364 :モノアイガンダムズ:2014/10/19(日) 20:08:58.66 ID:Bx6o7gZK0
みなさん、5年ぶりです。まとめにある「モノアイガンダムズ」を書いた者です。
あれから5年も経った後になって今頃ZZルート等未完のストーリーが書きあがりましたので、カキコいたします。
相変わらず行間を読みまくった長ったらしいものですが、お付き合いいただけたら幸いです。
なお、以前書いたZルートとまったく同じところとか、原作丸コピの展開の大半は割愛しますので、あしからず。
ZZ編
アクシズからの使者から分岐します。(平成組はGと∀が参戦)
Zルートとまったく同じところとか、原作丸コピの展開とかは割愛します。
ティターンズはその戦力の多くを叩かれたものの、シロッコらは悠々と逃走。
沈み行くドゴス・ギアに一人残されたバスクはシロッコへの憎悪の叫びと共に散った。
また、ネオ・ジオンも戦力を温存したまま後退。
そして衛星軌道上から地球への降下を行う模様らしい。
クワトロはその狙いは、ダカールへ降下し、連邦議会を一挙に制圧することだと看破した。
即座に追撃し、大気圏突入前に補足し、その隙をつくことに。
一方、サダラーンで合流した少年、ジュドーも、自分を連れて行ってくれと頼んできた。
彼は元々シャングリラでグレミーに連れ去られた妹・リィナを取り戻すためにサダラーンに侵入していたのだった。
彼のニュータイプの素養を見たクワトロの推薦で、ジュドーはパイロットとして採用されることに。
一方、降下作戦を前にした部下たちへのアジ演説を終えたハマーンの下に、グレミーがある報告をもたらしていた。
地球で、「ミリシャ」なる組織の勢力が活発化しているというものだ。
弱小勢力とはいえ、エゥーゴと手を組まれると厄介だということで、ハマーンはグレミーに対処を命じた。
そしてハマーンは最後にグレミーに言った。我々を結びつけるザビ家の血の繋がり、くれぐれも忘れぬように、と。
ハマーンは自分の出生に気づいたのか、という懸念がにわかに浮上したグレミーであるが、とりあえずは
連れ去ったジュドーの妹・リィナの相手が忙しい模様であった。
そしてフロスト兄弟。彼らの見るところ、シロッコはやがてティターンズを掌握するだろうが、
今回の件でティターンズの優位は消え去った。残るはネオ・ジオンだが、そちらにはアインに任せておけばいいとのこと。
プルとアクシズと:
ブライトはネオ・ジオン艦隊が大気圏突入するスキを突いて攻撃をかける作戦を立てた。
第一目標は敵旗艦サダラーンの破壊だが、それが困難な場合は降下軌道を狂わせダカールへの進軍を遅らせるという
二段構えの作戦だ。かつてブライトがシャアにやられた奇襲攻撃の再現というわけであり、そのことをさりげなく
アピールするブライトに、微妙に気まずい思いをさせられるクワトロであった。
作戦に先立って、アーガマには新たなモビルスーツが届いた。カミーユが設計したというZガンダムである。
まだカミーユが地球に降りてもいないうちからもう完成とは、いくらなんでも早すぎであり、
(原作だと大気圏突入の際に使用したフライングアーマーから着想を得て設計し、地球から宇宙に戻ってからようやく登場)
さっそくカミーユに教えてビックリさせてやるか!!とほくそ笑むアストナージであったが……
「……なにぃっ!?Zガンダムが無いだってぇ!?」
と自分がビックリすることに。
テスト飛行だと言って持ち出していった大胆な犯人は15~6歳の少年。そう、ジュドーである。
リィナを救出すべくサダラーン目指して一直線のジュドーだが、さすがにZで乗り込むわけにはいかないので、近くの暗礁に
機体を隠し、単身またサダラーンに侵入することに。ブライトも敵艦にジュドーがいる確率は高いが、
今更作戦を中止するわけにはいかないと、予定通り攻撃をかける。
365 :モノアイガンダムズ:2014/10/19(日) 20:10:56.15 ID:Bx6o7gZK0
ネオ・ジオン側ではそれに対し、マシュマーが迎撃の指揮を申し出て、ハマーンのサダラーンはいち早く後退した。
侵入したジュドーにとっては僥倖である。が、そこへ現れたのは、みんな大好きエルピー・プル。
お兄ちゃん遊んでよぉ~とつきまとわれながらもリィナを見つけたジュドーだが、
プルがその子連れ出したらいなくなっちゃうんでしょ!あたしなんてどうでもいいって思ってるんだとゴネだして本作3度目のプチ修羅場に。
そこに現れある意味ジュドーを救ったのは、ニュータイプの共鳴によりジュドーの侵入を感じ取ったハマーン。
ハマーンは、同じニュータイプ同士なら敵対する理由は無い、私と共に来るのだ、と意識下の会話でジュドーを誘い、
それを受け入れかけたジュドーであったが、正気に戻したのはやはりお兄ちゃんと呼びかけるリィナの声であった。
アンタは俺の敵だよ!とハマーンを跳ね除けたジュドーに対し、ハマーンはリィナを人質に取りなおも来るように命じるも、
リィナは私に構わず逃げて!と必死に呼びかけ、ジュドーは断腸の思いでリィナに背を向け、逃走した。
艦内で追い詰められたジュドーだが、それを救ったのは、ジュドーはその時知る由もなかったが、これまたなぜかこっそり侵入していた
一年戦争の英雄アムロ・レイ。彼の助けもあってサダラーンを脱出し、戦線に復帰したジュドーだが、今度はプルがキュベレイで
追いかけてきた。原作どおり嫌いだーっ!!とファンネルの猛攻をかけるプルをなんとか説得し、お持ち帰り成功!やったね!!
そんなジュドーのドタバタ劇をよそに、エゥーゴとネオ・ジオンの熾烈な攻防が大気圏で続くが、そこへ思いがけずティターンズの部隊と共にアインが現れた。
どうやらグレミーが招いたらしい。本来の目的である「ミリシャ」はまだ来ておらず、早過ぎたかな、というアインだが、
グレミーは、情報は流してある。じきに来るはずだと答えた。
部隊全体の指揮官であるジャマイカンは、グレミーとアインのやりとりに、これはどういうことだ!なぜ敵軍と通信などかわしている!
とカンカンであったが、アインは涼しい顔で答えた。
「なぜって?そんなの簡単なことじゃないですか……それはつまり……こういうことですから!!」
そしてアインはシステム・セイレーネをジャマイカンの艦に向けて作動させた。ジャマイカンはたちどころに狂気に飲まれ、
狂った笑みをあげつつ手近な機体に向けて砲撃を食らわせ、撃墜した。更にサイコウェーブの影響は他の兵士にも拡大し、
殺戮の狂気に飲まれたティターンズ兵はたちどころにそっくりアインの手駒と化した。
凄まじい勢いでおそいかかるティターンズ兵に対し、クワトロはもう1隻の戦艦が後から出現してから敵が異常をきたしたことから、
元凶がそこにあるとみて、集中砲火をかけるように指示を飛ばした。見抜かれたと悟ったアインは、させじとサイコウエーブをエゥーゴ
側にも向けてきた。たちまち皆も同じくその影響で行動不能に陥ってしまった……そう、シグとミアンを除いて。
「アインーっ!!貴様ぁっ!!」
仇敵を前に怒りを露にするシグだが、正直戦闘不能になっていないだけでぎりぎりの状態だ。余裕綽々の態度で自ら止めを刺さんと
するアインだが、そこにようやくグエン率いる「ミリシャ」が現れた。
本来狙っていた獲物に対し、待ってましたとばかりにアインはサイコウエーブを向けるように指示を飛ばした。だが、その刹那…
「……させません!!ハリー!」
号令一下、電光石火のゴールドスモーの一撃がコントロール艦に炸裂した。慌てて艦を後退させるアイン。
ムーンレィスがミリシャに協力しているという、予想だにしていなかった事態により、アインの目論見は土壇場で覆された。
366 :モノアイガンダムズ:2014/10/19(日) 20:12:41.31 ID:Bx6o7gZK0
システムの影響が消えさったことにより、復活したシグは勇んでアインに立ち向かう。
コントロール艦不在によりファーブニルのサポートを失ったアインは押し込まれ、あえなく後退した。
(この後、「ファーブニル」についてシグとミアンでZ編のホンコンと同様のやりとりが)
ちなみに、システムの影響が消えたことで、ジャマイカンも一応正気にかえったが…
「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぞ!
