<br /> <br /> 記憶コード 援護 C.A.0099.10.12<br /> ケイド・クレーターでの戦いに参加しようと馳せ参じた白の群の兵士二人。<br /> しかし戦闘はとうに終わっていた。着くのが遅れた。こりゃ下手したら厳罰物だなと頭を抱える兵士。<br /> そして彼らは人間の娘(※ジーンの姉アリーズ)を連れたキーパーズのヘイズを見かける。<br /> それを見た一人の兵士は、俺は群辞める。今まで迷惑かけたなと言い出す。<br /> 何で俺たちは戦争をしているのだろう。世界を救うのが目的なのに。<br /> これはおかしいと頭の中でもう一人の自分が言ってるような違和感があるのだと。<br /> キーパーズになりにいく、と離脱するのだった。<br />  </dd> <dt>72 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:53:21 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>フィオナ篇ステージ5 <br /> 同志 C.A.0099.11.27 ケイド・クレーター<br /> ケイド・クレーターで待ちかまえていたのは、またもヴィエント。<br /> 今回は大量に戦闘員を連れてきて相当な物量作戦でアグアル隊を全滅させるつもりのようだ。<br /> 連戦に次ぐ連戦の中、助太刀するぞ! と空から巨大ゴーレム(ジェラルド篇でのランドスケイプの使者)が参戦。<br /> そしてフィオナはヴィエントの手勢を全て倒し、ヴィエントをも倒す。<br /> 死ぬ直前にヴィエントはかつての記憶と意識を取り戻す。ムフリッド宮殿で撃たれた後、<br /> ギネヴィアに治療された際にさらに洗脳されて追っ手にされたらしい。<br /> そして「死ぬなよ、フィオナ」と言い残して死ぬ。<br /> これからどうするのかと問われるフィオナ。彼女はランドスケイプの手助けをすることを決意する。<br /> <br /> フィオナ篇ステージ6 <br /> 決意 C.A.0099.12.12 ミルザム島<br /> ランドスケイプに連れてこられたのはミルザム島。<br /> ランドスケイプにはジーンという息子がいて、彼と連絡したいのだが通信用アンテナが壊されたのでそれができないらしい。<br /> そこで修理する間、ゴーレムを護衛して欲しいのだと依頼され、フィオナは島を襲撃する手勢を全滅させる。<br /> ようやく息子と連絡を取れたランドスケイプ。<br /> 彼はフィオナに、予想はしていたが息子が人間ではなくなってたことに動揺してたのだと漏らす。<br /> <br /> ※アンテナ破壊はジェラルド篇ステージ4。<br /> 再度ミルザム島に行った時に修理されてたのは、ランドスケイプがここで修理したから。<br /> ここでの通信がジーン篇ステージ7ラストの通信。<br />  </dd> <dt>73 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:54:01 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>フィオナ篇ステージ7 <br /> 乱戦 C.A.0099.12.22 アルフェッカ島<br /> アルフェッカ島に到着したアグアル隊。そこでようやくランドスケイプの本体とご対面。<br /> ランドスケイプに対面したフィオナは、彼があのアルヴィン博士なのだと理解する。<br /> しかし計画の肝心かなめだった彼の子どもたちは逃亡したらしい。それは深刻だと考えるフィオナに、<br /> 残っていたミームは、「大丈夫きっと帰ってくるから」と励ます。<br /> その表情は、実は不安でもある自らを励まし、<br /> かつフィオナにもジーン達の帰還を信じてほしいという、真摯な表情だった。<br /> その思いを汲み取り、フィオナもジーン達が帰還することを信じることにする。<br /> アルヴィンは、ジーン達が戻ってくるまでここを守ってほしい。<br /> 今のところアルヴィン博士の協力者はミームの他にも、元黒の群・ジェラルドと元キーパーズ・ヘイズがいるらしいが。<br /> 無茶な話だから強制はしないとアルヴィン博士は言うものの、<br /> 「今さら私が命を惜しむ理由はありません」と言い切るフィオナ。<br /> 白の群・黒の群共に大襲撃を受けるアルフェッカ島。<br /> リコード計画が行われるまで、フィオナはアグアル隊とミームと共に襲撃者を撃退することに。<br /> 「やれやれ……こうなったらやるしかないな」とぼやくアグアル。