ポリスノーツ>>9-210・217~218・262~263、>>20-622~624・627~628・719~728
210 ポリスノーツ sage 04/08/11 15:50 ID:2Mo5/bXp>>200それでは「ポリスノーツ」いきます。プレイ後間が空いているため、内容を確認しながら書くので気長にお待ちくだされ。
まずは用語から
ポリスノーツ・・・人類初のスペースコロニー「ビヨンド・コースト」において、移住者たちの治安を守るために選抜された、宇宙飛行士(アストロノーツ)の資格を持った警官。5人選抜され、マーキュリー計画の『オリジナルセブン』にちなみ、『オリジナルコップ』と呼ばれた。訓練のため火星まで有人飛行(人類初)をしてたりするツワモノ。移住者の増加と、本格的な警察機構「BCP」の成立に伴い、現在は解散。
ビヨンド・コースト(本編中は「BEYOND COAST」「BEYOND」と呼称)・・・2010年完成の人類初のスペースコロニー。また、最初で最後のの「オニール型」(「ガンダム」などでおなじみのあの形)コロニーでもある。本編である2040年、30周年を迎えた。本編の舞台となる場所。人口は約30万人。
EMPS(エンプス)・・・特殊装甲宇宙服。ジョナサンが事故を起こしたのはこれの初期の試作機。その後発展を続け、現在ではパワードスーツのようになっており、軍隊などでも使用されている。また、BCPでも主力であるエリート部隊、「AP」(アドバンスド・ポリス)の主装備として使われている。
フローズナー・・・政府の買い受けた、優秀な人物同士を掛け合わせた凍結人工受精卵から生まれた人間。代理母(ホストマザー)によって分娩された後、政府によって教育される。(名目上は政府の所有物)優秀な宇宙適性や身体能力を持つことから、現在軍やAPの主力のほとんどがフローズナーとなっている。人工血液のため顔色が白っぽい、人工水晶体使っているために瞬きをしない、額に識別コードが書かれているなど、特異な外見をしていることが多い。
217 ポリスノーツ sage 04/08/13 14:13 ID:SKCfTJWR>>211いや、ちょうど久々にやろうと思っていたんで、わざわざってほどでもないです。
変なタイミングになってしまいましたが、次に主要人物を。
ジョナサン・イングラム・・・主人公、ロス市警麻薬課出身の元ポリスノーツ。2013年、ビヨンドに就任した直後、EMPSの試作機「ユーリー」のテスト中の事故で宇宙に投げ出され、25年間コールドスリ-プ状態のまま宇宙を漂流した。奇跡的に救出されたが、25年間の漂流で妻・友人・仕事などほとんどのものをを失ってしまい、また、事故の後遺症として、重度の宇宙恐怖症となり、宇宙に出ることさえもできなくなった現在では、過去の思い出が残る街、オールドロサンゼルスで一人、探偵事務所を営んでいる。かつては、短気で無鉄砲ながらも正義感ある男だったと言うが、すさんだ生活のためか、現在では少々やさぐれ気味。最後の有煙タバコ「モスレム」を愛用し(禁煙のコロニー内でも絶えずくわえているほど)、今ではほとんど使うもののいなくなった反動銃(リコイルガン)「ベレッタ92F」を愛銃としている。案外女好きで、会う女性のほとんどに口説きかけたり、女性の『胸』に並々ならぬ執着を見せる面も。30(55)歳。
エド・ブラウン・・・元ポリスノーツにして、ジョナサンのロス市警時代からの相棒であり親友。現在もBCP(ビヨンド警察)に在籍しているが、いまいち能力が振るわず、特に数年前に担当したある事件が致命傷となり、今では「BCPの掃き溜め」「ジャンク屋」などと呼ばれる風紀課の主任として、苦情処理と昼寝で定年までの日々を送っている。妻とは4年前にコロニーに多い腎臓病で死別。その後は一人で二子を育てている。ロス時代、ジョナサンと組む前は爆弾処理班にいたことがある。55歳。
カレン・北条・・・ジョナサンの元妻、ロレインの娘。ビヨンドでニュースキャスターをしている。骨髄性の病を患い、骨髄移植の適合者待ちの状態が続いている。両親のいさかいの元だったジョナサンに対し好い感情を持っていない。26歳。
トニー・レッドウッド・・・BCPのエースであるAP隊のリーダー格であり、EMPSのエースパイロット。フローズナー。異常に白い顔色、高慢な物腰、冷徹なしゃべり方など、ある意味典型的なフローズナー。23歳。ちなみに声優は小島作品ではおなじみの名優、故・塩沢兼人氏。今回も快演を見せてくれます・・・(涙)
218 ポリスノーツ sage 04/08/13 14:14 ID:SKCfTJWR長くなってしまったので分割。
ゲイツ・ベッカー・・・元ポリスノーツの一人で、現BCP本部長。また、AP隊の隊長も兼ねる。彼の提唱で作られたAP隊は、宇宙時代の新たなる警察の形として注目されている。56歳。