ワシは アインが裏切ったんじゃないかと思って取り押さえようと思ったら
いつのまにか皆いなくなっていてワシの艦だけ見たこと無い連中に取り囲まれておった
な… 何を言っているのか(ry」
という具合にポルナレフ状態のまま直後に爆死するのであった…
かくして危機を脱したエウーゴは、ミリシャと合流を果たした。共にティターンズと戦う関係にあるエウーゴに対し、同盟を申し出てきた
グエンに対し、クワトロはムーンレィスが同行している理由を尋ねた。月で孤立した生活を送っているはずの彼らがなぜ
ミリシャに協力しているのか。
その答えは、先ほどハリーに指示を飛ばした張本人、月の女王ディアナ・ソレルその人である。
ディアナは、かつて同胞の一人がジオンに流出させた自分達の技術、「システム・セイレーネ」を追っているのだ。
一年戦争はジオンがこれを実用化させる前に集結したものの、その技術はアインとフロスト兄弟の手によりティターンズ、
そしてネオ・ジオンに売り渡された。システムを用いて地球圏に混乱をもたらそうとする彼らの目論見を阻止すべく、
ムーンレィスはミリシャに協力を求め、ミリシャは更にエウーゴに協力を求めていると言うわけだ。
ブライトらはその申し出を受け、ここに3派の同盟が成立した。ティターンズに幽閉されていたアムロが反ティターンズ派の手を借りて脱出し、
今回無事にZガンダムと共に復帰戦を飾ったこともあり、一挙に戦力を充実させるエウーゴであった。
一方、土壇場で作戦が破れ、ミリシャを倒せなかったグレミーだが、さほど落ち込んでいる様子はなかった。もともとミリシャの件は
アインをネオ・ジオンに迎え入れる口実のようなもので、本来の目的が果たせた以上、必要以上にミリシャにこだわることもない。
一方、大気圏突入を果たしたエウーゴは、即座にダカールへと向かうネオ・ジオンの追撃に向かっていた
367 :モノアイガンダムズ:2014/10/19(日) 20:13:20.61 ID:Bx6o7gZK0
システム・セイレーネの完成を急ぐようにアインに指示するグレミーだが、実は地球にはもうひとつ切り札があることに
気づいているのではないかと危惧していた。その切り札とは…。
次はEX STAGEガンダムX起動でZ√と共通なので割愛
落ちてきた空:
グレミーはプルツーを新たに目覚めさせたのだが、その目的は、地球に降下したデビルガンダムを手に入れるためというものだった。
ダカールへ向かうエゥーゴの元へもアフリカ方面で所属不明の巨大なガンダムタイプ(笑)のモビルスーツが出現したという
情報がもたらされていた。
と、サハラ砂漠を通過中、眼下で激しい戦いが行われているのが発見された。戦っているのは、ドモンと東方不敗。
砂漠に穿たれた巨大なクレーターの側で攻防を繰り広げる彼らだが、クレーターの中心に、今話題の巨大なガンダム(笑)こと
デビルガンダムが出現し、同時に大量のデスアーミーが出現し、包囲されたドモンは窮地に陥る。
だがそこへブライト達が到着した。これは渡りに船とばかりにレインはデビルガンダム打倒の協力をブライトに依頼し、
戦闘開始。
ドモンのゴッドフィンガーと師匠のダークネスフィンガーが火花を散らす攻防が続く中、突然プルがイヤなものが来ると言い出した。
そう、デビルガンダム捕獲のためにやってきたグレミーの部隊だ。アーガマを叩くべく、こちらも悪魔のガンダムこと
サイコガンダムMKⅡで出撃してきたのは、プルツー。
ここでプル@キュベレイMKⅡとプルツーを戦わせると原作どおり特攻してお亡くなりになっちゃうけど、とりあえずララァと違って
強制イベントじゃないんでスルーします。
また、このルートではシーマ様もティターンズではなくネオ・ジオン入りしている。おそらくアインに引き抜かれたのであろう。
新たな敵の到来により三つ巴の壮絶な乱戦となった戦いであるが、なんとかデビルガンダムに集中砲火を浴びせ、沈黙させることに
成功。
とどめをさそうとするドモンだが、突如謎の攻撃を受けて動けなくされてしまう。これはサイコウエーブ…そう、アインの仕業だ。
グレミーの指示によりデビルガンダムを奪わんとするアインだが、咄嗟にレインが割り込んでそれを阻止しようとした。
予想外の乱入に動揺するアインだったが、結局レイン共々デビルガンダムを奪い、去っていった。
デビルガンダム、そしてレインもネオ・ジオンの手に落ちてしまうという、結果としては最悪のものとなってしまった。
デビルガンダムを奪ったグレミー達は、北上を止め、アフリカ中部に留まっているようだ。ダカールのハマーンと合流するのではなく、
その周辺の旧ジオン軍の施設にデビルガンダムを持ち込むのだろうというのがクワトロの読みだが、となると今後の方針が
難しくなってくる。ハマーンとデビルガンダム、両方を追う余裕はない。結局、当初の予定通りダカールへ向かうほうに方針は定まりつつ
あった。
だが、当然と言うかドモンは自分一人でレインを救いに飛び出そうとしていた。その前に立ちはだかったのは、シグ。
しかし、シグはドモンに対し、自分もついていくと申し出た。なぜオレを助ける、というドモンに、昔のことを思い出したからだと
シグは答えた。一年戦争でかけがえのない女性を失ったことがある自分だがらこそ、レインを助けに行くというドモンを放っていけない
のだと。かくして、2人の漢は(無断で)出撃していくのであった……
さて、こちらはグレミー陣営。デビルガンダムを解析したところ、先の戦闘で一度は沈黙するほどのダメージを負わされ、
特に中枢部の破損が激しく、このままでは戦力として運用するのは難しいという残念な結果が出た。
だが、アインは良い方法があると言った。デビルガンダムはコアに人間を取り込むことで能力を発揮するという特性があることが
判明した。ただし普通の人間では駄目。能力の高い人間。それも女性のほうがいいとのこと。
まさかプルツーをコアによこせというのかと動揺するグレミーだが、アインは確かにプルツーなら良いコアになるが、
彼女の戦闘力を使い潰してしまうのはもったいない。それよりもっと適格な人間がいると言った。
そう、使い潰してもまったく懐の痛まない女性が、先程思いがけず手に入ったじゃないか……
368 :モノアイガンダムズ:2014/10/19(日) 20:14:52.14 ID:Bx6o7gZK0
石破天驚拳!決闘マスターアジア:
シグとドモンは目当ての旧ジオン軍鉱山基地に辿り着き、二手に分かれてレインを捜索することに。そこでシグは思いがけず、セラと再会を果たした。
(この後のやり取りはZルートのキリマンジャロでのセラとアインとの再会と同じ。コピペ臭いので「なぜ『ティターンズの』研究所に
セラの記録があるんだ!?」とシグが珍発言する羽目になってるが)
こちらでは、もはやこれまでというところでデビルガンダムの暴走が発生し、その隙をついてシグは逃走した。
デビルガンダムのほうがどうみても大変なのに、そちらは部下に丸投げしてシグを追うアイン。ここに再びシスクードとデスパーダの
戦いが始まった。切り札・オフェンスモードの封印を解き、アインを撃退したシグだったが、今度はセラがシグの前にたちはだかる、
一方、ドモンの前には東方不敗が現れ、こちらも激しい一騎打ちが繰り広げられることに。だが、その戦いの最中デビルガンダムが
ついに地上に現れた。基地内で戦っていたドモンと東方不敗は通路が塞がれて生き埋めになったが、ここで東方不敗は一時休戦し、
共にデビルガンダムを取り押さえるぞとドモンに言い放った。だが道は崩れてふさがっている。どうする?
