ザ・ロード・オブ・キング
連絡用掲示板・議論スレ-95~97
95 :ザ・ロード・オブ・キング:2016/08/05(金) 00:59:22 ID:??? ■ザ・ロード・オブ・キング 1989年ファミコン発売の横スクロールアクション。アーケードと絵が全然違う、というか設定が違う。
●OP ???「ローシュ……ローシュ……ローシュ…待っています。」 ローシュ「また、あの夢か…! 僕はローシュ! ハイスクールの一年生だ。」 ローシュ「あの夢は、いったいなんなのだろう。そして、彼女は……。そしてあの日、僕は通学路を歩いていた。」 ???「ローシュ……ローシュ……。」 ローシュ「なんだ……。」(通学路から夕陽を見るローシュ、すると画面が光る。)
ローシュ「う……。ここは、どこだ……。」 (ファンタジーの鎧を着用していたローシュ、目の前に蝶の羽の小さな妖精がいる。) キューティ「ここは、レムリア。私の名前は、キューティ。あなたを、この世界へ招いたのは私よ。」 ローシュ「なんだ、このおもちゃは?」 キューティ「失礼ね。まあいいわ。今から、話す事を良く聞いて!!」 ローシュ「えっ……。」 キューティ「あなたの夢の中に現れた人は、この国の王女トンプソン姫よ。」 キューティ「姫様は、マクマホンという魔法使いに囚われているの。ローシュ、お姫様を助け出して…。」 ローシュ「そんなこと、俺にできるわけないだろう。」 キューティ「ローシュ、あなたはこの世界に選ばれた戦士。色々な力を使うことが出来るわ。それに……。」 キューティ「あなたを元の世界に戻せるのは、お姫様だけなの。私には、その力はないの。」 ローシュ「そんな……。」 キューティ「この魔法の斧を使って。他に元の世界へ戻る方法は無いわ。」 キューティ「マクマホンには、たくさんの魔物が護衛についてるわ。まず、これらを倒さなきゃ。」 ローシュ「…………ちくしょー。やってやろうじゃないかー。」
●ラウンド1 クリア リッチ「マクマホン様! シーザー(一面のボス)が何者かに……。」(玉座の魔法使いに、報告する骸骨のリッチ。) マクマホン「馬鹿者! あれは、トンプソンの使いキューティに呼ばれた異世界の人間だ。」 リッチ「まさか……。キューティは、私がブロックの中に閉じ込めたはず……。」 マクマホン「これを見ろ。(鏡にローシュとキューティが映し出される。)この世界では異世界の人間のパワーは強い。」 マクマホン「厄介な存在だ。必ず消せ! 私が、トンプソンの力を取り込むまでに。」 リッチ「はっ……。」
96 :ザ・ロード・オブ・キング:2016/08/05(金) 00:59:51 ID:??? ●ラウンド2 クリア (焚火の前に座り休むローシュ、その肩に座るキューティ。) キューティ「ねえ、ローシュ!」 ローシュ「うん?」 キューティ「早く元の世界に戻りたい?」 ローシュ「そうだな……。でもどうして?」 キューティ「ん……。なんとなく…ね。テレネアは、とおいからね……。」
●ラウンド3 クリア マクマホン「感じる……。やつらは、すぐそこまで来ているぞ。」 リッチ「ご安心を。ここは、我らのテリトリー。もうこれ以上、ここには近づけません。」 リッチ「トンプソンのスペルシールドも強化してあります。これで、キューティとテレパスできません。」 トンプソン「あなたがたの思うようにはなりません。ローシュとキューティは必ずやってきます。」 マクマホン「フッ、小賢しい。人間やフェアリーに何が出来る。お前のスペルパワーを吸収して、」 マクマホン「この世界を破壊してやるわ。やつらは、もう我らの手のうちなのだ。ハーッハハハ。」
●ラウンド4 クリア ローシュ「ついにやってきたな……。」(夕日に照らされる岩の上にそびえたつお城。) キューティ「あれが、テレネア城よ。」 ローシュ「ああ、いくぜ! キューティ!」
