第2次スーパーロボット大戦OGpart67-98~105,108
98 :第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:36:10.74 ID:0PTHs8WG0第2次スーパーロボット大戦OGを投下します。中盤の流れはカットして序盤と終盤だけ。
話の構成はスパロボEX+第4次(F)+D+MX+第2次α+リアルロボットレジメントとなっています。
第2次スーパーロボット大戦OGSUPER ROBOT WARS OG EPISODE 3 THE GAIA SAVOIR
今まで他のスパロボ作品における『αナンバーズ』『ZEUTH』『ZEXIS』のような固有の部隊名称の無かったハガネ・ヒリュウ改は「鋼龍戦隊」という名前を与えられて地球を守ることに。
【オープニング】修羅の乱と呼ばれる戦い(OG外伝)から暫しの時が流れた。旧DC本拠地アイドネウス島は独立軍事組織『GS』の拠点として再度の要塞化と様々な機動兵器が集められていた。そんな中、一人の少年兵が機動兵器で脱走しようとしたが、追撃部隊に撃墜されてしまう。脱出ポッドが作動し漂流中の所を救助された少年は、大怪我を負っていたので近くにいた鋼龍戦隊に預けられた。
99 :第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:38:21.94 ID:0PTHs8WG0【本編】そんな鋼龍戦隊は突如として地底世界ラ・ギアスに召喚されてしまう。そんな中で目を覚ました少年は記憶を失っており、分かるのは自分の名前が『イング』であるという事だけであった。また、機動兵器操縦も体が覚えているという事なので鋼龍戦隊は彼を戦いに投入する事となった。
ラ・ギアスの混乱を収拾して地上に帰還した鋼龍戦隊だが、謎の失踪扱いとなっていた彼らに対して大統領補佐官のアルテウル・シュタインベックが大統領のグライエン・グラスマンと共に現れた。艦隊に包囲された形の鋼龍戦隊に対してアルテウルは武装解除してお前らの機体を全部寄越せと無理難題を言ってきた。さすがにそんな無茶な要求は受け入れられないとして鋼龍戦隊はバリアを展開しての突撃陣形で強引に撤退しようとする。するとアルテウルの指示により進路にいきなり大統領の搭乗する輸送機が放り出された。敢えて包囲網に穴を開けておけば、そこを突破して撤退する事を見越していたらしい。船は止められず大統領は鋼龍戦隊に轢き逃げされて死亡。
こうして、鋼龍戦隊は地球連邦政府に対する反逆者となり追われる身となった。
100 :第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:39:45.26 ID:0PTHs8WG0南極の遺跡ファブラ・フォレースから突如現れた破滅の軍勢『ルイーナ』、インスペクター事件(OG2)で地球を襲った異星人インスペクターに代わる新たな異星人『ゲスト』、歴史の影で暗躍してきた秘密結社『バラル』、そして大統領が死んだ事でアルテウルが率いる事になった連邦軍と異なる独立軍事組織『ガイアセイバーズ(GS)』。鋼龍戦隊は、孤立無援の中で厳しい戦いに身を投じる事となった。ただ、アルテウルに対し疑念を向ける軍内部の人間のサポートもあって、どうにか激戦を勝ち進んでいく。
戦いが進む中、地球全域はバラルが原因と思われる謎の結界に包まれ、宇宙との行き来が不可能になる。そして、鋼龍戦隊も地上と宇宙に分断されてしまった。
地上に残っていたハガネはガイアセイバーズの本拠地アイドネウス島を攻撃し、ガイアセイバーズを壊滅させる。本拠地の調査を進めればいずれ大統領殺害に関する証拠も集まるので鋼龍戦隊への嫌疑も晴れるだろうという事だった。
ゲストと決着を付けるため、地球が封印される前に宇宙に上がっていたヒリュウ改は、かつて敵対していたインスペクターの指揮官メキボス・ボルクェーデと共にゲストに占領されていた月に向かい、総司令官ゼゼーナンを倒してゲストとの戦いを終わらせた。ハイリスクな地球突入作戦を実施し、ルイーナ本拠地の南極に降り立つ。そこにガイアセイバーズとの戦いを終えたハガネも合流し、戦いは最終局面に進むのであった。