そう、今こそ、かつて一度だけ師匠がドモンの前で放った流派東方不敗最終奥義の出番である。
その名は…石破! 天驚拳っ!!
地上へ飛び出したドモンと東方不敗の師弟コンビが復活、更に、このままデビルガンダムを放って置けばアフリカ大陸が滅びかねん
ということで、シグに敗れたアインに代わり、シャギア・フロストも東方不敗の説得により手を貸すことに同意した。
加えて、シャギアの命により、セラも一時的にこちらの味方となった。
この統一感のない面々でしばらくデスアーミー軍団と戦いを繰り広げていると(というか景気良く最終奥義をクリティカル付きで乱発する
師匠の暴れっぷりを他の4人が眺めているだけなんだが)、意外にもアーガマがやってきた。ダカールへ向かったものと思っていたシグは
仰天するが、ブライトはダカールへは確かに向かうがデビルガンダムを放置するとは誰も言っていない、とツンデレ発言。
エゥーゴの到来を見たシャギアは、セラとアインを連れてオルバと共にさっさと逃走。必死にセラを呼び止めるシグであったが、
セラはこれ以上マスターの手をわずらわせるようなことがあるなら、私はあなたを排除します、と冷たく答えるだけであった。
思いもよらぬ展開を前にして、ミアンもショックな様子だった。
そしてこっちにも動揺を隠せない男が。レインがデビルガンダムのコアにされているのを目の当たりにしたドモンだ。
レインと戦わねばならないのか、と思い悩むドモンは、心してかからねばこちらがやられるぞ、という師匠の言葉にも生返事を返すだけだった。
土壇場でレインを手にかけるなどオレにはできない!と泣き言を言うドモンに対し…
「このっ!バカ弟子がぁぁっ!!戦う前からあきらめてどうする!!キサマもいっぱしの拳士ならば、『己の拳にかけて助け出す』……
……それくらいの気概を持たぬか!!」
師の渾身の叱咤激励がドモンを覚醒させた。闘気をみなぎらせ、ついに最終奥義石破天驚拳を放つドモン。見事にデビルガンダムに炸裂したものの、
惜しくも倒すには至らず、逃げられてしまった。
そして東方不敗は、流派東方不敗奥義、石破天驚拳。たしかに伝授したぞ、と去っていった。
デビルガンダムが暴走の挙句行方不明になったという報告を受けたグレミーはもちろん怒り心頭であったが、アインの代理としてグレミーの元を
訪れたシャギアは心配は要らないと言った。テストは良好、そしてデビルガンダムはこちらの望み通りの場所に現れると。なぜならば、先程エゥーゴとの
戦いで傷を負ったデビルガンダムはその回復のためのエサを求め、人やモビルスーツの豊富に集まる場所へ引き寄せられる。そう、例えば……
「……ダカールか!!」
グレミーも納得が言った。つまり、結局は紆余曲折あったものの、当初の目論見通りの結果がもたらされるということだ。
…機は熟した。グレミーは、ラカン・ダカランとシーマ・ガラハウを呼ぶよう指示した。ついに動く時が来たのだ。
369 :モノアイガンダムズ:2014/10/19(日) 20:20:55.06 ID:Bx6o7gZK0
一方、ダカールに向けて再出発しようとしているブライトたちの下に、ウォン・リーが増援を引き連れてやってきた。デビルガンダムの件で時間を取ったことが
むしろ幸いし、ダカール決戦に先駆けて新造艦ネェル・アーガマとZZガンダムを引き渡すことができたのだ。
かくして、決戦のお膳立ては整った。それぞれ様々な思惑を抱える中、ついにダカールの攻防が幕を開け……いや、まだもうひとり
ここに加わろうとする者があった。ギム・ギンガナムだ。グレミーが動くとの報告をフロスト兄弟経由で知ったギンガナムは、
さらなる戦局の混沌を喜びつつ、ついに自分も出陣すると宣言し、ここに新たな戦争の火種が火を吹こうとしていた。
ダカールの灯火:
いよいよエゥーゴはダカール議会を占拠したネオ・ジオン軍に攻撃をかける。デビルガンダム出現の可能性も充分ありうるが、ひとまずそれも折りこみつつ
戦うしかない。
迎え撃つネオ・ジオン側では、今回はグレミーも出陣し、右翼の指揮を執ることに。
ダカールにはリィナもグレミーに連れられて来ていた。ネオ・ジオンに露骨に媚を売る議員たちに嫌悪感を抱いていたリィナは、
戦闘が始まった途端慌てて逃げようとする彼らに、アナタたちはそれでも連邦の議員なんですか!?みっともなくうろたえて恥ずかしいとは思わないんですか!?
と、堂々たる態度で彼らを叱咤してみせた。その気配をニュータイプの勘で察知したジュドーは、単身ZZで飛び出し、議会に潜入していった。
ここから先の展開はZZ原作とまったく同じで、ハマーンと対峙→ジュドーをかばってリィナが撃たれる→怒りのオーラでハマーンを退け、
リィナを近くの小屋で休ませると、順調に(鬱展開フラグ)イベントを消化していくジュドー。
そしてこれまた原作どおり墜落した敵機が小屋の上に……というのは幸い起こらなかったが、その代わりデビルガンダムが出現して小屋を踏み潰したぁーー!!