<br /> アルヴィン博士はいいのかと問うも、<br /> 「ワシは……あいつを死なせたくないんでな」<br /> ときっぱり宣言するのだった。<br />  </dd> <dt>74 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:57:04 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>フィオナ篇ステージ8 <br /> 終局 C.A.0099.12.24 アルフェッカ島<br /> 襲撃の最中、フィオナはギネヴィアと遭遇する。<br /> ギネヴィアは自らが新世界の神となるために、アルヴィン博士の計画が邪魔なのだと知ったフィオナは、<br /> アルヴィンの元に行くのなら私を倒してからにしろと挑発し、ギネヴィアと対決。<br /> ギネヴィアは強い。だが彼女の最強のコードは自分の力ではなく今まで他者を利用し、踏みにじってきた結果。<br /> だから、フィオナは負けるわけにはいかない。<br /> ギネヴィアを殺し、フィオナはリコードが無事行われ、アルフェッカ島に青空が広がるのを見とどける。<br /> これで本当に世界は救われたのか? と内心不安なものを持つものの、<br /> 多くの人々の血が流れた。だからきっと良くなるさと亡きヴィエントに語るように自分に言い聞かせ<br /> 今はしばし、休もうと一時の眠りにつくのだった。<br /> <br /> エピローグ<br /> シエロとベルーダは風のいくまま気のむくままな旅に<br /> 二人行くことにし、アグアルにお別れを言う。<br /> そんなアグアルは<br /> 白黒両群の残党狩りだなんて旅に出ようとするフィオナは危なっかしい、<br /> ワシのようなしっかり者がついてないと、と付いていくことに。<br /> 足手まといになったらすぐ捨てるからと冷たく言うフィオナ。<br /> だが、最後には、<br /> 「では、行きましょうか、アグアル」<br /> そう言って二人は、旅立っていった。<br />  </dd> <dt>75 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)22:58:54 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>「多くの人々が己の流儀(コード)に従い<br /> 走り続けたこの時代<br /> 彼らの足跡を追うことは<br /> あたかもこの砂塵の地を吹き抜ける<br /> ひとおりの風を追うに等しいことでした。<br /> ヒトでありヒトでなくなった者たちは<br /> 皆何も語らずとも<br /> 共に歩んだ者の意志を継ぎ、<br /> また思いを継がれてゆきました。<br /> 未来の灯を絶やさぬように」<br /> <br /> 補足<br /> ・シエロとベルーダは影薄い。折角存在してるのにあんまり喋らない。<br /> ・要するに白の群はギネヴィア様至上主義、すべてギネヴィア様のために(という洗脳をされた)WHだらけの組織なので、<br /> 黒の群とぶつかり、その結果黒の群もまた対抗していくうちに<br /> 本来の目的とずれた武力主義、威圧的組織になって世界で戦争したわけです。<br /> そんな中、人間の保護のために戦争回避を目的とするWHの有志による組織の必要性も出てきて、<br /> 結果キーパーズが結成されたらしい。というのがここまでの三人の話で断片的に語られた組織の真相。<br /> ではなぜ、キーパーズは人間を保護しようとするのか。その話は最後の物語、ヘイズ篇にて。<br />  </dd> <dt>76 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)23:03:00 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>「黒の群を終わらせたジェラルド、白の群を終わらせたフィオナ。<br />  その影で……」<br /> <br /> ヘイズ篇<br /> <br /> ヘイズ篇ステージ1 <br /> The Riverhead<br /> <br /> C.A.0075.3.12<br />  その日、キーパーズのヘイズ・ヒーリー達はデュオカリオンに迫った。<br /> 「コードを渡せ! アッシュ!」<br /> だが、アッシュ=デュオカリオンは拒否し、抵抗する。<br /> 「オレの記憶(コード)は渡さない!」<br /> アッシュはキーパーズのメンバー数人を自らの特殊能力コード転写<br /> (自らを全部コード情報として強引に他者に転写してそのコードを乗っ取るという超卑怯くさい特殊能力。