デイブ・フォレスト・・・BCP風紀課の刑事。エドの部下。ビヨンドで生まれ育ち、地球(ビヨンドでは『ホーム』と呼ばれる)に憧れている。ハンバーガーと怪獣王の模型を愛し、犯人といえども最小限のダメージで捕まえるべき。の信条を持つナイスガイだが・・・ 25歳。
メリル・シルバーバーグ・・・デイブと同じくBCP風紀課の刑事。軍人一家に生まれ、元特殊部隊「フォックス・ハウンド」の隊員。軍もフローズナーが中心になるのに伴い、軍の中に居場所を無くし、ビヨンドのBCPに流れてきた。24歳。
ロレイン・北条・・・ジョナサンの元妻。日系二世。ロス時代のジョナサンと結婚するも、仕事優先であまり家に居つかないジョナサンに対して、溝を感じ、彼のビヨンド行きを機に別居状態となった。事故後、死亡宣告の出たジョナサンの後を追うようにビヨンドに渡り、現夫である北条ケンゾウと再婚。55歳。
サルバトーレ・トスカニーニ・・・元ポリスノーツの一人。ポリスノーツ解散後早くにBCPを退職するも、その後は社会的・個人的にうまくいかず、現在はトクガワに拾われ、彼の元で月面工場の警備主任をしている。58歳。
ジョゼフ・サダオキ・トクガワ・・・元ポリスノーツ。現在は世界的コングロマリット、トクガワ・グループの総帥。宇宙技術や低・無重力生産商品などでトクガワグループを大きく発展させたが、黒い噂も少なくない。日系二世で、日本人・日系人しか信用しない人種差別主義者。60歳。
262 ポリスノーツ sage 04/08/17 01:12 ID:APBA6p+Bどうも。それでは本編に入りますが、その前にひとつ訂正を。前にビヨンドの人口を「約30万人」と書きましたが、本編中、しっかり「約100万人」と言ってました・・・orz記憶で数値を書くもんじゃないなあ・・・ちなみに内容・演出はPS版に準拠します。
~冒頭~
2010年。人類初のスペースコロニー、「ビヨンド・コースト」完成。そして2013年、数十万の移住者の治安を守るため、5人の宇宙訓練を受けた警官が選抜された。英スコットランドヤードから『ゲイツ・ベッカー』日本警視庁から『ジョゼフ・サダオキ・トクガワ』ニューヨーク市警から『サルバトーレ・トスカニーニ』ロサンゼルス市警から『エド・ブラウン』『ジョナサン・イングラム』彼ら5人は、宇宙飛行士(アストロノーツ)の資格を持った警官として、『ポリスノーツ』と呼ばれた。
宇宙空間。宇宙服の上に大仰な装備を背負った男が、近くに見える管制室の仲間たちに手を振る。応じる仲間たち。
背負った装備のテストは順調に進んでいる。そして・・・男が装備のレバーを動かした、その瞬間。装備のバーニアの一つが吹っ飛び、狂ったように噴射を始める。驚く仲間たち。彼らの一人が絶叫する中、男は宇宙の彼方に向け吹き飛ばされていった・・・・・・25年後。暗闇の中、バーナーの炎が何かを切り裂いてゆく。その向こうには・・・・・・死んだように眠る、男の姿があった。
プロローグ ~HOME~(地球)2040年。男・・・ジョナサン・イングラムは、地球の「オールドLA」で、はやらない探偵事務所を開き、ネゴシエーターまがいの探偵をして食いつなぐ日々を送っていた。その日、異常気象のため雪の降り続く中、彼は事務所にある思い出の品々で、過去に浸っていた。そのとき、そこに一人の客が訪れる。「ロレイン・・・」そこに現れたのは、27年前別れたままになっていた妻、ロレインだった。
現在は再婚してビヨンドにいるはずの彼女が、なぜ今になってここに?と聞くと、彼女は、「助けてほしい。今の夫が大変なことになっている」という。その尋常ではない様子に、詳しく事情を聞いたところによると、トクガワ製薬に勤める現在の夫、北条ケンゾウが三週間前から行方不明になっている。そして、なぜかBCPはこの事を本格的に捜査せず、それどころか、ロレイン自身までもが、何者かにつけられている気配を感じるような状態で、もうジョナサンしか頼れる相手がいないのだと。憔悴しきったロレインの様子から、ジョナサンはひとまず、依頼を受けるかどうかを別にして、事件直前の北条の様子を聞いてみることにした。