怒り狂ってデビルガンダムに突っ込んでいくジュドーだが、その前にフロスト兄弟が立ちふさがった。そうこうするうちにデビルガンダムはダカール市内に
乱入し、戦場は大混乱に陥った。そこのタイミングを見計らってついにグレミーはハマーンを討つべく造反の牙をむいた。すべては彼らの予定通り。
だが、それにリィナが巻き込まれたとあって、ジュドーはまさに俺の怒りが有頂天。
「許せないんだよっ!オマエらー!!」
凄まじいオーラを放つジュドーに脅威を感じたフロスト兄弟は、慌ててメガソニック砲を放つも、ZZの放つオーラにあっさり弾き返され、逆にフルパワーの
ハイメガキャノンを撃ち返されて2人とも大ダメージを受け、ほうほうの体で逃げていった。
一方、こちらはドモン・カッシュ。今度こそレインを助けるべくデビルガンダムの懐に飛び込むも、意識を取り戻したレインの答えは「来ないで」
というものだった(なんでそうなるのかはGガンのシナリオを削りすぎて意味不明になってしまってるが)。
どうすればいいんだと、また泣き言を言うドモンに対し、今度は不在の師匠に代わって吼える男がいた。
「……バカやろうっ!オマエがそんなていたらくでどうする!!彼女を助けるんだろう!?1度や2度拒まれたくらいであきらめるんじゃない!!」
シグ・ウェドナーであった。それでもまだ「しかしっ…」とか煮え切らないドモンに対し、
(顔キズとかこういう似たもの同士な一面があるので自分、シグの脳内キャストは関さんです。)
「彼女が手の届かないところへ行ってからじゃ遅いんだ!!あきらめるな!何度でもぶつかって行け!!」
そんなシグに更に続く者が。
「……迷ってちゃだめ!レインさんのこと……好きなんでしょう?」
ミアンだった。うなずくドモンに対し、
「そのことを彼女に伝えてあげなきゃ!今からでも遅くないわ!アナタの本当の気持ちをレインさんにぶつけるのよ!!」
と言う具合に、そもそも出てこないアレンビーの代打で切り札のアドバイスを送るミアン。
370 :モノアイガンダムズ:2014/10/19(日) 20:22:23.75 ID:Bx6o7gZK0
「さあ、行け……ドモン・カッシュ」
最後に一押し、シグに背中を押され、ドモンは決断した。かくしてダカールの戦場の中心で、お前が好きだぁぁぁ!!と愛を叫ぶドモンであった。
その魔法の言葉により、レインはドモンの下へと戻り、後はデビルガンダムに止めを刺すだけ。
もちろん仕上げはドモンとレインの石破ラブラブ天驚拳である。
デビルガンダム騒動が一段落した後で、ガラにもなく、説教なんかしちまったな……とこぼすシグに対し、シグが他の人のことであんなに
ムキになるなんて、意外だな、と言うミアン。後悔しなくてすんで良かったな、というシグが言うように、自分と同じ思いをドモンにさせたくないという
シグの望みはとりあえず叶えられたのだ。だが、ミアンは先程シグの言っていた「手の届かないところ」という言い方に、シグはもうセラのことを本当に
諦めてしまったのかと心配するのだった。まだセラは生きているのに、諦めるなとドモンには言ったというのに。
かくして、デビルガンダムは倒れ、ダカールの三つ巴の戦闘はエゥーゴの勝利に終わった。先程までネオ・ジオンに擦り寄っていたのに
あっさりエゥーゴに乗り換える議員たちに不満をたらすジュドーに対し、ロランは妹さんがあんなことになって落ち込んでたりしないんですか?
と心配するが、ジュドーは「また離れ離れになっちまったな」と答えた。この戦いが終わればまた会えるような気がするんだ、だから
俺は自分にできることをして少しでも早く戦いを終わらせると語るジュドーは、強い態度とも、現実から目を背けているとも、どちらでもとれるような
態度のため、ロランもどう答えてよいものか困るのであった。
ダカールとZZといえば、ここでもう一人出てくる妹が。セイラ・マスである。ア・バオア・クー以来の兄キャスバルとの再会を果たしたセイラは、これから
兄の手伝いをさせてくれと新たに仲間になってくれた。
激闘の続いた地球での戦いもこのダカールでの勝利で一段落した。サイド3に展開するネオ・ジオン軍、そしてグレミー軍の戦力は互角。
ネオ・ジオンが2つに割れたチャンスに乗じ一気に殲滅すべく、エゥーゴは宇宙行きを決断した。
ところがその矢先、ドモンがゴッドガンダム共々姿を消すと言う事件が発生。心当たりはないのかと聞かれたレインだが、喧嘩でもしにいったのかねえ?
というトーレスの言葉でふと思い当たることがあった。おそらく東方不敗との決着をつけにいったのだろう。ブライトは、手を貸すのは野暮だと、
静かにドモンの帰りを待つことにした。
東方不敗暁に死す:
ドモンと師匠の最後の戦い。原作とまったく同じで、スパロボとかGジェネでも散々再現された、
見よ!東方は赤く燃えているーーっ!!の展開なんで説明は割愛。これにてGガン、完!!
6 :モノアイガンダムズ:2014/10/24(金) 20:51:01.98 ID:v3OKZ1C/0
>>1乙です。
前スレで中途半端で終わってしまったので続きを書かせて頂きますね。
敵、新たなり:
ブライトらは宇宙に上がり、いよいよアクシズへ進撃…と思いきや、その前に現れたのはムーンレィスの武門の一族ギンガナムの艦隊。
御大将直々の出陣はただ事ではないと、ディアナは真意を問いただすが、
ギンガナムはこれはソレル家の不始末によっておきた争いを我らの手で収拾するためだとうそぶいた。地球への不干渉が勅命であるというディアナだが、
そんなディアナの態度を不満に思うフィルらディアナ・カウンターもギンガナムに同調していた。
我らの力をもってすれば地球などまたたくまに平らげられるとディアナに月への帰還を促すギンガナム達だが、それは武力制圧に他ならないと拒むディアナ。
ついにギンガナムはここでディアナには消えてもらい、今後はギンガナム一門のやり方で地球圏を統治するとその野心を露にし、ここに戦端は開かれた。
ティターンズがいないぶんZルートほど修羅場ではないが、それでも強力なムーンレィスのモビルスーツには苦戦を強いられる。更に、ギンガナムは
ターンXも持ち出してきた。月光蝶の猛威が襲い掛かり、更にターンXの溶断破砕マニピュレーター…つまりシャイニングフィンガーが唸りをあげる。
だが、シャイニングフィンガーと聞いてはこの男が黙ってはいない。
「そんなモノがシャイニングフィンガーだと!?……ふざけるなっ!!キサマに本当のシャイニングフィンガーというものを教えてやるっ!!」
キングオブハート・ドモンが、その名にかけてターンXに挑みかかる。
「見せてやるさ!キサマに本当のシャイニングフィンガーを……いやっ!!シャイニングフィンガーを越えたゴッドフィンガーを!!」
面白い!!勝負だ!!とシャイニングフィンガーを繰り出すギンガナムだが、カウンターで見事に爆熱ゴッドフィンガーが炸裂し、
ドモンがこのフィンガー対決を制した。が、ギンガナムはすかさず月光蝶でドモンを圧倒。さすがに月光蝶にはゴッドガンダムも抗しえない。
追い詰められたエゥーゴを救ったのは、クロスボーン・バンガード。(後はZルート同様ターンX撃退・及びフロスト兄弟をサテライトキャノンで撃退)
そしてハンゲルグ経由で月光蝶対策(こちらは∀の月光蝶を使用可能にする)を用意し、ギンガナムとの決戦に臨む…といけば良かったのだが、
ここで思わぬ事態が。グエンが寝返ったのだ。ターンXの恐るべき力を目の当たりにした彼は、こちらに勝ち目は薄く、∀の力で勝ったとしてもその功績は
ミリシャではなく、ムーンレィスの力を借りて勝ったにすぎない。戦後ディアナがミリシャを必要としなくなり、ただの民間組織に戻ることは目に見えている。
グエンはローラことロランきゅんを引き抜こうとこの計画を打ち明けるも、ロランは拒絶し、逃走した。
この思わぬタイミングでの造反劇により、貴重な母艦の1隻を失ったことは痛手であったが、幸いマザー・バンガードが新たに加わってくれたので
なんとかそこはカバーしてもらうことに。
一方アインとフロスト兄弟は、テラ・スオーノ完成までの時間稼ぎ役はギンガナムだけでは荷が重いということで、いよいよシロッコも動いてもらうように
とりはかることに。
7 :モノアイガンダムズ:2014/10/24(金) 20:51:54.32 ID:v3OKZ1C/0
月光蝶:
展開はほぼZルートと同様。アグリッパと会談→アイン乱入→ネオ・ジオンの手によりブライト・ディアナ・ハリー救出という流れだが、
ZZルートだと会談の場に向かうのに使ったラーディッシュが沈められてしまい、そちらに載せていた機体が使えなくなるんじゃないかと
焦るけど、脱出したディアナが指揮を執る艦に機体が移してあって普通に使えるようになるので一安心。
問題は裏切った御曹司のほう。この期に及んでまだローラに執着し、私のシルバー・クイーンとして共に世界を…なんて世迷言をぬかす
グエンは、ウィルゲイムを沈められ部下にも見放されても、なおもブラックドールことサイコガンダムで執念深く迫ってくる。
そんなに男が好きならスカートでもはいててください!と更にしばき倒して、ようやく変態は滅びた。
形勢不利と見て取ったギンガナムは、ついにターンXで出撃する。
「人の英知が作ったものなら、人を救ってみせろぉーっ!!」
ロランも∀の月光蝶を発動させ、ターンXを抑え込む。このチャンスに集中砲火を浴びせてターンXを追い詰めるも(以下、Zルートと同様に
シロッコ率いるティターンズのコロニーレーザーが月に放たれ、ギンガナムを取り逃がす。そしてハマーンと共闘してコロニーレーザーに挑むことに。)
ジュドーはハマーンとの共闘に露骨に反感を抱くが、ベラはハマーンには手を貸すなんらかの理由があると言った。その理由は、
ブライトやアムロは知る由もなかったが、クワトロにはわかっていた。ハマーンに対し、今更過去を振り返ったところで戻れるわけではない、という
クワトロだが、ハマーンは言った。シャアは今も昔もまったく変わっていない。ララァが死んだあの日から。
もっと早くにそのことがわかっていればこうはならなかったのに、と。
だが、どちらにせよ元に戻るには遅すぎた、とハマーンは割り切ったようだった。
宇宙の渦:
ティターンズとの決戦に望むにあたり、ディアナもついに自ら御座艦ソレイユと共に戦うことを決断した。かくして、再び3艦体制がとれることに。
ギンガナムの捲土重来も予想される中、コロニーレーザーをめぐる決戦が始まった。
これはいわゆるメールシュトローム作戦であり、ハマーン側はZルートのように降伏を装い懐にもぐりこむのではなく、普通に包囲網の1角を担う。
というか、ZZルートだと、シロッコのジ・Oと戦うのはこれっきりで、正直シロッコの存在が空気…つくづく不遇な男である。だが、当のシロッコは
これでエゥーゴとハマーンを叩けば残ったグレミーなどものの数ではないと勝利を確信しているが……やっぱりカミーユがスイカバーを発動させて一撃粉砕!