101 :第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:42:13.17 ID:0PTHs8WG0南極遺跡の最深部にあるファブラ・フォレース。その正体はあらゆる時間や世界を繋ぐ門『クロスゲート』だった。くわしくは第3次αや無限のフロンティアで。そのクロスゲートからルイーナの首魁である『破滅の王』ことペルフェクティオが現界していくる。設定がDと同じなら完全体登場=宇宙終了なのだが、人間に憑依する形で出てきたせいで力をフルに発揮できない。犠牲を伴いながらも破滅の王をクロスゲートに封印したが、そこにマッドサイエンティストのババァが出てきてクロスゲートを奪おうとしたのでついでに撃破した。
残すは地球を封印したバラルのみ。彼らは本拠地であるバラルの園へ向かう。そこに待ち受けていたのはバラルのメンバーが神として崇める自称地球の守護神こと人造神ガンエデン。第2次スパロボαのラストボスである。※αシリーズでは地球(プロトカルチャー)産だったが、OGシリーズでは宇宙から来たものである。
ガンエデンは、守護対象は地球に生きてる人間だけだといって長距離砲撃で月やコロニーを攻撃し始める。※月への攻撃は無人の渓谷に当たっただけなので特に問題は無かった。そして、地球内部の人間に関しては白痴化して争わないようにするとの事。月やコロニーを守るため鋼龍戦隊はガンエデンを破壊する。
102 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/30(日) 11:43:57.40 ID:0PTHs8WG0しかし、そこにガイアセイバーズのアルテウルが旗艦エア・クリスマスと共に空間転移で乱入してきた。マッドサイエンティストなババァの遺産であった人工知能AI1で半壊したガンエデンを乗っ取ろうとする。しかし、特殊な素養持ちでないとガンエデンは動かせない筈であった。そこで彼は叫ぶ。「我が真言を聞け!テトラクテュス・グラマトン!!」すると、鋼龍戦隊の一員であったイングに異変が。彼はAI1とガンエデンに取り込まれ、異界の門が開いてしまう。
異空間に飛ばされた鋼龍戦隊、そこに異形と化したガンエデン(アダマトロン)が出現した。謎の仮面を象った頭部の上には天使の輪の如くクロスゲートが鎮座し、胸部にはAI1がカラータイマーの如く据え付けられ、下半身は蛇のように変貌していた。その姿は邪神そのもの。
そして、ガンエデンを乗っ取ったアルテウルは仮面を付けて自身の真の名前を告げる。「我はアルテウルにあらず。我が名はユーゼス、ユーゼス・ゴッツォ」スーパーヒーロー作戦とスーパーロボット大戦αでラストボスだった男。そしてOGシリーズにおいても、異星人『ゼ・バルマリィ帝国』の一員。全ての始まりであるメテオ3を地球に送り込み、L5戦役を引き起こした黒幕でもある。※アルテウルの顔は、スーパーヒーロー作戦のユーゼス(整形前)と同じものなのでプレイした事ある人には正体バレバレ。
103 :第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:46:54.58 ID:0PTHs8WG0イングはガンエデン乗っ取りの為に作り出した特別な人造人間であり、鋼龍戦隊に彼を拾わせ戦いの中でイングの力を成長させるのが彼の狙いだった。大統領暗殺の濡れ衣を着せたのも孤立無縁という逆境に追い込む事でイングの力を引き出す狙いがあった。そのやり方は、かつてユーゼスが傀儡として操っていたアウレフ・バルシェムことイングラム・プリスケンと同じ。
なんでガンエデンを乗っ取ろうとしたのかというとユーゼスには『虚憶』の欠片があったからその正体を探ろうとしたのが全ての始まりであった。虚憶とはいわゆる前世の記憶であり、プレイヤー視点では別作品の記憶となる。つまりスーパーヒーロー作戦やスパロボαの記憶を断片的に受け継いでいる事になる。