ロレインが言うところでは、コロニーの中で蒸発するようなことはありえないし、その理由も見当たらない。そして何より、北条は失踪する数ヶ月前から、まるで何かに怯えたような、おかしな様子を見せていたという。前兆があったなら、これがただの蒸発や営利誘拐ではない可能性が高いとして、ジョナサンは、彼が何か手がかりになるものを残していなかったか、をさらに聞くと、ロレインは、カプセルと何か植物の葉を取り出し、北条が、「自分に何かあったら、これを警察か、信頼できる人の所に渡すように」と言い残していたのだという。カプセルは何の変哲もない売薬にしか見えず、葉も見たことのない品種のものだが、縦真っ二つにされている以外、何かあるようにも見えない。これだけでは何もわからないので、ほかには何かなかったかを聞くと、失踪寸前、北条は口癖のように、「プラトーに何かある」という言葉を言っていたという。しかし、プラトー(冥王星)という言葉には心当たりはないし、そもそも、冥王星あたりには人の手が伸びておらず、何もない。そこまで話し終わったところで、ロレインは改めて、この依頼を受けてくれないかという。だが、ジョナサンは、再び宇宙に出る踏ん切りがつかず、依頼を断ってしまう。(ここで依頼を受けることもできますが、メッセージが何箇所か変わるだけで展開自体は変わりません)その答えを聞いたロレインは、数日間地球に残るので、心変わりをしたら伝えてくれ、そして、再びジョナサンに会うことができて本当によかった。と言い残して、滞在先のホテルに帰ってしまう。
263 ポリスノーツ(続き) sage 04/08/17 01:14 ID:APBA6p+Bさまざまな思いを抱えながら、事務所の窓からロレインを見送るジョナサン。そのとき彼は、ロレインの車のボンネットのところで止まっている、不審な足跡に気づく。その反対側には、街灯の影に隠れる、フルフェイスのヘルメットと黒ずくめのバイクスーツの、見るからに怪しい男が。彼は咄嗟に叫んだ。「ロレイン!!車から離れろ!!」その声が聞こえたのか、彼女が振り返った瞬間、男がスイッチを押し、車が爆発。爆発に吹き飛ばされるロレイン。その瞬間、彼は愛銃を手に外へ駆け出していた。男との銃撃戦の末、不利と見たか男は路地裏に逃げ込む。追いかけるジョナサンがそこで見たのは、男が流したであろう人工血液・・・白い血だった。さらなる銃撃戦によって、男を袋小路に追いつめるジョナサン。だが、自らの血で書いたであろう、I'll kill you(殺してやる)のメッセージを残して、すんでのところで、あらかじめ停めておいたバイクで男に逃げられてしまう。ようやく到着した警察に後を任せ、ロレインの所に戻るジョナサン。ロレインは、雪が止み星が出るなかで、またジョナサンと星を見ることができた・・・本当はもっと早く、ジョナサンのもとに戻ってきたかった、と、そして、病気の娘、カレンのことを頼む。そう言い残し、息を引き取った。
数日後。ビヨンドに向かうスペースプレーンの機内に、ジョナサンの姿があった。宇宙恐怖症のために気持ち悪そうにしているジョナサンを見て、隣の席の男が、愛想良く気遣ってくれる。レッドウッドと名乗るその男の、変わった外見が気になったジョナサンが、そのことを尋ねると、彼はビヨンドで働くフローズナーで、外見はそのためだという。その後、いくつかビヨンドについてレッドウッドと話したり、薬をもらうために呼んだスッチーに、口説き・視線責め・おっぱいタッチなどのセクハラをかましたりしつつ、プレーンは無事ビヨンドに到着し、ジョナサンは27年ぶりにビヨンドの地に降り立った。。
622 ポリスノーツ sage 2006/01/22(日) 00:24:04 ID:w7CmVAiCAct1 -BEYOND-
27年振りにビヨンド・コーストへと戻ってきたジョナサン。早速ポリスノーツ以前からの相棒であり、親友であるエド・ブラウンが勤めるBCP(ビヨンド警察)を訪ねる。エドは「BCPのゴミ溜め」と揶揄される風紀課の課長になっていた。二人は再会を喜ぶが、捜査の協力を頼むと途端に渋い顔をされる。北条の勤め先であるトクガワグループはビヨンドを牛耳る大企業、事件に関わっているのは間違いない。そしてエドはもう50過ぎの老人なのだ。エドの部下であるメリル・シルバーバーグとデイブ・フォレストが協力を申し出るも、エドはそれすら拒否。反発する二人を制し、ジョナサンは風紀課に背を向けた。「俺はあの日からいろんなものを失ったが、これで全部失っちまったわけだな…」
「ええい!あと二年だぞ!あと二年で定年だってのに!」ジョナサンが振り返ると、そこにはよく知った相棒の顔があった。エドはやる気を出すなり部下に資料を集めるよう指示。ジョナサンはエドの案内でBCPの各部署を回る。
BCPの最先端部署であるAP(アドバンスト・ポリス)課にて、元ポリスノーツのゲイツ・ベイカーと再会。エドとはうってかわって、ゲイツはBCP本部長、そしてAPの隊長へと出世していた。公な協力はできないようだが、エドとの極秘捜査を許可してもらう。シャトルで会ったレッドウッドとも再会、彼はAP隊員の一人だった。シャトル内とはうって変わって不敵な態度。以前の対応は余所向けのもので、こちらが素の彼のようだ。次に鑑識医のビクトルにロレインに託された葉とカプセルを調べてもらう。カプセルはトクガワの新製品カプセルK-9で、葉は合成麻薬NARCの原料である黒芥子だと判明する。
二人はパトカーに乗って捜査に向かう「ジョナサン、ビヨンドは禁煙だぞ。以前は吸ってなかったろ?」「副流煙の出ないモスレムさ。それに火はつけない。くわえているだけならいいだろ。」