<br /> ちなみにこんな特殊能力持ってるのはアッシュだけ。理由は後で判明する)や自らのアームで殺害し、<br />  ヘイズはキーパーズのリーダー・ハヴェルに攻撃許可を求め、アッシュを攻撃するも<br /> アッシュは「無駄だよヘイズ」とせせら笑い、<br /> キーパーズからの脱退と、<br /> 「引き金はおまえらが引いたんだからな、オレはおまえら(ウォーヘッド)を喰らいつくす!」<br /> とを宣言してその場を去っていく。ヘイズたちはその姿を黙って見送るしかできなかった。<br />  </dd> <dt>77 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)23:05:34 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>それから数十年。C.A.0099.10.11。<br /> ヘイズは未だアッシュのコードを入手できていなかった。<br /> 分かっているのは各地でアッシュがWHを殺して回っているということ。<br /> アッシュのコード奪取がヘイズの本当の任務。<br /> ハヴェルは言う。アッシュの成長は計画のリスクに比例するからこれ以上の放置はまずいと。<br /> もっともヘイズの持つ外務記憶装置さえ無事ならヘイズの行動にはそれなりに自由を認めてはいる。<br /> だが方舟が全て落下した今、キーパーズの目的として生存者の保護をせねばならない。<br /> そのためヘイズは派遣された、ケイド市街にあるスタジアム跡に生存者がいないか探索しろと。<br /> スタジアム内を全て探索したものの、生存者は居ず愚痴るヘイズ。そこで走ってくる人間の影。<br /> そこには人間の若い娘がいた。驚くヘイズ。しかしそれを追って現れたのはデュオカリオンであるアッシュ。<br /> 反撃体制を取ろうとするヘイズに、<br /> 突然現れたハヴェルはこの娘を連れて里に行けと、アッシュの前に立ちはだかる。<br /> 自分で連れて行けよ、と思うヘイズに、<br /> 「実の弟だ。あいつに喧嘩負けしたことはないよ」とハヴェルは言い放ち、<br /> 二人を逃がすのだった。<br /> <br /> ※ジーンの元からアリーズを連れ去ったハヴェルは、そこをデュオカリオンに襲撃され、<br /> アリーズの安全のためにヘイズに預けましたと。<br />  </dd> <dt>78 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)23:10:33 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>ヘイズ篇ステージ2 <br /> Changes C.A.0099.10.12 ケイド・クレーター<br /> 人間の娘の名前はアリーズ。<br /> かつて自らが住んでいた地ケイド市のなれの果てケイド・クレーターにて戦い続ける黒と白のコーデッドを見て、<br /> 世界が変わっても人間ってやることは同じね。と言うアリーズ。<br /> 「目的は同じでも、やり方で揉める」ヘイズは冷静にそう述べる。<br /> 「でも人間の姿は変わったのねと、次世代種かと思ったわ」と関心するアリーズ。WHの体は相当頑丈そう。<br /> これならジーンも大丈夫かな、とアリーズはオテロの方に歩いていって、ウォーヘッドになろうとするがヘイズは阻止する。<br /> この世界には人間が暮らしている隠れ里というのがあって、<br /> そこに連れて行くのが今の所のヘイズの任務なのだから。<br /> 彼女は生き別れた弟以外に父親もどうしているのか気になっているようだ。<br /> 方舟では家族は基本的に同じ区画に乗ってるものなのにと訝しむヘイズに、<br /> 「お父さん、方舟関係者だったから」と応える。それでヘイズは気付いた。<br /> 「アンタ、アルヴィン博士の娘か」<br /> アルヴィン博士は方舟計画の提唱者で責任者であるから超有名人。知らないのは地上人ぐらいのものらしい。<br /> そしてヘイズ本人は昔、ちょっとアルヴィン博士と仕事でつきあいがあったようだ。<br /> ヘイズの記憶では、かつてアルヴィン博士はしばらくハヴェルたちと旅をしていたが、<br /> ある日姿を消し、それ以来行方が知れない。<br /> それが百年くらい前の話だと聞いてアリーズはがっくりするものの、<br /> WHの寿命は長いからとヘイズはフォローする。