霧雨が降る森
part70-90~94
90 :霧雨が降る森 2016/07/27(水) 21:38:45.53 ID:ub/8YfJV0未解決一覧にあったので、フリーゲームの霧雨が降る森。間違っている所があったら指摘してください
神崎シオリは大学生になったばかりの少女。両親が誕生日の日に事故死、親戚がおらず孤独の身となった。一人寝ていると誰かが呼ぶ声がする。起きると壊れた時計が鳴っていた。止めようと調べると、中には写真があった。両親と祖父が写った写真、裏には阿座河(あざかわ)村と書かれていた。住所も書いてあったため、シオリは夏休みにその場所に向かった。
電車で向かう、駅前でバスを待つがすでに廃路で夜になってもこない。その事を知らせた見回り中の警官に、送ってもらう。住所の屋敷は、現在は阿座河村の資料館になっている。懐かしさを覚えつつ探索すると、そこである絵本を見つけた。この村には昔、次々と男を騙す悪女がおり、罰として森に追いやられた。その悪女は幽霊となり、森を訪れた子供を攫い殺す「ことりおばけ」という幽霊になった。ある雨の日、森の中から村にことりおばけが訪れる。そこにある男が現れ、光る石を使った。するとことりおばけは森の中に帰って行った。それ以来、男はオガミ様と呼ばれた。
真っ暗の中、さら探索していると閉じ込められた女の子がいた。部屋に隠れていたら外から鍵をかけられたらしい。鍵を事務所から勝手に借りて、扉を開けて中学生の少女の佐久間美夜子に会う。話しているうちに玄関の音。向かうと玄関の鍵をかけられていた。別の場所から出ようと別れる。管理人と呼ばれた青年は、黒い服を着て帯刀していた。美夜子が捕まる。シオリは隠れて移動するが、追い詰められ、そして「閉館時間です、警察を呼びました」と書かれた紙を見せられた。刀は模造刀で、男はここの管理人だった。
送ってくれた警官の望月洋介が来る。美夜子は家や学校になじめず、よく家出してここに来ていた。シオリはここは両親の故郷であり、ここは祖父が住んでいた。どんな所だったか知りたいと答えた。だが管理人である須賀孝太郎はそれを断り、すぐに帰れとメモを見せる。須賀はしゃべる事が出来ない。何度も頼むが帰れというメモばかり見せられるシオリ。とりあえず泊まる場所がないので、ここに泊めてもらう。
朝、外には雨が降っている。調べ物を続けるシオリ、須賀がスペアキーを貸してくれる。屋敷内の文献などを調べて行く。子供の行方不明が多かった事、夜光石には霊能の効果、その他に忘却の効果もあるとの事。役人が訪れて、ここの取り壊しの話をしている。失礼な態度に怒ったシオリは、ここは祖父の場所であった。そして孫として売却などはしないと拒絶した、役人は捨て台詞を吐いて去って行く。勝手な事を言ってと謝るシオリに、須賀は礼を言い、昼ご飯を一緒にした。
91 :霧雨が降る森 2016/07/27(水) 21:40:35.62 ID:ub/8YfJV0雨が強くなる中、美夜子がまた家出していなくなったと望月が尋ねる。須賀もこの辺りを探す。一緒に探すと言うシオリだったが、断られる。しかし頼むと屋敷の裏の森にはいかない事を条件に、認められた。またお守りとして、夜光石が三つ嵌ったネックレスを貰う。屋敷の中を探すシオリ、様々な部屋に入るたびに誰かの呼ぶ声が聞こえる。そしてようやく美夜子を発見する。だが美夜子はシオリを見ずに、突然、屋敷の外へと走り出した。須賀や望月はどこにもいない、一人、美夜子を追いかける。そして屋敷の裏の森の中へと入っていった。