●ラウンド5 クリア ローシュ「なんだ、ここは! 本島に城の中なのか?」 キューティ「ローシュ、気をつけて、ここは、迷路になってるの。まって、お姫様の声が聞こえる。」 トンプソン「目印に注意するのです。そうすれば、……ここに……。」 ローシュ「声が、聞こえなくなった……。」 キューティ「スペルシールドされてるのね……。」 ローシュ「目印か……。よーし!!」
●ラウンド6-1 ボス戦前 リッチ「ようこそ異世界の勇者よ。私の名は、ビッグメイジリッチ!!」 キューティ「お姫様は、どこなの。」 リッチ「フフ……。うるさいハエだ。姫は、もうすぐマクマホン様のしもべとなる。」 ローシュ「ふざけるな!! 俺が貴様らを、潰してやる。」 リッチ「元気のいいことだ……。それは、私を倒してからいうのだな。」
97 :ザ・ロード・オブ・キング:2016/08/05(金) 01:00:14 ID:??? ・ラウンド6-1 クリア ローシュ「やったぜ!! う……。」 リッチ「フッフフ、よくやったよ。異世界の勇者よ。しかし、私の命と引き換えにお前の命を奪う魔法をかけた。」 リッチ「お前も道連れにしてやる。マクマホン様。永遠なれ……。フッフフフ! ハーッハッハッハッ!」 ローシュ「う……ちくしょう。」(跪くローシュ。) キューティ「ローシュ! ローシュよく聞いて。メイジリッチの封印は誰にも消せない。誰かが、身代わりになる以外は。」 ローシュ「キューティ、まさか。」 キューティ「ローシュ、この世界に、無理に呼んで、ごめんなさい。」 ローシュ「キューティ、やめるんだ!」 キューティ「あなたには、お姫様を助けてもらわねば……。」 ローシュ「でも、お前が……。」 キューティ「私は、いいのよ。さよなら、ローシュ。そして、またいつか…ね。」 ローシュ「キューティ!! あうっ……! ……キューティ!! くっそー! マクマホンめ!!」
●ラウンド6-2 ボス戦前 (エレベーターで上にあがって部屋ごとに中ボスラッシュ、そしてマクマホンの玉座に着く。) マクマホン「ついにここまできたか。どうやらお前を殺さなければならぬ運命らしいな。」 ローシュ「そうは、いかないぜ。色んな物を背負ってここまで来たんだ。トンプソン姫は、返してもらう。」 ローシュ「そして……命は……もらうぜ……。」 マクマホン「フ……若造が……。まあいい、姫はここだ!」 トンプソン「ローシュ、気を付けるのです。マクマホンの実体は……。」 マクマホン「私が、この世界を支配する姿を、彷徨った魂となり見届けるが良い。」 ローシュ「そう簡単にいくかな!」
・ラウンド6-2 クリア トンプソン「ローシュ……。あなたの努力に感謝します。」 ローシュ「俺の力じゃない……。キューティのおかげさ……。」 トンプソン「ええ……。彼女には、気の毒な事を。あなた方の力によってこのレムリアは守られ人々は、救われたのです。」 トンプソン「レムリアに戻り、私達のもてなしを受けてください。」 ローシュ「…………。戻してくれないか? 元の世界に。ここにいるのは、辛いんだ。」 トンプソン「わかりました。レムリアの人々は、あなたの事を忘れないでしょう。ローシュ……、あなたの世界で幸せに。」
ローシュ「そして、僕は、帰ってきた。前と変わらない平凡な日常の中で生活を送っている。」 ローシュ「あれは、夢だったのか……?」(歩いていると、キューティの顔の女性とすれ違う。)「えっ……。君は……。」 キューティ「ローシュ……。ローシュ……。ローシュ、ローシュ!! ローシュ、会いたかったよ!」 ローシュ「ああ、キューティ、でも、どうして、……ん。そうだったのか!」 トンプソン「ローシュ、キューティ! 私からの貴方たちへのせめてもの恩返しです。」 (抱き合うローシュとキューティ。夕日にトンプソン姫の顔が映し出されていた。) おわり
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