<br /> アルヴィン博士も、どうも生きてはいるらしいし、方舟が落ちたことは地上のどこからでも分かるから、<br /> あちらも探すつもりがあればいつかは出会えるだろうと。そんな風に励ますのだった。<br />  </dd> <dt>79 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)23:11:32 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>ヘイズ篇ステージ3 <br /> Water Crown C.A.0099.11.05 ムフリッド宮殿<br /> ムフリッド宮殿を通りがかった二人。何故か宮殿は襲撃を受けており騒々しい。そんなの記憶になかったのだがと。<br /> 「ちょっと弔っていく」とヘイズは言い出す。<br /> 「ウォーヘッドってのは、往生際が悪くてな、死んでも、記憶をコード化して残すんだ」<br /> コードというのはセントラルコードが司る二十三の要素。全てはその組み合わせによって存在する。<br /> アリーズは博士の娘なので子守歌代わりにその知識を身につけていた。<br /> ……アルヴィン博士はそんな話しかできなかった人だったのだ。<br />  そのコードを回収する行為を、ヘイズは弔うと表現する。<br /> しかし、こんな時代だから、情報収集とか自身の成長とかそんな自分勝手な都合で回収するのだが。<br /> 絶命したWHたちの記憶コードを回収するヘイズ。<br /> ヘイズは回収したコードを身につけている外務記憶装置(コーディングユニット)に保存する。<br /> これは集合墓地みたいなものだと。<br /> 普通のWHは脳に記憶コードを取り込むのだと説明すると、<br /> 記憶を記憶するなんて混乱しそうねとアリーズは疑問をつぶやくが、<br /> ヘイズはその意見には同意しつつも、<br /> 「事象は刺激に、刺激は言語化されて記憶に、記憶は編集されてひとつの物語へ。<br /> その物語からのリアクションが自我なら、脳にとっては記憶に自分も他人もない<br /> ってハヴェルが言ってたぜ」と。なにか危うい感じはあるが、<br /> 自分という縛りも、セントラルコードの縛りもない。ただひたすらに流れるところに、<br /> そこにWHの強さの秘密があるのではないかとヘイズは考えていた。<br />  </dd> <dt>80 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)23:12:55 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>ヘイズ篇ステージ4 <br /> Drift from Drift C.A.0099.11.22 コル・ヒドラエ遺跡<br /> たどり着いた隠れ里はとうにWHの襲撃を受けており、全滅していた。<br /> そこで携帯電話でハヴェルに通信連絡取るも、なかなか繋がらず。<br /> 仕方がないので、キーパーズの会合があるレグルスに行くことに。<br /> ようやく電話が繋がった時に、受け取ったのは何故か別人。<br /> アッシュ似の声である彼は、ハヴェルに対して何らかの苛立ちを持っているようだ。。<br /> 相手の会話を聞いて、「ジーン、私よ!」とアリーズが割り込む。<br /> アリーズは、これからヘイズとレグルスに行くということを言ってしまう。<br /> ヘイズは警戒して誰がハヴェルの携帯電話を拾ったのか問いつめるも、<br /> 電話相手は「今は言えない」と言うため、じゃあ話は終わりだ!とさっさと通信を切る。<br /> 弟なのにと食い下がるアリーズに、<br /> もしかしたらジーンの記憶とかジーンの声の情報のコードを持った他人かもしれない。<br /> だから信用はできないとヘイズは言い放つ。<br />  </dd> <dt>81 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)23:15:01 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>ヘイズ篇ステージ5 <br /> Back Current C.A.0099.11.23 ミンダカ渓谷<br /> 前の通信ぶつ切れ事件でアリーズの苛立ちは最高潮に達していた。<br /> WHにもなれず、弟にも会えずじまい。<br /> キーパーズが人間をWHとならないように保護するのは、数が少ないから。<br /> この世界で人間を見たか?と言うヘイズを、<br /> 「人を絶滅危惧種みたいに言うなあ!」と崖の上から突き落とすアリーズ。