森の出入り口には橋と、巨大な夜光石の原石があった。森の中へと入ると、子供の幽霊が現れ一緒に行こうと言ってシオリを追いかける。触れるとペンダントの夜光石が一つ砕け、幽霊も消える。これ以降、あと二回まで触れても大丈夫。。そして森の中には建物があり、内部は牢獄のような場所。中は血で汚れ、髑髏などが転がっていた。ここにも子供の幽霊たちがいる、避けつつ中のいくつかギミックを解いていく。途中である女の思念が頭の中に入ってくる。夫と子供がいて、次の赤ん坊がお腹の中にいた。幸せの中にいた女性は、もうすぐ会えるとお腹の赤子に囁いていた。しかしある日、罪人として捕まる。村の掟で男と子は死罪に、女はここに捕らえられ凌辱され、お腹の中の赤子も流された。それ以来、幽霊となってお腹の中の赤子を求め、子供を攫って殺すことりお化けになった。
建物を出て美夜子を見つける。美夜子はシオリが昔、ことりお化けと約束したと言う。憑りつかれたからわかるのだと。記憶にないシオリだが、早く逃げなければという事はわかり、森から脱出するため入り口に向かう。自分が森の中に入らなければと謝る美夜子、自分の意志でここに来たから一緒に謝ろうと答えるシオリ。途中で分かれ道があった、シオリはなぜか出口への道を覚えていた。だが森の出口まで行くと、外へと出る梯子が壊れていた。他の出口を探しに行こうとする。しかし行く途中、大きな岩の蔦に絡まれ、捕まる美夜子。蔦は固く外す事が出来ない。早く逃げてと言って、気絶した。自分の力では無理だと途中で拾った夜光石を美夜子に預け、助けを呼びに行くシオリ、だが途中でことりお化けに遭遇する。追いかけられるが、途中の分かれ道の先にあった洞窟前に供えられた夜光石により、ことりお化けはこれ以上すすめない。地下水路の洞窟の中に逃げ込む。探索すると屋敷裏手の井戸が通じていた。助けを求めると、たまたまその辺りを探していた望月がその声を聞く。ロープを垂らして、降りてきた。
望月と共に美夜子を助けに戻るシオリ。しかし蔦は固く、銃弾でも壊れなかった。そこに須賀が現れ、刀を一閃、蔦が切れる。模造刀じゃなかったのかと驚く望月だが、黙認する。望月が背負い、屋敷に戻ろうとする。だが道の途中に、地面から無数の触手が現れ、シオリが引きずり込まれた。
92 :霧雨が降る森 2016/07/27(水) 21:43:02.01 ID:ub/8YfJV0シオリは暗闇の中、過去の記憶を思い出させられる。自分は子供の頃、ここに住んでいた事。そこにいた少年と仲が良く、一緒に遊んでいた事。その少年は母親がおらず根暗で周りの子供からいじめられていた。よくシオリが助けていた事。少年が泣いていた頃に守ってあげると約束した事。祖父がいた屋敷は代々、オガミさんを受け継いでおり、ことりお化けを見張っていた事。もしことりお化けと約束したら、祖父や父でも守れない。もし約束したら忘れる事で逃れるが、思い出させて来る事。ある日、仲の良かった男子の父親が事故で死んだ。幽霊のいる森に少年は会えるかもと、行ってしまった。そこでことりお化けに会った少年。そのまま殺されそうになるが、シオリが助けに入り、自分が身代わりになると約束。シオリを連れて行こうとしたことりお化けを少年が止める、猶予を与える代わりに、声を奪われた。約束は覚えていなければ履行されない。夜光石の力でシオリは過去をすべて忘れ、両親と共に村を離れた。そして忘れる前に、少年の須賀は「しいちゃんはぼくがまもるよ」と最後に約束した。
美夜子を背負った望月と別れ、シオリを助けに向かう須賀。その途中で母に会いたいと言う子供の霊が現れ消える。そしてこの先に行く前に、君が作った石を見つけてと言って消える。(取りに行く事で、エンディング分岐)。森の奥に行くとたくさんの子供の幽霊。須賀に怖いから来るなと、お母さんの邪魔をするなとその身で邪魔をする。子供の幽霊にためらう須賀、しかし気を取り直し、まとわりつく子供の幽霊を全て夜光石の刀で切り裂き進む。そして倒れたシオリをようやく見つける。シオリは全ての記憶を思い出していた。涙を流す須賀に、相変わらず泣き虫だなぁ須賀君は、とシオリは言った。