あっという間に退場とあいなるのであった。
という具合にわりとあっさりティターンズは敗れるのだが、やはり、予想通りギンガナムも参戦してきた。再び∀とターンXの月光蝶がせめぎあい、
やがて両機はナノマシンの奔流に飲まれ、消えていった(戦闘中のやり取りは∀ラストバトルのそれだが、機体が繭に包まれたり、御大将がチャンバラの末に
逃げ遅れて繭に飲まれたりとかいうのはなかったナリ)
8 :モノアイガンダムズ:2014/10/24(金) 20:53:27.37 ID:v3OKZ1C/0
一方こちらはアクシズを占拠し、意気揚がるグレミー軍。そのグレミーの元にアインが現れ、「歌姫」が完成し、いつでも出せるという報告をした。
ついに「テラ・スオーノ」が完成したのだ。
だが、グレミーはアインに、ハマーンに対する切り札として使うためにアクシズに待機するよう命じた。この判断は、すぐに飛びついて使おうとすると
思っていたアインたちにとってはあてが外れた形となった。自分の手でハマーンの首を取りたいのか、それとも信用されていないのか。
シャギアはその両方だろうと判断した。だが、そのほうがこの局面でフリーハンドを保てるので、むしろ願ってもないことだ。
とりあえずはグレミーの手並みを拝見させてもらい、その後動くことにした。切り札は自分たちが握っているのだ。焦ることはない。
そしてサイド3のネオ・ジオン艦隊がアクシズへと向かい、正面決戦に乗り出すと見られた。連邦の正規軍は共倒れを狙い傍観する構えだが、
クワトロは戦闘に介入するようブライトに進言した。この位置からなら双方の戦いの横腹を突ける。
ブライトはまずハマーン軍と挟撃しグレミー軍を叩き、アクシズをコントロール下に収めて退路を断った後、ハマーンとの決戦に持ち込むという方針を定めた。
いよいよ、ネオ・ジオンとの最終決戦だ。(ここでZルート同様、決戦を前にシグとミアンの会話イベント)
バイブレーション(前):
ハマーンは少々劣勢であったが、エゥーゴの動きを見て、即座に挟撃体勢に入った。
状況の急変に、グレミーはシーマにエゥーゴの抑えを任せた。今こそデラーズの仇を討つ時と勇躍出陣するガトー。
シーマこそ取り逃がしたものの、エゥーゴは部隊を蹴散らしグレミー軍の後背へと食いつく。
形勢不利と見たグレミーは、自らニュータイプ部隊を率いて出撃する。ニュータイプ部隊の先頭に立つのは、ネオ・ジオン最強の
MSクイン・マンサを駆るプルツー。その前に単身立ちはだかるのは…プル。
プルツーを助けてあげて!というプルの声に応え、プルツーの元へと飛んでいくジュドー。そのモビルスーツから降りるんだという
ジュドーの呼びかけに、更に揺れるプルツー。そこへグレミーが割り込んできた。私の邪魔をするなと激昂するグレミーに対し、
お前の言う血の原点は(ryと原作の名シーンであるグレミー論破(でもカミーユの「その君の怒りは(ry」のアドバイスはなかった。
このルートのカミーユ空気杉。スイカバーしか出番がなかった気が…)
をかましながらの怒りのハイパービームサーベルがグレミーのバウに炸裂し、一撃で大破させてみせた。しかしグレミーはならばとクイン・マンサに乗り込み、
直接プルツーを操り戦わせるという手段に出てきた。(何気にこのプルツー&グレミーは原作にあったのに、スパロボや他のGジェネじゃ見たこと無いんだよなあ…)
プルツーを人質に取られたような形になったジュドーだが、それでもなおジュドーと、そしてプルの呼びかけは続き、受け入れかけたプルツーだが、
それを強引に連れ戻すグレミー。グレミーに引きずられて暴走気味の戦いを続けるプルツーだが、隙をついて再びジュドーがクイン・マンサに取り付き、
ついにプルツーを連れ出すことに成功した。シーマ、そしてラカンも義理は果たしたと去り、フロスト兄弟にも無意味な血の宿命に殉じた哀れな男と断じられた
グレミーは、孤独のうちにクイン・マンサと共に滅びた。
残るはハマーンとの正面決戦。激戦の中、マシュマーが、キャラが奮闘空しく倒れていき、サダラーンで指揮を執るハマーンもついに後退を余儀なくされた。
こうしてブライトらは、当初の目的であるアクシズ制圧を完了した。ただ、残されたミネバは影武者で、その身柄を押さえることはできなかった。
残るはハマーンの率いる残党だが、ジュドーはただ一人ハマーンとの決着をつけに向かおうとする。その場に居合わせたクワトロは、それは私の役目だと
ジュドーを止めたが、アンタには無理だと言い、ハマーンの最期を看取ってやると飛び出していった。
ブライトは、アクシズ残党がまだ多数いる中に一人で向かうなど無謀だと言ったが、クワトロは、ハマーンは必ず一人でくると確信していた。
9 :モノアイガンダムズ:2014/10/24(金) 20:55:12.57 ID:v3OKZ1C/0
バイブレーション(後):
というわけでZZガンダムのラストバトル。これも原作どおりなんで詳しくは割愛。死闘の末、相討ち…といいたいところだが、私の負けだな。
と、見事な最期をとげるハマーン。
だが、その後にフロスト兄弟が現れた。タイミングよくこちら側にもシグとミアンがやってきたが、その眼前で起こったのは、
アインの指示で真のテラ・スオーノがセラの手により発動され、ジュドーも含め、周辺の敵味方全てがシステムの影響で発狂するシーンであった。
怒りに任せて突っ込もうとするシグをミアンが諌め、ジュドーを連れてアクシズへと後退した。後はまた、Zルートと同様にシグとミアンの二人だけで挑むことに。
(ただし最後の夜のシグとミアンのやりとりはナシ。いろいろ手抜き臭いZZルートであった…)
終末への序曲:
突入ポイントに辿り着いたが、そこにはシーマとラカン率いる部隊が既に待ち構えていた。フロスト兄弟は今現在テラ・スオーノを止めうる唯一の力、
エゥーゴがこちらに来ると読んでいたのだ。ここに、最後の決戦が始まった。(戦闘前のやりとりはとおんなじ)。
この戦いは、数奇な運命のいたずらに翻弄された者たちの人生がひとつの区切りを迎える場でもあった。コウとガトー。かつての宿敵二人は今、轡を並べ、
シーマは裏切りを重ね彼らの敵となった。そして最後に勝ったのはコウたち。4年前より続く彼らの戦いは今ようやく全ての決着がついたのだ。
そしてフロスト兄弟はガンダムXのサテライトキャノンの前に消滅し、シグとミアンはテラ・スオーノの元へ向かった。
(ここからスペシャルモードでのみのスペシャルEDへ向かいます)
2人が最後の戦いへと向かうのを見送り、あとは待つだけだとブライトは言ったが、カミーユは言った。本当にできることはないんですか?と。
キンケドゥも自分達には戦いを見守ることすらできやしない!だが、本当に何もしないでいいのか!?と続いた。
我々は中尉たちの元へ近づくこともできないのだぞ!というブライトだが、アムロは、さっきより放射が弱くなっているから短時間なら耐えられるはずだと言った。
「やりましょう!ブライト艦長!!中尉たちだけに戦わせるなんてボクにはできない!!」
「アイツらはオレたちのために危険を冒してくれたんだ……今度はオレたちがアイツらのために戦う番だ!」
次々と声を上げるパイロット達に、ブライトもついに決断した。少数精鋭の突入部隊を編成し、援護に向かうと。
(注:Zルートだと最初に声を上げるのはジュドーになる)
10 :モノアイガンダムズ:2014/10/24(金) 20:56:28.10 ID:v3OKZ1C/0