<br /> 不意をつかれ、ヘイズは崖から転落。崖の下の河でずぶぬれになりながら、ヘイズはぼやいた。<br /> 「そりゃ、俺たちだっての」<br /> WHは子孫を残す能力が無いから、<br /> いくら寿命が長くても人間と違って間違いなくいつかは絶滅する種族なのだ。<br /> ややこしいことに、この地は白の群の拠点の一つであり白の群の兵士がうようよしている。<br /> そんな二人を妙に楽しそうに遠くからデュオカリオン……アッシュは眺めていた。<br /> アリーズは苛立ったまま、ヘイズに「構わないで!」言い放ちそこらをのし歩く。<br /> 仕方なく、ヘイズはこの地にいる白の群兵士を絶滅させることに。<br /> 憤りながら一人歩くアリーズだったが、アッシュ=デュオカリオンがいきなり出現し、<br /> やたらなれなれしく話しかけてくるのには足を止める。アッシュはどうやらアリーズをよく見知っている模様。<br /> 「誰よ、あんたなんか知らないわ」とアリーズは突っぱねるも、<br /> 「だろうね」とアッシュは平然と返す。そこへアリーズを探しにきたヘイズと対面する。<br /> アッシュはヘイズに協力を求める。<br /> この世界は間違っている。<br /> 世界を綺麗に掃除して、WHは皆殺しにしちゃって、きれいさっぱりになってリボーンを迎えようぜと。<br /> そんな誘いは当然ながらヘイズは断固として断る。<br /> そんな会話の中、一度も攻撃してこない、いや攻撃のそぶりさえ見せない彼に驚嘆し、<br /> 「アンタ、弱点作ったよ」と冷酷に言い放ってアッシュは去っていく。<br />  </dd> <dt>82 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)23:24:50 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>ヘイズ篇ステージ6 <br /> Calm after the Storm C.A.0099.12.02 レグルス市街<br /> ハヴェルは表向き科学者だったが、裏では秩序維持軍の管理もしていた。<br /> そのメンバーは方舟乗船権を餌に集められた辺境出身者。<br /> 辺境出身のヘイズもまたその一人だった。<br /> そしてハヴェルの弟アッシュは何故だか<br /> 世界の秩序を提唱するがその実は過激テロ組織・ガーディアンズの一員であり、<br /> 前の世界ではアッシュとヘイズはよく衝突していた。<br /> だが、ヘイズはアッシュのことは嫌いというわけではなく、キーパーズにいた頃は仲間として共に背中を預けたこともあった。<br /> そういう思い出話をしながらもレグルス市街に到着した二人。<br /> 前の通信聞いたジーンは、多分レグルスに現れるだろうから、そこまではつき合ってもらうと言うヘイズに頷くアリーズ。<br /> しかしハヴェルを探しに入ったレグルス市街で二人が見たのは、<br /> 散乱するキーパーズメンバーの死体と、<br /> ハヴェルの死体を抱きかかえるジーン。<br /> 「オレがやったんじゃない!」とジーンは訴える。<br /> 髪型除けばアッシュに声も顔立ちもそっくりなジーンの面影にアッシュを見たヘイズは動揺し、<br /> アリーズは何故か脈が激しくなり、共に即答ができない。<br /> そうこうしているうちに、キルロイと揉めたジーンは、ミームに引っ張られてレグルスを去る。<br /> 説明しようとするキルロイに、コードを見れば分かると、ヘイズはハヴェルから記憶コードを吸収。<br /> キーパーズを、ハヴェルを殺したのはアッシュだった。<br /> まさか、キーパーズやハヴェルの方が自分より先に逝ってしまうとは。<br /> ヘイズは決意する。<br /> アッシュを、弔うと。それが彼の果たすべき任務だったのだから。<br /> <br /> ※ジーン篇説明では割愛したが、いくら人類を滅びから救う計画だといえど、<br /> 人口と物量の問題で、世界に住む人々全員が方舟に乗れたわけではない。<br /> 乗船権利は都市住民を優先して与えられ、辺境に住む者にとって乗船権は特権的に与えられたもので、<br /> 全員が乗れたわけではなかった。信条等から乗船権を持ちながら乗らなかった者もいた。<br /> その事実をガーディアンズは方舟計画反対の口実にし、計画関係者を殺傷するようなテロ活動を行っていた。<br /> ハヴェルやサリヴァンなど若手研究者が登用されたのも、殺傷によってできた穴を埋めなければならなかったのがきっかけ。