623 ポリスノーツ sage 2006/01/22(日) 00:28:24 ID:w7CmVAiCBCCH(ビヨンド中央病院)に向かった二人は、旧知だったクリス・ゴドウィンと思わぬところで再会する。思い出話に華を咲かせる3人。赤ん坊を抱いた写真を見つけるが、クリスは触れられたくない様子。暴走した採血用の蚊型ロボット・モスキートが入ってきたので、ジョナサンは退治を名目に体に触りまくる。
北条の職場であるトクガワ製薬研究所、BCCH薬局職員の石田、そしてトクガワ本社ビル受付などを捜査して得た情報をまとめると、研究所を出た北条はBCCHの薬局にK-9をサンプルで持ち込み、その後トクガワ本社ビルを訪問。会長室へと向かったところで彼の消息は途絶えていた。ビルからの退社記録も無い。K-9を持ち出した数と納入した数が違うのが気に掛かるが、行き詰ったので次は北条宅へ向かう。
北条宅。ロレインの若い頃そっくりのカレン・北条に驚くジョナサン。門前払いされそうになるがエドの説得で協力してくれることに。失踪直前の北条はどこか怯えている様子で、カレンも「プラトー」という言葉を聞いていた。家はBCPによって操作済み。二人が調べても目立ったものは残されていなかった。カレンは両親の頻繁な夫婦喧嘩の原因だったジョナサンを憎んでいたが、本人に会ったことで誤解を解いてくれたようだ。カレンはBCNの看板リポーターだが、現在は病気により療養中。彼女を蝕む骨髄性障害は放射線によるもので、宇宙に近いビヨンドには多い病気だ。
二人はトクガワ本社ビルの中央無重力エリアにて行われていた新製品発表パーティーに侵入。元ポリスノーツであるジョセフ・サダオキ・トクガワ会長と、その腰巾着のサルバトーレ・トスカーニ、そしてクリスの三人と再会する。パーティの主役となるはずの研究者が失踪したのに不自然に落ち着いていることや会場に地球で有名なマフィアがいる事などを追及するが、サダオキは知らぬ存ぜぬの一点張り。その態度にジョナサンはブチ切れ、結局二人は会場から追い出されてしまう。
624 ポリスノーツ sage 2006/01/22(日) 00:29:59 ID:w7CmVAiC~登場人物追記~ビクトル・・・BCP鑑識医の老人。BCPの先端技術がAPに集中している中で、旧式の機材で鑑識を行っている。
クリス・ゴドウィン・・・ポリスノーツと一緒に雑誌の表紙を飾った元モデル。人気が落ちてモデル業をやめてからは親の仕事を継ぎ、BCCHの理事長に就任。その手腕によりBCCHの特許技術である「拒絶反応ゼロの臓器移植」を実現させる。40過ぎとは思えぬ豊満な肉体を持ち、トクガワ会長との関係が囁かれている。赤ん坊を抱いた写真が部屋に置いてあるが…
~用語追記~K-9・・・トクガワ製薬研究所にて北条ケンゾウが開発したカプセル剤(外側の部分)。無重力でも効率良く摂取できるため、宇宙空間でも使用可能。失踪直前に北条が残した証拠の一つ。
NARC…黒芥子から作られる合成麻薬。ビヨンド・コーストで大量に出回っており、当然ながら違法。
627 ポリスノーツ sage 2006/01/22(日) 00:43:05 ID:w7CmVAiCAct2 -ASTRONAUTS- (宇宙飛行士)
エドに自宅へと招かれたジョナサン。妻とは死別したが、エドにはまだ二人の家族がいた。娘のアナ・ブラウンと、そして養子のマーク。マークの父親は麻薬中毒者であり、息子を人質に事件を起こしたところをエドが射殺した。目の前で起こった惨劇に、マークは言葉を話すことができなくなってしまったという。そしてエドも銃が握れなくなってしまい、これが刑事として致命傷となり閑職へと追いやられてしまった。「マークは俺を憎んでいるはずだ。」エドは奇妙な絵ばかり描くマークを本当の父親のように心配し、そして自責の念に囚われていた。
ブラウン家の夕食で、ジョナサンは長い間忘れていた家族の団欒を味わう。(残念ながらアナが作った料理は不味くて食えたものではなかったが。)ジョナサンの咥え煙草が気に入ったのか、懐いてる様子のマーク。ビヨンド生まれのマークは地球に憧れており、奇妙な絵もその表れだった。食事を終えたところで匿名のタレコミ電話が掛かってきた。どうやら本社ビルでの騒動を起こした成果はあったようだ。相手の指示により、二人はACM(宇宙飛行士記念館)へと向かう。
タレコミの男は宇宙服姿で現れた。正体不明の彼の話ではトクガワグループは麻薬製造に手を出しており、その悪事も氷山の一角でしかないのだという。去っていく彼の正体よりも北条が残したというディスクを優先し、二人は北条宅へ。そしてディスク再生のための専用PC確保に深夜のBCCHへ忍びこむ。クリスに見つかるが、捜査に乗り気の彼女と一緒にディスクを調べることに。ディスクの中身はマフィア向けにつくられたK-9のPVであった。K-9の正体が偽装されたNARCだという情報を掴んだ一行。確実な証拠を得るためBCP鑑識科へ戻るが、カプセルはAPに没収された後であった。
