GOD EATER(ゴッドイーター)
part54-57~62(2011年4月にwiki直接編集で変更・追記)
<<世界観>> 西暦2050年頃、地球上に既存の生物とは構造が大きく異なる生命体が発見された。 それは生物、非生物を問わずあらゆるものを「捕喰」することで爆発的に増殖し、多種多様に変化していった。彼らは極東地方に伝わる八百万(やおよろず)の神々になぞらえられ、「荒神(アラガミ)」と呼ばれるようになった。 人類はアラガミを排除しようと試みたが、通常兵器はことごとく通用せず(ものによっては核爆発でさえ捕喰した)、対抗手段のない人類はアラガミに喰われていく一方であった。多い時には一日に10万人近くも捕喰され人口は激減。多くの都市が壊滅した。 アラガミの脅威に対抗すべく、世界中で研究が急ピッチで行われた。 そんな中、北欧の製薬会社「フェンリル製薬」は、研究の末アラガミの体組織を構成する「オラクル細胞」の一部性質解読に成功。この発見をきっかけにさまざまな新技術が開発され、ついにアラガミを殺しうる兵装「神機(じんき)」を作りだす。人類はアラガミに食い尽くされようとしていた土壇場のタイミングで、彼らへの対抗手段を得ることができたのである。 フェンリル製薬は研究成果を秘匿、独占することで莫大な富と権力を手中に収める。組織名も「フェンリル」と改め、世界を牛耳っていった。 西暦2071年、フェンリル極東支部。 かつて「日本」と呼ばれた国が存在した地域に設立されたこの組織に、最新型の神機使い(プレイヤーの分身)が配属されたところからゲーム本編は始まる。<補記1:オラクル細胞について>・オラクル細胞は単細胞生物に近い構造をしているが、それ単体で考え、捕喰に特化した器官を有するため、あらゆる物体を取り込むことができる。・取り込んだ物体に応じてさまざまに形状、性質を変化させる。・オラクル細胞は複数集まって群体を形成することがある。これが「アラガミ」である。・偏食傾向があるらしく、捕喰しづらい(もしくは見向きもしない)物質が存在する。この偏食傾向は「偏食因子」と呼ばれる物質によってある程度制御が可能。<補記2:アラガミについて>・「コア」と呼ばれる器官の制御のもと、無数のオラクル細胞が集まって生まれた生命体が「アラガミ」である。・アラガミに対し、通常兵器は全くの無力。銃弾やミサイルを撃ちこんだとしても、すぐさま捕喰、再生されてしまう。神機を使わない限り有効打は与えられない。・神機を用いて攻撃すれば、アラガミを活動停止状態にまで追い込むことが可能。しかし、倒したアラガミはオラクル細胞の収束が解けて四散するが、それらはまたいつか別の群体を形成してしまう。そのためアラガミの完全根絶は現時点ではほぼ不可能となっている。<補記3:神機と神機使いについて>・神機の正体は「人の手によって制御されたアラガミ」である。神機の中枢にはアラガミから取り出されたコアが存在しており、これがオラクル細胞を変化させて武装を形成する。 ・2071年現在、神機は「剣型」と「銃型」が存在し、さらに剣型は刀身の長さによってショート、ロング、バスターに、銃型は銃身の分類によってスナイパー、アサルト、ブラストに分かれている。旧型神機はどちらか片方の形態しかとれないが、新型は剣型と銃型を必要に応じて自在に変形させられる。 ・剣型にはオプションでシールドを取り付けることが可能。オラクル細胞で形成されているため防御力は高く、偏食因子を含ませることでアラガミからの捕喰は最低限に抑えられる。 ・剣型は刀身に偏食因子を含ませることでアラガミからの捕喰を防ぎつつ、こちら側からは捕喰行動を行う。その結果アラガミのオラクル細胞を削り取ることが可能で、やがて相手は再生不能、活動停止状態に至る。 ・銃型はオラクル細胞を変化させて形成した「オラクルバレット」を相手に射出可能。偏食因子を含ませることで捕喰を防ぎ、さらに高熱、超低温など属性を帯びさせることも可能。アラガミに対し有効打を与えられる。ただしオラクルバレットの形成には当然ながらオラクル細胞が必要となるため、射出用のオラクル細胞を何らかの形で補給する必要が出てくる。 ・神機はアラガミ同様、あらゆるものを補喰しようとする。そのため偏食因子が含まれていない物質で触れることは厳禁。神機使いは自身に偏食因子を定期的に投与することで、神機から自分の身を保護しているのだが、偏食因子もまたオラクル細胞である。ということは…?<補記4:偏食因子開発秘話> 偏食因子の発見とオラクル細胞に関する研究が進んだ結果、「オラクル細胞を武器に転用し、かつ武器自身に食べられないようにするため操作する人間にも偏食因子を埋め込む」ことに成功すれば、アラガミに対抗できることが明確となった。だが、偏食因子の転写は難しく、マウスを使った実験でこそある程度の成果は上がっていたが、人間が対象では成功率は未知数であった。 しかし、偏食因子の研究者であるヨハネス・フォン・シックザールとその恋人アイーシャ・ゴーシュは、ハイリスクを承知の上でアイーシャの胎内にいる自分達の子供に偏食因子を投与。その結果、「生まれながらにして偏食因子を持つ人間」が生まれたが、アイーシャ自身は投与されたオラクル細胞によってアラガミ化。ヨハネスと実子以外の人間を暴食し命を落とした。その後ヨハネスは研究者からフェンリル極東支部支部長へと異動となり、実子ソーマとともに日本に渡った。 一方その頃、同じ研究者でありヨハネスとアイーシャの友人であるペイラー・榊はアイーシャの子供に埋め込んだものよりはるかに低リスクの偏食因子を発見。フェンリルはその偏食因子に合わせた神機の製作と、それに適合する人間(=神機使い)の捜索、スカウトに力を入れるようになった。
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