<br />  </dd> <dt>83 :<a href="mailto:sage"><b>コード・エイジ・コマンダーズ</b></a>:2006/09/04(月)23:31:36 ID:CtG9NBpn0</dt> <dd>ヘイズ篇ステージ7 <br /> Streams Join C.A.0099.12.15エルナト・パワープラント<br /> キルロイというWHは、世界を救うための計画を実行しようとしている。<br /> 全くそれには興味がないヘイズだが、<br /> デュオカリオンはWHが多くいる所に現れるんだろ、まずは移動手段を得なければという<br /> キルロイの言葉に乗って、一行はエルナトパワープラントにやってきた。<br /> そこで行動するための足である飛空船を強奪することに。<br /> 奇しくもアッシュはこの場所を襲撃中であった。<br /> 飛空船に乗ろうとした一行を襲うアッシュ。<br /> キルロイは船の行き先をプログラムしたあと、「ランドスケイプに会え!」と<br /> 言い残してアッシュを一人迎え撃つため、空に躍り出る。<br /> だが、アッシュはあっさりとその体を踏み、船に飛び移り、<br /> キルロイは一人大地へと落下していった。<br /> ……もはやアッシュとの戦いは避けられないようだ。<br /> (続く)<br />  </dd> </dl> <p> </p> <dl> <dt>327 :<a href="mailto:sage"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></a>:2006/09/25(月) 01:07:15 ID:dbzsad7y0</dt> <dd>コード・エイジ・コマンダーズ投下してる者ですが、<br /> 現在の書き方表現(この書き方では時系列が分かりづらい等)に<br /> 限界を感じていたのと、諸処の理由とで<br /> 誠に勝手ながら、ここで投下してたのを一旦止めます。<br /> 本当にすみません。<br /> のちに丸々全部書き直せたらいいんですけど、確約はできないです。<br />  </dd> <dd>  <hr /></dd> <dt>284 :<a href="mailto:sage"><b>コードエイジコマンダーズ</b></a>:2007/11/14(水) 23:57:12 ID:Ezf5e5SP0</dt> <dd>コードエイジコマンダーズのヘイズ編、前に書いた人間とは違うけど<br /> <br /> アッシュはハヴェルの弟だが、優秀な兄に反発して方舟計画に反対していた。<br /> 人々が方舟に乗り眠りにつこうとした時、アッシュは腹いせから、<br /> リ・ボーン後も人々が目覚めないように方舟の設定を変えてしまう。<br /> そしてリ・ボーンが起こるが人々は目覚めず、アッシュの思惑は成功。<br /> (リボーンは起こっており、方舟計画自体は失敗したわけではなかったということ)<br /> <br /> しかし、アッシュ自身はリ・ボーンの影響で、白黒コーデッド混合のデュオカリオンに変化してしまう。<br /> 成すすべないままアッシュはたった一人で方舟のなかを歩き回り、6万年の時が流れる<br /> 何度目かのリ・ボーンを経て方舟は崩壊し、アッシュはやっと外の世界へ。<br /> はじめはキーパーズとして行動するも、戦乱の世に失望して、<br /> 世界を滅ぼすというひねくれた考えを思いつく<br /> <br /> ・・・で、ヘイズは最終的にアッシュと戦闘になり、相打ちで倒れる<br /> 自分が集めて来た、子孫を残せないウォーヘッドたちのコード(記憶)を、<br /> 子孫を残せる体=生身の人間であるアリーズに託す。<br /> キーパーズの目的は、子孫を残せる人間を保護し、自分たちの記憶を受け継がせること<br /> <br /> エンディング後<br /> ジーンは各地を旅して救世主と呼ばれるも、コード・エイジ・アーカイヴスで</dd> <dd><font color="#585858">コードクライシスによって暴走し、ロストRに吸収される。</font></dd> <dd>ジェラルド忘れたけど数百年生きて大活躍したみたい<br /> フィオナは戦闘を続け、ある時レグルスでの戦いで倒れる<br /> <br /> アリーズは生身の体ながらも、ヘイズ=ウォーヘッド全体=子孫を残せない者たち の遺志を<br /> 次世代に繋ぐため、逞しく生きてくことを決意<br /> <br /> という感じ<br />  </dd> <dd> </dd> </dl>

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