そして、悲劇は終わる……:
ラストバトルはまたZルートと同じなので割愛。テラ・スオーノが暴走し、どうすればいいのかと悩むシグ。そこへ…
「あきらめるな!まだ、手はある……!!」
元祖主人公の面子にかけて、アムロが真っ先にやってきた。カミーユ、ジュドー、そしてキンケドゥとガロードも続いた。歴代の主人公達がここに結集したのだ。
(ウッソ、ドモン、ヒイロ、ロランはルート毎に不在なので選外。あとコウもさりげなくハブられてる。個人的にはZZルートではここで
ドモンを出さないでどうする!と怒鳴りたい気分なのだが……)
「中尉だけ危険な目に合わせるわけにはいきませんからね」
「それに、ちょうど良かったんじゃない?」
「手が出せなくて困ってるんだろ?」
「彼女を救い出せ!……オレたちが道を開く!」
この土壇場でも、やはり自分は一人ではなかった。そのことを思い知ったシグは言った。
「わかった……頼むっ!!」
そう答え、アムロのνガンダムと共に突っ込むシグ。それを追うように、ZZのハイメガキャノン、ガンダムXのサテライトキャノンの両必殺砲が火を吹き、
テラ・スオーノの主砲の巨大ビームを押し返す。更に射出したビットが迫るが、アムロはνガンダムのフィンファンネルバリアで攻撃を弾き返し、
言い放った。
「νガンダムは、伊達じゃない!」
更に、奇跡を見せてやろうじゃないか!と飛び出したキンケドゥのクロスボーンガンダムが、なんとぉーっ!と分身攻撃でビットを全て叩き落した。
そこにカミーユのZガンダムがウェイブライダーで突っ込み、その上に飛び乗り更に加速するシスクード。テラ・スオーノはなおもビームを乱射し抵抗するも、
Zのバイオフィールドにより弾き返され、そしてとどめのハイパーサーベルが一閃し、武装を破壊した。もはやシグを阻むものはない。
「助けに来た…セラ。遅くなって…すまなかったな」
「べつに、かまわないさ……シグ。こうしてオマエと会えたんだから……」
と感動の抱擁を交わすシグとセラ。ここに、シグは完全なる勝利を手にしたのだ。
そして、それから1年の時が過ぎた。セラとミアンは、最後の戦いの場所にシグを連れてきた。今日はアインの死んだ日でもある。
セラは言った。アインのしたことは許されることではない。だが、アイツにもそれなりの理由があり、悩みがあった。
だから、せめて私たちだけでもアイツのことを覚えていてやらないと寂しいじゃないか、と……
そしてシグはセラの持っていた花を受け取り、デスパーダの残骸へと手向けた。
「アイン・レヴィ…そこには、お前を見下す者も、拒絶する者もいない。せめて心安らかに眠るがいい……」
Stories are now finished
Thank you for playing
以上です。本編は終了ですが、後日譚(俺命名「哀・戦士編」男達は守るべき女達のため、女達は愛する男達のために)
がまだあったりしますので、もう少しおつきあいください。
11 :モノアイガンダムズ:2014/10/24(金) 21:06:10.40 ID:v3OKZ1C/0
本編の戦いが終結したが、各勢力の残党はまだ地球や宇宙の各地で活発に活動を行っている。そこでブライトらは連邦軍外郭部隊ロンド・ベルとして
それらを鎮圧する戦いに追われているのであった(ZZルートだと、ディアナ様がいまだに前線で戦ってるのに一寸ツッコミたいところではあるが)
ラストリゾート:
ティターンズの秘密のニュータイプ研究所に、もう明らかに旧式の陸戦ガンダム(Ez-8)で殴りこみをかけんとする者達がいた。
目的はそこに捕らわれている子供達の奪還。それは、8年ぶりの実戦に飛び出す覚悟を決めたシローとアイナであった。
研究所側も強化人間達をバウンド・ドッグに乗せて迎撃に出す。機体の性能差は圧倒的、数でも負けているが、引くわけにはいかない。
戦闘を開始するシローたちだったが、やはりバウンド・ドッグとでは勝負にならない。だがそこにブライトらがやってきた。シローたちの援護要請に、
ブライトも捕らわれた子供たちの奪還のための戦闘を開始することに。因縁のニュータイプ研究所相手の戦いということで、セラも徹底的にやらせてもらうと
発奮する。
追い詰められた研究所側は、残る戦力全てを出しての総力戦に出てきた。その中には、まだ調整が不十分な実験体、NT-001もいた。
奴らはオマエのゼロを殺そうとしているという洗脳により、こちらに憎しみを向けて攻撃をかけるNT-001。
その存在を感じ取ったセラは、NT-001を知っているようだった。それはかつて自分と同様フラナガン機関にいたレイラという少女の呼称であった。
もしかして自分同様ティターンズに捕らわれて保存されていたのではないかと考えたセラは、思い切って彼女に接近し、直接コンタクトを取ることに。
研究所の奴らに踊らされるな!私達はゼロを傷つけるつもりじゃない、ここに捕らわれた子供達を助けに来たんだというセラ。
「自分も本当はレイラと同じ人工的に作られたニュータイプ……強化人間だ。だが、ロンド・ベルの人たちは私を受け入れてくれた。
そこの研究所の奴らなんかよりよっぽど信用できる。だから私を信じて、来い!」
そのセラの力強い言葉にレイラも目覚め、マインドコントロールを跳ねのけた。
ほどなく、最大戦力であるレイラを失った敵は敗れ、ブライトは救出作戦に移り、シローたちが探していたキキとシローの二人を救出した。
元々彼らは研究所で育てられていた子供達で、脱走してきたところを二人に拾われたという。
名前もないままモルモットのように扱われていた彼らに二人が名前をつけて育てていたが、研究所からの追っ手に連れ戻されてしまい、奪還に乗り出した
ところでロンド・ベルと鉢合わせしたというわけだ。(※)
(※)ここらへんの展開は、08小隊の後日譚であるOVA「ラスト・リゾート」を参考に。要約すると、最終決戦後、脱走扱いとなったシローとアイナが、
ジャングルに隠れ住む中で、近くに不時着したフラナガンからの脱走孤児達(本編でまったく出なかったニュータイプ)の里親となり、
彼らに自分や知り合いの名前をつけてあげていた。
(その中の「シロー」と「アイナ」が亡くなっていたため、その墓を見たミゲルは、二人は亡くなっていると勘違いすることに……)
原作だと子供達はもっと大勢いたが、このゲームで出てきた2人以外にも拾い子がいるかは不明。
12 :モノアイガンダムズ:2014/10/24(金) 21:07:04.97 ID:v3OKZ1C/0
ブライトは、ロンド・ベルで全員の身柄を保護することを申し出た。シローは個人的な理由から同意をためらっていたが、アイナから子供達のためにも
あえて事情を明かして保護を受けたほうがいいと薦められ、自分達が脱走兵であることを正直に話し、子供達だけでもお願いしますと言ったが……
「その心配はいらないぜ」
と、ここで久々に出てきた漢、「赤い稲妻」ジョニー・ライデン。元ジオンだの元ティターンズだのがゴロゴロいるような部隊なら、一昔前の脱走など
とやかく言わないと。かく言う自分もネオ・ジオンを飛び出して来た元有名エースだから。知ってるだろ?と自慢半分に言うが……
「ジョニー・ライデン?すいませんけど……」
「あら?」
現実は非情である。ともあれ、ブライトは無条件での受け入れを提案し、シローとアイナは晴れて子供達共々働き口ゲット!めでてえ!!