二人で雨の降る森を逃げだす。途中で話をすると、夜光石には幽霊を撃退する力があるが、限界もある。ネックレスが壊れたように、刀ももうすぐ限界。途中で喉が痛む須賀、姿は見えないがことりお化けが追いかけている様だ。井戸に繋がっている地下道へと向かう、地下道の前の供えられた夜光石も朽ちかけていた。地下道を進み、井戸の下に行くが途中から浸水していて進めない。雨の為に水かさが増えたようだ。別の道に探す。取り付けられていた梯子を外し、向こうの道にわたり先を進む。そこには鍵のかかった部屋、そして別の扉の先には台座、その奥はたくさんの書物がある部屋だった。この書物の部屋は屋敷の地下。しかし屋敷に上る為の階段は壊れて上から塞がれ、こちらからでは通る事が出来ない。
93 :霧雨が降る森 2016/07/27(水) 21:47:12.52 ID:ub/8YfJV0(エンディング分岐)●ED5 破られた約束、果たされた約束屋敷に向かって助けを求め大声を出すシオリ。しかし、助けが来るよりも早く、ことりお化け達の気配が迫っていた。部屋の外に行き迎撃しに行く須賀。止めに行くも、部屋の外から鍵をかけられ出られない。このままじゃ須賀君が死んでしまうと、助けを叫び続けるシオリ。そしてようやく望月の返事がした。蓋を外し、ロープを下げて救助される。
シオリは救助されるも、その後、須賀は見つからなかった。そしてシオリは、美夜子に村に二度と来ないように言われる。今もことりお化けはシオリを狙っている、そして夜光石も壊れてしまった。だが、その事を電話で伝えられてもすでに遅い。シオリは阿座河村に向かっていた。母に呼ばれ、須賀君もいるだろう、おぞましく温かいあの場所を目指して。
●ED4 彼が守った約束須賀がシオリを助けに行く前に行ける、森の橋の近くに隠し通路があり、その先には夜光石を加工する小さな工場がある。そこで須賀が最後に作った、夜光石の宝玉を入手しておく。その状態で最後の書物の部屋に行く。
須賀が夜光石の宝珠をシオリに渡す。シオリはそれを受け取るが、必ず一緒にいてとお願いする。そこにことりお化け達の気配が外からする。須賀は微笑むと、部屋の外へと走って行った。追いかけるシオリだが、部屋の外から鍵をかけられ出られない。このままじゃ須賀君が死んでしまうと、助けを叫び続けるシオリ。そしてようやく望月の返事がした。
すぐに須賀の死体は見つかった。死体が残った状態は珍しいと葬式で村の人が言っていた。村を離れ家に一人戻ったシオリ。その夜光石には須賀の想いが込められていると美夜子に言われた。誰かが呼ぶ声が聞こえる度に、夜光石を握る事で、その声が消える。今も須賀にシオリは守られていた。
●ED2 消えた約束須賀から夜光石の宝玉を、シオリが受け取らない。
それを受け取ったら一人で行くつもりでしょうと見抜き、夜光石を受け取らないシオリ。そこにことりお化け達の気配。二人とも生きようと、須賀は迎え打ちに、シオリも助けを呼び続ける。望月が救助に来た。須賀もまた宝玉の力で生きて戻ってこれた。
なんとか難を逃れた二人。早く村を離れるようにと美夜子に言われるが、シオリは残される須賀を思うと離れられない。「森が落ち着いたら呼ぶ」とメモを見せる須賀に、シオリは一度、家に帰る事にした。駅でまた会おうと別れを告げるシオリ。それに須賀は微笑み、最後に夜光石を見せた。電車に一人揺られるシオリ。何故、電車に乗っているのかが自分でもわからない。とりあえず家に帰る事にする。また両親の墓参りに行かなきゃと考えるシオリ、なぜか涙が頬を伝った。