628 ポリスノーツ sage 2006/01/22(日) 00:47:37 ID:w7CmVAiC風紀課にて再びタレコミ屋から連絡が入ったと受け、二人は深夜のACMへと向かう。だがそこにはBCCH薬局で会った石田の生首が飾られていた。驚愕する二人をモスキートの群れが襲う。そして何者かから銃撃を受ける二人。射殺するが血が白色なことぐらいしか確認する暇が無い。なんとか罠を回避しACCMから脱出すると、外では何者かがパトカーに細工しようとしていた。二人を見て逃げ出した男は、ロレインを殺したバイクスーツの男であった。バイクで逃げる犯人とカーチェイスに。何発も銃弾を撃ち込むが、犯人はまるで怯む様子を見せない。どうやらフローズナーであることに加え、NARC中毒による症状でもあるようだ。住宅街へと逃げ込んだ犯人は、偶然にも居合わせたクリスを人質にとる。彼女の救出には成功するものの、怯えるクリスに構っている間に犯人を見失ってしまった。
応援に呼んだメリルとデイブの連絡を受け、現場へと急行。だがジョナサンらが駆けつけたときには、デイブが致命傷を受けた後であった。デイブは最後にメリルに愛を告白し、息を引き取る。犯人は通行人を人質にとり、偽ブランドバッグ店へと逃げ込んでしまった。後を追う二人。人質は無事だったが、犯人は爆弾をしかけて逃亡してしまったという。爆弾が爆発すれば多数の死傷者が出るどころか、最悪ビヨンドに穴が開く可能性もある。メリルが応援を要請するもBCPと連絡がとれない。さらに、何故か既にこの区画は封鎖済だという。ジョナサンは元爆弾処理班であるエドの知識を借り、爆弾解体に挑む。
光センサー、振動センサーと順々に解除し、ついに爆弾の解体に成功。ようやくAPが駆けつけてきたが、隊員の一人が負傷したらしく、血が滴るEMPSを他のAPが運んでいた。そこに慌てた様子のメリル。なんとデイブの死体が影も形も無くなったというのだ。BCP内に裏切り者がいる。誰が味方で敵なのか、疑心暗鬼に陥るジョナサンであった。
719 ポリスノーツ sage 2006/01/24(火) 22:56:21 ID:Aa6+QzQPACT3 -NARC-ACCM閉鎖、深夜のカーチェイス、爆弾騒ぎでBCPの電話は鳴りっ放し。ジョナサンらはゲイツから大目玉を食らい、銃を取り上げられてしまう。これ以上騒ぎを起こせば庇い切れない、もう地球に返れ。というゲイツに。懲りないジョナサンは「証拠があれば動くんだな」と確認し、捜査を再開する。姿が見えないレッドウッドのことを尋ねると、彼は任務で地球に向かったのだとか。
後がない二人は、トクガワ製薬研究所へと忍び込む。ビヨンド20周年祭が近いせいか警備は手薄。最深部の極秘エリアには簡単に進入できた。二人はそこで黒芥子栽培と麻薬製造の工場を発見する。確固たる証拠を掴んだ二人は喜び勇んでゲイツに報告。翌日APが派遣され、ジョナサン、エド、ゲイツも研究所に向かう。APが駆けつけたとき、偶然なのかサダオキも研究所を訪れていた。年貢の納め時だというジョナサンに対しても余裕の表情。彼の立会いのもと、研究所内が捜査された。
だが在るはずの麻薬製造設備は影も形も無くなっていた。さらにAPの捜査で発見されたのは、なんと北条の死体。驚きのあまり呆然とするジョナサンをよそに、APは次々と捜査を進めていく。「死亡時刻は昨夜、凶器はビヨンドに珍しい反動銃、監視カメラに映像が…」
全ての証拠はジョナサンが犯人だと指していた。両手に架けられる手錠。ジョナサンは何かの間違いだと周りを見回す。大笑いするサダオキの隣で、ゲイツは侮蔑の笑みを浮かべていた。「せっかく元同僚のよしみで忠告したというのに、馬鹿な男だ。」ゲイツもトクガワとグルであった。ジョナサンは手錠からの電撃で意識を失う。
720 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2006/01/24(火)22:59:55ID:Aa6+QzQPACT4ジョナサンが目を開けると、自分を心配そうに見つめるロレインの顔があった。ここは天国かとジョナサンは首を振る。よく見るとそこは北条宅で、ロレインではなくカレンだった。再び謝るジョナサン護送中にBCNが事故を装って救出してくれたのだという。マスコミが味方であることに安堵し、せっかく二人きりなのでお互いについて語り合う。ポリスノーツの事故でロレインは心を病み、そのとき世話になった北条と付き合うようになったというカレンに、ジョナサンは以前から妻とはうまくいってなかったと話す。ロレインはロス市警のころからジョナサンの危険な仕事を心配していた。そしてジョナサンはそんな煩わしさから逃れるように、長期任務のポリスノーツに志願したのだと告白する。そんな自分がロレインに捨てられたのも、カレンから罵られたのも当然であると。そんなこと無い。ジョナサン本人に会って、言葉では言えないが特別な気持ちが芽生えた。自分はジョナサンを愛している、というカレン。突然の愛を告白に驚くジョナサンを、カレンは優しく抱きしめる。「母の幻影ではなく、私自身を見て欲しい。」だがなぜかジョナサンのスケベ心は全く反応しない。気まずい空気に戸惑っていると、エドから電話が掛かってきた。