一方、洗脳から目覚めたレイラもブライトから同行を誘われた。旧ジオンの強化人間という追われる立場にある彼女の身柄を守るための提案であるが、
レイラはゼロを探さないといけないと言った。
ゼロはムラサメ研究所にいた強化人間で、ティターンズの施設に送られた時、たった一人優しく接してくれた大切な人。
戦いに連れ出されて、それっきり行方不明の彼にもう一度会うために、彼を探し出したい。レイラの願いを聞いたブライトは、ならばゼロ捜索に協力しようと
言い、レイラもそれならばと同行を申し出た。
蒼を継ぐ者:
ネオ・ジオンのニュータイプ部隊に追われている2機のモビルスーツがあった。搭乗しているのは、寡黙な男、ユウ、そして青髪の少女マリオン。
追ってくるのはじつにドーベンウルフ×4、ゲーマルク×4、そしてキュベレイMkⅡ×8に、ザクⅢが×17という到底エンドラ1隻に積めるとは思えないような
トンデモ大部隊であり、たかが2機相手に最終決戦以上の大戦力を投入できるネオジオンって何?とかツッコむのは野暮というものだろう。
自分のせいでこんな目に遭わせてしまったことを詫びるマリオンだが、ユウは沈黙したまま『気にするな』と答えた
(ほとんどニュータイプ同士の会話。実際、アムロはユウとシミュレーター上で戦って敗れたことを憶えており、後でお互い旧交を温めあうのであるが、
ユウが一言もしゃべってるように見えないのにアムロにはなんて言ってるか分かるという妙な展開に。
ニュータイプの勘と言うか…とアムロは言うが、トーレスはホントかよ……とツッコむのであった。)
駆けつけたブライトは、事情を知るため、トーレスにユウのMSに通信を命じるが、「……」としか答えないユウ。通じていないのかといぶかしむトーレスに、
慌ててマリオンが、通じてます!すみません、ユウが無口だから自分が答えます!!と答えた。無口にも程があると呆れるブライト。
(なお、同じく無口なヒイロはこのマップ中でユウと交信可能。両方とも「……」だけで意思を通わせるシュールなイベント。
キャラ紹介にも書かれているが、これはギャザービート1作目にあったイベントの再録。)
マリオンはもとはジオンのニュータイプであり、逃げ出して追われていたところをユウに助けられたという。そういうことならただちに救出だ!と戦闘開始。
トンデモ部隊を死闘の末に撃破し、二人を収容した。
今回の一件の原因は旧ジオンで研究されていたEXAMシステム。ネオ・ジオン残党はシステムの鍵となるマリオンを捕らえようとしていたのだ。
マリオンを保護するためということで、二人ともロンド・ベル入り決定。また二人仲間が増えた。
しかしこの時ブライトにとって一番印象に残ったことは、ユウがその気になれば結構普通に喋れるということだったという……
という具合に珍しく全体的にギャグ分多目のシナリオ。(知ってるのかアストナージ!とかの他作品パロネタも飛び出すし)
13 :モノアイガンダムズ:2014/10/24(金) 21:08:03.52 ID:v3OKZ1C/0
静かなる軌跡:(Zルートからのみ)
宇宙で戦闘を行っていたロンド・ベルだが、謎の敵に包囲される。包囲軍の使用しているのは、サーペント。開発が中止されたはずの機体だ。
なんとか退けたものの、そこに司令部からクーデター発生の緊急報告が届く。
ネオ・ジオンやティターンズの残党を取り込み勢力を増したクーデター軍は、既に地球各地を制圧し、元サンクキングダム女王リリーナも人質に取ったという。
司令部からの鎮圧命令を受け、地球へ向かおうとするブライトだが、ドクターJは地球の騒動はオトリで、真の目的はオペレーション・メテオだという。
オペレーション・メテオ…元々反連邦側のコロニー勢力が企てた、地球にコロニー落としを仕掛け、
その混乱に乗じてガンダムで地球を制圧するという計画だったが、ドクターJらによりガンダムが持ち出され、
さらにグリプス戦役・ネオジオン抗争の勃発に伴い、作戦は中止されたはずだった。
が、地球圏の混乱はエウーゴの手により予想外の速さで平定され、
介入の機会を失って焦った首謀者、デキム・バートンとバートン財団はオペレーション・メテオを改めて発動させたいうのがドクターの読みだ。
(ちなみにマリーメイアたんは一切出てきません。残念でした!!トレーズがいないから仕方ないか。)
オペレーション・メテオに従った行動を取る以上、次の作戦はコロニー落としに違いない。だが問題はどこのコロニーが狙われるか、だ。
これもドクターは簡単に分かるという。自力で移動可能で軍の駐留していない小惑星…アクシズだ。
アクシズに向かう事を決断するブライト。
移動中のロンド・ベルに自称火消しの風・ゼクスもトールギスⅢと共に合流し、ノインと1年2ヶ月ぶりの再会を果たした。
エンドレスワルツ:(Zルートからのみ)
アクシズに辿り着いたロンド・ベルは戦闘を開始するが、その倍近い戦力を有するデキムはロンド・ベルは愚か者の集まりだとあざ笑う。
そして、全世界に我々の力を見せつけると戦闘の様子を全世界にむけて生中継で放映する。
だが、さすがに歴戦のエース揃いのロンド・ベルは戦力差を跳ね返し、勝利。
地球のクーデターも市民達の蜂起により失敗に終わり、アクシズ司令部もゼロカスタムのツインバスターライフルで破壊され、リリーナ救出成功!