94 :霧雨が降る森 2016/07/27(水) 21:51:22.42 ID:ub/8YfJV0●ED3 約束の番人助けを呼ぶ前に、書物を調べていく。それはことりお化け、そしてオガミ様に関する調査の書類。ある一人の男が、妻の身だった女に横恋慕した。狂気的な執着は、女に濡れ衣を着せて、夫と子を死罪に、女を凌辱させる。その後、幽霊となった女をこの地に留める為に、胎児の幽霊をここに封じた。女の霊は胎児の霊を求め、この地をさまよう。会わせないように男は自分の感情を込めた石で女を退ける。夜光石は決して神聖なものではなく、男の感情が込められた石であった。その男こそオガミ様である。先祖のオガミ様の罪を償う為に、ここでことりお化けを見張り、胎児の骨を探しているが、その欠片が見つからない。その骨の欠片を見つけ、清めて胎児の棺桶に戻して、ことりお化けに会わせれば、成仏する。
森の建物内部で乳白色の欠片を手に入れ、夜光石の宝玉を手に入れていない。書物を何度も調べると鍵が手に入るので、地下道の別の扉の鍵を開けると、そこに棺桶がある。乳白色の欠片を戻す。すると胎児の幽霊が母親と合わせてほしいと言うので、書物の部屋の前の台座にその棺桶を持っていく。ことりお化けが二人の前に現れる。そこに胎児の幽霊が現れ、やっと会えたとことりお化けが言った。これで良かったとシオリは安心する。だがそこにたくさんの子供達の幽霊が現れた。それは今までことりお化けが殺してきた子供達。僕達の母親、成仏させてたまるかと、集団でまとわりついた。呆然とするシオリ、早く逃げてと胎児の幽霊が言う。須賀はシオリを連れて逃げだした。シオリを追いかけてくる子供の幽霊を、須賀が切り殺す。怖い怖い邪魔だ邪魔だと子供の幽霊達は騒ぎ立てた。
ことりお化けとの約束はもう大丈夫だが、今度は子供達の幽霊がシオリを狙っている。お姉さんがほしいと呼んでいる。ここにいては守れないからと、一人村を離れたシオリ。二度と村には近寄らないと須賀と約束させられた。子供達の幽霊は須賀を怖がっているため、見張られている限りシオリの元にはいけない。昔からやってきた事だと須賀はメモを見せる。それっきりシオリの言葉に須賀は何も答えなくなった。虚しさとやり切れなさを胸に帰宅するシオリ。須賀君が穏やかな人生を送れることを、ただ願うだけだった。
●ED1 二人の約束乳白色の欠片と夜光石の宝玉を手に入れていて、扉の鍵を手に入れて胎児の棺桶を台座に持ってくる。
胎児の幽霊とことりお化けを会わせる。すると子供のお化け達がまとわりつき、成仏させない。須賀が切り捨てようとするが、刀が限界を迎え折れる。もうどうしようもないと思った時、胎児が夜光石の宝玉を欲しがる。夜光石は思いを込める石。須賀の気持ちが石から幽霊に伝わる。君はもう許されたと胎児の幽霊は告げる。幽霊達が全部消える。須賀が涙を流し、シオリが慰める。胎児の遺骨もまた無くなっていた。
二人を助け上げ、屋敷で待っていた望月巡査と美夜子。不思議な事ばかりで、適当な調書を作ると言う望月。美夜子を家に送ると言う望月。一緒に行く前に、もう幽霊達は全員成仏したと、美夜子は二人に言った。二人になったシオリと須賀。目的も果たし、もう約束も終わり、須賀君もここに縛られる理由は無くなったとシオリは言う。迷惑かけてごめんなさいと、ありがとうとシオリ。調書とかが終わったら家に帰ると須賀に行って去ろうとする。「しぃ、ちゃん」と須賀は口にする。声が治ったのと「なぁに、須賀君?」と聞くが、赤くなりまたメモになる。話したい事がたくさんあるとメモを見せる須賀に、私も沢山あるとシオリは答えた。
このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー と 利用規約 が適用されます。
1文字以上入力してください
本文は少なくとも1文字以上必要です。
1文字以上入力してください。