エドからの状況報告。・北条はBCCH薬局職員の石田と協力してK-9を密売していた。 動機は骨髄移植待ちであるカレンのドナー優先順位を上げるための裏金。・バイクスーツの男は間違いなくレッドウッド。任務と偽って治療を受けていた。・研究所の麻薬工場では二人がいなくなった隙に大急ぎで設備が運び出されていた。・監視カメラの映像は侵入時の合成。銃も取り上げられたときに使われた。トクガワ側は事を荒立てたくなく、地球へ強制送還される前に決着を付けたい様子である。状況は完全に不利だが、北条の死因に気になる点があるらしい。解剖映像を見たビクトルの話では、死因は確かに銃によるものだが、それ以前からの生活反応が見られないのだとか。カプセルの失態(ACT2)を取り戻すためか、ビクトルはBCCHへと向かってしまった。エドに現場で合流するよう告げ、ジョナサンとカレンもBCCHへと向かう。
721 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2006/01/24(火)23:01:47ID:Aa6+QzQPACT5通院しているカレンの案内でBCCHの死体安置室へと侵入するジョナサン。エドとも合流。部屋に置いてあった死体保管容器の中には、物言わぬビクトルの姿があった。容器には脳死状態だと記載されている。さらに発見した移植用臓器のラベルには死んだデイブ、石田のものだと表記されていた。周囲の死体も全て人形。死体は全てどこかに運び出されたようだ。容器の宛先は月のプラトークレーターにあるトクガワ製薬工場。ジョナサンはエドの伝手で月へと向かう。
ACT6 -LUNAR-トクガワの株主見学会に紛れ、工場へと潜入したジョナサンとエド。宇宙服姿で行われるツアーのため、誰も二人の正体に気付かない。ツアーを案内するサルバトーレからそれとなく情報を聞き出し、二人は閉鎖されているという工場へと向かう。警備は意外にも手薄で、目的地までは簡単に辿り着つ。
そこで二人が見たものは、無数に並んだ死体保管容器であった。死体は全て脳死状態にされ、カプセルの中に浮かべられている。中にはデイブや石田の死体はおろか、子供のものまでが並んでいた。地球で頻発している幼児誘拐事件はトクガワが一枚噛んでいる。激昂する二人。証拠となる北条の死体を撮影していた二人の前に、サルバトーレが現れる。
ジョナサンの反動銃は低重力では役に立たず、エドも銃が撃てない。圧倒的有利と見たサルバトーレは二人に計画の全容を語る。ここはトクガワグループの移植用臓器保管工場。脳死体の保管には月の低重力下が丁度良いのだとか。サダオキはポリスノーツの頃からこのビジネスを考えており、ビヨンドにて圧倒的な体制を築こうとした。だが邪魔になるのがジョナサンのような正義感のある人間であり、事故に見せかけて宇宙服に細工をしたのだと告げる。30年前の事件は人為的なものだった。そしてサルバトーレは二人に銃を向ける。「心配するな。お前たちの家族もすぐに脳死体にして送ってやるよ。」
722 ポリスノーツ sage 2006/01/24(火) 23:05:32 ID:Aa6+QzQPジョナサンはエドと協力し、サルバトーレに積年の恨みを返す。工場に警報が鳴り響くが、脱出するにもシャトルが来るのは一週間後。焦るジョナサンにエドは良い考えがあるという。「お前の"良い考え"ってのは、いつもロクでもないんだよなぁ…」
エドの考えとは、コンテナを打ち上げる貨物搬出用マスドライバーを利用することだった。当然ながら閉所恐怖症のジョナサンは断固拒否。だが次々とやってくる警備や、危険にさらされているカレンやエドの家族のためにも決心してコンテナへと乗り込む。急激な加速に泣き言のジョナサン。「うわわわ!やっぱり乗るんじゃなかったぁあ!」「ジョナサン、生きていたらビヨンドで落ち合おう!」
ACT7ビヨンドへと帰還し、ブラウン宅へ戻った二人だったが、家ではマークが誘拐され、ジョナサンらにACCMへ来いと命令する書置きが残されていた。憤怒するエド。だが罠であるのは間違いない。ジョナサンはBCNと協力した作戦を思いつく。