そして、虚憶を補完したユーゼスは因果律操作を可能とする『クロスゲート・パラダイム・システム(CPS)』で世界や運命そのものを改変しようとする。自分の故郷であるゼ・バルマリィ帝国ですらも消去したいようだ。しかし、その為には鋼龍戦隊をCPS無しで排除しなければならないようで戦いを仕掛けてきた。ちなみにアダマトロン頭部のクロスゲートは南極から持ってきたもの。鋼龍戦隊がガンエデンと戦っている最中に南極遺跡を襲撃しAI1と無理やり融合させる形で持ち出した。
104 :第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:54:12.45 ID:0PTHs8WG0自己修復能力が付与されたアダマトロンは強敵であった。しかし、異星人としての正体を現したことで激昂したエア・クリスマス艦長リー・リンジュンが瀕死の体でアダマトロンに対して特攻する。彼にとってユーゼスはL5戦役で死んだ家族や部下の仇であった。転移によりアダマトロン内部に移動した艦は融合爆発を起こした。更にガンエデンの巫女として内部に残っていたイルイ・ガンエデンの最後の力で、イングはアダマトロンから脱出。自我を確立しユーゼスの枷から逃れたイングは創造主のユーゼスを倒す事に成功した。何故自分が敗北したか分からず狼狽するユーゼスにイングは問う。
イング「イルイを取り込んでしまったのは誰だ?」ユーゼス「私、この私だ!」イング「僕という運命変動因子を造ってしまったのは…誰だ?」ユーゼス「それも私だぁぁぁぁぁ…………!!」
ギャグのような断末魔と共にアダマトロンは消滅し鋼龍戦隊は地球近海の宇宙空間に復帰した。その眼前には無傷のクロスゲートが。アダマトロンは倒せても、クロスゲートは破壊できないほど頑丈らしい。
105 :第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:55:14.29 ID:0PTHs8WG0【エンディング】政府中枢に異星人が潜り込んでいたことが判明した連邦政府は大混乱となった。これにより、ボロボロだったグラスマン政権は完全に崩壊し、ガイアセイバーズに深く関わったメンバーもかなりの人間が逮捕拘束されるとの事。反逆者の汚名が返上された鋼龍戦隊は軍に復帰する。イングは軍に残りイルムガルド・カザハラ率いる新たなチームの一員となった。
グラスマン前大統領は、やり方こそ強硬的ではあったが地球の未来を真剣に考えていたと周囲の人間は語る。ガイアセイバーズ設立もその一環ではあったのだ。ユーゼスのせいで全部台無しになってしまったが。再びクロスゲートから災いが齎された時は、ガンエデンやガイアセイバーズに代わり自分達が地球を守る剣となって戦おうと決意を新たにする鋼龍戦隊であった。
最後に砂浜でイルイが目覚めるシーンでおしまい。αシリーズと同じく、しっかり生き残っていました。
108 :第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 23:02:28.09 ID:0PTHs8WG0※補足事項
エンディングでのメキボスの話によれば、セ・バルマリィ帝国の本拠地は未だに不明との事。αシリーズでは銀河中心部近くに存在し、度重なる外征や宇宙怪獣により内実はボロボロだったのだがOG世界ではどうなっているか全貌が全く掴めていない。ただし、ユーゼスが『愚帝と創世神を超越する』と言っている事から第3次αに出てきた霊帝ルアフとゲペル・ガンエデンは健在の可能性が高い。
寺田貴信P曰く、アルテウルは裏主人公であり、名前の由来はアルティメット+ウルトラとの事。また、アダマトロン戦のBGMは『ULTRA ONE』。エア・クリスマスの赤青銀のカラーリングもそうだが、世界が変わって記憶が欠落しても、光の巨人に対する執着は変わらない様だ。
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