事が片付くと、ヒイロはリリーナと会う事はなく、再び次の任務へと向かうのであった…
14 :モノアイガンダムズ:2014/10/24(金) 21:08:42.52 ID:v3OKZ1C/0
碧き惑星に沈む:(ZZルートからのみ)
サナリィよりクロスボーンガンダムの新型機が完成したとの報が入り、それを受領に行くためマザー・バンガードが一時離脱することに。
同行するMSパイロットはキンケドゥとザビーネ。
サナリィからの輸送シャトルには未来の海賊候補・トビア少年もいた。
ところが、ランデブー直前に、未知のモビルスーツによる急襲が発生。急遽クロスボーンX1&X2で迎撃に出撃することに。
襲撃してきた兵士達はかつてのクロスボーンのパイロットスーツをまとい、「ネオ貴族主義」を掲げる者たちであった。
数的不利は否めないものの、なんとか持ちこたえるキンケドゥだったが、その最中、ザビーネが頃合か、と言った。
突如、マザー・バンガードに攻撃をかけるX2。ザビーネが寝返ったのだ。裏切りの可能性も考慮して、ザビーネをマザー・バンガードに残していかない
という判断を下したキンケドゥだったが、無駄だった。
裏切ったのかというベラに対し、これは裏切りではない。私の目的ははじめからコスモ・バビロニアの復活です!とザビーネはマザー・バンガードもろとも
ベラを連れ去らせた。ザビーネを追うキンケドゥであったが、あえなくX1は敗れて撃墜された。後に残ったのは、丸腰のシャトルのみ。
ザビーネは後事を部下に任せて去ったが、それでも絶体絶命。この最大の危機に、トビアはいちかばちかでシャトルにあった新型ガンダムクロスボーンX3で出撃する。
(初めてとかいうわりにレベルがえらく高いじゃねえかとかのツッコミはなしで。)ともあれ、トビアの大活躍で残敵を一挙に掃討し、
危機を脱したものの、マザーバンガードは連れさられ、ガンダムは同士討ちという最悪の結末に船長は途方にくれるのであった。
ブライトらと合流した一行は、そのことを平謝りでブライトに伝えるも、ブライトは生き残って情報を伝えてくれただけで十分な働きだとねぎらった。
トビアは、あの時たいしたことができなかったくやしさを晴らすために、船長の許可を得てブライトに志願し、兵士として同行することに。、
トーレスがトビアからの情報と敵機から回収したデータを元に敵の進路予想の作業に入り、結果、旧サイド5の暗礁宙域へ向かっているところまでは
予測できた。範囲はまだ広く、絞りきれているとは言い難いが、これ以上は無理だということで、ここでブライトは敢えてディアナと二手に分かれて
捜索することを決定した。
万一のときは単艦での戦闘も予想される厳しい局面だが、やるしかない。暗礁空域に逃げ込まれては、取り逃がしてしまう可能性も高い。
もはや時間の猶予はないのだ。
敵意と言う名の隣人:(ZZルートからのみ)
分散行動の末に、当たりを引いたのはブライトであった。即座に追撃をかけるが、ザビーネも戦力分散は失敗だったな、と足止め部隊を展開し、
離脱に入る。だが、さすがに歴戦のエースたち。敵を蹴散らし、ネェル・アーガマをマザーバンガードに取り付かせ、白兵戦に突入する。
追い詰められたザビーネはX2で出撃し、接舷中で無防備のネェル・アーガマに狙いをつける。だが、逆転また逆転。生きていたキンケドゥが
ザビーネに攻撃をかけて阻止した。
ベラは返してもらうっ!と言うキンケドゥに、誰がキサマなどにっ!と返すザビーネ。
「ならば……海賊らしく!いただいてゆくっ!!」
と、原作でのトビアの名セリフを無断借用し、ザビーネ撃墜!
こうして見事ベラを奪還したキンケドゥだが、戦いがこれで終わったわけではない。
シーブック・アノーがセシリー・フェアチャイルドを取り返す。その日を信じて、キンケドゥは新たな戦いへと向かうのであった。
15 :モノアイガンダムズ:2014/10/24(金) 21:11:49.79 ID:v3OKZ1C/0
二人の強化人間:(ZZルートからのみ)
テキサス宙域において、もう何度目か分からない無断出撃事件が発生。犯人はレイラ。
「私……感じたんです。彼が……」
そうレイラが言った直後、ティターンズ残党軍が周囲に展開した。そして過去の罪をあがなう為、
単身その大部隊と相対するのはサイコガンダムMkⅡを駆るスネオヘアーの少年。彼こそがレイラが捜し求めていたゼロ・ムラサメ。
「待ってて、ゼロ!わたしが必ずあなたのことを助けてあげる!!」
追ってきたロンド・ベルと二人が合流を果たし、反撃開始。(これはZルート。ZZルートではゼロは洗脳され敵になっていて、レイラで交信して
正気に戻す必要あり)
こうなれば例によってあとはもう一方的……とはいかなかった。追い込まれたティターンズ側は、もうひとつの切り札を繰り出してきた。それは……
テラ・スオーノ!!(更に、その周囲にはシスクードとデスパーダの大群が展開。本来この両機はテラ・スオーノの護衛用の迎撃型&攻撃型の機体で
あり、これが本来の使用法なのである)
サイコウエーブが放たれるが、セラは落ち着けと言った。アインが死んだ今、完全な修復など無理で、能力は本来の足元にも及ばない。
ならば勝機はある。そして更に……
「過去の亡霊め……もといたところへ……アインのもとへ……帰れ!!」
「ったく!イヤなモノを思い出させてくれるじゃないか…このツケは高くつくぞ!!」
「もう同じ悲劇は繰り返させない……消えなさいっ!テラ・スオーノ!!」
因縁の相手に、シグ・セラ・ミアンは全員怒りが有頂天となり、凄まじい猛攻がテラ・スオーノに襲い掛かってきた。
もしかしてヤブヘビだった?と思った時にはもう遅い。テラ・スオーノはあっという間にガラクタと化してしまった
(テラ・スオーノのHPは7200と今作品最高を誇るも、シグがフェイズ2をクリティカルつきでぶち込むと一挙に4000くらい削られる。やってらんねー)
こうして、ティターンズ残党の最後の切り札は潰えた。今回勝てたのは、ひとえにあの機体がまだ未完成状態であったからだ。
もちろんティターンズ側も完全な状態にしようとニュータイプを集めていた。レイラやゼロが狙われていたのもそのためだったわけだ。
前回に残骸を残したことが原因なので(ノーマルEDのラストシーン参照。あの後あの残骸が回収されたのだろう。スペシャルEDではデスパーダの残骸は
あるが既にテラ・スオーノの残骸はない)
今度は完全に破壊して禍根を断つことに。
一方こちらはシグとセラ。セラは、やはり因縁のテラ・スオーノとの再会を少し引きずっているようだった。とはいっても、2、3日は寝覚めが悪くなりそうな
程度だが。
テラ・スオーノに取り込まれたとしても、また助けてくれるのだろう?というセラに、何度でも助けてやるさ、と返すシグ。
そんなしんみりした雰囲気をぶち壊しにするのは、やっぱりミアンであった。なんだ、お前もシグといちゃつきたかったのか。
だったら連れて行くといいと言うセラの態度に余裕ぶってるし!とむしろ怒るミアン。という具合に一年戦争の頃とまったく変わらないレベルの
女の戦いを繰り広げる二人に、相変わらずギャルゲ主人公っぽい鈍感ぶりなシグ。三人の関係のほうはまだまだこれからというところか。
モノアイガンダムズ、これにて本当に完結!!足掛け5年の無駄に長いストーリー解説にお付き合い、ありがとうございました!
なお、シグとセラは後にニンテンドーDSの「GジェネレーションDS」にも登場し、彼らの別の物語も綴られます。