ACCMではビヨンド20周年祭のイベントで多くの人が訪れている。BCNの取材を装い、カメラで館内を監視するのがジョナサンの作戦だった。館内にエドをメリルを配置し、指示を下すジョナサン。そしてマークを連れた宇宙服姿の人物が現れる。怒り心頭のエドが向かうが、その背後からレッドウッドの影が。そして同時にジョナサンと共に監視に当たっていたカレンも倒れてしまう。「エドが撃たれたわ!ジョナサン!?返事して!」メリルの悲鳴が響く中、ジョナサンはただ呆然と立ち尽くしていた。
723 ポリスノーツ sage 2006/01/24(火) 23:09:38 ID:Aa6+QzQPACT8BCCHへと運ばれたエド。理事長であるクリス直々の執刀により、意識不明ながらも死は免れた。自分のせいだ。エドは捜査には反対していた。苦悩するジョナサン。そんなジョナサンを娘のアナは、最近の父はまるで若返ったように活き活きとしていた。ジョナサンが来てくれた、っていつも嬉しそうに話していた。と励ます。そしてメリルはエドは無抵抗で撃たれた理由を話す。マークの父親でありエドが射殺した男はレッドウッドと同じ顔をした兄弟であり、マークのトラウマを呼び覚まさないよう、エドは反撃できずに撃たれてしまったのだという。
一方カレンの病室。相当無理をしていたようで、すぐにでも手術をしないと命に関わるらしい。麻薬密売に手をだしてまで行った北条の裏金により、彼女のドナー優先順位は上がっていたが、それでも未だカレンと同じHLA抗体の適合者は登録されていない。血縁者であれば可能性は高いが、たった二人きりの両親とは適合せず、そして死んでしまった。一応、ジョナサンの抗体も調べてもらう。医師が個人情報をハッキングして調べたところ、ビヨンド内に適合者がただ一人存在、その名はゲイツ・ベイカーだというのだ。偶然か罠か、憎き仇がカレンの命を握っていた。
カレンの病室にアナ、マーク、メリルがやってきた。ACCMで自分を連れていた宇宙服姿の人物についてマークが何か情報があるらしい、彼が書いた絵から推理し、レッドウッドの協力者がクリスだと判明する。急いでエドの病室へと戻るジョナサン。彼女はエドの病室にいるのだ。
たった今エドを脳死体にした、とクリス。ジョナサンの問いに、クリスはトクガワに協力した理由を話す。トクガワの力はビヨンドでは絶対的、BCCHの理事長としてやっていくために身も心も売るしかなかったこと。そしてもう一つの理由。モデル業が行き詰ったクリスは、フローズナーの代理母に志願して注目を集めようとした。やがて産まれた子供に愛情を抱くようになったが、フローズナーは政府の所有物であるため引き離されてしまう。子供の名はレッドウッド。自分が母親だとも知らない彼に会うため、クリスは陰謀に加担した。ジョナサンの真剣な説得により、クリスは悪事の証人になるよう決意したように見えた。だが次の瞬間、クリスは外からの銃撃によって殺されてしまう。現れたのはEMPSを装備したレッドウッド。「ゲイツ隊長の骨髄が欲しいか?ポリスノーツ。だったらトクガワ本社ビルまで取りに来るんだな!」ジョナサンに挑戦状を叩きつけ、レッドウッドは去っていった。725 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2006/01/24(火)23:21:03ID:Aa6+QzQPACT9 -DUEL-黙々と銃のマガジンに弾を込めるジョナサン。エド、カレン、ロレイン、ビクトル、北条…脳裏に浮かぶのはトクガワの餌食となった人々。メリルは逃げるべきだと説得するが、既にジョナサンの怒りは限界に達していた。「奴らはポリスノーツの名をここまで汚した。許すわけにはいかない。」「ポリスノーツなんて、そんなもの過去の遺物じゃない!」「違う!ポリスノーツは俺の誇りなんだ!」協力するというメリルに、ジョナサンは自分の煙草を預ける。今までの自分をここに置いていく、そう呟くジョナサン。もう一つメリルに頼みごとをして、ジョナサンはトクガワ本社ビルへと向かった。
待ち受ける無数のAPを蹴散らし、エレベーターへと乗り込む。向かう先はゲイツのいる中央無重力エリア。途中でエレベーターがレッドウッドに破壊されてしまい、決着をつけるため非常階段へ。
「デイブの肝臓は良い具合だぜ。前のは奴に撃たれてダメになったんだ。俺が頂くのも当然だな。」「兄貴のことなんざ知ったことじゃないが、エドの死に様は笑えたぜ。」「どうしたポリスノーツ。俺を黙らせてみろ。できないのか!!」レッドウッドが発する数々の挑発に、ジョナサンの怒りが爆発。何十発もの弾丸を受け、さしものフローズナーも最期の時を迎えることになった。
「俺は誰にも負けない…。エドも、ビクトルも、北条も、北条の妻も、 クリスも、みんな俺が殺ってやった。」「レッドウッド、お前が殺したクリスは…」「俺の母親、か?知っていたさ。」驚きのあまり硬直するジョナサン。レッドウッドは自ら階段の吹き抜けへと身を投げた。「誰も俺を殺すことはできないのさ!!ポリスノーツ!!」レッドウッドは奈落の底へと消えていった。
遂に中央無重力エリアに辿りついたジョナサン。ゲイツはEMPSを着用し、準備万端で待ち構えていた。「貴様は誰からも忘れられた存在だ、過去の遺物に過ぎんのだ!」ゲイツの挑発に発砲するジョナサン。だが無重力で反動銃は役に立たず、吹っ飛ばされた上に銃撃を受ける。勝利を確信し、ゲイツはジョナサンに計画の全貌を告げた。
726 ポリスノーツ sage 2006/01/24(火) 23:22:36 ID:Aa6+QzQPゲイツ曰く、人類が宇宙に出るには余りに早過ぎた。宇宙から降り注ぐ放射線は容易に人体を破壊し、耐え難い孤独は訓練された宇宙飛行士さえも廃人に追い込む。それらを解決するための臓器工場と麻薬なのだ。自分は神が忘れたことを代行しているに過ぎない、と。トクガワは麻薬を横流ししていた北条に臓器工場のことを明かし、そこからカレンへの骨髄を捜すように薦めた。しかし計画の全容を知った北条は恐怖し、逆にトクガワを恫喝しだした。だから殺したのだという。
「演説の観客が貴様一人では勿体無かったかな。さて、そろそろ覚悟を決めてもらおう。 なに殺しはせぬ。30代の健康な臓器は高く売れるのでな。」突如高笑いを上げるジョナサン。ゲイツは気が狂ったかと訝るが、次の言葉に仰天することになる。「観客は俺一人じゃなかったようだぜ!メリル!上手く撮れてるか!?」「バッチリよ。ジョナサン。」ジョナサンが上着を捲ると、そこには小型カメラが隠れていた。ゲイツの大演説はBCNの回線を通し、ビヨンド中へと生中継されていたのである。激怒して銃口を向けるゲイツに、ジョナサンは今度こそ覚悟を決めた。そして銃声が響く。
額に風穴が開いたのはゲイツのほうだった。ジョナサンが振り向くと、そこには銃を構えたエドの姿。「くたばれ。警官死体(ポリスモート)。」EMPSが暴走し、ゲイツの体は原型を留めぬほどに潰れてしまう。
互いにボロボロの体を支え、ビルの入り口へと向かう二人。「ジョナサン、カレンの件だが…」「いいさ。ゲイツの腐った骨髄なんて要らんよ。」「いや、そうじゃないんだ…」そこに怒り心頭のサダオキが兵を連れて現れる。満身創痍の二人を救ったのは一発の銃声。サダオキたちを囲むメリルとBCPの警官たち、放送を見て駆けつけてきてくれたのだ。「あんたら、本物のポリスノーツだよ。」かくしてサダオキは御用となった。
治療を受けるジョナサンに、医師の声が響く。「がんばってください。あなたの骨髄があればカレンさんは助かります。」
727 ポリスノーツ sage 2006/01/24(火) 23:36:46 ID:Aa6+QzQPEpilogue -HOME-(地球)
「…トクガワ・ジョセフ・サダオキ会長の逮捕に、住民も驚きを隠せない様子です。 以上、本日からBCNキャスターに復帰した私、カレン・北条がお伝えしました」あれから数日、ジョナサンとエドは地球行きシャトルの乗車口にいた。ジョナサンにカレンからの手紙を渡すエド。そしてジョナサンは、マークから預かった絵を渡す。絵にはエドの顔と、その横に「おとうさん」と書かれていた。絵を見てエドは涙ぐむ「大丈夫、マークはもうお前を父親と認めているよ。」「ジョナサン、ありがとう。」
オートスロープに乗って離れていくジョナサンに、エドは大声で呼びかける。「ジョナサン!俺たちは良い相棒(パートナー)だったよな!」「ああ!最高の親友(パートナー)さ!」
シャトルの機内で、ジョナサンはカレンから手紙を読んでいた。
「 眠っている間に、いろいろな事があったみたいで、 私、何てお礼を言ったらいいか… 私はこれからも両親が眠るビヨンドで暮らしていこうと思います。 あなたも、時々は遊びにきてください。 ジョナサン、本当にありがとう。 あなたの娘 カレンより 」
一息つくジョナサン。そしてシャトルは地球へと降りていった。
728 ポリスノーツ sage 2006/01/24(火) 23:45:18 ID:Aa6+QzQPポリスノーツ1レスまとめ宇宙コロニー・ビヨンドコーストの治安を取り締まるポリスノーツの一人だったジョナサンは、故意の事故で宇宙を数十年彷徨い、全てを失う。前妻から失踪した夫について頼まれ、ジョナサンはビヨンドに向かい親友のエドと捜査。そしてビヨンドを牛耳る大企業の麻薬密造、死体を集めた臓器工場といった陰謀を突き止めポリスノーツの誇りで打ち砕く。
以上、1年以上放置されてたポリスノーツでした。しかし敵が油断→計画ベラベラ→逆転が多いなコレ。ということで同監督のスナッチャーをリクエストします。できれば設定含めてでお願いします。
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